JPH11277330A - 丸鋸刃 - Google Patents
丸鋸刃Info
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- JPH11277330A JPH11277330A JP10018098A JP10018098A JPH11277330A JP H11277330 A JPH11277330 A JP H11277330A JP 10018098 A JP10018098 A JP 10018098A JP 10018098 A JP10018098 A JP 10018098A JP H11277330 A JPH11277330 A JP H11277330A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D—PLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D61/00—Tools for sawing machines or sawing devices; Clamping devices for these tools
- B23D61/02—Circular saw blades
- B23D61/021—Types of set; Variable teeth, e.g. variable in height or gullet depth; Varying pitch; Details of gullet
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Drilling Tools (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】切断加工にも溝加工にも使用でき、切削箇所の
切屑を効率よく排出できる丸鋸刃を提供する。 【解決手段】丸鋸刃１は円板状の台金１０を有してい
る。台金１０の周縁部には、右刃チップ２を有する歯部
１１、左刃チップ３を有する歯部１２、及び平刃チップ
４を有する歯部１３が所要数設けられている。平刃チッ
プ４は、切削方向ｂから見て、頂部に水平な刃先４１が
設けてあり、前部には横すくい角を有しない平面４２が
形成されている。平刃チップ４を有する歯部１３の歯底
の両面側には、切屑等の排出部７，７が設けられている
切屑を効率よく排出できる丸鋸刃を提供する。 【解決手段】丸鋸刃１は円板状の台金１０を有してい
る。台金１０の周縁部には、右刃チップ２を有する歯部
１１、左刃チップ３を有する歯部１２、及び平刃チップ
４を有する歯部１３が所要数設けられている。平刃チッ
プ４は、切削方向ｂから見て、頂部に水平な刃先４１が
設けてあり、前部には横すくい角を有しない平面４２が
形成されている。平刃チップ４を有する歯部１３の歯底
の両面側には、切屑等の排出部７，７が設けられている
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、丸鋸刃の改良に係
り、更に詳しくは、超硬合金やダイヤモンドを台金の刃
先に取り付けた超硬チップソーで、材料の切断加工と溝
加工の両方の加工ができるようにすると共に、材料の切
削によって生じた切屑を切削箇所から速やかに排出でき
るようにして切削抵抗を軽減し、鋸刃の高速回転による
切断を円滑に行えるようにしたものに関する。
り、更に詳しくは、超硬合金やダイヤモンドを台金の刃
先に取り付けた超硬チップソーで、材料の切断加工と溝
加工の両方の加工ができるようにすると共に、材料の切
削によって生じた切屑を切削箇所から速やかに排出でき
るようにして切削抵抗を軽減し、鋸刃の高速回転による
切断を円滑に行えるようにしたものに関する。
【０００２】
【従来技術】木質系の材料、石膏ボードやＡＬＣ板等の
窯業系材料、カラートタンやアルミパネルなど金属系の
材料、ＦＲＰ材やアクリル板などプラスチック系の材料
等を切断するために丸鋸刃が使用されている。
窯業系材料、カラートタンやアルミパネルなど金属系の
材料、ＦＲＰ材やアクリル板などプラスチック系の材料
等を切断するために丸鋸刃が使用されている。
【０００３】従来は、丸鋸刃の素材として炭素工具鋼が
主に使用されていたが、現在では上記したような各種の
材料を容易に切断するため、超硬チップソーが主として
使用されている。更に、最近では切削効率等を高める工
夫を凝らした超硬チップソーも提案されており、そのよ
うな超硬チップソーの一例が、実開平７−１５２２６号
公報に開示されている。
主に使用されていたが、現在では上記したような各種の
材料を容易に切断するため、超硬チップソーが主として
使用されている。更に、最近では切削効率等を高める工
夫を凝らした超硬チップソーも提案されており、そのよ
うな超硬チップソーの一例が、実開平７−１５２２６号
公報に開示されている。
【０００４】上記公報に開示されている超硬チップソー
は、円板状の台金の周縁部に、切削方向から見て、頂部
には左下がりの刃先が設けてあり、また切削側の面には
左側に横すくい角を有する傾斜面が設けてあり、当該傾
斜面の右側には刃先が形成されている右刃チップを有す
る歯部と、切削方向から見て、頂部には右下がりの刃先
が設けてあり、また切削側の面には右側に横すくい角を
有する傾斜面が設けてあり、当該傾斜面の左側には刃先
が形成されている左刃チップを有する歯部と、を有して
いる。
は、円板状の台金の周縁部に、切削方向から見て、頂部
には左下がりの刃先が設けてあり、また切削側の面には
左側に横すくい角を有する傾斜面が設けてあり、当該傾
斜面の右側には刃先が形成されている右刃チップを有す
る歯部と、切削方向から見て、頂部には右下がりの刃先
が設けてあり、また切削側の面には右側に横すくい角を
有する傾斜面が設けてあり、当該傾斜面の左側には刃先
が形成されている左刃チップを有する歯部と、を有して
いる。
【０００５】また、上記各歯部の歯底には、傾斜面によ
り切屑が誘導される方向側の面側に台金の内方に向け
て、排出部を有している。
り切屑が誘導される方向側の面側に台金の内方に向け
て、排出部を有している。
【０００６】これにより、木材等の材料を切断した場
合、チップにより切削した切屑は上記排出部に沿って流
れるため、切断箇所から切屑が円滑に排出される。した
がって、排出部が設けられていない丸鋸刃に比べ、切削
抵抗が軽減され、材料の切断を円滑に行うことができ
る。
合、チップにより切削した切屑は上記排出部に沿って流
れるため、切断箇所から切屑が円滑に排出される。した
がって、排出部が設けられていない丸鋸刃に比べ、切削
抵抗が軽減され、材料の切断を円滑に行うことができ
る。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところで、超硬チップ
ソーは材料の切断に使用される他、ガラス板をはめ込む
窓枠や、家具の背面板をはめ込むための細い溝を形成加
工する場合にも使用される。溝加工に使用される場合、
上記したような従来の丸鋸を使用すると、溝の中央に切
削されないで残った三角山形の突条が形成されるため
に、十分な溝加工ができない課題があった。
ソーは材料の切断に使用される他、ガラス板をはめ込む
窓枠や、家具の背面板をはめ込むための細い溝を形成加
工する場合にも使用される。溝加工に使用される場合、
上記したような従来の丸鋸を使用すると、溝の中央に切
削されないで残った三角山形の突条が形成されるため
に、十分な溝加工ができない課題があった。
【０００８】そこで本発明の目的は、切断加工にも溝加
工にも使用できる丸鋸刃を提供することにある。また、
本発明の他の目的は、切削箇所の切屑を効率よく排出で
きる丸鋸刃を提供することにある。
工にも使用できる丸鋸刃を提供することにある。また、
本発明の他の目的は、切削箇所の切屑を効率よく排出で
きる丸鋸刃を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第１の発明
にあっては、円板状の台金の周縁部に、所要数の歯部が
設けられた丸鋸刃であって、切削方向から見て、頂部に
は左下がりの刃先が設けてあり、また前部には左側に横
すくい角を有する傾斜面が設けてあり、当該傾斜面の右
側には刃先が形成されている右刃チップを有する歯部
と、切削方向から見て、頂部には右下がりの刃先が設け
てあり、また前部には右側に横すくい角を有する傾斜面
が設けてあり、当該傾斜面の左側には刃先が形成されて
いる左刃チップを有する歯部と、切削方向から見て、頂
部には本質的に水平な刃先が、また前部には横すくい角
を有しない平面が形成されている平刃チップを有する歯
部と、を含むことを特徴とする、丸鋸刃である。
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第１の発明
にあっては、円板状の台金の周縁部に、所要数の歯部が
設けられた丸鋸刃であって、切削方向から見て、頂部に
は左下がりの刃先が設けてあり、また前部には左側に横
すくい角を有する傾斜面が設けてあり、当該傾斜面の右
側には刃先が形成されている右刃チップを有する歯部
と、切削方向から見て、頂部には右下がりの刃先が設け
てあり、また前部には右側に横すくい角を有する傾斜面
が設けてあり、当該傾斜面の左側には刃先が形成されて
いる左刃チップを有する歯部と、切削方向から見て、頂
部には本質的に水平な刃先が、また前部には横すくい角
を有しない平面が形成されている平刃チップを有する歯
部と、を含むことを特徴とする、丸鋸刃である。
【００１０】第２の発明にあっては、上記右刃チップを
有する歯部及び左刃チップを有する歯部の歯底には、上
記傾斜面により切屑が誘導される方向側の面側に台金の
内方向に向けて排出部が設けてあり、上記平刃チップを
有する歯部の歯底の両面側には、台金の内方に向けて、
排出部が設けてあることを特徴とする、第１の発明に係
る丸鋸刃である。
有する歯部及び左刃チップを有する歯部の歯底には、上
記傾斜面により切屑が誘導される方向側の面側に台金の
内方向に向けて排出部が設けてあり、上記平刃チップを
有する歯部の歯底の両面側には、台金の内方に向けて、
排出部が設けてあることを特徴とする、第１の発明に係
る丸鋸刃である。
【００１１】第３の発明にあっては、平刃チップを有す
る一つの歯部、右刃チップを有する二つの歯部、及び左
刃チップを有する二つの歯部が適宜に配列され、この配
列を一組として当該組が上記台金の周縁部に所要数設け
られていることを特徴とする、第１または第２の発明に
係る丸鋸刃である。
る一つの歯部、右刃チップを有する二つの歯部、及び左
刃チップを有する二つの歯部が適宜に配列され、この配
列を一組として当該組が上記台金の周縁部に所要数設け
られていることを特徴とする、第１または第２の発明に
係る丸鋸刃である。
【００１２】（作 用）本発明に係る丸鋸刃は次のよう
に作用する。右刃チップで切削箇所の右側を切削し、左
刃チップで切削箇所の左側を切削する。左刃・右刃の各
チップの切削によって、切削溝底には断面三角形状の突
条が残る。平刃チップの頂部は、切削方向から見て本質
的に水平であるため、これにより、切削溝底に残ってい
る上記突条を切削する。この様に、切削溝底に残ってい
る突条を切削できるので、本発明に係る丸鋸刃は、材料
の切断だけでなく、溝の加工にも使用できる。
に作用する。右刃チップで切削箇所の右側を切削し、左
刃チップで切削箇所の左側を切削する。左刃・右刃の各
チップの切削によって、切削溝底には断面三角形状の突
条が残る。平刃チップの頂部は、切削方向から見て本質
的に水平であるため、これにより、切削溝底に残ってい
る上記突条を切削する。この様に、切削溝底に残ってい
る突条を切削できるので、本発明に係る丸鋸刃は、材料
の切断だけでなく、溝の加工にも使用できる。
【００１３】また、平刃チップを有する歯部の歯底の両
面側に、台金の内方に向けて、排出部が設けられている
ものにあっては、切削された突条の切屑を排出部から円
滑に外へ排出することができ、切削抵抗が軽減される。
これにより、高回転による切断を円滑に行うことができ
る。
面側に、台金の内方に向けて、排出部が設けられている
ものにあっては、切削された突条の切屑を排出部から円
滑に外へ排出することができ、切削抵抗が軽減される。
これにより、高回転による切断を円滑に行うことができ
る。
【００１４】平刃チップを有する一つの歯部、右刃チッ
プを有する二つの歯部、及び左刃チップを有する二つの
歯部が適宜に配列され、この配列を一組として当該組が
上記台金の周縁部に所要数設けられているものにあって
は、切削時の回転バランスが好適に保たれ、高回転によ
る切断をより円滑に行うことができる。試行によれば、
この組み合わせが切削動力を低減させる上で有効である
ことがわかっている。
プを有する二つの歯部、及び左刃チップを有する二つの
歯部が適宜に配列され、この配列を一組として当該組が
上記台金の周縁部に所要数設けられているものにあって
は、切削時の回転バランスが好適に保たれ、高回転によ
る切断をより円滑に行うことができる。試行によれば、
この組み合わせが切削動力を低減させる上で有効である
ことがわかっている。
【００１５】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
き更に詳細に説明する。図１は本発明に係る丸鋸刃の一
実施の形態を示す要部の斜視図、図２は図１における丸
鋸刃の要部拡大斜視図、図３は図２の要部拡大説明図
で、そのうちの（ｉ），（ii），（iii）は図２のａ矢
視図で、（Ｉ）は切削方向ｂから見たＩ−Ｉ断面図、
（II）は同じくII−II断面図、（III）は同じくIII− I
II断面図である。
き更に詳細に説明する。図１は本発明に係る丸鋸刃の一
実施の形態を示す要部の斜視図、図２は図１における丸
鋸刃の要部拡大斜視図、図３は図２の要部拡大説明図
で、そのうちの（ｉ），（ii），（iii）は図２のａ矢
視図で、（Ｉ）は切削方向ｂから見たＩ−Ｉ断面図、
（II）は同じくII−II断面図、（III）は同じくIII− I
II断面図である。
【００１６】丸鋸刃１は円板状の台金１０を有してい
る。台金１０の周縁部には、刃台にチップが取り付けら
れた構造の歯部１１、１２、１３が所要数設けられてい
る。歯部１１を構成する刃台の先端部には、右刃チップ
２が鑞付けされている。右刃チップ２は切削方向ｂから
見て、頂部に左下がりの刃先２１が設けてあり、また切
削方向の前部には左側に横すくい角を有する傾斜面２２
が設けてあり、当該傾斜面２２の右側には刃先２３が形
成されている。
る。台金１０の周縁部には、刃台にチップが取り付けら
れた構造の歯部１１、１２、１３が所要数設けられてい
る。歯部１１を構成する刃台の先端部には、右刃チップ
２が鑞付けされている。右刃チップ２は切削方向ｂから
見て、頂部に左下がりの刃先２１が設けてあり、また切
削方向の前部には左側に横すくい角を有する傾斜面２２
が設けてあり、当該傾斜面２２の右側には刃先２３が形
成されている。
【００１７】歯部１２を構成する刃台の先端部には、左
刃チップ３が鑞付けされている。左刃チップ３は切削方
向ｂから見て、頂部に右下がりの刃先３１が設けてあ
り、また切削方向の前部には右側に横すくい角を有する
傾斜面３２が設けてあり、更に傾斜面３２の左側に刃先
３３が形成されている。
刃チップ３が鑞付けされている。左刃チップ３は切削方
向ｂから見て、頂部に右下がりの刃先３１が設けてあ
り、また切削方向の前部には右側に横すくい角を有する
傾斜面３２が設けてあり、更に傾斜面３２の左側に刃先
３３が形成されている。
【００１８】そうして上記各歯部１１，１２の歯底に
は、上記傾斜面２２，３２により切屑が誘導される方向
側の面側に台金１０の内方に向けて、切屑を誘導して円
滑に排出するための切屑等の排出部５，６がそれぞれ設
けられている。
は、上記傾斜面２２，３２により切屑が誘導される方向
側の面側に台金１０の内方に向けて、切屑を誘導して円
滑に排出するための切屑等の排出部５，６がそれぞれ設
けられている。
【００１９】また、歯部１３を構成する刃台の先端部に
は平刃チップ４が鑞付けされている。平刃チップ４は、
切削方向ｂから見て、頂部に水平な刃先４１が、切削方
向の前部には横すくい角を有しない平面４２が形成され
ている。そうして、歯部１３の歯底の両面側には、台金
１０の内方に向けて、切屑等の排出部７，７が設けられ
ている。
は平刃チップ４が鑞付けされている。平刃チップ４は、
切削方向ｂから見て、頂部に水平な刃先４１が、切削方
向の前部には横すくい角を有しない平面４２が形成され
ている。そうして、歯部１３の歯底の両面側には、台金
１０の内方に向けて、切屑等の排出部７，７が設けられ
ている。
【００２０】そして、各歯部１１，１２，１３は、歯部
１１、歯部１２、歯部１１、歯部１２、歯部１３の配列
を一組として、この配列を繰り返して上記台金１０の周
縁部に設けられている。この様に、平刃チップ４に対し
て各チップ２，３を交互に配列することで、切削時の回
転バランスを好適に保っている。ただし、この配列の順
序は幾通りも考えられ、上記配列のみに限定するもので
はない。
１１、歯部１２、歯部１１、歯部１２、歯部１３の配列
を一組として、この配列を繰り返して上記台金１０の周
縁部に設けられている。この様に、平刃チップ４に対し
て各チップ２，３を交互に配列することで、切削時の回
転バランスを好適に保っている。ただし、この配列の順
序は幾通りも考えられ、上記配列のみに限定するもので
はない。
【００２１】また、右刃チップ２、左刃チップ３の先端
部の高さは、平刃チップ４の先端部の高さに比べて約
０．３ｍｍ程度高くなっている。
部の高さは、平刃チップ４の先端部の高さに比べて約
０．３ｍｍ程度高くなっている。
【００２２】なお、排出部５，６は傾斜面２２、３２と
ほぼ面一状態に連続して形成されているが、傾斜刃２
２，３２と面一とならないように段部をもって形成して
も同様の作用、効果を有する。
ほぼ面一状態に連続して形成されているが、傾斜刃２
２，３２と面一とならないように段部をもって形成して
も同様の作用、効果を有する。
【００２３】各チップ２，３，４は、刃の耐久性を向上
させ、切削箇所を美しく仕上げるため、超硬合金とダイ
ヤモンド焼結体を組み合わせたものが使用されている
が、超硬合金のみで形成されているものを使用してもか
まわない。
させ、切削箇所を美しく仕上げるため、超硬合金とダイ
ヤモンド焼結体を組み合わせたものが使用されている
が、超硬合金のみで形成されているものを使用してもか
まわない。
【００２４】（作 用）図１，２及び図３を参照して本
実施の形態の作用を説明する。まず、右刃チップ２で切
削箇所の右側を切削し、左刃チップ３で切削箇所の左側
を切削する。左刃・右刃の各チップ３，２の切削によっ
て、切削溝底には断面三角形状の突条が残る。平刃チッ
プ４の頂部は、切削方向ａから見て水平であるため、こ
れにより、切削溝底に残っている突条を切削する。この
様に、切削溝底に残っている突条を切削できるので、丸
鋸刃１は、材料の切断だけでなく、溝の加工にも使用で
きる。
実施の形態の作用を説明する。まず、右刃チップ２で切
削箇所の右側を切削し、左刃チップ３で切削箇所の左側
を切削する。左刃・右刃の各チップ３，２の切削によっ
て、切削溝底には断面三角形状の突条が残る。平刃チッ
プ４の頂部は、切削方向ａから見て水平であるため、こ
れにより、切削溝底に残っている突条を切削する。この
様に、切削溝底に残っている突条を切削できるので、丸
鋸刃１は、材料の切断だけでなく、溝の加工にも使用で
きる。
【００２５】また、平刃チップ４を有する歯部１３の歯
底の両面側には、台金１０の内方に向けて、排出部７，
７が設けられているので、切削された突条の切屑を排出
部７，７で誘導してから円滑に外へ排出することがで
き、切削抵抗が軽減される。これにより、丸鋸刃１は高
回転による切断を円滑に行うことができる。
底の両面側には、台金１０の内方に向けて、排出部７，
７が設けられているので、切削された突条の切屑を排出
部７，７で誘導してから円滑に外へ排出することがで
き、切削抵抗が軽減される。これにより、丸鋸刃１は高
回転による切断を円滑に行うことができる。
【００２６】なお、本明細書で使用している用語と表現
はあくまで説明上のものであって、限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示の実施の形態に限定され
るものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形
が可能である。
はあくまで説明上のものであって、限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示の実施の形態に限定され
るものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形
が可能である。
【００２７】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 （ａ）右刃チップで切削箇所の右側を切削し、左刃チッ
プで切削箇所の左側を切削する。左刃・右刃の各チップ
の切削によって、切削溝底には断面三角形状の突条が残
る。平刃チップの頂部は、切削方向から見て本質的に水
平であるため、これにより、切削溝底に残っている上記
突条を切削する。この様に、切削溝底に残っている突条
を切削できるので、本発明に係る丸鋸刃は、材料の切断
だけでなく、溝の加工にも使用できる。
する。 （ａ）右刃チップで切削箇所の右側を切削し、左刃チッ
プで切削箇所の左側を切削する。左刃・右刃の各チップ
の切削によって、切削溝底には断面三角形状の突条が残
る。平刃チップの頂部は、切削方向から見て本質的に水
平であるため、これにより、切削溝底に残っている上記
突条を切削する。この様に、切削溝底に残っている突条
を切削できるので、本発明に係る丸鋸刃は、材料の切断
だけでなく、溝の加工にも使用できる。
【００２８】（ｂ）平刃チップを有する歯部の歯底の両
面側に、台金の内方に向けて、排出部が設けられている
ものにあっては、切削された突条の切屑を排出部から円
滑に外へ排出することができ、切削抵抗が軽減される。
これにより、高回転による切断を円滑に行うことができ
る。
面側に、台金の内方に向けて、排出部が設けられている
ものにあっては、切削された突条の切屑を排出部から円
滑に外へ排出することができ、切削抵抗が軽減される。
これにより、高回転による切断を円滑に行うことができ
る。
【００２９】（ｃ）平刃チップを有する一つの歯部、右
刃チップを有する二つの歯部、及び左刃チップを有する
二つの歯部が適宜に配列され、この配列を一組として当
該組が上記台金の周縁部に所要数設けられているものに
あっては、切削時の回転バランスが好適に保たれ、高回
転による切断をより円滑に行うことができる。試行によ
れば、この組み合わせが切削動力を低減させる上で有効
であることがわかっている。
刃チップを有する二つの歯部、及び左刃チップを有する
二つの歯部が適宜に配列され、この配列を一組として当
該組が上記台金の周縁部に所要数設けられているものに
あっては、切削時の回転バランスが好適に保たれ、高回
転による切断をより円滑に行うことができる。試行によ
れば、この組み合わせが切削動力を低減させる上で有効
であることがわかっている。
【図１】本発明に係る丸鋸刃の一実施の形態を示す要部
の斜視図である。
の斜視図である。
【図２】図１における丸鋸刃の要部の拡大斜視図であ
る。
る。
【図３】図２の要部拡大説明図で、そのうちの（ｉ），
（ii），（iii）は図２のａ矢視図で、（Ｉ）はＩ−Ｉ
断面図、（II）はII− II断面図、（III）はIII− III
断面図である。
（ii），（iii）は図２のａ矢視図で、（Ｉ）はＩ−Ｉ
断面図、（II）はII− II断面図、（III）はIII− III
断面図である。
１ 丸鋸刃 ２ 右刃チップ ２１ 刃先 ２２ 傾斜面 ２３ 刃先 ３ 左刃チップ ３１ 刃先 ３２ 傾斜面 ３３ 刃先 ４ 平刃チップ ４１ 刃先 ４２ 平面 ５，６，７ 排出部 １０ 台金 １１ 歯部 １２ 歯部 １３ 歯部
Claims (3)
- 【請求項１】 円板状の台金(10)の周縁部に、所要数の
歯部が設けられた丸鋸刃であって、 切削方向(b)から見て、頂部には左下がりの刃先(21) が
設けてあり、また前部には左側に横すくい角を有する傾
斜面(22)が設けてあり、当該傾斜面(22)の右側には刃先
(23)が形成されている右刃チップ(2)を有する歯部(11)
と、切削方向(b)から見て、頂部には右下がりの刃先(3
1)が設けてあり、また前部には右側に横すくい角を有す
る傾斜面(32)が設けてあり、当該傾斜面(32)の左側には
刃先(33)が形成されている左刃チップ(3)を有する歯部
(12)と、切削方向(b)から見て、頂部には本質的に水平
な刃先(41)が、また前部には横すくい角を有しない平面
(42)が形成されている平刃チップ(4)を有する歯部(13)
と、を含むことを特徴とする、丸鋸刃。 - 【請求項２】 上記右刃チップ(2) を有する歯部(11)及
び左刃チップ(3)を有する歯部(12)の歯底には、上記傾
斜面(22)(32)により切屑が誘導される方向側の面側に台
金(10)の内方向に向けて排出部(5)(6)が設けてあり、上
記平刃チップ(4)を有する歯部(13)の歯底の両面側に
は、台金(10)の内方に向けて、排出部(7)(7)が設けてあ
ることを特徴とする、 請求項１記載の丸鋸刃。 - 【請求項３】 平刃チップ(4)を有する一つの歯部(1
3)、右刃チップ(2)を有する二つの歯部(11)、及び左刃
チップ(3)を有する二つの歯部(12)が適宜に配列され、
この配列を一組として当該組が上記台金(10)の周縁部に
所要数設けられていることを特徴とする、 請求項１または２記載の丸鋸刃。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10018098A JPH11277330A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 丸鋸刃 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10018098A JPH11277330A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 丸鋸刃 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11277330A true JPH11277330A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=14267124
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10018098A Pending JPH11277330A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 丸鋸刃 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11277330A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100443214C (zh) * | 2006-11-29 | 2008-12-17 | 宫电高周波设备（上海）有限公司 | 旋转刀加工机及旋转刀的加工方法 |
| WO2014114368A1 (de) * | 2013-01-28 | 2014-07-31 | Albert Knebel Gmbh & Co. Kg Holding | Sägeblatt mit integriertem spanraum |
| JP2016055418A (ja) * | 2014-09-10 | 2016-04-21 | 株式会社トリガー | チップソー |
| CN106938482A (zh) * | 2017-04-21 | 2017-07-11 | 成都市壹佰刀具有限公司 | 一种具有左右平硬质合金齿的锯片及其全自动磨前角装置 |
| WO2019203346A1 (ja) * | 2018-04-20 | 2019-10-24 | 兼房株式会社 | 分割切削型チップソー |
| JPWO2021124927A1 (ja) * | 2019-12-19 | 2021-06-24 |
-
1998
- 1998-03-27 JP JP10018098A patent/JPH11277330A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN106938482B (zh) * | 2017-04-21 | 2023-03-14 | 成都壹佰科技有限公司 | 一种具有左右平硬质合金齿的锯片及其全自动磨前角装置 |
| WO2019203346A1 (ja) * | 2018-04-20 | 2019-10-24 | 兼房株式会社 | 分割切削型チップソー |
| JPWO2019203346A1 (ja) * | 2018-04-20 | 2021-04-30 | 兼房株式会社 | 分割切削型チップソー |
| US11253935B2 (en) | 2018-04-20 | 2022-02-22 | Kanefusa Kabushiki Kaisha | Segmented cutting type tipped saw blade |
| JPWO2021124927A1 (ja) * | 2019-12-19 | 2021-06-24 | ||
| WO2021124927A1 (ja) * | 2019-12-19 | 2021-06-24 | 兼房株式会社 | チップソー |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050314 |
|
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