JPH08166995A - 医用診断支援システム - Google Patents
医用診断支援システムInfo
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- JPH08166995A JPH08166995A JP30930794A JP30930794A JPH08166995A JP H08166995 A JPH08166995 A JP H08166995A JP 30930794 A JP30930794 A JP 30930794A JP 30930794 A JP30930794 A JP 30930794A JP H08166995 A JPH08166995 A JP H08166995A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】CADを利用して複数枚、複数被検者の画像読
影を可能にする医用画像診断支援システムを提供する。 【構成】CPU23aの処理(図11のステップ20
2)に応じて複数の断層像から病変部の疑いのある断層
像を注目画像として決定する(図12のCAD装置4の
ステップ301〜ステップ304の処理に対応)。そし
て、注目画像に対応する3次元領域の複数の第1の2次
元画像を残りの3次元領域の複数の第2の2次元画像か
ら強調してTVモニタ17aに表示させる(図11のC
PU23aのステップ204の処理,図11の画像再構
成装置14のステップ204aの処理,図14のCPU
23aのステップ414の処理,及び図14の画像処理
装置16、表示装置17のステップ414aの処理に対
応)。
影を可能にする医用画像診断支援システムを提供する。 【構成】CPU23aの処理(図11のステップ20
2)に応じて複数の断層像から病変部の疑いのある断層
像を注目画像として決定する(図12のCAD装置4の
ステップ301〜ステップ304の処理に対応)。そし
て、注目画像に対応する3次元領域の複数の第1の2次
元画像を残りの3次元領域の複数の第2の2次元画像か
ら強調してTVモニタ17aに表示させる(図11のC
PU23aのステップ204の処理,図11の画像再構
成装置14のステップ204aの処理,図14のCPU
23aのステップ414の処理,及び図14の画像処理
装置16、表示装置17のステップ414aの処理に対
応)。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医師等の医用画像の診
断(読影)を支援するための情報を提供する医用診断支
援システムに係り、特に、複数枚の断層像を効率よく読
影することを可能にした医用診断支援システムに関す
る。
断(読影)を支援するための情報を提供する医用診断支
援システムに係り、特に、複数枚の断層像を効率よく読
影することを可能にした医用診断支援システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、日本でも肺癌の死亡率が年々高く
なる傾向にある。この肺癌の早期発見のためには、集団
検診が有力であるとされている。
なる傾向にある。この肺癌の早期発見のためには、集団
検診が有力であるとされている。
【0003】従来、肺癌の集団検診は胸部単純X線画像
に基づいて行なわれてきたが、単純X線画像では、早期
癌の発見能力に限界があった。このため、単純X線画像
に比べて肺癌が発見しやすい、コンピュータ断層撮影装
置(以下、CT装置という)により撮影したCT画像を
用いることが検討されている。
に基づいて行なわれてきたが、単純X線画像では、早期
癌の発見能力に限界があった。このため、単純X線画像
に比べて肺癌が発見しやすい、コンピュータ断層撮影装
置(以下、CT装置という)により撮影したCT画像を
用いることが検討されている。
【0004】ここで、CT装置を用いた肺癌検診におけ
る医師の作業の流れの一例を図45に示す。医師は、画
像を表示し(ステップ2001)、読影し(ステップ2
002)、異常の有無に従って所定の所見用紙に所見を
記入する。すなわち、異常が有ると判断すれば(ステッ
プ2003の判断の結果YES)、異常箇所、異常状態
等を全体レポートに記入し(ステップ2004)、さら
に、個人レポートに記入(ステップ2005)する。ま
た、異常がなければ、その旨を全体レポートに記入する
(ステップ2006)。そして、全画像の読影が終了し
たか否か判断し(ステップ2007)、この判断の結果
NOであれば、次の被検者の画像を呼び出して(ステッ
プ2008)、ステップ2001〜ステップ2007の
処理を繰り返す。そして、ステップ2007の判断の結
果YES、つまり全被検者の画像の読影を終了していれ
ば、その処理を終了する。
る医師の作業の流れの一例を図45に示す。医師は、画
像を表示し(ステップ2001)、読影し(ステップ2
002)、異常の有無に従って所定の所見用紙に所見を
記入する。すなわち、異常が有ると判断すれば(ステッ
プ2003の判断の結果YES)、異常箇所、異常状態
等を全体レポートに記入し(ステップ2004)、さら
に、個人レポートに記入(ステップ2005)する。ま
た、異常がなければ、その旨を全体レポートに記入する
(ステップ2006)。そして、全画像の読影が終了し
たか否か判断し(ステップ2007)、この判断の結果
NOであれば、次の被検者の画像を呼び出して(ステッ
プ2008)、ステップ2001〜ステップ2007の
処理を繰り返す。そして、ステップ2007の判断の結
果YES、つまり全被検者の画像の読影を終了していれ
ば、その処理を終了する。
【0005】また、図46に全体レポートの一例を、図
47に個人レポートの一例を示す。全体レポート用紙に
は肺癌規約に記された基準に基づいてa〜eの判定条件
が記載され、医師は、そのa〜eに印を付けることによ
り全体レポートを作成する。
47に個人レポートの一例を示す。全体レポート用紙に
は肺癌規約に記された基準に基づいてa〜eの判定条件
が記載され、医師は、そのa〜eに印を付けることによ
り全体レポートを作成する。
【0006】個人レポート用紙には複数のシェーマが記
載され、医師は、異常陰影を発見したスライス位置に最
も近いシェーマを選択し、異常陰影を発見した位置に陰
影と所見を記入して個人レポートを作成する。この陰影
については、詳細なスケッチを行なうことが適切である
が、詳細にスケッチすると時間がかかるので、現在は位
置が確認できる程度に記入している。
載され、医師は、異常陰影を発見したスライス位置に最
も近いシェーマを選択し、異常陰影を発見した位置に陰
影と所見を記入して個人レポートを作成する。この陰影
については、詳細なスケッチを行なうことが適切である
が、詳細にスケッチすると時間がかかるので、現在は位
置が確認できる程度に記入している。
【0007】また、現在、通常のCT装置で行なわれる
検査は、以下の手順で行なわれる。 (1)スキャノグラムを撮影する。 (2)撮影範囲を決定する。 (3)決定した撮影範囲を撮影する。 (4)撮影した範囲の画像を再構成し、表示して撮影が
成功したことを確認する。
検査は、以下の手順で行なわれる。 (1)スキャノグラムを撮影する。 (2)撮影範囲を決定する。 (3)決定した撮影範囲を撮影する。 (4)撮影した範囲の画像を再構成し、表示して撮影が
成功したことを確認する。
【0008】なお、スキャノグラムとは、図48に示す
ように、寝台の天板100に仰向けに寝た被検者Hの正
面にX線管101(及び検出器102)を固定し、天板
100を移動させて撮影して得た胸部単純X線写真に類
似した透視画像である(図49参照)。
ように、寝台の天板100に仰向けに寝た被検者Hの正
面にX線管101(及び検出器102)を固定し、天板
100を移動させて撮影して得た胸部単純X線写真に類
似した透視画像である(図49参照)。
【0009】モニタ(CRT)上での読影時には、この
スキャノグラム像(スキャノ像)を画面隅に表示(この
画像をインセット画像といい、また、このような表示の
ことをインセット表示という)し、表示画像(主画像)
のスライス位置を横線で重畳して医師がスライス位置を
把握しやすくする技術が知られている(図50参照)。
スキャノグラム像(スキャノ像)を画面隅に表示(この
画像をインセット画像といい、また、このような表示の
ことをインセット表示という)し、表示画像(主画像)
のスライス位置を横線で重畳して医師がスライス位置を
把握しやすくする技術が知られている(図50参照)。
【0010】しかし、肺癌検診では、高スループット、
低被曝量が重要であるため、スキャノグラム撮影を省略
して以下の手順で行なわれる。
低被曝量が重要であるため、スキャノグラム撮影を省略
して以下の手順で行なわれる。
【0011】(1) 基準位置から撮影を開始し、決めら
れた範囲(例えば30cm)をヘリカルスキャンで撮影す
る。 (2)最終スライス画像を再構成して肺全体が撮影され
たことを確認する。撮影開始位置は、例えば鎖骨から頭
方向3cm上など、人体の構造物を基準にすることが多
い。
れた範囲(例えば30cm)をヘリカルスキャンで撮影す
る。 (2)最終スライス画像を再構成して肺全体が撮影され
たことを確認する。撮影開始位置は、例えば鎖骨から頭
方向3cm上など、人体の構造物を基準にすることが多
い。
【0012】一方、収集されたデータの処理は、例えば
以下の手順で行なわれている。
以下の手順で行なわれている。
【0013】(1)検出器で検出された投影データ(生
データ)を記憶する。 (2)生データから一定のピッチでスライス画像を再構
成し、光ディスク等に記憶する。 (3)スライス画像データからスライス間補間画像デー
タを作成する。 (4)医師はスライス画像又は補間画像を読影する。 例えば、10mmの粗いピッチの再構成画像では、体軸方
向データの連続性が不足している。そこで、隣接するス
ライス画像データを線形、あるいは非線形補間処理して
作成した補間画像データ(スライス間補間画像データ)
をCRT上に順に表示すると、陰影等の変化が連続的に
見え、血管のつながりを追いやすいといった効果があ
る。
データ)を記憶する。 (2)生データから一定のピッチでスライス画像を再構
成し、光ディスク等に記憶する。 (3)スライス画像データからスライス間補間画像デー
タを作成する。 (4)医師はスライス画像又は補間画像を読影する。 例えば、10mmの粗いピッチの再構成画像では、体軸方
向データの連続性が不足している。そこで、隣接するス
ライス画像データを線形、あるいは非線形補間処理して
作成した補間画像データ(スライス間補間画像データ)
をCRT上に順に表示すると、陰影等の変化が連続的に
見え、血管のつながりを追いやすいといった効果があ
る。
【0014】ところで、CT画像による集団検診を検討
した場合でも解決しなければならない問題があり、その
1つは、検査時間の増大である。一般的に、医療機関に
おける個別の診察に比べて集団検診は多くの人が受診す
る。さらに今後、日本が高齢化社会に移行するにつれ
て、受診者の数はますます増加する傾向にある。そのた
め、多数の受診者を短時間に検査することが必要となっ
てくるが、CT装置による画像の撮影は単純X線撮影と
比較して時間がかかるため、CT装置を集団検診に用い
ることは、実質的に不可能であった。
した場合でも解決しなければならない問題があり、その
1つは、検査時間の増大である。一般的に、医療機関に
おける個別の診察に比べて集団検診は多くの人が受診す
る。さらに今後、日本が高齢化社会に移行するにつれ
て、受診者の数はますます増加する傾向にある。そのた
め、多数の受診者を短時間に検査することが必要となっ
てくるが、CT装置による画像の撮影は単純X線撮影と
比較して時間がかかるため、CT装置を集団検診に用い
ることは、実質的に不可能であった。
【0015】ところが、最近、いわゆるヘリカルスキャ
ン方式と呼ばれるCT装置が開発され、比較的短時間で
CT画像を撮影できるようになってきたため、このよう
な高速撮影が可能なCT装置を肺癌の集団検診に適用す
れば、検査時間の問題は解決する。
ン方式と呼ばれるCT装置が開発され、比較的短時間で
CT画像を撮影できるようになってきたため、このよう
な高速撮影が可能なCT装置を肺癌の集団検診に適用す
れば、検査時間の問題は解決する。
【0016】しかしながら、CT画像による集団検診の
問題は検査時間のみならず、医師が読影するCT画像の
枚数が増加することも挙げられている。つまり、単純X
線画像は1枚の画像のみで肺野全体を読影することがで
きるが、CT画像は、体軸に直交するアキシャル断層像
であるため、多数枚のCT画像を用いないと肺野全体を
読影することができない。
問題は検査時間のみならず、医師が読影するCT画像の
枚数が増加することも挙げられている。つまり、単純X
線画像は1枚の画像のみで肺野全体を読影することがで
きるが、CT画像は、体軸に直交するアキシャル断層像
であるため、多数枚のCT画像を用いないと肺野全体を
読影することができない。
【0017】例えば、肺野領域の体軸方向の長さを30
cm、CT画像のスライスピッチを10mmとすると、肺野
全体を読影するためには、30枚のCT画像が必要にな
り、単純X線画像に比べて、医師は30倍の画像を読影
することが必要になる。このため、読影に時間がかか
り、医師の負担が増加するといった問題がある。
cm、CT画像のスライスピッチを10mmとすると、肺野
全体を読影するためには、30枚のCT画像が必要にな
り、単純X線画像に比べて、医師は30倍の画像を読影
することが必要になる。このため、読影に時間がかか
り、医師の負担が増加するといった問題がある。
【0018】集団検診の受診者が増加傾向にあることを
考えれば、今後医師の読影時間がますます増えることが
予想されるため、医師の読影(診断)を支援することが
望まれている。
考えれば、今後医師の読影時間がますます増えることが
予想されるため、医師の読影(診断)を支援することが
望まれている。
【0019】一方、胸部CT画像をコンピュータで解析
して異常を検出する試みがなされており、成果を上げて
いる。この技術は、コンピュータ支援診断(Computer-A
idedDiagnosis:以下、「CAD」と称する)と呼ば
れ、画像診断の正確度を向上させ、医師の負担を軽減さ
せるものとして期待されている。単純X線画像、及び胸
部CT画像からの肺癌検出アルゴリズムは、例えば下記
の文献に紹介されている。
して異常を検出する試みがなされており、成果を上げて
いる。この技術は、コンピュータ支援診断(Computer-A
idedDiagnosis:以下、「CAD」と称する)と呼ば
れ、画像診断の正確度を向上させ、医師の負担を軽減さ
せるものとして期待されている。単純X線画像、及び胸
部CT画像からの肺癌検出アルゴリズムは、例えば下記
の文献に紹介されている。
【0020】文献(1):「肺癌検診用X線CT(LS
CT)の基本構想と診断支援用画像処理方式の検討」:
山本、田中、他:電子情報通信学会論文誌、Vol.J76-D-
II,NO.2,pp.250-260,1993. また、CADを利用して単純X線画像等を連続して読影
するシステムは下記の文献に開示されている。
CT)の基本構想と診断支援用画像処理方式の検討」:
山本、田中、他:電子情報通信学会論文誌、Vol.J76-D-
II,NO.2,pp.250-260,1993. また、CADを利用して単純X線画像等を連続して読影
するシステムは下記の文献に開示されている。
【0021】文献(2):「コンピュータ支援診断(Co
mputer-Aided Diagnosis; CAD )の肺癌集検への応用の
可能性−読影実験による検討−」:松本常男、土井邦
雄、他:日本医放会誌、No.53(10),pp.1195-1207,1993.
mputer-Aided Diagnosis; CAD )の肺癌集検への応用の
可能性−読影実験による検討−」:松本常男、土井邦
雄、他:日本医放会誌、No.53(10),pp.1195-1207,1993.
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにCT肺
癌検診では、多量の断層像を読影する必要があるため大
幅な医師の負担増加が予想される。そこで、CADを利
用して読影を行なうことが考えられている。しかし、従
来のCADを利用した読影支援システムでは、単純X線
画像等を連続して読影するシステム、すなわち、比較的
画像数が少ない(1被検者あたり1、2枚)ものを対象
としたシステムのみであり、1被検者当たり多量の検査
画像(断層像)がある場合については対応できない(検
査時間の増大、医師の負担の大幅増等、読影効率が悪化
してしまい実用化されていない)ため、1被検者当たり
複数の(多量の)検査画像がある場合にもCADを利用
して効率よく読影を行ないたいという要請が跡を絶たな
かった。
癌検診では、多量の断層像を読影する必要があるため大
幅な医師の負担増加が予想される。そこで、CADを利
用して読影を行なうことが考えられている。しかし、従
来のCADを利用した読影支援システムでは、単純X線
画像等を連続して読影するシステム、すなわち、比較的
画像数が少ない(1被検者あたり1、2枚)ものを対象
としたシステムのみであり、1被検者当たり多量の検査
画像(断層像)がある場合については対応できない(検
査時間の増大、医師の負担の大幅増等、読影効率が悪化
してしまい実用化されていない)ため、1被検者当たり
複数の(多量の)検査画像がある場合にもCADを利用
して効率よく読影を行ないたいという要請が跡を絶たな
かった。
【0023】さらにまた、医師が読影して個人レポート
に陰影と所見を記録する場合、上述したように、陰影の
位置が確認できる程度に簡単に記入しているため、個人
レポートを見ただけでは陰影の形状等を把握することが
できず、十分な価値があるとはいえなかった。また、詳
細にスケッチすると、読影時間の増大、医師の負担増を
招いた。このため、所見・陰影入力を簡便且つ詳細にし
たいという要請が高まっていた。
に陰影と所見を記録する場合、上述したように、陰影の
位置が確認できる程度に簡単に記入しているため、個人
レポートを見ただけでは陰影の形状等を把握することが
できず、十分な価値があるとはいえなかった。また、詳
細にスケッチすると、読影時間の増大、医師の負担増を
招いた。このため、所見・陰影入力を簡便且つ詳細にし
たいという要請が高まっていた。
【0024】一方、肺癌検診では、スキャノグラム撮影
が省略されている。しかし、撮影時には、スキャノグラ
ムを撮影しないときでも、撮影した全範囲の概略を知
り、撮影が成功したことを確認したいという要請があっ
た。また、読影時にも、モニタに表示されているスライ
ス像のスライス位置を知りたいという要請があった。
が省略されている。しかし、撮影時には、スキャノグラ
ムを撮影しないときでも、撮影した全範囲の概略を知
り、撮影が成功したことを確認したいという要請があっ
た。また、読影時にも、モニタに表示されているスライ
ス像のスライス位置を知りたいという要請があった。
【0025】さらに、上述したように医師が読影する画
像は、CRT上で一定のやや粗いピッチ(例えば10m
m)で再構成されたスライス画像か、その粗いピッチの
スライス画像を基に補間されたスライス間補間画像であ
った。しかし、診断部位によっては、粗いピッチのスラ
イス画像では足りず、さらに細かいピッチのスライス画
像を読影したいという要請があった。また、このとき、
上記スライス補間画像での読影では、当該スライス補間
画像は前後のスライス画像データから作成されたもの、
すなわち真のスライス画像データではないため画像の質
が低下し、精密な読影が行なえない場合があった。
像は、CRT上で一定のやや粗いピッチ(例えば10m
m)で再構成されたスライス画像か、その粗いピッチの
スライス画像を基に補間されたスライス間補間画像であ
った。しかし、診断部位によっては、粗いピッチのスラ
イス画像では足りず、さらに細かいピッチのスライス画
像を読影したいという要請があった。また、このとき、
上記スライス補間画像での読影では、当該スライス補間
画像は前後のスライス画像データから作成されたもの、
すなわち真のスライス画像データではないため画像の質
が低下し、精密な読影が行なえない場合があった。
【0026】一方、ヘリカルスキャンCTでは任意のピ
ッチで画像再構成できるため、粗いピッチの再構成画像
や上記スライス補間画像で読影している場合でも、所望
のタイミングで生データから直接細かいピッチ(例え
ば、2mm)で再構成されたスライス画像を作成し、読影
したいという医師からの要請が強かった。
ッチで画像再構成できるため、粗いピッチの再構成画像
や上記スライス補間画像で読影している場合でも、所望
のタイミングで生データから直接細かいピッチ(例え
ば、2mm)で再構成されたスライス画像を作成し、読影
したいという医師からの要請が強かった。
【0027】本発明は上述したような事情に鑑みてなさ
れたもので、その目的は、次に掲げるものである。
れたもので、その目的は、次に掲げるものである。
【0028】第1の目的・・・CADを利用して複数
枚、複数被検者の画像読影を可能にする医用画像診断支
援システムを提供する。
枚、複数被検者の画像読影を可能にする医用画像診断支
援システムを提供する。
【0029】第2の目的・・・医師の作業が容易に行な
え、且つ読影に要する時間を必要最小限度に抑える等、
読影効率を高めながら、複数枚、複数被検者の画像読影
を行なうことができる医用診断支援システムを提供す
る。
え、且つ読影に要する時間を必要最小限度に抑える等、
読影効率を高めながら、複数枚、複数被検者の画像読影
を行なうことができる医用診断支援システムを提供す
る。
【0030】第3の目的・・・医師の所見記録が簡便に
行なえ、且つ陰影を詳細に記録することができる医用診
断支援システムを提供する。
行なえ、且つ陰影を詳細に記録することができる医用診
断支援システムを提供する。
【0031】第4の目的・・・スキャノグラムを作成し
ないときでも、撮影範囲、表示位置の認識を助ける疑似
スキャノグラムを作成、表示することができる医用診断
支援システムを提供する。
ないときでも、撮影範囲、表示位置の認識を助ける疑似
スキャノグラムを作成、表示することができる医用診断
支援システムを提供する。
【0032】第5の目的・・・例えば粗いピッチの再構
成画像やスライス間補間画像で読影しているときでも、
医師が必要な時には細かいピッチのスライス画像を表示
することができる医用診断支援システムを提供する。
成画像やスライス間補間画像で読影しているときでも、
医師が必要な時には細かいピッチのスライス画像を表示
することができる医用診断支援システムを提供する。
【0033】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載した医用診断システムでは、被検者
の3次元領域を投影して得られた投影データから複数の
断層像を求め、この複数の断層像に基づいて当該被検者
の診断を支援するための情報を出力デバイスを介して提
供する医用診断支援システムにおいて、前記複数の断層
像から病変部の疑いのある断層像を注目画像として決定
する断層像解析手段と、前記注目画像に対応する3次元
領域の複数の第1の2次元画像を残りの3次元領域の複
数の第2の2次元画像から強調して前記出力デバイスに
表示させる表示制御手段とを備えている。
め、請求項1に記載した医用診断システムでは、被検者
の3次元領域を投影して得られた投影データから複数の
断層像を求め、この複数の断層像に基づいて当該被検者
の診断を支援するための情報を出力デバイスを介して提
供する医用診断支援システムにおいて、前記複数の断層
像から病変部の疑いのある断層像を注目画像として決定
する断層像解析手段と、前記注目画像に対応する3次元
領域の複数の第1の2次元画像を残りの3次元領域の複
数の第2の2次元画像から強調して前記出力デバイスに
表示させる表示制御手段とを備えている。
【0034】特に、請求項2に記載した医用診断支援シ
ステムでは、前記表示制御手段は、前記投影データに基
づいて前記第1の2次元画像を前記第2の2次元画像間
のピッチよりも細かく再構成する再構成手段を有してい
る。
ステムでは、前記表示制御手段は、前記投影データに基
づいて前記第1の2次元画像を前記第2の2次元画像間
のピッチよりも細かく再構成する再構成手段を有してい
る。
【0035】また、特に、請求項3に記載した医用診断
支援システムでは、前記再構成手段は、前記細かいピッ
チで再構成された第1の2次元画像の内、前記病変部と
思われる領域を細かい画素で再構成するようにしてい
る。
支援システムでは、前記再構成手段は、前記細かいピッ
チで再構成された第1の2次元画像の内、前記病変部と
思われる領域を細かい画素で再構成するようにしてい
る。
【0036】さらに、請求項4に記載した医用診断支援
システムでは、前記第1及び第2の2次元画像は前記解
析手段で用いた複数の断層像であり、前記表示制御手段
は、前記第1の2次元画像に対応する領域の表示速度を
前記第2の2次元画像に対応する領域の表示速度よりも
遅く設定する速度設定手段を有している。
システムでは、前記第1及び第2の2次元画像は前記解
析手段で用いた複数の断層像であり、前記表示制御手段
は、前記第1の2次元画像に対応する領域の表示速度を
前記第2の2次元画像に対応する領域の表示速度よりも
遅く設定する速度設定手段を有している。
【0037】さらにまた、請求項5に記載した医用診断
支援システムでは、前記表示制御手段は、前記第1の2
次元画像を含む所定の領域の2次元画像データにおける
背景領域の一部又は全部の色及び輝度の少なくとも一方
を、前記第2の2次元画像を含む所定の領域における背
景領域の一部又は全部の色及び輝度に対して変化させる
変化手段を有している。
支援システムでは、前記表示制御手段は、前記第1の2
次元画像を含む所定の領域の2次元画像データにおける
背景領域の一部又は全部の色及び輝度の少なくとも一方
を、前記第2の2次元画像を含む所定の領域における背
景領域の一部又は全部の色及び輝度に対して変化させる
変化手段を有している。
【0038】そして、請求項6に記載した医用診断支援
システムでは、前記出力デバイスはモニタを有し、前記
表示制御手段は、前記第1の2次元画像を含む所定の領
域の断層像が表示されるときに、前記断層像解析手段の
解析結果に基づいて当該断層像上における病変部の疑い
のある部分の位置を示すマーカーを前記断層像上に重畳
して表示させるマーカー重畳表示手段を有している。
システムでは、前記出力デバイスはモニタを有し、前記
表示制御手段は、前記第1の2次元画像を含む所定の領
域の断層像が表示されるときに、前記断層像解析手段の
解析結果に基づいて当該断層像上における病変部の疑い
のある部分の位置を示すマーカーを前記断層像上に重畳
して表示させるマーカー重畳表示手段を有している。
【0039】そしてまた、請求項7に記載した医用診断
支援システムでは、前記出力デバイスはモニタを有し、
前記表示制御手段は、前記第1の2次元画像を含む領域
近傍のスライス位置の断層像あるいは当該領域中の最初
の断層像が表示されるときに当該モニタに前記第1の2
次元画像を含む領域の表示状態を示す所定の文字データ
を表示させる文字表示手段を有している。
支援システムでは、前記出力デバイスはモニタを有し、
前記表示制御手段は、前記第1の2次元画像を含む領域
近傍のスライス位置の断層像あるいは当該領域中の最初
の断層像が表示されるときに当該モニタに前記第1の2
次元画像を含む領域の表示状態を示す所定の文字データ
を表示させる文字表示手段を有している。
【0040】一方、請求項8に記載した医用診断支援シ
ステムでは、前記表示制御手段は、前記第1の2次元画
像を含む領域近傍のスライス位置の断層像あるいは当該
領域中の最初の断層像が前記出力デバイスを介して出力
されるときに所定の信号音を発生させる信号音発生手段
を有している。
ステムでは、前記表示制御手段は、前記第1の2次元画
像を含む領域近傍のスライス位置の断層像あるいは当該
領域中の最初の断層像が前記出力デバイスを介して出力
されるときに所定の信号音を発生させる信号音発生手段
を有している。
【0041】特に、請求項9に記載した医用診断支援シ
ステムでは、前記出力デバイスはモニタと、現在診断中
の被検者の名前、ID番号等のデータが記載された診断
レポート用紙を出力する出力手段と、前記モニタに表示
された第1の2次元画像あるいは第2の2次元画像をハ
ードコピーして前記診断レポート用紙に貼付するための
画像フィルムを出力するハードコピー手段とを有してい
る。
ステムでは、前記出力デバイスはモニタと、現在診断中
の被検者の名前、ID番号等のデータが記載された診断
レポート用紙を出力する出力手段と、前記モニタに表示
された第1の2次元画像あるいは第2の2次元画像をハ
ードコピーして前記診断レポート用紙に貼付するための
画像フィルムを出力するハードコピー手段とを有してい
る。
【0042】また、請求項10に記載した医用診断支援
システムでは、前記出力デバイスはモニタを有し、前記
表示制御手段は、前記投影データを用いて所定の方向か
らの投影像を生成する投影像生成手段と、前記投影像と
前記第1の2次元画像あるいは前記第2の2次元画像と
を前記モニタに同時に表示させる同時表示手段とを有し
ている。
システムでは、前記出力デバイスはモニタを有し、前記
表示制御手段は、前記投影データを用いて所定の方向か
らの投影像を生成する投影像生成手段と、前記投影像と
前記第1の2次元画像あるいは前記第2の2次元画像と
を前記モニタに同時に表示させる同時表示手段とを有し
ている。
【0043】さらに、請求項11に記載した医用診断支
援システムでは、前記投影像生成手段は、前記投影デー
タの内所定の位置の複数の投影データ、及びこの投影デ
ータ間を補間した補間データを用いて前記投影像を生成
している。
援システムでは、前記投影像生成手段は、前記投影デー
タの内所定の位置の複数の投影データ、及びこの投影デ
ータ間を補間した補間データを用いて前記投影像を生成
している。
【0044】さらにまた、請求項12に記載した医用診
断支援システムでは、前記表示制御手段は、前記第1の
2次元画像あるいは前記第2の2次元画像のスライス位
置を示すマーカーを前記投影像上に重畳して表示させる
マーカー重畳表示手段を備えている。
断支援システムでは、前記表示制御手段は、前記第1の
2次元画像あるいは前記第2の2次元画像のスライス位
置を示すマーカーを前記投影像上に重畳して表示させる
マーカー重畳表示手段を備えている。
【0045】そして、請求項13に記載した医用診断支
援システムでは、前記マーカー重畳表示手段は、前記第
1の2次元画像あるいは前記第2の2次元画像の中にお
ける病変部の疑いのある部分の位置を示すマーカーを前
記投影像上に重畳して表示させている。
援システムでは、前記マーカー重畳表示手段は、前記第
1の2次元画像あるいは前記第2の2次元画像の中にお
ける病変部の疑いのある部分の位置を示すマーカーを前
記投影像上に重畳して表示させている。
【0046】特に、請求項14に記載した医用診断支援
システムでは、前記出力デバイスはモニタを有し、前記
表示制御手段は、前記断層像解析手段により解析された
結果に基づいて、前記第1の2次元画像を、その画像中
に含まれる前記診断支援情報部分が観察するのに適した
表示態様となるように前記モニタに表示している。
システムでは、前記出力デバイスはモニタを有し、前記
表示制御手段は、前記断層像解析手段により解析された
結果に基づいて、前記第1の2次元画像を、その画像中
に含まれる前記診断支援情報部分が観察するのに適した
表示態様となるように前記モニタに表示している。
【0047】一方、請求項15に記載した医用診断支援
システムでは、前記出力デバイスはモニタを有する一
方、前記表示制御手段は、前記第1及び第2の2次元画
像の内の複数の2次元画像を前記モニタに表示させてい
る。
システムでは、前記出力デバイスはモニタを有する一
方、前記表示制御手段は、前記第1及び第2の2次元画
像の内の複数の2次元画像を前記モニタに表示させてい
る。
【0048】また、特に、請求項16に記載した医用診
断支援システムでは、前記表示制御手段は、前記モニタ
に表示される複数の2次元画像のスライス位置が互いに
隣接するようにしている。
断支援システムでは、前記表示制御手段は、前記モニタ
に表示される複数の2次元画像のスライス位置が互いに
隣接するようにしている。
【0049】さらに、請求項17に記載した医用診断支
援システムでは、前記表示制御手段は、前記モニタに表
示される複数の2次元画像の内の少なくとも1つの前記
モニタ上での表示態様を他の2次元画像の表示態様と変
更している。
援システムでは、前記表示制御手段は、前記モニタに表
示される複数の2次元画像の内の少なくとも1つの前記
モニタ上での表示態様を他の2次元画像の表示態様と変
更している。
【0050】さらにまた、請求項18に記載した医用診
断支援システムでは、前記表示条件は、表示ウインドウ
の設定値を含む。
断支援システムでは、前記表示条件は、表示ウインドウ
の設定値を含む。
【0051】そして、前記目的を達成するため請求項1
9に記載した医用診断支援システムでは、被検者の3次
元領域を投影して得られた投影データから複数の断層像
を求め、この複数の断層像に基づいて当該被検者の診断
を支援するための情報を出力デバイスを介して提供する
医用診断支援システムにおいて、前記投影データに基づ
いて所定のピッチで再構成された複数の断層像、あるい
は前記複数の断層像及びその断層像間を補間した補間画
像を前記出力デバイスに表示させる第1の表示制御手段
と、任意のスライスピッチを入力する入力手段と、この
入力手段から所望のスライスピッチが入力された場合、
前記投影データから前記所望のスライスピッチに応じて
断層像を再構成する再構成手段と、この再構成手段によ
り再構成された断層像を表示画像として表示させる第2
の表示制御手段とを備えている。
9に記載した医用診断支援システムでは、被検者の3次
元領域を投影して得られた投影データから複数の断層像
を求め、この複数の断層像に基づいて当該被検者の診断
を支援するための情報を出力デバイスを介して提供する
医用診断支援システムにおいて、前記投影データに基づ
いて所定のピッチで再構成された複数の断層像、あるい
は前記複数の断層像及びその断層像間を補間した補間画
像を前記出力デバイスに表示させる第1の表示制御手段
と、任意のスライスピッチを入力する入力手段と、この
入力手段から所望のスライスピッチが入力された場合、
前記投影データから前記所望のスライスピッチに応じて
断層像を再構成する再構成手段と、この再構成手段によ
り再構成された断層像を表示画像として表示させる第2
の表示制御手段とを備えている。
【0052】また、前記目的を達成するため、請求項2
0に記載した医用診断支援システムでは、被検者の3次
元領域を投影して得られた投影データから複数の断層像
を求め、この複数の断層像に基づいて当該被検者の診断
を支援するための情報を出力デバイスを介して提供する
医用診断支援システムにおいて、前記複数の断層像を解
析し、病変部の疑いのある断層像を注目画像として決定
する断層像解析手段と、前記注目画像に対応する3次元
領域の複数の第1の2次元画像を残りの3次元領域の複
数の第2の2次元画像から強調して前記モニタに表示さ
せる第1の表示制御手段と、前記モニタに表示された第
1の2次元画像及び第2の2次元画像の内の少なくとも
一方の2次元画像に対し読影結果を入力する入力手段
と、前記断層像解析手段の解析結果と前記入力手段から
入力された読影結果とを比較し、その比較結果に応じて
再度診断すべき2次元画像を決定する比較決定手段と、
前記再度診断すべき2次元画像を前記モニタに表示させ
る第2の表示制御手段とを備えている。
0に記載した医用診断支援システムでは、被検者の3次
元領域を投影して得られた投影データから複数の断層像
を求め、この複数の断層像に基づいて当該被検者の診断
を支援するための情報を出力デバイスを介して提供する
医用診断支援システムにおいて、前記複数の断層像を解
析し、病変部の疑いのある断層像を注目画像として決定
する断層像解析手段と、前記注目画像に対応する3次元
領域の複数の第1の2次元画像を残りの3次元領域の複
数の第2の2次元画像から強調して前記モニタに表示さ
せる第1の表示制御手段と、前記モニタに表示された第
1の2次元画像及び第2の2次元画像の内の少なくとも
一方の2次元画像に対し読影結果を入力する入力手段
と、前記断層像解析手段の解析結果と前記入力手段から
入力された読影結果とを比較し、その比較結果に応じて
再度診断すべき2次元画像を決定する比較決定手段と、
前記再度診断すべき2次元画像を前記モニタに表示させ
る第2の表示制御手段とを備えている。
【0053】また、請求項21に記載した医用診断支援
システムでは、前記断層像解析手段は、前記病変部の疑
いのある断層像のスライス位置及び当該病変部の位置を
解析結果の一部として記憶する記憶手段を有している。
システムでは、前記断層像解析手段は、前記病変部の疑
いのある断層像のスライス位置及び当該病変部の位置を
解析結果の一部として記憶する記憶手段を有している。
【0054】さらに、請求項22に記載した医用診断支
援システムでは、前記表示制御手段は、前記投影データ
に基づいて前記第1の2次元画像を前記第2の2次元画
像間のピッチよりも細かく再構成する再構成手段を有し
ている。
援システムでは、前記表示制御手段は、前記投影データ
に基づいて前記第1の2次元画像を前記第2の2次元画
像間のピッチよりも細かく再構成する再構成手段を有し
ている。
【0055】さらにまた、請求項23に記載した医用診
断支援システムでは、前記第1及び前記第2の2次元画
像は前記解析手段で用いた複数の断層像であり、前記表
示制御手段は、前記第1の2次元画像に対応する領域の
表示速度を前記第2の2次元画像に対応する領域の表示
速度よりも遅く設定する速度設定手段を有している。
断支援システムでは、前記第1及び前記第2の2次元画
像は前記解析手段で用いた複数の断層像であり、前記表
示制御手段は、前記第1の2次元画像に対応する領域の
表示速度を前記第2の2次元画像に対応する領域の表示
速度よりも遅く設定する速度設定手段を有している。
【0056】特に、請求項24に記載した医用診断支援
システムでは、前記表示制御手段は、前記第1の2次元
画像を含む所定の領域の2次元画像データにおける背景
領域の一部又は全部の色及び輝度の少なくとも一方を、
前記第2の画像を含む所定の領域における背景領域の一
部又は全部の色及び輝度に対して変化させる変化手段を
有している。
システムでは、前記表示制御手段は、前記第1の2次元
画像を含む所定の領域の2次元画像データにおける背景
領域の一部又は全部の色及び輝度の少なくとも一方を、
前記第2の画像を含む所定の領域における背景領域の一
部又は全部の色及び輝度に対して変化させる変化手段を
有している。
【0057】
【作用】本発明によれば、被検者の3次元領域を投影し
て得られた投影データから求められた複数の断層像に基
づいて当該被検者の診断を支援するための情報が例えば
モニタ等の出力デバイスを介して医師等に提供されるよ
うになっている。
て得られた投影データから求められた複数の断層像に基
づいて当該被検者の診断を支援するための情報が例えば
モニタ等の出力デバイスを介して医師等に提供されるよ
うになっている。
【0058】特に、請求項1記載の医用診断システムに
よれば、断層像解析手段により複数の断層像から病変部
の疑いのある断層像が注目画像として決定される。そし
て、表示制御手段により、注目画像に対応する3次元領
域の複数の第1の2次元画像が残りの3次元領域の複数
の第2の2次元画像に比べて強調されて出力デバイスに
表示される。つまり、断層像解析手段により病変部の疑
いのあると解析された注目画像がその他の画像よりも強
調されて表示される。
よれば、断層像解析手段により複数の断層像から病変部
の疑いのある断層像が注目画像として決定される。そし
て、表示制御手段により、注目画像に対応する3次元領
域の複数の第1の2次元画像が残りの3次元領域の複数
の第2の2次元画像に比べて強調されて出力デバイスに
表示される。つまり、断層像解析手段により病変部の疑
いのあると解析された注目画像がその他の画像よりも強
調されて表示される。
【0059】この注目画像に対応する第1の2次元画像
の強調表示の好適な態様として、請求項2に記載したよ
うに、画像再構成手段は、投影データを用いて画像再構
成を行なうことにより、第1の2次元画像は第2の2次
元画像間のピッチよりも細かくなって生成される。ま
た、請求項4に記載したように、速度設定手段により、
第1の2次元画像に対応する領域の表示速度が第2の2
次元画像に対応する領域の表示速度よりも遅く設定され
る。さらに、請求項5に記載したように、変化手段によ
り、第1の2次元画像を含む所定の領域の2次元画像デ
ータにおける背景領域の一部又は全部の色及び輝度の少
なくとも一方が、第2の画像を含む所定の領域における
背景領域の一部又は全部の色及び輝度に対して変化して
いる。
の強調表示の好適な態様として、請求項2に記載したよ
うに、画像再構成手段は、投影データを用いて画像再構
成を行なうことにより、第1の2次元画像は第2の2次
元画像間のピッチよりも細かくなって生成される。ま
た、請求項4に記載したように、速度設定手段により、
第1の2次元画像に対応する領域の表示速度が第2の2
次元画像に対応する領域の表示速度よりも遅く設定され
る。さらに、請求項5に記載したように、変化手段によ
り、第1の2次元画像を含む所定の領域の2次元画像デ
ータにおける背景領域の一部又は全部の色及び輝度の少
なくとも一方が、第2の画像を含む所定の領域における
背景領域の一部又は全部の色及び輝度に対して変化して
いる。
【0060】一方、請求項6に記載した医用診断支援シ
ステムによれば、第1の2次元画像を含む所定の領域の
断層像が前記モニタに表示されるときに、マーカー表示
制御手段により、断層像解析手段の解析結果に基づいて
当該断層像上における病変部の疑いのある部分の位置を
示すマーカーが断層像上に重畳して表示される。
ステムによれば、第1の2次元画像を含む所定の領域の
断層像が前記モニタに表示されるときに、マーカー表示
制御手段により、断層像解析手段の解析結果に基づいて
当該断層像上における病変部の疑いのある部分の位置を
示すマーカーが断層像上に重畳して表示される。
【0061】また、請求項9に記載した医用画像診断シ
ステムによれば、出力手段により現在診断中の被検者の
名前、ID番号等のデータが記載された診断レポート用
紙が出力され、また、ハードコピー手段によりモニタに
表示された第1の2次元画像あるいは第2の2次元画像
がハードコピーされて診断レポート用紙に貼付するため
の画像フィルムが出力される。したがって、例えば注目
画像に対応する第1の2次元画像がハードコピーされた
場合、その画像フィルムを診断レポート用紙に貼付する
ことにより、診断レポートには、被検者の病変部と思わ
れる部分の形状が正確に記録されることになる。
ステムによれば、出力手段により現在診断中の被検者の
名前、ID番号等のデータが記載された診断レポート用
紙が出力され、また、ハードコピー手段によりモニタに
表示された第1の2次元画像あるいは第2の2次元画像
がハードコピーされて診断レポート用紙に貼付するため
の画像フィルムが出力される。したがって、例えば注目
画像に対応する第1の2次元画像がハードコピーされた
場合、その画像フィルムを診断レポート用紙に貼付する
ことにより、診断レポートには、被検者の病変部と思わ
れる部分の形状が正確に記録されることになる。
【0062】一方、請求項10乃至11記載の医用診断
支援システムによれば、投影像生成手段により、その投
影データを用いて所定の方向からの投影像が生成され、
同時表示手段により、投影像と第1の2次元画像あるい
は第2の2次元画像とがモニタに同時に表示される。し
たがって、医師は、診断部位、及びその周辺を投影像に
より容易に把握しながら、第1の2次元画像あるいは第
2の2次元画像を読影することができる。
支援システムによれば、投影像生成手段により、その投
影データを用いて所定の方向からの投影像が生成され、
同時表示手段により、投影像と第1の2次元画像あるい
は第2の2次元画像とがモニタに同時に表示される。し
たがって、医師は、診断部位、及びその周辺を投影像に
より容易に把握しながら、第1の2次元画像あるいは第
2の2次元画像を読影することができる。
【0063】また、請求項12記載の医用診断システム
によれば、マーカー重畳表示手段により、第1の2次元
画像あるいは第2の2次元画像のスライス位置を示すマ
ーカーが投影像上に重畳して表示される。したがって、
医師は、第1の2次元画像あるいは第2の2次元画像、
及びそれらの2次元画像のスライス位置を同時に把握す
ることができる。
によれば、マーカー重畳表示手段により、第1の2次元
画像あるいは第2の2次元画像のスライス位置を示すマ
ーカーが投影像上に重畳して表示される。したがって、
医師は、第1の2次元画像あるいは第2の2次元画像、
及びそれらの2次元画像のスライス位置を同時に把握す
ることができる。
【0064】さらに、請求項13に記載した医用診断支
援システムによれば、マーカー重畳表示手段により、第
1の2次元画像あるいは前記第2の2次元画像の中にお
ける病変部の疑いのある部分の位置を示すマーカーが投
影像上に重畳して表示される。したがって、医師は、第
1の2次元画像あるいは第2の2次元画像上において病
変部の位置を容易に把握することができる。
援システムによれば、マーカー重畳表示手段により、第
1の2次元画像あるいは前記第2の2次元画像の中にお
ける病変部の疑いのある部分の位置を示すマーカーが投
影像上に重畳して表示される。したがって、医師は、第
1の2次元画像あるいは第2の2次元画像上において病
変部の位置を容易に把握することができる。
【0065】さらにまた、請求項14に記載した医用診
断支援システムによれば、断層像解析手段により解析さ
れた結果に基づいて、表示制御手段により、第1の2次
元画像は、その中に含まれる診断支援情報部分が観察す
るのに適した表示態様となるようにモニタに表示され
る。
断支援システムによれば、断層像解析手段により解析さ
れた結果に基づいて、表示制御手段により、第1の2次
元画像は、その中に含まれる診断支援情報部分が観察す
るのに適した表示態様となるようにモニタに表示され
る。
【0066】また特に、請求項15〜18に記載した医
用診断支援システムによれば、表示制御手段により、第
1の2次元画像あるいは第2の2次元画像の内、例え
ば、スライス位置が互いに隣接する複数の2次元画像,
又は少なくとも1つの2次元画像のモニタへの表示態様
が変更された複数の2次元画像がモニタに表示される。
したがって、医師は、例えば連続したスライス位置の2
次元画像を同一のモニタ画面により見ることができた
り、表示態様が異なる複数の画像を同一のモニタ画面に
より見ることができる。
用診断支援システムによれば、表示制御手段により、第
1の2次元画像あるいは第2の2次元画像の内、例え
ば、スライス位置が互いに隣接する複数の2次元画像,
又は少なくとも1つの2次元画像のモニタへの表示態様
が変更された複数の2次元画像がモニタに表示される。
したがって、医師は、例えば連続したスライス位置の2
次元画像を同一のモニタ画面により見ることができた
り、表示態様が異なる複数の画像を同一のモニタ画面に
より見ることができる。
【0067】また、請求項19に記載した医用診断支援
システムによれば、第1の表示制御手段により、投影デ
ータに基づいて所定のピッチ(例えば粗いピッチ)で再
構成された複数の断層像、あるいは複数の断層像及びそ
の断層像間(粗いピッチの断層像間)を補間した補間画
像(以下、単に補間画像という)が出力デバイスにより
表示される。
システムによれば、第1の表示制御手段により、投影デ
ータに基づいて所定のピッチ(例えば粗いピッチ)で再
構成された複数の断層像、あるいは複数の断層像及びそ
の断層像間(粗いピッチの断層像間)を補間した補間画
像(以下、単に補間画像という)が出力デバイスにより
表示される。
【0068】このとき、例えば医師がもう少しい詳細な
画像を読影したい、つまり、細かいピッチで画像を読影
したいと欲した場合、医師の操作に基づいて、入力手段
により所望のスライスピッチが入力される。このスライ
スピッチの入力に応じて、再構成手段により、投影デー
タからその所望のスライスピッチに応じた断層像が再構
成される。この断層像は、第2の表示制御手段により表
示画像として出力デバイスにより表示される。したがっ
て、例えば、粗いピッチで再構成された断層像、あるい
はその粗いピッチで再構成された断層像に基づいて作成
された補間画像を読影している際でも、必要に応じてい
つでも細かいピッチの断層像を表示することができる。
画像を読影したい、つまり、細かいピッチで画像を読影
したいと欲した場合、医師の操作に基づいて、入力手段
により所望のスライスピッチが入力される。このスライ
スピッチの入力に応じて、再構成手段により、投影デー
タからその所望のスライスピッチに応じた断層像が再構
成される。この断層像は、第2の表示制御手段により表
示画像として出力デバイスにより表示される。したがっ
て、例えば、粗いピッチで再構成された断層像、あるい
はその粗いピッチで再構成された断層像に基づいて作成
された補間画像を読影している際でも、必要に応じてい
つでも細かいピッチの断層像を表示することができる。
【0069】さらに、請求項20乃至24に記載した医
用診断支援システムによれば、断層像解析手段が複数の
断層像を解析することにより、病変部の疑いのある断層
像が注目画像として決定される。また、解析結果とし
て、その病変部の疑いのある断層像のスライス位置、及
び当該病変部の位置が記憶手段により記憶される。
用診断支援システムによれば、断層像解析手段が複数の
断層像を解析することにより、病変部の疑いのある断層
像が注目画像として決定される。また、解析結果とし
て、その病変部の疑いのある断層像のスライス位置、及
び当該病変部の位置が記憶手段により記憶される。
【0070】そして、第1の表示制御手段により、注目
画像に対応する3次元領域の複数の第1の2次元画像が
残りの3次元領域の複数の第2の2次元画像に比べて強
調してモニタに表示される。
画像に対応する3次元領域の複数の第1の2次元画像が
残りの3次元領域の複数の第2の2次元画像に比べて強
調してモニタに表示される。
【0071】一方、モニタに表示された前記2次元画像
を医師等が読影することにより、入力手段から、病変部
の有無、及び当該病変部が存在した2次元画像のスライ
ス位置等の読影結果が入力される。その診断結果が入力
されると、比較決定手段により、記憶手段に記憶された
解析結果及び入力手段から入力された診断結果が比較さ
れ、その比較結果に応じて再度診断すべき2次元画像が
決定される。そして、表示制御手段により、モニタを介
して表示される。つまり、入力手段による読影結果と断
層像解析手段の解析結果との比較により、再度診断すべ
き2次元画像が自動的に決定され、モニタにより表示さ
れるようになっている。
を医師等が読影することにより、入力手段から、病変部
の有無、及び当該病変部が存在した2次元画像のスライ
ス位置等の読影結果が入力される。その診断結果が入力
されると、比較決定手段により、記憶手段に記憶された
解析結果及び入力手段から入力された診断結果が比較さ
れ、その比較結果に応じて再度診断すべき2次元画像が
決定される。そして、表示制御手段により、モニタを介
して表示される。つまり、入力手段による読影結果と断
層像解析手段の解析結果との比較により、再度診断すべ
き2次元画像が自動的に決定され、モニタにより表示さ
れるようになっている。
【0072】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。
説明する。
【0073】(第1実施例)図1は、CT装置を用いて
撮影した多数枚のCT画像の読影を支援する医用診断支
援システムである。
撮影した多数枚のCT画像の読影を支援する医用診断支
援システムである。
【0074】このCT装置を用いた医用診断支援システ
ムは、ヘリカルスキャン方式により、被検者(患者)の
肺野全体等を撮影するCT装置1と、CT装置1で取得
された投影データの読影(診断)を支援するための診断
支援システム部2とを備えている。また、この診断支援
システム部2は、疑似スキャノグラム像作成用の疑似ス
キャノグラム作成装置3と、CT画像をコンピュータで
解析するCAD装置4とを備えている。
ムは、ヘリカルスキャン方式により、被検者(患者)の
肺野全体等を撮影するCT装置1と、CT装置1で取得
された投影データの読影(診断)を支援するための診断
支援システム部2とを備えている。また、この診断支援
システム部2は、疑似スキャノグラム像作成用の疑似ス
キャノグラム作成装置3と、CT画像をコンピュータで
解析するCAD装置4とを備えている。
【0075】CT装置(スキャナ本体)1は、投影デー
タ取得用の架台5と、患者H載置用の寝台部6とを備え
ている。
タ取得用の架台5と、患者H載置用の寝台部6とを備え
ている。
【0076】架台5は、患者Hに向けてX線ビームBを
照射するX線管7と、このX線管7に対し患者Hを挟ん
で対向して配置され、当該患者Hを透過したX線を電気
信号として検出する検出器8と、この検出器8により検
出された電気信号に対し、増幅処理、積分処理、A/D
変換処理等の前処理を施して投影データを収集するデー
タ収集装置(前処理装置ともいう)9とを備えている。
照射するX線管7と、このX線管7に対し患者Hを挟ん
で対向して配置され、当該患者Hを透過したX線を電気
信号として検出する検出器8と、この検出器8により検
出された電気信号に対し、増幅処理、積分処理、A/D
変換処理等の前処理を施して投影データを収集するデー
タ収集装置(前処理装置ともいう)9とを備えている。
【0077】また、架台5は、スキャンに伴い当該架台
5を回転駆動させる架台駆動装置10を備えている。ま
た、寝台部6は、寝台11と、この寝台11に長手方向
にスライド自在に取り付けられた天板11aと、この天
板11aの上記スライド駆動を行なう寝台駆動装置12
とを備えている。
5を回転駆動させる架台駆動装置10を備えている。ま
た、寝台部6は、寝台11と、この寝台11に長手方向
にスライド自在に取り付けられた天板11aと、この天
板11aの上記スライド駆動を行なう寝台駆動装置12
とを備えている。
【0078】診断支援システム部2は、データ収集装置
9で処理された投影データ(生データ)を記憶する生デ
ータ記憶装置13と、投影データに対し、所要のスライ
スピッチ及び所要のマトリクスサイズでコンボリューシ
ョン演算、バックプロジェクション演算を含む再構成演
算を行なって画像を再構成する(以下、再構成された画
像を再構成画像という)再構成演算装置14と、再構成
画像と後述する擬似スキャノグラム像とを記憶する画像
記憶装置15と、再構成画像に対し必要に応じて所望の
画像処理を施す画像処理装置16と、再構成画像、擬似
スキャノグラム像、異常陰影検出結果等をモニタに表示
する表示装置17と、モニタの画面のハードコピーを撮
るハードコピー装置18と、医師の所見記入用のレポー
ト等を印刷する印刷装置19とを備えている。また、診
断支援システム部2は、X線管7に接続され、X線の曝
射タイミング、線量等を制御するX線制御装置20と、
架台駆動装置10に接続され、架台5の回転駆動を制御
する架台制御装置21と、寝台駆動装置13に接続さ
れ、天板11aのスライド駆動を制御する寝台制御装置
22とを備えている。
9で処理された投影データ(生データ)を記憶する生デ
ータ記憶装置13と、投影データに対し、所要のスライ
スピッチ及び所要のマトリクスサイズでコンボリューシ
ョン演算、バックプロジェクション演算を含む再構成演
算を行なって画像を再構成する(以下、再構成された画
像を再構成画像という)再構成演算装置14と、再構成
画像と後述する擬似スキャノグラム像とを記憶する画像
記憶装置15と、再構成画像に対し必要に応じて所望の
画像処理を施す画像処理装置16と、再構成画像、擬似
スキャノグラム像、異常陰影検出結果等をモニタに表示
する表示装置17と、モニタの画面のハードコピーを撮
るハードコピー装置18と、医師の所見記入用のレポー
ト等を印刷する印刷装置19とを備えている。また、診
断支援システム部2は、X線管7に接続され、X線の曝
射タイミング、線量等を制御するX線制御装置20と、
架台駆動装置10に接続され、架台5の回転駆動を制御
する架台制御装置21と、寝台駆動装置13に接続さ
れ、天板11aのスライド駆動を制御する寝台制御装置
22とを備えている。
【0079】擬似スキャノグラム作成装置3は、例えば
ローカルのCPU、メモリ等からなるコンピュータ回路
から構成され、投影データあるいは再構成画像から擬似
スキャノグラム像を作成するようになっている。
ローカルのCPU、メモリ等からなるコンピュータ回路
から構成され、投影データあるいは再構成画像から擬似
スキャノグラム像を作成するようになっている。
【0080】一方、CAD装置4は、例えばローカルの
CPU、メモリ等からなるコンピュータ回路から構成さ
れ、予めメモリに記憶されたアルゴリズム(例えば、下
記の文献(3)及び(4)に開示されている複数のアル
ゴリズム)に基づいて再構成画像から異常陰影を検出す
る処理を行なうようになっている。
CPU、メモリ等からなるコンピュータ回路から構成さ
れ、予めメモリに記憶されたアルゴリズム(例えば、下
記の文献(3)及び(4)に開示されている複数のアル
ゴリズム)に基づいて再構成画像から異常陰影を検出す
る処理を行なうようになっている。
【0081】この異常検出処理のアルゴリズムの一つに
ついてその概要を以下で説明する。
ついてその概要を以下で説明する。
【0082】手順1 胸部CT画像から体輪郭を含む胸
郭、縦隔の部分を除去し、肺野領域だけを抽出する。 手順2 閾値処理して画素値の大きい領域を抽出する。 手順3 抽出した領域に3次元距離変換を施し、3次元
スケルトンを抽出する。 手順4 スケルトン値を解剖学的部位別に定めた値で閾
値処理して残った領域を異常陰影とする。
郭、縦隔の部分を除去し、肺野領域だけを抽出する。 手順2 閾値処理して画素値の大きい領域を抽出する。 手順3 抽出した領域に3次元距離変換を施し、3次元
スケルトンを抽出する。 手順4 スケルトン値を解剖学的部位別に定めた値で閾
値処理して残った領域を異常陰影とする。
【0083】なお、詳細は、下記の文献を参照。 文献(3):「3次元胸部連続CT像からの異常陰影候
補領域の自動抽出」:森健策、長谷川純一、鳥脇純一
郎、他:Med. Imag. Tech. Vol.11 No.3 July 1993 pp.
411-412 文献(4):「3次元ディジタル画像処理による胸部連
続CT画像からの肺癌候補領域の自動抽出」:長谷川純
一、森健策、鳥脇純一郎、他:電子情報通信学会論文
誌、D-II Vol.J76- D-II,NO.8, pp.1587-1594 ,1993. A
ug.
補領域の自動抽出」:森健策、長谷川純一、鳥脇純一
郎、他:Med. Imag. Tech. Vol.11 No.3 July 1993 pp.
411-412 文献(4):「3次元ディジタル画像処理による胸部連
続CT画像からの肺癌候補領域の自動抽出」:長谷川純
一、森健策、鳥脇純一郎、他:電子情報通信学会論文
誌、D-II Vol.J76- D-II,NO.8, pp.1587-1594 ,1993. A
ug.
【0084】また、診断支援システム部2は、図2に示
すように、システム全体を制御する例えばメインのCP
U23a及び大容量のメモリ23bを有した主制御装置
23を備えている。この主制御装置23は、CT装置
1、診断支援システム部2のその他の全ての構成要素と
相互にバス接続されている。また、この主制御装置23
及びその他の全ての構成要素とバス接続され、医師がシ
ステムにコマンドやデータ等を入力するための入力装置
24を備えている。
すように、システム全体を制御する例えばメインのCP
U23a及び大容量のメモリ23bを有した主制御装置
23を備えている。この主制御装置23は、CT装置
1、診断支援システム部2のその他の全ての構成要素と
相互にバス接続されている。また、この主制御装置23
及びその他の全ての構成要素とバス接続され、医師がシ
ステムにコマンドやデータ等を入力するための入力装置
24を備えている。
【0085】さらに、診断支援システム部2の各構成要
素は、互いにバス接続されている。
素は、互いにバス接続されている。
【0086】画像処理装置16は、図3に示すように、
再構成画像データや擬似スキャノグラムデータを保持す
る複数枚のフレームメモリ16aと、このフレームメモ
リ16aに保持された再構成画像データに対し必要に応
じて所望の画像処理を施す画像処理部16bと、再構成
画像データの同一位置の画素値に、必要に応じて1次元
フィルタ処理する1次元フィルタ16cとを備えてい
る。
再構成画像データや擬似スキャノグラムデータを保持す
る複数枚のフレームメモリ16aと、このフレームメモ
リ16aに保持された再構成画像データに対し必要に応
じて所望の画像処理を施す画像処理部16bと、再構成
画像データの同一位置の画素値に、必要に応じて1次元
フィルタ処理する1次元フィルタ16cとを備えてい
る。
【0087】画像処理部16bは例えば専用の処理プロ
セッサを有し、表示ウインドウを設定するウインドウ処
理,該再構成画像データに対し、マーカーを表示するた
めのマーカーデータを入力するマーカー表示処理,及び
再構成画像データを所望の大きさに縮小処理する画像縮
小処理,等の画像処理を行なうようになっている。
セッサを有し、表示ウインドウを設定するウインドウ処
理,該再構成画像データに対し、マーカーを表示するた
めのマーカーデータを入力するマーカー表示処理,及び
再構成画像データを所望の大きさに縮小処理する画像縮
小処理,等の画像処理を行なうようになっている。
【0088】1次元フィルタ16cは、数種類の高周波
数領域強調フィルタ、中間周波数領域強調フィルタ、低
周波数領域強調フィルタ等から成り、主制御装置23か
らの制御に応じて選択可能になっている(フィルタ処理
しないこともできる)。
数領域強調フィルタ、中間周波数領域強調フィルタ、低
周波数領域強調フィルタ等から成り、主制御装置23か
らの制御に応じて選択可能になっている(フィルタ処理
しないこともできる)。
【0089】例えば、体軸方向にスライスされた複数の
スライス画像データをシネモードで表示する場合、マト
リクスサイズ512×512、スライス画像数30枚の
ときには、画素30個の1次元データを512×512
本処理することになる。使用するフィルタの種類はシネ
速度によって変化するようになっている。シネ速度を停
止するとフィルタ処理も停止し、体軸方向フィルタ処理
しない画像(通常の画像)を表示することになる。な
お、高周波数強調フィルタで処理すると、体軸方向の変
化が強調されるので、腫瘍等の陰影が強調され、見やす
くなる。また、動画表示停止時にはフィルタ処理も停止
するので、医師は通常の画像を読影できる。
スライス画像データをシネモードで表示する場合、マト
リクスサイズ512×512、スライス画像数30枚の
ときには、画素30個の1次元データを512×512
本処理することになる。使用するフィルタの種類はシネ
速度によって変化するようになっている。シネ速度を停
止するとフィルタ処理も停止し、体軸方向フィルタ処理
しない画像(通常の画像)を表示することになる。な
お、高周波数強調フィルタで処理すると、体軸方向の変
化が強調されるので、腫瘍等の陰影が強調され、見やす
くなる。また、動画表示停止時にはフィルタ処理も停止
するので、医師は通常の画像を読影できる。
【0090】以下、フィルタ処理の概要を述べる。
【0091】(1).シネ速度に対応したフィルタを選
択する。 (2).スライス画像データ(例えば30枚)の同一画
素(30個)の画素値を並べて1次元データを512×
512本作成する。 (3).(2)で作成した1次元データを(1)で選択
したフィルタで処理する。
択する。 (2).スライス画像データ(例えば30枚)の同一画
素(30個)の画素値を並べて1次元データを512×
512本作成する。 (3).(2)で作成した1次元データを(1)で選択
したフィルタで処理する。
【0092】表示装置17は、画像処理装置により画像
処理された画像データをD/A変換する図示しないD/
A変換器と、このD/A変換された画像を表示するCR
TやWS−DISP等のモニタ17aとを備えている。
このモニタ17aの画面サイズは、本実施例の場合、1
枚の画像の表示領域が512×512サイズである。な
お、モニタ17aに表示される際の再構成画像の表示速
度、1画面の表示枚数等は、主制御装置23からの制御
に基づいて定められている。
処理された画像データをD/A変換する図示しないD/
A変換器と、このD/A変換された画像を表示するCR
TやWS−DISP等のモニタ17aとを備えている。
このモニタ17aの画面サイズは、本実施例の場合、1
枚の画像の表示領域が512×512サイズである。な
お、モニタ17aに表示される際の再構成画像の表示速
度、1画面の表示枚数等は、主制御装置23からの制御
に基づいて定められている。
【0093】また、主制御装置23のメモリ23bに
は、予め入力装置24を介して医師により設定された医
師対応表データが記憶されている。この医師対応表デー
タとは、医師の読影におけるCAD参照方法、再構成画
像(各スライス画像)を表示する際における表示条件等
各種条件、方法等であり、予め複数登録された医師のI
D番号に対応して適宜設定されている。主制御装置23
のCPU23aは、医師の読影の際に、メモリ23bに
記憶された医師対応表データを参照し、設定されたCA
D参照方法、表示条件等の各種条件に基づいて対応する
各構成要素を制御するようになっている。
は、予め入力装置24を介して医師により設定された医
師対応表データが記憶されている。この医師対応表デー
タとは、医師の読影におけるCAD参照方法、再構成画
像(各スライス画像)を表示する際における表示条件等
各種条件、方法等であり、予め複数登録された医師のI
D番号に対応して適宜設定されている。主制御装置23
のCPU23aは、医師の読影の際に、メモリ23bに
記憶された医師対応表データを参照し、設定されたCA
D参照方法、表示条件等の各種条件に基づいて対応する
各構成要素を制御するようになっている。
【0094】CAD参照方法とは、読影時において医師
がCADの結果をどのように参照するかを定めるもの
で、例えば、コマンド[A]:読影後にまとめて参照す
る、コマンド[B]:読影と同時に参照する、コマンド
[C]:読影前に参照する、の3つの方式が設定されて
いる。
がCADの結果をどのように参照するかを定めるもの
で、例えば、コマンド[A]:読影後にまとめて参照す
る、コマンド[B]:読影と同時に参照する、コマンド
[C]:読影前に参照する、の3つの方式が設定されて
いる。
【0095】表示条件とは、例えばシネモードで再構成
画像を表示するときの1秒間に表示する画像枚数である
シネ速度,頭側から足側か、足側から頭側かを示すシネ
送り方向,シネ送り方向を例えば肺尖→肺底→肺尖と往
復させるか、片道だけかの選択をする往復モード,ウイ
ンドウ幅(WW),ウインドウレベル(WL){WWと
WLとから定まる表示ウインドウをWWLとする},1
画面あたりの表示画像枚数,表示する画像の種類,フィ
ルタの種類,等である。
画像を表示するときの1秒間に表示する画像枚数である
シネ速度,頭側から足側か、足側から頭側かを示すシネ
送り方向,シネ送り方向を例えば肺尖→肺底→肺尖と往
復させるか、片道だけかの選択をする往復モード,ウイ
ンドウ幅(WW),ウインドウレベル(WL){WWと
WLとから定まる表示ウインドウをWWLとする},1
画面あたりの表示画像枚数,表示する画像の種類,フィ
ルタの種類,等である。
【0096】入力装置24は、図4に示すように、操作
卓25上にモニタ17aと一体に設けられている。
卓25上にモニタ17aと一体に設けられている。
【0097】この入力装置24は、読影前に上述したC
AD参照方法、各種表示条件等のデータを入力するとと
もに、読影時には、必要に応じてそのデータを適宜変更
することができるようになっている。なお、その入力デ
ータは、読影前には主制御装置23のメモリに記憶され
る。一方、読影時には、その入力データは直接主制御装
置23に送られ、強制的に主制御装置23の制御に働く
ようになっている。
AD参照方法、各種表示条件等のデータを入力するとと
もに、読影時には、必要に応じてそのデータを適宜変更
することができるようになっている。なお、その入力デ
ータは、読影前には主制御装置23のメモリに記憶され
る。一方、読影時には、その入力データは直接主制御装
置23に送られ、強制的に主制御装置23の制御に働く
ようになっている。
【0098】すなわち、入力装置24は、WWL切り換
えキー24aを備えた表示ウインドウ入力用のWWL入
力部,シネ速度及びシネ送り方向入力用のシネ速度及び
シネ送り方向入力部24b,シネ速度、及びシネ送り方
向以外の各種表示条件やその他のデータ入力用のマウ
ス、キーボード等からなる入力部24c等から構成され
ている。
えキー24aを備えた表示ウインドウ入力用のWWL入
力部,シネ速度及びシネ送り方向入力用のシネ速度及び
シネ送り方向入力部24b,シネ速度、及びシネ送り方
向以外の各種表示条件やその他のデータ入力用のマウ
ス、キーボード等からなる入力部24c等から構成され
ている。
【0099】WWL切り換えキー24aは、予め設定さ
れた肺野読影に適したWWLと縦隔読影に適したWWL
とをワンタッチで切り換えたり、WWLを手動入力状態
に切り替えるようになっている。なお、WW及びWLの
値は、入力部24cのキーボードから数値により入力可
能になっている。
れた肺野読影に適したWWLと縦隔読影に適したWWL
とをワンタッチで切り換えたり、WWLを手動入力状態
に切り替えるようになっている。なお、WW及びWLの
値は、入力部24cのキーボードから数値により入力可
能になっている。
【0100】シネ速度及びシネ送り方向入力部24b
は、シネ速度の加減速データ、画面停止指令、シネ方向
データを入力することができるようになっている。
は、シネ速度の加減速データ、画面停止指令、シネ方向
データを入力することができるようになっている。
【0101】このシネ速度及びシネ送り方向入力部(以
下、シネデータ入力部と称する)の例として、図5
(a)〜図5(d)に示したものがある。図5(a)に
示したシネデータ入力部24bは、シネ速度及びシネ送
り方向入力キーを備えている。このキーは、キーK
(2)、キーK(5)がシネ送り方向の入力及び自動送
りモードの選択キー,キーK(1)、キーK(4)が一
時停止、及びコマ送りキー、キーK(3)、キーK
(6)が加速及び減速キーである。つまり、医師が上記
各種キー、例えばキーK(2)を押すことにより、読影
時においてキーK(2)に表示された三角形の頂点が指
す方向(例えば、足側)へ再構成画像が自動送りされる
ことになる。
下、シネデータ入力部と称する)の例として、図5
(a)〜図5(d)に示したものがある。図5(a)に
示したシネデータ入力部24bは、シネ速度及びシネ送
り方向入力キーを備えている。このキーは、キーK
(2)、キーK(5)がシネ送り方向の入力及び自動送
りモードの選択キー,キーK(1)、キーK(4)が一
時停止、及びコマ送りキー、キーK(3)、キーK
(6)が加速及び減速キーである。つまり、医師が上記
各種キー、例えばキーK(2)を押すことにより、読影
時においてキーK(2)に表示された三角形の頂点が指
す方向(例えば、足側)へ再構成画像が自動送りされる
ことになる。
【0102】図5(b)に示したシネデータ入力部24
bは、トラックボールT及びキーを備えるとともに、ト
ラックボールTには、その回転量及び回転方向を検知す
る図示しない検知部が設けられている。医師はキーK
(6a)、K(3a)、K(5a)、K(2a)で自動
送りモードの選択、シネ速度、シネ送り方向の入力を行
なう。また、読影時において、医師がトラックボールT
を回転操作すると、検知部により回転方向及び回転量が
検知されて手動送りモードに切り替わり、その回転方向
及び回転量に対応した送り方向で再構成画像がコマ送り
表示されるようになっている。
bは、トラックボールT及びキーを備えるとともに、ト
ラックボールTには、その回転量及び回転方向を検知す
る図示しない検知部が設けられている。医師はキーK
(6a)、K(3a)、K(5a)、K(2a)で自動
送りモードの選択、シネ速度、シネ送り方向の入力を行
なう。また、読影時において、医師がトラックボールT
を回転操作すると、検知部により回転方向及び回転量が
検知されて手動送りモードに切り替わり、その回転方向
及び回転量に対応した送り方向で再構成画像がコマ送り
表示されるようになっている。
【0103】また、図5(c)に示したシネデータ入力
部24bは、ジョイスティックJ及びキーKsを備え、
医師がジョイスティックJを傾けると自動送りモードの
選択になり、傾ける方向と角度がそれぞれシネ送り方向
とシネ送り角度データの入力になる。ジョイスティック
Jは一定時間その角度を保持すると、その後は自動的に
その角度で保持される。読影時にジョイスティックJを
瞬間的に(例えばポン、ポンと)傾けると、再構成画像
をコマ送りすることができるようになっている。キーK
sでシネモードを停止することができるようになってい
る。
部24bは、ジョイスティックJ及びキーKsを備え、
医師がジョイスティックJを傾けると自動送りモードの
選択になり、傾ける方向と角度がそれぞれシネ送り方向
とシネ送り角度データの入力になる。ジョイスティック
Jは一定時間その角度を保持すると、その後は自動的に
その角度で保持される。読影時にジョイスティックJを
瞬間的に(例えばポン、ポンと)傾けると、再構成画像
をコマ送りすることができるようになっている。キーK
sでシネモードを停止することができるようになってい
る。
【0104】さらに、図5(d)に示したシネデータ入
力部24bは、ジョグシャトルJy及びキーを備え、医
師はジョグシャトルJyを回転させることにより自動送
りの選択、シネ送り方向とシネ速度の入力を行ない、キ
ーK(1b)、K(4b)で手動送りの選択、コマ送り
を行なうようになっている。
力部24bは、ジョグシャトルJy及びキーを備え、医
師はジョグシャトルJyを回転させることにより自動送
りの選択、シネ送り方向とシネ速度の入力を行ない、キ
ーK(1b)、K(4b)で手動送りの選択、コマ送り
を行なうようになっている。
【0105】1画面あたりの表示画像枚数は、モニタ1
7aに表示される画像枚数であり、例えば「1」、
「2」、「4」等の中から選択できるようになってい
る。そして、表示画像枚数を「1」に設定している場合
は、通常通り1枚の再構成画像が表示される。また、
「2」に設定している場合は画面の向かって右左に、例
えば異なるスライス位置や異なるWWLの再構成画像が
表示される。さらに、「4」に設定している場合は、画
面の左上、左下、右上、右下に、例えば異なるスライス
位置(左上:n−1番目のスライス画像、左下:n番目
のスライス画像、右上:n+1番目のスライス画像、右
下:n+2番目のスライス画像等)や異なるWWL、あ
るいは異なるスライス位置及び異なるWWLの混合{左
上:n−1番目のスライス画像(肺野条件に対応するW
WL、以下、単に肺野条件という)、左下:n番目のス
ライス画像(肺野条件)、右上:n+1番目のスライス
画像(肺野条件)、右下:n番目のスライス画像(縦隔
条件に対応するWWL、以下、単に縦隔条件という)}
の4枚の再構成画像が表示されることになる。なお、こ
の複数の画像のスライス位置は適宜変更可能である。
7aに表示される画像枚数であり、例えば「1」、
「2」、「4」等の中から選択できるようになってい
る。そして、表示画像枚数を「1」に設定している場合
は、通常通り1枚の再構成画像が表示される。また、
「2」に設定している場合は画面の向かって右左に、例
えば異なるスライス位置や異なるWWLの再構成画像が
表示される。さらに、「4」に設定している場合は、画
面の左上、左下、右上、右下に、例えば異なるスライス
位置(左上:n−1番目のスライス画像、左下:n番目
のスライス画像、右上:n+1番目のスライス画像、右
下:n+2番目のスライス画像等)や異なるWWL、あ
るいは異なるスライス位置及び異なるWWLの混合{左
上:n−1番目のスライス画像(肺野条件に対応するW
WL、以下、単に肺野条件という)、左下:n番目のス
ライス画像(肺野条件)、右上:n+1番目のスライス
画像(肺野条件)、右下:n番目のスライス画像(縦隔
条件に対応するWWL、以下、単に縦隔条件という)}
の4枚の再構成画像が表示されることになる。なお、こ
の複数の画像のスライス位置は適宜変更可能である。
【0106】また、このようにモニタ17aに複数枚の
画像を表示させている場合、上述したWW及びWLの値
は、複数の画像それぞれに個別に設定することができ
る。すなわち、WWL切り換えキー24aをONにして
手動入力に切り替えた後で、入力部24cのマウスを動
かしてカーソルを複数の表示画像の内、任意の表示画像
上へ動かし、該入力部24cキーボードを操作して所望
のWW及びWLを入力することで設定できる。
画像を表示させている場合、上述したWW及びWLの値
は、複数の画像それぞれに個別に設定することができ
る。すなわち、WWL切り換えキー24aをONにして
手動入力に切り替えた後で、入力部24cのマウスを動
かしてカーソルを複数の表示画像の内、任意の表示画像
上へ動かし、該入力部24cキーボードを操作して所望
のWW及びWLを入力することで設定できる。
【0107】表示する画像の種類とは、通常の再構成画
像だけを表示するか、再構成画像の間を新たに補間した
スライス補間画像を加えて表示するか、の2種類から選
択できる。
像だけを表示するか、再構成画像の間を新たに補間した
スライス補間画像を加えて表示するか、の2種類から選
択できる。
【0108】フィルタの種類とは、フィルタ1a〜フィ
ルタ1n(n種類の高周波数領域強調フィルタ)、フィ
ルタ2a〜2n(n種類の中間周波数領域強調フィル
タ)、フィルタ3a〜3n(n種類の低周波数領域強調
フィルタ)の中から任意の1つを選択できる。
ルタ1n(n種類の高周波数領域強調フィルタ)、フィ
ルタ2a〜2n(n種類の中間周波数領域強調フィル
タ)、フィルタ3a〜3n(n種類の低周波数領域強調
フィルタ)の中から任意の1つを選択できる。
【0109】ここで、医師対応表データの一例を図6に
示す。図6からも分かるように、複数の医師ID番号、
つまり各医師のやり方に合わせてCAD参照方法、表示
条件等(以下、このCAD参照方法及び表示条件等、読
影に必要な条件を読影条件と称する)のデータが主記憶
装置23のメモリ23bに記憶されているわけである。
示す。図6からも分かるように、複数の医師ID番号、
つまり各医師のやり方に合わせてCAD参照方法、表示
条件等(以下、このCAD参照方法及び表示条件等、読
影に必要な条件を読影条件と称する)のデータが主記憶
装置23のメモリ23bに記憶されているわけである。
【0110】次に、本実施例の医用診断支援システムの
全体動作について、特に、このシステムが肺癌の集団検
診に用いられる場合について説明する。
全体動作について、特に、このシステムが肺癌の集団検
診に用いられる場合について説明する。
【0111】図7は、集団検診の検査を行なう場合のシ
ステムの動作を示すフローチャートである。なお、図7
において説明する動作は、患者Hの肺野領域をヘリカル
スキャン方式のCT装置1で撮影し、撮影が正常に完了
したことを確認するまでの過程である。
ステムの動作を示すフローチャートである。なお、図7
において説明する動作は、患者Hの肺野領域をヘリカル
スキャン方式のCT装置1で撮影し、撮影が正常に完了
したことを確認するまでの過程である。
【0112】医師(又はオペレータ、以下、単に医師と
いう)は、患者Hを寝台11の天板11aに載置し、そ
の肺野部分が架台5の診断領域に到達するように天板1
1aをスライドさせる。
いう)は、患者Hを寝台11の天板11aに載置し、そ
の肺野部分が架台5の診断領域に到達するように天板1
1aをスライドさせる。
【0113】患者Hの診断部位(肺野)が最適な診断領
域に到達したところで、診断(検査)を開始する。すな
わち、主制御装置23のCPU23aは、予め設定され
たヘリカルスキャンに応じた撮影条件に基づいて架台制
御装置21に架台駆動指令、寝台制御装置22に寝台ス
ライド指令、及びX線制御装置20にX線曝射指令を送
る。この結果、架台5の回転駆動及び寝台11のスライ
ドが同期して行なわれながら所定のタイミングでX線が
照射されることにより、患者Hの肺野部分のヘリカルス
キャンが実行される。そして、検出器8で検出されたデ
ータは、データ収集装置9を介して投影データ(生デー
タ)として生データ記憶装置13に記憶される(ステッ
プ101)。なお、集団検診における肺野部分のスキャ
ンは、ある基準、例えば鎖骨上縁2cm頭側から、足側に
定められた範囲、例えば30cmを撮影することで行なわ
れ、また、スライス幅は例えば10mm、寝台送り速度は
例えば20mm/revとする。
域に到達したところで、診断(検査)を開始する。すな
わち、主制御装置23のCPU23aは、予め設定され
たヘリカルスキャンに応じた撮影条件に基づいて架台制
御装置21に架台駆動指令、寝台制御装置22に寝台ス
ライド指令、及びX線制御装置20にX線曝射指令を送
る。この結果、架台5の回転駆動及び寝台11のスライ
ドが同期して行なわれながら所定のタイミングでX線が
照射されることにより、患者Hの肺野部分のヘリカルス
キャンが実行される。そして、検出器8で検出されたデ
ータは、データ収集装置9を介して投影データ(生デー
タ)として生データ記憶装置13に記憶される(ステッ
プ101)。なお、集団検診における肺野部分のスキャ
ンは、ある基準、例えば鎖骨上縁2cm頭側から、足側に
定められた範囲、例えば30cmを撮影することで行なわ
れ、また、スライス幅は例えば10mm、寝台送り速度は
例えば20mm/revとする。
【0114】続いてCPU23aは、再構成演算装置1
4に画像再構成指令を送る(ステップ102)。再構成
演算装置14は、その再構成指令に応じて、生データ記
憶装置13に記憶された生データ(投影データ)を、予
め定められたスライスピッチ(例えば2mm)及びマトリ
クスサイズ(例えば、512×512)で再構成演算
し、スライス画像データIi(i= 1〜m)を再構成する(ス
テップ102a)。
4に画像再構成指令を送る(ステップ102)。再構成
演算装置14は、その再構成指令に応じて、生データ記
憶装置13に記憶された生データ(投影データ)を、予
め定められたスライスピッチ(例えば2mm)及びマトリ
クスサイズ(例えば、512×512)で再構成演算
し、スライス画像データIi(i= 1〜m)を再構成する(ス
テップ102a)。
【0115】そして、CPU23aは、そのスライス画
像データIi を擬似スキャノグラム作成装置3に送ると
ともに、その擬似スキャノグラム作成装置3に対し擬似
スキャノグラム作成指令を送る(ステップ103)。
像データIi を擬似スキャノグラム作成装置3に送ると
ともに、その擬似スキャノグラム作成装置3に対し擬似
スキャノグラム作成指令を送る(ステップ103)。
【0116】擬似スキャノグラム作成装置3は、送られ
たスライス画像データIi を順投影し、スキャノグラム
や単純X線画像に類似した患者の腹面または背面からX
線を透過したような画像をメモリ上で作成する(ステッ
プ103a;(図8参照))。以下、この画像を擬似ス
キャノグラム像と称する。
たスライス画像データIi を順投影し、スキャノグラム
や単純X線画像に類似した患者の腹面または背面からX
線を透過したような画像をメモリ上で作成する(ステッ
プ103a;(図8参照))。以下、この画像を擬似ス
キャノグラム像と称する。
【0117】次いでCPU23aは、擬似スキャノグラ
ム作成装置3により作成された擬似スキャノグラム像デ
ータを読み出し、このデータを表示する指令を表示装置
17に送る。この結果、表示装置17のモニタ17aに
は擬似スキャノグラム像が表示される(ステップ10
4)。
ム作成装置3により作成された擬似スキャノグラム像デ
ータを読み出し、このデータを表示する指令を表示装置
17に送る。この結果、表示装置17のモニタ17aに
は擬似スキャノグラム像が表示される(ステップ10
4)。
【0118】医師は、表示装置17により表示された擬
似スキャノグラム像を見ながら、撮影が正常に行なわれ
たか否かを判断する。正常と判断した場合は、入力装置
24から適当な信号を入力(“正常指令“)し、また、
異常と判断した場合は、同じく入力装置24から適当な
信号を入力(“異常指令“)する。
似スキャノグラム像を見ながら、撮影が正常に行なわれ
たか否かを判断する。正常と判断した場合は、入力装置
24から適当な信号を入力(“正常指令“)し、また、
異常と判断した場合は、同じく入力装置24から適当な
信号を入力(“異常指令“)する。
【0119】CPU23aは、“正常指令“が入力され
たか否かを判断し(ステップ105)“、“正常指令
“が入力されれば(ステップ105の判断の結果YE
S)、擬似スキャノグラム像データを画像記憶装置15
に記憶する指令を該画像記憶装置15に送る(ステップ
106)。そして、主制御装置23は、全ての患者Hの
撮影が終了したか否かを判断する(ステップ107)。
今は最初の患者Hの撮影のため、このステップ107の
判断はNOとなり、ステップ101の処理に戻り、上述
した処理を繰り返す。
たか否かを判断し(ステップ105)“、“正常指令
“が入力されれば(ステップ105の判断の結果YE
S)、擬似スキャノグラム像データを画像記憶装置15
に記憶する指令を該画像記憶装置15に送る(ステップ
106)。そして、主制御装置23は、全ての患者Hの
撮影が終了したか否かを判断する(ステップ107)。
今は最初の患者Hの撮影のため、このステップ107の
判断はNOとなり、ステップ101の処理に戻り、上述
した処理を繰り返す。
【0120】一方、正常指令“が入力されなければ、ス
テップ105の判断の結果はNOとなり、CPU23a
は待機状態となる。このとき、医師は、入力装置24か
ら追加撮影に関する条件をCPU23aに入力する。
テップ105の判断の結果はNOとなり、CPU23a
は待機状態となる。このとき、医師は、入力装置24か
ら追加撮影に関する条件をCPU23aに入力する。
【0121】CPU23aは、送られた追加撮影条件に
基づいて追加スキャン実行指令を架台制御装置21、寝
台制御装置22、及びX線制御装置20に送る(ステッ
プ108)。この結果、上述したステップ102〜ステ
ップ104に応じた処理が行なわれ、図9に示すよう
に、最初の擬似スキャノグラム像に追加検査の疑似スキ
ャノ像が追加されて表示される。この追加撮影により正
常な擬似スキャノグラムが撮影されたことが確認されれ
ば、ステップ105の判断の結果はYESとなり、上述
したステップ106〜ステップ107の処理が行なわれ
る。
基づいて追加スキャン実行指令を架台制御装置21、寝
台制御装置22、及びX線制御装置20に送る(ステッ
プ108)。この結果、上述したステップ102〜ステ
ップ104に応じた処理が行なわれ、図9に示すよう
に、最初の擬似スキャノグラム像に追加検査の疑似スキ
ャノ像が追加されて表示される。この追加撮影により正
常な擬似スキャノグラムが撮影されたことが確認されれ
ば、ステップ105の判断の結果はYESとなり、上述
したステップ106〜ステップ107の処理が行なわれ
る。
【0122】このようにして集団検診における全ての患
者Hの撮影及び疑似スキャノグラム像の作成が終了した
場合、ステップ107の判断の結果はYESとなり、処
理を終了する。
者Hの撮影及び疑似スキャノグラム像の作成が終了した
場合、ステップ107の判断の結果はYESとなり、処
理を終了する。
【0123】続いて医師が、集団検診の結果得られた再
構成画像(CT画像)をCAD装置4の判定結果を参照
しながら読影する際の動作について説明する。なお、図
10では、後述するように、CAD装置4の判定結果を
読影後にまとめて参照する際の読影の手順の概略を説明
し、図11以降で、その読影に応じたシステムの動作を
説明する。
構成画像(CT画像)をCAD装置4の判定結果を参照
しながら読影する際の動作について説明する。なお、図
10では、後述するように、CAD装置4の判定結果を
読影後にまとめて参照する際の読影の手順の概略を説明
し、図11以降で、その読影に応じたシステムの動作を
説明する。
【0124】図10において、最初ステップA1では、
CAD装置4が未読影の患者H全部の全再構成画像から
異常陰影検出処理を行ない、異常あるいは正常の判定を
行なう。そして、ステップA2において、医師が全画像
を読影し、自分の読影結果を入力する。
CAD装置4が未読影の患者H全部の全再構成画像から
異常陰影検出処理を行ない、異常あるいは正常の判定を
行なう。そして、ステップA2において、医師が全画像
を読影し、自分の読影結果を入力する。
【0125】続いてステップA3により、医師とCAD
装置4の両者の判定結果を比較する。
装置4の両者の判定結果を比較する。
【0126】そして、ステップA4では、ステップA3
の比較結果から再読影すべき患者Hの画像を医師が再読
影する。
の比較結果から再読影すべき患者Hの画像を医師が再読
影する。
【0127】最後にステップA5において、医師が結果
を確認して終了する。
を確認して終了する。
【0128】以下、上述した読影手順の各ステップA1
〜A5におけるシステムの動作について詳細に説明す
る。
〜A5におけるシステムの動作について詳細に説明す
る。
【0129】最初のステップA1であるCADの判定に
基づくシステムの動作を図11及び図12を用いて説明
する。
基づくシステムの動作を図11及び図12を用いて説明
する。
【0130】主制御装置23のCPU23aは、生デー
タ記憶装置13に記憶された投影データを予め定められ
た細かいスライスピッチ(例えば2mm)で再構成する指
令を再構成演算装置14に送る(図11、ステップ20
1)。
タ記憶装置13に記憶された投影データを予め定められ
た細かいスライスピッチ(例えば2mm)で再構成する指
令を再構成演算装置14に送る(図11、ステップ20
1)。
【0131】再構成演算装置14は、その指令に応じて
細かいスライスピッチの画像Iia(ia=1〜m )を再構成
する(ステップ201a)。
細かいスライスピッチの画像Iia(ia=1〜m )を再構成
する(ステップ201a)。
【0132】そして、CPU23aは、CAD装置4に
異常陰影検出指令を送り、待機状態に入る(ステップ2
02)。
異常陰影検出指令を送り、待機状態に入る(ステップ2
02)。
【0133】一方、CAD装置4は、異常陰影検出処理
指令が送られると、画像再構成されたIia(ia=1〜m )
に対し、メモリに記憶されたアルゴリズムに従って異常
陰影検出処理を施す(図12、ステップ301)。
指令が送られると、画像再構成されたIia(ia=1〜m )
に対し、メモリに記憶されたアルゴリズムに従って異常
陰影検出処理を施す(図12、ステップ301)。
【0134】続いてCAD装置4は、異常陰影が検出さ
れたか否かの判定を行ない(ステップ302)、検出さ
れた場合(ステップ302の判断の結果、YES)、そ
の異常陰影が検出されたスライス位置や異常陰影の位置
等を含む情報(異常陰影検出情報)をCPU23aに送
り(ステップ303)、処理を停止する。また、異常陰
影が検出されなかった場合(ステップ302の判断の結
果、NO)、異常陰影が検出されなかった旨を表す情報
(異常陰影非検出情報)をCPU23aに送り(ステッ
プ304)、処理を停止する。
れたか否かの判定を行ない(ステップ302)、検出さ
れた場合(ステップ302の判断の結果、YES)、そ
の異常陰影が検出されたスライス位置や異常陰影の位置
等を含む情報(異常陰影検出情報)をCPU23aに送
り(ステップ303)、処理を停止する。また、異常陰
影が検出されなかった場合(ステップ302の判断の結
果、NO)、異常陰影が検出されなかった旨を表す情報
(異常陰影非検出情報)をCPU23aに送り(ステッ
プ304)、処理を停止する。
【0135】一方、CPU23aは、CAD装置4から
異常陰影検出情報あるいは異常陰影非検出情報が入力さ
れると待機状態から抜け、ステップ203において、異
常陰影検出情報が入力されたか否か判断する。
異常陰影検出情報あるいは異常陰影非検出情報が入力さ
れると待機状態から抜け、ステップ203において、異
常陰影検出情報が入力されたか否か判断する。
【0136】異常陰影検出情報が入力されていると、ス
テップ203の判断はYESとなり、ステップ204に
おいて、その異常陰影検出情報から異常陰影を含むスラ
イス及びその前後(Slice Of Interest: SOIと称す
る)について他のスライスとスライスピッチを変えた再
構成画像を作成する指令を再構成演算装置14に送る。
例えば、SOIでは、1mmあるいは2mmのように細かい
ピッチ、その他では10mmと粗いピッチにするような指
令を行なう。なお、ステップ204の処理では、SOI
はズーミング再構成を行なってその領域あたりの画素を
細かくして再構成し、異常陰影を含む部分を拡大するこ
ともできる。
テップ203の判断はYESとなり、ステップ204に
おいて、その異常陰影検出情報から異常陰影を含むスラ
イス及びその前後(Slice Of Interest: SOIと称す
る)について他のスライスとスライスピッチを変えた再
構成画像を作成する指令を再構成演算装置14に送る。
例えば、SOIでは、1mmあるいは2mmのように細かい
ピッチ、その他では10mmと粗いピッチにするような指
令を行なう。なお、ステップ204の処理では、SOI
はズーミング再構成を行なってその領域あたりの画素を
細かくして再構成し、異常陰影を含む部分を拡大するこ
ともできる。
【0137】再構成演算装置14は、主制御装置23か
らの指令を受けて、生データ記憶装置13に記憶された
投影データを、上記指定されたスライスピッチにより再
構成演算し、画像データIib(ib= 1〜m)を再構成する
(ステップ204a)。この再構成画像データIibは、
画像記憶装置15に記憶される。
らの指令を受けて、生データ記憶装置13に記憶された
投影データを、上記指定されたスライスピッチにより再
構成演算し、画像データIib(ib= 1〜m)を再構成する
(ステップ204a)。この再構成画像データIibは、
画像記憶装置15に記憶される。
【0138】続いてCPU23aは、判定結果として患
者、及びその異常陰影を含むスライス位置を“異常“と
してメモリ23bに記憶し(ステップ205)、後述す
るステップ208の処理へ移行する。
者、及びその異常陰影を含むスライス位置を“異常“と
してメモリ23bに記憶し(ステップ205)、後述す
るステップ208の処理へ移行する。
【0139】一方、異常非検出情報が入力されていると
すると、ステップ203の判断はNOとなり、ステップ
206において、一様なスライスピッチ(例えば、10
mmのような粗いスライスピッチ)で再構成画像を作成す
る指令を再構成演算装置14に送る。再構成演算装置1
4は、CPU23aからの指令の応じて、生データ記憶
装置13に記憶された投影データを、その指定されたス
ライスピッチにより再構成演算し、画像データIic(ic=
1〜m)を再構成する(ステップ206a)。この再構成
画像データIicは、画像記憶装置15に記憶される。
すると、ステップ203の判断はNOとなり、ステップ
206において、一様なスライスピッチ(例えば、10
mmのような粗いスライスピッチ)で再構成画像を作成す
る指令を再構成演算装置14に送る。再構成演算装置1
4は、CPU23aからの指令の応じて、生データ記憶
装置13に記憶された投影データを、その指定されたス
ライスピッチにより再構成演算し、画像データIic(ic=
1〜m)を再構成する(ステップ206a)。この再構成
画像データIicは、画像記憶装置15に記憶される。
【0140】続いてCPU23aは、判定結果として患
者、及びその全てのスライス画像を“正常“としてメモ
リ23bに記憶し(ステップ207)、ステップ208
の処理へ移行する。
者、及びその全てのスライス画像を“正常“としてメモ
リ23bに記憶し(ステップ207)、ステップ208
の処理へ移行する。
【0141】そして、CPU23aは、未処理データ
(他の患者のデータ)があるか否かを判断する(ステッ
プ208)。全ての患者が終了してなければ、つまり未
処理データがあれば、この判断の結果はNOとなり、上
述したステップ201〜ステップ207の処理を繰り返
す。
(他の患者のデータ)があるか否かを判断する(ステッ
プ208)。全ての患者が終了してなければ、つまり未
処理データがあれば、この判断の結果はNOとなり、上
述したステップ201〜ステップ207の処理を繰り返
す。
【0142】全ての患者Hに対して処理が終了すれば、
ステップ208の判断の結果はYESとなり、処理を終
了する。なお、ステップ204、ステップ206では、
ステップ201で作成した画像データを間引いて作成し
てもよいし、再度再構成してもよい。また、再度再構成
するときには、使用する再構成関数等の条件をステップ
201と変えて行なうことも可能である。
ステップ208の判断の結果はYESとなり、処理を終
了する。なお、ステップ204、ステップ206では、
ステップ201で作成した画像データを間引いて作成し
てもよいし、再度再構成してもよい。また、再度再構成
するときには、使用する再構成関数等の条件をステップ
201と変えて行なうことも可能である。
【0143】続いて図8のステップA2である医師の読
影に基づくシステムの動作を図13〜図15を用いて説
明する。
影に基づくシステムの動作を図13〜図15を用いて説
明する。
【0144】読影に先立って医師は、入力装置24の例
えばキーボードから自分の医師ID番号(本実施例で
は、例えばDOC003とする)を入力する。一方、C
PU23aは、図13〜図15に示す処理を行なってい
るため、この入力されたID番号データを読み込み(ス
テップ401)、メモリ23bから医師対応表データを
読み出す(ステップ402)。
えばキーボードから自分の医師ID番号(本実施例で
は、例えばDOC003とする)を入力する。一方、C
PU23aは、図13〜図15に示す処理を行なってい
るため、この入力されたID番号データを読み込み(ス
テップ401)、メモリ23bから医師対応表データを
読み出す(ステップ402)。
【0145】続いてCPU23aは、読み込まれたID
番号が医師対応表データに登録されているか否か判断す
る(ステップ403)。この判断の結果、登録されてい
る場合は、そのID番号に対応する対応表データの読影
条件をメモリ23bから読み込む。なお、本実施例で
は、図4に示すID番号DOC003に対応する読影デ
ータを読み出し(ステップ404)、CAD参照方法や
表示条件等の読影データに基づいてステップ408以降
の処理を行なう。なお、本実施例では、CAD参照方法
として「A」、つまり読影後にまとめて参照する方法で
ある。
番号が医師対応表データに登録されているか否か判断す
る(ステップ403)。この判断の結果、登録されてい
る場合は、そのID番号に対応する対応表データの読影
条件をメモリ23bから読み込む。なお、本実施例で
は、図4に示すID番号DOC003に対応する読影デ
ータを読み出し(ステップ404)、CAD参照方法や
表示条件等の読影データに基づいてステップ408以降
の処理を行なう。なお、本実施例では、CAD参照方法
として「A」、つまり読影後にまとめて参照する方法で
ある。
【0146】一方、ステップ403の処理の結果、読み
込まれたID番号が医師対応表データに登録されていな
い場合、CPU23aは、メモリ23bに記憶された医
師対応表にそのID番号を登録し(ステップ405)、
待機状態に入る。
込まれたID番号が医師対応表データに登録されていな
い場合、CPU23aは、メモリ23bに記憶された医
師対応表にそのID番号を登録し(ステップ405)、
待機状態に入る。
【0147】一方、医師は、登録されていないID番
号、つまり、新たなID番号を入力した場合、入力装置
24からCAD参照方法、表示条件等の読影データを入
力する。
号、つまり、新たなID番号を入力した場合、入力装置
24からCAD参照方法、表示条件等の読影データを入
力する。
【0148】CPU23aは、この入力を受けて待機状
態から抜け、入力された読影データを読み込み(ステッ
プ406)、ID番号と合わせてメモリ23bの医師対
応表に登録(記憶)する(ステップ407)。そして、
ステップ404の処理を行ない、ステップ408の処理
へ進む。
態から抜け、入力された読影データを読み込み(ステッ
プ406)、ID番号と合わせてメモリ23bの医師対
応表に登録(記憶)する(ステップ407)。そして、
ステップ404の処理を行ない、ステップ408の処理
へ進む。
【0149】続いて、CPU23aは、最初の患者H1
の再構成画像{ib(異常あり)、あるいはIic(異常な
し)のどちらかである。以下では、両者をまとめてIid
とする}の内、シネ送り方向データに基づき頭側の最初
の位置のスライス画像データ(1枚目のスライス画像デ
ータ)を画像記憶装置15から読み出す(ステップ40
8)。この読み出された画像データI1 は、画像処理装
置16のフレームメモリ16a1 に記憶される。
の再構成画像{ib(異常あり)、あるいはIic(異常な
し)のどちらかである。以下では、両者をまとめてIid
とする}の内、シネ送り方向データに基づき頭側の最初
の位置のスライス画像データ(1枚目のスライス画像デ
ータ)を画像記憶装置15から読み出す(ステップ40
8)。この読み出された画像データI1 は、画像処理装
置16のフレームメモリ16a1 に記憶される。
【0150】次いでCPU23aは、患者H1 の疑似ス
キャノグラムデータを画像記憶装置15から読み出す
(ステップ409)。この疑似スキャノグラムデータ
は、画像処理装置16の別のフレームメモリ16a2 に
記憶される。そして、CPU23aは、画像処理装置1
6に対し、フレームメモリ16a2 に記憶された疑似ス
キャノグラムデータを所定の大きさに縮小する指令(縮
小指令)を送り、結果を画像データI1 が記憶されたフ
レームメモリ16a1 の所定の記憶領域に送る指令を送
る(ステップ410)。
キャノグラムデータを画像記憶装置15から読み出す
(ステップ409)。この疑似スキャノグラムデータ
は、画像処理装置16の別のフレームメモリ16a2 に
記憶される。そして、CPU23aは、画像処理装置1
6に対し、フレームメモリ16a2 に記憶された疑似ス
キャノグラムデータを所定の大きさに縮小する指令(縮
小指令)を送り、結果を画像データI1 が記憶されたフ
レームメモリ16a1 の所定の記憶領域に送る指令を送
る(ステップ410)。
【0151】画像処理装置16は、フレームメモリ16
a2 に記憶された疑似スキャノグラムデータを、画像処
理部16bの処理により所定の大きさに縮小し、画像デ
ータI1 が記憶されたフレームメモリ16a1 の所定の
記憶領域、例えば向かって右上隅の領域に記憶する(ス
テップ410a)。
a2 に記憶された疑似スキャノグラムデータを、画像処
理部16bの処理により所定の大きさに縮小し、画像デ
ータI1 が記憶されたフレームメモリ16a1 の所定の
記憶領域、例えば向かって右上隅の領域に記憶する(ス
テップ410a)。
【0152】続いてCPU23aは、現在のスライス位
置を示すマーカーを縮小された疑似スキャノグラムデー
タに重畳表示する指令を画像処理装置16に送る(ステ
ップ411)。画像処理装置16は、画像処理部16b
の処理により、フレームメモリ16a1 に記憶された縮
小擬似スキャノグラムデータ上の、現在のスライス位置
に対応する位置に、例えば横線(直線)状のマーカーデ
ータを重畳記憶する(ステップ411a)。
置を示すマーカーを縮小された疑似スキャノグラムデー
タに重畳表示する指令を画像処理装置16に送る(ステ
ップ411)。画像処理装置16は、画像処理部16b
の処理により、フレームメモリ16a1 に記憶された縮
小擬似スキャノグラムデータ上の、現在のスライス位置
に対応する位置に、例えば横線(直線)状のマーカーデ
ータを重畳記憶する(ステップ411a)。
【0153】一方、CPU23aは、メモリ23bを参
照して、現在のスライス位置においてCAD装置4が異
常の判定をしたか否かを判断する(ステップ412)。
この判断の結果、異常と判定していた場合、異常位置を
示すマーカーを縮小された疑似スキャノグラムデータに
重畳表示する指令を画像処理装置16に送る(ステップ
413)。画像処理装置16は、疑似スキャノグラムデ
ータ上の、異常位置に対応する位置に、例えば矢印状の
マーカーデータを重畳記憶する(ステップ413a)。
照して、現在のスライス位置においてCAD装置4が異
常の判定をしたか否かを判断する(ステップ412)。
この判断の結果、異常と判定していた場合、異常位置を
示すマーカーを縮小された疑似スキャノグラムデータに
重畳表示する指令を画像処理装置16に送る(ステップ
413)。画像処理装置16は、疑似スキャノグラムデ
ータ上の、異常位置に対応する位置に、例えば矢印状の
マーカーデータを重畳記憶する(ステップ413a)。
【0154】そして、CPU23aは、ステップ414
の処理に移行する。また、ステップ412の判断の結
果、異常と判定していない場合も、ステップ414の処
理に移行する。
の処理に移行する。また、ステップ412の判断の結
果、異常と判定していない場合も、ステップ414の処
理に移行する。
【0155】ステップ414の処理においてCPU23
aは、ステップ404で読み込まれた読影データに基づ
いて、画像処理装置16のフレームメモリ16a1 に記
憶された画像データ(疑似スキャノグラムデータ、マー
カーデータが重畳表示されている画像データ;以下、読
影画像データという)を表示する指令を画像処理装置1
6、表示装置17に送る。画像処理装置16及び表示装
置17の処理により、WWが「2000」、WLが「−
600」となるようにウインドウ処理され、1次元フィ
ルタ16c(例えば所定の周波数通過帯域を有する高周
波数領域強調フィルタ)により高周波数が強調されると
ともに、シネ速度が「5/秒」等に設定された読影(ス
ライス)画像IMaがシネモード表示される(ステップ
414a)(図16参照)。また、モニタ17aの向か
って右上隅には、縮小されたスキャノグラム像S1 が表
示され、さらに、そのスキャノグラム像S1 上には、表
示スライス位置を示すマーカーm1、及びCAD装置4
が異常検出した位置を示すマーカーm2(異常陰影位置
があれば)が表示されている。
aは、ステップ404で読み込まれた読影データに基づ
いて、画像処理装置16のフレームメモリ16a1 に記
憶された画像データ(疑似スキャノグラムデータ、マー
カーデータが重畳表示されている画像データ;以下、読
影画像データという)を表示する指令を画像処理装置1
6、表示装置17に送る。画像処理装置16及び表示装
置17の処理により、WWが「2000」、WLが「−
600」となるようにウインドウ処理され、1次元フィ
ルタ16c(例えば所定の周波数通過帯域を有する高周
波数領域強調フィルタ)により高周波数が強調されると
ともに、シネ速度が「5/秒」等に設定された読影(ス
ライス)画像IMaがシネモード表示される(ステップ
414a)(図16参照)。また、モニタ17aの向か
って右上隅には、縮小されたスキャノグラム像S1 が表
示され、さらに、そのスキャノグラム像S1 上には、表
示スライス位置を示すマーカーm1、及びCAD装置4
が異常検出した位置を示すマーカーm2(異常陰影位置
があれば)が表示されている。
【0156】このとき、医師は、モニタ17aに表示さ
れた再構成画像(スライス画像)を読影することができ
る。
れた再構成画像(スライス画像)を読影することができ
る。
【0157】さらにCPU23aは、読影データの各種
条件を変更するか否かを判断する(ステップ415)。
もし、このとき医師から入力装置24を介して読影デー
タを変更する旨の指令、及び変更された読影データ(変
更読影データ)が入力されていれば、この結果はYES
となり、ステップ416においてその変更読影データを
読み込んでメモリ23bの医師対応表に登録する。そし
て、その変更読影データに基づいて画像表示する指令を
画像処理装置16、表示装置17に送る(ステップ41
7)。そして、画像処理装置16及び表示装置17の処
理により、変更された読影データ(表示条件)での読影
画像が表示される(ステップ417a)。
条件を変更するか否かを判断する(ステップ415)。
もし、このとき医師から入力装置24を介して読影デー
タを変更する旨の指令、及び変更された読影データ(変
更読影データ)が入力されていれば、この結果はYES
となり、ステップ416においてその変更読影データを
読み込んでメモリ23bの医師対応表に登録する。そし
て、その変更読影データに基づいて画像表示する指令を
画像処理装置16、表示装置17に送る(ステップ41
7)。そして、画像処理装置16及び表示装置17の処
理により、変更された読影データ(表示条件)での読影
画像が表示される(ステップ417a)。
【0158】そして、CPU23aの処理はステップ4
18に進む。一方、ステップ変更する旨の指令が入力さ
れていなければ、ステップ415の判断の結果はNOと
なり、ステップ418に進む。
18に進む。一方、ステップ変更する旨の指令が入力さ
れていなければ、ステップ415の判断の結果はNOと
なり、ステップ418に進む。
【0159】CPU23aは、ステップ418におい
て、患者H1 のすべての再構成画像の表示が終了したか
否かを判断する。今、最初のスライス位置(1枚目)の
再構成画像の表示であるため、この判断の結果はNOで
あり、ステップ419において、頭側から足側へ向けて
の次のスライス位置の画像データ(2枚目のスライス画
像データ)を画像記憶装置15から読み出す。この読み
出された画像データI2は、画像処理装置16のフレー
ムメモリ16a1 に記憶される。そして、以下、上述し
たステップ411〜ステップ419の処理が繰り返され
る(医師の読影も順次行なわれる)。
て、患者H1 のすべての再構成画像の表示が終了したか
否かを判断する。今、最初のスライス位置(1枚目)の
再構成画像の表示であるため、この判断の結果はNOで
あり、ステップ419において、頭側から足側へ向けて
の次のスライス位置の画像データ(2枚目のスライス画
像データ)を画像記憶装置15から読み出す。この読み
出された画像データI2は、画像処理装置16のフレー
ムメモリ16a1 に記憶される。そして、以下、上述し
たステップ411〜ステップ419の処理が繰り返され
る(医師の読影も順次行なわれる)。
【0160】このようにして処理が実行され、患者H1
の全ての再構成画像(全てのスライス位置の再構成画
像;n枚目のスライス画像)が表示された場合は、ステ
ップ418の判断の結果はYESとなる。そして、CP
U23aは、ステップ420において患者Hの読影結果
情報の入力指令(例えば、モニタ17aの画面上に「読
影結果入力ok」の文字を表示させる等の処理)を表示
装置17を介して医師に送る。
の全ての再構成画像(全てのスライス位置の再構成画
像;n枚目のスライス画像)が表示された場合は、ステ
ップ418の判断の結果はYESとなる。そして、CP
U23aは、ステップ420において患者Hの読影結果
情報の入力指令(例えば、モニタ17aの画面上に「読
影結果入力ok」の文字を表示させる等の処理)を表示
装置17を介して医師に送る。
【0161】医師は、ステップ420の処理、すなわ
ち、1人分の患者H1 の読影が終了後の読影結果入力指
令に呼応して、入力装置24のキーボードを操作して読
影結果情報(あるいは読影終了コマンド)を入力する。
CPU23aは、その読影結果情報(あるいは読影終了
コマンド;以下。単に読影結果情報、あるいは読影結果
データという)を読み込む(ステップ421)。
ち、1人分の患者H1 の読影が終了後の読影結果入力指
令に呼応して、入力装置24のキーボードを操作して読
影結果情報(あるいは読影終了コマンド)を入力する。
CPU23aは、その読影結果情報(あるいは読影終了
コマンド;以下。単に読影結果情報、あるいは読影結果
データという)を読み込む(ステップ421)。
【0162】なお、医師の入力する読影結果とは、例え
ば、コマンド「a」、コマンド「b」、コマンド
「c」、コマンド「d」、コマンド「e」の5段階とす
る。このコマンドの意味は、それぞれ、「a」:撮影不
良、「b」:正常、「c」:異常はあるが何の精密検査
も必要としない状態、「d」:癌以外の疾患を疑い、精
密検査又は治療が必要と考える状態、「e」:癌を疑っ
て精密検査が必要な状態、である。コマンド「a」〜
「e」の入力なしに読影結果終了コマンドが入力された
場合は、コマンド「b」と解釈する。
ば、コマンド「a」、コマンド「b」、コマンド
「c」、コマンド「d」、コマンド「e」の5段階とす
る。このコマンドの意味は、それぞれ、「a」:撮影不
良、「b」:正常、「c」:異常はあるが何の精密検査
も必要としない状態、「d」:癌以外の疾患を疑い、精
密検査又は治療が必要と考える状態、「e」:癌を疑っ
て精密検査が必要な状態、である。コマンド「a」〜
「e」の入力なしに読影結果終了コマンドが入力された
場合は、コマンド「b」と解釈する。
【0163】そして、CPU23aは、読み込まれた読
影結果情報を患者H1 のID番号と対応づけて(例えば
マップ状に)メモリ23bに記憶する(以下、患者H1
のID番号と対応づけ記憶された読影結果情報をマップ
情報という)(ステップ422)。
影結果情報を患者H1 のID番号と対応づけて(例えば
マップ状に)メモリ23bに記憶する(以下、患者H1
のID番号と対応づけ記憶された読影結果情報をマップ
情報という)(ステップ422)。
【0164】続いてステップ423において、CPU2
3aは、すべての患者Hの再構成画像の表示が終了した
か否かを判断する。今は、最初の患者H1 のため、この
判断の結果はNOであり、ステップ424において、次
の患者H2 の再構成画像Iidの内、シネ送り方向データ
に基づく側の最初の位置のスライス画像データ(1枚目
のスライス画像データI1(a))を画像記憶装置15から
読み出し、上述したステップ409〜ステップ423の
処理を繰り返す。
3aは、すべての患者Hの再構成画像の表示が終了した
か否かを判断する。今は、最初の患者H1 のため、この
判断の結果はNOであり、ステップ424において、次
の患者H2 の再構成画像Iidの内、シネ送り方向データ
に基づく側の最初の位置のスライス画像データ(1枚目
のスライス画像データI1(a))を画像記憶装置15から
読み出し、上述したステップ409〜ステップ423の
処理を繰り返す。
【0165】このようにして次々と患者H1 〜Hn の再
構成画像の表示が進んでいき、最後の患者の再構成画像
の表示が終了した時点でステップ423の判断はYES
となり、ステップ425へ移行する。
構成画像の表示が進んでいき、最後の患者の再構成画像
の表示が終了した時点でステップ423の判断はYES
となり、ステップ425へ移行する。
【0166】ステップ425においてCPU23aは、
メモリ23bから全ての患者HのID番号と読影結果が
対応づけられたマップ情報を読み出す。そして、予めメ
モリ23bに記憶されていた読影医師のID番号、読影
医師名前(あるいは医師ID番号)、患者の名前等が所
定のフォーマットに基づいて記載された全体レポート用
紙記載データの所定の位置に前記マップ情報を書き込む
(ステップ426)。
メモリ23bから全ての患者HのID番号と読影結果が
対応づけられたマップ情報を読み出す。そして、予めメ
モリ23bに記憶されていた読影医師のID番号、読影
医師名前(あるいは医師ID番号)、患者の名前等が所
定のフォーマットに基づいて記載された全体レポート用
紙記載データの所定の位置に前記マップ情報を書き込む
(ステップ426)。
【0167】そして、CPU23aは、印刷装置19に
全体レポート用紙出力指令を送る(ステップ427)。
この結果、全体レポート用紙記載データが印刷装置19
に送られる。印刷装置19は、その全体レポート用紙記
載データが記載された全体レポート用紙を出力して(ス
テップ428)、システム全体の処理を終了する。な
お、CAD結果参照方法が「後でまとめて参照する」の
ときには、ステップ425とステップ426との間で医
師とCAD装置4との判定結果が異なる画像の再読影が
行なわれる(後述する)。
全体レポート用紙出力指令を送る(ステップ427)。
この結果、全体レポート用紙記載データが印刷装置19
に送られる。印刷装置19は、その全体レポート用紙記
載データが記載された全体レポート用紙を出力して(ス
テップ428)、システム全体の処理を終了する。な
お、CAD結果参照方法が「後でまとめて参照する」の
ときには、ステップ425とステップ426との間で医
師とCAD装置4との判定結果が異なる画像の再読影が
行なわれる(後述する)。
【0168】医師は、出力された全体レポート用紙にサ
インを記入して全体レポートを作成する。こうして作成
された全体レポートの一例を図17に示す。
インを記入して全体レポートを作成する。こうして作成
された全体レポートの一例を図17に示す。
【0169】上述したように、医師がID番号(登録済
み)を入力するだけで、表示装置17のモニタ17aに
各患者H1 〜Hn の再構成画像(スライス画像)が順次
表示される。この結果、医師は、その再構成画像の読
影、及び読影結果を全体レポートとして出力することが
できる。
み)を入力するだけで、表示装置17のモニタ17aに
各患者H1 〜Hn の再構成画像(スライス画像)が順次
表示される。この結果、医師は、その再構成画像の読
影、及び読影結果を全体レポートとして出力することが
できる。
【0170】なお、医師は、CPU23aのステップ4
14〜ステップ419の処理中に、例えば異常陰影を発
見した場合、医師は、入力装置24の例えばキーボード
から割り込みキーを操作することにより、CPU23a
のステップ414〜ステップ419の処理を一時停止さ
せ、手動モード表示に切り換えたり、現在表示されてい
る再構成画像の読影結果等を入力したりすることができ
る。この読影結果は、個人レポートとして出力すること
ができる。この個人レポート出力までのシステムの動作
について図18を参照して説明する。
14〜ステップ419の処理中に、例えば異常陰影を発
見した場合、医師は、入力装置24の例えばキーボード
から割り込みキーを操作することにより、CPU23a
のステップ414〜ステップ419の処理を一時停止さ
せ、手動モード表示に切り換えたり、現在表示されてい
る再構成画像の読影結果等を入力したりすることができ
る。この読影結果は、個人レポートとして出力すること
ができる。この個人レポート出力までのシステムの動作
について図18を参照して説明する。
【0171】医師は、CPU23aのステップ414〜
ステップ419の処理に基づき表示された再構成画像の
読影中に異常陰影を発見した場合、入力装置24のキー
ボードを操作してCPU23aに対し割り込み指令及び
手動モード表示コマンドを送る。CPU23aは、その
割り込み指令及び手動モード表示コマンドを読み込み、
ステップ414〜ステップ419の処理を一時停止し
(ステップ501)、入力装置24から送られた手動モ
ード表示コマンドに基づいて再構成画像を表示する指令
を画像処理装置16、表示装置17に送り、待機状態に
入る(ステップ502)。
ステップ419の処理に基づき表示された再構成画像の
読影中に異常陰影を発見した場合、入力装置24のキー
ボードを操作してCPU23aに対し割り込み指令及び
手動モード表示コマンドを送る。CPU23aは、その
割り込み指令及び手動モード表示コマンドを読み込み、
ステップ414〜ステップ419の処理を一時停止し
(ステップ501)、入力装置24から送られた手動モ
ード表示コマンドに基づいて再構成画像を表示する指令
を画像処理装置16、表示装置17に送り、待機状態に
入る(ステップ502)。
【0172】この結果、画像処理装置16、表示装置1
7の処理により、モニタ17aに読影画像が手動モード
表示される(手動モード表示とは、例えば、医師の入力
装置24からの送り指令に対応して次のスライス位置の
画像が表示され、また、戻し指令等に対応して次のスラ
イス位置の画像が表示される等、入力装置24からのコ
マンドに応じて画像が表示されるモードをいう)(ステ
ップ502a)。
7の処理により、モニタ17aに読影画像が手動モード
表示される(手動モード表示とは、例えば、医師の入力
装置24からの送り指令に対応して次のスライス位置の
画像が表示され、また、戻し指令等に対応して次のスラ
イス位置の画像が表示される等、入力装置24からのコ
マンドに応じて画像が表示されるモードをいう)(ステ
ップ502a)。
【0173】医師は、手動モードにより再構成画像中の
陰影を詳細に観察した後、異常陰影を表示させた状態で
入力装置24から一時停止指令を送る。CPU23aは
その停止指令を読み込み、画像の表示を停止させる指令
を表示装置17に送る(ステップ503)。この結果、
表示装置17の処理により、再構成画像はモニタ17a
の画面上に停止する(ステップ503a)。そして、医
師は、マーカーコマンドを入力する。CPU23aは、
マーカーコマンドを読み込み、画像処理装置16に矢印
状のマーカーを重畳表示する指令を送る(ステップ50
4)。画像処理装置16は、再構成画像上にマーカーデ
ータを重畳する処理を行なう(ステップ504a)。こ
の結果、表示画像上には、矢印状のマーカーが表示され
る。
陰影を詳細に観察した後、異常陰影を表示させた状態で
入力装置24から一時停止指令を送る。CPU23aは
その停止指令を読み込み、画像の表示を停止させる指令
を表示装置17に送る(ステップ503)。この結果、
表示装置17の処理により、再構成画像はモニタ17a
の画面上に停止する(ステップ503a)。そして、医
師は、マーカーコマンドを入力する。CPU23aは、
マーカーコマンドを読み込み、画像処理装置16に矢印
状のマーカーを重畳表示する指令を送る(ステップ50
4)。画像処理装置16は、再構成画像上にマーカーデ
ータを重畳する処理を行なう(ステップ504a)。こ
の結果、表示画像上には、矢印状のマーカーが表示され
る。
【0174】医師は、入力装置24のマウス等を動かし
てそのマーカーを異常陰影を指し示す位置へ移動させる
指令をCPU23aに送る。CPU23aは、その移動
指令を読み込み、対応する位置へマーカーを移動させる
指令を画像処理装置16に送る(ステップ505)。も
し、CAD装置4により異常が検出されていた場合に
は、マーカーのデフォルトの表示位置は、CAD装置4
が検出した異常陰影を指摘するように設定される。画像
処理装置16は、CPU23aの指令により、マーカー
を、画像上の異常陰影を指し示す位置へ移動させる(ス
テップ505a)。CPU23aは、このマーカー位置
と再構成画像(スライス位置)、患者HのID番号とを
対応づけて読影結果データとしてメモリ23bに記憶す
る(ステップ506)。
てそのマーカーを異常陰影を指し示す位置へ移動させる
指令をCPU23aに送る。CPU23aは、その移動
指令を読み込み、対応する位置へマーカーを移動させる
指令を画像処理装置16に送る(ステップ505)。も
し、CAD装置4により異常が検出されていた場合に
は、マーカーのデフォルトの表示位置は、CAD装置4
が検出した異常陰影を指摘するように設定される。画像
処理装置16は、CPU23aの指令により、マーカー
を、画像上の異常陰影を指し示す位置へ移動させる(ス
テップ505a)。CPU23aは、このマーカー位置
と再構成画像(スライス位置)、患者HのID番号とを
対応づけて読影結果データとしてメモリ23bに記憶す
る(ステップ506)。
【0175】そして、医師は、入力装置24から画面コ
ピーコマンドを入力する。CPU23aは、この画面コ
ピーコマンドを読み込み、ハードコピー装置18に画面
コピー指令を送る(ステップ507)。ハードコピー装
置18は、その指令に応じて、モニタ17aの表示画面
のコピーを出力する(ステップ507a)。続いて、C
PU23aは、患者HのID番号、患者名、読影医師名
前(あるいは医師ID番号)が所定のフォーマットに基
づいて記載された個人レポート用紙を出力する指令を印
刷装置19に送る(ステップ508)。印刷装置19
は、CPU23aの指令に応じて個人レポート用紙を出
力し(ステップ508a)、処理をステップ414〜ス
テップ419に戻す。
ピーコマンドを入力する。CPU23aは、この画面コ
ピーコマンドを読み込み、ハードコピー装置18に画面
コピー指令を送る(ステップ507)。ハードコピー装
置18は、その指令に応じて、モニタ17aの表示画面
のコピーを出力する(ステップ507a)。続いて、C
PU23aは、患者HのID番号、患者名、読影医師名
前(あるいは医師ID番号)が所定のフォーマットに基
づいて記載された個人レポート用紙を出力する指令を印
刷装置19に送る(ステップ508)。印刷装置19
は、CPU23aの指令に応じて個人レポート用紙を出
力し(ステップ508a)、処理をステップ414〜ス
テップ419に戻す。
【0176】医師は、出力された個人レポート用紙に画
面コピーを切り貼り、所見等を記入して個人レポートを
作成する。こうして作成された個人レポートの一例を図
19に示す。
面コピーを切り貼り、所見等を記入して個人レポートを
作成する。こうして作成された個人レポートの一例を図
19に示す。
【0177】一方、ステップ414あるいはステップ4
17の処理において、モニタ17aの1画面あたりの表
示画像枚数が複数枚である場合のシステムの動作につい
て図20を用いて説明する。
17の処理において、モニタ17aの1画面あたりの表
示画像枚数が複数枚である場合のシステムの動作につい
て図20を用いて説明する。
【0178】例えば、ある医師ID番号に対応する読影
データとして、1画面あたりの画像表示枚数が「2」、
1枚目の画像がスライス位置n:肺野条件のWWL、2
枚目の画像がスライス位置n:縦隔条件のWWL、とし
て設定されているとすると、図20に示すように、画像
処理装置16は、送られてきた例えばn番目のスライス
画像データに対しウインドウ処理以外の画像処理を施し
た後、その画像データを必要に応じて縮小処理して例え
ば1/2の大きさに縮小し、同一のフレームメモリ16
aの向かって右側、及び向かって左側に記憶する(ステ
ップ601)そして、例えば向かって左側のスライス画
像には肺野条件のWWLに基づいてウインドウ処理を施
すとともに、向かって右側のスライス画像には縦隔条件
のWWLに基づいてウインドウ処理を施す(ステップ6
02)。そして、画像処理装置16は、フレームメモリ
16aに記憶された画像データを表示装置17に送り
(ステップ603)、処理を終了する。
データとして、1画面あたりの画像表示枚数が「2」、
1枚目の画像がスライス位置n:肺野条件のWWL、2
枚目の画像がスライス位置n:縦隔条件のWWL、とし
て設定されているとすると、図20に示すように、画像
処理装置16は、送られてきた例えばn番目のスライス
画像データに対しウインドウ処理以外の画像処理を施し
た後、その画像データを必要に応じて縮小処理して例え
ば1/2の大きさに縮小し、同一のフレームメモリ16
aの向かって右側、及び向かって左側に記憶する(ステ
ップ601)そして、例えば向かって左側のスライス画
像には肺野条件のWWLに基づいてウインドウ処理を施
すとともに、向かって右側のスライス画像には縦隔条件
のWWLに基づいてウインドウ処理を施す(ステップ6
02)。そして、画像処理装置16は、フレームメモリ
16aに記憶された画像データを表示装置17に送り
(ステップ603)、処理を終了する。
【0179】この結果、表示装置17のモニタ17aに
は、図21に示すように、同一のスライス画像を異なる
WWL(肺野条件、縦隔条件)で表示(肺野条件:IM
b、縦隔条件:IMc)することができる。
は、図21に示すように、同一のスライス画像を異なる
WWL(肺野条件、縦隔条件)で表示(肺野条件:IM
b、縦隔条件:IMc)することができる。
【0180】なお、本実施例では、モニタ17aの1枚
の画像表示領域を512×512サイズとしたため、ス
テップ601の処理のように画像データを1/2の大き
さに縮小処理して表示したが、この処理はモニタ17a
の1枚の画像表示領域によって当然異なる。例えば、W
S−DISPのように2枚の画像表示領域が512×5
12サイズとすれば、画像縮小処理はする必要がなく、
単にモニタ17aの定められた領域(例えば、向かって
左側、向かって右側)に記憶すればよいことになる。つ
まり、縮小処理を行なうか否か、又行なう場合でもその
縮小率をどの値に設定するかは、表示画像1枚あたりの
モニタ17aの表示領域のサイズによって異なる。
の画像表示領域を512×512サイズとしたため、ス
テップ601の処理のように画像データを1/2の大き
さに縮小処理して表示したが、この処理はモニタ17a
の1枚の画像表示領域によって当然異なる。例えば、W
S−DISPのように2枚の画像表示領域が512×5
12サイズとすれば、画像縮小処理はする必要がなく、
単にモニタ17aの定められた領域(例えば、向かって
左側、向かって右側)に記憶すればよいことになる。つ
まり、縮小処理を行なうか否か、又行なう場合でもその
縮小率をどの値に設定するかは、表示画像1枚あたりの
モニタ17aの表示領域のサイズによって異なる。
【0181】また、1枚目のスライス画像がスライス位
置n:肺野条件のWWL、2枚目の画像がスライス位置
n+1:肺野条件のWWL、として設定されていれば、
表示装置17のモニタ17aに異なるスライス位置の2
枚の再構成画像を同時に表示することができる。
置n:肺野条件のWWL、2枚目の画像がスライス位置
n+1:肺野条件のWWL、として設定されていれば、
表示装置17のモニタ17aに異なるスライス位置の2
枚の再構成画像を同時に表示することができる。
【0182】さらに、ある医師ID番号に対応する読影
データとして、1画面あたりの画像表示枚数が「4」、
左上(1枚目)の画像がスライス位置n−1:肺野条件
のWWL、左下(2枚目)の画像がスライス位置n:縦
隔条件のWWL、右上(3枚目)の画像がスライス位置
n+1:肺野条件のWWL、左下(4枚目)の画像がス
ライス位置n:縦隔条件のWWL、として設定されてい
るとすると、上述したステップ601の処理では、n−
1、n、n+1番目の画像データをそれぞれ1/4の大
きさに縮小処理し、n−1番目の画像データは、所定の
フレームメモリ16aの左上の記憶領域に格納し、n番
目の画像データは、そのフレームメモリ16aの左下及
び右下の記憶領域にそれぞれ格納し、さらに、n+1番
目の画像データは、そのフレームメモリ16aの右上の
記憶領域に格納する。
データとして、1画面あたりの画像表示枚数が「4」、
左上(1枚目)の画像がスライス位置n−1:肺野条件
のWWL、左下(2枚目)の画像がスライス位置n:縦
隔条件のWWL、右上(3枚目)の画像がスライス位置
n+1:肺野条件のWWL、左下(4枚目)の画像がス
ライス位置n:縦隔条件のWWL、として設定されてい
るとすると、上述したステップ601の処理では、n−
1、n、n+1番目の画像データをそれぞれ1/4の大
きさに縮小処理し、n−1番目の画像データは、所定の
フレームメモリ16aの左上の記憶領域に格納し、n番
目の画像データは、そのフレームメモリ16aの左下及
び右下の記憶領域にそれぞれ格納し、さらに、n+1番
目の画像データは、そのフレームメモリ16aの右上の
記憶領域に格納する。
【0183】そして、ステップ602において、フレー
ムメモリ16aの左上、左下、及び右上にそれぞれ格納
された画像データに対しては、肺野条件のWWLに基づ
いてウインドウ処理を施すとともに、該フレームメモリ
の右下に格納された画像データに対しては、縦隔条件の
WWLに基づいてウインドウ処理を施す。
ムメモリ16aの左上、左下、及び右上にそれぞれ格納
された画像データに対しては、肺野条件のWWLに基づ
いてウインドウ処理を施すとともに、該フレームメモリ
の右下に格納された画像データに対しては、縦隔条件の
WWLに基づいてウインドウ処理を施す。
【0184】このように処理すれば、図22に示すよう
に、互いに隣接するスライス位置であるとともに異なる
WWLのスライス画像を同一のモニタ17aにより同時
に表示(IMn-1 (肺野条件)、IMn (肺野条件)、
IMn (縦隔条件)、IMn+1 (肺野条件))すること
ができる。
に、互いに隣接するスライス位置であるとともに異なる
WWLのスライス画像を同一のモニタ17aにより同時
に表示(IMn-1 (肺野条件)、IMn (肺野条件)、
IMn (縦隔条件)、IMn+1 (肺野条件))すること
ができる。
【0185】なお、最初に設定した表示枚数から異なる
表示枚数へ変更した場合でも、上述したステップ601
〜ステップ603の処理と同等の処理を施すことによ
り、変更した表示枚数の画像を1つのモニタ17aに表
示することができる。
表示枚数へ変更した場合でも、上述したステップ601
〜ステップ603の処理と同等の処理を施すことによ
り、変更した表示枚数の画像を1つのモニタ17aに表
示することができる。
【0186】一方、通常は、表示画像種類は再構成画像
(再構成画像Iid;すなわち、SOIは細かいピッチ、
SOI以外は粗いピッチの再構成画像)であるが、SO
I以外の部分でも、医師によっては、細かいピッチで読
影したい場合がある。この場合、(1)所定の医師ID
番号(読影データとして表示種類:スライス補間画像と
設定されている)を入力して、最初からスライス補間画
像を表示する、(2)再構成画像で読影中に、割り込み
指令により、部分的にスライス補間画像を表示する、の
2パターンが考えられる。また、前記2パターンは、粗
いピッチの再構成画像から作成された補間画像により細
かいピッチの再構成画像を表示するものであるが、
(3)粗いピッチの再構成画像(あるいは上記スライス
補間画像)を読影中に、割り込み指令により部分的に生
データから細かいピッチのスライス画像を再構成し、表
示することもできる。以下、その3パターンについて説
明する。
(再構成画像Iid;すなわち、SOIは細かいピッチ、
SOI以外は粗いピッチの再構成画像)であるが、SO
I以外の部分でも、医師によっては、細かいピッチで読
影したい場合がある。この場合、(1)所定の医師ID
番号(読影データとして表示種類:スライス補間画像と
設定されている)を入力して、最初からスライス補間画
像を表示する、(2)再構成画像で読影中に、割り込み
指令により、部分的にスライス補間画像を表示する、の
2パターンが考えられる。また、前記2パターンは、粗
いピッチの再構成画像から作成された補間画像により細
かいピッチの再構成画像を表示するものであるが、
(3)粗いピッチの再構成画像(あるいは上記スライス
補間画像)を読影中に、割り込み指令により部分的に生
データから細かいピッチのスライス画像を再構成し、表
示することもできる。以下、その3パターンについて説
明する。
【0187】(1)所定の医師ID番号を入力して、最
初からスライス間補間画像を表示する場合。
初からスライス間補間画像を表示する場合。
【0188】図13に示したステップ404の処理にお
いて、読影データ(表示画像種類:スライス補間画像)
を読み込んだCPU23aは、再構成演算装置14にス
ライス間補間画像作成指令を送る(図23、ステップ4
04a)。再構成演算装置14は、画像記憶装置15に
記憶された再構成画像データIidから所定の条件でスラ
イス間補間画像を作成する(ステップ404b)。所定
の条件とは、例えば、補間枚数を4枚/再構成画像の間
隔、補間方法を線形補間、等である。作成されたスライ
ス補間画像データは画像記憶装置15に記憶される。
いて、読影データ(表示画像種類:スライス補間画像)
を読み込んだCPU23aは、再構成演算装置14にス
ライス間補間画像作成指令を送る(図23、ステップ4
04a)。再構成演算装置14は、画像記憶装置15に
記憶された再構成画像データIidから所定の条件でスラ
イス間補間画像を作成する(ステップ404b)。所定
の条件とは、例えば、補間枚数を4枚/再構成画像の間
隔、補間方法を線形補間、等である。作成されたスライ
ス補間画像データは画像記憶装置15に記憶される。
【0189】以下、CPU23aは、図13〜図15の
ステップ405以降の処理を行なう。ただし、ステップ
405で読み出されるスライス画像データは、スライス
間補間画像データの内の1枚目のスライス画像データで
ある。この結果、表示装置17のモニタ17aにはスラ
イス間補間画像が順次表示されることになる。
ステップ405以降の処理を行なう。ただし、ステップ
405で読み出されるスライス画像データは、スライス
間補間画像データの内の1枚目のスライス画像データで
ある。この結果、表示装置17のモニタ17aにはスラ
イス間補間画像が順次表示されることになる。
【0190】(2)再構成画像で読影中に、割り込み指
令により、部分的にスライス補間画像を表示する場合。
令により、部分的にスライス補間画像を表示する場合。
【0191】医師は、図14に示したCPU23aのス
テップ414〜ステップ419の処理に基づき表示され
た再構成画像の読影中に、詳細に読影したい陰影を発見
した場合、入力装置24のキーボードを操作してCPU
23aに対し割り込み指令及び表示画像切り替えコマン
ドを送る。CPU23aは、その割り込み指令及び表示
画像切り替えコマンドを読み込み、ステップ414〜ス
テップ419の処理を一時停止し(図24、ステップ7
01)、入力装置24から送られた表示画像切り替えコ
マンドに対応して、CPU23aは、再構成演算装置1
4にスライス間補間画像作成指令を送る(ステップ70
2)。再構成演算装置14は、画像記憶装置15に記憶
された再構成画像データIidから所定の条件でスライス
間補間画像を作成する(ステップ802a)。所定の条
件とは、例えば、補間枚数を4枚/再構成画像の間隔、
補間方法を線形補間、等である。作成されたスライス間
補間画像データは画像記憶装置15に記憶される。
テップ414〜ステップ419の処理に基づき表示され
た再構成画像の読影中に、詳細に読影したい陰影を発見
した場合、入力装置24のキーボードを操作してCPU
23aに対し割り込み指令及び表示画像切り替えコマン
ドを送る。CPU23aは、その割り込み指令及び表示
画像切り替えコマンドを読み込み、ステップ414〜ス
テップ419の処理を一時停止し(図24、ステップ7
01)、入力装置24から送られた表示画像切り替えコ
マンドに対応して、CPU23aは、再構成演算装置1
4にスライス間補間画像作成指令を送る(ステップ70
2)。再構成演算装置14は、画像記憶装置15に記憶
された再構成画像データIidから所定の条件でスライス
間補間画像を作成する(ステップ802a)。所定の条
件とは、例えば、補間枚数を4枚/再構成画像の間隔、
補間方法を線形補間、等である。作成されたスライス間
補間画像データは画像記憶装置15に記憶される。
【0192】以下、CPU23aは、処理を図14のス
テップ414〜ステップ419の処理に戻す。ただし、
以下では、再構成画像データとしてスライス間補間画像
データが用いられる。この結果、表示装置17のモニタ
17aにはスライス補間画像が順次表示されることにな
る。
テップ414〜ステップ419の処理に戻す。ただし、
以下では、再構成画像データとしてスライス間補間画像
データが用いられる。この結果、表示装置17のモニタ
17aにはスライス補間画像が順次表示されることにな
る。
【0193】(3)粗いピッチの再構成画像(または、
スライス間補間画像)で読影中に、割り込み指令によ
り、生データから作成された細かいピッチの再構成画像
を表示する場合。なお、以下では、スライス間補間画像
で表示している場合を例にとって説明する。
スライス間補間画像)で読影中に、割り込み指令によ
り、生データから作成された細かいピッチの再構成画像
を表示する場合。なお、以下では、スライス間補間画像
で表示している場合を例にとって説明する。
【0194】すなわち、医師は、図14に示したステッ
プ414〜ステップ419の処理に基づき表示された再
構成画像(粗いピッチ)の読影中、あるいは、例えばシ
ステムのステップ701〜ステップ702aの処理で作
成され、ステップ414〜ステップ419の処理により
表示されたスライス間補間画像の読影中に、入力装置2
4のキーボードを操作してCPU23aに対し割り込み
指令及び再構成画像表示コマンドを送る。CPU23a
は、その割り込み指令及び再構成画像表示コマンドを読
み込み(図25、ステップ801)、再構成演算装置1
4に画像再構成指令を送る(ステップ802)。再構成
演算装置14は、生データ記憶装置13に記憶された生
データ(投影データ)を所定の条件で画像再構成する
(ステップ802a)。所定の条件とは、例えば、開始
位置を現在表示している補間画像に隣接する再構成画像
のスライス位置、スライスピッチ(例えば、2mmの細か
いピッチ)、再構成関数をFC2、等である。
プ414〜ステップ419の処理に基づき表示された再
構成画像(粗いピッチ)の読影中、あるいは、例えばシ
ステムのステップ701〜ステップ702aの処理で作
成され、ステップ414〜ステップ419の処理により
表示されたスライス間補間画像の読影中に、入力装置2
4のキーボードを操作してCPU23aに対し割り込み
指令及び再構成画像表示コマンドを送る。CPU23a
は、その割り込み指令及び再構成画像表示コマンドを読
み込み(図25、ステップ801)、再構成演算装置1
4に画像再構成指令を送る(ステップ802)。再構成
演算装置14は、生データ記憶装置13に記憶された生
データ(投影データ)を所定の条件で画像再構成する
(ステップ802a)。所定の条件とは、例えば、開始
位置を現在表示している補間画像に隣接する再構成画像
のスライス位置、スライスピッチ(例えば、2mmの細か
いピッチ)、再構成関数をFC2、等である。
【0195】作成された再構成画像データは、画像記憶
装置15に記憶される。
装置15に記憶される。
【0196】以下、CPU23aは、処理を図14のス
テップ414〜ステップ419の処理に戻す。ただし、
以下では、作成された再構成画像データが読影に用いら
れる。したがって、医師は、任意のタイミングで細かい
スライスピッチの再構成画像を表示することが可能であ
る。
テップ414〜ステップ419の処理に戻す。ただし、
以下では、作成された再構成画像データが読影に用いら
れる。したがって、医師は、任意のタイミングで細かい
スライスピッチの再構成画像を表示することが可能であ
る。
【0197】なお、図23乃至図25において、設定さ
れたスライスピッチ、再構成関数、補間枚数等の所定の
再構成条件及びスライス間補間画像作成条件は、医師の
指示等により変更することが可能である。
れたスライスピッチ、再構成関数、補間枚数等の所定の
再構成条件及びスライス間補間画像作成条件は、医師の
指示等により変更することが可能である。
【0198】続いて図10のステップA3である医師の
判定結果とCAD装置の判定結果との比較におけるシス
テムの動作を図26を用いて説明する。
判定結果とCAD装置の判定結果との比較におけるシス
テムの動作を図26を用いて説明する。
【0199】CPU23aは、メモリ23bに記憶され
た全患者の全再構成画像(全スライス画像)におけるC
AD装置4の判定結果データ、及び医師の読影結果デー
タとを比較する(ステップ901)。そして、CPU2
3aは、比較結果を複数に分類してメモリ23bに記憶
する(ステップ902)。この分類は、予め設定されて
おり、どの分類を再読影の対象とするかも予め設定され
ているとする。
た全患者の全再構成画像(全スライス画像)におけるC
AD装置4の判定結果データ、及び医師の読影結果デー
タとを比較する(ステップ901)。そして、CPU2
3aは、比較結果を複数に分類してメモリ23bに記憶
する(ステップ902)。この分類は、予め設定されて
おり、どの分類を再読影の対象とするかも予め設定され
ているとする。
【0200】分類は以下の通りである。
【0201】分類1:医師は正常とし、CAD装置4も
正常とした。 2:医師は正常とし、CAD装置4は異常とした。 3:医師は異常とし、CAD装置4は正常とした。 4:医師は異常とし、CAD装置4も異常とした。
正常とした。 2:医師は正常とし、CAD装置4は異常とした。 3:医師は異常とし、CAD装置4は正常とした。 4:医師は異常とし、CAD装置4も異常とした。
【0202】分類1は、医師とCAD装置4の判定結果
が一致しているもの、分類2は、医師の見落とし(Fals
e Negative: FN)あるいはCAD装置4の読みすぎ
(False Positive: FP)、分類3は、医師のFPある
いはCAD装置4のFNである。本実施例では、分類2
のみを際読影するものとする。
が一致しているもの、分類2は、医師の見落とし(Fals
e Negative: FN)あるいはCAD装置4の読みすぎ
(False Positive: FP)、分類3は、医師のFPある
いはCAD装置4のFNである。本実施例では、分類2
のみを際読影するものとする。
【0203】分類4は、巨視的には一致している。指摘
した陰影の種類、位置等を細かく比較すると一致してい
ないこともある。どこまでを比較して一致・不一致を判
定するかは選択できるようになっている。
した陰影の種類、位置等を細かく比較すると一致してい
ないこともある。どこまでを比較して一致・不一致を判
定するかは選択できるようになっている。
【0204】すなわち、CPU23aのステップ901
の処理の一例として、次の2つの方法が考えられる。
の処理の一例として、次の2つの方法が考えられる。
【0205】・方法1:3次元的に比較する方法 (1)複数のスライス画像をそのスライス位置から3次
元座標に変換する。 (2)医師が指摘した異常位置(例えば領域の重心)と
CAD装置4が異常を検出した位置(領域の重心)を上
記3次元座標内で計算する。 (3)2つの位置の距離を3次元座標変換(ユークリッ
ド距離)して計算する。 (4)(3)で求められた距離を予め設定された所定値
と比較し、 ・距離が所定値以下なら同じ陰影を指摘している、 ・距離が所定値を越えていれば、異なる陰影を指摘して
いる、 と判断する。
元座標に変換する。 (2)医師が指摘した異常位置(例えば領域の重心)と
CAD装置4が異常を検出した位置(領域の重心)を上
記3次元座標内で計算する。 (3)2つの位置の距離を3次元座標変換(ユークリッ
ド距離)して計算する。 (4)(3)で求められた距離を予め設定された所定値
と比較し、 ・距離が所定値以下なら同じ陰影を指摘している、 ・距離が所定値を越えていれば、異なる陰影を指摘して
いる、 と判断する。
【0206】・方法2:2次元と3次元とを組み合わせ
る方法 (1)CAD装置4が検出した領域を3次元的座標に変
換する。 (2)医師が指摘した位置(例えば領域の重心)をスラ
イス位置情報を利用して3次元座標に変換し、 ・医師の指摘位置がCAD検出領域に含まれていれば一
致、 ・医師の指摘位置がCAD検出領域に含まれていなけれ
ば不一致、 と判断する。
る方法 (1)CAD装置4が検出した領域を3次元的座標に変
換する。 (2)医師が指摘した位置(例えば領域の重心)をスラ
イス位置情報を利用して3次元座標に変換し、 ・医師の指摘位置がCAD検出領域に含まれていれば一
致、 ・医師の指摘位置がCAD検出領域に含まれていなけれ
ば不一致、 と判断する。
【0207】次に図10のステップA4である医師とC
AD装置4の判定結果の異なる画像の再読影に基づくシ
ステムの動作を図27を用いて説明する。
AD装置4の判定結果の異なる画像の再読影に基づくシ
ステムの動作を図27を用いて説明する。
【0208】CPU23aは、医師とCAD装置4の判
定の比較結果をメモリ23bから読み出し(ステップ1
001)、所定のフォーマットで表示する指令を画像処
理装置16及び表示装置17に送る(ステップ100
2)。画像処理装置16は、送られた指令に基づいて、
比較結果データに基づいて、所定のフレームメモリ16
a上に所定のフォーマットの表示データを作成する(ス
テップ1002a)。この作成された表示データは、表
示装置17の処理により、モニタ17aに図28に示す
ような比較結果として表示される(ステップ1002
b)。
定の比較結果をメモリ23bから読み出し(ステップ1
001)、所定のフォーマットで表示する指令を画像処
理装置16及び表示装置17に送る(ステップ100
2)。画像処理装置16は、送られた指令に基づいて、
比較結果データに基づいて、所定のフレームメモリ16
a上に所定のフォーマットの表示データを作成する(ス
テップ1002a)。この作成された表示データは、表
示装置17の処理により、モニタ17aに図28に示す
ような比較結果として表示される(ステップ1002
b)。
【0209】一方、医師は、入力装置24から再読影コ
マンドを入力する。なお、再読影する分類は、このとき
に一緒に入力してもよいし、上述したように、予め設定
(分類2)されていてもよい。また、予め設定されてい
たものを変更してもよい。CPU23aは、この再読影
コマンドを読み込み(ステップ1003)、再読影処理
を開始する。
マンドを入力する。なお、再読影する分類は、このとき
に一緒に入力してもよいし、上述したように、予め設定
(分類2)されていてもよい。また、予め設定されてい
たものを変更してもよい。CPU23aは、この再読影
コマンドを読み込み(ステップ1003)、再読影処理
を開始する。
【0210】すなわち、CPU23aは、メモリ23b
から再読影するSOIの位置を読み出し(ステップ10
04)、そのSOI及びその近傍を細かいスライスピッ
チで再構成する指令を再構成演算装置14に送る(ステ
ップ1005)。再構成演算装置14は、生データ記憶
装置13に記憶されたSOI近傍の生データ(投影デー
タ)を細かいスライスピッチで再構成する(ステップ1
005a)。そして、CPU23aは、画像処理装置1
6及び表示装置17に対し、ステップ1005aの処理
で再構成された画像データを所定の表示条件で表示する
指令を送る(ステップ1006)。
から再読影するSOIの位置を読み出し(ステップ10
04)、そのSOI及びその近傍を細かいスライスピッ
チで再構成する指令を再構成演算装置14に送る(ステ
ップ1005)。再構成演算装置14は、生データ記憶
装置13に記憶されたSOI近傍の生データ(投影デー
タ)を細かいスライスピッチで再構成する(ステップ1
005a)。そして、CPU23aは、画像処理装置1
6及び表示装置17に対し、ステップ1005aの処理
で再構成された画像データを所定の表示条件で表示する
指令を送る(ステップ1006)。
【0211】表示条件は、例えばシネ速度2枚/秒、1
画面表示画像枚数は1画像に設定され、そしてWWL
は、CAD装置4が異常と判定した陰影がはっきり見え
るように設定される。例えば、肺野領域で陰影を検出し
たときには、肺野条件あるいはもっとWWLを狭めて最
適な条件とし、縦隔条件で検出したときには縦隔条件と
する。
画面表示画像枚数は1画像に設定され、そしてWWL
は、CAD装置4が異常と判定した陰影がはっきり見え
るように設定される。例えば、肺野領域で陰影を検出し
たときには、肺野条件あるいはもっとWWLを狭めて最
適な条件とし、縦隔条件で検出したときには縦隔条件と
する。
【0212】画像処理装置16は、与えられた表示条件
に基づいて画像処理を行ないフレームメモリ16a上に
再構成画像データを作成する(ステップ1006a)。
この再構成画像データは、表示装置17の処理により読
影画像IMdとして表示される(1006b)。
に基づいて画像処理を行ないフレームメモリ16a上に
再構成画像データを作成する(ステップ1006a)。
この再構成画像データは、表示装置17の処理により読
影画像IMdとして表示される(1006b)。
【0213】さらにCPU23aは、CAD装置4が異
常と判定した陰影位置を示す例えば矢印状のマーカーデ
ータを一定時間(例えば2秒間)だけ重畳表示する指令
を画像処理装置16に送る(ステップ1007)。画像
処理装置16は、フレームメモリ16aに記憶された画
像データ上に一定時間だけマーカーデータを重畳させる
(ステップ1007a)。この画像データは、表示装置
17の処理によりモニタ17a上に表示されるため、図
29(a)及び(b)に示すように、異常陰影位置を示
すマーカーm3は2秒後に自動的に消去し、医師の読影
を妨げることがない。
常と判定した陰影位置を示す例えば矢印状のマーカーデ
ータを一定時間(例えば2秒間)だけ重畳表示する指令
を画像処理装置16に送る(ステップ1007)。画像
処理装置16は、フレームメモリ16aに記憶された画
像データ上に一定時間だけマーカーデータを重畳させる
(ステップ1007a)。この画像データは、表示装置
17の処理によりモニタ17a上に表示されるため、図
29(a)及び(b)に示すように、異常陰影位置を示
すマーカーm3は2秒後に自動的に消去し、医師の読影
を妨げることがない。
【0214】この後、ステップ1008(個人レポート
用データ、あるいは全体レポート用データ作成処理)
は、CPU23aは上述した図18のステップ504〜
ステップ505に準ずる処理を行なうか、あるいは、医
師が全体レポート用の読影結果情報を入力し、CPU2
3aは、上述したステップ422に準ずる処理を行な
う。
用データ、あるいは全体レポート用データ作成処理)
は、CPU23aは上述した図18のステップ504〜
ステップ505に準ずる処理を行なうか、あるいは、医
師が全体レポート用の読影結果情報を入力し、CPU2
3aは、上述したステップ422に準ずる処理を行な
う。
【0215】そして、CPU23aは、ステップ100
8の終了後、あるいは入力装置24から医師を介して次
SOI表示コマンドが入力されると、再読影すべきSO
Iがまだ存在するか否かを判断し(ステップ100
9)、まだ存在する場合には、上述したステップ100
4〜ステップ1009の処理を繰り返す。
8の終了後、あるいは入力装置24から医師を介して次
SOI表示コマンドが入力されると、再読影すべきSO
Iがまだ存在するか否かを判断し(ステップ100
9)、まだ存在する場合には、上述したステップ100
4〜ステップ1009の処理を繰り返す。
【0216】一方、再読影するSOIがなければステッ
プ1009の判断はNOとなり、ステップ1100にお
いて、システムは、ステップ506〜ステップ508a
に準ずる個人レポート用紙出力処理,あるいはステップ
425〜ステップ427aに準ずる全体レポート用紙出
力処理,を行ない、システムの処理を終了する。そし
て、医師は全体レポートあるいは個人レポートに所見を
記入して再読影処理を終了する。
プ1009の判断はNOとなり、ステップ1100にお
いて、システムは、ステップ506〜ステップ508a
に準ずる個人レポート用紙出力処理,あるいはステップ
425〜ステップ427aに準ずる全体レポート用紙出
力処理,を行ない、システムの処理を終了する。そし
て、医師は全体レポートあるいは個人レポートに所見を
記入して再読影処理を終了する。
【0217】なお、システムのステップ1004〜ステ
ップ1005aの処理により画像を再構成したが、既に
医師の読影に適したスライスピッチの画像が得られてい
る場合には、それを読み出すだけでよい。しかし、CA
D装置4の処理用には2mmピッチ、第1回目の読影には
10mmピッチ、再読影の場合には2mmピッチとスライス
ピッチを変更する場合には、 (1)CAD装置4の処理で異常が検出されたSOI近
傍は、スライスピッチを2mmのまま残し、それ以外は間
引く。 (2a)CAD装置4の処理後にスライスを間引き、1
0mmピッチにする。 (2b)医師の判定が正常、CAD装置4の判定が異常
としたものだけ、2mmピッチで再構成する。 の2方法が考えられる。
ップ1005aの処理により画像を再構成したが、既に
医師の読影に適したスライスピッチの画像が得られてい
る場合には、それを読み出すだけでよい。しかし、CA
D装置4の処理用には2mmピッチ、第1回目の読影には
10mmピッチ、再読影の場合には2mmピッチとスライス
ピッチを変更する場合には、 (1)CAD装置4の処理で異常が検出されたSOI近
傍は、スライスピッチを2mmのまま残し、それ以外は間
引く。 (2a)CAD装置4の処理後にスライスを間引き、1
0mmピッチにする。 (2b)医師の判定が正常、CAD装置4の判定が異常
としたものだけ、2mmピッチで再構成する。 の2方法が考えられる。
【0218】そして、医師は、ステップA5において、
出力された結果(全体レポート、個人レポート)を確認
して返却し、集団検診における医師の読影に係る処理が
終了した。
出力された結果(全体レポート、個人レポート)を確認
して返却し、集団検診における医師の読影に係る処理が
終了した。
【0219】以上、詳述したように、本実施例によれ
ば、CAD装置4の解析により異常陰影が抽出されたス
ライス画像を、他のスライス画像に対し細かいピッチと
なるように再構成することができる。つまり、CAD装
置4が正常と判定した画像は、実際正常であることが多
いため、この部分の画像のスライスピッチは粗く、CA
D装置4が異常と判定した領域を細かいスライスピッチ
とれば、すべての画像を同一の時間で読影しても、CA
D装置4が異常と判定した領域は綿密に読影が行なわれ
たことになる。つまり、CAD装置4の判定結果を効果
的に利用した画期的な読影システムを提供することがで
きる。
ば、CAD装置4の解析により異常陰影が抽出されたス
ライス画像を、他のスライス画像に対し細かいピッチと
なるように再構成することができる。つまり、CAD装
置4が正常と判定した画像は、実際正常であることが多
いため、この部分の画像のスライスピッチは粗く、CA
D装置4が異常と判定した領域を細かいスライスピッチ
とれば、すべての画像を同一の時間で読影しても、CA
D装置4が異常と判定した領域は綿密に読影が行なわれ
たことになる。つまり、CAD装置4の判定結果を効果
的に利用した画期的な読影システムを提供することがで
きる。
【0220】また、医師の読影作業を妨げることなく、
医師の読影結果とCAD装置4の判定結果とが自動的に
比較され、再読影が必要な画像だけを最適な条件で表
示、再読影することができる。つまり、医師は繁雑な処
理を一切行なうことなく、再読影する画像を表示される
ため、非常に効率的な読影を行なうことができる。
医師の読影結果とCAD装置4の判定結果とが自動的に
比較され、再読影が必要な画像だけを最適な条件で表
示、再読影することができる。つまり、医師は繁雑な処
理を一切行なうことなく、再読影する画像を表示される
ため、非常に効率的な読影を行なうことができる。
【0221】さらに、CT装置4により患者Hを撮影す
る際に、疑似スキャノグラム像を作成し表示すること
で、患者Hの被曝を増やすことなく、医師は所定の撮影
が完了したことを確認できる。また、必要な追加検査を
即座に実施でき、その追加検査で得たデータで疑似スキ
ャノグラム像を補足することができる。
る際に、疑似スキャノグラム像を作成し表示すること
で、患者Hの被曝を増やすことなく、医師は所定の撮影
が完了したことを確認できる。また、必要な追加検査を
即座に実施でき、その追加検査で得たデータで疑似スキ
ャノグラム像を補足することができる。
【0222】さらにまた、疑似スキャノグラム像を医師
の読影時にスライス画像と同時に表示することにより、
肺野の概略を疑似スキャノグラム像により把握しながら
スライス画像を読影することができるため、読影効率が
向上する。また、その疑似スキャノグラム像に現在の表
示スライス位置を示すマーカーを重畳表示させること
で、医師は実際の表示位置を容易に把握することが可能
となる。そして、その疑似スキャノグラム像にCAD装
置4が検出した異常位置を示すマーカーを重畳表示させ
ることで、CAD装置4の判定結果、及び異常と判定し
た位置を当該スキャノグラム像により即座に知ることが
できる。
の読影時にスライス画像と同時に表示することにより、
肺野の概略を疑似スキャノグラム像により把握しながら
スライス画像を読影することができるため、読影効率が
向上する。また、その疑似スキャノグラム像に現在の表
示スライス位置を示すマーカーを重畳表示させること
で、医師は実際の表示位置を容易に把握することが可能
となる。そして、その疑似スキャノグラム像にCAD装
置4が検出した異常位置を示すマーカーを重畳表示させ
ることで、CAD装置4の判定結果、及び異常と判定し
た位置を当該スキャノグラム像により即座に知ることが
できる。
【0223】また、SOIの読影時、及び再読影時に、
所要位置の再構成画像を所望の表示速度で、且つ読影す
べき部位に最適な表示条件で表示することができるた
め、非常に正確な読影を行なうことができる。また、各
表示条件は予め設定しておくことができ、読影に応じて
個々に設定する必要がないので、医師の読影の負担を削
減することができる。
所要位置の再構成画像を所望の表示速度で、且つ読影す
べき部位に最適な表示条件で表示することができるた
め、非常に正確な読影を行なうことができる。また、各
表示条件は予め設定しておくことができ、読影に応じて
個々に設定する必要がないので、医師の読影の負担を削
減することができる。
【0224】さらに、再読影時にコマンド1つで読影す
べきSOIを表示することが可能であるため、医師は読
影に専念することができる。
べきSOIを表示することが可能であるため、医師は読
影に専念することができる。
【0225】さらにまた、読影結果を表すレポートを作
成する際に、シェーマを選んだり、医師名その他を記入
する手間が省けるため、個人レポート、全体レポートの
作成が容易になる。しかも、ハードコピー装置18によ
る画像フィルムがスライス画像の特徴を正確に記録する
ため、レポートにおける画像情報が非常に正確になる。
成する際に、シェーマを選んだり、医師名その他を記入
する手間が省けるため、個人レポート、全体レポートの
作成が容易になる。しかも、ハードコピー装置18によ
る画像フィルムがスライス画像の特徴を正確に記録する
ため、レポートにおける画像情報が非常に正確になる。
【0226】そして、必要事項が記載された個人レポー
ト用紙及び全体レポート用紙が自動的に出力されるた
め、医師はサイン等簡単な処理をするだけで個人レポー
ト及び全体レポートを作成することができ、余分な負担
を軽減することができる。
ト用紙及び全体レポート用紙が自動的に出力されるた
め、医師はサイン等簡単な処理をするだけで個人レポー
ト及び全体レポートを作成することができ、余分な負担
を軽減することができる。
【0227】一方、CAD装置4は、読影用と異なる所
要のピッチで生成されたスライス画像を解析することが
できるので、より正確なコンピュータ処理が可能とな
る。
要のピッチで生成されたスライス画像を解析することが
できるので、より正確なコンピュータ処理が可能とな
る。
【0228】また、ヒューマンインターフェースに優れ
た入力装置24を用いて読影することができるので、医
師の読影の負担を軽減することができる。
た入力装置24を用いて読影することができるので、医
師の読影の負担を軽減することができる。
【0229】さらに、入力装置24を介してワンアクシ
ョンで結果のセーブ、画像データの読み込み、画像表示
が行なわれるので、操作が非常に簡単になる。
ョンで結果のセーブ、画像データの読み込み、画像表示
が行なわれるので、操作が非常に簡単になる。
【0230】なお、CAD装置4が異常と判定する基準
を設定変更することも可能である。設定は、一度だけで
もよいし、医師によって変更可能にしてもよい。判定基
準の設定方法は、例えば下記の2通りある。
を設定変更することも可能である。設定は、一度だけで
もよいし、医師によって変更可能にしてもよい。判定基
準の設定方法は、例えば下記の2通りある。
【0231】(1)画像から異常の程度を示す指数を求
め、設定された閾値以上であれば、異常とする方法。な
お、この方法では、設定する閾値を変えることにより、
判定基準を変更することができる。
め、設定された閾値以上であれば、異常とする方法。な
お、この方法では、設定する閾値を変えることにより、
判定基準を変更することができる。
【0232】(2)複数のテストを繰り返して、多くの
異常候補陰影(画像)をふるいにかけて、残ったものを
異常とする方法。この場合は、途中のテスト段階では、
最終結果と比較するとFPが多くFNが少ない可能性が
ある。どの段階のテストまで行なうか設定することもで
きる。
異常候補陰影(画像)をふるいにかけて、残ったものを
異常とする方法。この場合は、途中のテスト段階では、
最終結果と比較するとFPが多くFNが少ない可能性が
ある。どの段階のテストまで行なうか設定することもで
きる。
【0233】また、スライス位置を示すマーカー、CA
D結果を示すマーカーは、上述した形状のマーカーに限
定されるものではなく、黒線、破線、色付き、矢印、円
形、四角形、三角形などでもよい。
D結果を示すマーカーは、上述した形状のマーカーに限
定されるものではなく、黒線、破線、色付き、矢印、円
形、四角形、三角形などでもよい。
【0234】さらに、本実施例では、CT装置1と診断
支援システム部2とが一体となったシステムであるが、
本発明はこれに限定されるものではなく、各々が離れた
場所に存在し、オンラインで接続されているか、光磁気
ディスク等を介してデータ転送が可能な形で構成されて
いてもよい。
支援システム部2とが一体となったシステムであるが、
本発明はこれに限定されるものではなく、各々が離れた
場所に存在し、オンラインで接続されているか、光磁気
ディスク等を介してデータ転送が可能な形で構成されて
いてもよい。
【0235】(第2実施例)本実施例の医用診断システ
ムの構成は、第1実施例の図1〜図3と同様であるた
め、その説明は省略する。
ムの構成は、第1実施例の図1〜図3と同様であるた
め、その説明は省略する。
【0236】次に、本実施例の医用診断支援システムの
全体動作について、特に、このシステムが肺癌の集団検
診に用いられる場合について説明する。
全体動作について、特に、このシステムが肺癌の集団検
診に用いられる場合について説明する。
【0237】図30は、集団検診の検査を行なう場合の
CPU23aの動作を示すフローチャートである。な
お、図30において説明する動作は、患者Hの肺野領域
をヘリカルスキャン方式のCT装置1で撮影し、撮影が
正常に完了したことを確認するまでの過程である。
CPU23aの動作を示すフローチャートである。な
お、図30において説明する動作は、患者Hの肺野領域
をヘリカルスキャン方式のCT装置1で撮影し、撮影が
正常に完了したことを確認するまでの過程である。
【0238】医師は、患者Hを寝台11の天板11aに
載置し、その肺野部分が架台5の診断領域に到達するよ
うに天板11aをスライドさせる。
載置し、その肺野部分が架台5の診断領域に到達するよ
うに天板11aをスライドさせる。
【0239】患者Hの診断部位(肺野)が最適な診断領
域に到達したところで、診断(検査)を開始する。すな
わち、主制御装置23のCPU23aは、予め設定され
たヘリカルスキャンに応じた撮影条件に基づいて架台制
御装置21に架台駆動指令、寝台制御装置22に寝台ス
ライド指令、及びX線制御装置20にX線曝射指令を送
る。この結果、架台5の回転駆動及び寝台11のスライ
ドが同期して行なわれながら所定のタイミングでX線が
照射されることにより、患者Hの肺野部分のヘリカルス
キャンが実行される。そして、検出器8で検出されたデ
ータは、データ収集装置9を介して投影データ(生デー
タ)として生データ記憶装置13に記憶されるに記憶さ
れる(ステップ1101)。
域に到達したところで、診断(検査)を開始する。すな
わち、主制御装置23のCPU23aは、予め設定され
たヘリカルスキャンに応じた撮影条件に基づいて架台制
御装置21に架台駆動指令、寝台制御装置22に寝台ス
ライド指令、及びX線制御装置20にX線曝射指令を送
る。この結果、架台5の回転駆動及び寝台11のスライ
ドが同期して行なわれながら所定のタイミングでX線が
照射されることにより、患者Hの肺野部分のヘリカルス
キャンが実行される。そして、検出器8で検出されたデ
ータは、データ収集装置9を介して投影データ(生デー
タ)として生データ記憶装置13に記憶されるに記憶さ
れる(ステップ1101)。
【0240】続いてCPU23aは、特定の角度(収集
角度)で収集した投影データを生データ記憶装置からピ
ックアップする。ここで、収集角度とは、例えば、患者
Hの正面にX線管7が位置し、該患者Hを挟んでそのX
線管7と対向する位置に検出器8が配置した状態の角度
を0°とし、以下、X線管7(及び検出器8)が回転す
る際の回転角度である。ここで、図31(a)にヘリカ
ルスキャンにおける仮想的なデータ収集の軌跡(ラセン
状の軌跡)を示すと、本実施例では、X線管7が患者H
の正面に位置する0°(図31(a)のB1、B2、B
3、…)のときに得られた投影データと、X線管7が患
者Hの背面に位置する180°(図31(a)のC1、
C2、C3、…)で収集された投影データ(DB1、
DB2、DB3、…,DC1、DC2、DC3、…)をピックアッ
プする(ステップ1102)。
角度)で収集した投影データを生データ記憶装置からピ
ックアップする。ここで、収集角度とは、例えば、患者
Hの正面にX線管7が位置し、該患者Hを挟んでそのX
線管7と対向する位置に検出器8が配置した状態の角度
を0°とし、以下、X線管7(及び検出器8)が回転す
る際の回転角度である。ここで、図31(a)にヘリカ
ルスキャンにおける仮想的なデータ収集の軌跡(ラセン
状の軌跡)を示すと、本実施例では、X線管7が患者H
の正面に位置する0°(図31(a)のB1、B2、B
3、…)のときに得られた投影データと、X線管7が患
者Hの背面に位置する180°(図31(a)のC1、
C2、C3、…)で収集された投影データ(DB1、
DB2、DB3、…,DC1、DC2、DC3、…)をピックアッ
プする(ステップ1102)。
【0241】そして、CPU23aは、投影データ(D
B1、DB2、DB3、…,DC1、DC2、DC3、…)を擬似ス
キャノグラム作成装置3に送るとともに、その擬似スキ
ャノグラム作成装置3に擬似スキャノグラム作成指令を
送る(ステップ1103)。
B1、DB2、DB3、…,DC1、DC2、DC3、…)を擬似ス
キャノグラム作成装置3に送るとともに、その擬似スキ
ャノグラム作成装置3に擬似スキャノグラム作成指令を
送る(ステップ1103)。
【0242】擬似スキャノグラム作成装置3は、送られ
た投影データの内、収集角度 180°で収集された投影デ
ータ(DC1、DC2、DC3、…)を左右反転処理(図31
(b)参照)する(このときの投影データをDC1′、D
C2′、DC3′、…とする)(ステップ1103a)。そ
して、擬似スキャノグラム作成装置3は、得られた投影
データを{DB1、DC1′、DB2、DC2′、DB3、
DC3′、…}とスキャン順序に基づく順番に並べ変える
(図31(c)参照)(ステップ1103b)。そし
て、擬似スキャノグラム作成装置3は、ヘリカルスキャ
ンにおけるスライス幅、寝台送り速度等を考慮して、得
られた投影データ(DB1、DC1′、DB2、DC2′、
DB3、DC3′、…)に基づいてデータ補間処理を行ない
(図31(d)参照)、擬似スキャノグラム像データを
作成する(ステップ1103c)。次いでCPU23a
は、擬似スキャノグラム作成装置3により作成された擬
似スキャノグラム像データを読み出し、このデータを表
示する指令を表示装置17に送る。この結果、表示装置
17のモニタ17aには擬似スキャノグラム像が表示さ
れる(ステップ1104)。
た投影データの内、収集角度 180°で収集された投影デ
ータ(DC1、DC2、DC3、…)を左右反転処理(図31
(b)参照)する(このときの投影データをDC1′、D
C2′、DC3′、…とする)(ステップ1103a)。そ
して、擬似スキャノグラム作成装置3は、得られた投影
データを{DB1、DC1′、DB2、DC2′、DB3、
DC3′、…}とスキャン順序に基づく順番に並べ変える
(図31(c)参照)(ステップ1103b)。そし
て、擬似スキャノグラム作成装置3は、ヘリカルスキャ
ンにおけるスライス幅、寝台送り速度等を考慮して、得
られた投影データ(DB1、DC1′、DB2、DC2′、
DB3、DC3′、…)に基づいてデータ補間処理を行ない
(図31(d)参照)、擬似スキャノグラム像データを
作成する(ステップ1103c)。次いでCPU23a
は、擬似スキャノグラム作成装置3により作成された擬
似スキャノグラム像データを読み出し、このデータを表
示する指令を表示装置17に送る。この結果、表示装置
17のモニタ17aには擬似スキャノグラム像が表示さ
れる(ステップ1104)。
【0243】以下のステップ1105〜ステップ110
8の処理は、図7のステップ105〜ステップ108と
同等の処理であるため、その説明を省略する。すなわ
ち、集団検診における全ての患者Hの撮影及び擬似スキ
ャノグラム像の作成が終了した場合、ステップ1107
の判断の結果はYESとなり、処理を終了する。
8の処理は、図7のステップ105〜ステップ108と
同等の処理であるため、その説明を省略する。すなわ
ち、集団検診における全ての患者Hの撮影及び擬似スキ
ャノグラム像の作成が終了した場合、ステップ1107
の判断の結果はYESとなり、処理を終了する。
【0244】なお、ステップ1103cの処理で擬似ス
キャノグラム作成装置3が補間処理を行なって擬似スキ
ャノグラム像を作成したが、本実施例では、CPU23
aが表示装置17の表示幅を変更(小さく)する処理を
行なうことにより、ステップ1103bの処理の終了時
に擬似スキャノグラム像データを作成することができ
る。つまり、ヘリカルスキャンの順序で並び変えられた
投影データ(DB1、DC1′、DB2、DC2′、DB3、
DC3′、…)は、このままで擬似スキャノグラムデータ
(スライス間ピッチによるデータ欠落が存在する)であ
る。このスライス間のピッチは、その擬似スキャノグラ
ム像データを表示する際に、表示装置17のモニタ17
aの表示幅の変更により解消することができるため、補
間処理を行なわなくても、擬似スキャノグラム像データ
を作成することができる。。
キャノグラム作成装置3が補間処理を行なって擬似スキ
ャノグラム像を作成したが、本実施例では、CPU23
aが表示装置17の表示幅を変更(小さく)する処理を
行なうことにより、ステップ1103bの処理の終了時
に擬似スキャノグラム像データを作成することができ
る。つまり、ヘリカルスキャンの順序で並び変えられた
投影データ(DB1、DC1′、DB2、DC2′、DB3、
DC3′、…)は、このままで擬似スキャノグラムデータ
(スライス間ピッチによるデータ欠落が存在する)であ
る。このスライス間のピッチは、その擬似スキャノグラ
ム像データを表示する際に、表示装置17のモニタ17
aの表示幅の変更により解消することができるため、補
間処理を行なわなくても、擬似スキャノグラム像データ
を作成することができる。。
【0245】また、擬似スキャノグラム像は、細かいピ
ッチで再構成したスライス画像を再投影して作成しても
よい。
ッチで再構成したスライス画像を再投影して作成しても
よい。
【0246】続いて医師が、集団検診の結果得られた再
構成画像(CT画像)をCAD装置4の判定結果を参照
しながら読影する際の動作について説明する。なお、図
32では、後述するように、CAD装置4の判定を同時
に参照する際の読影の手順の概略を説明し、図33以降
で、その読影に応じたシステムの動作を説明する。
構成画像(CT画像)をCAD装置4の判定結果を参照
しながら読影する際の動作について説明する。なお、図
32では、後述するように、CAD装置4の判定を同時
に参照する際の読影の手順の概略を説明し、図33以降
で、その読影に応じたシステムの動作を説明する。
【0247】図32において、最初ステップB1では、
CAD装置4が未読影の患者H全部の全再構成画像から
異常陰影検出処理を行ない、異常あるいは正常の判定を
行なう。そして、ステップB2において、医師がCAD
装置4の異常陰影検出結果を参考にしながら画像を読影
する。
CAD装置4が未読影の患者H全部の全再構成画像から
異常陰影検出処理を行ない、異常あるいは正常の判定を
行なう。そして、ステップB2において、医師がCAD
装置4の異常陰影検出結果を参考にしながら画像を読影
する。
【0248】以下、上述した読影手順の各ステップB1
〜B2におけるシステムの動作について詳細に説明す
る。
〜B2におけるシステムの動作について詳細に説明す
る。
【0249】最初のステップB1であるCADの判定に
基づくシステムの動作は、前掲図11及び図12に示し
た動作と同様であるため、その説明は省略する。
基づくシステムの動作は、前掲図11及び図12に示し
た動作と同様であるため、その説明は省略する。
【0250】続いて図32のステップB2である医師の
読影に基づくシステムの動作を図33及び図34を用い
て説明する。なお、本実施例の医師の読影に基づくシス
テムの動作は、図13〜図15に示したステップ413
aの処理までは第1実施例と同様であるため、その説明
は省略する。ただし、本実施例の場合の読影データの
内、CAD参照方法は「B」、シネ速度は「10枚/
秒」、画像の種類は「スライス補間画像」と設定されて
いる。その他は、医師ID番号「DOC003」の読影
データと同様である。
読影に基づくシステムの動作を図33及び図34を用い
て説明する。なお、本実施例の医師の読影に基づくシス
テムの動作は、図13〜図15に示したステップ413
aの処理までは第1実施例と同様であるため、その説明
は省略する。ただし、本実施例の場合の読影データの
内、CAD参照方法は「B」、シネ速度は「10枚/
秒」、画像の種類は「スライス補間画像」と設定されて
いる。その他は、医師ID番号「DOC003」の読影
データと同様である。
【0251】画像処理装置16がステップ413aの処
理(この時点では、画像データI1に縮小擬似スキャノ
グラムデータ、現在のスライス位置を示すマーカーデー
タ、及びCAD装置4に判定された異常位置を示すマー
カーデータ(異常位置が存在すれば)が重畳して記憶さ
れている)を終えたあと、CPU23aは、ステップ1
201において、ステップ404で読み込まれた読影デ
ータに基づいて、画像処理装置16のフレームメモリ1
6aに記憶された画像データ(疑似スキャノグラムデー
タ、マーカーデータが重畳表示されている画像データ;
以下、読影画像データという)を表示する指令を画像処
理装置16、表示装置17に送る。画像処理装置16及
び表示装置17の処理により、WWが「2000」、W
Lが「−600」となるようにウインドウ処理され、1
次元フィルタ16c(例えば所定の周波数通過帯域を有
する高周波数領域強調フィルタ)により高周波数が強調
されるとともに、シネ速度が「10/秒」等に設定され
た読影画像IMe、スキャノグラム像S1、マーカーm
1、及びマーカーm2がモニタ17aにシネモード表示
される(ステップ1201a)。なお、スライス画像の
背景は、設定されたWWL及び所定の輝度条件により黒
色に表示されている(なお、背景に表示されている文字
データは白色;図35参照)。
理(この時点では、画像データI1に縮小擬似スキャノ
グラムデータ、現在のスライス位置を示すマーカーデー
タ、及びCAD装置4に判定された異常位置を示すマー
カーデータ(異常位置が存在すれば)が重畳して記憶さ
れている)を終えたあと、CPU23aは、ステップ1
201において、ステップ404で読み込まれた読影デ
ータに基づいて、画像処理装置16のフレームメモリ1
6aに記憶された画像データ(疑似スキャノグラムデー
タ、マーカーデータが重畳表示されている画像データ;
以下、読影画像データという)を表示する指令を画像処
理装置16、表示装置17に送る。画像処理装置16及
び表示装置17の処理により、WWが「2000」、W
Lが「−600」となるようにウインドウ処理され、1
次元フィルタ16c(例えば所定の周波数通過帯域を有
する高周波数領域強調フィルタ)により高周波数が強調
されるとともに、シネ速度が「10/秒」等に設定され
た読影画像IMe、スキャノグラム像S1、マーカーm
1、及びマーカーm2がモニタ17aにシネモード表示
される(ステップ1201a)。なお、スライス画像の
背景は、設定されたWWL及び所定の輝度条件により黒
色に表示されている(なお、背景に表示されている文字
データは白色;図35参照)。
【0252】こうして医師は、モニタ17aに表示され
た再構成画像を読影することができる。
た再構成画像を読影することができる。
【0253】一方、CPU23aは、ステップ415〜
ステップ417aに類した処理(読影データ変更処理;
ステップ1202)を行なう。
ステップ417aに類した処理(読影データ変更処理;
ステップ1202)を行なう。
【0254】そして、CPU23aの処理は、ステップ
1203に進み、現在表示されているスライス画像がS
OIの最初のフレームが表示される時間より所定時間前
(例えば1秒前)であるか否かを判断する。この判断の
結果、YESなら、CPU23aは、画像処理装置16
に対し、背景色変更指令を送る(ステップ1204)。
画像処理装置16は、この指令を受けて、背景部分に対
応する画素のWWLや輝度条件を変更して、背景色を所
定色、例えば白色にする(文字データは黒色にする)処
理を行なう(ステップ1204a)。この結果、モニタ
17aに表示されるスライス画像IMeの背景色が白色
に変化する(図36参照)。そして、処理がステップ1
205に移行する。一方、ステップ1203の判断の結
果、NOであれば、ステップ1205に進む。
1203に進み、現在表示されているスライス画像がS
OIの最初のフレームが表示される時間より所定時間前
(例えば1秒前)であるか否かを判断する。この判断の
結果、YESなら、CPU23aは、画像処理装置16
に対し、背景色変更指令を送る(ステップ1204)。
画像処理装置16は、この指令を受けて、背景部分に対
応する画素のWWLや輝度条件を変更して、背景色を所
定色、例えば白色にする(文字データは黒色にする)処
理を行なう(ステップ1204a)。この結果、モニタ
17aに表示されるスライス画像IMeの背景色が白色
に変化する(図36参照)。そして、処理がステップ1
205に移行する。一方、ステップ1203の判断の結
果、NOであれば、ステップ1205に進む。
【0255】ステップ1205において、CPU23a
は、次に表示するフレームがSOII開始フレームであ
るか否かを判断し、この判断の結果YES、つまりSO
I開始フレームであれば、ステップ1206でSOI開
始フレームを画像記憶装置15から読み出し、ステップ
1207で、表示画像種類を再構成画像に設定する。続
いて必要に応じて表示スライスピッチを変更する(ステ
ップ1208)。なお、本実施例の場合、SOIの部分
は、スライスピッチ2mmと細かく作成されているため、
スライスピッチの変更は行なわずに、次ステップへ移行
する。
は、次に表示するフレームがSOII開始フレームであ
るか否かを判断し、この判断の結果YES、つまりSO
I開始フレームであれば、ステップ1206でSOI開
始フレームを画像記憶装置15から読み出し、ステップ
1207で、表示画像種類を再構成画像に設定する。続
いて必要に応じて表示スライスピッチを変更する(ステ
ップ1208)。なお、本実施例の場合、SOIの部分
は、スライスピッチ2mmと細かく作成されているため、
スライスピッチの変更は行なわずに、次ステップへ移行
する。
【0256】次いで、CPU23aは、ステップ411
〜ステップ411aに類した処理(新たなスライス位置
を示すマーカーデータ重畳処理;ステップ1209)を
行ない、次いで、CAD装置4が異常と判定した陰影位
置を示す例えば矢印状のマーカーデータを重畳表示する
指令を画像処理装置16に送る(ステップ1210)。
画像処理装置16は、フレームメモリ16aに記憶され
たスライス画像データ上に矢印状のマーカーデータを重
畳させる(ステップ1210a)。
〜ステップ411aに類した処理(新たなスライス位置
を示すマーカーデータ重畳処理;ステップ1209)を
行ない、次いで、CAD装置4が異常と判定した陰影位
置を示す例えば矢印状のマーカーデータを重畳表示する
指令を画像処理装置16に送る(ステップ1210)。
画像処理装置16は、フレームメモリ16aに記憶され
たスライス画像データ上に矢印状のマーカーデータを重
畳させる(ステップ1210a)。
【0257】そして、CPU23aは、ステップ120
8で変更されたシネ速度(表示スライスピッチ)に基づ
いてフレームメモリ16aに記憶された読影画像データ
を表示する指令を画像処理装置16、表示装置17に送
る(ステップ1211)。この結果、画像処理装置16
及び表示装置17の処理により、表示スライスピッチが
細かい読影画像IMfがモニタ17aにシネモード表示
される(ステップ1211a)。なお、この読影画像I
Mfには、異常陰影位置を示すマーカーm3が重畳され
ている(図37参照)。
8で変更されたシネ速度(表示スライスピッチ)に基づ
いてフレームメモリ16aに記憶された読影画像データ
を表示する指令を画像処理装置16、表示装置17に送
る(ステップ1211)。この結果、画像処理装置16
及び表示装置17の処理により、表示スライスピッチが
細かい読影画像IMfがモニタ17aにシネモード表示
される(ステップ1211a)。なお、この読影画像I
Mfには、異常陰影位置を示すマーカーm3が重畳され
ている(図37参照)。
【0258】続いてCPU23aは、現在表示している
フレームがSOI最終フレームでありか否かを判断する
(ステップ1212)。この判断の結果NO、つまり、
次にSOIのフレーム画像がある場合は、ステップ12
13の処理においてSOIの次のスライス位置の画像デ
ータを画像記憶装置15から読み出し、ステップ120
7〜ステップ1213の処理を繰り返す。
フレームがSOI最終フレームでありか否かを判断する
(ステップ1212)。この判断の結果NO、つまり、
次にSOIのフレーム画像がある場合は、ステップ12
13の処理においてSOIの次のスライス位置の画像デ
ータを画像記憶装置15から読み出し、ステップ120
7〜ステップ1213の処理を繰り返す。
【0259】こうしてSOIのフレーム画像の表示(読
影)が進んでいき、SOIの最終フレーム画像の表示が
終了していれば、ステップ1212の判断の結果は、Y
ESとなり、ステップ1203〜ステップ1209で変
更(設定)した条件を元の条件(ステップ404で読み
込んだ条件)に戻す(ステップ1214)。この結果、
モニタ17aの背景色は元の白色に戻り、異常陰影を表
すマーカーm3も消える。そして、CPU23aは、ス
テップ418の処理に戻り、以下上述した図13〜図1
5及び図33〜図34に示した処理を行なう。
影)が進んでいき、SOIの最終フレーム画像の表示が
終了していれば、ステップ1212の判断の結果は、Y
ESとなり、ステップ1203〜ステップ1209で変
更(設定)した条件を元の条件(ステップ404で読み
込んだ条件)に戻す(ステップ1214)。この結果、
モニタ17aの背景色は元の白色に戻り、異常陰影を表
すマーカーm3も消える。そして、CPU23aは、ス
テップ418の処理に戻り、以下上述した図13〜図1
5及び図33〜図34に示した処理を行なう。
【0260】一方、ステップ1205の判断の結果、N
Oであれば、ステップ418の処理に戻り、上述した図
13〜図15及び図33〜図34に示した処理を行な
う。
Oであれば、ステップ418の処理に戻り、上述した図
13〜図15及び図33〜図34に示した処理を行な
う。
【0261】なお、図33〜図34の処理において、S
OIまで1秒前になったら、すぐに背景色変更、表示条
件処理を行なってもよい。すなわち、図38に示すよう
に、ステップ1203の判断の結果、YESなら、上述
したステップ1204〜ステップ1204aの処理を行
なって背景色を変更し、ステップ1207〜ステップ1
211aの処理をSOI最終フレームを読影するまで行
なうことになる。
OIまで1秒前になったら、すぐに背景色変更、表示条
件処理を行なってもよい。すなわち、図38に示すよう
に、ステップ1203の判断の結果、YESなら、上述
したステップ1204〜ステップ1204aの処理を行
なって背景色を変更し、ステップ1207〜ステップ1
211aの処理をSOI最終フレームを読影するまで行
なうことになる。
【0262】この結果、例えば、スライスピッチ10mm
の再構成画像の4枚/ピッチのスライス間補正画像をシ
ネ速度10枚/秒(つまり、実質的に20mm/秒)で読
影していた医師は、SOIでは、スライスピッチ2mmの
再構成画像をシネ速度2枚/秒(つまり、実質的に4mm
/秒)で読影することができるため、より正確な診断が
可能である。しかも、データ容量を最小限にすること
で、医師の診断を無用に妨げないことが可能である。
の再構成画像の4枚/ピッチのスライス間補正画像をシ
ネ速度10枚/秒(つまり、実質的に20mm/秒)で読
影していた医師は、SOIでは、スライスピッチ2mmの
再構成画像をシネ速度2枚/秒(つまり、実質的に4mm
/秒)で読影することができるため、より正確な診断が
可能である。しかも、データ容量を最小限にすること
で、医師の診断を無用に妨げないことが可能である。
【0263】その他、本実施例では、第1実施例の効果
に加えて、SOI1秒前から背景色(輝度)が変り、
又、異状陰影位置を示すマーカm3が表示されることに
より、SOIのスライス画像が表示されるのを示唆する
ため、医師の読影を妨げることなく、CAD装置4の解
析結果を容易に認識することができる。したがって読影
の際の見落としなどが非常に少なくなる。
に加えて、SOI1秒前から背景色(輝度)が変り、
又、異状陰影位置を示すマーカm3が表示されることに
より、SOIのスライス画像が表示されるのを示唆する
ため、医師の読影を妨げることなく、CAD装置4の解
析結果を容易に認識することができる。したがって読影
の際の見落としなどが非常に少なくなる。
【0264】また、本実施例では、画像再構成処理を行
なうことなく、擬似スキャノグラム像を作成することが
できるため、システムの処理が簡単になる。
なうことなく、擬似スキャノグラム像を作成することが
できるため、システムの処理が簡単になる。
【0265】なお、本実施例では、SOI領域の表示に
対応してすべての背景領域の色又は輝度を変更したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、背景領域の一
部の色又は輝度を変更させてもよい。この具体的な例を
図39〜42に示す。なお、図39及び図40は、背景
領域の一部である所定径の円形領域部分の背景色が白色
から黒色に変更した場合における読影画像IMe及び読
影画像IMfを示し、また、図41及び図42は、背景
領域の一部であるモニタ17aの縦方向及び横方向に平
行な所定幅のライン部分の背景色が白色から黒色に変更
した場合における読影画像IMe及び読影画像IMfを
示している。
対応してすべての背景領域の色又は輝度を変更したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、背景領域の一
部の色又は輝度を変更させてもよい。この具体的な例を
図39〜42に示す。なお、図39及び図40は、背景
領域の一部である所定径の円形領域部分の背景色が白色
から黒色に変更した場合における読影画像IMe及び読
影画像IMfを示し、また、図41及び図42は、背景
領域の一部であるモニタ17aの縦方向及び横方向に平
行な所定幅のライン部分の背景色が白色から黒色に変更
した場合における読影画像IMe及び読影画像IMfを
示している。
【0266】また、本実施例では、ステップ1203の
判断でSOI表示の所定時間前か否かを判断して背景色
を変更して医師にSOIのスライス画像が表示されるの
を知らせたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば、SOIの開始スライス画像から所定枚数前
か否かを判断し、所定枚数前であれば、背景色変更処理
をするようにしてもよい。
判断でSOI表示の所定時間前か否かを判断して背景色
を変更して医師にSOIのスライス画像が表示されるの
を知らせたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば、SOIの開始スライス画像から所定枚数前
か否かを判断し、所定枚数前であれば、背景色変更処理
をするようにしてもよい。
【0267】さらに、ステップ1210〜ステップ12
10aの処理により表示されたマーカーデータm3は、
第1実施例と同様に一定時間経過後に自動的に消去され
るようにしてもよい。また、マーカーデータm3は、背
景色の変更と同時(つまり、SOI表示開始から所定時
間前)に表示させてもよいし、本実施例で述べたように
SOIの表示と同時に表示させてもよい。さらに、本実
施例では、マーカーデータm3はSOI終了と同時に消
去されたが、本発明はこれに限定されるものではなく、
SOI終了から所定時間経過後(あるいは所定枚数のス
ライス画像表示後)に消去されるようにしてもよい。
10aの処理により表示されたマーカーデータm3は、
第1実施例と同様に一定時間経過後に自動的に消去され
るようにしてもよい。また、マーカーデータm3は、背
景色の変更と同時(つまり、SOI表示開始から所定時
間前)に表示させてもよいし、本実施例で述べたように
SOIの表示と同時に表示させてもよい。さらに、本実
施例では、マーカーデータm3はSOI終了と同時に消
去されたが、本発明はこれに限定されるものではなく、
SOI終了から所定時間経過後(あるいは所定枚数のス
ライス画像表示後)に消去されるようにしてもよい。
【0268】さらにまた、医師にSOIのスライス画像
が表示されるのを知らせる処理として、背景色を変更
し、異常陰影を示すマーカーを重畳表示させたが、本発
明はこれに限定されるものではなく、例えば、同一の背
景部分を点滅させて、SOIのスライス画像が表示され
るのを知らせてもよい。
が表示されるのを知らせる処理として、背景色を変更
し、異常陰影を示すマーカーを重畳表示させたが、本発
明はこれに限定されるものではなく、例えば、同一の背
景部分を点滅させて、SOIのスライス画像が表示され
るのを知らせてもよい。
【0269】この医師にSOIのスライス画像が表示さ
れるのを知らせる処理のその他の例として、図43に文
字表示処理を、図44に信号音発生処理を示す。
れるのを知らせる処理のその他の例として、図43に文
字表示処理を、図44に信号音発生処理を示す。
【0270】まず、マーカー表示処理について説明す
る。なお、ステップ1203の処理までは、図31に示
した処理と同一である。
る。なお、ステップ1203の処理までは、図31に示
した処理と同一である。
【0271】CPU23aのステップ1203の判断の
結果YES、つまり、SOIの最初のフレームが表示さ
れる時間より所定時間前であれば、図43のステップ1
204Aに移行して、背景部分の所定位置に例えば、
“SOI表示開始“を表す文字コードを表示させる指令
を画像処理装置16に送る。画像処理装置16はスライ
ス画像上の所定位置に、“SOI表示開始“に対応する
文字コードデータを重畳記憶する(ステップ1204
B)。以下、図33〜図34のステップ1205移行の
処理を行なう。つまりモニタ17aに表示されたスライ
ス画像の背景部分には、「SOI表示開始」という文字
データが表示されるため、医師は、SOIの開始を容易
に認識することができる。
結果YES、つまり、SOIの最初のフレームが表示さ
れる時間より所定時間前であれば、図43のステップ1
204Aに移行して、背景部分の所定位置に例えば、
“SOI表示開始“を表す文字コードを表示させる指令
を画像処理装置16に送る。画像処理装置16はスライ
ス画像上の所定位置に、“SOI表示開始“に対応する
文字コードデータを重畳記憶する(ステップ1204
B)。以下、図33〜図34のステップ1205移行の
処理を行なう。つまりモニタ17aに表示されたスライ
ス画像の背景部分には、「SOI表示開始」という文字
データが表示されるため、医師は、SOIの開始を容易
に認識することができる。
【0272】続いて、図33〜図34のステップ120
5移行の処理が行なわれ、ステップ1212の判断の結
果NO、つまり、SOI最終フレームの表示(読影)が
終了していた場合、図43のステップ1214Aに移行
する。ステップ1214AにおいてCPU23aは、背
景部分の所定位置に例えば、“SOI表示終了“を表す
文字コードを表示させる指令を画像処理装置16に送
る。画像処理装置16はスライス画像上の所定位置に、
“SOI表示終了“に対応する文字コードデータを重畳
記憶する(ステップ1214B)。以下、ステップ41
8の処理に戻り、以下上述した図13〜図15及び図3
3〜図34に示した処理を行なう。つまり、モニタ17
aに表示されたスライス画像の背景部分には、「SOI
表示終了」という文字データが表示されるため、医師
は、SOIの終了を容易に認識することができる。
5移行の処理が行なわれ、ステップ1212の判断の結
果NO、つまり、SOI最終フレームの表示(読影)が
終了していた場合、図43のステップ1214Aに移行
する。ステップ1214AにおいてCPU23aは、背
景部分の所定位置に例えば、“SOI表示終了“を表す
文字コードを表示させる指令を画像処理装置16に送
る。画像処理装置16はスライス画像上の所定位置に、
“SOI表示終了“に対応する文字コードデータを重畳
記憶する(ステップ1214B)。以下、ステップ41
8の処理に戻り、以下上述した図13〜図15及び図3
3〜図34に示した処理を行なう。つまり、モニタ17
aに表示されたスライス画像の背景部分には、「SOI
表示終了」という文字データが表示されるため、医師
は、SOIの終了を容易に認識することができる。
【0273】次に、信号音発生処理について説明する。
なお、ステップ1203の処理までは、図31に示した
処理と同一である。
なお、ステップ1203の処理までは、図31に示した
処理と同一である。
【0274】CPU23aのステップ1203の判断の
結果YES、つまり、SOIの最初のフレームが表示さ
れる時間より所定時間前であれば、図44のステップ1
204Cに移行してCPU23aは所定の信号音(例え
ば、「ピー」という音)を鳴らす処理を行なう。この結
果、「ピー」という音が出力されるため、医師は、SO
Iの開始を容易に認識することができる。
結果YES、つまり、SOIの最初のフレームが表示さ
れる時間より所定時間前であれば、図44のステップ1
204Cに移行してCPU23aは所定の信号音(例え
ば、「ピー」という音)を鳴らす処理を行なう。この結
果、「ピー」という音が出力されるため、医師は、SO
Iの開始を容易に認識することができる。
【0275】続いて、図33〜図34のステップ120
5移行の処理が行なわれ、ステップ1212の判断の結
果NO、つまり、SOI最終フレームの表示(読影)が
終了していた場合、図44のステップ1214Dに移行
する。ステップ1214DにおいてCPU23aは先程
の信号音とは音色の異なる所定の信号音(例えば、「ビ
ー」という音)を鳴らす処理を行ない、以下、ステップ
418の処理に戻り、以下上述した図13〜図15及び
図33〜図34に示した処理を行なう。この結果、「ビ
ー」という音が出力されるため、医師は、SOIの終了
を容易に認識することができる。
5移行の処理が行なわれ、ステップ1212の判断の結
果NO、つまり、SOI最終フレームの表示(読影)が
終了していた場合、図44のステップ1214Dに移行
する。ステップ1214DにおいてCPU23aは先程
の信号音とは音色の異なる所定の信号音(例えば、「ビ
ー」という音)を鳴らす処理を行ない、以下、ステップ
418の処理に戻り、以下上述した図13〜図15及び
図33〜図34に示した処理を行なう。この結果、「ビ
ー」という音が出力されるため、医師は、SOIの終了
を容易に認識することができる。
【0276】
【発明の効果】以上述べたように請求項1乃至8記載の
医用診断支援システムによれば、断層像解析手段により
病変部の疑いのあると解析された注目画像がその他の画
像よりも、例えば再構成ピッチが細かく生成される等強
調して表示されるため、医師は、病変部の疑いのある注
目画像をその他の画像に比べて詳細に読影することがで
きる。つまり、断層像解析手段の解析結果を効率よく利
用して読影を行なうことができる。
医用診断支援システムによれば、断層像解析手段により
病変部の疑いのあると解析された注目画像がその他の画
像よりも、例えば再構成ピッチが細かく生成される等強
調して表示されるため、医師は、病変部の疑いのある注
目画像をその他の画像に比べて詳細に読影することがで
きる。つまり、断層像解析手段の解析結果を効率よく利
用して読影を行なうことができる。
【0277】また、請求項9記載の医用診断支援システ
ムによれば、現在診断中の被検者の名前、ID番号等の
データが記載された診断レポート用紙、及び当該診断レ
ポート用紙に貼付するための画像フィルムを出力するこ
とができるため、医師等がそのフィルムを診断レポート
用紙に貼付することにより、該診断レポート用紙には病
変部と思われる部分の形状が正確に記録される。したが
って、医師は、病変部のスケッチ等の面倒な手順を行な
う必要がなく、病変部の正確な形状が簡単に把握するこ
とができる診断レポートを作成することができる。
ムによれば、現在診断中の被検者の名前、ID番号等の
データが記載された診断レポート用紙、及び当該診断レ
ポート用紙に貼付するための画像フィルムを出力するこ
とができるため、医師等がそのフィルムを診断レポート
用紙に貼付することにより、該診断レポート用紙には病
変部と思われる部分の形状が正確に記録される。したが
って、医師は、病変部のスケッチ等の面倒な手順を行な
う必要がなく、病変部の正確な形状が簡単に把握するこ
とができる診断レポートを作成することができる。
【0278】さらに、請求項10乃至13記載の医用診
断支援システムによれば、実際に所定方向からの投影像
を得る撮影を行なう必要なしに、投影データを用いて所
定方向からの投影像を生成し、この投影像を被検者の断
層像である2次元画像と同時に表示することができるた
め、病変部の概略を投影像により把握しながら2次元画
像を読影することができ、読影効率が向上する。
断支援システムによれば、実際に所定方向からの投影像
を得る撮影を行なう必要なしに、投影データを用いて所
定方向からの投影像を生成し、この投影像を被検者の断
層像である2次元画像と同時に表示することができるた
め、病変部の概略を投影像により把握しながら2次元画
像を読影することができ、読影効率が向上する。
【0279】特に、請求項12乃至13記載の医用診断
支援システムでは、投影像上に示されたマーカーによ
り、現在表示されている2次元画像のスライス位置や病
変部の疑いのある部分の位置が示されているため、医師
は容易にそのスライス位置や病変部の疑いのある部分の
位置を認識することができる。
支援システムでは、投影像上に示されたマーカーによ
り、現在表示されている2次元画像のスライス位置や病
変部の疑いのある部分の位置が示されているため、医師
は容易にそのスライス位置や病変部の疑いのある部分の
位置を認識することができる。
【0280】また、請求項14記載の医用診断支援シス
テムによれば、第1の2次元画像が、診断支援情報部分
である例えば肺野や縦隔等が観察されるのに適した表示
態様で表示されるため、医師は非常に容易且つ正確に診
断支援情報部分を観察することができる。
テムによれば、第1の2次元画像が、診断支援情報部分
である例えば肺野や縦隔等が観察されるのに適した表示
態様で表示されるため、医師は非常に容易且つ正確に診
断支援情報部分を観察することができる。
【0281】さらに、請求項15乃至18に記載した医
用診断支援システムによれば、同一のモニタの画面によ
り連続したスライス位置の2次元画像や表示ウインドウ
等の表示態様が変更された複数の画像を見ることができ
るため、効率よく、しかも迅速に読影を行なうことがで
きる。特に、隣接したスライス位置の2次元画像を対比
させることで病変部の形状の変化を容易且つ迅速に認識
することができる。
用診断支援システムによれば、同一のモニタの画面によ
り連続したスライス位置の2次元画像や表示ウインドウ
等の表示態様が変更された複数の画像を見ることができ
るため、効率よく、しかも迅速に読影を行なうことがで
きる。特に、隣接したスライス位置の2次元画像を対比
させることで病変部の形状の変化を容易且つ迅速に認識
することができる。
【0282】さらに、請求項19に記載した医用診断支
援システムによれば、入力手段により所望のスライスピ
ッチを入力すれば、いつでもそのスライスピッチに応じ
た断層像を投影データから再構成することができる。し
たがって、医師は詳細に読影したいときはいつでも細か
いピッチの再構成画像を読影することができ、読影の正
確性をより向上させることができる。
援システムによれば、入力手段により所望のスライスピ
ッチを入力すれば、いつでもそのスライスピッチに応じ
た断層像を投影データから再構成することができる。し
たがって、医師は詳細に読影したいときはいつでも細か
いピッチの再構成画像を読影することができ、読影の正
確性をより向上させることができる。
【0283】そして、請求項20乃至24に記載した医
用診断支援システムによれば、入力手段により入力され
る医師等の読影結果と断層像解析手段による解析結果と
が比較され、その比較結果に基づいて再度診断すべき2
次元画像が自動的に決定され、モニタに表示される。つ
まり、医師が断層像解析手段の結果と自分の読影結果と
を逐一比較することなしに、再読影すべき2次元画像が
自動的に決定され、モニタに表示されるため、読影の速
度が大幅に向上するとともに、医師の負担を大幅に削減
することができる。
用診断支援システムによれば、入力手段により入力され
る医師等の読影結果と断層像解析手段による解析結果と
が比較され、その比較結果に基づいて再度診断すべき2
次元画像が自動的に決定され、モニタに表示される。つ
まり、医師が断層像解析手段の結果と自分の読影結果と
を逐一比較することなしに、再読影すべき2次元画像が
自動的に決定され、モニタに表示されるため、読影の速
度が大幅に向上するとともに、医師の負担を大幅に削減
することができる。
【図1】本発明の実施例に係る医用診断支援システムの
システム構成図。
システム構成図。
【図2】図1における画像処理装置の概略ブロック図。
【図3】図1における主制御装置の概略ブロック図。
【図4】操作卓に設けられたモニタと入力装置とを示す
図。
図。
【図5】(a)〜(d)はシネデータ入力部の具体的な
構成例を示す図。
構成例を示す図。
【図6】医師対応表データの一例を示す図。
【図7】集団検診の検査を行なう場合のシステムの動作
の一例を示す概略フローチャート。
の一例を示す概略フローチャート。
【図8】擬似スキャノグラム像の作成手順を説明するた
めの概念図。
めの概念図。
【図9】追加検査時における疑似スキャノグラム像を示
す図。
す図。
【図10】CAD装置の判定結果に基づいた読影の手順
を説明する概略フローチャート。
を説明する概略フローチャート。
【図11】図10のステップA1におけるシステムの主
制御装置の動作の手順の一例を説明する概略フローチャ
ート。
制御装置の動作の手順の一例を説明する概略フローチャ
ート。
【図12】図10のステップA1におけるシステムのC
AD装置の動作の手順の一例を説明する概略フローチャ
ート。
AD装置の動作の手順の一例を説明する概略フローチャ
ート。
【図13】図10のステップA2におけるシステムのC
AD装置の動作の手順の一例を説明する概略フローチャ
ート。
AD装置の動作の手順の一例を説明する概略フローチャ
ート。
【図14】図10のステップA2におけるシステムのC
AD装置の動作の手順の一例を説明する概略フローチャ
ート。
AD装置の動作の手順の一例を説明する概略フローチャ
ート。
【図15】図10のステップA2におけるシステムのC
AD装置の動作の手順の一例を説明する概略フローチャ
ート。
AD装置の動作の手順の一例を説明する概略フローチャ
ート。
【図16】モニタに表示された読影画像の一例を示す
図。
図。
【図17】全体レポートの一例を示す図。
【図18】個人レポートの出力までのシステムの動作の
一例を示す概略フローチャート。
一例を示す概略フローチャート。
【図19】個人レポートの一例を示す図。
【図20】モニタの1画面あたりの表示画像枚数が複数
枚である場合のシステムの動作の一例を示す概略フロー
チャート。
枚である場合のシステムの動作の一例を示す概略フロー
チャート。
【図21】モニタに異なるWWLで表示されたスライス
画像を示す図。
画像を示す図。
【図22】モニタに互いに隣接するスライス位置である
とともに異なるWWLで表示されたスライス画像を示す
図。
とともに異なるWWLで表示されたスライス画像を示す
図。
【図23】所定の医師ID番号を入力して、最初からス
ライス間補間画像を表示する場合のシステムの動作の一
例を示す概略フローチャート。
ライス間補間画像を表示する場合のシステムの動作の一
例を示す概略フローチャート。
【図24】再構成画像で読影中に、割り込み指令によ
り、部分的にスライス補間画像を表示する場合のシステ
ムの動作の一例を示す概略フローチャート。
り、部分的にスライス補間画像を表示する場合のシステ
ムの動作の一例を示す概略フローチャート。
【図25】粗いピッチの再構成画像(または、スライス
間補間画像)で読影中に、割り込み指令により、生デー
タから作成された細かいピッチの再構成画像を表示する
場合のシステムの動作の一例を示す概略フローチャー
ト。
間補間画像)で読影中に、割り込み指令により、生デー
タから作成された細かいピッチの再構成画像を表示する
場合のシステムの動作の一例を示す概略フローチャー
ト。
【図26】図10のステップA3におけるシステムの動
作の一例を示す概略フローチャート。
作の一例を示す概略フローチャート。
【図27】図10のステップA4におけるシステムの動
作の一例を示す概略フローチャート。
作の一例を示す概略フローチャート。
【図28】モニタに表示されたCAD装置の判定と医師
の読影との比較結果を示す図。
の読影との比較結果を示す図。
【図29】(a)は、再読影時においてモニタに表示さ
れたスライス画像(異常陰影の位置を示すマーカーが重
畳表示されている)を示す図であり、(b)は、そのマ
ーカーが消去された際のモニタ画面を示す図。
れたスライス画像(異常陰影の位置を示すマーカーが重
畳表示されている)を示す図であり、(b)は、そのマ
ーカーが消去された際のモニタ画面を示す図。
【図30】第2実施例における集団検診の検査を行なう
場合の主制御装置の動作の一例をを示す概略フローチャ
ート。
場合の主制御装置の動作の一例をを示す概略フローチャ
ート。
【図31】(a)〜(d)は、第2実施例における疑似
スキャノグラム像の作成手順を説明するための概念図。
スキャノグラム像の作成手順を説明するための概念図。
【図32】第2実施例におけるCAD装置の判定結果に
基づいた読影の手順を説明する概略フローチャート。
基づいた読影の手順を説明する概略フローチャート。
【図33】図30のステップB2におけるシステムの動
作の手順の一例を説明する概略フローチャート。
作の手順の一例を説明する概略フローチャート。
【図34】図30のステップB2におけるシステムの動
作の手順の一例を説明する概略フローチャート。
作の手順の一例を説明する概略フローチャート。
【図35】第2実施例におけるモニタに表示されたスラ
イス画像(背景色:黒)の一例を示す図。
イス画像(背景色:黒)の一例を示す図。
【図36】SOI表示所定時間前におけるモニタに表示
されたスライス画像(背景色:白)の一例を示す図。
されたスライス画像(背景色:白)の一例を示す図。
【図37】SOIを表示している際のモニタに表示され
たスライス画像の一例を示す図。
たスライス画像の一例を示す図。
【図38】第2実施例における背景色変更処理を行なう
際のその他の手順の一例を説明する概略フローチャー
ト。
際のその他の手順の一例を説明する概略フローチャー
ト。
【図39】その他の実施例でのSOI表示所定時間前に
おけるモニタに表示されたスライス画像(背景色の一
部:白)の一例を示す図。
おけるモニタに表示されたスライス画像(背景色の一
部:白)の一例を示す図。
【図40】その他の実施例でのSOIを表示している際
のモニタに表示されたスライス画像の一例を示す図。
のモニタに表示されたスライス画像の一例を示す図。
【図41】その他の実施例でのSOI表示所定時間前に
おけるモニタに表示されたスライス画像(背景色の一
部:白)の一例を示す図。
おけるモニタに表示されたスライス画像(背景色の一
部:白)の一例を示す図。
【図42】その他の実施例でのSOIを表示している際
のモニタに表示されたスライス画像の一例を示す図。
のモニタに表示されたスライス画像の一例を示す図。
【図43】第2実施例におけるマーカー表示処理におけ
るシステムの動作の一例を説明する概略フローチャー
ト。
るシステムの動作の一例を説明する概略フローチャー
ト。
【図44】第2実施例における信号音発生処理における
システムの動作の一例を説明する概略フローチャート。
システムの動作の一例を説明する概略フローチャート。
【図45】従来でのCT装置を用いた肺癌検診における
医師の作業の流れの一例を説明する概略フローチャー
ト。
医師の作業の流れの一例を説明する概略フローチャー
ト。
【図46】従来の全体レポートの一例を示す図。
【図47】従来の個人レポートの一例を示す図。
【図48】スキャノグラム撮影を行なう際の撮影システ
ムの主要部の概略構成図。
ムの主要部の概略構成図。
【図49】スキャノグラム像の一例を示す図。
【図50】インセット表示された画像上に、主画像のス
ライス位置を示す横線が重畳表示された例を示す図。
ライス位置を示す横線が重畳表示された例を示す図。
1 CT装置 2 診断支援システム部 3 疑似スキャノグラム像作成装置 4 CAD装置 5 架台 6 寝台部 7 X線管 8 検出器 9 データ収集装置 10 架台駆動装置 11 寝台 12 寝台駆動装置 13 生データ記憶装置 14 再構成演算装置 15 画像記憶装置 16 画像処理装置 16a フレームメモリ 16b 画像処理部 16c 1次元フィルタ 17 表示装置 17a モニタ 18 ハードコピー装置 19 印刷装置 20 X線制御装置 21 架台制御装置 22 寝台制御装置 23 主制御装置 23a CPU 23b メモリ 24 入力装置
Claims (24)
- 【請求項1】 被検者の3次元領域を投影して得られた
投影データから複数の断層像を求め、この複数の断層像
に基づいて当該被検者の診断を支援するための情報を出
力デバイスを介して提供する医用診断支援システムにお
いて、前記複数の断層像から病変部の疑いのある断層像
を注目画像として決定する断層像解析手段と、前記注目
画像に対応する3次元領域の複数の第1の2次元画像を
残りの3次元領域の複数の第2の2次元画像から強調し
て前記出力デバイスに表示させる表示制御手段とを備え
たことを特徴とする医用診断支援システム。 - 【請求項2】 前記表示制御手段は、前記投影データに
基づいて前記第1の2次元画像を前記第2の2次元画像
間のピッチよりも細かく再構成する再構成手段を有した
請求項1記載の医用診断支援システム。 - 【請求項3】 前記再構成手段は、前記細かいピッチで
再構成された第1の2次元画像の内、前記病変部と思わ
れる領域を細かい画素で再構成するようにした請求項2
記載の医用診断支援システム。 - 【請求項4】 前記第1及び第2の2次元画像は前記解
析手段で用いた複数の断層像であり、前記表示制御手段
は、前記第1の2次元画像に対応する領域の表示速度を
前記第2の2次元画像に対応する領域の表示速度よりも
遅く設定する速度設定手段を有した請求項1記載の医用
診断支援システム。 - 【請求項5】 前記表示制御手段は、前記第1の2次元
画像を含む所定の領域の2次元画像データにおける背景
領域の一部又は全部の色及び輝度の少なくとも一方を、
前記第2の2次元画像を含む所定の領域における背景領
域の一部又は全部の色及び輝度に対して変化させる変化
手段を有した請求項1記載の医用診断支援システム。 - 【請求項6】 前記出力デバイスはモニタを有し、前記
表示制御手段は、前記第1の2次元画像を含む所定の領
域の断層像が表示されるときに、前記断層像解析手段の
解析結果に基づいて当該断層像上における病変部の疑い
のある部分の位置を示すマーカーを前記断層像上に重畳
して表示させるマーカー重畳表示手段を有した請求項
1、2、4、又は5記載の医用診断支援システム。 - 【請求項7】 前記出力デバイスはモニタを有し、前記
表示制御手段は、前記第1の2次元画像を含む領域近傍
のスライス位置の断層像あるいは当該領域中の最初の断
層像が表示されるときに当該モニタに前記第1の2次元
画像を含む領域の表示状態を示す所定の文字データを表
示させる文字表示手段を有した請求項1記載の医用画像
診断支援システム。 - 【請求項8】 前記表示制御手段は、前記第1の2次元
画像を含む領域近傍のスライス位置の断層像あるいは当
該領域中の最初の断層像が前記出力デバイスを介して出
力されるときに所定の信号音を発生させる信号音発生手
段を有した請求項1記載の医用画像診断支援システム。 - 【請求項9】 前記出力デバイスはモニタと、現在診断
中の被検者の名前、ID番号等のデータが記載された診
断レポート用紙を出力する出力手段と、前記モニタに表
示された第1の2次元画像あるいは第2の2次元画像を
ハードコピーして前記診断レポート用紙に貼付するため
の画像フィルムを出力するハードコピー手段とを有した
請求項1記載の医用診断支援システム。 - 【請求項10】 前記出力デバイスはモニタを有し、前
記表示制御手段は、前記投影データを用いて所定の方向
からの投影像を生成する投影像生成手段と、前記投影像
と前記第1の2次元画像あるいは前記第2の2次元画像
とを前記モニタに同時に表示させる同時表示手段とを有
した請求項1記載の医用診断支援システム。 - 【請求項11】 前記投影像生成手段は、前記投影デー
タの内所定の位置の複数の投影データ、及びこの投影デ
ータ間を補間した補間データを用いて前記投影像を生成
した請求項10記載の医用診断支援システム。 - 【請求項12】 前記表示制御手段は、前記第1の2次
元画像あるいは前記第2の2次元画像のスライス位置を
示すマーカーを前記投影像上に重畳して表示させるマー
カー重畳表示手段を備えた請求項10記載の医用診断支
援システム。 - 【請求項13】 前記マーカー重畳表示手段は、前記第
1の2次元画像あるいは前記第2の2次元画像の中にお
ける病変部の疑いのある部分の位置を示すマーカーを前
記投影像上に重畳して表示させた請求項12記載の医用
診断支援システム。 - 【請求項14】 前記出力デバイスはモニタを有し、前
記表示制御手段は、前記断層像解析手段により解析され
た結果に基づいて、前記第1の2次元画像を、その画像
中に含まれる前記診断支援情報部分が観察するのに適し
た表示態様となるように前記モニタに表示するようにし
た請求項1記載の医用診断支援システム。 - 【請求項15】 前記出力デバイスはモニタを有する一
方、前記表示制御手段は、前記第1及び第2の2次元画
像の内の複数の2次元画像を前記モニタに表示させた請
求項1記載の医用診断支援システム。 - 【請求項16】 前記表示制御手段は、前記モニタに表
示される複数の2次元画像のスライス位置が互いに隣接
するようにした請求項15記載の医用診断支援システ
ム。 - 【請求項17】 前記表示制御手段は、前記モニタに表
示される複数の2次元画像の内の少なくとも1つの前記
モニタ上での表示態様を、他の2次元画像の表示態様と
変更した請求項15又は16記載の医用診断支援システ
ム。 - 【請求項18】 前記表示態様は、表示ウインドウの設
定値を含む請求項17記載の医用診断支援システム。 - 【請求項19】 被検者の3次元領域を投影して得られ
た投影データから複数の断層像を求め、この複数の断層
像に基づいて当該被検者の診断を支援するための情報を
出力デバイスを介して提供する医用診断支援システムに
おいて、前記投影データに基づいて所定のピッチで再構
成された複数の断層像、あるいは前記複数の断層像及び
その断層像間を補間した補間画像を前記出力デバイスに
表示させる第1の表示制御手段と、任意のスライスピッ
チを入力する入力手段と、この入力手段から所望のスラ
イスピッチが入力された場合、前記投影データから前記
所望のスライスピッチに応じて断層像を再構成する再構
成手段と、この再構成手段により再構成された断層像を
表示画像として前記出力デバイスに表示させる第2の表
示制御手段とを備えたことを特徴とする医用診断支援シ
ステム。 - 【請求項20】 被検者の3次元領域を投影して得られ
た投影データから複数の断層像を求め、この複数の断層
像に基づいて当該被検者の診断を支援するための情報を
出力デバイスを介して提供する医用診断支援システムに
おいて、前記複数の断層像を解析し、病変部の疑いのあ
る断層像を注目画像として決定する断層像解析手段と、
前記注目画像に対応する3次元領域の複数の第1の2次
元画像を残りの3次元領域の複数の第2の2次元画像か
ら強調して前記モニタに表示させる第1の表示制御手段
と、前記モニタに表示された第1の2次元画像及び第2
の2次元画像の内の少なくとも一方の2次元画像に対し
読影結果を入力する入力手段と、前記断層像解析手段の
解析結果と前記入力手段から入力された読影結果とを比
較し、その比較結果に応じて再度診断すべき2次元画像
を決定する比較決定手段と、前記再度診断すべき2次元
画像を前記モニタに表示させる第2の表示制御手段とを
備えたことを特徴とする医用診断支援システム。 - 【請求項21】 前記断層像解析手段は、前記病変部の
疑いのある断層像のスライス位置及び当該病変部の位置
を解析結果の一部として記憶する記憶手段を有した請求
項20記載の医用診断支援システム。 - 【請求項22】 前記表示制御手段は、前記投影データ
に基づいて前記第1の2次元画像を前記第2の2次元画
像間のピッチよりも細かく再構成する再構成手段を有し
た請求項20又は21記載の医用診断支援システム。 - 【請求項23】 前記第1及び前記第2の2次元画像は
前記解析手段で用いた複数の断層像であり、前記表示制
御手段は、前記第1の2次元画像に対応する領域の表示
速度を前記第2の2次元画像に対応する領域の表示速度
よりも遅く設定する速度設定手段を有した請求項20又
は21記載の医用診断支援システム - 【請求項24】 前記表示制御手段は、前記第1の2次
元画像を含む所定の領域の2次元画像データにおける背
景領域の一部又は全部の色及び輝度の少なくとも一方
を、前記第2の画像を含む所定の領域における背景領域
の一部又は全部の色及び輝度に対して変化させる変化手
段を有した請求項20又は21記載の医用診断支援シス
テム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30930794A JPH08166995A (ja) | 1994-12-13 | 1994-12-13 | 医用診断支援システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30930794A JPH08166995A (ja) | 1994-12-13 | 1994-12-13 | 医用診断支援システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08166995A true JPH08166995A (ja) | 1996-06-25 |
Family
ID=17991439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30930794A Pending JPH08166995A (ja) | 1994-12-13 | 1994-12-13 | 医用診断支援システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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