JPH11271591A - カメラにおける初期位置検出方法 - Google Patents

カメラにおける初期位置検出方法

Info

Publication number
JPH11271591A
JPH11271591A JP7452998A JP7452998A JPH11271591A JP H11271591 A JPH11271591 A JP H11271591A JP 7452998 A JP7452998 A JP 7452998A JP 7452998 A JP7452998 A JP 7452998A JP H11271591 A JPH11271591 A JP H11271591A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
home switch
switch
initial position
ring
driven
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP7452998A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Hirai
俊昭 平井
Hideki Sato
秀樹 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Precision Inc
Original Assignee
Seiko Precision Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Precision Inc filed Critical Seiko Precision Inc
Priority to JP7452998A priority Critical patent/JPH11271591A/ja
Publication of JPH11271591A publication Critical patent/JPH11271591A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 合焦位置が所定のホームスイッチ切り換わり
確認位置より前のとき、レンズを合焦位置へ移動させる
動作の無駄を排除するように制御する。 【解決手段】 モータにより駆動され、セクタ12,13を
適正な露光量まで開閉可能な駆動リング5と、駆動リン
グ5により駆動されレンズを合焦位置に進退移動可能な
距離リング6と、合焦位置で距離リングを位置保持する
ラチェット車9及び係止レバー10と、距離リング6の初
期位置近傍の回転を示すスイッチピン18とスイッチ片19
b からなるホームスイッチを具備する。合焦位置が所定
位置の前だったときは、制御回路は露光前におけるホー
ムスイッチの検知をせずに撮影動作を進める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラにおける初
期位置検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来において、初期位置検出は撮影レン
ズの焦点の合わせ込み動作に入る前の段階で、初期位置
検出スイッチ(以降、ホームスイッチと呼ぶ。)の切り
換わりを確認し、異常があれば異常処理動作を行ない、
正常であれば撮影動作を続行するようにしている。この
切り換わりの確認は、ホームスイッチの切り換わりが行
われる区間を越えた位置にホームスイッチの信号を検知
する位置をあらかじめ設け、モータがその検知する位置
に対応するパルスを与えられたときに制御回路がホーム
スイッチの信号を検知していた。このため、この検知す
る位置より後を合焦区間として使用していた。また、例
えば、特開平3−42643号公報では、ホームスイッ
チ切り換わり区間をも合焦位置として使用できるように
するために、焦点合わせに先立ってホームスイッチが切
り換わるまでモータを正転させ、その後で合焦位置まで
モータを逆転させるようにしていた。こうすれば合焦位
置がホームスイッチ切り換わり位置より前の区間を合焦
区間として利用できる。また、特開平8−15594号
公報では、レンズ駆動リングより先に羽根駆動リングを
羽根駆動する直前の位置まで駆動させ、この羽根駆動リ
ングの駆動によりホームスイッチの切り換わりを検知
し、正常であればその後レンズ駆動リングを駆動させる
ものもある。レンズ駆動リングを駆動するときにはすで
にホームスイッチの切り換わりを検知しているため最初
のパルスから合焦位置区間として使えるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の第1のも
のでは、ホームスイッチの切り換わり区間は撮影レンズ
の合焦区間として使用できないという問題がある。上記
の従来の第2のものでは、モータのスタートから露光開
始までの時間が長くかかり、シャッタチャンスを逃がし
てしまうという問題があった。従来の第3のものは、羽
根駆動リングにホームスイッチを設けたため、レンズ駆
動リングの駆動に関してはホームスイッチで検知できな
い。また、レンズ駆動部材を独立で駆動させるため、レ
ンズ駆動リング駆動用のアクチュエータが別に必要にな
り小型化やコストの面で問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】モータによってセクタを
駆動する駆動部材を駆動し、駆動部材によりレンズを焦
点位置まで駆動する距離部材を駆動し、距離部材を初期
位置に復帰させるためには一度合焦範囲を超えるまで駆
動し、その後初期位置へ逆戻りする構成であって、レン
ズの合焦位置が所定位置を越えていない場合は、合焦の
ためのレンズ駆動時にホームスイッチのオン・オフを検
知せずに露光行程に入るようにする。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、正逆回転可能なモータ
と、モータにより正逆駆動される駆動部材と、駆動部材
の駆動により合焦位置に駆動され、初期位置復帰時には
合焦範囲を超えた位置まで駆動させられ、その後に初期
位置へ復帰する距離部材と、合焦位置で距離部材を位置
保持可能な保持手段と、距離部材の駆動を検知するため
距離部材の初期位置近傍でオン・オフ可能に設けられて
いるホームスイッチと、モータの制御とホームスイッチ
の状態の検出とを行う制御回路とを具備しており、合焦
位置が所定位置よりも前であるとき、制御回路は露光前
におけるホームスイッチの検知を行わないようにしてい
る。
【0006】
【実施例】図1は初期位置を示しており、シャッタ羽根
である2枚のセクタ12,13は、駆動ピン16aが中
央部寄りに位置することによって閉じた状態を初期位置
としている。更にこの位置では金属製のスイッチピン1
8とばね19の他端部であるスイッチ片19bとにより
構成されているホームスイッチ(HSW)は、スイッチ
片19bがスイッチピン18からわずかに離れたオフの
状態になっている。そこで詳細にその構成について説明
すると、シャッタ基板1とモータ基板26の2枚の基板
が所定の間隔で対向している。図2に示すようにモータ
基板26の対向面(前面)に、正逆回転駆動されるステ
ッピングモータのロータ2が回転自在に軸支されてい
る。また、モータを構成する1対のコ字状のステータ2
1、22が、ロータ2を中心としてロータと磁気的に結
合するように対向している。両ステータの一方の脚片に
は、それぞれボビンが嵌合しており、これらのボビンに
巻回されているコイル23、24によって両ステータは
それぞれ励磁され、ロータ2に正逆方向の回転力を与え
るようになっている。このモータは制御回路25により
正逆回転を制御される。ロータ2の中心を出力軸2aが
貫通しており、出力軸2aはモータ基板26を貫通して
シャッタ基板1の前面側に突出している。図1に示すよ
うに、この出力軸に駆動歯車3が固着してあり、中間歯
車4及びそのピニオン4aに回転を伝達する。
【0007】シャッタ基板1の中心にシャッタの開口1
aが開設してあり、この開口の回りに、駆動リング5が
回転自在に設けてある。駆動リング5の外周の一部に設
けてある歯車部5aは、ピニオン4aに噛合し、モータ
の正逆回転が伝達される。駆動リング5と同軸的にかつ
基板1の側に距離リング6が回転自在に設けてある。距
離リング6には、基板1に立設されたピン7との間に距
離リングばね8が掛け止めてあり、距離リング6に時計
方向の回転力を付勢している。駆動リング5の裏面側に
係合ピン5bが突設してあり、距離リング6の外周に突
設させた係合部6aと係合するようになっている。ま
た、距離リング6の外周部の一部に歯車部6bが設けて
ある。
【0008】シャッタ基板1には回転自在にラチェット
車9が設けてあり、このラチェット車の裏面側に、ラチ
ェット9aと、中心部にピニオン9bとが一体的に設け
てある。このピニオン9bに距離リング6の歯車部6b
が噛合している。ラチェット車9の外周部には突出部9
cが形成してあり、突出部9cの一方の段差部9c1
(図1で左側の段差部)は、ラチェット9aの最後の歯
9a1からラチェット車の外周へ更にこの段差部へとな
だらかに連続しており、他方の段差部9c2(図1で右
側の段差部)はラチェット車の外周へ連続している。突
出部9cの裏面には、右側の段差部から左側の段差部へ
向かう傾斜ガイド面9dが形成してある。
【0009】係止レバー10はその中央部で揺動自在に
シャッタ基板1に軸支してあり、その先端部にラチェッ
ト9aに係合する爪部10aが形成してあり、その他端
部にばね11が掛け止めてある。ばね11によって、係
止レバー10の爪部10aはラチェット9aに係合する
方向に、かつ上向き方向にばね力が付勢されている。こ
のばね力によってラチェット9aに爪部10aが係合す
る構成によって、距離リング6の位置保持手段としてい
る。また、上向き方向のばね力によって、爪部10aは
ラチェット9aの最後の歯9a1を乗り越えた後に、ラ
チェット車9の外周を摺動し、更に斜面ガイド面9dを
通過して初期位置に至ることができる。
【0010】次にシャッタ羽根であるセクタ12,13
について説明する。シャッタ基板1の裏面からセクタの
揺動中心となるピン14,15が垂設しており、セクタ
12,13を揺動自在に支持している。ピン14にセク
タレバー16の一端部が揺動自在に軸支してあり、セク
タレバー16の他端部にはセクタの駆動ピン16aが突
設してあり、また、駆動リング5に設けてあるカム部5
cに係合する突出部16bが設けてある。ピン14に嵌
合しているばね17は、その一端部が基板1に設けてあ
るピン7に掛け止めてあり、他端部はセクタレバー16
の駆動ピン16a近傍に掛け止めてあり、これによって
セクタレバー16の突出部16bを駆動リング5のカム
部5cに向かって付勢させている。駆動ピン16aはセ
クタ12,13に設けてある長溝12a,13aに嵌合
している。
【0011】ホームスイッチHSWは、基板1に立設し
た金属製のスイッチピン18と、ばね19とにより構成
されており、制御回路25がホームスイッチHSWがオ
ンかオフかを検知できるようにしている。ばね19の一
端部19aはモータ基板26に設けられているばね掛け
に掛け止められており、その他端部であるスイッチ片1
9bは、距離リング6の外周から突出する位置に設けら
れている立ち曲げ部6cに掛け止められている。先に述
べたように、図1の状態はスイッチ片19bがスイッチ
ピン18に接していないので、ホームスイッチHSWは
オフの状態であり、これが初期位置である。ホームスイ
ッチHSWは、ロータ2が初期位置から1回転するまで
の間にオンになるように設けられている。本実施例では
4極着磁ロータを用いたステップモータを用いるため4
パルスで1回転するものであり、それに安全を見て1パ
ルス加えた5パルス目(図3の位置A)に制御回路25
がホームスイッチHSWのオン、オフの検知を行うよう
にしている。
【0012】制御回路25はモータを撮影条件に合わせ
て制御駆動し、また、距離リング6の状態を検知するた
めにホームスイッチのオン、オフを検知する。つまり、
撮影のためにレリーズボタンが押されたとき、距離リン
グ6が初期位置にあるかを判定するためにホームスイッ
チのオフ検知を、距離リング6が駆動したのを判定する
ためにロータ2に5パルス目が送られてきたときにはオ
ン検知を、また、露光動作が終わって各部材を初期位置
へ戻すためにモータを正転させているときには、距離リ
ング6が正常に初期位置に戻っているかを判定するため
にロータ2の1回転ごと(4パルス毎)にホームスイッ
チのオンを検知し、初期位置に戻ったときにオフを検知
して距離リング6が初期位置に戻ったことを確認する。
もし、上記のいずれかの確認作業で正常ではないと判定
されれば制御回路25は公知の異常処理作業を行う。開
口1aの周囲には図示しないレンズ鏡筒が配設してあ
り、レンズ鏡筒にはレンズが保持されており、距離リン
グ6の回転にレンズ鏡筒を連動回転させるための係合部
20が、駆動リング5の外周から突出している。レンズ
鏡筒の回転によりレンズが進退し合焦が行われる。
【0013】次に動作について説明する。撮影者がカメ
ラの電源をONすると、各部材は初期位置にあるのでホ
ームスイッチHSWのスイッチ片19bはスイッチピン
18に接していないのでホームスイッチはオフであるは
ずなので、制御回路25がホームスイッチHSWの状態
を検知する。もしここでホームスイッチがオンになって
いれば、何らかの外力等で距離リング6が初期位置にな
いので制御回路25は異常処理作業を行う。まず、ロー
タを一回転正転させる。そしてホームスイッチの状態を
検知してオフになれば距離リング6が正常な位置に戻っ
たと判断して、動作を終了する。もし、この段階でも異
常と判断したなら再度ロータを一回転正転させる。そし
てホームスイッチの状態検知を再度行う。このようにあ
らかじめ設定された所定回数まではロータを正転させて
ホームスイッチHSWの状態検知を行う。所定回数ロー
タを正転させてホームスイッチHSWの状態検知をして
も異常と判断されたときには復旧不可能と判断して電源
をオフにして動作を終了させる。
【0014】ホームスイッチHSWがオフと検知された
正常な場合は撮影対象物に対して測距を行い、合焦位置
が測定される。そこで合焦位置までレンズを移動させる
のに必要なパルス数が決定され、図3に示すレンズ駆動
行程(LD行程)に入る。パルスが与えられたロータ2
が逆転駆動され、駆動歯車3,中間歯車4,ピニオン4
a及び歯車部5aを介して駆動リング5が逆転(反時計
方向回転)する。係合ピン5bは係合部6aに係合して
いるので、同時にこれを押すことにより、距離リング6
も距離リングばね8のばね力に抗して逆転する。
【0015】距離リング6の逆転によって立ち曲げ部6
cが反時計方向に移動するので、スイッチ片19bはそ
のばね力によりスイッチピン18に接し、ここでホーム
スイッチHSWはオフからオンに切り換わる。ホームス
イッチHSWがオフからオンへ切り換わるタイミング
は、初期位置からロータ2が1回転する(4パルス分)
までの間であるように設定してある。本実施例では5パ
ルス目(位置A)にホームスイッチHSWの状態検知を
行うが、合焦位置が位置Aより前にあるときには、制御
回路25はホームスイッチHSWの状態の検知を行わず
次の露光行程(AE行程)へ進むようにしている。しか
し、合焦位置が位置Aを越えた場合には、制御回路25
は位置AでホームスイッチHSWの状態検知を行い、異
常を検知しなければ駆動リング5の逆転が継続し、距離
リング6も一体的に逆転しており、その歯車部6bによ
ってラチェット9aを1爪ずつ送ることになる。もしホ
ームスイッチHSWの状態が異常と検知したら、1回転
ずつロータ2を逆転させてその都度ホームスイッチの検
知を行うような公知の異常処理を行う。ホームスイッチ
HSWが正常のオンであれば撮影作業を続ける。
【0016】図3に示すように合焦位置が位置Aより前
のときは合焦位置まで距離リング6を駆動し、ホームス
イッチのオン・オフを検知せずに露光行程に入る。つま
り、合焦位置までロータ2が逆回転され、これにより係
止レバー10の爪部10aは、ばね11のばね力に抗し
て揺動しつつラチェット9aを1爪ずつ乗り越えてい
る。ピントの合った合焦位置で、ロータ2は正転駆動さ
れる。この正転は先と同様に、駆動歯車3,中間歯車
4,ピニオン4a及び歯車部5aを介して駆動リング5
を正転(時計方向回転)させるが、このときにはラチェ
ット9aに爪部10aが係合してラチェット車9の動き
を停止状態に保持しているために歯車部6bは正転でき
ず、従って距離リング6は停止している。即ちレンズは
ピントの合った状態で保持されている。
【0017】距離リング6をその位置に停止させたまま
で、駆動リング5のみが正転駆動されて初期位置に戻
り、更に初期位置を越えると、露光行程(AE行程)に
入る。このとき制御回路25はホームスイッチの状態を
検知する。この例では合焦位置が位置Aを越えていない
のでオフ確認を行う。ここでもしホームスイッチがオフ
になっていなければ制御回路25は公知の異常処理作業
を行う。ホームスイッチが正常のオフであれば撮影作業
を次のように続ける。まず、撮影対象物に対する露出量
が算出され、必要なパルス数が与えられてロータ2が正
転駆動される。そこで駆動リング5が正転して行くと、
カム部5cが突出部16bを押して行き、セクタレバー
16をばね17のばね力に抗して反時計方向に揺動させ
る。この為に駆動ピン16aが外周方向へ下降して行く
ことによって、セクタ12はピン14を中心として反時
計方向に揺動し、セクタ13はピン15を中心として時
計方向に揺動し、両セクタの間が開く。図3では全開位
置で所望の露出量が得られ、ここでロータ2が逆転駆動
される。
【0018】ロータ2の逆転により上記と同様にして駆
動リング5が逆転し、初期位置まで戻る間にセクタ1
2,13は逆方向に揺動して元のように閉じる。初期位
置を通過した後も、ロータ2の逆転駆動が継続される。
従って駆動リング5は引き続いて更に逆転し、逆転の途
中で上記の距離リング6も共に逆転して行く。歯車部6
bによりラチェット9aが回転し、先と同様に係止レバ
ー10の爪部10aがラチェット9aの爪を乗り越えて
行くが、爪部10aがラチェット9aの最後の爪9a1
を乗り越えてラチェット車9の外周に乗り上げた時、こ
れが距離リング6のリセット位置であり、LD行程の最
大移動位置よりもさらに逆転した位置(34パルス)に
設定してある。
【0019】このリセット位置に到達した後でロータ2
が正転駆動され、駆動リング5が正転し、距離リング6
は距離リングばね8のばね力により正転する。この正転
時には爪部10aがラチェット車9の外周を摺動してい
るので何等支障なく正転することができる。ラチェット
車9がほぼ1回転したときに、爪部10aは突出部9c
の右側の段差部に当接するが、ばね11の上向きのばね
力に抗して突出部9cの裏面の傾斜ガイド面9dにガイ
ドされてラチェット車9の裏面へ導かれ、再びラチェッ
ト9aの最初の爪に係合(図1の状態)して初期位置に
戻る。この距離リング6の正転によって係合部20を介
してレンズ鏡筒が回転され、レンズは初期位置まで復帰
する。
【0020】距離リング6をリセットした後でロータ2
が正転駆動され、距離リング6が正転している間に、3
2,28,24,20,16,12,8,4,0パルス
と4パルスおきに制御回路25がホームスイッチHSW
の状態を検知し、0パルスのときにホームスイッチHS
Wの状態がオフになれば正常にレンズが初期位置に戻っ
たと判断するようにしている。もし、0パルスになる前
にオフを検知したり、0パルスになってもオンを検知し
たときは、公知の異常処理を行う。以上のように合焦位
置が位置Aよりも前に来て動作確認を露光開始前に行わ
なくても初期位置復帰動作時に動作確認ができる。この
ため合焦位置が位置Aより前のときもホームスイッチH
SWの状態検知のためのよけいな動作をすることなく、
迅速に撮影が行われる。また、合焦位置が位置Aを過ぎ
た位置に来た場合は、従来と同様にホームスイッチHS
Wの検知が行われるため、信頼性を損なうこともない。
なお、本実施例ではホームスイッチが切り換わる区間を
ロータが1回転する間としたが、この区間に限定される
ものではない。また、所定位置としてレンズ駆動を始め
てから初めのホームスイッチ検知の位置を5パルス目
(位置A)としたが、この位置Aは5パルス目に限定さ
れるものではない。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、1つのモータで駆動部
材及び距離部材を駆動するシャッタにおいて、合焦位置
が所定位置より前のときでは、ホームスイッチの状態検
知を行わず距離リングを回転させ撮影を行う。このた
め、ホームスイッチの状態検知のための無駄な動作が排
除され、それだけシャッタチャンスを有効に生かすこと
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カメラの一実施例の要部を示す平面図である。
【図2】モータ部を示す平面図である。
【図3】レンズ駆動(LD行程),露光(AE行程),
レンズ復帰(LR行程)を説明するタイミングチャート
図である。
【符号の説明】
2 ステップモータ(ロータ) 5 駆動リング 6 距離リング 9a 保持手段(ラチェット) 10a 保持手段(爪部) 12,13 セクタ 18 ホームスイッチ(スイッチピン) 19b ホームスイッチ(スイッチ片) A 所定位置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正逆回転可能なモータと、 上記モータにより正逆駆動される駆動部材と、 上記駆動部材の駆動により合焦位置に駆動され、初期位
    置復帰時には合焦範囲を超えた位置まで駆動させられ、
    その後に初期位置へ復帰する距離部材と、 合焦位置で上記距離部材を位置保持可能な保持手段と、 上記距離部材の駆動を検知するため上記距離部材の初期
    位置近傍でオン・オフ可能に設けられているホームスイ
    ッチと、 上記モータの制御と上記ホームスイッチのオン・オフの
    検知とを行う制御回路とを具備しており、 上記合焦位置が所定位置よりも前であるとき、上記制御
    回路は露光前における上記ホームスイッチの検知を行わ
    ないことを特徴とするカメラにおける初期位置検出方
    法。
JP7452998A 1998-03-23 1998-03-23 カメラにおける初期位置検出方法 Abandoned JPH11271591A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7452998A JPH11271591A (ja) 1998-03-23 1998-03-23 カメラにおける初期位置検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7452998A JPH11271591A (ja) 1998-03-23 1998-03-23 カメラにおける初期位置検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11271591A true JPH11271591A (ja) 1999-10-08

Family

ID=13549935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7452998A Abandoned JPH11271591A (ja) 1998-03-23 1998-03-23 カメラにおける初期位置検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11271591A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63234231A (ja) カメラ用モ−タ駆動シヤツタ
JPH073386Y2 (ja) カメラ用モータ駆動シャッタ
JP5084276B2 (ja) 撮像装置
US5111230A (en) Lens shutter driving mechanism using lens driving mechanism
US5572270A (en) Optical apparatus having a motor control device
JPS62200337A (ja) カメラにおける電磁駆動シヤツタ
JPH11271591A (ja) カメラにおける初期位置検出方法
JP3180201B2 (ja) モータ駆動シャッタ
JP3041549B2 (ja) モータ駆動シャッタおよびこのシャッタを備えたカメラ
JP2879225B2 (ja) レンズ駆動機構を兼用したレンズシャッタ駆動機構
JPS61118736A (ja) 2焦点カメラの副レンズ駆動装置
JP5016797B2 (ja) レンズ装置及びカメラシステム
JP2879226B2 (ja) ステップモータを駆動源としたカメラ用駆動機構の位置検出装置
JP2553701Y2 (ja) レンズ駆動機構を兼用したレンズシャッタ駆動機構
JPS62257135A (ja) カメラのレンズ駆動及びシヤツタ開閉機構
JP3052026B2 (ja) モータ駆動シャッタ
JP2627168B2 (ja) プログラムシャッタの駆動制御方法
JP2739052B2 (ja) カメラの自動焦点調節装置
JPH052899Y2 (ja)
JP2002139767A (ja) 絞り機構付シャッタ装置
JPH0710338Y2 (ja) レンズ駆動機能付シャッター装置
JP2544228B2 (ja) レンズ駆動機構付シャッタ―装置
JP2605012Y2 (ja) モータ駆動シャッタ
JP2975488B2 (ja) シャッタ装置
JP3094260B2 (ja) モータ制御シャッタ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040512

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060105

A762 Written abandonment of application

Effective date: 20060208

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762