JP4408976B2 - X線ct装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検体をスキャンして収集した投影データを処理して画像を再構成するX線CT装置(CTスキャナ)に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、X線CT装置(以降、CTと称する)は、図6に示すように扇状のX線ビーム(ファンビーム)を発生するX線焦点1と、ファン状あるいは直線状に複数の検出素子8を1列に並べた検出器2とを有するシングルスライスCTが主流である。このようなCTでは、X線焦点1と検出器2を被検体の周囲に回転させながら被検体を通過したX線強度のデータ(投影データと称する)を複数回、例えば1回転で1000回収集し、得られたデータを処理して画像を再構成する。
【0003】
収集したデータ(生データと称する)は、画像再構成部でcos項で重み付け処理してから、再構成関数とコンボリューション処理した後、画像データメモリにバックプロジェクション処理されて、画像に再構成され、画像メモリに格納される。
【0004】
この時、再構成関数が画像の分解能とノイズを決定する。再構成関数が高周波抑制タイプの関数だと分解能が低い代わりにノイズの小さい滑らかな画像が得られ、高周波強調タイフの関数だと分解能が高くシャープな画像が得られる代わりにノイズも大きい。又、画像データメモリに設定されたデータピッチが画像の拡大率を、位置が画像の位置を決定する。また画像データメモリのマトリクスサイズは画像の分解能とノイズと共に、バックプロジェクションの計算量を支配する。512×512のマトリクスサイズは256×256のマトリクスサイズの場合よりも、分解能、ノイズ、計算量、全て大きい。バックプロジェクションの投影数は、画像の分解能とバックプロジェクションの計算量を決定する。投影数を減らすと、低分解能になるが計算量も減る。
【0005】
例えば病理検査による鑑別診断のために、図7に示すように腫瘍などのターゲット3に針4を刺して細胞を採取する針生検という検査が知られている。この際、断層像を見ながら針生検すると、針4を確実にターゲット3に当てることが出来るので、CTでターゲッ卜3を含むスライスを再構成して観察しながら針生検を行うことがしばしば行われる。
【0006】
また、差分再構成という技術が知られており、同位相で収集した生データ同士の差分を従来の画像データに逆投影、或いは同位相で収集した生データを逆投影して得た部分画像同士の差分を従来の画像に加算し、少ない計算量で画像を更新するという技術が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、針生検などを行う際のCT透視では安全のため患者を動かさずに、適切な透視画像を得たいという要請がある。針を刺す時には、刺す部位から腫瘍などのターゲットまでの広い視野を見たいため、広い視野の透視画像が必要である。その後、針をターゲットに向かって進める時には、ターゲット近傍の狭い視野を詳しく観察してターゲットの組織を確実に採取できたかどうかを確認したいため、視野は狭いが、関心領域の詳細が分かる透視画像が必要である。このように針生検等を行う場合、必要な画像に相反する要求があったが、従来は1枚の透視画像しか得られなかったため、上記要求に答えられないという問題があった。
【0008】
本発明は、上述の如き従来の課題を解決するためになされたもので、その目的は、CT透視の最中であっても、画像再構成条件の変更を行うことができるX線CT装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の発明は、被検体に向けてX線ビームを曝射するX線ビーム発生源と、このX線ビーム発生源から曝射されたX線ビームを検出する検出器列を有するX線検出手段と、前記X線ビーム発生源を前記被検体の回りに回転させてX線ビームを曝射すると同時に前記検出器列から収集したデータを再構成してCT透視のための画像を生成する画像再構成手段と、この画像再構成手段により再構成された画像を画面に表示する表示手段と、前記CT透視の最中に、画像再構成条件の変更の指示入力を受け付ける操作部とを備え、前記操作部への画像の拡大率を変更する画像再構成条件の指示入力があった後に、前記表示手段は、当該指示入力前の画像再構成条件に基づいて生成された画像の拡大率を変更した画像を最初に表示し、前記再構成手段は、指示入力された画像再構成条件に基づいて画像を生成し、表示手段はこの指示入力された画像再構成条件に基づいて生成された画像を前記最初に表示した画像に代えて表示することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明のX線CT装置の第1の実施の形態を示したブロック図である。CT装置は、システム制御部10と、寝台11と、架台・寝台制御部12と、寝台移動部13と、X線制御装置14と、高電圧発生装置15と、X線ビーム発生源16と、検出器17と、回転架台18と、データ収集部19と、収集データ記憶装置20と、画像再構成部21と、表示部22とを有している。
【0020】
又、画像再構成部21は、生データメモリ211、画像メモリ212、生データと再構成関数とのコンボリューションをとるコンボリューション処理部213、コンボリューションデータにバックプロジェクションを施して画像データを得るバックプロジェクション処理部214を有している。
【0021】
次に本実施の形態の動作について説明する。システム制御部10は、図示しいない入力装置を用いて入力されたスライス厚、回転速度等のヘリカルスキャン条件の内、回転速度とスライス厚とファン角等を架台・寝台制御信号として架台・寝台制御部12に対して出力する。また、システム制御部10は、X線ビーム発生を制御するX線ビーム発生制御信号をX線制御装置14に対して出力する。更に、システム制御部10は、X線ビームの検出のタイミングを示す検出制御信号をデータ収集部19に対して出力する。また、システム制御部10は、データ収集のためのデータ収集制御信号をデータ収集部19に対して出力する。更に、システム制御部10は、画像再構成のための制御信号を画像再構成部21に対して出力する。
【0022】
架合・寝台制御部12は、システム制御部10より出力された架合・寝台制御信号を基に回転架台18を回転させると共に、寝台移動信号を寝台移動部13に対して出力する。寝台移動部13は、架合・寝台制御部12により出力された寝台移動信号を基に、回転架台18の1回転当たりの寝台11の移動量を求め、この移動量で寝台11を移動させる。
【0023】
X線制御装置14は、システム制御部10により出力されたX線ビーム発生制御信号を基に、高電圧発生装置15による高電圧発生のタイミングを制御する。高電圧発生装置15は、X線ビームを曝射させるための高電圧をX線制御装置14からの制御信号に従ってX線ビーム発生源16に供給する。X線ビーム発生源16は、高電圧発生装置15から供給された高電圧によってX線ビームを曝射する。検出器17は、X線ビーム発生源16から曝射され、被検体100を透過したX線ビームを検出する。
【0024】
回転架台18は、X線ビーム発生源16と検出器17とを保持している。また、回転架台18は、図示しない架台回転機構により、X線ビーム発生源16と検出器17との中間点を通る回転軸を中心にして回転される。
【0025】
データ収集部19は、検出器17により検出されたX線ビーム(実際には検出信号)を、システム制御部10により出力されたデータ収集制御信号に対応させて収集する。収集データ記憶装置20は、データ収集部19によって収集されたX線ビーム検出信号を記憶し、必要に応じて画像再構成部21へ供給して、生データメモリ211に記憶させる。
【0026】
画像再構成部21は、生データメモリ211に記憶された生データに、コンボリューション処理、バックプロジェクション処理などを施して透視画像などを再構成する。表示部22は、画像再構成部21により再構成された画像を図示しないモニタ上に表示する。
【0027】
X線ビーム発生部16と検出器17を連続的に回転させ、X線を照射してデータ収集しながら画像を再構成することを、以降CT透視と称する。但し、寝台11の移動あるいは架台の移動を伴う場合も含むものする。
【0028】
被検体100は寝台11に寝ている。術者は寝台11の横に立ち、腫瘍などのターゲットを画像再構成部21で再構成するように寝台11の位置を設定する。術者は1回テストスキャンして、再構成されて表示部22に表示された画像で2種類の画像の再構成する位置と範囲(サイズ、拡大率)を図示しない操作部から指定する。例えば、今回は図2に示すように腫瘍の近傍を指定すると共に1枚は視野の広い画像が得られるように、もう1枚は視野の狭い画像が得られるように異なる画像再構成条件を設定したとする。
【0029】
ここで、画像1は画素サイズ0.6mm、再構成中心(0mm、0mm)で画像マトリクス512、投影数は500/1回転とし、画像2は画素サイズ0.1mm、再構成中心(90mm、50mm)で画像マトリクスサイズ256、投影数は1000/1回転とする。
【0030】
その後、術者はCT透視を指示し、これを受けてシステム制御部10はX線ビーム発生源16と検出器17を回転させると共に、X線ビーム発生源16よりX線を被検体100に対して曝射する。データ収集部19は1回転1000データを収集し、収集したデータが収集データ記憶装置20に記憶された後、画像再構成部21に送られる。
【0031】
画像再構成部21は画像再構成条件の異なる例えば2枚の画像1、画像2を再構成するが、以下、画像再構成部21の動作について説明する。但し、画像再構成条件とは画像拡大率、再構成関数、再構成画像マトリクス、投射数等である。まず、今回、収集した生データを収集データ記憶装置20から読み込んで生データメモリ211に記憶させる。次に同位相の1回転前のデータを生データメモリ211から読み込み、今回収集したデータとの差分をとる(以降、差分生データと称する)。
【0032】
コンボリューション処理部213は、前記差分生データをcos項で重み付け処理した後、2種類の関数とコンボリューションして2種類のコンボリューションデータを生成してバックプロジェクション処理部214に送る。例えば、高周波抑制タイプの再構成関数とコンボリューションして、コンボリューションデータ1を画像1のバックプロジェクション処理に、高周波強調タイプの再構成関数とコンボリューションしたデータ2を画像2のバックプロジェクション処理に使うようにする。
【0033】
これにより、画像1は広い視野の画像で、高周波抑制タイプの再構成関数とコンボリューションしているため、ノイズの少ない滑らかな画像が得られ、画像2は狭い視野の画像で、高周波強調タイプの再構成関数とコンボリューションしているため、解像度が高い画像が得られる。画像再構成部21は一定の間隔で、これら2枚の画像データを表示部22に送る。
【0034】
表示部22は、図3に示すように2枚の画像1、画像2を表示する。術者は、広い視野の画像1で針4を刺す部分からターゲット3までの全体を、狭い視野の画像2でターゲット3の近傍を詳細に観察しながら、針4をターゲット3に到達させる。
【0035】
本実施の形態によれば、画像再構成部21で、ターゲット3を含む視野の広いノイズが少ない滑らかな画像データと、ターゲット3を含む視野の広い解像度の高い画像データを再構成して、これを表示部22の画面に同時に表示することができ、術者は広い視野の画像1と、狭い視野の画像2を同時に見ることができる。
【0036】
これにより、術者は針4を刺す時、刺す部位から腫瘍などのターゲット3までの広い視野を画像1で見て、針4を刺し、その後、針4をターゲット3に向かって進めた時には、ターゲット3近傍の狭い視野を画像2で詳しく観察してターゲット3の組織を確実に採取できたかどうかを容易に確認することができる。尚、表示部22は上記した画像1、2を画面に交互に表示するようにしてもよい。
【0037】
次に、本発明のX線CT装置の第2の実施の形態について説明する。本例も、画像再構成部21により広い視野の画像1と、狭い視野の画像2を再構成する。この際、コンボリューション処理までは、画像1、2ともに共通の処理を受けるところが、図1に示した第1の実施の形態と異なるだけで、装置の構成は同一であるため、以下、図1に示した構成を借用して説明する。
【0038】
次に本実施の形態の動作について説明する。画像再構成部21は、今回の回転で収集したデータと同位相の1回転前のデータとの差分(差分生データ)をとる。
【0039】
コンボリューション処理部213は、差分生データをcos項で重み付け処理後、再構成関数とコンボリューションして1種類のコンボリューションデータを生成してバックプロジェクション処理部214に送る。尚、前記再構成関数は、例えば、高周波抑制タイプと高周波強調タイプの中間のタイプの関数を使用するものとする。
【0040】
バックプロジェクション処理部214は、画像メモリ212の2つのメモリ領域を使い、上記した1種類のデータから2種類の画像を各々再構成する。
【0041】
バックプロジェクション処理部214は、コンボリューションデータ1の2つのデータを加算して画像1のメモリ領域にバックプロジェクションし、画像2のメモリ領域にコンボリューションデータ2を加算せずにバックプロジェクションして、2種類の画像データを得る。画像再構成部21は一定の間隔で、これら2枚の画像データを表示部22に送る。画像表示部22は、2枚の画像1、画像2を表示する。
【0042】
本実施の形態でも、広い視野の画像1と、狭い視野の画像2を同時に得ることができ、図1に示した第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。しかも、コンボリューション処理部213は、1種類のコンボリューションデータの生成だけで済むため、この分、画像再構成部21の画像処理時間を短くすることができる。
【0043】
次に本発明のX線CT装置の第3の実施の形態について説明する。本例は、画像再構成部21により例えば広い視野の画像1を当初再構成して表示し、術者の指示によって例えば狭い視野画像2を再構成するところが、図1に示した第1の実施の形態と異なるだけで、装置の構成は同一であるため、以下、図1に示した構成を借用して説明する。
【0044】
次に本実施の形態の動作について説明する。被検体100は寝台11に寝ている。術者は寝台11の横に立ち、腫瘍などのターゲットを画像再構成部21で再構成するように寝台11の位置を設定する。術者はCT透視を指示し、システム制御部10はX線ビーム発生源16と検出器17を回転させてX線ビーム発生源16からX線を被検体100に曝射する。
【0045】
これにより、データ収集部19で収集したデータが画像再構成部21に送られて再構成され、従来どおり1枚の画像が次々に更新されて表示部22に表示される。この画像の画像再構成条件は、例えば第1の実施の形態で説明した広い視野の画像1と同じ条件とする。
【0046】
術者は、上記画像によりCT透視しながら1枚目の画像とは異なる画像再構成条件、例えば第1の実施の形態で説明した視野の狭い画像2と同じ条件で、2枚目の画像の再構成を図示されない操作部から指示する。この指示はシステム制御部10を介して画像再構成部21に伝達される。
【0047】
これを受けて、画像再構成部21は既に作成してある画像1の中の画像2と重複する部分を生データメモリ211から読み込み、所定の画素サイズで256マトリクスになるように画像拡大して、図4に示すような画像2を作成し、これを暫定画像2として画像メモリ212に記憶する。この画像メモリ212に記憶された画像2は表示部22に送られて表示される。
【0048】
その後、画像再構成部21は、第1の実施の形態と同様に、画像1と画像2の条件に合わせて、生データメモリ211の今回と前回の生データから差分生データを作成する。コンボリューション処理部213は、cos項で重み付けした差分生データと2種類の再構成関数とをコンボリューションして2種類のコンボリューションデータを生成し、各々のコンボリューションデータにバックプロジェクション処理部214によるバックプロジェクションして、画像1と画像2を画像メモリ212のそれぞれのメモリ領域に作成することによって、画像1、2を更新して、表示部22にシネ表示のように動画表示する。
【0049】
本実施の形態によれば、例えば視野の広い画像1を見て針生検を行っている時、視野の狭い画像2でターゲット3付近をより詳しく見たい場合、本例では既に作成されている画像1の所定部分を拡大して暫定的な視野の広い画像2を短時間で作成できるため、暫定的な画像2を直ぐに表示して、術者に提供することができる。1回転など所定の時間が経過する前に所望の画像2に近い画像が表示されるので、術者にとっては好ましい。
【0050】
しかも、その後、第1の実施の形態と同様の処理により、画像1、2を作成して切り換えるため、暫定的な画像2に代わってより画質のよい画像2を表示することができ、第1の実施の形態と同様の効果がある。
【0051】
尚、画像2を直ぐには見られないが、上記した2枚目の画像の再構成指示があった場合、前記暫定画像2を作成せず、画像再構成部21により画像再構成条件を変更して、画像1と画像2を再構成して、これら画像1、2を表示する構成も採り得る。
【0052】
次に本発明のX線CT装置の第4の実施の形態について説明する。本例の構成は及び動作は第3の実施の形態と同様であるが、画像再構成部21の画像メモリ212の画像メモリ容量及び計算能力に制限があるものとする。例えば、画像メモリ212は、512×512マトリクスの画像1枚分の画像メモリ容量と、1回転1000ビューのデータを512×512マトリクスの画像に逆投影する計算能力しかないものとする。
【0053】
次に本実施の形態の動作について説明する。従来どうり1枚のCT透視を行う。画像1の画像再構成条件は画像サイズ0.6mm、再構成中心(0mm、0mm)とする。システム制御部10は、画像再構成部21に画像マトリクス512×512、投影数1000/1回転による再構成を指示し、その条件で再構成が行われる。
【0054】
この時、術者が2枚目のCT透視を図示されない操作部より指示する。画像2の画像再構成条件は、画素サイズ0.1mm、再構成中(90mm、50mm)である。
【0055】
システム制御部10は、再構成処理部21に画像1、2共に、画像マトリクス256×256、投影1000/1回転による再構成を指示し、再構成処理部21はこれをバックプロジェクション処理部214に指示する。バックプロジェクション処理部214は画像メモリ212から画像1のデータを読み出し、512×512マトリクスを補間して画像1のデータを256×256マトリクスに変換し、図5に示すように画像メモリ212の256×256マトリクスサイズの領域に記憶する。
【0056】
また、第3の実施の形態で説明したのと同様に512×512マトリクスの画像1を拡大(補間)して、256×256マトリクスの画像のデータを生成し、図5に示すように画像メモリ212の256×256マトリクスサイズの領域に記憶する。
【0057】
以降、バックプロジェクション処理部214は、図5に示すような512×512マトリクスのサイズの画像メモリ212のメモリ領域を256×256マトリクスサイズの少なくとも2つのメモリ領域に分割して用いることにより、1枚の画像データから2枚の画像1、2を再構成する。
【0058】
本実施の形態によれば、画像再構成部21の画像メモリ212の容量及び計算能力が限ぎられている場合でも、画像1、2のように複数の画像を再構成することができる。この場合、画像メモリ212の容量及び計算能力は従来のままで、上記のような画像1、2を同時に再構成できるため、従来に比べて装置のコストを上昇させることなく第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0059】
尚、上記した各実施の形態では、2枚の画像1、2を同時或いは順次作成する構成について説明したが、3枚以上の複数枚の画像も、同様の構成にて、容易に作成することができる。特に画像の枚数が多い場合、表示部22の画面は例えばマルチ画面に分割されて各画像が表示される。
【0060】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、CT透視の最中であっても、画像再構成条件の変更を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のX線CT装置の第1の実施の形態を示したブロック図である。
【図2】術者が表示するように指定した画像例を示した図である。
【図3】図1に示した表示部に表示された画像再構成条件が異なる2枚の画像例を示した図である。
【図4】画像1の所定部分を拡大して作成した画像2の例を示した図である。
【図5】画像メモリのメモリ領域分割使用例を示したブロック図である。
【図6】X線焦点と検出器の配置例を示した図である。
【図7】針生検に使用される透視画像例を示した図である。
【符号の説明】
10 システム制御部
11 寝台
12 架台・寝台制御部
13 寝台移動部
14 X線制御装置
15 高電圧発生装置
16 X線ビーム発生源
17 検出器
18 回転架台
19 データ収集部
20 収集データ記憶装置
21 画像再構成部
22 表示部
211 生データメモリ
212 画像メモリ
213 コンボリューション処理部
214 バックプロジェクション処理部
Claims (1)
- 被検体に向けてX線ビームを曝射するX線ビーム発生源と、
このX線ビーム発生源から曝射されたX線ビームを検出する検出器列を有するX線検出手段と、
前記X線ビーム発生源を前記被検体の回りに回転させてX線ビームを曝射すると同時に前記検出器列から収集したデータを再構成してCT透視のための画像を生成する画像再構成手段と、
この画像再構成手段により再構成された画像を画面に表示する表示手段と、
前記CT透視の最中に、画像再構成条件の変更の指示入力を受け付ける操作部とを備え、
前記操作部への画像の拡大率を変更する画像再構成条件の指示入力があった後に、前記表示手段は、当該指示入力前の画像再構成条件に基づいて生成された画像の拡大率を変更した画像を最初に表示し、
前記再構成手段は、指示入力された画像再構成条件に基づいて画像を生成し、
表示手段はこの指示入力された画像再構成条件に基づいて生成された画像を前記最初に表示した画像に代えて表示することを特徴とするX線CT装置。
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