JPH11267119A - 画像診断装置および記録媒体 - Google Patents

画像診断装置および記録媒体

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JPH11267119A
JPH11267119A JP11012305A JP1230599A JPH11267119A JP H11267119 A JPH11267119 A JP H11267119A JP 11012305 A JP11012305 A JP 11012305A JP 1230599 A JP1230599 A JP 1230599A JP H11267119 A JPH11267119 A JP H11267119A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチスキャンを行う場合、スキャン方向の如
何に関わらず、その方向に沿った画像表示を行う。 【解決手段】被検体の画像を表示して診断に供する、例
えばX線CTスキャナによって構成される画像診断装置
である。この装置は、被検体に対してスキャンを実行し
てデータを収集する手段(1、2、30〜33)と、こ
のデータから複数枚の画像を生成する手段(34〜3
6)と、この複数枚の画像を当該画像の生成の度に表示
装置に表示させる表示指令手段(37、38)と、その
複数枚の画像の生成順番または表示順番をスキャン方向
に応じて設定する手段30とを備える。1回のスキャン
につき、スライス位置の異なる複数枚の画像が生成され
る。また、スライス位置を変更しながら複数回のスキャ
ンが実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検体の複数スラ
イスに対する同時のスキャンと、そのスキャン位置の移
動とを繰り返しながら収集したスキャンデータから複数
枚の断層像を生成して表示するX線CTスキャナなどの
画像診断装置および記録媒体に係り、とくに、スキャン
位置を移動させる方向(スキャン方向)と断層像の表示
の順番との関係を改善した画像診断装置および記録媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、病院などにおいて、画像診断装置
の1つとしてのX線CTスキャナが使用されている。こ
のスキャナのタイプとして、シングルスライスCTとマ
ルチスライスCTと呼ばれるスキャナが知られている。
【0003】シングルスライスCTは、1スキャン(画
像再構成に必要なデータを収集するための1回のスキャ
ン)で1枚の画像を得るタイプのスキャナである。この
CTの典型的な使用方法は以下のようである。あるスラ
イス位置でスキャンを行って1枚のスライスから生デー
タ(X線投影データ:原データとも呼ばれる)を得た
後、そのスライス厚さ分(撮影領域の中心高さにおける
厚さ分)だけ、例えば被検体を寝かせた天板を移動させ
て次のスキャンを行ない、隣接スライスの生データを得
る。このスキャンと天板(またはX線管および検出器)
の移動とを順次繰り返すことで、診断部位の一連の複数
枚の断層像(スライス像)を等間隔で得ることができ
る。再構成された断層像は、モニタなどのディスプレイ
に再構成順に表示される。このスキャン法をマルチスキ
ャンと呼ぶ。
【0004】またマルチスライスCTは、1スキャンで
複数枚の画像を得るタイプのスキャナである。画像枚数
は、通常、使用する2次元X線検出器の検出素子のスラ
イス方向の列数に一致させる。すなわち、検出器の検出
素子列がスライス方向に5列配設した構造であれば、1
スキャンで5枚分の生データ(投影データ)を収集する
ことができる。
【0005】このマルチスライスCTでもマルチスキャ
ン法を実施できる。つまり、1回のスキャンを行って複
数スライスから画像の生データを得ると、次に、その複
数スライスのトータル厚さ分(撮影領域の中心高さにお
けるトータル厚さ分)だけ、例えば被検体を寝かせた天
板を所定のスキャン方向に移動させて次のスキャンを同
様に行ない、前回スキャンに係る複数スライスに隣接し
た複数スライスの生データを同時に得る。
【0006】この複数スライスの生データは所定演算に
より複数枚の断層像に再構成された後、再構成された順
番でディスプレイに順次、表示される。この複数スライ
スに対するスキャンと天板(またはX線管および検出
器)の移動とを交互に繰り返すことで、診断部位の一連
の複数枚の断層像を等間隔で得ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CT検査に
は、被検体の診断部位を撮影しながら、その撮影画像を
ディスプレイに表示し、撮影と同時進行で読影を行う診
断法がある。また、スライス方向においてスキャン位置
を移動させる方向(以下、スキャン方向と呼ぶ)は通
常、1方向に固定であるが、これを可変にすることもで
きる。例えば、寝台駆動部の駆動機構を順方向または逆
方向に選択的に駆動させることで、頭部の方から脚部の
方に向かうスキャン方向や、その反対の脚部の方から頭
部の方に向かうスキャン方向を任意に選択できる。
【0008】上述の撮影と読影を同時進行で行う診断法
をシングルスライスCTで実施する場合、1スキャン毎
に得られる画像(断層像)数は1枚であるので、スキャ
ンした順に画像を再構成し、その画像を再構成された順
にディスプレイに表示していけば足りる。つまり、スキ
ャン方向の如何に関わらず、スキャンから再構成、さら
に表示へと至る常に一定の流れによって、かかる診断法
に対処できる。
【0009】しかしながら、そのような診断法をマルチ
スライスCTで実施しようとすると、以下のような問題
がある。
【0010】従来ではスキャン方向(天板の移動方向と
反対の方向になる)を1方向としか想定していないの
で、マルチスキャンによって同時に収集される複数スラ
イスの生データの再構成順は一方向に固定されていた。
例えば、図29(a)または(b)に示す3回のマルチ
スキャンA,B,Cのそれぞれにおいて、再構成順は、
常に、「スライスA1,A2,A3,A4、スライスB
1,B2,B3,B4、およびスライスC1,C2,C
3,C4」の順に固定されていた。つまり、各スライス
の画像はこの順に再構成され、それと同じ順で表示され
ていた。
【0011】同図から分かるように、(a)の場合に
は、再構成および表示を行うスライス位置が進む順番が
スキャン方向1に合致し、「A1,A2,A3,A4,
B1,B2,…」の順になるので、順次表示させる複数
枚の画像を観察しながら読影を行い易い。つまり、スキ
ャン方向に沿った画像が順次現れるので、ディスプレイ
の観察者は診断部位の内部構造を3次元的に容易に把握
することが可能である。
【0012】これに対して、スキャン方向=スキャン方
向2が選択された場合、スキャン方向に沿ったスライス
位置は「C4,C3,C2,C1,B4,B3,…」と
進むのに対して、表示順は「C1,C2,C3,C4,
B1,B2…」となる。
【0013】このため、スキャン方向の奥の方のスライ
ス画像が時間的に先に表示され、その後に手前のスライ
ス像が表示され、表示像が空間的に前後して現れる。こ
れ故、表示画像を観察しただけで、簡単に診断部位の内
部構造を3次元的に把握できるというわけにはいかず、
画像観察が非常に面倒かつ煩わしいものになってしま
う。結局、読影精度を低下させてしまう恐れがあること
は勿論、読影作業の労力が増大して読影能率が低下する
原因にもなる。
【0014】一方、前述した従来の処理法にあっては、
画像を再構成して表示する順番は常に一定の順番である
から、操作者が任意に、または、ある程度の融通性を持
って設定したい場合でも、これに応え得る処理法ではな
かった。
【0015】本発明は、上述した従来技術の問題に着目
してなされたもので、とくに、マルチスキャンを行う場
合、スキャン方向の如何に関わらず、その方向に沿った
画像表示を行うようにして、診断部位の内部構造の3次
元的把握の容易化を図ることができる、X線CTスキャ
ナなどの画像診断装置を提供することを、その1つの目
的とする。
【0016】また、本発明は、マルチスキャンを行なう
場合、画像を再構成して表示する順番の設定の融通性を
格段に向上させることを、別の目的とする。
【0017】さらに、本発明は、マルチスキャンを行う
場合、画像を再構成して表示する順番の設定の融通性を
格段に向上させるとともに、スキャン方向の如何に関わ
らず、その方向に沿った画像表示を行うようにして、診
断部位の内部構造の3次元的把握の容易化を図ることが
できる画像診断装置を提供することを、さらに別の目的
とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願の第1の発明は、被検体の画像を表示して診断
に供する画像診断装置において、前記被検体に対してス
キャンを実行してデータを収集するスキャン実行手段
と、このデータから複数枚の画像を生成する画像生成手
段と、この複数枚の画像を当該画像の生成の度に表示装
置に表示させる表示指令手段と、前記画像生成手段に生
成させる前記複数枚の画像の生成順番を設定する生成順
番設定手段とを備えたことを特徴とする。
【0019】好適には、前記画像生成手段は、前記スキ
ャン実行手段による1回のスキャンにつき、前記複数枚
の画像としてスライス位置の異なる複数枚の画像を生成
する構成である。また好適には、前記スキャン実行手段
は、前記被検体に対する前記スライス位置を変更しなが
ら複数回のスキャンを実行する手段である。さらに、前
記生成順番設定手段は、前記スライス位置をスキャン実
行毎に移動させる方向に応じて前記画像生成の順番を設
定する手段であってもよい。
【0020】さらに、好適な別の態様として、前記スキ
ャン実行手段は、前記被検体に対してX線ビームを曝射
するX線源と、前記被検体を透過したX線ビームを検出
する複数の検出素子の列をスライス方向に複数列配置し
て成る2次元検出器と、この2次元検出器により検出さ
れた検出信号に応じた投影データを前記データとして出
力するデータ収集手段とを備え、前記画像生成手段は、
前記データ収集手段が出力した投影データに基づき画像
を再構成する再構成手段を備えていてもよい。例えば、
前記生成順番設定手段は、前記再構成手段により再構成
される前記画像の再構成の順番を設定する手段である。
【0021】また本願の第2の発明は、被検体の画像を
表示する表示装置を備えた画像診断装置において、前記
被検体に対してスキャンを実行してデータを収集するス
キャン実行手段と、このデータから複数枚の画像を生成
する画像生成手段と、この複数枚の画像を前記表示装置
に表示させる表示指令手段と、この表示指令手段により
前記表示装置に表示させる前記複数枚の画像の表示順番
を設定する表示順番設定手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0022】この場合、好適には、前記画像生成手段
は、前記スキャン実行手段による1回のスキャンにつ
き、前記複数枚の画像としてスライス位置の異なる複数
枚の画像を生成することである。また好適には、前記ス
キャン実行手段は、前記被検体に対する前記スライス位
置を変更しながら複数回のスキャンを実行する手段であ
る。さらに、前記表示順番設定手段は、前記スライス位
置をスキャン実行毎に移動させる方向に応じて前記画像
表示の順番を設定する手段であってもよい。
【0023】さらに、第2の発明において、前記スキャ
ン実行手段は、前記被検体に対してX線ビームを曝射す
るX線源と、前記被検体を透過したX線ビームを検出す
る複数の検出素子の列をスライス方向に複数列配置して
成る2次元検出器と、この2次元検出器により検出され
た検出信号に応じた投影データを前記データとして出力
するデータ収集手段とを備え、前記画像生成手段は、前
記データ収集手段が出力した投影データに基づき画像を
再構成する再構成手段を備えることも好適な例である。
また一例として、前記表示順番設定手段は、前記再構成
手段により再構成される前記画像を、前記表示指令手段
により前記表示装置に表示させる順番を設定する手段で
あってもよい。
【0024】前記第1、第2の発明の例において、前記
スライス位置の移動方向は、前記被検体を載置する天板
および前記スライス実行手段を収納する架台の少なくと
も一方を移動させる方向であることも好適な態様であ
る。
【0025】さらに、前記第1、第2の発明の例におい
て、前記画像生成手段は、前記複数のスライス位置の内
の隣接する複数のスライス位置の画像データを束ねて前
記画像として出力する画像束ね手段を備えていてもよ
い。
【0026】さらにまた、前記第1、第2の発明の例に
おいて、前記表示指令手段は、前記生成順番設定手段に
より設定された生成順番にしたがって前記画像を前記表
示装置の画面に順次、所定枚数ずつ表示させる手段であ
ってもよい。
【0027】さらに、前記第1、第2の発明の例におい
て、前記表示指令手段は、前記生成順番設定手段により
設定された生成順番にしたがって前記画像を前記表示装
置の同一画面に順次、並べて表示させる手段であること
も好適である。
【0028】以上の構成により、スキャン方向の如何に
関わらず、その方向に沿った画像表示を行うことができ
ることから、画像表示において空間的に相前後する違和
感を排除でき、したがって、診断部位の内部構造の3次
元的把握の容易化を図り、診断精度の向上、診断に伴う
操作上の手間、労力の軽減などに著しく寄与する。この
画像診断装置は、MRI装置、放射線CTスキャナなど
の医療用のモダリティを初めとして、そのほかの分野で
使用される各種の画像診断装置に好適である。
【0029】一方、本願の第3の発明は、被検体の画像
を表示して診断に供する画像診断装置において、前記被
検体に対してスキャンを実行してデータを収集するスキ
ャン実行手段と、このデータから複数枚の画像を生成す
る画像生成手段と、この複数枚の画像を当該画像の生成
の度に表示装置に表示させる表示指令手段と、前記複数
枚の画像の生成および表示の内の少なくとも一方の処理
の順番を示す情報をコンソールのモニタ画面上に表示す
る順番情報表示手段とを備えたことを特徴とする。
【0030】好適には、前記コンソールのモニタ画面
は、前記表示装置の画面を兼用する構成にすることであ
る。例えば、前記処理の順番を任意に設定する処理順番
設定手段を備える。前記処理順番設定手段は、一例とし
て、一定の規則性を持ったスライス位置情報を前記処理
順番として手動で指定させる手段、または、アトランダ
ムなスライス位置情報を前記処理順番として手動で指定
させる手段を備える。
【0031】この第3の発明およびその関連構成によ
り、操作者がスキャンプランの段階で診断部位の状況に
合わせて任意に、または、融通性を持たせて表示画像の
順番を設定することができる。また、設定順番をその場
で視覚的に確認することができる。
【0032】本願ではまた、第4の発明として、被検体
の画像を表示して診断に供する画像診断用のプログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であっ
て、前記被検体に対してスキャンを実行してデータを収
集する手段と、このデータから複数枚の画像を生成する
手段と、この複数枚の画像を当該画像の生成の度に表示
手段に表示させる手段と、前記表示手段により表示され
る複数枚の画像の順番を設定する手段とを、を実行する
プログラムを記録した記録媒体が提供される。
【0033】この記録媒体に記録したプログラムを、X
線CTスキャナなどの画像診断装置に搭載のコンピュー
タで読み取り、そのプログラムに基づいて診断装置を稼
動させることで、上述の第1および第2の発明を達成す
ることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各種の実施形態を
添付図面に基づき説明する。なお、以下の実施形態で
は、本発明を実施した画像診断装置として、X線CTス
キャナを例示する。
【0035】[第1の実施形態]第1の実施形態に係
る、画像診断装置としてのX線CTスキャナを図1〜図
9を参照して説明する。
【0036】このX線CTスキャナは、以下に詳述する
ように、収集データを再構成する順番を制御し、その制
御順に収集データを再構成ユニットに与え、再構成した
画像を1枚ずつ、その順にディスプレイに自動的に表示
させる、ことを特徴とする。
【0037】図1に示すX線CTスキャナは、ガントリ
1、寝台2、制御キャビネット3、電源4、および各種
のコントローラ31〜33を備え、例えばR−R方式で
駆動するようになっている。コントローラとしては、高
電圧コントローラ31、架台コントローラ33、および
寝台コントローラ32が備えられる。
【0038】ここで、図1、2に示す如く、寝台2の長
手方向をスライス方向(または回転軸方向)Zとして、
これに直交する2方向をチャンネル方向XおよびX線ビ
ーム曝射方向Yとしてそれぞれ定義する。
【0039】寝台2の上面には、その長手方向(スライ
ス方向Z)にスライド可能に支持された状態で天板2a
が配設されており、その天板2aの上面に被検体Pが載
せられる。天板2aは、サーボモータにより代表される
寝台駆動装置2bの駆動によって、ガントリ1の診断用
開口部(図示せず)に進退可能に挿入される。寝台駆動
装置2bには、寝台コントローラ32から駆動信号が供
給される。寝台2はまた、天板2aの寝台長手方向の位
置を電気信号で検出するエンコーダなどの位置検出器
(図示せず)を備え、この検出信号を寝台制御用の信号
として寝台コントローラ32に送るようになっている。
【0040】ガントリ1は、図1および3に示す如く、
その内部に略円筒状の回転フレーム9を有する。回転フ
レーム9の内側には上述の診断用開口部が位置する。ま
た回転フレーム9には、上記診断用開口部に挿入された
被検体Pを挟んで互いに対向するようにX線管10及び
X線検出器11が設けられている。さらに、回転フレー
ム9の所定位置には、図3に模式的に示す如く、高電圧
発生器21、プリコリメータ22、ポストコリメータ2
3、データ収集装置DAS24、および架台駆動装置2
5が備えられる。
【0041】この内、X線源として機能するX線管10
は例えば回転陽極X線管の構造を成し、高電圧発生器2
1からフィラメントに電流を流すことによりフィラメン
トが加熱され、熱電子がターゲットに向かって放出され
る。この熱電子はターゲット面に衝突して実効焦点が形
成され、ターゲット面の実効焦点の部位からX線ビーム
(ファンビーム)が曝射される。
【0042】高電圧発生器21には、低圧スリップリン
グ26を介して電源装置4から低電圧電源が供給される
とともに、光信号伝送システム27を介して高電圧コン
トローラ31からX線曝射の制御信号が与えられる。こ
のため、高電圧発生器21は、供給される低圧電源から
高電圧を生成するとともに、この高電圧から制御信号に
応じたパルス状の管電圧を生成し、これをX線管10に
供給する。
【0043】またX線検出器11は、複数の検出チャン
ネルを有する検出素子列をスライス方向に複数列配した
2次元検出器から成る(図1参照)。X線管10とX線
検出器11は回転フレーム9の回転によってガントリ1
内で、診断用開口部における軸方向の回転中心軸の囲り
に回転可能になっている。X線検出器11の各検出素子
は、入射する透過X線をこれに相当する電流信号に変換
するシンチレータおよびフォトダイオードの固体検出器
構造を有する。この検出器11が検出した微弱電流信号
はDAS24に送られる。
【0044】DAS24は、検出器11から送られてく
る透過X線の検出信号としての微弱電流信号を増幅して
A/D変換し、これを収集データとしてデータ伝送部2
8に送る。これを行うため、DAS24は、検出器11
が2次元検出器であることを考慮して、図示しないが、
「nチャンネル×f素子列」の検出信号(n,fは
「1」より大きい正の整数)から列選択信号に応じてチ
ャンネルごとに1列分の検出信号を選択するデータ選択
部と、このデータ選択部により各々選択された検出信号
を増幅したりA/D変換するデータ収集部とを備える。
列選択信号は例えば後述するメインコントローラから与
えられる。
【0045】データ伝送部28はガントリ1内の回転側
と固定側の信号経路を接続するもので、ここでは一例と
して、非接触で信号伝送する光伝送システムが使用され
る。なお、このデータ伝送部28としてスリップリング
の構造を用いてもよい。このデータ伝送部28を介して
取り出された透過X線のデジタル量の検出信号は制御キ
ャビネット3の後述する補正ユニットに送られる。
【0046】一方、プリコリメータ22はX線管10と
被検体Pとの間に、またポストコリメータ23は被検体
PとX線検出器11との間にそれぞれ設けられる。プリ
コリメータ22は、例えばチャンネル方向Xに一定の幅
で且つスライス方向Zには可変幅または固定幅のスリッ
ト状の開口を形成する。これにより、X線管10から曝
射されたX線ビームのスライス方向Zの幅を絞って、例
えばX線検出器11の検出素子列のトータルのスライス
幅に対応した所望スライス幅のファンビームを形成す
る。ポストコリメータ23も同様に、チャンネル方向X
には一定幅でスライス方向Zに可変幅または固定幅のス
リット状の開口を有する。ポストコリメータ23は、本
実施形態では、プリコリメータ22によって絞られたX
線ビームを更に細かく絞る補助的な絞り機能を担ってい
る。
【0047】さらに、架台駆動装置25はガントリ1内
の回転側要素全体を取り付けた回転フレーム9を、その
中心軸周りに回転させるモータおよびギア機構などを備
える。この架台駆動装置25には、架台コントローラ3
3から駆動信号が与えられる。
【0048】高電圧コントローラ31、寝台コントロー
ラ32、および架台コントローラ33は、信号的にはガ
ントリ1および寝台2と制御キャビネット3との間に介
在し、後述するメインコントローラからの制御信号に応
答して、それぞれが担当する負荷要素を駆動する。
【0049】制御キャビネット3は、システム全体の稼
動および処理を統括するメインコントローラ30のほ
か、メインコントローラ30にバスを介して接続された
補正ユニット34、データ保存ユニット35、再構成ユ
ニット36、表示プロセッサ37、ディスプレイ38、
および入力器39とを備える。メインコントローラ30
には記録媒体としての図示しないメモリが搭載されてお
り、このメモリにはシステム全体の稼動および処理のプ
ログラムが予め記録されている。このメモリは、メイン
コントローラ30の外部に設けていてもよい。
【0050】補正ユニット34は、メインコントローラ
30からの処理指令に応じて、DAS24から送られて
くるデジタル量の収集データに各種の補正処理を施す。
この補正処理された収集データは、メインコントローラ
30の書き込み指令によって、データ保存ユニット35
に一旦格納・保存される。この保存データは、メインコ
ントローラ30の所望タイミングでの読み出し指令に応
じてデータ保存ユニット35から読み出され、再構成ユ
ニット36に転送される。再構成ユニット36は、メイ
ンコントローラ30の管理下において、再構成用の収集
データが転送されてきた段階で、例えばコンボルーショ
ンバックプロジェクション法に基づきスライス毎の再構
成処理を行い、断層像を生成する。
【0051】この断層像データは、メインコントローラ
30の制御の元、必要に応じてデータ保存ユニット35
に保存される一方、表示プロセッサ37に送られる。表
示プロセッサ37は、断層像データにカラー化処理、ア
ノテーションデータやスキャン情報の重畳処理などの必
要な処理を行い、ディスプレイ38に供給する。ディス
プレイ38により画像データがD/A変換され、断層像
として表示される。入力器39は、スキャン条件(検出
器の検出素子列の数及びその位置,スキャン部位及び位
置,スライス厚,X線管電圧及び電流、被検体に対する
スキャン方向などを含む)、画像表示条件などの指令を
メインコントローラ30に与えるために使用される。
【0052】この実施形態に係るスキャン方向に応じた
再構成の順番の制御を中心に、その作用および効果を説
明する。
【0053】いま、図4(a)および/または(b)に
示す如く、スキャン方向1および/またはスキャン方向
2に沿ってマルチスキャンが実施されるものとする。こ
こで、「スキャン方向」は、スライス方向Zにおいてマ
ルチスキャンを進める方向と定義される。
【0054】すなわち、同図(a)に示すマルチスキャ
ンの場合、被検体としての患者の体軸方向の足部から頭
部に向かう方向(スキャン方向1と呼ぶ)に3回のマル
チスキャンA,B,Cをこの順に行う。これに対し、同
図(b)に示すマルチスキャンの場合、体軸方向の頭部
から足部に向かう方向(スキャン方向2と呼ぶ)に3回
のマルチスキャンC,B,Aをこの順に行う。各回のマ
ルチスキャンは例えば5枚のスライスを同時にスキャン
するもので、各マルチスキャンにおいて足部から頭部に
向かう5枚のスライスに番号1、2、3、4、5をこの
順に付すものとする。
【0055】スキャン方向1または2にマルチスキャン
を行って得られるDAS24からの収集データ(生デー
タ)は、補正ユニット34で補正された後、スキャン
A,B,C毎に異なるファイルに作成され、図5に示す
如くのフォーマットで一度、データ保存ユニット35に
保存される。つまり、1スキャン分のデータファイル
は、5列の検出素子列の列毎に対応して作成された5枚
のスライス分の生データから成る。
【0056】メインコントローラ30は、所定のメイン
プログラムを実施する中で図6に示すフローチャートの
処理を適宜実行し、断層像を再構成する順番を制御す
る。
【0057】メインコントローラ30は、図6の処理に
入ると、最初に、いま実行しようとしているマルチスキ
ャンのスキャン方向がスキャン方向1なのか、または、
スキャン方向2なのかを、入力器39から与えられてい
る操作情報を元に判断する(図6、ステップ41)。
【0058】この方向判断の結果がスキャン方向1(図
4(a)参照)である場合、スキャン方向1に順次進む
(位置する)スライスを1枚ずつ決める(ステップ4
2)。次いで、決めたスライス1枚分の生データをデー
タ保存ユニット35から読み出して再構成ユニット36
に転送する(ステップ43)。次いで、メインコントロ
ーラ30は、転送した生データを再構成する指令を再構
成ユニット36に送出するとともに、1フレーム前の前
回処理で再構成された断層像データをディスプレイ38
に表示する指令を表示プロセッサ37に送出する(ステ
ップ44)。次いで、この一連の処理が全スキャンによ
る全スライスについて終了したかどうかを判断する(ス
テップ45)。この判断でNOの場合、ステップ42〜
44の処理を繰り返し、YESの場合、所定のメインプ
ログラムに戻る。
【0059】上述のステップ41にて、スキャン方向=
スキャン方向2と判断されたときは、ステップ46〜4
9の処理が順次実行される。このときは、スキャン方向
2(図4(b)参照)であるので、スキャン方向2に順
次進む(位置する)スライスを1枚ずつ決め(ステップ
46)、そのスライス1枚分の生データをデータ保存ユ
ニット35から読み出して再構成ユニット36に転送し
(ステップ47)、再構成および表示を前述と同様に指
令する(ステップ48)。この一連の処理は全スライス
について終了するまで続けられる(ステップ49)。
【0060】このため、スキャン方向=スキャン方向1
の場合、
【外1】 の順序で生データが1スライス分毎に再構成ユニット3
6に転送され、この順に再構成される。再構成ユニット
36は一回の再構成処理で1枚の断層像を作成する。こ
の再構成された断層像の画像データは順次、データ保存
ユニット35に保存されるとともに、表示プロセッサ3
7によってディスプレイ38に断層像として図7に示す
如くスライス毎に順次、自動的に表示される。
【0061】この画像表示は再構成後に行われるので、
再構成と表示のタイミングは図8(a)に示す如く、表
示タイミングが1フレーム分の処理時間だけ遅れて追随
する流れになる。
【0062】一方、スキャン方向=スキャン方向2の場
合、
【外2】 の順序で生データが1スライス分毎に再構成ユニット3
6に転送され、この順に再構成される。再構成された断
層像の画像データは順次、データ保存ユニット35に保
存されるとともに、表示プロセッサ37によってディス
プレイ38に断層像としてフレーム毎に順次、自動的に
表示される。このときの再構成と表示のタイミングは図
8(b)に示す如く、表示のタイミングが1フレーム分
の処理時間だけ遅れて追随する。
【0063】従来のように画像の再構成、表示の順が固
定されていると、スキャン方向1またはスキャン方向2
のいずれかにおいて、スライス画像の表示の順番がスキ
ャン順とは異なり、表示画像がスキャンの位置、すなわ
ちスライスの位置に対して前後してしまう。この状況を
図4(b)の例で説明すると、スキャン方向2のマルチ
スキャンに伴う画像の表示の順番が、
【外3】 になる。つまり、スキャン1回毎に、スキャン位置の奥
の方のスライスC1が最初に表示され、その後、徐々に
手前のスライスC2,C3,C4,C5が順次表示され
る。このように、スキャンが進む方向に逆行して表示さ
れることから、違和感を与えるとともに、マルチスキャ
ンに拠る3次元的な読影が困難または非常に煩わしくな
る。
【0064】しかし、本実施形態では前述したように、
図9(a),(b)に示す如く、スキャン方向1、2の
いずれのマルチスキャンであっても、また、スキャン方
向1のマルチスキャンから折り返してスキャン方向2の
マルチスキャンに入る場合でも、処理される画像のスラ
イス位置がスキャン方向に常に対応しており、この順に
再構成され、表示される。
【0065】したがって、表示される画像の順に読影し
ていくことができるので、上述した違和感を排除でき、
しかも3次元領域の病理学的な状態を容易に把握し易く
なることから、診断能率が著しく向上し、また読影者の
労力を著しく軽減することができる。
【0066】上述した第1の実施形態について種々の変
形が以下のように可能である。第1の実施形態では、メ
インコントローラ30の処理によって再構成用の生デー
タを1スライス毎にデータ保存ユニット35から再構成
ユニット36に転送するように構成したが、本発明は必
ずもこれに限定されるものではない。この転送の構成に
ついて、本発明に含まれる変形例を以下のように挙げる
ことができる。
【0067】[変形例(その1−1)]例えば、メイン
コントローラ30は、再構成するスライスの順番をスキ
ャン方向に応じて決定し、この決定したスライス位置の
情報を再構成ユニット36に与える。再構成ユニット3
6は、指令スライス分の生データをデータ保存ユニット
35から読み出し、再構成処理を行うようにする。この
ようにメインコントローラ30の処理の一部であった生
データの転送処理を再構成ユニット36に分担させるこ
とで、メインコントローラ30の演算負荷を軽減でき
る。
【0068】[変形例(その1−2)]さらに、メイン
コントローラ30は、データ保存ユニット35から再構
成ユニット36へ転送する生データの量を、1スライス
分毎ではなく、1スキャン分(例えば5スライス分な
ど、複数のスライス分)の生データをまとめて転送する
ように制御してもよい。再構成ユニット36は、メイン
コントローラ30からの指令にしたがって各スライス分
の生データを、一括転送されてきた1スキャン分の生デ
ータの中から選択し、再構成演算を行うように構成す
る。この結果、メインコントローラ35自身は、スライ
スの生データの選択処理を行う必要が無いので、その
分、メインコントローラ35の負荷を軽減できるという
利点がある。
【0069】[変形例(その1−3)]さらに、データ
保存ユニット35に生データを保存するときにその保存
フォーマットをスキャン方向に応じて変更しておく手法
がある。
【0070】例えば図10(a)に示す如く、前述した
スキャン方向1(図4(a)参照)の場合、スキャン
C,B,Aのそれぞれについてスキャン方向に進む順
(A1,A2,A3,…)に、図10(b)に示す如
く、スキャン方向2(図4(b)参照)の場合、スキャ
ンA,B,Cのそれぞれについてスキャン方向に進む順
(C5,C4,C3,…)に対応するアドレス位置に格
納される。
【0071】この保存フォーマットの変更制御は、DA
S24または補正ユニット34で行うようにする。DA
S24がその収集データ(生データ)の出力順序をスキ
ャン方向1または2に応じて変更するか、補正ユニット
がその補正処理した生データの出力順序をスキャン方向
1または2に応じて変更するようにすればよい。さら
に、データ保存ユニット35において一度保存したデー
タを図10(a)または(b)のフォーマットで並び変
えるようにしてもよい。
【0072】これにより、メインコントローラ30はス
キャン方向に無関係に常に同じフォーマットのデータ転
送指令をデータ保存ユニット35および再構成ユニット
36に与えれば済む。また再構成ユニット36もスキャ
ン方向に無関係に常に一定の手順で再構成演算を行うこ
とができる。このようにスキャン方向を格別に意識しな
い転送および再構成であっても、最終的に表示される断
層像はスキャン方向の違いを考慮した順番になる。した
がって、メインコントローラ30の処理負荷が抑制され
るとともに、再構成ユニット36は転送されてくる生デ
ータをその転送順に再構成するだけで済むので、自動的
にかつ機械的に再構成でき、これに関わる制御および処
理が簡単化されるという利点がある。
【0073】[第2の実施形態]本発明の第2の実施形
態を図11、12に基づき説明する。
【0074】この実施形態で実施するX線CTスキャナ
は、再構成済みの画像の表示順番のみをスキャン方向に
応じて制御し、この制御順に従う画像をディスプレイに
1枚ずつ表示させる、ことを特徴とする。
【0075】このX線CTスキャナのハード構成は第1
の実施形態のものと同一または同等である。この内、再
構成ユニット36は、メインコントローラ30の制御の
下にデータ保存ユニット35から転送されたきた1スキ
ャン分(複数スライス分)の生データを1フレーム期間
内に、あるいは一定期間の間に、その複数スライス分の
再構成を行うように構成されている。再構成された1ス
キャン分の複数枚の画像(断層像)データは、メインコ
ントローラ30の指令に拠り、データ保存ユニット35
に保存されるとともに、表示プロセッサ37に転送され
る。
【0076】表示プロセッサ37は、転送されてきた1
スキャン分の複数枚の画像データを一旦、内蔵メモリに
記憶し、この記憶データに対して図11の処理を実行す
るようになっている。
【0077】つまり、表示プロセッサ37は、図11に
示す処理において、メインコントローラ30から画像の
表示指令が与えられると(ステップ51)、操作情報な
どに基づきスキャン方向を判断する(ステップ52)。
スキャン方向が図4(a)に示すスキャン方向1である
場合、ステップ53〜55の処理を、反対にスキャン方
向が図4(b)に示すスキャン方向2である場合、ステ
ップ56〜58の処理をそれぞれ行う。
【0078】スキャン方向1の場合、再構成されている
画像をスキャン方向1に従うスライス位置順に選択し
(ステップ53)、選択した1枚分の画像に必要な処理
を施してディスプレイに出力する(ステップ54)。こ
の処理を、各スキャン分の複数枚の再構成画像全てに実
行する。
【0079】この処理による再構成と表示のタイミング
の一例を図12(a)に示す。フレーム期間T1の間に
スキャンAの5枚分の画像が再構成され、その後の5個
のフレーム期間T2,T3,…,T6にディスプレイ3
8によりA1,A2,…,A5と順次表示される。各フ
レームの画像は前述した図7で示したように表示され
る。最終の画像A5を表示するフレーム期間T6に、次
のスキャンBの一括再構成が実施される。以下同様に表
示され、またスキャンCについても同様に再構成および
表示される。
【0080】スキャン方向2の場合も、再構成されてい
る画像をスキャン方向2に従うスライス位置順に選択
し、同様に表示する(ステップ56〜58)。このとき
の再構成と表示のタイミングの一例を図12(b)に示
す。スキャン方向が上述のものとは反対になっているの
で、この向き2に従って再構成画像が順次表示される。
【0081】なお、この表示プロセッサ37による一連
の処理において、再構成ユニット36により再構成され
た画像を再度、データ保存ユニット35に戻して保存さ
せ、この保存データに対して表示プロセッサ37が上述
の処理を順次実行するようにしてもよい。つまり、デー
タ保存ユニット35に再度保存された複数枚分の再構成
画像データから、スライス方向1または2に従った順番
のスライスを選択し、そのスライスの画像を順次表示さ
せるものである。これにより、表示プロセッサ37のフ
レームメモリの容量が小さくて済む。
【0082】このように第2の実施形態によるX線CT
スキャナの場合にも、マルチスキャンによって最終的に
表示される複数枚の画像はそのスキャン方向に準じたス
ライス位置順序で順次表示される。このため、スキャン
方向が違っていても、表示する複数枚の画像の内容がス
ライス方向に前後するという事態が解消され、それらの
複数枚の画像を観察しながら患部の様子を3次元的に容
易に把握できるようになる。したがって、表示画像を観
察しながらの読影が容易になり、読影精度の向上および
読影労力の軽減に寄与できる。
【0083】[第3の実施形態]本発明の第3の実施形
態に係るX線CTスキャナを図13、14に基づき説明
する。
【0084】このX線CTスキャナは、スライス厚さを
演算により制御するために、マルチスキャンで得た複数
枚の画像データの内、隣接する2以上のスライスの画像
データを束ねる演算、いわゆる束ね処理を行うスキャナ
に係り、この束ね処理に、前述したスキャン方向に従う
画像表示順の制御を組み合わせる、ことを特徴とする。
この束ね処理を実施する診断装置としては、従来、例え
ば特公昭63−62215号公報(発明の名称は「放射
線断層診断装置」)が知られている。
【0085】このX線スキャナのハード構成自体は、上
記各実施形態のものと同一または同等である。とくに、
再構成ユニット36は、このユニットに与えられている
処理の一部として、図13に示す部分処理を実施するよ
うに構成されている。
【0086】再構成ユニット36は、データ保存ユニッ
ト35からスライス毎またはスキャン毎に転送されてき
た生データを使って、スキャン方向に準じたスライス位
置順に各スライスの生データの再構成を行い、再構成さ
れた断層像データを一時記憶する(ステップ61)。す
なわち、1回の再構成処理毎に1枚のスライスの画像デ
ータを再構成する。
【0087】次いで、再構成ユニット36は、所望束ね
枚数のスライス分の再構成処理が済んだか否かを判断す
る(ステップ62)。ここでは一例として、束ね枚数を
2枚とする。隣接する2枚目のスライスの再構成が済む
と、ステップ62の判断結果がYESとなり、ステップ
63の処理に移行する。同ステップでは、2枚のスライ
スの再構成された画像同士を束ねる処理が実行される。
具体的には、2枚の画像データの画素毎の加算平均が演
算され、1枚の束ねられたスライスの画像データが作ら
れる。一例として、マルチスキャンされた各スライスの
スライス厚が2mmであれば、2枚分の束ね処理によっ
て、すなわち演算処理のみによって厚さ4mmのスライ
スの画像が作られる。
【0088】このように束ねられた画像データは、1枚
のスライスの画像データとして、再構成ユニット36か
らデータ保存ユニット35および表示プロセッサ37に
送られる(ステップ64)。これにより、束ね画像のデ
ータは、データ保存ユニット35に格納される一方、表
示プロセッサ37により必要な処理が施され、ディスプ
レイ38に送られて、例えば前述した図7に示す如く1
枚ずつ表示される。
【0089】このステップ61〜64の処理は、例えば
全スライスについての束ね処理・表示が終わるまで繰り
返される(ステップ65)。これにより、束ね処理され
た断層像が一定期間毎に順次、ディスプレイ38に表示
される。
【0090】この再構成、束ね処理、および表示に関わ
る、スキャン方向毎のタイミング例を図14に示す。こ
の例では、束ね枚数=2となっている。スキャン方向1
(図4(a)参照)の場合、再構成画像A1,A2が2
枚揃った段階で束ね処理「A1+A2」が実行され、そ
の次のフレーム期間T3でこの束ね画像が表示される。
この表示は、1フレーム期間毎に実施される。スキャン
方向2(図4(b)参照)の場合にも、その方向に沿っ
て順次、同様の再構成、束ね処理、表示が実行される。
【0091】以上から、複数枚のスライスを束ねる処理
を実施する場合でも、本発明に係るスキャン方向に従っ
た順序での画像表示の処理を好適に行うことができるこ
とが分かる。つまり、スキャン方向の違いに無関係に、
束ねた画像が常にスキャン方向に従ったスライス位置順
序で表示され、前述した各実施形態と同一または同等の
作用効果を得ることができる。
【0092】なお、この実施形態においても変形が可能
である。
【0093】[変形例(その3−1)]まず、束ね処理
を行う枚数は必ずしも2枚に限定されることなく、3枚
以上であってもよく、これにより、トータルのスライス
厚さ(束ねた厚さ)を種々に変化させることができる。
【0094】[変形例(その3−2)]また、上述した
実施形態では、複数枚のスライスそれぞれを独立に再構
成し、その再構成データ同士を加算平均する手法を採用
したが、これについても、再構成前の生データの段階で
複数枚の画像の加算平均を採り、この加算平均された1
枚フレームの生データを再構成して、束ねた断層像を作
成するようにしてもよい。これによっても、前述の同様
の効果がある。
【0095】[変形例(その3−3)]さらに、この束
ね処理およびその表示の手法を、前述した第2の実施形
態で説明した再構成の手法と組み合わせる変形が可能で
ある。
【0096】つまり、再構成ユニット36は、1スキャ
ン分の複数のスライスの再構成処理を実行(または、あ
る期間内にそれら複数のスライスの再構成処理を実行)
するとともに、この再構成処理の次のフレーム期間から
順に、画像をスキャン方向に従って束ね、出力するよう
に構成するものである。この構成に拠る再構成、束ね処
理、表示の動作の一例を図15(a),(b)に示す。
【0097】この変形例によっても、前述の各種の実施
形態および変形例と同等の作用効果を得ることができ
る。
【0098】上述した各種の実施形態およびそれらの変
形例に適用可能な実施形態を以下に列挙し、その構成お
よび動作を説明する。
【0099】[第4の実施形態]この第4の実施形態
は、マルチスキャンによって得た最低4枚のスライス
(最低、2スライスのスキャンを2回行う)の画像の表
示態様に関するもので、図16に示すように、この複数
枚の画像を同一画面に並べて一覧表示するものである。
【0100】この表示を行うには、表示プロセッサ37
は大略、以下の処理を実行するようにプログラム設定す
ればよい。表示プロセッサ37は、メインコントローラ
30から一覧表示が指令されると、一覧表示を行う全て
の再構成画像データが転送されてくるまで待機し(ある
いは、データ保存ユニット35に全ての再構成画像デー
タが保存されるまで待機し)、その後、転送されてきた
(または格納してある)複数フレームの画像データを分
割して1フレームに並べた画像データを作成して必要な
処理を施し、これをディスプレイ38に送る。
【0101】これによりディスプレイ38には、最低4
枚のスライスの画像が同時に一覧表示される。これらの
画像を観察することで、時系列に画面が更新される図7
の表示画像のときと同様に、診断部位の内部の3次元的
形状を確実に把握できるとともに、全ての画像が同時に
表示されるから、画像相互間の比較観察も容易にできる
という利点がある。
【0102】[第5の実施形態]この第5の実施形態
は、再構成法に関する。
【0103】前述した各実施形態および変形例では特に
言及してこなかったが、本発明は再構成法に依存するも
のではない。本発明の装置に適用可能な再構成法は、マ
ルチスキャンにおいて、スキャン毎にその複数スライス
の画像それぞれを再構成できるものであれがよく、例え
ば、Feldkampらの提案に拠るフェルドカンプ(Feldkam
p)再構成法であってもよい。このフェルドカンプ再構
成法は、ガントリの回転軸方向に対するX線ビームの曝
射角度を考慮し、かつ、収集データをその収集経路に応
じてバックプロジェクションすることで再構成する演算
法である。
【0104】これにより、より多くの画像を一度に収集
できるCTスキャナを提供でき、スキャン速度を向上さ
せることができる。またスキャン条件などに応じて適宜
な再構成法を選択できるなど、撮影の自由度向上も図ら
れる。
【0105】[第6の実施形態]第6の実施形態は、ガ
ントリのチルトに関する。
【0106】前述した各種の実施形態および変形例に係
るマルチスキャンは、X線ビームのスライス方向中心位
置を通る面が天板2aに対して直立するようにガントリ
を制御する場合に限定されず、ガントリをチルトさせて
もよい。これにより、被検体の体軸に対して傾斜した複
数スライスの画像生データが得られる。この複数スライ
スの画像生データは束ねた画像に再構成され、表示され
る。
【0107】この場合、スキャン方向が異なっても、そ
のスキャンが進む方向に従っスライスの画像が順次表示
されるから、表示画像のスライス位置がスキャン方向に
おいて前後して観察し難くなるという事態を排除でき、
患部の3次元的把握を容易にかつ迅速に行うことができ
る。
【0108】[第7の実施形態]第7の実施形態は、ス
キャン方向の変形に関する。
【0109】スキャン方向は必ずしもスキャン方向1ま
たはスキャン方向2の1方向に限定する必要はなく、ス
キャン方向1またはスキャン方向2を反復、または、そ
れらのスキャン方向1、2を往復するようにしてもよ
い。
【0110】この第7の実施形態に係る一連のスキャン
によれば、図17に示す如く、スキャン方向1に沿って
順次行うスキャンA,B,Cと、その後、反対方向のス
キャン方向2に沿って順次行うスキャンD,Eとが往復
で繰り返される。この繰り返しは例えばメインコントロ
ーラ30により制御される。
【0111】このときのスキャンA〜E、再構成、およ
び表示のタイミングの例を図18に示す。スキャン方向
が1から2に折り返した後は、例えばデータ保存ユニッ
ト35から再構成ユニット36への生データの転送順を
メインコントローラ30からの指令によって制御するこ
とで、再構成および表示の順序が「D5,D4,D3,
…」とそれまでとは反対向きに変更される。このため、
スキャンする方向が折り返しにより変わっても、その変
更された方向に準じて再構成および表示の順序の変更さ
れるから、前述した実施形態などと同様に見易く、3次
元的把握が容易な画像を提供できる。
【0112】[第8の実施形態]この第8の実施形態
は、スキャン方向の変形と画像表示とに関する。
【0113】上述した第7の実施形態のように、スキャ
ン方向を往復させる場合において、スキャン方向を反転
させるとき、図19に示す如く、反転前に収集した画像
を、反転のインターバル中に再表示するとよい。すなわ
ち、同図の例の場合、スキャンCからスキャンDに移行
させるとき、スキャンC,D間のインターバルTCD中
に、それまで既に再構成し表示しているスライスC4,
C3,C2,C1の4枚の画像をこの順に順次、再表示
させる。
【0114】この再表示は例えば、メインコントローラ
30からインターバルTCDを告知する指令を受けた表示
プロセッサ37がデータ保存ユニット35から再構成済
みのそれらの画像データを読み出して行うようにすれば
よい。この再表示の後は、スキャン方向を反転させた状
態でのスキャンD,Eに沿って順次、スライス画像を表
示させる。
【0115】このようにスキャン方向を反転させるとき
に、反転前のスキャンCのスライス像の一部を再表示す
ることで、表示されるスライスが「…,C4,C5,C
4,C3,C2,C1,D5,D4,…」と連続性を以
て繋がる。したがって、表示されるスライスがC5から
D5に飛んでしまって観察者に不連続感を与えるといっ
た状態を排除でき、画像観察をより安定してかつ容易に
行うことができる。
【0116】[第9の実施形態]さらに第9の実施形態
は、スキャン領域に関する。
【0117】本発明に適用できるスキャン対象の領域
(スキャン領域)は、上述してきたように、スライス方
向に連続した1つの領域に必ずしも限る必要はない。例
えば図20に示すように、スキャン方向1および/また
はスキャン方向2にスキャンされる、スキャン領域A,
Bの区間と、スキャンCの区間との不連続な2つの領域
であってもよい。このような複数領域のスキャンは、メ
インコントローラ30の制御の下に、高電圧コントロー
ラ31、寝台コントローラ32および架台コントローラ
33などが共同してX線照射、X線管および検出器の回
転、天板移動などの制御を行うことで達成される。
【0118】なお、この不連続な複数領域のスキャンに
対しても、前述した各種の制御および処理がそのまま適
用される。
【0119】[第10の実施形態]さらに第10の実施
形態は、本発明の画像診断装置をX線CTスキャナ以外
の装置に適用したものである。
【0120】本発明の画像診断装置は、被検体に対する
1回のシーケンス実行で収集したデータから位置の異な
る複数枚の画像を得るとともに、そのシーケンスの実行
位置を変えながら複数回実行して一連の複数枚の画像を
得る装置であればよい。この装置に、画像生成の順番を
スキャン方向に応じて制御する手段や、画像表示の順番
をスキャン方向に応じて制御する手段を持たせればよ
い。
【0121】このような構成を持たせることが可能な画
像診断装置として、医療用では、X線CTスキャナのほ
かに、例えば、ほかの放射線を使用したCTスキャナ、
MRI(磁気共鳴イメージング)装置、核医学診断装置
などが挙げられる。また、医療用の画像診断装置に限ら
ず、工業用のCT装置などに実施してもよい。
【0122】一例として、MRI装置について図21を
参照して説明する。被検体の高速なデータ収集を行うた
め、同図のように、1つのボリュームを2回に分けてデ
ータ収集する撮像法がある。最初のスキャンでスライス
1a〜1eのエコーデータ収集を行い、次のスキャンで
スライス2a〜2eのエコーデータ収集を行う。スライ
ス1a〜1eのそれぞれとスライス2a〜2eのそれぞ
れは交互に隣接するようにスライス選択励起される。そ
して、このMRI装置に搭載する本発明の構成によっ
て、スライスの再構成順および/または表示順を例えば
「1a,2a,1b,2b,1c,2c,…1e,2
e」に設定する。1つのボリュームを3回以上のスキャ
ンにより同様に撮像してもよい。また、再構成順および
/または表示順も「2e,1e,2d,1d,…,2
a,1a」に設定してもよい。
【0123】これにより、前述したX線CTスキャナの
場合と同様に、表示される一連の複数枚の画像の順番が
一定の方向に揃うので、診断部位の観察が容易になると
いう、前述と同様の効果を得ることができる。
【0124】[第11の実施形態]本発明の第11の実
施形態は、前述の実施形態またはその変形例に基づいて
設定された画像の再構成順番(生成順番:すなわち再構
成して表示する順番)および/または表示順番の情報
を、手元のコンソール画面としての、ディスプレイ38
の画面上に表示する例に関する。この表示は、メインコ
ントローラ30から表示プロセッサ37への表示指令に
応答して行われる。
【0125】例えば、図4(a)または(b)のスキャ
ン方向毎のスライス位置が、かかる順番情報としてディ
スプレイ画面に提示される。この提示はスキャンプラン
の段階で行われる。このため、スキャンプランを行なっ
ている操作者は、スライス位置およびその画像の表示順
序を視覚的に捕らえることができ、必要に応じて、変更
も容易にその場で行なうことができる。
【0126】[第12の実施形態]本発明の第12の実
施形態に係る画像診断装置としてのX線CTスキャナを
図22〜図25に基づき説明する。
【0127】前述したX線診断装置(画像診断装置)で
は、画像の再構成順番(生成順番:すなわち再構成して
表示する順番)および/または表示順番がスキャン方向
に応じて設定されるが、その設定に操作者の手動介入の
余地が無く、最終的な画像の表示順はスキャン方向毎に
自動的に設定される。また、そのように設定された順番
の情報をスキャン前に操作者に視覚的に提示するもので
はなかった。
【0128】そこで、本実施形態のX線診断装置(画像
診断装置)にあっては、再構成順番および表示順番の少
なくとも一方を操作者が任意に手動設定することができ
るとともに、その設定した順番をスキャン前に制御キャ
ビネット3のディスプレイ38上に視覚的に提示できる
ようにし、これにより、操作者や読影者に違和感の無
い、空間的な位置関係を理解し易い画像を提供すること
に加えて、順番設定の選択肢の豊富化およびスキャン位
置の事前確認の容易化を図るものである。
【0129】これを達成するため、メインコントローラ
30は図22の概略フローチャートで示すスキャンプラ
ンの処理を実行する。メインコントローラ30は、最初
に、同図のステップ61にて被検体Pのスキャノ像の撮
影を指示し、その画像データを収集する(図22、ステ
ップ61)。この収集が終わると、ステップ62の処理
に移行し、そのスキャノ像の表示を表示プロセッサ37
に指示する。これにより、スキャノ像SNが例えば図2
3に示す如くディスプレイ38の画面上に表示される。
【0130】次いで、メインコントローラ30はステッ
プ63の処理に移行し、スキャンプランを操作者との間
でインターラクティブに実行する。このスキャンプラン
において、マルチスライスCTのマルチスキャンに関わ
る、スキャン回数、スライス枚数/スキャン、スキャン
位置、スライス厚、X線管電流・電圧などのスキャン情
報が操作者より与えられる。このため、メインコントロ
ーラ30は、指定されたスキャン法によってスライスさ
れる位置を示すため、図24に示す如く、スキャノ像S
Nにスキャン毎の全スライス位置を示す線ROIを重畳
表示させる。また、このスキャンプランの途中におい
て、メインコントローラ30は、操作者から指定される
スキャン方向の情報(スキャン方向1かスキャン方向2
かなど:図4参照)を読み込み、記憶する。
【0131】このようにスライス位置が決まると、メイ
ンコントローラ30は、ステップ64において、再構成
および/または表示の順番を手動で設定するか否かを操
作者からの指示に基づき判断する。この判断がNO、す
なわち自動設定であると認識されると、ステップ65以
降の処理をスキップして、実際のスキャン実行に移行す
る。この自動設定の場合の再構成および/または表示の
順番は、前述した各実施実施形態またはそれらの変形例
にしたがって決められる。
【0132】ステップ64でYESの判断(手動設定)
が下されるときは、ステップ65〜69の処理が順次、
実行される。ステップ65では、手動設定の対象が、
i)再構成順番(すなわち再構成して表示する順番)
か、ii)表示順番か、が同様に操作者からのボタンク
リック情報に基づいて決められる。
【0133】この後、メインコントローラ30は表示プ
ロセッサ37に指令を送り、手動設定用ボタンBTを各
スライス位置毎に表示させる。この結果、ディスプレイ
38の画面上には例えば図25に示す如く、3回のスキ
ャンA〜Cそれぞれのスライス位置1〜5を示す線RO
Iの下方に、各スライス位置に位置的に対応させて手動
設定用ボタンBTが表示される。
【0134】このボタン表示が済むと、メインコントロ
ーラ30は、ステップ67および68にて、複数個の手
動設定用ボタンBTに対して操作者が行なう、任意のボ
タンへのクリック操作を受け付け、そのクリック操作が
完了したか否かが操作情報から判断される。このため、
マウス等に拠るクリック操作を介して、再構成順番およ
び表示順番の少なくとも一方に関して、操作者の望むス
ライス位置がチェックされる。その順番は、既に指定さ
れているスキャン方向に応じて決まる。
【0135】例えば、図25に示すように、スキャン方
向=1、設定対象=再構成順番、およびクリック位置=
1個置き(図25参照)の場合、再構成して表示される
順番はA1,A3,A5,B2,B4,C1,C3,C
5の順に決まる。この例は、スキャンは合計25枚のス
ライスについて行ない、各スライスの生データを収集す
るが、実際に再構成して表示するのはスライス1枚置き
であり、生データ全部はデータ保存ユニット35にも保
存される。別の例としては、このクリック操作により2
枚置き、5枚置きなど、任意に設定できる。図25の例
では、スキャン方向は1又は2のみとしているが、スキ
ャン方向「1+2」の往復スキャンとしてもよく、クリ
ック位置も任意枚置きに設定できる。
【0136】メインコントローラ30は、次いでステッ
プ67にて、このような手動設定を介して決められた設
定対象の種類(再構成順番か、表示順番か)およびその
順番情報をスキャン情報の一部として組み込む。そし
て、次のステップ70として、このスキャン情報に基づ
いてスキャンが実行される。実際のスキャンは前述した
各種の実施形態およびその変形例と同様に実行される。
【0137】このため、本実施形態によれば、再構成順
番および/または表示順番がスキャンプランの1過程と
して手動操作により任意に決定できる。したがって、と
りあえず診断部位全体を概観するような場合で、必ずし
もスキャン枚数分、再構成して表示する必要が無い場
合、かかる手動設定によって適宜な枚数置きに順番を設
定できるので、便利である。なお、詳細に読影したいと
きには、データ保存ユニット35に保存してある全スラ
イスの生データを読み出して再構成し、表示させること
がいつでも可能である。
【0138】したがって、この手動設定法を、前記各実
施形態に関わる自動設定と合わせて提供することで、画
像診断における表示順の設定法の選択肢を増やすことが
でき、使い勝手の良い画像診断装置を提供できる。
【0139】また、設定した表示順番の情報それ自体が
制御キャビネット(またはコンソール)などのディスプ
レイ(たまはモニタ)の画面に表示される。つまり、表
示順番の情報が操作者にスキャンプラン中にその場で視
覚的に提供される。このため、スキャン前にその順番を
目視で確認できるから、撮影しながら読影するときの空
間的位置関係の把握がより容易になるとともに、かかる
順番変更にもその場で容易に対処できる。
【0140】この手動操作に係る任意の順番設定に関し
ても、以下のように種々の変形例を提供することができ
る。
【0141】[変形例(その11―1)]最初の変形例
は、スライス位置のより簡単な指定法に関する。
【0142】上述したように複数回のスキャン全部のス
ライス位置を個別に取捨選択して再構成(つまり、再構
成して表示する)または表示するスライスを指定しても
よいが、これを図26に示すように簡単に指定してもよ
い。同図には、表示を開始させる開始画像のウィンドウ
WDstと、画像表示させるスライス位置を指定するボ
タンBTdpとをディスプレイ38に表示させるように
する。スライス位置の指定法としては、例えば、i)
「全部」表示させる、ii)「1枚置き」に表示させ
る、iii)「2枚置き」に表示させる、iv)「5枚
置き」に表示させる、選択肢が用意されている。
【0143】このため、手動設定の対象(再構成順番か
表示順番か)およびスキャン方向(スキャン方向1か2
か)が前述の如く設定される。さらに、前述した図22
のステップ66〜68に相当する処理過程の中で、表示
開始の画像位置が例えばキーボードからウィンドウWD
stに設定されるとともに、画像表示させるスライス位
置が例えばマウスからボタンBTdpに対するチェック
により設定される。これにより、画像の表示順番が自動
的に決定される。したがって、スキャンした全スライス
の中から、所望のスライスの画像が指定された順番で再
構成して表示され、または、表示される。
【0144】この変形例によれば、画像表示させるスラ
イス位置の指定がウィンドウWDstとボタンBTdp
に対する2回の設定で済むので、前述した実施形態に比
べて、より簡単な作業で済むという利点がある。
【0145】[変形例(その11―2)]この変形例
は、任意のスライス位置の指定法に関する。
【0146】メインコントローラ30は、前述した図2
2のステップ66〜68に相当する処理過程の中で、図
27または図28に示す如く、全スキャンの全スライス
位置に個別に対応させた複数個のウィンドウWDodを
表示させる。これらのウィンドウWDodには、例えば
キーボードから数値1,2,3,…が任意の順に入力さ
れる。メインコントローラ30はこの数値の若い順に再
構成(再構成して表示)または表示する順番を決める。
なお、この数値の入力に代えて、マウスでボタンをクリ
ックし、そのクリック順に増加する数値が表示順として
与えられるようにしてもよい。
【0147】図27および図28に最終的に表示される
順番の設定例を示す。両方ともスキャン方向1に設定さ
れた場合である。前者のケースは、3回のスキャンA,
B,Cによる合計25枚のスライスの内、体軸方向両端
側のスライス画像を粗いピッチで表示し且つ中心部(こ
こではスキャンBによるスライス)のそれを細かいピッ
チで表示させるものである。この表示はスキャン方向に
応じて順になされる。病変の関心部位が主にスキャン中
心部に在ることが分かっている場合などで特に有効であ
る。また、図28に示す後者のケースは、最初にスキャ
ンBによる体軸方向のスキャン中心部の画像をスキャン
方向に応じて順に表示させ、その後から体軸方向両端部
の画像を表示させるものである。これは、スキャン中心
部に診断的な関心があって、その両端部の画像は確認す
る程度で済むことが分かっている場合に有効である。両
端部の画像表示の順番は一部、スキャン方向とは一致し
ないが、最初に、特に医学的興味が高い部位を表示する
ことを優先させることができる。
【0148】なお、場合によっては、診断的な関心部位
が複数箇所に集中している場合など、スキャン方向に依
存させず、全くアトランダムな順番で画像表示させるよ
うに表示順番を手動設定することも可能である。
【0149】このように操作者が任意に表示順番を指定
できる。したがって、診断的な関心部位の多様性に患者
毎に対処可能な表示順番(すなわち、再構成順番の指定
または表示順番それ自身の指定で達成される順番)を設
定することができる。また、設定した表示順番はその場
で手元の画面に表示されるから、必要に応じて、すぐさ
ま変更できるなど、機動性に富んだ設定法を提供でき
る。
【0150】なお、さらに、本発明は上述した実施形態
や変形例に限定されるものではなく、本発明の基本原理
の範囲内で適宜に組み合わせ、変更、変形することが可
能である。例えば、本発明に係るマルチスキャンは、X
線検出器に予め配置した規定値の複数の検出素子列の内
の、プリコリメータでスライス方向の開口幅を狭めて形
成した複数の検出素子列であってもよい。
【0151】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明の1つの
態様に係る画像診断装置は、被検体に対してスキャンを
実行してデータを収集する手段と、このデータから複数
枚の画像を生成する手段と、この複数枚の画像を当該画
像の生成の度に表示装置に表示させる手段と、生成させ
る複数枚の画像の生成順番または表示装置に表示させる
複数枚の画像の表示順番を設定する手段とを備えたり、
また、そのプログラムを記録した記録媒体を提供する、
放射線CTスキャナなどに好適な構成としたため、スキ
ャン方向の如何に関わらず、その方向に沿った画像表示
を行うことができることから、画像表示において空間的
に相前後する違和感を排除でき、したがって、診断部位
の内部構造の3次元的把握の容易化を図り、診断精度の
向上、診断に伴う操作上の手間、労力の軽減、および患
者スループットの向上などに著しく寄与可能な、X線C
Tスキャナなどの画像診断装置を提供することができ
る。
【0152】また、本願発明の別の態様に係る画像診断
装置は、とくに、複数枚の画像の生成および表示の内の
少なくとも一方の処理の順番を示す情報をコンソールの
モニタ画面上に表示する手段や、この順番を操作者が適
宜に、例えば手動で設定可能な手段を設けたので、かか
る順番設定の融通性が向上するとともに、その設定の場
でタイムリに設定順番を視覚的に確認でき、その変更も
その場で行なえるなど、スキャンプランが格段に容易な
画像診断装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像診断装置としての
X線CTスキャナのガントリの概念を示す図。
【図2】X線CTスキャナのガントリと寝台、およびX
線ビームの位置関係を示す概要図。
【図3】X線CTスキャナの概略構成を示すブロック
図。
【図4】スキャン方向の違いとスライス位置との関係を
説明する図。
【図5】収集された生データのフォーマットの説明図。
【図6】第1の実施形態においてメインコントローラに
より実行される、スキャン方向に応じた再構成および表
示の順序に関する制御の概要を示すフローチャート。
【図7】再構成された画像を1枚ずつ単独に表示する例
の説明図。
【図8】第1の実施形態における再構成と表示のタイミ
ングの一例を説明する図。
【図9】第1の実施形態のスキャン順序、生データの再
構成、画像の表示の関係をスキャン方向別に説明する
図。
【図10】第1の実施形態の変形例に係る生データの保
存フォーマットの例をスキャン方向別に説明する図。
【図11】第2の実施形態においてメインコントローラ
により実行される、スキャン方向に応じた表示の順序に
関する制御の概要を示すフローチャート。
【図12】第2の実施形態におけるスキャン方向別の再
構成と表示のタイミングの例を示す説明図。
【図13】第3の実施形態においてメインコントローラ
により実行される、スライスの束ね処理とスキャン方向
に従う画像表示順の制御とを組み合わせた処理の部分フ
ローチャート。
【図14】第3の実施形態におけるスキャン方向別の再
構成、束ね処理、および表示のタイミングを示す説明
図。
【図15】第3の実施形態の変形例に係るスキャン方向
別の再構成、束ね処理、および表示のタイミングを示す
説明図。
【図16】本発明の第4の実施形態に係る表示画像の一
例を示す図。
【図17】本発明に係る第7の実施形態に係る、連続す
る往復マルチスキャンのスキャン位置を説明する図。
【図18】図17のスキャン法に基づくスキャン、再構
成、および表示のタイミングを説明する図。
【図19】図17のスキャン法に基づく、本発明の第8
の実施形態のスキャン、再構成、および表示のタイミン
グを説明する図。
【図20】本発明の第9の実施形態によるスキャン位置
を説明する図。
【図21】本発明の第10の実施形態を示す、MRI装
置のよるスキャン位置を説明する図。
【図22】本発明の第12の実施形態に係るメインコン
トローラの処理手順の概略を示すフローチャート。
【図23】第12の実施形態における表示順の手動設定
を説明する画面の図。
【図24】第12の実施形態における表示順の手動設定
を説明する画面の図。
【図25】第12の実施形態における表示順の手動設定
を説明する画面の図。
【図26】第12の実施形態の第1の変形例における表
示順の手動設定を説明する画面の図。
【図27】第12の実施形態の第2の変形例における表
示順の手動設定を説明する画面の図。
【図28】第12の実施形態の第2の変形例における別
の表示順の手動設定を説明する画面の図。
【図29】従来の問題点を説明するためのスキャン方向
別のスライス位置と画像表示順の関係を説明する図。
【符号の説明】
1 ガントリ 2 寝台 2a 天板 2b 寝台駆動装置 3 制御キャビネット 10 X線管(X線源) 11 X線検出器(2次元検出器) 24 データ収集装置 25 架台駆動装置 28 データ伝送部 30 メインコントローラ 32 寝台コントローラ 33 架台コントローラ 34 補正ユニット 35 データ保存ユニット 36 再構成ユニット 37 表示プロセッサ 38 ディスプレイ 39 入力器

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体の画像を表示して診断に供する画
    像診断装置において、 前記被検体に対してスキャンを実行してデータを収集す
    るスキャン実行手段と、このデータから複数枚の画像を
    生成する画像生成手段と、この複数枚の画像を当該画像
    の生成の度に表示装置に表示させる表示指令手段と、前
    記画像生成手段に生成させる前記複数枚の画像の生成順
    番を設定する生成順番設定手段とを備えたことを特徴と
    する画像診断装置。
  2. 【請求項2】 前記画像生成手段は、前記スキャン実行
    手段による1回のスキャンにつき、前記複数枚の画像と
    してスライス位置の異なる複数枚の画像を生成すること
    を特徴とした請求項1に記載の画像診断装置。
  3. 【請求項3】 前記スキャン実行手段は、前記被検体に
    対する前記スライス位置を変更しながら複数回のスキャ
    ンを実行する手段であることを特徴とした請求項1また
    は2に記載の画像診断装置。
  4. 【請求項4】 前記生成順番設定手段は、前記スライス
    位置をスキャン実行毎に移動させる方向に応じて前記画
    像生成の順番を設定する手段であることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像診断装置。
  5. 【請求項5】 前記スキャン実行手段は、前記被検体に
    対してX線ビームを曝射するX線源と、前記被検体を透
    過したX線ビームを検出する複数の検出素子の列をスラ
    イス方向に複数列配置して成る2次元検出器と、この2
    次元検出器により検出された検出信号に応じた投影デー
    タを前記データとして出力するデータ収集手段とを備
    え、 前記画像生成手段は、前記データ収集手段が出力した投
    影データに基づき画像を再構成する再構成手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載
    の画像診断装置。
  6. 【請求項6】 前記生成順番設定手段は、前記再構成手
    段により再構成される前記画像の再構成の順番を設定す
    る手段であることを特徴とする請求項5記載の画像診断
    装置。
  7. 【請求項7】 被検体の画像を表示する表示装置を備え
    た画像診断装置において、 前記被検体に対してスキャンを実行してデータを収集す
    るスキャン実行手段と、このデータから複数枚の画像を
    生成する画像生成手段と、この複数枚の画像を前記表示
    装置に表示させる表示指令手段と、この表示指令手段に
    より前記表示装置に表示させる前記複数枚の画像の表示
    順番を設定する表示順番設定手段とを備えたことを特徴
    とする画像診断装置。
  8. 【請求項8】 前記画像生成手段は、前記スキャン実行
    手段による1回のスキャンにつき、前記複数枚の画像と
    してスライス位置の異なる複数枚の画像を生成すること
    を特徴とした請求項7に記載の画像診断装置。
  9. 【請求項9】 前記スキャン実行手段は、前記被検体に
    対する前記スライス位置を変更しながら複数回のスキャ
    ンを実行する手段であることを特徴とした請求項7また
    は8に記載の画像診断装置。
  10. 【請求項10】 前記表示順番設定手段は、前記スライ
    ス位置をスキャン実行毎に移動させる方向に応じて前記
    画像表示の順番を設定する手段であることを特徴とする
    請求項7乃至9のいずれか一項に記載の画像診断装置。
  11. 【請求項11】 前記スキャン実行手段は、前記被検体
    に対してX線ビームを曝射するX線源と、前記被検体を
    透過したX線ビームを検出する複数の検出素子の列をス
    ライス方向に複数列配置して成る2次元検出器と、この
    2次元検出器により検出された検出信号に応じた投影デ
    ータを前記データとして出力するデータ収集手段とを備
    え、 前記画像生成手段は、前記データ収集手段が出力した投
    影データに基づき画像を再構成する再構成手段を備えた
    ことを特徴とする請求項7乃至10のいずれか一項に記
    載の画像診断装置。
  12. 【請求項12】 前記表示順番設定手段は、前記再構成
    手段により再構成される前記画像を、前記表示指令手段
    により前記表示装置に表示させる順番を設定する手段で
    あることを特徴とする請求項11記載の画像診断装置。
  13. 【請求項13】 前記スライス位置の移動方向は、前記
    被検体を載置する天板および前記スライス実行手段を収
    納する架台の少なくとも一方を移動させる方向であるこ
    とを特徴とする請求項4または10に記載の画像診断装
    置。
  14. 【請求項14】 前記画像生成手段は、前記複数のスラ
    イス位置の内の隣接する複数のスライス位置の画像デー
    タを束ねて前記画像として出力する画像束ね手段を備え
    たことを特徴とする請求項2、3、4、8、9、10、
    または13記載の画像診断装置。
  15. 【請求項15】 前記表示指令手段は、前記生成順番設
    定手段により設定された生成順番にしたがって前記画像
    を前記表示装置の画面に順次、所定枚数ずつ表示させる
    手段であることを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5、6、または14に記載の画像診断装置。
  16. 【請求項16】 前記表示指令手段は、前記表示順番設
    定手段により設定された表示順番にしたがって前記画像
    を前記表示装置の画面に順次、所定枚数ずつ表示させる
    手段であることを特徴とする請求項7、8、9、10、
    11、12、または14に記載の画像診断装置。
  17. 【請求項17】 前記表示指令手段は、前記生成順番設
    定手段により設定された生成順番にしたがって前記画像
    を前記表示装置の同一画面に順次、並べて表示させる手
    段であることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6、または14に記載の画像診断装置。
  18. 【請求項18】 前記表示指令手段は、前記表示順番設
    定手段により設定された表示順番にしたがって前記画像
    を前記表示装置の同一画面に順次、並べて表示させる手
    段であることを特徴とする請求項7、8、9、10、1
    1、12、または14に記載の画像診断装置。
  19. 【請求項19】 被検体の画像を表示して診断に供する
    画像診断装置において、 前記被検体に対してスキャンを実行してデータを収集す
    るスキャン実行手段と、このデータから複数枚の画像を
    生成する画像生成手段と、この複数枚の画像を当該画像
    の生成の度に表示装置に表示させる表示指令手段と、前
    記複数枚の画像の生成および表示の内の少なくとも一方
    の処理の順番を示す情報をコンソールのモニタ画面上に
    表示する順番情報表示手段とを備えたことを特徴とする
    画像診断装置。
  20. 【請求項20】 前記コンソールのモニタ画面は、前記
    表示装置の画面を兼用する構成である請求項19記載の
    画像診断装置。
  21. 【請求項21】 前記処理の順番を任意に設定する処理
    順番設定手段を備えたことを特徴とする請求項20記載
    の画像診断装置。
  22. 【請求項22】 前記処理順番設定手段は、一定の規則
    性を持ったスライス位置情報を前記処理順番として手動
    で指定させる手段を備えたことを特徴とする請求項21
    記載の画像診断装置。
  23. 【請求項23】 前記処理順番設定手段は、アトランダ
    ムなスライス位置情報を前記処理順番として手動で指定
    させる手段を備えたことを特徴とする請求項21記載の
    画像診断装置。
  24. 【請求項24】 被検体の画像を表示して診断に供する
    画像診断用のプログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体であって、 前記被検体に対してスキャンを実行してデータを収集す
    る手段と、このデータから複数枚の画像を生成する手段
    と、この複数枚の画像を当該画像の生成の度に表示手段
    に表示させる手段と、前記表示手段により表示される複
    数枚の画像の順番を設定する手段とを、を実行するプロ
    グラムを記録した記録媒体。
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