JPH10334998A - シールドコネクタ - Google Patents

シールドコネクタ

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JPH10334998A
JPH10334998A JP9140237A JP14023797A JPH10334998A JP H10334998 A JPH10334998 A JP H10334998A JP 9140237 A JP9140237 A JP 9140237A JP 14023797 A JP14023797 A JP 14023797A JP H10334998 A JPH10334998 A JP H10334998A
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R9/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, e.g. terminal strips or terminal blocks; Terminals or binding posts mounted upon a base or in a case; Bases therefor
    • H01R9/03Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections
    • H01R9/05Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections for coaxial cables
    • H01R9/0518Connection to outer conductor by crimping or by crimping ferrule

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールドコネクタにおいて、シールド端子を
構成する芯線接続用の内側端子とシールド線接続用の外
側端子との組付け固定構造を改良に関する。 【解決手段】 シールドコネクタ(A,B)は、シール
ド電線の芯線に接続される内側端子3と、その絶縁保持
体7と、シールド電線のシールド線に接続される外側端
子16とから成るシールド端子2を、絶縁ハウジングに
収容して該外側端子を該ハウジング内のシールド層に接
触させて成る。絶縁保持体7は、絶縁支持板8の一端に
接触部保持筒9を備え、該筒9は内側端子3に係合して
後抜けを阻止するロックアーム13を備える。外側端子
16は、導電基板17の一端に保持体収容部18を備
え、他端に前記芯線接続部6の背後に位置するシールド
線接続部19を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、信号線を接続する
シールドコネクタにおいて、そのシールド端子を構成す
る芯線接続用の内側端子とシールド線接続用の外側端子
との組付け固定構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図6ないし図8は従来のシールドコネク
タを示す(特許第2577272号明細書)。即ち、a
はシールド端子であり、図示しない絶縁ハウジングに収
容される。このシールド端子aは、シールド電線wの芯
線部分w1 に接続される一対の内側端子bと、これを保
持する絶縁性の端子保持体cと、この端子保持体cを内
部に固着し、シールド電線wのシールド線部分w2 に接
続される外側端子dとから構成されている。
【0003】端子保持体cは両端面に抜ける端子挿入孔
1 を有し、また、その周面に該端子挿入孔c1 の真上
に位置してパンチ挿入凹部c2 が設けられている。そし
て内側端子bと端子保持体cとの固定は、図8(A)の
ように、孔b1 を設けた端子本体b2 を端子保持体cの
端子挿入孔c1 に挿入して、孔b1 とパンチ挿入凹部c
2 を位置合わせした後、図8(B)のように、パンチP
で端子保持体cを加圧して、孔b1 に端子保持体cの一
部を突入させた突入部c3 で行うものである。
【0004】また、実用新案登録第2515586号明
細書には、シールド電線のシールド線が端子に接触する
のを防止する技術として、図9に示すような構造が記載
されている。これは、図9(A)のように、絶縁ハウジ
ングeの端子b′の差込端近くの側壁に開口部e1 を設
け、この開口部e1 に対して開閉可能な移動杆fを長尺
のバンドgを介して絶縁ハウジングeに連結すると共
に、移動杆fには一対の挟持片h,hを設けておき、図
9(B)のように、移動杆fで開口部e1 を閉鎖したと
き、端子収容室e2 内の載置片iと挟持片h,hとの間
でシールド電線wの露出したシールド線w3 を挟持する
ようにしたものである。なお、jは端子b′の後抜けを
阻止するケースランスである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来公知技術
では、端子保持体cに内側端子bを挿入するだけで足り
ず、パンチ挿入凹部c2 に孔b1 を合わせるという煩わ
しい位置合わせ工程と共にパンチ固定工程が必要であ
り、また、パンチPのような治具とその駆動機構を備え
た設備を要するから、組み立てに多大のコストがかか
る。
【0006】また、シールド線w3 と端子b′との接触
防止のため、絶縁ハウジングeに開口部e1 と挟持片
h,hを有する移動杆f等を設ける構造では、絶縁ハウ
ジング自体の構造が複雑になり、これに加えてハウジン
グの一部に穴があるためにシールド効果が低下する欠点
がある。
【0007】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、シールド端子を構成する内側端子とこれを保
持する絶縁保持体との位置決め固定を治具等を要せずに
簡単にできる構造のシールドコネクタを提供することを
課題とする。本発明のもう一つの課題は、内側端子に接
続される芯線と外側端子に接続されるシールド線とのリ
ークを確実に防止でき、シールド効果の高いシールドコ
ネクタを提供することを課題とする。本発明の他の課題
は、シールド端子とその絶縁ハウジングを含めた全体の
構造が簡素化されたシールドコネクタを提供することを
課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために、請求項1の発明においては、導電基板の一端に
電気接触部、他端に芯線接続部を有してシールド電線の
芯線に接続される内側端子と、該内側端子を保持する絶
縁保持体と、該絶縁保持体に外装されてシールド電線の
シールド線に接続される外側端子とから成るシールド端
子を、シールド層を設けた絶縁ハウジングに収容して該
外側端子をシールド層に接触させてなるシールドコネク
タにおいて、前記絶縁保持体は、絶縁支持板の一端に前
記内側端子の電気接触部を収容する接触部保持筒を備え
ると共に、該接触部保持筒は収容される内側端子に係合
して後抜けを阻止するロックアームを備え、前記外側端
子は、導電基板の一端に前記絶縁保持体の接触部保持筒
を収容固定する保持体収容部を備え、他端に前記内側端
子の芯線接続部の背後に位置するシールド線接続部を備
えることを特徴とする。
【0009】請求項1の発明によれば、内側端子の電気
接触部を絶縁保持体の接触部保持筒に挿入し、ロックア
ームとの係合により係止するだけで、両者の組付けが終
了するから、従来公知技術のように内側端子の位置決め
やパンチによる固定といった煩わしい工程が不要であ
る。また、内側端子を保持した絶縁保持体と外側端子と
の組付けも、該絶縁保持体の接触部保持筒を外側端子の
保持体収容部に挿着すればよく、きわめて簡単である。
【0010】請求項2の発明においては、前記内側端子
の芯線接続部は、前記導電基板の他端両側に起立連成し
た一対の側壁と、該一対の側壁の前記電気接触部側の前
方自由端を互いにずらして内側に折り曲げ形成した芯線
挟持片と、該一対の側壁の後方自由端を互いに対向して
内側に折り曲げ形成した一対の芯線被覆挟持片とから成
り、前後の芯線挟持片と芯線被覆挟持片との間に芯線撓
み空間が形成されている。
【0011】請求項2の発明によれば、芯線は内側端子
に対して前後一対の芯線挟持片により挟持,接続される
から断線の危険が少なく、また、後続の芯線被覆は上記
の芯線撓み空間に例えばS字状に屈曲して収容保持さ
れ、さらに芯線被覆は一対の芯線被覆挟持片で挟持固定
される。従って、シールド電線に引張力が作用しても、
芯線被覆挟持片および芯線撓み空間の二箇所で緩和さ
れ、芯線は殆ど影響を受けず、安定した電気的接続状態
が保持される。
【0012】また、請求項3の発明においては、前記絶
縁保持体は、前記絶縁支持板の他端両側に絶縁隔離リブ
を備え、該絶縁隔離リブを介して前記内側端子の芯線接
続部と外側端子のシールド線接続部とが隔絶されてい
る。従って、内側端子に接続される芯線が外側端子に接
続されるシールド線とリークするおそれがない。
【0013】請求項4の発明においては、前記絶縁保持
体は、絶縁支持板の下面に係止凹部を有し、前記外側端
子は、導電基板の上面に突出する係止片を有し、絶縁保
持体と外側端子は前記係止凹部と係止片との係合により
固定されているから、外側端子と内側端子を支持する絶
縁保持体との固定は簡単にできる。
【0014】請求項5の発明においては、前記絶縁ハウ
ジングが、前記シールド端子を収容する端子収容室の後
部開口端に着脱自在に装着されて該シールド端子の後抜
けを阻止するリテーナを備えている。従って、シールド
端子は端子収容室内との係止手段と併せてリテーナによ
り二重に後抜けが阻止される。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例を図面
を参照して説明する。図1および図2において、Aは雄
シールドコネクタ、Bは雌シールドコネクタを示し、雄
シールドコネクタAは合成樹脂から成る雄型の絶縁ハウ
ジング1内に雌型のシールド端子2を収容して構成さ
れ、同様に雌シールドコネクタBは雌型の絶縁ハウジン
グ1′内に雄型のシールド端子2′を収容して成る。
【0016】雄シールドコネクタAにおいて、雌型のシ
ールド端子2は、図3および図4に示すように、シール
ド電線W(図1,2参照)の芯線W1 に接続される雌型
の内側端子3と、この内側端子3を保持する絶縁保持体
7と、この絶縁保持体7に外装されてシールド線W3
接続される雌型の外側端子16とから成る。即ち、シー
ルド端子2は信号線用端子(内側端子3)、シールド線
用端子(外側端子16)および両者間に介在する絶縁保
持体7の三つの部材で構成されている。
【0017】雌型の内側端子3は、導電基板4の一端に
電気接触部5、他端にシールド電線Wに対する芯線接続
部6を連成して成る。電気接触部5は相手方端子である
上記シールド端子2′のタブ状電気接触部を受け入れる
筒形のタブ受承部として形成され、導電基板4の先端か
ら折り返し形成されて該タブ受承部内にのびる弾性舌片
5aを備えている。
【0018】芯線接続部6は、導電基板4の他端両側に
起立連成した一対の側壁6a,6aと、その前方自由端
を互いにずらして内側に折り曲げ形成した一対の芯線挟
持片6b,6b′と、該一対の側壁6a,6aの後方自
由端を互いに対向して内側に折り曲げ形成した一対の芯
線被覆挟持片6c,6cとから構成されている。一対の
芯線挟持片6b,6b′は、その間にシールド電線Wの
芯線W1 を挟み込めるように互いに重なり合う長さに形
成され、また、一対の芯線被覆挟持片6c,6cの対向
縁にはそれぞれシールド電線Wの芯線被覆W2 に対する
半円状の被覆挟持溝6c1 が設けられている。また、前
後の芯線挟持片6b,6b′と芯線被覆挟持片6c,6
cは適宜間隔をおいて立設され、その間に箱形の芯線緩
み空間6dが形成されている。
【0019】絶縁保持体7は合成樹脂製であり、絶縁支
持板8の前半部に角筒状の接触部保持筒9を備え、後端
両側に一対の絶縁隔離リブ10,10を備えている。絶
縁隔離リブ10と接触部保持筒9との間隔は、該保持筒
9に対して上記電気接触部5を正規位置まで挿入したと
きにその芯線接続部6の背後に位置するように設定され
ている。
【0020】接触部保持筒9は内部に接触部収容孔9a
を有して両端が開口しており、前端に電気接触部5の前
抜けを阻止するストッパ壁11(図5参照)を有し、後
端側の上部周壁には2条のスリット12を介して片持ち
梁状のロックアーム13が設けられている。ロックアー
ム13は後端の内面側に係止突起13aを有し、電気接
触部5の後抜けを阻止するようになっている。また、絶
縁支持板8の接触部保持筒9側の裏面には係止凹部14
が設けられ、さらに接触部保持筒9の前端部外周には戻
り止め用の鍔15が設けられている。
【0021】外側端子16は上記絶縁保持体7を保持収
容できる大きさである。即ち、外側端子16は導電基板
17の一端に両端が開口した角筒状の保持体収容部1
8、他端にシールド線接続部19を備えており、一方の
保持体収容部18には前記絶縁保持体7の接触部保持筒
9が収容され、他方のシールド線接続部19は絶縁保持
体7の後端の絶縁隔離リブ10の背後に位置するように
形成されている。この保持体収容部18とシールド線接
続部19の中間は該収容部18より巾広の膨出部20と
して形成され、上記内側端子3の芯線接続部6と絶縁保
持体7の絶縁隔離リブ10とを収容できるようになって
いる。
【0022】シールド線接続部19は、導電基板17の
両側にU字状に立上げ形成された一対のシールド線挟持
片19a,19aと、U字状の外皮挟持片19b,19
bとから成り、また、導電基板17には保持体収容部1
8内において前記係止凹部14に係合する係止片21
(図5参照)が設けられている。なお、シールド線接続
部19の一対のシールド線挟持片19a,19a(およ
び外皮挟持片19b,19b)の間隔は、前記内側端子
3の芯線接続部6の外法(巾)よりも大きく形成され、
シールド電線Wの芯線被覆W2 を十分余裕をもって挿通
し得るようになっている。
【0023】図1および図2に戻って説明すると、絶縁
ハウジング1はハウジング本体22の前方にフード23
を備え、ハウジング本体22の内部にはシールド端子2
の中間部以降を収容する端子収容室24が形成されると
共に、該収容室24の上下左右の内壁にはシールド層と
してシールド板25がモールド成形により一体に設けら
れている。なお、シールド板25に代えて公知の無電解
めっき法などにより収容室内壁に銅めっきなどのシール
ド層を形成してもよい。
【0024】また、絶縁ハウジング1の外周壁の上部に
は、フード23からハウジング本体22にわたって係止
孔26aを有する両持ち梁状のロッキングアーム26が
設けられている。
【0025】端子収容室24はその上壁に上記シールド
端子2と係合する可撓係止腕27を有し、後端開口には
シールド端子2に対するリテーナ28が着脱可能に取付
けられる。可撓係止腕27は前記上壁の後方から前方に
のび、先端はハウジング本体22とフード23との境界
部に達し、該先端部には係止突起27aが設けられてい
る。また、リテーナ28はヒンジ29を介してハウジン
グ本体22に連成されており、U字状の電線挿通溝28
bを開口した背板28aと、その両側から前方にのびる
一対の端子押さえ板28cとから成り、該端子押さえ板
28cの基端部には収容室内壁に設けた係止突起30と
係合する係止溝28dが設けられている。
【0026】一方、雌シールドコネクタBは、雄シール
ドコネクタAと同様に絶縁ハウジング1′内に雄型のシ
ールド端子2′を収容して構成され、雄シールドコネク
タAとの主な相違点は次の4点である。第1に、雄型の
シールド端子2′を構成する雄型の内側端子3′の電気
接触部5′は、前記雌型の内側端子3のタブ受承部であ
る電気接触部5に対応してタブ状に形成されている。第
2に、雄型のシールド端子2′を構成する外側端子1
6′は、雌型の外側端子16の角筒状の保持体収容部1
8を受け入れる筒部16a′が前方に延設されている。
第3に、雌型の絶縁ハウジング1′は、ハウジング本体
22′の前方に、前記雄型の絶縁ハウジング1のフード
23に対する嵌着溝31を備えた二重構造のシェル2
3′が形成されている。第4に、雌型の絶縁ハウジング
1′の上部外周壁には、雄型の絶縁ハウジング1のロッ
キングアーム26の係止孔26aに係合する係止突起3
2が設けられている。その他の構成部材である絶縁保持
体7′、端子収容室24′内の可撓係止腕27′、シー
ルド板25′、リーテナ28′などは雄シールドコネク
タAの場合と同様の構成を有するので説明を省略する。
【0027】上記構成において、雄シールドコネクタA
の組立は次のようにして行う。先ず、図5(A)に示す
ように、絶縁保持体7の接触部保持筒9に対して内側端
子3の電気接触部5を挿入する。挿入に際し、接触部保
持筒9のロックアーム13が図示のように上方に撓み、
電気接触部5の先端がストッパ壁11に突き当たる正規
位置まで完全に挿入されると、ロックアーム13が弾性
復帰して、その係止突起13aが電気接触部5の後端に
係合し、後抜けが阻止される。このように、内側端子3
の絶縁保持体7への組付はきわめて簡単であり、従来技
術のように位置決めや固定のために特別の工程や治具を
要しない。
【0028】次に、図5(B)に示すように、外側端子
16の前方側から、その保持体収容部18に対して上記
絶縁保持体7を絶縁隔離リブ10側から挿入する。挿入
は、図5(C)のように、絶縁保持体7の外周先端部の
鍔15が保持体収容部18に当接し、同時に係止凹部1
4に対して係止突起21が係合した時点で終了する。こ
れにより、絶縁保持体7は外側端子16に対して前後方
向に移動又は抜出し不能に装着され、また、絶縁保持体
7の絶縁隔離リブ10は内側端子3の芯線接続部6と外
側端子16のシールド線接続部19との中間に位置し、
両者を隔絶した状態となる。
【0029】絶縁保持体7の外側端子16への挿入に際
して、内側端子3の絶縁保持体7に対する挿入が不完全
であると、図5(A)に示すように、上記ロックアーム
13の後端が浮き上がり、保持体収容部18と突き当た
るから挿入できず、内側端子3の装着状態の良否を簡単
に検知し、これを矯正することができる。このように、
絶縁保持体7と外側端子16との組付も簡単であり、こ
の組付時に内側端子3の不完全挿入の有無を同時にチェ
ックすることができる。
【0030】次に、図5(C)のように、内側端子3を
保持した絶縁保持体7に外側端子16を外装,固定した
状態で、シールド電線Wを図示しない圧着治具を用いて
一括して圧着固定する。
【0031】先ず、図5(C)において、仮想線で示さ
れるように、シールド電線Wを段剥ぎして芯線W1 、芯
線被覆W2 およびシールド線W3 を露出させる。芯線W
1 と芯線被覆W2 はそれぞれ十分長く露出させる。そし
て、露出した芯線被覆W2 の根元部分を内側端子3にお
ける芯線被覆挟持片6c,6c間にセットし、芯線被覆
2 の中間部分を例えばS字状に曲げて芯線弛み空間6
dに押し込み、その先端の芯線W1 を折り曲げて一対の
芯線挟持片6b,6b′間に位置させる。同時に、シー
ルド線W3 および外皮W4 はそれぞれ外部端子16にお
けるシールド線挟持片19aおよび外皮挟持片19bの
部分にセットする。
【0032】以上の状態で、前記圧着治具を降下,駆動
させることにより、シールド電線Wは、図1および図2
に示される如くに、内部端子3および外部端子16に同
時圧着接続される。即ち、芯線W1 は前後の芯線挟持片
6b,6b′の間に挟持され、また、芯線被覆W2 はS
字状の弛み部分を介して一対の芯線被覆挟持片6c,6
cの被覆挟持溝6c1 ,6c1 間に圧着され、さらに、
シールド線W3 ,外皮W4 はそれぞれシールド線挟持片
19a,外皮挟持片19bにより圧着固定される。
【0033】従って、シールド電線Wに引張力が働いて
も、芯線W1 に対する作用は3か所の圧着部分(19
b,19a,6c)で緩和され、さらにS字状の弛み部
分(6d)が介在するから、芯線W1 は殆ど影響を受け
ず、内側端子3との接触不良の発生を確実に抑えること
ができる。また、内側端子3の芯線接続部6と外側端子
16のシールド線接続部19は絶縁保持体7の絶縁隔離
リブ10で隔絶されているから、シールド線W3 が内側
端子3と接触するおそれがない。
【0034】このようにして、シールド電線Wに圧着接
続されたシールド端子2を絶縁ハウジング1の端子収容
室24に挿入すると、外側端子16の中間の膨出部20
の前方が収容室内壁中間の突壁24aと当接し、また、
可撓係止腕27の係止突起27aが保持体収容部18の
後端と係合するから、シールド端子2の前後方向への抜
け出しは阻止される。
【0035】また、端子収容室24の後部開口端からリ
テーナ28を挿入して、その係止溝28dと収容室内壁
の係止突起30との係合により係止すると、端子押さえ
板28cの先端が外側端子16のシールド線接続部19
の後端と当接する状態になるから、シールド端子2の後
抜けは二重に阻止される。
【0036】以上により、雄シールドコネクタAの組立
は完了する。雄シールドコネクタAにおいて、絶縁ハウ
ジング1内のシールド端子2は、その外側端子16がハ
ウジング内のシールド板25と接触し、かつこれにより
周囲が囲まれた状態となるから、内側端子3は完全にシ
ールドされる。雌シールドコネクタBの組立も同様であ
るから、説明を省略する。また、雄シールドコネクタA
と雌シールドコネクタBとの嵌合接続は通常の雌,雄コ
ネクタと同様にして行われ、完全嵌合によりロッキング
アーム26の係止孔26aに係止突起32が係合して両
コネクタA,Bがロックされ、内側端子3と3′、およ
び外側端子16と16′も相互に嵌挿,接続される。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
の効果が得られる。内側端子の電気接触部を絶縁保持体
の接触部保持筒に挿入し、ロックアームにより係止する
だけで組付けが終了するから、従来公知技術のように内
側端子の位置決めやパンチによる固定といった煩わしい
工程が不要であり、また、内側端子を保持した絶縁保持
体と外側端子との組付けも、該絶縁保持体の接触部保持
筒を外側端子の保持体収容部に挿着すればよく、きわめ
て簡単である(請求項1)。
【0038】シールド電線の芯線は内側端子に対して前
後一対の芯線挟持片により挟持,接続されるから断線の
危険が少なく、また、後続の芯線被覆は上記の芯線撓み
空間に例えばS字状に屈曲して収容保持され、さらに芯
線被覆は一対の芯線被覆挟持片で挟持固定される。従っ
て、シールド電線に引張力が作用しても、芯線被覆挟持
片および芯線撓み空間の二箇所で緩和され、芯線は殆ど
影響を受けず、安定した電気的接続状態が保持される
(請求項2)。
【0039】また、内側端子を支持する絶縁保持体は、
前記絶縁支持板の他端両側に絶縁隔離リブを備え、該絶
縁隔離リブを介して前記内側端子の芯線接続部と外側端
子のシールド線接続部とが隔絶される構造であるから、
内側端子に接続される芯線が外側端子に接続されるシー
ルド線とリークするおそれがなく、信頼性が高い(請求
項3)
【0040】上記絶縁保持体は、絶縁支持板の下面に係
止凹部を有し、前記外側端子は、導電基板の上面に突出
する係止片を有し、絶縁保持体と外側端子は前記係止凹
部と係止片との係合により固定されているから、外側端
子と内側端子を支持する絶縁保持体との固定は簡単にで
きる(請求項4)。
【0041】さらに、前記絶縁ハウジングは、前記シー
ルド端子を収容する端子収容室の後部開口端に着脱自在
に装着されて該シールド端子の後抜けを阻止するリテー
ナを備えているから、シールド端子は端子収容室内との
係止手段と併せてリテーナにより二重に後抜けが阻止さ
れる(請求項5)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る雄シールドコネクタと
雌シールドコネクタとの嵌合状態の縦断面図である。
【図2】図1の横断面図である。
【図3】図1のシールド端子の概観斜視図である。
【図4】図3のシールド端子の分解斜視図である。
【図5】(A)ないし(C)は、それぞれシールド端子
の組立工程の説明図である。
【図6】従来のシールド端子の斜視図である。
【図7】図6の端子保持体cと内側端子bとの分解斜視
図である。
【図8】(A),(B)はそれぞれ端子保持体cと内側
端子bとの組立工程の説明図である。
【図9】(A)は従来の他の端子のシールド構造を示す
シールドコネクタの要部の切欠斜視図、(B)はその組
立状態の断面図である。
【符号の説明】 A 雄シールドコネクタ B 雌シールドコネクタ W シールド電線 W1 芯線 W3 シールド線 1 絶縁ハウジング 2 シールド端子 3 内側端子 4 導電基板 5 電気接触部 6 芯線接続部 6a 側壁 6b,6b′ 芯線挟持片 6c 芯線被覆挟持片 6c1 被覆挟持溝 6d 芯線撓み空間 7 絶縁保持体 8 絶縁支持板 9 接触部保持筒 10 絶縁隔離リブ 13 ロックアーム 14 係止凹部 16 外側端子 17 導電基板 18 保持体収容部 19 シールド線接続部 21 係止片 25 シールド板 28 リテーナ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電基板の一端に電気接触部、他端に芯
    線接続部を有してシールド電線の芯線に接続される内側
    端子と、該内側端子を保持する絶縁保持体と、該絶縁保
    持体に外装されてシールド電線のシールド線に接続され
    る外側端子とから成るシールド端子を、シールド層を設
    けた絶縁ハウジングに収容して該外側端子をシールド層
    に接触させてなるシールドコネクタにおいて、 前記絶縁保持体は、絶縁支持板の一端に前記内側端子の
    電気接触部を収容する接触部保持筒を備えると共に、該
    接触部保持筒は収容される内側端子に係合して後抜けを
    阻止するロックアームを備え、 前記外側端子は、導電基板の一端に前記絶縁保持体の接
    触部保持筒を収容固定する保持体収容部を備え、他端に
    前記内側端子の芯線接続部の背後に位置するシールド線
    接続部を備えることを特徴とするシールドコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記内側端子の芯線接続部は、導電基板
    の他端両側に起立連成した一対の側壁と、該一対の側壁
    の前記電気接触部側の前方自由端を互いにずらして内側
    に折り曲げ形成した芯線挟持片と、該一対の側壁の後方
    自由端を互いに対向して内側に折り曲げ形成した一対の
    芯線被覆挟持片とから成り、前後の芯線挟持片と芯線被
    覆挟持片との間に芯線撓み空間が形成されている請求項
    1記載のシールドコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記絶縁保持体は、前記絶縁支持板の他
    端両側に絶縁隔離リブを備え、該絶縁隔離リブを介して
    前記内側端子の芯線接続部と外側端子のシールド線接続
    部とが隔絶される請求項1記載のシールドコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記絶縁保持体は、絶縁支持板の下面に
    係止凹部を有し、前記外側端子は、導電基板の上面に突
    出する係止片を有し、絶縁保持体と外側端子は前記係止
    凹部と係止片との係合により固定されている請求項1記
    載のシールドコネクタ。
  5. 【請求項5】 前記絶縁ハウジングは、前記シールド端
    子を収容する端子収容室の後部開口端に着脱自在に装着
    されて該シールド端子の後抜けを阻止するリテーナを備
    えている請求項1、2、3または4記載のシールドコネ
    クタ。
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