JPH112611A - シート状部材の製造方法およびシート状部材の検査方法およびシート状部材の欠陥検査装置 - Google Patents

シート状部材の製造方法およびシート状部材の検査方法およびシート状部材の欠陥検査装置

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JPH112611A
JPH112611A JP9153299A JP15329997A JPH112611A JP H112611 A JPH112611 A JP H112611A JP 9153299 A JP9153299 A JP 9153299A JP 15329997 A JP15329997 A JP 15329997A JP H112611 A JPH112611 A JP H112611A
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defect
sheet
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optical image
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JP9153299A
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Inventor
Mineo Nomoto
峰生 野本
Hideaki Doi
秀明 土井
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】シート状部材に生じる欠陥の種類を識別して、
欠陥の種類に応じてシートをグレード分けして製造する
シート部材の製造方法の提供。 【解決手段】シート状物質を斜方照明あるいは透過照明
して、照明されたそれぞれの表面を光学的に検出して、
検出した画像を平滑化,2次微分,2値化する画像処理
による欠陥候補の検出と、検出された欠陥候補の画像か
ら、面積S,周囲長Lにもとずき、細長い欠陥と円形状
の欠陥に識別し、斜方照明で検出された画像からは、面
積Sの大きい欠陥はすじ状欠陥又はしわ状欠陥と判断
し、円形状欠陥はへこみ欠陥として識別し、透過照明検
出された画像からは、基材より明るく検出される細長い
欠陥はひび割れ欠陥、円形状欠陥はブローホール欠陥、
また、基材より暗く検出される円形状欠陥は異物欠陥,
空隙欠陥として識別して、欠陥を判定し、該判定結果に
基づいて、良品部分を選択的して裁断し、分別してグレ
ード分けして製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シート状部材の検
査方法およびその方法による検査を行うための装置に関
し、特に、セラミックス基板等の母材に用いられるグリ
ーンシートの表面や内部に生じる欠陥、あるいは、偏光
フィルム等の透明シート状物質の張り合わせ部に生じる
欠陥等の種類を識別して検査する、欠陥の検出方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のシート状物質の検査方法としては
グリーンシートの製造方法および検査方法,検査装置と
して、特開平4−216904号,特願平−15012
6号、また、透明シートの検査方法として特開平6−2
35624号公報等で開示されている方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の対象とする製
品のグリーンシートは、ハイブリッドIC等の製造方法
として、サーキットテクノロジ,Vol4,No3,p
p151〜155(1989)に論じられており、連続
的に送られるキャリアフィルム上にスラリー状のグリー
ンシートを乾燥させながら製造し、所望の大きさに切断
して製品として使用する。
【0004】また、偏光フィルム等の透明シートは、電
子材料,1991年2月号,pp38〜41に論じられ
ているように、連続送りされる高分子フィルムを延伸
し、粘着剤を塗布して偏光フィルムを貼り付けて製品と
なる。製品の種類としては、ロール状で出荷したり、シ
ート状のものを切断したものであったりする。
【0005】上記従来技術では、これらのシートに生じ
る欠陥を、2次微分画像処理後の2値化処理で検出でき
たものすべてを欠陥としており、詳細な欠陥の識別は出
来ない。即ち、ひび割れや、ブローホール,すじ,しわ
等の欠陥から、透過照明で明るく検出されたものはひび
割れ欠陥かブローホール欠陥、暗く検出されたものはす
べて異物混入と判断し、欠陥としている。また、斜方照
明で明るく検出されたものは、すじ欠陥かしわ欠陥かへ
こみ欠陥である。
【0006】この方式ではそれぞれの欠陥に応じて検出
感度を可変して、欠陥の種類に応じて実害となる欠陥を
確実に検出出来ない場合があり、実害とならない形状の
小さい欠陥候補を見逃すことが出来ない場合もあった。
このため、検査結果に応じて、欠陥の多い,少ないの判
断でシートを仕分けすることは出来るが、欠陥の種類に
応じてシートを分別出来ない問題がある。
【0007】さらに、欠陥の種類と数量に応じてシート
の致命欠陥領域と良品領域に識別してグレード分けし、
不良シートのみを排除して、良品シートはそれぞれの欠
陥の種類に応じてランク分けして、製品として使用する
ことが出来ない問題もあった。
【0008】また、上記技術では、透過照明で黒っぽく
検出される欠陥は、すべて異物混入であると判断する。
異物が存在せずに黒っぽく検出される、例えばグリーン
シート内部に生じる空隙欠陥(グリーンシート粒子と空
気との気孔率が正常部に比べて部分的に粗の状態になっ
ている)と異物混入とを識別することができない。上記
方式では、実害となる異物を高感度に検出しようとする
と、小さい空隙欠陥を多く検出し過ぎる問題があり、良
品として使用できる製品を欠陥品とする問題があった。
【0009】また、異物が金属か有機物か等の材料の特
定が出来ないため、欠陥の発生原因の究明や、製造工程
で不具合が生じている製造装置の改善や改良対策に時間
を要する課題もあった。
【0010】本発明の第1の目的は、シート状部材に生
じる欠陥候補を検出して欠陥候補の中から欠陥の種類を
識別し、欠陥の種類に応じて欠陥の検出感度を可変し、
実害となる欠陥を検出し、検出結果に基づいて、良品部
を選択的して裁断し、良品シートの中から、検出した欠
陥の種類と数量に応じてシートをグレード分けして製造
することを特徴とする、シート状部材の製造方法を提供
するにある。
【0011】本発明の第2の目的は、シート状部材に生
じる欠陥候補を検出して欠陥候補の中から欠陥の種類を
識別し、欠陥の種類に応じて欠陥の検出感度を可変し、
実害となる欠陥を確実に検出する検査方法および装置を
提供するにある。
【0012】本発明の第3の目的は、シート状部材に生
じる欠陥を透過照明して画像を検出して欠陥の種類を識
別し、欠陥の種類の中から異物の材料を特定し、実害と
なる異物欠陥を確実に検出する検査方法および装置を提
供するにある。
【0013】本発明の第4の目的は、シート状部材に生
じる欠陥を透過照明して画像を検出して欠陥の種類を識
別し、欠陥の種類の中から異物を特定し、異物欠陥を確
実に検出する検査方法および装置を提供するにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、シー
ト状物質を斜方照明あるいは透過照明して、照明された
それぞれの表面を光学的に検出して、検出した画像を平
滑化,2次微分,2値化する画像処理による欠陥候補の
検出と、検出された欠陥候補の画像から、面積S,周囲
長Lにもとずき、細長い欠陥と円形状の欠陥に識別し、
斜方照明で検出された画像からは、面積Sの大きい欠陥
はすじ状欠陥又はしわ状欠陥と判断し、円形状欠陥はへ
こみ欠陥として識別し、透過照明検出された画像から
は、基材より明るく検出される細長い欠陥はひび割れ欠
陥、円形状欠陥はブローホール欠陥、また、基材より暗
く検出される円形状欠陥は異物欠陥,空隙欠陥として識
別して、欠陥を判定し、該判定結果に基づいて、良品部
分を選択的して裁断し、良品シートの中から、欠陥判定
結果(検出した欠陥の種類と数量)にもとづいて、欠陥
の少ないシート、あるいはひび割れや異物やブローホー
ルがあるシートと該欠陥がないシート等に分別してグレ
ード分けして製造することによって達成される。
【0015】上記第2の目的は、シート状物質を斜方照
明あるいは透過照明して、照明されたそれぞれの表面を
光学的に検出して、検出した画像を平滑化,2次微分,
2値化する画像処理による欠陥候補の検出と、検出され
た欠陥候補の画像から、面積S,周囲長Lにもとずき、
細長い欠陥と円形状の欠陥に識別し、斜方照明で検出さ
れた画像からは、細長いあるいは面積Sの大きい欠陥は
すじ状欠陥又はしわ状欠陥と判断し、円形状欠陥はへこ
み欠陥として識別し、透過照明検出された画像からは、
基材より明るく検出される細長い欠陥はひび割れ欠陥、
円形状欠陥はブローホール欠陥、また、基材より暗く検
出される円形状欠陥は異物欠陥,空隙欠陥として識別す
ることによって達成される。
【0016】上記第3の目的は、光学的に半透明あるい
は透明なシート状物質を透過照明して、透過照明された
画像を光学的に検出して、検出した画像を平滑化,2次
微分,2値化する画像処理により欠陥候補を検出し、検
出された欠陥候補の画像から、基材より暗く検出される
欠陥候補部に、光を照射し、該欠陥候補部の光の吸収に
よる発熱状態の温度変化特性にもとづいて、欠陥の材料
の種類を特定することによって達成される。
【0017】また、上記第3の目的は、光学的に半透明
あるいは透明なシート状物質を透過照明して、透過照明
された画像を光学的に検出して、検出した画像を平滑
化,2次微分,2値化する画像処理により欠陥候補を検
出し、検出された欠陥候補の画像から、基材より暗く検
出される欠陥候補部に、冷却ガスあるいは加熱ガスを噴
射し、該欠陥候補部の放熱状態あるいは発熱状態の温度
変化特性にもとづいて、欠陥の材料の種類を特定するこ
とによっても達成される。
【0018】上記第4の目的は、光学的に半透明あるい
は透明なシート状物質を透過照明して、透過照明された
画像を光学的に検出して、検出した画像を平滑化,2次
微分,2値化する画像処理により欠陥候補を検出し、検
出された欠陥候補の画像から、基材より暗く検出される
欠陥候補部に、光学的に透明な部材を接触加圧しなが
ら、透過照明により接触加圧時の形状変化の画像を検出
し、該欠陥候補画像と比較して、画像面積の変化状態に
もとづいて、欠陥の種類を特定することによって達成さ
れる。
【0019】また、上記第4の目的は、光学的に半透明
あるいは透明なシート状物質を透過照明して、透過照明
された画像を光学的に検出して、検出した画像を平滑
化,2次微分,2値化する画像処理により欠陥候補を検
出し、検出された欠陥候補の画像から、基材より暗く検
出される欠陥候補部に、圧縮ガスを噴射し、透過照明に
より該圧縮ガスを噴射時の形状変化の画像を検出し、該
欠陥候補画像と比較して、画像面積の変化状態にもとづ
いて、欠陥の種類を特定することによって達成される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
1〜図12により説明する。図1は本発明のシート状部
材の製造方法の1実施例を示すものである。シート30
1を搬送するローラ302a,302b、シート表面の
画像を検出する表面検査装置303、シート内部に生じ
る欠陥を検査する透過照明検査装置304、シート表面
にマーキングするマーカー305、シートを切断するカ
ッター306、切断したシートを収納するケース30
7、表面検査装置303、透過照明検査装置304の検
査結果の入力にもとづいて欠陥候補の検出、マーキング
位置、切断位置、シートのグレード分けを行うマイクロ
コンピュター308から構成される。
【0021】上記構成に置いてシート301は連続送り
され、ローラ302a,302b上を矢印S方向に移動
する。表面検査装置303でシート表面の凹凸状のし
わ,すじ,へこみを検出し、透過照明検査装置304で
シート内部に生じているひび割れ、シート内部のブロー
ホール,異物や空洞を検出して、それぞれ欠陥候補とし
て抽出する。抽出した結果を基にマイクロコンピュター
308で欠陥候補の種類を識別し、それぞれの欠陥に応
じた欠陥判定基準により欠陥候補の中から欠陥を決定す
る。さらに欠陥位置をマーカー305に入力してマーキ
ングし、欠陥の種類と数量に応じてシートの裁断位置を
カッターに入力してシートを裁断する。裁断されたシー
トは、欠陥の種類や数量に応じてグレード分けされ、ケ
ース307が矢印T1あるいはT2方向に移動してそれ
ぞれの位置に収納される。
【0022】本実施例の製造方法では、欠陥の種類を識
別して、それぞれの欠陥候補の種類毎に欠陥判定できる
ため、致命となる欠陥が発生しているシートの部分を確
実に排除し、良品として使用できるシートのみを製品と
して採用できる。また、製品シートにおいてもそれぞれ
グレード分けされているため、製品の使用用途に応じて
使い分けが出来、製品の付加価値も大きくなり、歩留ま
りが向上する効果もある。
【0023】また、本実施例では、カッター306で切
断する場合、不良品領域を決定して切断しているが、一
定間隔で切断するシートの場合についても、それぞれグ
レード分けしてケース307に収納できることは明らか
である。また、図1の実施例では、シートをカッター3
06で裁断後にグレード分けしているが例えば、シート
を切断せずにマーキングした状態でロール状に巻きとり
それぞれ巻とったロール毎にグレード分けしてロール単
位で製品として出荷することもできる。
【0024】図2は、本発明の欠陥候補の検出と欠陥の
種類の識別の基本概念を説明するブロック図であり、画
像検出方法は図示していない。
【0025】検出した画像P1から画像処理P2によ
り、欠陥候補P3を抽出する。シート状部材例えばグリ
ーンシートや偏光フィルム等は、微小な凹凸やシート内
部の異物,ブローホール等を欠陥として検出する必要が
あるため、わずかな光のコントラスト変化を確実に捉え
る必要がある。このため、画像処理法としては、検出し
た画像の高周波成分ノイズを取り除くため平滑化処理を
する。
【0026】次に、欠陥部の明暗コントラスト変化を強
調する2次微分処理を行い、この2次微分画像を2値化
処理して、欠陥候補を抽出する。この欠陥候補P3の中
から、以下の方法により欠陥の種類を識別P4する。
【0027】識別の方法としては、(1)欠陥候補の2
値画像の面積と周囲長を評価する形状の違いによる識別
法P5により、すじ状欠陥・しわ状欠陥,へこみ欠陥,
ひび割れ欠陥,ブローホール欠陥,異物・空隙欠陥に識
別する。(2)欠陥候補部に光エネルギーを照射、ある
いは冷却ガスまたは加熱ガスを噴射し、欠陥候補部の温
度差の違いによる識別法により金属異物,樹脂異物,空
隙欠陥に識別する。(3)欠陥候補部を加圧し、加圧時
の画像の変化を評価する識別法により、異物欠陥,空隙
欠陥に識別する。
【0028】上記(1),(2),(3)の少なくとも
一つの方法で欠陥を識別して欠陥を判定し致命欠陥を検
出する。
【0029】次に、本発明の検査装置の実施例について
詳細に説明する。図3はシート状部材に生じる欠陥の形
状の違いを識別して検査する図2のP5を実現する検査
装置の構成を示す概略構成図である。
【0030】本実施例はシートが連続的に送られてくる
場合の一実施例でもある。図3において、検査装置はシ
ート1を搬送するローラ、ローラによって送られたシー
ト1の送り量を検出する送り測長器3、シート1を照明
するための透過照明光源4、検出レンズ5,ラインセン
サ6からなる機械的要素と、画像検出回路7,ラインセ
ンサ用画像処理装置8,マイクロコンピュター9,座標
発生装置10,座標測長回路11,フロッピーデスク1
2,プリンタ13からなる電気的要素とから基本的に構
成されている。被検出物体であるシート1は回転するロ
ーラ上に接しながら連続送りされ、ローラ2の外周ある
いは近傍のシート表面に接して設けられた送り測長器3
によってシート1の送り量が測定される。回転するロー
ラ2に接触している偏光シートは透過照明光源4で照明
され、照明光源と対向する方向(図3では上方)に検出
レンズ5とラインセンサ6が配され、シート1表面の画
像を検出する。
【0031】上記構成において、シート1を矢印Y方向
に移動させれば、ラインセンサ6からの画像信号は画像
検出回路7でA/D変換処理により多値画像信号として
得られ、ラインセンサ用画像処理装置8に入力される。
ラインセンサ用画像処理装置8には、シェーディング補
正回路,平滑化回路,2次微分回路,2値化回路,2次
元画像メモリ,ラベリング回路,重心算出回路,検査ウ
インドウ回路,面積計数回路,周囲長計数回路を備えて
いる。
【0032】シェーディング補正回路で照明むら、ライ
ンセンサ6の感度むらをディジタル的に補正し、平滑化
回路でシート表面の微小凹凸のノイズ成分を平均化して
画像信号を滑らかにする平滑化処理を行い、平滑化処理
を行った後、2次微分回路で欠陥部の明暗を画像強調す
る2次微分処理を行い、さらに、2値化回路において2
次微分処理された画像から欠陥部を抽出する2値化処理
を行い、この2値化後の結果を2次元画像メモリに記憶
させる。欠陥候補の2値画像は2次元画像メモリの中で
1(黒)あるいは0(白)の固まりの画像として点在し
ている。
【0033】ラベリング回路ではこれらの塊の画像を、
それぞれ一つの塊毎にラベル付けをする。重心算出回路
ではラベル付けされた画像の塊からそれぞれ重心を算出
して、その重心位置をもとめる。次に該重心位置を基準
にして、ウインドウ設定回路では2次元メモリ内でそれ
ぞれの欠陥候補2値画像を含む検査領域を設定して、そ
れぞれの検査領域毎に、2値画像の面積,周囲長を算出
してその結果をマイクロコンピュター9に入力する。
【0034】座標発生回路10では、画像検出回路7を
介し、現に画像検出に係わっているラインセンサ8の走
査クロックに基づいてX方向の走査位置座標が作成さ
れ、一方では、送り測長器3からのY方向移動量に基づ
いて座標測長回路11により、ラインセンサ6によるシ
ート1上での実検査位置座標が検出されるようになって
いる。この検出された実検査位置座標からマイクロコン
ピュター19は、その時点での実検査位置を知る。
【0035】すなわち、実際のシートの検査において
は、シート1は連続送りされながらその全面が検出さ
れ、ラインセンサ用画像処理装置8で2次微分後に2値
化された各座標での結果と、2値化後の画像を画像メモ
リに記憶する領域と、ラベリング後の各2値画像の重心
座標位置の結果が、マイクロコンピュター9に入力され
る。マイクロコンピュター9では、2値画像の重心座標
位置を実検査位置座標に変換して、例えば、ひび割れ欠
陥がある場合「1A」、ブローホール欠陥がある場合
「1B」、欠陥候補がある場合「1」、というように、
欠陥候補の重心座標毎に判定され、フロピーディスク1
2あるいは、プリンタ13に出力される。
【0036】図4は図3の検査装置で検出する場合の欠
陥識別の方法および欠陥判定例を示すものである。図4
は透過照明で検出されるひび割れ欠陥,ブローホール欠
陥,異物欠陥,空隙欠陥の判定に係わるものである。ひ
び割れ欠陥,ブローホール欠陥は透過照明で画像を検出
すると、シート基材より明るく検出されるため、2次微
分後の2値化しきい値VH1で得られる2値画像は白、異
物欠陥,空隙欠陥はシート基材より暗く検出されるた
め、2次微分後の2値化しきい値VH2で得られる2値画
像は黒となる。
【0037】この結果から、白と検出されたものはひび
割れ欠陥か、ブローホール欠陥であり、また、黒と検出
されたものは異物欠陥か空隙欠陥である。白欠陥のうち
ひび割れは、細長い形状であり、ブローホールはシート
基材周囲から均等な圧力を受けるため円形の形状にな
る。異物欠陥は形状の特徴はあまり明確でない。空隙欠
陥は、ブローホール欠陥より気孔部が小さいがやはり球
形に近い形状をしている。
【0038】従ってそれぞれの欠陥の識別は、検出した
2次微分画像の2値化しきい値VH1で得られる2値画像
の面積SH1,周囲長L1、および2次微分画像の2値化
しきい値VH2で得られる2値画像の面積SH2,周囲長L
2、から ひび割れ欠陥: SH1/ L1 2 <1/4π ブローホール欠陥: SH1/ L1 2 ≒1/4π、 SH1≦ SH10 異物欠陥: SH2/ L2 2 ≠1/4π、 SH2≦ SH20 空隙欠陥: SH2/ L2 2 ≒1/4π、 SH2≦ SH20 と判定される。
【0039】この方式では、異物欠陥は形状が一定でな
く円形に近い形状でない異物は識別できるが、異物で円
形のものは空隙欠陥として検出する可能性がある。ま
た、2値画像面積が基準値SH10,SH20より大きい場合
は異常欠陥として出力することで、他の欠陥と識別す
る。
【0040】図5にシート表面に生じる欠陥を識別する
本発明の検査装置の実施例を示す。図5は図3の実施例
における透過照明光源4を斜方照明光源14に置換した
もので、その他の構成,動作は図3の各部と同様であ
る。
【0041】すなわち、図5の実施例では、斜方照明光
源14の照明光を、シート表面に照明し、シート表面の
反射光を検出レンズ5,ラインセンサ6上に結像して画
像を検出するようになっている。図5の実施例の検出方
式では、表面の凹凸形状の検出感度が高い。
【0042】図6は図5の検査装置で検出する場合の欠
陥識別の判定例を示すものである。図6は斜方照明で検
出されるすじ欠陥,しわ欠陥,へこみ欠陥、の判定に係
わるものである。これらの欠陥は斜方からの照明で、凹
凸部の突起部の斜面に光が照射されるため、欠陥画像の
特徴としてはシートの基材より明るく検出される。この
ため、2次微分後の2値化しきい値VH3で得られる2値
画像は白、となる。
【0043】白欠陥のうちすじ欠陥,しわ欠陥は、細長
い形状でしかも連続して発生する特徴があり、検出面積
が異常に大きくなる。また、へこみ欠陥ブローホール欠
陥と同様に円形の形状になる。従ってそれぞれの欠陥の
識別は、検出した2次微分画像の2値化しきい値VH3
得られる2値画像の面積SH3,周囲長L3、から すじ欠陥: SH3> SH30 しわ欠陥: SH3> SH30 へこみ欠陥: SH3/ L3 2 ≒1/4π、 SH3
H30 と判定される。
【0044】本実施例の場合、すじ欠陥,しわ欠陥が発
生する場合は、製造工程の異常として捉えることができ
る。例えばグリーンシートのキャスティング工程では、
すじ状欠陥はシートの厚みを制御する、ドクターブレー
ドといわれる、ブレードに異物を挟み、すじ欠陥が数m
も連続して発生することがある。また、しわ欠陥の場合
は、キャスティング工程で乾燥むらが生じ、この場合も
連続して発生する。このため、2次微分後の2値画像面
積が異常に大きい場合は、前工程不良として警報を示す
ような出力をしても良い。
【0045】図3,図5の実施例はそれぞれ連続送りさ
れるシートについて説明しているが、シート切断後でも
同様の効果得られる。また、図3は透過照明で画像検出
した場合、図5は斜方照明で画像検出した場合について
それぞれ独立した形態について説明しているが、透過照
明検出して欠陥検出後に、斜方照明して欠陥を検出する
ように、図3の検査装置と、図5の検査装置をシリーズ
に設ければ(図1の検査順を置換)、図3および図5に
示した欠陥がそれぞれ識別できることは明らかである。
【0046】図7は図2に示す検査方式の概念図のP6
の温度差による欠陥の識別を実現する、検査装置の1実
施例である。図7において、本実施例は、切断後のシー
トを検査する場合についての実施例である。図7の検査
装置は、シート101を保持する透明ホルダー102、
透明ホルダー102を矢印Y1方向に往復移動する送り
ねじ103aが連結されているパルスモータ103、シ
ート101を透過照明する透過照明ユニット104、検
出レンズ105、ラインセンサ106、シート表面に光
エネルギーを照射する赤外光源121、光エネルギー照
射部の温度を計測する、放射温度計122、赤外光源1
21と放射温度計122を連結する連結ユニット12
3、連結ユニット123を矢印X方向に往復移動する送
りネジ124aが連結されているパルスモータ124、
からなる機械的要素と画像検出回路107、ラインセン
サ用画像処理装置108、マイクロコンピュター10
9、座標発生装置110、座標測長回路111、フロッ
ピーデスク112、プリンタ113、温度計測コントロ
ーラ125、モータコントローラ126からなる電気的
要素とから基本的に構成されている。
【0047】シート101はモータ103により矢印Y
1方向に移動し、ラインセンサ106により順次画像を
検出する。矢印Y1方向に移動するとき透過照明104
で照明し、ひび割れ,ブローホール,異物,空隙を検出
する。
【0048】上記構成において、シート101を矢印Y
1方向に移動させれば、ラインセンサ106からの画像
信号は画像検出回路107でA/D変換処理により多値
画像信号として得られ、ラインセンサ用画像処理装置1
08に入力される。ラインセンサ用画像処理装置108
は図3のラインセンサ用画像処理装置8と同様の構成,
機能を有しており、シェーディング補正回路,平滑化回
路,2次微分回路,2値化回路,2次元画像メモリ,ラ
ベリング回路,重心算出回路,検査ウインドウ回路,面
積計数回路,周囲長計数回路で、それぞれ欠陥毎に、2
値画像の面積,周囲長を算出してその結果をマイクロコ
ンピュター9に入力する。
【0049】座標発生回路110では、画像検出回路1
07を介し、現に画像検出に係わっているラインセンサ
106の走査クロックに基づいてX方向の走査位置座標
が作成され、一方では、パルスモータ103のパルス数
からのY1方向移動量にもとづき、座標測長回路111
により、ラインセンサ106によるシート101上での
実検査位置座標が検出されるようになっている。この検
出された実検査位置座標からマイクロコンピュター10
9は、その時点での実検査位置を知る。
【0050】すなわち、実際のシートの検査において
は、シート101は連続送りされながらその全面が検出
され、ラインセンサ用画像処理装置108で2次微分後
に2値化された各座標での結果と、2値化後の画像を画
像メモリに記憶する領域と、ラベリング後の各2値画像
の重心座標位置の結果が、マイクロコンピュター109
に入力される。
【0051】マイクロコンピュター109では、2値画
像の重心座標位置を実検査位置座標に変換して、例え
ば、ひび割れ欠陥は「2A」、ブローホール欠陥は「2
B」、異物欠陥は「2C」、空隙欠陥は「2D」、欠陥
候補の場合「2」、というように、欠陥候補の重心座標
毎に判定され、マイクロコンピュター109のハードデ
ィスクやフロピーディスク12あるいは、プリンタ13
に出力される。
【0052】この出力された結果をもとに、マイクロコ
ンピュター109はモーターコントローラ126を介し
て、パルスモータ103によりシート101をY1又は
Y2方向に、パルスモータ124により連結ユニット1
23をX方向に移動させ、放射温度計122の直下に、
異物欠陥「2C」あるいは空隙欠陥「2D」を位置合わ
せする。赤外線光源121と放射温度計122はあらか
じめ光軸合わせされている。
【0053】この状態で赤外光源121を照射してその
照射部の温度を放射温度計で計測し、温度計測コントロ
ーラに入力され、照射時間に対する温度変化が算出さ
れ、この結果をマイクロコンピュター109に入力す
る。図8は照射時間に対する異物の要因となる金属,有
機物,空隙の温度変化を示したものである。照射時間に
対する温度を比較すると比熱の大きい金属は急激に温度
上昇し、基材と同じ材料の空隙は温度上昇しにくい。こ
の特徴を捉えることによって、これらの材料を特定する
ことが出来る。
【0054】本実施例では、異物や空隙の大きさを画像
面積として計測できるため、異物や空隙の大きさと温度
変化の関係をあらかじめ測定しておき、この測定結果を
判定基準に用いれば、金属の種類などの特定も可能であ
る。すなわち、シート101を製造する工程に用いられ
る例えば、アルミニュームや鉄やステンレスの金属を、
それぞれ大きさの異なるサンプルでの温度変化を測定し
て基準データとしてマイクロコンピュター109に入力
し、この結果と測定した温度変化を比較して、一致した
場合に金属の種類を特定できる。
【0055】このようにすると、シート101の製造工
程の異物発生作業や異物発生原因を追究しやすくなる効
果もある。以上述べた本発明によれば、図1の(1)形
状による識別とP5、(2)温度差による識別P6を実
現することが出来るため、ひび割れ欠陥,ブローホール
欠陥,異物欠陥,空隙欠陥,しわ欠陥,へこみ欠陥を識
別できるほか、異物欠陥の種類(金属か樹脂)、あるい
は金属の種類の特定を出来る。
【0056】図9は図2の温度差による識別の他の実施
例を示す図である。図9で欠陥候補を検出するまでの動
作,機能は図7と同様であるため、同じ機能,動作をす
るものについては同一符号を付してある。
【0057】図9において図7の赤外光源121をガス
ノズル131に置換し、冷却ガス源132からの冷却ガ
スをガスパイプ133により、電磁バルブ134を介し
てガスノズル133に供給出来る構造になっている。電
磁バルブはマイクロコンピュター109の指令に基づき
開閉されるように構成されている。
【0058】図9では図7と同様の動作により異物欠
陥,空隙欠陥が検出されると、ガスノズル131、放射
温度計122の直下にこれらの欠陥が位置決めされ、欠
陥部を冷却ガスにより急冷する。この時の温度変化分布
を放射温度計122で計測することにより、図8に示し
た温度特性の逆の出力となりそれぞれの欠陥を識別する
ことが出来る。本実施例では冷却ガスで説明したが、加
熱ガスを用いても同様の効果が得られ、図8に示した温
度特性と同様な出力となる。
【0059】次に加圧による識別を実現する検査装置の
1実施例を図10を用いて説明する。図10で欠陥候補
を検出するまでの動作、機能は図7と同様であるため、
同じ機能,動作をするものについては同一符号を付して
ある。
【0060】図10において図7の赤外光源121,放
射温度計122,温度計測コントローラ125等の温度
検出系を、透明ガラス201,検出レンズ202,TV
カメラ203,透過照明装置204、透明ガラス201
と検出レンズ202を連結するホルダ205、ホルダー
205を矢印X方向に往復移動する送りネジ206aが
連結されているパルスモータ206、ホルダー205を
矢印Z方向に往復移動する送りネジ207aが連結され
ているパルスモータ207からなる、機械的要素と、T
Vカメラ画像処理装置208に置換した構成としたもの
で、上記以外の構成は図7と同じである。
【0061】シート101を矢印Y3方向に移動させれ
ば、図7の動作と同様にラインセンサ106からの画像
信号は画像検出回路107でA/D変換処理により多値
画像信号として得られ、ラインセンサ用画像処理装置1
08に入力される。ラインセンサ用画像処理装置108
は図2のラインセンサ用画像処理装置8と同様の構成,
機能を有しており、シェーディング補正回路,平滑化回
路,2次微分回路,2値化回路,2次元画像メモリ,ラ
ベリング回路,重心算出回路,検査ウインドウ回路,面
積計数回路,周囲長計数回路で、それぞれ欠陥毎に、2
値画像の面積,周囲長を算出してその結果をマイクロコ
ンピュター9に入力する。
【0062】座標発生回路110では、画像検出回路1
07を介し、現に画像検出に係わっているラインセンサ
106の走査クロックに基づいてX方向の走査位置座標
が作成され、一方では、パルスモータ103のパルス数
からのY3方向移動量にもとづき、座標測長回路111
により、ラインセンサ106によるシート101上での
実検査位置座標が検出されるようになっている。この検
出された実検査位置座標からマイクロコンピュター10
9は、その時点での実検査位置を知る。
【0063】すなわち、実際のシートの検査において
は、シート101は連続送りされながらその全面が検出
され、ラインセンサ用画像処理装置108で2次微分後
に2値化された各座標での結果と、2値化後の画像を画
像メモリに記憶する領域と、ラベリング後の各2値画像
の重心座標位置の結果が、マイクロコンピュター109
に入力される。
【0064】本実施例では、ラインセンサ用画像処理装
置108とマイクロコンピュター109で異物欠陥「2
C」、空隙欠陥「2D」と判断された座標位置に、パル
スモータ103によりシート101をY3又はY4方向
に、パルスモータ124により連結ホルダ205をX方
向に移動させ、TVカメラ203,検出レンズ202を
位置合わせする。透過照明装置204をライン状のもの
を用いれば、シート101をパルスモータ103でY方
向に移動できるため、TVカメラ203,検出レンズ2
02はX方向に移動できるようにしておけば、XY面内
の欠陥存在位置の上方に、位置合わせすることが出来
る。
【0065】この位置合わせが完了した状態で、パルス
モータ207によって、透明ガラスをシート表面に押し
つけると、異物欠陥「2C」は形状に変化が見られない
が、空隙欠陥「2D」は図11に示すように下圧時には
スポンジ状の状態が押しつぶされるようになり、透過照
明で検出した画像は面積が大きくなる。このため、加圧
前の画像と加圧後の画像を比較することにより、空隙欠
陥を異物欠陥と識別することが可能となる。
【0066】すなわち検出した画像をTVカメラ画像処
理装置を用いて図4に示すような処理を施し、2次微分
後の2値画像を比較することにより異物欠陥と空隙欠陥
が識別できる。
【0067】図10の本発明の実施例では、ひび割れ欠
陥,ブローホール欠陥,異物欠陥,空隙欠陥,しわ欠
陥,へこみ欠陥を識別出来る。
【0068】図12は圧縮ガス噴射による識別を実現す
る検査装置の一実施例を示すものである。図12で欠陥
候補を検出するまでの動作,機能は図10と同様である
ため、同じ機能,動作をするものについては同一符号を
付してある。
【0069】図12において図10の透明ガラス201
が、圧縮ガスノズル221,ガス源222,配管22
3,電磁バルブ224に置換され、ガス源222からの
圧縮ガスを配管223により、マイクロコンピュター1
09の指令に基づき開閉される電磁バルブ224を介し
て圧縮ガスノズル221に供給出来る構造になってい
る。
【0070】図12の実施例では、検出した異物欠陥や
空隙欠陥に圧縮ガスを噴射することにより、欠陥部表面
が押しつけられるため、図11で示したように空隙欠陥
のスポンジ状の状態が押しつぶされるようになり、透過
照明で検出した画像は面積が大きくなり、空隙欠陥の識
別が可能となる。
【0071】図7,図9,図10,図12の実施例で
は、切断後のシートについて欠陥を識別する方式につい
て述べたが、図1の製造方法においては、いずれの方式
でも欠陥位置と欠陥の種類が分かっているため、例えば
図1のマーカー305の直前に、図7の光エネルギーを
照射する赤外光源121、光エネルギー照射部の温度を
計測する、放射温度計122、赤外光源121と放射温
度計122を連結する連結ユニット123、連結ユニッ
ト123を矢印X方向に往復移動する送りネジ124a
が連結されているパルスモータ124、温度計測コント
ローラ125や図9のガスノズル131や、冷却ガス源
132、ガスパイプ133、電磁バルブ134等の温度
計測系を、また、図10の透明ガラス201,検出レン
ズ202,TVカメラ203,透過照明装置204、透
明ガラス201と検出レンズ202を連結するホルダー
205、ホルダー205を矢印X方向に往復移動する送
りネジ206aが連結されているパルスモータ206、
ホルダー205を矢印Z方向に往復移動する送りネジ2
07aが連結されているパルスモータ207からなる、
機械的要素、TVカメラ画像処理装置208や、図12
の圧縮ガスノズル221,ガス源222,配管223,
電磁バルブ224等をあらかじめ設けておけば、連続送
りされるシートについても欠陥の種類を識別して欠陥判
定できることは明らかである。
【0072】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1〜13
項による場合は、シート状部材のシート表面やシート内
部に生じる欠陥候補を検出し、検出された欠陥候補から
欠陥の種類を特定し、該それぞれの欠陥の種類に応じて
欠陥検出感度を可変して検査し、検査結果に基づいて、
シートをグレード分けして製造するシート状部材の製造
方法を与える。
【0073】請求項14,19,25による場合は、欠
陥候補部の形状の特徴から欠陥の種類を特定して、欠陥
の種類の応じて欠陥検出感度を可変して欠陥を検出する
検査方法および装置が、請求項15,16,20,21
による場合は、欠陥候補部の温度変化の特徴から欠陥の
種類を特定して、欠陥の種類の応じて欠陥検出感度を可
変して欠陥を検出する検査方法および装置が、請求項1
7,18,22,23による場合は、欠陥候補部を加圧
した場合の画像変化の特徴から欠陥の種類を特定して、
欠陥の種類の応じて欠陥検出感度を可変して欠陥を検出
する検査方法および装置が、それぞれ得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わるシート状部材の
製造方法を示す概略構成図。
【図2】本発明の欠陥候補の検出と欠陥の種類の識別の
基本概念を説明するブロック図。
【図3】本発明の第2の実施例に係わるシート状部材の
検査装置の構成を示す概略構成図。
【図4】本発明の第2の実施例の検査装置の欠陥候補の
検出、欠陥の種類の識別、欠陥判定を説明する概略図。
【図5】本発明の第3の実施例に係わるシート状部材の
検査装置の構成を示す概略構成図。
【図6】本発明の第3の実施例の検査装置の欠陥候補の
検出、欠陥の種類の識別、欠陥判定を説明する概略図。
【図7】本発明の第4の実施例に係わるシート状部材の
検査装置の構成を示す概略構成図。
【図8】本発明の第4の実施例の欠陥の種類の識別、欠
陥判定を説明する概略図。
【図9】本発明の第5の実施例に係わるシート状部材の
検査装置の構成を示す概略構成図。
【図10】本発明の第6の実施例に係わるシート状部材
の検査装置の構成を示す概略構成図。
【図11】本発明の第6の実施例の欠陥の種類の識別、
欠陥判定を説明する概略図。
【図12】本発明の第6の実施例に係わるシート状部材
の検査装置の構成を示す概略構成図。
【符号の説明】
301…シート、302a,302b…ローラ、303
…表面検査装置、304…透過照明検査装置、305…
マーカー、306…カッター、307…ケース、308
…マイクロコンピュター、1…シート、2…ローラ、3
…送り測長器、4…透過照明光源、5…検出レンズ、6
…ラインセンサ、7…画像検出回路、8…ラインセンサ
用画像処理装置。

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状部材の製造方法において、シート
    の光学画像を検出し、該光学画像から、シート表面やシ
    ート内部に生じる欠陥候補を検出し、該検出された欠陥
    候補の形状の特徴から欠陥の種類を特定し、該それぞれ
    の欠陥の種類に応じて欠陥検出感度を可変して検査し、
    検査結果に基づいて、シートをグレード分けして製造す
    ることを特徴とするシート状部材の製造方法。
  2. 【請求項2】シート状部材の製造方法において、シート
    の光学画像を検出し、該光学画像から、シート表面やシ
    ート内部に生じる欠陥候補を検出し、該検出された欠陥
    候補部の温度変化特性を検出して欠陥の種類を特定し、
    該それぞれの欠陥の種類に応じて欠陥検出感度を可変し
    て検査し、検査結果に基づいて、シートをグレード分け
    して製造することを特徴とするシート状部材の製造方
    法。
  3. 【請求項3】シート状部材の製造方法において、シート
    の光学画像を検出し、該光学画像から、シート表面やシ
    ート内部に生じる欠陥候補を検出し、該検出された欠陥
    候補部を加圧し、加圧時の形状変化にもとづいて欠陥の
    種類を特定し、該それぞれの欠陥の種類に応じて欠陥検
    出感度を可変して検査し、検査結果に基づいて、シート
    をグレード分けして製造することを特徴とするシート状
    部材の製造方法。
  4. 【請求項4】連続送りされるシート状部材の製造方法に
    おいて、シートの光学画像を検出し、該光学画像から、
    シート表面やシート内部に生じる欠陥候補を検出し、該
    検出された欠陥候補の形状の特徴から欠陥の種類を特定
    し、該それぞれの欠陥の種類に応じて欠陥検出感度を可
    変して検査し、検査結果に基づいて、シートの良品領域
    を決定してシートを切断し、切断後のシートの欠陥の種
    類と欠陥の数量から、切断後のシート毎に品質のランク
    付けをして、シートをグレード分けして製造することを
    特徴とするシート状部材の製造方法。
  5. 【請求項5】連続送りされるシート状部材の製造方法に
    おいて、シートの光学画像を検出し、該光学画像から、
    シート表面やシート内部に生じる欠陥候補を検出し、該
    検出された欠陥候補の形状の特徴から欠陥の種類を特定
    し、該それぞれの欠陥の種類に応じて欠陥検出感度を可
    変して検査し、検査結果に基づいて、適当な間隔で切断
    された切断後のシート毎に品質のランク付けをして、シ
    ートをグレード分けして製造することを特徴とするシー
    ト状部材の製造方法。
  6. 【請求項6】シート状部材の表面を反射する光あるいは
    シート内部を透過する光を照射し、光照射によって明る
    さの変化が生じている光学像を検出し、検出した光学画
    像を平滑化して2次微分処理し、2次微分処理した画像
    から、欠陥候補部に対応した明暗部分抽出用のしきい値
    に基づいて、欠陥候補部を検出し、該欠陥候補部の2次
    微分処理後の2値画像の、面積Sと周囲長Lおよび面積
    Sと周囲長L2の比の円形度にもとづいて、欠陥の種類
    を特定し、それぞれの欠陥の種類に応じて欠陥検出感度
    を可変して検査し、検査結果に基づいて、シートをグレ
    ード分けして製造することを特徴とする請求項1,4,
    5記載のシート状部材の製造方法。
  7. 【請求項7】シート状部材の表面を反射する光あるいは
    透過する光を照射し、光照射によって明るさの変化が生
    じている光学画像を検出し、検出した光学画像を平滑化
    して2次微分処理し、2次微分処理した画像から、欠陥
    候補部に対応した明暗部分抽出用のしきい値に基づい
    て、欠陥候補部を検出し、該欠陥候補部に赤外光を照射
    し、該赤外光の吸収による発熱状態の温度変化特性にも
    とづいて、欠陥の種類を特定し、それぞれの欠陥の種類
    に応じて欠陥検出感度を可変して検査し、検査結果に基
    づいて、シートをグレード分けして製造することを特徴
    とする請求項2記載のシート状部材の製造方法。
  8. 【請求項8】シート状部材の表面を反射する光あるいは
    透過する光を照射し、光照射によって明るさの変化が生
    じている光学画像を検出し、検出した光学画像を平滑化
    して2次微分処理し、2次微分処理した画像から、欠陥
    候補部に対応した明暗部分抽出用のしきい値に基づい
    て、欠陥候補部を検出し、該欠陥候補部に冷却ガスある
    いは加熱ガスを噴射し、該欠陥候補部の放熱状態あるい
    は発熱状態の温度変化特性にもとづいて、欠陥の種類を
    特定し、それぞれの欠陥の種類に応じて欠陥検出感度を
    可変して検査し、検査結果に基づいて、シートをグレー
    ド分けして製造することを特徴とする請求項2記載のシ
    ート状部材の製造方法。
  9. 【請求項9】シート状部材の表面を反射する光あるいは
    透過する光を照射し、光照射によって明るさの変化が生
    じている光学像を検出し、検出した光学画像を平滑化し
    て2次微分処理し、2次微分処理した画像から、欠陥候
    補部に対応した明暗部分抽出用のしきい値に基づいて、
    シートの欠陥候補部を検出し、該欠陥候補部に光学的に
    透明な部材を接触加圧し、該透明な部材の接触加圧時の
    形状変化にもとづいて、欠陥の種類を特定し、それぞれ
    の欠陥の種類に応じて欠陥検出感度を可変して検査し、
    シートをグレード分けして製造することを特徴とする請
    求項3記載のシート状部材の製造方法。
  10. 【請求項10】シート状部材の表面を反射する光あるい
    は透過する光を照射し、光照射によって明るさの変化が
    生じている光学像を検出し、検出した光学画像を平滑化
    して2次微分処理し、2次微分処理した画像から、欠陥
    候補部に対応した明暗部分抽出用のしきい値に基づい
    て、シートの欠陥候補部を検出し、該欠陥候補部に圧縮
    ガスを噴射し、該圧縮ガスを噴射時の形状変化にもとづ
    いて、欠陥の種類を特定し、それぞれの欠陥の種類に応
    じて欠陥検出感度を可変して検査し、シートをグレード
    分けして製造することを特徴とする請求項3記載のシー
    ト状部材の製造方法。
  11. 【請求項11】シート状部材が、粉体凝固,液体固化,
    積層により製造され、波長0.3μm〜20μm範囲で
    光学的に1%以上透過する物質である請求項1〜10の
    いずれかに記載のシート状部材の製造方法。
  12. 【請求項12】前記シート状部材の欠陥はセラミックス
    等の母材となるグリーンシートに生じる、ひび割れ,ブ
    ローホール(空洞あるいは気泡を含む),へこみ,す
    じ,しわ,異物混入,空隙の少なくともいずれかである
    請求項1〜10のいずれかに記載のシート状部材の製造
    方法。
  13. 【請求項13】前記シート状部材の欠陥は偏光フィルム
    等の透明シート状物質の張り合わせ部に生じる、ブロー
    ホール(空洞あるいは気泡を含む),異物混入、あるい
    はシート表面に生じるへこみ,すじ,しわの少なくとも
    いずれかである請求項1〜9のいずれかに記載のシート
    状部材の製造方法。
  14. 【請求項14】シート状部材の表面を反射する光あるい
    はシート内部を透過する光を照射し、光照射によって明
    るさの変化が生じている光学画像を検出し、検出した光
    学画像を平滑化して2次微分処理し、2次微分処理した
    画像から、欠陥候補部に対応した明暗部分抽出用のしき
    い値に基づいて、欠陥候補部を検出し、該欠陥候補部の
    2次微分処理後の2値画像の、面積Sと周囲長Lおよび
    面積Sと周囲長L2の比の円形度にもとづいて、欠陥の
    種類を特定し、それぞれの欠陥の種類に応じて欠陥検出
    感度を可変して検査することを特徴とするシート部材の
    欠陥検査方法。
  15. 【請求項15】シート状部材の表面を反射する光あるい
    はシート内部を透過する光を照射し、光照射によって明
    るさの変化が生じている光学画像を検出し、検出した光
    学画像を平滑化して2次微分処理し、2次微分処理した
    画像から、欠陥候補部に対応した明暗部分抽出用のしき
    い値に基づいて、欠陥候補部を検出し、該欠陥候補部に
    赤外光を照射し、該赤外光の吸収による発熱状態の温度
    変化特性にもとづいて、欠陥の種類を特定し、それぞれ
    の欠陥の種類に応じて欠陥検出感度を可変して検査する
    ことを特徴とするシート部材の欠陥検査方法。
  16. 【請求項16】シート状部材の表面を反射する光あるい
    は透過する光を照射し、光照射によって明るさの変化が
    生じている光学画像を検出し、検出した光学画像を平滑
    化して2次微分処理し、2次微分処理した画像から、欠
    陥候補部に対応した明暗部分抽出用のしきい値に基づい
    て、欠陥候補部を検出し、該欠陥候補部に冷却ガスある
    いは加熱ガスを噴射し、該欠陥候補部の放熱状態あるい
    は発熱状態の温度変化特性にもとづいて、欠陥の種類を
    特定し、それぞれの欠陥の種類に応じて欠陥検出感度を
    可変して検査することを特徴とするシート部材の欠陥検
    査方法。
  17. 【請求項17】シート状部材の表面を反射する光あるい
    は透過する光を照射し、光照射によって明るさの変化が
    生じている光学像を検出し、検出した光学画像を平滑化
    して2次微分処理し、2次微分処理した画像から、欠陥
    候補部に対応した明暗部分抽出用のしきい値に基づい
    て、シートの欠陥候補部を検出し、該欠陥候補部に光学
    的に透明な部材を接触加圧し、該透明な部材の接触加圧
    時の形状変化にもとづいて、欠陥の種類を特定し、それ
    ぞれの欠陥の種類に応じて欠陥検出感度を可変して検査
    することを特徴とするシート部材の欠陥検査方法。
  18. 【請求項18】欠陥候補部を加圧する方法は、シート状
    部材の表面を反射する光あるいは透過する光を照射し、
    光照射によって明るさの変化が生じている光学像を検出
    し、検出した光学画像を平滑化して2次微分処理し、2
    次微分処理した画像から、欠陥候補部に対応した明暗部
    分抽出用のしきい値に基づいて、シートの欠陥候補部を
    検出し、該欠陥候補部に圧縮ガスを噴射し、該圧縮ガス
    を噴射時の形状変化にもとづいて、欠陥の種類を特定
    し、それぞれの欠陥の種類に応じて欠陥検出感度を可変
    して検査することを特徴とするシート部材の欠陥検査方
    法。
  19. 【請求項19】シート状部材の光学画像を検出する手段
    と、該光学画像からシート表面やシート内部に生じる欠
    陥候補を検出する手段と、該検出された欠陥候補の形状
    の特徴から欠陥の種類を特定する手段と、該それぞれの
    欠陥の種類に応じて欠陥検出感度を可変する手段を含む
    ことを特徴とするシート状部材の欠陥検査装置。
  20. 【請求項20】シート状部材の光学画像を検出する手段
    と、該光学画像からシート表面やシート内部に生じる欠
    陥候補を検出する手段と、該検出された欠陥候補部に光
    エネルギーを照射する手段と、該欠陥候補部の温度変化
    特性を検出する手段と、該温度変化特性により欠陥の種
    類を特定する手段と、該特定した欠陥の種類に応じて欠
    陥検出感度を可変する手段を含むことを特徴とするシー
    ト状部材の欠陥検査装置。
  21. 【請求項21】シート状部材の光学画像を検出する手段
    と、該光学画像からシート表面やシート内部に生じる欠
    陥候補を検出する手段と、該検出された欠陥候補部に冷
    却ガスあるいは加熱ガスを噴射する手段と、該欠陥候補
    部の放熱状態あるいは発熱状態の温度変化特性に欠陥の
    種類を特定する手段と、該特定した欠陥の種類に応じて
    欠陥検出感度を可変する手段を含むことを特徴とするシ
    ート状部材の欠陥検査装置。
  22. 【請求項22】シート状部材の光学画像を検出する手段
    と、該光学画像からシート表面やシート内部に生じる欠
    陥候補を検出する手段と、該検出された欠陥候補部を加
    圧する手段と、加圧時の形状変化にもとづいて欠陥の種
    類を特定する手段と、該特定した欠陥の種類に応じて欠
    陥検出感度を可変する手段を含むことを特徴とするシー
    ト状部材の欠陥検査装置。
  23. 【請求項23】シート状部材の光学画像を検出する手段
    と、該光学画像からシート表面やシート内部に生じる欠
    陥候補を検出する手段と、該検出された欠陥候補部に圧
    縮ガスを噴射する手段と、該圧縮ガスを噴射時の形状変
    化にもとづいて欠陥の種類を特定する手段と、該特定し
    た欠陥の種類に応じて欠陥検出感度を可変する手段を含
    むことを特徴とするシート状部材の欠陥検査装置。
  24. 【請求項24】シート状部材の光学画像を検出する手段
    と、該光学画像からシート表面やシート内部に生じる欠
    陥候補を検出する手段は、シート状部材の表面を反射す
    る光を照射する手段と、該照射手段により照射された光
    がシート表面を反射する光学画像を検出する手段と、あ
    るいはシート内部を透過する光を照射する手段と、該照
    射手段により照射された光がシート内部を透過する光学
    画像を検出する手段と、検出する手段によって検出した
    光学画像を平滑化する手段と、平滑化する手段によって
    平滑化された画像を2次微分処理する手段と、2次微分
    処理する手段によって処理された画像から、シートの欠
    陥候補部に対応した明暗部分抽出用のしきい値に基づい
    て、欠陥候補部を検出する手段を含む、請求項19〜2
    3のいずれかに記載のシート状部材の欠陥検査装置。
  25. 【請求項25】シート状部材の表面を反射する光を照射
    する手段と、該照射手段により照射された光がシート表
    面を反射する光学画像を検出する手段と、あるいはシー
    ト内部を透過する光を照射する手段と、該照射手段によ
    り照射された光がシート内部を透過する光学画像を検出
    する手段と、検出する手段によって検出した光学画像を
    平滑化する手段と、平滑化する手段によって平滑化され
    た画像を2次微分処理する手段と、2次微分処理する手
    段によって処理された画像から、シートの欠陥候補部に
    対応した明暗部分抽出用のしきい値に基づいて、欠陥候
    補部を検出する手段と、該欠陥候補部の2次微分処理後
    の2値画像の、面積Sと周囲長Lおよび面積Sと周囲長
    2の比の円形度にもとづいて、欠陥の種類を特定する
    手段と、それぞれの欠陥の種類に応じて欠陥検出感度を
    可変する手段を含むことを特徴とするシート状部材の欠
    陥検査装置。
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