JP2014130705A - 端子付電線の位置決め具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】端子付電線位置決め具1において、底面位置決め部2は溝21を形成している。溝21の内側面は、開口側から底側へ線対称に徐々に間隔が狭まる一対の面からなるテーパ面22を含む。テーパ面22は、圧着端子10の被覆圧着部20の底面を支える。先端位置決め部3は、圧着端子10の接点部60の先端に接する側面位置決め部4は、絶縁電線9の絶縁被覆の部分の両側面に接する。電線押さえ部5は、絶縁電線9の絶縁被覆の部分を溝21の深さ方向において押さえる。
【選択図】図1
Description
(1)第1の構成要素は、一の直線に沿う溝を形成し、その溝の内側面に、開口側から底側へ上記一の直線に対し線対称に徐々に間隔が狭まる一対の面からなるテーパ面を含み、そのテーパ面で上記端子付電線の上記圧着端子における上記絶縁電線の絶縁被覆の部分に圧着された被覆圧着部の底面における両側面に繋がる一対の縁部を支える底面位置決め部である。
(2)第2の構成要素は、上記溝に沿って配置される上記圧着端子における相手端子と接続される接点部の先端に接する先端位置決め部である。
(3)第3の構成要素は、上記一の直線に沿って配置される上記絶縁電線における上記圧着端子と接触していない絶縁被覆の部分の両側面に接する側面位置決め部である。
(4)第4の構成要素は、上記一の直線に沿って配置される上記絶縁電線における上記圧着端子と接触していない絶縁被覆の部分を上記溝の深さ方向において押さえることにより、上記圧着端子の上記被覆圧着部を上記テーパ面に押し付ける電線押さえ部である。
(5)第5の構成要素は、上記底面位置決め部と上記先端位置決め部との間において、上記圧着端子における上記絶縁電線と接触していない部分を上記溝の深さ方向において押さえることにより、上記圧着端子の上記被覆圧着部を上記テーパ面に押し付ける端子押さえ部である。
端子付電線位置決め具の説明の前に、図8〜10を参照しつつ、位置決めの対象となる端子付電線90について説明する。端子付電線90は、絶縁電線9と、その端部に取り付けられた圧着端子10とを含む。また、図8〜10には、絶縁電線9の端部に形成された防食被覆8を含む端子付電線90が示されている。
図8〜10に示されるように、絶縁電線9は、長尺な導体である芯線と、その芯線の周囲を覆う絶縁体である絶縁被覆と、を有している。通常、芯線は、細い導体からなる複数の素線が撚り合わされた撚り線であるが、芯線が単線であることも考えられる。圧着端子10が取り付けられる絶縁電線9の端部は、予め一定の長さの分の芯線の周囲から絶縁被覆が剥がれた状態、即ち、一定の長さ分の芯線が絶縁被覆から延び出た状態に加工されている。
図8〜10に示されるように、圧着端子10は、一列に並んで形成された、被覆圧着部20、第一連結部30、芯線圧着部40、第二連結部50及び接点部60を備えている。
被覆圧着部20は、曲がって形成された板状の部分であり、絶縁電線9に圧着される前の状態において、絶縁電線9の被覆端部92が挿入される溝を形成している。即ち、被覆圧着部20は、被覆圧着部20が形成する溝の内側に挿入された被覆端部92の周囲に沿って曲げられることにより、被覆端部92に対して圧着される。
芯線圧着部40は、絶縁電線9に圧着される前の状態において、曲がって形成された板状の部分であり、絶縁電線9の裸芯線部91が挿入される溝を形成している。そして、芯線圧着部40は、芯線圧着部40が形成する溝の内側に挿入された裸芯線部91に対して圧着される。
第一連結部30は、被覆圧着部20と芯線圧着部40とを繋ぐ部分である。第一連結部30は、曲がって形成された板状の部分であり、被覆端部92及び裸芯線部91の境界部分が挿入される溝を形成している。そして、第一連結部30は、第一底板部201と第二底板部401とを繋ぐ第三底板部301と、第三底板部301から絶縁電線9の両側へ延びて起立した2つの側壁部302とを有する。
第二連結部50は、芯線圧着部40と接点部60を繋ぐ部分である。第二連結部50は、曲がって形成された板状の部分であり、溝を形成している。裸芯線部91の先端部分が、芯線圧着部40から第二連結部50が形成する溝へはみ出す場合もあるが、そうでない場合もある。そして、第二連結部50は、第二底板部401に繋がる第四底板部501と、第四底板部501から延びて起立した2つの側壁部502とを有する。
接点部60は、圧着端子10の接続相手となる不図示の相手側端子と嵌り合うことによって相手側端子と直接接触し、相手側端子に接続される部分である。図8〜10に示される接点部60は、相手側端子が嵌め入れられる孔が形成された筒状の部分である。なお、接点部60が、相手側端子の端子挿入孔に嵌め入れられる棒状の導体である場合もある。
端子付電線90において、絶縁電線9の芯線(裸芯線部91)と圧着端子10とは、それぞれ異種の金属で構成されていることが考えられる。例えば、芯線が、アルミニウム線、即ち、アルミニウムを主成分とする金属(アルミニウムまたはアルミニウム合金)の線材であることが考えられる。一方、圧着端子10が、銅もしくは黄銅などの銅合金の部材、又はそれらの部材に錫(Sn)メッキもしくは錫に銀(Ag)、銅(Cu)、ビスマス(Bi)などが添加された錫合金のメッキが施された部材であることが考えられる。この場合、圧着端子10と接触する裸芯線部91は、異種金属接触腐食によって腐食しやすい。
続いて、図1〜6を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る端子付電線位置決め具1の構成について説明する。端子付電線位置決め具1は、防食被覆8が形成される工程において、端子付電線90における圧着端子10の被覆圧着部20から芯線圧着部40までの部分を高い精度で位置決めする用具である。
図3,4に示されるように、底面位置決め部2は、目標直線L0に沿う溝21を形成する部分である。底面位置決め部2における溝21の内側面にはテーパ面22が形成されている。このテーパ面22は、溝21の開口212側から溝21の底211側へ目標直線L0に対し線対称に徐々に間隔が狭まる一対の面221,222からなる。本実施形態においては、一対の面221,222各々は平面である。
図5,6に示されるように、先端位置決め部3は、底面位置決め部2の溝21に沿って配置される圧着端子10における接点部60の先端601に接する部分である。この先端位置決め部3は、少なくとも端子付電線90の寸法のばらつき(誤差)に起因する接点部60の第二方向及び第三方向の位置のばらつきを矯正しない。従って、端子付電線90の圧着端子10は、先端位置決め部3によって第一方向においてのみ位置決めされる。
図5に示されるように、側面位置決め部4は、目標直線L0に沿って配置される絶縁電線9における非圧着端部93の両側面に接する部分である。側面位置決め部4は、第三方向(Z軸方向)から見て目標直線L0の両側における目標直線L0から等距離の位置に形成されている。第三方向から見たときの目標直線L0とその両側の側面位置決め部4との間隔は、絶縁電線9の絶縁被覆の部分(非圧着端部93)の半径と同じか、或いはその半径よりも僅かに狭い。なお、非圧着端部93は、絶縁電線9における圧着端子10と接触していない絶縁被覆の部分の一例である。
電線押さえ部5は、目標直線L0に沿って配置される絶縁電線9における非圧着端部93を第三方向において押さえる部分である。電線押さえ部5は、絶縁電線9の非圧着端部93を第三方向において押さえることにより、圧着端子10の被覆圧着部20の底面を底面位置決め部2のテーパ面22に押し付ける。
電線挟持部6は、端子付電線90の絶縁電線9における絶縁被覆の部分を挟持することによって端子付電線90を補助的に支持する部分である。電線挟持部6は、絶縁電線9の絶縁被覆の部分における非圧着端部93よりも圧着端子10に対し反対側の部分を挟持する。例えば、電線挟持部6は、絶縁電線9を弾性力で挟持する一対の板バネ部材などである。
次に、図7を参照しつつ、本発明の第2実施形態に係る端子付電線位置決め具1Aについて説明する。図7は、端子付電線位置決め具1Aの側断面図及びこれにより位置決めされている端子付電線90の側面図である。
端子付電線位置決め具1,1Aにおいて、先端位置決め部3が、端子付電線90の圧着端子10を第一方向(X軸方向)において位置決めする。また、側面位置決め部4が、端子付電線90における絶縁電線9の部分を第二方向(Y軸方向)において位置決めすることにより、圧着端子10の被覆圧着部20を間接的に第二方向において位置決めする。
図3,4に示される例では、底面位置決め部2のテーパ面22を構成する一対の面221,222は平面である。しかしながら、一対の面221,222各々が湾曲面であることも考えられる。例えば、一対の面221,222各々が凸状の円弧面であることなどが考えられる。
2 底面位置決め部
21 溝
22 テーパ面
211 溝の底
212 溝の開口
221,222 テーパ面の一対の面
3 先端位置決め部
4 側面位置決め部
5 電線押さえ部
51 受け部
52 押し付け部
53 固定部
54 欠け部
6 電線挟持部
7 端子押さえ部
8 防食被覆
9 絶縁電線
10 圧着端子
20 被覆圧着部
201 第一底板部
2011 底面の一対の縁部
202 被覆かしめ部
30 第一連結部
301 第三底板部
302 側壁部
40 芯線圧着部
401 第二底板部
402 芯線かしめ部
50 第二連結部
501 第二連結部の第四底板部
502 第二連結部の側壁部
60 接点部
601 接点部の先端
602 接点部の後端
90 端子付電線
91 裸芯線部
92 被覆端部
93 非圧着端部(絶縁電線における圧着端子に接触していない絶縁被覆の部分)
L0 目標直線
Claims (2)
- 絶縁電線及び該絶縁電線の端部に圧着された圧着端子を含む端子付電線の位置決め具であって、
一の直線に沿う溝を形成し、該溝の内側面に、開口側から底側へ前記一の直線に対し線対称に徐々に間隔が狭まる一対の面からなるテーパ面を含み、該テーパ面で前記端子付電線の前記圧着端子における前記絶縁電線の絶縁被覆の部分に圧着された被覆圧着部の底面における両側面に繋がる一対の縁部を支える底面位置決め部と、
前記溝に沿って配置される前記圧着端子における相手端子と接続される接点部の先端に接する先端位置決め部と、
前記一の直線に沿って配置される前記絶縁電線における前記圧着端子と接触していない絶縁被覆の部分の両側面に接する側面位置決め部と、
前記一の直線に沿って配置される前記絶縁電線における前記圧着端子と接触していない絶縁被覆の部分を前記溝の深さ方向において押さえることにより、前記圧着端子の前記被覆圧着部を前記テーパ面に押し付ける電線押さえ部と、を備える端子付電線の位置決め具。 - 請求項1に記載の端子付電線の位置決め具であって、
前記底面位置決め部と前記先端位置決め部との間において、前記圧着端子における前記絶縁電線と接触していない部分を前記溝の深さ方向において押さえることにより、前記圧着端子の前記被覆圧着部を前記テーパ面に押し付ける端子押さえ部をさらに備える、端子付電線の位置決め具。
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