JP3563899B2 - 照明器具の取付け装置および照明装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明器具を引っ掛けシーリングに取付けるための照明器具の取付け装置、およびそれを備えた照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
照明器具を引っ掛けシーリングに取付けるための照明器具の取付け装置としては、例えば、実開平5ー90726号公報(以下、第1の従来例と称す)、特開平7−37417号公報(以下、第2の従来例と称す)、及び実開平7−11712号公報(以下、第3の従来例と称す)に記載のものが知られている。この第1の従来例は、取付け装置が、取付け装置の主体を構成する本体部の上面に引っ掛けシーリングに係止自在とする係止爪を設け、この本体部の外周面部に係止部を横方向に移動自在で且つ本体部の外周面部から出没自在に設け、更に、本体部に係止部を引き込ませるための操作を行う上下方向に移動自在な操作釦を設けて構成してある。そして、天井に取付けた引っ掛けシーリングに取付け装置に設けた係止爪を引っ掛け係止し、この状態で、取付け装置の本体部に照明器具本体の挿入孔を被嵌すると共に、照明器具本体の係合孔に本体部より突出した係止部を係止するようにしている。また、第1の従来例にあっては、電気的接続手段を本体部の外周面部に設けていた。
【0003】
一方、照明器具本体を取り外すに当たっては、操作釦を上方に押して、係止部を係合孔から抜き、その後、照明器具本体を下方に引き下ろすことにより取り外すようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記第1の従来例にあっては、1つの操作釦で2つの係止部が動作するようにしているので、1つの操作釦を操作するための操作力が高くなる可能性が大きく、一方の係止部が動作不良であっても、わかりにくく、照明器具本体の中途半端な取付けが生じ、照明器具本体が落下してしまう可能性があった。また、電気的接続手段と機械的係止手段が各々独立して設けられており、照明器具本体の取付が中途半端な状態でも照明器具への給電が可能で照明を点灯させることができるため、照明器具本体の取付が中途半端な状態で使用し点灯中に照明器具が落下してしまう可能性があった。
【0005】
また、第2の従来例は、電気的接続手段を構成する照明器具側コネクタを取付け装置に接続するものであるが、この第2の従来例においても電気的接続手段と機械的係止手段が各々独立して設けられているので、照明器具本体の取付けが中途半端な状態で照明器具が使用されてしまう可能性があった。
また、第3の従来例は、照明器具に接続される給電用コネクタ付きのコードが取付け装置から導出されているが、この第3の従来例においても照明器具本体の取付けが中途半端な状態で照明器具が使用される可能性があった。
【0006】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、照明器具本体の中途半端な取付け状態での照明器具への給電を防止するとともに照明器具本体の取付けが確実にできる照明器具の取付け装置およびそれを備えた照明装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、略円盤状をした外形の本体部の上面に設けられ引っ掛けシーリングに係止自在とする係止爪と、本体部の外周面部に設けられ本体部を照明器具本体の挿入孔に挿入した状態で照明器具本体の係合部へ係止する出没自在な爪状の1対の係止部と、係止部の照明器具本体の係合部への係止を解除するように水平面内操作される本体部に設けられた一対の解除操作部と、本体部の下部に設けられ給電用の照明器具側コネクタを接続する取付け装置側コネクタと、を備えた照明器具の取付け装置において、前記取付け装置側コネクタの外殻を構成する角筒部の一側面に照明器具側コネクタの一部が下方から挿入されるロック溝部を設けるとともに、ロック溝部にスライド自在となるガイド部を解除操作部と一体に設け、両コネクタが接続された状態では、照明器具側コネクタの一部にガイド部が当接して解除操作部の解除操作が防止され、係止部の係合部への係止が不完全な状態では、ロック溝部の一部がガイド部により塞がれて照明器具側コネクタの接続が不可能になることを特徴とするものであり、取付け装置側コネクタに照明器具側コネクタを接続した状態では解除操作が防止されることにより、解除操作部を誤って触ったり、振動や衝撃がかかったりした時の照明器具の落下を防止することができ、また、係止部の係合部への係止が不完全な状態では照明器具側コネクタの接続が不可能になることにより、本体部の係止部が照明器具本体の係合部へ係合していない状態では照明器具側コネクタを取付け装置側コネクタに接続することができないので、照明器具への給電を防止することができ、中途半端な状態での照明器具の使用を未然に防ぐことができ安全性が向上する。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1記載の照明器具の取付け装置と、この照明器具の取付け装置の本体部を挿入する挿入孔と照明器具の取付け装置の係止部が係止される係合部とを設けた照明器具本体とを有する照明器具と、を備えてなることを特徴とするものであり、取付け装置側コネクタに照明器具側コネクタを接続した状態では解除操作が防止されることにより、解除操作部を誤って触ったり、振動や衝撃がかかったりした時の照明器具の落下を防止することができ、また、係止部の係合部への係止が不完全な状態では照明器具側コネクタの接続が不可能になることにより、本体部の係止部が照明器具本体の係合部へ係合していない状態では照明器具側コネクタを取付け装置側コネクタに接続することができないので、照明器具への給電を防止することができ、中途半端な状態での照明器具の使用を未然に防ぐことができ安全性が向上する。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明を以下添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
本体部1は略円盤状をしており、本体部1の上面部には下方に向けて凹設した凹部11が形成してあり、本体部1の下端部は全面が開口している。上記本体部1の上面部に凹設した凹部11の下面部から下方に水平断面長方形状をした角筒部9cが下方に向けて垂設してある。凹部11の底部の上面には係止爪3とコネクタ電極9aとを有する一対の端子板ブロック12が取付けねじ13により取付けてある。そして、一対の端子板ブロック12に設けた一対の係止爪3が本体部1の上面部から上方に突出している。また、一対の端子板ブロック12に設けた一対のコネクタ電極9aが角筒部9c内に挿入してあって、このように角筒部9c内に一対のコネクタ電極9aを内装することで取付け装置側コネクタ9が構成してある。平面視長方形状の角筒部9cの長辺方向と平行な方向の一側面にはロック溝部9dが設けてあり、このロック溝部9dの下端は角筒部9cの下端よりも上方に位置しており、また、ロック溝部9dの内部にはロック部9eが角筒部9cの側面へ向かう方向に突設してある。
【0010】
略円盤状をした本体部1の外周面部には一対の孔14が形成してあり、この一対の孔14の位置関係は略円盤状をした本体部1の中心を回転中心とする180°回転対称となる位置関係にある。
係止部7は水平板状をしており、この係止部7の先端部は本体部1の外周面部の円弧と略同じ曲率半径の円弧となっている。水平板状をした係止部7の後端部の一側端部には下方に向けて突出した下向き片15が突設してあり、下向き片15の下端部から背方に向けて略L字状をした連結片17が水平に連出してあり、連結片17の一片部に縦板状をした解除操作部8の上端部の一側部が連設してあって、移動体18が構成してある。したがって、連結片17及び解除操作部8の上端は水平板状をした係止部7よりも下方に位置している。移動体18の係止部7の後端部の中央部には2条のガイド部10が解除操作部8側に向けて突出してある。この2条のガイド部10の突出基部は下方にむけて突出した段落ち片10aとなっており、ガイド部10の先端部は連結片17と同じレベルとなっている。そして、上記2条のガイド部10間がばね材収納部20となっている。また、係止部7には2つの長孔19が設けてある。なお、解除操作部8にはカバー8’が取着される。
【0011】
本体部1の内部には2個で一組となった支持軸部21が2組設けてあり、一組の支持軸部21に一方の移動体18の2個の長孔19をスライド自在に嵌め込み、他の一組の支持軸部21に他方の移動体18の2個の長孔19をスライド自在に嵌め込んである。ここで、2個の移動体18は水平面で180°回転した状態となっている。そして、一方の移動体18の係止部7が本体部1の外周面部の対向部分に設けた一対の孔14のうちの一方の孔14から出没自在となっており、他方の移動体18の係止部7が他方の孔14から出没自在となっている。また、移動体18に設けた2条のガイド部10は取付け装置側コネクタ9の外殻を構成する平面視長方形状の角筒部9cの長辺側の側面にスライド自在に嵌まり込んでいる。そして、移動体18の2条のガイド部10間に形成されたばね材収納部20にコイルスプリング23が配設してあり、該コイルスプリング23の両端部がそれぞれ移動体18と角筒部9cの短辺側の面とに弾接してあって、コイルスプリング23のばね力により係止部7が孔14から外側に突出している。この状態が図3乃至図6に示す状態であって、ガイド部10の先端部が平面視長方形状の角筒部9cの長辺側の側面の両端部近くまで移動し、両移動体18のガイド部10間にロック溝部9dが露出した状態となっている(図7参照)。また、下方に突出している両側の解除操作部8をコイルスプリング23に抗して互いに遠ざける方向に移動させるとガイド部10の先端部同士が突き当たるようになっており、この状態で係止部7は本体部1の外周面部から内側に引き込むものである。また、ガイド部10の先端部同士が突き当たった状態では上記ロック溝部9dがガイド部10により塞がれることになる。
【0012】
本体部1の下面開口部には補強板を兼用した蓋30が取付けねじ31により取付けてあり、該蓋30には一対の孔32が設けてあって、一対の移動体18にそれぞれ設けた下方に垂下した一対の解除操作部8が上記一対の孔32にスライド自在に挿通してある。また、蓋30の中央部には中央孔33が設けてあって、該中央孔33に取付け装置側コネクタ9の下端部及びロック溝部9dの下端部が対向している。ここで、取付け装置側コネクタ9の下端部は中央孔33にはまり込んでいる。
【0013】
本体部1には更にロック部材25が本体部1の上面部より出没自在に取付けてある。該ロック部材25はばね26により上方に突出するばね力が付与してあり、該ばね力によりロック部材25が本体部1の上面部より上方に突出している。
本体部1の周面部の下端部には操作窓部34が設けてあり、蓋30には操作窓部34に対向して切欠部35が設けてある。切欠部35内には操作釦27の操作部36が移動自在に配置してあり、操作部36の先端部の溝部37が蓋30の切欠部35の奥の部位にスライド自在に嵌まり込んでいる。操作釦27には傾斜したカム部38が設けてあり、カム部38にロック部材25の下端部の当たり部39がばね26のばね力により弾接している。したがって、通常はばね26のばね力により当たり部39が上方に押し上げられ、これにより操作部36が図8(a)のように本体部1の周面部の内面に当接している。この状態はロック部材25の上端部が本体部1の上面部よりも上方に突出した状態に設定してある。一方、操作窓34から指を入れて操作部36を押すと、当たり部39がばね26に抗してカム部38により下方に押し下げられ、これによりロック部材25の上端部が本体部1の上面部よりも下方に引き込むように設定してある(図8(b)参照)。
【0014】
以上が本発明に係る取付け装置Aの構成である。
一方、照明器具40は図9に示すように照明器具本体4に、ランプ41、器具点灯ブロック42を装備して構成してあり、照明器具本体4の上面部中央部には挿入孔5が設けてあり、該挿入孔5の縁部に円筒状をしたホルダー43が設けてあり、ホルダー43の内周面部に溝が設けてあって、該溝が係合部6を構成している。
【0015】
天井44には引っ掛けシーリング2が取付けてあり、引っ掛けシーリング2の下面部には一対の円弧状をした係止孔2aが設けてあり、係止孔2aの一端部は巾広孔部2bとなっている。
しかして、照明器具40を天井44に取付けるには、まず、天井44に取付けた引っ掛けシーリング2に前述の取付け装置Aを取付けるものである。取付け装置Aの取付けに当たっては、まず、本体部1に設けた一対の端子板ブロック12の係止爪3を係止孔2aに挿入係止する。この場合、係止爪3は巾広孔部2bから挿入して円弧状をした係止孔2aの他端部まで移動させて機械的、電気的に引っ掛けシーリング2に取付け装置Aを取付けるのであるが、この状態で、係止爪3が巾広孔部2bに位置している状態では引っ掛けシーリング2の下面に押しつけられて弾接していたロック部材25の先端部が係止爪3が円弧状をした係止孔2aの他端部に到った状態で、係止孔2aの一部(実施形態では巾広孔部2b)内に嵌め込まれて、ロック部材25を下降させない限り、つまり、操作釦26を操作しない限り、取付け装置Aが引っ掛けシーリング2から取り外せないようになっている。
【0016】
次に、照明器具本体4を手に持って挿入孔5(つまり円筒状のホルダー43)を取付け装置Aの円盤状をした本体部1に下方より嵌め込むものである。ここで、本体部1の周面部の対向する位置から一対の移動体18の係止部7がそれぞれコイルスプリング23のばね力により外側方に突出しているので、ホルダー43の嵌め込みにより係止部7がコイルスプリング23のばね力に抗して内側に押し込まれ、係合部6と係止部7とが対向した時点で、コイルスプリング23のばね力により係止部7が係合部6に弾性的に係止し、これにより照明器具本体4が引っ掛けシーリング2に取付けた取付け装置Aに取付けられることになる。
【0017】
このように取付け装置Aに照明器具40が取付けられた状態では、取付け装置Aの本体部1に設けた係止部7がコイルスプリング23のばね力により外側に飛び出す方向に移動体18が移動しているので、既に述べたように、照明器具40が正常に取り付けられていれば図10に示すようにロック溝部9dが両移動体18のガイド部10により塞がれないで開放した状態となっている。したがって、取付け装置Aに照明器具40を正常に取付けた状態では、図11乃至図13のように照明器具40から導出されたコード50の一端に設けられた照明器具側コネクタ49を取付け装置側コネクタ9に嵌め込む(一対のさし込み部49c,49cを角筒部9cに差込む)と共に照明器具側コネクタ49に設けたロック受け片49aをロック溝部9dに嵌め込んでロック受け片49aに設けたロック部受け穴49bがロック部9eに係止することができるようになっており、照明器具40が電気的に接続され給電がされるようになっている。ここで、照明器具側コネクタ49には、後述のコネクタ取外し操作部49dが設けてあるが、取付け装置側コネクタ9に照明器具側コネクタ49が接続された状態ではコネクタ取外し操作部49dが本体部1の下面より本体部1の内方に位置するので、照明器具側コネクタ49が取付け装置側コネクタ9から不用意に取り外されるのを防止できる。
これに対し、例えば図14のように一方の係止部7が係合部6に係止していない場合、つまり、照明器具が中途半端に取付けられている場合(係止部7の係合部6への係止が不完全な状態の場合)には、ロック溝部9dの一部が移動体18のガイド部10により塞がれた状態となっているので、照明器具側コネクタ49を取付け装置側コネクタ9に接続しようとしても、ガイド部10が邪魔になって接続することができない(図15参照)。
【0018】
一方、照明器具40の取り外しに当たっては、以下のようにして行うものである。すなわち、まず、照明器具側コネクタ49に設けたコネクタ取外し操作部49dを図12の矢印の方向へ押してロック受け片49aとロック部9eとのロックを解除して照明器具側コネクタ49を取付け装置側コネクタ9から取り外す。次に、図16のように両手48を照明器具本体4の上面部の下面に当て、親指48aを除く他の4本の指48bで照明器具本体4を支え、この状態で両方の手48の親指48aをそれぞれ取付け装置Aの本体部1の下面から下方に垂下している一対の移動体18に設けた解除操作部8に当て、この状態で両親指48aを図16の矢印方向に移動させることで、両移動体18が移動して係止部7が内側に移動して係合部6から離脱するので(図17参照)、そのまま、両手48で照明器具本体4を下方に引き下ろすことで、取り外すことができるものである。
【0019】
しかして、本実施形態では、照明器具側コネクタ49が取付け装置側コネクタ9に接続された状態では解除操作部8の解除操作が防止されるとともに係止部7の係合部6への係止が不完全な状態では照明器具側コネクタ49の接続が不可能になるように取付け装置側コネクタと解除操作部とを配置してあるので、取付け装置側コネクタ9に照明器具側コネクタ49を接続した状態では解除操作が防止されることにより、解除操作部8を誤って触ったり、振動や衝撃がかかったりした時の照明器具40の落下を防止することができる。また、本体部1の係止部7が照明器具本体40の係合部6へ係合していない状態では照明器具側コネクタ49を取付け装置側コネクタ9に接続することができないから、照明器具40への給電を防止することができ、中途半端な状態での照明器具40の使用を未然に防ぐことができ安全性が向上する。
【0020】
【発明の効果】
請求項1の発明は、略円盤状をした外形の本体部の上面に設けられ引っ掛けシーリングに係止自在とする係止爪と、本体部の外周面部に設けられ本体部を照明器具本体の挿入孔に挿入した状態で照明器具本体の係合部へ係止する出没自在な爪状の1対の係止部と、係止部の照明器具本体の係合部への係止を解除するように水平面内操作される本体部に設けられた一対の解除操作部と、本体部の下部に設けられ給電用の照明器具側コネクタを接続する取付け装置側コネクタと、を備えた照明器具の取付け装置において、前記取付け装置側コネクタの外殻を構成する角筒部の一側面に照明器具側コネクタの一部が下方から挿入されるロック溝部を設けるとともに、ロック溝部にスライド自在となるガイド部を解除操作部と一体に設け、両コネクタが接続された状態では、照明器具側コネクタの一部にガイド部が当接して解除操作部の解除操作が防止され、係止部の係合部への係止が不完全な状態では、ロック溝部の一部がガイド部により塞がれて照明器具側コネクタの接続が不可能になるので、取付け装置側コネクタに照明器具側コネクタを接続した状態では解除操作が防止されることにより、解除操作部を誤って触ったり、振動や衝撃がかかったりした時の照明器具の落下を防止することができるという効果があり、また、係止部の係合部への係止が不完全な状態では照明器具側コネクタの接続が不可能になることにより、本体部の係止部が照明器具本体の係合部へ係合していない状態では照明器具側コネクタを取付け装置側コネクタに接続することができないから、照明器具への給電を防止することができ、中途半端な状態での照明器具の使用を未然に防ぐことができ安全性が向上するという効果がある。
【0021】
請求項2の発明は、請求項1記載の照明器具の取付け装置と、この照明器具の取付け装置の本体部を挿入する挿入孔と照明器具の取付け装置の係止部が係止される係合部とを設けた照明器具本体とを有する照明器具と、を備えてなることを特徴とするものであり、取付け装置側コネクタに照明器具側コネクタを接続した状態では解除操作が防止されることにより、解除操作部を誤って触ったり、振動や衝撃がかかったりした時の照明器具の落下を防止することができるという効果があり、また、係止部の係合部への係止が不完全な状態では照明器具側コネクタの接続が不可能になることにより、本体部の係止部が照明器具本体の係合部へ係合していない状態では照明器具側コネクタを取付け装置側コネクタに接続することができないので、照明器具への給電を防止することができ、中途半端な状態での照明器具の使用を未然に防ぐことができ安全性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における照明器具の取付け装置を示し、下方側から見た要部分解斜視図である。
【図2】同上の上方側から見た要部分解斜視図である。
【図3】同上の平面図である。
【図4】同上の下面図である。
【図5】同上の側面図である。
【図6】同上の正面図である。
【図7】同上の蓋を取り外した下面図である。
【図8】同上の要部の動作説明図である。
【図9】同上を備えた照明装置の説明図である。
【図10】同上の下面図である。
【図11】同上を示し、照明器具側コネクタを接続した状態での正面図である。
【図12】図11のB−B’断面図である。
【図13】図11の一部破断断面図である。
【図14】同上を示し、(a)は照明器具の取付けが中途半端な場合の下面図、(b)は正面図である。
【図15】図14(a)のC−C’断面図である。
【図16】同上の照明器具の取外し方の説明図である。
【図17】同上を示し、(a)は照明器具の取外し時の下面図、(b)は正面図である。
【符号の説明】
1 本体部
5 挿入孔
7 係止部
8 解除操作部
9 取付け装置側コネクタ
9c 角筒部
9d ロック溝部
10 ガイド部

Claims (2)

  1. 略円盤状をした外形の本体部の上面に設けられ引っ掛けシーリングに係止自在とする係止爪と、本体部の外周面部に設けられ本体部を照明器具本体の挿入孔に挿入した状態で照明器具本体の係合部へ係止する出没自在な爪状の1対の係止部と、係止部の照明器具本体の係合部への係止を解除するように水平面内操作される本体部に設けられた一対の解除操作部と、本体部の下部に設けられ給電用の照明器具側コネクタを接続する取付け装置側コネクタと、を備えた照明器具の取付け装置において、前記取付け装置側コネクタの外殻を構成する角筒部の一側面に照明器具側コネクタの一部が下方から挿入されるロック溝部を設けるとともに、ロック溝部にスライド自在となるガイド部を解除操作部と一体に設け、両コネクタが接続された状態では、照明器具側コネクタの一部にガイド部が当接して解除操作部の解除操作が防止され、係止部の係合部への係止が不完全な状態では、ロック溝部の一部がガイド部により塞がれて照明器具側コネクタの接続が不可能になることを特徴とする照明器具の取付け装置。
  2. 請求項1記載の照明器具の取付け装置と、この照明器具の取付け装置の本体部を挿入する挿入孔と照明器具の取付け装置の係止部が係止される係合部とを設けた照明器具本体とを有する照明器具と、を備えてなることを特徴とする照明装置。
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