JPH09170682A - 車両用グロメット - Google Patents

車両用グロメット

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JPH09170682A
JPH09170682A JP7349361A JP34936195A JPH09170682A JP H09170682 A JPH09170682 A JP H09170682A JP 7349361 A JP7349361 A JP 7349361A JP 34936195 A JP34936195 A JP 34936195A JP H09170682 A JPH09170682 A JP H09170682A
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JP
Japan
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hole
engaging claw
grommet
claw
engaging
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JP7349361A
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JP3253510B2 (ja
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Hiroyuki Hashimoto
博行 橋本
Tomoaki Sumita
友昭 住田
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Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】組付性の改善と貫通穴からの脱落防止とを両立
できる車両用グロメットを提供する。 【解決手段】ブレーキチューブやワイヤハーネス等の長
尺物3を車体パネル1の貫通穴2に対して挿通保持する
ための車両用グロメットAであって、長尺物3を弾性的
に挿通保持する保持部11と、貫通穴2に係合する外向
きの樹脂製係合爪23とを有する。係合爪23の外周面
の頂部側に、係合爪より幅狭な山形突起24を一体に形
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブレーキチューブや
ワイヤハーネス等の長尺物を車体パネルの貫通穴に対し
て挿通保持するための車両用グロメットの構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両用グロメットとし
て、実開平4−48487号公報のように、長尺物を弾
性的に挿通保持するゴム製保持部と、車体パネルの貫通
穴に係合する外向きの樹脂製係合爪とを備えたものや、
実開平6−49253号公報のように保持部と係合爪を
樹脂で一体形成したものが知られている。いずれの場合
も、係合爪がそれ自身の弾性により貫通穴に係合し、抜
け止めされるように、樹脂で形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、車体パネル
の貫通穴に対し、グロメットが抜け落ちないようにする
ため、係合爪の掛かり代を大きくすると、係合爪が貫通
穴の内縁と強く摩擦するため、組付性が悪化する。逆
に、係合爪の掛かり代を小さくすると、組付性がよくな
るものの、当然ながら係合爪は外れやすくなる。また、
係合爪の掛かり代を大きくした場合、貫通穴への初期挿
入力が大きくなるので、グロメットを強く押し込む必要
があり、そのため係合爪が折損する恐れがあった。
【0004】そこで、本発明の目的は、組付性の改善と
貫通穴からの脱落防止とを両立できる車両用グロメット
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、車体のパネルに設けられた貫通穴に取り
付けられ、チューブやワイヤハーネスなどの長尺物を挿
通保持するグロメットにおいて、上記長尺物を弾性的に
挿通保持する保持部と、上記貫通穴に係合する外向きの
樹脂製係合爪とを有し、上記係合爪の外周面の頂部側
に、係合爪より幅狭な山形突起を一体に形成したもので
ある。
【0006】グロメットに長尺物を保持した状態で、そ
の樹脂製係合爪をパネルの貫通穴に挿入すると、係合爪
の外周面が貫通穴の内縁に接触し、係合爪は内方へ撓め
られる。この時、係合爪の掛かり代は小さくてよいの
で、初期挿入力を抑制できる。挿入途中で山形突起が貫
通穴の内縁に接触し、突起が貫通穴を乗り越えた段階
で、係合爪は貫通穴に係止される。山形突起が貫通穴の
内縁に接触した段階で挿入力が増加するが、すでに係合
爪が多少撓んでいるので、折損の不具合は殆ど生じな
い。このように、本発明では係合爪の掛かり代を全体的
に大きくするのではなく、係合爪を部分的に高くするこ
とにより、パネルの貫通穴への挿入力を上げずに、パネ
ルへの掛かり代を大きくすることができる。そのため、
組付性の改善と貫通穴からの脱落防止とを両立できる。
【0007】本発明の係合爪は、貫通穴に係合する際に
径方向内側へ撓むことが必要である。本発明は、係合爪
を複数個配列した場合のほか、係合爪をスリーブ形状と
したものにも適用できる。ただ、スリーブ形状の場合、
内方へ撓みにくく、貫通穴への圧入抵抗が大きくなりや
すいので、係合爪を複数個配列した場合の方が効果的で
ある。なお、係合爪を複数個配列した場合、山形突起は
全ての係合爪に形成する必要はなく、抜け止め荷重を勘
案して選定すればよい。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明にかかるグロメット
Aの一例を示し、この実施例ではワイヤハーネス3を保
持するために使用される。1は車体パネルであり、この
パネル1には円形の貫通穴2が形成されている。グロメ
ットAは、ゴム製の保持体10と樹脂製のリング体20
とからなり、保持体10の中心部にはハーネス3を弾性
的に保持するための筒部11が一体に形成されている。
また、筒部11の後端部外周には厚肉なフランジ部12
が形成され、フランジ部12の前面側にはリング体20
のフランジ部21を係止するための周溝13が形成され
ている。
【0009】リング体20は、図2のように、その一端
側に環状のフランジ部21を有し、このフランジ部21
から複数本(この実施例では4本)の爪片22が一体に
前方へ突設されている。これら爪片22は径方向の弾性
を有している。爪片22の先端部外周には、前方に向か
ってテーパ状に傾斜した係合爪23が形成されている。
係合爪23の外周面の頂部側中央には、図3のように、
係合爪23より幅狭な山形突起24が一体に形成されて
いる。上記係合爪23の掛かり代hは比較的小さ目に形
成されており、山形突起24を含む全体の掛かり代Hは
抜け止めに十分な大きさに設定されている。
【0010】なお、山形突起24の位置は、係合爪の外
周面の頂部側中央に限らず、側縁部側に偏った位置に設
けてもよい。また、突起24の形状は、図示のような中
央に稜線を有する角錐形突起に限らず、後述する貫通穴
2への挿入を阻害しない範囲で形状変更が可能である。
【0011】上記保持体10とリング体20とを組み付
けた状態において、係合爪23の係止面23aと保持体
10のフランジ部12の前端面との距離Dは、パネル1
の厚みtよりやや大きく設定されている。なお、リング
体20は環状部品に限らず、一部が切断された横断面略
C字形状であってもよい。
【0012】次に、上記構成よりなるグロメットAの作
用を説明する。まず、図1のように保持体10とリング
体20とを組み付け、保持体10の中にハーネス3を挿
通保持する。次に、ハーネス3を保持したグロメットA
をパネル1の貫通穴2に挿入すると、係合爪23の外周
面が貫通穴2の内縁に当たり、爪片22は内方へ撓めら
れる。挿入途中で山形突起24が貫通穴2の内縁に接触
し、爪片22はさらに内方へ撓められるが、突起24の
幅は係合爪23より幅狭であり、しかも山形であるた
め、突起24と貫通穴2との摩擦抵抗が小さく、突起2
4は容易に貫通穴2を乗り越えることができる。突起2
4が貫通穴2を乗り越えた段階で、爪片22は弾性復帰
し、係合爪23は貫通穴2に係止される。この時、掛か
り代Hは、図4のように係合爪23と突起24とが加算
されるので、グロメットAがパネル1から外れるのを確
実に防止できる。
【0013】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、本発明はゴム製の保持部と樹脂製
の係合爪とで構成したものに限らず、実開平6−492
53号公報のように全体を樹脂で一体成形したものでも
よい。また、本発明の貫通穴は、実施例のような板状パ
ネルに形成された開口穴に限らず、実開平4−4848
7号公報のようにパネルの貫通穴部分を前方または後方
へ筒状に突出させたものでもよい。さらに、貫通穴は円
形に限らず、角穴であってもよい。したがって、グロメ
ットの係合爪は円弧状に配列されたものに限らない。
【0014】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、グロメットの係合爪の掛かり代を全体的に大き
くするのではなく、山形突起を設けて係合爪を部分的に
高くしたので、パネルの貫通穴への挿入力を上げずに、
パネルへの掛かり代を大きくすることができる。そのた
め、組付性の改善と貫通穴からの脱落防止という背反す
る目的を達成することができる。また、初期挿入力を抑
制できるので、係合爪を貫通穴に無理に押し込むことに
よる係合爪の折損といった不具合を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるグロメットを用いたハーネスの
取付構造の断面図である。
【図2】図1のグロメットに使用される樹脂製リング体
の斜視図である。
【図3】図2のリング体の係合爪部分の拡大斜視図であ
る。
【図4】係合爪とパネルとの掛かり代を示す拡大図であ
る。
【符号の説明】
A グロメット 1 パネル 2 貫通穴 3 ハーネス(長尺物) 10 保持体 20 リング体 23 係合爪 24 山形突起

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体のパネルに設けられた貫通穴に取り付
    けられ、チューブやワイヤハーネスなどの長尺物を挿通
    保持するグロメットにおいて、 上記長尺物を弾性的に挿通保持する保持部と、上記貫通
    穴に係合する外向きの樹脂製係合爪とを有し、 上記係合爪の外周面の頂部側に、係合爪より幅狭な山形
    突起を一体に形成したことを特徴とする車両用グロメッ
    ト。
JP34936195A 1995-12-19 1995-12-19 車両用グロメット Expired - Fee Related JP3253510B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003100155A (ja) * 2001-09-21 2003-04-04 Yazaki Corp ワイヤーハーネス
CN100436842C (zh) * 2004-07-01 2008-11-26 伊利诺斯器械工程公司 卡扣和锚定结构
JP2009227000A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Sumitomo Wiring Syst Ltd バックドア用のグロメット
US8281457B2 (en) * 2009-05-12 2012-10-09 Honda Motor Co., Ltd. Grommet for through body pipe mounting in a vehicle
JP2015189327A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 スズキ株式会社 メータークラスターの取り付け構造

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