JP2006091148A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

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洋史 桂
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Abstract

【課題】撮影モードの選択間違いを未然に防止する。
【解決手段】レンズ付きフイルムユニットには、露出切替機構68と露出選択機構69とが内蔵されている。露出切替機構68は、標準露出と室内用露出との2段階に切り換える。標準露出は、小絞り開口62を撮影光軸13a上に挿入して小絞り開口62を絞りとして撮影を行うモードであり、晴天時など被写体輝度が高いときに使用する。室内用露出は、小絞り開口62を撮影光軸13a上から退避して開放絞り開口57を絞りとして撮影を行うモードであり、室内など被写体輝度が低いときに使用する。露出選択機構69は、リンク板64や重り67で構成されており、該ユニット10の撮影姿勢が正立姿勢のときには、重り67の移動により小絞り開口62を挿入して標準露出が選択され、また、倒立姿勢のときには重り67の移動により小絞り開口62が退避して室内用露出が選択される。
【選択図】 図5

Description

本発明は、露出切替機構を内蔵し、撮影環境下に応じて露出切替機構の露出を切り替えて撮影を行うレンズ付きフイルムユニットに関するものである。
写真フイルムが予め装填されたレンズ付きフイルムユニットが各種販売されている。このようなレンズ付きフイルムユニットとしては、フラッシュ装置、例えばストロボ装置を搭載し、暗い室内等でも撮影を行うことができるようにしたストロボ内蔵型もある。また、撮影条件に応じた露出に切り替えるために、撮影モードを選択することにより、日中屋外等の明るい場所から暗い場所までの撮影に対応したモード切替型のものもあり、このモード切替型では高感度の写真フイルムを用いることにより、室内や夜間の暗い場所での撮影において、背景の描写性を向上させたものが知られている(特許文献1)。
ストロボ内蔵型のレンズ付きフイルムユニットは、例えば1/140秒のシャッタ速度とF10の絞りに、ISO800の写真フイルムが組み合せられ、ISO100を基準としたEV値でEV10.8が適正露出となるようにされている。室内や夜間の暗い場所での撮影には、ストロボ発光させることにより、比較的に近距離の主要被写体の露出が適正とすることができる。
しかし、上記のようなストロボ内蔵型のレンズ付きフイルムユニットでは、主要被写体をストロボ光でほぼ適正な露出で撮影することができるものの、ストロボ光が有効でない背景については露光不足となってしまい、結果として背景は極端な露光不足となってしまっていた。
そこで、ストロボ発光の有無以外に、シャッタ速度切替機構、絞り切替機構を内蔵し、さらに、高感度の写真フイルムを装填したモード切替型のレンズ付きフイルムユニットが知られている(特許文献2)。このレンズ付きフイルムユニットは、日中屋外等の明るい場所での撮影に対応する日中撮影モード(ストロボ発光せず)と日中シンクロ撮影モード(ストロボ発光あり)と、夜景や暗い室内を背景にし、その背景を適当な濃度で再現しながら人物等の主要被写体をストロボ光で撮影する場合に対応する夜景シンクロ撮影モードの3つの撮影モードを備えている。
上記の日中撮影モード及び日中シンクロ撮影モードでは、高速なシャッタ速度と小絞りに設定され、夜景シンクロ撮影モードでは、低速なシャッタ速度と大絞りに設定される。具体的には、ISO800の写真フイルムが用いられ、日中撮影モード及び日中シンクロ撮影モードでは、シャッタ速度が例えば1/120秒に、絞り値が例えばF14に設定され、夜景シンクロ撮影モードでは、シャッタ速度が例えば1/45秒に、絞り値が例えばF5.6に設定されている。
ところで、撮影モード選択型のものでは、外部から選択されているモードが分かり難い問題がある。そこで、ストロボ内蔵型の特許文献1に記載のものでは、ストロボ撮影モードのときにストロボ回路の充電状態を表示するライトガイドを、ボディ上面から外部に突出することでストロボ撮影モードの選択を外部から容易に識別することができるようにしている。
さらに、露出切替型の特許文献2に記載のものでは、日中撮影モードのときには無表示、日中シンクロ撮影モードのときにはライトガイドを上面から外部に突出してそのモードの選択を表示し、さらには夜間シンクロ撮影モードのときにはファインダ視野内に指標板を挿入してそのモードの選択を表示している。
特開平11−64951号公報 特開2003−344914号公報
しかしながら、撮影モードを任意のモードに選択すると、その後の撮影時に撮影モードを変更せずに、そのままの撮影モードで撮影を継続してしまうおそれがある。とうのは、撮影モード選択操作部が一般的にボディ前面に設けられているため、戻し忘れ易いという欠点があった。特許文献1に記載のものでは、ストロボ発光の有無だけであるので、モードの選択を間違っても露光にはそれほど影響がないのに対し、特許文献2に記載のものでは、撮影モードに応じて露出を変更するため、撮影モードの選択を間違うと、撮影環境下によっては失敗写真となるおれがある。
本発明は、上記問題を解消するためになされたもので、その時点で選択されている撮影モードから使用頻度の高い標準の撮影モードに迅速に戻すことができるレンズ付きフイルムユニットを提供することにある。
本発明のレンズ付きフイルムユニットでは、撮影姿勢に応じて露出切替機構の露出を切り替える露出選択手段を備えたものである。露出切替機構としては、絞り開口径を切り替える機構、又はシャッタ速度を切り替える機構、並びにこれら二つの組み合わせを切り替える機構でもよい。露出選択手段としては、該ユニットの姿勢を検知する検知手段と、検知手段から得られる信号に基づいて露出切替機構の露出を切り替える連動機構とで構成してもよい。電気的な構成をとると、レンズ付きフイルムユニットとしては、高価に成りやすい。そこで、ローコスト化を図るため、撮影姿勢に応じて移動する重りと、この重りの移動位置に応じて露出切替機構の露出を切り替えるリンク機構とで露出選択手段を構成してもよい。
露出切替機構としては、被写体輝度が明るいときに使用する標準露出と、被写体輝度が暗いときに使用する室内用露出との少なくとも2段階の露出に切り替えるとともに、露出選択手段は、撮影姿勢が正立姿勢のときに露出切替機構を標準露出に切り替えるように構成するのが望ましい。
また、ストロボ装置を内蔵していないため、予め内蔵する写真フイルムのフイルム感度をISO1600以上にするとともに、標準露出を、フイルム感度ISO100を基準とした適正EV値が8.5以上、11.5以下に設定するのが好適である。
さらに、撮影姿勢を正立姿勢と倒立姿勢との二つに設定し、露出選択手段は、倒立姿勢のときに露出切替機構を室内用露出に切り替えるように構成する。この場合、倒立姿勢のときには、正立姿勢のときにシャッタレリーズを行うレリーズ操作部が該ユニットの底面に配されるため、操作し辛い。そこで、倒立姿勢のときのシャッタレリーズ用として、別のレリーズ操作部を該ユニットのボディ底面に設けるのが好適である。
本発明では、撮影姿勢に応じて露出が切り替えるように構成したから、露出の切替が簡便になるとともに、撮影姿勢を確認するだけで標準露出に迅速に戻すことができる。
図1に示すように、本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット10は、各種撮影機構が組み込まれたユニット本体11と、ユニット本体11の外に取り付けられる外装体12とからなる。外装体12には、ユニット本体11の各部を露呈させるための開口が形成されている。
ユニット本体11の前面には、撮影レンズ13、ファインダ対物窓14が設けられている。また、ユニット本体11の上面11aには、シャッタボタン15、及び枚数表示窓16が設けられ、背面にはファインダ接眼窓17と、撮影後のフイルム巻き上げに用いられる巻き上げノブ18の一部が露呈して設けられている。
ユニット本体11の内部には、露出切替機構が設けられている。露出切替機構は、被写体輝度が明るいときに使用する標準露出と、被写体輝度が暗いときに使用する室内用露出との2段階の露出のうちの何れかに切り替えを可能とする。露出切替の選択は、該ユニット10の撮影姿勢を変えることで決定される。本実施形態では、図1に示す正立姿勢で撮影を行うときには標準露出が選択され、また、図2に示す倒立姿勢で撮影を行うときには室内用露出が選択される。倒立姿勢のときには、ユニット本体11の底面11bが天を向く姿勢となる。このため、底面11bには、倒立姿勢用シャッタボタン19が別に設けられている。
ユニット本体は、図3に示すように、前カバー21、本体基部22、写真フイルムパトローネ23、及び、後カバー24とで構成されている。前カバー21は、本体基部22の前面及び上面を覆うカバーである。写真フイルムパトローネ23は、写真フイルム25とこれを収納するパトローネ26とで構成される。写真フイルム25としては、フイルム感度がISO1600以上、好ましくはISO3200のものが用いられる。
本体基部22には、背面から見て露光開口27を挟んだ右側にパトローネ26を収納するパトローネ室28が、また左側にはパトローネ26から未露光の写真フイルム25を引き出してロール形態で収納するフイルム室29がそれぞれ一体に形成されている。パトローネ室28の上には、巻き上げノブ18が回転自在に配されている。巻き上げノブ18は、パトローネ室28に装填されるパトローネ26の軸芯30に係合しており、フイルム巻き上げ方向に回転することで写真フイルム25をフイルム室29からパトローネ室28に向けて移送して撮影済みの写真フイルムをパトローネ26に巻き込む。
本体基部22の背面、及びパトローネ室28とフイルム室29との底面は開口されている。後カバー24は、写真フイルムパトローネ23を装填後に本体基部22の背面に取り付けられ、本体基部22の背面及び底面を覆う。後カバー24の底面には、一部を薄肉して折り曲げ自在にしたプルトップ式の底蓋31が設けられている。この底蓋31はパトローネ室28の底を覆う蓋であり、現像所で撮影済み写真フイルムを収納したパトローネ26を取り出すときに開かれる。なお、倒立姿勢用シャッタボタン19は、底蓋31を除く底面11bに設けられており、望ましくは、パトローネ室28とフイルム室29とを除く底面11b、すなわち、パトローネ室28とフイルム室29との間の底面11bに設けるのが好ましい。
本体基部22には、露光開口27の前に暗箱33が設けられている。図4に示すように、暗箱33の前面には、シャッタ機構、及び、露光切替機構などが組み込まれている。暗箱33の上には、フイルム巻き止め機構、フイルムカウンタ機構、及びシャッタチャージ機構などが組み込まれる。これらシャッタ機構、露光切替機構、フイルム巻き止め機構、フイルムカウンタ機構、及びシャッタチャージ機構などは、前カバー21で覆われる。
フイルム巻き止め機構は、巻き止め位置と巻き止め解除位置との間で回転する係止レバー40と、写真フイルム25のパーフォレーションに係合するスプロケット41とを有し、スプロケット41の回転を検知して、1撮影コマ分のフイルム移送がなされたときに係止レバー40を巻き止め位置に回転してスプロケット41と巻き上げノブ18との回転を阻止する。
シャッタチャージ機構は、チャージ位置と露光完了位置との間で回転し、かつ露光完了位置に向けてバネ付勢されたシャッタ駆動レバー42を有し、スプロケット41の回転を利用してシャッタ駆動レバー42をチャージ位置に向けて回転する。シャッタ駆動レバー42は、係止レバー40が巻き止め位置に到達する前にチャージ位置に到達し、巻き止め位置に到達した係止レバー40に一部が係合して、係止レバー40によりチャージ位置に保持される。
シャッタボタン15は、前カバー21の一部を切り欠いて弾性自在に設けられている。シャッタボタン15の下部には、押圧ロッド43が設けられており、押圧ロッド43は、シャッタボタン15の押圧により係止レバー40を巻き止め解除位置に向けて押圧する。また、底面11bに設けた倒立姿勢用シャッタボタン19も後カバー24の底面11bの一部を切り欠いて弾性自在に設けられている。この倒立姿勢用シャッタボタン19には、リンク機構44が設けられており、リンク機構44は、倒立姿勢用シャッタボタン19の押圧により係止レバー40を巻き止め解除位置に向けて押圧する。
係止レバー40は、巻き止め解除位置に向けて回転すると、シャッタ駆動レバー42のチャージ位置での保持を解除する。これによりシャッタ駆動レバー42が露光完了位置に向けてバネ付勢により瞬時に回転する。そして、シャッタ駆動レバー42が露光完了位置に回転すると、係止レバー40が巻き止め解除位置に回転しているため、次回のフイルム巻き上げ操作が許容される。なお、フイルムカウンタ機構は、1撮影コマ分のフイルム移送に応じたスプロケット41の回転を利用して枚数表示板45を1歩進させて枚数表示窓16から現時点の残りの撮影枚数を表示する。
図5に示すように、暗箱33の前面には、被写体光を暗室状態で露光開口27に導くための開口46が形成されている。この前面には、被写体側から順に、押さえ環47、第1レンズ48、レンズホルダ49、絞り板50、スペーサ51、シャッタ羽根52、レンズケース53、第2レンズ54、スペーサ環55、及び、第3レンズ56が取り付けられる。
第1レンズ48は、レンズホルダ49に保持される。第2レンズ54、スペーサ環55、及び第3レンズ56は、レンズケース53の内部に保持される。レンズケース53は、筒状となっており、被写体側の前面に固定の開放絞り開口57が、また結像面側の背面には第2レンズ54、スペーサ環55、及び第3レンズ56を順に挿入するために開口が形成されている。
シャッタ羽根52は、第1レンズ48とレンズケース53との間で、撮影光軸13aを横切るように揺動自在に設けられている。この揺動は、シャッタ羽根52の一端が被写体側から見て暗箱33の左側に配した軸58を中心に、他端に設けた開閉部59が開放絞り開口57を開閉するように回転する。
前述したシャッタ駆動レバー42は、シャッタリレーズに連動して露光完了位置に向けた方向(図5に矢印で示すA方向)に回転する。この回転中に、シャッタ駆動レバー42に設けた蹴飛ばし部42aで、シャッタ羽根52の一端に設けた被蹴飛ばし部60を蹴飛ばす。これにより、シャッタ羽根52は、軸58を中心に開閉部59が回転し、開放絞り開口57を全開する開き位置に開き、開き位置に到達した後には引き戻しバネ61により開放絞り開口57を閉じる閉じ位置に戻される。
レンズホルダ49の背面には、スペーサ51が取り付けられ、レンズホルダ49とスペーサ51との間には、露出切替機構69を構成する絞り板50が配置されている。絞り板50には、開放絞り開口57よりも小径の小絞り開口62が一端に形成されており、絞り板50は、小絞り開口62が撮影光軸13aに位置する挿入位置と撮影光軸13aから退避する退避位置との間で軸63を中心として回転自在に設けられている。
絞り板50は、軸63を挟んだ他端にリンク板64の一端65が連係している。リンク板64は、軸66を中心として回転自在に設けられており、軸66を挟んだ他端に重り67が取り付けられている。これらリンク板64や重り67が露出選択手段69を構成する。
図6に示すように、正立姿勢のときには、被写体側から見てファインダ対物窓14が撮影光軸13aの上方に位置し、且つパトローネ室28が撮影光軸13aに対して左側に位置する姿勢となり、この姿勢で重り67が下方に向けて下がるため、リンク板64が軸66を中心として時計方向に回転し、これに連係して絞り板50が軸63を中心として反時計方向に回転して小絞り開口62が撮影光軸13aに挿入される。なお、符号70,71は、絞り板50が挿入位置と退避位置のときにそれぞれ当接するストッパである。
図7に示すように、倒立姿勢のときには、被写体側から見てファインダ対物窓14が撮影光軸13aの下方に位置し、且つパトローネ室28が撮影光軸13aに対して右側に位置する姿勢となり、この姿勢で重り67が下方に向けて下がるため、リンク板64が軸66を中心として反時計方向に回転し、これに連係して絞り板50が軸63を中心として時計方向に回転して小絞り開口62が撮影光軸13aから退避する。
図8に示すように、標準露出では、ISO100を基準としたEV値で、適正EV値がEV10となっており、カラーネガタイプの写真フイルム25のラチチュードを考慮して+5.5EV(露光オーバ)、−1.5EV(露光アンダー)の露光量の過不足を許容すると、EV8.5〜EV15.5の範囲で撮影が行うことができる。室内用露出では、ISO100を基準としたEV値で、適正EV値がEV4.5となっており、ラチチュードを考慮すると、EV3.0〜EV10.0の範囲で撮影が行うことができ、ストロボ発光を用いずに暗い室内や夜間屋外での撮影が可能とされている。なお、ISO100を基準とした適正EV値は、絞り値をF,シャッタ速度をT(秒)、フイルム感度をSとしたときに、「EV=log2(F2/T)−log2(S/100)」で与えられる。
なお、標準露出としては、写真フイルムとしてフイルム感度がISO1600以上、好ましくはISO3200のものを使用したときに、フイルム感度ISO100を基準とした適正EV値を「10」にしているが、これに限らず、適正EV値が「8.5」以上、「11.5」以下の範囲であればいずれでも良い。
上記構成の作用を説明する。撮影を行うときには、撮影環境下に応じて該ユニット10の撮影姿勢を変える。晴天の野外で撮影を行う場合には、撮影姿勢を正立姿勢に構えて撮影を行う。正立姿勢にすると、図6に示すように、絞り板50が挿入位置に移動して小絞り開口62を絞りとして撮影が行われる。
室内での撮影や夜景の撮影を行う場合には、該ユニット10を倒立姿勢に構えて撮影を行う。倒立姿勢にすると、図7に示すように、絞り板50が退避位置に移動して開放絞り開口57を絞りとして撮影が行われる。このときのシャッタレリーズとしては、該ユニット10の底面11bに設けた倒立姿勢用シャッタボタン19が天にあるため、レリーズ操作も簡便に行える。
上記実施形態では、該ユニット10の撮影姿勢を正立姿勢と倒立姿勢として説明しているが、本発明ではこれらに限らず、正立姿勢と、左又は右側面が天に向く横姿勢としてもよい。
また、上記実施形態では、標準露出と室内用露出との2つの撮影モードをもつタイプとして説明しているが、3つ以上の撮影モードをもつタイプでもよい。この場合、正立姿勢のときに、必ず標準露出が選択されるように構成すればよい。
さらに、上記実施形態では、絞り切替を行って露出を切り替える露出切替機構を備えているが、シャッタ速度を切り替える露出切替機構を用いてもよいし、絞りとシャッタ速度との自由な組み合わせで露出を切り替える露出切替機構を用いてもよい。さらにまた、露出選択手段として、重りの移動により撮影姿勢に応じて露出を切り替える構成としているが、本発明ではこれに限らず、円管内に磁石玉をコロがして磁石玉の位置を検知することで撮影姿勢を検出する姿勢センサ等を用いて電気的に露出を切り替える機構を採用してもよい。
また、絞り機構とシャッタ機構とを別々に配しているが、これらの代わりに、2枚のシャッタ羽根を撮影光軸上で開閉自在に配し、各シャッタ羽根の開き量に応じて各シャッタ羽根の開閉部で撮影光軸上に開口を形成する絞り兼用のシャッタ機構を設けてもよい。
本発明を実施したレンズ付きフイルムユニットを正立姿勢にした状態の外観を示す斜視図である。 本発明を実施したレンズ付きフイルムユニットを倒立姿勢にした状態の外観を示す斜視図である。 レンズ付きフイルムユニットを背面から見た分解斜視図である。 フイルム巻き止め機構やシャッタチャージ機構の概略を示す分解斜視図である。 撮影レンズ、絞り板、及びシャッタ羽根の位置関係を示す斜視図である。 正立姿勢のときに絞り板が挿入される状態を示す説明図である。 倒立姿勢のときに絞り板が退避される状態を示す説明図である。 ISO100を基準としたときの適性露出値に対して、写真フイルムのラチチュードを考慮した適性露出値の範囲を示すグラフである。
符号の説明
10 レンズ付きフイルムユニット
11 ユニット本体
15 シャッタボタン
19 倒立姿勢用シャッタボタン
50 絞り板
57 開放絞り開口
62 小絞り開口
67 重り

Claims (4)

  1. 予め写真フイルムを内蔵するとともに、異なる露出に切り替える露出切替機構を備えたレンズ付きフイルムユニットにおいて、
    該ユニットの撮影姿勢に応じて前記露出切替機構の露出を切り替える露出選択手段を備えたことを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。
  2. 露出切替機構は、被写体輝度が明るいときに使用する標準露出と、被写体輝度が暗いときに使用する室内用露出との少なくとも2段階に露出を切り替えるとともに、前記露出選択手段は、撮影姿勢が正立姿勢のときに露出切替機構を標準露出に切り替えることを特徴とする請求項1記載のレンズ付きフイルムユニット。
  3. 前記写真フイルムのフイルム感度がISO1600以上であるとともに、前記標準露出は、フイルム感度ISO100を基準とした適正EV値が8.5以上、11.5以下に設定されていることを特徴とする請求項2記載のレンズ付きフイルムユニット。
  4. 前記露出選択手段は、撮影姿勢が倒立姿勢のときに露出切替機構を室内用露出に切り替えるとともに、該ユニットの底面には、倒立姿勢のときにシャッタレリーズを行うレリーズ操作部が設けられていることを特徴とする請求項2又は3記載のレンズ付きフイルムユニットムユニット。
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