JPH052898Y2 - - Google Patents

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JPH052898Y2
JPH052898Y2 JP1986080509U JP8050986U JPH052898Y2 JP H052898 Y2 JPH052898 Y2 JP H052898Y2 JP 1986080509 U JP1986080509 U JP 1986080509U JP 8050986 U JP8050986 U JP 8050986U JP H052898 Y2 JPH052898 Y2 JP H052898Y2
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shutter
switch
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closing
timing
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Shutters For Cameras (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】 本考案は電気シヤツタの電源保持回路に関し、
より詳細にはシヤツタ羽根の開閉機構に連動し、
シヤツタ羽根の開口動作で反転するスイツチング
手段を有する電気シヤツタにおいて、上記スイツ
チング手段の逆方向への反転タイミングで露出制
御回路に対する制御用電源の保持を解除するとと
もに、次回の撮影の準備動作を開始させる様にし
た電気シヤツタの電源保持回路に関する。
【従来の技術】
露出秒時を電気的に制御する電気シヤツタの場
合、シヤツタ羽根の閉鎖用の部材を係止するマグ
ネツトを消磁するまではシヤツタ制御回路に対す
る制御用電源を保持する必要があり、又、シヤツ
タ羽根によりアパーチユアが完全に遮蔽されるま
ではフイルム巻き上げやシヤツタのセツト等の次
回の撮影動作の準備動作を実行することができな
い。 そして、上記シヤツタ羽根の閉鎖用の部材を係
止するマグネツトを消磁してから、シヤツタ羽根
によりアパーチユアが完全に遮蔽されるまでに
は、いわゆるメカ遅れがある。 そこで、従来はシヤツタ機構が露出動作を終了
したことを検出するセンサを別途設けて、フイル
ム巻き上げやシヤツタのセツト等の次回の撮影動
作の準備動作の実行タイミングを決定したり、又
は、上記マグネツトの消磁に応答してシヤツタ制
御回路に対する給電を停止した後に遅延回路を作
動させて次回の撮影動作の準備動作の実行タイミ
ングを決定する様にしていた。
【考案が解決しようとする問題点】
しかしながら、この様な従来の方式の場合、シ
ヤツタ機構が露出動作を終了したことを検出する
ためのスイツチを別途設けたり、或いは、シヤツ
タ制御回路に対する給電停止から次回の撮影動作
の準備動作の開始迄の時間差を設定するための遅
延回路を設けたりしなければならず、特にシヤツ
タ機構が露出動作を終了したことを検出するため
のスイツチを単独に設けた場合にはシヤツタ機構
付近がより煩雑化し、又、遅延回路を設けた場合
には遅延回路の設定時間といわゆるメカ遅れの時
間との関係が適切でない場合に光線引き等のトラ
ブルが発生する原因にもなつた。
【問題点を解決するための手段】
本考案はこの様な問題点に鑑みてなされたもの
であり、シヤツタ機構が露出動作を終了したこと
を検出するためのスイツチや、シヤツタ制御回路
に対する給電停止から次回の撮影動作の準備動作
の開始迄の時間差を設定するための遅延回路を設
けたりすることなく、電気式のシヤツタ装置が本
来有している機構をそのまま流用してシヤツタ制
御回路に対する給電停止タイミング及び次回の撮
影動作の準備動作の開始タイミングを作成するこ
とができる様にした新規な電気シヤツタの電源保
持回路を提供することを目的とする。 要約すれば、本考案の電気シヤツタの電源保持
回路は、撮影動作の終了後に次回の撮影の準備動
作を行うモータを備えたカメラを前提として:少
なくとも、シヤツタレリーズスイツチが作動した
後には制御用電源を保持するフリツプフロツプ3
6の如き回路手段と:シヤツタ羽根を開閉する開
閉レバー5の如き開閉部材が前記シヤツタ羽根を
開口方向に駆動する時に前記シヤツタ羽根がピン
ホールを形成する直前に第1の論理状態から第2
の論理状態に論理反転するとともに、前記開閉部
材が前記シヤツタ羽根を閉鎖方向に駆動する時に
前記シヤツタ羽根が実際に閉成された直後に前記
第2の論理状態から前記第1の論理状態に論理反
転するATスイツチ24の如きスイツチング手段
と:前記スイツチング手段が前記第1の論理状態
から前記第2の論理状態に論理反転したタイミン
グを起算点として前記開閉部材を閉鎖方向に駆動
するタイミングを制御する光積分回路39の如き
露出秒時制御手段とを各々具備し、前記開閉部材
が閉鎖方向に駆動された後に、前記スイツチング
手段が前記第2の論理状態から前記第1の論理状
態に論理反転したタイミングを起算点として前記
回路手段が制御用電源の保持を解除するととも
に、前記モータに通電する様になされている。
【作用】
即ち、本発明の電気シヤツタの電源保持回路に
よれば、電源保持手段の一例であるフリツプフロ
ツプ36がシヤツタレリーズ信号に応じて制御用
Vcc電源を保持して露出制御動作がなされ、シヤ
ツタ羽根の開口に連動してATスイツチ24がオ
ンしたタイミングで露出秒時の計測が開始され
る。そして、シヤツタが閉鎖されると上記ATス
イツチ24がオフし、このATスイツチ24のオ
フを検出するとフリツプフロツプ36をクリアし
て制御用Vcc電源の保持を解除するとともに、モ
ータ46を駆動して次回の撮影動作の準備動作を
開始する。
【実施例】
以下図面を参照して本考案の1実施例を詳細に
説明する。 先ず、第1図は本考案の1実施例に係る電気シ
ヤツタの電源保持回路を適用したプログラムシヤ
ツタの1例を示す機構図であり、第1図はシヤツ
タセツト状態を示している。 先ず、シヤツタ地坂1上にはAEマグネツト2
が搭載され、図示せぬシヤツタ上地坂に固着され
た軸3に図示せぬシヤツタ羽根にアパーチユア4
の開閉動作をさせるための開閉レバー5が揺動自
在に支持されている。 この開閉レバー5は、スプリング6によつて常
時時計廻りの付勢力を受けているが、シヤツタセ
ツト状態においてはその係止爪5aが開放レリー
ズレバー7によつて係止されて図示の状態にあ
る。 開放レリーズレバー7は、シヤツタ地坂1上の
軸8によつて揺動自在に支持され、スプリング9
によつて常時時計廻りの付勢力を受けているが、
シヤツタセツト状態においてはその係止爪7aが
開閉レバー5の係止爪5aと相互に係合して図示
の状態にある。 次に10は前走板であり、前走板10はその長
手方向に沿つて平行に穿孔された長孔10a,1
0bにより、シヤツタ地坂1上のボス11,12
に左右移動可能に支持されている。 この前走板10はスプリング13によつて左方
向に常時付勢されているが、シヤツタセツト状態
においてはその端面10cが前走レリーズレバー
14の立曲部14aに係止されて、図示の状態に
ある。尚、いわゆるオートフオカス機構を有する
場合には、この前走板10の左方への走行に連動
して図示せぬヘリコイドが繰り出される様になさ
れる。 上記前走レリーズレバー14は、軸8に回動自
在に支持され、スプリング15によつて時計廻り
に常時付勢されているが、シヤツタセツト状態に
おいては、立曲部14bが鉄片レバー16の係止
片16aによつて係止されて図示の状態にある。 この鉄片レバー16は、シヤツタ地坂1上の軸
17に揺動自在に支持されており、スプリング1
8によつて時計廻りに常時付勢されているが、シ
ヤツタセツト状態では接触片16bが開放レリー
ズレバー7の立曲部7bに当接して図示の状態に
ある。そして、この鉄片レバー16は図示せぬシ
ヤツタボタンのオンに連動してAEマグネツト2
が励磁されると、吸着片16cが吸着されて左旋
する様になされている。 更に、19は閉鎖駆動板であり、閉鎖駆動坂1
9はその長手方向に沿つて平行に穿孔された長孔
19a,19bにより、シヤツタ地坂1上のボス
12,20に左右移動可能に支持されている。 この閉鎖駆動板19はスプリング21によつて
左方向に常時付勢されているが、シヤツタセツト
状態においてはその端面19cが閉鎖レリーズレ
バー22の立曲部22aに係止されて、図示の状
態にある。 そして、閉鎖レリーズレバー22は軸17に揺
動自在に支持されており、スプリング23によつ
て反時計廻りに常時付勢されているが、シヤツタ
セツト状態では閉鎖レリーズレバー22の裏面に
形成されたボス22b鉄片レバー16の吸着片1
6cに当接して図示の状態にある。そして、シヤ
ツタの閉鎖動作において、この鉄片レバー16が
右旋すると、吸着片16cがボス22bに当たつ
て閉鎖レリーズレバー22を図示の状態よりも更
に右旋させ、立曲部22aによる閉鎖駆動坂19
の係止を解除する様になされている。 更に、24は本考案の特徴となるATスイツチ
である。 ATスイツチ24はシヤツタ地板1上に固着さ
れ、シヤツタセツト状態においては、接触片24
aが開閉レバー5上のボス5bに当接して接触子
24bから離反している。 そして、このATスイツチ24は、シヤツタレ
リーズ動作に伴つて開閉レバー5が右旋し、図示
せぬシヤツタ羽根がアパーチユア4の開口を開始
する直前のタイミングで接触片24aと接触子2
4bとがオンして、現実の露出動作が開始される
ことを検出する様になされている。 この種のATスイツチ24は該種構造のプログ
ラムシヤツタでは慣用的に使用されており、AT
スイツチ24がオンするタイミングと現実の露出
動作の開始タイミングは同調するので、一般的に
ATスイツチ24がオンするタイミングを基点と
して露出秒時の計測動作を開始する。 さて、このATスイツチは開閉レバー5の回動
に伴つてオン・オフを繰り返すので、上記の様に
ATスイツチ24がオンするタイミングが現実の
露出動作の開始タイミングと同調するのみなら
ず、ATスイツチ24がオフするタイミングは現
実の露出動作の終了タイミングと同調することに
なる。 そこで、本実施例では元来は現実の露出動作の
開始タイミングを検出するためのATスイツチ2
4を流用して、シヤツタ制御回路に対する給電停
止タイミングや次回の撮影動作の準備動作の開始
タイミングを決定する様にしている。 次に、第2図は本考案の電気シヤツタの電源保
持回路の1例を示す回路図であり、2及び24は
第1図においては既に説明したAEマグネツト2
及びATスイツチ24を各々示し、AEマグネツ
ト2はトランジスタ31により駆動される。 又、32は内蔵露出計を作動させるための露出
チエツクスイツチ、33はシヤツタレリーズスイ
ツチを各々示し、露出チエツクスイツチ32は図
示せぬシヤツタボタンのハーフストローク時に、
又、シヤツタレリーズスイツチ33は同じくシヤ
ツタボタンのフルストローク時にオンする様にな
されている。 又、34はスイツチング用のトランジスタ、3
5はトランジスタ34のスイツチング動作に連動
してスイツチング動作を制御用Vcc電源を給電す
る電源トランジスタ、36はシヤツタレーズから
露出動作の完了時迄の間制御用Vcc電源をホール
ドするためのフリツプフロツプを各々示す。 そして、フリツプフロツプ36のD入力はプル
アツプされ、T入力にはシヤツタレリーズスイツ
チ33が接続され、そのQ出力は露出チエツクス
イツチ32とオア結線されてスイツチング用のト
ランジスタ34のベースに接続されている。 従つて、露出チエツクスイツチ32がオンする
と、トランジスタ34,35が導通して制御用
Vcc電源が給電され、又、シヤツタレリーズスイ
ツチ33がオンするとフリツプフロツプ36がセ
ツトされ、その後シヤツタボタンから手を離して
もフリツプフロツプ36のQ出力によりトランジ
スタ34,35が導通して制御用Vcc電源が給電
される。 又、フリツプフロツプ36の出力はインバー
タ37・アンドゲート38を介してトランジスタ
31のベースに接続されており、フリツプフロツ
プ36がセツトされると、トランジスタ31が導
電しAEマグネツト2が励磁される様になされて
いる。 次に39は被写界輝度に対応した光電流の積分
値がフイルム感度に対応したレベルに達した時に
その出力を立ち上げる光積分回路、40は露出動
作の開始後例えば45ms経過した時にその出力を
立ち上げて露出動作を強制的に打ち切るタイマを
示し、光積分回路39及びタイマ40は共にその
構成において公知の回路である。 そして、光積分回路39及びタイマ40はアパ
ーチユア4がピンホール状態になる直前における
ATスイツチ24のオンをトリガとして起動され
る。 又、光積分回路39及びタイマ40の出力はオ
アゲート41・インバータ42を介してアンドゲ
ート38の一方の入力に接続されており、光積分
回路39又はタイマ40のいずれかの出力がHレ
ベルになることによりアンドゲート38の出力を
Lレベルにしてトランジスタ31を遮蔽せしめ、
AEマグネツト2を消磁する様になされている。 さて、既に説明した様にATスイツチ24はシ
ヤツタ羽根の開口部材(本実施例では開閉レバー
5)の位置に対応してオン・オフするスイツチで
あるので、ATスイツチ24のオフからオンへの
変化はアパーチユア4が開口開始することを示す
とともに、ATスイツチ24のオンからオフへの
変化はアパーチユア4が完全に遮蔽されたことを
示している。 そこで、本実施例ではATスイツチ24のオン
からオフへの変化をアンドゲート43,44・オ
アゲート45を介して電源ホールド用のフリツプ
フロツプ36のクリア入力端子CLに加え、フリ
ツプフロツプ36をクリアして制御用Vcc電源を
遮断する様にしている。 次に、46は制御用Vcc電源の遮断後に次回の
撮影動作の準備(例えば、フイルムの巻き上げや
セルフコツキング等)を行うモータ、47はモー
タ46に駆動用SVB電源を給電するスイツチング
用のトランジスタを各々示し、トランジスタ47
はフリツプフロツプ48のQ出力によつてスイツ
チング動作をする。 又、49はフリツプフロツプ48をセツトする
パルスを発生するワンシヨト回路、50はフリツ
プフロツプ48をリセツトするパルスを発生する
ワンシヨト回路を示し、フリツプフロツプ48は
ワンシヨト回路49が発生するパルスの立ち下が
りエツジでセツトされるとともに、ワンシヨト回
路50が発生するパルスの立ち下がりエツジでリ
セツトされる。 そして、ワンシヨツト回路49には制御用Vcc
電源給電用のトランジスタ35のコレクタがイン
バータ51を介して接続され、ワンシヨツト回路
49は制御用Vcc電源が遮断されることによりパ
ルスを発生する様になされている。 又、ワンシヨト回路50にはリミツトスイツチ
52のグランド側端子が接続されており、ワンシ
ヨト回路50はリミツトスイツチ52がオフから
オンに変化した時にパルスを発生する。 そして、このリミツトスイツチ52はモータ4
6が回転して次回の撮影動作の準備が開始される
と一旦オフし、次回の撮影動作の準備が終了する
時に再度オンする様な位置に設けられており、自
動巻き上げ式のカメラにおいてはこのリミツトス
イツチ52自体は公知のものである。 尚、第2図でオアゲート45に加えられている
信号PUCはパワーアツプクリア信号であり、パ
ワーアツプクリア信号PUCはメイン電源の投入
時にフリツプフロツプ36をクリアする信号であ
る。 それでは上記事項及び第3図のタイムチヤート
を参照して本実施例の動作を説明しよう。 尚、第3図のタイムチヤートは、各スイツチ類
の動作に関してはスイツチ自体のオン・オフを示
し、それ以外はレベルを示している。 先ず、初期状態ではシヤツタ機構はセツトされ
ており、第1図に示す状態にある。 メイン電源が投入されるとパワーアツプクリア
信号PUCがオアゲート45を介してフリツプフ
ロツプ36のクリア端子CLに加えられ、フリツ
プフロツプ36をクリアする。 従つて、フリツプフロツプ36の出力はHレ
ベルになり、インバータ37の出力及びアンドゲ
ート38の出力がLレベルになつてトランジスタ
31は遮断され、AEマグネツト2は消磁されて
いる。 又、この時フリツプフロツプ36のQ出力はL
レベルであるので、トランジスタ34,35は共
に遮断されて第1図の露出制御用の回路系には制
御用Vcc電源は給電されていない。 さて、この状態で図示せぬシヤツタボタンがハ
ーフストロークされると、露出チエツクスイツチ
32がオンしてトランジスタ34にベース電流が
供給される。従つて、トランジスタ34,35は
共に導通して第2図の露出制御用の回路系に制御
用Vcc電源が給電される。従つて、このシヤツタ
ボタンのハーフストローク時には例えばフアイン
ダ内の低輝度警告等を行うことが可能になる。 また、この状態でシヤツタボタンから手を離せ
ば露出チエツクスイツチ32がオフしてトランジ
スタ34のベース電流が遮断されるので、トラン
ジスタ34,35が遮断され制御用Vcc電源も遮
断される。 一方、シヤツタボタンのハーフストロークに引
き続きシヤツタボタンをフルストロークすると、
シヤツタレリーズスイツチ33がオンしてフリツ
プフロツプ36のT入力が立ち上がり、このフリ
ツプフロツプ36のD入力はプルアツプされてい
るので、フリツプフロツプ36はセツトされ、そ
のQ出力がHレベルになる。 従つて、トランジスタ34,35は導通状態で
ホールドされ、以後シヤツタボタンから手を離し
て、露出チエツクスイツチ32やシヤツタレリー
ズスイツチ33がオフしても制御用Vcc電源はホ
ールドされる。 又、フリツプフロツプ36のセツトによつて、
その出力がLレベルになると、インバータ37
の出力がHレベルになる。そして、この時点にお
いては光積分回路39もタイマ40も作動前でオ
アゲート41の出力はLレベルであり、インバー
タ42の出力はHレベルであるので、インバータ
37の出力がHレベルになるとアンドゲート38
の出力がHレベルになつてトランジスタ31が導
通し、AEマグネツト2が励磁される。 この様にしてAEマグネツト2が励磁されると、
第1図における鉄片レバー16は、その吸着片1
6cがAEマグネツト2に吸着されて、軸17を
中心に左旋する。 従つて、鉄片レバー16の係止片16aと前走
レリーズレバー14の立曲部14bとの係止が解
除され、前走レリーズレバー14はスプリング1
5の張力によつて右旋し、前走レリーズレバー1
4の立曲部14aと前走板10の端面10cとの
係止が解除されるので、前走板10はスプリング
13の張力によつて図面上で左方に走行する。 そして、前走板10の走行に連動して図示せぬ
ヘリコイドは繰り出され、合焦箇所で係止されて
位置決めされるが、前走板10自体はそのアドバ
ンスエンド迄走行する。 さて、前走板10が走行する過程で前走板10
の突出部10dは開放レリーズレバー7のボス7
cを左方に押し、開放レリーズレバー7を軸8を
中心にして左旋させるので、開放レリーズレバー
7の係止爪7aと開閉レバー5の係止爪5aとの
係止が解除され、開閉レバー5はスプリング6の
張力によつて軸3を中心に右旋する。 そして、この開閉レバー5の右旋動作に連動し
て図示せぬシヤツタ羽根が作動し、アパーチユア
4を直線近似に開口していく。 開閉レバー5の先端付近のボス5bにはATス
イツチ24の接触片24aが当接しているので、
上記の様にして開閉レバー5が右旋するとATス
イツチ24がオンし、その直後のタイミングで図
示せぬシヤツタ羽根がアパーチユア4をピンホー
ル状態にして現実の露光が開始される。 さて、ATスイツチ24がオンすると、光積分
回路39及びタイマ40の入力はLレベルになつ
て起動され、光電流の積分動作あるいは露出時間
の計時動作を開始する。 そして、光電流の積分値が所定のレベルに達し
たタイミングで光積分回路39の出力がHレベル
になり、又、起動後例えば45msが経過したタイ
ミングでタイマ40の出力がHレベルになる。 この様にして光積分回路39の出力がHレベル
になると(それ以前にタイマ40の出力がHレベ
ルになつた時はそのタイミングで)オアゲート4
1の出力がHレベルになり、インバータ42の出
力がLレベルになるので、アンドゲート38の出
力はLレベルになつてトランジスタ31を遮断
し、AEマグネツト2が消磁される。 さて、AEマグネツト2が消磁されると、開放
レリーズレバー7が図示位置より左旋させられて
いるので、鉄片レバー16はスプリング18の張
力によつて図示位置より更に右旋し、その過程で
吸着片16cが閉鎖レリーズレバー22のボス2
2bを押し上げて、閉鎖レリーズレバー22をス
プリング23に抗して右旋させるので、閉鎖レリ
ーズレバー23の立曲部22aによる閉鎖駆動板
19の端面19cの係止が解除され、閉鎖駆動板
19はスプリング21の張力によつて左方に走行
する。 閉鎖駆動板19が走行する過程で閉鎖駆動板1
9の突出部19dは開閉レバー5のボス5bを押
し、開閉レバー5を左旋させる。 又、開閉レバー5の左旋に伴つて図示せぬシヤ
ツタ羽根はアパーチユア4を閉鎖し、アパーチユ
ア4が完全に閉鎖された直後のタイミングで開閉
レバー5のボス5bがATスイツチ24の接触片
24aに当たり、ATスイツチ24をオフさせ
る。 さて、第2図においてATスイツチ24がオフ
すると、アンドゲート43の一方の入力が立ち上
がる。 そして、この時点において、タイマ40がタイ
ムアツプしていればATスイツチ24がオフした
タイミングで、タイマ40がタイムアツプしてい
なければその後のタイマ40がタイムアツプした
タイミングでアンドゲート43の出力はHレベル
になる。 尚、45msの時間を設定するタイマ40はいわ
ゆるオートデート機構が日付や時刻を焼き込む時
間を確保するために設けられたものである。即
ち、日付や時刻等を確実に焼き込むためにはVcc
電源を通常100ms程度の時間供給することが要求
される。そして、本実施例の様にオートフオカス
機構を有する場合、撮影レンズを確実に位置決め
するのに十分な時間を確保する意味で、制御用
Vcc電源の供給後に前走板10が走行を開始して
から前走板10が開放レリーズレバー7を左旋す
る迄の時間をガバナ等によつて60ms程度に調整
してある。従つて、ATスイツチ24がオンして
露出動作が開始された後制御用Vcc電源をタイマ
40によつて45ms程度確保すれば、日付や時刻
を確実に焼き込むことができる。 さて、上記の様にしてアンドゲート43の出力
がHレベルになつた時点においてはオアゲート4
1の出力は当然にHレベルになつているので、ア
ンドゲート44の出力も立ち上がり、オアゲート
45を介してフリツプフロツプ36のクリア入力
CLを立ち上げ、フリツプフロツプ36をクリア
する。 従つて、フリツプフロツプ36のQ出力はLレ
ベルになり、トランジスタ34,35が遮断さ
れ、露出制御回路系に対する制御用Vcc電源が遮
断される。 この制御用Vcc電源の遮断に伴つてインバータ
51の出力はHレベルになつてワンシヨト回路4
9をトリガし、ワンシヨト回路49はパルスを発
生し、このパルスの立ち下がりエツジでフリツプ
フロツプ48はセツトされて、そのQ出力がHレ
ベルになる。 従つて、トランジスタ47が導通してモータ4
6が作動する。 このモータ46は図示せぬフイルム巻き上げ機
構及びシヤツタ機構のセツト機構に連結されてお
り、モータ46の回転によりフイルムの巻き上げ
がなされる。 又、モータ46の回転により前走板10も右方
に移動し、その端面10cが前走レリーズレバー
14の立曲部14aに係止され、そして開放レリ
ーズレバー7及び鉄片レバー16が図示位置へ復
帰するので、同時に前走レリーズレバー14の立
曲部14bが鉄片レバー16の係止片16aに係
止される。 更に、前走板10の右方への移動によつて、ボ
ス10eと突出部19eとが当接しながら閉鎖駆
動板19も右方に移動し、閉鎖レリーズレバー2
2の立曲部22aが閉鎖駆動板19の端面19c
を係止して、シヤツタ機構全体の初期セツトが終
了する。 一方、既述の通りモータ46が回転を開始して
所定時間経過後にリミツトスイツチ52はオフ
し、フイルム巻き上げ及びシヤツタセツトが終了
すると、リミツトスイツチ52は再度オンする。 そして、リミツトスイツチ52のオンによつて
ワンシヨト回路50はトリガされ、ワンシヨト回
路50が発生するパルスの立ち下がりエツジでフ
リツプフロツプ48はリセツトされて、そのQ出
力がLレベルになる。 従つて、トランジスタ47が遮断されてモータ
46も停止する。 尚、上記ではメカ接点を有するATスイツチを
流用して露出動作の完了を検出し、露出制御回路
に対する制御用Vcc電源の遮断タイミングを決定
する様にした例を示したが、本考案は、シヤツタ
羽根の開口に連動するスイツチを流用して露出動
作が終了したことを検出し、露出制御回路に対す
る電源のホールドを解除するとともに、同じタイ
ミングで次回の撮影動作の準備を開始することを
本質とするものであり、例えばフオトインタラプ
タの様なメカ接点を有さないスイツチをATスイ
ツチとして使用する場合にも適用できる。 又、上記においては、絞り羽根兼用のシヤツタ
羽根を使用したプログラムシヤツタに本考案を適
用した例を示したが、本考案は、シヤツタ羽根の
開口に連動するスイツチを有する電気シヤツタで
ある限り、レンズシヤツタであろうとフオーカル
プレーンシヤツタであろうと広く適用することが
できる。
【効果】
以上説明したように、本考案によれば電気シヤ
ツタに既存するスイツチを流用してシヤツタ制御
回路に対する制御用電源保持の解除タイミング及
び次回の撮影の準備動作の開始タイミングを決定
することができるので、露出動作が機構的に終了
したことを検出するスイツチを独立して設ける必
要がなくなり、シヤツタ機構の付近をそれだけ簡
素化することができる。 同様に、電気回路が露出制御動作を終了してか
ら機構部材が露出動作を終了する迄の時間差を設
定するための遅延回路を設ける必要もなくなるの
で、遅延回路の設定時間といわゆるメカ遅れの時
間との関係が不適切なための光線引き等のトラブ
ルも発生しなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用するプログラムシヤツタ
の一例を示す機構図、第2図は本考案の1実施例
を示す回路図、第3図は本考案のタイムチヤー
ト。 5……開閉レバー、24……ATスイツチ、3
2……露出チエツクスイツチ、33……シツヤタ
レリーズスイツチ、34,35……トランジス
タ、36,48……フリツプフロツプ、46……
モータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 撮影動作の終了後に次回の撮影の準備動作を行
    うモータを備えたカメラにおいて、 少なくとも、シヤツタレリーズスイツチが作動
    した後には制御用電源を保持する回路手段と、 シヤツタ羽根を開閉する開閉部材が前記シヤツ
    タ羽根を開口方向に駆動する時に前記シヤツタ羽
    根がピンホールを形成する直前に第1の論理状態
    から第2の論理状態に論理反転するとともに、前
    記開閉部材が前記シヤツタ羽根を閉鎖方向に駆動
    する時に前記シヤツタ羽根が実際に閉成された直
    後に前記第2の論理状態から前記第1の論理状態
    に論理反転するスイツチング手段と、 前記スイツチング手段が前記第1の論理状態か
    ら前記第2の論理状態に論理反転したタイミング
    を起算点として前記開閉部材を閉鎖方向に駆動す
    るタイミングを制御する露出秒時制御手段とを
    各々具備し、 前記開閉部材が閉鎖方向に駆動された後に、前
    記スイツチング手段が前記第2の論理状態から前
    記第1の論理状態に論理反転したタイミングを起
    算点として前記回路手段が制御用電源の保持を解
    除するとともに、前記モータに通電する様にした
    電気シヤツタの電源保持回路。
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