JP4730794B2 - 分岐用コネクタ - Google Patents

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Description

この発明は、電子機器等の電気配線に用いられる、防水構造を有する分岐用コネクタに関する。
例えば、複数のソーラパネルを備えた太陽光発電システムにおいて、ソーラパネルから出力された電力は、各ソーラパネルの出力を直列又は並列接続することによって集約されて、後段のインバータ等に供給され交流電力として出力される。この種の電気配線は、ソーラパネルの設置数が多いと分岐点が多くなり、また、比較的大きな電流に耐え得る低抵抗の電気配線手段が必要となる。さらに、風雨にさらされる屋外等に設置された場合には、電気配線の導電部分、特に分岐箇所への水の浸入を防止する防水構造を確実なものにすることが求められる。
従来、この種の電気配線の分岐構造としては、例えば、特許文献1に開示されたコネクタ及び防水カバーがあった。このコネクタは、幹線となる被覆電線ケーブルの外被を部分的に剥離し、露出した芯線に分岐電線ケーブルの芯線を圧着コネクタを用いて接続し、さらに、その接続部分に防水カバーが取り付けられている。また、防水カバーは、圧着コネクタ並びに一方の防水材を収容する中央収納凹部と、中央収容凹部の両端側に他方の防水材を収容する出口側収納凹部とを備えた2つの半割状態の合成樹脂製カバー構成体によって形成され、この2つのカバー構成体は、前記中央収納凹部を向かい合わせとした状態で密に一体連結できるように構成されている。また、これらの各防水材は、外部からの押し付けに対して、押圧物の形態によって自在に変形できる材料で形成されている。
また、特許文献2に開示されているように、入力側の雄形ハウジングには、2個の雄形端子金具の後端が導電部により一体に連結して構成され、一方の雄形端子金具の後端に入力側電線の端末が接続された連端子が収容され、出力側の雌形ハウジングには、出力側本線と分岐線とが個々に接続された2つの独立した雌形端子金具が収容され、さらに、上記連端子の導電部は雄形ハウジングの後端に設けたフード内に収容され、フード内収容された上記導電部を覆うように防水材が充填されたコネクタが提案されている。
特開2002−216890号公報 特開平8−335476号公報
しかし、特許文献1に開示されたコネクタ及び防水カバーの場合、コネクタを取り付ける配線を行う作業が非常に面倒であった。すなわち、幹線となる被覆電線ケーブルの外被を部分的に剥離し、露出した芯線に分岐電線ケーブルの芯線を圧着するという作業を行うためには、特殊技能を備えた作業者が必要である上、配線上の多くの箇所に分岐を有する電気配線にあっては、配線作業が長時間に及んでいた。また、幹線の同一箇所に複数本の分岐電線ケーブルを接続することは、作業性や接続の信頼性の面から見て容易ではなく、このコネクタの形態にあっては1つの分岐点における分岐の本数に一定の制約があった。
また、特許文献2に開示されたコネクタの場合、例えば上記の雄雌の構成を変更し、入力側が雌形、出力側が雄形のコネクタを用いる電気配線を行うときは、新たに専用のハウジング、連端子及び端子金具を製作しなければならず、金型等の設備投資が必要となっていた。同様に、入力側又は出力側の電線の本数の変更を伴う電気配線を行うとき等にも、形状の異なる新たなハウジング等の部品を多く製作しなければならず、各部品の汎用性に問題があった。また、連端子の導電部に防水処理を施すため、雄形ハウジングのフード内に防水材を充填して硬化させるという作業は、非常に面倒であった。
この発明は、上記背景技術に鑑みて成されたもので、簡単な作業で組み立てることができ、様々な分岐の形態に対応できる汎用性を有し、優れた防水性能を備えた分岐用コネクタを提供することを目的とする。
この発明は、外部配線と接続する雄側及び雌側の端子金具と、端部に前記端子金具取り付け用の複数の接続部が設けられ分岐が形成された電気配線とを有し前記端子金具は、その先端側に、前記外部配線の相手側端子金具に嵌合し又は嵌合される嵌合部が設けられ、後端側が前記電気配線側の前記接続部に取り付けられ、前記雄側及び雌側の前記各端子金具の一方が前記電気配線の分岐に対応して複数設けられ、個々の前記端子金具が取り付けられた雄側及び雌側のプラグハウジングと、前記プラグハウジングの少なくとも後端部と前記電気配線を収容した絶縁部材と、前記絶縁部材内部への水分の侵入を防止する防水部材とを備えた分岐用コネクタであって、前記防水部材は、前記プラグハウジングに取り付けられ、前記プラグハウジングと前記絶縁部材との間に位置した筒状のシール材であり、前記絶縁部材は中空に形成され、前記プラグハウジングの後端部が挿通した開口部が形成され、前記絶縁部材の前記開口部付近の内壁面と前記プラグハウジングの外周面が、前記シール材に密接して、前記プラグハウジングと前記絶縁部材が水密状態に結合して成る分岐用コネクタである。
また、前記絶縁部材は、前記開口部付近の内壁面に前記シール材の外周面と当接する先端縁を有する支持壁が設けられた絶縁筐体であり、前記支持壁と前記プラグハウジングの外周面が前記シール材に密接して、前記プラグハウジングと前記絶縁筐体を水密状態に結合しているものである。
さらに、前記絶縁部材は、前記開口部付近の内壁面に前記シール材の外周面に当接する先端縁を有する支持壁が設けられた絶縁筐体であり、前記電気配線の前記接続部には、前記シール材の内周面に当接する樹脂製の鍔部が設けられ、前記シール材を前記支持壁と前記鍔部とで挟持して、前記絶縁筐体が前記電気配線を水密状態で保持しているものである。
前記プラグハウジングは、前記絶縁部材の前記各開口部に対して何れにも任意に取り付け可能であるとともに、前記端子金具及び前記プラグハウジングは、前記電気配線の前記接続部の両端の何れの側にも任意に取り付け可能であり、一対の前記プラグハウジングの雄側と雌側の嵌合部が互いに嵌合して接続可能な形状である。
前記端子金具と前記プラグハウジングと前記シール材は、ケーブルの一端に接続されるコネクタの端子金具とプラグハウジングとシール材に兼用可能なものである。前記端子金具の端子金具接続部は、前記ケーブル及び前記電気配線を接続可能なかしめ片を備えているものである。
雄側と雌側の前記プラグハウジングが個々に有する外周面は、同一形状の前記シール材を前記支持壁との間で各々挟持可能な形状である。さらに、前記電気配線は導体板から成るものである。
この発明の分岐用コネクタによれば、電気配線の施工現場における配線作業は、各種ハーネスに取り付けられたコネクタと分岐用コネクタの着脱作業によって行うことができるので、特殊技能を有する作業者でなくとも、容易に行うことができる。また、この分岐用コネクタは、一定の形状を備えた一体の部材である導体板、端子金具、プラグハウジング等を組み合わせた構成であるため、分岐用コネクタ自体の組み立ても容易である。
また、この分岐用コネクタを構成する各部品は、例えば、雄雌の組み合わせを変更する場合にも、特定の部品を選択的に組み合わせて利用することができる。従って、様々な分岐の形態を低コストに実現することができる。また、この分岐用コネクタに取り付けられた端子金具、プラグハウジング及びシール材は、接続の相手側となるハーネス用のコネクタ部材として用いることも可能であり、汎用性の面で優れている。
また、防水性を確保するシール材を挟持する密閉構造は、導体板、絶縁筐体、プラグハウジングの何れかの組み合わせによって少なくとも1つのシール材当り1箇所を挟持すれば得られるが、さらに、1つのシール材当り複数箇所を挟持すれば、容易に防水性能を一層向上させることができる。
この発明の一実施形態の分岐用コネクタCON1を示す平面図(a)、正面図(b)である。 図1のA−A断面図である。 この実施形態の導体板示す平面図(a)と、導体板に端子金具が取り付けられた様子を示す平面図(b)及び正面図(c)である。 この実施形態の雄側プラグハウジングの構造を示す図である。 この実施形態の雄側プラグハウジングの内部構造を示すB1−B1断面図(a)、B2−B2断面図(b)である。 この実施形態の雌側プラグハウジングの構造を示す図である。 この実施形態の雌側プラグハウジングの内部構造を示すC1−C1断面図(a)、C2−C2断面図(b)である。 この実施形態のシール材の構造を示す正面図(a)、側面図(b)である。 この実施形態の下カバーの構造を示す図である。 この実施形態の上カバーの構造を示す図である。 組み立て前の図1のF−F断面図と図9のE−E断面図、及び図9のF−F断面図(a)、組み立て後の状態を示す図1のF−F断面図(b)である。 この発明の一実施形態の分岐用コネクタCON1、他の実施形態の分岐用コネクタCON2、及び、電気配線を中継する各種ハーネスとの接続を説明する模式図である。 この発明の分岐用コネクタが使用された太陽光発電システムを説明する模式図である。
以下、この発明の分岐用コネクタの一実施形態について、図面に基づいて説明する。本実施形態は、図13に示すように、一般的な太陽光発電システム10における電気配線に用いられる。太陽光発電システム10は、風雨にさらされる屋根やビルの屋上等に設置されており、例えば3台のソーラパネル12a,12b,12cで太陽光を受光し、ソーラパネル12a,12b,12cに発生した電力を、パネル背面に設けられダイオード等の素子が設けられた出力端子ボックス14a,14b,14cから出力用の所定のケーブルにより取り出す。出力端子ボックス14a,14b,14cからの出力は、例えば並列に接続することによって集約して出力される。出力端子ボックス14a,14b,14cからの電気配線を流れる電流は比較的大きな値であるため、一定以上の大きな電流容量を備えた低抵抗の電気配線が行われている。この実施形態の太陽光発電システム10では、例えばソーラパネルを3台備えているので、電気配線の分岐点は4箇所で、各分岐点には2種類の分岐用コネクタCON1,CON2を各2個、合計4個用いられている。
まず、分岐用コネクタCON1の構成について説明する。分岐用コネクタCON1は、電圧変換装置14a,14b,14cのプラス側出力を集約する分岐/集約手段として使用され、図1(a)に示すように、略凸形の箱状の絶縁筐体16と、絶縁筐体16の凸形の先端側から突出した雌側プラグ18と、絶縁筐体16の凸形の後端側から並んで突出した2つの雄側プラグ20とを備えている。
絶縁筐体16は、図1(b)に示すように、下カバー24と上カバー26が内側の収容部同士が対向するように向き合わせて嵌合されて中空の箱体を構成し、箱体の内部には、図2に示すように、雌側端子金具30と2つの雄側端子金具32が取り付けられた略Y字形の導体板28が収容されている。また、雌側プラグ18は、雌側端子金具30とそれを収容した雌側プラグハウジング36とで構成されており、同様に、2つの雄側プラグ20も、雄側端子金具32とそれを収容した雄側プラグハウジング38とで各々構成されている。さらに、雌側プラグハウジング36と雄側プラグハウジング38が導体板28に取り付けられた端部には、その周囲を覆うように円筒状のシール材42が取り付けられている。
次に、個々の構成部品の構造を、図3〜図10に基づいて詳しく説明する。導体板28は、図3(a)に示すように、銅板等の電気伝導性に優れた金属板を一体に打ち抜いて製作された略Y字形の電気配線であって、3つの終端に導体板側接続部28a,28b,28cが各々延設されている。導体板側接続部28a,28b,28cは断面が略矩形で、図3(b)に示すように、後述する各端子金具30,32が取り付けられる。また、導体板28の導体板側接続部28a,28b,28cを除く部分であって電流経路として機能する部分は、インサート成形によって施された樹脂モールド44によって覆われ、絶縁性等が確保されている。樹脂モールド44は、耐候性に優れ、難燃性が高く、耐トラッキング性が高い等の性質を備えた樹脂材料を選択することが望ましい。さらに、導体板28の導体板側接続部28a,28b,28cの根元からやや内側に入った各部分には、図3(b)(c)に示すように、上記樹脂モールド44の一部として鍔部44a,44b,44cが設けられている。鍔部44a,44b,44cは、導体板側接続部28a,28b,28cの各先端側から見ると、導体板28の電流経路の矩形断面を中央に置いて、その周囲を略円形に取り囲むように形成されている。この鍔部44a,44b,44cは、被せられたシール材42を内側から支持し、その内側空間を密閉する。
雌側端子金具30は、図3(b)に示すように、例えば、薄い金属板から打ち抜かれた1枚の形成片を曲げ加工等することによって形成されている。先端側には、図示しない相手側の雄側端子金具嵌合する挿入受部30aが設けられ、挿入受部30aは形成片を円筒状に丸め、その端部が開口した形状を有している。そして、挿入受部30aの円筒状部分には、壁面の一部を斜め後方に向けて切り起こして形成された係止片30bが複数設けられている。係止片30bは、雌側端子金具30が後述する雌側プラグハウジング36のキャビティ82内に所定の位置まで挿入されると、その先端部がキャビティ82内に凸状に設けられた係止部に突き当たって、雌側端子金具3を抜け止めするものである。
一方、雌側端子金具30の後端側には、導体板側接続部28aに取り付けられる端子金具側接続部30cが設けられている。取り付ける前の端子金具側接続部30cは、導体板側接続部28aの下面が当接する底板と、底板の左右から略直角方向に立設して互いに対峙する一対のかしめ片30dとを備えている。導体板側接続部28aに接続する際は、一般的な圧着工具や自動機用の治具などが用いられ、底板とかしめ片30dが導体板側接続部28aの周囲に巻き付くようにかしめ加工し、かしめ片30dの先端を導体板側接続部28aの内部に食い込ませることによって、強固に接続させる。本実施形態では、導体板側接続部28aの表面に凹部46を設け、2つのかしめ片30dの先端をかしめ時に係止して、導体板接続部28aの厚み方向への食い込みが安定し、接続強度を一層向上させている。
雄側端子金具32は、雌側端子金具30と同様に、薄い金属板から打ち抜かれた1枚の形成片を曲げ加工等することによって形成されている。図3(b)に示すように、先端側には、図示しない相手側の雌側端子金具に嵌合する挿入部32aが設けられ、挿入部32aは形成片を円筒状に丸め、その端部を半球状に塞いだ形状を有している。そして、挿入部32aの円筒状部分には、壁面の一部を斜め後方に向けて切り起こして形成された係止片32bが複数設けられている。係止片32bは、雄側端子金具32が後述する雄側プラグハウジング38のキャビティ68内に所定の位置まで挿入されると、その先端部がキャビティ68内に凸状に設けられた係止部に突き当たって、雄側端子金具32を抜け止めするものである。
一方、雄側端子金具32の後端側には、導体板側接続部28b,28cに取り付けられる端子金具側接続部32cが設けられている。取り付ける前の端子金具側接続部32cは、導体板側接続部28b,28cの下面が当接する底板と、各底板の左右から略直角方向に立設して互いに対峙する一対のかしめ片32dとを備えている。導体板側接続部28b,28cに接続する際は、一般的な圧着ペンチ等が用いられ、各底板とかしめ片32dが導体板側接続部28b,28cの周囲に巻き付けるようにかしめ加工し、かしめ片32dの先端を導体板側接続部28b,28dの内部に各々食い込ませることによって、強固に接続させている。なお、ここでは、雄側端子金具32の端子金具側接続部32cは雌側端子金具30の端子金具側接続部30cの形状と同一であり、導体板側接続部28a,28b,28dの形状も全て同一である。従って、導体板側接続部28a,28b,28cのいずれにも、雌側端子金具30及び雄側端子金具32を取り付けることが可能である。
雄側プラグハウジング38は、図4に示すように、略長方形のケース体48を備え、その長手方向の一側面の中央に、相手側プラグ嵌合口50が開口され、他の一側面には後端突出部52が延設されている。
相手側プラグ嵌合口50は、後述する雌側プラグハウジング36の挿入部54が嵌合可能な形状に形成されている。また、相手側プラグ嵌合口50の左右側方には、後述する雌側プラグハウジング36の抜止片56と係合する相手側プラグ抜止機構58が設けられている。すなわち、雄側プラグハウジング38に嵌合する相手側プラグは、雌側プラグハウジング36と雌側端子金具30で成る雌側プラグ18と同一形状のものである。
一方、後端突出部52は、ケース体48側から順に、断面矩形の支持部60と、支持部60よりも大きな外周を有する断面矩形の鍔部62と、支持部60の矩形の中に外周が納まる円筒部64とが連設されたものである。先端の円筒部64には、雄側端子金具挿入口66が開口され、図5に示すように、雄側端子金具挿入口66と相手側プラグ嵌合口50は貫通して、キャビティ68が形成されている。雄側プラグハウジング38は、組み立て状態で、支持部60が絶縁筐体16に係合することによって支持される。また、雄側プラグハウジング38の円筒部64には、外側からシール材42が嵌め込まれ、円筒部64の外周面でシール材42の内壁を支持し、その内側空間を密閉する。
雌側プラグハウジング36は、図6に示すように、略矩形の基板70を備え、一方の面の中央には、相手側プラグと嵌合可能な挿入部54が立設され、その左右側方に、相手方プラグの所定部分に嵌合する抜止片56が一対に設けられている。また、基板70の他の面には、後端突出部72が延設されている。
挿入部54は、雄側プラグハウジング38の相手側プラグ嵌合口50に挿通して嵌合することが可能な略円筒形状を有し、先端には開口端54aが設けられている。また、一対の抜止片56は、相手側の雄側プラグハウジング38に設けられた一対の相手側プラグ抜止機構58に各々差し込まれて係合し、抜け止めの働きをする。また、挿入部54の根元部分には、挿入部54の外周径よりも僅かに大きな外径を有するゴム状のリング部材54bが嵌め込まれている。これは、相手側の雄側プラグハウジング38と嵌合したときに、キャビティ68の内壁にリング部材54の外周が当接し、その嵌合した空間を密閉する働きをする。
一方、後端突出部72は、雄側プラグハウジング38の後端突出部52と同じ形状であって、基板70側から順に、断面矩形の支持部74と、支持部74よりも大きな外周を有する断面矩形の鍔部76と、支持部74の矩形の中に外周が納まる円筒部78とが連設されたものである。先端の円筒部78には、雌側端子金具挿入口80が開口され、図7に示すように、雌側端子金具挿入口80と挿入部54の開口端54aは貫通して、キャビティ82が形成されている。雌側プラグハウジング36は、組み立て状態で、支持部74が絶縁筐体16に係合することによって支持される。また、雌側プラグハウジング36の円筒部78には、外側から後述するシール材42が嵌め込まれ、円筒部78の外周面でシール材42の内側を支持し、その内側空間を密閉する働きを行うが、詳しくは後で述べる。
シール材42は、例えばシリコンゴム等の伸縮可能な材料を筒状に成形したものであり、図8に示すように、大きな外径を有する大径部42aと小さな外径を有する小径部42bが各円筒の高さ方向に同軸に連設された形状を有している。シール材42は、大径部42a側が各プラグハウジング38,36の円筒部64,78に嵌合するので、大径部42aの内径は、各円筒部64,78の外周径よりも僅かに小さく設定されている。一方、小径部42bは、導体板28を覆う樹脂モールド44の鍔部44a,44b,44cに嵌合するので、小径部42bの内径は、鍔部44a,44b,44cの外周径よりも僅かに小さく設定されている。
絶縁筐体16を構成する下カバー24は、図9に示すように、一対の雄側プラグハウジング38が取り付けられる側が幅広に、1つの雌側プラグハウジング36が取り付けられる側が幅狭になった略凸形状を有する底板84を備えている。底板84は、凸形状の左右の辺に沿って屈曲して連続する一対の側壁86と、凸形状の幅広側の端縁を塞ぐ二端子側端壁88と、凸形状の幅狭側の端縁を塞ぐ一端子側端壁90とがほぼ垂直に立設することによって取り囲まれ、その上端縁は底板84と平行に連続している。
二端子側端壁88から連続する側壁86部分の外側面、及び、一端子側端壁90から連続する側壁86部分の外側面には、後述する上カバー26と係合する突起86a,86bが各々一対に設けられている。また、二端子側端壁88には、上端側から矩形の切り欠き92が2つ併設されている。この2つの切り欠き92は、組み立て時に開口部を形成し、それぞれ雄側プラグハウジング38の支持部60と係合する。同様に、一端子側端壁90にも、上端側から同様の切り欠き92が設けられ、組み立て時に、雌側プラグハウジング36の支持部74と係合する。
また、図9に示すように、底板84上の二端子側端壁88からやや内側に入った箇所に、二端子側端壁88から連続した側壁86部分が対峙する間を繋ぐように、2つの大径部支持壁94と、1つの小径部支持壁96とが設けられている。大径部支持壁94は、その上端に半円形に凹んだ2つの支持面94aが併設され、その直径は、雄側プラグハウジング38の円筒部64に嵌め込まれたシール材42の大径部42aの外径よりも僅かに小さく設定されている。また、小径部支持壁96も、その上端に半円形に凹んだ2つの支持面96aが形成され、その直径は、導体板28の各鍔部44b,44cの外周縁に嵌め込まれたシール材42の小径部42bの外径よりも僅かに小さく設定されている。
また、一端子側端壁90からやや内側に入った箇所に、一端子側端壁90から連続した側壁86部分が対峙する間を繋ぐように、2つの大径部支持壁98と、1つの小径部支持壁100とが設けられている。大径部支持壁98は、その上端に半円形に凹んだ支持面98aが形成され、その直径は、雌側プラグハウジング36の円筒部78に嵌め込まれたシール材42の大径部42aの外径よりも僅かに小さく設定されている。また、小径部支持壁100も、その上端に半円形に凹んだ支持面100aが形成され、その直径は、その直径は、導体板28の鍔部44aの外周縁に嵌め込まれたシール材42の小径部42bの外径よりも僅かに小さく設定されている。
絶縁筐体16を構成するもう一方のカバーである上カバー26は、下カバー24と上下にほぼ対称な形状を備えているが、係合受部102a,102b、支柱104について構成が異なる。以下、上カバー26の構成について、下カバー24と同様の構成に同一の符号を付して説明する。
上カバー26は、図10に示すように、一対の雄側プラグハウジング38が取り付けられる側が幅広に、1つの雌側プラグハウジング36が取り付けられる側が幅狭になった略凸形状を有する底板84を備えている。底板84は、凸形状の左右の辺に沿って屈曲して連続する一対の側壁86と、凸形状の幅広側の端縁を塞ぐ二端子側端壁88と、凸形状の幅狭側の端縁を塞ぐ一端子側端壁90とがほぼ垂直に立設することによって取り囲まれ、その上端縁は底板84と平行に連続している。
二端子側端壁88から連続する側壁86部分の外側面、及び、一端子側端壁90から連続する側壁86部分の外側面には、組み立て状態で下カバー24の突起86a,86bと係合し、2つのカバー24,26を一体に固定する係合受部102a,102bが各々一対に設けられている。また、二端子側端壁88には、上端側から矩形の切り欠き92が2つ併設されている。この2つの切り欠き92は、組み立て時に、それぞれ雄側プラグハウジング38の支持部60と係合する。同様に、一端子側端壁90にも、上端側から同様の切り欠き92が設けられ、組み立て時に、雌側プラグハウジング36の支持部74と係合する。
また、図10に示すように、底板84上の二端子側端壁88からやや内側に入った箇所に、二端子側端壁88から連続する側壁86部分が対向する間を繋ぐように、2つの大径部支持壁94と、1つの小径部支持壁96とが設けられている。大径部支持壁94は、その上端に半円形に凹んだ2つの支持面94aが併設され、その直径は、雄側プラグハウジング38の円筒部64に嵌め込まれたシール材42の大径部42aの外径よりも僅かに小さく設定されている。また、小径部支持壁96も、その上端に半円形に凹んだ2つの支持面96aが形成され、その直径は、雄側プラグハウジング38の円筒部64に嵌め込まれたシール材42の小径部42bの外径よりも僅かに小さく設定されている。また、大径部支持壁94と小径部支持壁96とが隣接する間隙の中央部には、底板84表面から立設する支柱104が設けられている。支柱104は、組み立て時に先端が下カバー24の底板84の表面に当接し、上カバー24と下カバー26の各底板84に加わる外部圧力を受け止める補強材として機能する。
一端子側端壁90からやや内側に入った箇所には、一端子側端壁90から連続する側壁86部分が対峙する間を繋ぐように、2つの大径部支持壁98と、1つの小径部支持壁100とが設けられている。大径部支持壁98は、その上端に半円形に凹んだ支持面98aが形成され、その直径は、雌側プラグハウジング36の円筒部78に嵌め込まれたシール材42の大径部42aの外径よりも僅かに小さく設定されている。また、小径部支持壁100も、その上端に半円形に凹んだ支持面100aが形成され、その直径は、雌側プラグハウジング36の円筒部78に嵌め込まれたシール材42の小径部42bの外径よりも僅かに小さく設定されている。
以下、分岐用コネクタCON1の組み立て方法について説明する。まず、図3(b)に示すように、導体板28の導体板側接続部28aに雌側端子金具30を、導体板側接続部28b,28cに雄側端子金具32を各々接続する。次に、1つの雌側プラグハウジング36及び一対の雄側プラグハウジング38の各円筒部64,78に、シール材42を、大径部42a側から各々嵌め込む。このとき、円筒部64,78の外周面64a,78aは、大径部42aの内壁側を支持し、内側空間が密閉されている
そして、図11(a)に示すように、各プラグハウジング36,38に設けられたシール材42の小径部42b側から、各端子金具30,32の先端を各々挿入する。各端子金具30,32が各プラグハウジング36,38の各キャビティ68,82内の所定位置まで達すると、各端子金具30,32の各係止片30b,32bの先端部が、各キャビティ68,82内の凸状に設けられた係止部に突き当たって、抜け止めされる。このとき、各シール材42の小径部42bは、導体板28に形成された鍔部44a,44b,44cの略円形の先端縁によって内側から支持され、内側空間が密閉される。
尚、ここまでの工程において、先ず、シール材42の小径部42b側に、導体板28に各々接続された各端子金具30,32の先端側を各々嵌め込み、各シール材42の小径部42bを各鍔部44a,44b,44cに固定させた後、シール材42の大径部42aの先端側から各々のプラグハウジング36,38を挿入しても良い。そして、プラグハウジング36,38を各々の端子金具30,32に固定させ、シール材42の大径部42aをプラグハウジング36,38の円筒部の外側に固定する。このとき、鍔部44a,44b,44cに小径部42bが固定されたシール材42の大径部42a側を、小径部42bに重なるようにめくり上げて、プラグハウジング36,38を装着し、その後めくれた大径部42aを元に戻すと作業性が良い。
次に、下カバー24と上カバー26を上下から取り付ける。すると、図11(a)に示すように、2つのカバー24,26の切り欠き92は、3つのプラグハウジング36,38を支持部60,74と係合して支持する。また、2つのカバー24,26の支持面94a,98aは、3つのシール材42の大径部42a外周縁と係合して支持する。さらに、2つのカバー24,26の支持面96a,100aは、3つのシール材42の小径部42b外周縁と係合して支持する。そして、下カバー24と上カバー26は、突起86a,86bと係合受部102a,102bが各々係合して固定され、一体に絶縁筐体16を形成する。
このとき、下カバー24と上カバー26の各支持面94a,98a同士が形成する透孔の直径は、各プラグハウジング36,38に嵌め込まれたシール材42の大径部42aの外径よりも僅かに小さく設定されているので、支持面94a,98aは、軟らかい材質のシール材42の大径部42aの外周縁を僅かに圧縮させながら当接し、シール材42の外側空間を密閉する。従って、3つのシール材42の各大径部42aは、図11(b)に示すように、外周縁を支持面94a,98aで、内周縁を各プラグハウジング36,38の円筒部64,78で挟持され、シール材42の外側空間および内側空間を密閉する構造となる。
同様に、下カバー24と上カバー26の各支持面96a,100a同士が形成する透孔の直径は、導体板28の各鍔部44a,44b,44cの外周縁に嵌め込まれたシール材42の小径部42bの外径よりも僅かに小さく設定されているので、支持面96a,100aは、軟らかい材質のシール材42の小径部42bの外周縁を僅かに圧縮させながら当接し、シール材42の外側空間を密閉する。従って、3つのシール材42の各小径部42bは、図11(b)に示すように、外周縁を支持面96a,100aで、内周縁を導体板28の各鍔部44a,44b,44cで挟持され、シール材42の外側空間および内側空間を密閉する構造となる。
次に、図13に示す太陽光発電システム10に用いられる、もう一方の分岐用コネクタCON2の構成について説明する。分岐用コネクタCON2は、出力端子ボックス14a,14b,14cのマイナス側出力を集約する分岐/集約手段として使用され、凸形の上記絶縁筐体16と、絶縁筐体16の凸形の先端側に突出し、上記雄側プラグ20と同一の雄形プラグと、凸形の後端側に並んで突出し、上記雌形プラグ18と同一の2つの雌側プラグとを備えている。すなわち、分岐用コネクタCON2を構成する部材の種類は分岐用コネクタCON1と同一であり、雄側および雌側の各プラグの選択と、その取り付け箇所を逆にしたものである。分岐用コネクタCON2の詳細な構成や組み立て方法は分岐用コネクタCON1と同様であるため、説明を省略する。
次に、太陽光発電システム10に用いられる、電気配線用のハーネスHA1〜3について、図12、図13に基づいて説明する。ハーネスHA1は、図13に示すように、出力端子ボックス14b,14cのプラス側出力を集約した初段側の分岐用コネクタCON1の出力である雌側プラグ18と、後段側の分岐用コネクタCON1の入力である一方の雄側プラグ20との間を中継するハーネスである。ハーネスHA1は、図12に示すように、電線ケーブル106を備え、一端には、初段側の分岐用コネクタCON1の雌側プラグ18と接続可能な雄側プラグ20が取り付けられ、他の一端には、後段側の分岐用コネクタCON1の雄側プラグ20と接続可能な雌側プラグ18が取り付けられている。そして、各プラグ18,20が取り付けられた電線ケーブル106両端の導電部分は、絶縁確保のためカバー108で覆われている。すなわち、ハーネスHA1に用いられた各プラグ18,20は、分岐用コネクタCON1を構成する雌側端子金具30、雄側端子金具32、雌側プラグハウジング36及び雄側プラグハウジング38と同一のものを用いて構成されている。
ハーネスHA2は、ソーラパネル12aの出力端子ボックス14aのプラス側出力と、後段側の分岐用コネクタCON1の入力である一方の雄側プラグ20との間を中継するもので、図12に示すように、電線ケーブル106を備える。ハーネスHA2の一端は、出力端子ボックス14a内の端子に所定の方法で固定され、他端には、後段側の分岐用コネクタCON1の雄側プラグ20と接続可能な雌側プラグ18が取り付けられている。そして、プラグ18が取り付けられた電線ケーブル106末端の導電部分は、絶縁確保のためカバー108で覆われている。すなわち、ハーネスHA2に用いられた雌側プラグ18は、分岐用コネクタCON1を構成する雌側端子金具30及び雌側プラグハウジング36と同一のものを用いて構成されている。
ハーネスHA3は、後段側の分岐用コネクタCON1の出力である雌側プラグ20と、太陽光発電システム10以降に接続される所定の電子機器との間を中継するハーネスである。ハーネスHA3は、図12に示すように、電線ケーブル106を備え、一端には、後段側の分岐用コネクタCON1の雌側プラグ18と接続可能な雄側プラグ20が取り付けられ、他の一端は、所定の電子機器に任意の方法で接続されている。そして、プラグ20が取り付けられた電線ケーブル106末端の導電部分は、絶縁確保のためカバー108で覆われている。すなわち、ハーネスHA3に用いられた雄側プラグ20は、分岐用コネクタCON1を構成する雄側端子金具32及び雄側プラグハウジング38と同一のものを用いて構成されている。
以上説明したように、この発明の分岐用コネクタCON1,CON2を用いれば、太陽光発電システム10の施工現場における配線作業は、ハーネスHA1〜HA3などの各種ハーネスに取り付けられた各プラグと分岐用コネクタCON1,CON2の各プラグとをワンタッチの着脱作業によって行うことができるので、特殊技能を有する作業者でなくとも、容易に行うことができる。また、この分岐用コネクタCON1,CON2は、一定の形状を備えた構造物である導体板、端子金具、プラグハウジング等を組み合わせた構成のため、ハンドリングしやすく、分岐用コネクタ自体の組み立てを容易に行うことができる。
また、この分岐用コネクタCON1,CON2を構成する各部品は、例えば、雄雌の組み合わせを変更する場合にも、特定の部品を選択的に組み合わせて利用することができる。従って、様々な分岐の形態を低コストに実現することができる。また、分岐用コネクタCON1,CON2に用いた各端子金具30,32、各プラグハウジング36,38及びシール材42は、接続の相手側となるハーネス用のコネクタ部材として用いることも可能であり、汎用性の面で優れている。
また、防水性を確保するシール材42は、導体板28、絶縁筐体16、各プラグハウジングによって、1つのシール材42当り2箇所で挟持して密閉可能であるため、高い防水性能を得ることができる。
なお、この発明の分岐用コネクタは上記実施形態に限定されるものではなく、電気配線は導体板以外に、電線でも良い。また、プラグハウジングや電気配線は、絶縁筐体の開口部から突出している必要はなく、嵌合する外部のプラグ等の端子が内部の端子金具に接続可能に形成されていればよい。導体板の素材は、比較的導電率が低く、所定の構造強度を備えたものであればよく、銅、真鍮、りん青銅、その他の銅合金等や一般に電気配線に使用される金属素材の中から適宜選択すればよい。また、各端子金具の素材は、かしめ加工によって導体板側接続部との間に良好な接続状態を得るため、導体板の素材よりもやや硬い素材が好ましい。
また、導体板及び導体板側接続部は、電流経路に対する断面の導体部分の占積率が高い略矩形断面に形成されたものであればよく、打ち抜き、切り出しなどの製造方法は問わない。また、導体板側端子接続部の断面形状は、厳密な矩形である必要はなく、各端子金具との接続をより良好にするため、例えば、角部にバリ取り等が施された略楕円形の断面等であってもよい。
また、本実施形態において、シール材を挟持する防水構造は、導体板、絶縁筐体、各プラグハウジングによって1つのシール材当り2箇所で挟持する密閉構造としているが、導体板、絶縁筐体、各プラグハウジングの構造設計上の制約により、1つのシール材当り1箇所で挟持する密閉構造としても、一定以上の防水性能を確保することが可能である。
さらに、シール材を挟持する上記の防水構造が維持される範囲で、導体板等の電気配線に3つ以上の導体板側接続部を設け、各導体板側接続部に1つ以上の雌側端子金具と1つ以上の雄側端子金具を含む3つ以上の端子金具を取り付けた形態に変形することも自由である。
10 太陽光発電システム
12a,12b,12c ソーラパネル
14a,14b,14c 出力端子ボックス
16 絶縁筐体
18 雌側プラグ
20 雄側プラグ
28 導体板
28a,28b,28c 導体板側接続部
30 雌側端子金具
32 雄側端子金具
36 雌側プラグハウジング
38 雄側プラグハウジング
42 シール材
42a 大径部
42b 小径部
44a,44b,44c 鍔部
60,74 支持部
64,78 円筒部
88 二端子側端壁
90 一端子側端壁
92 切り欠き
94,98 大径部支持壁
96,100 小径部支持壁
CON1,CON2 分岐用コネクタ
HA1,HA2,HA3 ハーネス

Claims (6)

  1. 外部配線と接続する雄側及び雌側の端子金具と、端部に前記端子金具取り付け用の複数の接続部が設けられ分岐が形成された電気配線とを有し
    前記端子金具は、その先端側に、前記外部配線の相手側端子金具に嵌合し又は嵌合される嵌合部が設けられ、後端側が前記電気配線側の前記接続部に取り付けられ、前記雄側及び雌側の前記各端子金具の一方が前記電気配線の分岐に対応して複数設けられ、
    個々の前記端子金具が取り付けられた雄側及び雌側のプラグハウジングと、前記プラグハウジングの少なくとも後端部と前記電気配線を収容した絶縁部材と、前記絶縁部材内部への水分の侵入を防止する防水部材とを備えた分岐用コネクタにおいて、
    前記防水部材は、前記プラグハウジングに取り付けられ、前記プラグハウジングと前記絶縁部材との間に位置した筒状のシール材であり、
    前記絶縁部材は中空に形成され、前記プラグハウジングの後端部が挿通した開口部が形成され、
    前記絶縁部材の前記開口部付近の内壁面と前記プラグハウジングの外周面が、前記シール材に密接して、前記プラグハウジングと前記絶縁部材が水密状態に結合して成ることを特徴とする分岐用コネクタ。
  2. 前記絶縁部材は、前記開口部付近の内壁面に前記シール材の外周面と当接する先端縁を有する支持壁が設けられた絶縁筐体であり、前記支持壁と前記プラグハウジングの外周面が前記シール材に密接して、前記プラグハウジングと前記絶縁筐体を水密状態に結合している請求項1記載の分岐用コネクタ。
  3. 前記絶縁部材は、前記開口部付近の内壁面に前記シール材の外周面に当接する先端縁を有する支持壁が設けられた絶縁筐体であり、前記電気配線の前記接続部には、前記シール材の内周面に当接する樹脂製の鍔部が設けられ、前記シール材を前記支持壁と前記鍔部とで挟持して、前記絶縁筐体が前記電気配線を水密状態で保持している請求項1記載の分岐用コネクタ。
  4. 前記プラグハウジングは、前記絶縁部材の前記各開口部に対して何れにも任意に取り付け可能であるとともに、前記端子金具及び前記プラグハウジングは、前記電気配線の前記接続部の両端の何れの側にも任意に取り付け可能であり、一対の前記プラグハウジングの雄側と雌側の嵌合部が互いに嵌合して接続可能な形状である請求項1乃至3のいずれか記載の分岐用コネクタ。
  5. 雄側と雌側の前記プラグハウジングが個々に有する外周面は、同一形状の前記シール材を前記支持壁との間で各々挟持可能な形状である請求項1乃至4のいずれか記載の分岐用コネクタ。
  6. 前記電気配線は導体板から成る請求項1乃至5のいずれか記載の分岐用コネクタ。
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