JPH11254940A - 作業車両の空調装置 - Google Patents

作業車両の空調装置

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JPH11254940A
JPH11254940A JP10059811A JP5981198A JPH11254940A JP H11254940 A JPH11254940 A JP H11254940A JP 10059811 A JP10059811 A JP 10059811A JP 5981198 A JP5981198 A JP 5981198A JP H11254940 A JPH11254940 A JP H11254940A
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JP
Japan
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air
cabin
air conditioner
roof
duct
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JP10059811A
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Inventor
Katsuzo Kato
勝三 加藤
Takeshi Hayata
剛 早田
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャビンの上方に空調装置を配置した作業車
両の空調装置において、空調精度を確保し、快適性を向
上させる。 【解決手段】 機体の運転部を覆うキャビン8を配置
し、該キャビン8の上方に空調装置12を配置した作業
車両の空調装置において、前記キャビン8のキャビンル
ーフ11の外側ルーフ11aと内側ルーフ11bの間に
隔壁11cを設け、該外側ルーフ及び内側ルーフの間に
空調装置のブロア装置32及び内外気切り換え板64を
配置し、前記外側ルーフ11a、内側ルーフ11b、及
び隔壁11cにより空調装置の内外気吸入ダクト103
を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタ等の作業
車両のキャビンに配設される空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、トラクタ等の作業車両に、該
作業車両の運転部を覆うように装着されたキャビンは知
られており、このようなキャビンにおいては、特開平7
−47832号公報に示されたように、キャビンルーフ
等に、空調装置が内装されたものがあり、該空調装置か
らの冷却風やデフロスタの温風等をキャビン内に吹き出
す吹出口は、キャビンルーフ前部に配設されたサンバイ
ザーの両側方等に設けられていた。この吹出口と空調装
置とは、専用のダクトによって連結され、該ダクトは、
キャビンルーフと別体に形成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の空調装
置においては、暖房もしくは冷房の一方の選択をする必
要があり、フロント窓に温風を吹き掛けるのと同時にキ
ャビン内の温度上昇を阻止することは困難であった。さ
らに、前述のキャビンは運転者の視認性を確保するた
め、該キャビンを囲む四面に窓が設けられており、日光
がキャビンに照射されることによりキャビン内の温度が
上昇する。しかし、空調装置の制御は日光に照らされな
い位置において温度センサーにより行われており、運転
者の体感温度に関係なく、キャビン内の空気の温度によ
り制御されている。また、外気温センサはボンネット内
に配置されているため、エンジンの発生する熱により正
確な外気温を測定することが困難である。
【0004】また、ブロア装置の騒音がキャビンに伝播
されるため、快適性が低減している。吹出口と空調装置
とは専用のダクトによって連結されて、該ダクトはキャ
ビンルーフと別体に形成されていたので、キャビン内に
多くのダクト専用スペースが必要となり、部品点数や組
立工程数が多くなってしまっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。請求項1においては、機体の運転部
を覆うキャビンを配置し、該キャビンの上方に空調装置
を配置した作業車両の空調装置において、前記キャビン
のキャビンルーフの外側ルーフと内側ルーフの間に隔壁
を設け、該外側ルーフ及び内側ルーフの間に空調装置の
ブロア装置及び内外気切り換え板を配置し、前記外側ル
ーフ、内側ルーフ、及び隔壁により空調装置の内外気吸
入ダクトを構成したものである。請求項2においては、
機体の運転部を覆うキャビンを配置し、該キャビンの上
方に空調装置を配置した作業車両の空調装置において、
作業車両のボンネット内に、エンジン、ラジエータ、エ
アクリーナを配置し、エンジンの前方にラジエータを設
け、該エンジンのエアクリーナをラジエータと前記ボン
ネットのフロントグリル開口部の間に配置し、該エアク
リーナとフロントグリル開口部の中間位置であって、該
エアクリーナ吸入口の近傍に空調装置制御用の外気温セ
ンサを配置したものである。請求項3においては、機体
の運転部を覆うキャビンを配置し、該キャビンの上方に
空調装置を配置した作業車両の空調装置において、該空
調装置は日射センサにより温度制御し、該空調装置の温
度制御用の日射センサをキャビン前面のフロント窓と作
業車両のステアリングハンドルの中間であって、作業車
両の運転部のダッシュボード上面近傍に配置したもので
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の実施例であるトラクタを示す全体
側面図、図2はキャビンルーフ内に配設された空調装置
を示す側面図、図3は同じく平面図、図4は前部ダクト
を示す側面一部断面図、図5は内外気切り換えダクトを
示す側面図、図6は外気温度検出部の配置を示す側面一
部断面図、図7は同じく正面図、図8は日照センサの配
置構成を示す側面図、図9は本発明の全体配置図であ
る。
【0007】まず、本発明のキャビンを装着したトラク
タの全体構成について、図1により説明する。前後に前
輪2、後輪3を懸架する作業車両1の前部にボンネット
4を配設し、該ボンネット4内にはエンジン5を内蔵し
ている。ボンネット4の後方にはステアリングハンドル
6を設けて、該ステアリングハンドル6の後方にはシー
ト7を配設している。ステアリングハンドル6及びシー
ト7は、キャビン8によって覆われている。そして、キ
ャビン8は、例えば防震ゴム等の弾性部材を介して機体
に固定されており、機体の振動が該キャビン8に伝達さ
れにくく、また、キャビン8内の騒音を低減するように
構成されている。また、キャビン8の側部にはドアウィ
ンドウ9が形成され、また、該ドアウィンドウ9の後方
には、サイドウィンドウ10が形成されており、該キャ
ビン8のキャビンルーフ11には、空調装置12が内設
されている。
【0008】エンジン5の後方にはクラッチハウジング
13を、該クラッチハウジング13の後方にはミッショ
ンケース14を連結し、エンジン5からの動力を後輪3
に伝達して駆動している。また、エンジン5の駆動力
は、ミッションケース14後端から突出した動力取出し
軸15に伝達されて該動力取出し軸(以降PTO軸と記
す)15を駆動し、機体後端の作業機装着装置16に接
続した作業機を駆動するように構成している。
【0009】次にキャビンルーフ11内に配設された空
調装置12のダクト機構30について説明する。図2、
図3において、ダクト機構30は、ブロア装置32を前
方に配設した内外気切り換えダクト31及び冷却ダクト
33、加熱ダクト34、前部ダクト35、サイドダクト
36・36により構成されている。また、キャビンルー
フ11後部に設けた図5に示す外気取り入れ口37によ
りキャビンルーフ11内に外気が導入される構成になっ
ている。
【0010】キャビンルーフ11の後部には、空調装置
12に導入する空気をキャビン8内の空気である内気、
もしくはキャビン8外の空気である外気、もしくは内気
と外気の両方の切り換えを可能に構成した内外気切り換
えダクト31が配置されており、該内外気切り換えダク
ト31の前方には、ブロア装置32が配設されており、
前記内外気切り換えダクト31により導入された空気を
該ブロア装置32により前方に送気する構成になってい
る。また、ブロア装置32の前方には冷却ダクト33が
該ブロア装置32に嵌合固定されている。
【0011】冷却ダクト33には、ボンネット4内部に
配設された図示しないコンプレッサに接続され、冷却管
39を介して図示しない冷却器が配設されており、前記
コンプレッサを作動させることにより、冷却ダクト33
に導入された空気を冷却可能に構成されている。また、
前記冷却ダクト33において、図示しない冷却器は冷却
ダクト33の上部に配設されているため、冷却された空
気は冷却ダクト33の上部をより前方の加熱ダクト34
に送気される。
【0012】前記冷却ダクト33の前方には加熱ダクト
34が配設されており、冷却ダクト33に嵌合固設され
ている。加熱ダクト34内には、エンジン5により発生
した熱量がヒートホース38により導入され図示しない
加熱器により空気を加熱可能に構成されている。加熱ダ
クト34において前記加熱器は、該加熱ダクト34内の
下部に設けられており、前記加熱器により加熱された空
気は、加熱ダクト34内の下方において前方に送気され
る構成になっている。
【0013】加熱ダクト34の前方には前部ダクト35
が配設されており、該加熱ダクト34の前部に嵌合固定
されている。前部ダクト35の底部にはデフロスタ口4
1が設けられており、送気された空気をフロント窓21
に吹き出し、キャビン8内を該フロント窓21に沿っ
て、運転者25の足元に送気可能に構成されている。こ
のため、デフロスタ口41より暖気を送気することによ
り、フロント窓21の内側の曇りを解消可能である。デ
フロスタ口41には風向調節器47が装着されており、
デフロスタ口41より送気される空気の方向を調節可能
に構成されている。また、前部ダクト35の前部にはエ
アミックスチャンバー42が形成されており、後方より
前部ダクト35に送気された空気を該前部ダクト35の
左右に配設されたサイドダクト36・36に送気可能に
構成されている。
【0014】前部ダクト35の左右両側方には、サイド
ダクト36・36が嵌合固定されており、キャビンルー
フ11内においてキャビン8の中央前部より、左右側方
に延出され、キャビン8の側部において後方に延出され
ている。
【0015】図4に示すように、前記前部ダクト35の
中央部には、該前部ダクト35側壁に回動自在に枢支さ
れた枢軸51が横設されており、該枢軸51には冷暖分
配板52が固設されている。前部ダクト35には、前記
冷却ダクト33により冷却された空気及び加熱ダクト3
4により加熱された空気が送気される。前記の冷却され
た空気(冷気)は前部ダクト35の上方に、加熱された
空気(暖気)は前部ダクト35下方にそれぞれ送気され
る構成になっている。
【0016】該構成において冷暖分配板52を上下に回
動することによりデフロスタ口41及びエアミックスチ
ャンバー42への送気の分配が可能である。冷暖分配板
52を最上位置に回動さすることにより送気を全てデフ
ロスタ口41に送気可能であり、最下位置に回動するこ
とにより送気を全てエアミックスチャンバー42に送気
し、サイドダクト36・36の吹き出し口45に送気す
ることが可能である。また、中立位置に回動することに
よりデフロスタ口41及びエアミックスチャンバー42
の両方に送気することが可能である。また、中立位置よ
り上方に回動することによりデフロスタ口41への送気
量をエアミックスチャンバー42への送気量より多くす
ることが可能である。中立位置より下方に回動すること
によりデフロスタ口41への送気量をエアミックスチャ
ンバー42への送気量より少なくすることが可能であ
る。また、該冷暖分配板52は、前部ダクト35側面に
固設された冷暖分配サーボ58により回動可能に構成さ
れている。該冷暖分配サーボ58は後述するコントロー
ラ110に接続されており、該コントローラ110によ
り制御可能に構成されている。
【0017】図5に示すように、内外気切り換えダクト
31の前部には、ブロア装置32が載置されており、該
内外気切り換えダクト31に導入された空気を前方に配
設された冷却ダクト33に送気可能に構成されている。
【0018】内外気切り換えダクト31の後方には通気
性部材によりキャビンルーフ11後方側面に構成された
外気取り入れ口37が配設されており、外気をキャビン
ルーフ11内に導入可能に構成している。内外気切り換
えダクト31の後方側面には外気導入口65が設けられ
ており、内外気切り換えダクト31内に外気取り入れ口
37より導入された外気を導入可能に構成されている。
また、内外気切り換えダクト31の底面には内気導入口
66が設けられており、キャビン8内の内気を内外気切
り換えダクト31内に導入可能に構成されている。
【0019】内外気切り換えダクト31内部後方には、
該内外気切り換えダクト31側壁に回動自在に枢支され
た枢軸63が枢支されており、該枢軸63には内外気切
り換え板64が固設されている。該内外気切り換え板6
4は、内気導入口66及び外気導入口65の間に設けら
れており、該内外気切り換え板64を回動することによ
り内外気切り換えダクト31内に導入される内気と外気
の比率を調節可能に構成されている。前記内外気切り換
え板64を最上位置に回動することにより、外気導入口
65が閉ざされ、内外気切り換えダクト31にはキャビ
ン8内の内気のみが導入される。また、内外気切り換え
板64を最下位置に回動することにより、内気導入口6
6を閉ざし、内外気切り換えダクト31に外気のみを導
入することが可能である。
【0020】また、内外気切り換えダクト31の側部に
は内外気切り換えサーボ機構68が固設されており、該
内外気切り換えサーボ機構68により内外気切り換え板
64を回動可能に構成している。該内外気切り換えサー
ボ機構68はコントローラ110に接続されており、前
記内外気切り換え板64の回動量を制御可能に構成して
いる。
【0021】外気取り入れ口37は、本実施例におい
て、外気取り入れ口37にはフィルタ72が嵌合装着さ
れており、該フィルタ72は金網により構成されてお
り、外気取り入れ口37内にゴミや虫などが侵入するの
を防止している。また、フィルタ72は通気性があり、
容易に変形しない部材であれば良く、本実施例の限りで
はない。
【0022】図2、図3、図5に示すように、前記キャ
ビンルーフ11は外側ルーフ11a及び内側ルーフ11
bより構成されており、該外側ルーフ11a及び内側ル
ーフ11b間には、シール性を持った隔壁11cが配設
されている。隔壁11cはブロア装置32及び内外気切
り換えダクト31の両側方及び前方を覆うように構成さ
れており、該キャビンルーフ11内において、外気取り
入れ口37方向を開口している。即ち、ブロア装置32
及び内外気切り換えダクト31が隔壁11c内部に配置
される構成になっており、該隔壁11c及び前記外側ル
ーフ11a、内側ルーフ11bにより、吸入ダクト10
3が構成される。該構成により、隔壁11cの開口部よ
り、外気取り入れ口37より導入された空気を導入可能
であり、シール性を持った隔壁11cによりブロア装置
32を覆い後方の外気取り入れ口37方向に開口部を設
けているので、キャビン8内におけるブロア装置32の
騒音を低減可能である。また、吸入ダクト103が隔壁
11c及び外側ルーフ11a、内側ルーフ11bにより
構成されるため、キャビンルーフ11内に配置するため
に複雑な形状をしたダクトの部品を用いる必要がない。
このため、構成部品を減少可能であり、複雑な形状のダ
クト部品を構成するコストを削減可能である。
【0023】次に、ボンネット4内に配置された、外気
温センサ85の配置構成について説明する。図6、図7
において、ラジエータ81は作業車両1の下部フレーム
101上に固設されており、フロントグリル開口部86
より導入される空気により、該ラジエータ81内の冷却
液を冷却可能に構成している。また、ラジエータ81の
後部には、ファン87が配置されており、該ファン87
を作動させることにより、フロントグリル開口部86よ
りファン87に吸入される空気がラジエータ81を冷却
可能に構成されている。ラジエータ81の前方には、エ
アクリーナ82が配設されており、該エアクリーナ82
はエアクリーナステー82aに固設されている。また、
該エアクリーナステー82aは支持フレーム83・83
間に横設されている。前記エアクリーナ82には前下方
向に突出したエアクリーナ吸入口82bが設けられてお
り、該エアクリーナ吸入口82bより吸入した空気が、
前述のエンジン5に供給される構成になっている。エア
クリーナ吸入口82bの下方にはステー84が支持フレ
ーム83・83間に横設されており、該ステー84に固
設されたブラケット84aの上端には外気温センサ85
が固設されている。該構成において、外気温センサ85
はエアクリーナ吸入口82b付近に配置されており、エ
ンジン5の始動に伴いエアクリーナ82に吸気される空
気の流れが前記外気温センサ85に当たる構成になって
いる。
【0024】該構成により、外気温センサ85は作業車
の運転時に、フロントグリル開口部86より流入し、エ
アクリーナ82へ吸入される外気の流れに曝され、更に
ラジエータ81のファン87が作動している場合には、
より多くの外気がフロントグリル開口部86より流入
し、外気温センサ85が当たる外気の量が増大する構成
になっている。これにより、外気温をラジエータ81の
熱及びエンジン5の熱の影響を受けることなく、測定可
能である。
【0025】次に、日射センサ93の配置について説明
する。図8において、ステアリングコラム94にはステ
アリングハンドル6が立設されており、該ステアリング
コラム94上面には計器盤91が装着され、作業車両の
走行速度及びエンジンの回転数等を認識可能に構成され
ている。また、ステアリングコラム94の上面であっ
て、計器盤91の前方にはダッシュボード92が設けら
れている。該ダッシュボード92の上面中央には日射セ
ンサ93が配設されている。日射センサ93の前方には
フロント窓21が配設されており、該フロント窓21の
前方にはボンネット4が配設されている。日射センサ9
3は前記外気温センサ85とともに空調装置を制御する
コントローラ110に接続されている。上記の構成を取
るため、日射センサ93は雨滴に曝されることがなく、
面積の大きいフロント窓21付近に配設されているた
め、キャビン8内に差し込む日射量を測定可能である。
これにより、キャビン8内に入射する日光の量に対応し
た空調装置12の制御が可能である。
【0026】図9に示すように、前述の日射センサ93
及び外気温センサ85はコントローラ110に接続され
ている。また、該コントローラ110には温度調節手段
120及び内気温センサ121が接続されている。この
ため、日射センサ93は日光Sによる日射量をコントロ
ーラ110に伝達可能であり、外気温センサ85は外気
温をコントローラ110に伝達可能であり、内気温セン
サ121によりキャビン8内の気温をコントローラ11
0に伝達可能である。また、温度調節手段120によ
り、設定温度をコントローラ110に入力可能である。
これにより、コントローラ110による自動空調を行う
場合、日射センサ93及び外気温センサ85、内気温セ
ンサ121の検出値により、コントローラ110内にお
いて、設定温度を実現するための制御が行われる。コン
トローラ110の出力側には冷暖分配サーボ58及び内
外気切り換えサーボ68が接続されており、前記冷暖分
配サーボ58により冷暖分配板52の開度調整を行い、
内外気切り換えサーボ68により、内外気切り換え板6
4の開度を調整し、該コントローラ110により設定温
度を実現するための制御が行われる構成になっている。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。請求項1の如く、機体の
運転部を覆うキャビンを配置し、該キャビンの上方に空
調装置を配置した作業車両の空調装置において、前記キ
ャビンのキャビンルーフの外側ルーフと内側ルーフの間
に隔壁を設け、該外側ルーフ及び内側ルーフの間に空調
装置のブロア装置及び内外気切り換え板を配置し、前記
外側ルーフ、内側ルーフ、及び隔壁により空調装置の内
外気吸入ダクトを構成したことにより、隔壁の開口部よ
り外気取り入れ口からの空気を導入可能であり、シール
性を持った隔壁によりブロア装置を覆い後方の外気取り
入れ口方向に開口部を設けているので、ブロア装置の騒
音が外気取り入れ口より排出され、キャビン内における
ブロア装置の騒音を低減可能である。また、外側ルー
フ、内側ルーフ、及び隔壁により空調装置の内外気吸入
ダクトを構成したことにより、キャビンルーフ内に配置
するために複雑な形状をしたダクトの部品を用いる必要
がない。このため、構成部品を減少可能であり、複雑な
形状のダクト部品を構成するコストを削減可能である。
構成が簡便であるため、整備性及び組み立て性を向上可
能であり、製造コストを削減可能である。
【0028】請求項2の如く、機体の運転部を覆うキャ
ビンを配置し、該キャビンの上方に空調装置を配置した
作業車両の空調装置において、作業車両のボンネット内
に、エンジン、ラジエータ、エアクリーナを配置し、エ
ンジンの前方にラジエータを設け、該エンジンのエアク
リーナをラジエータと前記ボンネットのフロントグリル
開口部の間に配置し、該エアクリーナとフロントグリル
開口部の中間位置であって、該エアクリーナ吸入口の近
傍に空調装置制御用の外気温センサを配置したことによ
り、外気温センサは、作業車の運転時に、フロントグリ
ル開口部より流入し、エアクリーナへ吸入される外気の
流れに曝され、更にラジエータのファンが作動している
場合には、より多くの外気がフロントグリル開口部より
流入し、外気温センサに当たる外気の量が増大し、ラジ
エータの熱及びエンジンの熱の影響を受けることなく、
外気温を測定可能である。このため、外気温に適した空
調を行うことが可能であり、空調装置に不必要な制御を
行う可能性が減少し、空調装置に必要なエネルギーを節
約可能であり、エンジンの負担を軽減可能である。これ
により、空調装置及びエンジンの耐久性を向上可能であ
る。
【0029】請求項3の如く、機体の運転部を覆うキャ
ビンを配置し、該キャビンの上方に空調装置を配置した
作業車両の空調装置において、該空調装置は日射センサ
により温度制御し、該空調装置の温度制御用の日射セン
サをキャビン前面のフロント窓と作業車両のステアリン
グハンドルの中間であって、作業車両の運転部のダッシ
ュボード上面近傍に配置したことにより、日射センサは
雨滴に曝されることがなく、キャビン内に差し込む日射
量を測定可能である。これにより、キャビン内に入射す
る日光の量に対応した空調装置の制御が可能であり、日
射量に適した空調を行うことが可能であり、運転者の作
業環境の快適性を向上可能であり、空調装置に不必要な
制御を行う可能性が減少し、空調装置に必要なエネルギ
ーを節約可能であり、エンジンの負担を軽減可能であ
る。さらに、空調装置及びエンジンの耐久性を向上可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャビンを装着したトラクタを示す全
体側面図である。
【図2】キャビンルーフ内に配設された空調装置を示す
側面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】前部ダクトを示す側面一部断面図である。
【図5】内外気切り換えダクトを示す側面図である。
【図6】外気温度検出部の配置を示す側面一部断面図で
ある。
【図7】同じく正面図である。
【図8】日照センサの配置構成を示す側面図である。
【図9】本発明の全体配置図である。
【符号の説明】
1 作業車両 4 ボンネット 6 ステアリングハンドル 11 キャビンルーフ 11c 隔壁 21 フロント窓 32 ブロア装置 82 エアクリーナ 85 外気温センサ 86 フロントグリル開口部 92 ダッシュボード 93 日射センサ 103 内外気吸入ダクト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体の運転部を覆うキャビンを配置し、
    該キャビンの上方に空調装置を配置した作業車両の空調
    装置において、前記キャビンのキャビンルーフの外側ル
    ーフと内側ルーフの間に隔壁を設け、該外側ルーフ及び
    内側ルーフの間に空調装置のブロア装置及び内外気切り
    換え板を配置し、前記外側ルーフ、内側ルーフ、及び隔
    壁により空調装置の内外気吸入ダクトを構成したことを
    特徴とする作業車両の空調装置。
  2. 【請求項2】 機体の運転部を覆うキャビンを配置し、
    該キャビンの上方に空調装置を配置した作業車両の空調
    装置において、作業車両のボンネット内に、エンジン、
    ラジエータ、エアクリーナを配置し、エンジンの前方に
    ラジエータを設け、該エンジンのエアクリーナをラジエ
    ータと前記ボンネットのフロントグリル開口部の間に配
    置し、該エアクリーナとフロントグリル開口部の中間位
    置であって、該エアクリーナ吸入口の近傍に空調装置制
    御用の外気温センサを配置したことを特徴とする作業車
    両の空調装置。
  3. 【請求項3】 機体の運転部を覆うキャビンを配置し、
    該キャビンの上方に空調装置を配置した作業車両の空調
    装置において、該空調装置は日射センサにより温度制御
    し、該空調装置の温度制御用の日射センサをキャビン前
    面のフロント窓と作業車両のステアリングハンドルの中
    間であって、作業車両の運転部のダッシュボード上面近
    傍に配置したことを特徴とする作業車両の空調装置。
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