JPH08289887A - スライス位置表示方法およびx線ct装置 - Google Patents
スライス位置表示方法およびx線ct装置Info
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Abstract
容易に知ることが出来るようにする。マルチ検出器の場
合でもスキャン計画中の操作者に混乱を与えないように
する。 【構成】 合成画像を生成する場合は、その合成画像に
対応する等価スライスの位置を算出し(ステップV
9)、その位置を示すラインマークを被検体の透視像と
重ねて表示する(ステップV10)。 【効果】 表示されるマークの位置と合成画像とが対応
するため、合成画像が被検体のどの部位に対応するかを
容易に知ることが出来るようになると共に、マルチ検出
器の場合でも操作者が混乱なくスキャン計画を行えるよ
うになる。
Description
d Tomography)装置に関する。さらに詳しくは、実際に
画像を表示する予定のスライスの位置を被検体の透視像
(スカウト画像)上に表示するX線CT装置に関する。
キャン計画処理を示すフローチャートである。ステップ
V1では、図8に示すように、被検体の透視像Hをディ
スプレイ装置の画面に表示する。ステップV2では、ス
キャンに必要なパラメータ(X線管温度など)の入力を
受け付ける。ここで、図10に示すようなマルチスライ
スの連続スキャンをシングル検出器(検出器アレイが1
層の検出器)で行う場合には、操作者は、スキャン開始
位置Ps,移動ピッチ+a,移動回数“3”,移動ピッ
チ+b,移動回数“11”を入力する。
装置で被検体をスキャンする状況の説明図である。X線
管11から放射されたX線は、コリメータ(Collimete
r)12によって幅qのX線ビーム(Beam)Xrに絞ら
れ、被検体H’を透過し、1層の検出器アレイからなる
検出器13に入射する。これにより、幅qのスライスに
相当するローデータが収集される。幅qを変更すること
によりスライス厚を変更できる。
ータ(raw data)を取得する位置を算出すると共に、そ
れらの位置にスキャン開始位置Psから順に番号k=
1,2,…,mを割り付ける。ステップV4では、図1
1に示すように、透視像Hに重ねて、番号kを付けた位
置にライン(縦実線)を表示する。ステップV5では、
合成画像を生成するか否かの指示を待ち、合成画像を生
成しない指示を操作者が入力したならステップV6に進
み、合成画像を生成する指示を操作者が入力したならス
テップV7に進む。ステップV6では、合成開始位置番
号Ksを(m+1)すなわち実際にはローデータを取得
しない位置に設定する。そして、ステップV11に進
む。
番号Ks,合成終了位置番号Ke,合成枚数nを入力す
るのを受け付ける。そして、ステップV11に進む。図
12に示すように位置k=4から位置k=15の間で4
位置ごとの合成画像を生成する場合には、操作者は、K
s=4,Ke=15,n=4を入力する。この場合、図
13に示すように、位置i=1〜6で画像が生成され
る。このうち、位置i=4〜6は合成画像に対応する位
置であり、i=4の位置はk=4〜7の位置の中央であ
り、i=5の位置はk=8〜11の位置の中央であり、
i=6の位置はk=12〜15の位置の中央である。
する否かの指示を待ち、スキャン計画を変更する指示を
操作者が入力したなら前記ステップV2に戻り、スキャ
ン計画を変更しない指示を操作者が入力したなら処理を
終了する。
スキャン処理を示すフローチャートである。ステップB
1では、スキャン位置カウンタkを“1”に初期化す
る。ステップB2では、スキャン計画に基づいて、k番
目の位置でスキャンを行い、ローデータRkを取得す
る。ステップB3では、スキャン位置カウンタkを
“1”だけ増加させる。ステップB4では、kがmより
大か否かを判定し、kがmより大でないなら前記ステッ
プB2に戻り、kがmより大なら処理を終了する。上記
ステップB1〜B4により、図10の連続スキャンのス
キャン計画では、図11の位置k=1〜15におけるロ
ーデータR01〜R15が取得される。
画像再構成処理を示すフローチャートである。ステップ
C1では、データカウンタkを“1”に初期化する。ま
た、画像カウンタiを“1”に初期化する。ステップC
2では、k=Ksか否かを判定し、k=Ksでないなら
ステップC3へ進み、k=KsならステップC7へ進
む。ステップC3では、ローデータRkについて画像再
構成演算を行い、画像Giを生成する。ステップC4で
は、画像Giをディスプレイ装置の画面に表示する。ス
テップC5では、データカウンタkを“1”だけ増加さ
せる。また、画像カウンタiを“1”だけ増加させる。
ステップC6では、kがmより大か否かを判定し、kが
mより大でないなら前記ステップC2に戻り、kがmよ
り大なら処理を終了する。合成画像を生成しない位置で
は、上記ステップC1〜C6により、当該位置での画像
が生成され表示される。
タwに“k+n”を設定する。ステップC8では、バッ
ファをクリアする。ステップC9では、ローデータRk
をバッファに加算する。ステップC10では、データカ
ウンタkを“1”だけ増加させる。ステップC11で
は、k=wか否かを判定し、k=wでないなら前記ステ
ップC9に戻り、k=wならステップC12に進む。ス
テップC12では、バッファ中の加算されたローデータ
について画像再構成演算を行い、画像Giを生成する。
ステップC13では、画像Giをディスプレイ装置の画
面に表示する。ステップC14では、画像カウンタiを
“1”だけ増加させる。ステップC15では、kがKe
より大か否かを判定し、kがKeより大でないなら前記
ステップC7に戻り、kがKeより前記ステップC6に
戻る。合成画像を生成する範囲の位置では、上記ステッ
プC7〜C14により、n個の位置毎に合成画像が生成
され表示される。
成されたi=4における合成画像の例示図である。I
は、画像の生成順番すなわち画像カウンタiの値を示し
ている。Fは、生成された合成画像G4である。
チスライスの連続スキャンをデュアル検出器(検出器ア
レイが2層の検出器)で行い且つデュアル検出器の各層
の検出器アレイで得られたローデータを加算したデータ
から合成画像を生成する場合のパラメータの説明図であ
る。
T装置で被検体をスキャンする状況の説明図である。X
線管11から放射されたX線は、コリメータ12によっ
て幅qのX線ビームXrに絞られ、被検体H’を透過
し、2層の検出器アレイからなる検出器13に入射す
る。これにより、2枚の幅q/2のスライスに相当する
ローデータが同時に収集される。幅qを変更することに
よりスライス厚を変更できる。
位置Ps,移動ピッチ+f,移動回数“6”を入力す
る。なお、dは、2層の検出器アレイのピッチであり、
q/2になる。また、操作者は、合成開始位置番号Ks
=1,合成終了位置番号Ke=14,合成枚数n=2を
入力する。図19は、図17のスキャン計画により生成
される合成画像に対応する等価スライスの位置を示す説
明図である。i=1の位置はk=1〜2の位置の中央で
あり、i=2の位置はk=3〜4の位置の中央であり、
i=3の位置はk=5〜6の位置の中央であり、i=4
の位置はk=7〜8の位置の中央であり、i=5の位置
はk=9〜10の位置の中央であり、i=6の位置はk
=11〜12の位置の中央であり、i=7の位置はk=
13〜14の位置の中央である。図20は、図17のス
キャン計画により生成されたi=4における合成画像の
例示図である。Iは、画像の生成順番すなわち画像カウ
ンタiの値を示している。Fは、生成された合成画像G
4である。
は、上述のように、透視像Hに重ねて、ローデータを取
得する位置をラインで示していた。この場合、ある位置
で取得したローデータから生成した画像が被検体のどの
部位に対応するかを、ラインによって、容易に知ること
が出来た。しかし、合成画像に対応する等価スライスの
位置はローデータの取得位置(すなわちラインの位置)
と合致しないため、合成画像が被検体のどの部位に対応
するかを容易に知ることが出来ない問題点があった。ま
た、検出器アレイが2層以上のマルチ検出器を用いる場
合、ローデータを取得する位置のピッチが小さく且つ数
が多くなるため、表示されるラインが密で且つ多数にな
って認識し難くなり、操作者がスキャン計画中に混乱す
る問題点があった(図21に、データを同時に取得する
スライス数をマルチプレクサ13Aにより変えられるマ
ルチ検出器を例示する)。そこで、この発明の第1の目
的は、合成画像であるか否かにかかわらず、画像が被検
体のどの部位に対応するかを容易に知ることが出来るよ
うにしたX線CT装置を提供することにある。また、こ
の発明の第2の目的は、マルチ検出器の場合でも、スキ
ャン計画中の操作者に混乱を与えないようにしたX線C
T装置を提供することにある。
明は、複数の位置で取得した複数のデータから合成画像
を生成するX線CT装置において、合成画像に対応する
等価スライスの位置を算出して、その等価スライスの位
置を示すマークを被検体の透視像と重ねて表示すること
を特徴とするスライス位置表示方法を提供する。
で取得した複数のデータから合成画像を生成する合成画
像生成機能を有するX線CT装置において、合成画像に
対応する等価スライスの位置を算出する等価スライス位
置算出手段と、算出した等価スライスの位置を示すマー
クを被検体の透視像と重ねて表示するマーク表示手段と
を具備したことを特徴とするX線CT装置を提供する。
器により複数の位置で並行して取得した複数のデータを
加算し、その加算したデータから合成画像を生成する合
成画像生成機能を有するX線CT装置において、合成画
像に対応する等価スライスの位置を算出する等価スライ
ス位置算出手段と、算出した等価スライスの位置を示す
マークを被検体の透視像と重ねて表示するマーク表示手
段とを具備したことを特徴とするX線CT装置を提供す
る。
よび上記第2の観点によるX線CT装置では、合成画像
を生成する場合は、その合成画像に対応する等価スライ
スの位置を算出し、その位置を示すマークを被検体の透
視像と重ねて表示するようにした。このため、表示され
るマークの位置と合成画像とが対応するようになり、合
成画像が被検体のどの部位に対応するかを容易に知るこ
とが出来るようになる。
マルチ検出器を用いて取得した複数のデータを加算して
合成画像を生成する場合は、その合成画像に対応する等
価スライスの位置を算出し、その位置を示すマークを被
検体の透視像と重ねて表示するようにした。このため、
表示されるマークが生成される画像と対応するようにな
り、マルチ検出器の場合でも、操作者が混乱なくスキャ
ン計画を行えるようになる。
に詳しく説明する。なお、これによりこの発明が限定さ
れるものではない。
である。このX線CT装置100は、操作コンソール1
と、撮影テーブル8と、走査ガントリ9とを具備してい
る。
情報などを受け付ける入力装置2と、スキャン計画処理
やスキャン処理や画像再構成処理などを実行する中央処
理装置3と、制御信号などを撮影テーブル8や走査ガン
トリ9へ出力する制御インタフェース4と、走査ガント
リ9で取得したローデータを収集するデータ収集バッフ
ァ5と、透視像やローデータから画像再構成した画像な
どを表示するCRT6とを具備している。
軸方向に移動させる。前記走査ガントリ9は、X線コン
トローラ10と、X線管11と、コリメータ12と、検
出器13と、データ収集部14と、被検体の体軸の回り
にX線管11などを回転させる回転コントローラ15と
を具備している。なお、第1実施例では、検出器13は
シングル検出器とする。
スキャン計画処理を示すフローチャートである。ステッ
プV1では、図8に示すように、被検体の透視像HをC
RT6の画面に表示する。ステップV2では、スキャン
に必要なパラメータの入力を受け付ける。ここで、図9
に示すようなマルチスライスの連続スキャンを行う場合
には、操作者は、スキャン開始位置Ps,移動ピッチ+
a,移動回数“3”,移動ピッチ+b,移動回数“1
1”を入力する。ステップV3では、ローデータを取得
する位置を算出すると共に、それらの位置にスキャン開
始位置Psから順に番号k=1,2,…,mを割り付け
る。ステップV4では、図10に示すように、透視像H
に重ねて、番号kを付けた位置にライン(縦実線)を表
示する。ステップV5では、合成画像を生成するか否か
の指示を待ち、合成画像を生成しない指示を操作者が入
力したならステップV6に進み、合成画像を生成する指
示を操作者が入力したならステップV7に進む。ステッ
プV6では、合成開始位置番号Ksを(m+1)すなわ
ち実際にはローデータを取得しない位置に設定する。そ
して、ステップV11に進む。
番号Ks,合成終了位置番号Ke,合成枚数nを入力す
るのを受け付ける。図11に示すように位置k=4から
位置k=15の間で4位置ごとの合成画像を生成する場
合には、操作者は、Ks=4,Ke=15,n=4を入
力する。ステップV8では、画像位置でラインを表示す
るか否かの指示を待ち、画像位置でラインを表示する指
示を操作者が入力したならステップV9に進み、画像位
置でラインを表示しない指示を操作者が入力したならス
テップV11に進む。
価スライスの位置を算出し、それらの位置により合成開
始位置番号Ksから合成終了位置番号Keまでの位置を
置換し、置換後の位置に改めてスキャン開始位置Psか
ら順に番号i=1,2,…,pを割り付ける。図12
は、図11に対応して番号iを割り付けた位置である。
i=4の位置はk=4〜7の位置の中央であり、i=5
の位置はk=8〜11の位置の中央であり、i=6の位
置はk=12〜15の位置の中央である。ステップV1
0では、番号kを付けた位置に表示したラインを消去す
ると共に、図3に示すように、透視像Hに重ねて、番号
iを付けた位置にラインを表示する。
する否かの指示を待ち、スキャン計画を変更する指示を
操作者が入力したなら前記ステップV2に戻り、スキャ
ン計画を変更しない指示を操作者が入力したなら処理を
終了する。
13および図14を参照して先に説明したのと同じであ
り、説明を省略する。
画像の例示図である。Iは、画像の生成順番すなわち画
像カウンタiの値を示している。Fは、生成された合成
画像G4である。図4の表示により、合成画像G4が被
検体のどの部位に対応するかを容易に知ることが出来
る。
置100の検出器13をデュアル検出器としたものであ
り、それ以外の構成は同様である。図5は、画像位置で
表示したラインの例示図である。図6は、画像位置で表
示したラインと合成画像の例示図である。Iは、画像の
生成順番すなわち画像カウンタiの値を示している。F
は、生成された合成画像G4である。図6の表示によ
り、合成画像G4が被検体のどの部位に対応するかを容
易に知ることが出来る。
ータの取得位置または画像位置のいずれか一方で選択的
に表示したが、表示態様(例えば色や輝度や点滅)を変
えて両方の位置に同時に表示してもよい。
されるマークの位置と合成画像とが対応するようにな
り、合成画像が被検体のどの部位に対応するかを容易に
知ることが出来るようになると共に、マルチ検出器の場
合でも、操作者が混乱なくスキャン計画を行えるように
なる。
ロック図である。
チャートである。
の例示図である。
と合成画像の例示図である。
の例示図である。
と合成画像の例示図である。
る。
タの説明図である。
図である。
画像の例示図である。
タの説明図である。
画像の例示図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の位置で取得した複数のデータから
合成画像を生成するX線CT装置において、 合成画像に対応する等価スライスの位置を算出して、そ
の等価スライスの位置を示すマークを被検体の透視像と
重ねて表示することを特徴とするスライス位置表示方
法。 - 【請求項2】 複数の位置で取得した複数のデータから
合成画像を生成する合成画像生成機能を有するX線CT
装置において、 合成画像に対応する等価スライスの位置を算出する等価
スライス位置算出手段と、算出した等価スライスの位置
を示すマークを被検体の透視像と重ねて表示するマーク
表示手段とを具備したことを特徴とするX線CT装置。 - 【請求項3】 マルチ検出器により複数の位置で並行し
て取得した複数のデータを加算し、その加算したデータ
から合成画像を生成する合成画像生成機能を有するX線
CT装置において、 合成画像に対応する等価スライスの位置を算出する等価
スライス位置算出手段と、算出した等価スライスの位置
を示すマークを被検体の透視像と重ねて表示するマーク
表示手段とを具備したことを特徴とするX線CT装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09655695A JP3563820B2 (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | スライス位置表示方法およびx線ct装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09655695A JP3563820B2 (ja) | 1995-04-21 | 1995-04-21 | スライス位置表示方法およびx線ct装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08289887A true JPH08289887A (ja) | 1996-11-05 |
JP3563820B2 JP3563820B2 (ja) | 2004-09-08 |
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---|---|---|---|
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Country Status (1)
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JP (1) | JP3563820B2 (ja) |
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-
1995
- 1995-04-21 JP JP09655695A patent/JP3563820B2/ja not_active Expired - Fee Related
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