JPH11273812A - テーブルタップ - Google Patents

テーブルタップ

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JPH11273812A
JPH11273812A JP10080010A JP8001098A JPH11273812A JP H11273812 A JPH11273812 A JP H11273812A JP 10080010 A JP10080010 A JP 10080010A JP 8001098 A JP8001098 A JP 8001098A JP H11273812 A JPH11273812 A JP H11273812A
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JP
Japan
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magnet
table tap
claw
cable
branch connection
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Application number
JP10080010A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Shibue
伸之 渋江
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Priority to KR1019980039788A priority patent/KR100284568B1/ko
Priority to IDP981429A priority patent/ID22310A/id
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/60Means for supporting coupling part when not engaged
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/639Additional means for holding or locking coupling parts together, after engagement, e.g. separate keylock, retainer strap
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R25/00Coupling parts adapted for simultaneous co-operation with two or more identical counterparts, e.g. for distributing energy to two or more circuits

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スチール製のデスクやキャビネットに固定し
て使用でき、ケーブルの取替作業が容易であり、使い勝
手に優れたテーブルタップを提供する。 【解決手段】テーブルタップ本体1の背面部にマグネッ
ト2が取り付けてあるため、このマグネット2によって
スチール製のデスクにテーブルタップが仮固定できる。
また、ハーネスプラグ11の表面に設けられた凹部51
内に透明なカバー53で覆われたカード52が収容され
るため、ハーネスプラグ11の表面にテーブルタップ本
体1の定格等を表示できる。ハーネスプラグ11の操作
ハンドル21bは、手操作可能な大きさに形成され、こ
の操作ハンドル21bを手操作で押し下げることによ
り、解除部21aが回動し、錠ばね20が接触片15a
から離れる向きに押し撓められ、ケーブル37の芯線の
係止状態が解除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるフリーア
クセスフロアによって配線空間を形成した屋内配線シス
テムに用いられ、主としてOA機器に対応して使用され
るテーブルタップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】オフィス内においてOA機器に上述した
床面に設けたコンセントから給電するにあたっては、コ
ンセントにテーブルタップを接続し、そしてテーブルタ
ップに各OA機器のプラグを接続することによっておこ
なわれている。このテーブルタップはデスクの上や床の
上に置いて使用されるか、あるいはテーブルタップに設
けたネジを引っ掛ける孔を利用して壁面に仮固定して使
用されている。また、最近のオフィスではコンピュー
タ、ワードプロセッサ、複写機等の多数の電気機器が用
いられており、多数の電線が引き回されることによるい
わゆる配線洪水が問題になっている。この種の問題を解
決するために、床下地材の上に適宜間隔をおいて床材を
敷設し、床下地材と床材との間の空間を配線空間とする
フリーアクセスフロアが従来より用いられている。フリ
ーアクセスフロアを用いた屋内配線システムでは、床下
地材と床材との間の配線空間に、分電盤に内蔵した分岐
ブレーカからの電力用の幹線を配線し、幹線上の適宜箇
所に設けた分岐接続装置の分岐接続部に上記テーブルタ
ップなどの配線器具を着脱自在に接続することが考えら
れている。そのため、従来より分岐接続装置の分岐接続
部に着脱自在に結合されるハーネスプラグをテーブルタ
ップのケーブル先端に設けたものが提供されている。こ
のハーネスプラグは、分岐接続装置の分岐接続部が嵌合
される凹部をハウジングの前面に形成し、この凹部内に
ケーブルの複数の芯線が夫々接続された複数本の栓刃の
先端を臨ませ、分岐接続装置の内部に設けられた刃受ば
ねに夫々栓刃を挿入嵌合させて、電気接続を行ってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、テーブ
ルタップはデスクの上や床の上に置く以外、壁面に仮固
定することができる程度であり、OA機器を設置したデ
スクの側面に仮固定したり、オフィス内のキャビネット
の側面に仮固定したりすることはできず、使い勝手に問
題を有するものであった。また、この種のハーネスプラ
グでは、ケーブルの芯線は栓刃の基端にかしめて接続す
る構造になっていたため、現場においてケーブルの長さ
が合わない場合等におけるケーブルの取替作業が面倒で
あり、作業性が悪いという問題があった。さらに、ハー
ネスプラグには定格や用途などが表示されていないの
で、配線の施工時やメンテナンス時にハーネスプラグを
有するテーブルタップの定格や用途がわかりにくく、作
業性が悪いという問題を有している。
【0004】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、スチール製のデスクやキャビネットに仮固定して
使用することができ、ケーブルの取替作業が容易であ
り、配線の施工時やメンテナンス時に定格や用途を分か
りやすくし、作業性を良くする、使い勝手に優れたテー
ブルタップを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、床下地材と床下地材の上に適宜
間隔をおいて敷設した床材との間に形成される配線空間
に電力用の幹線を配線し、幹線上の適宜箇所に設けた分
岐接続装置の分岐接続部に配線器具を着脱自在に接続す
ることによって配線網を形成した屋内配線システムに用
いられ、一乃至複数の栓刃差し込み口と栓刃差し込み口
に対応する栓刃受け金具を具備するテーブルタップ本体
と、テーブルタップ本体内で栓刃受け金具と導通させた
複数の芯線を有するケーブルと、このケーブルの先端に
設けられ分岐接続装置の分岐接続部に結合されるハーネ
スプラグとを備えて成り、テーブルタップ本体の背面に
マグネットを収容する収容凹所を凹設し、収容凹所内に
マグネットの表面がテーブルタップ本体の背面とほぼ面
一になるように取り外し自在にマグネットを取り付け、
ハーネスプラグは、分岐接続装置の分岐接続部が嵌合さ
れる凹部がハウジングの前面に形成され、この凹部内に
ケーブルの複数の芯線が夫々基端部に接続された複数本
の栓刃の先端部が臨み、ハウジングの後端部にケーブル
の芯線を夫々挿入するケーブル挿入口を形成し、このケ
ーブル挿入口から挿入されるケーブルの芯線と接触する
接触片を上記夫々の栓刃の基端部に形成し、これら接触
片との間に芯線を弾性挟持する複数の錠ばねと、この錠
ばねを接触片から押し離して芯線の弾性挟持状態を解除
する解除釦とを具備し、上記解除釦を操作するための操
作ハンドルをハウジングの表面に露出させて成ることを
特徴とし、不要なときにはマグネットをテーブルタップ
本体から取り外しておくことができ、マグネットがテー
ブルタップ本体の背面から突出せず邪魔になることがな
いと共にマグネットをスチール製のデスクやキャビネッ
トに直接磁着させて強固にテーブルタップ本体を仮固定
することができる。また、ケーブルの長さが合わずに取
替が必要な場合、操作ハンドルを操作することによっ
て、ハーネスプラグから簡単にケーブルを取り外すこと
ができ、しかも取り替えたケーブルの芯線を電線挿入口
から挿入するだけで、鎖ばねと接触片との間に芯線が弾
性挟持されてハーネスプラグへのケーブルの接続が行
え、再接続作業を容易に行うことができ、操作ハンドル
によってケーブルを容易にハーネスプラグから取り外す
ことができる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、ハーネスプラグの操作ハンドルは手操作可能な大き
さに形成されて成ることを特徴とし、操作ハンドルが手
で操作できるために特別な工具等を用いずにケーブルを
容易にハーネスプラグから取り外すことができる。請求
項3の発明は、請求項1の発明において、マグネット素
体にヨークを重ねて固定することによってマグネットを
形成し、ヨークに取付用爪を突設すると共にテーブルタ
ップ本体に取付用爪を係合させることによってマグネッ
トをテーブルタップ本体に取り外し自在に取り付けて成
ることを特徴とし、請求項1の作用に加えて、ヨークに
設けた取付用爪による係合手段でテーブルタップ本体に
マグネットを取り付けることができ、マグネットの取り
付けや取り外しが容易になる。
【0007】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、マグネットの一方の側端部と他方の側端部にそれぞ
れ取付用爪を突設し、テーブルタップ本体の収容凹所の
一方の側端部内に係合穴を設けると共に収容凹所の他方
の側端部内に弾性変位自在な係合爪を設け、マグネット
を収容凹所内に収容してマグネットの一方の側端部の取
付用爪を係合穴に挿入係合させると共に、マグネットの
他方の側端部の取付用爪を係合爪に係脱自在に係合させ
て成ることを特徴とし、請求項1の作用に加えて、係合
爪を弾性的に変位させることによって係合爪と取付用爪
との係合や係合の解除を容易に行うことができ、マグネ
ットの取り付けや取り外しの操作が簡単になる。
【0008】請求項5の発明は、上記目的を達成するた
めに、床下地材と床下地材の上に適宜間隔をおいて敷設
した床材との間に形成される配線空間に電力用の幹線を
配線し、幹線上の適宜箇所に設けた分岐接続装置の分岐
接続部に配線器具を着脱自在に接続することによって配
線網を形成した屋内配線システムに用いられ、一乃至複
数の栓刃差し込み口と栓刃差し込み口に対応する栓刃受
け金具を具備するテーブルタップ本体と、テーブルタッ
プ本体内で栓刃受け金具と導通させた複数の芯線を有す
るケーブルと、このケーブルの先端に設けられ分岐接続
装置の分岐接続部に結合されるハーネスプラグとを備え
て成り、テーブルタップ本体の背面にマグネットを収容
する収容凹所を凹設し、収容凹所内にマグネットの表面
がテーブルタップ本体の背面とほぼ面一になるように取
り外し自在にマグネットを取り付け、ハーネスプラグ
は、分岐接続装置の分岐接続部が嵌合される凹部がハウ
ジングの前面に形成され、この凹部内にケーブルの複数
の芯線が夫々基端部に接続された複数本の栓刃の先端部
が臨み、ハウジングの後端部にケーブルの芯線を夫々挿
入するケーブル挿入口を形成し、このケーブル挿入口か
ら挿入されるケーブルの芯線と接触する接触片を上記夫
々の栓刃の基端部に形成し、これら接触片との間に芯線
を弾性挟持する複数の錠ばねと、この錠ばねを接触片か
ら押し離して芯線の弾性挟持状態を解除する解除釦とを
具備し、ハーネスプラグのハウジングの側面に電気的特
性や用途を表示する表示部を設けたことを特徴とし、不
要なときにはマグネットをテーブルタップ本体から取り
外しておくことができ、マグネットがテーブルタップ本
体の背面から突出せず邪魔になることがないと共にマグ
ネットをスチール製のデスクやキャビネットに直接磁着
させて強固にテーブルタップ本体を仮固定することがで
きる。また、表示部からハーネスプラグを有するテーブ
ルタップの電気的特性や用途などの電気配線に必要な情
報を知らしめることができる。
【0009】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、マグネット素体にヨークを重ねて固定することによ
ってマグネットを形成し、ヨークに取付用爪を突設する
と共にテーブルタップ本体に取付用爪を係合させること
によってマグネットをテーブルタップ本体に取り外し自
在に取り付けて成ることを特徴とし、請求項5の作用に
加えて、ヨークに設けた取付用爪による係合手段でテー
ブルタップ本体にマグネットを取り付けることができ、
マグネットの取り付けや取り外しが容易になる。
【0010】請求項7の発明は、請求項5の発明におい
て、マグネットの一方の側端部と他方の側端部にそれぞ
れ取付用爪を突設し、テーブルタップ本体の収容凹所の
一方の側端部内に係合穴を設けると共に収容凹所の他方
の側端部内に弾性変位自在な係合爪を設け、マグネット
を収容凹所内に収容してマグネットの一方の側端部の取
付用爪を係合穴に挿入係合させると共に、マグネットの
他方の側端部の取付用爪を係合爪に係脱自在に係合させ
て成ることを特徴とし、請求項5の作用に加えて、係合
爪を弾性的に変位させることによって係合爪と取付用爪
との係合や係合の解除を容易に行うことができ、マグネ
ットの取り付けや取り外しの操作が簡単になる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図12を参照して本
発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態のテーブ
ルタップは、テーブルタップ本体1と、ケーブル37
と、ハーネスプラグ11とを備えて成るものである。テ
ーブルタップ本体1は図2(a)(b)や図3(b)に
示すように合成樹脂成形品のボディ38とカバー39を
接合することによって形成されるものであり、図2
(a)や図3(a)のようにボディ38には複数箇所に
おいて栓刃差し込み口40が穿設してある。テーブルタ
ップ本体1内には栓刃差し込み口40に対応する栓刃受
け金具や、端子金具等が内蔵してあり、先端にハーネス
プラグ11を取り付けたケーブル37をテーブルタップ
本体1内に一方の端部から導入して端子金具に接続して
ある。またテーブルタップ本体1の一方の端部や両方の
端部には鍔片41が突設してあり、ビス等に引っ掛けて
壁などにテーブルタップを仮固定するための孔42が鍔
片41に設けてある。
【0012】テーブルタップ本体1の背面には図2
(b)のようにその一方の端部と他方の端部付近におい
て収容凹所3が凹設してある。収容凹所3は長方形状に
開口させてあり、長手方向の一方の端部はやや幅広の操
作用凹部43として形成してある。この操作用凹部43
内には図7や図8に示すように、底部から開口側に向け
て弾性板片44が一体に突出させてあり、弾性板片44
の先端部の内側に一対の係合爪9が一体に突設してあ
る。係合爪9の外面は傾斜面9aに形成してある。弾性
板片44は操作用凹部43の内壁面と間隔を隔てて形成
してあり、図7(c)に示すようにその厚み方向に弾性
的に撓み変形して先端部の係合爪9が弾性的に変位自在
になるようにしてある。この弾性板片44の基部の内側
において操作用凹部43の底面には図8のような治具差
し込み穴45が設けてある。また、収容凹所3の長手方
向の他方の端部においてその底部付近には図7に示すよ
うに係合穴8が設けてあり、この係合穴8と連続するよ
うに収容凹所3の底面に案内溝46が凹設してある。
【0013】マグネット2としては磁石のみで形成した
ものを用いることができるが、図5や図6に示すように
磁石そのものであるマグネット素体4にヨーク5を重ね
て固定してブロック状に形成したものを用いるようにし
てある。マグネット素体4は図5(b)のように偏平な
直方体に作製してあり、鋼板等の磁性金属板で断面コ字
形に作製したヨーク5をマグネット素体4に被せ、マグ
ネット素体4とヨーク5の中央にそれぞれ設けた通し孔
47,48に筒型リベット状の鋲49を通して図6
(d)のようにかしめることによって、マグネット素体
4にヨーク5を固定して図5(a)や図6(a),
(b),(c)のようなブロック状のマグネット2を形
成することができる。鋲49のかしめ片49a,49b
はそれぞれマグネット素体4やヨーク5の通し孔47,
48の周縁の凹段部47a,48aに納めるようにして
ある。
【0014】また図5や図6に示すように、マグネット
2の長手方向の一方の端部においてヨーク5の中央部に
取付用爪6が一体に延出して突設してあり、マグネット
2の長手方向の他方の端部においてヨーク5の両側端部
にそれぞれ取付用爪7,7が一体に延出して突設してあ
る。取付用爪7の先部は傾斜面7aとして形成してあ
る。このように、ヨーク5を用いることによって取付用
爪6,7をマグネット2に形成することが可能になるの
である。
【0015】上記のように形成されるマグネット2はテ
ーブルタップ本体1の収容凹所3内に嵌め込んで取り付
けることができるようにしてある。すなわち、まずマグ
ネット2の一方の端部を収容凹所3内に挿入して図7
(b)のように係合穴8に取付用爪6を差し込んで係合
させる。このとき案内溝46に案内されて係合穴8への
取付用爪6の差し込みはスムーズになされる。次に、マ
グネット2の他方の端部を収容凹所3内に押し込むと、
係合爪9の傾斜面9aが取付用爪7の傾斜面7aによっ
て押圧され、図7(c)のように弾性板片44がマグネ
ット2と反対方向へ弾性的に撓んで係合爪9が変位し、
図7(a)のように取付用爪7が係合爪9に係合され
る。このようにして、係合穴8に対する取付用爪6の挿
入係合と、係合爪9に対する取付用爪7の引っかけ係合
によって、図1や図3(c)に示すように収容凹所3に
嵌め込んでマグネット2を取り付けることができるもの
である。
【0016】マグネット2はマグネット2の表面とテー
ブルタップ本体1の背面とがほぼ面一になるように収容
凹所3内に収容して取り付けてあり、マグネット2の磁
力によって、図4に示すように、スチール製など磁石が
吸着する部材で形成されたデスク12やキャビネットの
側面にテーブルタップ本体1を仮固定させることができ
るものである。このようにテーブルタップ本体1をOA
機器が設置されているデスク12やキャビネットの側面
に仮固定して使用することによって、OA機器のコード
類をすっきりと配線することが可能になるものである。
【0017】また、このようにマグネット2によって仮
固定を行なわない場合や、マグネット2の磁力による悪
影響を避ける必要があるときなどには、テーブルタップ
本体1の収容凹所3内からマグネット2を取り外すこと
ができる。取り外しの操作は、一対の係合爪9,9の間
においてマグネット2の端部と弾性板片44との間に図
8(a)のようにドライバー等の治具26の先部を差し
込むと共にさらに治具26の先端を治具差し込み穴19
に差し込み、治具差し込み穴45に差し込んだ治具26
の先端を支点にして治具26を矢印のように回動させる
ことによって、図7(c)のように弾性板片44をマグ
ネット2と反対側に弾性的に撓ませて係合爪9を変位さ
せ、取付用爪7と係合爪9との係合を外すことによって
おこなうことができる。取付用爪7と係合爪9との係合
を外すと係合穴8に対する取付用爪7の差し込み係合が
自動的に外れ、収容凹所3内からマグネット2を取り出
すことができる。このようにドライバー等の治具26を
用いてマグネット2の取り外しを容易におこなうことが
できるものである。
【0018】一方、ハーネスプラグ11は、従来技術で
説明した屋内配線システムに用いられるジョイントボッ
クス10のような分岐接続装置に抜き差し自在に接続さ
れる。ハーネスプラグ11は、図9に示すように、後述
するジョイントボックス10のコネクタ部30と嵌合す
る凹部14がハウジング13の前面に形成され、この凹
部14内には電線の複数の芯線がそれぞれ接続される複
数本の栓刃15が先端を凹部14の開口に臨ませて配設
されている。
【0019】ハーネスプラグ11のハウジング13は、
図9に示すように、ボディ13aとカバー13bとで構
成される。ボディ13aは上面及び前面が開口した略箱
状に形成され、隔壁により内部が前後の空間に分離さ
れ、前方に形成される凹所により上記ジョイントボック
ス10のコネクタ部30が挿入される凹所14が形成さ
れている。上記隔壁には、3本の栓刃15を圧入して固
定する固定部を形成してあり、栓刃15を固定部に取り
付けると、凹所14内に栓刃15の先端が列設されるこ
とになる。そして、ボディ13aの後方の内部空間は、
ボディ13aの長手方向に沿って走る2条の隔壁でさら
に3つの区画に分離され、夫々の区画内に栓刃15が収
められる。このボディ13aの後端部にはカバー13b
と組み合わせた状態で電線挿入口19となる3つの凹部
が形成されている。なお、各凹部は電線挿入口19の内
部が細径となっており、電線挿入口19に挿入されるケ
ーブル37の芯線の位置決めが確実に行える形状に形成
してある。
【0020】栓刃15は導電材料から板状に形成され、
基部を各区画の一内側面に当接するように折曲し、この
基部の少なくともカバー13b側から横向きに下面にケ
ーブル37の芯線が接触する接触片15aを形成してあ
る。また栓刃15の中央部の下面からは、ボディ13a
に位置決めして仮固定するための仮固定部たる仮固定片
15bを一対突設してある。ボディ13aの隔壁により
分離された夫々の区画の仮固定片15bに対応する底面
には図9に示すようにリブ55を突設してあり、このリ
ブ55を夫々の仮固定片15bの対向する内端に形成さ
れた爪内に圧入して、栓刃15がボディ13aに仮固定
される。なお、下部両端に爪が形成された突起からなる
仮固定片を栓刃15に形成するとともに、2条の突条か
らなるリブをボディ13aの内底面に形成して、リブの
間に仮固定片を嵌合するようにしても良い。
【0021】ところで、3本の栓刃15の内でケーブル
37の接地用の芯線が接続される栓刃は他の栓刃よりも
若干前方に突出するように長く、あるいは先方に取り付
けられる構造となっている。これは、他の栓刃がジョイ
ントボックス10の刃受ばねに接続される際に、まず最
初に接地線が接続された栓刃がジョイントボックス10
の刃受ばねに接続され、また逆に引き外しの際には接地
線が接続された栓刃が最後に外れるようにして、安全性
を確保するようにするためである。
【0022】上記夫々の栓刃15の接触片15aと、ボ
ディ13aの3区画に分割された夫々区画の後端部との
間には、ケーブル37の芯線を接触片15aに弾性的に
押し当てる錠ばね20を配置する。カバー13bは、内
部の構造が上記ボディ13aと略同じ構造の下面と前面
とが開口する略箱状に形成されており、上面の2箇所に
はとめ鋲を挿通する挿通孔を形成してあり、挿通孔とこ
の挿通孔に対応してボディ13aに形成された挿通孔と
にはとめ鋲27を挿通して先端をかしめ、ボディ13a
にカバー13bを被着する構造としてある。
【0023】ボディ13aの凹所と共に凹部14を形成
するカバー13bの凹所の内底面には、後述するジョイ
ントボックス10の逆差し防止溝に嵌まるコネクタ部3
0の挿着方向に沿って走る誤接続防止部としての突条2
2が形成されており、これにより逆差しあるいは定格や
用途の異なるジョイントボックス10が誤って接続され
るのを防止するようにしてある。
【0024】ここで、この種のハーネスプラグ11には
ジョイントボックス10との抜けを防止するために、図
11に示すように、ジョイントボックス10に形成され
た係止溝35に係止離脱自在に係止する合成樹脂等の可
撓性を有する材料で形勢されたロック体23を備えてお
り、このロック体23をカバー13b側に備える構造と
してある。なお、従来のこの種のジョイントボックスや
ハーネスプラグの場合にはボディ側にも上記ロック体2
3と同じものを設けてあったが、これではハーネスプラ
グの形状が大きくなるので、本実施形態ではカバー13
b側だけにロック体23を設け、ハーネスプラグ10の
小型化を図っている。
【0025】上記ロック体23をカバー13bに取り付
けるために、上記カバー13bの上面中央部を凹設し、
ロック体23の取付部24を形成してある。この取付部
24の凹所に対応する部分に開口を形成し、この開口か
らロック体23の係止爪23aが凹部14内に突出する
構造としてある。そして、この開口の後部にロック体2
3を固定する固定部を形成してある。ここで、ロック体
23には、中央下面から断面略L字状の固定片が垂設さ
れ、この固定片の下面にカバー13bに弾性係止される
2本の固定爪片23cを垂設してある。そして、係止爪
23aが形成された先端面の上部にカバー13bに弾性
係止する係止片を形成してある。なお、ロック体23の
解除時に指で操作される上面には、横方向に走る複数条
の突条からなる滑り止め23dを形成してある。
【0026】ロック体23が取り付けられるカバー13
bの取付部24においては、固定部に固定爪片23cを
挿入する挿入孔を形成してあり、この挿入孔に固定爪片
23cを係止させることにより、ロック体23が取付部
24に取り付けられる。そして、この固定部の後部はロ
ック体23の押圧操作部23dよりも大きく形成し、押
圧操作部23dを指で押圧できるようにしてある。つま
り、ロック体23の押圧操作部23dを下方に押し下げ
ると、固定片23bを支点として、係止爪23a側が上
方に回動し、係止爪23aがジョイントボックス10の
コネクタ部30の係止溝35から外れ、ハーネスプラグ
11をジョイントボックス10から外すことができるよ
うにしたものである。
【0027】上記ロック体23の取付部24への取り付
けは以下のように行う。まずロック体23の固定爪片2
3cを挿入孔に挿入し、次いで弾性片23bを後端面が
固定部の後方の段部に係止されるように固定部上に載置
すると、固定爪片23cの下部の前面に形成された爪が
挿入孔の内側の開口縁に係止されることによりカバー1
3bに固定される。ここで、本実施形態の場合には固定
部の後端の段部と挿入孔の前方側の開口縁との間の間隔
よりも、固定片23bの後端面から固定爪片23cの基
部の前面までの間隔を若干大きくし形成し、固定片23
bの横片に固定部の段部により前方への弾性力を付与
し、これによって固定爪片23cが確実に係止されるよ
うにしている。また、ボディ13aの隔壁の後方に突部
を形成し、ロック体23を仮固定したカバー13bをボ
ディ13aに被着すると、ボディ13aの隔壁に対応す
るカバー13bの隔壁と突部との間に固定爪片23cの
下部が挟持されて、ロック体23が本固定されるように
してある。つまり、本実施形態では固定片23bと固定
爪片23cとがロック体23の固定部となると共に、固
定部及び挿入孔とがロック体23の上記固定部を弾性的
に凹凸嵌合してロック体23を仮固定する仮固定部とな
り、隔壁と突部とがボディ13aとカバー13bとを組
み合わせた際にロック体23の上記固定部を挟持する挟
持部となる。
【0028】ところで、このカバー13bをボディ13
aに被着する際には、錠ばね20と接触片15aからな
る電線(ケーブル37の芯線)の速結部に対応する箇所
に解除釦ブロック21を収める。解除釦ブロック21
は、各錠ばね20を対応する接触片15aから同時に押
し離して芯線の弾性挟持状態を解除する解除部21a
と、解除部21aの一端縁から延設されカバー13bの
後端部に設けられた開口からカバー13bの表面に露出
する操作ハンドル21bとから構成され、操作ハンドル
21bは手操作可能な大きさに形成されている。操作ハ
ンドル21bを押し下げると、操作ハンドル21bの押
し操作によって解除部21aが回動し、錠ばね20が接
触片15aから離れる向きに押し撓められて、芯線の弾
性係止状態が解除される。
【0029】また、図9及び図11に示すように、凹所
に対応するカバー13bの表面には凹部51が形成され
ており、ジョイントボックス10の定格や用途などを記
載したカード52が凹部51内に収められ、凹部51の
両端面に形成された係止溝と係止離脱自在に係止する係
止片が両端縁に形成された透明なカバー53がカード5
2を覆うようにして凹部51に取り付けられているの
で、カード52からジョイントボックス10の定格や用
途を容易に読み取ることができる。尚、ハーネスプラグ
11では、ボディ13a及びカバー13bは2個のはと
め鋲で固定されており、カバー13bの後端部は平坦面
に形成されている。
【0030】次に、ハーネスプラグ11が差し込まれる
ジョイントボックス10について説明する。ジョイント
ボックス10は、差込み側となるハーネスプラグ11の
凹部14に挿着されるコネクタ部30が前面に形成さ
れ、このコネクタ部30の前面に形成された栓刃挿入口
31から挿入されるハーネスプラグ11の栓刃15を夫
々受ける複数の刃受ばねを内部に備える構造となってい
る。
【0031】このジョイントボックス10のハウジング
33は、図10に示すように、ボディ33a及びカバー
33bとで構成され、カバー33bの上面の4箇所には
とめ鋲を通す挿通孔を形成してある。この挿通孔に対応
してボディ33aにもはとめ鋲を挿通する挿通孔が形成
されており、挿通孔に挿通したはとめ鋲の先端をかしめ
て、ボディ33aにカバー33bを被着する構造として
ある。
【0032】ボディ33aは上面が開口した略箱状に形
成されており、カバー33bと組み合わされた状態でコ
ネクタ部30となる前方収納部は、ボディ33aの長手
方向に沿って走る2条の隔壁により3つの区画に仕切ら
れており、夫々の区画内に刃受ばねが収められている。
なお、この隔壁は前方収納部から後方にかけて略刃受ば
ねの全長にわたって形成してある。そして、夫々の区画
に対応する前面部には栓刃挿入口となる凹部を形成して
ある。また、このジョイントボックス10の場合にも、
ボディ33aの後端部に錠ばねと接触片との間にケーブ
ル83の芯線83a,83b,83cを挿入させる電線
挿入口となる凹部を形成してある。なお、各凹部は電線
挿入口の内部が細径となっており、電線挿入口に挿入さ
れる芯線の位置決めが確実に行える形状に形成してあ
る。
【0033】カバー33bの内部構造はボディ33aと
略同様の構造に形成されており、上記カバー33bをボ
ディ33aに被着する際には、錠ばねと接触片からなる
電線の速結部に対応する箇所に解除釦ブロックが収めら
れている。解除釦ブロックは、各錠ばねを対応する接触
片から同時に押し離して芯線の弾性挟持状態を解除する
解除部と、解除部の一端縁から延設されカバー33bの
後端部に設けられた開口からカバー33bの表面に露出
する操作ハンドル57とから構成され、操作ハンドル5
7は手操作可能な大きさに形成されている。操作ハンド
ル57を押し下げると、操作ハンドル57の押し操作に
よって解除部が回動し、錠ばねが接触片から離れる向き
に押し撓められて、芯線の弾性係止状態が解除される。
【0034】このようにジョイントボックス10及びハ
ーネスプラグ11への電線接続部を解除機能を有する速
結構造とすれば、ケーブルの長さが合わずに取替が必要
な場合、解除釦ブロックを操作することで、簡単にケー
ブルを取外すことができ、しかも取り替えたケーブルを
芯線を電線挿入口から挿入するだけで、錠ばねと接触片
との間に芯線が弾性挟持されてケーブルの接続が行え、
再接続作業も容易となり、ケーブルの取替作業を極めて
簡単に行える。
【0035】ジョイントボックス10へのハーネスプラ
グ11の接続は、突条22が逆差し防止溝に嵌まるよう
にハーネスプラグ11の凹部14とジョイントボックス
10のコネクタ部30との向きを合わせ、ハーネスプラ
グ11をジョイントボックス10に押し込むと、栓刃1
5が栓刃挿入口31に挿入されて、夫々の栓刃15が刃
受ばねに接続される。このとき、ロック体23の係止爪
23aが係止溝35に係止して抜け止めが施される。
【0036】そして、ジョイントボックス10からハー
ネスプラグ11を外すときには、ロック体23の押圧操
作部23dを押し込んで、ロック体23の係止爪23a
とコネクタ部30の係止溝35との係止状態を解除し、
ハーネスプラグ11を後方に引き抜けばよい。上記構成
のテーブルタップを用いて配線施工を行う際には、図1
2に示すように、床下地材91に立設した支脚92の上
に略正方形の単位寸法の床材90を多数枚載置すること
によってフリーアクセスフロアを構成し、床下地材91
と床材90との間の空間を配線空間として用いる。この
配線空間には、分電盤81に収納された主幹ブレーカ8
2に接続された幹線83が配線される。また、幹線83
には適宜間隔でジョイントボックス10が接続される。
いま、図12に示すように、本実施形態のテーブルタッ
プは、テーブルタップ本体1が、スチール製など磁石が
吸着する部材で形成されたデスク12の側面に固定さ
れ、ケーブル37の先端に設けられたハーネスプラグ1
1が床下を通ってジョイントボックス10に接続されて
いる。この結果、テーブルタップを幹線83に接続する
ことができ、配線洪水の問題を解決するとともに、テー
ブルタップ本体1は背面のマグネット2により、スチー
ル製のデスク12やキャビネットに直接磁着させて強固
にテーブルタップ本体1を仮固定することができ、さら
に、ハーネスプラグ11のハウジングの側面に表示部
(カード52)が設けられているため、このカード52
にの定格や用途などを記載しておくことでアクセスフロ
アー内でのハーネスプラグ11のケーブルの取り付け、
取り外し作業が容易となる。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明は、床下地材と床下地材
の上に適宜間隔をおいて敷設した床材との間に形成され
る配線空間に電力用の幹線を配線し、幹線上の適宜箇所
に設けた分岐接続装置の分岐接続部に配線器具を着脱自
在に接続することによって配線網を形成した屋内配線シ
ステムに用いられ、一乃至複数の栓刃差し込み口と栓刃
差し込み口に対応する栓刃受け金具を具備するテーブル
タップ本体と、テーブルタップ本体内で栓刃受け金具と
導通させた複数の芯線を有するケーブルと、このケーブ
ルの先端に設けられ分岐接続装置の分岐接続部に結合さ
れるハーネスプラグとを備えて成り、テーブルタップ本
体の背面にマグネットを収容する収容凹所を凹設し、収
容凹所内にマグネットの表面がテーブルタップ本体の背
面とほぼ面一になるように取り外し自在にマグネットを
取り付け、ハーネスプラグは、分岐接続装置の分岐接続
部が嵌合される凹部がハウジングの前面に形成され、こ
の凹部内にケーブルの複数の芯線が夫々基端部に接続さ
れた複数本の栓刃の先端部が臨み、ハウジングの後端部
にケーブルの芯線を夫々挿入するケーブル挿入口を形成
し、このケーブル挿入口から挿入されるケーブルの芯線
と接触する接触片を上記夫々の栓刃の基端部に形成し、
これら接触片との間に芯線を弾性挟持する複数の錠ばね
と、この錠ばねを接触片から押し離して芯線の弾性挟持
状態を解除する解除釦とを具備し、上記解除釦を操作す
るための操作ハンドルをハウジングの表面に露出させて
成るので、不要なときにはマグネットをテーブルタップ
本体から取り外しておくことができ、マグネットがテー
ブルタップ本体の背面から突出せず邪魔になることがな
いと共にマグネットをスチール製のデスクやキャビネッ
トに直接磁着させて強固にテーブルタップ本体を仮固定
することができるという効果がある。また、ケーブルの
長さが合わずに取替が必要な場合、操作ハンドルを操作
することによって、ハーネスプラグから簡単にケーブル
を取り外すことができ、しかも取り替えたケーブルの芯
線を電線挿入口から挿入するだけで、鎖ばねと接触片と
の間に芯線が弾性挟持されてハーネスプラグへのケーブ
ルの接続が行え、再接続作業を容易に行うことができ、
操作ハンドルによってケーブルを容易にハーネスプラグ
から取り外すことができるという効果がある。
【0038】請求項2の発明は、ハーネスプラグの操作
ハンドルは手操作可能な大きさに形成されて成るので、
操作ハンドルが手で操作できるために特別な工具等を用
いずにケーブルを容易にハーネスプラグから取り外すこ
とができるという効果がある。請求項3の発明は、マグ
ネット素体にヨークを重ねて固定することによってマグ
ネットを形成し、ヨークに取付用爪を突設すると共にテ
ーブルタップ本体に取付用爪を係合させることによって
マグネットをテーブルタップ本体に取り外し自在に取り
付けて成るので、請求項1の作用に加えて、ヨークに設
けた取付用爪による係合手段でテーブルタップ本体にマ
グネットを取り付けることができ、マグネットの取り付
けや取り外しが容易になるという効果がある。
【0039】請求項4の発明は、マグネットの一方の側
端部と他方の側端部にそれぞれ取付用爪を突設し、テー
ブルタップ本体の収容凹所の一方の側端部内に係合穴を
設けると共に収容凹所の他方の側端部内に弾性変位自在
な係合爪を設け、マグネットを収容凹所内に収容してマ
グネットの一方の側端部の取付用爪を係合穴に挿入係合
させると共に、マグネットの他方の側端部の取付用爪を
係合爪に係脱自在に係合させて成るので、請求項1の作
用に加えて、係合爪を弾性的に変位させることによって
係合爪と取付用爪との係合や係合の解除を容易に行うこ
とができ、マグネットの取り付けや取り外しの操作が簡
単になるという効果がある。請求項5の発明は、床下地
材と床下地材の上に適宜間隔をおいて敷設した床材との
間に形成される配線空間に電力用の幹線を配線し、幹線
上の適宜箇所に設けた分岐接続装置の分岐接続部に配線
器具を着脱自在に接続することによって配線網を形成し
た屋内配線システムに用いられ、一乃至複数の栓刃差し
込み口と栓刃差し込み口に対応する栓刃受け金具を具備
するテーブルタップ本体と、テーブルタップ本体内で栓
刃受け金具と導通させた複数の芯線を有するケーブル
と、このケーブルの先端に設けられ分岐接続装置の分岐
接続部に結合されるハーネスプラグとを備えて成り、テ
ーブルタップ本体の背面にマグネットを収容する収容凹
所を凹設し、収容凹所内にマグネットの表面がテーブル
タップ本体の背面とほぼ面一になるように取り外し自在
にマグネットを取り付け、ハーネスプラグは、分岐接続
装置の分岐接続部が嵌合される凹部がハウジングの前面
に形成され、この凹部内にケーブルの複数の芯線が夫々
基端部に接続された複数本の栓刃の先端部が臨み、ハウ
ジングの後端部にケーブルの芯線を夫々挿入するケーブ
ル挿入口を形成し、このケーブル挿入口から挿入される
ケーブルの芯線と接触する接触片を上記夫々の栓刃の基
端部に形成し、これら接触片との間に芯線を弾性挟持す
る複数の錠ばねと、この錠ばねを接触片から押し離して
芯線の弾性挟持状態を解除する解除釦とを具備し、ハー
ネスプラグのハウジングの側面に電気的特性や用途を表
示する表示部を設けたので、不要なときにはマグネット
をテーブルタップ本体から取り外しておくことができ、
マグネットがテーブルタップ本体の背面から突出せず邪
魔になることがないと共にマグネットをスチール製のデ
スクやキャビネットに直接磁着させて強固にテーブルタ
ップ本体を仮固定することができるという効果がある。
また、表示部からハーネスプラグを有するテーブルタッ
プの電気的特性や用途などの電気配線に必要な情報を知
らしめることができるという効果がある。
【0040】請求項6の発明は、マグネット素体にヨー
クを重ねて固定することによってマグネットを形成し、
ヨークに取付用爪を突設すると共にテーブルタップ本体
に取付用爪を係合させることによってマグネットをテー
ブルタップ本体に取り外し自在に取り付けて成るので、
請求項5の作用に加えて、ヨークに設けた取付用爪によ
る係合手段でテーブルタップ本体にマグネットを取り付
けることができ、マグネットの取り付けや取り外しが容
易になるという効果がある。
【0041】請求項7の発明は、マグネットの一方の側
端部と他方の側端部にそれぞれ取付用爪を突設し、テー
ブルタップ本体の収容凹所の一方の側端部内に係合穴を
設けると共に収容凹所の他方の側端部内に弾性変位自在
な係合爪を設け、マグネットを収容凹所内に収容してマ
グネットの一方の側端部の取付用爪を係合穴に挿入係合
させると共に、マグネットの他方の側端部の取付用爪を
係合爪に係脱自在に係合させて成るので、請求項5の作
用に加えて、係合爪を弾性的に変位させることによって
係合爪と取付用爪との係合や係合の解除を容易に行うこ
とができ、マグネットの取り付けや取り外しの操作が簡
単になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の斜視図である。
【図2】同上のテーブルタップ本体を示すものであり、
(a)は表面側から見た斜視図、(b)はマグネットを
外した状態の背面側から見た斜視図である。
【図3】同上のテーブルタップ本体を示すものであり、
(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図であ
る。
【図4】同上のテーブルタップ本体を固定した状態を示
す一部省略した斜視図である。
【図5】同上のテーブルタップ本体に取り付けられるマ
グネットを示すものであり、(a)は拡大した斜視図、
(b)は拡大した分解斜視図である。
【図6】同上のテーブルタップ本体に取り付けられるマ
グネットを示すものであり、(a)は拡大した平面図、
(b)は拡大した正面図、(c)は拡大した側面図、
(d)は(b)のイ−イ線部分のさらに拡大した断面図
である。
【図7】同上のテーブルタップ本体へのマグネットの取
付状態を示すものであり、(a),(b)はそれぞれ拡
大した断面図、(c)は(b)のロの箇所を示す断面図
である。
【図8】同上のテーブルタップ本体の一部を示すもので
あり、(a),(b)はそれぞれ拡大した斜視図であ
る。
【図9】同上のハーネスプラグの断面図である。
【図10】同上におけるハーネスプラグをジョイントボ
ックスに接続した状態を示す斜視図である。
【図11】同上におけるジョイントボックスへのハーネ
スプラグの着脱を示す説明図である。
【図12】実施形態を用いた屋内配線システムの構成例
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 テーブルタップ本体 2 マグネット 3 収容凹所 4 マグネット素体 5 ヨーク 6 取付用爪 7 取付用爪 8 係合穴 9 係合爪 10 ジョイントボックス 11 ハーネスプラグ 15 栓刃 20 錠ばね 21 解除釦ブロック 23 ロック体 35 係止溝 37 ケーブル 43 操作用凹部 44 弾性板片 51 凹部 52 カード 53 カバー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床下地材と床下地材の上に適宜間隔をお
    いて敷設した床材との間に形成される配線空間に電力用
    の幹線を配線し、幹線上の適宜箇所に設けた分岐接続装
    置の分岐接続部に配線器具を着脱自在に接続することに
    よって配線網を形成した屋内配線システムに用いられ、
    一乃至複数の栓刃差し込み口と栓刃差し込み口に対応す
    る栓刃受け金具を具備するテーブルタップ本体と、テー
    ブルタップ本体内で栓刃受け金具と導通させた複数の芯
    線を有するケーブルと、このケーブルの先端に設けられ
    分岐接続装置の分岐接続部に結合されるハーネスプラグ
    とを備えて成り、テーブルタップ本体の背面にマグネッ
    トを収容する収容凹所を凹設し、収容凹所内にマグネッ
    トの表面がテーブルタップ本体の背面とほぼ面一になる
    ように取り外し自在にマグネットを取り付け、ハーネス
    プラグは、分岐接続装置の分岐接続部が嵌合される凹部
    がハウジングの前面に形成され、この凹部内にケーブル
    の複数の芯線が夫々基端部に接続された複数本の栓刃の
    先端部が臨み、ハウジングの後端部にケーブルの芯線を
    夫々挿入するケーブル挿入口を形成し、このケーブル挿
    入口から挿入されるケーブルの芯線と接触する接触片を
    上記夫々の栓刃の基端部に形成し、これら接触片との間
    に芯線を弾性挟持する複数の錠ばねと、この錠ばねを接
    触片から押し離して芯線の弾性挟持状態を解除する解除
    釦とを具備し、上記解除釦を操作するための操作ハンド
    ルをハウジングの表面に露出させて成ることを特徴とす
    るテーブルタップ。
  2. 【請求項2】 ハーネスプラグの操作ハンドルは手操作
    可能な大きさに形成されて成ることを特徴とする請求項
    1記載のテーブルタップ。
  3. 【請求項3】 マグネット素体にヨークを重ねて固定す
    ることによってマグネットを形成し、ヨークに取付用爪
    を突設すると共にテーブルタップ本体に取付用爪を係合
    させることによってマグネットをテーブルタップ本体に
    取り外し自在に取り付けて成ることを特徴とする請求項
    1記載のテーブルタップ。
  4. 【請求項4】 マグネットの一方の側端部と他方の側端
    部にそれぞれ取付用爪を突設し、テーブルタップ本体の
    収容凹所の一方の側端部内に係合穴を設けると共に収容
    凹所の他方の側端部内に弾性変位自在な係合爪を設け、
    マグネットを収容凹所内に収容してマグネットの一方の
    側端部の取付用爪を係合穴に挿入係合させると共に、マ
    グネットの他方の側端部の取付用爪を係合爪に係脱自在
    に係合させて成ることを特徴とする請求項1記載のテー
    ブルタップ。
  5. 【請求項5】 床下地材と床下地材の上に適宜間隔をお
    いて敷設した床材との間に形成される配線空間に電力用
    の幹線を配線し、幹線上の適宜箇所に設けた分岐接続装
    置の分岐接続部に配線器具を着脱自在に接続することに
    よって配線網を形成した屋内配線システムに用いられ、
    一乃至複数の栓刃差し込み口と栓刃差し込み口に対応す
    る栓刃受け金具を具備するテーブルタップ本体と、テー
    ブルタップ本体内で栓刃受け金具と導通させた複数の芯
    線を有するケーブルと、このケーブルの先端に設けられ
    分岐接続装置の分岐接続部に結合されるハーネスプラグ
    とを備えて成り、テーブルタップ本体の背面にマグネッ
    トを収容する収容凹所を凹設し、収容凹所内にマグネッ
    トの表面がテーブルタップ本体の背面とほぼ面一になる
    ように取り外し自在にマグネットを取り付け、ハーネス
    プラグは、分岐接続装置の分岐接続部が嵌合される凹部
    がハウジングの前面に形成され、この凹部内にケーブル
    の複数の芯線が夫々基端部に接続された複数本の栓刃の
    先端部が臨み、ハウジングの後端部にケーブルの芯線を
    夫々挿入するケーブル挿入口を形成し、このケーブル挿
    入口から挿入されるケーブルの芯線と接触する接触片を
    上記夫々の栓刃の基端部に形成し、これら接触片との間
    に芯線を弾性挟持する複数の錠ばねと、この錠ばねを接
    触片から押し離して芯線の弾性挟持状態を解除する解除
    釦とを具備し、ハーネスプラグのハウジングの側面に電
    気的特性や用途を表示する表示部を設けたことを特徴と
    するテーブルタップ。
  6. 【請求項6】 マグネット素体にヨークを重ねて固定す
    ることによってマグネットを形成し、ヨークに取付用爪
    を突設すると共にテーブルタップ本体に取付用爪を係合
    させることによってマグネットをテーブルタップ本体に
    取り外し自在に取り付けて成ることを特徴とする請求項
    5記載のテーブルタップ。
  7. 【請求項7】 マグネットの一方の側端部と他方の側端
    部にそれぞれ取付用爪を突設し、テーブルタップ本体の
    収容凹所の一方の側端部内に係合穴を設けると共に収容
    凹所の他方の側端部内に弾性変位自在な係合爪を設け、
    マグネットを収容凹所内に収容してマグネットの一方の
    側端部の取付用爪を係合穴に挿入係合させると共に、マ
    グネットの他方の側端部の取付用爪を係合爪に係脱自在
    に係合させて成ることを特徴とする請求項5記載のテー
    ブルタップ。
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