JP2001286459A - X線ct装置及びその撮影方法 - Google Patents

X線ct装置及びその撮影方法

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JP2001286459A
JP2001286459A JP2000103972A JP2000103972A JP2001286459A JP 2001286459 A JP2001286459 A JP 2001286459A JP 2000103972 A JP2000103972 A JP 2000103972A JP 2000103972 A JP2000103972 A JP 2000103972A JP 2001286459 A JP2001286459 A JP 2001286459A
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Tetsuya Horiuchi
哲也 堀内
Makoto Gono
誠 郷野
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GE Medical Systems Global Technology Co LLC
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 X線CT装置及びその撮影方法に関し、複雑
多様なスキャン計画を容易に可能とすると共に、該スキ
ャン計画に従って最適なCT断層像が効率よく得られる
ことを課題とする。 【解決手段】 ファンビームを発生するX線源40と、
多数のX線検出器がチャネル方向の円弧状又は円周状に
配されかつこれが被検体体軸方向の複数列に並設されて
なる多列検出器アレイ70とが被検体100を挟んで相
対向し、多列検出器アレイの検出信号に基づき被検体の
CT断層像を再構成するX線CT装置において、被検体
100のアキシャル/ヘリカルスキャンに際して該被検
体のスキャン対象領域に対して異なるスライス厚のスキ
ャン計画情報を設定可能なスキャン計画設定手段1と、
前記設定されたスキャン計画情報に基づき対応するスラ
イス位置及びスライス厚の投影データを1回のスキャン
工程で取得するスキャン制御手段2とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はX線CT装置及びそ
の撮影方法に関し、更に詳しくはファンビーム(コーン
ビームとも呼ばれる)を発生するX線源と、多数のX線
検出器がチャネル方向の円弧状又は円周状に配されかつ
これが被検体体軸方向の複数列に並設されてなる多列X
線検出器アレイとが被検体を挟んで相対向し、多列X線
検出器アレイの検出信号に基づき被検体のCT断層像を
再構成するX線CT装置及びその撮影方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は従来のX線CT装置の要部構成
図で、一列のX線検出器アレイ70’を使用して異なる
スライス厚のX線CT断層像を得る場合を示している。
図において、10はユーザが操作する操作コンソール
部、20は被検体100を載せて体(Z)軸方向に移動
させる撮影テーブル、30はX線ファンビームにより被
検体のアキシャル(Axial)/ヘリカル(Herical)ス
キャン・読取を行う走査ガントリである。
【0003】走査ガントリ30において、40は回転陽
極型のX線管、41はX線管40の管電圧kV,管電流
mA,曝射時間Sec等を制御するX線制御部、50は
X線の体軸方向の曝射範囲を制限するコリメータ、51
はコリメータ制御部、70’は多数(n=1000程
度)のX線検出器が円弧状の一列に配列されているX線
検出器アレイ(XDA)、80はX線検出器アレイの検
出データ(投影データ)を収集するデータ収集部(DA
S)、60は走査ガントリ30を被検体体軸の回りに回
転させる回転制御部である。
【0004】操作コンソール部10において、11はX
線CT装置の主制御・処理(スキャン計画処理,スキャ
ン制御,CT断層像再構成処理等)を行う中央処理装
置、12はキーボードやマウス等を含む入力装置、13
はスキャン計画画面やスキャン結果のCT断層像等を表
示する表示装置(CRT)、14は中央処理装置11と
走査ガントリ30や撮影テーブル20との間で制御信号
Cやモニタ信号のやり取りを行う制御インタフェース、
15はデータ収集部80からの投影データを蓄積するデ
ータ収集バッファ、16はX線CT装置の運用に必要な
各種データやアプリケーションプログラム等を記憶して
いる二次記憶装置(ディスク等)である。
【0005】係る構成により、X線管40からのファン
ビームは被検体100を介してX線検出器アレイ70’
に一斉に入射する。データ収集部80はX線検出器アレ
イ70’の検出データ(投影データ)を走査・収集して
データ収集バッファ15に格納する。更に走査ガントリ
30が僅かに回転した各位置(ビュー)で上記同様の投
影を行い、こうして走査ガントリ1回転分の投影データ
を収集・蓄積すると共に、アキシャル/ヘリカルスキャ
ン方式に従って撮影テーブル20を体軸方向に間欠的/
連続的に移動させ、こうして所要撮像領域についての全
投影データを収集・蓄積する。そして、中央処理装置1
1は、得られた全投影データに基づき被検体100のC
T断層像を再構成し、表示装置13に表示する。
【0006】このようなX線CT装置ではコリメータ5
0のスリット幅wを変えることにより被検体100につ
き異なるスライス厚 の断層像が得られる。以下、これ
を説明する。図12は従来のX線CT装置におけるスラ
イス厚設定制御の説明図で、図12(A)はスライス厚
が厚い設定の場合を示しいてる。
【0007】挿入図(a)にコリメータ50の平面図を
示す。図において、X軸方向の平行スリット板150
a,150bがリンク152a,152bと平行四辺形
をなす様に四隅のピン154で回動自在に止められてい
る。このリンク152a,152bを中心線CL上で支
軸153a,153bにより軸支すると共に、一方の支
軸153bをギヤードモータ155で左/右に回動させ
ることにより、Z軸方向のスリット幅wを、その中心線
CLを境とする前後の対称に、かつ連続的に変更可能と
なっている。
【0008】撮像に際しては、被検体100を不必要に
被曝させないように、スライス厚Thaの設定に従って
コリメータ50のスリット幅wが必要最小限のものに調
整される。この例のリンク152a,152bは中心線
CLと略直角となる角度にまで付勢されており、これに
よりスリット幅wは最大となっている。このとき、被検
体100のスライス厚は所要のThaであり、X線検出
器XDi(i=1〜n)の全幅(Z軸方向)に一様なX
線ビームが照射される。また、撮影テーブル20の搬送
ピッチをPaに選ぶことで被検体100の体軸方向に隙
間のない投影像が得られる。そして、この場合のDAS
80はスライス厚Thaの投影データを収集し、これら
に基づき中央処理装置11はスライス厚ThaのCT断
層像を再構成する。従って、このような撮像パターンは
被検体100の胸部から腹部に至る様な広い領域におけ
る疾患の有無を大まかに検査(身体検査等)するのに適
している。
【0009】図12(B)はスライス厚が薄い設定の場
合を示している。挿入図(b)にコリメータ50の平面
図を示す。この場合のリンク152a,152bは共に
中心線CLの側に付勢されており、この時のスリット幅
wは最大の約1/2である。このとき、被検体100の
スライス厚は所要のThb(≒Tha/2)であり、X
線検出器XDi(i=1〜n)の略中央の1/2幅(Z
軸方向)にのみ一様なX線ビームが照射される。また、
撮影テーブル20の搬送ピッチをPbに選ぶことで被検
体100の体軸方向に隙間のない投影像が得られる。そ
して、この場合のDAS80はスライス厚Thbの高精
度な投影データを収集し、これらに基づき中央処理装置
11はスライス厚Thbの高精度なCT断層像を再構成
する。従って、このような撮像パターンは被検体100
の特定の臓器(肝臓等)に関する疾患の有無を精密に検
査するのに適している。
【0010】そこで、従来より予め医療目的に応じたス
キャン計画が立てられ、そのスキャン計画に従って実際
にアキシャル/ヘリカルスキャンが行われる。
【0011】図13,図14は従来のアキシャルスキャ
ン設定画面の説明図(1),(2)で、図13は被検体
100の広範囲に渡る疾患の有無を大まかに検査する場
合を示している。事前に行ったスカウトスキャンの終了
後、表示装置11にはアキシャル/ヘリカルスキャンの
ためのスキャン設定(View/Edit)画面13aが表示さ
れ、ユーザは必要なスキャンパラメータをマウスでクリ
ック入力又はキー入力する。イメージAの取得のための
一例のスキャン計画は以下の通りである。
【0012】 スキャンタイプ[Scan Type]=アキシャルスキャン Z軸上のスキャン開始位置[Start Loc]=Z1 Z軸上のスキャン終了位置[End Loc]=Z4 撮像枚数[NO.of Images]=11枚 被検体のスライス厚[Thick]=10mm ガントリのチルト角度[Gantry Tilt]=0 X線管の管電圧[kV]=120kV X線管の管電流[mA]=280mA このスキャン設定画面上でユーザが[Show Localizer]ア
イコンをクリックすると、表示装置11のイメージ表示
エリア13bには図示のようなスカウト像100Aが表
示され、その上にアキシャルスライス位置を示す線が重
ねて表示される。図の太線は開始位置及び終了位置、点
線は中間の各スライス位置(夫々センタラインCLに対
応)を夫々表す。なお、実際には被検体100の息継ぎ
/息止めを考慮して、このスキャン計画はいくつかのグ
ループにグループ分けされるが、ここでは説明の簡単の
ために全体を1グループとして説明する。
【0013】ユーザは、更にマウス又はキーボ−ドを使
用して、全スライス位置のシフト、スライス間隔(ピッ
チ)の変更、グループの先頭/後備に対するスライス位
置の追加/削除等の各種調整を行え、こうして最終的に
スキャン計画が確定すると、アキシャルスキャンを行
う。このアキシャルスキャンは上記図12(A)の態様
で行われ、スライス厚=10mmとするトータルで11
枚のCT断層像が得られる。
【0014】図14は被検体100の特定の臓器(肝臓
等)につき疾患の有無を精密に検査する場合を示してい
る。上記同様にして、スキャン設定画面13aが表示さ
れ、その設定パラメータに従い、イメージ表示エリア1
3bのスカウト像100Aの上には図示の如くアキシャ
ルスライス位置を示す線が重ねて表示される。このアキ
シャルスキャンは上記図12(B)の態様で行われ、ス
ライス厚=5mmとするトータルで13枚のCT断層像
が得られる。なお、図示しないが、ヘリカルスキャンの
場合も同様である。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、医療目的に
よっては、被検体100の胸部から腹部にかけて広範囲
で大まかなスキャンを行うと共に、そのうちの特定の臓
器(肝臓等)については高精度なスキャンを行いたい場
合がある。
【0016】しかし、上記従来のX線CT装置では、ス
キャンの途中でスライス厚を換えられないため、まず上
記図13のスキャン計画に従って被検体100の胸部か
ら腹部に至る大まかなスキャン{図12(A)のアキシ
ャルスキャン}を行い、次に上記図14のスキャン計画
に従って肝臓部の精密なスキャン{図12(B)のアキ
シャルスキャン}を行う必要があり、この様な2度のス
キャンには多くの時間を要するばかりか、被検体100
の被曝過剰を招いていた。
【0017】なお、近年、ファン(正確にはコーン)ビ
ームと複数列のX線検出器アレイとを使用して、一回の
スキャンで複数列の投影データを一挙に収集し、後に複
数列の投影データをチャネル対応で換算/非加算するこ
とにより、スキャン領域毎に異なるスライス厚の断層像
を再構成できるものが知られている。
【0018】しかし、これはあくまでも既存の投影デー
タを補間等により再利用した画像の再構成(Reconstruc
tion)によるものであり、予め撮像前から医療目的に応
じた最適のスキャン計画を立て、被検体100の部位毎
に最適のスライス位置及び厚みの投影データを得ること
はできなかった。
【0019】本発明は上記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的とする所は、複雑多様なスキャン
計画を容易に可能とすると共に、該スキャン計画に従っ
て最適なCT断層像が効率よく得られるX線CT装置及
びその撮影方法を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の課題は例えば図1
の構成により解決される。即ち、本発明(1)のX線C
T装置は、ファンビームを発生するX線源40と、多数
のX線検出器がチャネル方向の円弧状又は円周状に配さ
れかつこれが被検体体軸方向の複数列に並設されてなる
多列X線検出器アレイ70とが被検体100を挟んで相
対向し、多列X線検出器アレイの検出信号に基づき被検
体のCT断層像を再構成するX線CT装置において、被
検体100のアキシャル/ヘリカルスキャンに際して該
被検体のスキャン対象領域に対して異なるスライス厚の
スキャン計画情報を設定可能なスキャン計画設定手段1
と、前記設定されたスキャン計画情報に基づき対応する
スライス位置及びスライス厚の投影データを1回のスキ
ャン工程で取得するスキャン制御手段2とを備えるもの
である。
【0021】本発明(1)によれば、被検体のスキャン
対象領域に対して異なるスライス厚のスキャン計画情報
を設定し、該設定情報に基づき対応するスライス位置及
びスライス厚の投影データを1回のスキャン工程で取得
する構成により、多様なスキャン計画を可能とすると共
に、該スキャン計画に基づく精密な投影データが一挙に
得られ、所要精度のCT断層像を能率よく提供できる。
【0022】好ましくは本発明(2)においては、上記
本発明(1)において、スキャン計画設定手段1は、被
検体の互いに重複部分を有する複数のスキャン領域A,
Bにつき夫々にスキャンの開始位置、終了位置及びその
区間のスライス厚を特定した複数の設定情報を併記して
設定可能である。
【0023】例えば、 領域A:開始位置=Z1,終了位置=Z4,スライス厚
=10mm 領域B:開始位置=Z2,終了位置=Z3,スライス厚
=5mm を併記する。本発明(2)によれば、ユーザは土台(基
本)となるイメージAのスキャン計画AにイメージBの
スキャン計画Bを単に重ねて設定すれば良く、設定操作
が容易である。なお、領域A,Bの重複区間Z2〜Z3
に関しては、スキャン計画Bのみを採用することも、又
はスキャン計画A及びBを採用することも可能である。
【0024】また好ましくは本発明(3)においては、
上記本発明(1)において、スキャン計画設定手段1
は、被検体の互いに重複しない複数のスキャン領域(A
−1)〜(A−3)につき夫々にスキャンの開始位置、
終了位置及びその区間のスライス厚を特定した複数の設
定情報をシーケンシャルに設定可能である。
【0025】例えば、 領域(A−1):開始位置=Z1,終了位置=Z2,ス
ライス厚=10mm 領域(A−2):開始位置=Z2,終了位置=Z3,ス
ライス厚=5mm 領域(A−3):開始位置=Z3,終了位置=Z4,ス
ライス厚=10mm の如くシーケンシャルに設定する。本発明(3)によれ
ば、ユーザは全体としては複雑なスキャン計画でもこれ
をグループ分けすることで個別かつシーケンシャルに設
定でき、設定操作が容易である。またスキャン制御手段
2はスキャン領域の重なりを考慮する必要もなく、各ス
キャン計画をシーケンシャルにかつ忠実に実行できる。
【0026】また好ましくは本発明(4)においては、
上記本発明(2)又は(3)において、スキャン計画設
定手段1は、予め被検体100を一方向から投影して得
たスカウト像100Aを画面に表示すると共に、該スカ
ウト像に重ねてスキャン計画に係るスライス位置の情報
を表示するものである。従って、複雑多様なスキャン計
画を容易に構築できる。
【0027】また本発明(5)の撮影方法は、上記前提
となるX線CT装置の撮影方法において、被検体のアキ
シャル/ヘリカルスキャンに際して該被検体のスキャン
対象領域に対して異なるスライス厚のスキャン計画情報
を設定し、前記設定されたスキャン計画情報に基づき対
応するスライス位置及びスライス厚の投影データを1回
のスキャン工程で取得するものである。
【0028】従って、スキャン計画に忠実な投影データ
が得られ、スキャン目的に忠実なCT断層像を精密に再
構成できる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
好適なる実施の形態を詳細に説明する。なお、全図を通
して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。
【0030】図2は実施の形態によるX線CT装置の要
部構成図で、多列X線検出器アレイ70を使用して異な
るスライス厚のX線CT断層像を得る場合を示してい
る。この多列X線検出器アレイ70は、体軸方向に配列
される例えば8列分のサブアレイSA1〜SA8からな
り、各サブアレイSA1〜SA8には夫々多数(n=1
000程度)のX線検出器が円弧状の一列にチャネル方
向に配列されている。またこの多列X線検出器アレイ7
0はコリメータ50の中心線CLの投影CL´がサブア
レイSA4,SA5の境界線上に位置する様に配置され
ており、従って、コリメータ50のスリット幅wを変え
ることにより、多列X線検出器アレイ70に照射される
Z軸方向のX線ビーム幅を、サブアレイSA4,SA5
の境界線を境とする前後の対称に変更可能となる。その
他の要部構成については上記図11で述べたものと同様
で良い。但し、スキャン計画及びこれに伴うスキャン動
作並びに画像再構成処理等の相違点については後述の説
明により明らかとなる。
【0031】図3は実施の形態によるデータ収集・演算
系の構成を示す図で、多列X線検出器アレイ70の全列
の各チャネルデータを予めチャネル間で合成せずに列毎
に収集可能な場合を示している。図において、70は多
列X線検出器アレイ(XDA)、XDA1〜XDA8
(図2のサブアレイSA1〜SA8に相当)は多列X線
検出器アレイ70を構成する8列分のサブアレイ、XD
1〜XDnは例えばシンチレータとフォトダイオードと
からなるX線検出器、80はデータ収集部(DAS)、
DAS1〜DAS8はデータ収集部80を構成する8系
統分のデータ収集ユニット、IG1〜IGnは積分器
(ミラー積分器等)、A1〜Anはアンプ、SH1〜S
Hnはサンプルホールド回路、SMPXはアナログ信号
の信号マルチプレクサ、A/Dは高速のA/D変換器、
DMPXはディジタル信号のデータマルチプレクサ、1
5はデータ収集バッファ、11は中央処理装置、11a
はそのCPU、11bはCPU11aが実行する制御プ
ログラム等を記憶している主メモリ(MEM)である。
【0032】係る構成により、今、X線ビームXB11
(サブアレイXDA1,検出チャネルCH1に対応)の
信号処理に着目すると、X線検出器XD1はX線ビーム
XB11の透過強度に応じた電流信号を出力し、積分器
IG1はX線検出器XD1の出力電流を所定の時定数に
より積分して対応するX線ビーム量検出電圧を出力す
る。更に、アンプA1は積分器IG1の出力電圧を増幅
し、サンプルホールド回路SH1はアンプA1の出力電
圧を所定のタイミングでサンプルホールドする。以上は
他のX線ビームXB12〜XB1nの各信号処理につい
ても同様である。
【0033】更に、信号マルチプレクサSMPXはサン
プルホールド回路SH1〜SHnの出力信号を高速でマ
ルチプレクスし、A/D変換器A/Dは信号マルチプレ
クサSMPXの出力信号を高速でA/D変換する。以上
は他のDAS2〜DAS8の信号処理についても同様で
ある。
【0034】更に、DAS1〜DAS8の各出力データ
はDMPXでマルチプレクスされ、得られた一連の主信
号データ(投影データ)はデータ収集バッファ15に蓄
積される。従って、多列X線検出器アレイ70の全列の
各チャネルデータを列毎に収集可能である。そして、C
PU11aは必要な各列のチャネルデータに基づき後述
の態様でX線CT画像を再構成する。
【0035】なお、図3の矢印aで示す如く、X線CT
装置によっては積分器IG1〜IGnの前段にプリアン
プPA1〜PAnを備え、入力の電流信号を対応する電
圧信号に変換(対数変換を含む)するものが存在する。
この場合の積分器IG1〜IGnは、入力の電圧信号を
積分して対応するX線ビーム量検出電圧を生成すること
になり、このようなX線CT装置も適用対象である。
【0036】図4は実施の形態によるX線CT撮像処理
のフローチャートで、被検体を撮像する工程をシーケン
シャルに示している。ステップS1ではスキャンパラメ
ータ(管電圧kV,管電流mA等)の設定を行い、ステ
ップS2では被検体100のスカウトスキャンを行う。
スカウトスキャンとは、走査ガントリ30(X線管4
0)を被検体100の真上(0度)又は真横(90度)
の位置に固定したままで撮影テーブル20を体軸方向に
移動させ、被検体100の二次元レントゲン画像(スカ
ウト像)を得るスキャンである。ステップS3では、従
来と同様の操作により、得られたスカウト象を画面に表
示し、ステップS4では後述のスキャン計画設定(ロー
カライズ等)処理を行う。
【0037】ステップS5では上記ステップS4の設定
情報に従い走査ガントリ30及び撮影テーブル20に対
する各種制御情報(コリメータ50のスリット幅w,X
線管40の曝射開始及び終了位置,撮影テーブル20の
搬送ピッチ又は速度等)を生成する。この詳細は事例に
従って後述する。ステップS6では上記ステップS5の
制御情報に従いアキシャル/ヘリカルスキャンを行う。
【0038】ステップS7では列毎の投影データを収集
し、ステップS8では収集した投影データにつき必要な
補正処理を行う。なお、ヘリカルスキャンの場合は更に
アキシャルスキャン相当の投影データを得るための補間
処理等を行う。ステップS9では投影データに対するフ
ィルタ処理を行い、ステップS10では上記スキャン計
画に従うCT断層像の再構成(逆投影)処理を行い、そ
して、ステップS11では処理結果のCT断層像を表示
装置13に表示する。次に上記スキャン計画設定(ロー
カライズ)処理を具体例に従って説明する。
【0039】図5,図6は実施の形態によるアキシャル
スキャン設定画面の説明図(1),(2)で、上記ステ
ップS4のスキャン計画(ローカライズ設定等)段階に
なると、表示装置13にはスキャン設定画面13a及び
イメージエリア13bが表示される。なお、以下の説明
では説明の簡単のために、多列X線検出器アレイ70の
一列幅が被検体100のスライス厚=5mmに対応する
ものとして説明する。また、以下の例の撮像目的は、被
検体100の胸部から腹部に至る厚いスライス厚の大ま
かなCT断層像(イメージA)と、被検体100の局部
(肝臓等)について薄いスライス厚の高精度なCT断層
像(イメージB)とを一回のスキャン計画で能率よく得
ることにある。これに対するスキャン計画の設定方法に
は以下の幾つかが考えられる。
【0040】図5はイメージAのスキャン計画にイメー
ジBのスキャン計画を重ねて設定可能な場合を示してお
り、イメージAを得るためのスキャン計画Aは、 スキャンタイプ[Scan Type]=アキシャルスキャン Z軸上のスキャン開始位置[Start Loc]=Z1 Z軸上のスキャン終了位置[End Loc]=Z4 撮像枚数[NO.of Images]=13枚 被検体のスライス厚[Thick]=10mm またイメージBを得るためのスキャン計画Bは、 スキャンタイプ[Scan Type]=アキシャルスキャン Z軸上のスキャン開始位置[Start Loc]=Z2 Z軸上のスキャン終了位置[End Loc]=Z3 撮像枚数[NO.of Images]=11枚 被検体のスライス厚[Thick]=5mm である。なお、この例ではイメージAにつきZ1〜Z4
の間でスライス厚=10mmのものを隙間なく得るた
め、その撮像枚数13=(Z4−Z1)/10により自
動的に求まる。またイメージBについてもZ2〜Z3の
間でスライス厚=5mmのものを隙間なく得るため、そ
の撮像枚数11=(Z3−Z2)/5により自動的に求
まる。上記方法によれば、ユーザは土台(基本)となる
イメージAのスキャン計画AにイメージBのスキャン計
画Bを単に重ねて設定すれば良く、設定操作が容易であ
る。
【0041】CPU11aはこの設定情報に基づき上記
ステップS5で対応する制御情報を生成する。CPU1
1aはまずスキャン計画Aを読み取り、以下の方法で処
理する。イメージAの各スライス位置は{Z1+i(Z
4−Z1)/12}(i=0〜12)により求められ、
i=0でイメージAのスキャンを開始し、i=12でス
キャンを終了する。またイメージAのスライス厚=10
mmによりこの部分の投影像を多列X線検出器アレイ7
0の中央2列分(検出列XDA4及びXDA5)で読み
取る。これにより歪のない高精度の投影データが得られ
る。また撮影テーブル20はイメージAの各スライス位
置が検出列XDA4及びXDA5の中心に位置するよう
に搬送される。図にこの状態を付記する。なお、このよ
うなアレイ付記画面を実際にイメージエリア13bに表
示しても良い。更にコリメータ50のスリット幅wは被
検体100のスライス厚=10mm(最大)に対応して
多列X線検出器アレイ70の中央2列分に対応する幅に
選ばれる。
【0042】CPU11aは次にスキャン計画Bを読み
取り、上記同様の方法で処理する。イメージBの各スラ
イス位置は{Z2+j(Z3−Z2)/10}(j=0
〜10)により求められ、j=0でイメージBのスキャ
ンを開始し、j=10でスキャンを停止する。またイメ
ージBのスライス厚=5mmによりこの部分の投影像を
多列X線検出器アレイ70の中央1列分(検出列XDA
4又はXDA5)で読み取る。これにより歪のない高精
度の投影データが得られる。また撮影テーブル20はイ
メージBの各スライス位置が検出列XDA4又はXDA
5の中心に位置するように搬送される。
【0043】CPU11aは次にイメージA,B間の整
合性を調べる。但し、この処理は取得したいイメージ
A,B間に重複部分がある場合にのみ必要となる。図に
おいて、この例ではイメージAの各スライス位置は検出
列XDA4及びXDA5の中心に位置するが、イメージ
Bの各スライス位置は検出列XDA4又はXDA5の中
心から1/2列幅(=2.5mm)分ずれており、この
ままでは1回のスキャンでイメージA,Bを同時に取得
できない。この場合のユーザは、イメージA,Bのいず
れが重要な方を選択する。
【0044】ユーザがイメージBを選択すると、そのス
キャン時にはZ2の位置で撮影テーブル20の搬送幅が
調整され、それ以降のイメージBの各スライス位置が検
出XDA4又はXDA5の中心にくるように位相調整さ
れる。なお、この例ではイメージBの2つのスライス位
置が同時に検出列XDA4及びXDA5の中心にくるた
め、2列分を同時に読み取れる。この状態はZ3の位置
まで続き、Z3のスキャンが終了すると、元の位相に戻
される。
【0045】このとき、Z2〜Z3におけるイメージA
の実際のスライス位置は計画のものから若干オフセット
するが、このようなオフセット量は多列X線検出器アレ
イ70の列解像度が増すことにより十分に小さくなる。
また上記予め行う選択により通常重要であるようなイメ
ージBの投影データを精密に取得できる。即ち、従来の
様に既に撮影されてしまった投影データを利用してイメ
ージBを再構成するのではなく、当初からイメージBの
精密なスキャン計画Bを建て、スキャン計画Bを忠実に
実現できる。
【0046】なお、ユーザがイメージAを選択した場合
は、逆にイメージBのスライス位置がオフセットするこ
とになる。またイメージBと重複する部分のイメージA
が必要でない場合は、別途にその旨を入力する。この場
合は上記の整合処理を行う必要がない。
【0047】図6は上記図5と同様のスキャン計画を、
そのスライス厚の相違等に応じて複数のグループ(A−
1)〜(A−3)に分け、これらを時系列に設定可能な
場合を示している。イメージ(A−1)を得るためのス
キャン計画(A−1)は、 スキャンタイプ[Scan Type]=アキシャルスキャン Z軸上のスキャン開始位置[Start Loc]=Z1 Z軸上のスキャン終了位置[End Loc]=Z2 撮像枚数[NO.of Images]=5枚 被検体のスライス厚[Thick]=10mm またイメージ(A−2)を得るためのスキャン計画(A
−2)は、 スキャンタイプ[Scan Type]=アキシャルスキャン Z軸上のスキャン開始位置[Start Loc]=Z2 Z軸上のスキャン終了位置[End Loc]=Z3 撮像枚数[NO.of Images]=13枚 被検体のスライス厚[Thick]=5mm またイメージ(A−3)を得るためのスキャン計画(A
−3)は、 スキャンタイプ[Scan Type]=アキシャルスキャン Z軸上のスキャン開始位置[Start Loc]=Z3 Z軸上のスキャン終了位置[End Loc]=Z4 撮像枚数[NO.of Images]=3枚 被検体のスライス厚[Thick]=10mm である。この方法によれば、ユーザは全体としては複雑
なスキャン計画でもこれをグループ分けすることで個別
かつシーケンシャルに設定でき、またCPU11aはグ
ループ間の重なりを考慮する必要もなく、各制御情報を
シーケンシャルに生成できる。この例のステップS5で
得られる制御情報は上記図5で述べたものと同様で良
い。但し、イメージ(A−2)ではイメージ(A−1)
を重複して取得する必要は無く、よってスキャン計画
(A−2)における撮影テーブル20の搬送位相を所要
に調整できる。スキャン計画(A−3)においても同様
である。次に上記スキャン計画に従うアキシャルスキャ
ンの動作を説明する。
【0048】図7は実施の形態によるアキシャルスキャ
ンの動作説明図で、上記図5及び図6の各スキャン計画
に共通のものである。全スキャンは3つの区間〜に
分けて説明できる。コリメータ50のスリット幅wは全
区間〜を通して被検体100の最大のスライス厚
(=10mm)に対応した幅である。図7(A)に区間
のスキャン態様を示す。センタラインCLは検出列X
DA4及びXDA5の境界線上にあり、スライス厚=1
0mmのCT断層像は各検出列のチャネル投影信号を合
成(加算)したものに基づき再構成される。図7(B)
に区間のスキャン態様を示す。センタラインCLは検
出列XDA4及びXDA5の境界線上にあり、スライス
厚=5mmのCT断層像は各検出列のチャネル投影信号
に基づき別々に再構成される。なお、上記図5のスキャ
ン計画Aで区間のイメージAも取得する場合は、更に
スライス厚=10mmのCT断層像が各検出列のチャネ
ル投影信号を合成(加算)したものに基づき再構成され
る。図7(C)に区間のスキャン態様を示す。センタ
ラインCLは検出列XDA4及びXDA5の境界線上に
あり、スライス厚=10mmのCT断層像は各検出列の
チャネル投影信号を合成(加算)したものに基づき再構
成される。
【0049】図8,図9は実施の形態によるヘリカルス
キャン設定画面の説明図(1),(2)である。ヘリカ
ルスキャンでは走査ガントリ30の回転と同時に撮影テ
ーブルが所定速度で連続的に搬送される。このためイメ
ージエリア13bの各スライス位置は図示の如く斜めに
なるが、CT断層像は、このヘリカルスキャンで得られ
た投影データを元に、公知の補間処理により上記アキシ
ャルスキャン相当の投影データが求められ、これに基づ
き再構成される。従って、図8,図9のスキャン計画も
上記図5,図6と同様の感覚で設定できる。
【0050】図10は実施の形態によるヘリカルスキャ
ンの動作説明図で、上記図8及び図9の各スキャン計画
に共通のものである。全スキャンは3つの区間〜に
分けて説明できる。コリメータ50のスリット幅wは全
区間〜を通して被検体100の最大のスライス厚
(=10mm)に対応した幅である。図10(A)に区
間のスキャン態様を示す。センタラインCLは検出列
XDA4及びXDA5の境界線上にあり、スライス厚=
10mmのCT断層像は各検出列のチャネル投影信号を
補間かつ合成(加算)したものに基づき再構成される。
図10(B)に区間のスキャン態様を示す。センタラ
インCLは検出列XDA4及びXDA5の境界線上にあ
り、スライス厚=5mmのCT断層像は各検出列のチャ
ネル投影信号を補間したものに基づき別々に再構成され
る。なお、上記図8のスキャン計画Aで区間のイメー
ジAも取得する場合は、更にスライス厚=10mmのC
T断層像が各検出列のチャネル投影信号を補間かつ合成
(加算)したものに基づき再構成される。図10(C)
に区間のスキャン態様を示す。センタラインCLは検
出列XDA4及びXDA5の境界線上にあり、スライス
厚=10mmのCT断層像は各検出列のチャネル投影信
号を補間かつ合成(加算)したものに基づき再構成され
る。
【0051】なお、上記実施の形態は具体的数値例を伴
って説明をしたが、本発明がこれらの数値例に限定され
ないことは明らかである。
【0052】また、上記実施の形態ではファンビーム方
式(所謂R−R方式等)によるX線CT装置への適用例
を述べたが、本発明は多数のX線検出器が円周状の複数
列に配列されている様な所謂S−R方式等のX線CT装
置にも適用できることは明らかである。
【0053】また、上記本発明に好適なる複数の実施の
形態を述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で各部
の構成、制御、処理及びこれらの組合せの様々な変更が
行えることは言うまでも無い。
【0054】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、複雑多
様なスキャン計画を容易に可能とすると共に、該スキャ
ン計画に従って最適なCT断層像が効率よく得られ、よ
ってX線CT医療の高機能化、信頼性向上に寄与する所
が極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】実施の形態によるX線CT装置の要部構成図で
ある。
【図3】実施の形態によるデータ収集・演算系の構成を
示す図である。
【図4】実施の形態によるX線CT撮像処理のフローチ
ャートである。
【図5】実施の形態によるアキシャルスキャン設定画面
の説明図(1)である。
【図6】実施の形態によるアキシャルスキャン設定画面
の説明図(2)である。
【図7】実施の形態によるアキシャルスキャンの動作説
明図である。
【図8】実施の形態によるヘリカルスキャン設定画面の
説明図(1)である。
【図9】実施の形態によるヘリカルスキャン設定画面の
説明図(2)である。
【図10】実施の形態によるヘリカルスキャンの動作説
明図である。
【図11】従来のX線CT装置の要部構成図である。
【図12】従来のX線CT装置におけるスライス厚設定
制御の説明図である。
【図13】従来のアキシャルスキャン設定画面の説明図
(1)である。
【図14】従来のアキシャルスキャン設定画面の説明図
(2)である。
【符号の説明】
10 操作コンソール部 11 中央処理装置 12 入力装置 13 表示装置(CRT) 13a スキャン設定(View/Edit)画面 13b イメージエリア 14 制御インタフェース 15 データ収集バッファ 16 二次記憶装置(ディスク等) 20 撮影テーブル 30 走査ガントリ 40 X線管 41 X線制御部 50 コリメータ 51 コリメータ制御部 60 回転制御部 70 多列X線検出器アレイ(XDA) 80 データ収集部(DAS) 100 被検体 100A スカウト像 150a,150b 平行スリット板 152a,152b リンク 153a,153b 支軸 154 ピン 155 ギヤードモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀内 哲也 東京都日野市旭が丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 (72)発明者 郷野 誠 東京都日野市旭が丘4丁目7番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Fターム(参考) 4C093 AA22 BA03 BA10 CA16 CA18 EB18 FA13 FA22 FA33

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファンビームを発生するX線源と、多数
    のX線検出器がチャネル方向の円弧状又は円周状に配さ
    れかつこれが被検体体軸方向の複数列に並設されてなる
    多列X線検出器アレイとが被検体を挟んで相対向し、多
    列X線検出器アレイの検出信号に基づき被検体のCT断
    層像を再構成するX線CT装置において、 被検体のアキシャル/ヘリカルスキャンに際して該被検
    体のスキャン対象領域に対して異なるスライス厚のスキ
    ャン計画情報を設定可能なスキャン計画設定手段と、 前記設定されたスキャン計画情報に基づき対応するスラ
    イス位置及びスライス厚の投影データを1回のスキャン
    工程で取得するスキャン制御手段とを備えることを特徴
    とするX線CT装置。
  2. 【請求項2】 スキャン計画設定手段は、被検体の互い
    に重複部分を有する複数のスキャン領域につき夫々にス
    キャンの開始位置、終了位置及びその区間のスライス厚
    を特定した複数の設定情報を併記して設定可能であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 【請求項3】 スキャン計画設定手段は、被検体の互い
    に重複しない複数のスキャン領域につき夫々にスキャン
    の開始位置、終了位置及びその区間のスライス厚を特定
    した複数の設定情報をシーケンシャルに設定可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  4. 【請求項4】 スキャン計画設定手段は、予め被検体を
    一方向から投影して得たスカウト像を画面に表示すると
    共に、該スカウト像に重ねてスキャン計画に係るスライ
    ス位置の情報を表示することを特徴とする請求項2又は
    3に記載のX線CT装置。
  5. 【請求項5】 ファンビームを発生するX線源と、多数
    のX線検出器がチャネル方向の円弧状又は円周状に配さ
    れかつこれが被検体体軸方向の複数列に並設されてなる
    多列X線検出器アレイとが被検体を挟んで相対向し、多
    列X線検出器アレイの検出信号に基づき被検体のCT断
    層像を再構成するX線CT装置の撮影方法において、 被検体のアキシャル/ヘリカルスキャンに際して該被検
    体のスキャン対象領域に対して異なるスライス厚のスキ
    ャン計画情報を設定し、前記設定されたスキャン計画情
    報に基づき対応するスライス位置及びスライス厚の投影
    データを1回のスキャン工程で取得することを特徴とす
    るX線CT装置の撮影方法。
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