JP2605012Y2 - モータ駆動シャッタ - Google Patents

モータ駆動シャッタ

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JP2605012Y2 JP1993069732U JP6973293U JP2605012Y2 JP 2605012 Y2 JP2605012 Y2 JP 2605012Y2 JP 1993069732 U JP1993069732 U JP 1993069732U JP 6973293 U JP6973293 U JP 6973293U JP 2605012 Y2 JP2605012 Y2 JP 2605012Y2
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  • Shutters For Cameras (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、カメラ用シャッタであ
って、特に単一のモータによって撮影レンズの作動、絞
り値の設定及び露出動作が行われるモータ駆動シャッタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例を示す図11において、シャッタ
基板Aに固着されたステップモータの永久磁石ロータ1
01は、ピニオン101aと共に回動自在に支持されて
いる。歯車102は、ピニオン102aと一体に形成さ
れ、ピニオン101aに噛合い回動自在に軸支されてい
る。駆動リング103は、ピニオン102aに噛合う歯
車103aと、制御部分であるカム部103b、103
c、突起103eとを備え、撮影レンズLのまわりに回
動自在に支持されている。
【0003】撮影レンズLを停止位置から合焦位置へ移
動する距離リング104は、突起103eに係合する曲
部104aと、撮影レンズLを作動する曲部104b
と、歯車104cと、突起104dとを有し、突起10
4dに作用するばね104eにより、撮影レンズLのま
わりに右旋回力を付勢されている。
【0004】ラチェット車105は、ラチェット部10
5aを有し、歯車104cと噛合うピニオン105bと
一体に形成され、回動自在に軸支されている。係止レバ
ー106は、ラチェット部105aに係合する係止部1
06aと他方に延びる突起106bとを有し、ばね10
6cにより右旋回力を付勢されて、軸106dに軸支さ
れている。
【0005】開放レバー107は、カム部103b、1
03cに係合する操作部107aと、フォーク部107
bと、突起106bに係合する作動ピン107cを有
し、ばね107dにより左旋回力を付勢され軸107e
に回動自在に軸支されている。ピン108aは、後述す
るシャッタ羽根駆動部材108と一体に形成されシャッ
タ羽根を作動するるためのもので、フォーク部107b
に係合している。
【0006】電磁石109は、コイル109aによって
励磁され、操作部107aに嵌合する鉄片109bを、
ばね107dに抗して吸着保持し、開放レバー107の
作動を拘束制御する。図12に示されるシャッタ羽根駆
動部材108はレンズLのまわりに回動自在に支持さ
れ、右旋回することによりシャッタ羽根BSをレンズ開
口Oが開く方向に公知の方法で作動する。
【0007】初期状態を示す図11の状態からステップ
モータが逆回転すると、ロータ101が左回転して、歯
車102を介して歯車103aにより駆動リング103
が、ばね104eに抗して距離リング104と共に左旋
回する。このとき開放レバー107の操作部107a
が、カム部103bの左端により押されて、ばね107
dをさらにチャージしながら右旋回し、鉄片109bが
電磁石109の吸着面に沿って公知の方向で摺動し、作
動ピン107cにより突起106bが押されて係止レバ
ー106が左旋回し、係止部106aがラチェット部1
05aの作動域から脱出する。このときシャッタ羽根1
16は開放レバー107の右旋に伴い、図12に一点鎖
線で示される位置まで回動される。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】従来例の構成では、係
止部106aをラチェット部105aの作動域から脱出
させるために、開放レバー107をカム部103bによ
ってばね107dに抗して初期位置よりさらに右旋させ
なければならない。
【0009】高速シャッタにおいてはばね107dを強
くする必要があるので、開放レバー107を右旋させる
ために、大きいトルクを発生させるステップモータが必
要となる。このことがシャッタの小型化、省電力化の妨
げとなっていた。また、シャッタ羽根Bsは図12の一
点鎖線の位置でもレンズ開口Oを覆っている必要がある
ので大型のものが必要とされ、このこともシャッタの小
型化の妨げとなっていた。そこで本考案は、小型化、省
電力化を図ったシャッタを実現することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案におけるモータ駆動シャッタは、正逆回転
を制御される単一のモータにより正逆回転を制御される
第1及び第2の制御部を有する駆動部材と、前記第1の
制御部により作動する開放部材と、前記開放部材をシャ
ッタの開放方向に付勢する開放ばねと、前記開放ばねに
抗して前記開放部材をシャッタの閉鎖方向に作動する開
放制御部材と、前記開放制御部材の作動時期を制御する
第1の電磁石と、前記第2の制御部材により作動する閉
鎖部材と、前記閉鎖部材をシャッタの閉鎖方向に付勢す
る閉鎖ばねと、前記閉鎖ばねに抗して前記閉鎖部材の作
動時期を制御する第2の電磁石と、前記第1及び第2の
電磁石の励磁叉は非励磁を選択する選択手段とを備え、
前記駆動部材の作動によるシャッタの開閉作動に先立
ち、前記選択手段が前記第1または、第2の電磁石の励
磁または非励磁を制御して前記開放部材及び前記閉鎖部
材によりシャッタ開閉作動を行うモータ駆動シャッタに
おいて、前記選択部材により前記第1の電磁石と、前記
開放制御部材を複数回作動自在になすとともに、撮影レ
ンズを停止位置から焦点調節位置へ移動する距離部材
と、前記距離部材を前記撮影レンズの焦点調節位置に停
止する停止部材とを設け、前記駆動部材の作動によるシ
ャッタの開閉作動に先立ち、前記駆動部材が前記距離部
材を作動し、前記焦点調節位置において前記第1の電磁
石が第1の作動により、前記開放制御部材の第1の作動
を制御して前記停止部材を作動させ前記距離部材を停止
した後に、前記選択部材が前記第1の電磁石の第2の作
動とそれに伴う前記開放制御部材の第2の作動及び第2
の電磁石の作動を制御して前記開放部材及び、前記閉鎖
部材により、シャッタの開閉作動を行うようにしてい
る。
【0011】
【作用】正逆回転する単一のモータにより作動する駆動
部材が、ばねによる付勢力を与えられた開放部材と閉鎖
部材を作動し、開放制御部材が上記開放部材の作動を制
御すると共に上記開放制御部材及び上記閉鎖部材を選択
手段により選択自在な構成とした。さらに、上記駆動部
材により撮影レンズの移動を行い、上記開放制御部材に
より、撮影レンズの停止位置を制御するように構成する
と共に、この動作と並行して絞り設定動作が可能なシャ
ッタ開閉作動を行う。
【0012】
【実施例】以下、本考案の一実施例を示す図面に基づい
て詳細に説明する。図10は、本考案の概要を示す構成
図である。モータmを内蔵し、撮影レンズ駆動部をも搭
載したシャッタSは、それぞれの作動態様を選択する手
段たる電子回路Scにより制御される。電子回路Scに
は、電源回路Pcを介して電池Eが供給され、シャッタ
Sとともにフラッシュ装置F、フィルム巻上モータM
w、ズームレンズ作動モータMzをも制御する。電子回
路Scは、被写体輝度を測定する測光回路Bm、及び被
写体までの距離を測定する測距回路Dmとの間で信号授
受を司る制御回路Ccを有し、各種の撮影モードを選択
する設定手段Ms及び選択信号を入力するスイッチSw
を接続されている。制御回路Ccは、駆動回路Dcを介
してシャッタS及び、フラッシュ装置F、フィルム巻上
モータMw、ズームレンズ作動モータMz等を作動す
る。
【0013】図1において、シャッタ基板Aに固着され
たステップモータの永久磁石ロータ1は、ピニオン1a
と共に回動自在に支持されている。歯車2は、ピニオン
2aと一体に形成され、ピニオン1aに噛合い回動自在
に軸支されている。駆動リング3は、ピニオン2aに噛
合う歯車3aと、制御部分であるカム部3c、3dと、
突起3eとを備え、撮影レンズLのまわりに回動自在に
支持されている。
【0014】撮影レンズLを停止位置から合焦位置へ移
動する距離リング4は、突起3eに係合する曲部4a
と、撮影レンズLを作動する曲部4bと、歯車4cと、
突起4dと、端部4fとを有し、突起4dに作用するば
ね4eにより、撮影レンズLのまわりに右旋回力を付勢
されている。
【0015】ラチェット車5は、ラチェット部5aを有
し、歯車4cと噛合うピニオン5bと一体に形成され、
回動自在に軸支されている。係止レバー6は、ラチェッ
ト部5aに係合する係止部6aと他方に延びる突起6b
とを有し、ばね6cにより右旋回力を付勢されて軸支6
dされている。鉄片レバー14は端部4fと係合する腕
部14aと、突起6cと係合する腕部14bと、操作部
14cと、腕部14dとを有し、ばね14eにより弱い
左旋回力を付勢され回動自在に軸支14fされている。
ストッパー15は、シャッタ基板Aに配設されている。
【0016】開放レバー7は、カム部3cに係合するピ
ン部7aと、フォーク部7bと、腕部14dに係合する
ピン7cを有し、ばね14eより十分に強いばね7dに
より左旋回力を付勢され軸7eに回動自在に軸支されて
いる。ピン8aは、図12に示される従来例と同様、シ
ャッタ羽根Bsを作動するためのもので、フォーク部7
bに係合している。電磁石9は、コイル9aにより励磁
され、操作部14cに嵌合する鉄片9bを、ばね14e
に抗して吸着保持し、鉄片レバー14の作動を拘束制御
する。
【0017】閉鎖レバー10は、カム部3dに係合する
ピン10aと、フォーク部10bと、操作部10cとを
有し、ばね10dにより左旋回力を付勢され回動自在に
軸支10eされている。ピン11aは、後述する絞り羽
根駆動部材11に一体に形成され絞り羽根Baを作動す
るためのもので、フォーク部10bに係合している。図
13に示される絞り羽根駆動部材10は、レンズLのま
わりに回動自在に支持され右旋回することにより絞り羽
根Baをレンズ開口Oを覆う方向に作動する。
【0018】電磁石12は、コイル12aにより励磁さ
れ、操作部10cに嵌合する鉄片12bを、ばね10d
に抗して吸着保持し、閉鎖レバー10の作動を拘束制御
する。電磁石9、12のコイル9a、12aへの通電を
選択的に制御する電子回路13は、カメラのモード選択
により切り換えられる。シャッタ基板A上に構成された
上記各構造について、予め選択された絞り値に従って露
出作動する場合の作動方法を以下に説明する。
【0019】図1の状態からステップモータが逆回転す
ると、ロータ1が左回転して、歯車2を介して歯車3a
により駆動リング3が、ばね4eに抗して距離リング4
と共に左旋回する。このとき鉄片レバー14の腕部14
aが、端部4fにより押されてばね14eに抗して右旋
回するので鉄片9bが電磁石9の吸着面に沿って公知の
方向で摺動し、腕部14bにより突起6bが押されて係
止レバー6が左旋回し、係止部6aがラチェット部5a
の作動域から脱出する。このとき、ばね14eに比べ、
十分強いばね7dによって付勢されている開放レバー7
を右旋させないので、必要とされるモータトルクは小さ
くてすむ。なお、ラチェット部5aは、右旋回する際に
は、係止部6aを押上げつつ作動するが、左旋回する方
向に対しては、係止部6aにより作動を拘束されるよう
に形成されている。
【0020】この状態までモータが作動すると電子回路
13がコイル9aに通電するため、電磁石9が励磁さ
れ、鉄片9bを吸着保持し、鉄片レバー14を不作動状
態に拘束する(図2の状態)。
【0021】ここでステップモータが正回転に移り駆動
リング3は、ばね4eにより距離リング4を突起3eに
曲部4aを追従させつつ右旋回し、同時に歯車4cによ
り、ラチェット車5を左旋回させる。この過程におい
て、公知の方法で撮影レンズLの合焦点位置が確認され
ると、ステップモータが一時停止し、電子回路13によ
り、コイル9aへの通電が断たれることにより、鉄片レ
バー14はばね14eにより腕部14bがストッパー1
5に当接するまで左旋回する。従って、腕部14bに突
起6bが追従して係止レバー6は、係止部6aがラチェ
ット部5aを係止する位置まで、ばね6cにより右旋回
する。従って、距離リング4は、もはや駆動リング3に
追従できず、撮影レンズLは合焦点位置に設定される
(図3の状態)。
【0022】ステップモータが正回転を開始すると、こ
れに同期して、撮影レンズLの絞り口径を設定すべく、
電子回路13はコイル12aへの通電タイミングを制御
する。即ち、コイル12aには通電されていないため駆
動リング3が右旋回するとカム部3dにピン10aが追
従してばね10dにより、閉鎖レバー10が左旋回し、
ピン11aを作動して所定の絞り値になるまでステップ
モータが正回転する。そこで、電子回路13はコイル1
2aに通電して電磁石12を励磁し、鉄片12bを吸着
保持して所定の絞り値に対応するカム部3dの位置で閉
鎖レバー10をばね10dに抗して不作動状態に拘束す
る(図4の状態)。なお、二つの電磁石9、12は独立
して制御されるから合焦点位置及び絞り値設定位置に対
応して、いずれが先行して設定されるかは一義的ではな
い。
【0023】続いてステップモータが正回転すると、電
子回路13は再びコイル9に通電して、電磁石9を励磁
するため鉄片レバー14は再び作動を拘束され、ピン7
cが腕部14dに当接していることにより、開放レバー
7もまた左旋回を阻止されていて、ピン7aがカム部3
cの作動域を経過したときに、コイル9への通電が断た
れる。この時開放レバー7は、鉄片レバー14を右旋回
させながら、ばね7dにより急速に左旋回し、ピン8a
を作動して、シャッタ羽根Bsをレンズ開口が急速に開
く方向に作動し、露出作動を開始する(図5の状態)。
フラッシュ光が必要な場合にはこの時点で発光される
(図8の状態)。レンズ開口は前述の通り、カム部3d
に依存して電磁石12が閉鎖レバー10を拘束した位置
における絞り値に設定されている。
【0024】所望の露出時間が経過すると、電子回路1
3がコイル12aの通電を断ち、電磁石12が消磁する
ので、閉鎖レバー10は、ばね10dにより、急速に左
旋回し、ピン11を作動して前述の絞り羽根Baを急速
に閉鎖し、露出を終了する(図6の状態)。以上の動作
を時間経過に対応して示すと図7のようになる。その
後、ステップモータ1が逆回転すると、駆動リング3
は、距離リング4とともにばね4eに抗して左旋回す
る。このとき、ラチェット車5は、前述の逆回転の作動
初期と同様に、係止部6aを押上げつつ歯車4cにより
右旋回する。
【0025】一方、カム部3cにより、ピン7aを押さ
れて、開放レバーがばね7dに抗して左旋回し、ピン8
を作動して開放状態にあるシャッタ羽根Bsを閉鎖し、
それとともに鉄片レバー14はばね14eにより左旋回
する。さらに、ステップモータが逆回転すると、カム部
3dによりピン10aを押されて閉鎖レバー10がばね
10dに抗して右旋回し、ピン11を作動して閉鎖状態
にある絞り羽根Baを開放する。ステップモータ1は、
図1に示す初期状態になったところで停止して、1回の
作動を終了する。
【0026】次に、被写体の明るさに応じたプログラム
露出作動を行う場合の作動について、前述の場合と異な
る部分のみ説明する。ステップモータ1が正回転して電
磁石9が消磁され、ラチェット車5が停止された後、電
子回路13はコイル9aには通電せず、コイル12aに
は通電を継続する。この状態でステップモータ1がさら
に正回転すると、カム部3cの傾斜に従って、ピン7a
がばね7dの付勢力で追従し、開放レバー7を軸7eの
まわりに左旋回する。従って、ピン8は、シャッタ羽根
Bsを、ステップモータ1の正回転に依存するカム部3
cの傾斜に対応する速度で開放する。
【0027】被写体の輝度に対応する露出量の1/2に
達したとき、ステップモータ1が逆回転し、従って駆動
リング3が左旋回して開放レバー7をばね7dに抗して
右旋回させ、シャッタ羽根を閉鎖して露出を終了する。
その後、電子回路13がコイル12aへの通電を断ち、
前述の場合と同様に初期状態を示す図1の状態に戻る。
【0028】つまり、開放レバー7によるシャッタ羽根
のみが作動することによって、ステップモータ1の回転
速度に対応する時間で露出作動が行われる。この場合に
おけるシャッタ羽根の経過時間に対する開閉波形を図9
に示す。
【0029】上記説明においては、ステップモータを使
用した具体例を示したが、速度制御が自在であれば他の
種類のモータ、例えば超音波モータであっても可能であ
る。電磁石9、12についても、通電によってプランジ
ャーが作動するタイプのものにより、または永久磁石ロ
ータが旋回することにより、その他適宜の方法により鉄
片レバー14、閉鎖レバー10を拘束制御するものであ
ってもよい。
【0030】また、上記実施例は、初期状態においてレ
ンズ開口を閉鎖したカメラについて実現したものである
が、一眼レフレックスカメラの如く、初期状態において
レンズ開口を開放したタイプのシャッタとしても実現で
きる。即ち、開放レバー7が、直接シャッタ羽根駆動部
材8を作動することなく、弾性体を介した中間部材によ
り間接的に作動させるように構成すれば公知の方法で容
易に実現できる。また、本考案は上記実施例に限定され
ず、同一概念で変形した実施形態が可能である。
【0031】
【考案の効果】上記説明で明かな如く、本考案の構成に
よれば、作動初期において、駆動部材によりばね力の強
い開放部材7を作動する必要はなく、係止レバー6とラ
チェット部5との係合を解除可能なため、大きなトルク
のモータを必要としない。このことによりモータの、ひ
いてはシャッタの小型化、省電力化を可能とするもので
ある。
【0032】また、このとき開放部材7が作動しないの
でシャッタ羽根Bsは図12に一点鎖線で示される位置
まで回動することがなくなる。従って、シャッタ羽根B
sは初期状態においてレンズ開口Oを覆っていればよい
ので小型のものですむようになる。このことによりシャ
ッタの小型化を可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す作動開始前の平面図で
ある。
【図2】本考案の一実施例を示す作動直後の平面図であ
る。
【図3】本考案の一実施例を示す合焦点位置を示す平面
図である。
【図4】本考案の一実施例を示す絞り値設定後の平面図
である。
【図5】本考案の一実施例を示すシャッタ開放動作中の
平面図である。
【図6】本考案の一実施例を示すシャッタ露出作動を終
了した状態の平面図である。
【図7】本考案の一実施例を示す一連の動作シーケンス
を示す線図である。
【図8】本考案の一実施例を示すばねによる開閉動作を
示す線図である。
【図9】本考案の一実施例を示すモータによる開閉動作
を示す線図である。
【図10】本考案の一実施例を示す全体構成を示すブロ
ック図である。
【図11】従来の実施例を示す作動開始前の平面図であ
る。
【図12】シャッタ羽根の作動を示す平面図である。
【図13】絞り羽根の作動を示す平面図である。
【符号の簡単な説明】
1 モータのロータ 3 駆動リング(駆動部材) 4 距離リング(距離部材) 7 開放レバー(開放部材) 9 第1の電磁石(Mg1) 10 閉鎖レバー(閉鎖部材) 12 第2の電磁石 13 電子回路(Sc) 14 鉄片レバー(開放制御部材)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正逆回転を制御される単一のモータによ
    り正逆回転を制御される第1及び第2の制御部を有する
    駆動部材と、前記第1の制御部により作動する開放部材
    と、前記開放部材をシャッタの開放方向に付勢する開放
    ばねと、前記開放ばねに抗して前記開放部材をシャッタ
    の閉鎖方向に作動する開放制御部材と、前記開放制御部
    材の作動時期を制御する第1の電磁石と、前記第2の制
    御部材により作動する閉鎖部材と、前記閉鎖部材をシャ
    ッタの閉鎖方向に付勢する閉鎖ばねと、前記閉鎖ばねに
    抗して前記閉鎖部材の作動時期を制御する第2の電磁石
    と、前記第1及び第2の電磁石の励磁または非励磁を選
    択する選択手段とを備え、前記駆動部材の作動によるシ
    ャッタの開閉作動に先立ち、前記選択手段が前記第1ま
    たは、第2の電磁石の励磁または非励磁を制御して前記
    開放部材及び前記閉鎖部材によりシャッタ開閉作動を行
    うモータ駆動シャッタにおいて、前記選択部材により前
    記第1の電磁石と、前記開放制御部材を複数回作動自在
    になすとともに、撮影レンズを停止位置から焦点調節位
    置へ移動する距離部材と、前記距離部材を前記撮影レン
    ズの焦点調節位置に停止する停止部材とを設け、前記駆
    動部材の作動によるシャッタの開閉作動に先立ち、前記
    駆動部材が前記距離部材を作動し、前記焦点調節位置に
    おいて前記第1の電磁石が第1の作動により、前記開放
    制御部材の第1の作動を制御して前記停止部材を作動さ
    せ前記距離部材を停止した後に、前記選択部材が前記第
    1の電磁石の第2の作動とそれに伴う前記開放制御部材
    の第2の作動及び第2の電磁石の作動を制御して前記開
    放部材及び、前記閉鎖部材により、シャッタの開閉作動
    を行うことを特徴とするモータ駆動シャッタ。
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JPH0739031U (ja) 1995-07-14

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