JP2004047150A - 天井直付け照明器具取付装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】鍔を有しない従来型のシーリングローゼットにも、鍔付きのシーリングローゼットにも取り付けることができる天井直付け照明器具取付装置を提供すること。
【解決手段】照明器具本体1に取り付けられるアダプタ本体2と、天井に固着されたシーリングローゼット3の下面に着脱自在に係止される引掛プラグ4とを備え、アダプタ本体2に引掛プラグ4が嵌入される孔5を設けると共に、孔5の内周面に複数の係止爪6を出没自在に、且つ突出方向へ付勢して設け、引掛プラグ4の外周に、係止爪6と係合可能な鍔12’を形成し、係止爪6の内端部が上から押圧された時に、係止爪6はアダプタ本体2内へ没入するようになっている。
【選択図】 図1
【解決手段】照明器具本体1に取り付けられるアダプタ本体2と、天井に固着されたシーリングローゼット3の下面に着脱自在に係止される引掛プラグ4とを備え、アダプタ本体2に引掛プラグ4が嵌入される孔5を設けると共に、孔5の内周面に複数の係止爪6を出没自在に、且つ突出方向へ付勢して設け、引掛プラグ4の外周に、係止爪6と係合可能な鍔12’を形成し、係止爪6の内端部が上から押圧された時に、係止爪6はアダプタ本体2内へ没入するようになっている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、天井直付け照明器具取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、先に、天井に固着されたシーリングローゼットと、照明器具本体に取り付けられるアダプタ本体と、シーリングローゼットの下面に係止される引掛プラグとを備え、アダプタ本体にシーリングローゼットを嵌入する孔を設けると共に、孔の内周面に複数の係止爪を出没自在に設け、シーリングローゼットの外周に係止爪と係合可能な鍔を形成した天井直付け照明器具取付装置を特願2001−219334号として提案した。
しかし、一般的に用いられている従来型のシーリングローゼットには、アダプタ本体を係止するための鍔が形成されておらず、この天井直付け照明器具取付装置は、従来型シーリングローゼットが取り付けられている天井に設置することができなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、鍔を有しない従来型のシーリングローゼットにも、鍔付きのシーリングローゼットにも取り付けることができる天井直付け照明器具取付装置の提供を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の天井直付け照明器具取付装置は、照明器具本体に取り付けられるアダプタ本体と、天井に固着されたシーリングローゼットの下面に着脱自在に係止される引掛プラグとを備え、前記アダプタ本体に前記引掛プラグが嵌入される孔を設けると共に、該孔の内周面に複数の係止爪を出没自在に、且つ突出方向へ付勢して設け、前記引掛プラグの外周に、前記係止爪と係合可能な鍔を形成し、前記係止爪の内端部を、上から押圧された時に、前記係止爪が前記アダプタ本体内へ没入する面にしてある。
【0005】
鍔のあるシーリングローゼットが天井に固着されている場合は、アダプタ本体を、その孔とシーリングローゼットとを合致させて押し上げる。すると、テーパー面がシーリングローゼットの鍔に押圧されて係止爪が没入し、さらに、係止爪は鍔を通過後に再度突出して鍔の上面に係止されて、アダプタ本体がシーリングローゼットに取り付けられる。
次いで、アダプタ本体の孔に引掛プラグを嵌入して、シーリングローゼットの下面に引掛プラグを取り付ける。
もちろん、この場合に、シーリングローゼットの下面に引掛プラグを取り付けてから、アダプタ本体を押し上げて、その係止爪を引掛プラグの鍔に係止しても良い。
【0006】
鍔のないシーリングローゼットが天井に固着されているときは、引掛プラグをシーリングローゼットに係止してから、アダプタ本体を、その孔と引掛プラグとを合致させて押し上げ、係止爪を鍔の上面に係止してアダプタ本体を引掛プラグに取り付ける。
また、引掛プラグに対するアダプタ本体の方向性を無くして、照明器具本体を水平方向におけるどの角度にも取り付けることができるように、引掛プラグの鍔及びアダプタ本体の孔の平面形状を円形としても良い。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の天井直付け照明器具取付装置は、図1に示すように、照明器具本体1に取り付けられるアダプタ本体2と、天井に固着されたシーリングローゼット3の下面に着脱自在に係止される引掛プラグ4とを備える。
【0008】
アダプタ本体2は、照明器具本体1の天板下面に取り付けられ、アダプタ本体2の中央には、引掛プラグ4を嵌入するための円形の孔5が形成される。
孔5の内周面には2個の係止爪6が相対向する位置に、且つ、出没自在に設けられる。また、係止爪6は、図2及び図3に示すように、アダプタ本体2に内蔵されたスプリング7によって、孔5の内周面から中心に向けて突出する方向に付勢されている。
さらに、係止爪6の上面内端部は、上から押圧された時に係止爪6がアダプタ本体2内へ没入する面、即ち、上に行くほど外方へ向かうよう傾斜したテーパー上面8となっており、常態においてこのテーパー上面8が孔5の内周面から突出するようになっている。
【0009】
係止爪6の下面には操作レバー9がそれぞれ一体に設けられると共に、これらの操作レバー9の下部がアダプタ本体2の下面に露出している(図1)。従って、操作レバー9を外周方向へ移動させると、係止爪6はアダプタ本体2の内部へ没入する。
なお、アダプタ本体2には、係止爪6が没入するのを規制する係止爪ロック機構を設けると良い。
また、孔5の内周面下端には、内方へ張り出す張り出し片11が周方向に沿って形成される。
【0010】
シーリングローゼット3としては、図1の右端に示す天井埋め込み型で鍔無しのものと、図1の中央に示すように天井から露出する鍔無しのものと、図1の左端に示すように鍔12を有するものとがある。
シーリングローゼット3の下面には、一対の円弧状の栓刃挿入口13が形成される。栓刃挿入口13は、一端側に形成された広幅部と他端側に形成された狭幅部とから成り、狭幅部の奥部には屋内配線と接続された図示しない端子が配設されている。
また、上記3種類のシーリングローゼット3の内、鍔12のあるシーリングローゼット3は円形平面を有し、その下端外周に鍔12が形成されると共に、鍔12の部分の直径が、アダプタ本体2の孔5の直径より僅かに小さく形成されている。さらに、鍔12の下面外周部は、上に行くほど外方へ向かうよう傾斜したテーパー下面10となっている。
【0011】
引掛プラグ4は、図4及び図5に示すように、鍔12を有するシーリングローゼット3とほぼ同径の円形平面を有し、その下端外周に鍔12と同径の鍔12’が周方向全長に亘って形成されている。
また、鍔12の下面外周部には、上に行くほど外方へ向かうよう傾斜したテーパー下面10’が形成されている。
引掛プラグ4の下面からは接続コード14が延びており、接続コード14の先端には、照明器具のコネクタと接続されるコネクタ15が装着される(図5)。
また、引掛プラグ4の上面には、シーリングローゼット3の栓刃挿入口13へ抜挿自在に差し込まれる一対の栓刃16が突出され、この栓刃16と接続コード14とが電気的に接続されている。
即ち、栓刃16をシーリングローゼット3の栓刃挿入口13へ挿入して、栓刃16とシーリングローゼット3の端子とを接続すると、接続コード14は屋内配線と電気的に接続されるようになっている。
【0012】
さらに、引掛プラグ4の上面には、ロック爪17が出没自在に、且つ、突出方向へ付勢されて設けられる。このロック爪17は、引掛プラグ4が適正位置にあるとき突出してシーリングローゼット3と係合し、引掛プラグ4が回転しないようになっている。
そして、ロック爪17を没入させる操作を行うと、引掛プラグ4を栓刃16の引き抜き方向へ回転させることができる。
【0013】
本発明の天井直付け照明器具取付装置は次のように取り付けられる。
図2に示すように、天井に鍔無しのシーリングローゼット3が固着されているときは、先ず、引掛プラグ4の栓刃16をシーリングローゼット3の栓刃挿入口13に差し込んで、引掛プラグ4をシーリングロゼット3に取り付ける。
次に、孔5と引掛プラグ4とを一致させてアダプタ本体2を押し上げると、引掛プラグ4が孔5に嵌入され、係止爪6のテーパー上面8が引掛プラグ4の鍔12’にぶつかる。
【0014】
アダプタ本体2をさらに上昇させると、係止爪6の内端部に形成されたテーパー上面8が鍔12’のテーパー下面10’により上から押圧され、この結果、係止爪6はアダプタ本体2の内部に没入する。
係止爪6が鍔12’を通過すると、スプリング7の付勢力によって係止爪6が再度突出し、鍔12’の上面に係合してアダプタ本体2が引掛プラグ4に取り付けられ、照明器具本体1が天井に装着される。
最後に、引掛プラグ4のコネクタ15を照明器具のコネクタに接続する。
なお、アダプタ本体2に設けられた係止爪ロック機構を作動させれば、係止爪6が没入して引掛プラグ4の鍔12’から外れ、アダプタ本体2及び照明器具本体1が落下するのを防止できる。
【0015】
図3に示すように、天井に鍔12を有するシーリングローゼット3が固着されている場合は、先ず、アダプタ本体2を、その孔5とシーリングローゼット3とを合致させた状態で押し上げる。
すると、係止爪6の内端部に形成されたテーパー上面8が、シーリングローゼット3の鍔12のテーパー下面10により上から押圧されて、係止爪6がアダプタ本体2内へ没入する。
さらに、係止爪6が鍔12を通過すると、再度突出して鍔12の上面に係止され、これにより、アダプタ本体2及び照明器具本体1がシーリングローゼット3に取り付けられる。
【0016】
次いで、アダプタ本体2の孔5に引掛プラグ4を嵌入して、シーリングローゼット3の栓刃挿入口13に引掛プラグ4の栓刃16を差し込み、シーリングローゼット3の下面に引掛プラグ4を取り付けてから、引掛プラグ4のコネクタ15を照明器具のコネクタに接続する。
すると、アダプタ本体2の張り出し片11が引掛プラグ4の鍔12’の上面に係止されて、アダプタ本体2及び照明器具本体1が落下するのを防ぐ。
なお、この場合に、シーリングローゼット3の下面に引掛プラグ4を取り付けてから、アダプタ本体2を押し上げて、係止爪6を引掛プラグ4の鍔12に係止し、アダプタ本体2及び照明器具本体1を引掛プラグ4によって支持することもできる。
【0017】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、天井に鍔付きのシーリングローゼットが固着されている場合でも、鍔無しのシーリングローゼットが固着されている場合でも取り付けることができるので、いちいちシーリングローゼットを交換して屋内配線と接続し直す必要がない。
請求項2に係る発明によれば、引掛プラグに対するアダプタ本体の方向性を無くして、照明器具本体を水平方向におけるどの角度にも取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す天井直付け照明器具取付装置の分解斜視図
【図2】鍔無しシーリングローゼットに取り付けた天井直付け照明器具取付装置の断面図
【図3】鍔付きシーリングローゼットに取り付けた天井直付け照明器具取付装置の断面図
【図4】引掛プラグの上面斜視図
【図5】引掛プラグの下面斜視図
【符号の説明】
1 照明器具本体
2 アダプタ本体
3 シーリングローゼット
4 引掛プラグ
5 孔
6 係止爪
7 スプリング
8 テーパー上面
9 操作レバー
10,10’ テーパー下面
11 張り出し片
12,12’ 鍔
13 栓刃挿入口
14 接続コード
15 コネクタ
16 栓刃
17 ロック爪
【発明の属する技術分野】
本発明は、天井直付け照明器具取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、先に、天井に固着されたシーリングローゼットと、照明器具本体に取り付けられるアダプタ本体と、シーリングローゼットの下面に係止される引掛プラグとを備え、アダプタ本体にシーリングローゼットを嵌入する孔を設けると共に、孔の内周面に複数の係止爪を出没自在に設け、シーリングローゼットの外周に係止爪と係合可能な鍔を形成した天井直付け照明器具取付装置を特願2001−219334号として提案した。
しかし、一般的に用いられている従来型のシーリングローゼットには、アダプタ本体を係止するための鍔が形成されておらず、この天井直付け照明器具取付装置は、従来型シーリングローゼットが取り付けられている天井に設置することができなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、鍔を有しない従来型のシーリングローゼットにも、鍔付きのシーリングローゼットにも取り付けることができる天井直付け照明器具取付装置の提供を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の天井直付け照明器具取付装置は、照明器具本体に取り付けられるアダプタ本体と、天井に固着されたシーリングローゼットの下面に着脱自在に係止される引掛プラグとを備え、前記アダプタ本体に前記引掛プラグが嵌入される孔を設けると共に、該孔の内周面に複数の係止爪を出没自在に、且つ突出方向へ付勢して設け、前記引掛プラグの外周に、前記係止爪と係合可能な鍔を形成し、前記係止爪の内端部を、上から押圧された時に、前記係止爪が前記アダプタ本体内へ没入する面にしてある。
【0005】
鍔のあるシーリングローゼットが天井に固着されている場合は、アダプタ本体を、その孔とシーリングローゼットとを合致させて押し上げる。すると、テーパー面がシーリングローゼットの鍔に押圧されて係止爪が没入し、さらに、係止爪は鍔を通過後に再度突出して鍔の上面に係止されて、アダプタ本体がシーリングローゼットに取り付けられる。
次いで、アダプタ本体の孔に引掛プラグを嵌入して、シーリングローゼットの下面に引掛プラグを取り付ける。
もちろん、この場合に、シーリングローゼットの下面に引掛プラグを取り付けてから、アダプタ本体を押し上げて、その係止爪を引掛プラグの鍔に係止しても良い。
【0006】
鍔のないシーリングローゼットが天井に固着されているときは、引掛プラグをシーリングローゼットに係止してから、アダプタ本体を、その孔と引掛プラグとを合致させて押し上げ、係止爪を鍔の上面に係止してアダプタ本体を引掛プラグに取り付ける。
また、引掛プラグに対するアダプタ本体の方向性を無くして、照明器具本体を水平方向におけるどの角度にも取り付けることができるように、引掛プラグの鍔及びアダプタ本体の孔の平面形状を円形としても良い。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の天井直付け照明器具取付装置は、図1に示すように、照明器具本体1に取り付けられるアダプタ本体2と、天井に固着されたシーリングローゼット3の下面に着脱自在に係止される引掛プラグ4とを備える。
【0008】
アダプタ本体2は、照明器具本体1の天板下面に取り付けられ、アダプタ本体2の中央には、引掛プラグ4を嵌入するための円形の孔5が形成される。
孔5の内周面には2個の係止爪6が相対向する位置に、且つ、出没自在に設けられる。また、係止爪6は、図2及び図3に示すように、アダプタ本体2に内蔵されたスプリング7によって、孔5の内周面から中心に向けて突出する方向に付勢されている。
さらに、係止爪6の上面内端部は、上から押圧された時に係止爪6がアダプタ本体2内へ没入する面、即ち、上に行くほど外方へ向かうよう傾斜したテーパー上面8となっており、常態においてこのテーパー上面8が孔5の内周面から突出するようになっている。
【0009】
係止爪6の下面には操作レバー9がそれぞれ一体に設けられると共に、これらの操作レバー9の下部がアダプタ本体2の下面に露出している(図1)。従って、操作レバー9を外周方向へ移動させると、係止爪6はアダプタ本体2の内部へ没入する。
なお、アダプタ本体2には、係止爪6が没入するのを規制する係止爪ロック機構を設けると良い。
また、孔5の内周面下端には、内方へ張り出す張り出し片11が周方向に沿って形成される。
【0010】
シーリングローゼット3としては、図1の右端に示す天井埋め込み型で鍔無しのものと、図1の中央に示すように天井から露出する鍔無しのものと、図1の左端に示すように鍔12を有するものとがある。
シーリングローゼット3の下面には、一対の円弧状の栓刃挿入口13が形成される。栓刃挿入口13は、一端側に形成された広幅部と他端側に形成された狭幅部とから成り、狭幅部の奥部には屋内配線と接続された図示しない端子が配設されている。
また、上記3種類のシーリングローゼット3の内、鍔12のあるシーリングローゼット3は円形平面を有し、その下端外周に鍔12が形成されると共に、鍔12の部分の直径が、アダプタ本体2の孔5の直径より僅かに小さく形成されている。さらに、鍔12の下面外周部は、上に行くほど外方へ向かうよう傾斜したテーパー下面10となっている。
【0011】
引掛プラグ4は、図4及び図5に示すように、鍔12を有するシーリングローゼット3とほぼ同径の円形平面を有し、その下端外周に鍔12と同径の鍔12’が周方向全長に亘って形成されている。
また、鍔12の下面外周部には、上に行くほど外方へ向かうよう傾斜したテーパー下面10’が形成されている。
引掛プラグ4の下面からは接続コード14が延びており、接続コード14の先端には、照明器具のコネクタと接続されるコネクタ15が装着される(図5)。
また、引掛プラグ4の上面には、シーリングローゼット3の栓刃挿入口13へ抜挿自在に差し込まれる一対の栓刃16が突出され、この栓刃16と接続コード14とが電気的に接続されている。
即ち、栓刃16をシーリングローゼット3の栓刃挿入口13へ挿入して、栓刃16とシーリングローゼット3の端子とを接続すると、接続コード14は屋内配線と電気的に接続されるようになっている。
【0012】
さらに、引掛プラグ4の上面には、ロック爪17が出没自在に、且つ、突出方向へ付勢されて設けられる。このロック爪17は、引掛プラグ4が適正位置にあるとき突出してシーリングローゼット3と係合し、引掛プラグ4が回転しないようになっている。
そして、ロック爪17を没入させる操作を行うと、引掛プラグ4を栓刃16の引き抜き方向へ回転させることができる。
【0013】
本発明の天井直付け照明器具取付装置は次のように取り付けられる。
図2に示すように、天井に鍔無しのシーリングローゼット3が固着されているときは、先ず、引掛プラグ4の栓刃16をシーリングローゼット3の栓刃挿入口13に差し込んで、引掛プラグ4をシーリングロゼット3に取り付ける。
次に、孔5と引掛プラグ4とを一致させてアダプタ本体2を押し上げると、引掛プラグ4が孔5に嵌入され、係止爪6のテーパー上面8が引掛プラグ4の鍔12’にぶつかる。
【0014】
アダプタ本体2をさらに上昇させると、係止爪6の内端部に形成されたテーパー上面8が鍔12’のテーパー下面10’により上から押圧され、この結果、係止爪6はアダプタ本体2の内部に没入する。
係止爪6が鍔12’を通過すると、スプリング7の付勢力によって係止爪6が再度突出し、鍔12’の上面に係合してアダプタ本体2が引掛プラグ4に取り付けられ、照明器具本体1が天井に装着される。
最後に、引掛プラグ4のコネクタ15を照明器具のコネクタに接続する。
なお、アダプタ本体2に設けられた係止爪ロック機構を作動させれば、係止爪6が没入して引掛プラグ4の鍔12’から外れ、アダプタ本体2及び照明器具本体1が落下するのを防止できる。
【0015】
図3に示すように、天井に鍔12を有するシーリングローゼット3が固着されている場合は、先ず、アダプタ本体2を、その孔5とシーリングローゼット3とを合致させた状態で押し上げる。
すると、係止爪6の内端部に形成されたテーパー上面8が、シーリングローゼット3の鍔12のテーパー下面10により上から押圧されて、係止爪6がアダプタ本体2内へ没入する。
さらに、係止爪6が鍔12を通過すると、再度突出して鍔12の上面に係止され、これにより、アダプタ本体2及び照明器具本体1がシーリングローゼット3に取り付けられる。
【0016】
次いで、アダプタ本体2の孔5に引掛プラグ4を嵌入して、シーリングローゼット3の栓刃挿入口13に引掛プラグ4の栓刃16を差し込み、シーリングローゼット3の下面に引掛プラグ4を取り付けてから、引掛プラグ4のコネクタ15を照明器具のコネクタに接続する。
すると、アダプタ本体2の張り出し片11が引掛プラグ4の鍔12’の上面に係止されて、アダプタ本体2及び照明器具本体1が落下するのを防ぐ。
なお、この場合に、シーリングローゼット3の下面に引掛プラグ4を取り付けてから、アダプタ本体2を押し上げて、係止爪6を引掛プラグ4の鍔12に係止し、アダプタ本体2及び照明器具本体1を引掛プラグ4によって支持することもできる。
【0017】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、天井に鍔付きのシーリングローゼットが固着されている場合でも、鍔無しのシーリングローゼットが固着されている場合でも取り付けることができるので、いちいちシーリングローゼットを交換して屋内配線と接続し直す必要がない。
請求項2に係る発明によれば、引掛プラグに対するアダプタ本体の方向性を無くして、照明器具本体を水平方向におけるどの角度にも取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す天井直付け照明器具取付装置の分解斜視図
【図2】鍔無しシーリングローゼットに取り付けた天井直付け照明器具取付装置の断面図
【図3】鍔付きシーリングローゼットに取り付けた天井直付け照明器具取付装置の断面図
【図4】引掛プラグの上面斜視図
【図5】引掛プラグの下面斜視図
【符号の説明】
1 照明器具本体
2 アダプタ本体
3 シーリングローゼット
4 引掛プラグ
5 孔
6 係止爪
7 スプリング
8 テーパー上面
9 操作レバー
10,10’ テーパー下面
11 張り出し片
12,12’ 鍔
13 栓刃挿入口
14 接続コード
15 コネクタ
16 栓刃
17 ロック爪
Claims (2)
- 照明器具本体に取り付けられるアダプタ本体と、天井に固着されたシーリングローゼットの下面に着脱自在に係止される引掛プラグとを備えた天井直付け照明器具取付装置において、前記アダプタ本体に前記引掛プラグが嵌入される孔を設けると共に、該孔の内周面に複数の係止爪を出没自在に、且つ突出方向へ付勢して設け、前記引掛プラグの外周に、前記係止爪と係合可能な鍔を形成し、前記係止爪の内端部を、上から押圧された時に、前記係止爪が前記アダプタ本体内へ没入する面にしたことを特徴とした天井直付け照明器具取付装置。
- 前記引掛プラグの鍔及び前記アダプタ本体の孔の平面形状を円形とした請求項1に記載の天井直付け照明器具取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002199613A JP2004047150A (ja) | 2002-07-09 | 2002-07-09 | 天井直付け照明器具取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002199613A JP2004047150A (ja) | 2002-07-09 | 2002-07-09 | 天井直付け照明器具取付装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004047150A true JP2004047150A (ja) | 2004-02-12 |
Family
ID=31706701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002199613A Pending JP2004047150A (ja) | 2002-07-09 | 2002-07-09 | 天井直付け照明器具取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004047150A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008034106A (ja) * | 2006-07-26 | 2008-02-14 | Matsushita Electric Works Ltd | 照明器具取付具及びこれを備えた照明器具装置 |
JP2008207717A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Fts:Kk | 燃料タンクの開口構造およびその製造方法 |
-
2002
- 2002-07-09 JP JP2002199613A patent/JP2004047150A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008034106A (ja) * | 2006-07-26 | 2008-02-14 | Matsushita Electric Works Ltd | 照明器具取付具及びこれを備えた照明器具装置 |
JP4644640B2 (ja) * | 2006-07-26 | 2011-03-02 | パナソニック電工株式会社 | 照明器具取付具及びこれを備えた照明器具装置 |
JP2008207717A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Fts:Kk | 燃料タンクの開口構造およびその製造方法 |
US8556109B2 (en) | 2007-02-27 | 2013-10-15 | Fts Co., Ltd. | Opening structure of fuel tank and fabricating method thereof |
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