JP3179811B2 - 屋内配線システム - Google Patents

屋内配線システム

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JP3179811B2
JP3179811B2 JP25770891A JP25770891A JP3179811B2 JP 3179811 B2 JP3179811 B2 JP 3179811B2 JP 25770891 A JP25770891 A JP 25770891A JP 25770891 A JP25770891 A JP 25770891A JP 3179811 B2 JP3179811 B2 JP 3179811B2
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伸之 渋江
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅の屋内配線などを
行う際に用いる屋内配線システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】屋内配線において、図11(b)に示す
ように、照明などの負荷7をスイッチ9を介して電源A
Cに接続すると共に、電源ラインを送り配線する場合に
は、同図(a)に示す配線接続装置Aが用いられてい
た。この配線接続装置Aは、図11(a)に示すよう
に、ボディ80aとカバー80bとで構成されたハウジ
ング80内に複数の導体板81a〜81cを備え、夫々
の導体板81a〜81cの夫々の端部にねじ止め端子8
2a〜82hを設け、夫々のねじ止め端子82a〜82
hを用いて、図11(b)に示すように、電源AC、負
荷7及びスイッチ9を接続するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の配
線接続装置Aを用いて屋内配線を行う場合には、次のよ
うな加工を各部と上記配線接続装置Aとの間を接続する
各ケーブル83に施す必要がある。つまり、まず図12
(a)に示すケーブル83の外皮を工具を用いて同図
(b)に示すように剥がし、これにより芯線83aを露
呈させ、さらにその芯線83aの被覆を剥がして導線8
3bを露呈させ、その導線83bにリング状の接続端子
84を圧着方式などにより取り付ける必要がある。
【0004】しかしながら、上記ケーブル83の加工は
手間のかかる割に、それほど現場における配線作業を容
易とすることができないという問題があった。即ち、現
場においてはカバー80bを開けて、夫々の接続端子8
4をねじ止め端子82a〜82hにて導体板81a〜8
1cに接続し、カバー80bを取り付けるという作業を
必要とするために、配線作業が極めて面倒であり、しか
も施工に時間を要する。
【0005】本発明は上述の点に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、容易に配線作業を行う
ことができる屋内配線システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、下
面が開口する箱状のカバーを平板状の底板上に被着する
構造のハウジングを備え、上記カバーの一端から底板一
端が側方に突出させるとともに、内部に収納される板面
が並行した2枚の導電板の一端を上記カバーの一端面か
ら突出させ、配線器具からのケーブルに設けたコネクタ
の接続手段を挿入する挿入孔を上記カバーの上面に開口
し、上記ハウジング内の上記各導電板には上記挿入孔か
ら上記ハウジング内部に挿入されたコネクタの接続手段
を受ける受け部を形成した第1、第2の接続器を用いた
屋内配線システムにおいて、第2の接続器では上記カバ
ーより突出した上記各導電板の一端に電源ケーブルを接
続する接続部を設けるとともに、上記各導電板の他端に
上記カバーの他端面に設けた挿入口から挿入される上記
第1の接続器の各導電板の一端を受ける刃受を設け、上
記挿入口に第1の接続器の導電板の一端を挿入すること
で上記第1の接続器と上記第2の接続器とを長手方向で
連結した状態で第1の接続器の底板と第2の接続器のカ
バーとが重合するように上記第2の接続器の底板の他端
を上記第2の接続器のカバーの他端の幅よりも短く形成
し、上記重合部分に対応する上記第2の接続器のカバー
の上面には内部に貫通する挿通孔を、上記第1の接続器
の底板には上記挿通孔を介して挿通されるねじを螺入締
結するねじ孔を夫々形成していることを特徴とする。
【0007】請求項1の発明では、配線器具との接続を
コネクタ方式により簡単に接続でき、しかも二つの接続
器同士の連結で接続できるコネクタ数を増加させること
ができ、更に二つの接続器同士の連結を強固にできる上
に、両接続器同士の一体化が図れ、また両接続器の接続
を送り配線をケーブルを用いることなく行え、配線作業
が容易な屋内配線システムを提供することができる。
【0008】
【実施例】(実施例1) 図1乃至図6に本発明の一実施例を示す。本実施例に用
いる配線接続装置Aは図1(a),(b)に示すように
2種類の接続器1a,1bとで構成されている。図1
(a)に示す接続器1aは、図2に示すように、平板状
の底板50aに下面が開口する箱状のカバー50bを被
着する構造のハウジング50を備え、底板50aは図1
(a)に示すようにカバー50bの一端よりも側方に突
出するように形成してあり、カバー50bの一端面から
は内部に収納される導電板52a,50bの先端を突出
させてある。
【0009】図1(b)に示す接続器1bも、図3に示
すように、上記接続器1aと略同様の底板50cとカバ
ー50dとからなるハウジング50を備え、底板50c
を図1(b)に示すようにカバー50dの一端よりも側
方に突出させてあり、カバー50dの一端面からは内部
に収納される導電板52d,52eの先端を突出させて
ある。但し、この接続器1bの場合には内部に収められ
る導電板52d,52eの形状が異なる。
【0010】なお、上記夫々の接続器1a,1bのハウ
ジング50は、カバー50b,50dの上面の4ヶ所に
形成された挿通孔69を通して、夫々の挿通孔69に対
応して底板50a,50cに形成されたねじ孔68に、
固定ねじ67を螺合することにより一体に組み立てる構
造としてある。また、接続器1a,1bは長手方向に連
結して一体に組み合わせて配線接続器Aを形成する。こ
のために、接続器1bの底板50cの他端はカバー50
dの他端の幅よりも短く形成し、カバー50dの他端面
には接続器1aの導電板52a,52bを挿入する挿入
口53を形成してある。そして、この配線接続装置Aで
は、導電板52a,52bを挿入口53に挿入して、接
続器1a,1bとを長手方向でつなぐと、接続器1aの
底板50aと接続器1bのカバー50dとが重合する部
分に、挿通孔54とねじ孔55とを形成してある。つま
り、接続器1bのカバー50dの他端上面の2隅部分に
挿通孔54を形成すると共に、接続器1aの底板50a
の一端の2隅部分にねじ孔55を形成してある。接続器
1a,1b同士は、挿通孔54を通してねじ56をねじ
孔55に螺合して、図6に示すように連結するようにし
てある。なお、接続器1bの内部には上記導電板52
a,52bの先端を受ける刃受部65を、図3に示すよ
うに、導電板52d,52eの他端に形成してある。
【0011】本実施例の配線接続装置Aでは、接続器1
bに電源ケーブル3を接続する接続部を設けてある。具
体的には、接続器1bの導電板52d,52eのカバー
50dから突出する部分に、電源ケーブル3をねじ止め
するねじ止め端子部58を設けてある。このねじ止め端
子部58は、図3に示すように、各導電板52d,52
eの先端から側方にねじ止め片57を突設し、このねじ
止め片57に形成されたねじ孔57aに、ワッシャ58
bを噛ませて端子ねじ58aを螺合する構造としてあ
る。
【0012】即ち、本実施例の場合には接続器1aの端
面より突出させた導電板52a,52bの先端をプラグ
とし、この先端を接続器1bの端面に設けた挿入口53
より挿入して内部の刃受部65に接続することにより、
接続器1a,1b同士をコネクタ式で接続することによ
り送り配線を行い、この状態で、ねじ止め端子部58で
電源ケーブル3を接続すると、導電板52d,52cを
介して導電板52a、52bに電源の供給が行われるこ
とになる。本実施例の上記夫々の接続器1a,1bに
は、夫々カバー50b,50dの上面に図5に示すよう
に配線器具などに接続された器具ケーブル6をコネクタ
方式で接続できる構造としてある。
【0013】図5(a),(c)には配線器具がコンセ
ント5である場合、同図(b)は配線器具がスイッチ9
である場合を示す。ここで、器具ケーブル6の先端に取
り付けられたコネクタ70は、接続手段として、例えば
合成樹脂製の直方体状のボディ71の下面から、器具ケ
ーブル6に接続された一対の導電ピン72を突設し、ボ
ディ71の両側部に先端に係止爪73aが形成された抜
け止め片73を形成した構造となっている。
【0014】接続器1aは、図1あるいは図4(a)に
示すように、送り配線用の接続部59a、スイッチ9の
接続部59b、及び負荷が接続されるコンセント5を接
続する接続部59cを夫々備えるもので、また接続器1
bは、図1あるいは図4(b)に示すように、すべて送
り配線用の接続部59aを備えるものである。上記夫々
の接続部59a〜59cの構造を次に説明する。夫々の
接続部59a〜59cは、カバー50bあるいはカバー
50dに形成され導電ピン72が挿入される一対の円形
の挿入孔60、及び抜け止め片73が弾性係止される一
対の長孔61と、ハウジング50内に収められた導電板
52a〜52eにて形成してある。
【0015】接続器1aの導電板52a,52bは、図
2に示すように細長い平板状のもので、カバー50bの
一端面に形成された挿通溝62を通して一端部をカバー
50bに外部に露呈させる構造となっており、カバー5
0bの内部で夫々の挿入孔60に対応する位置に上記コ
ネクタ70の導電ピン72を受けるピン受け部63を形
成してある。なお、夫々のピン受け部63は、導電ピン
72を受ける部分を円弧状に形成した板材64を導電板
52a,52bに溶接などにより貼着して形成してあ
る。そして、図4におけるスイッチ9及び負荷7との間
を接続する部分は、導電板52cで形成してある。この
導電板52cは両端を円弧状に曲成してピン受け部63
を形成してある。なお、夫々の導電板52a〜52cは
夫々の挿入孔60に対応させて位置決め固定されるよう
にしてあることは言うまでもない。
【0016】接続器1bの接続部9aの構造については
上記接続器1aの接続部9aと同様の構造であるので説
明は省略する。なお、本実施例では接続部9aを構成す
るために導電板52d,52eと、この導電板52d,
52eに貼着される板材64とを用いて、挿入口53か
ら挿入される導電板52a,52bの先端を弾性接触す
る刃受部65を形成してある。
【0017】本実施例の接続器1a,1bを用いた配線
方法について説明する。本実施例では、図6に示すよう
に、接続器1a,1bとを連結し、導電板52d,52
eの一端のねじ止め端子部58に電源ケーブル3を接続
する。これにより導電板52d,52eが導電板52
a,52bに接続され、各接続部9a、及び接続部9b
と接続部9cとの直列回路の両端から電源供給が可能と
なる。そして、夫々の接続部9bに必要に応じて同図に
示すように配線器具の器具ケーブル6をコネクタ接続す
れば、送り配線、スイッチ5を介しての負荷7の接続が
行える。このようにすれば、配線接続装置Aと配線器具
との間を接続するケーブルや送り配線用ケーブルなどを
コネクタ方式で簡単に接続でき、容易に配線作業を行え
る。
【0018】なお、本実施例では接続器1a,1bを2
連式とした場合について説明したが、接続器1aの他端
にも接続器1bの他端の構造とすれば、数の接続器1a
をさらに連結した3連以上とすることもできる。また、
上記配線接続装置Aには一端に配線器具が取り付けられ
た器具ケーブル6を取り付けるようにしていたが、両端
にコネクタ70を取り付けたケーブルで、複数の配線接
続装置A間を連結するというようにしてもよい。
【0019】(実施例2)図7乃至図10に発明の一実
施例を示す。まず本実施例が適用される一例としての屋
内配線システムについて説明する。この屋内配線システ
ムでは、図7に示すように、分電盤からの電源ケーブル
3と複数本の延長ケーブル4とが接続される配線接続装
置(以下の説明では、本実施例の配線接続装置は特にゾ
ーンプルボックスと呼ぶことにする)A’を屋内の各所
(例えば屋内の各ゾーン毎)に設ける。なお、ゾーンプ
ルボックスA’は目立たないように例えば天井裏等に設
置する。延長ケーブル4は両端にハーネスコネクタ10
及びハーネスプラグ11を取り付けてある。そして、本
実施例では配線器具として器具ケーブル6を備えるもの
を用い、この器具ケーブル6の先端にはハーネスプラグ
11を取り付けてある。
【0020】上記ゾーンプルボックスA’は、各種のも
のをブロック化し、それら各ブロックを連結して一体化
してある。ここで、その一例を説明すると、例えば図7
中のブロック1a’は電源ラインを3分岐して送り配線
するもので、夫々の分岐端には配線器具としてのコンセ
ント5が接続されている。また、ブロック1b’は、送
り配線、負荷接続用の配線器具及びこの負荷7の制御用
のスイッチ9を夫々接続するもので、図7の場合には負
荷7が天井に設けられる照明器具となっており、負荷接
続用の配線器具としては引掛シーリング5を用いてあ
り、部屋の入口のドア30の近傍に設けたスイッチ9に
より照明器具をオン,オフする場合に用いてある。
【0021】さらに、ブロック1c’は、負荷接続用の
配線器具及びこの負荷7の制御用の複数のスイッチ9を
夫々接続するもので、負荷7が壁に設けられたベッド照
明としての照明器具となっており、負荷接続用の配線器
具としては照明器具を接続するコンセント5を用いてあ
り、スイッチ9は部屋の入口のドア30の近傍に設けら
れた上記天井の照明器具の操作用のスイッチ9と連設し
て設けられたものと、ベッド31の近傍の壁面に設けら
れたものとを用いてあり、所謂3路回路を構成すること
により、いずれのスイッチ9によってもベッド照明をオ
ン,オフできるようにする場合に用いてある。
【0022】上記ゾーンプルボックスA’の各ブロック
1a’〜1c’は、一端面に後述するハーネスプラグ1
1と同じ構造となった1つの接続部8aを備えると共
に、他端面には後述するハーネスコネクタ10と同じ構
造の1つの接続部8bを備えている。そして、上記夫々
の接続部8a,8bの間は直結されている。つまり、電
源ケーブル3の一対の電源線と接地線とが夫々接続部8
bの備える3極の端子に連結されている。さらに、各ブ
ロック1a’〜1c’の両端面には夫々ハーネスコネク
タ10と同じ構造の2つの接続部8bを備え、各ブロッ
ク1a’〜1c’の内部ではこれら接続部8bの端子に
上述した用途に応じて電源ケーブル3から供給される電
力を分岐して供給してある。なお、ゾーンプルボックス
A’の接続部8a,8bの構造は後述するハーネスコネ
クタ10及びハーネスプラグ11の構造から容易に理解
されるので詳細な説明は省略する。
【0023】ここで、1つのブロック(本実施例の場合
にはブロック1a’)の接続部8aには電源ケーブル3
の先端に取り付けられたハーネスコネクタ10が着脱自
在に接続され、この接続部8aに対応する上面に設けら
れたロック体85によりハーネスコネクタ10の抜けを
防止する構造になっており、ロック体85の操作でハー
ネスコネクタ10を外すこともできる構造となってい
る。
【0024】そして、その他のブロック1b’,1c’
の接続部8aには夫々ブロック1a’,1bの他端面の
接続部8bが接続され、これにより各ブロック1a’〜
1c’が一体に連結され、電源ケーブル3からの電力が
ブロック1b’,1c’に供給される。次に、延長ケー
ブル4と配線器具5が備える器具ケーブル6との先端に
取り付けられるハーネスコネクタ10及びハーネスプラ
グ11について説明する。なお、図7の場合には、延長
ケーブル4の器具ケーブル6と接続される側にハーネス
コネクタ10を取り付け、他端側にハーネスプラグ11
を取り付け、コンセントや引掛シーリング等の配線器具
5の器具ケーブル6の先端にハーネスプラグ11を取り
付けてある。
【0025】まず、ハーネスプラグ11は、図8(a)
に示すように、受け側となるハーネスコネクタ10(あ
るいはブロック1a’〜1c’の接続部8b)が嵌合さ
れる凹部14がハウジング13の前面に形成され、この
凹部14内に電線の複数の芯線が夫々接続された複数本
の栓刃15の先端が臨む構造となっている。このハーネ
スプラグ11のハウジング13は、図9に示すように、
ボディ13a及びカバー13bとで構成されている。
【0026】ボディ13aは、上面及び前面が開口する
箱状で、隔壁16により内部が前後の空間に分離され、
前方に形成される凹所14aにより上記ハーネスコネク
タ10の挿着部30(図8(b)参照)を挿入する凹部
14が形成されている。上記隔壁16には、3つの栓刃
15を圧入して固定する固定部17を形成してあり、栓
刃15を固定部17に取り付けると、凹所14a内に栓
刃15の先端が列設されることになる。そして、ボディ
13aの後方の内部空間は2条の隔壁18でさらに3区
画に分離し、夫々の区画内に栓刃15を収める。このボ
ディ13aの後端部にはカバー13bと組み合わせた状
態で電線挿入口となる3つの凹部19を形成してある。
なお、これら凹部19は、電線挿入口の内部が細径とな
り、芯線の位置決めが確実に行える形状に形成してあ
る。
【0027】栓刃15は導電材料で板状に形成され、基
部を各区画の一内側面に当接するように折曲し、この基
部の少なくとも上部から横向きに下面に芯線が接触する
接触片15aを形成してある。この栓刃15の中央部の
下面からは、ボディ13aに位置決めして固定するため
の位置決め片15bを突設してある。なお、ボディ13
aの底面には上記位置決め片15bを嵌合する位置決め
リブを形成してあるが、図9においては図示していな
い。
【0028】なお、上記栓刃15の内でコード4,6の
接地極が接続される栓刃(図8(a)中で15’で示
す)は他の栓刃15よりも若干前方に突出するように長
く、あるいは先方に取り付けられる構造としてある。こ
れは、他の栓刃15のハーネスコネクタ10の刃受ばね
への接続ときにまず最初に接地極が接続され、また逆に
引き外しの際には最後に接地極が外れるようにして、安
全性を確保するようにするためである。
【0029】上記夫々の栓刃15の接触片15aと、ボ
ディ13aの3区画に分割された夫々区画の後端部との
間には、電線の芯線を接触片15aに弾性的に押し当て
る錠ばね20を配置する。カバー13bは、内部の構造
が上記ボディ13aとほぼ同じ構造の下面と前面とが開
口する箱状になっており、上面の4箇所にはとめ26を
通す挿通孔27を形成してあり、この挿通孔27と対応
してボディ13aに形成された挿通孔28を通してはと
め26を通して先端をかしめ、ボディ13aにカバー1
3bを被着する構造としてある。
【0030】このカバー13bのボディ13aの凹所1
4aと共に凹部14を形成する凹所14bの内底面に
は、後述するハーネスコネクタ10の逆差し防止溝34
(図8(b)参照)に嵌まるハーネスコネクタ10の挿
着方向に走る突条22を形成し、これにより逆差しある
いは定格や用途の異なるハーネスコネクタ10を接続す
ることを防止するようにしてある。
【0031】ここで、この種のハーネスプラグ11には
ハーネスコネクタ10との抜けを防止するために、ハー
ネスコネクタ10に形成された係止溝35に係脱自在に
係止されるロック片23を備えており、このロック片2
3をカバー13b側に備える構造としてある。なお、従
来のこの種のハーネスコネクタやハーネスコネクタの場
合にはボディ側にも上記ロック片23と同じものを設け
てあったが、これではハーネスコネクタの形状が大きく
なるので、本実施例の場合にはカバー13b側だけにロ
ック片23を設け、ハーネスコネクタ10の小型化を図
っている。
【0032】上記ロック片23をカバー13bに取り付
けるために、上記カバー13bの上面中央部を凹設し、
ロック片23の取付部24を形成してある。この取付部
24の凹所14bに対応する部分に開口25を形成し、
この開口25からロック片23の係止爪23aが凹部1
4内に突出する構造としてある。そして、この開口25
の後部にロック片23を固定する固定部24aを形成し
てある。ここで、ロック片23には、中央下面からL字
状の固定片23bが垂設され、この固定片23bの下面
から突設された固定爪片23cを形成してあり、この固
定爪片23cを固定部24aに穿設された固定孔24b
に係止し、ロック片23が取付部24に取り付けられ
る。そして、この固定部24aの後部はロック片23の
押圧操作部23dよりも大きく形成し、押圧操作部23
dを指で押圧できるようにしてある。つまり、ロック片
23の押圧操作部23dを下方に押し下げると、固定片
23bを支点として、係止爪23a側が上方に回動し、
係止爪23aがハーネスコネクタ10の係止溝35から
外れ、ハーネスプラグ11をハーネスコネクタ10から
外すことができるようにしたものである。
【0033】ところで、このカバー13bをボディ13
aに被着する際には、錠ばね20と接触片15aからな
る電線の速結部に対応する箇所に解除釦21を収める。
この解除釦21は、錠ばね20を接触片15aから押し
離して芯線の弾性挟持状態を解除するもので、この解除
釦21を操作するために、カバー13bの上面には解除
窓29を形成してある。なお、この解除釦21は例えば
マイナスドライバ等の工具の先端を解除窓29内に挿入
することにより操作される。
【0034】次に、ハーネスコネクタ10について説明
する。このハーネスコネクタ10は、図8(b)に示す
ように、差込み側となるハーネスプラグ11の凹部14
に挿着される挿着部30が前面に形成され、この挿着部
30の前面に形成された栓刃挿入口31から挿入される
ハーネスプラグ11の栓刃15を夫々受ける複数の刃受
ばね32を内部に備える構造となっている。なお、本実
施例の場合にはそのような構造にはなっていないが、ゾ
ーンプルボックス等に接続する場合もある。
【0035】このハーネスコネクタ10のハウジング3
3は、図10に示すように、ボディ33a及びカバー3
3bとで構成され、カバー33bの上面の4箇所にはと
め40を通す挿通孔41を形成してあり、この挿通孔4
1と対応してボディ33aに形成された挿通孔42を通
してはとめ40を通して先端をかしめ、ボディ33aに
カバー33bを被着する構造としてある。
【0036】ボディ33aは、上面が開口する箱状で、
カバー33bと被着した場合に挿着部30となる前方収
納部30aを2条の隔壁36により3区画に仕切ってあ
り、夫々の区画内に刃受ばね32が収められる。なお、
この隔壁36は前方収納部30aから後方の略刃受ばね
32の全長にわたって形成してある。そして、夫々の区
画に対応する前面部には栓刃挿入口31となる凹部31
aを形成してある。
【0037】刃受ばね32は、導電材料で形成され、栓
刃15を両側から挟み込むように対向する一対の挟持片
32aを備え、この挟持片32aを中央部で連結し、さ
らにこの中央部から後方に延びる延設片の先端部を各区
画の一内側面に当接するように折り曲げ、さらにこの先
端部の少なくとも上部から横向きに下面に芯線が接触す
る接触片32bを形成し、これら接触片3bの下に錠ば
ね43を夫々配置する構造としてある。なお、挟持片3
2aの中央部は互いにく字状に折曲して栓刃15の保持
力を強くする構造としてある。また、このハーネスコネ
クタ10の場合にも、ボディ33aの後端部に錠ばね4
3と接触片32bとの間に芯線を挿入させる電線挿入口
となる凹部45を形成してある。
【0038】カバー33bは、内部構造はボディ33a
と略同様であり、このカバー33bでは、挿着部30を
構成する前方収納部30bの上面に、上記ハーネスプラ
グ11の突条22が嵌まる逆差し防止溝34と、ロック
片23の係止爪23aが係止される係止溝35とを形成
してある。上記カバー33bをボディ33aに被着する
際には、錠ばね43と接触片32bからなる電線の速結
部に対応する箇所に解除釦44を収める。そして、この
解除釦44を操作するために、カバー33bの上面には
解除窓46を形成してある。
【0039】このようにハーネスコネクタ10及びハー
ネスプラグ11への電線接続部を解除機能を有する速結
構造とすれば、電線の長さが合わずに取替が必要な場
合、解除釦21,44を操作することで、簡単に電線を
取外すことができ、しかも取り替えた電線の芯線を電線
挿入口から挿入するだけで、錠ばね20,43と接触片
15a,32bとの間に芯線が弾性挟持されて電線の接
続が行え、再接続作業も容易となり、電線の取替作業を
極めて簡単に行える。
【0040】ハーネスコネクタ10へのハーネスプラグ
11の接続は、突条22が逆差し防止溝34に嵌まるよ
うにハーネスプラグ11の凹部14とハーネスコネクタ
10の挿着部30との向きを合わせ、ハーネスプラグ1
1をハーネスコネクタ10に押し込むと、栓刃15が栓
刃挿入口31に挿入されて、夫々の栓刃15が刃受ばね
32に接続される。このとき、ロック片23の係止爪2
3aが係止溝35に係止して抜け止めが施される。
【0041】そして、ハーネスコネクタ10からハーネ
スプラグ11を外すときには、ロック片23の押圧操作
部23dを押し込んで、ロック片23の係止爪23aの
係止状態を解除し、ハーネスプラグ11を後方に引き抜
けばよい。ところで、この種の屋内配線においては誤配
線を行う恐れがある。そこで、本実施例のゾーンプルボ
ックスA’の接続部8b、延長ケーブル4のハーネスコ
ネクタ10とハーネスプラグ11及び器具ケーブル6の
ハーネスプラグ11は使用用途に応じて形状の異なるも
のを使用してある。つまり、図7のブロック1b’ある
いはブロック1c’に示すように、コンセント等の配線
器具5に接続される接続部8bと、スイッチ9に接続さ
れる接続部8b’とで形状を異ならせ、さらにコンセン
ト等の配線器具5に接続される接続部8bに関しては逆
差しを防止するように2状の縦溝を形成してある。この
ようにすれば、現場における誤配線を防止できる。
【0042】本実施例のようにゾーンプルボックスA’
を用いると、電源ケーブル3や延長ケーブル4をハーネ
ス接続で行え、またハーネスコネクタ10及びハーネス
プラグ11を用いて延長ケーブル4と器具ケーブル6と
の接続を行うと、従来のようにケーブルの段剥きなどの
作業を伴う配線器具と配線ケーブルとの接続を行わずに
済み、配線器具5との接続も容易となり、結線作業も容
易となる。つまり、部屋の間取りや配線器具5の設置箇
所が決まっているマンションなどにおいて、予め決まっ
た長さの延長ケーブル4を用意しておきさえすれば、現
場ではハーネスコネクタ10とハーネスプラグ11との
接続を行うだけでよいので、結線作業が容易となるので
ある。また、上記ゾーンプルボックスA’を屋内の各所
に予め設置しておき、長さの異なる延長ケーブル4を予
め用意しておけば、屋内配線を自在に行うことができ、
部屋の間取りの変更や配線器具の設置場所を変更する場
合等にも容易に対応させることができる。
【0043】ところで、上述の説明においては天井配線
により屋内配線を行う場合について説明したが、本発明
は事務所などで適用されるいわゆるシステムフロアと呼
ばれる二重床構造の床などを用いた床配線や壁面を用い
た配線などにも適用でき、さらにはOAパネル等の什器
内の内部配線にも応用することができる。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明は、下面が開口する箱状
のカバーを平板状の底板上に被着する構造のハウジング
を備え、上記カバーの一端から底板一端が側方に突出さ
せるとともに、内部に収納される板面が並行した2枚の
導電板の一端を上記カバーの一端面から突出させ、配線
器具からのケーブルに設けたコネクタの接続手段を挿入
する挿入孔を上記カバーの上面に開口し、上記ハウジン
グ内の上記各導電板には上記挿入孔から上記ハウジング
内部に挿入されたコネクタの接続手段を受ける受け部を
形成した第1、第2の接続器を用いた屋内配線システム
において、第2の接続器では上記カバーより突出した上
記各導電板の一端に電源ケーブルを接続する接続部を設
けるとともに、上記各導電板の他端に上記カバーの他端
面に設けた挿入口から挿入される上記第1の接続器の各
導電板の一端を受ける刃受を設け、上記挿入口に第1の
接続器の導電板の一端を挿入することで上記第1の接続
器と上記第2の接続器とを長手方向で連結した状態で第
1の接続器の底板と第2の接続器のカバーとが重合する
ように上記第2の接続器の底板の他端を上記第2の接続
器のカバーの他端の幅よりも短く形成し、上記重合部分
に対応する上記第2の接続器のカバーの上面には内部に
貫通する挿通孔を、上記第1の接続器の底板には上記挿
通孔を介して挿通されるねじを螺入締結するねじ孔を夫
々形成しているので、配線器具との接続をコネクタ方式
により簡単に接続でき、しかも二つの接続器同士の連結
により接続できるコネクタ数を増加させることができ、
更に二つの接続器同士の連結をねじ固定により強固にで
き、その上第1の接続器の底板が第2の接続器に重合す
る形でねじ固定するため、両接続器同士の一体化が図
れ、また両接続器の接続を送り配線をケーブルを用いる
ことなく行えるため、配線作業が容易な屋内配線システ
ムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は夫々本発明の一実施例の配線
接続装置を構成する接続器を示す斜視図である。
【図2】図1(a)の接続器の分解斜視図である。
【図3】図1(b)の接続器の分解斜視図である。
【図4】(a),(b)は夫々の接続器への配線器具や
電源の接続方法の説明である。
【図5】(a)〜(c)は夫々同上の接続器に接続され
る配線器具側の構造を示す斜視図である。
【図6】配線接続装置との使用状態を示す斜視図であ
る。
【図7】他の実施例が適用された屋内配線システムを示
す説明図である。
【図8】(a),(b)は夫々同上の屋内配線システム
に用いるハーネスプラグ及びハーネスコネクタの分解斜
視図である。
【図9】ハーネスプラグの分解斜視図である。
【図10】ハーネスコネクタの分解斜視図である。
【図11】(a),(b)は従来の配線接続装置の分解
斜視図及びこの配線接続装置の使用方法の説明図であ
る。
【図12】同上の配線接続装置に接続されるケーブルの
加工方法の説明図である。
【符号の説明】
A,A’ 配線接続装置 1a,1b 接続器 1a’〜1c’ ブロック 3 電源ケーブル 5 コンセント 6 器具ケーブル 8a,8b,8b’,59a〜59c 接続部 9 スイッチ 10 ハーネスコネクタ 11 ハーネスプラグ 58 ねじ止め端子部 59a〜59c 接続部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 25/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下面が開口する箱状のカバーを平板状の底
    板上に被着する構造のハウジングを備え、上記カバーの
    一端から底板一端が側方に突出させるとともに、内部に
    収納される板面が並行した2枚の導電板の一端を上記カ
    バーの一端面から突出させ、配線器具からのケーブルに
    設けたコネクタの接続手段を挿入する挿入孔を上記カバ
    ーの上面に開口し、上記ハウジング内の上記各導電板に
    は上記挿入孔から上記ハウジング内部に挿入されたコネ
    クタの接続手段を受ける受け部を形成した第1、第2の
    接続器を用いた屋内配線システムにおいて、第2の接続
    器では上記カバーより突出した上記各導電板の一端に電
    源ケーブルを接続する接続部を設けるとともに、上記各
    導電板の他端に上記カバーの他端面に設けた挿入口から
    挿入される上記第1の接続器の各導電板の一端を受ける
    刃受を設け、上記挿入口に第1の接続器の導電板の一端
    を挿入することで上記第1の接続器と上記第2の接続器
    とを長手方向で連結した状態で第1の接続器の底板と第
    2の接続器のカバーとが重合するように上記第2の接続
    器の底板の他端を上記第2の接続器のカバーの他端の幅
    よりも短く形成し、上記重合部分に対応する上記第2の
    接続器のカバーの上面には内部に貫通する挿通孔を、上
    記第1の接続器の底板には上記挿通孔を介して挿通され
    るねじを螺入締結するねじ孔を夫々形成していることを
    特徴とする屋内配線システム。
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