JP2584295Y2 - シンクロ接点装置及びこれを有するレンズ付きフイルムユニット - Google Patents

シンクロ接点装置及びこれを有するレンズ付きフイルムユニット

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JP2584295Y2
JP2584295Y2 JP1991032834U JP3283491U JP2584295Y2 JP 2584295 Y2 JP2584295 Y2 JP 2584295Y2 JP 1991032834 U JP1991032834 U JP 1991032834U JP 3283491 U JP3283491 U JP 3283491U JP 2584295 Y2 JP2584295 Y2 JP 2584295Y2
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則雄 平崎
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ストロボ装置にシンク
ロ信号を発信するシンクロ接点装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】カメラを携帯していないときでも簡単に
写真撮影を楽しむことができるように、本出願人からレ
ンズ付きフイルムユニット「写ルンです パノラミック
Hi」(商品名)が提供されている。このレンズ付きフ
イルムユニットには、焦点距離が25mm程度の撮影レ
ンズが用いられており、この撮影レンズは2枚構成にな
っている。撮影レンズの主点はこれらのレンズの間に位
置しており、これらのレンズの間に露光用開口(絞り開
口)を決める絞り板と、露光用開口を開閉するシャッタ
開閉機構とが設けられている。シャッタ開閉機構は、揺
動して露光用開口を開閉するV字形のシャッタ羽根と、
蹴飛ばしレバーの移動路に一端を入り込ませ、他端をシ
ャッタ羽根のV字形屈曲部に係合させた駆動レバーとか
らなり、駆動レバーでシャッタ羽根を部分的に覆うよう
に構成してある。これにより、蹴飛ばしレバーの駆動が
駆動レバーを介してシャッタ羽根に伝達されるとこれの
屈曲部分は、軸を中心とする円弧状になっているから光
軸に対し直角方向に揺動される。さらに、シャッタ羽根
の光軸方向の振れは駆動レバーによって抑えられている
ため、露光ムラ等の発生が防止されるようになってい
る。
【0003】露光用開口を透過した光は、12×36m
mの横長のアパーチュアを介してフイルムに露光され
る。そして、プリントを行うときに、通常のサービスプ
リントの2倍の拡大率でプリントを行って、横長のパノ
ラマプリントが作成される。このようなパノラマタイプ
のレンズ付きフイルムユニットは、低照明下、例えば室
内撮影の場合には適正な露光で撮影を行うことが可能と
なっていないため、前述したカメラにストロボ装置を備
えたものが望まれている。
【0004】ところで、このようなストロボ装置を内蔵
したレンズ付きフイルムユニットは、シャッタ羽根の移
動路に一対の細長い接片を設け、この接片を露光開口の
全開時にシャッタ羽根で押圧して閉じる等の簡単な機構
のシンクロ接点を内蔵させることが好まれ、このような
機構は実願昭62−168282号等に開示されてい
る。この公報に記載されているレンズ付きフイルムユニ
ットは、1枚構成の撮影レンズの後方に配置されたシャ
ッタ羽根がこれの開放時と閉鎖時との間で軸を中心に回
転移動するようになっており、これの回転移動路に第1
接片を設け、この第1接片を露光用開口の全開時にシャ
ッタ羽根で押圧し、押圧された第1接片が第2接片に接
触してストロボ用トリガ回路に短絡信号を出力するよう
になっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しなしながら、上記記
載のパノラマタイプのレンズ付きフイルムユニットに前
述した簡単な機構のシンクロ接点を内蔵させる場合、シ
ャッタ羽根の移動路に一対の細長い接片を設けることが
困難であった。というのは、上記公報に記載されたレン
ズ付きフイルムユニットに用いられる回転移動するシャ
ッタ羽根と異なって、パノラマタイプのレンズ付きフイ
ルムユニットでは、シャッタ機構が駆動レバーとシャッ
タ羽根との2部品から構成され、しかもこれらが2枚の
レンズの間に設けられているため、シャッタ羽根回りの
構造が複雑化しており、また、シャッタ羽根が開閉され
るときにその一部をレンズ組み込み部から大きく外に突
出させることができないからである。このため、シャッ
タ羽根で直接シンクロ接点をオンさせようとすると、従
来のパノラマタイプのレンズ付きフイルムユニットにつ
いてレンズやシャッタ機構部を大幅に設計変更しなくて
はならず、コスト的な負担が大きくなるという問題が生
じる。
【0006】本考案はこのような従来技術の欠点を解決
するためになされたもので、連動レバーとシャッタ羽根
とからなる2部品構成のシャッタ機構に対しても、ロー
コストで組み込むことができるようにしたシンクロ接点
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、少なくとも2個のレンズからなる撮影レ
ンズと、;前記2個のレンズ間に設けられ、これらレン
ズの光軸上に形成された露光用開口と、これらのレンズ
の相互の間隔を一定に保つように露光用開口の外周に形
成された肉厚部と、前記肉厚部の一部を切り欠いた切り
欠き部とをもった間隔環部材と、;一端が軸着され、他
端に前記間隔環部材の前面で前記露光用開口を開閉する
開閉部が一体に形成され、また、前記一端と開閉部との
間をV字形に屈曲させてこの屈曲部に係合部を形成する
とともに、前記開閉部を前記切り欠き部を通して出入り
することで前記露光用開口を開閉するシャッタ羽根
と、;シャッタレリーズに連動して一方向に移動する蹴
飛ばしレバーと、;一端が軸着され、他端がシャッタ羽
根の前記係合部に前面側から係合し、この他端がシャッ
タ羽根の一端側から屈曲部までの少なくとも一部に前面
側から重なり合っているとともに、前記一端を挟んで他
端側とは逆側に、前記蹴飛ばしレバーの移動路に入り込
む蹴飛ばし部と、前記蹴飛ばしレバーの移動方向に向け
て突出した押圧部とを有した駆動レバーと、;所定間隔
離して保持した一対の接片を前記押圧部の回転軌跡内に
配置し、前記駆動レバーが回転するときに前記押圧部に
より一方の接片が押圧され、これが他方の接片に接触す
ることでストロボ用トリガ回路に短絡信号を出力するシ
ンクロスイッチと;を備えたものである。
【0008】
【実施例】本考案を用いたレンズ付きフイルムユニット
の外観を示す図2において、このレンズ付きフイルムユ
ニットはユニット本体10を紙箱11で覆って使用され
る。この紙箱11にはレンズフード12,レリーズボタ
ン13,巻き上げノブ14,フイルムカウンタ表示窓1
5などの他、ファインダ開口部16,発光部17,指が
かり18,19を露出させるための穴が開設され、これ
らの穴を通して撮影操作できるようにしてある。なお、
このレンズ付きフイルムユニットは、パノラマ写真の作
成のために12×36ミリの画面サイズで撮影が行われ
る。
【0009】ユニット本体10は本体部20,前カバー
21,後カバー22とを備えている。図1に示すように
本体部12には、その背面側に形成された露光枠を挟む
ようにフイルムロール室25とパトローネ室24とが設
けられている。フイルムロール室25にはパトローネか
ら引き出されたフイルムがロール状に収納され、またパ
トローネ室24の上には巻き上げノブ14が設けられ、
巻き上げノブ14を反時計方向に回転することによっ
て、フイルムをフイルムロール室25からパトローネ室
24に収納する。
【0010】前記本体部20には、その背面に部分的に
露出してフイルム18のパーフォレーションに係合する
スプロケット,蹴飛ばしレバー32,カウンタ円板23
を含むシャッタ駆動機構26が組み込まれている。そし
て、巻き上げノブ14を反時計方向に回転してフイルム
を1コマ分巻き上げると、これに従動して前記スプロケ
ットが1回転し、カウンタ円板23が1目盛分送られる
とともにシャッタチャージが行われ、巻き上げノブ14
にはロックがかかる。そして、シャッタボタン13を押
すと蹴飛ばしレバー32の先端が図において右方向に瞬
間的に移動して撮影が行われるようになっている。
【0011】本体部20の前面右側にはストロボ基板4
0が配置される。このストロボ基板40の前面上部には
発光部43,中間部には充電スイッチ45,下部には電
池47,背面上にはメインコンデンサ44を含むストロ
ボ回路48が取り付けられている。なお、発光部43の
前面には、拡散板49が嵌め込まれる。
【0012】本体部20の中央部には露光用の開口27
が開設されており、この開口27の上方には前記ストロ
ボ回路48に接続されている接片46a,46bが配置
される。これらの接片46a,46bは導電性の細長い
薄片からなり、互いに一定間隔をもって平行となってお
り、前記接片46aは後述する駆動レバー33の移動路
に位置している。そして、前記接片46a,46bのう
ちの一方の接片46bは他方の接片46aよりも短い長
さとなっている。
【0013】前記開口27にはレンズホルダ28が嵌め
込まれる。このレンズホルダ28には、第2レンズ2
9,間隔環30,シャッタ羽根31,シャッタカバー3
5,第1レンズ37と順に組み込まれ、最後に抑え環3
9をレンズホルダ28に被せて嵌めることによって、こ
れらは一体化される。
【0014】詳細には図3に示したように、前記間隔環
30の中心部には、撮影レンズ41の開口径を決める絞
り開口30aが形成され、これを取り巻くように段部3
0bが形成されている。この段部33には切欠きが設け
られており、この切欠きからシャッタ羽根31が出入り
して絞り開口30aを開閉することができる。前記シャ
ッタ羽根31は略V字形をなし、本体部20の前面に突
設したピン51に一端が軸着され、他端には絞り開口3
0aを開閉する開閉板31aが一体に形成されている。
【0015】シャッタ羽根31の開閉は駆動レバー33
によって行われる。駆動レバー33は本体部12の前面
に植設されたピン57に軸着され、バネ34によって反
時計方向に付勢されている。駆動レバー33の一端33
aには前記蹴飛ばしレバー32の移動路に突出され、他
端にはピン33bが植設されている。さらに、駆動レバ
ー33には、これの一端33aの右側に一体に設けられ
た押圧部33cを備えている。前記ピン33bはシャッ
タ羽根31をV字形にしている屈曲部に形成したスロッ
ト31bに係合しており、駆動レバー33はシャッタ羽
根31の根元部分、すなわち軸51からV字形の屈曲部
分に至る部分に重なり合っている。そして、蹴飛ばしレ
バー32が右方向に瞬間的に移動する過程で駆動レバー
33の一端33aを蹴飛ばすと、駆動レバー33はバネ
34に抗して時計方向に揺動した後、再びバネ34の付
勢により元の位置に戻る。
【0016】このように駆動レバー33が1往復の揺動
を行うと、ピン33bとスロット31bとの係合を介し
てシャッタ羽根31は軸51を中心にして1往復揺動
し、開閉板31aは絞り開口30aを開閉して1回の露
光が行われる。さらにシャッタ羽根31が絞り開口30
aを開放時に前記押圧部33cが前記接片46aを押圧
し、接片46aが接片46bに接触する。また、シャッ
タ羽根31が絞り開口30aを閉鎖時には前記押圧部c
が接片46から上方に退避する。
【0017】本体部20の前面を覆う前カバー21に
は、撮影レンズ41を露呈させる開口が設けられたレン
ズフード12,ファインダ開口部16、指かかり18,
19等が一体に設けられている。また、指がかり19は
一部分が切り欠かれており、これ自身の弾性により前後
方向にスイング可動する。この切り欠かれた部分がスト
ロボスイッチ19aとなっており、このスイッチ19a
の背面側には、前記充電スイッチ45に接触し、これら
を短絡させる短絡板が設けられている。
【0018】上記構成による作用について簡単に説明す
る。ストロボスイッチ19aを押圧すると、短絡板52
が充電スイッチ45a,45bとを短絡させる。これに
より、電池47から供給される電流によってメインコン
デンサ44,ストロボ回路48に含まれるトリガ用コン
デンサに充電が行われる。
【0019】さらに、ストロボスイッチ19aを押圧し
ながらシャッタボタン13を押圧するとシャッタ駆動機
構26がレリーズされ、蹴飛ばしレバー32が図3に示
したコッキング位置から右方へと瞬間的に移動する。こ
の移動の過程で蹴飛ばしレバー32の先端部が駆動レバ
ー33の一端33aを蹴飛ばし、図4に示したように駆
動レバー33をバネ34に抗して時計方向に揺動させ
る。そして、この駆動レバー33の揺動は、ピン33
b,スロット31bを介してシャッタ羽根31に伝達さ
れ、開閉板31aは絞り開口30aを開放する。絞り開
口30aが全開されると同時に、駆動レバー33の押圧
部33cが接片46aを上方から押圧し、これを図4で
示したように屈曲させ、屈曲した接片46aが接片46
bの先端部に接触する。
【0020】この瞬間にストロボ回路48内のトリガ回
路が短絡され、トリガ用コンデンサに蓄えられていた電
荷が放電される。こうしてトリガ回路が短絡されると発
光部43内の放電管に発光のトリガ信号が与えられ、放
電管はメインコンデンサ44に蓄えられた電荷によって
放電し、被写体に補助照明が与えられる。
【0021】蹴飛ばしレバー32が駆動レバー33の一
端33aを通り越した後には、駆動レバー33がバネ3
4の付勢により元の位置に戻るとともに、これの押圧部
33cが接片46aから上方に退避する。さらにシャッ
タ羽根31も絞り開口30aを閉鎖する。押圧部33c
が退避した後には、接片46aにはそれ自身の弾性によ
って元の位置に復元される。そして、ストロボスイッチ
19aの押圧を止めれば、ストロボ回路48への充電は
停止される。
【0022】こうして1回の撮影を行うと巻き上げノブ
14のロックが解除され、フイルムの巻き上げを行うこ
とが可能になる。そして、巻き上げノブ14を操作して
フイルムを1コマ分送る間に、フイルムの送りに従動す
るスプロケットを介してシャッタ駆動機構26がシャッ
タチャージ動作を行い、蹴飛ばしレバー32は図3に示
したコッキング位置に戻る。フイルムが1コマ分送られ
た時点で、巻き上げノブ14にはロックがかかって次回
の撮影準備が完了する。以後は、同様にして撮影,フイ
ルム送りを行ってゆくことができる。
【0023】なお、全コマの撮影を終えた後には、その
ままの状態で現像取扱店に提出する。現像所では、本体
部20からパトローネを取り出し、従来通りの現像,焼
き付け処理を行って、ネガ及びプリント写真がユーザー
に戻される。以上、パノラマ撮影用のレンズ付きフイル
ムユニットに本考案を用いた例について説明してきた
が、本考案はレンズ付きフイルムユニットだけでなく、
ローコスト型のカメラ等にも適用することができる。
【0024】さらに、本実施例では、バネ34の付勢に
より連動レバー33を元の位置に戻しているが、バネ3
4を用いずに接片46aの弾性により連動レバー33を
元の位置に戻すようにしてもよい。この場合には、蹴飛
ばしレバー32の駆動を大きくしておき、連動レバー3
3が図3に示したように元の位置の状態のときに、押圧
部33cの先端を接片46aの先端付近に接触するよう
に配置する。これによれば、蹴飛ばしレバー32の移動
時には図4に示すように押圧部33cが接片46aを屈
曲させて、これを接片46bに接触させるとともに、蹴
飛ばしレバー32が一端33aを通過すると接片46a
の弾性によって連動レバー33は前述した元の位置に戻
る。そして、開閉部材31が露光用開口30aを閉鎖時
には、常に押圧33cと接片46aとが接触しているか
ら開閉部材31が露光用開口30aを開くことはない。
【0025】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
シャッタ駆動レバーに蹴飛ばされることでシャッタ羽根
を開閉する駆動レバーに押圧部を設け、この押圧部でシ
ンクロスイッチを押圧するようにしたから、レンズ周囲
の構造やシャッタ機構の基本的構造を従来技術で説明し
たものと比較して大きく変えることなく、ローコストで
達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るシンクロ接点装置を組み込んだレ
ンズ付きフイルムユニットの要部分解斜視図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視
図である。
【図3】シャッタ羽根が露光用開口を閉状態のときのシ
ンクロ接点装置を示した説明図である。
【図4】シャッタ羽根が露光用開口を開状態のときのシ
ンクロ接点装置を示した説明図である。
【符号の説明】
13 シャッタボタン 14 巻き上げノブ 19 指かかり 19a ストロボスイッチ 20 本体部 30a 絞り開口 31 シャッタ羽根 32 蹴飛ばしレバー 33 連動レバー 33c 押圧部 42 ストロボ基板 46a,46b 接片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 15/05 G03C 3/00 575

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2個のレンズからなる撮影レ
    ンズと、 前記2個のレンズ間に設けられ、これらレンズの光軸上
    に形成された露光用開口と、これらのレンズの相互の間
    隔を一定に保つように露光用開口の外周に形成された肉
    厚部と、前記肉厚部の一部を切り欠いた切り欠き部とを
    もった間隔環部材と、 一端が軸着され、他端に前記間隔環部材の前面で前記露
    光用開口を開閉する開閉部が一体に形成され、また、前
    記一端と開閉部との間をV字形に屈曲させてこの屈曲部
    に係合部を形成するとともに、前記開閉部を前記切り欠
    き部を通して出入りすることで前記露光用開口を開閉す
    るシャッタ羽根と、 シャッタレリーズに連動して一方向に移動する蹴飛ばし
    レバーと、 一端が軸着され、他端がシャッタ羽根の前記係合部に前
    面側から係合し、この他端がシャッタ羽根の一端側から
    屈曲部までの少なくとも一部に前面側から重なり合って
    いるとともに、前記一端を挟んで他端側とは逆側に、前
    記蹴飛ばしレバーの移動路に入り込む蹴飛ばし部と、前
    記蹴飛ばしレバーの移動方向に向けて突出した押圧部と
    を有した駆動レバーと、 所定間隔離して保持した一対の接片を前記押圧部の回転
    軌跡内に配置し、前記駆動レバーが回転するときに前記
    押圧部により一方の接片が押圧され、これが他方の接片
    に接触することでストロボ用トリガ回路に短絡信号を出
    力するシンクロスイッチと、 を備えた ことを特徴とするシンクロ接点装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも2個のレンズからなる撮影レ
    ンズと、 前記2個のレンズ間に設けられ、これらレンズの光軸上
    に形成された露光用開口と、これらのレンズの相互の間
    隔を一定に保つように露光用開口の外周に形成された肉
    厚部と、前記肉厚部の一部を切り欠いた切り欠き部とを
    もった間隔環部材と、 一端が軸着され、他端に前記間隔環部材の前面で前記露
    光用開口を開閉する開閉部が一体に形成され、また、前
    記一端と開閉部との間をV字形に屈曲させてこの屈曲部
    に係合部を形成するとともに、前記開閉部を前記切り欠
    き部を通して出 入りすることで前記露光用開口を開閉す
    るシャッタ羽根と、 シャッタレリーズに連動して一方向に移動する蹴飛ばし
    レバーと、 一端が軸着され、他端がシャッタ羽根の前記係合部に前
    面側から係合し、この他端がシャッタ羽根の一端側から
    屈曲部までの少なくとも一部に前面側から重なり合って
    いるとともに、前記一端を挟んで他端側とは逆側に、前
    記蹴飛ばしレバーの移動路に入り込む蹴飛ばし部と、前
    記蹴飛ばしレバーの移動方向に向けて突出した押圧部と
    を有した駆動レバーと、 所定間隔離して保持した一対の接片を前記押圧部の回転
    軌跡内に配置し、前記駆動レバーが回転するときに前記
    押圧部により一方の接片が押圧され、これが他方の接片
    に接触することでストロボ用トリガ回路に短絡信号を出
    力するシンクロスイッチと、を備えた シンクロ接点装置
    を有するレンズ付きフイルムユニット。
JP1991032834U 1991-04-11 1991-04-11 シンクロ接点装置及びこれを有するレンズ付きフイルムユニット Expired - Lifetime JP2584295Y2 (ja)

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