JP2012003856A - 電線端子防食構造、ワイヤハーネス、及び電線端子防食構造の生産方法 - Google Patents

電線端子防食構造、ワイヤハーネス、及び電線端子防食構造の生産方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で異種金属接触腐食を防止できる電線端子防食構造を提供する。
【解決手段】電線端子防食構造20は、アルミニウム又はアルミニウム合金製のメス端子6と、モールド部21と、を有する。メス端子6は、当該メス端子6を、銅又は銅合金製の導体30の端部に固定するためのワイヤバレル12を有する。モールド部21は、ワイヤバレル12と、絶縁被覆31の端部と、を少なくとも覆うように形成される。そして、メス端子6は、インシュレーションバレルが省略されており、モールド部21によって、絶縁被覆31に対して固定されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、主として、アルミ電線に対して、アルミ以外の金属からなる端子を接続した際に発生し得る電食を防止するための電線端子防食構造に関する。
従来、自動車のワイヤハーネス等の分野では、銅又は銅合金製の電線(銅電線)が使用されていた。しかし近年では、リサイクル性の向上や軽量化の観点から、従来の銅電線に代えて、アルミニウム又はアルミニウム合金製の電線(アルミ電線)を使用したいという要望がある。
一方で、ワイヤハーネスの端部に配置される接続コネクタには、銅又は銅合金製の端子(銅端子)が従来から使用されている。この銅端子は膨大な耐久試験や性能評価を経て開発、実用化されているものである。従って、仮に、ワイヤハーネスの端子をアルミニウム(又はアルミニウム合金)製に変更するとした場合、設計の最適化や接続信頼性の確認等のために膨大な時間とコストが必要となる。
そこで、端子は従来通り銅又は銅合金製とし、電線部分のみをアルミニウム又はアルミニウム合金製に置き代える構成が検討されている。しかしながら、銅端子とアルミ電線の接続部分に電食が発生し得るため、上記アルミ電線を実用化するうえで問題となる。即ち、アルミ電線に銅端子を接続した場合、異種金属同士が接触することになるので、その周囲に水分や湿気が存在していると、異種金属接触腐食(電食)が進行してしまう。
この点、特許文献1は、アルミ電線の端末に短尺の銅電線の一端を接続し、当該接続部分を絶縁体で被覆するとともに、前記銅電線の他端に銅端子を圧着接続する電線端子防食構造を開示している。特許文献1は、このようにアルミ電線と銅電線の接続部分を絶縁体で被覆することにより、当該接続部分に外部から水や水蒸気が侵入することを防止し、電食の発生を抑えることができるとしている。
特開2009−009736号公報
しかし、上記特許文献1の構成は、短尺の銅電線に対して、アルミ電線を接続する作業と、端子を接続する作業とが必要になる。即ち、特許文献1の構成は、1つの端子を電線に接続するために接続作業が2回必要であるという点で2度手間であり、生産コストが増大してしまうという問題がある。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、簡単な構成で異種金属接触腐食を防止できる電線端子防食構造を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第1の観点によれば、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる導体を絶縁被覆で被覆した電線に対して、アルミニウム及びアルミニウム合金以外の金属からなる端子を接続した場合の異種金属接触腐食を防止するための電線端子防食構造であって、以下の構成の電線端子防食構造が提供される。即ち、この電線端子防食構造は、前記端子と、モールド部と、を有する。前記端子は、自身を前記導体の端部に接続するための導体接続部を有する。前記モールド部は、前記導体接続部と、前記絶縁被覆の端部と、を少なくとも覆うように形成される。そして、前記端子は、前記モールド部によって、前記絶縁被覆に対して固定される。
このように、アルミとアルミ以外の金属が接触する導体接続部を、モールドによって覆うことにより、当該導体接続部に水分が侵入することを防ぐことができるので、異種金属接触腐食(電食)を防止することができる。また、モールド部は、端子を絶縁被覆に対して固定する機能も兼ねている。このように、モールド部に、導体接続部の封止と、端子の固定と、の機能を兼ねさせることにより、電線端子防食構造を全体としてコンパクトに構成することができる。
前記の電線端子防食構造において、前記端子は、自身を前記絶縁被覆に対して固定するためのインシュレーションバレルを有していないことが好ましい。
即ち、本願発明の電線端子防食構造においては、モールド部によって端子を絶縁被覆に対して固定しているので、機能の重複するインシュレーションバレルを省略することができる。このようにインシュレーションバレルを省略することにより、インシュレーションバレルが占めていた空間を、モールド部が占めることができる。即ち、モールド部の肉厚を増大させることができる結果、モールド部の機械的強度を向上させることができる。更に、上記理由からモールド部のサイズをコンパクトにできるので、コネクタハウジングのキャビティー形状を従来と共通にすることができる。
本発明の第2の観点によれば、上記の電線端子防食構造と、当該電線端子防食構造の少なくとも一部をキャビティ内に収めたコネクタハウジングと、を備えるワイヤハーネスが提供される。
このワイヤハーネスは、電線部分にアルミを用いているので、軽量かつリサイクル性に優れ、しかも上記電線端子防食構造を採用しているので、導体と端子との接続部分で電食が発生することを防止することができる。更に、この電線端子防食構造はインシュレーションバレルを省略することでモールド部をコンパクトに形成できるので、端子を収めるためのキャビティを特別に大きく形成する必要が無い。即ち、従来と共通のコネクタハウジングを採用することができる。これにより、部品互換性に優れ、コスト削減を達成したワイヤハーネスを提供することができる。
本発明の第3の観点によれば、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる導体を絶縁被覆で被覆した電線に対して、アルミニウム及びアルミニウム合金以外の金属からなる端子を接続した場合の異種金属接触腐食を防止するための電線端子防食構造の生産方法であって、以下の生産方法が提供される。即ち、この電線端子防食構造の生産方法は、端子接続工程と、端子載置工程と、モールド部形成工程と、を含む。前記端子接続工程においては、前記端子を、当該端子が備える導体接続部によって前記導体の端部に接続する。前記端子載置工程においては、前記導体に接続された状態の前記端子と、前記絶縁被覆の端部と、を下側金型に載置する。前記モールド部形成工程においては、前記下側金型に上側金型を組み合わせて、前記導体接続部と、前記絶縁被覆の端部と、を少なくとも覆うモールド部を樹脂成形する。また、前記端子は、他の端子と電気的に接続するための電気接続部を有するとともに、前記モールド部によって前記絶縁被覆に対して固定されている。そして、前記下側金型は、前記樹脂成形の際に、前記導体接続部から前記電気接続部に向かって樹脂が流入することを防ぐ流入防止壁を備える。
以上の生産方法により、絶縁被覆の端部及び導体接続部をモールド部で覆った電線端子防食構造を生産することができる。そして上記のように、電気接続部に樹脂が流入してしまうことを防止する流入防止壁を備えた金型を利用してモールド部を形成することにより、当該モールド部による導体接続部の封止を確実にしつつ、電気接続部に樹脂が付着してしまうことを防止できる。
上記の電線端子防食構造の生産方法において、前記下側金型には、前記導体接続部及び前記電気接続部に対応した凹部が形成されていることが好ましい。
これにより、下側金型への端子の設置が容易になる。
上記の電線端子防食構造の生産方法において、前記下側金型の側面には、略U字状の切込部が形成されており、前記端子載置工程において、前記下側金型に前記端子及び前記絶縁被覆の端部を設置する際に、当該絶縁被覆を前記切込部に通すことが好ましい。
このように、絶縁被覆を切込に通すことで当該絶縁被覆が位置決めされるので、下側金型と上側金型を組み合わせる際に、絶縁被覆の位置がズレてしまうことを防ぐことができる。
本発明の一実施形態に係るワイヤハーネスの構成を示す図。 電線端子防食構造の外観斜視図。 電線端子防食構造の側面図。 モールド部の内部の様子を示す斜視図。 モールド部の内部の様子を示す側面図。 従来の端子接続構造の例を示す斜視図。 金型の概略的な構成を示す図。 (a)図7のA−A断面図。(b)図7のB−B断面図。 下側金型にメス端子を載置した様子を示す図。 (a)図9のC−C断面図。(b)図9のD−D断面図。 モールド部を樹脂成形した様子を示す図。 (a)図11のE−E断面図。(b)図11のF−F断面図。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るワイヤハーネス1の先端部分を示している。ワイヤハーネス1は複数の電線2を束ねたものであり、一般的に、所定の枝分かれ構造(図略)を有している。枝分かれしたワイヤハーネス1の先端のそれぞれには、図1に示すようなメスコネクタ3が配置されている。
本実施形態のワイヤハーネス1において、各電線2は、アルミニウム製(又はアルミニウム合金製)の導体30(図1には不図示)を絶縁被覆31で覆ったアルミ電線としている。このように、電線2の導体30にアルミニウムを採用しているので、導体に銅(又は銅合金)を採用していた従来の銅電線に比べて、ワイヤハーネス1の全体の軽量化を達成するとともに、リサイクル製を向上させることができる。
メスコネクタ3は、図1に示すメスコネクタハウジング4を有している。このメスコネクタハウジング4には複数のキャビティ5が形成されており、各キャビティ5の内部には、図2及び図3に示すような電線端子防食構造20が配置されている。
図2及び図3に示すように、電線端子防食構造20はメス端子6を備えている。このメス端子6は、前記電線2の導体30に対して電気的に接続されている。また、メス端子6の先端には、角筒状のオス端子挿入部(電気接続部)10が形成されている。この角筒状のオス端子挿入部10の内部には、後述のオス端子9を挿入可能である。また、図3に点線で示すように、オス端子挿入部10の内部には、弾性変形可能な接触片11が形成されている。
一方、このワイヤハーネス1に対して接続される電装品(図略)は、図1に示すようなオスコネクタ7を有している。このオスコネクタ7が備えるオスコネクタハウジング8は、ワイヤハーネス1側のメスコネクタハウジング4に嵌合可能に形成されている。また、オスコネクタハウジング8内には、複数のオス端子9が突出するように設けられている。そして、コネクタハウジング4,8同士を嵌合させることにより、各オス端子9が、対応する位置にあるキャビティ5の内部に挿入されるように構成されている。キャビティ5内に挿入されたオス端子9は、当該キャビティ5内に配置されたメス端子6が有するオス端子挿入部10に挿入され、更に接触片11と接触して電気的に接続する。これにより、ワイヤハーネス1と、前記電装品と、を電気的に接続することができる。
ここで、本実施形態のワイヤハーネス1において、前記メス端子6及びオス端子9は、従来通り銅製(又は銅合金製)の端子(銅端子)としている。銅端子は、従来から使用実績があり、接続信頼性が確認されている。このように、本実施形態のワイヤハーネス1は、銅端子を採用することにより従来通りの接続信頼性を保証しつつ、アルミ電線を採用することによりリサイクル性の向上と軽量化を実現している。
ただし、上記のようにアルミ電線に銅端子を接続すると、異種金属接触部分で電食が発生し得る。そこで、本実施形態のワイヤハーネス1は、電食を防止するために、上記の電線端子防食構造20を有している。この電線端子防食構造20について、以下に詳しく説明する。
図2及び図3に示すように、電線端子防食構造20は、前述のメス端子6と、樹脂製のモールド部21と、を備えている。モールド部21は、銅(又は銅合金)製のメス端子6と、アルミニウム(又はアルミニウム合金)製の導体30と、が接触する異種金属接触部を覆って封止するように形成されている。これにより、前記異種金属接触部に水分が侵入することを防ぐことができるので、前記電食の発生を防止することができる。
次に、モールド部21によって覆われている部分の構成について詳しく説明する。説明のため、モールド部21を透過的に2点鎖線で図示した様子を、図4及び図5に示す。
前述のように、電線2は、アルミニウム(又はアルミニウム合金)製の導体30と、当該導体30の周囲を覆った絶縁被覆31と、を備えている。当該電線2の先端部においては、導体30に対してメス端子6を接続するために、絶縁被覆31の一部が除去して導体30を露出させている。なお導体30は、複数のアルミ線かなる撚り線であっても良いし、単線であっても良い。
メス端子6は、前述のオス端子挿入部10と、一対のワイヤバレル(導体接続部)12と、を有している。そして、このワイヤバレル12をかしめることにより、電線2の導体30を圧着固定している。これにより、導体30とメス端子6とが電気的に接続されている。なお、メス端子6は、銅(又は銅合金)からなる板材をプレス加工した後、曲げ加工して得られたものであり、オス端子挿入部10とワイヤバレル12は一体的に形成されている。
前記モールド部21は、このワイヤバレル12の部分を主に覆うように形成されている。即ち、ワイヤバレル12をかしめて導体30を圧着している部分には、銅とアルミの異種金属接触が発生しているので、周囲に水分が存在していると電食が発生してしまう。そこで、図3及び図4に2点鎖線で示すように、ワイヤバレル12の部分をモールド部21によって封止することにより、前記異種金属接触部分に対して水分が外部から入りこむことを防止している。
また、本実施形態のワイヤハーネス1において、当該モールド部21は、ワイヤバレル12の部分に加えて、絶縁被覆31の端部の一部も覆うように形成されている。この構成により、モールド部21によって、メス端子6を絶縁被覆31に対して固定することができる。即ち、電線端子防食構造20の機械的な強度を、モールド部21によって保証する構成となっている。
ここで、本実施形態の電線端子防食構造20と比較するため、従来の一般的なメス端子の106を用いた端子接続構造120の構成を図6に例示する。なお、従来の端子接続構造120の説明において、本実施形態の電線端子防食構造20と同一又は類似の構成には、図面に同一の符号を付して説明を省略する。
従来のメス端子106には、オス端子挿入部10及びワイヤバレル12に加え、インシュレーションバレル13と呼ばれる部分が形成されていた。このインシュレーションバレル13は、絶縁被覆31を圧着接続することにより、メス端子106を絶縁被覆31に対して固定するためのものである。即ち、従来の端子接続構造120では、その機械的な強度を、インシュレーションバレル13によって保証する構成となっていた。
ところで、この従来の端子接続構造120の場合、インシュレーションバレル13によって絶縁被覆31を圧着している部分は、他の部分に比べてインシュレーションバレル13の厚みだけ太くなっている。従って、仮にこの部分を本実施形態と同様にモールド部で覆う構成とした場合、インシュレーションバレル13の厚み分だけモールド部の肉厚が薄くなり、当該モールド部の機械的強度を確保することが難しくなる。そこで、モールド部の肉厚を確保するために当該モールド部を太く形成することも考えられるが、その場合、太く形成したモールド部は従来のメスコネクタハウジング4のキャビティ5内に収めることができない。従ってこの場合は、当該メスコネクタハウジングを専用設計にする必要がある。このように、インシュレーションバレル13を備えたメス端子106をモールド部で覆う構成の電線端子防食構造では、部品を共通化することができず、コストアップに繋がるおそれがある。
一方で、本実施形態の電線端子防食構造20のように、ワイヤバレル12と絶縁被覆31をモールド部21で覆うことにより、メス端子6を絶縁被覆31に対して固定することができる。即ち、モールド部21は、従来の端子接続構造120が備えていたインシュレーションバレル13と同様の機能(「メス端子を絶縁被覆に対して固定する」という機能)を有しているということができる。
この点に着目し、本実施形態の電線端子防食構造20のメス端子6は、従来のメス端子106が備えていたインシュレーションバレル13を省略している。即ち、本実施形態の電線端子防食構造20は、モールド部21のみによって、メス端子6を絶縁被覆31に対して固定する構成としている。このように、本実施形態の電線端子防食構造20においては、ワイヤバレル12の封止と、絶縁被覆31に対するメス端子6の固定と、の2つの機能をモールド部21が兼ねているので、電線端子防食構造20全体をコンパクトに構成することができる。
即ち、本実施形態の電線端子防食構造20では、上記のようにインシュレーションバレル13を省略しているので、従来の端子接続構造120でインシュレーションバレル13が占めていた空間をモールド部21が占めることができる。これにより、従来の端子接続構造120にモールド部を形成する場合と比べて、インシュレーションバレル13の厚みだけモールド部21の肉厚を厚く形成することができるので、モールド部21の機械的強度を確保することができる。逆に言えば、モールド部21の肉厚を過度に大きく設定しなくても十分な機械的強度を得ることができるので、結果としてモールド部21をコンパクトに形成することができる。
更に、上記のようにモールド部21をコンパクトに形成することができるので、当該モールド部21の設計の自由度も向上し、従来のメスコネクタハウジング4のキャビティ5内に収まるようにモールド部21を設計することが可能となる。結果として、電線端子防食構造20の汎用性が向上し、部品を共通化してコストダウンを図ることも可能となる。即ち、本実施形態の電線端子防食構造20は、従来の端子接続構造120が備えていたインシュレーションバレル13の「端子を絶縁被覆に対して固定する」という機能をモールド部21に統合すると同時に、モールド部21をコンパクトに構成してキャビティ5内に収めるという空間の問題も解決しているのである。
また、本実施形態の電線端子防食構造20では、インシュレーションバレルを不要としたことにより、従来のメス端子106に比べて、ワイヤバレル12を後ろ側(メス端子6の先端と逆の方向)にズラすことが可能となる。従って、本実施形態の構成によれば、モールド部21の前方(メス端子6の先端側)の樹脂の厚さを厚くすることができる。これにより、割れや傷に対する強度を向上させることができる。
次に、以上で説明した電線端子防食構造20の生産方法について説明する。この生産方法は、絶縁被覆除去工程、端子接続工程、端子載置工程、モールド部形成工程、を含んでいる。
絶縁被覆除去工程においては、電線2の端部の絶縁被覆31を除去し、内部の導体30を露出させる。続いて、端子接続工程において、メス端子6のワイヤバレル12をかしめることにより、前記露出させた導体30に対してメス端子6を接続する。
続いて、端子載置工程では、導体30に接続されたメス端子6と、絶縁被覆31の先端部とを、下側金型40の上に載置する。この下側金型40及び上側金型41は、モールド部21を樹脂成形するための金型である。
図7に示すように、下側金型40には、オス端子挿入部10及びワイヤバレル12に対応した凹部42が形成されている。この下側金型40にメス端子6を載置する際には、図9に示すように、前記凹部42にオス端子挿入部10及びワイヤバレル12を嵌め込むようにして載置する。このように下側金型40に凹部42が形成されているので、メス端子6を金型に設置する際の位置決めが行い易くなり、作業性が向上する。
また、図8(b)に示すように、下側金型40の側面には、断面形状が略U字状の切込部43が形成されている。メス端子6を下側金型40に載置する際、絶縁被覆31の残りの部分(モールドを形成しない部分)は、切込部43の前記U字状の部分に通して、下側金型40の外側へ出すようにして載置する(図9及び図10(b)参照)。このように、下側金型に形成されたU字状の切込に電線2を通すので、下側金型40と上側金型41とを組み合わせる際に、電線2の位置がズレて両金型40,41の間に挟み込まれてしまうことを防止することができる。
上記のようにしてメス端子及び絶縁被覆を下側金型に載置すると、この下側金型に上側金型を組み合わせて樹脂成形を行う(モールド部形成工程)。これにより、図11に示すように、モールド部21が形成され、本実施形態の電線端子防食構造20が生産される。なお、この樹脂成形のときに、仮にオス端子挿入部10に樹脂が流入して接触片11等に樹脂が付着してしまうと、メス端子6の接触不良の原因となってしまう。そこで、図7及び図8(a)等に示すように、下側金型40には、ワイヤバレル12からオス端子挿入部10に向かって樹脂が流入することを防止する流入防止壁44が形成されている。これにより、メス端子6の接続信頼性を高めるとともに、モールド部21によってワイヤバレル12を確実に封止することができる。
以上で説明したように、本実施形態の電線端子防食構造20は、メス端子6と、モールド部21と、を有する。メス端子6は、自身を導体30の端部に接続するためのワイヤバレル12を有する。モールド部21は、ワイヤバレル12と、絶縁被覆31の端部と、を少なくとも覆うように形成される。そして、メス端子6は、モールド部21によって、絶縁被覆31に対して固定されている。
このように、アルミと銅が接触するワイヤバレル12の部分をモールド部21によって覆うことにより、当該ワイヤバレル12の部分に水分が侵入することを防ぐことができるので、電食を防止することができる。また、モールド部21は、メス端子6を絶縁被覆に対して固定する機能も兼ねている。このように、モールド部21に、ワイヤバレル12の封止と、メス端子6の固定と、の機能を兼ねさせることにより、電線端子防食構造20を全体としてコンパクトに構成することができる。
また、本実施形態の電線端子防食構造20において、メス端子6は、自身を絶縁被覆31に対して固定するためのインシュレーションバレルを有していない。
即ち、本実施形態の電線端子防食構造20においては、モールド部21によってメス端子6を絶縁被覆31に対して固定しているので、機能の重複するインシュレーションバレルを省略することができる。このようにインシュレーションバレルを省略することにより、インシュレーションバレルが占めていた空間を、モールド部21が占めることができる。即ち、モールド部21の肉厚を増大させることができる結果、モールド部21の機械的強度を向上させることができる。更に、上記理由からモールド部21のサイズをコンパクトにできるので、コネクタハウジング4のキャビティ5の形状を従来と共通にすることができる。
また、本実施形態のワイヤハーネス1は、上記の電線端子防食構造20と、当該電線端子防食構造20をキャビティ5内に収めたコネクタハウジング4と、を備えている。
このワイヤハーネス1は、電線部分にアルミを用いているので、軽量かつリサイクル性に優れ、しかも上記電線端子防食構造20を採用しているので、導体と端子との接続部分で電食が発生することを防止することができる。更に、この電線端子防食構造20はインシュレーションバレルを省略することでモールド部21をコンパクトに形成できるので、メス端子6を収めるためのキャビティ5を特別に大きく形成する必要が無い。即ち、従来と共通のコネクタハウジング4を採用することができる。これにより、部品互換性に優れ、コスト削減を達成したワイヤハーネス1を提供することができる。
また、本実施形態の電線端子防食構造の生産方法は、端子接続工程と、端子載置工程と、モールド部形成工程と、を含んでいる。端子接続工程においては、メス端子6を、当該メス端子6が備えるワイヤバレル12によって導体30の端部に接続する。端子載置工程においては、導体30に接続された状態のメス端子と、絶縁被覆31の端部と、を下側金型40に載置する。モールド部形成工程においては、下側金型40に上側金型41を組み合わせて、ワイヤバレル12と、絶縁被覆31の端部と、を少なくとも覆うモールド部21を樹脂成形する。また、メス端子6は、オス端子9と電気的に接続するためのオス端子挿入部10を有するとともに、モールド部21によって絶縁被覆31に対して固定されている。そして、下側金型40は、前記樹脂成形の際に、ワイヤバレル12からオス端子挿入部10に向かって樹脂が流入することを防ぐ流入防止壁44を備えている。
以上の生産方法により、絶縁被覆31の端部及びワイヤバレル12をモールド部21で覆った電線端子防食構造20を生産することができる。そして上記のように、オス端子挿入部10に樹脂が流入してしまうことを防止する流入防止壁44を備えた下側金型40を利用してモールド部21を形成することにより、当該モールド部21によるワイヤバレル12の封止を確実にしつつ、オス端子挿入部10に樹脂が付着してしまうことを防止できる。
また、本実施形態の電線端子防食構造20の生産方法において、下側金型40には、ワイヤバレル12及びオス端子挿入部10に対応した凹部42が形成されている。
これにより、下側金型40へのメス端子6の設置が容易になる。
また、本実施形態の電線端子防食構造20の生産方法において、下側金型40の側面には、略U字状の切込部43が形成されており、端子載置工程において、下側金型40にメス端子6及び絶縁被覆31の端部を設置する際に、当該絶縁被覆31を前記切込部43に通している。
このように、絶縁被覆31を切込部43に通すことで当該絶縁被覆31が位置決めされるので、下側金型40と上側金型41を組み合わせる際に、絶縁被覆31の位置がズレてしまうことを防ぐことができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記実施形態では、ワイヤハーネス1を構成するアルミ電線に銅端子を接続する場合について説明したが、ワイヤハーネスに限らず、アルミ電線に銅端子を接続する場合には本願発明の構成を広く応用することができる。
電線2の先端に配置される端子はメス端子として説明したが、これに限らず、例えばオス端子と電線との接続部分に本願発明の電線端子防食構造を適用しても良い。
メスコネクタハウジング4のキャビティ5内には電線端子接続構造20が配置されているとしたが、少なくとも、メス端子6と、モールド部21の先端部と、がキャビティ5内に収まっていれば良く、電線端子接続構造20の全体がキャビティ5内に収まっていなくても良い。
端子の素材は銅又は銅合金であるとして説明したが、これ以外の金属からなる端子を採用した場合であっても、本願発明の電線端子防食構造によって電食を防止することができる。
1 ワイヤハーネス
2 電線
6 メス端子(端子)
10 オス端子挿入部(電気接続部)
12 ワイヤバレル(導体接続部)
20 端子接続構
21 モールド部
30 導体
31 絶縁被覆

Claims (6)

  1. アルミニウム又はアルミニウム合金からなる導体を絶縁被覆で被覆した電線に対して、アルミニウム及びアルミニウム合金以外の金属からなる端子を接続した場合の異種金属接触腐食を防止するための電線端子防食構造であって、
    自身を前記導体の端部に接続するための導体接続部を有した前記端子と、
    前記絶縁被覆の端部及び前記導体接続部を少なくとも覆うように形成されたモールド部と、
    を有し、
    前記端子は、前記モールド部によって、前記絶縁被覆に対して固定されることを特徴とする電線端子防食構造。
  2. 請求項1に記載の電線端子防食構造であって、
    前記端子は、自身を前記絶縁被覆に対して固定するためのインシュレーションバレルを有していないことを特徴とする電線端子防食構造。
  3. 請求項1又は2に記載の電線端子防食構造と、
    当該電線端子防食構造の少なくとも一部をキャビティ内に収めたコネクタハウジングと、
    を備えることを特徴とするワイヤハーネス。
  4. アルミニウム又はアルミニウム合金からなる導体を絶縁被覆で被覆した電線に対して、アルミニウム及びアルミニウム合金以外の金属からなる端子を接続した場合の異種金属接触腐食を防止するための電線端子防食構造の生産方法であって、
    前記端子を、当該端子が備える導体接続部によって前記導体の端部に接続する端子接続工程と、
    前記導体に接続された状態の前記端子と、前記絶縁被覆の端部と、を下側金型に載置する端子載置工程と、
    前記下側金型に上側金型を組み合わせて、前記導体接続部と、前記絶縁被覆の端部と、を少なくとも覆うモールド部を樹脂成形するモールド部形成工程と、
    を含み、
    前記端子は、他の端子と電気的に接続するための電気接続部を有するとともに、前記モールド部によって前記絶縁被覆に対して固定され、
    前記下側金型は、前記樹脂成形の際に、前記導体接続部から前記電気接続部に向かって樹脂が流入することを防ぐ流入防止壁を備えることを特徴とする、電線端子防食構造の生産方法。
  5. 請求項4に記載の電線端子防食構造の生産方法であって、
    前記下側金型には、前記導体接続部及び前記電気接続部に対応した凹部が形成されていることを特徴とする、電線端子防食構造の生産方法。
  6. 請求項4又は5に記載の電線端子防食構造の生産方法であって、
    前記下側金型の側面には、略U字状の切込部が形成されており、
    前記端子載置工程において、前記下側金型に前記端子及び前記絶縁被覆の端部を設置する際に、当該絶縁被覆を前記切込部に通すことを特徴とする、電線端子防食構造の生産方法。
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