JP3334492B2 - グロメット - Google Patents
グロメットInfo
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- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
- Insulating Bodies (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Description
し、詳しくは、車体や電気機器等のパネルを貫通してワ
イヤハーネス等の線材束を配索する際に使用されるグロ
メットに関する。
ヤハーネス等の線材束を貫通させる場合、その貫通部で
ワイヤハーネスが損傷するのを防止したり、貫通部の防
水性の向上を図る必要があることから、ゴム等の弾性部
材で構成されたグロメットを貫通部に装着するようにし
ている。
ば、図4、5に示すようなものが知られている。図4、
5において、グロメット1は車体や電気機器等のパネル
2に形成された長円形の開口部2aの内周部に嵌合され
るものであり、開口部2aに開口する長円形の基端部3
の外周に開口部2aの内周部に嵌合する嵌合溝3aが形
成されている。
させるには、基端部3の直線部分を手で押圧して直線部
分が近接するように圧縮変形させた状態でグロメット1
を図4(a)の矢印A方向に移動させた後、嵌合溝3a
を開口部2aに合致させ、直線部分の押圧を解除するこ
とにより、基端部3の復元力により嵌合溝3aを開口部
2aに嵌合させる。この結果、嵌合溝3aと開口部2a
が密着して開口部2aから水等が進入するのを防止する
ことができる。
嵌合溝3aと開口部2aの密着性を向上させるために、
嵌合溝3aの外周部を開口部2aの内周部よりも若干大
径に形成したり、嵌合溝3aの幅をパネル2の板厚より
も大きくする必要がある。ところが、前者のようにした
場合には、図6に示すように基端部3の直線部分が屈曲
して皺が発生し易くなり、この皺の部分から開口部2a
に水等が進入してしまうという不具合が発生してしま
う。また、後者のようにした場合には、開口部2aの内
周部と嵌合溝3aの外周部の間の摺動抵抗が大きくなっ
てしまうため、直線部分が上述したように屈曲して皺が
発生し易くなり、皺の部分から開口部2aに水等が進入
してしまうという不具合が発生してしまう。
は、例えば、特開平7−282666号公報に記載され
たようなものがある。このものは、直線部分を除いた部
分、すなわち、湾曲部分における嵌合溝3aの内周面に
パネル2側に向かって突出する突出部を設けることによ
り、嵌合溝を開口部に嵌合させたときに、湾曲部分を開
口部に強固に密着させるとともに、直線部分を直線状に
容易に復帰させることにより、直線部分が屈曲して皺が
発生するのを防止するようにしている。
うな従来のグロメットにあっては、基端部の湾曲部分に
おける嵌合溝の内周面のみに突出部を設けて湾曲部分と
パネルの密着力を大幅に向上させてはいるが、直線部分
を補強するための工夫を行なっていなかったため、直線
部分を元の状態に復元するには、直線部分とパネルの摺
動抵抗を小さくしなければならなかった。このため、嵌
合後に直線部分と開口部の密着力を十分なものにするこ
とができず、直線部分と開口部の間から水等が進入して
しまうおそれがあった。
部分の強度を積極的に増強することにより、嵌合溝を相
手側部材の開口部に嵌合したときに、直線部分が屈曲し
て皺が発生するのを防止することができるとともに、開
口部と嵌合溝とを強固に密着させて開口部から水等が進
入するのを確実に防止することができるグロメットを提
供することを目的としている。
上記課題を解決するために、相手側部材の長円形の開口
部の周縁に嵌合する嵌合溝が外周部に周設された長円形
状の基端部を有し、前記基端部の直線部分を圧縮変形さ
せて前記嵌合溝を相手側部材の開口部に嵌合させるよう
にしたグロメットにおいて、前記基端部の内周部の直線
部分の延在方向に沿って略長方形状の一対の補強部材を
対向させるように設けたことを特徴としている。その場
合、直線部分を圧縮変形させて嵌合溝を相手側部材の開
口部に嵌合したとき、開口部の内周部に対して嵌合溝の
外周部に均等に復元力を与えて、直線部分を元の状態に
容易に復帰させることができ、直線部分が撓んだままの
状態となって皺が発生するのを防止することができる。
この結果、開口部の密着性が低下するのを防止して、開
口部から水等が進入するのを確実に防止することができ
る。
度大きいものであっても、直線部分を確実に元の状態に
復帰させることができ、直線部分とパネルとの密着性が
低下するのを防止することができる。請求項2記載の発
明は、上記課題を解決するために、請求項1記載の発明
において、前記補強部材がリブからなることを特徴とし
ている。
るだけで直線部分にリブを形成することができ、グロメ
ットの製造コストが増大するのを防止することができ
る。請求項3記載の発明は、上記課題を解決するため
に、請求項1または2記載の発明において、前記補強部
材は、前記直線部分の延在方向と略直交する方向に延在
するスリットを介して分割して設けられることを特徴と
している。
めに直線部分を圧縮変形させる際に、補強部材が分割面
を境にして離隔するので、直線部分を小さな力で圧縮変
形させることができ、相手側部材にグロメットを取付け
る作業を容易に行なうことができる。
づいて説明する。図1〜3は本発明に係るグロメットの
一実施例を示す図である。まず、構成を説明する。図
1、2において、11はゴムやエラストマー等からなり、
ワイヤハーネス等の線材束が挿通されるグロメットであ
り、このグロメット11は長円形状の基端部12とこの基端
部12から突出する円筒部13から構成されている。基端部
12の外周部には嵌合溝12aが周設されており、この嵌合
溝12aは相手側部材である車体や電気機器等のパネル14
に形成された長円形の開口部14の内周部(周縁)に嵌合
されるようになっている。なお、嵌合溝12aの外周径は
開口部14aの内周径よりも大径に形成されている。
線部という)12bの内周面には補強部材としての略長方
形状の一対のリブ15aが形成されており、このリブ15は
直線 部12bに沿って互いに対向して設けられている。な
お、このリブ15はグロメット11と一体成形しても良い
し、グロメット11の成形後に直線部12bの内周面に形成
しても良い。次に、グロメット11をパネル14に取付ける
方法を説明する。なお、グロメット11には図示しないワ
イヤハーネスが取付けられている。
直線部12bを手で押圧して直線部12bが近接するように
圧縮変形させた状態でグロメット11を開口部14a方向に
移動させた後、嵌合溝12aを開口部14aに合致させる。
次いで、直線部12bの押圧を解除することにより、基端
部12の復元力により嵌合溝12aを開口部14aに嵌合させ
る。
って略長方形状のリブ15を設けたため、直線部12bを圧
縮変形させて嵌合溝12aを開口部14aに嵌合したとき、
開口部14aの内周部に対して嵌合溝12aの外周部に均等
に復元力を与えて、直線部14bを元の状態に容易に復帰
させることができ、直線部14bが撓んだままの状態とな
って皺が発生するのを防止することができる。この結
果、開口部14aの密着性が低下するのを防止して、開口
部14から水等が進入するのを確実に防止することができ
る。
ある程度大きいものであっても、直線部12bを確実に元
の状態に復帰させることができ、直線部12bとパネル14
との密着性が低下するのを防止することができる。ま
た、補強部材としてリブ15を設けたため、金型にリブ形
成用の溝を形成するだけで直線部12bにリブ15を形成す
ることができ、グロメット11の製造コストが増大するの
を防止することができる。
内周部に連続的に設けているが、これに限らず、図3
(a)に示すように形成しても良い。すなわち、直線部
12b上にこの直線部12bの延在方向と略直交する方向に
延在するスリット22を介してリブ21を分割して設けても
良い。このようにした場合、嵌合溝12aを開口部14aに
嵌合させるために直線部12bを圧縮変形させる際に、図
3(b)に示すようにリブ21が分割面を境にして離隔す
るので、直線部12bを小さな力で圧縮変形させることが
でき、パネル14にグロメット11を取付ける作業を容易に
行なうことができる。
を圧縮変形させて嵌合溝を相手側部材の開口部に嵌合し
たとき、開口部の内周部に対して嵌合溝の外周部に均等
に復元力を与えて、直線部分を元の状態に容易に復帰さ
せることができ、直線部分が撓んだままの状態となって
皺が発生するのを防止することができる。この結果、開
口部の密着性が低下するのを防止して、開口部から水等
が進入するのを確実に防止することができる。
度大きいものであっても、直線部分を確実に元の状態に
復帰させることができ、直線部分とパネルとの密着性が
低下するのを防止することができる。請求項2記載の発
明によれば、金型にリブ形成用の溝を形成するだけで直
線部分にリブを形成することができ、グロメットの製造
コストが増大するのを防止することができる。
口部に嵌合させるために直線部分を圧縮変形させる際
に、補強部材が分割面を境にして離隔するので、直線部
分を小さな力で圧縮変形させることができ、相手側部材
にグロメットを取付ける作業を容易に行なうことができ
る。
あり、(a)はその底面図、(b)はその側面図、
(c)はその上面図である。
図、(b)は図1(a)のA−A矢視断面図である。
図、(b)は直線部を圧縮変形させた状態を示すその底
面図である。
その断面図である。
ときのその側面図、(b)は同図(a)のB−B矢視断
面図である。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】相手側部材の長円形の開口部の周縁に嵌合
する嵌合溝が外周部に周設された長円形状の基端部を有
し、前記基端部の直線部分を圧縮変形させて前記嵌合溝
を相手側部材の開口部に嵌合させるようにしたグロメッ
トにおいて、 前記基端部の内周部の直線部分の延在方向に沿って略長
方形状の一対の補強部材を対向させるように設けたこと
を特徴とするグロメット。 - 【請求項2】前記補強部材がリブからなることを特徴と
する請求項1記載のグロメット。 - 【請求項3】前記補強部材は、前記直線部分の延在方向
と略直交する方向に延在するスリットを介して分割して
設けられることを特徴とする請求項1または2記載のグ
ロメット。
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---|---|---|---|
JP13304696A JP3334492B2 (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | グロメット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13304696A JP3334492B2 (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | グロメット |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH09320370A JPH09320370A (ja) | 1997-12-12 |
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Family
ID=15095554
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13304696A Expired - Fee Related JP3334492B2 (ja) | 1996-05-28 | 1996-05-28 | グロメット |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (4)
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---|---|---|---|---|
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JP5015064B2 (ja) * | 2008-05-26 | 2012-08-29 | 株式会社潤工社 | 封止部材付ケーブル |
JP6505467B2 (ja) * | 2015-02-24 | 2019-04-24 | 株式会社フジクラ | グロメット |
JP7009099B2 (ja) * | 2017-07-20 | 2022-01-25 | 株式会社ザクティ | 筐体の防滴構造 |
-
1996
- 1996-05-28 JP JP13304696A patent/JP3334492B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09320370A (ja) | 1997-12-12 |
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