JP2568821Y2 - ワイヤプレスクランプ - Google Patents
ワイヤプレスクランプInfo
- Publication number
- JP2568821Y2 JP2568821Y2 JP1992021425U JP2142592U JP2568821Y2 JP 2568821 Y2 JP2568821 Y2 JP 2568821Y2 JP 1992021425 U JP1992021425 U JP 1992021425U JP 2142592 U JP2142592 U JP 2142592U JP 2568821 Y2 JP2568821 Y2 JP 2568821Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chassis
- main body
- electric wire
- press clamp
- pressing piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電線をシャーシ等に沿っ
て保持するために用いるワイヤプレスクランプに関す
る。
て保持するために用いるワイヤプレスクランプに関す
る。
【0002】
【従来の技術】電気機器の金属製シャーシ等に電線を延
設する場合、従来からプレスクランプが用いられてい
る。図7はその一例であり、それぞれ一端でヒンジ結合
した本体部31と蓋部とで構成され、これら本体部31
と蓋部32とを他端部に設けた係合部34において相互
に係合可能に構成する。又、本体部31には下面にクリ
ップ部33が形成され、シャーシ20に設けた穴21内
に嵌入される。このプレスクランプは、クリップ部33
をシャーシ20の穴21に嵌入させることで本体部31
をシャーシに取着する。そして、本体部31の上に電線
(フラットケーブル)FCを載置した後、蓋部32を被
せて係合部34において本体部31に係合させること
で、電線FCを本体部31と蓋部32との間に挟持さ
せ、電線をシャーシ20に沿って保持することができ
る。
設する場合、従来からプレスクランプが用いられてい
る。図7はその一例であり、それぞれ一端でヒンジ結合
した本体部31と蓋部とで構成され、これら本体部31
と蓋部32とを他端部に設けた係合部34において相互
に係合可能に構成する。又、本体部31には下面にクリ
ップ部33が形成され、シャーシ20に設けた穴21内
に嵌入される。このプレスクランプは、クリップ部33
をシャーシ20の穴21に嵌入させることで本体部31
をシャーシに取着する。そして、本体部31の上に電線
(フラットケーブル)FCを載置した後、蓋部32を被
せて係合部34において本体部31に係合させること
で、電線FCを本体部31と蓋部32との間に挟持さ
せ、電線をシャーシ20に沿って保持することができ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような従来のプレ
スクランプは、クリップ部33を利用してシャーシ20
に取着しているため、クリップ部33及び本体部31の
高さ寸法だけ電線がシャーシ面から離れた状態で保持さ
れる。このため、シャーシ面上における高さ寸法が大き
くなるという問題がある。又、シャーシ面に沿設配置し
た電線FCがプレスクランプの箇所シャーシ面から浮く
ことになり、電線の保持が不安定になり易いという問題
がある。本考案の目的は、電線をシャーシ面に沿接した
状態で保持することを可能にしたケーブルプレスクラン
プを提供することにある。
スクランプは、クリップ部33を利用してシャーシ20
に取着しているため、クリップ部33及び本体部31の
高さ寸法だけ電線がシャーシ面から離れた状態で保持さ
れる。このため、シャーシ面上における高さ寸法が大き
くなるという問題がある。又、シャーシ面に沿設配置し
た電線FCがプレスクランプの箇所シャーシ面から浮く
ことになり、電線の保持が不安定になり易いという問題
がある。本考案の目的は、電線をシャーシ面に沿接した
状態で保持することを可能にしたケーブルプレスクラン
プを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、所要の長さに
形成された本体部と、この本体部の両端に設けられ、そ
れぞれシャーシに開設された穴内に嵌入して前記本体部
をシャーシに取着する係合部と、前記本体部からシャー
シ側に向けて突出された弾性変形可能な押圧片とを備
え、この押圧片の弾性力によって前記本体部とシャーシ
との間に電線を保持するように構成する。
形成された本体部と、この本体部の両端に設けられ、そ
れぞれシャーシに開設された穴内に嵌入して前記本体部
をシャーシに取着する係合部と、前記本体部からシャー
シ側に向けて突出された弾性変形可能な押圧片とを備
え、この押圧片の弾性力によって前記本体部とシャーシ
との間に電線を保持するように構成する。
【0005】
【作用】本体部とシャーシとの間に電線を保持するた
め、電線をシャーシに密接させた状態で保持でき、安定
な保持が可能とされ、かつ高さ寸法が低減できる。ま
た、本体部の長さ方向に二分された領域の各押圧片が互
いに異なる方向に突出形成されるため、本体部を幅方向
に成形する際の金型構造を簡易化できる。
め、電線をシャーシに密接させた状態で保持でき、安定
な保持が可能とされ、かつ高さ寸法が低減できる。ま
た、本体部の長さ方向に二分された領域の各押圧片が互
いに異なる方向に突出形成されるため、本体部を幅方向
に成形する際の金型構造を簡易化できる。
【0006】
【実施例】次に、本考案について図面を参照して説明す
る。図1は本考案の第1実施例の斜視図、図2はその正
面図、図3はその側面図である。このプレスクランプに
は短冊状をした本体部1の両端部に、それぞれU字状を
した係合部2が設けられる。この係合部2は外面にフッ
ク3を有し、かつ外側先端には操作部4を有している。
又、本体部1の両側部には先端が若干下方に向くように
傾斜させた押圧片5を左右方向に突設している。ここで
は、本体部1を長さ方向に二分し、それぞれの辺からは
異なる方向に押圧片5を突設している。
る。図1は本考案の第1実施例の斜視図、図2はその正
面図、図3はその側面図である。このプレスクランプに
は短冊状をした本体部1の両端部に、それぞれU字状を
した係合部2が設けられる。この係合部2は外面にフッ
ク3を有し、かつ外側先端には操作部4を有している。
又、本体部1の両側部には先端が若干下方に向くように
傾斜させた押圧片5を左右方向に突設している。ここで
は、本体部1を長さ方向に二分し、それぞれの辺からは
異なる方向に押圧片5を突設している。
【0007】この構成のワイヤプレスクランプでは、図
1に示すように、シャーシ20には予め係合部2に対応
した一対の穴21を開けておく。そして、図4及び図5
に示すように、これら穴21間に電線(フラットケーブ
ル)FCを沿設した上で、電線FCの上からワイヤプレ
スクランプを被せ、各係合部2を穴21内に嵌入させ
る。係合部2はU字状をしているため、外側のフック3
が穴21を挿通した後に弾性復帰してシャーシ20の裏
面側で穴21の縁部に係合し、ワイヤプレスクランプを
シャーシ20に固定する。そして、この状態では一対の
押圧片5が自身の弾性力によって電線FCをシャーシ2
0の表面に押圧し、かつ保持させる。これにより、電線
FCはシャーシ20の表面に密接した状態で保持される
ことになる。このとき、押圧片5の弾性変形の範囲、即
ち本体部1の高さ寸法の範囲内で異なる厚さの電線を保
持することが可能となる。
1に示すように、シャーシ20には予め係合部2に対応
した一対の穴21を開けておく。そして、図4及び図5
に示すように、これら穴21間に電線(フラットケーブ
ル)FCを沿設した上で、電線FCの上からワイヤプレ
スクランプを被せ、各係合部2を穴21内に嵌入させ
る。係合部2はU字状をしているため、外側のフック3
が穴21を挿通した後に弾性復帰してシャーシ20の裏
面側で穴21の縁部に係合し、ワイヤプレスクランプを
シャーシ20に固定する。そして、この状態では一対の
押圧片5が自身の弾性力によって電線FCをシャーシ2
0の表面に押圧し、かつ保持させる。これにより、電線
FCはシャーシ20の表面に密接した状態で保持される
ことになる。このとき、押圧片5の弾性変形の範囲、即
ち本体部1の高さ寸法の範囲内で異なる厚さの電線を保
持することが可能となる。
【0008】そして、この保持した状態では、従来のよ
うなクリップが存在していないため、全体の高さ寸法を
小さくできる。又、保持された電線はシャーシに沿設さ
れるため、電線に生じる雑音電流をシャーシに吸収する
ことができ、近年問題となっているEMI対策にも有効
となる。尚、この実施例において押圧片5を左右に交互
状態に設けたのは、係合部2を成形する際に金型を本体
部1の幅方向(図2の紙面と垂直な方向)に分離せざる
を得ないことを考慮し、各押圧片5が幅方向に重なるこ
とを避けて、押圧片5を傾斜状態に成形した際にも金型
にスライダを配設する必要がなく、金型の構造を容易な
ものにしたためであり、これだけでも十分な押圧力を得
ることができる。尚、クランプを外す場合には、各係合
部2の操作部2を内側に曲げることで、フック3を穴2
1の縁部との係合から解除することができる。
うなクリップが存在していないため、全体の高さ寸法を
小さくできる。又、保持された電線はシャーシに沿設さ
れるため、電線に生じる雑音電流をシャーシに吸収する
ことができ、近年問題となっているEMI対策にも有効
となる。尚、この実施例において押圧片5を左右に交互
状態に設けたのは、係合部2を成形する際に金型を本体
部1の幅方向(図2の紙面と垂直な方向)に分離せざる
を得ないことを考慮し、各押圧片5が幅方向に重なるこ
とを避けて、押圧片5を傾斜状態に成形した際にも金型
にスライダを配設する必要がなく、金型の構造を容易な
ものにしたためであり、これだけでも十分な押圧力を得
ることができる。尚、クランプを外す場合には、各係合
部2の操作部2を内側に曲げることで、フック3を穴2
1の縁部との係合から解除することができる。
【0009】図6は本考案の第2実施例を示す図であ
り、第1実施例と同一部分には同一符号を付してある。
この実施例では、片方の係合部2Aと本体部1とをヒン
ジ6によって連結しており、通常ではこの片方の係合部
2Aは本体部1に対して略直線方向に延びた状態にあ
る。そして、この状態で先にこの片方の係合部2Aをシ
ャーシの一方の穴に嵌入させておき、電線をシャーシに
沿わせた後にヒンジ6を曲げて他方の係合部2をシャー
シの他方の穴に嵌入することで、第1実施例と同様に電
線の保持を実現することができる。このようにすれば、
外注工場で片方の係合部2Aをシャーシの一方の穴に嵌
入させておけば、最終組立工場ではシャーシと共にクラ
ンプが供給されることになるため、別にクランプを用意
しておく必要がなくなり、組立向上での部品管理、組立
工数の低減を可能とすることができる。
り、第1実施例と同一部分には同一符号を付してある。
この実施例では、片方の係合部2Aと本体部1とをヒン
ジ6によって連結しており、通常ではこの片方の係合部
2Aは本体部1に対して略直線方向に延びた状態にあ
る。そして、この状態で先にこの片方の係合部2Aをシ
ャーシの一方の穴に嵌入させておき、電線をシャーシに
沿わせた後にヒンジ6を曲げて他方の係合部2をシャー
シの他方の穴に嵌入することで、第1実施例と同様に電
線の保持を実現することができる。このようにすれば、
外注工場で片方の係合部2Aをシャーシの一方の穴に嵌
入させておけば、最終組立工場ではシャーシと共にクラ
ンプが供給されることになるため、別にクランプを用意
しておく必要がなくなり、組立向上での部品管理、組立
工数の低減を可能とすることができる。
【0010】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、本体部の
両端にシャーシに設けた穴に嵌入して本体部をシャーシ
に取り付ける係合部を設け、かつ本体部にはシャーシ側
に突出させた押圧片を有して電線をシャーシと本体部と
の間に挟持するように構成しているので、電線をシャー
シに密接して安定な保持が可能になるとともに雑音電流
の低減を図ることができ、しかも電線を保持したときの
高さを低くすることができる効果がある。また、本体部
を長さ方向に沿う二つの領域に二分し、各領域ではそれ
ぞれ異なる側の側片に押圧片が形成しているので、係合
部を成形するために金型を本体部の幅方向に分離する構
成にせざるを得ない場合でも、各押圧片が幅方向に重な
ることがなく、押圧片を傾斜状態に成形した際にも金型
にスライダを配設する必要がなく、金型の構造を容易な
ものにできる効果もある。
両端にシャーシに設けた穴に嵌入して本体部をシャーシ
に取り付ける係合部を設け、かつ本体部にはシャーシ側
に突出させた押圧片を有して電線をシャーシと本体部と
の間に挟持するように構成しているので、電線をシャー
シに密接して安定な保持が可能になるとともに雑音電流
の低減を図ることができ、しかも電線を保持したときの
高さを低くすることができる効果がある。また、本体部
を長さ方向に沿う二つの領域に二分し、各領域ではそれ
ぞれ異なる側の側片に押圧片が形成しているので、係合
部を成形するために金型を本体部の幅方向に分離する構
成にせざるを得ない場合でも、各押圧片が幅方向に重な
ることがなく、押圧片を傾斜状態に成形した際にも金型
にスライダを配設する必要がなく、金型の構造を容易な
ものにできる効果もある。
【図1】本考案の一実施例の斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】使用状態の斜視図である。
【図5】使用状態の断面図である。
【図6】本考案の他の実施例の斜視図である。
【図7】従来のワイヤプレスクランプの正面図である。
1 本体部 2 係合部 3 フック 4 操作部 5 押圧片 6 ヒンジ 20 シャーシ 21 穴 FC 電線(フラットケーブル)
Claims (1)
- 【請求項1】 所要の長さに形成された本体部と、この
本体部の長さ方向の両端に設けられ、それぞれシャーシ
に開設された穴内に嵌入して前記本体部をシャーシに取
着する係合部と、前記本体部の側辺から前記シャーシ側
に向けて傾斜状態に突出された弾性変形可能な押圧片と
を備え、この押圧片の弾性力によって前記本体部とシャ
ーシとの間に電線を保持するように構成し、前記本体部
は長さ方向に沿う二つの領域に二分され、各領域ではそ
れぞれ異なる側の側片に前記押圧片が形成されているこ
とを特徴とするワイヤプレスクランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992021425U JP2568821Y2 (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | ワイヤプレスクランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992021425U JP2568821Y2 (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | ワイヤプレスクランプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0573382U JPH0573382U (ja) | 1993-10-08 |
JP2568821Y2 true JP2568821Y2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=12054648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992021425U Expired - Lifetime JP2568821Y2 (ja) | 1992-03-11 | 1992-03-11 | ワイヤプレスクランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2568821Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8147950B2 (en) | 2004-07-14 | 2012-04-03 | Nippon Steel Corporation | Method for coating a multilayer film and product having a multilayer coated film |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5391895B2 (ja) * | 2009-07-16 | 2014-01-15 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | フラットケーブル用のクランプ |
JP6549870B2 (ja) * | 2015-03-26 | 2019-07-24 | 三建設備工業株式会社 | 放射パネル及び放射パネルの製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5771382U (ja) * | 1980-10-17 | 1982-04-30 | ||
JPH0755026Y2 (ja) * | 1988-02-16 | 1995-12-18 | 北川工業株式会社 | 固定具 |
-
1992
- 1992-03-11 JP JP1992021425U patent/JP2568821Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8147950B2 (en) | 2004-07-14 | 2012-04-03 | Nippon Steel Corporation | Method for coating a multilayer film and product having a multilayer coated film |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0573382U (ja) | 1993-10-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |