JP3053740B2 - 防水型圧接コネクタ - Google Patents
防水型圧接コネクタInfo
- Publication number
- JP3053740B2 JP3053740B2 JP7011021A JP1102195A JP3053740B2 JP 3053740 B2 JP3053740 B2 JP 3053740B2 JP 7011021 A JP7011021 A JP 7011021A JP 1102195 A JP1102195 A JP 1102195A JP 3053740 B2 JP3053740 B2 JP 3053740B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector
- press
- terminal
- rubber plug
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防水型圧接コネクタに
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】図6、図7に、実開平4−49480号
公報に記載された従来の防水型圧接コネクタを示す。
公報に記載された従来の防水型圧接コネクタを示す。
【0003】図6に示す圧接コネクタは、圧接端子3が
予めセットされた端子ホルダ1と、端子ホルダ1に合体
されるホルダカバー2と、端子ホルダ1の後方に配置さ
れる平板状のゴム栓7と、図示されない前壁に相手コネ
クタの端子接続孔を有し後面に開口11aを有する箱形
のコネクタケース11とからなる。
予めセットされた端子ホルダ1と、端子ホルダ1に合体
されるホルダカバー2と、端子ホルダ1の後方に配置さ
れる平板状のゴム栓7と、図示されない前壁に相手コネ
クタの端子接続孔を有し後面に開口11aを有する箱形
のコネクタケース11とからなる。
【0004】この圧接コネクタを組み立てる場合は、ま
ず、(a)に示すように、ゴム栓7に列設した電線シー
ル孔8にそれぞれ電線Wを通し、各電線Wの先端を圧接
端子3に結線すると共に、端子ホルダ1にホルダカバー
2を装着して、ロック部4、5、6で、端子ホルダ1と
ホルダカバー2をロックする。
ず、(a)に示すように、ゴム栓7に列設した電線シー
ル孔8にそれぞれ電線Wを通し、各電線Wの先端を圧接
端子3に結線すると共に、端子ホルダ1にホルダカバー
2を装着して、ロック部4、5、6で、端子ホルダ1と
ホルダカバー2をロックする。
【0005】ついで、(b)、(c)に示すように、コ
ネクタケース11の後面開口11aから端子ホルダ1を
コネクタケース11内に挿入し、ゴム栓7の外周をコネ
クタケース11の内周に嵌め込むと共に、ゴム栓7の外
周の環状突起(又は環状溝)9をコネクタケース11の
内周の環状溝(又は環状突起)12に嵌合させ、これに
より、コネクタケース11の開口11aをゴム栓7でシ
ールしている。
ネクタケース11の後面開口11aから端子ホルダ1を
コネクタケース11内に挿入し、ゴム栓7の外周をコネ
クタケース11の内周に嵌め込むと共に、ゴム栓7の外
周の環状突起(又は環状溝)9をコネクタケース11の
内周の環状溝(又は環状突起)12に嵌合させ、これに
より、コネクタケース11の開口11aをゴム栓7でシ
ールしている。
【0006】この例では、ゴム栓7の外周の環状突起9
をコネクタケース11の内周の環状溝12に嵌め込んで
いるだけであるから、ゴム栓7が抜けやすい。
をコネクタケース11の内周の環状溝12に嵌め込んで
いるだけであるから、ゴム栓7が抜けやすい。
【0007】そこで、図7に示す圧接コネクタでは、コ
ネクタケース11の後端にリヤカバー15を取付けるこ
とで、ゴム栓7の外れ防止を行っている。この場合、コ
ネクタケース11にはロック部13を設け、リヤカバー
15には電線挿通孔14及びロック部16を設けてい
る。
ネクタケース11の後端にリヤカバー15を取付けるこ
とで、ゴム栓7の外れ防止を行っている。この場合、コ
ネクタケース11にはロック部13を設け、リヤカバー
15には電線挿通孔14及びロック部16を設けてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図7に示し
た圧接コネクタでは、リヤカバー15でゴム栓7の外れ
を防止しているが、リヤカバー15を取付ける分、部品
点数が増え、コスト及び組付工数が増加するという問題
があった。また、リヤカバー15の厚み分だけ寸法が増
えるので、コンパクト化を図る場合には、ゴム栓7の厚
みを薄くするなどして対応することになるが、ゴム栓7
の厚みを薄くすると、ゴム栓7が変形しやすくなり、電
線Wのピッチずれが起こりやすくなる。特に、実際にゴ
ム栓7で規制している部分から圧接部分までの電線長が
長いため、電線の先端ピッチのばらつきが大きくなりや
すい。このため、圧接作業性の悪化を来すという問題が
あった。
た圧接コネクタでは、リヤカバー15でゴム栓7の外れ
を防止しているが、リヤカバー15を取付ける分、部品
点数が増え、コスト及び組付工数が増加するという問題
があった。また、リヤカバー15の厚み分だけ寸法が増
えるので、コンパクト化を図る場合には、ゴム栓7の厚
みを薄くするなどして対応することになるが、ゴム栓7
の厚みを薄くすると、ゴム栓7が変形しやすくなり、電
線Wのピッチずれが起こりやすくなる。特に、実際にゴ
ム栓7で規制している部分から圧接部分までの電線長が
長いため、電線の先端ピッチのばらつきが大きくなりや
すい。このため、圧接作業性の悪化を来すという問題が
あった。
【0009】本発明は、上記事情を考慮し、リヤカバー
を用いずにゴム栓を確実に固定することができ、且つ電
線のピッチずれを防止して圧接作業性の向上が図れる防
水型圧接コネクタを提供することを目的とする。
を用いずにゴム栓を確実に固定することができ、且つ電
線のピッチずれを防止して圧接作業性の向上が図れる防
水型圧接コネクタを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、後面
に開口を有したコネクタケースと、該コネクタケース内
に収容された圧接端子と、該圧接端子の後方に配置され
前記コネクタケースの開口を塞ぐゴム栓とを備え、前記
圧接端子に圧接した電線を前記ゴム栓に形成した電線シ
ール孔から外部に引き出した防水型圧接コネクタにおい
て、前記圧接端子を前記コネクタケース内に複数収容
し、前記ゴム栓の圧接端子側の面に、前記各圧接端子に
圧接した電線に対応する電線シール孔と連通した複数の
筒部を突設し、各筒部を各圧接端子の後部に設けた加締
め部に加締め固定したことを特徴とする。
に開口を有したコネクタケースと、該コネクタケース内
に収容された圧接端子と、該圧接端子の後方に配置され
前記コネクタケースの開口を塞ぐゴム栓とを備え、前記
圧接端子に圧接した電線を前記ゴム栓に形成した電線シ
ール孔から外部に引き出した防水型圧接コネクタにおい
て、前記圧接端子を前記コネクタケース内に複数収容
し、前記ゴム栓の圧接端子側の面に、前記各圧接端子に
圧接した電線に対応する電線シール孔と連通した複数の
筒部を突設し、各筒部を各圧接端子の後部に設けた加締
め部に加締め固定したことを特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載の防水型
圧接コネクタであって、前記圧接端子は、前記コネクタ
ケース内に着脱可能に装着された端子ホルダにセットさ
れた状態で前記コネクタケース内に収容されていること
を特徴とする。
圧接コネクタであって、前記圧接端子は、前記コネクタ
ケース内に着脱可能に装着された端子ホルダにセットさ
れた状態で前記コネクタケース内に収容されていること
を特徴とする。
【0012】
【0013】
【作用】請求項1の発明では、ゴム栓に突設した筒部を
圧接端子に直接加締めるので、ゴム栓を確実に固定する
ことができる。また、筒部で電線を保持することになる
ため、ゴム栓で規制している部分から圧接部分までの電
線長を短くできる。また、ゴム栓に一括して複数の電線
シール孔を設け、それぞれの電線シール孔に電線を通す
と共に、各電線シール孔ごとに設けた筒部を圧接端子に
加締めるので、電線とコネクタケース間のシールを一括
して行うことができると共に、各筒部の加締めによって
確実にゴム栓を固定することができる。
圧接端子に直接加締めるので、ゴム栓を確実に固定する
ことができる。また、筒部で電線を保持することになる
ため、ゴム栓で規制している部分から圧接部分までの電
線長を短くできる。また、ゴム栓に一括して複数の電線
シール孔を設け、それぞれの電線シール孔に電線を通す
と共に、各電線シール孔ごとに設けた筒部を圧接端子に
加締めるので、電線とコネクタケース間のシールを一括
して行うことができると共に、各筒部の加締めによって
確実にゴム栓を固定することができる。
【0014】請求項2の発明では、端子ホルダにセット
された圧接端子に全部の電線を圧接してから、端子ホル
ダをコネクタケース内に収容することができる。
された圧接端子に全部の電線を圧接してから、端子ホル
ダをコネクタケース内に収容することができる。
【0015】
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0017】図1は実施例の防水型圧接コネクタ30の
分解斜視図、図2は同コネクタ30の組立状態の断面図
である。この圧接コネクタ30は雄側コネクタであり、
図1に示すように、端子ホルダ31と、端子ホルダ31
にセットされた圧接端子40と、端子ホルダ31を収容
するコネクタケース51と、コネクタケース51の後面
開口52を塞ぐゴム栓60とからなる。端子ホルダ31
及びコネクタケース51は樹脂の一体成形品からなる。
分解斜視図、図2は同コネクタ30の組立状態の断面図
である。この圧接コネクタ30は雄側コネクタであり、
図1に示すように、端子ホルダ31と、端子ホルダ31
にセットされた圧接端子40と、端子ホルダ31を収容
するコネクタケース51と、コネクタケース51の後面
開口52を塞ぐゴム栓60とからなる。端子ホルダ31
及びコネクタケース51は樹脂の一体成形品からなる。
【0018】端子ホルダ31は、横に並んだ3つの端子
収容溝32を有している。各端子収容溝32内には、電
線圧接部41とその後のU字状の加締部42を一体に有
した雌型の圧接端子40が収容固定されている。端子収
容溝32は、圧接端子40の電線圧接部41に対して上
方から電線Wを圧接できるように、上面後半部及び後面
が開放し、前面が前壁34で塞がっている。前壁34に
は、相手コネクタの雄端子が挿入される端子接続孔35
が形成されている。また、端子ホルダ31の外側面には
ロック突起33が設けられている。
収容溝32を有している。各端子収容溝32内には、電
線圧接部41とその後のU字状の加締部42を一体に有
した雌型の圧接端子40が収容固定されている。端子収
容溝32は、圧接端子40の電線圧接部41に対して上
方から電線Wを圧接できるように、上面後半部及び後面
が開放し、前面が前壁34で塞がっている。前壁34に
は、相手コネクタの雄端子が挿入される端子接続孔35
が形成されている。また、端子ホルダ31の外側面には
ロック突起33が設けられている。
【0019】ゴム栓60は、コネクタケース51の後面
開口52を塞ぐ大きさの平板部61と、その圧接端子4
0側の面に突設された3つの筒部63とを有し、各筒部
63の中心に電線シール孔62が貫通形成されている。
また、平板部61の外周には環状突起65が形成されて
いる。
開口52を塞ぐ大きさの平板部61と、その圧接端子4
0側の面に突設された3つの筒部63とを有し、各筒部
63の中心に電線シール孔62が貫通形成されている。
また、平板部61の外周には環状突起65が形成されて
いる。
【0020】コネクタケース51は後面開口52を有し
た箱形のもので、後面開口52の近くの内周面に、ゴム
栓60の環状突起65の嵌まる環状溝53が形成され、
それより前側の周壁に、端子ホルダ31のロック突起3
3が係合するロック孔57が形成されている。また、前
壁54には、端子ホルダ31の端子接続孔35と対応し
た端子接続孔55が形成され、上壁外面には、相手コネ
クタとロックするロック突起58付きロックアーム59
が設けられている。
た箱形のもので、後面開口52の近くの内周面に、ゴム
栓60の環状突起65の嵌まる環状溝53が形成され、
それより前側の周壁に、端子ホルダ31のロック突起3
3が係合するロック孔57が形成されている。また、前
壁54には、端子ホルダ31の端子接続孔35と対応し
た端子接続孔55が形成され、上壁外面には、相手コネ
クタとロックするロック突起58付きロックアーム59
が設けられている。
【0021】この圧接コネクタ30を組み立てる場合
は、まず電線Wをゴム栓60の各電線シール孔62に通
し、その状態で筒部63から突出した電線Wの先端を、
端子ホルダ31に予めセットしてある圧接端子40の圧
接部41に圧接する。同時に、ゴム栓60の筒部63
を、圧接端子40に設けてある加締部42に加締め固定
する。
は、まず電線Wをゴム栓60の各電線シール孔62に通
し、その状態で筒部63から突出した電線Wの先端を、
端子ホルダ31に予めセットしてある圧接端子40の圧
接部41に圧接する。同時に、ゴム栓60の筒部63
を、圧接端子40に設けてある加締部42に加締め固定
する。
【0022】圧接及び加締めは、図3に示すように治具
71で一緒に行うことができる。この治具71の加締作
業部は、断面が図4に示すように、2つのU字状の案内
溝72、72を突起部73を介して連続させた形状にな
っており、圧接端子40のU字状の加締部42の先端を
丸めながら、ゴム栓60の筒部63に食い込ませること
ができる。
71で一緒に行うことができる。この治具71の加締作
業部は、断面が図4に示すように、2つのU字状の案内
溝72、72を突起部73を介して連続させた形状にな
っており、圧接端子40のU字状の加締部42の先端を
丸めながら、ゴム栓60の筒部63に食い込ませること
ができる。
【0023】このように圧接端子40に対する圧接と加
締めを行ったら、次に図2に示すように、端子ホルダ3
1を、コネクタケース51内に後面開口52より挿入す
る。そして、端子ホルダ31のロック突起33をコネク
タケース51のロック孔57に係合させて、端子ホルダ
31とコネクタケース51を一体に結合すると共に、ゴ
ム栓60をコネクタケース51の後面開口52内に嵌め
込み、ゴム栓60の環状突起65をコネクタケース51
の環状溝53に嵌合する。これにより、コネクタケース
51の開口52と電線Wとの間がゴム栓60によってシ
ールされる。
締めを行ったら、次に図2に示すように、端子ホルダ3
1を、コネクタケース51内に後面開口52より挿入す
る。そして、端子ホルダ31のロック突起33をコネク
タケース51のロック孔57に係合させて、端子ホルダ
31とコネクタケース51を一体に結合すると共に、ゴ
ム栓60をコネクタケース51の後面開口52内に嵌め
込み、ゴム栓60の環状突起65をコネクタケース51
の環状溝53に嵌合する。これにより、コネクタケース
51の開口52と電線Wとの間がゴム栓60によってシ
ールされる。
【0024】この圧接コネクタ30によれば、ゴム栓6
0に一体に突設した筒部63を、圧接端子40に直接加
締めているので、リヤカバーを用いなくても、ゴム栓6
0を確実に抜け止め固定することができる。従って、部
品点数減を図れるのは勿論、リヤカバーを省略できる
分、コンパクト化を維持しながら、ゴム栓60の厚さを
増やすことができる。また、筒部63によって電線Wを
先端近くまで保持することができるので、実際にゴム栓
60で規制している部分から先の電線長(図1の寸法
S)を短縮することができる。その結果、電線Wの保持
精度の向上が可能になり、電線Wの先端のピッチのばら
つきを極力減らすことができて、圧接作業性の向上が図
れる。
0に一体に突設した筒部63を、圧接端子40に直接加
締めているので、リヤカバーを用いなくても、ゴム栓6
0を確実に抜け止め固定することができる。従って、部
品点数減を図れるのは勿論、リヤカバーを省略できる
分、コンパクト化を維持しながら、ゴム栓60の厚さを
増やすことができる。また、筒部63によって電線Wを
先端近くまで保持することができるので、実際にゴム栓
60で規制している部分から先の電線長(図1の寸法
S)を短縮することができる。その結果、電線Wの保持
精度の向上が可能になり、電線Wの先端のピッチのばら
つきを極力減らすことができて、圧接作業性の向上が図
れる。
【0025】また、この実施例では、複数の電線につい
て、1個のゴム栓60により一括してシールを行うこと
ができるので、部品点数及び組付工数減が図れる。ま
た、電線Wごとに設けた各筒部63をそれぞれ圧接端子
40に直接加締めているので、ゴム栓60の固定強度を
バランス良く高められる。また、本実施例では、端子ホ
ルダ31に圧接端子40を一括して収容しているので、
組み立て、取り外しが簡単にできる。
て、1個のゴム栓60により一括してシールを行うこと
ができるので、部品点数及び組付工数減が図れる。ま
た、電線Wごとに設けた各筒部63をそれぞれ圧接端子
40に直接加締めているので、ゴム栓60の固定強度を
バランス良く高められる。また、本実施例では、端子ホ
ルダ31に圧接端子40を一括して収容しているので、
組み立て、取り外しが簡単にできる。
【0026】なお、上記実施例では、雄側のコネクタに
本発明を適用した場合を示したが、図5に示すように雌
側のコネクタに本発明を適用することも当然できる。図
において、81は端子ホルダで、この端子ホルダ81の
端子収容溝32には、雄型の圧接端子40Bが収容され
ている。圧接端子40Bの先端44は、端子接続孔35
から外に突出している。また、91は雌側のコネクタケ
ースである。このコネクタケース91は、端子ホルダ8
1を収容する本体部92の前端に、端子接続孔付きの仕
切壁(図示略)を有しており、その仕切壁より前側に嵌
合フード部97を有している。本体部92の後面は開口
93となっており、その開口93より前側の内周面には
環状溝94が形成されている。また、嵌合フード部97
には、雄側のコネクタのロックアームを収容する凹部9
8とロック孔99が設けられている。それ以外の構成
は、前記実施例とほとんど同じである。
本発明を適用した場合を示したが、図5に示すように雌
側のコネクタに本発明を適用することも当然できる。図
において、81は端子ホルダで、この端子ホルダ81の
端子収容溝32には、雄型の圧接端子40Bが収容され
ている。圧接端子40Bの先端44は、端子接続孔35
から外に突出している。また、91は雌側のコネクタケ
ースである。このコネクタケース91は、端子ホルダ8
1を収容する本体部92の前端に、端子接続孔付きの仕
切壁(図示略)を有しており、その仕切壁より前側に嵌
合フード部97を有している。本体部92の後面は開口
93となっており、その開口93より前側の内周面には
環状溝94が形成されている。また、嵌合フード部97
には、雄側のコネクタのロックアームを収容する凹部9
8とロック孔99が設けられている。それ以外の構成
は、前記実施例とほとんど同じである。
【0027】また、上記実施例では、電線W及び圧接端
子40が3つの場合を示したが、もっと数を増やしても
よいし、減らしてもよく、1つにしてもよい。
子40が3つの場合を示したが、もっと数を増やしても
よいし、減らしてもよく、1つにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ゴム栓に突設した筒部を圧接端子に直接加締め
ることによって、ゴム栓を確実に固定することができる
ので、リヤカバーを省略することができる。したがっ
て、部品点数が減り、コスト及び組付工数の低減が図れ
る上、コンパクト化が図れる。また、リヤカバーが無い
ことでコンパクト化が図れるから、その分ゴム栓の厚み
を増して電線の保持精度を高めることができる。また、
筒部によって電線を先端近くまで保持するので、実際に
ゴム栓で規制している部分から先の電線長を短縮するこ
とができ、前記厚さ増加による電線の保持の精度向上と
相俟って、結果的に電線の先端のピッチのばらつきを極
力減らすことができ、圧接作業性の向上が図れる。さら
に、複数の電線がある場合にも、一括してシールを行う
ことができ、部品点数及び組付工数の低減が図れる。ま
た、各電線はそれぞれを筒部に通しているので、電線の
ピッチずれの問題を、全電線について解消することがで
きる。また、各筒部をそれぞれ圧接端子に直接加締めて
いるので、ゴム栓の固定強度をバランス良く高めること
ができる。
よれば、ゴム栓に突設した筒部を圧接端子に直接加締め
ることによって、ゴム栓を確実に固定することができる
ので、リヤカバーを省略することができる。したがっ
て、部品点数が減り、コスト及び組付工数の低減が図れ
る上、コンパクト化が図れる。また、リヤカバーが無い
ことでコンパクト化が図れるから、その分ゴム栓の厚み
を増して電線の保持精度を高めることができる。また、
筒部によって電線を先端近くまで保持するので、実際に
ゴム栓で規制している部分から先の電線長を短縮するこ
とができ、前記厚さ増加による電線の保持の精度向上と
相俟って、結果的に電線の先端のピッチのばらつきを極
力減らすことができ、圧接作業性の向上が図れる。さら
に、複数の電線がある場合にも、一括してシールを行う
ことができ、部品点数及び組付工数の低減が図れる。ま
た、各電線はそれぞれを筒部に通しているので、電線の
ピッチずれの問題を、全電線について解消することがで
きる。また、各筒部をそれぞれ圧接端子に直接加締めて
いるので、ゴム栓の固定強度をバランス良く高めること
ができる。
【0029】請求項2の発明によれば、端子ホルダにセ
ットしてある圧接端子に電線を全部圧接してから、端子
ホルダごと圧接端子をコネクタケース内に収容すること
ができるので、組み立て、取り外し時の作業性が向上す
る。
ットしてある圧接端子に電線を全部圧接してから、端子
ホルダごと圧接端子をコネクタケース内に収容すること
ができるので、組み立て、取り外し時の作業性が向上す
る。
【0030】
【図1】本発明の一実施例の分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の組立状態の断面図である。
【図3】本発明の一実施例の圧接及び加締めの仕方の一
例を示す説明図である。
例を示す説明図である。
【図4】図3のIV−IV矢視断面図である。
【図5】本発明の他の実施例の分解斜視図である。
【図6】従来例の構成及び組立手順を示す斜視図であ
る。
る。
【図7】別の従来例の斜視図である。
30,80 防水型圧接コネクタ 31,81 端子ホルダ 40,40B 圧接端子 42 加締部 52,93 後面開口 51,91 コネクタケース 60 ゴム栓 62 電線シール孔 63 筒部 W 電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/52 301 H01R 4/24
Claims (2)
- 【請求項1】 後面に開口を有したコネクタケースと、
該コネクタケース内に収容された圧接端子と、該圧接端
子の後方に配置され前記コネクタケースの開口を塞ぐゴ
ム栓とを備え、前記圧接端子に圧接した電線を前記ゴム
栓に形成した電線シール孔から外部に引き出した防水型
圧接コネクタにおいて、前記圧接端子を前記コネクタケ
ース内に複数収容し、前記ゴム栓の圧接端子側の面に、
前記各圧接端子に圧接した電線に対応する電線シール孔
と連通した複数の筒部を突設し、各筒部を各圧接端子の
後部に設けた加締め部に加締め固定したことを特徴とす
る防水型圧接コネクタ。 - 【請求項2】 請求項1記載の防水型圧接コネクタであ
って、前記圧接端子は、前記コネクタケース内に着脱可
能に装着された端子ホルダにセットされた状態で前記コ
ネクタケース内に収容されていることを特徴とする防水
型圧接コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7011021A JP3053740B2 (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 防水型圧接コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7011021A JP3053740B2 (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 防水型圧接コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08203600A JPH08203600A (ja) | 1996-08-09 |
JP3053740B2 true JP3053740B2 (ja) | 2000-06-19 |
Family
ID=11766461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7011021A Expired - Lifetime JP3053740B2 (ja) | 1995-01-26 | 1995-01-26 | 防水型圧接コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3053740B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3343080B2 (ja) * | 1998-08-31 | 2002-11-11 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 防水コネクタ |
EP3758163A1 (en) * | 2019-06-24 | 2020-12-30 | TE Connectivity Nederland B.V. | Plug insert for a connector assembly and connector assembly |
-
1995
- 1995-01-26 JP JP7011021A patent/JP3053740B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08203600A (ja) | 1996-08-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3508626B2 (ja) | コネクタ | |
JP3485150B2 (ja) | シールドコネクタ | |
JP3285004B2 (ja) | コネクタ | |
US6241554B1 (en) | Waterproof connector and method of assembling the same | |
JP3534230B2 (ja) | コネクタ | |
JPH10334998A (ja) | シールドコネクタ | |
US6186829B1 (en) | Waterproof connector and method of assembling the same | |
JP3530024B2 (ja) | 防水コネクタ及び該防水コネクタの組付方法 | |
JP3244632B2 (ja) | 多段コネクタ | |
JP2579149B2 (ja) | 電気コネクタ | |
JP3535034B2 (ja) | 防水コネクタ | |
US5433633A (en) | Electromagnetically shielded connector | |
JP3053740B2 (ja) | 防水型圧接コネクタ | |
JP3444378B2 (ja) | シールドコネクタ | |
JPH11288756A (ja) | 防水コネクタ及び防水コネクタの組立方法 | |
JPH10144405A (ja) | シールドコネクタ | |
JPH07272774A (ja) | インターフェイスコネクタ | |
JPH0992384A (ja) | 圧接コネクタの防水構造 | |
JP3300251B2 (ja) | 圧接コネクタ | |
JP2775225B2 (ja) | コネクタハウジング | |
JP2003031294A (ja) | 防水コネクタ | |
JP3362842B2 (ja) | シールドコネクタ | |
JP4153366B2 (ja) | 圧接コネクタ | |
JP3419638B2 (ja) | シールドコネクタ | |
JPH11262153A (ja) | シールド電線の端末処理構造及び端末処理方法 |