JPH0379219A

JPH0379219A - 鋸

Info

Publication number: JPH0379219A
Application number: JP1210711A
Authority: JP
Inventors: Umimori Yamazumi; 山住　海守; Iwao Hikari; 光　巖
Original assignee: Nachi Fujikoshi Corp
Current assignee: Nachi Fujikoshi Corp
Priority date: 1989-08-17
Filing date: 1989-08-17
Publication date: 1991-04-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は硬脆材といわれる、セラミックス、硝子、磁器
タイル等、または炭素繊維や硝子繊維等で強化した繊維
強化プラスチツク材等を乾式で手軽に切除する鋸、特に
刃部及び側面に硬質砥粒（ダイヤモンド、ＣＢＮ等）を
付着した鋸に関する。

（従来の技術）実公昭６０−２４５１０号公報に開示されているように
、セラミックス等の硬脆材を切断するため、刃部にダイ
ヤモンド砥粒をＮｌメツキしたメタルバンドソーが用い
られている。かかるバンドソーはばね鋼の刃材に工具鋼
の刃先を溶接して刃先にダイヤモンド砥粒などをニッケ
ルメッキしたものであって、刃材の破断を防止したもの
である。

さらに、航空機等の部品などに使用される繊維強化プラ
スチツク材の切断には、従来から材料の変質を避けるた
めにジグソーを用いて乾式で行っている。

（発明が解決しようとする課題）しかし、上記のようなメタルバンドソーは研削切断中に
刃先先端のダイヤモンド砥粒が脱落し易いという問題が
不可避である。刃先先端のダイヤモンド砥粒が脱落する
と、メタルバンドソーは単に被削材上を擦るだけとなり
、全く研削が不可能になる。また、金属を手軽に切削で
きるハンドハクソーやマシンハクソーのように、硬脆材
や繊維強化プラスチツク材等を切削できる工具も存在し
なかった。

また、ジグソーを用いた繊維強化プラスチツク材の切断
では、切刃が早期に摩耗し、加工能率も悪い。さらに切
断面と切断面の交差する稜線に繊維の切り残しによるパ
リが発生する。

（課題を解決するための手段）本発明は、鋸の刃部の刃先を刃高の３０％〜７０％切除
して長手方向に平行な平面切刃を形成し、該切刃面と切
刃面に連接する側面に硬質砥粒（ダイヤモンド、ＣＢＮ
等）を付着させ、硬脆材や繊維強化プラスチツク材を簡
単に研削切断できるようにしたものである。

（作　用）本発明に係わる鋸を用いて硬脆材や繊維強化プラスチツ
ク材等を研削切断すると、硬質砥粒は脱落することなく
被削材にスムーズに作用し、研削粉は溝（３）に排出さ
れる。また、硬質砥粒付着部（讐）を合金の厚さ（１）
　と同等以上にとると被削材による切りしまりもなく手
軽に研削切断がなされる。

（実施例）次に、本発明の実施例を図面について説明する。

第１図乃至第４図においてハクソー本体（１）の−側縁
に形成された鋸刃（２）は、刃溝（３）の底から（２ｂ
）までの距離（■）、即ち刃高の３０％〜７０％の範囲
にハクソー本体の他縁側（７）と平行に刃先先端部（４
）を切除することにより高さ（ｈ）の平行な平面切刃（
２ａ）が形成される。該平面切刃（２ａ）の高さ（ｈ）
を上記の寸法としたのは切除部分が刃高（Ｈ）の３０％
より少いと、平面切刃の面積が小であるので硬質砥粒の
付着が少く、研削中直ちに硬質砥粒が脱落し研削が不可
能となる。また、これを７０％を越えて切除すると溝（
３）が小さすぎて零に近付き、研削粉の逃げ場がなくな
り、研削粉の目詰りが生じ研削能力が低下する。鋸刃（
２）の両側面には刃溝（３）を含んでダイヤモンド砥粒
、ＣＢＮなどの硬質砥粒がニッケルメッキまたは接着剤
などにより付着され、硬質砥粒付着部（５）が形成され
ている。硬質砥粒付着部の境界（６）に至る幅（−）は
板厚（１）と同等乃至４ｔに設定しておくと、平面切刃
（２ａ）と同様に側面においても研削可能であって、パ
リや反りの除去を行うことができて、きわめて好都合で
ある。

第３図に示すように硬質砥粒付着部（５）にアサリを付
けたもの、あるいは第４図のようにアサリなしにするこ
とができる。また、ハクソー材の板厚（Ｌ）と硬質砥粒
付着部（５）の幅（ｔ＋）、（ｋｇ）は、それぞれｊ　
＜　ＬＩ＋　　Ｌ　＜　Ｌｘの関係にあり、被削材の切
りしまりを防止している。

いま、板厚（ｔ）０．６５ｍ、幅（Ｗ）１２ｍｍ、長さ
（Ｌ）２５０ｍｓで１山（２５，４１ｍ）に刃数２４刃
のハンドハクソーの台金を作り、硬質砥粒＃１００のダ
イヤモンド砥粒を平面切刃から基部までの幅（Ｗ）２ｍ
に電着したもので、磁器タイルの厚さ（１）１０ｍ、幅
（Ｗ）７０ｍｍ、長さ（Ｌ）２５０ｍ−のものを幅方向
に研削切断したところ、厚さ１０ｍのものを３００個研
削切断することができた。またこれと同一のダイヤモン
ド電着ハンドハクソーで炭素繊維強化プラスチツク材を
研削切断したところ、切断したいと思った個所を自在に
手軽にスムーズに切断することができた。また切断面及
び稜線のケバ立ちまたはパリの発生は全く見られなかっ
た。

さらに、第５図は本発明をジグソーに適用した実施例で
あり、構造は第１図乃至第４図に示すハクソーと同一で
あるので詳細な説明は省略する。

なお（１ａ）はジグソー本体、（２）は鋸刃、（３）は
溝、（２ａ）は平面切刃である。

いま、板厚（ｔ）　０．８ｍｍ、幅（リ　７■−１長さ
（Ｌ）８０＋＋＋ｍでｌ山（２５，４ｍｎ＋）に刃数１
４刃、刃高（ｈ）５０％のジグソー台金を作り、硬質砥
粒＃１００のダイヤモンド砥粒を平面切刃から基部まで
の幅（Ｗ）２ｍｍに電着した。これを電動ソーに取りつ
けり材を研削切断したところ、１００ｍ切断しても砥粒
の剥離がなかった。切断面及び切断面をなす稜線には炭
素繊維の切り残しやパリの発生は全く見られず良好な切
断面を得ることができた。

さらに、第６図に示すように本発明を丸鋸であるメタル
ソー本体（ｌｂ）にも適用することができることは言う
までもない。なお（２）は鋸刃、（２ａ）は平面切刃、
（３）は溝であるが、構造は上記のハクソーと同一であ
るので詳細な説明は省略する。

（効　果）銚　　　　　　　　　　携本発明に係わる声≠午シは上述のように；＃午−材の一
側縁に他側縁と平行に切刃の刃高を３０％〜７０％除去
してなる平面切刃を有し、該平面係切刃から鋸刃溝に達する硬質砥粒付着部をミ吠カデ材の
両側面に形成したので、硬脆性材や繊維強化プラスチツ
ク材等を、きわめて簡便、かつ迅速に切断することがで
きる。しかも硬質砥粒の剥離のおそれも少いので工具寿
命も永い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のハクソーの斜視図、第２図は、刃部拡
大図、第３図は第１図のＡ−Ａ断面図、第４図はアサリ
なしの場合の第１図のＡ−Ａ断面相当図、第５図は本発
明のジグソーの正面図、第６図は本発明の丸鋸の正面図
である。１・・・ハクソー材本体、１ａ・・・ジグソー本体、１
ｂ・・・丸鋸の本体、２・・・切刃、２ａ・・・平面切
刃、３・・・鋸刃溝、４・・・刃先先端部、５・・・硬
質砥粒付着部。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）完全刃形の刃先を刃高の３０〜７０％だけ他側縁
と平行に切除して平面切刃とした刃部を一側縁に形成し
、該刃部及び刃部に連接する側面に硬質砥粒を付着した
鋸。
（２）前記鋸はジグソーである請求項１記載の鋸。
（３）前記鋸は丸鋸である請求項１記載の鋸。