JPH11273777A - ハーネスプラグ - Google Patents

ハーネスプラグ

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JPH11273777A
JPH11273777A JP10079381A JP7938198A JPH11273777A JP H11273777 A JPH11273777 A JP H11273777A JP 10079381 A JP10079381 A JP 10079381A JP 7938198 A JP7938198 A JP 7938198A JP H11273777 A JPH11273777 A JP H11273777A
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JP
Japan
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cover
housing
blade
harness
harness plug
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Application number
JP10079381A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Shibue
伸之 渋江
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/46Bases; Cases
    • H01R13/465Identification means, e.g. labels, tags, markings
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/02Contact members
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/639Additional means for holding or locking coupling parts together, after engagement, e.g. separate keylock, retainer strap

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】配線作業時の作業性を向上させたハーネスプラ
グを提供する。 【解決手段】ハーネスプラグ11のハウジング13はボ
ディ13a及びカバー13bから構成され、カバー13
bの表面にはハーネスプラグ11の電気的定格や用途を
表示した表示部50が設けられている。ハウジング13
の前面にはハーネスコネクタの挿着部が挿着される凹部
14が形成される。この凹部14内には基端部に電線が
接続される栓刃15,15’が先端部を凹部14の開口
に臨ませて配設される。電線挿入口となる凹部19から
挿入された電線の芯線は栓刃15,15’の接触片15
aと錠ばね20との間で弾性挟持される。解除釦21の
操作ハンドル21bはカバー13bの表面に露出してお
り、操作ハンドル21bを操作することによって、解除
部21aが錠ばね20を接触片15aから押し離し、芯
線の弾性挟持状態を解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源線をコネクタ
方式で接続するために、電源線の先端に取り付けられ、
一般的に受け側となるハーネスコネクタと共に用いられ
るハーネスプラグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハーネスプラグは、受け側となるハーネ
スコネクタが嵌合される凹部をハウジングの前面に形成
し、この凹部内に電線の複数の芯線が夫々接続された複
数本の栓刃の先端を臨ませ、ハーネスコネクタの内部に
設けられた刃受ばねに夫々栓刃を挿入嵌合させて、電気
接続を行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のこの
種のハーネスプラグでは、電線は栓刃の基端部にかしめ
て接続する構造になっていたため、現場において電線の
長さが合わない場合等における電線の取替作業が面倒で
あり、作業性が悪いという問題があった。またハーネス
プラグには電気的特性や用途が表示されていないので、
配線作業時やメンテナンス時に配線図などからハーネス
プラグの電気的特性や用途を読み取らねばならず、作業
性が悪いという問題もあった。
【0004】本発明は上述の点に鑑みて為されたもので
あり、作業性を向上させたハーネスプラグを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、受け側となるハーネスコネク
タが嵌合される凹部がハウジングの前面に形成され、こ
の凹部内に電線の複数の芯線が夫々基端部に接続された
複数本の栓刃の先端部を臨ませるとともに、ハウジング
の側面に電気配線に必要な情報を表示する表示部を設け
ているので、表示部からハーネスプラグの電気的特性や
用途など電気配線に必要な情報を読み取ることができ
る。
【0006】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記表示部は用途や名称を表示する名称表示部か
らなっているので、名称表示部からからハーネスプラグ
の用途や名称を容易に読み取ることができる。請求項3
の発明では、請求項1の発明において、凹部の内面に逆
差しあるいは定格や用途の異なるハーネスコネクタが接
続されるのを防止する誤接続防止部を設けているので、
定格や用途の異なるハーネスコネクタが接続されるのを
防止できる。
【0007】請求項4の発明では、請求項1の発明にお
いて、ハウジングはボディとカバーとで構成され、上記
凹部のハーネスコネクタの嵌合方向に臨むボディ及びカ
バーの内壁に栓刃の中央部を固定する複数の固定溝を形
成し、栓刃の基端部を収める収納室をハウジング内に形
成し、この収納室の底面及び栓刃に栓刃を仮固定する栓
刃固定部を設けており、請求項5の発明では、上記栓刃
固定部は凹凸嵌合により栓刃を仮固定する仮固定構造で
あるので、栓刃を仮固定して取付状態を安定させること
ができ、ボディとカバーとの組立作業を容易に行うこと
ができる。
【0008】請求項6の発明では、請求項1の発明にお
いて、ハーネスコネクタに接続した際に抜けを防止する
可撓性を有する材質で形成されたロック体をハウジング
に設け、ロック体の先端にはハウジングに形成された開
口を通して上記凹部内に突出してハーネスコネクタの挿
着部の外面に形成された係止溝に係止される係止爪が形
成されるとともに、上記開口の開口縁に弾性係止され係
止爪の凹部内への突出状態を一定状態に保持する係止片
を設けているので、係止爪の凹部内への突出状態が一定
になり、ロック体の係止爪が挿着部の前面と、挿着部の
挿着方向の凹部の内面との間に挟まれて、ハーネスプラ
グをハーネスコネクタに接続できなくなることがなく、
接続を良好に行え、しかも係止片をハウジングに形成さ
れた開口の開口縁に弾性係止させるので、係止片と開口
の開口縁とが密着して、係止爪が一定状態で挿着部の係
止溝に弾性係止されるから、確実に抜け止めを行うこと
ができる。
【0009】請求項7の発明では、請求項6の発明にお
いて、上記ハウジングを構成するボディ及びカバーのい
ずれか一方にロック体に形成された固定部を弾性的に凹
凸嵌合してロック体を仮固定する仮固定部を形成し、カ
バーとボディとを組み合わせた際にロック体の仮固定部
を挟持する挟持部をボディとカバーとに形成しており、
ロック体は仮固定部によってハウジングに仮固定される
ので、ボディとカバーとの組立作業を容易に行うことが
でき、ボディとカバーとを組み合わせた際にロック体が
本固定され、ロック体の固定を容易に行うことができ
る。
【0010】請求項8の発明では、請求項1の発明にお
いて、ハウジングはボディとカバーとで構成され、カバ
ーは栓刃の周りを覆う前カバーと、上記以外のボディの
部位を覆う後カバーからなり、ボディ及び後カバーは耐
トラッキング性の合成樹脂で形成されるとともに、前カ
バーは弾性を有する合成樹脂から形成されており、ハー
ネスコネクタが挿着された状態でハーネスプラグに上下
方向或いは左右方向の外力がかかったとしても、前カバ
ーは弾性を有しているので、前カバーが破損するのを防
止でき、しかもボディ及び後カバーは耐トラッキング性
の合成樹脂から形成されているので、トラッキングによ
るハウジングの損傷や火災の発生を防止できる。
【0011】請求項9の発明では、請求項8の発明にお
いて、後カバーは、ボディに係止された前カバーの端部
をボディとの間で挟むとともに、ボディに着脱自在に取
り付けられているので、後カバーを取り外した状態でも
前カバーがボディに取り付けられており、栓刃の周りを
保護することができる。請求項10の発明では、受け側
となるハーネスコネクタが嵌合される凹部がハウジング
の前面に形成され、この凹部内に電線の複数の芯線が夫
々基端部に接続された複数本の栓刃の先端部を臨ませる
とともに、ハウジングの後端部に電線の芯線を夫々挿入
する電線挿入口を形成し、この電線挿入口から挿入され
る電線の芯線と接触する接触片を上記夫々の栓刃の基端
部に形成し、これら接触片との間に芯線を弾性挟持する
複数の錠ばねと、この錠ばねを接触片から押し離して芯
線の弾性挟持状態を解除する解除釦とを備え、上記解除
釦を操作するための操作部をハウジングの表面に露出さ
せているので、電線の長さが合わずに取替が必要な場
合、解除ハンドルを操作することによって、簡単に電線
を取り外すことができ、しかも取り替えた電線の芯線を
電線挿入口から挿入するだけで、鎖ばねと接触片との間
に芯線が弾性挟持されて電線の接続が行え、再接続作業
を容易に行うことができる。
【0012】請求項11の発明では、請求項10の発明
において、上記操作部は手操作可能な大きさに形成され
ているので、特別な工具を用いること無く、電線を容易
に取り外すことができる。請求項12の発明では、請求
項10の発明において、凹部の内面に逆差しあるいは定
格や用途の異なるハーネスコネクタが接続されるのを防
止する誤接続防止部を設けているので、定格や用途の異
なるハーネスコネクタが接続されるのを防止できる。
【0013】請求項13の発明では、請求項10の発明
において、ハウジングはボディとカバーとで構成され、
上記凹部のハーネスコネクタの嵌合方向に臨むボディ及
びカバーの内壁に栓刃の中央部を固定する複数の固定溝
を形成し、栓刃の基端部を収める収納室をハウジング内
に形成し、この収納室の底面及び栓刃に栓刃を仮固定す
る栓刃固定部を設けており、請求項14の発明では、上
記栓刃固定部は凹凸嵌合により栓刃を仮固定する仮固定
構造であるので、栓刃を仮固定して取付状態を安定させ
ることができ、ボディとカバーとの組立作業を容易に行
うことができる。
【0014】請求項15の発明では、請求項10の発明
において、ハーネスコネクタに接続した際に抜けを防止
する可撓性を有する材質で形成されたロック体をハウジ
ングに設け、ロック体の先端にはハウジングに形成され
た開口を通して上記凹部内に突出してハーネスコネクタ
の挿着部の外面に形成された係止溝に係止される係止爪
が形成されるとともに、上記開口の開口縁に弾性係止さ
れ係止爪の凹部内への突出状態を一定状態に保持する係
止片を設けており、係止爪の凹部内への突出状態が一定
になり、ロック体の係止爪が挿着部の前面と、挿着部の
挿着方向の凹部の内面との間に挟まれて、ハーネスプラ
グをハーネスコネクタに接続できなくなることがなく、
接続を良好に行え、しかも係止片をハウジングに形成さ
れた開口の開口縁に弾性係止させるので、係止片と開口
の開口縁とが密着して、係止爪が一定状態で挿着部の係
止溝に弾性係止されるから、確実に抜け止めを行うこと
ができる。
【0015】請求項16の発明では、請求項15の発明
において、上記ハウジングを構成するボディ及びカバー
のいずれか一方にロック体に形成された固定部を弾性的
に凹凸嵌合してロック体を仮固定する仮固定部を形成
し、カバーとボディとを組み合わせた際にロック体の仮
固定部を挟持する挟持部をボディとカバーとに形成して
おり、ロック体は仮固定部によってハウジングに仮固定
されるので、ボディとカバーとの組立作業を容易に行う
ことができ、ボディとカバーとを組み合わせた際にロッ
ク体が本固定され、ロック体の固定を容易に行うことが
できる。
【0016】請求項17の発明では、請求項10の発明
において、ハウジングはボディとカバーとで構成され、
カバーは栓刃の周りを覆う前カバーと、上記以外のボデ
ィの部位を覆う後カバーからなり、ボディ及び後カバー
は耐トラッキング性の合成樹脂で形成されるとともに、
前カバーは弾性を有する合成樹脂から形成されており、
ハーネスコネクタが挿着された状態でハーネスプラグに
上下方向或いは左右方向の外力がかかったとしても、前
カバーは弾性を有しているので、前カバーが破損するの
を防止でき、しかもボディ及び後カバーは耐トラッキン
グ性の合成樹脂から形成されているので、トラッキング
によるハウジングの損傷や火災の発生を防止できる。
【0017】請求項18の発明では、請求項17の発明
において、後カバーは、ボディに係止された前カバーの
端部をボディとの間で挟むとともに、ボディに着脱自在
に取り付けられているので、後カバーを取り外した状態
でも前カバーがボディに取り付けられており、栓刃の周
りを保護することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。 (実施形態1)本実施形態のハーネスプラグを図1乃至
図15を参照して説明する。ハーネスコネクタ10及び
ハーネスプラグ11はそれぞれ電源線の先端に取り付け
られ、電源線をコネクタ方式で接続するために用いられ
る。
【0019】ハーネスプラグ11は、受け側となるハー
ネスコネクタ10と嵌合する凹部14がハウジング13
の前面に形成され、この凹部14内には電線の複数の芯
線がそれぞれ接続される複数本の栓刃15,15’が先
端を凹部14の開口に臨ませて配設されている。ハーネ
スプラグ11のハウジング13は、合成樹脂製のボディ
13aとカバー13bとで構成される。ボディ13aは
上面及び前面が開口した略箱状に形成され、隔壁16に
より内部が前後の空間に分離され、前方に形成される凹
所14aにより上記ハーネスコネクタ10の挿着部30
(図4及び図5参照)が挿入される凹部14が形成され
ている。上記隔壁16には、3本の栓刃15,15’を
圧入して固定する固定溝17を形成してあり、栓刃1
5,15’を固定溝17に取り付けると、凹所14a内
に栓刃15,15’の先端部が列設されることになる。
そして、ボディ13aの後方の内部空間は、ボディ13
aの長手方向に沿って走る2条の隔壁18でさらに3つ
の収納室に分離され、夫々の収納室内に栓刃15,1
5’が収められる。このボディ13aの後端部にはカバ
ー13bと組み合わせた状態で電線挿入口となる3つの
凹部19が形成されている。なお、各凹部19は電線挿
入口の内部が細径となっており、電線挿入口に挿入され
る芯線が栓刃15,15’の接触片15aと錠ばね20
との間に確実に位置決めされる形状に形成してある。
【0020】栓刃15,15’は導電材料から板状に形
成され、基端部を各収納室の一内側面に当接するように
折曲し、この基端部の少なくともカバー13b側から横
向きに下面に芯線が接触する接触片15aを形成してあ
る。また栓刃15,15’の中央部の下面からは、ボデ
ィ13aに位置決めして仮固定する仮固定片15bを一
対突設してある。ボディ13aの隔壁18により分離さ
れた夫々の収納室の仮固定片15bに対応する底面には
図3に示すようにリブ55を突設してあり、このリブ5
5を夫々の仮固定片15bの対向する内端に形成された
爪内に圧入して、栓刃15,15’がボディ13aに仮
固定される。このように、栓刃固定部たる仮固定片15
b及びリブ55を凹凸嵌合させることにより、栓刃1
5,15’をボディ13aに仮固定して、栓刃15,1
5’の取付状態を安定させることができるので、ボディ
13aとカバー13bとの組立作業を容易に行うことが
できる。なお、図13に示すように下部両端に爪が形成
された突起からなる仮固定片15b’を栓刃15,1
5’に形成するとともに、2条の突条55aからなるリ
ブ55’をボディ13aの内底面に形成して、リブ5
5’間に仮固定片15b’を嵌合するようにしても良
い。
【0021】ところで、3本の栓刃15,15’の内で
電線の接地線が接続される栓刃15’は他の栓刃15よ
りも若干前方に突出するように長く、あるいは先方に取
り付けられる構造となっている。これは、他の栓刃15
がハーネスコネクタ10の刃受ばねに接続される際に、
まず最初に接地線が接続された栓刃15’がハーネスコ
ネクタ10の刃受ばねに接続され、また逆に引き外しの
際には接地線が接続された栓刃15’が最後に外れるよ
うにして、安全性を確保するようにするためである。
【0022】各栓刃15,15’の接触片15aと、ボ
ディ13aの3分割された各収納室の後端部との間に
は、電線の芯線を接触片15aに弾性的に押し当てる錠
ばね20を配置する。カバー13bは、内部の構造が上
記ボディ13aと略同じ構造の下面と前面とが開口する
略箱状に形成されており、上面の2箇所にはとめ鋲26
を挿通する挿通孔27を形成してあり、挿通孔27とこ
の挿通孔27に対応してボディ13aに形成された挿通
孔28とにはとめ鋲26を挿通して先端をかしめ、ボデ
ィ13aにカバー13bを被着する構造としてある。
【0023】ボディ13aの凹所14aと共に凹部14
を形成するカバー13bの凹所14bの内底面には、後
述するハーネスコネクタ10の逆差し防止溝34(図5
参照)に嵌まるハーネスコネクタ10の挿着方向に沿っ
て走る誤接続防止部としての突条22が形成されてお
り、これにより逆差しあるいは定格や用途の異なるハー
ネスコネクタ10が誤って接続されるのを防止するよう
にしてある。
【0024】ここで、この種のハーネスプラグ11には
ハーネスコネクタ10との抜けを防止するために、ハー
ネスコネクタ10に形成された係止溝35に係止離脱自
在に係止する合成樹脂等の可撓性を有する材料で形成さ
れたロック体23を備えており、このロック体23をカ
バー13b側に備える構造としてある。なお、従来のこ
の種のハーネスプラグ11の場合にはボディ13a側に
も上記ロック体23と同じものを設けてあったが、これ
ではハーネスプラグ11の形状が大きくなるので、本実
施形態ではカバー13b側だけにロック体23を設け、
ハーネスプラグ11の小型化を図っている。
【0025】上記ロック体23をカバー13bに取り付
けるために、上記カバー13bの上面中央部を凹設し、
ロック体23の取付部24を形成してある。この取付部
24の凹所14bに対応する部分に開口25を形成し、
この開口25からロック体23の係止爪23aが凹部1
4内に突出する構造としてある。そして、この開口25
の後部にロック体23を固定する固定部24aを形成し
てある。ここで、ロック体23には、図14に示すよう
に中央下面から断面略L字状の固定片23bが垂設さ
れ、この固定片23bの下面にカバー13bに弾性係止
される2本の固定爪片23cを垂設してある。そして、
係止爪23aが形成された先端面の上部にカバー13b
に弾性係止する係止片23eを形成してある。なお、ロ
ック体23の解除時に指で操作される上面には、横方向
に走る複数条の突条からなる滑り止め26dを形成して
ある。
【0026】ロック体23が取り付けられるカバー13
bの取付部24においては、固定部24aに固定爪片2
3cを挿入する挿入孔24bを形成してあり、この挿入
孔24bに固定爪片23cを係止させることにより、ロ
ック体23が取付部24に取り付けられる。そして、こ
の固定部24aの後部はロック体23の押圧操作部23
dよりも大きく形成し、押圧操作部23dを指で押圧で
きるようにしてある。つまり、ロック体23の押圧操作
部23dを下方に押し下げると、固定片23bを支点と
して、係止爪23a側が上方に回動し、係止爪23aが
ハーネスコネクタ10の挿着部30に形成された係止溝
35から外れ、ハーネスプラグ11をハーネスコネクタ
10から外すことができるようにしたものである。尚、
押圧操作部23dの表面には滑り止めのための溝が幅方
向に形成されている。
【0027】上記ロック体23の取付部24への取り付
けは以下のように行う。まずロック体23の固定爪片2
3cを図15(a)の破線で示すように挿入孔24bに
挿入し、次いで弾性片23bを後端面が固定部24aの
後方の段部に係止されるように固定部24a上に載置す
ると、固定爪片23cの下部の前面に形成された爪が挿
入孔24bの内側の開口縁に係止されることによりカバ
ー13bに固定される。ここで、本実施形態の場合には
図15中の固定部24aの後端の段部と挿入孔24bの
前方側の開口縁との間の間隔イよりも、固定片23bの
後端面から固定爪片23cの基部の前面までの間隔を若
干大きく形成し、固定片23bの横片に固定部24aの
段部により前方への弾性力を付与し、これによって固定
爪片23cが確実に係止されるようにしている。また、
ボディ13aの隔壁16の後方に突部56を形成し、ロ
ック体23を仮固定したカバー13bをボディ13aに
被着すると、ボディ13aの隔壁16に対応するカバー
13bの隔壁57と突部56との間に固定爪片23cの
下部が挟持されて、ロック体23が本固定されるように
してある。つまり、本実施形態では固定片23bと固定
爪片23cとがロック体23の固定部となると共に、固
定部24a及び挿入孔24bとがロック体23の上記固
定部を弾性的に凹凸嵌合してロック体23を仮固定する
仮固定部となり、隔壁57と突部56とがボディ13a
とカバー13bとを組み合わせた際にロック体23の上
記固定部を挟持する挟持部となる。したがって、ボディ
13aとカバー13bとを組み合わせる際に、ロック体
は仮固定部によってハウジングに仮固定されるので、ボ
ディ13aとカバー13bとの組立作業を容易に行うこ
とができ、ボディ13aとカバー13bとを組み合わせ
た際にロック体が挟持部によって挟持されて、ロック体
を固定することができる。
【0028】ここで、図13に示すように係止片23e
は開口25の前方側の開口縁に係止され、係止爪23a
の凹部14内への突出量を規制して、一定状態で係止爪
23aを凹部14内に臨ませることができ、このためハ
ーネスコネクタ10の挿着部30の前面により、係止爪
23aが下方(ボディ13a側)に押し下げられ、ハー
ネスコネクタ10を挿着できなくなることがない。しか
も、係止片23eを開口25の開口縁に弾性係止させて
いるので、係止片23eと開口25の開口縁とが密着
し、係止爪23aとハーネスコネクタ10の係止溝35
との引掛かり量が一定になるから、確実に抜け止めを行
うことができる。
【0029】ここで、栓刃15の接触片15a及び錠ば
ね20から構成される速結式の接続部について図1及び
図3を参照して説明する。錠ばね20の鎖錠片20a及
び接触片20bは、弾性を有する導電材料の帯板の両端
部を曲成して中央片20cの両端部に形成される。鎖錠
片20aは中央片20cとの連結部位から先端縁に向か
って栓刃15の接触片15aの下面に近づく向きに傾斜
し、接触片20bは略S字状に曲成されており、錠ばね
20に設けた鎖錠片20a及び接触片20bが栓刃15
の接触片15aの下面に対向する。また、栓刃15の接
触片15aには切欠15cが設けてある。
【0030】ところで、上記カバー13bをボディ13
aに被着する際には、錠ばね20及び接触片15aから
なる芯線の速結部に対応する箇所に芯線の弾性挟持状態
を解除する解除釦21が収められている。凹部14と反
対側のカバー13bの部位には凹所29aが形成され、
凹所29aとハウジング13の内部とは開口29を介し
て連通されており、この凹所29aに解除釦21が回動
自在に配設されている。解除釦21は、指で押圧可能な
大きさの操作面を有した操作部たる操作ハンドル21a
と、各栓刃15の切欠15cから露出する鎖錠片20a
の部位とそれぞれ当接する解除部21bと、カバー13
bの内壁と当接して解除釦21の支点となる支点部21
cとを有している。ここで、解除釦21はカバー13b
の表面に露出しており、操作ハンドル21aの前面であ
る操作面を指で押圧すれば、解除釦21が支点部21c
を中心として回転し、解除釦21の押圧部21bが各錠
ばね20の鎖錠片20aを接触片15aの下面から離れ
る方向に押圧する。その結果、特別な工具を用いること
なく、3個の鎖錠片20aと接触片15aとの間に挟持
された電源線の芯線を同時に取り外すことができ、電線
の取替作業を容易に行うことができる。
【0031】このようにハーネスプラグ11への電線接
続部を、解除機能を有する速結構造とし、しかも解除釦
21を操作するための操作ハンドル21aは手操作可能
な大きさに形成され、カバー13bの表面に露出してい
るので、電線接続部への電線の着脱を容易に行うことが
でき、例えば電線の長さが合わずに取替が必要な場合、
解除釦21の操作ハンドル21aを操作することで、簡
単に電線を取り外すことができる。しかも取り替えた電
線の芯線を電線挿入口から挿入するだけで、錠ばね20
と接触片15aとの間で電線の芯線が弾性挟持されて電
線の接続が行え、再接続作業も容易となり、電線の取替
作業が極めて簡単に行える。
【0032】なお、電源線の芯線を接続する際には、凹
部19から電源線の被覆が剥かれた芯線(図示せず)を
挿入すると、錠ばね20のばね力により、錠ばね20の
鎖錠片20a及び接触片20bと栓刃15の接触片15
aとの間に芯線の導体が挟持され、鎖錠片20aの先端
縁が芯線の導体に食い込むことによって、芯線の脱落が
防止されるようになっている。したがって、凹部19に
芯線を挿入するだけで、芯線が保持されるとともに、栓
刃15への電気的接続がなされるのである。
【0033】また、図2に示すように、凹所14bに対
応するカバー13bの表面には凹部51が形成されてお
り、ハーネスプラグ11の用途や名称を表示する名称表
示部たるカード52が凹部51内に収められ、凹部51
の両端面に形成された係止溝51aと係止離脱自在に係
止する係止片53aが両端縁に形成された透明なカバー
53がカード52を覆うようにして凹部51に取り付け
られているので、カード52からハーネスプラグ11の
電気的定格や用途を容易に読み取ることができる。この
ように、ハーネスプラグ11の電気的定格や用途を表示
した表示部50がハウジング13の表面に設けられてい
るので、表示部50の表示からハーネスプラグ11の電
気的定格や用途を容易に読み取ることができ、しかもハ
ーネスプラグ11の用途が変更された場合にはカード5
2を交換することにより容易に対応できる。尚、本実施
形態では用途や名称を表示するカード52を設けている
が、カード52以外の電気配線に必要な情報を表示する
表示部を設けても良い。
【0034】次に、ハーネスプラグ11が差し込まれる
ハーネスコネクタ10について説明する。ハーネスコネ
クタ10は、図5に示すように、差込み側となるハーネ
スプラグ11の凹部14に挿着される挿着部30が前面
に形成され、この挿着部30の前面に形成された栓刃挿
入口31から挿入されるハーネスプラグ11の栓刃15
を夫々受ける複数の刃受ばね32を内部に備える構造と
なっている。
【0035】このハーネスコネクタ10のハウジング3
3は、図4に示すように、合成樹脂製のボディ33a及
びカバー33bとで構成され、カバー33bの上面の2
箇所にはとめ鋲40を通す挿通孔41を形成してある。
この挿通孔41に対応してボディ33aにもはとめ鋲4
0を挿通する挿通孔42が形成されており、挿通孔41
及び挿通孔42に挿通したはとめ鋲40の先端をかしめ
て、ボディ33aにカバー33bを被着する構造として
ある。
【0036】ボディ33aは上面が開口した略箱状に形
成されており、カバー33bと組み合わされた状態で挿
着部30となる前方収納部30aは、ボディ33aの長
手方向に沿って走る2条の隔壁36により3つの収納室
に仕切られており、夫々の収納室内に刃受ばね32が収
められている。なお、この隔壁36は前方収納部30a
から後方にかけて略刃受ばね32の全長にわたって形成
してある。そして、夫々の収納室に対応する前面部には
栓刃挿入口31となる凹部31aを形成してある。
【0037】刃受ばね32は導電材料から形成され、栓
刃15を両側から挟み込むように対向する一対の挟持片
32aを備え、この挟持片32aを中央部で連結し、さ
らにこの中央部から後方に延びる延設片の先端部を各収
納室の一内側面に当接するように折り曲げ、さらにこの
先端部の少なくともカバー33b側から横向きに下面に
芯線が接触する接触片32bを形成し、これら接触片3
2bの下に錠ばね43を夫々配置する構造としてある。
なお、挟持片32aの中央部は互いにく字状に折曲され
ており、ハーネスプラグ11の栓刃15の保持力を強く
する構造としてある。また、このハーネスコネクタ10
の場合にも、ボディ33aの後端部に錠ばね43と接触
片32bとの間に芯線を挿入させる電線挿入口となる凹
部45を形成してある。なお、各凹部45は電線挿入口
の内部が細径となっており、電線挿入口に挿入される芯
線が接触片32bと錠ばね43との間に確実に位置決め
される形状に形成してある。
【0038】カバー33bの内部構造はボディ33aと
略同様の構造に形成されており、ボディ33aの前方収
納部30aとともに挿着部30を形成する前方収納部3
0bの上面には、上記ハーネスプラグ11の突条22が
嵌まる逆差し防止溝34と、ロック体23の係止爪23
aが係止される係止溝35とが形成されている。ここ
で、上記カバー33bをボディ33aに被着する際に
は、錠ばね20と接触片15aからなる電線の速結部に
対応する箇所に解除釦44が収められている。解除釦4
4は、各錠ばね43を対応する接触片32bから同時に
押し離して芯線の弾性挟持状態を解除する解除部44a
と、解除部44aの一端縁から延設されカバー33bの
後端部に設けられた開口46からカバー33bの表面に
露出する操作ハンドル44bとから構成され、操作ハン
ドル44bは手操作可能な大きさに形成されている。こ
こで、操作ハンドル44bを押し下げると、解除釦44
は支点部44cを支点として回動し、解除部44aが錠
ばね43の鎖錠片43aを接触片32bから離れる向き
に押し撓め、芯線の弾性係止状態を解除する。
【0039】このようにハーネスコネクタ10及びハー
ネスプラグ11への電線接続部を解除機能を有する速結
構造とすれば、電線の長さが合わずに取替が必要な場
合、解除釦21,44を操作することで、簡単に電線を
取外すことができ、しかも取り替えた電線を芯線を電線
挿入口から挿入するだけで、錠ばね20,43と接触片
15a,32bとの間に芯線が弾性挟持されて電線の接
続が行え、再接続作業も容易となり、電線の取替作業を
極めて簡単に行える。また、操作ハンドル21b,44
bは手操作可能な大きさに形成されているので、特別な
工具を用いることなく、手操作で電線の取替作業を行う
ことができる。
【0040】ハーネスコネクタ10へのハーネスプラグ
11の接続は、突条22が逆差し防止溝34に嵌まるよ
うにハーネスプラグ11の凹部14とハーネスコネクタ
10の挿着部30との向きを合わせ、ハーネスプラグ1
1をハーネスコネクタ10に押し込むと、栓刃15,1
5’が栓刃挿入口31に挿入されて、夫々の栓刃15,
15’が刃受ばね32に接続される。このとき、ロック
体23の係止爪23aが係止溝35に係止して抜け止め
が施される。
【0041】そして、ハーネスコネクタ10からハーネ
スプラグ11を外すときには、ロック体23の押圧操作
部23dを押し込んで、ロック体23の係止爪23aと
挿着部30の係止溝35との係止状態を解除し、ハーネ
スプラグ11を後方に引き抜けばよい。尚、誤接続接続
部はハーネスコネクタ10及びハーネスプラグ11の定
格や用途に応じて様々な形状のものが設けられており、
分岐ケーブル方式のものを図7乃至図10に示し、幹線
ケーブル方式のものを図11及び図12に示す。尚、分
岐ケーブル方式のものと幹線ケーブル方式のものとでは
栓刃15の間隔L1や突条22の間隔L2,L3が異な
っており、前者に比べて後者のものでは間隔が広くなっ
ている。また100V系列のものと200V系列のもの
とでも栓刃15の間隔L1や突条22の間隔L2,L3
が異なっており、前者に比べて後者のものでは間隔が広
くなっている。
【0042】分岐ケーブル方式の定格20Aの2ピンの
ものでは、図7(a)(b)に示すように、ハーネスプ
ラグ11の凹部14内に2本の栓刃15が前面側から見
て左側に寄せて配設されており、カバー13bの凹所1
4b内底面には2条の突条22が形成されている。一
方、ハーネスコネクタ10のハウジング33の前面には
2本の栓刃15がそれぞれ挿入される2個の栓刃挿入口
31が設けられ、カバー33bの上面には2条の突条2
2がそれぞれ嵌まる2つの逆差し防止溝34が形成され
ている。
【0043】また、分岐ケーブル方式の定格20Aの接
地2ピンのものでは、図8(a)(b)に示すように、
ハーネスプラグ11の凹部14内に3本の栓刃15が配
設されており、カバー13bの凹所14b内底面には2
条の突条22が形成されている。一方、ハーネスコネク
タ10のハウジング33の前面には3本の栓刃15がそ
れぞれ挿入される3個の栓刃挿入口31が設けられ、カ
バー33bの上面には2条の突条22がそれぞれ嵌まる
2つの逆差し防止溝34が形成されている。
【0044】また更に、分岐ケーブル方式の定格20A
の片切りスイッチ用のものものでは、図9(a)(b)
に示すように、ハーネスプラグ11の凹部14内に2本
の栓刃15が片側に寄せて配設され、栓刃15が配設さ
れていない側の凹所14b内底面に突条22が1条形成
されており、さらにカバー13bのコーナー部に面取り
部54が形成されている。一方、ハーネスコネクタ10
のハウジング33の前面には2本の栓刃15がそれぞれ
挿入される2個の栓刃挿入口31が設けられ、カバー3
3bの上面には突条22が嵌まる逆差し防止溝34が形
成されており、さらにカバー33bのコーナー部には上
記面取り部54に嵌まる面取り部55が形成されてい
る。
【0045】また分岐ケーブル方式の定格20Aの3路
スイッチ用のものでは、図10(a)(b)に示すよう
に、ハーネスプラグ11の凹部14内に3本の栓刃15
が配設されており、カバー13bのコーナー部に面取り
部54が形成されている。一方、ハーネスコネクタ10
のハウジング33の前面には3本の栓刃15がそれぞれ
挿入される3個の栓刃挿入口31が設けられ、カバー3
3bのコーナー部には上記面取り部54に嵌まる面取り
部55が形成されている。
【0046】また、幹線ケーブル方式の定格20Aの単
相3線(接地2ピン)のものでは、図11(a)(b)
に示すように、分岐ケーブル方式の定格20Aの接地2
ピンのものと略同じ形状を有しており、栓刃15の間隔
L1や突条22の間隔L2が分岐ケーブル方式のものに
比べて幅広になっている。また更に、幹線ケーブル方式
の定格20Aの三相3線のものでは、図12(a)
(b)に示すように、分岐ケーブル方式の3路スイッチ
用のものと略同じ形状を有しており、ハーネスプラグ1
1ではカバー13bの凹所14b内底面に突条22が1
条形成されており、ハーネスコネクタ10ではカバー3
3bの上面に突条22が嵌まる逆差し防止溝34が形成
されている。また栓刃15の間隔L1や突条22の間隔
L2が分岐ケーブル方式のものに比べて幅広になってい
る。このハーネスプラグ11は例えば図6に示すような
床配線システムで使用される。この床配線システムは建
物のスラブ上に一定間隔をおいて床面を形成し、このス
ラブと床面との間の空間を利用して床配線を行うもので
ある(このような床配線システムをフリーアクセスフロ
アと呼ぶ)。この床配線システムでは、複数のコンセン
トCを床に埋設するとともに、床上に複数のコンセント
等の配線器具H,Iを配置する。ここで、上記配線器具
H,Iの電源コードは分界ボックスDで床下に引き込ま
れる。上記コンセントCと配線器具H,Iの電源コード
の先端にはハーネスプラグ11が取り付けられており、
幹線L0を分岐するジョイントボックスB’や、ジョイ
ントボックスJによって分岐された分岐回路L’をさら
に分岐するジョイントボックスB’に上記ハーネスプラ
グ11を接続して、床配線を自在に行う。なお、幹線L
0や分岐回路L’を分岐するジョイントボックスB’
は、電源の幹線L0や分岐回路L’などが速結式で接続
される接続部を備えるとともに、ハーネスコネクタ10
と同様の構造になった複数の挿着部を備えるものであ
る。また、単に電源線を配線器具H,Iなどに接続した
り、あるいは電源ラインを延長したりする場合には電源
供給側にハーネスコネクタ10を取り付けるとともに、
他方にハーネスプラグ11を取り付ければ良い。
【0047】(実施形態2)上述したハーネスプラグ1
1のハウジングは、2個のはとめ鋲26でボディ13a
とカバー13bとをかしめ固定しているが、本実施形態
のハーネスプラグ11では、図16に示すように、カバ
ー13bの上面の4箇所にはとめ鋲26を挿通する挿通
孔27を形成してあり、挿通孔27とこの挿通孔27に
対応してボディ13aに形成した挿通孔28とにはとめ
鋲26を挿通して先端をかしめ、4本のはとめ鋲26で
ボディ13aにカバー13bを被着する構造としてあ
る。尚、挿通孔27,28以外の構造は実施形態1と同
様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付して
その説明を省略する。
【0048】(実施形態3)上述したハーネスプラグ1
1のハウジング13を構成するボディ13a及びカバー
13bは耐トラッキング性などを考慮してユリア樹脂な
どの熱硬化性樹脂から形成されているが、本実施形態の
ハーネスプラグでは、図17(a)〜(c)に示すよう
に、栓刃15の周りを覆う前カバー13cと、前カバー
13c以外の部位を覆う後カバー13dとでカバー13
bを構成して、前カバー13cを弾性を有するナイロン
などの合成樹脂から形成し、後カバー13dを耐トラッ
キング性を有するユリア樹脂などの合成樹脂から形成し
ている。尚、カバー13以外の基本的な構成は実施形態
1のハーネスプラグと同様であるので、同一の構成要素
には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0049】ここで、前カバー13cは弾性を有してい
るので、ハーネスコネクタ10の挿着方向と交差する方
向の荷重がハウジング13にかかっても、ハーネスコネ
クタ10が挿着される凹所14に対応する前カバー13
cの部位が破損することはない。また、ボディ13a及
び後カバー13dは耐トラッキング性を有するユリア樹
脂から形成されているので、トラッキングによるハウジ
ング13の損傷や火災の発生を防止できる。
【0050】ところで、ボディ13aには、前カバー1
3c及び後カバ13dを固定するための4本のねじ59
が夫々挿通される4個の挿通孔57aが穿設されてお
り、ボディ13aの挿通孔57aに対応する後カバー1
3bの部位には挿通孔57aと連通する連通孔57bが
穿設されている。一方、前カバー13aには、凹部14
側のボディ13a及び後カバー13bの挿通孔57a,
57bと夫々連通する挿通孔57cが穿設されており、
前カバー13cの裏面には挿通孔57cの孔縁から係止
片58が垂下され、係止片58の端部には外向きに係止
爪58aが突設されている。そして、ハウジング13を
組み立てる際は、栓刃15をボディ13aに取り付けた
状態で、前カバー13cの係止片58をボディ13aの
対応する挿通孔57aに挿通し、係止片58の係止爪5
8aを挿通孔57aに連通する座ぐり穴の端面と係止さ
せ、この座ぐり穴にナット60を圧入して、前カバー1
3cをボディ13aに固定する。また、ボディ13aの
他の挿通孔57aにも座ぐり穴が形成されており、この
座ぐり穴にナット60が圧入されている。そして、後カ
バー13dをボディ13aの上面に被せ、4本のねじ5
9を後カバー13dの挿通孔57に挿通してナット60
に螺入することによって、前カバー13c及び後カバー
13dがボディ13aに固定される。
【0051】上述のように後カバー13dは、ボディ1
3aに係止された前カバー13cの端部をボディ13a
との間で挟むとともに、ボディ13aに着脱自在に取り
付けられているので、後カバー13dを取り外した状態
でも前カバー13cはボディ13aに取り付けられてお
り、栓刃15の周りを保護することができる。なお、本
実施形態ではボディ13a及び後カバー13dをユリア
樹脂から形成しているが、両者の成形材料をユリア樹脂
に限定する趣旨のものではなく、耐トラッキング性を有
する合成樹脂から形成すれば良い。また前カバー13a
をナイロンから形成しているが、前カバー13aの成形
材料をナイロンに限定する趣旨のものではなく、弾性を
有する合成樹脂から形成すれば良い。
【0052】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、受け
側となるハーネスコネクタが嵌合される凹部がハウジン
グの前面に形成され、この凹部内に電線の複数の芯線が
夫々基端部に接続された複数本の栓刃の先端部を臨ませ
るとともに、ハウジングの側面に電気配線に必要な情報
を表示する表示部を設けているので、表示部からハーネ
スプラグの電気的特性や用途など電気配線に必要な情報
を読み取ることができ、ハーネスプラグの電気的特性や
用途を配線図などから調べる手間が省け、配線時やメン
テナンス時の作業性が向上するという効果がある。
【0053】請求項2の発明は、上記表示部は用途や名
称を表示する表示部からなっているので、名称表示部か
らハーネスプラグの用途や名称を容易に判別でき、配線
作業がやりやすくなるという効果がある。請求項3の発
明は、凹部の内面に逆差しあるいは定格や用途の異なる
ハーネスコネクタが接続されるのを防止する誤接続防止
部を設けているので、定格や用途の異なるハーネスコネ
クタが接続されるのを防止できるという効果がある。
【0054】請求項4の発明は、ハウジングはボディと
カバーとで構成され、上記凹部のハーネスコネクタの嵌
合方向に臨むボディ及びカバーの内壁に栓刃の中央部を
固定する複数の固定溝を形成し、栓刃の基端部を収める
収納室をハウジング内に形成し、この収納室の底面及び
栓刃に栓刃を仮固定する栓刃固定部を設けており、請求
項5の発明は、上記栓刃固定部は凹凸嵌合により栓刃を
仮固定する仮固定構造であるので、栓刃を仮固定して取
付状態を安定させることができ、ボディとカバーとの組
立作業を容易に行えるという効果がある。
【0055】請求項6の発明は、ハーネスコネクタに接
続した際に抜けを防止する可撓性を有する材質で形成さ
れたロック体をハウジングに設け、ロック体の先端には
ハウジングに形成された開口を通して上記凹部内に突出
してハーネスコネクタの挿着部の外面に形成された係止
溝に係止される係止爪が形成されるとともに、上記開口
の開口縁に弾性係止され係止爪の凹部内への突出状態を
一定状態に保持する係止片を設けており、係止爪の凹部
内への突出状態が一定になり、ロック体の係止爪が挿着
部の前面と、挿着部の挿着方向の凹部の内面との間に挟
まれて、ハーネスプラグをハーネスコネクタに接続でき
なくなることがなく、接続を良好に行え、しかも係止片
をハウジングに形成された開口の開口縁に弾性係止させ
るので、係止片と開口の開口縁とが密着して、係止爪が
一定状態で挿着部の係止溝に弾性係止されるから、確実
に抜け止めを行えるという効果がある。
【0056】請求項7の発明は、上記ハウジングを構成
するボディ及びカバーのいずれか一方にロック体に形成
された固定部を弾性的に凹凸嵌合してロック体を仮固定
する仮固定部を形成し、カバーとボディとを組み合わせ
た際にロック体の仮固定部を挟持する挟持部をボディと
カバーとに形成しており、ロック体は仮固定部によって
ハウジングに仮固定されるので、ボディとカバーとの組
立作業を容易に行うことができ、ボディとカバーとを組
み合わせた際にロック体が本固定され、ロック体の固定
を容易に行えるという効果がある。
【0057】請求項8の発明は、ハウジングはボディと
カバーとで構成され、カバーは栓刃の周りを覆う前カバ
ーと、上記以外のボディの部位を覆う後カバーからな
り、ボディ及び後カバーは耐トラッキング性の合成樹脂
で形成されるとともに、前カバーは弾性を有する合成樹
脂から形成されており、ハーネスコネクタが挿着された
状態でハーネスプラグに上下方向或いは左右方向の外力
がかかったとしても、前カバーは弾性を有しているの
で、前カバーが破損するのを防止でき、しかもボディ及
び後カバーは耐トラッキング性の合成樹脂から形成され
ているので、トラッキングによるハウジングの損傷や火
災の発生を防止できるという効果がある。
【0058】請求項9の発明は、後カバーは、ボディに
係止された前カバーの端部をボディとの間で挟むととも
に、ボディに着脱自在に取り付けられているので、配線
作業時やメンテナンス時に後カバーを取り外した状態で
も前カバーがボディに取り付けられており、栓刃の周り
を保護できるという効果がある。請求項10の発明は、
受け側となるハーネスコネクタが嵌合される凹部がハウ
ジングの前面に形成され、この凹部内に電線の複数の芯
線が夫々基端部に接続された複数本の栓刃の先端部を臨
ませるとともに、ハウジングの後端部に電線の芯線を夫
々挿入する電線挿入口を形成し、この電線挿入口から挿
入される電線の芯線と接触する接触片を上記夫々の栓刃
の基端部に形成し、これら接触片との間に芯線を弾性挟
持する複数の錠ばねと、この錠ばねを接触片から押し離
して芯線の弾性挟持状態を解除する解除釦とを備え、上
記解除釦を操作するための操作部をハウジングの表面に
露出させているので、電線の長さが合わずに取替が必要
な場合、解除釦の操作部を操作することによって、簡単
に電線を取り外すことができ、しかも取り替えた電線の
芯線を電線挿入口から挿入するだけで、鎖ばねと接触片
との間に芯線が弾性挟持されて電線の接続が行え、再接
続作業を容易に行えるという効果がある。
【0059】請求項11の発明は、上記操作部は手操作
可能な大きさに形成されているので、特別な工具を用い
ること無く、手操作で操作部を操作でき、電線を容易に
取り外すことができるという効果がある。請求項12の
発明は、凹部の内面に逆差しあるいは定格や用途の異な
るハーネスコネクタが接続されるのを防止する誤接続防
止部を設けているので、定格や用途の異なるハーネスコ
ネクタが接続されるのを防止できるという効果がある。
【0060】請求項13の発明は、ハウジングはボディ
とカバーとで構成され、上記凹部のハーネスコネクタの
嵌合方向に臨むボディ及びカバーの内壁に栓刃の中央部
を固定する複数の固定溝を形成し、栓刃の基端部を収め
る収納室をハウジング内に形成し、この収納室の底面及
び栓刃に栓刃を仮固定する栓刃固定部を設けており、請
求項14の発明は、上記栓刃固定部は凹凸嵌合により栓
刃を仮固定する仮固定構造であるので、栓刃を仮固定し
て取付状態を安定させることができ、ボディとカバーと
の組立作業を容易に行えるという効果がある。
【0061】請求項15の発明は、ハーネスコネクタに
接続した際に抜けを防止する可撓性を有する材質で形成
されたロック体をハウジングに設け、ロック体の先端に
はハウジングに形成された開口を通して上記凹部内に突
出してハーネスコネクタの挿着部の外面に形成された係
止溝に係止される係止爪が形成されるとともに、上記開
口の開口縁に弾性係止され係止爪の凹部内への突出状態
を一定状態に保持する係止片を設けており、係止爪の凹
部内への突出状態が一定になり、ロック体の係止爪が挿
着部の前面と、挿着部の挿着方向の凹部の内面との間に
挟まれて、ハーネスプラグをハーネスコネクタに接続で
きなくなることがなく、接続を良好に行え、しかも係止
片をハウジングに形成された開口の開口縁に弾性係止さ
せるので、係止片と開口の開口縁とが密着して、係止爪
が一定状態で挿着部の係止溝に弾性係止されるから、確
実に抜け止めを行えるという効果がある。
【0062】請求項16の発明は、上記ハウジングを構
成するボディ及びカバーのいずれか一方にロック体に形
成された固定部を弾性的に凹凸嵌合してロック体を仮固
定する仮固定部を形成し、カバーとボディとを組み合わ
せた際にロック体の仮固定部を挟持する挟持部をボディ
とカバーとに形成しており、ロック体は仮固定部によっ
てハウジングに仮固定されるので、ボディとカバーとの
組立作業を容易に行うことができ、ボディとカバーとを
組み合わせた際にロック体が本固定され、ロック体の固
定を容易に行えるという効果がある。
【0063】請求項17の発明は、ハウジングはボディ
とカバーとで構成され、カバーは栓刃の周りを覆う前カ
バーと、上記以外のボディの部位を覆う後カバーからな
り、ボディ及び後カバーは耐トラッキング性の合成樹脂
で形成されるとともに、前カバーは弾性を有する合成樹
脂から形成されており、ハーネスコネクタが挿着された
状態でハーネスプラグに上下方向或いは左右方向の外力
がかかったとしても、前カバーは弾性を有しているの
で、前カバーが破損するのを防止でき、しかもボディ及
び後カバーは耐トラッキング性の合成樹脂から形成され
ているので、トラッキングによるハウジングの損傷や火
災の発生を防止できるという効果がある。
【0064】請求項18の発明は、後カバーは、ボディ
に係止された前カバーの端部をボディとの間で挟むとと
もに、ボディに着脱自在に取り付けられているので、配
線作業時やメンテナンス時に後カバーを取り外した状態
でも前カバーがボディに取り付けられており、栓刃の周
りを保護できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のハーネスプラグの分解斜視図であ
る。
【図2】同上のハーネスプラグを示す分解斜視図であ
る。
【図3】同上のハーネスプラグの断面図である。
【図4】同上に対応するハーネスコネクタの分解斜視図
である。
【図5】同上のハーネスコネクタの外観を示す斜視図で
ある。
【図6】同上のハーネスプラグが使用される床配線シス
テムの説明図である。
【図7】同上の誤接続防止部を示し、(a)はハーネス
プラグの正面図、(b)はハーネスコネクタの正面図で
ある。
【図8】同上の誤接続防止部を示し、(a)はハーネス
プラグの正面図、(b)はハーネスコネクタの正面図で
ある。
【図9】同上の誤接続防止部を示し、(a)はハーネス
プラグの正面図、(b)はハーネスコネクタの正面図で
ある。
【図10】同上の誤接続防止部を示し、(a)はハーネ
スプラグの正面図、(b)はハーネスコネクタの正面図
である。
【図11】同上の誤接続防止部を示し、(a)はハーネ
スプラグの正面図、(b)はハーネスコネクタの正面図
である。
【図12】同上の誤接続防止部を示し、(a)はハーネ
スプラグの正面図、(b)はハーネスコネクタの正面図
である。
【図13】同上のハーネスプラグの栓刃の仮固定方法を
説明する図である。
【図14】同上のハーネスプラグの要部断面図である。
【図15】(a)はロック体の仮固定構造を示す要部断
面図である。(b)はロック体が本固定された状態を示
す要部断面図である。
【図16】実施形態2のハーネスプラグの分解斜視図で
ある。
【図17】実施形態3のハーネスプラグを示し、(a)
は正面図、(b)は側面図、(c)は一部省略せる側断
面図である。
【符号の説明】
11 ハーネスプラグ 13 ハウジング 13a ボディ 13b カバー 14 凹部 15,15’ 栓刃 15a 接触片 19 凹部 20 錠ばね 21 解除釦 21a 解除部 21b 操作ハンドル 50 表示部

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】受け側となるハーネスコネクタが嵌合され
    る凹部がハウジングの前面に形成され、この凹部内に電
    線の複数の芯線が夫々基端部に接続された複数本の栓刃
    の先端部を臨ませるとともに、ハウジングの側面に電気
    配線に必要な情報を表示する表示部を設けたことを特徴
    とするハーネスプラグ。
  2. 【請求項2】上記表示部は用途や名称を表示する名称表
    示部からなることを特徴とする請求項1記載のハーネス
    プラグ。
  3. 【請求項3】凹部の内面に逆差しあるいは定格や用途の
    異なるハーネスコネクタが接続されるのを防止する誤接
    続防止部を設けたことを特徴とする請求項1記載のハー
    ネスプラグ。
  4. 【請求項4】ハウジングはボディとカバーとで構成さ
    れ、上記凹部のハーネスコネクタの嵌合方向に臨むボデ
    ィ及びカバーの内壁に栓刃の中央部を固定する複数の固
    定溝を形成し、栓刃の基端部を収める収納室をハウジン
    グ内に形成し、この収納室の底面及び栓刃に栓刃を仮固
    定する栓刃固定部を設けて成ることを特徴とする請求項
    1記載のハーネスプラグ。
  5. 【請求項5】上記栓刃固定部は凹凸嵌合により栓刃を仮
    固定する仮固定構造であることを特徴とする請求項4記
    載のハーネスプラグ。
  6. 【請求項6】ハーネスコネクタに接続した際に抜けを防
    止する可撓性を有する材質で形成されたロック体をハウ
    ジングに設け、ロック体の先端にはハウジングに形成さ
    れた開口を通して上記凹部内に突出してハーネスコネク
    タの挿着部の外面に形成された係止溝に係止される係止
    爪が形成されるとともに、上記開口の開口縁に弾性係止
    され係止爪の凹部内への突出状態を一定状態に保持する
    係止片を設けて成ることを特徴とする請求項1記載のハ
    ーネスプラグ。
  7. 【請求項7】上記ハウジングを構成するボディ及びカバ
    ーのいずれか一方にロック体に形成された固定部を弾性
    的に凹凸嵌合してロック体を仮固定する仮固定部を形成
    し、カバーとボディとを組み合わせた際にロック体の仮
    固定部を挟持する挟持部をボディとカバーとに形成した
    ことを特徴とする請求項6記載のハーネスプラグ。
  8. 【請求項8】ハウジングはボディとカバーとで構成さ
    れ、カバーは栓刃の周りを覆う前カバーと、上記以外の
    ボディの部位を覆う後カバーからなり、ボディ及び後カ
    バーは耐トラッキング性の合成樹脂で形成されるととも
    に、前カバーは弾性を有する合成樹脂から形成されたこ
    とを特徴とする請求項1記載のハーネスプラグ。
  9. 【請求項9】後カバーは、ボディに係止された前カバー
    の端部をボディとの間で挟むとともに、ボディに着脱自
    在に取り付けられることを特徴とする請求項8記載のハ
    ーネスプラグ。
  10. 【請求項10】受け側となるハーネスコネクタが嵌合さ
    れる凹部がハウジングの前面に形成され、この凹部内に
    電線の複数の芯線が夫々基端部に接続された複数本の栓
    刃の先端部を臨ませるとともに、ハウジングの後端部に
    電線の芯線を夫々挿入する電線挿入口を形成し、この電
    線挿入口から挿入される電線の芯線と接触する接触片を
    上記夫々の栓刃の基端部に形成し、これら接触片との間
    に芯線を弾性挟持する複数の錠ばねと、この錠ばねを接
    触片から押し離して芯線の弾性挟持状態を解除する解除
    釦とを備え、上記解除釦を操作するための操作部をハウ
    ジングの表面に露出させたことを特徴とするハーネスプ
    ラグ。
  11. 【請求項11】上記操作部は手操作可能な大きさに形成
    されたことを特徴とする請求項10記載のハーネスプラ
    グ。
  12. 【請求項12】凹部の内面に逆差しあるいは定格や用途
    の異なるハーネスコネクタが接続されるのを防止する誤
    接続防止部を設けたことを特徴とする請求項10記載の
    ハーネスプラグ。
  13. 【請求項13】ハウジングはボディとカバーとで構成さ
    れ、上記凹部のハーネスコネクタの嵌合方向に臨むボデ
    ィ及びカバーの内壁に栓刃の中央部を固定する複数の固
    定溝を形成し、栓刃の基端部を収める収納室をハウジン
    グ内に形成し、この収納室の底面及び栓刃に栓刃を仮固
    定する栓刃固定部を設けて成ることを特徴とする請求項
    10記載のハーネスプラグ。
  14. 【請求項14】上記栓刃固定部は凹凸嵌合により栓刃を
    仮固定する仮固定構造であることを特徴とする請求項1
    3記載のハーネスプラグ。
  15. 【請求項15】ハーネスコネクタに接続した際に抜けを
    防止する可撓性を有する材質で形成されたロック体をハ
    ウジングに設け、ロック体の先端にはハウジングに形成
    された開口を通して上記凹部内に突出してハーネスコネ
    クタの挿着部の外面に形成された係止溝に係止される係
    止爪が形成されるとともに、上記開口の開口縁に弾性係
    止され係止爪の凹部内への突出状態を一定状態に保持す
    る係止片を設けて成ることを特徴とする請求項10記載
    のハーネスプラグ。
  16. 【請求項16】上記ハウジングを構成するボディ及びカ
    バーのいずれか一方にロック体に形成された固定部を弾
    性的に凹凸嵌合してロック体を仮固定する仮固定部を形
    成し、カバーとボディとを組み合わせた際にロック体の
    仮固定部を挟持する挟持部をボディとカバーとに形成し
    たことを特徴とする請求項15記載のハーネスプラグ。
  17. 【請求項17】ハウジングはボディとカバーとで構成さ
    れ、カバーは栓刃の周りを覆う前カバーと、上記以外の
    ボディの部位を覆う後カバーからなり、ボディ及び後カ
    バーは耐トラッキング性の合成樹脂で形成されるととも
    に、前カバーは弾性を有する合成樹脂から形成されたこ
    とを特徴とする請求項10記載のハーネスプラグ。
  18. 【請求項18】後カバーは、ボディに係止された前カバ
    ーの端部をボディとの間で挟むとともに、ボディに着脱
    自在に取り付けられることを特徴とする請求項17記載
    のハーネスプラグ。
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