JP3032603B2 - ジョイントボックス - Google Patents
ジョイントボックスInfo
- Publication number
- JP3032603B2 JP3032603B2 JP3124067A JP12406791A JP3032603B2 JP 3032603 B2 JP3032603 B2 JP 3032603B2 JP 3124067 A JP3124067 A JP 3124067A JP 12406791 A JP12406791 A JP 12406791A JP 3032603 B2 JP3032603 B2 JP 3032603B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector
- joint box
- power supply
- wiring
- joiner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋内配線システムにお
いて電源ラインを分岐するために用いられるジョイント
ボックスであって、特に床下配線システムに適用される
ジョイントボックスに関するものである。
いて電源ラインを分岐するために用いられるジョイント
ボックスであって、特に床下配線システムに適用される
ジョイントボックスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の屋内配線システムとしては、テナ
ントビル等において床下スラブと床との間に電源ケーブ
ルを引き回す配線スペースを設けたいわゆるフリーアク
セスフロアを用いて、室内のレイアウトに応じて配線を
自在に行うようにしたものが提供されており、この種の
床下配線システムでは電源ラインを複数分岐するために
ジョインタを用いてある。
ントビル等において床下スラブと床との間に電源ケーブ
ルを引き回す配線スペースを設けたいわゆるフリーアク
セスフロアを用いて、室内のレイアウトに応じて配線を
自在に行うようにしたものが提供されており、この種の
床下配線システムでは電源ラインを複数分岐するために
ジョインタを用いてある。
【0003】この種のフリーアクセスフロアを用いた床
下配線システムを図12に示す。この床下配線システム
では、複数のコンセントEを床に埋設すると共に、床上
に複数のコンセント等の配線器具H,Iを配置し、上記
配線器具H,Iの器具ケーブルを分界ボックスDで床下
に引込んである。そして、上記コンセントEと配線器具
H,Iの器具ケーブルの先端には夫々ハーネスプラグB
を取り付け、ジョインタAにハーネスプラグBを接続し
て配線を行っている。なお、この床配線システムでは分
岐線L1 をさらにジョインタAを用いて分岐してある。
また、幹線L0とジョインタA及び分岐線L1 とジョイ
ンタAとの接続をハーネスコネクタCを用いて行ってい
る。
下配線システムを図12に示す。この床下配線システム
では、複数のコンセントEを床に埋設すると共に、床上
に複数のコンセント等の配線器具H,Iを配置し、上記
配線器具H,Iの器具ケーブルを分界ボックスDで床下
に引込んである。そして、上記コンセントEと配線器具
H,Iの器具ケーブルの先端には夫々ハーネスプラグB
を取り付け、ジョインタAにハーネスプラグBを接続し
て配線を行っている。なお、この床配線システムでは分
岐線L1 をさらにジョインタAを用いて分岐してある。
また、幹線L0とジョインタA及び分岐線L1 とジョイ
ンタAとの接続をハーネスコネクタCを用いて行ってい
る。
【0004】この床下配線システムでは、ジョインタA
を床下の適宜箇所に配置しておけば、電源ラインを必要
に応じて分岐して配線器具などに接続でき、レイアウト
の変更に伴う配線器具の移動や増設に容易に対応できる
という利点がある。
を床下の適宜箇所に配置しておけば、電源ラインを必要
に応じて分岐して配線器具などに接続でき、レイアウト
の変更に伴う配線器具の移動や増設に容易に対応できる
という利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このジョイン
タAを用いた床下配線システムでは、ジョインタAで分
岐される電源元側の電源線の配線作業が面倒となる問題
があった。例えば、分電盤からの電源ラインを複数のジ
ョインタAで分岐する場合を考えると、分電盤とジョイ
ンタAとを接続する電源線には接地線が一体になったも
のを通常用いるため、電源線の線径は太く固いものとな
り、このため電源線を配線する場合に電源線を自在に折
り曲げることができず、このため電源線の配線作業が面
倒となるのである。
タAを用いた床下配線システムでは、ジョインタAで分
岐される電源元側の電源線の配線作業が面倒となる問題
があった。例えば、分電盤からの電源ラインを複数のジ
ョインタAで分岐する場合を考えると、分電盤とジョイ
ンタAとを接続する電源線には接地線が一体になったも
のを通常用いるため、電源線の線径は太く固いものとな
り、このため電源線を配線する場合に電源線を自在に折
り曲げることができず、このため電源線の配線作業が面
倒となるのである。
【0006】本発明は上述の点に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、電源元側の電源線の配
線作業が容易なジョイントボックスを提供することにあ
る。
あり、その目的とするところは、電源元側の電源線の配
線作業が容易なジョイントボックスを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、電源ラインを複数分岐する際に用いら
れるジョイントボックスであって、電源ケーブルを接続
する速結構造の第1の接続部と、この第1の接続部に接
続された電源ラインを複数分岐した分岐端となる複数の
第2の接続部とを備え、上記第2の接続部を電源ライン
の分岐側のケーブルに取り付けられたハーネスプラグを
接続するハーネス接続構造としたジョインタと、アース
ラインを送り配線するコネクタとで、ジョイントボック
スを構成してある。
達成するために、電源ラインを複数分岐する際に用いら
れるジョイントボックスであって、電源ケーブルを接続
する速結構造の第1の接続部と、この第1の接続部に接
続された電源ラインを複数分岐した分岐端となる複数の
第2の接続部とを備え、上記第2の接続部を電源ライン
の分岐側のケーブルに取り付けられたハーネスプラグを
接続するハーネス接続構造としたジョインタと、アース
ラインを送り配線するコネクタとで、ジョイントボック
スを構成してある。
【0008】なお、ほこりや水などからジョイントボッ
クスを保護するために、上記ジョインタとコネクタとを
取り付ける基台と、ジョインタ及びコネクタを覆って基
台に被着される透明カバーとを備え、基台のジョインタ
及びコネクタの取付部を他部分よりも高く形成すること
が好ましい。
クスを保護するために、上記ジョインタとコネクタとを
取り付ける基台と、ジョインタ及びコネクタを覆って基
台に被着される透明カバーとを備え、基台のジョインタ
及びコネクタの取付部を他部分よりも高く形成すること
が好ましい。
【0009】
【作用】本発明は上述のようにジョイントボックスにア
ースラインを送り配線するコネクタを設けることによ
り、ジョインタの電源元側の電源線に接地線を一体に備
えるものを用いずに済み、このため電源元側の電源線の
配線作業を容易に行えるようにしたものである。
ースラインを送り配線するコネクタを設けることによ
り、ジョインタの電源元側の電源線に接地線を一体に備
えるものを用いずに済み、このため電源元側の電源線の
配線作業を容易に行えるようにしたものである。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例としてのジョイントボック
スを図1に示す。このジョイントボックスは、従来の床
下配線システムで用いていたジョインタAと、アースラ
インを送り配線するためのコネクタGとで構成してあ
る。そして、上記ジョイントボックスAとコネクタGと
を基台60に取り付け、基台60にジョインタA及びコ
ネクタGを覆う透明カバー61を被着してある。
スを図1に示す。このジョイントボックスは、従来の床
下配線システムで用いていたジョインタAと、アースラ
インを送り配線するためのコネクタGとで構成してあ
る。そして、上記ジョイントボックスAとコネクタGと
を基台60に取り付け、基台60にジョインタA及びコ
ネクタGを覆う透明カバー61を被着してある。
【0011】本実施例のジョインタAは、図4(a)に
示すように、ケーブルを接続する4つの接続部2a,2
bを備えている。ここで、接続部2aには電源元の電源
ケーブルL0 が接続されると共に送り配線用のケーブル
L1 が接続され、接続部2bには配線器具の器具ケーブ
ルが接続される。そして、このジョイントボックスの内
部には図7に示す電源ラインを3分岐する3組の端子ブ
ロック301 〜303 を収めてある。
示すように、ケーブルを接続する4つの接続部2a,2
bを備えている。ここで、接続部2aには電源元の電源
ケーブルL0 が接続されると共に送り配線用のケーブル
L1 が接続され、接続部2bには配線器具の器具ケーブ
ルが接続される。そして、このジョイントボックスの内
部には図7に示す電源ラインを3分岐する3組の端子ブ
ロック301 〜303 を収めてある。
【0012】このジョイントボックスの器体は、図4
(b)に示すように、合成樹脂製のボディ10とカバー
20とで構成されている。ボディ10は上面が開口する
箱状で、図6(a)に示すように、内部が中央隔壁11
により左右の収納空間に分離され、接続部2aが形成さ
れる側の左収納空間は縦に走る2条の隔壁12によりさ
らに3区画に分割され、他方の右収納空間は中央隔壁1
1の中央部に形成された切欠部13に連続する部分を残
して夫々2条の隔壁141 ,142 により3区画に分割
してある。なお、中央隔壁11の中央部には造営面にね
じ固定するねじ用の貫通孔15aを有するボス部15を
形成してある。
(b)に示すように、合成樹脂製のボディ10とカバー
20とで構成されている。ボディ10は上面が開口する
箱状で、図6(a)に示すように、内部が中央隔壁11
により左右の収納空間に分離され、接続部2aが形成さ
れる側の左収納空間は縦に走る2条の隔壁12によりさ
らに3区画に分割され、他方の右収納空間は中央隔壁1
1の中央部に形成された切欠部13に連続する部分を残
して夫々2条の隔壁141 ,142 により3区画に分割
してある。なお、中央隔壁11の中央部には造営面にね
じ固定するねじ用の貫通孔15aを有するボス部15を
形成してある。
【0013】一方、カバー20は下面が開口する箱状に
形成され、図6(b)に示すように、内部構造は上記ボ
ディ10と略同様に形成してある。このカバー20の上
面の適所にははとめ鋲を通す挿通孔261 を形成してあ
り、はとめ鋲を上記挿通孔261 及びこの挿通孔261
と連通する形でボディ10の外側壁に形成された挿通孔
262 を通してかしめてボディ10に被着される。
形成され、図6(b)に示すように、内部構造は上記ボ
ディ10と略同様に形成してある。このカバー20の上
面の適所にははとめ鋲を通す挿通孔261 を形成してあ
り、はとめ鋲を上記挿通孔261 及びこの挿通孔261
と連通する形でボディ10の外側壁に形成された挿通孔
262 を通してかしめてボディ10に被着される。
【0014】上記第1及び第2の接続部2a,2bはボ
ディ10及びカバー20の端面から突出する形で形成さ
れている。ここで、第1の接続部2aの端面の中央は図
5(b)に示すように凹設し、凹設面に垂直に3個の芯
線挿入孔41を穿設してあり、各芯線挿入孔41は左収
納空間の各区画に連通し、先端を細く形成して後述する
接続端子31と錠ばね34との間に芯線が確実に挿入で
きるようにしてある。
ディ10及びカバー20の端面から突出する形で形成さ
れている。ここで、第1の接続部2aの端面の中央は図
5(b)に示すように凹設し、凹設面に垂直に3個の芯
線挿入孔41を穿設してあり、各芯線挿入孔41は左収
納空間の各区画に連通し、先端を細く形成して後述する
接続端子31と錠ばね34との間に芯線が確実に挿入で
きるようにしてある。
【0015】また、第2の接続部2bは図10(b)に
示すハーネスプラグBの凹部53に嵌まる略直方体状に
突出形成され、端面にハーネスプラグBの栓刃50を挿
入する縦長孔からなる栓刃挿入孔42を図4(c)に示
すように3個形成してある。この接続部2bの内部は隔
壁141 ,142 により分離された各区画に後述する刃
受ばね体32の刃受部33が収まる構造になっている。
この接続部2bの上面には縦向きに走る2条の凹溝44
を形成してあり、これら凹溝44はハーネスプラグBの
凹部53の上底面に形成された突条54が嵌まるもの
で、これによりハーネスプラグBの逆差しを防止してあ
る。なお、このジョイントボックスの凹溝44とハーネ
スプラグBの突条54との形成位置を定格に応じて異な
らせれば、定格違いのハーネスプラグBが接続されるこ
とを防止できる。
示すハーネスプラグBの凹部53に嵌まる略直方体状に
突出形成され、端面にハーネスプラグBの栓刃50を挿
入する縦長孔からなる栓刃挿入孔42を図4(c)に示
すように3個形成してある。この接続部2bの内部は隔
壁141 ,142 により分離された各区画に後述する刃
受ばね体32の刃受部33が収まる構造になっている。
この接続部2bの上面には縦向きに走る2条の凹溝44
を形成してあり、これら凹溝44はハーネスプラグBの
凹部53の上底面に形成された突条54が嵌まるもの
で、これによりハーネスプラグBの逆差しを防止してあ
る。なお、このジョイントボックスの凹溝44とハーネ
スプラグBの突条54との形成位置を定格に応じて異な
らせれば、定格違いのハーネスプラグBが接続されるこ
とを防止できる。
【0016】これら凹溝44の間にはさらに横方向に走
る凹条43を形成し、ハーネスプラグBのロック体51
の凹部53内に突出する爪(図示せず)を上記凹条43
に係止して、ハーネスプラグBの抜けを防止する構造と
してある。なお、第2の接続部2bを使用しない場合
に、内部にほこりなどが侵入することを防止するため、
図1に示す蓋70を備えている。この蓋70は栓刃挿入
口内に挿入して固定する固定片を背面に突設した構造と
なっている。
る凹条43を形成し、ハーネスプラグBのロック体51
の凹部53内に突出する爪(図示せず)を上記凹条43
に係止して、ハーネスプラグBの抜けを防止する構造と
してある。なお、第2の接続部2bを使用しない場合
に、内部にほこりなどが侵入することを防止するため、
図1に示す蓋70を備えている。この蓋70は栓刃挿入
口内に挿入して固定する固定片を背面に突設した構造と
なっている。
【0017】端子ブロック301 は、側方に開口する略
コ字状に形成された端子板311 と、両端部に刃受部3
3が形成され夫々の刃受部33の間を中央部が直角に折
り曲げられた接続片361 で連結した刃受ばね体321
と、端子板311 と刃受ばね体321 とを連結するリー
ド板351 と、上記端子板311 の両端部に収められる
2個の錠ばね34(図5(b)参照)とからなる。
コ字状に形成された端子板311 と、両端部に刃受部3
3が形成され夫々の刃受部33の間を中央部が直角に折
り曲げられた接続片361 で連結した刃受ばね体321
と、端子板311 と刃受ばね体321 とを連結するリー
ド板351 と、上記端子板311 の両端部に収められる
2個の錠ばね34(図5(b)参照)とからなる。
【0018】端子ブロック302 は、上記端子ブロック
301 の端子板311 と同一形状の端子板312 と、両
端部に刃受部33が形成され両刃受部33の間を直線状
の接続片362 で連結した刃受ばね体322 と、端子板
312 と刃受ばね体322 とを連結するリード板352
と、上記端子板312 の両端部に収められる2個の錠ば
ね34とからなる。
301 の端子板311 と同一形状の端子板312 と、両
端部に刃受部33が形成され両刃受部33の間を直線状
の接続片362 で連結した刃受ばね体322 と、端子板
312 と刃受ばね体322 とを連結するリード板352
と、上記端子板312 の両端部に収められる2個の錠ば
ね34とからなる。
【0019】端子ブロック303 は、上記端子ブロック
301 の端子板311 と同一形状の端子板313 と、両
端部に刃受部33が形成され刃受部33の間を中央部が
刃受ばね体321 とは相反する方向に直角に折り曲げら
れた接続片363 で連結した刃受ばね体323 と、端子
板313 と刃受ばね体323とを連結するリード板35
3 と、上記端子板313 の両端部に収められる2個の錠
ばね34とからなる。
301 の端子板311 と同一形状の端子板313 と、両
端部に刃受部33が形成され刃受部33の間を中央部が
刃受ばね体321 とは相反する方向に直角に折り曲げら
れた接続片363 で連結した刃受ばね体323 と、端子
板313 と刃受ばね体323とを連結するリード板35
3 と、上記端子板313 の両端部に収められる2個の錠
ばね34とからなる。
【0020】ここで、上記各端子ブロック301 〜30
3 の端子板311 〜313 の上面には夫々2か所に一対
のダボ37を形成すると共に、刃受ばね体321 〜32
3 の適所にダボ38を形成し、リード板351 〜353
の両端に形成された取付片の孔にダボ37,38をかし
めて、夫々対応するブロックの端子板311 〜313 及
び刃受ばね体321 〜323 同士を連結する。
3 の端子板311 〜313 の上面には夫々2か所に一対
のダボ37を形成すると共に、刃受ばね体321 〜32
3 の適所にダボ38を形成し、リード板351 〜353
の両端に形成された取付片の孔にダボ37,38をかし
めて、夫々対応するブロックの端子板311 〜313 及
び刃受ばね体321 〜323 同士を連結する。
【0021】上記接続端子311 〜313 及び接続端子
321 〜323 同士の連結はボディ10への組込前に行
っておく。そして、各端子ブロック301 〜302 のボ
ディ10への組込は、接続端子303 を左収納空間の最
も中央隔壁11寄りの区画に収める形で端子ブロック3
03 をボディ10に収めると共に、接続端子312 を中
央区画に収める形で端子ブロック302 を収め、最も外
側の区画に接続端子311 を収める形で端子ブロック3
01 を収めるというようにして行う。この際の内部結線
状態は図4(a)のカバー20の上面に刻印された状態
となる。
321 〜323 同士の連結はボディ10への組込前に行
っておく。そして、各端子ブロック301 〜302 のボ
ディ10への組込は、接続端子303 を左収納空間の最
も中央隔壁11寄りの区画に収める形で端子ブロック3
03 をボディ10に収めると共に、接続端子312 を中
央区画に収める形で端子ブロック302 を収め、最も外
側の区画に接続端子311 を収める形で端子ブロック3
01 を収めるというようにして行う。この際の内部結線
状態は図4(a)のカバー20の上面に刻印された状態
となる。
【0022】このようにしてボディ10上に端子ブロッ
ク301 〜303 を収めた状態でカバー20を被着す
る。なお、このカバー20の取付時には端子板31と錠
ばね34とで構成される速結構造の電線接続部の解除を
行う解除釦(図示せず)を収める。ここで、上記解除釦
は各端子ブロック301 〜303 の夫々の錠ばね34に
よる電線の弾接状態を同時に解除するものであり、この
解除釦の収納箇所に対応するカバー20の接続部2aの
突設面には解除釦を操作するための操作穴25を夫々形
成し、この操作穴25からドライバ等の工具を挿入して
解除釦を操作すると、電線を外すことができるようにな
っている。
ク301 〜303 を収めた状態でカバー20を被着す
る。なお、このカバー20の取付時には端子板31と錠
ばね34とで構成される速結構造の電線接続部の解除を
行う解除釦(図示せず)を収める。ここで、上記解除釦
は各端子ブロック301 〜303 の夫々の錠ばね34に
よる電線の弾接状態を同時に解除するものであり、この
解除釦の収納箇所に対応するカバー20の接続部2aの
突設面には解除釦を操作するための操作穴25を夫々形
成し、この操作穴25からドライバ等の工具を挿入して
解除釦を操作すると、電線を外すことができるようにな
っている。
【0023】上述した構造のジョイントボックスの第2
の接続部2bにハーネスプラグBを接続する際には、ハ
ーネスプラグBの凹部53と第2の接続部2bとの位置
を合わせてハーネスプラグBを接続部2bに押し当てる
と、ハーネスプラグBの栓刃50が栓刃挿入孔42内に
挿入され、接続部2bの内部に設けられた刃受部33に
栓刃50が弾性挟持される。
の接続部2bにハーネスプラグBを接続する際には、ハ
ーネスプラグBの凹部53と第2の接続部2bとの位置
を合わせてハーネスプラグBを接続部2bに押し当てる
と、ハーネスプラグBの栓刃50が栓刃挿入孔42内に
挿入され、接続部2bの内部に設けられた刃受部33に
栓刃50が弾性挟持される。
【0024】そして、接続部2bをハーネスプラグBの
凹部53に完全に押し込むと、接続部2bの外面に形成
された凹条43にロック体51の爪が係合して、ハーネ
スプラグBの抜けが防止される。上記ハーネスプラグB
を接続部2bから外す際には、ロック体51の後端部を
押し込むと、上記爪の凹条43との係止状態が解除さ
れ、この際にハーネスプラグBを後方に引けば取り外す
ことができる。
凹部53に完全に押し込むと、接続部2bの外面に形成
された凹条43にロック体51の爪が係合して、ハーネ
スプラグBの抜けが防止される。上記ハーネスプラグB
を接続部2bから外す際には、ロック体51の後端部を
押し込むと、上記爪の凹条43との係止状態が解除さ
れ、この際にハーネスプラグBを後方に引けば取り外す
ことができる。
【0025】第1の接続部2aへの電源ケーブルL0 の
接続は、芯線を挿入孔41に挿入すれば、芯線が端子板
31と錠ばね34との間に弾性挟持されて電源ケーブル
L0 の接続が行われる。コネクタG1 は、ジョインタA
の接続部2aと同様の速結構造を備える周知のコネクタ
であり、複数の電源線を挿入する挿入穴が形成され、内
部の導体部は夫々一体に連結されている。なお、このコ
ネクタG1 の詳細な構造の説明は省略する。
接続は、芯線を挿入孔41に挿入すれば、芯線が端子板
31と錠ばね34との間に弾性挟持されて電源ケーブル
L0 の接続が行われる。コネクタG1 は、ジョインタA
の接続部2aと同様の速結構造を備える周知のコネクタ
であり、複数の電源線を挿入する挿入穴が形成され、内
部の導体部は夫々一体に連結されている。なお、このコ
ネクタG1 の詳細な構造の説明は省略する。
【0026】上記ジョインタA及びコネクタGが取り付
けられる基台60は、図2に示すように、両側部に床下
スラブにボルトなどにより固定するための固定片62を
備え、これら固定片62間を架橋する形でジョインタA
とコネクタGとの取付部63を形成してある。ここで、
取付部63は図2(c)に示すように高くしてあり、こ
れにより床下に浸透する水により漏電を起こすことを防
止する構造としてある。
けられる基台60は、図2に示すように、両側部に床下
スラブにボルトなどにより固定するための固定片62を
備え、これら固定片62間を架橋する形でジョインタA
とコネクタGとの取付部63を形成してある。ここで、
取付部63は図2(c)に示すように高くしてあり、こ
れにより床下に浸透する水により漏電を起こすことを防
止する構造としてある。
【0027】上記取付部63のジョインタAの取付部分
にはジョインタAをねじ固定するねじ孔64と、ジョイ
ンタAの位置決めを行う突起65とを形成してある。ま
た、コネクタGの取付部分には図11(a)に示すよう
にコネクタGの後端面を押さえる押さえ板66を切り起
こし形成し、その前方の両側にコネクタGを固定するコ
字状の固定板67をねじ止めして取り付ける取付孔68
を形成してある。
にはジョインタAをねじ固定するねじ孔64と、ジョイ
ンタAの位置決めを行う突起65とを形成してある。ま
た、コネクタGの取付部分には図11(a)に示すよう
にコネクタGの後端面を押さえる押さえ板66を切り起
こし形成し、その前方の両側にコネクタGを固定するコ
字状の固定板67をねじ止めして取り付ける取付孔68
を形成してある。
【0028】上記ジョインタAは、ボディ10とカバー
20の中央を連通する形で形成された貫通孔15aに固
定ねじを通してねじ止めして、基台60に取り付けられ
る。コネクタGは、押さえ板66に後端面を当て、前面
側の外周面を固定板67で挟持する形で固定される。こ
こで、コネクタGの外形形状は前面側に行くほどに小さ
くして固定板67からの外れを防止してある。
20の中央を連通する形で形成された貫通孔15aに固
定ねじを通してねじ止めして、基台60に取り付けられ
る。コネクタGは、押さえ板66に後端面を当て、前面
側の外周面を固定板67で挟持する形で固定される。こ
こで、コネクタGの外形形状は前面側に行くほどに小さ
くして固定板67からの外れを防止してある。
【0029】透明カバー61は、図3に示すように、断
面が下方に開口するコ字状に形成され、両側方が開口す
る構造となっており、両側片61aの中央を凹設し、こ
の凹部61bの両側部に形成した係止部61cを基台6
0の取付部63に嵌合して取り付ける構造となってい
る。ここで、この透明カバー61は図1(a)に示すよ
うに両側方向で取付部63よりも幅広に形成し、電源線
の接続部に水などがからないようにしてある。本実施例
のジョイントボックスを用いた配線状態を図8に示す。
この図8の場合には分電盤Kから複数のジョイントボッ
クスXに電源ラインを分配し、ジョイントボックスXで
さらに電源ラインを分岐した場合を示す。
面が下方に開口するコ字状に形成され、両側方が開口す
る構造となっており、両側片61aの中央を凹設し、こ
の凹部61bの両側部に形成した係止部61cを基台6
0の取付部63に嵌合して取り付ける構造となってい
る。ここで、この透明カバー61は図1(a)に示すよ
うに両側方向で取付部63よりも幅広に形成し、電源線
の接続部に水などがからないようにしてある。本実施例
のジョイントボックスを用いた配線状態を図8に示す。
この図8の場合には分電盤Kから複数のジョイントボッ
クスXに電源ラインを分配し、ジョイントボックスXで
さらに電源ラインを分岐した場合を示す。
【0030】この場合の分電盤Kとジョイントボックス
Xとの間の配線は、接地線を備えていない電源線を用い
て行う。このようにすれば、電源線が比較的に細く、且
つ折り曲げ可能なものとなるので、分電盤Kとジョイン
トボックスXとの間の配線を容易に行える。そして、ア
ースラインの配線は、分電盤Kと1つのジョイントボッ
クスXのコネクタGとの間で行い、このコネクタGから
他のジョイントボックスXに送り配線を行う。このよう
にすれば、多数本の接地線L2を分電盤Kとジョイント
ボックスXとの間に配線する必要がなくなる。なお、ジ
ョイントボックスXの接地極はコネクタGを介して接地
線L2 に接続する。
Xとの間の配線は、接地線を備えていない電源線を用い
て行う。このようにすれば、電源線が比較的に細く、且
つ折り曲げ可能なものとなるので、分電盤Kとジョイン
トボックスXとの間の配線を容易に行える。そして、ア
ースラインの配線は、分電盤Kと1つのジョイントボッ
クスXのコネクタGとの間で行い、このコネクタGから
他のジョイントボックスXに送り配線を行う。このよう
にすれば、多数本の接地線L2を分電盤Kとジョイント
ボックスXとの間に配線する必要がなくなる。なお、ジ
ョイントボックスXの接地極はコネクタGを介して接地
線L2 に接続する。
【0031】なお、上述の説明は図1に示す3Pのコネ
クタGを用いた場合の説明であったが、4Pのコネクタ
Gを用いる場合には、図9に示すように鋼板などで構成
される基台60のアースをとるようにしてもよい。ま
た、図8中のEやIの符号で表すものは図12の同一符
号を付したものと対応するコンセントや配線器具を表
す。さらに、電源線が接地線を備えない場合にはコネク
タGを取り除いて用いればよい。
クタGを用いた場合の説明であったが、4Pのコネクタ
Gを用いる場合には、図9に示すように鋼板などで構成
される基台60のアースをとるようにしてもよい。ま
た、図8中のEやIの符号で表すものは図12の同一符
号を付したものと対応するコンセントや配線器具を表
す。さらに、電源線が接地線を備えない場合にはコネク
タGを取り除いて用いればよい。
【0032】
【発明の効果】本発明は上述のように、電源ラインを複
数分岐する際に用いられるジョイントボックスであっ
て、電源ケーブルを接続する速結構造の第1の接続部
と、この第1の接続部に接続された電源ラインを複数分
岐した分岐端となる複数の第2の接続部とを備え、上記
第2の接続部を電源ラインの分岐側のケーブルに取り付
けられたハーネスプラグを接続するハーネス接続構造と
したジョインタと、アースラインを送り配線するコネク
タとで、ジョイントボックスを構成してあるので、ジョ
イントボックスにアースラインを送り配線するコネクタ
を設けることにより、ジョインタの電源元側の電源線に
接地線を一体に備えるものを用いずに済み、このため電
源元側の電源線の配線作業を容易に行える。
数分岐する際に用いられるジョイントボックスであっ
て、電源ケーブルを接続する速結構造の第1の接続部
と、この第1の接続部に接続された電源ラインを複数分
岐した分岐端となる複数の第2の接続部とを備え、上記
第2の接続部を電源ラインの分岐側のケーブルに取り付
けられたハーネスプラグを接続するハーネス接続構造と
したジョインタと、アースラインを送り配線するコネク
タとで、ジョイントボックスを構成してあるので、ジョ
イントボックスにアースラインを送り配線するコネクタ
を設けることにより、ジョインタの電源元側の電源線に
接地線を一体に備えるものを用いずに済み、このため電
源元側の電源線の配線作業を容易に行える。
【0033】なお、上記ジョインタとコネクタとを取り
付ける基台と、ジョインタ及びコネクタを覆って基台に
被着される透明カバーとを備え、基台のジョインタ及び
コネクタの取付部を他部分よりも高く形成すると、ほこ
りや水などにからジョイントボックスを保護することが
できる。
付ける基台と、ジョインタ及びコネクタを覆って基台に
被着される透明カバーとを備え、基台のジョインタ及び
コネクタの取付部を他部分よりも高く形成すると、ほこ
りや水などにからジョイントボックスを保護することが
できる。
【図1】(a)〜(c)は本発明の一実施例の平面図、
側面図及び正面図である。
側面図及び正面図である。
【図2】(a)〜(c)は基台の平面図、側面図及び正
面図である。
面図である。
【図3】(a)〜(c)はカバーの平面図、側面図及び
正面図である。
正面図である。
【図4】(a)〜(c)はジョインタの平面図、側面断
面図及び正面図である。
面図及び正面図である。
【図5】(a),(b)はジョインタの底面図及び一部
を破断した側面図である。
を破断した側面図である。
【図6】(a),(b)はボディの平面図及びカバーの
底面図である。
底面図である。
【図7】端子ブロックの平面図である。
【図8】同上を用いた配線状態を示す説明図である。
【図9】(a)〜(c)は基台のアースをとる構造した
場合のジョイントボックスの平面図、側面図及び正面図
である。
場合のジョイントボックスの平面図、側面図及び正面図
である。
【図10】(a),(b)はハーネスプラグを備える配
線器具を示す一部を破断した平面図及びハーネスプラグ
の正面図である。
線器具を示す一部を破断した平面図及びハーネスプラグ
の正面図である。
【図11】(a),(b)はコネクタの取付構造を示す
斜視図及び側面図である。
斜視図及び側面図である。
【図12】従来の床下配線システムの説明図である。
A ジョインタ G コネクタ 2a 第1の接続部 2b 第2の接続部 60 基台 61 透明カバー 63 取付部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−17582(JP,A) 特開 昭53−142695(JP,A) 特開 昭62−107625(JP,A) 特開 平1−243809(JP,A) 特開 昭56−129516(JP,A) 実開 昭55−104323(JP,U) 実開 昭51−153476(JP,U) 実開 昭59−141219(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/08 - 3/20
Claims (2)
- 【請求項1】 電源ケーブルを接続する速結構造の第1
の接続部と、この第1の接続部に接続された電源ライン
を複数分岐した分岐端となる複数の第2の接続部とを備
え、上記第2の接続部を電源ラインの分岐側のケーブル
に取り付けられたハーネスプラグを接続するハーネス接
続構造としたジョインタと、アースラインを送り配線す
るコネクタとからなるジョイントボックス。 - 【請求項2】 上記ジョインタとコネクタとを取り付け
る基台と、ジョインタ及びコネクタを覆って基台に被着
される透明カバーとを備え、基台のジョインタ及びコネ
クタの取付部を他部分よりも高く形成して成ることを特
徴とする請求項1記載のジョイントボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3124067A JP3032603B2 (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | ジョイントボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3124067A JP3032603B2 (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | ジョイントボックス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04351410A JPH04351410A (ja) | 1992-12-07 |
JP3032603B2 true JP3032603B2 (ja) | 2000-04-17 |
Family
ID=14876130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3124067A Expired - Fee Related JP3032603B2 (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | ジョイントボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3032603B2 (ja) |
-
1991
- 1991-05-28 JP JP3124067A patent/JP3032603B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04351410A (ja) | 1992-12-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3032603B2 (ja) | ジョイントボックス | |
JP3456142B2 (ja) | ジョイントボックス | |
JP3419233B2 (ja) | 分岐配線用接続器 | |
JP3076395B2 (ja) | ジョイントボックス | |
JP3056807B2 (ja) | ジョインタ | |
JP3051768B2 (ja) | ハーネスプラグ | |
JP3076394B2 (ja) | ジョイントボックス | |
JP3291094B2 (ja) | 器具端子台 | |
JP3168070B2 (ja) | 配線装置 | |
JP3310492B2 (ja) | ジョイントボックス | |
JP3314956B2 (ja) | ハーネスプラグ | |
JP3112313B2 (ja) | ハーネスコネクタ | |
JP3151226B2 (ja) | ハーネスプラグ | |
JP3508487B2 (ja) | ハーネスプラグ | |
JP3478157B2 (ja) | ジョイントボックス | |
JP3002266B2 (ja) | ハーネスプラグ | |
JP3386975B2 (ja) | ハーネスプラグ | |
JP3140795B2 (ja) | ハーネスプラグ | |
JP3247487B2 (ja) | 幹線分岐用配線装置 | |
JPH04223079A (ja) | ジョイントボックス | |
JP3249542B2 (ja) | ハーネスプラグ | |
JPH05217624A (ja) | 配線装置の防塵カバー | |
JPH0529026A (ja) | ハーネスプラグ | |
JP2002184512A (ja) | ハーネスプラグ及びコネクタボックス | |
JP3179811B2 (ja) | 屋内配線システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000125 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |