JPH10294146A - ゴムブーツ - Google Patents

ゴムブーツ

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JPH10294146A
JPH10294146A JP9102061A JP10206197A JPH10294146A JP H10294146 A JPH10294146 A JP H10294146A JP 9102061 A JP9102061 A JP 9102061A JP 10206197 A JP10206197 A JP 10206197A JP H10294146 A JPH10294146 A JP H10294146A
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    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/52Dustproof, splashproof, drip-proof, waterproof, or flameproof cases
    • H01R13/5213Covers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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    • H01R13/516Means for holding or embracing insulating body, e.g. casing, hoods

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト低減を図りつつ高い保持機能を発揮す
る。 【解決手段】 ゴムブーツ20のコネクタハウジング1
0への嵌合部21の内周に、コネクタハウジング10の
外周面に弾性的に密着可能な防滑用突部26、27を形
成した。ゴムブーツ20を嵌合すると、防滑用突部2
6、27がコネクタハウジング10の外周に弾性的に密
着し、これによって生じる摩擦抵抗によりゴムブーツ2
0がコネクタハウジング10への嵌合状態に保持され
る。コネクタハウジング10には保持手段を設けずに済
むため、コスト低減が可能となる。しかも、防滑用突部
26、27によって高い保持機能が発揮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コネクタの電線延
出面を覆うように嵌合される防水用のゴムブーツに関す
る。
【0002】
【従来の技術】防水用のコネクタでは、コネクタハウジ
ングの電線が延出される背面にゴムブーツを装着し、そ
のゴムブーツで電線の延出部分を覆うことによって防水
を図ることが行われる。ゴムブーツの筒状の嵌合部は弾
性的に拡張した状態でコネクタハウジングの外周に密着
し、この密着力によって防水が図られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記防水構造では、ゴ
ムブーツとコネクタハウジングとを嵌合状態に保持する
ための手段が必要であるが、コネクタハウジングの外周
とゴムブーツの嵌合部の双方に互いに係止可能な凹凸を
形成する方法をとった場合には、高い保持機能が発揮さ
れるものの、形状が複雑になるために双方の部品のコス
トがアップするという欠点がある。これに対し、コネク
タハウジングの外周とゴムブーツの嵌合部に特別な係止
構造を設けずに単に嵌合部の弾縮力だけで保持力を発揮
させようとした場合には、コストは低減されるものの、
保持機能に関して信頼性が低下する虞がある。本発明
は、上記事情に鑑みて創案されたものであり、コスト低
減を図りつつ高い保持機能を発揮することが可能な手段
を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、コネ
クタハウジングに対し、その背面における電線の延出部
分を覆い隠すように外嵌される防水用のゴムブーツであ
って、前記コネクタハウジングへの嵌合部の内周に、前
記コネクタハウジングの外周面に弾性的に密着可能な防
滑用突部が形成されている構成とした。請求項2の発明
は、請求項1の発明において、前記防滑用突部が、前記
嵌合部の開口縁の近傍位置とその開口縁よりも奥側の位
置とに配されている構成とした。
【0005】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、前記防滑用突部が、前記嵌合部の内周
から前記コネクタハウジングへの嵌合方向とは逆側へ斜
めに立ち上がるように突出する形態で形成されている構
成とした。請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3の
いずれかの発明において、前記ゴムブーツには、前記嵌
合部から前記コネクタハウジングとは反対側へL字形に
屈曲するように延出する電線挿通部が一体に形成され、
この電線挿通部の外周における屈曲部の内側領域には前
記嵌合部に連なる補強リブが形成されている構成とし
た。
【0006】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項3
のいずれかの発明において、前記ゴムブーツには、前記
嵌合部から前記コネクタハウジングとは反対側へL字形
に屈曲するように延出して前記電線の挿通を可能とさ
れ、且つその延出端部がテープの巻き付けにより前記電
線と一纏めに固定されるテープ巻付け部とされた電線挿
通部が一体に形成され、前記テープ巻付け部の外周と前
記嵌合部の外周との間には、前記電線挿通部の電線挿通
経路に対して斜めに張り渡されるとともに前記テープ巻
付け部と一緒に前記テープが巻き付けられるようにされ
た補強ステーが一体に形成されている構成とした。
【0007】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>ゴムブーツをコネクタハウジングに
外嵌すると、防滑用突部がコネクタハウジングの外周に
弾性的に密着し、これによって生じる摩擦抵抗によりゴ
ムブーツがコネクタハウジングへの嵌合状態に保持され
る。コネクタハウジングには保持手段を設けずに済むた
め、コスト低減が可能となる。しかも、防滑用突部によ
って高い保持機能が発揮される。
【0008】<請求項2の発明>嵌合状態においてゴム
ブーツの電線挿通部に引張力や曲げ力が作用すると、こ
れらの力は専ら嵌合部の開口縁よりも奥側に位置する防
滑用突部で受け止められるようになるため、開口縁の近
傍位置の防滑用突部に作用する引張力や曲げ力が軽減さ
れる。したがって、開口縁の近傍では、防滑用突部によ
る保持機能が安定して発揮される。 <請求項3の発明>嵌合状態において嵌合部に引張り方
向の外力が作用すると、防滑用突部は、コネクタハウジ
ングとの摩擦により嵌合部の内周に対して起立するよう
に撓み、その結果、防滑用突部のコネクタハウジングへ
の押圧力即ち摩擦抵抗が増大するため、高い保持力が得
られるようになる。
【0009】<請求項4の発明>L字形に屈曲した電線
挿通部は、その屈曲部内側領域に形成されている補強リ
ブにより伸びる方向への撓みに対する剛性が高められて
いる。したがって、電線挿通部内でL字形に曲げられて
いる電線自体の復元力又は電線に対して真っ直ぐに伸ば
すような外力が作用しても、電線挿通部は伸び方向への
変形を生じ難い。したがって、電線挿通部の伸び方向へ
の変形に起因してゴムブーツがコネクタハウジングから
外れることが防止される。
【0010】<請求項5の発明>補強ステーは、L字形
に屈曲した電線挿通部を伸ばす方向への撓み力に対して
剛性を発揮する。したがって、電線挿通部内でL字形に
曲げられている電線自体の復元力又は電線に対して真っ
直ぐに伸ばすような外力が作用しても、電線挿通部は伸
び方向への変形を生じ難く、電線挿通部の伸び方向への
変形に起因してゴムブーツがコネクタハウジングから外
れることが防止される。また、この電線挿通部のテープ
巻付け部を補強ステーと一緒にテープ巻きすると、この
テープ巻付け部と補強ステーと電線とが一体に固定さ
れ、このテープ巻きにより固定された部分は補強ステー
を介して嵌合部と直接連結された状態となる。これによ
り、電線挿通部内でL字形に曲げられている電線に対し
てこれを伸ばそうとする外力が作用しても、電線挿通部
の補強ステーよりも先の部分だけが曲がってしまうこと
が防止される。
【0011】
【発明の実施の形態】
<実施形態1>以下、本発明を具体化した実施形態1を
図1乃至図6を参照して説明する。まず、本実施形態の
ゴムブーツ20が嵌合されるコネクタハウジング10に
ついて説明する。コネクタハウジング10は合成樹脂材
料からなり、その内部には複数のキャビティ11が形成
され、各キャビティ11内には後方から雌端子金具(図
示せず)が挿入されている。コネクタハウジング10の
背面には各キャビティ11に連通する複数の筒状延出部
12が形成され、この筒状延出部12からは各雌端子金
具に圧着された電線Wが延出されている。かかるコネク
タハウジング10の外周面は実質的に凹凸のない平滑面
となっており、この外周面にゴムブーツ20が外嵌され
るようになっている。なお、上面の中央部はロック用ア
ーム13の収容空間14を確保するために滑らかな弧状
を描いて上方へ膨出した形状となっている。
【0012】ゴムブーツ20は、コネクタハウジング1
0の外周面に外嵌される筒状の嵌合部21と、この嵌合
部21の後端に連なりL字形に屈曲した筒状の電線挿通
部22とを有する。嵌合部21は、コネクタハウジング
10の外周と同じ形状をなすが、その寸法はコネクタハ
ウジング10の外形よりも一回り小さく設定されてい
る。したがって、嵌合部21はコネクタハウジング10
に対して弾性的に拡張変形しつつ嵌合されることにな
る。電線挿通部22における嵌合部21との接続部分に
はコネクタハウジング10の筒状延出部12が嵌入され
るようになっている。また、これよりも奥側において
は、上記コネクタハウジング10から延出した電線Wが
一纏めにされた状態でL字形に曲がった経路で挿通さ
れ、電線挿通部22の上端から延出されるようになって
いる。この電線挿通部22の上部領域はテープ巻付け部
23とされており、このテープ巻付け部23の外周と電
線Wの電線挿通部22からの延出部分とにはテープ24
が巻き付けられるようになっている。このテープ24の
巻き付けにより、電線Wと電線挿通部22とが固定され
る。また、テープ巻付け部23にはその上端から下方へ
一定領域切り込まれた左右一対のスリット25が形成さ
れており、電線Wの本数(電線Wの束の太さ)に応じて
テープ巻付け部23を拡径または縮径させることができ
るようになっている。これにより、テープ24を巻き付
けるときにテープ巻付け部23を電線Wの外周に馴染ま
せることができる。
【0013】嵌合部21の内周面(コネクタハウジング
10の外周面と対応する面)には、防滑用突部26、2
7が、嵌合部21の開口縁に近い位置と、この開口縁か
ら遠い奥まった位置とに配して形成されている。開口縁
に近い側の防滑用突部26は、全周に亘って延びる突条
からなり、複数条(本実施形態では3条)の防滑用突部
26が軸方向に一定ピッチで配置されている。この防滑
用突部26の断面は、図5に拡大して示すように、楔状
をなすとともにゴムブーツ20がコネクタハウジング1
0に嵌合する方向とは逆方向(=嵌合部21に対してコ
ネクタハウジング10が嵌入してくる方向)へ傾斜した
形態となっている。一方、開口縁から遠い側の防滑用突
部27は、嵌合部21における電線挿通部22との境界
に位置し、コネクタハウジング10の筒状延出部12の
下面及び左右両側面と対応する領域に形成されている。
この防滑用突部27の断面は、図5に拡大して示すよう
に、楔状をなすとともにゴムブーツ20がコネクタハウ
ジング10に嵌合する方向とは逆方向(=嵌合部21に
対してコネクタハウジング10が嵌入してくる方向)へ
傾斜した形態となっている。なお、この防滑用突部27
の突出量は、上記開口縁の近い側の防滑用突部26の突
出量に比べて大きくしてある。
【0014】また、嵌合部21の上面における後端縁
と、テープ巻付け部23の上端近くの位置との間には、
左右2本の補強ステー28が一体に形成されている。こ
の補強ステー28は、電線挿通部22の電線配索経路に
対して斜めに張り渡されたように設けられており、L字
形に曲がっている電線挿通部22を真っ直ぐに伸ばそう
とする外力が作用した場合に、その外力に抗して電線挿
通部22の変形を規制するようになっている。
【0015】次に、本実施形態の作用について説明す
る。ゴムブーツ20をコネクタハウジング10に取り付
ける際には、雌端子金具をコネクタハウジング10に挿
入する前に予め電線Wをゴムブーツ20の電線挿通部2
2と嵌合部21に挿通しておき、その状態で拡雌端子金
具をコネクタハウジング10に挿入する。次に、ゴムブ
ーツ20をコネクタハウジング10に対してその背面側
から外嵌する。このとき、嵌合部21が弾性的に拡径変
形しつつコネクタハウジング10の外周面に嵌合される
とともに、電線挿通部22の前端部が筒状延出部12に
嵌合される。これにともない、図6に拡大して示すよう
に、嵌合部21の開口縁に近い防滑用突部26がコネク
タハウジング10の外周面に対して斜めに倒れ込むよう
に弾性撓みしつつ密着するとともに、開口縁から遠い防
滑用突部27が筒状延出部12の下面と側面に対して斜
めに倒れ込むように弾性撓みしつつ密着する。
【0016】この状態では、嵌合部21の開口縁に近い
防滑用突部26が、それ自身の弾性起立力と嵌合部21
の弾性収縮力とにより、コネクタハウジング10の外周
面に全周に亘って強く密着しているため、コネクタハウ
ジング10とゴムブーツ20との隙間が防水状態とされ
る。また、ゴムブーツ20がコネクタハウジング10か
ら外れる方向の外力を受けた場合には、防滑用突部26
の弾性密着力によって生じる摩擦抵抗によって離脱が規
制され、ゴムブーツ20が嵌合状態に確実に保持され
る。しかも、本実施形態では、防滑用突部26が傾斜し
た状態でコネクタハウジング10に接触しているため、
離脱するときには防滑用突部26が摩擦によって起立方
向に変位し、防滑用突部26のコネクタハウジング10
への密着力が増大する。即ち、ゴムブーツ20がコネク
タハウジング10から離脱する方向へ変位すると、ゴム
ブーツ20とコネクタハウジング10との間の摩擦抵抗
が増大するようになっているので、防滑用突部26は信
頼性の高い保持機能を発揮することができる。
【0017】一方、嵌合部21の開口縁から遠い防滑用
突部27は、筒状延出部12の下面と側面に弾性的に倒
れるように撓んで密着しており、この防滑用突部27の
弾性復元力による摩擦抵抗によりゴムブーツ20の離脱
規制が行われている。また、電線挿通部22が上方へ引
っ張られた場合には、その引張力がゴムブーツ20の下
面側部分に強く作用するのであるが、本実施形態では引
張力の作用に伴ってこの防滑用突部27の筒状延出部1
2への密着力が増大するため、引張力がこの防滑用突部
27で専ら受け止められ、開口縁に近い防滑用突部26
の下面側の部分に作用する引張力が軽減される。したが
って、電線挿通部22に上方への引張力が作用しても、
開口縁に近い防滑用突部26による離脱規制機能が安定
して発揮されるようになる。
【0018】さて、上記のようにゴムブーツ20を嵌合
した後は、テープ巻付け部23にテープ24を巻き付け
て電線Wと電線挿通部22とを固定する。このとき、図
4に示すように、テープ24を補強ステー28の上部に
も巻き付けるようにする。以上により、ゴムブーツ20
の組付けが完了する。この状態では、補強ステー28
は、L字形に屈曲した電線挿通部22を真っ直ぐに伸ば
す方向への外力に抗して剛性を発揮する。したがって、
電線挿通部22内でL字形に曲げられている電線W自体
の復元力又は電線Wに対して真っ直ぐに伸ばすような外
力が作用しても、電線挿通部22は真っ直ぐに伸びるよ
うな変形を生じることはない。したがって、電線挿通部
22が伸び方向へ変形することに起因してゴムブーツ2
0がコネクタハウジング10から外れることが防止され
る。
【0019】また、補強ステー28にテープ24を巻か
ずに補強ステー28よりも先端側の部分だけにテープ2
4を巻き付けた場合には、電線Wに曲げ力が作用したと
きにテープ巻きした部分だけが屈曲してしまう虞がある
が、本実施形態では、テープ巻付け部23と電線Wがテ
ープ24の巻き付けによって補強ステー28と一体に固
定されているので、このテープ巻きにより固定された部
分は補強ステー28を介して嵌合部21と直接連結され
た状態となっている。したがって、電線Wに対して真っ
直ぐに伸ばすような外力が作用しても、電線Wと電線挿
通部22の変形が確実に防止されている。
【0020】上述のように本実施形態においては、コネ
クタハウジング10に保持手段を設けずにゴムブーツ2
0に防滑用突部26、27を設けた構成としたので、コ
スト低減を図りつつ、ゴムブーツ20をコネクタハウジ
ング10に対して嵌合状態に保持する機能を確実発揮す
ることができる。 <実施形態2>次に、本発明を具体化した実施形態2を
図7を参照して説明する。本実施形態は、電線挿通部の
変形を規制するための手段を上記実施形態1とは異なる
構成としたものである。その他の構成については上記実
施形態1と同じであるため、同じ構成については、同一
符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略する。本
実施形態2のゴムブーツ30では、補強ステー28に替
えて左右一対の補強リブ31が設けられている。補強リ
ブ31は、電線挿通部22の外周における屈曲部の内側
領域に沿って一体に形成され、電線挿通部22のスリッ
ト25よりも下の位置から嵌合部21の後端縁に亘って
壁状に突出した形態となっている。かかる補強リブ31
は、L字形に屈曲した電線挿通部22を真っ直ぐに伸ば
す方向への外力に抗して剛性を発揮する。したがって、
電線挿通部22内でL字形に曲げられている電線W(図
7には示さない)自体の復元力又は電線Wに対して真っ
直ぐに伸ばすような外力が作用しても、電線挿通部22
はその上部のテープ巻付け部23が曲げられるだけで済
み、電線挿通部22の嵌合部21と接続している下部領
域は変形を生じることがない。したがって、嵌合部21
も変形せずに済み、嵌合部21の変形に起因するゴムブ
ーツ30のコネクタハウジング10(図7には示さな
い)からの離脱が防止される。
【0021】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)防滑用突部は、嵌合部の開口縁の近傍位置と開口
縁よりも奥側の位置のうち、いずれか一方の位置だけに
設けるようにしてもよい。 (2)請求項1乃至請求項3にかかる発明は、上記実施
形態のようなL字形をなすゴムブーツに限らず、電線を
概ね一直線状に貫通させる形状のゴムブーツにも適用す
ることができる。
【0022】(3)防滑用突部は、実施形態のように周
方向に延びる形態に限らず、点状に突出する形態として
もよい。 (4)開口縁よりも奥側に位置する防滑用突部を全周に
亘って形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1においてゴムブーツをコネクタハウ
ジングから外した状態をあらわす斜視図
【図2】実施形態1においてゴムブーツをコネクタハウ
ジングに嵌合した状態をあらわす斜視図
【図3】実施形態1のゴムブーツの断面図
【図4】実施形態1においてゴムブーツをコネクタハウ
ジングに嵌合した状態をあらわす断面図
【図5】実施形態1のゴムブーツの部分拡大断面図
【図6】実施形態1のゴムブーツの部分拡大断面図
【図7】実施形態2のゴムブーツの斜視図
【符号の説明】
W…電線 10…コネクタハウジング 20…ゴムブーツ 21…嵌合部 22…電線挿通部 23…テープ巻付け部 24…テープ 26、27…防滑用突部 28…補強ステー 30…ゴムブーツ 31…補強リブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングに対し、その背面に
    おける電線の延出部分を覆い隠すように外嵌される防水
    用のゴムブーツであって、 前記コネクタハウジングへの嵌合部の内周に、前記コネ
    クタハウジングの外周面に弾性的に密着可能な防滑用突
    部が形成されていることを特徴とするゴムブーツ。
  2. 【請求項2】 前記防滑用突部が、前記嵌合部の開口縁
    の近傍位置とその開口縁よりも奥側の位置とに配されて
    いることを特徴とする請求項1記載のゴムブーツ。
  3. 【請求項3】 前記防滑用突部が、前記嵌合部の内周か
    ら前記コネクタハウジングへの嵌合方向とは逆側へ斜め
    に立ち上がるように突出する形態で形成されていること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載のゴムブーツ。
  4. 【請求項4】 前記ゴムブーツには、前記嵌合部から前
    記コネクタハウジングとは反対側へL字形に屈曲するよ
    うに延出する電線挿通部が一体に形成され、この電線挿
    通部の外周における屈曲部の内側領域には前記嵌合部に
    連なる補強リブが形成されていることを特徴とする請求
    項1乃至請求項3のいずれかに記載のゴムブーツ。
  5. 【請求項5】 前記ゴムブーツには、前記嵌合部から前
    記コネクタハウジングとは反対側へL字形に屈曲するよ
    うに延出して前記電線の挿通を可能とされ、且つその延
    出端部がテープの巻き付けにより前記電線と一纏めに固
    定されるテープ巻付け部とされた電線挿通部が一体に形
    成され、前記テープ巻付け部の外周と前記嵌合部の外周
    との間には、前記電線挿通部の電線挿通経路に対して斜
    めに張り渡されるとともに前記テープ巻付け部と一緒に
    前記テープが巻き付けられるようにされた補強ステーが
    一体に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請
    求項3のいずれかに記載のゴムブーツ。
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Cited By (6)

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