JP2589576Y2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2589576Y2
JP2589576Y2 JP1991047024U JP4702491U JP2589576Y2 JP 2589576 Y2 JP2589576 Y2 JP 2589576Y2 JP 1991047024 U JP1991047024 U JP 1991047024U JP 4702491 U JP4702491 U JP 4702491U JP 2589576 Y2 JP2589576 Y2 JP 2589576Y2
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JP
Japan
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filter
finder
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aperture
exposure
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JP1991047024U
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English (en)
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JPH04130931U (ja
Inventor
農 田中
健 渡辺
精治 村
政望進 小森
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、カメラに関し、更に詳
しくは、露光制御を簡単な操作で可能したカメラの構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラを携帯していないときでも
手軽に写真撮影を楽しむことができるように、本出願人
からレンズ付きフイルムユニット「写ルンです Hi」
等が提供されている。このレンズ付きフイルムユニット
は製造コストを低く抑えて安価で提供され、又複雑な操
作を要しないで簡単に使えることが商品化の上では非常
に重要である。このため予め内蔵されたフイルムに露光
させる露光付与機構は、例えば、絞り口径「11」,シ
ャッタスピード「1/125sec」のような固定露出と
なっている。このような固定露出でも良好なプリント写
真が得られるのは、プリント処理時の露光補正によって
多少の露光過不足が補えるからである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、プリン
ト処理時の露光補正にも限度があり、例えば、夕方や室
内で撮影を行ったネガの場合には、過度の露光不足とな
り全体的に暗いプリント写真となり、また、雪山や海岸
で撮影を行ったネガの場合には、逆に過度の露光過多と
なり白っぽいプリント写真となることが多い。このよう
な露出オーバー及びアンダーを防ぐために被写体光を測
光して絞りをコントロールすることが知られているがこ
のような操作には熟練を要し、低価格でしかも操作が簡
単な故に使用されるレンズ付きフイルムユニットや簡易
型のカメラには不向きである。
【0004】また、このような欠点を解決する一案とし
て、本出願人は実開昭63−66827号公報において
ファインダ内で視野の明るさを表現する表示情報を選択
すると、これに応じて露光条件が調定される提案をして
いるが、表示情報が目に近いため視度が合わせにくくう
まく機能しないという問題があった。
【0005】本考案は上述した従来技術の欠点を解決す
るためになされたもので、ユーザーに面倒な切換操作を
意識させることなく、簡単に露出の切り換えが行えるよ
うにしたカメラをローコストで提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、外部操作によ
ってファインダ内に出入りされるファインダ用NDフィ
ルターと、;撮影光量を制限する小絞開口と撮影光量を
増量する大絞開口との何れか一方、又は撮影用NDフィ
ルターを撮影光軸上に挿脱する露出機構と、;前記ファ
インダ用NDフィルターをファインダーに挿入すること
に連動して前記小絞開口、又は撮影用NDフィルターを
撮影光軸上に挿入し、また、ファインダ用NDフィルタ
ーをファインダから退避させることに連動して前記大絞
開口を撮影光軸上に挿入、又は撮影用NDフィルターを
撮影光軸上から退避するように前記ファインダ用NDフ
ィルターの出入りと前記露出機構とを連動させる連動機
構と、;を備えたものである。
【0007】
【実施例】本考案を用いたレンズ付きフイルムユニット
(以下、「フイルムユニット」と称す)10の外観を示
す図3において、このフイルムユニット10は、プラス
チック製のユニット本体11と、これを外装する紙箱等
の外装体12とからなる。紙箱12の所要部には開口が
形成されており、これらの開口から、撮影窓15の他、
素通し直視型のファインダー16(対物窓16a,接眼
窓16b),シャッタボタン17,残りコマ数を表示す
るカウンタ窓18,巻き上げノブ19及び切換えつまみ
20と、そのスライド通路となるスロット21を外部に
露出させている。
【0008】図1に示したようにユニット本体11は、
本体部25,前カバー26,後カバー27とから構成さ
れており、フイルムが予め本体部25に収納され、後カ
バー27で密閉されている。前記本体部25の前面に
は、シャッタカバー40、トグルバネ41及び回動部材
43とが順に組み込まれ、最後に前カバー26を被せて
嵌めることによって、これらは一体化される。
【0009】前カバー26には、筒状に形成された単独
のファインダ16が一体に形成されている。このファイ
ンダ16には、詳しくは後述する回動部材43に設けら
れたNDフィルター55の移動を許容するための隙間6
8が設けられている。また、前カバー26の前面には、
撮影窓15とスロット21とが形成されており、撮影窓
15背後には撮影レンズ44が組み込まれている。
【0010】前記本体部25の前面上部には、軸受部3
4が設けられている。回動部材43は、これの背面側に
設けられた軸部材54が前記軸受部34に挿通され、光
軸65に直交する方向に回動自在に支持される。
【0011】前記シャッタカバー40には、ストッパ4
9,51が設けられている。このストッパ49は、図5
に示すように前記トグルバネ41の付勢により右旋され
る回動部材43を室内モードの位置に係止させる。ま
た、ストッパ51は、図4に示すようにトグルバネ41
の付勢により左旋される回動部材43を屋外モードの位
置に係止させる。
【0012】回動部材43には、その軸部材54からフ
ァインダ16までを半径とする円弧上にNDフィルター
55が設けられている。回動部材43が屋外モードの位
置にセットされた場合には、NDフィルター55が隙間
68を介してファインダ16内にセットされ、また、回
動部材43が室内モードの位置にセットされた場合に
は、隙間68を介してNDフィルター55がファインダ
16外に退避する。このNDフイルター55は、周知の
ように減光フイルターであり、ファインダ16にその対
物窓16aから接眼窓16bに入射してくる被写体光を
減光し、減光された被写体光を撮影者により見ることが
可能であれば、撮影者にそのままシャッタレリーズを行
えることを把握させ、また減光された被写体光を撮影者
により見ることが不可能であれば、撮影者に室内モード
に切り換えることを把握させる。
【0013】前記回動部材43には、下方に扇形状とな
ったセクタ部58が設けられている。セクタ部58の前
面には、前カバー26のスロット21から露呈される切
換えつまみ20が設けられている。
【0014】また、回動部材43には、その軸部材54
から光軸65までを半径とする円弧上に開口径が異なる
2種類の絞り開口60,61が配置されている。回動部
材43が屋外モードの位置にセットされた場合には、図
4に示すように開口径が小さい方の絞り開口60が光軸
65上にセットされ、屋外用の絞りに応じた露出とす
る。また、回動部材43が室内モードの位置にセットさ
れた場合には、図5に示すように開口径が大きい方の絞
り開口61が光軸65上にセットされ、室内用の絞りに
応じた露出とする。
【0015】本体部25の前面には、平板状のシャッタ
地板30が配設されている。このシャッタ地板30に
は、シャッタ羽根31の駆動空間を確保するための凹部
30aと、凹部30a内の光軸上に開設された開口32
とが設けられている。本体部25の上部には、切欠き3
3を通して軸受部34を露呈させている。前記シャッタ
羽根31は、シャッタボタン17の操作に連動し蹴飛ば
しレバー35の蹴飛ばしにより前記開口32を開閉す
る。この開閉速度は一定のシャッタスピードとなってい
る。この開閉により被写体光が開口32を介して、アパ
ーチュアにセットされたフイルムに露光される。なお、
シャッタ羽根31は、バネ31aにより常に閉位置に付
勢されている。
【0016】上記構成による作用について簡単に説明す
る。本考案に係るフイルムユニット10は、図4に示す
ように通常ファインダ16内にNDフィルター55が入
り込んだ状態、すなわち、切換えつまみ13を屋外モー
ドの位置に操作した状態としておく、この状態で撮影者
は、ファインダ16の接眼窓16bからNDフィルター
55を通して被写体を覗く。
【0017】撮影者は、NDフィルター55により減光
された被写体光を見ることが可能であれば、撮影者はそ
のままシャッタレリーズを行う。この場合には、図4に
示すように回動部材43が屋外モードの位置にセットさ
れているので、絞り開口60が光軸65上に位置し屋外
用の絞りに応じた露出で露光される。
【0018】次に、減光された被写体光が撮影者によっ
て見ることが不可能であれば、撮影者は切換えつまみ2
0をスロット14の左端いっぱいにスライドさせる。こ
れにより回動部材43は回動する。その後、セクタ部5
8の左端がストッパ49に当接することにより、回動部
材43の回転は阻止され、図5に示す状態となる。な
お、この状態では、トグルバネ41によりストッパ49
方向に付勢された状態となっている。これにより、回動
部材43が室内モードの位置に維持されているので、絞
り開口61が光軸65上に維持された状態で撮影が行わ
れ、室内用の絞りに応じた露出で露光される。
【0019】以上、本考案に係るレンズ付きフイルムユ
ニットの一実施例について述べてきたが、一般にフイル
ムユニット10は屋外モードで頻繁に撮影を行うため、
シャッタレリーズ後に回動部材43をバネの付勢等によ
り常に屋外モードの位置に戻すような機構を設けてもよ
い。
【0020】また、本実施例では、屋外と室内とに応じ
た絞り開口60,61を設けた例としたが、屋外と雪山
や海岸とに応じた絞り開口をそれぞれ設けても良い。ま
た、本実施例では2種類の絞り開口60,61を光軸6
5上にそれぞれセットしているが、予め光軸65上に配
置された開口を第1の絞り開口とし、第2の絞り開口だ
けを光軸65上にセットする機構としてもかまわない。
さらに、第1,第2の絞り開口を用いる代わりに撮影光
軸上にNDフィルター55をファインダー16内に出入
りさせるのと相反して撮影光軸上にNDフィルターを出
入りさせるようにしてもよい。なお、本考案は、上記記
載したようなフイルムユニット10だけでなく、一般の
自動露出機構をもたないカメラにも利用することができ
るのはもちろんである。
【0021】
【考案の効果】以上のように、本考案のカメラによれ
ば、ファインダー内に入り込むNDフィルターを備えて
いるから、撮影者はフィルターを介して被写体光の明暗
を判断することが可能となる。そして、ファインダを見
易くするためのフィルター出入り操作に連動して露出機
構が露出量を可変するから、被写体の明るさによらず誰
でも簡単に良好な露出で撮影を行うことができる。さら
に、本考案では、ファインダ内にフィルターを出し入れ
し、また撮影光軸上に絞りもしくはフィルターを出し入
れするだけの簡単な構造なのでローコストで製造するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るレンズ付きフイルムユニ
ットの要部を示す分解斜視図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットを示す要部断面図
である。
【図3】レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視
図である。
【図4】回動部材が屋外モードの位置にセットされた状
態を示す説明図である。
【図5】回動部材が室内モードの位置にセットされた状
態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 レンズ付きフイルムユニット 16 ファインダ 20 切換えつまみ 31 シャッタ羽根 40 シャッタカバー 41 トグルバネ 43 回動部材 44 撮影レンズ 55 NDフィルター 60,61 絞り開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 村 精治 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富 士写真光機株式会社内 (72)考案者 小森 政望進 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富 士写真光機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−198027(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 11/00 G03B 9/04 G03B 13/02 G03B 17/04 G03C 3/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部操作によってファインダ内に出入り
    されるファインダ用NDフィルターと、撮影光量を制限する小絞開口と撮影光量を増量する大絞
    開口との何れか一方、又は撮影用NDフィルターを撮影
    光軸上に挿脱する 露出機構と、前記ファインダ用NDフィルターをファインダーに挿入
    することに連動して前記小絞開口、又は撮影用NDフィ
    ルターを撮影光軸上に挿入し、また、ファインダ用ND
    フィルターをファインダから退避させることに連動して
    前記大絞開口を撮影光軸上に挿入、又は前記撮影用ND
    フィルターを撮影光軸上から退避するように 前記ファイ
    ンダ用NDフィルターの出入りと前記露出機構とを連動
    させる連動機構と、 を備えたことを特徴とするカメラ。
JP1991047024U 1991-05-24 1991-05-24 カメラ Expired - Lifetime JP2589576Y2 (ja)

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JP1991047024U JP2589576Y2 (ja) 1991-05-24 1991-05-24 カメラ

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JP1991047024U JP2589576Y2 (ja) 1991-05-24 1991-05-24 カメラ

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Publication Number Publication Date
JPH04130931U JPH04130931U (ja) 1992-12-01
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ID=31926336

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