JP2001133835A - カメラのシャッタ装置 - Google Patents

カメラのシャッタ装置

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JP2001133835A
JP2001133835A JP31299699A JP31299699A JP2001133835A JP 2001133835 A JP2001133835 A JP 2001133835A JP 31299699 A JP31299699 A JP 31299699A JP 31299699 A JP31299699 A JP 31299699A JP 2001133835 A JP2001133835 A JP 2001133835A
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JP
Japan
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shutter
opening
winding
diaphragm
turned
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JP31299699A
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English (en)
Inventor
Takashi Imamura
孝 今村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Priority to CNB001370162A priority patent/CN1206569C/zh
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Priority to EP00123882A priority patent/EP1096308B1/en
Priority to EP04018966A priority patent/EP1475657A1/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池の消耗を少なく、かつ、簡単な操作で適
切な絞り調節を行う。 【解決手段】 巻き上げノブ33によるフイルム巻き上
げに連動して、カム部材84が回動する。この回動によ
り、シャッタ駆動レバー57,巻止めレバー83が反時
計方向に回動してシャッタチャージされる。シャッタ駆
動レバー57はラッチソレノイド97に吸引されてチャ
ージ位置に保持される。巻止めレバー83にはレリーズ
スイッチ106をオンするスイッチレバー105が設け
られる。シャッタボタンを押下すると、押圧ロッド24
aが巻止めレバー83を押圧して時計方向に回動させ
る。これにより、レリーズスイッチ106がオンして測
光及び絞り切り換えが行われる。また、レリーズスイッ
チ106がオンすると、絞り切り換動作に必要な時間だ
け遅れてラッチソレノイド97に瞬間的に電流が流され
て、シャッタ駆動レバー57の保持が開放される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絞り切り換え機構
を備えたカメラのシャッタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】予め写真フイルムが装填された1回使用
型の簡易型カメラとして、レンズ付きフイルムユニット
が知られている。このレンズ付きフイルムユニットは、
1回使用型であることから、徹底した構造の簡単化、低
コスト化が図られている。他方、画質向上の要求から、
被写体光量に応じて露出を調節する機構を付加すること
が検討されている。
【0003】構造の簡単化の要請から、レンズ付きフイ
ルムユニットに使用されるシャッタ装置としては、一般
に、閉じ位置にバネ付勢された1枚構成のシャッタ羽根
を開き方向に蹴飛ばしてシャッタ開閉を行うといういわ
ゆる蹴飛ばし式のシャッタ装置が使用されている。この
ようなシャッタ装置を備えたレンズ付きフイルムユニッ
トに付加する露出調節機構として、シャッタ羽根とは別
に、小絞り開口が形成された絞り板を設け、この絞り板
を、測光値に応じて移動させて絞り切り換えを行うもの
が検討されている。
【0004】この絞り板は、小絞り開口が光路上に挿入
される位置と、光路外に退避される位置との間で移動自
在に取り付けられ、この絞り板をソレノイドで駆動する
ことによって絞り切り換えが行われる。ソレノイドは測
光値に応じて作動し、測光はシャッタボタンの半押し操
作で開始される。撮影者は、シャッタボタンを半押し操
作して測光を開始させ、その状態で絞り板が切り換え動
作するのを待った後、シャッタボタンを全押しして撮影
を行う。これによれば、簡単な構造で露出調節が可能に
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記例
では、絞り板が切り換えられている間、撮影者はシャッ
タボタンの半押し状態を維持する必要がある。絞り切り
換えに必要な時間は、約10msec程度であるが、撮
影者としては確実を期すため、それよりもかなり長い時
間シャッタボタンの半押し状態を維持してしまうのが通
常である。
【0006】絞り切り換えが終了したかどうかを撮影者
に判断させることは、ソレノイドを作動する時間を必要
以上に長くすることになり、電池を無駄に消耗させてし
まうことになる。これは、1回使用型を前提としている
レンズ付きフイルムユニットでは、電池交換を予定して
いないので、特に問題となる。
【0007】また、シャッタボタンを半押し状態で維持
するという操作自体、操作する側からみれば、端的に煩
わしいと考えられる。これは、レンズ付きフイルムユニ
ットを使用するユーザーの多くがカメラの操作に不慣れ
であると考えられるので、特に問題となる。
【0008】また、このようなカメラの操作に不慣れな
撮影者においては、このようなシャッタボタンの半押し
操作をせずに、いきなりシャッタボタンを全押ししてし
まうことも考えられる。このような場合には、シャッタ
の開閉と絞り板の切り換えとが重なって露光途中に絞り
板が光路内を横切ってしまい適切な撮影ができないおそ
れがある。
【0009】上記課題を解決するために、電池の消耗が
少なく、かつ簡単な操作で適切な撮影を行うことができ
るカメラのシャッタ装置を提供することを目的とするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のカメラのシャッタ装置は、シャッタ開口を
開く開き位置とシャッタ開口を覆う閉じ位置との間で移
動自在に取り付けられ、第1のバネで閉じ位置に付勢さ
れるシャッタ羽根と、チャージ位置からレリーズ位置に
移動する際に、シャッタ羽根を前記第1のバネの付勢に
抗して蹴飛ばしてシャッタ開口を開閉させるシャッタ駆
動部材と、大絞り開口と小絞り開口との間で絞りを切り
換える移動自在な絞り板と、測光値に基づいてこの絞り
板を移動させる絞り板駆動手段と、シャッタボタンの押
下に応答して測光を開始させるスイッチと、シャッタボ
タンが押下されてから絞り切り換え動作が終了するまで
の間前記シャッタ駆動部材をチャージ位置に保持する電
磁保持手段と、前記スイッチのオンに応答し、絞り切り
換え動作に必要な時間遅らせてから前記電磁保持手段の
保持力を弱めて、前記シャッタ駆動部材の保持を解放す
る制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0011】なお、前記電磁保持手段は、鉄心を永久磁
石で磁化することにより保持力を発生させ、この鉄心に
巻きつけられたコイルへ通電することにより前記保持力
が弱められるラッチソレノイドであることが好ましい。
【0012】なお、シャッタチャージしたときにチャー
ジ位置に移動してフイルムの巻止めを行うとともに、シ
ャッタボタンが押下された時にその押圧を受けてレリー
ズ位置に移動して前記巻止めを解除する巻止め部材を備
え、この巻止め部材の移動経路内に前記スイッチを配置
し、前記巻止め部材に、それがチャージ位置からレリー
ズ位置に移動する際に、前記スイッチをオンして測光を
開始させ、その直後にオフして測光を停止させるスイッ
チング部を設けることが望ましい。
【0013】なお、前記絞り板駆動手段は、コイルへの
通電時に可動鉄心が軸方向に引き込まれ、コイルへの通
電を断つことによって第2のバネの付勢で軸方向に突出
するプッシュプルソレノイドであることが好ましい。
【0014】なお、前記絞り板は、前記コイルへの通電
が断たれた状態では、前記第2のバネの付勢で前記小絞
り開口が光路上に挿入される位置にセットされ、コイル
への通電時には、可動鉄心の移動により前記小絞り開口
が光路上から退避して前記大絞り開口に切り換えられる
位置にセットされることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明のカメラのシャッタ装置を
実施したレンズ付きフイルムユニット11の外観及び内
部構造の概略を示す図2及び図3において、レンズ付き
フイルムユニット11は、中央に露光部12が設けら
れ、その横にストロボ装置13が組み付けられた本体基
部14と、その前後に被せられる前カバー16及び後カ
バー17とから構成されるユニット本体と、カートリッ
ジ18及びカートリッジ18から引き出してロール形態
にした写真フイルム19とからなる。カートリッジ18
及び写真フイルム19は、本体基部14に形成されたカ
ートリッジ収納室14a,フイルム収納室14bにそれ
ぞれレンズ付きフイルムユニットの製造時点で予め組み
込まれる。
【0016】前カバー16には、その前面に、撮影レン
ズ20を露呈する撮影窓21,ファインダ対物窓22,
ストロボ発光窓23が形成されており、その上面にはシ
ャッタボタン24を露呈する開口,フイルムカウンタ窓
25が形成されている。撮影窓21の横にはCdS26
が、その横にはストロボスイッチ27が取り付けられ
る。レンズ付きフイルムユニット11は、被写体輝度に
応じて絞り切り換えを行う機能を有しており、CdS2
6は、そのための測光手段として機能する。CdS26
は、周知のように、受光する輝度に応じてその抵抗値が
変化する光導電素子である。シャッタボタン24を押下
すると、測光が開始され、その時の測光値に基づいて、
通常の固定絞りとこれよりも小径の絞りとの間で絞りが
切り換えられるようになっている。
【0017】ストロボスイッチ27は、ストロボ充電を
開始させるためのもので、上下方向にスライド自在に設
けられている。ストロボの充電が完了すると、充電完了
ランプが点灯し、この光がライトガイド29を通って撮
影者に確認される。
【0018】後カバー17には、その背面にファインダ
接眼窓31、その上面に、ライトガイド29を露呈する
充電完了確認窓32が形成され、さらにその下方には、
カートリッジ収納室14a,フイルム収納室14bの底
部開口を光密に覆う底蓋17a,17bが一体に形成さ
れている。底蓋17aは、撮影済みの写真フイルムが巻
き込まれたカートリッジ18を取り出すときに開放され
る。
【0019】カートリッジ収納室14aの上部には、巻
上げノブ33が設けられ、その下面に一体に形成された
巻上げ軸がカートリッジ18のスプールに係合する。撮
影ごとに巻上げノブ33を回動操作することによって、
撮影済みの写真フイルム19は1コマ分ずつカートリッ
ジ18に巻き込まれる。
【0020】写真フイルム19としては、IX240型
(APSカートリッジ)のものが使用されている。この
写真フイルム19には、周知のように、その端縁にパー
フォレーション35,36が2種類の間隔で交互に配列
されている。パーフォレーション35,36は、各コマ
のフイルム給送方向の先頭側と後部側とを設定するもの
で、レンズ付きフイルムユニット2では撮影毎に写真フ
イルム19をカートリッジ本体14内に巻き込んでいく
ことから、大パーフォレーション35がフイルム給送方
向の先頭側を、小パーフォレーション36が後部側を示
している。各パーフォレーション35,36は、コマの
数に対応する数だけ設けられている。
【0021】巻き上げノブ33を回動して写真フイルム
19を巻き上げると、本体14に設けられたスプロケッ
トが各パーフォレーション35,36と係合して、写真
フイルム19の給送に従動して回動する。このスプロケ
ットの回動に連動して露光部12に組み込まれたシャッ
タ機構が次回の撮影のためにチャージされ、またフイル
ム1コマ給送が完了すると露光部12に組み込まれた巻
止めレバー(図1の符号83参照)によって巻上げノブ
33の回動がロックされる。
【0022】図4に示すように、ストロボ装置13は、
メインコンデンサ37,シンクロスイッチ38,昇圧コ
イル,CdS26などを取り付けた回路基板41と、ス
トロボ放電管やリフレクタ等を含む発光部42と、電源
電池43(図3参照)とからなる。回路基板41には、
各種回路パターンがプリントされるとともに、各回路素
子が取り付けられてストロボ回路や測光回路等が形成さ
れる。シンクロスイッチ38は、周知のように、一対の
接片38a,38bからなり、この両接片38a,38
b間を接触させることで、ストロボ回路にトリガー信号
を送るためのものである。
【0023】また、回路基板41の前面には、ストロボ
充電を開始させるための充電スイッチ46が設けられる
とともに、受け板47を介してストロボスイッチ27が
スライド自在に取り付けられる。ストロボスイッチ27
をオン位置にスライドすると、ストロボスイッチ27の
背面で充電スイッチ46が押圧されて、これにより充電
スイッチ46がオンして、メインコンデンサ37に給電
が開始される。
【0024】露光部12は、前方に向かって角筒状に突
出した暗箱基部51をベースにして、これにシャッタ機
構,フイルム巻止め機構の他、ファインダ機構やフイル
ムカウンタ機構を組み付けたものである。さらに、この
露光部12は、ファインダ光学系を構成する対物及び接
眼レンズを保持する。暗箱基部51の背面には、露光枠
が形成されており、撮影位置に送られてきた写真フイル
ム19の前面で1コマ分の露光範囲を制限する。
【0025】暗箱基部51の前面には、シャッタ開口5
1aが形成されており、その前方に、シャッタ羽根52
と、絞り板53と、これらを覆うシャッタカバー54と
が取り付けられる。シャッタカバー54には、撮影レン
ズ20と、その後方に通常の開口を持つ固定絞り(図5
の符号66参照)が組み込まれている。シャッタ羽根5
2は、1枚のセクタ羽根で構成されており、シャッタ開
口51aを閉じる閉じ位置とそれを開放する開き位置と
の間で回動自在に取り付けられている。シャッタ羽根5
2には、復帰バネ56が取り付けられており、この復帰
バネ56によって閉じ位置に付勢されている。このシャ
ッタ羽根52は、その頭部52aがシャッタ駆動レバー
57に蹴飛ばされることで、復帰バネ56の付勢に抗し
て開き方向に回動し、シャッタ開口51aを開閉する。
【0026】また、シャッタ羽根52には、ストロボ装
置13に設けられたシンクロスイッチ38を押圧する押
圧片52bが形成されている。シャッタ羽根52がシャ
ッタ開口51aを全開する全開位置に来たときに、押圧
片52bが接片38aを叩いて接片38a,38bとを
接触させてシンクロスイッチ38をオンする。
【0027】図5に示すように、絞り板53は、固定絞
り66よりも小径の小絞り開口53aが形成されてお
り、この小絞り開口53aが撮影光路内に挿入する挿入
位置と小絞り開口が撮影光路外へ退避する退避位置との
間で、暗箱基部51に設けられた軸51bを中心軸とし
て回動自在に取り付けられている。この絞り板53は、
ソレノイド57で駆動される。
【0028】ソレノイド57は、可動鉄心58とコイル
(図示せず)と、これらを保持する本体59とから構成
される。ソレノイド57としては、コイルへの通電時に
可動鉄心58が軸方向に沿って本体59内に引き込ま
れ、コイルへの通電を断つことによってバネ61の付勢
によって軸方向に沿って本体59外部に突出するプッシ
ュプル方式のソレノイドが使用される。
【0029】図5(A)に示すように、ソレノイド57
への通電が断たれた状態では、バネ61によって可動鉄
心58が突出され、この突き出しにより絞り板53に設
けられた被押圧ピン53bが押圧され、この押圧により
絞り板53が挿入位置に付勢される。この小絞り開口5
3aが撮影光路内にセットされる挿入位置が絞り板53
の初期位置となる。
【0030】他方、図5(B)に示すように、ソレノイ
ド57が通電されると、可動鉄心58が本体59内部に
吸引され、被押圧ピン53bが可動鉄心58の押圧から
解放される。また、軸51bには、バネ61よりも付勢
力の弱い捩じりバネ63が取り付けられており、この捩
じりバネ63が被押圧ピン53bと係合して、絞り板5
3を退避位置に向けて付勢している。
【0031】このため、被押圧ピン53bが可動鉄心5
8の押圧から解放されると、捩じりバネ63の付勢によ
って絞り板53が退避位置に向けて回動し、図示しない
ストッパによって退避位置で規制される。これにより、
小絞り開口53aが撮影光路内から退避して絞りが固定
絞り66に切り換えられる。
【0032】このように、小絞り開口53aがセットさ
れる位置を初期位置として、被写体輝度が少ない場合だ
けソレノイド57を作動させて絞り板53を移動させる
ようにしている。これは、最も多く使用されると考えら
れる日中屋外撮影を通常設定とすることで、ソレノイド
57の作動を最小限度に抑えて電池43の消耗を少なく
するためである。
【0033】また、絞り板53をソレノイド57で駆動
して絞り切り換えを行うようにしているが、この絞り切
り換え動作は、約10msec程度の時間がかかる。こ
のため、本発明では、絞り切り換え動作が行われている
途中にシャッタ羽根52が開閉してしまうことがないよ
うに、絞り切り換え動作が終了した後にシャッタ羽根5
2の開閉が行われるようにしている。
【0034】図6及び図1にシャッタ機構及び巻止め機
構の分解図を示す。暗箱基部51の上面には、軸71,
72,73.軸受け部74が形成されるとともに、金属
製の板バネで形成された付勢バネ76が取り付けられて
いる。軸72には、カウンタ板79が挿入される。軸7
1には、バネ82,巻止めレバー83が順に挿入され
る。軸73には、シャッタ駆動レバー57が挿入され
る。軸受け部74には、カム部材84が挿入される。
【0035】また、天板87は、カウンタ板79の上部
に組み付けられ、軸72の上端を支持し、切欠でカム部
材84の上端を支持する。この天板87は全体が透明な
プラスチックで形成されており、符号87aはカウンタ
板79の上面に記された目盛りを拡大表示するレンズと
なっている。
【0036】軸受け部74は下方まで穴が貫通されてお
り、挿入されたカム部材84の下端は下方から突出され
る。そして、カム部材84の下端には従動スプロケット
88が係合され、従動スプロケット88は暗箱基部51
の背面から写真フイルム19に向けて露呈される。従動
スプロケット88の外周には、写真フイルム19のパー
フォレーション35,36に噛合する一対の歯が設けら
れている。そして、従動スプロケット88は、1コマ分
の写真フイルム19がカートリッジ本体18内に巻き上
げられる際のフイルム移送に従動して、図中上面からみ
て反時計方向に1回転する。
【0037】カム部材84は、上方から順に、係合ギア
91,巻止め溝92,チャージカム93,付勢カム9
4,軸95が一体に形成されている。付勢カム94は、
一対の突起からなる。写真フイルム19のパーフォレー
ション35,36は連続的に設けられていないので、従
動スプロケット88の歯がパーフォレーション35,3
6の何れとも噛合しない状態が生じる。付勢カム94
は、この状態の時に、付勢バネ76から押圧を受けて、
カム部材84を従動方向に回動させるためのものであ
る。これにより、従動スプロケット88の歯は、次のパ
ーフォレーション35,36に噛合可能な位置まで移動
される。
【0038】係合ギア91は、カウンタ板79の外周に
形成されたギア79aと係合して、フイルム給送に連動
してカウンタ板79を回転させる。巻止め溝92は、シ
ャッタチャージされた時に、巻止めレバー83を巻止め
位置に保持する。また、チャージカム93は、カム部材
84が回動するときに、シャッタ駆動レバー57に形成
された突設部57cを押圧してシャッタ駆動レバー57
をチャージ位置に回動させる
【0039】シャッタ駆動レバー57には、その軸受け
部57aの周囲に、蹴飛ばし部57b,突設部57c,
バネ掛け部57dが設けられている。蹴飛ばし部57b
は、シャッタ羽根52を蹴飛ばすためのものである。バ
ネ掛け部57dには、バネ82の一端が掛けられる。こ
のバネ82によって、シャッタ駆動レバー57は反時計
方向(レリーズ位置)に向けて付勢される。
【0040】また、シャッタ駆動レバー57には、蹴飛
ばし部57bと軸受け部57aとの中間に金属板57e
が取り付けられている。図1(A)に示すように、シャ
ッタチャージされた状態では、電磁保持手段であるラッ
チソレノイド97がバネ82の付勢に抗して金属板57
eを吸引して、シャッタ駆動レバー57をチャージ位置
に保持する。
【0041】また、シャッタ駆動レバー57には、巻止
めレバー83に形成された係合部101と係合する突部
57fが形成されている。巻止めレバー83はバネ82
によって時計方向(チャージ位置)に付勢されているの
で、シャッタチャージされた状態では、係合部101が
突部57fをチャージ位置に向けて押圧する。したがっ
て、シャッタ駆動レバー57は、ラッチソレノイド97
とともに、巻止めレバー83によってチャージ位置に保
持される。
【0042】ラッチソレノイド97は、鉄心98と、こ
の鉄心98に巻きつけられたコイル(図示せず)と、鉄
心98を磁化するための永久磁石99とからなる。コイ
ルへの通電が断たれた状態では、鉄心98は、それが金
属板57eを引きつける磁力を発生するように永久磁石
で磁化されている。この磁力によってシャッタ駆動レバ
ー57がラッチソレノイド97に保持される。
【0043】他方、コイルに、永久磁石で磁化された鉄
心98の極性と反対の向きに磁界ができるように電流を
流すと、鉄心98の磁力が弱められる。巻止めレバー8
3がレリーズ位置に向けて回動し突部57fと係合部1
01との係合が外れている場合には、鉄心98の磁力が
弱められると、シャッタ駆動レバー57がバネ82の付
勢によって反時計方向(レリーズ位置)に向けて回動す
る。この回動により蹴飛ばし部57bがシャッタ羽根5
2を蹴飛ばしてシャッタ開口51aが開閉される。この
ラッチソレノイド97への通電の開始は、ラッチソレノ
イド制御回路によって制御される。
【0044】巻止めレバー83は、シャッタチャージさ
れたときに巻き上げノブ33の回動をロックして写真フ
イルムの巻き上げを禁止するとともに、シャッタレリー
ズされたときに、レリーズスイッチ106をオンする。
巻止めレバー83には、係合部101の他、爪部10
2,被押圧片103,巻止め部104,スイッチングア
ーム105が設けられている。被押圧片103はL字型
に形成されており、バネ82の他端がこの被押圧片10
3に掛けられる。巻止めレバー83は、シャッタボタン
24が押下されると、被押圧片103が前記ボタン24
に形成された押圧ロッド24aに押圧されて、バネ82
の付勢に抗して反時計方向(レリーズ位置)に回動され
る。
【0045】この回動により、レリーズスイッチ106
をオンするとともに、係合部101と突部57fとの係
合をはずしてシャッタ駆動レバー57をレリーズ可能な
状態にする。レリーズスイッチ106がオンされると、
ラッチソレノイド制御回路に信号が送られて、シャッタ
駆動レバー57の保持が、この巻き上げレバー83の回
動に一瞬遅れて解放される。
【0046】巻き上げノブ33の回動によりシャッタチ
ャージが行われると、カム部材84が回転する。カム部
材84が回転して、巻止め溝92が巻止めレバー83の
爪部102に合致する位置に到達すると、巻止めレバー
83がバネ82の付勢によって時計方向に回動され、爪
部102を巻止め溝92に挿入する。これによりカム部
材84の回転が阻止され、フイルム巻止め状態となる。
他方、この状態では、巻止め部104が巻き上げノブ3
3の周囲に形成された歯と係合して、巻き上げノブ33
の回動が禁止される。
【0047】また、シャッタボタン24を押下すると、
巻止めレバー83がレリーズ位置に回動するとフイルム
の巻止めが解除されるが、巻止めレバー83はバネ82
によってチャージ位置に付勢されているので、シャッタ
ボタン24から手を離すと、バネ82の付勢によりチャ
ージ位置に向けて回動しようとする。しかし、シャッタ
レリーズによって、シャッタ駆動レバー57も一瞬遅れ
てレリーズ位置に回動するから、シャッタ駆動レバー5
7の突部57fが係合部101の回動経路内に侵入し、
図1(B)の二点鎖線で示す位置で、巻止めレバー83
のチャージ位置への回動が規制される。このため、シャ
ッタレリーズがなされた後にフイルムが巻止められてし
まうことはない。
【0048】スイッチングアーム105は、巻止めレバ
ー83がレリーズ位置に回動するときに、その回動経路
内に配置されたレリーズスイッチ106をオンオフする
ためのものである。レリーズスイッチ106は、ファイ
ンダレンズの保持部に取り付けられる。レリーズスイッ
チ106は、第1〜第3の3つの接片106a,106
b,106cから構成されている。スイッチングアーム
105の端部には、それがレリーズスイッチ106の下
方を通過するときに、各接片106a,106b,10
6cと接触して,各接片間を導通させるための金属製の
ブラシ105aが設けられている。
【0049】ブラシ105aと各接片106a,106
b,106cとは、巻止めレバー83がレリーズ位置に
回動するときと、シャッタチャージ時にチャージ位置に
向けて回動するときに接触する。このため、接片106
aと接片106bとが先にオン(導通)した後、接片1
06bと接片106cとがオン(導通)した時にのみレ
リーズスイッチ106がオンするようにして、この反対
に接片106bと接片106cとが先にオンした場合に
は、レリーズスイッチ106がオンしないようにしてい
る。
【0050】したがって、巻止めレバー83がチャージ
位置に回動するときにはレリーズスイッチ106がオン
せず、それがレリーズ位置に回動するときにのみレリー
ズスイッチ106がオンする。また、スイッチングアー
ム105がレリーズスイッチ106を通過すると、レリ
ーズスイッチ106はオフされる。
【0051】レリーズスイッチ106は、測光を開始さ
せるとともに、ラッチソレノイド制御回路にシャッタレ
リーズされたことを表す信号を送る。測光が開始される
と、測光値に応じて絞り切り換え動作が行われる。ラッ
チソレノイド97は、ラッチソレノイド制御回路によっ
て、この絞り切り換え動作が終了した後に、シャッタ駆
動レバー57の保持を解放するように制御される。ま
た、レリーズスイッチ106がオフすると測光が停止さ
れる。
【0052】図7に示すように回路基板41には、スト
ロボ回路108の他、測光回路109,ソレノイド駆動
回路110,ラッチソレノイド制御回路111が設けら
れている。これらの回路は、電源電池43(図3参照)
で駆動される。測光回路109は、被写体輝度を測光す
る回路であり、レリーズスイッチ106がオンされる
と、測光を開始し、ソレノイド駆動回路110に輝度信
号を送信して作動を停止する。ソレノイド駆動回路11
0は、ソレノイド57を駆動するための回路である。測
光回路109からの輝度信号を受けると、ソレノイド駆
動回路110は、測光値が所定値以下の場合には、ソレ
ノイド57を作動して絞り切り換えを行う。
【0053】ソレノイド57への通電時間は予め設定さ
れており、その時間はシャッタ羽根52が開閉して撮影
が終了するまでに必要な時間となっている。この時間が
経過すると、ソレノイド57は、それへの通電が断たれ
て停止する。これにより、バネ61の付勢により絞り板
53が初期位置に復帰する。
【0054】ラッチソレノイド制御回路111は、レリ
ーズスイッチ106のオンにより信号を受けると、この
信号を受けたときから、絞り切り換え動作に必要な時間
遅らせて、ラッチソレノイド97のコイルへ瞬間的(約
50msec程度)に電流を流す。これにより、ラッチ
ソレノイド97の保持力が弱められて、ラッチソレノイ
ド97がシャッタ駆動レバー57の保持を解放する。こ
の遅延させる時間は予め所定値に設定されている。
【0055】以下、上記構成による作用について説明す
る。撮影者は、被写体輝度に応じてストロボ発光の有無
を選択し、必要に応じてストロボスイッチ27をオンす
る。さらに、巻き上げノブ33を回動して写真フイルム
19の巻き上げとともにシャッタチャージを行う。写真
フイルム19が給送されるときに、従動スプロケット8
8がパーフォレーション35,36と嵌合して反時計方
向に回動する。この従動スプロケット88の回動に連動
してカム部材84も反時計方向に回動する。
【0056】また、カム部材84が反時計方向に回動す
ると、チャージカム93が突設片57cを押圧してシャ
ッタ駆動レバー57をバネ82の付勢に抗してチャージ
位置に向けて回動させる。この回動により、金属板57
eが鉄心98に近づくと、ラッチソレノイド97にシャ
ッタ駆動レバー57が引きつけられてチャージ位置に保
持される。
【0057】シャッタ駆動レバー57がチャージ位置に
向けて回動を開始すると、突部57fが係合部101の
移動経路内から退避するので、巻止めレバー83がバネ
82の付勢によりチャージ位置に向けて回動を開始す
る。カム部材84の巻止め溝92に爪部102が達する
と、爪部102が巻止め溝92に入り込んで、カム部材
84の回動をロックする。他方、巻止め部104と巻き
上げノブ33とが係合して巻き上げノブ33の回動もロ
ックされる。これにより写真フイルム19の巻止めが禁
止される。
【0058】また、巻止めレバー83がチャージ位置に
向けて回動する際に、ブラシ105aがレリーズスイッ
チ106の下方を通過して、各接片106a,106
b,106cと接触する。しかし、接片106bと接片
106cとを先に導通させた後、接片106aと接片1
06bとを導通させるので、レリーズスイッチ106は
オンしない。
【0059】フレーミング後、シャッタボタン24を押
下すると、巻き上げレバー83が回動されて、スイッチ
ングレバー105がレリーズスイッチ106をオンす
る。そして、スイッチングレバー105がレリーズスイ
ッチ106を通過すると、レリーズスイッチ106がオ
フされる。
【0060】レリーズスイッチ106がオンされると、
測光が開始され、測光値に応じて絞り切り換え動作が開
始される。測光値が所定値以下の場合には、ソレノイド
57が通電されて絞り板53が退避位置に移動する。測
光値が所定値を上回っている場合には、ソレノイド57
は作動しない。
【0061】また、レリーズスイッチ106がオンした
後、すぐにオフするようにしているので、測光回路が作
動しつづけることはなく、1度ソレノイド57が作動し
たら、それ以上作動することはない。これにより、撮影
者がシャッタボタン24を押下している時間に左右され
ずに、測光回路の作動時間と、ソレノイド57の作動回
数とを一定にすることができるので、電源電池43の無
駄な消耗を抑えることができる。さらに、測光をするた
めにシャッタボタン24を半押し状態にしている必要は
ないので、簡単な操作で絞り調節を行うことができる。
【0062】また、レリーズスイッチ106がオンされ
ると、ラッチソレノイド制御回路111に信号が送られ
る。ラッチソレノイド制御回路111は、この信号が送
られた後、所定時間経過した後に、瞬間的にラッチソレ
ノイド97を通電する。この通電によりシャッタ駆動レ
バー57の保持が解放されて、シャッタ羽根52が蹴飛
ばされる。
【0063】このように、ラッチソレノイド97への通
電時間を短くしているので、電源電池43の消耗を抑え
ることができる。また、ラッチソレノイド97の作動開
始を、絞り切り換え動作に必要な時間だけ遅らせている
ので、シャッタ開閉中に絞り板53が移動してそれが光
路中に挿入されてしまうようなことはない。このため、
ミスショットのない適切な撮影を行うことができる。
【0064】シャッタ羽根52が蹴飛ばされると、シャ
ッタ羽根52が開き動作して露光が開始される。シャッ
タ羽根52が全開位置に達したときに、シンクロスイッ
チ38をオンする。ストロボが充電されている場合に
は、ストロボ発光が行われる。ソレノイド57への通電
時間は決められているので、その通電時間が経過すると
通電が断たれて、バネ61により絞り板53が初期位置
に復帰する。
【0065】このように、測光値に応じて、絞りが切り
換えられるので、適正な露光が行われる。また、測光は
シャッタ開閉の直前に行われるから、撮影時の被写体輝
度に限りなく近い値を基準に絞り切り換えの有無を判断
させることができる。このため、正確な絞り調節が可能
になる。
【0066】上記例では、レリーズスイッチを3枚の金
属接片で構成したものを使用しているが、これ以外でも
よく、例えば、ストロボ装置に取り付けたシンクロスイ
ッチと同様に2枚の接片で構成し、片方の接片をレリー
ズ時にスイッチングアームで叩いてオンするようにして
もよい。
【0067】また、レリーズスイッチをオンオフするス
イッチング部材を巻止めレバーに設けた例で説明してい
るが、巻止めレバーとは独立の部材で設けてもよい。ま
た、測光手段としてCdSを使用しているが、これ以外
でもよく、例えば、太陽電池等を使用してもよい。
【0068】また、上記例では、本発明をレンズ付きフ
イルムユニットに実施した例で説明したが、コンパクト
カメラなどに使用してもよい。また、写真フイルムとし
てIX240型のカートリッジで説明したが、これ以外
でもよく、例えば、135型のカートリッジを使用して
もよい。
【0069】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のカ
メラのシャッタ装置は、シャッタ開口を開く開き位置と
シャッタ開口を覆う閉じ位置との間で移動自在に取り付
けられ、第1のバネで閉じ位置に付勢されるシャッタ羽
根と、チャージ位置からレリーズ位置に移動する際に、
シャッタ羽根を前記第1のバネの付勢に抗して蹴飛ばし
てシャッタ開口を開閉させるシャッタ駆動部材と、大絞
り開口と小絞り開口との間で絞りを切り換える移動自在
な絞り板と、測光値に基づいてこの絞り板を移動させる
絞り板駆動手段と、シャッタボタンの押下に応答して測
光を開始させるスイッチと、シャッタボタンが押下され
てから絞り切り換え動作が終了するまでの間前記シャッ
タ駆動部材をチャージ位置に保持する電磁保持手段と、
前記スイッチのオンに応答し、絞り切り換え動作に必要
な時間遅らせてから前記電磁保持手段の保持力を弱め
て、前記シャッタ駆動部材の保持を解放する制御手段と
を備えたから、シャッタボタンを半押しして測光を開始
し、シャッタボタンの全押しでシャッタレリーズを行う
という2段階の操作が不要となるので、簡単な操作で絞
り調節を行うことができる。また、これにより、撮影者
が測光の終了時間を判断する必要がなくなるので、測光
時間を一定にすることができ、電池の消耗を抑えること
ができる。さらに、絞り切り換えが終了した後にシャッ
タ開閉が行われるので、ミスショットの無い適切な撮影
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャッタ機構の構成と動作を示す上面図であ
る。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの外観斜視図であ
る。
【図3】レンズ付きフイルムユニットの分解斜視図であ
る。
【図4】露光部の分解斜視図である。
【図5】絞り切り換え動作を示す正面図である。
【図6】シャッタ機構の分解斜視図である。
【図7】電気構成を示すブロック図である。
【図8】作用を示すフローチャートである。
【符号の説明】
24 シャッタボタン 52 シャッタ羽根 53 絞り板 57 ソレノイド 83 巻止めレバー 97 ラッチソレノイド 105 スイッチングレバー 106 レリーズスイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャッタ開口を開く開き位置とシャッタ
    開口を覆う閉じ位置との間で移動自在に取り付けられ、
    第1のバネで閉じ位置に付勢されるシャッタ羽根と、 チャージ位置からレリーズ位置に移動する際に、シャッ
    タ羽根を前記第1のバネの付勢に抗して蹴飛ばしてシャ
    ッタ開口を開閉させるシャッタ駆動部材と、 大絞り開口と小絞り開口との間で絞りを切り換える移動
    自在な絞り板と、 測光値に基づいてこの絞り板を移動させる絞り板駆動手
    段と、 シャッタボタンの押下に応答して測光を開始させるスイ
    ッチと、 シャッタボタンが押下されてから絞り切り換え動作が終
    了するまでの間前記シャッタ駆動部材をチャージ位置に
    保持する電磁保持手段と、 前記スイッチのオンに応答し、絞り切り換え動作に必要
    な時間遅らせてから前記電磁保持手段の保持力を弱め
    て、前記シャッタ駆動部材の保持を解放する制御手段と
    を備えたことを特徴とするカメラのシャッタ装置。
  2. 【請求項2】 前記電磁保持手段は、鉄心を永久磁石で
    磁化することにより保持力を発生させ、この鉄心に巻き
    つけられたコイルへ通電することにより前記保持力が弱
    められるラッチソレノイドであることを特徴とする請求
    項1記載のカメラのシャッタ装置。
  3. 【請求項3】 シャッタチャージしたときにチャージ位
    置に移動してフイルムの巻止めを行うとともに、シャッ
    タボタンが押下された時にその押圧を受けてレリーズ位
    置に移動して前記巻止めを解除する巻止め部材を備え、
    この巻止め部材の移動経路内に前記スイッチを配置し、
    前記巻止め部材に、それがチャージ位置からレリーズ位
    置に移動する際に、前記スイッチをオンして測光を開始
    させ、その直後にオフして測光を停止させるスイッチン
    グ部を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のカ
    メラのシャッタ装置。
  4. 【請求項4】 前記絞り板駆動手段は、コイルへの通電
    時に可動鉄心が軸方向に引き込まれ、コイルへの通電を
    断つことによって第2のバネの付勢で軸方向に突出する
    プッシュプルソレノイドであることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか記載のカメラのシャッタ装置。
  5. 【請求項5】 前記絞り板は、前記コイルへの通電が断
    たれた状態では、前記第2のバネの付勢で前記小絞り開
    口が光路上に挿入される位置にセットされ、コイルへの
    通電時には、可動鉄心の移動により前記小絞り開口が光
    路上から退避して前記大絞り開口に切り換えられる位置
    にセットされることを特徴とする請求項4記載のカメラ
    のシャッタ装置。
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CNA2004100985777A CN1612029A (zh) 1999-11-01 2000-11-01 照相机的曝光控制装置
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DE60020486T DE60020486T2 (de) 1999-11-01 2000-11-02 Vorrichtung zur Belichtungssteuerung für eine Kamera
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100496073B1 (ko) * 2001-08-02 2005-06-20 후지 샤신 필름 가부시기가이샤 카메라
WO2008060599A2 (en) * 2006-11-15 2008-05-22 Melles Griot, Inc. Magnetic direct drive shutter actuation system
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