JPH08129919A - グロメット - Google Patents

グロメット

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Publication number
JPH08129919A
JPH08129919A JP6267672A JP26767294A JPH08129919A JP H08129919 A JPH08129919 A JP H08129919A JP 6267672 A JP6267672 A JP 6267672A JP 26767294 A JP26767294 A JP 26767294A JP H08129919 A JPH08129919 A JP H08129919A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grommet
panel
hole
locking claw
face
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6267672A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Mizutani
俊夫 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP6267672A priority Critical patent/JPH08129919A/ja
Publication of JPH08129919A publication Critical patent/JPH08129919A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 グロメットにおいて、パネルに取り付け時の
ガタツキを無くして、シール性能を向上すること。 【構成】円板状の基部8bに複数本の係止爪8dを一体
成形したホルダー8と、ホルダーの基部に嵌着されてワ
イヤハーネスW/Hの外周をシールする筒状シール部9
bと、上記パネルの一方の面をシールするリング状シー
ル部9cとを有するグロメット本体9とを備える。係止
爪の基部と係止立ち上がり面部8fとの間の外面8e
を、該係止立ち上がり面部の方向に立ち上がる傾斜面に
形成して、傾斜面が貫通孔の内面に当接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤハーネスを挿通
した貫通孔に装着するグロメットに関し、特に、グロメ
ットにおけるシール性能の向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図4に示すように、例えば、自動
車用エアクリーナ1のパネル2のあけた貫通孔2aにワ
イヤハーネスW/Hを挿通する場合に、この貫通孔2a
にグロメット3を装着してシールすることが提案されて
いる。(実開昭61−67484号公報参照)
【0003】上記グロメット3は、図5(A)に詳細に
示すように、円板状の基部4aに、複数本の係止爪4b
を一体成形したホルダー4と、このホルダー4に嵌着し
たグロメット本体5とを備えている。このグロメット本
体5は、上記ワイヤハーネスW/Hの外周をシールする
筒状シール部5aと、上記パネル2の貫通孔2aの一方
の面2bをシールするリング状シール部5bとを有す
る。
【0004】このグロメット3は、パネル2の一方の面
2bから係止爪4bを貫通孔2bに差し込んで、他方の
面2cの貫通孔2aの内縁部2dに係止爪4bを係止す
ることにより、パネル2に取り付けられる。なお、係止
爪4bの外面4cは、パネル2に対してほぼ直交する平
坦な面を形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記パ
ネル2の貫通孔2aは、成形時の成形型の抜き公差によ
り内径が大きくなることがある。また、上記ホルダー4
の係止爪4bは、成形時のヒケ等により内方に撓むこと
がある。このような場合には、パネル2の貫通孔2aの
内面とホルダー4の係止爪4bの外面との間に隙間tが
生じるようになる。
【0006】このため、ホルダー4にガタツキが発生し
て、図5(B)に示すように、グロメット本体5のリン
グ状シール部5bがパネル2の面2bに接触しなくな
り、シール性能が低下するという問題がある。また、図
5(C)に示すように、じょうき隙間tが大きい場合に
は、ガタツキがひどくなり、係止爪4bが貫通孔2aの
内縁部2dから外れて、グロメット3がパネル2から脱
落するおそれもある。
【0007】本発明は、上記問題を解消するためになさ
れたもので、グロメットをパネルに取り付けたときのガ
タツキを無くして、シール性能を向上することを目的と
してなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】従って、請求項1は、パ
ネルに設けたワイヤハーネスを挿通するための貫通孔に
装着するグロメットであって、上記パネルの一方の面か
ら貫通孔に差し込んで、他方の面の貫通孔の内縁部に係
止される係止爪を備え、該係止爪の基部と係止立ち上が
り面部との間の外面を、該係止立ち上がり面部の方向に
立ち上がる傾斜面に形成して、該傾斜面が貫通孔の内面
に当接することを特徴とするグロメットを提供するもの
である。
【0009】具体的には、上記グロメットは、円板状の
基部に複数本の係止爪を一体成形したホルダーと、該ホ
ルダーの基部に嵌着されて上記ワイヤハーネスの外周を
シールする筒状シール部と、上記パネルの一方の面をシ
ールするリング状シール部とを有するグロメット本体と
を備える構成とすることが好ましい。(請求項2)
【0010】
【作用】請求項1のグロメットでは、係止爪の基部と係
止立ち上がり面部との間の外面を、係止立ち上がり面部
の方向に立ち上がる傾斜面に形成すると共に、この傾斜
面を、貫通孔の内面に当接させるようにしたから、パネ
ルの貫通孔の内径が大きくなったり、係止爪が内方に撓
むことがあっても、パネルの貫通孔の内面に対向する係
止爪の傾斜面は、係止爪の内外方への弾力が損なわれな
いので、常に貫通孔の内面に弾力で当接するようにな
る。
【0011】したがって、パネルの貫通孔の内面とグロ
メットの係止爪の傾斜面との間に隙間が生じなくなるか
ら、グロメットにガタツキが発生しなくなり、グロメッ
トのシール部がパネルの面に常に接触してシール性が向
上する。また、ガタツキが発生しないので、グロメット
がパネルから脱落することもない。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。なお、図4以下の従来技術と同一構成・作用の
箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。図1及
び図2に示すように、自動車のパネル2には、貫通孔2
aが設けられ、該貫通孔2aは、パネル2の一方の面2
bから他方の面2cの方向へリング状に打ち出し成形さ
れている。
【0013】一方、グロメット7は、合成樹脂製のホル
ダー8と、ゴム製のグロメット本体9とで構成されてい
る。上記ホルダー8は、ワイヤハーネスW/Hが挿通す
る中心穴8aを有する円板状の基部8bの一方の面8c
に、円周上等角度間隔(例えば、90度間隔)で、上記
一方の面8cから直角方向に伸長する複数本の係止爪8
d,…,8dを一体成形している。
【0014】図3に詳細に示すように、各係止爪8dの
外面8eは、基部8bから係止爪8dの係止立ち上がり
面部8fの方向に立ち上がる傾斜する外面(符号b参
照)8eに形成して、上記パネル2の貫通孔2aの内面
2eに対向する傾斜外面8eが貫通孔2aの内面2eに
常に当接するように設定している。なお、上記した従来
のグロメットでは、外面8eは、符号aに示すように、
基部8bの一方の面8cと直角な平坦な面になるように
形成していた。
【0015】即ち、上記係止爪8dの外面8eを、本発
明のような傾斜外面8eに形成しないで、従来のような
平坦な外面8eに形成するだけであれば、パネル2の貫
通孔2aの内面2eとの間の隙間tを無くすために、係
止爪8dを外面8eの方向に厚くしてフラットな外面8
eを内面2eに当接させることになるが、係止爪8dの
厚みが増加して内外方への弾力が損なわれる。これに対
して、本発明のような傾斜外面8eに形成すると、係止
爪8dと基部8bとの連結部分の厚みが僅かに増加する
だけであるから、内外方への弾力が損なわれない。
【0016】一方、上記係止爪8dの内面8gは、傾斜
外面8eと平行となるような傾斜内面8gとしてもよ
く、あるいは、基部8bの一方の面8cと直角のフラッ
トな面としてもよい。なお、8hは、係止爪8dの係止
立ち上がり面部8fを成形する型の抜き穴である。
【0017】上記グロメット本体9は、上記ホルダー8
の基部8bの外周に嵌着される嵌着部9aを有し、該嵌
着部9aには、上記パネル2の一方の面2bから離れる
方向へ蛇腹状に伸長し、後部が上記ワイヤハーネスW/
Hの外周に接触してシールする筒状シール部9bを一体
成形している。また、上記嵌着部9aには、上記パネル
2の一方の面2bの方向に立ち上がる先端部が、該面2
bに接触してシールするリング状シール部9cを一体成
形している。
【0018】上記のグロメット7では、成形時の成形型
の抜き公差でパネル2の貫通孔2aの内径が大きくなっ
たり、成形時にヒケ等でホルダー8の係止爪8dが内方
に撓んでいるような場合、上記パネル2の貫通孔2aの
内面に対向する係止爪8dの傾斜外面8eは、係止爪8
dの内外方への弾力が損なわれないので、常に貫通孔2
aの内面2eに弾力で当接するようになる。これによ
り、パネル2の貫通孔2aの内面2eとホルダー8の係
止爪8dの傾斜外面8eとの間に、従来のような隙間t
が生じなくなる。
【0019】したがって、グロメット7にガタツキが発
生しなくなり、グロメット7のグロメット本体9のシー
ル部9cがパネル2の一方の面2bに常に接触してシー
ル性が良好になる。また、ガタツキが発生しないことか
ら、グロメット7がパネル2から脱落することもない。
【0020】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のワイヤハーネス用グロメットは、グロメットの係止爪
の外面を、立ち上がり傾斜面に形成して、パネルの貫通
孔の内面に対向する傾斜面を、貫通孔の内面に当接させ
るようにしたものである。これにより、パネルの貫通孔
の内径が大きくなったり、係止爪が内方に撓むことがあ
っても、パネルの貫通孔の内面に対向する係止爪の傾斜
面は、係止爪の内外方への弾力が損なわれないので、常
に貫通孔の内面に弾力で当接するようになる。
【0021】したがって、パネルの貫通孔の内面とグロ
メットの係止爪の傾斜面との間に隙間が生じなくなるか
ら、グロメットにガタツキが発生しなくなり、グロメッ
トのシール部がパネルの面に常に接触してシール性が向
上する。また、ガタツキが発生しないので、グロメット
がパネルから脱落することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のグロメットの要部断面側面図であ
る。
【図2】 図1の要部拡大断面図である。
【図3】 パネルの貫通孔とグロメットの係止爪との関
係を示す断面図である。
【図4】 従来のグロメットの断面図である。
【図5】 (A)(B)(C)は、パネルの貫通孔とグ
ロメットの係止爪との関係をそれぞれ示す断面図であ
る。
【符号の説明】
2 パネル 2a 貫通孔 2b,2c 面 2d 内縁部 2e 内面 7 グロメット 8 ホルダー 8b 基部 8c 面 8d 係止爪 8e 外面(傾斜外面) 8f 係止立ち上がり面部 9 グロメット本体 9a 嵌着部 9b,9c シール部 W/H ワイヤハーネス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルに設けたワイヤハーネスを挿通す
    るための貫通孔に装着するグロメットであって、 上記パネルの一方の面から貫通孔に差し込んで、他方の
    面の貫通孔の内縁部に係止される係止爪を備え、該係止
    爪の基部と係止立ち上がり面部との間の外面を、該係止
    立ち上がり面部の方向に立ち上がる傾斜面に形成して、
    該傾斜面が貫通孔の内面に当接することを特徴とするグ
    ロメット。
  2. 【請求項2】 円板状の基部に複数本の係止爪を一体成
    形したホルダーと、 該ホルダーの基部に嵌着されて上記ワイヤハーネスの外
    周をシールする筒状シール部と、上記パネルの一方の面
    をシールするリング状シール部とを有するグロメット本
    体とを備える請求項1に記載のグロメット。
JP6267672A 1994-10-31 1994-10-31 グロメット Withdrawn JPH08129919A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103296618A (zh) * 2013-05-30 2013-09-11 安徽江淮汽车股份有限公司 一种汽车线束护套
CN106564440A (zh) * 2015-10-07 2017-04-19 通用汽车环球科技运作有限责任公司 具有整体线通道的密封索环组件

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103296618A (zh) * 2013-05-30 2013-09-11 安徽江淮汽车股份有限公司 一种汽车线束护套
CN103296618B (zh) * 2013-05-30 2016-03-09 安徽江淮汽车股份有限公司 一种汽车线束护套
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Legal Events

Date Code Title Description
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Effective date: 20020115