JPH1125740A - 天井直付け照明器具の取付装置 - Google Patents

天井直付け照明器具の取付装置

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JPH1125740A
JPH1125740A JP18893397A JP18893397A JPH1125740A JP H1125740 A JPH1125740 A JP H1125740A JP 18893397 A JP18893397 A JP 18893397A JP 18893397 A JP18893397 A JP 18893397A JP H1125740 A JPH1125740 A JP H1125740A
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JP
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adapter
locking
ceiling
adapter base
base
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JP18893397A
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English (en)
Inventor
Kenichi Furukawa
健一 古川
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Mitsuboshi Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Electric Works Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 埋込型及び露出型の引掛シーリングに取り付
けたアダプタに対して、直接器具本体をそれぞれ対応し
て取り付けることができる取付装置を提供する。 【解決手段】 円筒形をなすアダプタ4と器具本体5と
を備え、アダプタベース14の径方向に係止部材21,
21をそれぞれ摺動自在に設け、係止部材21に器具本
体5の係止受部6に対して着脱可能に係合する上下2段
の係止爪19,20をそれぞれ設けると共に、上下の2
段の係止爪19,20をアダプタベース14の周面の両
側部からそれぞれ出没可能に配設し、アダプタベース1
4の側部から係止爪16,20を突出した状態に付勢す
る付勢ばね30,30をそれぞれ設け、器具本体5のア
ダプタベース14の径よりも僅かに大きい円形孔38の
周縁全周により係止受部6を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井の引掛シーリ
ングに照明器具を取り付けるための天井直付け照明器具
の取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、引掛シーリングに引掛ける上アダ
プタを有すると共に、上アダプタに器具本体に取り付け
られた下アダプタを着脱自在に係止する照明器具取付装
置が知られている。
【0003】例えば、特開平8−111111号に記載
の照明器具の取付装置にあっては、上アダプタは略円盤
形状をなし、上アダプタの上面に引掛シーリングに引っ
掛ける一対の栓刃を有すると共に、上アダプタの外周の
略全周に形成されたフランジ部の上面が係止段部とされ
ている。
【0004】また、器具本体に取り付けられた下アダプ
タは、上アダプタの係止段部に係脱可能に弾性係止する
上下2段の係止爪部を有すると共に、上下2段の係止爪
部の係止を解除する解除操作部を有する係止部材を備え
る。下アダプタは、器具本体の中央に開設された開口に
対して配置され、下アダプタの中央には上アダプタを嵌
合する嵌合筒部が設けられ、嵌合筒部の相対向面に突出
孔がそれぞれ設けられると共に、各突出孔を介して嵌合
筒部に連通する収納室がそれぞれ形成され、各収納室内
にはそれぞれ径方向に摺動自在に係止部材が収納される
と共に、径方向の嵌合筒部に向けて付勢され、常時は係
止部材の先端の上下2段の係止爪が突出孔から嵌合筒部
内に突出された状態とされ、各係止爪の先端には、係止
段部の周面に沿う円弧凹状に形成されると共にその上面
にテーパガイドが形成され、収納室下面に開設された開
口部から係止部に一体に設けられた解除操作部が露出し
て設けられている。
【0005】このものは、天井面に取り付けられた引掛
シーリングに、まず上アダプタを取り付けた後、上アダ
プタに対して器具本体に取り付けられた下アダプタを取
り付けることにより、照明器具を引掛シーリングに取り
付ける。
【0006】例えば、天井面からあまり突出していない
埋込型シーリングに装着した上アダプタに対する下アダ
プタの取付は、下アダプタの嵌合筒部に上アダプタを合
わせて器具本体を押し上げ、嵌合筒部に対向して向き合
う一対の上段の係止爪を後退させた後、上アダプタのフ
ランジ部の上面の係止段部に、下アダプタの上段の係止
爪の下面を支持させる。
【0007】また、天井面から大きく突出している露出
型シーリングに装着した上アダプタに対する下アダプタ
の取付は、まず、上述したように上アダプタのフランジ
部の上面の係止段部に、下アダプタの上段の係止爪の下
面を支持させた状態とし、さらに器具本体を押し上げ、
一対の下段の係止爪を後退させた後、上アダプタのフラ
ンジ部の上面の係止段部に、下アダプタの下段の係止爪
の下面を支持させる。
【0008】このものは、引掛シーリングが埋込型ある
いは露出型のどちらのタイプのものであっても、上アダ
プタの係止段部に対する下アダプタの係止支持部分を上
下方向で変えることにより、器具本体を引掛シーリング
に対して取付可能としたものである。
【0009】しかしながら、このものは、器具本体に取
り付けられた下アダプタを引掛シーリングに取り付けた
上アダプタに対して取り付けるものであって、器具本体
を直接引掛シーリングに取り付けた上アダプタに取り付
けるものではなかった。したがって、下アダプタを要す
ると共に器具本体に予め下アダプタを取り付けておく必
要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、引掛
シーリングに取り付けたアダプタに対して、直接器具本
体を取り付けることができ、しかも、引掛シーリングが
埋込型及び露出型であっても、両方にそれぞれ対応して
取り付けることができる天井直付け照明器具の取付装置
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の天井直
付け照明器具の取付装置は、上記課題を解決するため
に、引掛シーリングに引っ掛ける栓刃を円筒形をなすア
ダプタベースの上面に有するアダプタと、該アダプタと
係合する係止受部を有する器具本体とを備え、前記アダ
プタベースの径方向に係止部材をそれぞれ摺動自在に設
け、前記係止部材に前記器具本体の係止受部に対して着
脱可能に係合する上下2段の係止爪をそれぞれ設けると
共に、前記上下の2段の係止爪を前記アダプタベースの
周面の両側部からそれぞれ出没可能に配設し、前記各係
止部材に対して前記上アダプタベースの側部から前記係
止爪を突出した状態に付勢する付勢ばねをそれぞれ設
け、前記付勢ばねの付勢に抗して前記各係止爪を上アダ
プタベースの周面から没入した状態に摺動させる解除突
片を前記各係止部材と一体に形成すると共に、前記アダ
プタベースの下面に露出してそれぞれ設け、前記器具本
体が、前記アダプタを挿入するための前記アダプタベー
スの径よりも僅かに大きい円形孔を有すると共に、該円
形孔の周縁全周により前記係止受部を構成したことを特
徴とする。
【0012】請求項2に記載の天井直付け照明器具の取
付装置は、前記アダプタの上下の2段の係止爪の各々
は、下面にテーパ部が設けられると共に上面に平坦な係
止段部が設けられ、前記器具本体の円形孔は、周縁全周
に亘ってカーリング部が形成されていることを特徴とす
る。
【0013】請求項3に記載の天井直付け照明器具の取
付装置は、前記器具本体の接続用コネクタと接続並びに
離脱が可能な電源コネクタを、前記アダプタベースの下
面に露出して設けたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の天井直付け照明
器具の取付装置1を示す分解斜視図である。取付装置1
は、概略として、引掛シーリング2に引っ掛ける一対の
栓刃3,3を上面に有するアダプタ4と、アダプタ4と
係合する係合受部6を有する器具本体5とにより構成さ
れる。
【0015】引掛シーリング2は、天井面7に対して取
り付けられる従来公知のものであって、シーリングベー
ス8の下面に、中心回りに一対の弧状の栓刃挿入口9,
9が設けられ、各栓刃挿入口9は、反時計回りの回転方
向における始端に幅広部10が形成され、幅広部10に
連続して終端まで幅狭部11が形成されている。また、
各栓刃挿入口9,9の幅狭部11,11の奥方の内側裏
面には、栓刃受け部(図示せず)が設けられると共に、
栓刃受け部に屋内配線と接続された導電性の接続端子板
(図示せず)が配設されている。
【0016】図2は、図1のアダプタ4と器具本体5の
接続コード12及び接続プラグ13を示す拡大斜視図で
あり、図3は、アダプタ4の側面図であり、図4は、ア
ダプタ4の要部断面図である。
【0017】図2に示すように、アダプタ4は、略円筒
形状をなしたアダプタベース14及びアダプタベース1
4の下面に装着された閉塞板15を有し、アダプタベー
ス14は、アダプタ4の上面を形成する円形状の上壁1
6と上壁16の周縁に沿ってアダプタ4の側周面を形成
する周壁17とを有する。
【0018】図3に示すように、アダプタベース14の
上面には一対の栓刃3,3が同一円周上に互いに向かい
合って配置されると共に、引掛シーリング2に対するア
ダプタ4の取り外し方向の回動(時計方向の回動)を阻
止するロック爪18が栓刃3,3と同一円周上に出没自
在に配設される共に、アダプタ4の取り外し回動方向に
おいて栓刃3,3,の一方よりも上流側に配置されてい
る。
【0019】アダプタ4の側部の周面には、アダプタ4
と係合する器具本体5の係止受部6に対して着脱可能に
係合する上下2段の上部係止爪19,19及び下部係止
爪20,20が径方向の左右にそれぞれ出没自在に配設
されている。なお、左右の上部係止爪19及び下部係止
爪20は、後述する左右の係止部材21,21の先端に
それぞれ一体に形成されている。
【0020】図4に示すように、アダプタベース14の
内部には、直径方向の左右にそれぞれ左右の係止部材2
1,21に対応する収納凹部22,22が設けられると
共に、周壁17の左右には、左右の収納凹部22,22
にそれぞれ連通して矩形状に切り欠かれて開口された爪
出入口23,23がそれぞれ設けられている。
【0021】アダプタベース14の左右の収納凹部2
2,22には、それぞれ係止部材21,21がその先端
の上部係止爪19及び下部係止爪20を外側に向けてア
ダプタ4の径方向に摺動自在に配置されている。図2に
示すように、係止部材21の上部係止爪19は、平面視
において円弧凸状に形成されると共に、図3及び図4に
示すように、下面にテーパ部24が設けられ、上面に平
坦な係止段部25が設けられている。また、係止部材2
1の下部係止爪20も同様に、円弧凸状に形成されると
共に、下面にテーパ部26が設けられ、上面に平坦な係
止段部27が設けられている。さらに、左右の係止部材
21,21の下面には、それぞれ幅方向に一体に解除突
片28,28が設けられている。
【0022】図4に示すように、左右の収納凹部22,
22におけるアダプタベース14の中央寄りの各内壁2
9,29と左右の係止部材21,21の各後端との間に
は、アダプタベース14の周壁17に設けられた左右の
爪出入口23,23からそれぞれ左右の係止部材21,
21の上部係止爪19及び下部係止爪20を突出した状
態に付勢する付勢バネ30,30がそれぞれ設けられて
いる。
【0023】図2に示すように、アダプタベース14の
下側を塞ぐ閉塞板15は、アダプタベース14と略同径
の円形板状であり、アダプタベース14の下側に対して
ビス止めされている。図2及び図4に示すように、閉塞
板15の直径方向の左右には、左右の係止部材21,2
1の下面に設けた解除突片28,28に略対応する位置
にそれぞれ矩形の通孔31,31が対向して設けられ、
一方の通孔31の略側方となる閉塞板15の周縁寄りに
は、コネクタ用窓孔32が設けられている。
【0024】図4に示すように、左右の係止部材21,
21は、その下面側を閉塞板15によって支持されてア
ダプタベース14の収納凹部22,22にそれぞれ収納
されると共に、左右の係止部材21,21の下面に一体
に設けられた解除突片28,28が左右の矩形の通孔3
1,31を通してアダプタ4の下面に突出した状態に配
置され、付勢バネ30,30によって各係止部材21,
21がアダプタ4の径方向両外側に向けて付勢されると
共に、解除突片28,28の基端が左右の矩形の通孔3
1,31の各外側縁にそれぞれ当接して規制され、常態
において左右の係止部材21,21の各上部係止爪1
9,19及び下部係止爪20,20がアダプタベース1
4の周壁17に設けられた左右の爪出入口23,23か
らそれぞれ突出した状態で設けられる。
【0025】また、左右の係止部材21,21は、アダ
プタ4の中心に向く内側方向に、付勢バネ30,30の
付勢に抗して各収納凹部22,22内を摺動自在であ
り、解除突片28,28の基端が左右の矩形の通孔3
1,31の各内側縁にそれぞれ当接して規制される位置
にあっては、左右の係止部材21,21の各上部係止爪
19,19および下部係止爪20,20がアダプタベー
ス14の周壁17に設けられた左右の爪出入口23,2
3内にそれぞれ没入する。
【0026】なお、図示しないが、アダプタベース14
の上壁16の裏面に端子板配設部が設けられ、この端子
板配設部にはアダプタベース14の上面に連通する栓刃
通孔がそれぞれ設けられると共に、取付用ネジ孔がそれ
ぞれ設けられている。栓刃3は、略逆L字形をなすと共
にアダプタベース14の内部に固定された端子板と一体
に形成されており、栓刃3の脚部の基端が端子板から上
方に向けて折曲形成され、脚部の中途から先端がアダプ
タベースの上面から突出され、脚部の先端に内側に向け
て折曲された刃部3aを有している。なお、端子板は、
アダプタベース14の裏面側から栓刃通孔に端子板の栓
刃3が挿通されて栓刃3の脚部の中途から先端がアダプ
タベース14の上面から突出され、端子板配設部の取付
用ネジ孔に端子板に挿通されたネジによってねじ止めさ
れて端子板配設部に固定されている。なお、各端子板に
は、接続コードの一端がそれぞれハンダ付けにより接続
されており、該接続コードの他端は、図2に示す電源用
コネクタ33に接続されている。
【0027】図2に示すように、電源用コネクタ33
は、器具本体5の接続用コネクタ13と接続並びに離脱
が可能であって、電源用コネクタ33の先端は、閉塞板
15に設けられたコネクタ用窓孔32を通してアダプタ
4の下面に露出して設けられている。なお、電源用コネ
クタ33の一側部には抜け止め突部34が形成され、こ
の抜け止め突部34がコネクタ用窓孔33に連通して設
けた係止孔部35の両縁に閉塞板15の裏面側から引っ
掛けられて抜け止めされている。
【0028】なお、図2乃至図3において、符号36
は、アダプタベース14の周壁17に対して径方向に移
動可能に配置されたロック解除釦であり、従来と同様
に、ロック解除釦36を押し込むと、ロック爪18がア
ダプタベース14の上面の通孔(図示せず)内に没入す
るように構成されており、引掛シーリング2に対してア
ダプタ4の取り外し回動が可能となる。
【0029】器具本体5は、図示しない光源が設けら
れ、図1に示すように、光源に接続された接続コード1
2が設けられると共に、接続コード12の先端にはアダ
プタ4の電源用コネクタ33と着脱自在に係合する接続
用コネクタ13が装着されている。
【0030】図5は、器具本体5の要部断面図であり、
図6は、図5の要部拡大図である。器具本体5の天板3
7の中央部には、アダプタ4を挿入するためのアダプタ
ベース14の径よりも僅かに大きい円形孔38が穿設さ
れ、円形孔38の周縁には全周に亘ってカーリング部3
9が形成されている。なお、アダプタ4と係合する器具
本体5の係止受部6は、円形孔38の周縁部全周により
構成されている。
【0031】照明器具は次のように取り付けられる。
【0032】引掛シーリング2に対するアダプタ4の取
り付けは、アダプタ4を手で支持し、アダプタ4の上面
に突設された一対の栓刃3,3を引掛シーリング2の一
対の弧状の栓刃挿入口9,9の幅広部10,10に各々
差し込んだ後、アダプタ4を反時計方向に向けて回動さ
せると、一対の栓刃3,3が弧状の栓刃挿入口9,9に
沿ってそれぞれ移動し、一対の栓刃3,3の刃部3a,
3aが引掛シーリング2の一対の幅狭部11,11の奥
方の内側裏面の栓刃受け部にそれぞれ支持されて機械的
に取り付けられると共に、栓刃3,3が栓刃受け部に設
けられた接続端子板に対して電気的にも接続状態とな
る。
【0033】また、アダプタ4を引掛シーリング2の下
面に当接した際に、バネ(図示せず)の付勢に抗してア
ダプタ4の上面に突出されていたロック爪18が通孔内
に没入し、この後、アダプタ4の一対の栓刃3,3が引
掛シーリング2の一対の栓刃挿入口9,9の幅狭部1
1,11の終端迄回転されると、ロック爪18が栓刃挿
入口9の幅広部10の位置に一致し、バネの復帰力によ
り上方に突出して幅広部10内に嵌まり込む。この状態
では、アダプタ4の引掛シーリング2に対する時計回り
の回転は、即ち、引掛シーリング2からアダプタ4を取
り外す方向の回転は、ロック爪18と栓刃挿入口9の幅
広部10の周縁とが当接することによりロックされ、外
れ止めがなされる。
【0034】また、アダプタ4の引掛シーリング2から
取り外しは、アダプタ4のロック解除釦36を押し込ん
でロック爪18をアダプタ4の上面から通孔内に没入さ
せ、ロック爪18と引掛シーリング2側の栓刃挿入口9
の幅広部10の周縁との衝接を解消し、アダプタ4のロ
ック解除釦18を内方に押し込んだまま、アダプタ4を
引掛シーリングに対して時計方向に向けて回動させ、ア
ダプタ4の一対の栓刃3,3を引掛シーリング2の一対
の栓刃挿入口9,9の幅広部10,10に移動させた
後、アダプタ4を引掛シーリング2から取り外す。
【0035】図7は、引掛シーリング2が天井面7から
あまり突出していない埋込型ローゼットである場合の器
具本体5の取付状態を示す側面図であり、図8は、引掛
シーリング2が天井面7から大きく突出している露出型
ローゼットである場合の器具本体5の取付状態を示す側
面図である。
【0036】器具本体5のアダプタ4に対する取り付け
は、次のように行う。図1に示すように器具本体5の天
板37に設けた円形孔38にアダプタ4を一致させ、器
具本体5を押し上げる。
【0037】器具本体5の円形孔38にアダプタ4を挿
入するときに、アダプタ4の左右の下部係止爪20,2
0の下面に形成されたテーパ部26,26が器具本体5
の円形孔38の周縁部に当接してガイドされ、器具本体
5の押し上げに伴って、テーパ部26,26が円形孔3
8の周縁で押圧され、アダプタ4の図4に示す付勢バネ
30,30の付勢に抗して左右の係止部材21,21が
アダプタ4の内側方に摺動してそれぞれ収納凹部22,
22内を後退し、上部係止爪19及び下部係止爪20が
爪出入口23内に没入し、器具本体5の円形孔38にア
ダプタ4が挿入される。
【0038】器具本体5が、下部係止爪20の先端を越
える位置まで押し上げられると同時に、アダプタ4の左
右の係止部材21,21が付勢バネ30,30の復帰力
により径方向外側に押し出され、係止部材21の上部係
止爪19及び下部係止爪20がアダプタ4の爪出入口2
3,23からそれぞれ突出され、係止部材21,21の
下部係止爪20,20の平坦な係止段部25,25上に
器具本体5の円形孔38の周縁が支持され、即ち、カー
リング部39が支持され、アダプタ4に対して器具本体
5が支持されて取り付けられる(図7参照)。
【0039】なお、器具本体5の円形孔38の周縁にカ
ーリング部39が形成されていることにより、図6に示
すように同時に円形孔38の縁部に丸み部40が形成さ
れ、器具本体5を押し上げる時に丸み部40が下部係止
爪20のテーパ部26,26と当接するので、取り付け
がスムーズに行える。
【0040】器具本体5をアダプタ4に取り付けた後の
電源接続は、器具本体5の接続コネクタ13をアダプタ
4の下面に露出して設けた電源用コネクタ33に差し込
んで接続する。
【0041】器具本体5を取り外す場合には、まず、器
具本体5の接続コネクタ13を電源用コネクタ33から
引き抜き、次に、アダプタ4の下面に露出して設けられ
た左右の解除突片28,28を指で挟んで通孔31,3
1に沿って中央にそれぞれスライドさせると、係止部材
21,21が付勢バネ30,30を押し縮めて収納凹部
22,22の内部にそれぞれ後退し、上部係止爪19及
び下部係止爪20が爪出入口23内に没入し、器具本体
5の円形孔38の周縁に対するアダプタ4に配設された
下部係止爪19,19の係合が外れて、器具本体5がア
ダプタ4から外れる。以上は、引掛シーリング2が埋込
型である場合である。
【0042】また、引掛シーリング2が露出型の場合に
は、前述のように、器具本体5を図7に示すようなアダ
プタ4の下部係止爪19,19の上面の係止段部27,
27に器具本体5の円形孔38の周縁のカーリング部3
9が支持された状態とし、この状態から器具本体5をさ
らに押し上げて器具本体5を上昇させ、アダプタ4の左
右の上部係止爪19,19のテーパ部24,24を円形
孔38の周縁で押圧し、再度、上部係止爪19及び下部
係止爪20を爪出入口23内に没入させ、器具本体5を
上部係止爪19,19の先端を越える位置まで押し上げ
て、アダプタ4の左右の上部係止爪19,19の上面の
平坦な係止段部25,25上に器具本体5の円形孔38
の周縁を支持させる。(図8参照)。
【0043】なお、器具本体5の円形孔38の周縁全周
からなる係止受部6と、アダプタ4側の上部係止爪19
の係止段部25及び下部係止爪20の係止段部27が共
に平坦であるため、器具本体5を係合状態でアダプタ4
の円周方向に摺動できるので、器具本体5を取付後も回
動することができ、天井に合わせて照明器具の位置を任
意に決めることができる。
【0044】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、引掛シ
ーリングに取り付けたアダプタに器具本体の円形孔を一
致させて器具本体を押し上げることにより、アダプタに
設けられた係止部材を付勢バネの付勢に抗して径方向に
摺動移動させ、係止部材に設けた上下2段の係止爪を一
時アダプタベース内に没入させ、係止爪の先端より上方
に器具本体を押し上げた時点で、付勢バネにより係止部
材が径方向外側に摺動してアダプタベースの側部から係
止爪が突出した状態に復帰し、器具本体の円形孔の周縁
全周によりなる係止受部が径方向外側にそれぞれ突出し
た係止爪に支持されるので、下アダプタを介して器具本
体を上アダプタに取り付けるものに比して、下アダプタ
を不要とし、引掛シーリングに取り付けたアダプタに対
して直接器具本体を取り付けることができ、引掛シーリ
ングが埋込型である場合、径方向外側にそれぞれ突出し
た下段の係止爪で器具本体の係止受部を支持すればよ
く、引掛シーリングが露出型である場合、径方向外側に
それぞれ突出した上段の係止爪で器具本体の係止受部を
支持すればよいので、引掛シーリングが埋込型及び露出
型であっても、両方にそれぞれ対応して取り付けること
ができる。
【0045】請求項2に記載の構成によれば、器具本体
の円形孔の周縁にカーリング部が形成されていることに
より、同時に円形孔の縁部に丸み部が形成され、器具本
体をアダプタに対して押し上げる時に、丸み部が係止爪
の下面に設けたテーパ部と当接するので、取り付けがス
ムーズに行える。
【0046】請求項3に記載の構成によれば、アダプタ
から引き出されたコードの先端に接続コネクタを有して
いるものと比して、電源用コネクタがアダプタの下面に
露出して設けられているので、電源用コネクタがアダプ
タの下面の定位置に定まっており、器具本体の接続コネ
クタを定位置にある電源用コネクタに差し込んで接続す
るだけなので、電源接続をより簡単に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の天井直付け照明器具の取付装置を示す
分解斜視図
【図2】図1のアダプタと器具本体の接続コード及び接
続プラグを示す拡大斜視図
【図3】アダプタの側面図
【図4】アダプタの要部断面図
【図5】器具本体の要部断面図
【図6】図5の要部拡大図
【図7】引掛シーリングが天井面からあまり突出してい
ない埋込型ローゼットである場合の器具本体の取付状態
を示す側面図
【図8】引掛シーリングが天井面から大きく突出してい
る露出型ローゼットである場合の器具本体の取付状態を
示す側面図
【符号の説明】
1 取付装置 2 引掛シーリング 3 栓刃 3a 刃部 4 アダプタ 5 器具本体 6 係合受部 7 天井面 8 シーリングベース 9 栓刃挿入口 10 幅広部 11 幅狭部 12 接続コード 13 接続コネクタ 14 アダプタベース 15 閉塞板 16 上壁 17 周壁 18 ロック爪 19 上部係止爪 20 下部係止爪 21 係止部材 22 収納凹部 23 爪出入口 24 テーパ部 25 係止段部 26 テーパ部 27 係止段部 28 解除突片 29 内壁 30 付勢バネ 31 通孔 32 コネクタ用窓孔 33 電源用コネクタ 34 抜け止め突部 35 係止孔部 36 ロック解除釦 37 天板 38 円形孔 39 カーリング部 40 丸み部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引掛シーリングに引っ掛ける栓刃を円筒
    形をなすアダプタベースの上面に有するアダプタと、該
    アダプタと係合する係止受部を有する器具本体とを備
    え、 前記アダプタベースの径方向に係止部材をそれぞれ摺動
    自在に設け、前記係止部材に前記器具本体の係止受部に
    対して着脱可能に係合する上下2段の係止爪をそれぞれ
    設けると共に、前記上下の2段の係止爪を前記アダプタ
    ベースの周面の両側部からそれぞれ出没可能に配設し、 前記各係止部材に対して前記アダプタベースの側部から
    前記係止爪を突出した状態に付勢する付勢ばねをそれぞ
    れ設け、 前記付勢ばねの付勢に抗して前記各係止爪をアダプタベ
    ースの周面から没入した状態に摺動させる解除突片を前
    記各係止部材と一体に形成すると共に、前記アダプタベ
    ースの下面に露出してそれぞれ設け、 前記器具本体が、前記アダプタを挿入するための前記ア
    ダプタベースの径よりも僅かに大きい円形孔を有すると
    共に、該円形孔の周縁全周により前記係止受部を構成し
    たことを特徴とする天井直付け照明器具の取付装置。
  2. 【請求項2】 前記アダプタの上下の2段の係止爪の各
    々は、下面にテーパ部が設けられると共に上面に平坦な
    係止段部が設けられ、前記器具本体の円形孔は、周縁全
    周に亘ってカーリング部が形成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の天井直付け照明器具の取付装置。
  3. 【請求項3】 前記器具本体の接続用コネクタと接続並
    びに離脱が可能な電源コネクタを、前記アダプタベース
    の下面に露出して設けたことを特徴とする請求項1また
    は2に記載の天井直付け照明器具の取付装置。
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Cited By (8)

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