JPH1126577A - 配線間コンタクトおよびその形成方法 - Google Patents

配線間コンタクトおよびその形成方法

Info

Publication number
JPH1126577A
JPH1126577A JP17609197A JP17609197A JPH1126577A JP H1126577 A JPH1126577 A JP H1126577A JP 17609197 A JP17609197 A JP 17609197A JP 17609197 A JP17609197 A JP 17609197A JP H1126577 A JPH1126577 A JP H1126577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
insulating film
barrier metal
forming
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17609197A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Tateshimo
八州志 舘下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP17609197A priority Critical patent/JPH1126577A/ja
Publication of JPH1126577A publication Critical patent/JPH1126577A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】開口するコンタクトホールの深さが異なるコン
タクトホールを形成する場合にも、信頼性を確保した配
線間コンタクトを提供する。 【解決手段】基板10上に形成されたAlを含有する第
1配線30と、第1配線30を被覆する第1絶縁膜20
と、第1絶縁膜20を被覆し、第1絶縁膜20と異なる
エッチングレートを有する第2絶縁膜21と、第2絶縁
膜21の上層に形成された第2配線36と、第1絶縁膜
20および第2絶縁膜21を貫通するコンタクトホール
CHを埋め込んで第1配線30と第2配線36を接続す
るプラグ35とを有する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は配線間コンタクトお
よびその製造方法に関し、特に多層配線構造を有する配
線間のコンタクトに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のVLSI等に見られるように半導
体装置の高集積化及び高性能化が進展するに伴い、半導
体装置の微細加工が必須の条件となってきている。半導
体装置を微細に加工するために、例えばトランジスタの
ゲート電極のゲート幅やDRAMなどでのキャパシタの
占有面積を狭める一方で、配線部も同様に、多層配線構
造とするなど、微細に加工することが必要になってきて
いる。
【0003】上記の多層配線構造の配線部として、従来
方法により形成したアルミニウム配線間のコンタクト
(ビアコンタクト;via contact )について、図5によ
り説明する。図5においては、図面上右側と左側にそれ
ぞれコンタクトが形成されており、ここではまず図面上
右側に示すコンタクトについて説明する。シリコン半導
体基板などの基板10上に、例えばAlCuからなる第
1配線30が形成されており、その上層に、例えばTi
からなる第1バリアメタル31、TiNからなる第2バ
リアメタル32、およびTiからなる第3バリアメタル
33の積層体である積層バリアメタルBMが形成されて
いる。
【0004】上記のバリアメタルBM付きの第1配線3
0を被覆して層間絶縁膜21が形成されており、層間絶
縁膜21の上面から第2バリアメタル32に達するコン
タクトホールCHが開口されている。コンタクトホール
CHの内壁を被覆して、例えばTiNからなる密着層3
4aが形成されており、その内側に例えばWからなるプ
ラグ35が形成されている。プラグ35に接続して、例
えばAlからなる第2配線36が形成されている。これ
により、積層バリアメタルBM、プラグ35などを介し
て、第1配線30と第2配線36が接続している。
【0005】上記の多層配線構造を有する配線部の形成
方法について説明する。まず、図6(a)に示すよう
に、シリコン半導体基板などの基板10上に、例えばス
パッタリング法によりAlCuを堆積させ、さらにその
上層に例えばTi、TiN、Tiを順に堆積させ、これ
らの積層体をパターニングすることにより、Tiからな
る第1バリアメタル31、TiNからなる第2バリアメ
タル32、およびTiからなる第3バリアメタル33の
積層体である積層バリアメタルBM付きのAlCuから
なる第1配線30を形成する。
【0006】次に、例えばCVD法により酸化シリコン
をこれらの第1配線を被覆して全面に堆積させて、層間
絶縁膜21を形成する。層間絶縁膜21の上層にレジス
ト膜Rを形成し、コンタクトホールCHの開口パターン
にパターニングする。
【0007】ここで、層間絶縁膜21は、その膜厚にウ
ェハ内でのばらつきがあり、厚い領域と薄い領域が発生
する。図6(a)においては、図面上右側に、層間絶縁
膜21の膜厚が厚い領域に形成するコンタクトについて
示し、図面上左側に、層間絶縁膜21の膜厚が薄い領域
に形成するコンタクトについて示す。以降の説明におい
ては、図面上右側にある層間絶縁膜21の膜厚が厚い領
域に形成するコンタクトについて説明する。
【0008】次に、図6(b)に示すように、レジスト
膜Rをマスクとして、層間絶縁膜21を貫通し、第2バ
リアメタル32で停止するRIE(反応性イオンエッチ
ング)などのエッチングを施し、第2バリアメタル32
の途中まで開口するコンタクトホールCHを開口する。
【0009】次に、例えばスパッタリング法によりコン
タクトホールCHの内壁を被覆して全面にTiNを堆積
させ、密着層34aを形成する。次に例えばCVD法に
よりコンタクトホールCH内の密着層34aの内側を埋
め込んで全面にWを堆積させ(ブランケットタングステ
ン膜の形成)、全面にRIEなどのエッチングなどによ
り全面にエッチバックして、コンタクトホールの外部に
堆積させたWを除去し、プラグ35を形成する。次に、
例えばスパッタリング法により全面にAlを堆積させ、
パターニングして第2配線36を形成する。以上で、図
5に示す積層バリアメタルBM、プラグ35などを介し
て、第1配線30と第2配線36が接続している配線間
コンタクト構造に至る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
配線間コンタクト構造の形成方法においては、層間絶縁
膜21の膜厚にウェハ内でのばらつきがあることや、第
1配線などの構造的な問題から、層間絶縁膜に厚い領域
と薄い領域が発生することとなり、これに起因して、以
下に説明するように配線間コンタクトの形成工程におい
て不具合が生じやすくなっている。
【0011】図6(a)の図面上左側の領域において
も、右側の領域と同様、基板10上に、Tiからなる第
1バリアメタル31、TiNからなる第2バリアメタル
32、およびTiからなる第3バリアメタル33の積層
体である積層バリアメタルBM付きのAlCuからなる
第1配線30が形成する。その上層に、層間絶縁膜21
を形成するが、ウェハ内の膜厚のばらつきや、第1配線
などの構造的な問題に起因して、図面上右側の領域より
も薄膜の層間絶縁膜21となっている。これにより、図
面上右側の領域よりも左側の領域の方が層間絶縁膜表面
からバリアメタルBMまでの距離が短くなっている。層
間絶縁膜21の上層にレジスト膜Rを形成し、コンタク
トホールCHの開口パターンにパターニングする。
【0012】次に、図6(b)に示すように、レジスト
膜Rをマスクとして、RIEなどのエッチングを施し、
コンタクトホールCHを開口する。このとき、図面上右
側の領域では、開口部が層間絶縁膜21を貫通し、第2
バリアメタル32に到達したところでエッチングを停止
するが、図面上右側の領域よりも左側の領域の方が層間
絶縁膜表面からバリアメタルBMまでの距離が短くなっ
ていることから、右側の領域で十分コンタクトホールを
開口するまでエッチングすると、左側の領域では第2バ
リアメタル32でエッチングが停止せず、第1バリアメ
タル31を貫通して第1配線30に到達してしまう。従
って、コンタクトホールCH底部に第1配線30が露出
することとなる。
【0013】次に、図5に示すように、例えばスパッタ
リング法によりコンタクトホールCHの内壁を被覆して
全面にTiNを堆積させ、密着層34aを形成するが、
このときAlCuからなる第1配線30が露出している
ことから、密着層34a中のNと第1配線30中のAl
が反応してAlNが形成され、その界面近傍に絶縁体層
22が形成されてしまう。このように絶縁体層22が形
成されると、コンタクト抵抗が上昇し、配線間コンタク
トの信頼性が低下してしまう。
【0014】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、従って、本発明の目的は、第1配線の上層の
層間絶縁膜に膜厚が異なり、開口するコンタクトホール
の深さが異なるコンタクトホールを形成する場合にも、
コンタクトホールが第1配線上のバリアメタルを貫通せ
ず、AlNなどの予期せぬ絶縁体層が形成されてコンタ
クト抵抗が上昇することがなく、信頼性を確保した配線
間コンタクトおよびその形成方法を提供することであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の配線間コンタクトは、基板上に形成された
Alを含有する第1配線と、該第1配線を被覆する第1
絶縁膜と、該第1絶縁膜を被覆し、前記第1絶縁膜と異
なるエッチングレートを有する第2絶縁膜と、該第2絶
縁膜の上層に形成された第2配線と、前記第1絶縁膜お
よび前記第2絶縁膜を貫通するコンタクトホールを埋め
込んで前記第1配線と前記第2配線を接続するプラグと
を有する。
【0016】上記の本発明の配線間コンタクトは、基板
上のAlを含有する第1配線と、第1配線を被覆する第
1絶縁膜および第2絶縁膜の上層の第2配線とを、第1
絶縁膜および第2絶縁膜を貫通するコンタクトホールを
埋め込むプラグで接続した配線間コンタクトである。第
1絶縁膜および第2絶縁膜は、互いに異なるエッチング
レートを有する。
【0017】上記の本発明の配線間コンタクトによれ
ば、第1絶縁膜および第2絶縁膜は、互いに異なるエッ
チングレートを有することから、コンタクトホールを開
口するときに第2絶縁膜を早く、第1絶縁膜を遅く、あ
るいは実質的にエッチングしない条件でエッチングをす
ることが可能となり、第1配線の上層の絶縁膜の膜厚が
異なり、開口するコンタクトホールの深さが異なるコン
タクトホールを形成する場合でも、その開口途中で、例
えば第1絶縁膜と第2絶縁膜の界面近傍において、開口
部の深さを揃えることが可能となる。これにより、一度
開口途中で深さを揃えてから改めて第1絶縁膜まで貫通
するコンタクトホールを開口することにより、第1配線
や第1配線の上層に形成するバリアメタル層などをオー
バーエッチングすることを避けることが可能となり、A
lNなどの予期せぬ絶縁体層が形成されてコンタクト抵
抗が上昇することがなく、信頼性を確保した配線間コン
タクトとすることができる。
【0018】上記の本発明の配線間コンタクトは、好適
には、前記第1配線の少なくとも前記プラグ側の表面に
バリアメタル層を有する。バリアメタル層は、バリアメ
タル層を挟む層、例えば、第1配線とプラグなどの合金
化反応を抑えることができ、コンタクトの破壊を抑制す
ることができる。また、バリアメタル層の膜厚を制御す
ることにより、コンタクトホールが第1配線にまで達し
てしまうことも抑制可能である。
【0019】上記の本発明の配線間コンタクトは、好適
には、前記プラグの少なくとも前記第1配線側の表面に
密着層を有する。これにより、Wなどの密着性に限界が
ある配線材料を使用することができる。
【0020】さらに、上記の目的を達成するため、本発
明の配線間コンタクトは、基板上に形成されたAlを含
有する第1配線と、該第1配線の少なくとも上面を被覆
するバリアメタル層と、該バリアメタル層を被覆し、前
記バリアメタル層と異なるエッチングレートを有する第
1絶縁膜と、該第1絶縁膜の上層に形成された第2配線
と、前記第1絶縁膜を貫通するコンタクトホールを埋め
込んで前記第1配線と前記第2配線を接続するプラグと
を有する。
【0021】上記の本発明の配線間コンタクトは、基板
上に形成されバリアメタル層で表面を被覆したAlを含
有する第1配線と、第1配線を被覆する第1絶縁膜の上
層の第2配線とを、第1絶縁膜を貫通するコンタクトホ
ールを埋め込むプラグで接続した配線間コンタクトであ
る。第1絶縁膜およびバリアメタル層は、互いに異なる
エッチングレートを有する。
【0022】上記の本発明の配線間コンタクトによれ
ば、第1絶縁膜およびバリアメタル層は、互いに異なる
エッチングレートを有することから、コンタクトホール
を開口するときに第1絶縁膜を早く、バリアメタル層を
遅く、あるいは実質的にエッチングしない条件でエッチ
ングをすることが可能となり、第1配線の上層の絶縁膜
の膜厚が異なり、開口するコンタクトホールの深さが異
なるコンタクトホールを形成する場合でも、第1配線の
上層の絶縁膜の膜厚が薄い領域において、絶縁膜が厚い
領域よりも早くコンタクトホールがバリアメタル層に達
してしまっても、バリアメタル層のエッチング速度が遅
い、あるいは実質的にエッチングしないよういにするこ
とが可能となり、これにより、第1配線を露出させるま
でオーバーエッチングすることを避けることが可能とな
り、AlNなどの予期せぬ絶縁体層が形成されてコンタ
クト抵抗が上昇することがなく、信頼性を確保した配線
間コンタクトとすることができる。
【0023】上記の本発明の配線間コンタクトは、好適
には、前記バリアメタル層が、導電性材料の積層体によ
り形成されている。これにより、積層体を構成する各層
のそれぞれに機能を有せしめる構造とすることが可能で
あり、例えば、エッチングレートを遅くするなどの制御
をするのに寄与する層、合金化反応を抑制する層などで
ある。
【0024】上記の本発明の配線間コンタクトは、好適
には、前記バリアメタル層を形成する導電性材料の積層
体が、Ti層、TiN層、Ti層、TiN層、Ti層の
5層の積層体である。これにより、TiN層はエッチン
グレートを遅く制御することができ、また、Ti層は配
線材料に使用するAlなどと反応するのを抑制するバリ
アメタル層として機能することができる。
【0025】上記の本発明の配線間コンタクトは、好適
には、前記第1絶縁膜が、エッチングレートの異なる絶
縁膜の積層体により形成されている。これにより、コン
タクトホールを開口する途中までを早く、以降を遅くエ
ッチングするような絶縁膜材料およびエッチング条件と
することができ、開口の途中で開口部の深さを揃えるこ
とが可能となり、第1配線や第1配線の上層に形成する
バリアメタル層などをオーバーエッチングすることを避
けることが可能となり、さらに信頼性を確保した配線間
コンタクトとすることができる。
【0026】さらに、上記の目的を達成するため、本発
明の配線間コンタクトの形成方法は、基板上にAlを含
有する第1配線を形成する工程と、前記第1配線を被覆
する第1絶縁膜を形成する工程と、前記第1絶縁膜を被
覆し、前記第1絶縁膜と異なるエッチングレートを有す
る第2絶縁膜を形成する工程と、前記第1絶縁膜に対し
て選択比を有して前記第2絶縁膜をエッチングするエッ
チング条件で前記第2絶縁膜を貫通して前記第1絶縁膜
に達するコンタクトホールを開口する第1エッチング工
程と、前記第1絶縁膜を貫通するように前記コンタクト
ホールを深くする第2エッチング工程と、前記コンタク
トホールを導電体で埋め込んで前記第1配線に接続する
プラグを形成する工程と、前記第2絶縁膜の上層に前記
プラグに接続する第2配線を形成する工程とを有する。
【0027】上記の本発明の配線間コンタクトの形成方
法は、基板上にAlを含有する第1配線を形成し、第1
配線を被覆する第1絶縁膜を形成し、第1絶縁膜を被覆
し、第1絶縁膜と異なるエッチングレートを有する第2
絶縁膜を形成する。次に、第1絶縁膜に対して選択比を
有して第2絶縁膜をエッチングするエッチング条件で第
2絶縁膜を貫通して第1絶縁膜に達するコンタクトホー
ルを開口し、第1絶縁膜を貫通するようにコンタクトホ
ールを深くして形成し、コンタクトホールを導電体で埋
め込んで第1配線に接続するプラグを形成し、第2絶縁
膜の上層にプラグに接続する第2配線を形成する。
【0028】上記の本発明の配線間コンタクトの形成方
法によれば、第2絶縁膜を、第1絶縁膜とエッチングレ
ートが異なるように形成することから、第1絶縁膜に対
して選択比を有して第2絶縁膜をエッチングするエッチ
ング条件で第2絶縁膜を貫通して第1絶縁膜に達するコ
ンタクトホールを開口することが可能となり、続いて第
1絶縁膜を貫通するようにコンタクトホールを深くする
ことができる。これにより、第1配線の上層の絶縁膜の
膜厚が異なり、開口するコンタクトホールの深さが異な
るコンタクトホールを形成する場合でも、その開口途中
で、例えば第1絶縁膜と第2絶縁膜の界面近傍におい
て、開口部の深さを揃えることが可能となる。これによ
り、一度開口途中で深さを揃えてから改めて第1絶縁膜
まで貫通するコンタクトホールを開口することにより、
第1配線や第1配線の上層に形成するバリアメタル層な
どをオーバーエッチングすることを避けることが可能と
なり、AlNなどの予期せぬ絶縁体層が形成されてコン
タクト抵抗が上昇することがなく、信頼性を確保した配
線間コンタクトを形成することができる。
【0029】上記の本発明の配線間コンタクトの形成方
法は、好適には、前記第1配線を形成する工程の後、前
記第1絶縁膜を形成する工程の前に、前記第1配線の上
層表面にバリアメタル層を形成する工程をさらに有す
る。バリアメタル層は、バリアメタル層を挟む層、例え
ば、第1配線とプラグなどの合金化反応を抑えることが
でき、コンタクトの破壊を抑制することができる。ま
た、バリアメタル層の膜厚を制御することにより、コン
タクトホールが第1配線にまで達してしまうことも抑制
可能である。
【0030】上記の本発明の配線間コンタクトの形成方
法は、好適には、前記第2エッチング工程の後、前記プ
ラグの形成工程の前に、前記コンタクトホールの内壁を
被覆する密着層を形成する工程をさらに有する。これに
より、Wなどの密着性に限界がある配線材料を使用する
ことができる。
【0031】さらに、上記の目的を達成するため、本発
明の配線間コンタクトの形成方法は、基板上にAlを含
有する第1配線を形成する工程と、前記第1配線の上面
を被覆するバリアメタル層を形成する工程と、前記バリ
アメタル層を被覆し、前記バリアメタル層と異なるエッ
チングレートを有する第1絶縁膜を形成する工程と、前
記バリアメタル層に対して選択比を有して前記第1絶縁
膜をエッチングするエッチング条件で前記第1絶縁膜を
貫通して前記バリアメタル層に達するコンタクトホール
を開口するエッチング工程と、前記コンタクトホールを
導電体で埋め込んで前記第1配線に接続するプラグを形
成する工程と、前記第1絶縁膜の上層に前記プラグに接
続する第2配線を形成する工程とを有する。
【0032】上記の本発明の配線間コンタクトの形成方
法は、基板上にAlを含有する第1配線を形成し、第1
配線の上面を被覆するバリアメタル層を形成し、バリア
メタル層を被覆し、バリアメタル層と異なるエッチング
レートを有する第1絶縁膜を形成する。次に、バリアメ
タル層に対して選択比を有して第1絶縁膜をエッチング
するエッチング条件で第1絶縁膜を貫通してバリアメタ
ル層に達するコンタクトホールを開口し、コンタクトホ
ールを導電体で埋め込んで第1配線に接続するプラグを
形成し、第1絶縁膜の上層にプラグに接続する第2配線
を形成する。
【0033】上記の本発明の配線間コンタクトの形成方
法によれば、第1絶縁膜を、バリアメタル層とエッチン
グレートが異なるように形成することから、バリアメタ
ル層に対して選択比を有して第1絶縁膜をエッチングす
るエッチング条件で第1絶縁膜を貫通してバリアメタル
層に達するコンタクトホールを開口することが可能とな
る。これにより、第1配線を露出させるまでオーバーエ
ッチングすることを避けることが可能となり、AlNな
どの予期せぬ絶縁体層が形成されてコンタクト抵抗が上
昇することがなく、信頼性を確保した配線間コンタクト
を形成することができる。
【0034】上記の本発明の配線間コンタクトの形成方
法は、好適には、前記バリアメタル層を形成する工程
が、導電性材料の積層体により形成する工程である。こ
れにより、積層体を構成する各層のそれぞれに機能を有
せしめる構造とすることが可能であり、例えば、エッチ
ングレートを遅くするなどの制御をするのに寄与する
層、合金化反応を抑制する層などとして形成することが
できる。
【0035】上記の本発明の配線間コンタクトの形成方
法は、好適には、前記バリアメタル層を形成する工程
が、Ti層、TiN層、Ti層、TiN層、Ti層の5
層の積層体により形成する工程である。これにより、T
iN層はエッチングレートを遅く制御することができ、
また、Ti層は配線材料に使用するAlなどと反応する
のを抑制するバリアメタル層として機能する層として形
成することができる。
【0036】上記の本発明の配線間コンタクトの形成方
法は、好適には、前記第1絶縁膜を形成する工程が、エ
ッチングレートの異なる絶縁膜の積層体を形成する工程
である。これにより、コンタクトホールを開口する途中
までを早く、以降を遅くエッチングするような絶縁膜材
料およびエッチング条件とすることができ、開口の途中
で開口部の深さを揃えることが可能となり、第1配線や
第1配線の上層に形成するバリアメタル層などをオーバ
ーエッチングすることを避けることが可能となり、さら
に信頼性を確保した配線間コンタクトを形成することが
できる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。
【0038】第1実施形態 本実施形態の配線間コンタクトの断面図を図1に示す。
図1においては、図面上右側と左側にそれぞれコンタク
トが形成されている。シリコン半導体基板などの基板1
0上に、例えばAlCuからなる第1配線30が形成さ
れており、その上層に、例えばTiからなる第1バリア
メタル31、TiNからなる第2バリアメタル32、お
よびTiからなる第3バリアメタル33の積層体である
積層バリアメタルBMが形成されている。
【0039】上記のバリアメタルBM付きの第1配線3
0を被覆して例えば窒化シリコン、あるいはSiOFな
どからなる第1絶縁膜20が形成されており、その上層
に例えば酸化シリコンからなる第2絶縁膜21が形成さ
れている。第1絶縁膜20と第2絶縁膜は、互いにエッ
チングレートの異なる材料により形成されている。ここ
で、図面上右側のコンタクトと左側のコンタクトでは、
第2絶縁膜21の膜厚にウェハ内でのばらつきがあるこ
とや、第1配線などの構造的な問題から、第2絶縁膜の
膜厚が異なり、右側のコンタクトにおける第2絶縁膜の
ほうが厚く形成されている。
【0040】また、第2絶縁膜21および第1絶縁膜2
0を貫通して第2バリアメタル32に達するコンタクト
ホールCHが開口されている。コンタクトホールCHの
内壁を被覆して、例えばTiNからなる密着層34aが
形成されており、その内側に例えばWからなるプラグ3
5が形成されている。プラグ35に接続して、例えばA
lからなる第2配線36が形成されている。これによ
り、積層バリアメタルBM、プラグ35などを介して、
第1配線30と第2配線36が接続している。
【0041】上記の配線間コンタクトは、第1配線の上
層の層間絶縁膜に膜厚が異なり、開口するコンタクトホ
ールの深さが異なっているが、コンタクトホールが第1
配線上のバリアメタルを貫通しておらず、AlNなどの
予期せぬ絶縁体層が形成されてコンタクト抵抗が上昇す
ることがなく、信頼性を確保した配線間コンタクトであ
る。
【0042】かかる構造の配線間コンタクトの形成方法
について説明する。まず、図2(a)に示すように、シ
リコン半導体基板などの基板10上に、例えばスパッタ
リング法によりAlCuを堆積させ、さらにその上層に
例えばTi、TiN、Tiを順に堆積させ、これらの積
層体をパターニングすることにより、Tiからなる第1
バリアメタル31、TiNからなる第2バリアメタル3
2、およびTiからなる第3バリアメタル33の積層体
である積層バリアメタルBM付きのAlCuからなる第
1配線30を形成する。
【0043】次に、例えばCVD法により窒化シリコ
ン、あるいはSiOFなどをこれらの第1配線を被覆し
て全面に堆積させて、第1絶縁膜20を形成する。第1
絶縁膜20の上層に、例えばCVD法により酸化シリコ
ンを全面に堆積させて、第2絶縁膜21を形成する。こ
こで、第1絶縁膜20と第2絶縁膜は、互いにエッチン
グレートの異なる材料により形成する。このとき、図面
上右側のコンタクトと左側のコンタクトでは、第2絶縁
膜21の膜厚にウェハ内でのばらつきがあることや、第
1配線などの構造的な問題から、第2絶縁膜21の膜厚
が異なり、右側のコンタクトにおける第2絶縁膜21の
ほうが厚く形成される。次に、第2絶縁膜21の上層に
レジスト膜Rを形成し、コンタクトホールCHの開口パ
ターンにパターニングする。
【0044】次に、図2(b)に示すように、レジスト
膜Rをマスクとして、第2絶縁膜21を貫通し、第1絶
縁膜20で停止するRIE(反応性イオンエッチング)
などのエッチングを施し、コンタクトホールCHを開口
する。ここで、第2絶縁膜21のエッチングレートが早
く、第1絶縁膜20のエッチングレートが遅い、あるい
は実質的にエッチングしない条件でエッチングすること
により、コンタクトホールが第1絶縁膜20の達したこ
とろでエッチングを停止することができ、図面上右側と
左側のコンタクトで第2絶縁膜21の膜厚が異なってい
るが、コンタクトホールの開口の途中で開口部の深さを
揃えることが可能である。
【0045】次に、図3(c)に示すように、レジスト
膜Rをマスクとして、第1絶縁膜20を貫通し、バリア
メタルBMで停止するRIEなどのエッチングを施し、
第1配線30に接続可能なコンタクトホールCHを開口
する。例えば、バリアメタルBM中の第2バリアメタル
32でエッチングを停止させる。この後、レジスト膜R
を除去する。
【0046】次に、図3(d)に示すように、例えばス
パッタリング法によりコンタクトホールCHの内壁を被
覆して全面にTiNを堆積させ、密着層34を形成す
る。
【0047】次に、例えばCVD法によりコンタクトホ
ールCH内の密着層34の内側を埋め込んで全面にWを
堆積させ(ブランケットタングステン膜の形成)、全面
にRIEなどのエッチングなどにより全面にエッチバッ
クして、コンタクトホールの外部に堆積させたWおよび
密着層34を除去し、プラグ35を形成する。次に、例
えばスパッタリング法により全面にAlを堆積させ、パ
ターニングして第2配線36を形成する。以上で、図1
に示す積層バリアメタルBM、プラグ35などを介し
て、第1配線30と第2配線36が接続している配線間
コンタクトを形成する。
【0048】上記の本発明の配線間コンタクトの形成方
法によれば、第1配線の上層の絶縁膜の膜厚が異なり、
開口するコンタクトホールの深さが異なるコンタクトホ
ールを形成する場合でも、その開口途中で、例えば第1
絶縁膜と第2絶縁膜の界面近傍において、開口部の深さ
を揃えることが可能であり、第1配線や第1配線の上層
に形成するバリアメタル層などをオーバーエッチングす
ることを避けることが可能であるので、AlNなどの予
期せぬ絶縁体層が形成されてコンタクト抵抗が上昇する
ことがなく、信頼性を確保した配線間コンタクトを形成
することができる。
【0049】第2実施形態 本実施形態の配線間コンタクトの断面図を図4に示す。
シリコン半導体基板などの基板10上に、例えばAlC
uからなる第1配線30が形成されており、その上層
に、例えばTiからなる第1バリアメタル31、TiN
からなる第2バリアメタル32、Tiからなる第3バリ
アメタル33と、さらに第1バリアメタル31と第2バ
リアメタル32の間に、Tiからなり、エッチングスト
ッパとする第4バリアメタル37、およびTiNからな
る第5バリアメタル38の積層体である積層バリアメタ
ルBMが形成されている。
【0050】上記のバリアメタルBM付きの第1配線3
0は、これを被覆して絶縁膜を形成して、第1配線に接
続するコンタクトホールを開口し、コンタクトホール内
を導電体で埋め込んでプラグを形成し、その上層に第2
配線を形成し、配線間コンタクトとすることができる。
【0051】ここで、第1絶縁膜の膜厚にウェハ内での
ばらつきがあることや、第1配線などの構造的な問題か
ら、第1配線を被覆する絶縁膜の膜厚が異なっている場
合でも、コンタクトホールが第1配線上のバリアメタル
を貫通せずに、AlNなどの予期せぬ絶縁体層が形成さ
れてコンタクト抵抗が上昇することがなく、信頼性を確
保した配線間コンタクトとすることができる。
【0052】TiNなどからなる第2バリアメタル32
はAlCuなどからなる第1配線と上層に形成するプラ
グとの合金化反応を抑制する機能を有する他に、第1配
線の配線パターニングにおけるフォトリソグラフィーの
反射防止膜として機能する。これは、AlCu膜上に直
接レジスト膜を形成するとAl(金属)からの光の反射
によりパターンが崩れるという問題を避けるためであ
る。また、第2バリアメタル32と第1配線30との反
応を防止するために、両層の間にTiからなる第1バリ
アメタルを形成する。さらに、第2バリアメタル32の
上層のTiなどからなる第3バリアメタル33は、スパ
ッタリング装置のターゲット表面上のクリーニングを行
う目的で、Tiなどからなる第3バリアメタル33が必
然的に形成される膜である。
【0053】ここで、第2バリアメタル32は、反射防
止の効果を得るために、膜厚は100nm前後で形成す
る必要があり、さらに第3バリアメタル33は、膜厚を
厚くしすぎるとここからの光の反射を起こしてしまう。
これらの問題を解決するために、エッチング工程におけ
るストッパーとしての膜厚を厚くするためには第2バリ
アメタル32の下層に、例えばTiなどからなる第4バ
リアメタル47を形成する。この場合、第4バリアメタ
ル37のTiと第1配線30のAlCuとの反応を防止
するために、さらにTiNなどからなる第5バリアメタ
ル38を形成することが必要となり、さらにTiなどか
らなる第1バリアメタル31が第5バリアメタル38と
第1配線30との反応を防止している。このように、バ
リアメタルBMを5層の積層構造とすることにより、コ
ンタクトホールの第1配線上のバリアメタルの貫通を防
止することができる。
【0054】かかる構造の配線間コンタクトの形成方法
について説明する。まず、シリコン半導体基板などの基
板10上に、例えばスパッタリング法によりAlCuを
堆積させ、さらにその上層に例えばTi、TiN、T
i、TiN、およびTiを順に堆積させ、これらの積層
体をパターニングすることにより、Tiからなる第1バ
リアメタル31、TiNからなる第2バリアメタル3
2、Tiからなる第3バリアメタル33、Tiからなる
第4バリアメタル37、およびTiNからなる第5バリ
アメタル38の積層体である積層バリアメタルBM付き
のAlCuからなる第1配線30を形成する。
【0055】以降の工程としては、第1実施形態と同様
にして、例えばCVD法により酸化シリコンを全面に堆
積させて、絶縁膜21を形成し、コンタクトホールCH
を開口してコンタクトホールCHの内壁を被覆して全面
にTiNを堆積させ、密着層を形成し、さらにコンタク
トホール内を埋め込んでプラグ35を形成し、その上層
に第2配線を形成する。以上で、積層バリアメタルB
M、プラグなどを介して、第1配線と第2配線が接続し
ている配線間コンタクトを形成する。
【0056】上記の本発明の配線間コンタクトの形成方
法によれば、第1配線の上層の絶縁膜の膜厚が異なり、
開口するコンタクトホールの深さが異なるコンタクトホ
ールを形成する場合でも、バリアメタルの構造を多層の
積層構造とすることでエッチングレートの差を発生さ
せ、これによりバリアメタル中でエッチングを停止さ
せ、バリアメタルをコンタクトホールが突き抜けてしま
うのを防止することができ、AlNなどの予期せぬ絶縁
体層が形成されてコンタクト抵抗が上昇することがな
く、信頼性を確保した配線間コンタクトを形成すること
ができる。
【0057】本発明は、DRAMなどのMOSトランジ
スタ系の半導体装置や、バイポーラ系の半導体装置、あ
るいはA/Dコンバータなど、配線間コンタクトを有す
る半導体装置であればなんでも適用できる。装置の微細
化、縮小化、小型化が進められた半導体装置に、信頼性
の高い配線間コンタクトを提供することができる。
【0058】本発明は、上記の実施の形態に限定されな
い。例えば、第1実施形態において、第1絶縁膜、第2
絶縁膜はそれぞれ単層構造としているが、2層以上の多
層としてもよい。また、第1配線、第2配線も多層構造
としてもよい。さらに、第1実施形態においても、第2
実施形態と同様にバリアメタルを5層構造などの多層構
造とすることでさらにバリアメタルをコンタクトホール
が突き抜けてしまうのを防止することができる。その
他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を行う
ことができる。
【0059】
【発明の効果】本発明の配線間コンタクトによれば、第
1配線の上層の層間絶縁膜に膜厚が異なり、開口するコ
ンタクトホールの深さが異なるコンタクトホールを形成
する場合にも、コンタクトホールが第1配線上のバリア
メタルを貫通せず、AlNなどの予期せぬ絶縁体層が形
成されてコンタクト抵抗が上昇することがなく、信頼性
を確保することができる。
【0060】また、本発明の配線間コンタクトの形成方
法によれば、第1配線の上層の層間絶縁膜に膜厚が異な
り、開口するコンタクトホールの深さが異なるコンタク
トホールを形成する場合にも、コンタクトホールが第1
配線上のバリアメタルを貫通せず、AlNなどの予期せ
ぬ絶縁体層が形成されてコンタクト抵抗が上昇すること
がなく、信頼性を確保することができる本発明の配線間
コンタクトを容易に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1実施形態にかかる配線間コ
ンタクトの断面図である。
【図2】図2は本発明の第1実施形態にかかる配線間コ
ンタクトの形成方法の形成工程を示す断面図であり、
(a)レジスト膜の形成工程まで、(b)は第1絶縁膜
に達するコンタクトホールの開口工程までを示す。
【図3】図3は図2の続きの工程を示し、(c)は第2
バリアメタルに達するコンタクトホールの開口工程ま
で、(d)は密着層の形成工程までを示す。
【図4】図4は本発明の第2実施形態にかかる配線間コ
ンタクトの断面図である。
【図5】図5は従来例の配線間コンタクトの断面図であ
る。
【図6】図6は従来例の配線間コンタクトの形成方法の
形成工程を示す断面図であり、(a)レジスト膜の形成
工程まで、(b)はコンタクトホールの開口工程までを
示す。
【符号の説明】
10…基板、20…第1絶縁膜、21…第2絶縁膜、2
2…絶縁体層、30…第1配線、31…第1バリアメタ
ル、32…第2バリアメタル、33…第3バリアメタ
ル、34、34a…密着層、35…プラグ、36…第2
配線、37…第4バリアメタル、38…第5バリアメタ
ル、BM…積層バリアメタル、CH…コンタクトホー
ル。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に形成されたAlを含有する第1配
    線と、 該第1配線を被覆する第1絶縁膜と、 該第1絶縁膜を被覆し、前記第1絶縁膜と異なるエッチ
    ングレートを有する第2絶縁膜と、 該第2絶縁膜の上層に形成された第2配線と、 前記第1絶縁膜および前記第2絶縁膜を貫通するコンタ
    クトホールを埋め込んで前記第1配線と前記第2配線を
    接続するプラグとを有する配線間コンタクト。
  2. 【請求項2】前記第1配線の少なくとも前記プラグ側の
    表面にバリアメタル層を有する請求項1記載の配線間コ
    ンタクト。
  3. 【請求項3】前記プラグの少なくとも前記第1配線側の
    表面に密着層を有する請求項1記載の配線間コンタク
    ト。
  4. 【請求項4】基板上に形成されたAlを含有する第1配
    線と、 該第1配線の少なくとも上面を被覆するバリアメタル層
    と、 該バリアメタル層を被覆し、前記バリアメタル層と異な
    るエッチングレートを有する第1絶縁膜と、 該第1絶縁膜の上層に形成された第2配線と、 前記第1絶縁膜を貫通するコンタクトホールを埋め込ん
    で前記第1配線と前記第2配線を接続するプラグとを有
    する配線間コンタクト。
  5. 【請求項5】前記バリアメタル層が、導電性材料の積層
    体により形成されている請求項4記載の配線間コンタク
    ト。
  6. 【請求項6】前記バリアメタル層を形成する導電性材料
    の積層体が、Ti層、TiN層、Ti層、TiN層、T
    i層の5層の積層体である請求項5記載の配線間コンタ
    クト。
  7. 【請求項7】前記第1絶縁膜が、エッチングレートの異
    なる絶縁膜の積層体により形成されている請求項4記載
    の配線間コンタクト。
  8. 【請求項8】基板上にAlを含有する第1配線を形成す
    る工程と、 前記第1配線を被覆する第1絶縁膜を形成する工程と、 前記第1絶縁膜を被覆し、前記第1絶縁膜と異なるエッ
    チングレートを有する第2絶縁膜を形成する工程と、 前記第1絶縁膜に対して選択比を有して前記第2絶縁膜
    をエッチングするエッチング条件で前記第2絶縁膜を貫
    通して前記第1絶縁膜に達するコンタクトホールを開口
    する第1エッチング工程と、 前記第1絶縁膜を貫通するように前記コンタクトホール
    を深くする第2エッチング工程と、 前記コンタクトホールを導電体で埋め込んで前記第1配
    線に接続するプラグを形成する工程と、 前記第2絶縁膜の上層に前記プラグに接続する第2配線
    を形成する工程とを有する配線間コンタクトの形成方
    法。
  9. 【請求項9】前記第1配線を形成する工程の後、前記第
    1絶縁膜を形成する工程の前に、前記第1配線の上層表
    面にバリアメタル層を形成する工程をさらに有する請求
    項8記載の配線間コンタクトの形成方法。
  10. 【請求項10】前記第2エッチング工程の後、前記プラ
    グの形成工程の前に、前記コンタクトホールの内壁を被
    覆する密着層を形成する工程をさらに有する請求項8記
    載の配線間コンタクトの形成方法。
  11. 【請求項11】基板上にAlを含有する第1配線を形成
    する工程と、 前記第1配線の上面を被覆するバリアメタル層を形成す
    る工程と、 前記バリアメタル層を被覆し、前記バリアメタル層と異
    なるエッチングレートを有する第1絶縁膜を形成する工
    程と、 前記バリアメタル層に対して選択比を有して前記第1絶
    縁膜をエッチングするエッチング条件で前記第1絶縁膜
    を貫通して前記バリアメタル層に達するコンタクトホー
    ルを開口するエッチング工程と、 前記コンタクトホールを導電体で埋め込んで前記第1配
    線に接続するプラグを形成する工程と、 前記第1絶縁膜の上層に前記プラグに接続する第2配線
    を形成する工程とを有する配線間コンタクトの形成方
    法。
  12. 【請求項12】前記バリアメタル層を形成する工程が、
    導電性材料の積層体により形成する工程である請求項1
    1記載の配線間コンタクトの形成方法。
  13. 【請求項13】前記バリアメタル層を形成する工程が、
    Ti層、TiN層、Ti層、TiN層、Ti層の5層の
    積層体により形成する工程である請求項12記載の配線
    間コンタクト。
  14. 【請求項14】前記第1絶縁膜を形成する工程が、エッ
    チングレートの異なる絶縁膜の積層体を形成する工程で
    ある請求項11記載の配線間コンタクト。
JP17609197A 1997-07-01 1997-07-01 配線間コンタクトおよびその形成方法 Pending JPH1126577A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17609197A JPH1126577A (ja) 1997-07-01 1997-07-01 配線間コンタクトおよびその形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17609197A JPH1126577A (ja) 1997-07-01 1997-07-01 配線間コンタクトおよびその形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1126577A true JPH1126577A (ja) 1999-01-29

Family

ID=16007555

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17609197A Pending JPH1126577A (ja) 1997-07-01 1997-07-01 配線間コンタクトおよびその形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1126577A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001337624A (ja) * 2000-05-26 2001-12-07 Toshiba Corp アレイ基板及びその製造方法
US7646096B2 (en) 2004-09-29 2010-01-12 Nec Electronics Corporation Semiconductor device and manufacturing method thereof
CN113380757A (zh) * 2020-02-25 2021-09-10 铠侠股份有限公司 半导体装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001337624A (ja) * 2000-05-26 2001-12-07 Toshiba Corp アレイ基板及びその製造方法
US7646096B2 (en) 2004-09-29 2010-01-12 Nec Electronics Corporation Semiconductor device and manufacturing method thereof
CN113380757A (zh) * 2020-02-25 2021-09-10 铠侠股份有限公司 半导体装置
US11923291B2 (en) 2020-02-25 2024-03-05 Kioxia Corporation Via connection to wiring in a semiconductor device
CN113380757B (zh) * 2020-02-25 2024-04-12 铠侠股份有限公司 半导体装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5464790A (en) Method of fabricating an antifuse element having an etch-stop dielectric layer
JP2934353B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3305211B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH08306774A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH11186391A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3412843B2 (ja) 多層配線の形成方法及び半導体装置
JPS5968953A (ja) モノリシツク集積回路の製造方法
JP2960538B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH1126577A (ja) 配線間コンタクトおよびその形成方法
KR100295054B1 (ko) 다층금속배선을갖는반도체소자및그제조방법
KR19990082907A (ko) 반도체 장치 및 그 제조 방법
JPH02183536A (ja) 半導体装置
JPH06204345A (ja) 半導体装置
JP2000208620A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH07240467A (ja) 配線の形成方法
JP2001093975A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH02111052A (ja) 多層配線形成法
JPH05291409A (ja) 半導体基板への多層配線形成方法
JPS6148940A (ja) 半導体装置の電極形成方法
JPH05343531A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH04239751A (ja) 半導体集積回路の製造方法
JPH06125009A (ja) 半導体基板への多層配線形成方法
JPH01211948A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH0453130A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH08139185A (ja) 半導体装置の製造方法