JPH0986137A - 車両の空調制御装置 - Google Patents

車両の空調制御装置

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Publication number
JPH0986137A
JPH0986137A JP24644895A JP24644895A JPH0986137A JP H0986137 A JPH0986137 A JP H0986137A JP 24644895 A JP24644895 A JP 24644895A JP 24644895 A JP24644895 A JP 24644895A JP H0986137 A JPH0986137 A JP H0986137A
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JP
Japan
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speed
air
vehicle
engine speed
mix damper
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Pending
Application number
JP24644895A
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English (en)
Inventor
Yoriichi Tsuji
頼一 辻
Hiroshi Aso
博史 麻生
Yasuhiro Tono
安広 遠野
Hideo Yamaguchi
秀夫 山口
Toshikazu Ishikawa
俊和 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Naldec Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Naldec Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp, Naldec Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗員に違和感を与えることなく、マニアル操
作により上記送風機が作動停止状態とされている場合
に、車室内を適正温度に維持する。 【解決手段】 マニアル操作により上記送風機が作動停
止状態とされている場合においても、車室内を適正温度
に維持するように上記エアミックスダンパの開度を制御
するように構成するとともに、エンジン回転数を検出す
る回転数検出手段30と、この回転数検出手段30の検
出信号に応じてエンジン回転数が予め設定された基準回
転数以下であるか否かを判定する回転数判定手段48
と、この回転数判定手段48によってエンジン回転数が
上記基準回転数以下であることが確認された場合に、上
記エアミックスダンパの作動を規制する作動規制手段4
9とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室内に空気を送
る通風ダクト内に、送風機と、冷却用熱交換器と、加熱
用交換器と、この加熱用熱交換器に通風される空調用エ
アの割合を調節するエアミックスダンパとが設けられる
とともに、このエアミックスダンパによって上記加熱用
熱交換器に通風される空調用エアの割合を調節するよう
に構成された車両の空調制御装置に関するものである。
【0002】
【従来例】従来、例えば特公昭62−8327号公報に
示されるように、車室内に空気を送る通風ダクト内に、
送風機と、冷却用熱交換器と、加熱用交換器と、この加
熱用熱交換器に通風される空調用エアの割合を調節する
エアミックスダンパとが設けられてなる車両の空調制御
装置において、外気温度等の環境条件と、空調用エアの
吹出風量との関係を予め設定し、検出手段によって検出
された環境条件に基づいて上記吹出風量の制御値を決定
するとともに、この決定された吹出風量の元で車室内温
度を設定値に制御するのに必要な空調用エアの吹出温度
を演算し、これらの値に応じて上記エアミックスダンパ
の開度および送風機の出力を制御することが行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記空調制御装置によ
るエアミックスダンパの開度制御は、送付機の作動時に
実行され、マニアル操作により上記送風機が作動停止状
態とされた場合には、通常上記エアミックスダンパの開
度制御が停止状態に保持されるようになっている。この
ため、例えば上記通風ダクト内に導入された走行風を全
て上記加熱用熱交換器に通風するようにエアミックスダ
ンパの開度を設定した状態で、上記送風機を作動停止状
態とする制御信号が入力されると、上記熱用熱交換器に
よって過度に温められた空調用エアが車室内に導入さ
れ、車室内温度が必要以上に上昇するという事態が生じ
る。
【0004】また、冬季において、上記加熱用熱交換器
に対する通風量が0となるようにエアミックスダンパの
開度を設定した状態で、上記送風機を作動停止状態とす
る制御信号が入力された場合には、上記通風ダクト内に
導入された低温の走行風が熱用熱交換器によって温めら
れることなくそのまま車室内に導入され、車室内温度が
過度に低下するという事態が生じることがある。
【0005】上記事態の発生を防止するため、マニアル
操作により上記送風機を作動停止状態とされている場合
においても、車室内を適正温度に維持するように上記エ
アミックスダンパの開度を制御するように構成すること
も考えられるが、このように構成した場合には、乗員が
空調制御を停止することを意図しているにも拘らず、車
室内温度または外部環境の変化に応じてエアミックスダ
ンパを駆動するアクチュエータが作動状態となるため、
その作動音が車室内に伝達されて乗員が違和感を感じる
という問題がある。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、乗員に違和感を与えることなく、マニアル操作
により上記送風機が作動停止状態とされている場合にお
いても、車室内を適正温度に維持することができる車両
の空調制御装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
車室内に空気を送る通風ダクト内に、送風機と、冷却用
熱交換器と、加熱用交換器と、この加熱用熱交換器に通
風される空調用エアの割合を調節するエアミックスダン
パと、マニアル操作により上記送風機が作動停止状態と
されている場合においても、車室内を適正温度に維持す
るように上記エアミックスダンパの開度を制御するダン
パ制御手段とを備えた車両の空調制御装置であって、エ
ンジン回転数を検出する回転数検出手段と、この回転数
検出手段の検出信号に応じてエンジン回転数が予め設定
された基準回転数以下であるか否かを判定する回転数判
定手段と、この回転数判定手段によってエンジン回転数
が上記基準回転数以下であることが確認された場合に、
上記エアミックスダンパの作動を規制する作動規制手段
とを設けたものである。
【0008】上記構成によれば、エンジン回転数が基準
回転数以下となり、エンジンの騒音が小さいためにエア
ミックスダンパを駆動するアクチュエータの作動音が車
室内で感知され易い状態にあることが回転数判定手段に
よって確認された場合に、エアミックスダンパの作動が
作動規制手段によって規制される。また、エンジン回転
数が基準回転数よりも大きくなり、エンジンの騒音が大
きいために上記作動音が車室内で感知されにくい状態に
あることが回転数判定手段によって確認された場合に
は、エアミックスダンパが通常の作動状態に維持される
ことになる。
【0009】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
の車両の空調制御装置において、回転数判定手段の判定
基準となる基準回転数をエンジンのアイドル回転数に設
定したものである。
【0010】上記構成によれば、エンジン回転数がアイ
ドル回転数以下となり、エンジンの騒音が極めて小さい
ためにエアミックスダンパを駆動するアクチュエータの
作動音が車室内で感知され易い状態にあることが回転数
判定手段によって確認された場合に、エアミックスダン
パの作動が作動規制手段によって規制されることにな
る。
【0011】請求項3に係る発明は、上記請求項1また
は2記載の車両の空調制御装置において、回転数判定手
段によってエンジン回転数が基準回転数以下であること
が確認された場合に、エアミックスダンパの作動を停止
させるように構成したものである。
【0012】上記構成によれば、エンジン回転数が基準
回転数以下となり、エンジンの騒音が小さいためにエア
ミックスダンパを駆動するアクチュエータの作動音が車
室内で感知され易い状態にあることが回転数判定手段に
よって確認された場合に、作動規制手段によりエアミッ
クスダンパが作動停止状態に保持されることになる。
【0013】請求項4に係る発明は、上記請求項1また
は2記載の車両の空調制御装置において、回転数判定手
段によってエンジン回転数が基準回転数以下であること
が確認された場合に、エンジン回転数が基準回転数より
も大きい場合におけるエアミックスダンパの作動速度よ
りも小さく、かつ0よりも大きな値に設定された設定速
度にエアミックスダンパの作動速度を制御するように構
成したものである。
【0014】上記構成によれば、エンジン回転数が基準
回転数以下となり、エンジンの騒音が小さいためにエア
ミックスダンパを駆動するアクチュエータの作動音が車
室内で感知され易い状態にあることが回転数判定手段に
よって確認された場合に、エアミックスダンパが通常時
よりも遅い速度で駆動されることになる。
【0015】請求項5に係る発明は、上記請求項1また
は2記載の車両の空調制御装置において、回転数判定手
段によってエンジン回転数が基準回転数以下であること
が確認された場合に、エアミックスダンパの作動頻度を
低下させるように構成したものである。
【0016】上記構成によれば、エンジン回転数が基準
回転数以下となり、エンジンの騒音が小さいためにエア
ミックスダンパを駆動するアクチュエータの作動音が車
室内で感知され易い状態にあることが回転数判定手段に
よって確認された場合に、エアミックスダンパが頻繁に
作動状態となることが防止されることになる。
【0017】請求項6に係る発明は、上記請求項1また
は3〜5のいずれかに記載の記載の車両の空調制御装置
における上記回転数検出手段および回転数判定手段に代
え、車両の走行速度を検出する車速検出手段と、この車
速検出手段の検出信号に応じて車速が予め設定された基
準速度以下であるか否かを判定する車速判定手段とを設
け、この車速判定手段によって車速が上記基準速度以下
であることが確認された場合に、エアミックスダンパの
作動を規制するように構成したものである。
【0018】上記構成によれば、車速検出手段の検出信
号に応じて車速が予め設定された基準速度以下となり、
走行風が通風ダクト内に侵入しにくい状態にあるととも
に、エアミックスダンパを駆動するアクチュエータの作
動音が車室内で感知され易い状態にあることが車速判定
手段によって確認された場合に、エアミックスダンパの
作動が作動規制手段によって規制されることになる。
【0019】
【実施例】図1は、本発明に係る車両の空調制御装置の
全体構成図である。車両用の空調装置は、空調用エアを
車室内に導く通風ダクト1を有し、この通風ダクト1の
上流側部には、外気を導入するための外気導入口2と、
車室内のエアを導入するための内気導入口3と、上記外
気導入口2および内気導入口3を選択的に開閉する切換
ダンパ4からなる切換手段とが配設されている。
【0020】上記通風ダクト1には、ベント吹出口5
と、フット吹出口6と、デフロスタ吹出口7とが下流側
部に設けられるとともに、モード切換ダンパ8,9,1
0が所定位置に設けられている。このモード切換ダンパ
8,9,10は、上記各吹出口5,6,7に連通するダ
クト部分を選択的に開閉することにより、各吹出口5,
6,7から導出される空調用エアの吹出量を調節するよ
うに構成されている。
【0021】また、上記空調装置は、通風ダクト1の上
流側部に配設された可変風量式の送風機11と、その下
流側に配設された冷却用熱交換器12と、その下流側に
配設されたエアミックスダンパ13および加熱用熱交換
器14とを有している。
【0022】上記送風機11は、外気導入口2または内
気導入口3から通風ダクト1内に取り入れられたエア
を、上記各吹出口5,6,7を介して車室内に吹き出す
ように構成されている。また、上記冷却用熱交換器12
は、エバポレータとしての機能を有し、コンプレッサ1
5、コンデンサ16およびレシーバー17を有する冷媒
循環回路Xに接続されている。上記コンプレッサ15
は、電磁クラッチのON/OFF制御によってエンジン
18の回転要素に対して選択的に締結または解放される
ようになっている。
【0023】上記加熱用熱交換器14は、ヒータコアと
して構成され、エンジン18の冷却水循環路に接続され
ている。上記加熱用熱交換器14に通水されるエンジン
冷却水の流量は、エアミックスダンパ13と関連して制
御される図外の開閉制御弁によって制御される。
【0024】上記加熱用熱交換器14の通風量は、上記
冷却用熱交換器12と加熱用熱交換器14との間に配設
されたエアミックスダンパ13の開度に応じて制御され
るようになっている。このエアミックスダンパ13は、
冷却用熱交換器12を通過した空調用エアを選択的に加
熱用熱交換器14に案内し、このエアミックスダンパ1
3の位置制御に応じて加熱用熱交換器14で加熱される
エアと、加熱用熱交換器14を迂回するエアとの混合比
を調節するように構成されている。
【0025】すなわち、上記エアミックスダンパ13
は、後述するサーボモータ21からなるアクチュエータ
により駆動され、空調用エアの全てを加熱用熱交換器1
4を通さずに上記各吹出口5,6,7に送る実線で示す
全閉位置と、空調用エアの全てを加熱用熱交換器14を
介して上記各吹出口5,6,7に送る仮想線で示す全開
位置とに選択的に設定し得るとともに、空調用エアの一
部を加熱用熱交換器14を介して上記各吹出口5,6,
7に送る中間位置に設定し得るようになっている。
【0026】そして、上記エアミックスダンパ13は、
空調用エアの全てが上記加熱用熱交換器14に供給され
る全閉位置(θ=1)と、空調用エアの全てが上記加熱
用熱交換器14を迂回する全開位置(θ=0)との間
で、開度θが無段階に調節されることにより、空調用エ
アの吹出温度Tを、開度θ=1にて得られる最高温度
と、開度θ=0にて得られる最低温度との範囲内で、上
記空調用エアの混合比に応じて無段階に調節するように
構成されている。
【0027】上記エアミックスダンパ13の開度θは、
次式(1)によって与えられる。
【0028】 θ=TAM1・(T−TAM2)+TAM3……(1) なお、上記式(1)において、Tは吹出温度である。ま
た、TAM1,TAM2,TAM3は、上記吹出温度T
と、空調用エアの吹出モードとをパラメータとして予め
設定された図外のテーブルから読出される係数である。
【0029】また、上記車両の空調制御装置は、内外気
切換ダンパ4を駆動する電動モータ19、モード切換ダ
ンパ8,9,10を駆動する電動モータ20および上記
エアミックスダンパ13を駆動するサーボモータ21か
らなる各種ダンパのアクチュエータと、上記各モータ1
9,20,21の作動状態および送風機11の送風量を
制御する制御部22と、空調条件をマニュアル設定する
ための操作部23とを備えている。
【0030】上記操作部23には、乗員によって操作さ
れる各種スイッチ類、例えば空調の自動制御またはマニ
ュアル制御を選択するオートスイッチ23aと、乗員が
要求する車室内温度の設定値TSETをマニュアル設定す
る車室内温度設定スイッチ23bと、内外気の導入割合
をマニュアル設定する内外気切換スイッチ23cと、吹
出モードを選択する吹出モード切換スイッチ23dと、
デフロスター吹出口7の開度をマニュアル設定するデフ
ロスタースイッチ23eと、送風機11を作動停止状態
とするOFFスイッチ23f等が設けられている。
【0031】上記車室内温度設定スイッチ23bは、車
室内温度の設定値TSETを18°C〜32°Cの範囲内
で入力するように構成されている。また、上記OFFス
イッチ23fが操作されると、エアコンプレッサ15
と、送風機11のブロアモータ11aとが停止状態とな
るようになっている。
【0032】上記制御部22は、図2に示すように、安
定化電源33に接続され、操作部23の出力データが入
力されるCPU(マイクロプロセッサ)31を有してい
る。このCPU31は、ドライバー36〜38を介して
上記各モータ19,20,21を駆動するとともに、ド
ライバー39を介して上記コンプレッサ15の電源クラ
ッチ32を締結または解放するように構成されている。
すなわち、上記制御部22は、上記電動モータ19,2
0を作動させて空調モードを切り換えるとともに、上記
サーボモータ21を作動させてエアミックスダンパ13
の開度θを調節するように構成されている。
【0033】また、上記制御部22は、送風機11のブ
ロアモータ11aを駆動するD/A変換機34およびド
ライバー35を有し、上記ブロアモータ11aの作動お
よび停止を制御するとともに、ブロアモータ11aに対
する印加電圧を制御することにより、送風機11の送風
量を調節して空調制御装置の吹出風量を制御するように
構成されている。
【0034】さらに、上記空調制御装置は、環境条件ま
たは運転状態等を検出する各種の検出手段、例えば通風
ダクト1内に導入された内気温度等に基づいて車室内温
度TRを検出する室温検出手段24と、外気温度TAを
検出する外気温検出手段25と、日射量TSを検出する
日射量検出手段26と、冷却用熱交換器12の出口温度
TEを検出する出口温度検出手段27と、エンジン冷却
水の温度TWを検出する水温検出手段28と、エアミッ
クスダンパ13の開度θを検出するポテンショメータか
らなる開度検出手段29と、エンジン回転数NEを検出
する回転数検出手段30とを有し、これらの検出手段2
4〜30の検出信号が上記CPU31に入力されるよう
になっている。
【0035】上記制御部22内には、図3に示すよう
に、上記各検出手段24〜30の検出信号に応じ、空調
制御装置の熱交換能力と車体に作用する熱負荷との熱バ
ランスを制御して車室内温度TRを上記設定値TSETに
維持するための基本条件、つまり空調制御装置の吹出温
度Tと、吹出風量V、つまり送風機11の送風量との相
関関係を求める第1演算手段40が設けられている。
【0036】例えば空調制御装置の熱交換能力をQA、
外気温度TAと車室内温度TRとの温度差による伝熱負
荷をQU、日射による熱負荷をQS、乗員の人体発熱に
よる熱負荷をQM、エンジン等の車両機器類から発生す
る熱負荷をQEとすると、冷房運転時の熱収支は、下記
の熱バランス式(2)により定義される。
【0037】QA=QU−QS−QM−QE…(2) ここに、 QA=CP・γ・V(T−TR) QU=K・A(TR−TA) QS=KS・TSである。
【0038】上記式において、CPは空気定圧比熱、γ
は空気の比重、Kは熱通過率、Aは伝熱面積、KSは日
射−伝熱変換係数、TSは日射量の温度換算値である。
また、上記式(2)において、乗員の人体発熱による熱
負荷QMおよびエンジン等の車両機器類から発生する熱
負荷QEは近似的に一定であるとみなし、これを定数C
に置き換えると、上記の式(2)を下記の熱バランス式
(3)によって表現することができる。
【0039】 CP・γ・V(T−TR)=K・A(TR−TA)−KS・TS−C…(3) 上記式(3)において、車室内温度TRと、マニュアル
設定された車室内温度の設定値TSETとが実質的に等し
いと仮定すると、上記の式(3)を下記の熱バランス式
(4)により表現することができる。
【0040】 CP・γ・V(T−TSET)=K・A(TSET−TA)−KS・TS−C…(4) したがって、上記式(4)に基づいて空調用エアの吹出
温度Tと吹出風量Vとの相関関係を求めることができ
る。
【0041】また、上記制御部22は、乗員が体感する
快適度の指標、つまり空調制御に対する乗員の満足を示
す指標となる快適度指数Fを演算する第2演算手段41
を有している。上記快適度指数Fは、車両の走行時の環
境条件(外気温度TA、車室内温度TRおよび日射量T
S)における上記空調用エアの吹出温度Tおよび吹出風
量Vからなる空調制御条件に対応する乗員の快適度を示
し、予め設定された特性式に基づいて算出されるように
なっている。
【0042】また、上記快適度指数Fは、空調制御条件
および環境条件の変化に応じ、0〜11の範囲内で変動
するように設定される。そして、上記快適度指数Fの値
は、低減して0に近づく程、乗員が寒さを体感し、快適
度指数F3の値が増大して11に近づく程、乗員が暑さ
を体感するように設定されている。
【0043】さらに、上記制御部22には、上記第2演
算手段41によって求められた快適度指数Fを、乗員に
よって設定される車室内温度TSETの設定値に基づいて
演算により求められる目標快適度指数FTSETに最も近付
けるように、上記空調用エアの吹出温度制御値Tおよび
吹出風量制御値Vの最適な組合せを選択する選択手段4
2と、この選択手段42によって選択された空調用エア
の吹出温度制御値Tおよび吹出風量制御値Vと吹出モー
ドとに基づき、上記エアミックスダンパ13の開度θを
制御するダンパ制御手段43と、送風機11の送風量お
よびモード切換ダンパ8,9,10の開閉位置を制御す
る作動制御手段44とが設けられている。
【0044】上記ダンパ制御手段43は、図4に示すよ
うに、上記式(1)に基づいてエアミックスダンパ13
の開度θを演算する開度演算手段45と、この開度演算
手段45の出力信号および上記開度検出手段29の検出
信号とを比較して両者に予め設定された所定値以上の偏
差(例えば3%以上の偏差)がある場合に、エアミック
スダンパ13のサーボモータ21を作動させる制御信号
を上記ドライバー38に出力する開度制御手段46とを
有している。
【0045】また、ダンパ制御手段43には、上記OF
Fスイッチ23fの入力信号に応じて送風機11の作動
を停止させるOFF制御の実行状態にあるか否かを判定
するOFF制御判定手段47と、このOFF制御判定手
段47によって上記OFF制御の実行状態にあることが
確認された場合に、上記回転数検出手段30の検出信号
に応じてエンジン回転数が予め設定された基準回転数K
E以下であるか否かを判定する回転数判定手段48と、
この回転数判定手段48によってエンジン回転数が予め
設定された基準回転数KE以下であることが確認された
場合に、エアミックスダンパ13の作動を規制する制御
信号を上記開度制御手段46に出力する作動規制手段4
9とが設けられている。
【0046】上記回転数判定手段48の判定基準となる
基準回転数KEは、エンジン18の低回転領域の値、例
えばエンジン18のアイドル回転数に設定されている。
また、作動規制手段49は、上記回転数判定手段48に
よってエンジン回転数が上記基準回転数KE以下である
ことが確認された場合に、エアミックスダンパ13を駆
動するサーボモータ21の作動を停止させる制御信号を
上記開度制御手段46に出力することにより、上記エア
ミックスダンパ13の作動を禁止するように構成されて
いる。
【0047】上記空調制御装置の基本制御動作を図5に
示すフローチャートに基づいて説明する。この制御動作
がスタートすると、まずステップS1において、初期設
定を行った後、ステップS2において、乗員が車室内温
度設定スイッチ23bを操作することによって設定され
た車室内温度の設定データおよび上記各検出手段24〜
30の検出データを入力する。
【0048】次に、ステップS3において、目標快適度
指数FTSETを演算した後、ステップS4において、車室
内温度TRの安定目標値、つまりターゲット温度TTRG
を、車両熱負荷等に基づいて算出する。また、ステップ
S5において空調用エアの吹出温度および吹出風量の制
御値を、上記目標快適度指数FTSETと、上記第2演算手
段41によって求められた快適度指数Fの演算値とに基
づいて求めるとともに、その最適な組合せを上記選択手
段42において選択する。
【0049】次に、ステップS6において、切換ダンパ
4の開閉位置を調節することにより、内外気の導入割合
を制御する内外気制御を実行するとともに、ステップS
7において上記吹出温度および吹出風量に基づいてエア
ミックスダンパ13の開度θおよび送風機11の送風量
を制御することにより、空調用エアの吹出温度および吹
出風量の制御を実行する。さらに、ステップS8におい
て、上記各モード切換ダンパ8,9,10の開閉位置を
調節することにより、空調用エアの吹出モード制御を実
行するとともに、ステップS9において、コンプレッサ
15の作動状態をON、OFF制御するコンプレッサ制
御を実行する。
【0050】上記基本制御動作のステップS7において
上記ダンパ制御手段43により実行されるエアミックス
ダンパ13の開度制御を、図6に示すフローチャートに
基づいて説明する。上記制御動作がスタートすると、ま
ず、ステップS11において、乗員によってOFFスイ
ッチ23fが操作されたか否かを判定し、NOと判定さ
れてた場合には、ステップS12において、上記式
(1)に基づいてミックスダンパ13の開度θを演算す
る。
【0051】次いで、ステップS13において上記開度
θの演算値と、上記開度検出手段29によって検出され
た開度θの検出値とを比較し、両者に所定値以上の偏差
がある場合には、この偏差に対応した制御信号を上記ド
ライバー38に出力してサーボモータ21を駆動するこ
とにより、エアミックスダンパ13の開度θを調節する
エアミックスダンパ13の開度制御を実行する。
【0052】また、上記ステップS11においてYES
と判定され、送風機11のOFF制御状態あることが確
認された場合には、ステップS14において、エンジン
回転数NEの検出値が予め設定された基準回転数KE以
下であるか否かを判定する。このステップS14でYE
Sと判定され、エンジン回転数NEの検出値が予め設定
された基準回転数KE以下であることが確認された場合
には、ステップS15において、上記エアミックスダン
パ13を駆動するサーボモータ21の作動を停止させる
制御信号を上記開度制御手段46に出力することによ
り、上記エアミックスダンパ13の作動を禁止する。
【0053】これに対して上記ステップS14でNOと
判定され、エンジン回転数NEの検出値が予め設定され
た基準回転数KEよりも大きいことが確認された場合に
は、上記ステップS12に移行してミックスダンパ13
の開度θを調節する通常の開度制御を実行する。
【0054】上記のように送風機11を作動停止状態に
保持するOFF制御の実行時に、エンジン回転数NEを
検出する回転数検出手段30の検出信号に応じてエンジ
ン回転数NEが予め設定された基準回転数KE以下であ
るか否かを判定する回転数判定手段48を設け、この回
転数判定手段48によってエンジン回転数NEが上記基
準回転数KE以下であることが確認された場合に、上記
エアミックスダンパ13の作動を禁止するように構成し
たため、エンジン18の騒音が小さいためにエアミック
スダンパを駆動するアクチュエータの作動音が車室内で
感知され易い状態にあるエンジン18のアイドル運転時
等に、エアミックスダンパ13を駆動するサーボモータ
21が作動されてその騒音が車室内に伝播されることを
確実に防止することができる。
【0055】また、エンジン回転数NEが上記基準回転
数KEよりも大きくなり、エンジン18の騒音が大きい
ために上記作動音が車室内で感知されにくい状態にある
ことが上記回転数判定手段48によって確認された場合
には、エアミックスダンパ13が通常の作動状態に維持
されるため、車両の走行時に上記エアミックスダンパ1
3の作動が禁止されることに起因する弊害を防止し、車
室内を適正温度に維持することができる。
【0056】すなわち、上記通風ダクト1内に導入され
た走行風を全て上記加熱用熱交換器14に通風するよう
にエアミックスダンパ13の開度θを設定した状態で、
上記送風機が作動停止状態とする制御信号が入力され、
上記熱用熱交換器14により過度に温められた空調用エ
アが車室内に導入されて車室内温度が必要以上に上昇す
るという事態の発生を防止することができる。また、冬
季において、上記加熱用熱交換器14に対する通風量が
0となるようにエアミックスダンパ13の開度θを設定
した状態で、上記送風機11が作動停止状態とする制御
信号が入力され、上記通風ダクト1内に導入された低温
の走行風が熱用熱交換器14によりて温められることな
く、そのまま車室内に導入されて車室内温度が過度に低
下するという事態の発生を防止することができる。
【0057】また、回転数判定手段48の判定基準とな
る基準回転数KEは、上記アイドル回転数に限定される
ことなく、エンジン18の低回転域の種々の値に設定可
能である。上記実施形態に示すように基準回転数KEを
アイドル回転数に設定した場合には、エンジン回転数N
Eがアイドル回転数以下となり、エンジン18の騒音が
極めて小さく、エアミックスダンパ13の作動音が車室
内で感知され易い状態で、エアミックスダンパ13のサ
ーボモータ21が駆動されることが防止されるため、こ
のサーボモータ21の作動音が室内に伝播されて乗員が
違和感を受けるのを確実に防止することができる。
【0058】しかも、エンジン回転数が上記アイドル回
転数以下となった低回転領域では、通常車両が停車状態
にあり、上記エアミックスダンパ13の作動を禁止した
としても、走行風が車室内に導入されることがないた
め、この走行風によって車室内温度が過度に上昇した
り、低下したりするという上記弊害の発生を効果的に防
止できるという利点がある。
【0059】なお、上記実施形態では、回転数判定手段
48によってエンジン回転数NEが基準回転数以下KE
であることが確認された場合に、エアミックスダンパ1
3を作動停止状態に保持するように構成した例について
説明したが、この構成に代えて回転数判定手段48によ
りエンジン回転数NEが基準回転数KE以下であること
が確認された場合に、エンジン回転数NEが基準回転数
KEよりも大きい場合におけるエアミックスダンパの作
動速度、つまり通常の作動速度よりも小さく、かつ0よ
りも大きな値に設定された所定の設定速度にエアミック
スダンパ13の作動速度を制御するように構成してもよ
い。
【0060】すなわち、エアミックスダンパ13を駆動
するアクチュエータとしてトルク可変モータを使用し、
図7に示すように、ステップS14でYESと判定さ
れ、エンジン回転数NEが基準回転数KE以下であるこ
とが確認された場合に、ステップS16において、上記
モータの駆動トルクを通常時に比べて低下させる制御信
号を出力し、これによって上記エアミックスダンパ13
の作動速度を低下させるように構成してもよい。
【0061】上記構成によると、エンジン18の騒音が
小さいためにエアミックスダンパ13を駆動するサーボ
モータ21の作動音が車室内で感知され易い状態にある
ことが回転数判定手段48によって確認された場合に
は、エアミックスダンパ13が通常時よりも遅い速度で
駆動されることとなる。したがって、大きな作動音が発
生するのを抑制しつつ、上記エアミックスダンパ13の
開度θを適正値に調節するエアミックスダンパ13の開
度制御を実行できるという利点がある。
【0062】また、上記開度演算手段45によって演算
されたエアミックスダンパ13の開度θの演算値と、上
記開度検出手段29によって検出された開度θの検出値
との偏差に基づいて上記ドライバー38を作動させるか
否かの判定基準となる基準値を変化させ、あるいは上記
回転数判定手段48によってエンジン回転数NEが基準
回転数KE以下にある場合と、この基準回転数KEより
も大きい場合とで、エアミックスダンパ13の開度θを
演算する演算式を変化させる等により、エンジン回転数
NEが基準回転数KE以下の場合におけるエアミックス
ダンパ13の作動頻度を低下させるように構成してもよ
い。
【0063】このように構成した場合には、上記エアミ
ックスダンパ13の開度θを調節する機能を損なうこと
なく、エンジン回転数NEが基準回転数KE以下とな
り、エンジン18の騒音が小さいためにエアミックスダ
ンパ13を駆動するアクチュエータ、つまり上記サーボ
モータ21の作動音が車室内で感知され易い状態におい
て、上記サーボモータ21が頻繁に駆動されることによ
る騒音の発生を効果的に抑制することができる。
【0064】また、図8に示すように、例えば900r
pm程度に設定された第1基準回転数KE1と、110
0rpm程度に設定された第2基準回転数KE2との二
種類の基準値を設け、上記サーボモータ21が作動状態
にある場合には、上記第1基準回転数KE1に基づいて
サーボモータ21の作動を停止させるか否かを判定する
とともに、上記サーボモータ21が停止状態にある場合
には、上記第2基準回転数KE2に基づいてサーボモー
タ21を作動させる通常の制御を実行するか否かを判定
するように構成してもよい。
【0065】上記構成によると、上記サーボモータ21
の作動を規制するか否かの判別を単一の基準値に基づい
て制御を実行するように構成した場合比べて、エンジン
回転数の変化に応じてサーボモータ21がONからOF
Fに変化し、あるいはOFF状態からON状態に変化す
る頻度を低減することができ、これにより乗員にとって
不快な作動音が発生する回数を効果的に抑制できるとと
もに、制御ハンチングを防止できるという利点がある。
【0066】また、上記回転数検出手段30および回転
数判定手段48に代え、図9に示すように、車両の走行
速度を検出する車速検出手段50と、この車速検出手段
51の検出信号に応じて車速が予め設定された基準速度
(例えば5〜10km/h)以下であるか否かを判定す
る車速判定手段51とを設け、この車速判定手段51に
よって車速が上記基準速度以下であることが確認された
場合に、エアミックスダンパ13の作動を禁止し、ある
いはその作動速度を低下させる等の制御を上記作動規制
手段49によって実行するように構成したものである。
【0067】上記構成によれば、車速検出手段50の検
出信号に応じて車速が予め設定された低速の基準速度
(例えば5〜10km/h)以下となり、走行風が通風
ダクト1内に侵入しにくい状態にあるとともに、エアミ
ックスダンパ13を駆動するサーボモータ21の作動音
が車室内で感知され易い状態にあることが上記車速判定
手段51によって確認された場合に、エアミックスダン
パ13の作動を規制する制御信号を作動規制手段49か
ら開度制御手段46に出力することにより、上記作動音
によって乗員が不快を受けるのを効果的に防止するとが
できる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、送風機
を作動停止状態とするOFF制御の実行時に、エンジン
回転数を検出する回転数検出手段の検出信号に応じてエ
ンジン回転数が予め設定された基準回転数以下であるか
否かを判定する回転数判定手段を設け、この回転数判定
手段によってエンジン回転数が上記基準回転数以下であ
ることが確認された場合に、上記エアミックスダンパの
作動を禁止するように構成したため、エンジンの騒音が
小さいためにエアミックスダンパを駆動するアクチュエ
ータの作動音が車室内で感知され易い状態にあるエンジ
ンのアイドル運転時等に、エアミックスダンパを駆動す
るアクチュエータが作動されてその騒音が車室内に伝播
されるのを確実に防止することができる。
【0069】したがって、乗員が空調制御を停止するこ
とを意図しているにも拘らず、車室内温度または外部環
境の変化に応じてエアミックスダンパを駆動するアクチ
ュエータが作動状態となり、その作動音が車室内に伝達
されて乗員が違和感を感じることを効果的に防止するこ
とができる。しかも、エンジン回転数が上記基準回転数
よりも大きくなり、エンジンの騒音が大きいために上記
作動音が車室内で感知されにくい状態にあることが上記
回転数判定手段によって確認された場合には、エアミッ
クスダンパが通常の作動状態に維持することにより、車
両の走行時に上記エアミックスダンパの作動が禁止され
ることに起因する弊害を防止し、車室内を適正温度に維
持できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空調制御装置を有する空調装置の
全体構成図である。
【図2】空調制御装置の概略構成を示す説明図である。
【図3】空調制御装置の構成を機能的に示すブロック図
である。
【図4】ダンパ制御手段の構成を機能的に示すブロック
図である。
【図5】空調制御の基本制御動作を示すフローチャート
である。
【図6】ダンパ制御手段の制御動作を示すフローチャー
トである。
【図7】ダンパ制御手段の制御動作の別の例を示すフロ
ーチャートである。
【図8】車室内温度の設定温度と目標快適度指数との対
応関係を示す特性図である。
【図9】ダンパ制御手段の別の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 通風ダクト 11 送風機 12 冷却用熱交換器 13 エアミックスダンパ 14 加熱用熱交換器 30 回転数検出手段 43 ダンパ制御手段 48 回転数判定手段 49 作動規制手段 50 車速検出手段 51 車速判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠野 安広 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 山口 秀夫 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 石川 俊和 広島県安芸郡府中町新地3番1号 ナルデ ック株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に空気を送る通風ダクト内に、送
    風機と、冷却用熱交換器と、加熱用交換器と、この加熱
    用熱交換器に通風される空調用エアの割合を調節するエ
    アミックスダンパと、マニアル操作により上記送風機が
    作動停止状態とされている場合においても、車室内を適
    正温度に維持するように上記エアミックスダンパの開度
    を制御するダンパ制御手段とを備えた車両の空調制御装
    置であって、エンジン回転数を検出する回転数検出手段
    と、この回転数検出手段の検出信号に応じてエンジン回
    転数が予め設定された基準回転数以下であるか否かを判
    定する回転数判定手段と、この回転数判定手段によって
    エンジン回転数が上記基準回転数以下であることが確認
    された場合に、上記エアミックスダンパの作動を規制す
    る作動規制手段とを設けたことを特徴とする車両の空調
    制御装置。
  2. 【請求項2】 回転数判定手段の判定基準となる基準回
    転数をエンジンのアイドル回転数に設定したことを特徴
    とする請求項1記載の車両の空調制御装置。
  3. 【請求項3】 回転数判定手段によってエンジン回転数
    が基準回転数以下であることが確認された場合に、エア
    ミックスダンパの作動を停止させるように構成したこと
    を特徴とする請求項1または2記載の車両の空調制御装
    置。
  4. 【請求項4】 回転数判定手段によってエンジン回転数
    が基準回転数以下であることが確認された場合に、エン
    ジン回転数が基準回転数よりも大きい場合におけるエア
    ミックスダンパの作動速度よりも小さく、かつ0よりも
    大きな値に設定された設定速度にエアミックスダンパの
    作動速度を制御するように構成したことを特徴とする請
    求項1または2記載の車両の空調制御装置。
  5. 【請求項5】 回転数判定手段によってエンジン回転数
    が基準回転数以下であることが確認された場合に、エア
    ミックスダンパの作動頻度を低下させるように構成した
    ことを特徴とする請求項1または2記載の車両の空調制
    御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または3〜5のいずれかに記載
    の車両の空調制御装置における上記回転数検出手段およ
    び回転数判定手段に代え、車両の走行速度を検出する車
    速検出手段と、この車速検出手段の検出信号に応じて車
    速が予め設定された基準速度以下であるか否かを判定す
    る車速判定手段とを設け、この車速判定手段によって車
    速が上記基準速度以下であることが確認された場合に、
    エアミックスダンパの作動を規制するように構成したこ
    とを特徴とする車両の空調制御装置。
JP24644895A 1995-09-25 1995-09-25 車両の空調制御装置 Pending JPH0986137A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11254940A (ja) * 1998-03-11 1999-09-21 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 作業車両の空調装置
US8239095B2 (en) 2006-03-28 2012-08-07 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Cooling system, motor vehicle equipped with cooling system, and control method of cooling system
US8527095B2 (en) 2006-06-15 2013-09-03 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Cooling system and control method of cooling system
JP2014180881A (ja) * 2013-03-18 2014-09-29 Mazda Motor Corp 車両用空調制御装置

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