JP3168070B2 - 配線装置 - Google Patents

配線装置

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JP3168070B2
JP3168070B2 JP20088892A JP20088892A JP3168070B2 JP 3168070 B2 JP3168070 B2 JP 3168070B2 JP 20088892 A JP20088892 A JP 20088892A JP 20088892 A JP20088892 A JP 20088892A JP 3168070 B2 JP3168070 B2 JP 3168070B2
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博之 立石
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マンションなどの屋内
配線に用いられる配線装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のマンションなどの屋内配線に用い
られる配線装置では、電源ケーブルを分岐するための配
線装置としていわゆるジョイントボックスと呼ばれるも
のが用いられていた。この従来のジョイントボックスで
は、電源ケーブルを複数分岐した夫々の分岐端に、例え
ばコンセントなどに接続される分岐ケーブルを速結式で
接続する接続部を設けた構造となっている。つまり、分
岐ケーブルの被覆を剥がして芯線を接続部に設けた電線
挿入口に挿入すると、内部に設けられた端子板と鎖錠ば
ねとで芯線を弾性挟持することにより電気的な接続が行
われると共に、鎖錠ばねの係止力で分岐ケーブルの抜け
が防止されて機械的にも保持されるようになっている。
しかし、この種の速結構造のジョイントボックスでは、
負荷や配線器具の増設あるいは設置箇所の変更などに容
易に対応できないという問題があった。このため、分岐
ケーブルの先部にコネクタを設けるようにし、電源ケー
ブルを複数分岐した分岐端にコネクタが接続される接続
部を設けるようにし、接続部に設けられた刻印表示によ
ってコネクタを所定の接続部に接続するようにしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、刻印に
よる表示では分かりにくいものとなっており、接続時に
手間取ることとなって接続作業に時間がかかるという問
題があった。本発明は上述の点に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、コネクタを接続する接
続部の位置を容易に知ることができ、接続作業を手間取
ることなく容易に行なうことができる配線装置を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、少なくとも電源ケーブル及び送り配線
用ケーブルがコネクタ接続される一対の接続部と、負荷
あるいは配線器具に接続される複数の分岐ケーブルを夫
々コネクタ方式で接続する複数の接続部とを備えた複数
のブロックからなり、各接続部に接続されることとなる
コネクタにコネクタの種類を表示する着色表示部を備
え、コネクタが接続されることとなる接続部に上記着色
表示部の色と対応する着色表示部を備え、異なるブロッ
ク同士を接続部同士を嵌合することにより連結可能に形
成したことに特徴を有している。
【0005】
【作用】しかして、コネクタに設けられた着色表示部と
接続部に設けられた着色表示部とを色合わせすることで
コネクタに対応した接続部の位置を一目で容易に知るこ
とができるものであり、接続作業を手間取ることなく容
易に行なうことができる。
【0006】
【実施例】本実施例の配線装置1は、図6に示すよう
に、照明器具などの負荷2、スイッチやコンセントなど
の配線器具3,4に電源を分岐して供給するものであ
り、屋内の各所(例えば、屋内の各ゾーン毎)に設けら
れる。本実施例の場合には、配線装置1を用途に応じて
ブロック化して形成してある。例えば、本実施例では、
電源ラインを複数分岐する場合に用いられる送り配線用
のブロック1a、1つのスイッチの切換操作で負荷
をオン,オフさせる場合に用いられるスイッチ回路用の
ブロック1b,及び2つのスイッチの切換操作で負荷
をオン,オフさせる場合に用いられる3路スイッチ回
路用のブロック1cにブロック分けしてある。
【0007】各ブロック1a〜1cは、一端部に電源ケ
ーブル5に取り付けられたハーネスコネクタ7を着脱自
在に接続する接続部10aを設けると共に、他端部に送
り配線用のケーブル(図示せず)に取り付けられたハー
ネスプラグを着脱自在に接続する接続部10bを設けて
ある。(例えば、図2参照)但し、各ブロック1a〜1
cを連結する場合には後述するように、夫々の接続部1
0a,10bを用いて互いに連結する構造としてある。
そして、各ブロック1a〜1cの両側面からは、負荷2
や配線器具3,4との間の接続を行う分岐ケーブル6に
取り付けられたハーネスプラグ8を接続する接続部10
cを設けてある。
【0008】まず、ブロック1cの構造を図1、図2に
基づいて説明する。このブロック1cのハウジング11
は、図3に示すように合成樹脂製のボディ11aとカバ
ー11bとで構成されている。これらボディ11aとカ
バー11bとの固定は、はとめ孔24a,24bを通し
てはとめ92をかしめて一体に組み合わされる。このハ
ウジング11の一端部に形成された接続部10aは、ケ
ーブル同士の接続を行うハーネスプラグ(図6中のハー
ネスプラグ8)と略同一の構造となっており、図2に示
すように電源ケーブル5に取り付けられたハーネスコネ
クタ7を嵌着する挿入口12と、この挿入口12内に挿
入されたハーネスコネクタ7の抜け止めを行うロック片
13とで構成されている。
【0009】上記ロック片13は、図3に示すように、
カバー11bの上面の一端側に凹設された取付凹部18
に固定片13cを固定して取り付けられ、先端部に形成
した爪13aが取付凹部18の一端に形成された開口1
8aから挿入口12内に突出する構造になっている。い
ま、上記接続部10aにハーネスコネクタ7を嵌着した
とすると、このロック片13の爪13aがハーネスコネ
クタ7に形成された横溝に係止され、ハーネスコネクタ
7の抜け止めが施される。なお、ロック片13の他端側
には操作部13bを形成してあり、この操作部13bを
取付凹部18内に押し込むと、爪13aのハーネスコネ
クタ7の横溝との係合状態が解除され、ハーネスコネク
タ7を取外すことができるようにしてある。
【0010】ハウジング11の他端部に形成された接続
部10bは、送り配線用のケーブルに取り付けられたハ
ーネスプラグ(図6中の8と同じものであるので、符号
8を付して説明する)の挿入口内に嵌着される凸形状に
形成され、上面にはハーネスプラグ8のロック片(上記
ロック片13に相当する)により抜け止めが施される横
溝14aと、所定のハーネスプラグ8にだけ接続可能と
する2条の縦溝14bとを形成してある。ここで、上記
2条の縦溝14bがこの接続部10bの誤接続防止構造
として機能する。
【0011】カバー11bの他端部には上記接続部10
bから側方に延設された耳部16を形成し、ボディ11
aの一端部には上記耳部16を受ける受け部15を上記
接続部10aから側方に延出して形成してある。例え
ば、上記ブロック1c同士を連結する場合、一方のブロ
ック1cの接続部10bを他方のブロック1cの接続部
10aに嵌合する。このとき、耳部16が受け部15上
に載置され、この受け部15及び耳部16に夫々形成さ
れた固定用孔17a,17bを通してねじ90とナット
91とを螺合してブロック1c同士が外れないように連
結される。ここで、図3では図示しないがねじ90はね
じ止め93を噛ませて螺合するようにしてある(図4あ
るいは図5参照)。なお、上記説明はブロック1c同士
の場合について行ったが、ブロック1a〜1cは例えば
1に示すように任意に連結することができる。
【0012】このようにねじ90とナット91とを螺合
してブロック1c同士を連結する構造とすれば、接続部
10a,10bの接続が確実に行えるように接続部10
aの挿入口12と接続部10bとの間にクリアランスを
持たせてあっても、後述する栓刃21と刃受ばね22と
の接続状態が安定する利点が得られる。また、ブロック
1a〜1cの連結強度が強くなるので、電源ケーブル5
や分岐ケーブル6の引張り力で接続部10a,10bが
破損するという恐れも無くすことができる。
【0013】上記ブロック1cの一側面からは、スイッ
チ3に接続された分岐ケーブル6に取り付けられたハー
ネスプラグ8が着脱自在に取り付けられる2つの接続部
10c1 と、負荷2に接続された分岐ケーブル6に取り
付けられたハーネスプラグ8が着脱自在に取り付けられ
る1つの接続部10c2 とを形成してある。これら接続
部10c1 ,10c2 は夫々上述した接続部10bと同
一の形状に形成してある。
【0014】但し、この接続部10c1 には誤接続防止
構造としての縦溝14bに相当するものを形成しておら
ず、接続部10c2 には1条の縦溝14bだけを形成
し、これら各接続部10c1 ,10c2 及び上記接続部
10bには個別のハーネスプラグ8が接続されるように
してある。つまり、夫々に対応するハーネスプラグ8の
挿入口の内部には上記縦溝14bに嵌合する突条を形成
してあり、このため分岐ケーブル6に接続されたハーネ
スプラグ8が、用途の異なる接続部10c1 ,10
2 ,10bに接続されないようにし、誤接続の恐れを
無くしてある。
【0015】このブロック1cは3路スイッチ回路用の
ものであるので、ボディ11aの内部に接続部10a,
10c1 ,10c2 の間に3路スイッチ回路を形成する
回路部を設けてあり、この回路部は複数の導電板20で
形成してある。ここで、本実施例の場合には電源ケーブ
ル5が接地極を有するので、合わせて6つの導電板20
1 〜206 を用いて3路スイッチ回路を形成してある。
【0016】接続部10aの挿入口12内には、3本の
栓刃211 〜213 が取り付けられ、接地極用の栓刃2
1 は突出量を大きくして、他の栓刃212 ,212
ハーネスコネクタ7との接続の際に、最初に接続され、
且つ最後に外されるようにして、着脱時の安全性を確保
するようにしてある。各接続部10b,10c1 ,10
2 の内部は隔壁により夫々3つの収納区画に分離して
ある。ここで、各接続部10b,10c1 の収納区画内
には刃受ばね221 〜229 が夫々収められ、接続部1
0c2 の2つの収納区画内に刃受ばね2210,2211
夫々収められる。
【0017】上記各刃受ばね221 〜2211及び栓刃2
1 〜213 は導電板201 〜20 6 にて連結されてい
る。ここで、本実施例の場合には刃受ばね221 〜22
11は夫々導電板201 〜206 に一体に形成してあり、
栓刃211 〜213 は導電板201 〜203 にかしめ固
定して取り付けてある。但し、場合によっては栓刃21
1 〜213 を導電板201 〜203 に一体に形成するよ
うにしてもよい。
【0018】各刃受ばね221 〜2211及び栓刃211
〜213 の導電板201 〜206 による連結状態を以下
に具体的に説明する。各栓刃211 〜213 は、接続部
10bの互いに対向配置される刃受ばね221 〜223
と導電板201 〜203 で夫々連結してある。なお、各
導電板202 ,203 の中央部にはボディ11aとカバ
ー11bとを天井などに固定するための固定穴19が位
置するので、この部分を避けるように曲成してある。そ
して、導電板202 には接続部10c2 の刃受ばね22
10が一体に連結され、導電板203 には刃受ばね10c
1 の刃受ばね226 が一体に連結されている。また、刃
受ばね224 ,227 の間は導電板20 4 で連結され、
刃受ばね225 ,228 の間は導電板205 、刃受ばね
229 ,2211の間は導電板206 で連結されている。
【0019】上記各導電板201〜206はボディ11a
内に次のように配置することにより、ブロック1cの外
形形状が大きくなることを防止してある。具体的には、
導電板201,205とを最も下側に敷設し、その上に導
電板202を配置し、さらにその上に導電板203を配置
、最上部に導電板204,206を配置してある。
【0020】なお、各導電板201 〜206 を上述のよ
うに立体的に配置し、その間隔を一定状態に保持するた
めに、図3に示すように複数の載置リブ231 〜2311
をボディ11aに形成してあり、夫々の載置リブ23に
対応する図示しない載置リブをカバー11b側に形成し
て、導電板20が一定状態で内部に配置されるようにし
てある。なお、夫々の層に配置される導電板20の上下
間隔は3.2mmを確保するようにし、十分な絶縁距離を
確保し、且つブロック1cの厚みを20mmと薄くするよ
うにしてある。
【0021】次に、ブロック1b,1aについて簡単に
説明する。なお、以下の説明は上記ブロック1b,1a
の特徴とする点のみについて行う。まず、ブロック1b
は、図4に示すように、一側面から3つの接続部10c
1 を突設すると共に、他側面から3つの接続部10c2
を突設してあり、内部回路は夫々対称に配置される接続
部10c1 ,10c2 に接続される負荷2とスイッチ3
とを電源間に直列に接続するスイッチ回路を3組備えた
構成となっている。
【0022】上記内部回路を構成する導電板201 ’〜
203 ’は、夫々接続部10a,10bの対応する栓刃
21と刃受ばね22との間を略直線的に連結する構造と
なっており、導電板203 ’に接続部10c2 側の刃受
ばね2226,2228,2230を一体に連結してあり、導
電板202 ’に接続部10c1 側の刃受ばね2221,2
23,2225を一体に連結してある。そして、刃受ばね
2220,2231の間を導電板2020で連結し、刃受ばね
2222,2229の間を導電板2021、さらに刃受ばね2
24,2227の間を導電板2022で連結してある。
【0023】ここで、このブロック1bの場合にも、導
電板2020〜2022を最下層に載置し、その上に導電板
202 ’を配置し、さらに最上部に導電板201 ’,2
3’を配置した立体3層構造としてあり、全体形状が
薄型且つ小型になるようにしてある。ブロック1aは、
図5に示すように、両側面にコンセント4を接続する接
続部10c3 を3個ずつ設けたものであり、各接続部1
0c3 の3区画には夫々刃受ばね22が配置され、夫々
の接続部10c3 の刃受ばね22は夫々接続部10a,
10bの間に配設される導電板201 ”〜203 ”に接
続してあり、上記導電板201 ”〜203 ”を上記ブロ
ック1bと同様に立体3層構造で配設して全体形状が薄
型且つ小型になるようにしてある。
【0024】ところで、このブロック1aにおいては導
電板201 ”,203 ”とは表裏を逆にすれば同一のも
のを用いることができる。また、上記ブロック1bの導
電板202 ’と、上記導電板201 ”,203 ”とは共
通金型を用いて接続することが可能である。つまり、ブ
ロック1bの導電板202 ’に先端に刃受ばね22を備
える導電板2040を例えば鋲接続などで連結可能として
おけば、導電ブロック202 ’を用いてブロック1aの
導電板201 ”,203 ”を形成することができる。ま
た、同様にしてブロック1bの導電板203 ’にも導電
板2040を接続可能としておけば、ブロック1bの導電
板203 ’を用いて導電板202 ”を形成することもで
きる。このようにすれば、ブロック1a,1bの導電板
20の金型コストを軽減することができる。
【0025】上記各ブロック1a〜1cに設けられた接
続部10a〜10cに接続されることとなるハーネスコ
ネクタ7及びハーネスプラグ8にて構成されるコネクタ
にはコネクタの種類を表示する着色表示部100が設け
られている。この着色表示部100はコネクタに設けら
れるロック片13に着色を施すことで形成されている。
コネクタが接続されることとなる接続部10a〜10c
には上記コネクタに設けられた着色表示部100の色と
対応する着色表示部200が設けられており、コネクタ
に設けられた着色表示部100の色と接続部10a〜1
0cのいずれかに設けられた着色表示部200の色とを
合わせることでコネクタを接続する接続部の位置が一目
で確認できるようになっている。ここで、分岐ケーブル
6としての延長ケーブル6bの先部の片切スイッチ用の
コネクタに設けられるロック片13は白色に着色されて
おり、このコネクタが接続されることとなるブロック1
bの接続部10c1 には白色の着色表示部200が設け
られている。また、負荷2に接続される延長ケーブル6
bの先部の片切スイッチ用のコネクタに設けられるロッ
ク片13は黄色に着色されており、このコネクタが接続
されることとなるブロック1b,1cの接続部10c2
には黄色の着色表示部200が設けられている。ここ
で、ブロック1aは分岐用とされているために複数設け
られる各接続部10c3 には黄色の着色表示部200が
設けられている。分岐ケーブル6としての延長ケーブル
6bの先部の3路スイッチ用のコネクタに設けられるロ
ック片13は青色に着色されており、このコネクタが接
続されることとなるブロック1cの接続部10c1 には
青色の着色表示部200が設けられている。上記した各
ロック片13は着色のみであっても、着色した状態で刻
印を施すようにしてあってもよい。このように使用され
るコネクタの種類に応じて着色表示部100が設けら
れ、コネクタが接続されることとなる所定の接続部に上
記着色表示部100の色に対応した着色表示部200を
設けてあることでコネクタを正しく接続する接続部の位
置が一目で分かるものであり、コネクタと接続部の接続
を誤ることがないと共に所定の接続部に対して手間取る
ことなく簡単にコネクタを正しく接続することができる
ようになっている。
【0026】以下に、本発明の配線装置1を用いた屋内
配線方法について説明する。なお、上述の場合には送り
配線用のブロック1aとして6分岐タイプ、及び1つの
スイッチ3で負荷2をオン,オフするためのスイッチ回
路用のブロック1bとして3回路タイプのものについて
説明したが、以下の説明では4分岐タイプのブロック1
aと2回路タイプのブロック1bとを用いた場合につい
て説明する。さらに、配線装置1をブロック1a〜1c
を夫々1個ずつ用いて構成した場合について説明する。
【0027】図6の場合には、ブロック1aで電源ライ
ンを3分岐し、各分岐端にコンセント4を接続してあ
る。また、ブロック1bには天井に設けられた負荷2と
しての照明器具と、部屋の入口のドア30の近傍に設け
たスイッチ3とに接続し、スイッチ3で照明器具の点灯
制御を行えるようにしてある。さらに、ブロック1cに
は負荷2としての壁に設けられたベッド照明が接続さ
れ、部屋の入口のドア30の近傍に設けられ上記天井の
照明器具の操作用のスイッチ3と連設されたスイッチ
3、及びベッド31の近傍の壁面に配置されたスイッチ
3とを接続してあり、いずれのスイッチ3によってもベ
ッド照明の点灯制御が行えるようにしてある。
【0028】このように本実施例の配線装置を用いて屋
内配線を行えば、電源ケーブル5及び負荷2や配線器具
3,4に接続される分岐ケーブル6の接続をコネクタ方
式で行うことができ、容易に配線作業が行える。しか
も、負荷2、配線器具3,4及び電源からのケーブル
5,6の接続を行うコネクタ7,8が対応する接続部1
0a,10b,10c1 〜10c3 だけに接続可能とす
る誤接続防止構造を設けてあるので、誤接続が行われな
い。従って、専門の知識を有する人でなくても容易に且
つ正確に配線が行える。なお、上述の説明では負荷2、
配線器具3,4及び電源という種別で誤動作防止構造を
設けた場合について説明したが、さらに誤接続を防止す
るために、各ブロック1a〜1c毎に接続できるコネク
タ7,8が一義的に決まるようにしても構わない。
【0029】ところで、上記屋内配線の場合には、分岐
ケーブル6を直接に負荷2や配線器具3,4に接続
のではなく、中継ケーブルを用いて配線を行っている。
具体的には、すべての負荷2や配線器具3,4側の器具
ケーブル6aの先端にハーネスプラグ8を取り付け、負
荷2や配線器具3,4と配線装置1との間を中継する中
継ケーブルとして、配線装置1側にハーネスプラグ8を
取り付けると共に、負荷2あるいは配線器具3,4側に
ハーネスコネクタ7を取り付けたものを用いて屋内配線
を行っている。このようにすれば、負荷2や配線器具
3,4との間の接続もコネクタ方式で簡単且つ確実に行
える。なお、夫々に接続される延長ケーブル6bと器具
ケーブル6aとの識別を行えるようにしておくと、誤接
続の恐れが少なくなる。
【0030】この屋内配線方法を採用すれば、部屋の間
取りや配線器具3,4の設置箇所が決まっているマンシ
ョンなどにおいて、予め決まった長さの中継ケーブルを
用意しておきさえすれば、現場ではハーネスコネクタ7
とハーネスプラグ8との接続を行うだけであるので、結
線作業が容易となる。また、本実施例の配線装置1を屋
内の各所に予め設置しておき、長さの異なる中継ケーブ
ルを予め用意しておけば、屋内配線を自在に行うことが
でき、部屋の間取りの変更や配線器具の設置場所を変更
する場合等にも容易に対応させることができる。
【0031】ところで、上述の説明においては天井配線
により屋内配線を行う場合について説明したが、本発明
は事務所などで適用されるいわゆるシステムフロアと呼
ばれる二重床構造の床などを用いた床配線や壁面を用い
た配線などにも適用でき、さらにはOAパネル等の什器
内の内部配線にも応用することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明は上述のように、少なくとも電源
ケーブル及び送り配線用ケーブルがコネクタ接続される
接続部と、負荷あるいは配線器具に接続される複数の分
岐ケーブルを夫々コネクタ方式で接続する複数の接続部
とを備えた複数のブロックからなり、各接続部に接続さ
れることとなるコネクタにコネクタの種類を表示する着
色表示部を備え、コネクタが接続されることとなる接続
部に上記着色表示部の色と対応する着色表示部を備えて
いるので、コネクタに設けられた着色表示部と接続部に
設けられた着色表示部とを色合わせすることでコネクタ
に対応した接続部の位置を一目で容易に知ることができ
るものであり、正しい接続作業を手間取ることなく容易
に行なうことができ、施工時間を短縮することができる
ものである。また、異なるブロック同士を接続部同士を
嵌合することにより連結可能に形成しているので、配線
装置に接続される負荷や配線器具の数に応じて複数個の
ブロックを連結して、適宜の数の分岐ケーブルを接続可
能とすることができ、負荷や配線器具の数に対応した複
数種の配線装置を用意するような必要がなく、単一種の
ブロックのみにて種々の配線施工に対応することがで
き、また改装工事等による負荷や配線器具の増設にも既
存のブロックに対して新たなブロックを連結することに
より容易に対応することができるものであり、しかもブ
ロック同士の連結を容易に行なうことができて、施工時
の作業効率が良好なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す各ブロックとコネクタ
の斜視図である。
【図2】配線装置の1ブロックの斜視図である。
【図3】同上の分解斜視図である。
【図4】配線装置の他のブロックの分解斜視図である。
【図5】配線装置のさらに他のブロックの分解斜視図で
ある。
【図6】同上の配線装置を用いた屋内配線方法を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 配線装置 1a〜1c ブロック 5 電源ケーブル 6 分岐ケーブル 10a,10b,10c1 〜10c3 接続部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/641 H01R 25/00 H01R 27/00 H02G 3/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも電源ケーブル及び送り配線用
    ケーブルがコネクタ接続される一対の接続部と、負荷あ
    るいは配線器具に接続される複数の分岐ケーブルを夫々
    コネクタ方式で接続する複数の接続部とを備えた複数の
    ブロックからなり、各接続部に接続されることとなるコ
    ネクタにコネクタの種類を表示する着色表示部を備え、
    コネクタが接続されることとなる接続部に上記着色表示
    部の色と対応する着色表示部を備え、異なるブロック同
    士を接続部同士を嵌合することにより連結可能に形成し
    て成ることを特徴とする配線装置。
JP20088892A 1992-07-28 1992-07-28 配線装置 Expired - Fee Related JP3168070B2 (ja)

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