JPH062105Y2 - 防滴型筐体 - Google Patents
防滴型筐体Info
- Publication number
- JPH062105Y2 JPH062105Y2 JP1987012775U JP1277587U JPH062105Y2 JP H062105 Y2 JPH062105 Y2 JP H062105Y2 JP 1987012775 U JP1987012775 U JP 1987012775U JP 1277587 U JP1277587 U JP 1277587U JP H062105 Y2 JPH062105 Y2 JP H062105Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- main body
- opening
- drip
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は簡易な構成にて防滴効果を向上させる温度計等
の機器を収容する防滴型筐体に関するものである。
の機器を収容する防滴型筐体に関するものである。
[従来の技術] 本考案が適用される例えば温度計を収容する従来の防滴
型筐体は、第4図に示すように、温度計本体1と該本体
1の蓋体を構成する、例えば表示パネル部2との固定に
際して、Oリング3を温度計本体1と表示パネル部2と
の間に介在させ、ビス4にて仮止めした後、表示パネル
部2を本体1側に手で押圧しながら、ビス5にてパネル
2に固着された足部6をネジ止めし、本体1と表示パネ
ル部2との密着性を保持させている。
型筐体は、第4図に示すように、温度計本体1と該本体
1の蓋体を構成する、例えば表示パネル部2との固定に
際して、Oリング3を温度計本体1と表示パネル部2と
の間に介在させ、ビス4にて仮止めした後、表示パネル
部2を本体1側に手で押圧しながら、ビス5にてパネル
2に固着された足部6をネジ止めし、本体1と表示パネ
ル部2との密着性を保持させている。
[考案が解決しようとする問題点] この従来方式では、表示パネル部2を手で押圧しながら
ネジ止めしなければならず、この作業が煩わしく、充分
にOリングを押圧しないままネジ止め固定されることが
多々あった。このため、防滴性能が不安定でありまた、
作業に手数を要していた。
ネジ止めしなければならず、この作業が煩わしく、充分
にOリングを押圧しないままネジ止め固定されることが
多々あった。このため、防滴性能が不安定でありまた、
作業に手数を要していた。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上述の問題点に鑑みて提案されるもので、簡易
な構成により、分解・組立が容易で確実な防滴効果の得
られる防滴型筐体を提供することを目的としている。
な構成により、分解・組立が容易で確実な防滴効果の得
られる防滴型筐体を提供することを目的としている。
この目的を達成する一手段として、本実実施例の防滴型
筐体は以下の構成を備える。
筐体は以下の構成を備える。
即ち、開口部を有する筐体本体と、該筐体本体の開口部
を閉塞する蓋体と、該蓋体と前記筐体本体の前記開口部
面端部との間に環状に設けられ前記蓋体と前記開口部と
を液密に保持し得る弾性体と、前記筐体本体の前記開口
部面より所定長離間した前記筐体本体の前記開口部端部
位置及び前記蓋体端部近傍位置の一方に凹部を他方に凸
部を互いに係合可能に配設した係合部と、前記係合部に
より前記蓋体と前記筐体本体とを係合状態に維持しつつ
前記筐体本体と前記蓋体とを、前記弾性体を介して前記
筐体本体の前記開口部面に液密に係止する係止部とを備
える。
を閉塞する蓋体と、該蓋体と前記筐体本体の前記開口部
面端部との間に環状に設けられ前記蓋体と前記開口部と
を液密に保持し得る弾性体と、前記筐体本体の前記開口
部面より所定長離間した前記筐体本体の前記開口部端部
位置及び前記蓋体端部近傍位置の一方に凹部を他方に凸
部を互いに係合可能に配設した係合部と、前記係合部に
より前記蓋体と前記筐体本体とを係合状態に維持しつつ
前記筐体本体と前記蓋体とを、前記弾性体を介して前記
筐体本体の前記開口部面に液密に係止する係止部とを備
える。
[作用] 以上の構成において、係合部の凹部と凸部とを係合させ
た後、蓋体を係合部を略中心軸として回転させ、係止部
により蓋体を弾性体を介して筐体本体の開口部面に液密
に係止することにより、蓋体及び弾性体を無理に押圧す
ること無しに、充分に圧縮されて充分な防滴効果が得ら
れる。
た後、蓋体を係合部を略中心軸として回転させ、係止部
により蓋体を弾性体を介して筐体本体の開口部面に液密
に係止することにより、蓋体及び弾性体を無理に押圧す
ること無しに、充分に圧縮されて充分な防滴効果が得ら
れる。
しかもこの場合においても、係合部の凸部と凹部とを係
合させる時に、弾性体を無理に押圧等する必要も無く、
非常にスムーズに係止できる。
合させる時に、弾性体を無理に押圧等する必要も無く、
非常にスムーズに係止できる。
[実施例] 以下、添付図面に従って本考案の実施例を詳細に説明す
る。
る。
[第1実施例] 第1図は本考案に係る一実施例であって、温度計本体1
と温度表示パネル2aの取り付けられた表示パネル部2
との間には、Oリング3が配置されている。このOリン
グ3は表示パネル2に配設された凹部2bに一部が嵌入
されている。4は本体上面の両端部近傍に設けられたパ
ネル部固定用のビスであって、本体1と表示パネル部2
間を後述する下部に配設されている係止部との連係によ
りOリング3を圧接し、両者間を確実に液密に固定す
る。表示パネル部2の下面端部には、断面略L字形の、
本体方向に突設され上方に突出する突部9を備える突設
部8が配設されており、本体1の突設部8の突部9係合
面には凹部7が設けられている。
と温度表示パネル2aの取り付けられた表示パネル部2
との間には、Oリング3が配置されている。このOリン
グ3は表示パネル2に配設された凹部2bに一部が嵌入
されている。4は本体上面の両端部近傍に設けられたパ
ネル部固定用のビスであって、本体1と表示パネル部2
間を後述する下部に配設されている係止部との連係によ
りOリング3を圧接し、両者間を確実に液密に固定す
る。表示パネル部2の下面端部には、断面略L字形の、
本体方向に突設され上方に突出する突部9を備える突設
部8が配設されており、本体1の突設部8の突部9係合
面には凹部7が設けられている。
なお、この係合部は、本体1の下面と表示パネル部2の
下面全体に渡って設けられている必要はなく、下部の両
端部近傍に配設されていればよい。
下面全体に渡って設けられている必要はなく、下部の両
端部近傍に配設されていればよい。
また本体1上部には乾電池収納部20があり、乾電池収
納部20に収納された乾電池は、ボルト22で本体1に
固定される乾電池収納部蓋体21より固定される。この
乾電池収納部蓋体21と本体1間にはOリング23が配
設され、両者を液密に保つ。更に本体1の下部には、ビ
ス10により基板25が固定され、基板25上には電気
回路26が配設されている。この基板25の他方端部は
本体1の基板係止凹部27により位置決めされている。
そして、基板25上には摺動自在に保持されたコネクタ
部28が配設されている。
納部20に収納された乾電池は、ボルト22で本体1に
固定される乾電池収納部蓋体21より固定される。この
乾電池収納部蓋体21と本体1間にはOリング23が配
設され、両者を液密に保つ。更に本体1の下部には、ビ
ス10により基板25が固定され、基板25上には電気
回路26が配設されている。この基板25の他方端部は
本体1の基板係止凹部27により位置決めされている。
そして、基板25上には摺動自在に保持されたコネクタ
部28が配設されている。
[第2実施例] 本発明の係止部は第1図の形状に限るものではなく、凹
部を表示パネル側に設け、突部を本体側に設けてもよ
い。
部を表示パネル側に設け、突部を本体側に設けてもよ
い。
この様に構成した例を第2図に示す。
第2図図示の如く、本体1の下部の両端部近傍には上方
に突出する突部31が配設されており、表示パネル部2
の下部両端部近傍の突部31係合位置には、該突部31
が嵌入される凹部32を形成する断面略L字形の係合ア
ーム33が配設されている。そして、本体1と表示パネ
ル部2との係止位置決めは、突部31と係合アーム33
の下方突出部34との係合位置と、上部のビス4の締付
け位置により定まる。
に突出する突部31が配設されており、表示パネル部2
の下部両端部近傍の突部31係合位置には、該突部31
が嵌入される凹部32を形成する断面略L字形の係合ア
ーム33が配設されている。そして、本体1と表示パネ
ル部2との係止位置決めは、突部31と係合アーム33
の下方突出部34との係合位置と、上部のビス4の締付
け位置により定まる。
[温度計の組立て方法] 温度計の組立に際しては、まず電気回路26の取付けら
れた基板25を、ビス10により本体1に固定し、本体
1と表示パネル部2との凹部7又は凹部32内に突部9
又は突部31を嵌合させ、Oリング3をその弾性に抗し
て、この係合部と上部のビス4の締付け位置とで規制さ
れる位置まで圧接する。即ち、まず第3図(a)に示す
如く、係合部を構成する突部と凹部とを嵌合する。そし
て第3図(b)のように表示パネル部2を回動させて上
部を本体側に軽く当接させ、次に両端のビス4を締付け
ることにより、確実かつ簡単に表示パネル部2と本体1
とを液密に固定されることができる。なお、第3図
(a),(b)は第1実施例を基に描いているが、第2
実施例においても同様である。
れた基板25を、ビス10により本体1に固定し、本体
1と表示パネル部2との凹部7又は凹部32内に突部9
又は突部31を嵌合させ、Oリング3をその弾性に抗し
て、この係合部と上部のビス4の締付け位置とで規制さ
れる位置まで圧接する。即ち、まず第3図(a)に示す
如く、係合部を構成する突部と凹部とを嵌合する。そし
て第3図(b)のように表示パネル部2を回動させて上
部を本体側に軽く当接させ、次に両端のビス4を締付け
ることにより、確実かつ簡単に表示パネル部2と本体1
とを液密に固定されることができる。なお、第3図
(a),(b)は第1実施例を基に描いているが、第2
実施例においても同様である。
続いて乾電池を乾電池収納部20に収納し、乾電池収納
部蓋体21を被せ、これをボルト22で本体1に固定す
る。これに伴ない、Oリング23の働きで乾電池収納部
蓋体21が本体1に対して液密になる。それと前後して
ビス24により基板25上に摺動自在に保持されたコネ
クタ部28を表示パネル部2側に引き寄せ、表示パネル
部2とコネクタ部28との間に配設されたOリング11
により液密に封止する。
部蓋体21を被せ、これをボルト22で本体1に固定す
る。これに伴ない、Oリング23の働きで乾電池収納部
蓋体21が本体1に対して液密になる。それと前後して
ビス24により基板25上に摺動自在に保持されたコネ
クタ部28を表示パネル部2側に引き寄せ、表示パネル
部2とコネクタ部28との間に配設されたOリング11
により液密に封止する。
[考案の効果] 以上述べてきたように、本考案によれば、簡易な構成に
より分解・組立が容易で確実な防滴効果の得られる防滴
型筐体が得られ、実用滴には極めて有用である。即ち、
係合部の凹部と凸部とを係合させた後、蓋体を係合部を
略中心軸として回転させ、係止部により蓋体を弾性体を
介して筐体本体の開口部面に液密に係止することによ
り、蓋体及び弾性体を無理に押圧すること無しに、充分
に圧縮されて充分な防滴効果が得られる。
より分解・組立が容易で確実な防滴効果の得られる防滴
型筐体が得られ、実用滴には極めて有用である。即ち、
係合部の凹部と凸部とを係合させた後、蓋体を係合部を
略中心軸として回転させ、係止部により蓋体を弾性体を
介して筐体本体の開口部面に液密に係止することによ
り、蓋体及び弾性体を無理に押圧すること無しに、充分
に圧縮されて充分な防滴効果が得られる。
しかもこの場合においても、係合部の凸部と凹部とを係
合させる時に、弾性体を無理に押圧等する必要も無く、
非常にスムーズに係止できる。
合させる時に、弾性体を無理に押圧等する必要も無く、
非常にスムーズに係止できる。
第1図は本考案に係る一実施例の断面図、 第2図は本考案に係る他の実施例の断面図、 第3図(a),(b)は本実施例の本体と表示パネル部
との固定手順を示す図、 第4図は従来例の部分断面側面図である。 図中、1…温度計本体、2…表示パネル部、3,11,
23…Oリング、4,10,24…ビス、7,32…凹
部、8…突設部、9,31…突部、20…乾電池収納
部、21…乾電池収納部蓋体、22…ボルト、25…基
板、26…電気回路、28…コネクタ部、33…係合ア
ームである。
との固定手順を示す図、 第4図は従来例の部分断面側面図である。 図中、1…温度計本体、2…表示パネル部、3,11,
23…Oリング、4,10,24…ビス、7,32…凹
部、8…突設部、9,31…突部、20…乾電池収納
部、21…乾電池収納部蓋体、22…ボルト、25…基
板、26…電気回路、28…コネクタ部、33…係合ア
ームである。
Claims (2)
- 【請求項1】開口部を有する筐体本体と、 該筐体本体の開口部を閉塞する蓋体と、 該蓋体と前記筐体本体の前記開口部面端部との間に環状
に設けられ前記蓋体と前記開口部とを液密に保持し得る
弾性体と、 前記筐体本体の前記開口部面より所定長離間した前記筐
体本体の前記開口部端部位置及び前記蓋体端部近傍位置
の一方に凹部を他方に凸部を互いに係合可能に配設した
係合部と、 前記係合部により前記蓋体と前記筐体本体とを係合状態
に維持しつつ前記筐体本体と前記蓋体とを、前記弾性体
を介して前記筐体本体の前記開口部面に液密に係止する
係止部とを備え、 前記凹部と凸部とを係合させた後、前記蓋体を前記係合
部を略中心軸として回転させ、前記係止部により前記蓋
体を前記弾性体を介して前記筐体本体の前記開口部面に
液密に係止することを特徴とする防滴型筐体。 - 【請求項2】係止部はネジ構造であり、蓋体を筐体本体
にネジ止めにより係止固定可能とすることを特徴とする
実用新案登録請求の範囲第1項記載の防滴型筐体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987012775U JPH062105Y2 (ja) | 1987-02-02 | 1987-02-02 | 防滴型筐体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987012775U JPH062105Y2 (ja) | 1987-02-02 | 1987-02-02 | 防滴型筐体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63122223U JPS63122223U (ja) | 1988-08-09 |
JPH062105Y2 true JPH062105Y2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=30801217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987012775U Expired - Lifetime JPH062105Y2 (ja) | 1987-02-02 | 1987-02-02 | 防滴型筐体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062105Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57138096U (ja) * | 1981-02-23 | 1982-08-28 |
-
1987
- 1987-02-02 JP JP1987012775U patent/JPH062105Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63122223U (ja) | 1988-08-09 |
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