JP2003197305A - コネクタ - Google Patents
コネクタInfo
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- JP2003197305A JP2003197305A JP2001396911A JP2001396911A JP2003197305A JP 2003197305 A JP2003197305 A JP 2003197305A JP 2001396911 A JP2001396911 A JP 2001396911A JP 2001396911 A JP2001396911 A JP 2001396911A JP 2003197305 A JP2003197305 A JP 2003197305A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector
- electric wire
- cavity
- seal member
- cover
- Prior art date
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- Abandoned
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 部品点数の削減と構造のシンプル化とを実現
した防水機能を有するスプライス用のコネクタを提供す
る。 【解決手段】 一の電線Wの途中を折り返すことによっ
て屈曲部38が形成され、その先端には圧接端子14が
接続されており、根元側にはモールド成形によって形成
されたシール本体部39と、このシール本体部39に嵌
着されるリップリング42とからなるシール部材37が
設けられている。コネクタハウジング10のキャビティ
11に圧接端子14を挿入すると、シール部材37がキ
ャビティ11の入口のシール嵌合部34に嵌合し、リッ
プリング42に形成されたリップがシール嵌合部34の
内周面に弾性的に密着する。これにより、圧接端子14
と電線Wとのシールを図ることができ、且つ別の電線を
用いることなく元の電線Wを分岐させることが可能であ
る。
した防水機能を有するスプライス用のコネクタを提供す
る。 【解決手段】 一の電線Wの途中を折り返すことによっ
て屈曲部38が形成され、その先端には圧接端子14が
接続されており、根元側にはモールド成形によって形成
されたシール本体部39と、このシール本体部39に嵌
着されるリップリング42とからなるシール部材37が
設けられている。コネクタハウジング10のキャビティ
11に圧接端子14を挿入すると、シール部材37がキ
ャビティ11の入口のシール嵌合部34に嵌合し、リッ
プリング42に形成されたリップがシール嵌合部34の
内周面に弾性的に密着する。これにより、圧接端子14
と電線Wとのシールを図ることができ、且つ別の電線を
用いることなく元の電線Wを分岐させることが可能であ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防水機能を有する
スプライス用コネクタに関する。
スプライス用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】車輌内に配線されるワイヤハーネスにお
いて、単一の電線から複数箇所へ電力または電気信号な
どを取り出す際、図12に示すように、元の電線L1の
途中に新たな別の電線L2をスプライス結線することに
よって電線を分岐させる。加えて、結線部分Sに防水が
必要なときは、電線L1,L2同士を結線した後に、そ
の結線部分Sの回りにシール材を巻き付ける等して防水
処理を施している。しかし、分岐部分(結線部分S)が
多くなると、作業が面倒となる。
いて、単一の電線から複数箇所へ電力または電気信号な
どを取り出す際、図12に示すように、元の電線L1の
途中に新たな別の電線L2をスプライス結線することに
よって電線を分岐させる。加えて、結線部分Sに防水が
必要なときは、電線L1,L2同士を結線した後に、そ
の結線部分Sの回りにシール材を巻き付ける等して防水
処理を施している。しかし、分岐部分(結線部分S)が
多くなると、作業が面倒となる。
【0003】そこで、図13に示すように、分岐用のコ
ネクタCを設け、元の電線L1の切断部分と、別の電線
L2の端末にそれぞれ接続した端子TをコネクタCに挿
入して、これらを電気的に接続されることにより、電線
L1から電線L2を分岐しており、また、端子Tを挿入
したキャビティにシール部材Mを嵌着することで接続部
分の防水を図るようにしている。なお、この種の分岐用
のコネクタは、特開2000−150087公報等に記
載されている。
ネクタCを設け、元の電線L1の切断部分と、別の電線
L2の端末にそれぞれ接続した端子TをコネクタCに挿
入して、これらを電気的に接続されることにより、電線
L1から電線L2を分岐しており、また、端子Tを挿入
したキャビティにシール部材Mを嵌着することで接続部
分の防水を図るようにしている。なお、この種の分岐用
のコネクタは、特開2000−150087公報等に記
載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような分岐手段では、分岐のための新たな電線L2に加
えて、多数の端子金具Tやシール部材Mも必要であり、
部品点数が増え、構造も複雑であるという問題があっ
た。
ような分岐手段では、分岐のための新たな電線L2に加
えて、多数の端子金具Tやシール部材Mも必要であり、
部品点数が増え、構造も複雑であるという問題があっ
た。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、部品点数の削減と構造のシンプル化
とを実現した防水機能を有するスプライス用のコネクタ
を提供するところにある。
あり、その目的は、部品点数の削減と構造のシンプル化
とを実現した防水機能を有するスプライス用のコネクタ
を提供するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、一の電線から他の
電線を分岐させる場合に、その分岐部分に介装されるコ
ネクタであって、電線の途中位置で一部が二重に折り返
された屈曲部が形成され、この屈曲部の先端に端子金具
が接続されるとともに、この屈曲部の根元側にシール部
材が装着されており、前記端子金具がコネクタハウジン
グのキャビティ内に収容され、且つ前記シール部材がキ
ャビティの入口に嵌着されているところに特徴を有す
る。
めの手段として、請求項1の発明は、一の電線から他の
電線を分岐させる場合に、その分岐部分に介装されるコ
ネクタであって、電線の途中位置で一部が二重に折り返
された屈曲部が形成され、この屈曲部の先端に端子金具
が接続されるとともに、この屈曲部の根元側にシール部
材が装着されており、前記端子金具がコネクタハウジン
グのキャビティ内に収容され、且つ前記シール部材がキ
ャビティの入口に嵌着されているところに特徴を有す
る。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記端子金具は、前記屈曲部の先端部分に圧
接によって接続可能となっているところに特徴を有す
る。
において、前記端子金具は、前記屈曲部の先端部分に圧
接によって接続可能となっているところに特徴を有す
る。
【0008】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2に記載のものにおいて、前記シール部材は、前記屈曲
部の根元部分にモールド成形された本体部と、この本体
部の外周に嵌着されたリップ部とから構成されていると
ころに特徴を有する。
2に記載のものにおいて、前記シール部材は、前記屈曲
部の根元部分にモールド成形された本体部と、この本体
部の外周に嵌着されたリップ部とから構成されていると
ころに特徴を有する。
【0009】請求項4の発明は、請求項1または請求項
2に記載のものにおいて、前記シール部材は、前記屈曲
部の根元部分にモールド成形によって形成され、その外
周面に全周に亘るリップ部を一体に備えているところに
特徴を有する。
2に記載のものにおいて、前記シール部材は、前記屈曲
部の根元部分にモールド成形によって形成され、その外
周面に全周に亘るリップ部を一体に備えているところに
特徴を有する。
【0010】請求項5の発明は、請求項1または請求項
2に記載のものにおいて、前記シール部材は、前記キャ
ビティの入口に緊密に嵌合可能な弾性を有する栓状に形
成されており、このシール部材には、前記屈曲部におけ
る2本の電線を水密に貫通する一対の貫通孔が開口され
るとともに、各貫通孔に対して電線を径方向に挿通可能
なスリットが形成されているところに特徴を有する。
2に記載のものにおいて、前記シール部材は、前記キャ
ビティの入口に緊密に嵌合可能な弾性を有する栓状に形
成されており、このシール部材には、前記屈曲部におけ
る2本の電線を水密に貫通する一対の貫通孔が開口され
るとともに、各貫通孔に対して電線を径方向に挿通可能
なスリットが形成されているところに特徴を有する。
【0011】請求項6の発明は、請求項1ないし請求項
5のいずれかに記載のものにおいて、前記コネクタハウ
ジングには、前記端子金具の挿入側の端部を覆うように
装着可能なカバーが設けられており、このカバーは、前
記キャビティの入口から導出された前記電線を、このカ
バーの装着に伴って折り返して、前記コネクタハウジン
グの外周面との間に収容可能となっているところに特徴
を有する。
5のいずれかに記載のものにおいて、前記コネクタハウ
ジングには、前記端子金具の挿入側の端部を覆うように
装着可能なカバーが設けられており、このカバーは、前
記キャビティの入口から導出された前記電線を、このカ
バーの装着に伴って折り返して、前記コネクタハウジン
グの外周面との間に収容可能となっているところに特徴
を有する。
【0012】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>電線の途中
に折り返し形成された屈曲部の先端に端子金具を接続
し、これをコネクタハウジングのキャビティ内に収容す
る。この端子金具に、相手側の電線の端末に接続された
端子金具を接続すると、相手側の電線から屈曲部の一側
の電線に亘って幹線が構成され、他側の電線がその幹線
から分岐した分岐線として構成される。併せて、屈曲部
の根元に設けられたシール部材が、キャビティの入口に
嵌着されることで、端子金具と電線との接触部分の防水
が図られる。分岐のための新たな電線及びそれに伴う端
子金具が不要であり、部品点数が削減できるとともに、
構造もシンプルなものとなる。
に折り返し形成された屈曲部の先端に端子金具を接続
し、これをコネクタハウジングのキャビティ内に収容す
る。この端子金具に、相手側の電線の端末に接続された
端子金具を接続すると、相手側の電線から屈曲部の一側
の電線に亘って幹線が構成され、他側の電線がその幹線
から分岐した分岐線として構成される。併せて、屈曲部
の根元に設けられたシール部材が、キャビティの入口に
嵌着されることで、端子金具と電線との接触部分の防水
が図られる。分岐のための新たな電線及びそれに伴う端
子金具が不要であり、部品点数が削減できるとともに、
構造もシンプルなものとなる。
【0013】<請求項2の発明>圧接タイプにしたこと
により、端子金具をコネクタハウジングに挿入した後か
ら電線を接続することができる。そのため、端子金具が
露出した状態で電線が取り扱われることが減り、端子金
具の変形等が未然に防止される。また、圧着端子の接続
と違って電線の被覆を剥く必要がないから、作業が楽に
なる。
により、端子金具をコネクタハウジングに挿入した後か
ら電線を接続することができる。そのため、端子金具が
露出した状態で電線が取り扱われることが減り、端子金
具の変形等が未然に防止される。また、圧着端子の接続
と違って電線の被覆を剥く必要がないから、作業が楽に
なる。
【0014】<請求項3の発明>屈曲部の根元に設けら
れた本体部及びそこに嵌着されたリップ部が、キャビテ
ィの入口に嵌着されて端子金具と電線との接触部分の防
水が図られる。
れた本体部及びそこに嵌着されたリップ部が、キャビテ
ィの入口に嵌着されて端子金具と電線との接触部分の防
水が図られる。
【0015】<請求項4の発明>屈曲部の根元に設けら
れたシール部材は、その外周面に全周に亘るリップ部を
一体に備えており、シール部材をキャビティの入口に嵌
着すると、このリップ部がキャビティの入口に密着し
て、端子金具と電線との接触部分の防水が図られる。シ
ール部材を一部材としたことにより、部品点数がさらに
削減される。
れたシール部材は、その外周面に全周に亘るリップ部を
一体に備えており、シール部材をキャビティの入口に嵌
着すると、このリップ部がキャビティの入口に密着し
て、端子金具と電線との接触部分の防水が図られる。シ
ール部材を一部材としたことにより、部品点数がさらに
削減される。
【0016】<請求項5の発明>屈曲部における2本の
電線を、それぞれスリットを通して一対の貫通孔に径方
向から嵌合させることで、屈曲部の根元にシール部材が
取り付けられる。このシール部材をキャビティの入口に
弾性的に嵌着することにより、端子金具と電線との接触
部分の防水が図られる。シール部材を後付けの別部品と
したから、交換する場合等に便利となる。
電線を、それぞれスリットを通して一対の貫通孔に径方
向から嵌合させることで、屈曲部の根元にシール部材が
取り付けられる。このシール部材をキャビティの入口に
弾性的に嵌着することにより、端子金具と電線との接触
部分の防水が図られる。シール部材を後付けの別部品と
したから、交換する場合等に便利となる。
【0017】<請求項6の発明>キャビティから導出さ
れた電線は、コネクタハウジングの外周面に沿って折り
返された状態でカバーとの間に収容される。これによ
り、例えコネクタから導出している電線が引っ張られた
としても、電線の屈曲部には引張力が直接には作用しな
い。もって、端子金具と屈曲部との接続状態を安定して
保持することができる。
れた電線は、コネクタハウジングの外周面に沿って折り
返された状態でカバーとの間に収容される。これによ
り、例えコネクタから導出している電線が引っ張られた
としても、電線の屈曲部には引張力が直接には作用しな
い。もって、端子金具と屈曲部との接続状態を安定して
保持することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>本発明の第1実施形態を図1乃至図5
によって説明する。このコネクタは図1及び図2に示す
ように、雌側の圧接端子14を収容するキャビティ11
を有するコネクタハウジング10と、このコネクタハウ
ジング10に装着されるカバー12とを備えている。以
下の説明では、図2,図5の右側を前端側とする。
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>本発明の第1実施形態を図1乃至図5
によって説明する。このコネクタは図1及び図2に示す
ように、雌側の圧接端子14を収容するキャビティ11
を有するコネクタハウジング10と、このコネクタハウ
ジング10に装着されるカバー12とを備えている。以
下の説明では、図2,図5の右側を前端側とする。
【0019】図3に示すように、圧接端子14は導電性
に優れた金属板をプレス成形して形成され、全体として
角筒状をなしている。この圧接端子14の前端部には、
図示しない相手側の雄端子と接続する接続部15が形成
されている。後端部は電線Wに圧接する圧接部16とな
っており、この圧接部16の両側壁には、その後端縁か
ら切り込みを入れて溝状に形成された左右一対の圧接刃
18が設けられている。この圧接刃18に電線Wを嵌め
込むと、電線Wの樹脂被覆が切開されるとともに芯線が
圧接刃18と接触し、もって電線Wと圧接端子14とが
接触状態となる。
に優れた金属板をプレス成形して形成され、全体として
角筒状をなしている。この圧接端子14の前端部には、
図示しない相手側の雄端子と接続する接続部15が形成
されている。後端部は電線Wに圧接する圧接部16とな
っており、この圧接部16の両側壁には、その後端縁か
ら切り込みを入れて溝状に形成された左右一対の圧接刃
18が設けられている。この圧接刃18に電線Wを嵌め
込むと、電線Wの樹脂被覆が切開されるとともに芯線が
圧接刃18と接触し、もって電線Wと圧接端子14とが
接触状態となる。
【0020】図1及び図2に示すように、コネクタハウ
ジング10は、合成樹脂材によって形成され、縦長の直
方体状をなす本体部23が、一回り大きいケーシング1
3内に収容された構造となっている。このケーシング1
3と本体部23とは、ケーシング13の内周面のうち
の、前後方向における中央位置から立ち上がった連絡壁
22によって連結されている。
ジング10は、合成樹脂材によって形成され、縦長の直
方体状をなす本体部23が、一回り大きいケーシング1
3内に収容された構造となっている。このケーシング1
3と本体部23とは、ケーシング13の内周面のうち
の、前後方向における中央位置から立ち上がった連絡壁
22によって連結されている。
【0021】この連絡壁22を境にして、コネクタハウ
ジング10の前半部は図示しない相手側コネクタハウジ
ングと嵌合する嵌合部となっており、ケーシング13と
本体部23とで挟まれる領域17に相手側コネクタハウ
ジングのフード部が嵌合するようになっている。図4に
示すようにケーシング13の上面には、相手側コネクタ
ハウジングが嵌合したときに、その相手側コネクタハウ
ジングに係止可能な係止アーム20が設けられている。
ジング10の前半部は図示しない相手側コネクタハウジ
ングと嵌合する嵌合部となっており、ケーシング13と
本体部23とで挟まれる領域17に相手側コネクタハウ
ジングのフード部が嵌合するようになっている。図4に
示すようにケーシング13の上面には、相手側コネクタ
ハウジングが嵌合したときに、その相手側コネクタハウ
ジングに係止可能な係止アーム20が設けられている。
【0022】図2及び図5に示すように、本体部23に
は相手側コネクタハウジングに密着して、両コネクタハ
ウジングの間をシールするシールゴム28が嵌着されて
いる。本体部23の前端には前壁を兼ねたリテーナ26
があとから装着されるようになっている。なお、図2に
おいて、この圧接端子14がキャビティ11に収容され
る前に、リテーナ26が装着された状態を示している
が、実際には、圧接端子14がキャビティ11に収容さ
れた後に、リテーナ26が同図に示す位置に装着される
ようになっている。
は相手側コネクタハウジングに密着して、両コネクタハ
ウジングの間をシールするシールゴム28が嵌着されて
いる。本体部23の前端には前壁を兼ねたリテーナ26
があとから装着されるようになっている。なお、図2に
おいて、この圧接端子14がキャビティ11に収容され
る前に、リテーナ26が装着された状態を示している
が、実際には、圧接端子14がキャビティ11に収容さ
れた後に、リテーナ26が同図に示す位置に装着される
ようになっている。
【0023】さて、図1及び図2に示すように本体部2
3には前後方向に貫通するキャビティ11が3段に分け
て形成されている。このキャビティ11は、図2に示す
ように前後方向におけるほぼ中央位置において、段差状
に径が相違するように成形されており、その中央位置を
境にして、前半部は圧接端子14のうちの圧接部16を
除いた部分をほぼ緊密に挿入可能となっている。一方後
半部は、前半部より大径に形成され、この径の相違の境
界である段差部は、圧接端子14がキャビティ11に挿
入されたときに、図5に示すように圧接端子14の圧接
部16の前面と当接することによって、圧接端子14に
作用する押込力を受ける受け面45となっている。
3には前後方向に貫通するキャビティ11が3段に分け
て形成されている。このキャビティ11は、図2に示す
ように前後方向におけるほぼ中央位置において、段差状
に径が相違するように成形されており、その中央位置を
境にして、前半部は圧接端子14のうちの圧接部16を
除いた部分をほぼ緊密に挿入可能となっている。一方後
半部は、前半部より大径に形成され、この径の相違の境
界である段差部は、圧接端子14がキャビティ11に挿
入されたときに、図5に示すように圧接端子14の圧接
部16の前面と当接することによって、圧接端子14に
作用する押込力を受ける受け面45となっている。
【0024】キャビティ11の後半部はさらに段差状に
成形されて、後半部のうちの中央付近から前側は圧接端
子14の圧接部16を収容可能に形成されている。中央
付近からキャビティ11の入口まではさらに大径に成形
された円孔形状のシール嵌合部34となっている。
成形されて、後半部のうちの中央付近から前側は圧接端
子14の圧接部16を収容可能に形成されている。中央
付近からキャビティ11の入口まではさらに大径に成形
された円孔形状のシール嵌合部34となっている。
【0025】図1に示すように、シール嵌合部34の開
口縁及びケーシング13の両側壁の後面には、電線Wの
外周面に沿うような円弧状の凹み部35が、幅方向、同
軸上に設けられており、シール嵌合部34の開口部から
導出した2本の電線Wをこの凹み部35に沿わせるよう
にすることで径方向に配線できるようになっている。
口縁及びケーシング13の両側壁の後面には、電線Wの
外周面に沿うような円弧状の凹み部35が、幅方向、同
軸上に設けられており、シール嵌合部34の開口部から
導出した2本の電線Wをこの凹み部35に沿わせるよう
にすることで径方向に配線できるようになっている。
【0026】図1に示すように、カバー12は全体には
略箱状をなしており、その前端側が開放されている。カ
バー12の両側壁のうちの上端部には、溝状をなす左右
一対の被ロック部36が形成されており、カバー12を
コネクタハウジング10に装着させたときに、ケーシン
グ13の左右の外周面に形成されたロック突部19に係
止するようになっている。カバー12はコネクタハウジ
ング10の幅寸法より幅広に形成されており、具体的に
は、電線Wをコネクタハウジング10の両側面にそれぞ
れ沿わせた状態で、これらの電線Wともどもコネクタハ
ウジング10のほぼ後半部分を覆うことができるように
形成されている。
略箱状をなしており、その前端側が開放されている。カ
バー12の両側壁のうちの上端部には、溝状をなす左右
一対の被ロック部36が形成されており、カバー12を
コネクタハウジング10に装着させたときに、ケーシン
グ13の左右の外周面に形成されたロック突部19に係
止するようになっている。カバー12はコネクタハウジ
ング10の幅寸法より幅広に形成されており、具体的に
は、電線Wをコネクタハウジング10の両側面にそれぞ
れ沿わせた状態で、これらの電線Wともどもコネクタハ
ウジング10のほぼ後半部分を覆うことができるように
形成されている。
【0027】図5に示すように、圧接端子14に接続さ
れる電線Wには、電線Wの途中において、その一部を折
り返して二重に形成した屈曲部38が形成されている。
屈曲部38の根元には、シール部材37が設けられてお
り、このシール部材37はシール本体部39とリップリ
ング42との2つの部材によって構成されている。
れる電線Wには、電線Wの途中において、その一部を折
り返して二重に形成した屈曲部38が形成されている。
屈曲部38の根元には、シール部材37が設けられてお
り、このシール部材37はシール本体部39とリップリ
ング42との2つの部材によって構成されている。
【0028】シール本体部39は、屈曲部38の先端を
残して、樹脂材によるモールド成形によって略円柱状に
形成されている。このシール本体部39の外周面には、
全周に亘ってシール溝40が形成されており、このシー
ル溝40には、樹脂材によってリング状に形成されたリ
ップリング42が嵌着される。リップリング42の外周
面には全周に亘って3条のリップが設けられており、シ
ール嵌合部34にシール部材37が嵌合したときに、こ
れらのリップがシール嵌合部34の内周面に密着する。
残して、樹脂材によるモールド成形によって略円柱状に
形成されている。このシール本体部39の外周面には、
全周に亘ってシール溝40が形成されており、このシー
ル溝40には、樹脂材によってリング状に形成されたリ
ップリング42が嵌着される。リップリング42の外周
面には全周に亘って3条のリップが設けられており、シ
ール嵌合部34にシール部材37が嵌合したときに、こ
れらのリップがシール嵌合部34の内周面に密着する。
【0029】本実施形態は以上のような構成であり、続
いて作用について説明する。まず、電線W側では屈曲部
38に設けられたシール本体部39のシール溝40にモ
ールドで形成されたリップリング42が嵌められる。一
方コネクタハウジング10側では、初めに本体部23に
シールゴム28が嵌められ、その後、図5に示すよう
に、シール嵌合部34の受け面45に圧接部の当て面4
4が当接するまで、圧接端子14がキャビティ11に挿
入される。
いて作用について説明する。まず、電線W側では屈曲部
38に設けられたシール本体部39のシール溝40にモ
ールドで形成されたリップリング42が嵌められる。一
方コネクタハウジング10側では、初めに本体部23に
シールゴム28が嵌められ、その後、図5に示すよう
に、シール嵌合部34の受け面45に圧接部の当て面4
4が当接するまで、圧接端子14がキャビティ11に挿
入される。
【0030】次に、リテーナ26が本体部23の前端に
嵌められる。このリテーナ26によって、図5に示すよ
うに、圧接端子14の先端が覆われるとともに、リテー
ナ26の前壁に開口した挿入孔32と、圧接端子14の
接続部15とが整合した状態となり、この挿入孔32を
通って、接続部15に相手側端子の先端が進入し、端子
間の接続がなされる。
嵌められる。このリテーナ26によって、図5に示すよ
うに、圧接端子14の先端が覆われるとともに、リテー
ナ26の前壁に開口した挿入孔32と、圧接端子14の
接続部15とが整合した状態となり、この挿入孔32を
通って、接続部15に相手側端子の先端が進入し、端子
間の接続がなされる。
【0031】続いて、コネクタハウジング10のキャビ
ティ11に屈曲部38を進入させる。するとキャビティ
11の内部において、屈曲部38の押込みに伴って、屈
曲部38の電線Wの樹脂被覆が圧接刃18によって切開
され、芯線が圧接刃18に接触する。このときシール部
材37は、シール嵌合部34の内周面に密着する。
ティ11に屈曲部38を進入させる。するとキャビティ
11の内部において、屈曲部38の押込みに伴って、屈
曲部38の電線Wの樹脂被覆が圧接刃18によって切開
され、芯線が圧接刃18に接触する。このときシール部
材37は、シール嵌合部34の内周面に密着する。
【0032】続いて、図5に示すように、シール嵌合部
34の開口部から導出した電線Wを、凹み部35に沿わ
せた状態で、カバー12をコネクタハウジング10に装
着させる。装着が進むとともにカバー12の前面によっ
て電線Wが装着方向に押され、押された電線Wはケーシ
ング13の両側面に沿っていき、最終的に電線Wがカバ
ー12とコネクタハウジング10の側面との間に収容さ
れた状態で、コネクタハウジング10のロック突部19
にカバー12の被ロック部36が係止してカバー12の
装着が完了する。このとき、カバー12の奥面と凹み部
35との間で電線Wが挟まれた状態となっている。
34の開口部から導出した電線Wを、凹み部35に沿わ
せた状態で、カバー12をコネクタハウジング10に装
着させる。装着が進むとともにカバー12の前面によっ
て電線Wが装着方向に押され、押された電線Wはケーシ
ング13の両側面に沿っていき、最終的に電線Wがカバ
ー12とコネクタハウジング10の側面との間に収容さ
れた状態で、コネクタハウジング10のロック突部19
にカバー12の被ロック部36が係止してカバー12の
装着が完了する。このとき、カバー12の奥面と凹み部
35との間で電線Wが挟まれた状態となっている。
【0033】上記したコネクタハウジング10に、相手
側コネクタハウジングが嵌合され、屈曲部38に設けら
れた圧接端子14に相手側端子金具が接続されると、図
5に示すように、屈曲部38の一側の電線W1から相手
側の電線(図示せず)に亘って幹線が構成され、他側の
電線W2が、その幹線から分岐する分岐線として構成さ
れる。これにより、分岐のための新たな電線及びそれに
伴う端子金具が不要であり、部品点数が削減でき、且つ
構造もシンプルなものとなる。
側コネクタハウジングが嵌合され、屈曲部38に設けら
れた圧接端子14に相手側端子金具が接続されると、図
5に示すように、屈曲部38の一側の電線W1から相手
側の電線(図示せず)に亘って幹線が構成され、他側の
電線W2が、その幹線から分岐する分岐線として構成さ
れる。これにより、分岐のための新たな電線及びそれに
伴う端子金具が不要であり、部品点数が削減でき、且つ
構造もシンプルなものとなる。
【0034】リップリング42はシール嵌合部34の内
周面に密着し、且つシール本体部39もまた電線Wに水
密に貫通した状態となっている。つまり、シール本体部
39及びリップリング42によって、電線Wと圧接端子
14との接触部分におけるシールを図ることが可能であ
る。
周面に密着し、且つシール本体部39もまた電線Wに水
密に貫通した状態となっている。つまり、シール本体部
39及びリップリング42によって、電線Wと圧接端子
14との接触部分におけるシールを図ることが可能であ
る。
【0035】端子金具に圧接端子14を採用したことか
ら、予めキャビティ11に圧接端子14を収容してお
き、その状態で電線Wに接続させることが可能である。
これにより、先に電線Wに端子金具を接続している場合
のように、端子金具を露出させた状態で電線Wが取り扱
われることが減り、端子金具の変形等を未然に防止する
ことができる。且つ、圧着端子と違って電線Wの被覆を
剥く必要がないから、作業が楽である。
ら、予めキャビティ11に圧接端子14を収容してお
き、その状態で電線Wに接続させることが可能である。
これにより、先に電線Wに端子金具を接続している場合
のように、端子金具を露出させた状態で電線Wが取り扱
われることが減り、端子金具の変形等を未然に防止する
ことができる。且つ、圧着端子と違って電線Wの被覆を
剥く必要がないから、作業が楽である。
【0036】シール嵌合部34から導出した電線Wが、
カバー12の装着に伴って折り返され、コネクタハウジ
ング10の外周面との間に収容される。これにより、例
えコネクタから導出している電線Wが引っ張られたとし
ても、電線Wはコネクタハウジング10内で折り返され
ているから、屈曲部38の電線Wには直接その引張力は
作用しない。よって、圧接端子14の圧接部16から電
線Wが外れ難くなり、接続状態を安定して保持すること
ができる。
カバー12の装着に伴って折り返され、コネクタハウジ
ング10の外周面との間に収容される。これにより、例
えコネクタから導出している電線Wが引っ張られたとし
ても、電線Wはコネクタハウジング10内で折り返され
ているから、屈曲部38の電線Wには直接その引張力は
作用しない。よって、圧接端子14の圧接部16から電
線Wが外れ難くなり、接続状態を安定して保持すること
ができる。
【0037】<第2実施形態>次に、本発明の第2実施
形態を図6乃至図7によって説明する。電線Wを二重に
折り曲げた屈曲部38の根元には、先端を除いて、弾性
を有するシリコンゴム等の樹脂材によるモールド成形に
よって略円柱状のシール部材50が形成されている。こ
のシール部材50のうちの一端は僅かに大径に形成され
ており、その外周面には全周に亘って3条のリップ50
Aが一体的に膨出している。
形態を図6乃至図7によって説明する。電線Wを二重に
折り曲げた屈曲部38の根元には、先端を除いて、弾性
を有するシリコンゴム等の樹脂材によるモールド成形に
よって略円柱状のシール部材50が形成されている。こ
のシール部材50のうちの一端は僅かに大径に形成され
ており、その外周面には全周に亘って3条のリップ50
Aが一体的に膨出している。
【0038】なお、上記以外の構成については第1実施
形態と同じであるため説明は省略し、次に第2実施形態
の作用について説明する。
形態と同じであるため説明は省略し、次に第2実施形態
の作用について説明する。
【0039】第1実施形態の場合と同様に、キャビティ
11に予め圧接端子14を収容しておき、次に屈曲部3
8をキャビティ11に挿入すると、シール部材50のリ
ップ50Aがシール嵌合部34の内周面に弾性的に密着
する。電線Wはシール部材50に対し水密に貫通してい
ることから、電線Wと圧接端子14との接触部分はシー
ル嵌合部34内のシール部材50によって防水が図られ
ている。
11に予め圧接端子14を収容しておき、次に屈曲部3
8をキャビティ11に挿入すると、シール部材50のリ
ップ50Aがシール嵌合部34の内周面に弾性的に密着
する。電線Wはシール部材50に対し水密に貫通してい
ることから、電線Wと圧接端子14との接触部分はシー
ル嵌合部34内のシール部材50によって防水が図られ
ている。
【0040】シール部材50を1つの部材としたことに
よって、部品点数がさらに削減される。第1実施形態に
比べて、構造がシンプルなものとなる。
よって、部品点数がさらに削減される。第1実施形態に
比べて、構造がシンプルなものとなる。
【0041】<第3実施形態>図9乃至図11は本発明
の第3実施形態を示す。図11に示すように、電線Wを
二重に折り曲げた屈曲部38の回りには、樹脂材によっ
て形成された厚肉の円盤状をなすシール部材55が嵌着
されている。このシール部材55の外周面には、全周に
亘って3条のリップ55Aが設けられており、シール嵌
合部34に挿入されたときに、リップ55Aがシール嵌
合部34の内周面に弾性的に密着するようになってい
る。シール部材55のうちの平面部には前後方向に貫通
する2つの水密孔56が設けられている。これらの水密
孔56は電線Wの径より若干小さく形成されており、電
線Wに密着するようになっている。また個々の水密孔5
6に対し、外周面から水密孔56にかけてスリット57
が径方向に切られている。このスリット57は屈曲部3
8における2本の電線Wをシール部材55の径方向から
水密孔56に嵌め込むために設けられている。
の第3実施形態を示す。図11に示すように、電線Wを
二重に折り曲げた屈曲部38の回りには、樹脂材によっ
て形成された厚肉の円盤状をなすシール部材55が嵌着
されている。このシール部材55の外周面には、全周に
亘って3条のリップ55Aが設けられており、シール嵌
合部34に挿入されたときに、リップ55Aがシール嵌
合部34の内周面に弾性的に密着するようになってい
る。シール部材55のうちの平面部には前後方向に貫通
する2つの水密孔56が設けられている。これらの水密
孔56は電線Wの径より若干小さく形成されており、電
線Wに密着するようになっている。また個々の水密孔5
6に対し、外周面から水密孔56にかけてスリット57
が径方向に切られている。このスリット57は屈曲部3
8における2本の電線Wをシール部材55の径方向から
水密孔56に嵌め込むために設けられている。
【0042】なお、上記以外の構成については、第1実
施形態と同じであるため説明は省略し、次に第3実施形
態の作用について説明する。
施形態と同じであるため説明は省略し、次に第3実施形
態の作用について説明する。
【0043】まず、分岐させたい位置の電線Wを折り返
し状にして、2本の電線Wをそれぞれシール部材55の
径方向からスリット57を通して、水密孔56に嵌合さ
せる。次に、圧接端子14を予め収容させたキャビティ
11に、屈曲部38を挿入していく。挿入途中でシール
部材55がシール嵌合部34内に嵌合するとともに、リ
ップ55Aがシール嵌合部34の内周面に密着する。
し状にして、2本の電線Wをそれぞれシール部材55の
径方向からスリット57を通して、水密孔56に嵌合さ
せる。次に、圧接端子14を予め収容させたキャビティ
11に、屈曲部38を挿入していく。挿入途中でシール
部材55がシール嵌合部34内に嵌合するとともに、リ
ップ55Aがシール嵌合部34の内周面に密着する。
【0044】なお、シール部材55の水密孔56は電線
Wの径より小さいために、水密孔56に電線Wを嵌めた
時点では、スリット57部分に僅かに隙間が空くことが
考えられる。しかし、シール嵌合部34にシール部材5
5を嵌合させたときに、シール部材55が弾性的に縮径
してスリット57に生じた隙間が閉じ、水密孔56は電
線Wの全周に亘って密着する。これにより、電線Wと圧
接端子14との接触部分の防水を図ることができる。シ
ール部材55を後付けの別部品としたから、シール部材
55を交換する場合等に便利となる。
Wの径より小さいために、水密孔56に電線Wを嵌めた
時点では、スリット57部分に僅かに隙間が空くことが
考えられる。しかし、シール嵌合部34にシール部材5
5を嵌合させたときに、シール部材55が弾性的に縮径
してスリット57に生じた隙間が閉じ、水密孔56は電
線Wの全周に亘って密着する。これにより、電線Wと圧
接端子14との接触部分の防水を図ることができる。シ
ール部材55を後付けの別部品としたから、シール部材
55を交換する場合等に便利となる。
【0045】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では、圧接端子14を予めキャビテ
ィ11に収容した後に、屈曲部38をキャビティ11に
挿入させて接続していたが、先に屈曲部38に圧接端子
14を接続しておいてもよい。 (2)上記実施形態では、圧接端子14を用いたコネク
タについて示したが、圧着端子を用いた構成であっても
よい。なお、その構成の場合は、先に電線Wに圧着端子
を接続した後に、その圧着端子をキャビティ11に挿入
する。 (3)上記実施形態では、雌側のコネクタについて示し
たが、本発明を雄側のコネクタに適用してもよい。
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では、圧接端子14を予めキャビテ
ィ11に収容した後に、屈曲部38をキャビティ11に
挿入させて接続していたが、先に屈曲部38に圧接端子
14を接続しておいてもよい。 (2)上記実施形態では、圧接端子14を用いたコネク
タについて示したが、圧着端子を用いた構成であっても
よい。なお、その構成の場合は、先に電線Wに圧着端子
を接続した後に、その圧着端子をキャビティ11に挿入
する。 (3)上記実施形態では、雌側のコネクタについて示し
たが、本発明を雄側のコネクタに適用してもよい。
【図1】第1実施形態におけるコネクタの分解斜視図
【図2】コネクタの分解断面図
【図3】圧接端子の斜視図
【図4】コネクタの組み付け状態を示す斜視図
【図5】コネクタの断面図
【図6】第2実施形態におけるコネクタの分解斜視図
【図7】コネクタの分解断面図
【図8】コネクタの断面図
【図9】第3実施形態におけるコネクタの分解斜視図
【図10】コネクタの分解断面図
【図11】コネクタの断面図
【図12】従来のスプライス接続を示す概略図
【図13】他の従来のスプライス接続を示す概略図
10…コネクタハウジング
11…キャビティ
12…カバー
13…ケーシング
14…圧接端子(端子金具)
34…シール嵌合部
37…シール部材
38…屈曲部
42…リップリング
50…シール部材
50A…リップ
55…シール部材
55A…リップ
Claims (6)
- 【請求項1】 一の電線から他の電線を分岐させる場合
に、その分岐部分に介装されるコネクタであって、 電線の途中位置で一部が二重に折り返された屈曲部が形
成され、この屈曲部の先端に端子金具が接続されるとと
もに、この屈曲部の根元側にシール部材が装着されてお
り、前記端子金具がコネクタハウジングのキャビティ内
に収容され、且つ前記シール部材がキャビティの入口に
嵌着されていることを特徴とするコネクタ。 - 【請求項2】 前記端子金具は、前記屈曲部の先端部分
に圧接によって接続可能となっていることを特徴とする
請求項1記載のコネクタ。 - 【請求項3】 前記シール部材は、前記屈曲部の根元部
分にモールド成形された本体部と、この本体部の外周に
嵌着されたリップ部とから構成されていることを特徴と
する請求項1または請求項2記載のコネクタ。 - 【請求項4】 前記シール部材は、前記屈曲部の根元部
分にモールド成形によって形成され、その外周面に全周
に亘るリップ部を一体に備えていることを特徴とする請
求項1または請求項2記載のコネクタ。 - 【請求項5】 前記シール部材は、前記キャビティの入
口に緊密に嵌合可能な弾性を有する栓状に形成されてお
り、このシール部材には、前記屈曲部における2本の電
線を水密に貫通する一対の貫通孔が開口されるととも
に、各貫通孔に対して電線を径方向に挿通可能なスリッ
トが形成されていることを特徴とする請求項1または請
求項2記載のコネクタ。 - 【請求項6】 前記コネクタハウジングには、前記端子
金具の挿入側の端部を覆うように装着可能なカバーが設
けられており、このカバーは、前記キャビティの入口か
ら導出された前記電線を、このカバーの装着に伴って折
り返して、前記コネクタハウジングの外周面との間に収
容可能となっていることを特徴とする請求項1ないし請
求項5のいずれかに記載のコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001396911A JP2003197305A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001396911A JP2003197305A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003197305A true JP2003197305A (ja) | 2003-07-11 |
Family
ID=27602854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001396911A Abandoned JP2003197305A (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003197305A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010170946A (ja) * | 2009-01-26 | 2010-08-05 | Smk Corp | 分岐用コネクタ |
JP2015010720A (ja) * | 2013-06-26 | 2015-01-19 | 株式会社パロマ | 給湯システム、排水ユニット、及び排水ユニットの取付方法 |
WO2016098530A1 (ja) * | 2014-12-15 | 2016-06-23 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 車載ネットワークにおける幹線構造、及び車載ネットワーク用コネクタ |
-
2001
- 2001-12-27 JP JP2001396911A patent/JP2003197305A/ja not_active Abandoned
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010170946A (ja) * | 2009-01-26 | 2010-08-05 | Smk Corp | 分岐用コネクタ |
JP4730794B2 (ja) * | 2009-01-26 | 2011-07-20 | Smk株式会社 | 分岐用コネクタ |
JP2015010720A (ja) * | 2013-06-26 | 2015-01-19 | 株式会社パロマ | 給湯システム、排水ユニット、及び排水ユニットの取付方法 |
WO2016098530A1 (ja) * | 2014-12-15 | 2016-06-23 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 車載ネットワークにおける幹線構造、及び車載ネットワーク用コネクタ |
JP2016115505A (ja) * | 2014-12-15 | 2016-06-23 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 車載ネットワークにおける幹線構造、及び車載ネットワーク用コネクタ |
CN107112699A (zh) * | 2014-12-15 | 2017-08-29 | 株式会社自动网络技术研究所 | 车载网络的中继线结构以及车载网络用连接器 |
CN107112699B (zh) * | 2014-12-15 | 2019-06-21 | 株式会社自动网络技术研究所 | 车载网络的中继线结构以及车载网络用连接器 |
US10367319B2 (en) | 2014-12-15 | 2019-07-30 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Trunk line structure in in-vehicle network and connector for in-vehicle network |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040527 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Effective date: 20060607 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 |