JPH11273792A - ブレーカ付きコンセント - Google Patents

ブレーカ付きコンセント

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JPH11273792A
JPH11273792A JP10080011A JP8001198A JPH11273792A JP H11273792 A JPH11273792 A JP H11273792A JP 10080011 A JP10080011 A JP 10080011A JP 8001198 A JP8001198 A JP 8001198A JP H11273792 A JPH11273792 A JP H11273792A
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JP
Japan
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unit
mounting
wiring
outlet
cable
Prior art date
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Application number
JP10080011A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Shibue
伸之 渋江
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Priority to CN98117376A priority patent/CN1230812A/zh
Priority to TW087115303A priority patent/TW503608B/zh
Priority to KR1019980039789A priority patent/KR100318016B1/ko
Priority to IDP981430A priority patent/ID22306A/id
Publication of JPH11273792A publication Critical patent/JPH11273792A/ja
Priority to KR1020010028844A priority patent/KR100318017B1/ko
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G3/00Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
    • H02G3/02Details

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Breakers (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】分岐ブレーカの復帰操作をその場で行なえ、さ
らに、作業性を向上させたハーネスプラグを有するブレ
ーカ付きコンセントを提供する。 【解決手段】器体1には3個のコンセントユニット30
と1個のブレーカユニット40とが納装される。コンセ
ントユニット30は器体1に3個設けた露出窓21a〜
21cを通してプラグの挿入口を設けた面を露出させ
る。また、ブレーカユニット40は器体1において露出
窓21a〜21cが形成されている面にハンドル42を
露出させる。ブレーカユニット40は分岐ブレーカとし
て機能し、ブレーカユニット40の作動時にはハンドル
42を分電盤の設置場所まで行かずに復帰操作ができ
る。ハーネスプラグ70に操作ハンドル77bを設けた
ので、この操作ハンドル77bを操作してケーブル60
の芯線を容易に外すことができて、作業性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるフリーア
クセスフロアによって配線空間を形成した屋内配線シス
テムに用いられるブレーカ付きコンセントに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】最近のオフィスではコンピュータ、ワー
ドプロセッサ、複写機等の多数の電気機器が用いられて
おり、多数の電線が引き回されることによるいわゆる配
線洪水が問題になっている。この種の問題を解決するた
めに、床下地材の上に適宜間隔をおいて床材を敷設し、
床下地材と床材との間の空間を配線空間とするフリーア
クセスフロアが従来より用いられている。フリーアクセ
スフロアを用いた屋内配線システムでは、床下地材と床
材との間の配線空間に、分電盤に内蔵した分岐ブレーカ
からの電力用の幹線を配線し、幹線上の適宜箇所に設け
た分岐接続装置の分岐接続部にコンセント等の配線器具
を着脱自在に接続することが考えられている。すなわ
ち、床材の敷設時に幹線を配線し、配線器具を設けた場
所に近い箇所の分岐接続装置に対して配線器具を接続す
るのである。この構成では、既設の屋内配線システムの
配線器具の位置変更や配線器具の追加、削除等を行なう
ときに配線器具と分岐接続装置との間の床材のみを取り
除けばよく、容易に施工することができるという利点を
有している。
【0003】また、分岐接続装置の分岐接続部に接続さ
れる従来のハーネスプラグは、分岐接続装置の分岐接続
部が嵌合される凹部をハウジングの前面に形成し、この
凹部内にケーブルの複数の芯線が夫々接続された複数本
の栓刃の先端を臨ませ、分岐接続装置の内部に設けられ
た刃受ばねに夫々栓刃を挿入嵌合させて、電気接続を行
うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た屋内配線システムでは、床下地材と床材との間の配線
空間には分岐ブレーカからの幹線が配線されているもの
であって、一般には分岐ブレーカは分電盤内に多数個設
けられているから、分岐ブレーカが作動してコンセント
への給電が遮断された場合に、どの分岐ブレーカを復帰
させれば所望の箇所の通電が再開されるかがわかりにく
く、また、分岐ブレーカの復帰操作のためには比較的離
れて配置されている分電盤を配置している場所まで行く
必要があり、復帰操作が面倒であるという問題を有して
いる。また、この種のハーネスプラグでは、ケーブルの
芯線は栓刃の基端にかしめて接続する構造になっていた
ため、現場においてケーブルの長さが合わない場合等に
おけるケーブルの取替作業が面倒であり、さらに、定格
等が表示されていないので、配線の施工時やメンテナン
ス時にハーネスプラグやブレーカ付きコンセントの定格
等がわかりにくく作業性が悪いという問題もあった。
【0005】本発明は上記問題に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、遮断箇所に対応する分
岐ブレーカが容易にわかり、分岐ブレーカの復帰操作を
その場で行なえ、さらに、作業性を向上させたハーネス
プラグを有するブレーカ付きコンセントを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、床下地材と床下地材の上に適宜
間隔をおいて敷設した床材との間に形成される配線空間
に電力用の幹線を配線し、幹線上の適宜箇所に設けた分
岐接続装置の分岐接続部に配線器具を着脱自在に接続す
ることによって配線網を形成した屋内配線システムに用
いられ、電気機器のプラグが着脱自在に接続されるコン
セントユニットと、分岐接続部とコンセントユニットと
の間の電路上に挿入され異常検出時に分岐接続部とコン
セントユニットとの間の電路を遮断するブレーカユニッ
トと、コンセントユニットとブレーカユニットとを収納
し取付面の表面に固定される器体と、器体内でコンセン
トユニットに接続される複数の芯線を有するケーブル
と、このケーブルの先端に設けられ、分岐接続部に着脱
自在に結合するハーネスプラグとを備え、コンセントユ
ニットにおけるプラグの挿入口とブレーカユニットにお
ける操作用のハンドルとを器体の前面側に設けて成り、
ハーネスプラグは、分岐接続部が嵌合される凹部がハウ
ジングの前面に形成され、この凹部内にケーブルの複数
の芯線が夫々基端部に接続された複数本の栓刃の先端部
が臨み、ハウジングの後端部にケーブルの芯線を夫々挿
入するケーブル挿入口を形成し、このケーブル挿入口か
ら挿入されるケーブルの芯線と接触する接触片を上記夫
々の栓刃の基端部に形成し、これら接触片との間に芯線
を弾性挟持する複数の錠ばねと、この錠ばねを接触片か
ら押し離して芯線の弾性挟持状態を解除する解除釦とを
具備し、上記解除釦を操作するための操作ハンドルをハ
ウジングの表面に露出させて成ることを特徴とし、ブレ
ーカユニットとコンセントユニットとの対応関係がわか
りやすく、ブレーカユニットによる遮断状態を容易に確
認することができ、しかも遮断時には分電盤を配置して
いる場所まで行かなくともその場で復帰操作を行なうこ
とができる。また、ケーブルの長さが合わずに取替が必
要な場合、操作ハンドルを操作することによって、簡単
にケーブルを取り外すことができ、しかも取り替えたケ
ーブルの芯線を電線挿入口から挿入するだけで、鎖ばね
と接触片との間に芯線が弾性挟持されてケーブルの接続
が行え、再接続作業を容易に行うことができ、しかも操
作ハンドルを操作することでケーブルを容易にハーネス
プラグから取り外すことができる。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、ハーネスプラグの操作ハンドルは手操作可能な大き
さに形成されて成ることを特徴とし、請求項1の作用に
加えて、操作ハンドルが手で操作できるために特別な工
具等を用いずにケーブルを容易にハーネスプラグから取
り外すことができる。請求項3の発明は、請求項1の発
明において、器体は取付面に螺合する取付ねじが挿通さ
れる取付孔を有し、器体の背面の周部には磁性体よりな
る取付面に磁着可能な永久磁石を保持する磁石保持凹所
が形成されて成ることを特徴とし、請求項1の作用に加
えて、木製の取付面などでは取付ねじを用いて器体を固
定することができ、スチールデスクのように磁性体の取
付面を有している場合には永久磁石を用いて器体を固定
することができる。
【0008】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、器体の前面には規格化された単位寸法の埋込型の配
線器具を3個まで露出させることができる寸法の露出窓
が複数個形成され、少なくとも1つの露出窓の両側部の
背面側には取付リブが突設され、取付リブには配線器具
の両側縁に突設された取付爪に係合して配線器具を保持
する結合孔が単位寸法の配線器具を3個まで保持可能と
なるように形成され、コンセントユニットのケースは単
位寸法の配線器具の3個分の寸法に形成されるととも
に、上記結合孔に係合する取付爪がケースの側面に突設
されて成ることを特徴とし、請求項1の作用に加えて、
1個のコンセントユニットと3個までの配線器具とのい
ずれかを露出窓に対応させて取り付けることが可能にな
る。すなわち、器体の設置場所に応じてコンセントユニ
ット以外の配線器具も組み合わせて用いることができ
る。
【0009】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、器体の前面には規格化された単位寸法の埋込型の配
線器具を3個まで露出させることができる寸法の露出窓
が複数個形成され、少なくとも1つの露出窓の両側部の
背面側には取付リブが突設され、取付リブには配線器具
の両側縁に突設された取付爪に係合して配線器具を保持
する結合孔が単位寸法の配線器具を3個まで保持可能と
なるように形成され、コンセントユニットのケースは単
位寸法の配線器具の3個分の寸法に形成されるととも
に、上記結合孔に係合する取付爪がケースの側面に突設
されて成り、且つ上記取付リブが突設された露出窓の近
傍で器体の周壁には他の部位よりも薄肉であって切除す
ると上記取付リブを用いて器体に取着される情報用の配
線器具に接続したケーブルを通せる程度の開口を形成す
るノックアウト部が形成されて成ることを特徴とし、請
求項1の作用に加えて、1個のコンセントユニットと3
個までの配線器具とのいずれかを露出窓に対応させて取
り付けることが可能になる。すなわち、器体の設置場所
に応じてコンセントユニット以外の配線器具も組み合わ
せて用いることができる。しかも、モジュラージャック
のような情報用の配線器具を器体に設けた場合にはノッ
クアウト部を切除すれば、配線器具に接続するための接
続線を通すための開口を形成することができるのであ
る。また、コンセントユニットのみを器体に納装する場
合にはノックアウト部を切除しなければ不要な開口が形
成されないから、美麗な外観が得られるのである。
【0010】請求項6の発明は、上記目的を達成するた
めに、床下地材と床下地材の上に適宜間隔をおいて敷設
した床材との間に形成される配線空間に電力用の幹線を
配線し、幹線上の適宜箇所に設けた分岐接続装置の分岐
接続部に配線器具を着脱自在に接続することによって配
線網を形成した屋内配線システムに用いられ、電気機器
のプラグが着脱自在に接続されるコンセントユニット
と、分岐接続部とコンセントユニットとの間の電路上に
挿入され異常検出時に分岐接続部とコンセントユニット
との間の電路を遮断するブレーカユニットと、コンセン
トユニットとブレーカユニットとを収納し取付面の表面
に固定される器体と、器体内でコンセントユニットに接
続される複数の芯線を有するケーブルと、このケーブル
の先端に設けられ、分岐接続部に着脱自在に結合するハ
ーネスプラグとを備え、コンセントユニットにおけるプ
ラグの挿入口とブレーカユニットにおける操作用のハン
ドルとを器体の前面側に設けて成り、ハーネスプラグ
は、分岐接続部が嵌合される凹部がハウジングの前面に
形成され、この凹部内にケーブルの複数の芯線が夫々基
端部に接続された複数本の栓刃の先端部が臨み、ハウジ
ングの後端部にケーブルの芯線を夫々挿入するケーブル
挿入口を形成し、このケーブル挿入口から挿入されるケ
ーブルの芯線と接触する接触片を上記夫々の栓刃の基端
部に形成し、これら接触片との間に芯線を弾性挟持する
複数の錠ばねと、この錠ばねを接触片から押し離して芯
線の弾性挟持状態を解除する解除釦とを具備し、ハーネ
スプラグのハウジングの側面に電気的特性や用途を表示
する表示部を設けたことを特徴とし、ブレーカユニット
とコンセントユニットとの対応関係がわかりやすく、ブ
レーカユニットによる遮断状態を容易に確認することが
でき、しかも遮断時には分電盤を配置している場所まで
行かなくともその場で復帰操作を行なうことができる。
また、表示部からハーネスプラグを有するブレーカ付き
コンセントの電気的特性や用途などの電気配線に必要な
情報を知らしめることができる。
【0011】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、器体は取付面に螺合する取付ねじが挿通される取付
孔を有し、器体の背面の周部には磁性体よりなる取付面
に磁着可能な永久磁石を保持する磁石保持凹所が形成さ
れて成ることを特徴とし、請求項6の作用に加えて、木
製の取付面などでは取付ねじを用いて器体を固定するこ
とができ、スチールデスクのように磁性体の取付面を有
している場合には永久磁石を用いて器体を固定すること
ができる。
【0012】請求項8の発明は、請求項6の発明におい
て、器体の前面には規格化された単位寸法の埋込型の配
線器具を3個まで露出させることができる寸法の露出窓
が複数個形成され、少なくとも1つの露出窓の両側部の
背面側には取付リブが突設され、取付リブには配線器具
の両側縁に突設された取付爪に係合して配線器具を保持
する結合孔が単位寸法の配線器具を3個まで保持可能と
なるように形成され、コンセントユニットのケースは単
位寸法の配線器具の3個分の寸法に形成されるととも
に、上記結合孔に係合する取付爪がケースの側面に突設
されて成ることを特徴とし、請求項6の作用に加えて、
1個のコンセントユニットと3個までの配線器具とのい
ずれかを露出窓に対応させて取り付けることが可能にな
る。すなわち、器体の設置場所に応じてコンセントユニ
ット以外の配線器具も組み合わせて用いることができ
る。
【0013】請求項9の発明は、請求項6の発明におい
て、器体の前面には規格化された単位寸法の埋込型の配
線器具を3個まで露出させることができる寸法の露出窓
が複数個形成され、少なくとも1つの露出窓の両側部の
背面側には取付リブが突設され、取付リブには配線器具
の両側縁に突設された取付爪に係合して配線器具を保持
する結合孔が単位寸法の配線器具を3個まで保持可能と
なるように形成され、コンセントユニットのケースは単
位寸法の配線器具の3個分の寸法に形成されるととも
に、上記結合孔に係合する取付爪がケースの側面に突設
されて成り、且つ上記取付リブが突設された露出窓の近
傍で器体の周壁には他の部位よりも薄肉であって切除す
ると上記取付リブを用いて器体に取着される情報用の配
線器具に接続したケーブルを通せる程度の開口を形成す
るノックアウト部が形成されて成ることを特徴とし、請
求項6の作用に加えて、1個のコンセントユニットと3
個までの配線器具とのいずれかを露出窓に対応させて取
り付けることが可能になる。すなわち、器体の設置場所
に応じてコンセントユニット以外の配線器具も組み合わ
せて用いることができる。しかも、モジュラージャック
のような情報用の配線器具を器体に設けた場合にはノッ
クアウト部を切除すれば、配線器具に接続するための接
続線を通すための開口を形成することができるのであ
る。また、コンセントユニットのみを器体に納装する場
合にはノックアウト部を切除しなければ不要な開口が形
成されないから、美麗な外観が得られるのである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。器体1は、図1に示すように、前
面が開放された合成樹脂のボディ10と、ボディ10の
前面側に結合される合成樹脂のカバー20とからなり、
ボディ10を通してタッピングねじよりなる組立ねじ2
をカバー20に螺合させることによってボディ10とカ
バー20とが結合される。ボディ10の周部の内面には
それぞれ組立ねじ2が挿通される案内筒12が突設さ
れ、カバー20の周部の内面には案内筒12に対応する
部位で組立ねじ2の螺合する保持筒22(図3参照)が
形成される。
【0015】カバー20には、それぞれ2個ずつのプラ
グを接続することができる挿入口を前面に有した3個の
コンセントユニット30と、1個のブレーカユニット4
0とが取着される。本実施形態では接地極を有しかつプ
ラグを挿入口に挿入した後に回転させると抜止保持する
形式のコンセントユニット30を用いている。また、ブ
レーカユニット40は2極の主接点を備えている。各コ
ンセントユニット30は、埋込型の配線器具用に規格化
されている取付枠に3個まで取り付けることができる単
位寸法の配線器具の3個分の寸法を有したケース31を
備える。ケース31は前面に突台32が突設された形状
に形成され、ケース31の前面の両側縁には取付枠に形
成された結合孔に係合可能な各1対の取付爪33が突設
される。また、ケース31の背面には電圧側電力線、接
地側電力線、接地線の3線の電線をそれぞれ2本ずつ挿
入することができる合計6個の電線挿入孔34(図3参
照)が形成され、各電線挿入孔34から導入された電線
は、ケース31の内部に納装されていてばね力を利用し
て電線を保持する速結端子に接続されるようになってい
る。
【0016】一方、カバー20には各コンセントユニッ
ト30の突台32の前部がそれぞれ挿入される3個の露
出窓21a〜21cが並設され、カバー20の内面であ
って各露出窓21a〜21cの両側縁に対応する部位に
は突台32の両側部でケース31の前面に当接する位置
規制リブが各露出窓21a〜21cの側縁の略全長に沿
って突設される。すなわち、各露出窓21a〜21cご
とに1対ずつの位置規制リブが設けられ、合計3対の位
置規制リブが設けられることになる。さらに、露出窓2
1aの両側部には取付リブ24a,24bが露出窓21
aの側縁の略全長に亙って突設され、露出窓21cの両
側部には各1対の取付リブ24c,24dが露出窓21
cの側縁の両端部に対応して突設される。したがって、
露出窓21bの一方の側部には取付リブ24bが設けら
れ、他方の側部には取付リブ24cが設けられることに
なる。ここに、各取付リブ24a〜24dは各露出窓2
1a〜21cとの間に位置規制リブを挟んで設けられて
おり、したがって取付リブ24b,24cは1対の位置
規制リブの間に設けられる。各取付リブ24a〜24d
は、カバー20の内面からの突出寸法が位置規制リブよ
りも大きく、各取付リブ24a,24bには3対ずつの
結合孔が形成され、4個の取付リブ24c,24dには
それぞれ1個ずつの結合孔が形成される。各結合孔は矩
形状であって、カバー20の内面と結合孔の後縁との間
の距離は、カバー20の内面からの位置規制リブの突出
寸法よりも取付爪33の厚み寸法だけ大きく設定されて
いる。さらに、取付リブ24bの両端に設けた結合孔の
後縁には取付リブ24bの両面で厚み方向に保持片が突
設され、取付リブ24cに設けた結合孔の後縁には露出
窓21c側に保持片が突設されている。取付リブ24b
において保持片が突設されていない結合孔に対応する部
位は、取付リブ24bの両端部よりも取付リブ24aに
近付くように形成されている。ここに、保持片の先端か
ら取付リブ24aまでの間の距離と、取付リブ24bの
中央部から取付リブ24aまでの距離とは略等しく設定
されている。
【0017】コンセントユニット30をカバー20に取
着するには、ケース31の一方の側面に突設された取付
爪33を保持片に係止した状態でケース31の前面を位
置規制リブに当接させ、ケース31の他方の側面に突設
された取付爪33を結合孔に係合させるのである。ここ
で、各取付リブ24a〜24dの形状は異なっている
が、各露出窓21a〜21cを挟んで対向する各1対の
取付リブ24a〜24dの一方には保持片が突設され、
他方には保持片が突設されていないから、すべてのコン
セントユニット30を同様の方法でカバー20に取着す
ることができる。コンセントユニット30をカバー20
から取り外すには、取付リブ24a〜24dを撓ませて
取付爪33との係合状態を解除すればよい。
【0018】一方、ブレーカユニット40は、ケース4
1の前面側に主接点を開閉するためのハンドル42が突
出する形状に形成され、ケース41の両端部に形成され
た取付孔を通してカバー20の内面に螺合するタッピン
グねじよりなる1対の取付ねじ3によってカバー20に
固定される。また、ケース41の両側面にはそれぞれ2
個ずつの電線挿入孔43が形成されており、電線挿入孔
43に挿入された電線をケース41の内部に納装された
速結端子に接続できるようにしてある。カバー20の前
面にはブレーカユニット40に対応する部位で略円形に
開口する凹所26が形成され、凹所26の底面には矩形
状の開口窓27が形成される。ケース41をカバー20
に取り付けた状態では、ハンドル42は開口窓27を通
してカバー20の前面側に露出する。ここに、ハンドル
42は一般の分岐ブレーカのハンドルに比較すると3分
の1程度の長さに設定され、カバー20の前面側への突
出量は小さく設定されている。また、凹所26の周部に
は1対の軸受突起28が突設され、図2のように、この
軸受突起28の間に挿通される軸29によって凹所26
を開閉する蓋板50が軸支されるようになっている。す
なわち、蓋板50は略円形であって合成樹脂の透明板に
スモーク仕上げを施して形成され、周部の要所には軸2
9の挿通される軸受筒51が形成されている。軸29の
一端部には周方向において多数の凹凸を有したローレッ
ト部29aが形成され、このローレット部29aを軸受
突起28に圧入することによって軸29の抜け止めがな
される。さらに、凹所26の周部には蓋板50を閉じた
状態で蓋板50とカバー20との間に爪等を引掛けるだ
けの小さい隙間を形成するための切欠部52が形成され
ている。したがって、ハンドル42を操作する際には、
切欠部52に爪やマイナスドライバの先端部などを差し
込んで蓋板50を開けばよいのである。
【0019】コンセントユニット30およびブレーカユ
ニット40は、以下のように結線される。ここで、コン
セントユニット30の許容された電流容量は3個の合計
で15Aとし、ブレーカユニット40には20Aのもの
を用いているものとする。図2に示すように、器体1に
は3芯で各芯の導電部の断面積が2mm2 であるVCT
ケーブル(以下、「ケーブル」という)60が導入さ
れ、電圧側電力線61と接地側電力線62とはブレーカ
ユニット40を通して露出窓21cから露出するコンセ
ントユニット30に接続され、接地線63は同じコンセ
ントユニット30に直接接続される。各コンセントユニ
ット30の間では電圧側電力線61、接地側電力線6
2、接地線63がそれぞれ順に送り配線される。ブレー
カユニット40とコンセントユニット30との間、およ
びコンセントユニット30同士の間は直径1.6mmの
IV線よりなる接続線65によって接続される。露出窓
21aから露出するコンセントユニット30では送り配
線はなく、このコンセントユニット30に接続された断
面積2mm2 のVSF線よりなる接地線66は接地端子
64に接続される。接地端子64は、カバー20に保持
される端子板64aと、端子板64aに螺合する端子ね
じ64bとからなり、端子板64aおよび端子ねじ64
bは器体1の側面に形成した切欠窓11aを通して露出
する。ここに、端子ねじ64bとしては呼び径が4〜7
mmである短寸のものを用いるようにし、電線を巻き付
けて接続したり、丸型圧着端子を用いて接地端子64に
電線を接続することができるようにしてある。
【0020】ところで、ケーブル60は器体1に形成し
た電線引出孔11bを通して器体1の外部に引き出され
るのであって、器体1の外部から作用する張力がコンセ
ントユニット30やブレーカユニット40との電気的接
続部に及ばないように、電線引出孔11bの近傍に取り
付けられた張力止め具13とカバー20との間でケーブ
ル60が挟持される。張力止め具13は、タッピングね
じよりなる固定ねじ4によって固定されている。図2に
示すように、ケーブル60の先端部にはハーネスプラグ
70が接続され、ケーブル60の中間部にはブッシング
67が設けられる。また、ブッシング67は、ケーブル
60の外周に巻付いた形でケーブル60に固定され、フ
ック68の一部を押操作することによってケーブル60
への巻付きの力を緩めてケーブル60の所望位置に移動
できるように構成されている。要するに、ブッシング6
7は内径を縮める向きのばね力を有するとともに摩擦力
によってケーブル60に保持され、上記ばね力に抗して
フック68を押操作すると内径が広がるように構成され
ているのである。ブッシング67においてフック68よ
りも器体1よりの部位には全周に亙って取付溝69が形
成されている。この取付溝69は後述する床材90(図
9参照)の厚み程度の幅を有している。
【0021】このハーネスプラグ70は従来技術で説明
した屋内配線システムに用いられる分岐接続装置として
のジョイントボックス80に抜き差し自在に接続され
る。ハーネスプラグ70は、図7に示すようにジョイン
トボックス80の分岐接続部であるコネクタ部84と嵌
合する凹部72がハウジング71の前面に形成され、こ
の凹部72内には電線の複数の芯線がそれぞれ接続され
る複数本の栓刃73が先端を凹部72の開口に臨ませて
配設されている。
【0022】ハーネスプラグ70のハウジング71は、
図6に示すように、ボディ71aとカバー71bとで構
成される。ボディ71aは上面及び前面が開口した略箱
状に形成され、隔壁により内部が前後の空間に分離さ
れ、前方に形成される凹所によりジョイントボックス8
0のコネクタ部84が挿入される凹所72が形成されて
いる。上記隔壁には、3本の栓刃73を圧入して固定す
る固定部を形成してあり、栓刃73を固定部に取り付け
ると、凹所72内に栓刃73の先端が列設されることに
なる。そして、ボディ71aの後方の内部空間は、ボデ
ィ71aの長手方向に沿って走る2条の隔壁でさらに3
つの区画に分離され、夫々の区画内に栓刃73が収めら
れる。このボディ71aの後端部にはカバー71bと組
み合わせた状態で電線挿入口75となる3つの凹部が形
成されている。なお、各凹部は電線挿入口75の内部が
細径となっており、電線挿入口75に挿入されるケーブ
ル60の芯線の位置決めが確実に行える形状に形成して
ある。
【0023】栓刃73は導電材料から板状に形成され、
基部を各区画の一内側面に当接するように折曲し、この
基部の少なくともカバー71b側から横向きに下面にケ
ーブル60の芯線が接触する接触片73aを形成してあ
る。また栓刃73の中央部の下面からは、ボディ71a
に位置決めして仮固定するための仮固定部たる仮固定片
73bを一対突設してある。ボディ71aの隔壁により
分離された夫々の区画の仮固定片73bに対応する底面
には図6に示すようにリブ58を突設してあり、このリ
ブ58を夫々の仮固定片73bの対向する内端に形成さ
れた爪内に圧入して、栓刃73がボディ71aに仮固定
される。なお、下部両端に爪が形成された突起からなる
仮固定片を栓刃73に形成するとともに、2条の突条か
らなるリブをボディ71aの内底面に形成して、リブの
間に仮固定片を嵌合するようにしても良い。
【0024】ところで、3本の栓刃73の内でケーブル
60の接地用の芯線が接続される栓刃は他の栓刃よりも
若干前方に突出するように長く、あるいは先方に取り付
けられる構造となっている。これは、他の栓刃がジョイ
ントボックス80の刃受ばねに接続される際に、まず最
初に接地線が接続された栓刃がジョイントボックス80
の刃受ばねに接続され、また逆に引き外しの際には接地
線が接続された栓刃が最後に外れるようにして、安全性
を確保するようにするためである。
【0025】上記夫々の栓刃73の接触片73aと、ボ
ディ71aの3区画に分割された夫々区画の後端部との
間には、ケーブル60の芯線を接触片73aに弾性的に
押し当てる錠ばね76を配置する。カバー71bは、内
部の構造が上記ボディ71aと略同じ構造の下面と前面
とが開口する略箱状に形成されており、上面の2箇所に
はとめ鋲47を挿通する挿通孔48を形成してあり、挿
通孔48とこの挿通孔48に対応してボディ71aに形
成された挿通孔とにはとめ鋲47を挿通して先端をかし
め、ボディ71aにカバー71bを被着する構造として
ある。
【0026】ボディ71aの凹所と共に凹部72を形成
するカバー71bの凹所の内底面には、ジョイントボッ
クス80のコネクタ部84の逆差し防止溝に嵌まるハー
ネスプラブ70の挿着方向に沿って走る誤接続防止部と
しての突条78が形成されており、これにより逆差しあ
るいは定格や用途の異なるジョイントボックス80が誤
って接続されるのを防止するようにしてある。
【0027】ここで、この種のハーネスプラグ70には
ジョイントボックス80との抜けを防止するために、図
8に示すように、ジョイントボックス80に形成された
係止溝85に係止離脱自在に係止する合成樹脂等の可撓
性を有する材料で形勢されたロック体74を備えてお
り、このロック体74をカバー71b側に備える構造と
してある。なお、従来のこの種のハーネスプラグの場合
にはボディ側にも上記ロック体74と同じものを設けて
あったが、これではハーネスプラグの形状が大きくなる
ので、本実施形態ではカバー71b側だけにロック体7
4を設け、ハーネスプラグ70の小型化を図っている。
【0028】上記ロック体74をカバー71bに取り付
けるために、上記カバー71bの上面中央部を凹設し、
ロック体74の取付部79を形成してある。この取付部
79の凹所に対応する部分に開口を形成し、この開口か
らロック体74の係止爪74aが凹部72内に突出する
構造としてある。そして、この開口の後部にロック体7
4を固定する固定部を形成してある。ここで、ロック体
74には、中央下面から断面略L字状の固定片が垂設さ
れ、この固定片の下面にカバー71bに弾性係止される
2本の固定爪片74cを垂設してある。そして、係止爪
74aが形成された先端面の上部にカバー71bに弾性
係止する係止片を形成してある。なお、ロック体74の
解除時に指で操作される上面には、横方向に走る複数条
の突条からなる滑り止め74dを形成してある。
【0029】ロック体74が取り付けられるカバー71
bの取付部79においては、固定部に固定爪片74cを
挿入する挿入孔を形成してあり、この挿入孔に固定爪片
74cを係止させることにより、ロック体74が取付部
79に取り付けられる。そして、この固定部の後部はロ
ック体74の押圧操作部74dよりも大きく形成し、押
圧操作部74dを指で押圧できるようにしてある。つま
り、ロック体74の押圧操作部74dを下方に押し下げ
ると、固定片74bを支点として、係止爪74a側が上
方に回動し、係止爪74aがジョイントボックス80の
コネクタ部84の係止溝85から外れ、ハーネスプラグ
70をジョイントボックス80から外すことができるよ
うにしたものである。
【0030】上記ロック体74の取付部79への取り付
けは以下のように行う。まずロック体74の固定爪片7
4cを挿入孔に挿入し、次いで弾性片74bを後端面が
固定部の後方の段部に係止されるように固定部上に載置
すると、固定爪片74cの下部の前面に形成された爪が
挿入孔の内側の開口縁に係止されることによりカバー7
1bに固定される。ここで、本実施形態の場合には固定
部の後端の段部と挿入孔の前方側の開口縁との間の間隔
よりも、固定片74bの後端面から固定爪片74cの基
部の前面までの間隔を若干大きくし形成し、固定片74
bの横片に固定部の段部により前方への弾性力を付与
し、これによって固定爪片74cが確実に係止されるよ
うにしている。また、ボディ71aの隔壁の後方に突部
を形成し、ロック体74を仮固定したカバー71bをボ
ディ71aに被着すると、ボディ71aの隔壁に対応す
るカバー71bの隔壁と突部との間に固定爪片74cの
下部が挟持されて、ロック体74が本固定されるように
してある。つまり、本実施形態では固定片74bと固定
爪片74cとがロック体74の固定部となると共に、固
定部及び挿入孔とがロック体74の上記固定部を弾性的
に凹凸嵌合してロック体74を仮固定する仮固定部とな
り、隔壁と突部とがボディ71aとカバー71bとを組
み合わせた際にロック体74の上記固定部を挟持する挟
持部となる。
【0031】ところで、このカバー71bをボディ71
aに被着する際には、錠ばね76と接触片73aからな
る電線(ケーブル60の芯線)の速結部に対応する箇所
に解除釦ブロック77を収める。解除釦ブロック77
は、各錠ばね76を対応する接触片73aから同時に押
し離して芯線の弾性挟持状態を解除する解除部77a
と、解除部77aの一端縁から延設されカバー71bの
後端部に設けられた開口からカバー71bの表面に露出
する操作ハンドル77bとから構成され、操作ハンドル
77bは手操作可能な大きさに形成されている。操作ハ
ンドル77bを押し下げると、操作ハンドル77bの押
し操作によって解除部77aが回動し、錠ばね76が接
触片73aから離れる向きに押し撓められて、芯線の弾
性係止状態が解除される。
【0032】また、図6及び図8に示すように、凹所に
対応するカバー71bの表面には凹部54が形成されて
おり、ブレーカ付きコンセントの定格等を記載したカー
ド55が凹部54内に収められ、凹部54の両端面に形
成された係止溝と係止離脱自在に係止する係止片が両端
縁に形成された透明なカバー56がカード55を覆うよ
うにして凹部54に取り付けられているので、カード5
5からハーネスプラグ70を有するブレーカ付きコンセ
ントの定格等を容易に読み取ることができる。尚、ハー
ネスプラグ70では、ボディ71a及びカバー71bは
2個のはとめ鋲47で固定されており、カバー71bの
後端部は平坦面に形成されている。次に、ハーネスプラ
グ70が差し込まれるジョイントボックス80について
説明する。ジョイントボックス80は、図7及び図8に
示すように差込み側となるハーネスプラグ70の凹部7
2に挿着されるコネクタ部84が前面に形成され、この
コネクタ部84の前面に形成された栓刃挿入口86から
挿入されるハーネスプラグ70の栓刃73を夫々受ける
複数の刃受ばねを内部に備える構造となっている。
【0033】このジョイントボックス80のハウジング
87は、図7に示すように、ボディ87a及びカバー8
7bとで構成され、カバー87bの上面の4箇所にはと
め鋲を通す挿通孔を形成してある。この挿通孔に対応し
てボディ87aにもはとめ鋲を挿通する挿通孔が形成さ
れており、挿通孔に挿通したはとめ鋲の先端をかしめ
て、ボディ87aにカバー87bを被着する構造として
ある。
【0034】ボディ87aは上面が開口した略箱状に形
成されており、カバー87bと組み合わされた状態で挿
着部となる前方収納部は、ボディ87aの長手方向に沿
って走る2条の隔壁により3つの区画に仕切られてお
り、夫々の区画内に刃受ばねが収められている。なお、
この隔壁は前方収納部から後方にかけて略刃受ばねの全
長にわたって形成してある。そして、夫々の区画に対応
する前面部には栓刃挿入口となる凹部を形成してある。
また、このジョイントボックス80の場合にも、ボディ
87aの後端部に錠ばねと接触片との間にケーブル83
の芯線83a,83b,83cを挿入させる電線挿入口
となる凹部を形成してある。なお、各凹部は電線挿入口
の内部が細径となっており、電線挿入口に挿入される芯
線の位置決めが確実に行える形状に形成してある。
【0035】カバー87bの内部構造はボディ87aと
略同様の構造に形成されており、上記カバー87bをボ
ディ87aに被着する際には、錠ばねと接触片からなる
電線の速結部に対応する箇所に解除釦ブロックが収めら
れている。解除釦ブロックは、各錠ばねを対応する接触
片から同時に押し離して芯線の弾性挟持状態を解除する
解除部と、解除部の一端縁から延設されカバー87bの
後端部に設けられた開口からカバー87bの表面に露出
する操作ハンドル88とから構成され、操作ハンドル8
8は手操作可能な大きさに形成されている。操作ハンド
ル88を押し下げると、操作ハンドル88の押し操作に
よって解除部が回動し、錠ばねが接触片から離れる向き
に押し撓められて、芯線の弾性係止状態が解除される。
【0036】このようにジョイントボックス80及びハ
ーネスプラグ70への電線接続部を解除機能を有する速
結構造とすれば、ケーブルの長さが合わずに取替が必要
な場合、解除釦ブロックを操作することで、簡単にケー
ブルを取外すことができ、しかも取り替えたケーブルを
芯線を電線挿入口から挿入するだけで、錠ばねと接触片
との間に芯線が弾性挟持されてケーブルの接続が行え、
再接続作業も容易となり、ケーブルの取替作業を極めて
簡単に行える。
【0037】ジョイントボックス80へのハーネスプラ
グ70の接続は、突条78が逆差し防止溝に嵌まるよう
にハーネスプラグ70の凹部72とジョイントボックス
80のコネクタ部84との向きを合わせ、ハーネスプラ
グ70をジョイントボックス80に押し込むと、栓刃7
3が栓刃挿入口86に挿入されて、夫々の栓刃73が刃
受ばねに接続される。このとき、ロック体74の係止爪
74aが係止溝85に係止して抜け止めが施される。
【0038】そして、ジョイントボックス80からハー
ネスプラグ70を外すときには、ロック体74の押圧操
作部74dを押し込んで、ロック体74の係止爪74a
とコネクタ部84の係止溝85との係止状態を解除し、
ハーネスプラグ70を後方に引き抜けばよい。上記構成
のブレーカ付きコンセントを用いて配線施工を行なう際
には、図9に示すように、床下地材91に立設した支脚
92の上に略正方形の単位寸法の床材90を多数枚載置
することによってフリーアクセスフロアを構成し、床下
地材91と床材90との間の空間を配線空間として用い
る。この配線空間には、分電盤81に収納された50〜
60Aの主幹ブレーカ82に接続された幹線83が配線
される。また、幹線83には適宜間隔でジョイントボッ
クス80が接続される。
【0039】ここで、ハーネスプラグ70を上記ジョイ
ントボックス80のコネクタ部84に接続することによ
り、本実施形態のブレーカ付きコンセントを幹線83に
接続することができるのである。ケーブル60を床材9
0に通す部位には、図4に示すように、隣接する床材9
0に跨がる円形の通し孔93を形成し、通し孔93に対
応する部位で床材90の間にブッシング67を挟み込む
ようにする。ブッシング67において床材90で挟み込
む部位は取付溝69に対応する部位であって、床材90
の一部が取付溝69に挿入されることによって、床材9
0の厚み方向におけるブッシング67の移動が禁止され
る。ここで、床材90の上へのケーブル60の露出量
は、ケーブル60の上でのブッシング67の取付位置に
よって調節される。ブレーカ付きコンセントの器体1
は、机やパーティション等の適宜の取付面5に取着され
るのであって、ブレーカユニット40を内蔵しているこ
とによって各器体1ごとに電路を開閉することができる
のである。
【0040】ボディ10には、図5に示すように、下端
部が大径となり上端部が小径となったいわゆるだるま孔
状の2個の取付孔14が形成され、またボディ10の下
端には後面がボディ10の後面と面一になった取付片1
5が突設され取付片15には2個の固定孔16が形成さ
れている。さらに、ボディ10の背面の4隅には磁石保
持凹所17が形成され、この磁石保持凹所17内にはそ
れぞれ永久磁石18を収納できるようにしてある。ここ
に、各永久磁石18は両面粘着テープ19を用いて磁石
保持凹所17内に保持されるようになっている。
【0041】しかるに、木製のパーティション等にブレ
ーカ付きコンセントを取り付ける場合のように取付面5
にねじを螺合させることが可能な場合には、取付孔14
に対応する位置で取付面5に取付ねじを緩く螺合させて
取付ねじの頭部を取付面5から浮かせておき、取付ねじ
の頭部に取付孔14を引掛けるようにすれば、器体1は
取付面5に仮保持されることになる。その後、取付ねじ
を取付片15の取付孔16を通して取付面5に螺合させ
ると、器体1を取付面15に固定することができるので
ある。また、スチールデスク等にブレーカ付きコンセン
トを取り付ける場合のように取付面5にねじを螺合させ
ることができない場合であって、取付面5が磁性体で形
成されている場合には、磁石保持凹所17内に永久磁石
18を納装し、永久磁石18の磁力によって器体1を取
付面5に固定すればよい。
【0042】ジョイントボックス80としては、図7に
示したような2個のコネクタ部84を設けたもののほ
か、4個のコネクタ部84を設けたものを用いることも
できる。このジョイントボックス80は、幹線83を接
続する電線挿入孔とハーネスプラグ70が接続されるコ
ネクタ部84とが同じ面に形成されている。このような
ジョイントボックス80でもハーネスプラグ70との結
合関係は上述したものと同様である。
【0043】ところで、本実施形態では、器体1内に単
位寸法の3倍の寸法のコンセントユニット30を3個納
装した例を示したが、上述した器体1には単位寸法の配
線器具も取り付けることができるようにしてある。すな
わち、コンセントユニット30の長さ寸法Aは、単位寸
法の配線器具の3個分に相当する寸法に形成され、取付
リブ24a,24bにはそれぞれ6個ずつの結合孔が形
成されていて、両取付リブ24a,24bの間には単位
寸法の配線器具を3個まで取り付けることができるよう
になっているのである。単位寸法の配線器具としては、
たとえば、電話用のモジュラージャックが提供されてい
るから、コンセントとモジュラージャックとを1つの器
体1に設けたい場合には、両取付リブ24a,24bの
間に必要個数のモジュラージャックを取り付ければよ
い。たとえば、2個のモジュラージャックを取り付ける
場合であれば、2個のモジュラージャクの間に単位寸法
を有したケースのみを備えたブランクモジュールを配置
すれば、露出窓21aに隙間を形成しないようにモジュ
ラージャックを配置することができるのである。
【0044】このように、モジュラージャックを器体1
に納装した場合に、モジュラージャックに接続した接続
線を器体1から外部に引き出すには、カバー20の周壁
に形成され他の部位よりも薄肉のノックアウト部37を
切除し、切除して形成された開口に接続線を通すように
する。このようなノックアウト部37を設けていること
によって、コンセントユニット30のみを用いる場合に
は不要な開口部が形成されないようにし、他の配線器具
を併用する場合にのみノックアウト部37を切除して配
線器具への接続線を通す開口を形成することができるの
である。ここに、配線器具としてはモジュラージャック
に限定されるものではなく、放送受信用のコンセントや
表示灯等の他の配線器具も用いることができる。
【0045】
【発明の効果】請求項1の発明は、床下地材と床下地材
の上に適宜間隔をおいて敷設した床材との間に形成され
る配線空間に電力用の幹線を配線し、幹線上の適宜箇所
に設けた分岐接続装置の分岐接続部に配線器具を着脱自
在に接続することによって配線網を形成した屋内配線シ
ステムに用いられ、電気機器のプラグが着脱自在に接続
されるコンセントユニットと、分岐接続部とコンセント
ユニットとの間の電路上に挿入され異常検出時に分岐接
続部とコンセントユニットとの間の電路を遮断するブレ
ーカユニットと、コンセントユニットとブレーカユニッ
トとを収納し取付面の表面に固定される器体と、器体内
でコンセントユニットに接続される複数の芯線を有する
ケーブルと、このケーブルの先端に設けられ、分岐接続
部に着脱自在に結合するハーネスプラグとを備え、コン
セントユニットにおけるプラグの挿入口とブレーカユニ
ットにおける操作用のハンドルとを器体の前面側に設け
て成り、ハーネスプラグは、分岐接続部が嵌合される凹
部がハウジングの前面に形成され、この凹部内にケーブ
ルの複数の芯線が夫々基端部に接続された複数本の栓刃
の先端部が臨み、ハウジングの後端部にケーブルの芯線
を夫々挿入するケーブル挿入口を形成し、このケーブル
挿入口から挿入されるケーブルの芯線と接触する接触片
を上記夫々の栓刃の基端部に形成し、これら接触片との
間に芯線を弾性挟持する複数の錠ばねと、この錠ばねを
接触片から押し離して芯線の弾性挟持状態を解除する解
除釦とを具備し、上記解除釦を操作するための操作ハン
ドルをハウジングの表面に露出させて成るので、ブレー
カユニットとコンセントユニットとの対応関係がわかり
やすく、ブレーカユニットによる遮断状態を容易に確認
することができ、しかも遮断時には分電盤を配置してい
る場所まで行かなくともその場で復帰操作を行なうこと
ができるという効果がある。また、ケーブルの長さが合
わずに取替が必要な場合、操作ハンドルを操作すること
によって、簡単にケーブルを取り外すことができ、しか
も取り替えたケーブルの芯線を電線挿入口から挿入する
だけで、鎖ばねと接触片との間に芯線が弾性挟持されて
ケーブルの接続が行え、再接続作業を容易に行うことが
でき、しかも操作ハンドルを操作することでケーブルを
容易にハーネスプラグから取り外すことができるという
効果がある。
【0046】請求項2の発明は、ハーネスプラグの操作
ハンドルは手操作可能な大きさに形成されて成るので、
請求項1の効果に加えて、操作ハンドルが手で操作でき
るために特別な工具等を用いずにケーブルを容易にハー
ネスプラグから取り外すことができるという効果があ
る。請求項3の発明は、器体は取付面に螺合する取付ね
じが挿通される取付孔を有し、器体の背面の周部には磁
性体よりなる取付面に磁着可能な永久磁石を保持する磁
石保持凹所が形成されて成るので、請求項1の効果に加
えて、木製の取付面などでは取付ねじを用いて器体を固
定することができ、スチールデスクのように磁性体の取
付面を有している場合には永久磁石を用いて器体を固定
することができるという効果がある。
【0047】請求項4の発明は、器体の前面には規格化
された単位寸法の埋込型の配線器具を3個まで露出させ
ることができる寸法の露出窓が複数個形成され、少なく
とも1つの露出窓の両側部の背面側には取付リブが突設
され、取付リブには配線器具の両側縁に突設された取付
爪に係合して配線器具を保持する結合孔が単位寸法の配
線器具を3個まで保持可能となるように形成され、コン
セントユニットのケースは単位寸法の配線器具の3個分
の寸法に形成されるとともに、上記結合孔に係合する取
付爪がケースの側面に突設されて成るので、請求項1の
効果に加えて、1個のコンセントユニットと3個までの
配線器具とのいずれかを露出窓に対応させて取り付ける
ことが可能になる。すなわち、器体の設置場所に応じて
コンセントユニット以外の配線器具も組み合わせて用い
ることができるという効果がある。
【0048】請求項5の発明は、器体の前面には規格化
された単位寸法の埋込型の配線器具を3個まで露出させ
ることができる寸法の露出窓が複数個形成され、少なく
とも1つの露出窓の両側部の背面側には取付リブが突設
され、取付リブには配線器具の両側縁に突設された取付
爪に係合して配線器具を保持する結合孔が単位寸法の配
線器具を3個まで保持可能となるように形成され、コン
セントユニットのケースは単位寸法の配線器具の3個分
の寸法に形成されるとともに、上記結合孔に係合する取
付爪がケースの側面に突設されて成り、且つ上記取付リ
ブが突設された露出窓の近傍で器体の周壁には他の部位
よりも薄肉であって切除すると上記取付リブを用いて器
体に取着される情報用の配線器具に接続したケーブルを
通せる程度の開口を形成するノックアウト部が形成され
て成るので、請求項1の効果に加えて、1個のコンセン
トユニットと3個までの配線器具とのいずれかを露出窓
に対応させて取り付けることが可能になる。すなわち、
器体の設置場所に応じてコンセントユニット以外の配線
器具も組み合わせて用いることができるという効果があ
る。しかも、モジュラージャックのような情報用の配線
器具を器体に設けた場合にはノックアウト部を切除すれ
ば、配線器具に接続するための接続線を通すための開口
を形成することができるという効果がある。また、コン
セントユニットのみを器体に納装する場合にはノックア
ウト部を切除しなければ不要な開口が形成されないか
ら、美麗な外観が得られるという効果がある。
【0049】請求項6の発明は、床下地材と床下地材の
上に適宜間隔をおいて敷設した床材との間に形成される
配線空間に電力用の幹線を配線し、幹線上の適宜箇所に
設けた分岐接続装置の分岐接続部に配線器具を着脱自在
に接続することによって配線網を形成した屋内配線シス
テムに用いられ、電気機器のプラグが着脱自在に接続さ
れるコンセントユニットと、分岐接続部とコンセントユ
ニットとの間の電路上に挿入され異常検出時に分岐接続
部とコンセントユニットとの間の電路を遮断するブレー
カユニットと、コンセントユニットとブレーカユニット
とを収納し取付面の表面に固定される器体と、器体内で
コンセントユニットに接続される複数の芯線を有するケ
ーブルと、このケーブルの先端に設けられ、分岐接続部
に着脱自在に結合するハーネスプラグとを備え、コンセ
ントユニットにおけるプラグの挿入口とブレーカユニッ
トにおける操作用のハンドルとを器体の前面側に設けて
成り、ハーネスプラグは、分岐接続部が嵌合される凹部
がハウジングの前面に形成され、この凹部内にケーブル
の複数の芯線が夫々基端部に接続された複数本の栓刃の
先端部が臨み、ハウジングの後端部にケーブルの芯線を
夫々挿入するケーブル挿入口を形成し、このケーブル挿
入口から挿入されるケーブルの芯線と接触する接触片を
上記夫々の栓刃の基端部に形成し、これら接触片との間
に芯線を弾性挟持する複数の錠ばねと、この錠ばねを接
触片から押し離して芯線の弾性挟持状態を解除する解除
釦とを具備し、ハーネスプラグのハウジングの側面に電
気的特性や用途を表示する表示部を設けたので、ブレー
カユニットとコンセントユニットとの対応関係がわかり
やすく、ブレーカユニットによる遮断状態を容易に確認
することができ、しかも遮断時には分電盤を配置してい
る場所まで行かなくともその場で復帰操作を行なうこと
ができるという効果がある。また、表示部からハーネス
プラグを有するブレーカ付きコンセントの電気的特性や
用途などの電気配線に必要な情報を知らしめることがで
きるという効果がある。
【0050】請求項7の発明は、器体は取付面に螺合す
る取付ねじが挿通される取付孔を有し、器体の背面の周
部には磁性体よりなる取付面に磁着可能な永久磁石を保
持する磁石保持凹所が形成されて成るので、請求項6の
効果に加えて、木製の取付面などでは取付ねじを用いて
器体を固定することができ、スチールデスクのように磁
性体の取付面を有している場合には永久磁石を用いて器
体を固定することができるという効果がある。
【0051】請求項8の発明は、器体の前面には規格化
された単位寸法の埋込型の配線器具を3個まで露出させ
ることができる寸法の露出窓が複数個形成され、少なく
とも1つの露出窓の両側部の背面側には取付リブが突設
され、取付リブには配線器具の両側縁に突設された取付
爪に係合して配線器具を保持する結合孔が単位寸法の配
線器具を3個まで保持可能となるように形成され、コン
セントユニットのケースは単位寸法の配線器具の3個分
の寸法に形成されるとともに、上記結合孔に係合する取
付爪がケースの側面に突設されて成るので、請求項6の
効果に加えて、1個のコンセントユニットと3個までの
配線器具とのいずれかを露出窓に対応させて取り付ける
ことが可能になる。すなわち、器体の設置場所に応じて
コンセントユニット以外の配線器具も組み合わせて用い
ることができるという効果がある。
【0052】請求項9の発明は、器体の前面には規格化
された単位寸法の埋込型の配線器具を3個まで露出させ
ることができる寸法の露出窓が複数個形成され、少なく
とも1つの露出窓の両側部の背面側には取付リブが突設
され、取付リブには配線器具の両側縁に突設された取付
爪に係合して配線器具を保持する結合孔が単位寸法の配
線器具を3個まで保持可能となるように形成され、コン
セントユニットのケースは単位寸法の配線器具の3個分
の寸法に形成されるとともに、上記結合孔に係合する取
付爪がケースの側面に突設されて成り、且つ上記取付リ
ブが突設された露出窓の近傍で器体の周壁には他の部位
よりも薄肉であって切除すると上記取付リブを用いて器
体に取着される情報用の配線器具に接続したケーブルを
通せる程度の開口を形成するノックアウト部が形成され
て成るので、請求項6の効果に加えて、1個のコンセン
トユニットと3個までの配線器具とのいずれかを露出窓
に対応させて取り付けることが可能になる。すなわち、
器体の設置場所に応じてコンセントユニット以外の配線
器具も組み合わせて用いることができるという効果があ
る。しかも、モジュラージャックのような情報用の配線
器具を器体に設けた場合にはノックアウト部を切除すれ
ば、配線器具に接続するための接続線を通すための開口
を形成することができるという効果がある。また、コン
セントユニットのみを器体に納装する場合にはノックア
ウト部を切除しなければ不要な開口が形成されないか
ら、美麗な外観が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】同上を示す正面図である。
【図3】同上を示すボディを外した背面図である。
【図4】同上におけるブッシングの床への施工状態を示
す斜視図である。
【図5】同上の背面側の斜視図である。
【図6】同上におけるハーネスプラグの断面図である。
【図7】同上におけるハーネスプラグをジョイントボッ
クスに接続した状態を示す斜視図である。
【図8】同上におけるジョイントボックスへのハーネプ
ラグの着脱を示す説明図である。
【図9】同上を用いた屋内配線システムの構成例を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 器体 5 取付面 6a 取付ねじ 6b 取付ねじ 14 取付孔 16 取付孔 17 磁石保持凹所 18 永久磁石 21a 露出窓 21b 露出窓 21c 露出窓 24a 取付リブ 24b 取付リブ 24c 取付リブ 24d 取付リブ 25a 結合孔 30 コンセントユニット 31 ケース 33 取付爪 37 ノックアウト部 40 ブレーカユニット 42 ハンドル 55 カード 70 ハーネスプラグ 77b 操作ハンドル

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床下地材と床下地材の上に適宜間隔をお
    いて敷設した床材との間に形成される配線空間に電力用
    の幹線を配線し、幹線上の適宜箇所に設けた分岐接続装
    置の分岐接続部に配線器具を着脱自在に接続することに
    よって配線網を形成した屋内配線システムに用いられ、
    電気機器のプラグが着脱自在に接続されるコンセントユ
    ニットと、分岐接続部とコンセントユニットとの間の電
    路上に挿入され異常検出時に分岐接続部とコンセントユ
    ニットとの間の電路を遮断するブレーカユニットと、コ
    ンセントユニットとブレーカユニットとを収納し取付面
    の表面に固定される器体と、器体内でコンセントユニッ
    トに接続される複数の芯線を有するケーブルと、このケ
    ーブルの先端に設けられ、分岐接続部に着脱自在に結合
    するハーネスプラグとを備え、コンセントユニットにお
    けるプラグの挿入口とブレーカユニットにおける操作用
    のハンドルとを器体の前面側に設けて成り、ハーネスプ
    ラグは、分岐接続部が嵌合される凹部がハウジングの前
    面に形成され、この凹部内にケーブルの複数の芯線が夫
    々基端部に接続された複数本の栓刃の先端部が臨み、ハ
    ウジングの後端部にケーブルの芯線を夫々挿入するケー
    ブル挿入口を形成し、このケーブル挿入口から挿入され
    るケーブルの芯線と接触する接触片を上記夫々の栓刃の
    基端部に形成し、これら接触片との間に芯線を弾性挟持
    する複数の錠ばねと、この錠ばねを接触片から押し離し
    て芯線の弾性挟持状態を解除する解除釦とを具備し、上
    記解除釦を操作するための操作ハンドルをハウジングの
    表面に露出させて成ることを特徴とするブレーカ付きコ
    ンセント。
  2. 【請求項2】 ハーネスプラグの操作ハンドルは手操作
    可能な大きさに形成されて成ることを特徴とする請求項
    1記載のブレーカ付きコンセント。
  3. 【請求項3】 器体は取付面に螺合する取付ねじが挿通
    される取付孔を有し、器体の背面の周部には磁性体より
    なる取付面に磁着可能な永久磁石を保持する磁石保持凹
    所が形成されて成ることを特徴とする請求項1記載のブ
    レーカ付きコンセント。
  4. 【請求項4】 器体の前面には規格化された単位寸法の
    埋込型の配線器具を3個まで露出させることができる寸
    法の露出窓が複数個形成され、少なくとも1つの露出窓
    の両側部の背面側には取付リブが突設され、取付リブに
    は配線器具の両側縁に突設された取付爪に係合して配線
    器具を保持する結合孔が単位寸法の配線器具を3個まで
    保持可能となるように形成され、コンセントユニットの
    ケースは単位寸法の配線器具の3個分の寸法に形成され
    るとともに、上記結合孔に係合する取付爪がケースの側
    面に突設されて成ることを特徴とする請求項1記載のブ
    レーカ付きコンセント。
  5. 【請求項5】 器体の前面には規格化された単位寸法の
    埋込型の配線器具を3個まで露出させることができる寸
    法の露出窓が複数個形成され、少なくとも1つの露出窓
    の両側部の背面側には取付リブが突設され、取付リブに
    は配線器具の両側縁に突設された取付爪に係合して配線
    器具を保持する結合孔が単位寸法の配線器具を3個まで
    保持可能となるように形成され、コンセントユニットの
    ケースは単位寸法の配線器具の3個分の寸法に形成され
    るとともに、上記結合孔に係合する取付爪がケースの側
    面に突設されて成り、且つ上記取付リブが突設された露
    出窓の近傍で器体の周壁には他の部位よりも薄肉であっ
    て切除すると上記取付リブを用いて器体に取着される情
    報用の配線器具に接続したケーブルを通せる程度の開口
    を形成するノックアウト部が形成されて成ることを特徴
    とする請求項1記載のブレーカ付きコンセント。
  6. 【請求項6】 床下地材と床下地材の上に適宜間隔をお
    いて敷設した床材との間に形成される配線空間に電力用
    の幹線を配線し、幹線上の適宜箇所に設けた分岐接続装
    置の分岐接続部に配線器具を着脱自在に接続することに
    よって配線網を形成した屋内配線システムに用いられ、
    電気機器のプラグが着脱自在に接続されるコンセントユ
    ニットと、分岐接続部とコンセントユニットとの間の電
    路上に挿入され異常検出時に分岐接続部とコンセントユ
    ニットとの間の電路を遮断するブレーカユニットと、コ
    ンセントユニットとブレーカユニットとを収納し取付面
    の表面に固定される器体と、器体内でコンセントユニッ
    トに接続される複数の芯線を有するケーブルと、このケ
    ーブルの先端に設けられ、分岐接続部に着脱自在に結合
    するハーネスプラグとを備え、コンセントユニットにお
    けるプラグの挿入口とブレーカユニットにおける操作用
    のハンドルとを器体の前面側に設けて成り、ハーネスプ
    ラグは、分岐接続部が嵌合される凹部がハウジングの前
    面に形成され、この凹部内にケーブルの複数の芯線が夫
    々基端部に接続された複数本の栓刃の先端部が臨み、ハ
    ウジングの後端部にケーブルの芯線を夫々挿入するケー
    ブル挿入口を形成し、このケーブル挿入口から挿入され
    るケーブルの芯線と接触する接触片を上記夫々の栓刃の
    基端部に形成し、これら接触片との間に芯線を弾性挟持
    する複数の錠ばねと、この錠ばねを接触片から押し離し
    て芯線の弾性挟持状態を解除する解除釦とを具備し、ハ
    ーネスプラグのハウジングの側面に電気的特性や用途を
    表示する表示部を設けたことを特徴とするブレーカ付き
    コンセント。
  7. 【請求項7】 器体は取付面に螺合する取付ねじが挿通
    される取付孔を有し、器体の背面の周部には磁性体より
    なる取付面に磁着可能な永久磁石を保持する磁石保持凹
    所が形成されて成ることを特徴とする請求項6記載のブ
    レーカ付きコンセント。
  8. 【請求項8】 器体の前面には規格化された単位寸法の
    埋込型の配線器具を3個まで露出させることができる寸
    法の露出窓が複数個形成され、少なくとも1つの露出窓
    の両側部の背面側には取付リブが突設され、取付リブに
    は配線器具の両側縁に突設された取付爪に係合して配線
    器具を保持する結合孔が単位寸法の配線器具を3個まで
    保持可能となるように形成され、コンセントユニットの
    ケースは単位寸法の配線器具の3個分の寸法に形成され
    るとともに、上記結合孔に係合する取付爪がケースの側
    面に突設されて成ることを特徴とする請求項6記載のブ
    レーカ付きコンセント。
  9. 【請求項9】 器体の前面には規格化された単位寸法の
    埋込型の配線器具を3個まで露出させることができる寸
    法の露出窓が複数個形成され、少なくとも1つの露出窓
    の両側部の背面側には取付リブが突設され、取付リブに
    は配線器具の両側縁に突設された取付爪に係合して配線
    器具を保持する結合孔が単位寸法の配線器具を3個まで
    保持可能となるように形成され、コンセントユニットの
    ケースは単位寸法の配線器具の3個分の寸法に形成され
    るとともに、上記結合孔に係合する取付爪がケースの側
    面に突設されて成り、且つ上記取付リブが突設された露
    出窓の近傍で器体の周壁には他の部位よりも薄肉であっ
    て切除すると上記取付リブを用いて器体に取着される情
    報用の配線器具に接続したケーブルを通せる程度の開口
    を形成するノックアウト部が形成されて成ることを特徴
    とする請求項6記載のブレーカ付きコンセント。
JP10080011A 1998-03-26 1998-03-26 ブレーカ付きコンセント Pending JPH11273792A (ja)

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