JPH11251316A - マルチチップ半導体装置の製造方法 - Google Patents

マルチチップ半導体装置の製造方法

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JPH11251316A
JPH11251316A JP10049413A JP4941398A JPH11251316A JP H11251316 A JPH11251316 A JP H11251316A JP 10049413 A JP10049413 A JP 10049413A JP 4941398 A JP4941398 A JP 4941398A JP H11251316 A JPH11251316 A JP H11251316A
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forming
hole
chip
interlayer insulating
insulating film
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JP10049413A
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English (en)
Inventor
Akihiro Kajita
明広 梶田
Hideki Shibata
英毅 柴田
Noriaki Matsunaga
範昭 松永
Keiichi Sasaki
圭一 佐々木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/0002Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00

Abstract

(57)【要約】 【課題】工程数および工程時間の増大を抑制できるマル
チチップ半導体装置用の半導体チップの製造方法を実現
すること。 【解決手段】貫通孔となる溝16および配線層14を同
じ工程で形成することにより、工程数および工程時間の
増大を抑制する。すなわち、層間絶縁膜12上に配線層
14となるAlCu合金膜を形成した後、このAlCu
合金膜の一部に貫通孔に対応した開口部を有するパター
ンを形成し、次に上記AlCu合金膜をマスクにして層
間絶縁膜12およびシリコン基板11をエッチングする
ことにより貫通孔となる溝16を形成し、次に配線溝1
3の外部の余剰なAlCu合金膜を除去することによ
り、配線層14を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の半導体チッ
プを積層してなるマルチチップ半導体装置の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】複数の半導体チップより構成される電子
回路システムの高機能化、特に高速動作化のために半導
体チップ間の接続配線を極力短くすることが必要となっ
てきている。
【0003】このため、従来の複数の半導体チップを多
層基板上に平面的に並べて実装する方法に対して、複数
の半導体チップを積層することにより、半導体チップ間
の接続配線を極小化する技術が検討されている。
【0004】この技術は垂直積層集積回路技術と呼ばれ
ており、例えばTechnical digest of international el
ectron devices meeting p.p.249-252(1995)記載のStef
an A. Kuhnらの論文にその概要と効果が記載されてい
る。
【0005】さらに、この垂直積層集積回路を用いるこ
とにより、製造工程の異なる異種の半導体チップを積層
して1個の混載型半導体装置として機能させることも可
能となる。
【0006】例えば、大規模メモリーデバイスチップと
高速ロジックデバイスチップとを積層することにより、
メモリー・ロジック混載型半導体装置を容易に製造する
ことが可能となる。
【0007】ところで、この種の垂直積層集積回路では
上下に積層された半導体チップ間を電気的に接続するた
めに、チップ厚さ方向に貫通したチップ間接続プラグを
形成する必要があり、こうしたチップ間接続プラグの形
成方法として特願昭60−160645記載の蕨迫の発
明が開示されている。
【0008】図10は、そのチップ間接続プラグの形成
方法を示す工程断面図である。この形成方法では、ま
ず、図10(a)に示すように、半導体素子、層間絶縁
膜、配線層等を形成する前に、シリコン基板81上にシ
リコン窒化膜からなるマスクパターン82を形成する。
【0009】次に図10(b)に示すように、マスクパ
ターン82をマスクにして、シリコン基板81をRIE
法等のドライエッチング法を用いてエッチングすること
により、シリコン基板81の将来チップ間貫通孔となる
領域に十分な深さ(少なくともシリコン基板81の厚さ
の数分の1の深さ)を有する溝83を形成する。
【0010】次に図10(c)に示すように、溝83の
内面を覆うシリコン酸化膜84を熱酸化法を用いて形成
する。次に図10(d)に示すように、溝83の内部を
不純物を高濃度に含む多結晶シリコン膜等の導電膜から
なるチップ間接続プラグ85により埋め込む。チップ間
接続プラグ85はシリコン酸化膜84によりシリコン基
板81と絶縁される。
【0011】次にシリコン基板81に半導体素子、層間
絶縁膜、配線層等を形成し、半導体チップを形成する。
最後に、図10(e)に示すように、ドライエッチング
法あるいは機械研磨法を用いて、チップ間接続プラグ8
5の底面が現れるまでシリコン基板81の裏面を後退さ
せることにより、半導体チップを貫通するチップ間接続
プラグ85が完成する。
【0012】このようにして得られた半導体チップをチ
ップ間接続プラグ85を介して垂直方向に積層・接続す
ることにより、垂直積層集積回路(マルチチップ半導体
装置)を形成することができる。
【0013】しかしながら、図10の従来の半導体チッ
プの形成には以下のような問題があった。すなわち、通
常の半導体素子等を形成する工程の他に、半導体チップ
を貫通するチップ間接続プラグ85を形成する工程が必
要があるので、通常の半導体チップの形成方法に比べ
て、工程数および工程時間が増大するという問題があっ
た。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来のマ
ルチチップ半導体装置の製造方法は、半導体チップを貫
通するチップ間接続プラグを形成する工程が必要がある
ので、通常のシングルチップの半導体装置の製造方法に
比べて、工程数および工程時間が増大するという問題が
あった。
【0015】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、工程数および工程時間
の増大を抑制できるマルチチップ半導体装置の製造方法
を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】[構成]上記目的を達成
するために、本発明(請求項1)に係るマルチチップ半
導体装置の製造方法は、素子が集積形成された半導体基
板と、この半導体基板上に形成され、層間絶縁膜に配線
層が埋め込まれた埋込み型配線構造とを具備してなる半
導体チップを複数積層してなり、かつ前記半導体チップ
間の電気的接続を、前記半導体基板を貫通する貫通孔内
に形成されたチップ間接続プラグにより行うマルチチッ
プ半導体装置の製造方法であって、前記層間絶縁膜に接
続孔を形成する工程と、この接続孔の内部を埋め込むよ
うに全面に導電膜を形成する工程と、前記接続孔が存在
しない領域上に前記貫通孔に対応した開口部を有するマ
スクパターンを前記導電膜上に形成する工程と、このマ
スクパターンをマスクにして前記導電膜をエッチングす
ることにより、前記マスクパターンのパターンを前記導
電膜に転写する工程と、この導電膜をマスクに用いて前
記層間絶縁膜および前記半導体基板をエッチングするこ
とにより、前記層間絶縁膜を貫通し、かつ前記半導体基
板の途中の深さまで達した前記貫通孔となる溝を形成す
る工程と、前記接続孔の外部の前記導電膜を除去するこ
とにより、前記配線層を形成する工程と、前記接続孔の
外部の前記導電膜を除去する前または後に前記溝内に前
記チップ間接続プラグを形成する工程と、前記チップ間
接続プラグが現れるまで、前記接続孔が形成された表面
と反対側の表面から前記半導体基板を後退させることに
より、前記貫通孔を形成する工程とを有することを特徴
とする。
【0017】また、本発明(請求項2)に係る他のマル
チチップ半導体装置の製造方法は、素子が集積形成され
た半導体基板と、この半導体基板上に形成され、層間絶
縁膜に配線層が埋め込まれた埋込み型配線構造をN(≧
2)個積層してなる多層配線構造とを具備してなる半導
体チップを複数積層してなり、かつ前記半導体チップ間
の電気的接続を、前記半導体基板を貫通する貫通孔内に
形成されたチップ間接続プラグにより行うマルチチップ
半導体装置の製造方法であって、第1層目から第N−2
層目までの前記埋込み型配線構造を形成する工程と、前
記第N−2層目の埋込み型配線構造の第N−2層目の層
間絶縁膜上に第N−1層目の層間絶縁膜を形成する工程
と、前記第N−1層目の層間絶縁膜に第N−1層目の配
線層を埋め込むための第N−1番目の接続孔を形成する
工程と、この第N−1番目の接続孔の内面を覆うよう
に、第N−1番目の配線層となる導電膜を全面に形成す
る工程と、前記貫通孔が存在しない領域上に前記貫通孔
に対応した開口部を有するマスクパターンを前記導電膜
上に形成する工程と、このマスクパターンをマスクにし
て前記導電膜をエッチングすることにより、前記マスク
パターンのパターンを前記導電膜に転写する工程と、こ
の導電膜をマスクに用いて前記第N−1番目の層間絶縁
膜から第1層目までの層間絶縁膜および前記半導体基板
をエッチングすることにより、前記第N−1番目の層間
絶縁膜から第1層目までの層間絶縁膜を貫通し、かつ前
記半導体基板の途中の深さまで達した前記貫通孔となる
溝を形成する工程と、前記第N−1番目の接続孔の外部
の前記導電膜を除去することにより、前記第N−1番目
の配線層を形成する工程と、前記溝の内面を被覆するよ
うに第N番目の層間絶縁膜を全面に形成した後、このN
番目の層間絶縁膜に第N番目の配線層を埋め込むための
第N番目の接続孔を形成する工程と、この第N番目の接
続孔を埋込み、かつ前記溝内の前記第N番目の層間絶縁
膜の表面を被覆するように、第N番目の配線層および前
記チップ間接続プラグとなる導電膜を全面に形成する工
程と、前記第N番目の接続孔および前記溝の外部の前記
導電膜を除去して、前記第N番目の配線層および前記チ
ップ間接続プラグを形成する工程と、前記チップ間接続
プラグが現れるまで、前記溝が形成された表面と反対側
の表面から前記半導体基板を後退させることにより、前
記貫通孔を形成する工程とを有することを特徴とする。
【0018】ここで、半導体基板としてはシリコン基
板、配線層となる導電膜としてはAlCu合金膜または
Cu膜を用いることが好ましい(請求項3)。この場
合、AlCu合金膜またはCu膜のエッチング速度はシ
リコン基板のそれよりも十分に遅くできるので、配線層
となる導電膜をハードマスクとして使用することができ
るようになる。
【0019】また、接続孔の外部の導電膜の除去はCM
P法を用いて行うことが好ましい(請求項4)。この場
合、配線層となる導電膜としてハードマスクとして使用
できるAlCu合金膜またはCu膜を用いた場合でも、
接続孔の外部のAlCu合金膜またはCu膜を容易に除
去できるので、除去工程時間を短縮できる。
【0020】また、接続孔は、例えばデュアルダマシン
配線構造の配線溝およびヴィアホールである(請求項
5)。 [作用]本発明(請求項1,2)によれば、配線層とな
る導電膜の一部にマスクパターンを形成し、このマスク
パターンをマスクにして層間絶縁膜および半導体基板を
エッチングすることにより貫通孔となる溝を形成するの
で、マスクパターンとなる膜を別途形成する必要がなく
なる。
【0021】さらに、接続孔の外部の導電膜を除去して
配線層を形成する工程で、マスクパターンとして用いた
導電膜が除去されるので、マスクパターンを別途除去す
る必要がなくなる。
【0022】したがって、本発明によれば、従来法に比
べてマスクパターンとなる膜の形成工程およびマスクパ
ターンの除去工程の分だけ工程数が減り、これにより工
程数および工程時間の増大を抑制できるようになる。
【0023】さらに、本発明(請求項2)によれば、N
層目の配線層となる導電膜の一部をチップ間接続プラグ
の一部として利用し、N層目の配線層とチップ間接続プ
ラグとを同一の工程で形成しているので、工程数および
工程時間の増大をさらに抑制できるようになる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態(以下、実施形態という)を説明する。 (第1の実施形態)図1および図2は、本発明の第1の
実施形態に係るマルチチップ半導体装置用の半導体チッ
プの製造方法を示す工程断面図である。
【0025】まず、図1(a)に示すように、シリコン
基板11にトランジスタ等の素子(不図示)を集積形成
し、続いてシリコン基板11上に層間絶縁膜12を形成
した後、この層間絶縁膜12に配線溝13を形成する。
なお、図では層間絶縁膜12は1層目の層間絶縁膜とな
っているが、何層目であっても良い。
【0026】次に図1(b)に示すように、配線溝13
の内部を埋め込むようにAlCu合金膜14を全面に形
成する。AlCu合金膜14の成膜法としては例えばス
パッタリング法を用いる。
【0027】次に図1(c)に示すように、配線溝13
が存在しない領域上、つまり貫通孔形成領域上に貫通孔
に対応した開口部を有するフォトレジストパターン15
を形成する。
【0028】次に図1(d)に示すように、フォトレジ
ストパターン15をマスクにして、AlCu合金膜14
をRIE法を用いてエッチングすることにより、フォト
レジストパターン15のパターンをAl合金膜14に転
写する。この後、フォトレジストパターン15を酸素ア
ッシングを用いて除去する。
【0029】次に図2(e)に示すように、パターンが
転写されたAlCu合金膜14をマスクにして、F系ガ
スを用いたRIE法により層間絶縁膜12およびシリコ
ン基板11をエッチングすることにより、層間絶縁膜1
2を貫通し、かつシリコン基板11の途中の深さまで達
した深い溝16を形成する。
【0030】ここで、エッチングガスとしてF系ガスを
用いた場合、AlCu合金のエッチング速度はシリコン
のそれよりも十分に遅くなるので、パターンが転写され
たAlCu合金膜14はハードマスクとして用いること
ができる。したがって、エッチング中にAlCu合金膜
14が消滅してしまい、深い(所望の形状の)溝16を
形成することができないという問題は起こらない。
【0031】また、配線層となるAlCu合金膜14の
一部にマスクパターンを形成し、このマスクパターンを
マスクにして層間絶縁膜12およびシリコン基板11を
エッチングすることにより貫通孔となる溝16を形成す
るので、マスクパターンとなる膜を別途形成する必要が
なくなる。これにより、工程数および工程時間の増大を
抑制できるようになる。
【0032】また、RIE中はウェハ表面が良導体であ
るAlCu合金膜14により被覆されているため、シリ
コン基板11にMOSトランジスタが形成されていて
も、RIE時に生成されたプラズマがゲート電極に帯電
することによるMOSトランジスタへのダメージがない
という利点がある。
【0033】次に図2(f)に示すように、配線溝13
の外部のAlCu合金膜14をCMP法を用いて除去す
ることにより、AlCu配線層14を形成する。このよ
うに配線溝13の外部のAlCu合金膜14を除去して
AlCu配線層14を形成する工程で、マスクパターン
として用いたAlCu合金膜14が除去されるので、マ
スクパターンを別途除去する必要がなくなる。これによ
り、工程数および工程時間の増大を抑制できるようにな
る。
【0034】また、先の図2(e)のRIE工程で配線
溝13上のAlCu合金膜14の表面は物理的あるいは
化学的ダメージを受けるが、このダメージを受けた部分
はCMPにより除去されるため、AlCu配線層14の
RIEダメージの影響はない。
【0035】次に図2(g)に示すように、溝16内に
絶縁膜17を介してチップ間接続プラグ18を埋込み形
成する。具体的には、溝16の内面を被覆するように絶
縁膜17を全面に形成し、続いて溝16の内部を充填す
るようにチップ間接続プラグ18となる不純物を高濃度
に含む多結晶シリコン膜等の導電膜を全面に形成した
後、溝16の外部の絶縁膜17、導電膜をCMP法によ
り除去することにより形成する。
【0036】最後に、図2(h)に示すように、溝チッ
プ間接続プラグ18が現れるまでシリコン基板11の裏
面をCMP法により研磨することにより、貫通孔19内
にチップ間接続プラグ18が埋め込まれてなるマルチチ
ップ半導体装置用の半導体チップが完成する。このよう
にして形成された半導体チップを複数個積層することに
より、マルチチップ半導体装置(垂直積層集積回路)を
形成することが可能となる。
【0037】かくして本実施形態によれば、マルチチッ
プ半導体装置(垂直積層集積回路)用の半導体チップの
製造方法に関し、貫通孔19となる溝16の形成工程を
AlCu合金配線14の形成工程中に挿入することによ
り、工程数と工程時間の増大を抑制できるようになる。
【0038】なお、本実施形態では、配線材料としてA
lCu合金を用いたが、その代わりにCuを用いても同
様な効果が得られる。要は、チップ内微細配線として十
分低い比抵抗を有し、かつ溝16を形成する際にSiや
SiO2と比較して十分小さなエッチング速度を有する
材料であれば良い。 (第2の実施形態)図3および図4は、本発明の第2の
実施形態に係るマルチチップ半導体装置用の半導体チッ
プの製造方法を示す工程断面図である。
【0039】まず、図3(a)に示すように、シリコン
基板21にトランジスタ等の素子(不図示)を集積形成
し、続いてシリコン基板21上に層間絶縁膜22を形成
した後、この層間絶縁膜22に配線溝23,24を形成
する。
【0040】ここで、配線溝23は配線層だけが埋め込
まれる溝、配線溝24は配線層およびチップ間接続プラ
グが埋め込まれる溝である。また、図では層間絶縁膜2
2は1層目の層間絶縁膜となっているが、何層目であっ
ても良い。
【0041】次に図3(b)に示すように、配線溝2
3,24の内部を埋め込むようにAlCu合金膜25を
全面に堆積する。AlCu合金膜25の成膜法としては
例えばスパッタリング法を用いる。
【0042】次に図3(c)に示すように、配線溝24
が存在する領域上、つまり貫通孔形成領域上に貫通孔に
対応した開口部を有するフォトレジストパターン26を
形成する。
【0043】次に図3(d)に示すように、フォトレジ
ストパターン26をマスクにして、AlCu合金膜25
をRIE法を用いてエッチングすることにより、フォト
レジストパターン26のパターンをAl合金膜25に転
写する。この後、フォトレジストパターン26を酸素ア
ッシングを用いて除去する。
【0044】次に図4(e)に示すように、パターンが
転写されたAlCu合金膜25をマスクにして、F系ガ
スを用いたRIE法により層間絶縁膜22およびシリコ
ン基板21をエッチングすることにより、層間絶縁膜2
2を貫通し、かつシリコン基板21の途中の深さまで達
する深い溝27を形成する。
【0045】ここで、エッチングガスとしてF系ガスを
用いた場合、AlCu合金のエッチング速度はシリコン
のそれよりも十分に遅くなるので、パターンが転写され
たAlCu合金膜25はハードマスクとして用いること
ができる。したがって、エッチング中にAlCu合金膜
25が消滅してしまい、深い(所望の形状の)溝27を
形成することができなくなるという問題は起こらない。
【0046】また、配線層となるAlCu合金膜25の
一部にマスクパターンを形成し、このマスクパターンを
マスクにして層間絶縁膜22およびシリコン基板21を
エッチングすることにより貫通孔となる溝27を形成す
るので、マスクパターンとなる膜を別途形成する必要が
なくなる。これにより、工程数および工程時間の増加を
抑制できるようになる。
【0047】また、RIE中はウェハ表面が良導体であ
るAlCu合金膜25により被覆されているため、シリ
コン基板21にMOSトランジスタが形成されていて
も、RIE時に生成されたプラズマがゲート電極に帯電
することによるMOSトランジスタへのダメージがない
という利点がある。
【0048】次に図2(f)に示すように、溝27の内
面を被覆するようにチップ間接続プラグとなるAlCu
合金膜28を全面に形成する。このAlCu合金膜28
は配線層となるAl合金膜25と電気的に接続する。
【0049】ここで、AlCu合金膜28の成膜法とし
ては、スパッタ法、CVD法、メッキ法等のいかなる薄
膜形成方法も適用可能である。また、溝27はここでは
完全には埋め込まれていないが、溝27に空隙がないよ
うに導電性薄膜で完全に埋め込んでも良い。
【0050】次に図4(g)に示すように、配線溝2
3,24の外部のAlCu合金膜25,28をCMP法
を用いて除去することにより、AlCu配線層25およ
びこれと電気的に接続するチップ間接続プラグ28を形
成する。
【0051】このように配線溝23,24の外部のAl
Cu合金膜25,28を除去してAlCu配線層25お
よびチップ間接続プラグ28を形成する工程で、マスク
パターンとして用いた配線溝24上の余剰なAlCu合
金膜25が除去されるので、マスクパターンを別途除去
する必要がなくなる。これにより、工程数および工程時
間の増加を抑制できるようになる。
【0052】また、先の図4(e)のRIE工程で配線
溝23,24上のAlCu合金膜25,28の表面は物
理的あるいは化学的ダメージを受けるが、このダメージ
を受けた部分はCMPにより除去されるため、AlCu
配線層25およびチップ間接続プラグ28のRIEダメ
ージの影響はない。
【0053】このようにチップ間接続プラグ28にはR
IEダメージがないことと、チップ間接続プラグ28が
AlCu配線層25に直接接していることから、電気的
特性の優れたチップ間接続プラグ28を形成できる。
【0054】なお、ここでは配線溝23,24の外部の
全てのAlCu合金膜25,28をCMP法を用いて同
時に除去したが、最初にAlCu合金膜25上のAlC
u合金膜28だけをドライエッチング等を用いて除去
し、次に配線溝23,24の外部のAlCu合金膜2
5,28をCMP法を用いて同時に除去しても良い。
【0055】次に図4(h)に示すように、溝27の内
部を充填するように絶縁膜29を全面に堆積する。最後
に、図4(i)に示すように、チップ間接続プラグ28
が現れるまでシリコン基板21の裏面をCMP法により
研磨することにより、貫通孔30内にチップ間接続プラ
グ28が埋め込まれてなるマルチチップ半導体装置用の
半導体チップが完成する。このようにして形成された半
導体チップを複数個積層することにより、マルチチップ
半導体装置(垂直積層集積回路)を形成することが可能
となる。
【0056】なお、絶縁膜29は、配線層25が多層配
線層の最上層である場合には、図5(a)に示すように
チップ表面の保護膜となり、配線層25が最上層以外の
場合には、図5(b)に示すように層間絶縁膜となる。
すなわち、チップ間接続プラグ28を形成する場所は任
意の層を選択することが可能である。なお、図中31は
MOSトランジスタ、32は層間絶縁膜、33は配線層
を示している。
【0057】なお、本実施形態でも第1の実施形態と同
様な変形例が可能である。すなわち、配線材料としてC
u等の他の導電物質を用いても良い。以上述べたように
本実施形態によれば、マルチチップ半導体装置(垂直積
層集積回路)用の半導体チップの製造方法に関し、貫通
孔30となる溝27の形成工程をAlCu合金配線25
の形成工程中に挿入することにより、工程数と工程時間
の増大を抑制でき、かつ電気特性の優れたチップ間接続
プラグ28を形成できるようになる。 (第3の実施形態)図6、図7および図8は、本発明の
第3の実施形態に係るマルチチップ半導体装置用の半導
体チップの製造方法を示す工程断面図である。ここでは
配線構造が4層の多層配線の場合について説明する。
【0058】まず、図6(a)に示すように、シリコン
基板41の表面にトランジスタが集積形成されてなるト
ランジスタ層42を周知の半導体チップの製造方法を用
いて形成し、続いてシリコン基板41上に第1層間絶縁
膜43を形成する。
【0059】次に同図(a)に示すように、光リングラ
フィー法とRIE法を用いて、第1層間絶縁膜43に配
線溝および接続孔(ヴィアホール)を形成し、続いて配
線溝および接続孔の内部を充填するようにスパッタリン
グ法を用いてAlCu合金膜を全面に堆積した後、配線
溝および接続孔の外部の余剰なAlCu合金膜をCMP
法を用いて研磨除去することにより、第1デュアルダマ
シン配線44を形成する(デュアルダマシンプロセ
ス)。
【0060】次に同図(a)に示すように、第2層間絶
縁膜45を全面に形成した後、デュアルダマシンプロセ
スに従って第2デュアルダマシン配線46を形成する。
次に図6(b)に示すように、第3層間絶縁膜47を全
面に形成した後、この第3層間絶縁膜47に配線溝およ
び接続孔48を形成する。
【0061】次に図6(c)に示すように、配線溝およ
び接続孔48の内部を充填するようにAlCu合金膜4
9を全面に堆積する。AlCu合金膜49の成膜法とし
ては例えばスパッタリング法を用いる。
【0062】次に同図(c)に示すように、シリコンチ
ップ周辺のトランジスタ層42が存在しない領域上、つ
まり貫通孔形成領域上に貫通孔に対応した開口部を有す
るフォトレジストパターン50を形成する。
【0063】次に図7(d)に示すように、フォトレジ
ストパターン50をマスクにして、AlCu合金膜49
をRIE法を用いてエッチングすることにより、フォト
レジストパターン50のパターンをAl合金膜49に転
写する。この後、フォトレジストパターン50を酸素ア
ッシングを用いて除去する。
【0064】次に図7(e)に示すように、パターンが
転写されたAlCu合金膜49をマスクにして、F系ガ
スを用いたRIE法により第1〜第3層間絶縁膜43,
45,47およびシリコン基板21をエッチングするこ
とにより、第1〜第3層間絶縁膜43,45,47を貫
通し、かつシリコン基板41の途中の深さまで達する深
い溝51を形成する。
【0065】ここで、エッチングガスとしてF系ガスを
用いた場合、AlCu合金のエッチング速度はシリコン
のそれよりも十分に遅くなるので、パターンが転写され
たAlCu合金膜49はハードマスクとして用いること
ができる。したがって、エッチング中にAlCu合金膜
49が消滅してしまい、深い(所望の形状の)溝51を
形成することができなくなるという問題は起こらない。
【0066】また、第3デュアルダマシン配線となるA
lCu合金膜49の一部にマスクパターンを形成し、こ
のマスクパターンをマスクにして第1〜第3層間絶縁膜
43,45,47およびシリコン基板41をエッチング
することにより貫通孔となる溝51を形成するので、マ
スクパターンとなる膜を別途形成する必要がなくなる。
これにより、工程数および工程時間の増大を抑制できる
ようになる。
【0067】また、RIE中はウェハ表面が良導体であ
るAlCu合金膜49により被覆されているため、トラ
ンジスタ層42にMOSトランジスタが形成されていて
も、RIE時に生成されたプラズマがゲート電極に帯電
することによるMOSトランジスタへのダメージがない
という利点がある。
【0068】次に図7(f)に示すように、配線溝およ
び接続孔48の外部のAlCu合金膜49をCMP法を
用いて除去することにより、第3デュアルダマシン配線
49を形成する。
【0069】このように配線溝および接続孔48の外部
のAlCu合金膜49を除去して第3デュアルダマシン
配線49を形成する工程で、マスクパターンとして用い
た部分の余剰なAlCu合金膜49が除去されるので、
マスクパターンを別途除去する必要がなくなる。これに
より、工程数および工程時間の増大を抑制できるように
なる。
【0070】また、先の図7(e)のRIE工程で配線
溝および接続孔48上のAlCu合金膜49の表面は物
理的あるいは化学的ダメージを受けるが、このダメージ
を受けた部分はCMPにより除去されるため、第3デュ
アルダマシン配線49のRIEダメージの影響はない。
【0071】次に図8(g)に示すように、溝51の内
面を被覆するように第4層間絶縁膜52を全面に形成
し、続いてこの第4層間絶縁膜52に配線溝および接続
孔53を形成した後、この配線溝および接続孔53の内
部を充填し、かつ溝51内の第4層間絶縁膜52の表面
を被覆するように第4デュアルダマシン配線およびチッ
プ間接続プラグとなるAlCu合金膜54を全面に形成
する。
【0072】ここで、溝51内のAlCu合金膜54は
第4層間絶縁膜52を介してシリコン基板41と接する
ので、シリコン基板41と次工程で形成されるチップ間
接続プラグとの間に電気的短絡が起こることを防止する
ことができる。
【0073】また、一般に配線溝の幅および接続孔(ヴ
ィアホール)の径はそれぞれ1μm以下であり、一方、
貫通孔(溝51)の径は数十μmから1000 μm程度
であることから、配線溝および接続孔を埋め込むために
必要とされるAlCu合金膜の膜厚では、貫通孔(溝5
1)を隙間なく充填することは不可能である。
【0074】しかし、少なくとも1μm以上の膜厚のA
lCu合金膜54を形成することにより、溝51の側面
に十分な膜厚のAlCu合金膜54を形成することがで
きるため、低抵抗のチップ間接続プラグを形成すること
が可能となる。
【0075】次に図8(h)に示すように、配線溝およ
び接続孔53、ならびに溝51の外部のAlCu合金膜
54をCMP法を用いて除去することにより、第4デュ
アルダマシン配線54aおよびチップ間接続プラグ54
bを形成する。
【0076】このように第4デュアルダマシン配線54
aの形成時に、チップ間接続プラグ54bも同時に形成
されるので、工程数の削減化および工程時間の短縮化を
図ることができる。
【0077】また、配線溝および接続孔53を形成する
ときに溝51の周辺に凹部を形成しておけば、第4デュ
アルダマシン配線の形成と同時に溝51の周辺にAlC
u合金膜54からなるフリンジを形成することも可能で
ある。
【0078】次に同図(h)に示すように、溝51の内
面を被覆するように保護絶縁膜55をチップ表面の全面
に形成する。次に図8(i)に示すように、溝51上お
よびその周囲の保護絶縁膜55を除去して、半導体チッ
プを積層するためのチップ表面側のチップ間接続プラグ
54bを露出させる。
【0079】最後に、同図(i)に示すように、チップ
間接続電極54が現れるまでシリコン基板41の裏面を
CMP法により研磨することにより、貫通孔56の内面
にチップ間接続プラグ54bが形成されてなるマルチチ
ップ半導体装置用の半導体チップが完成する。このよう
にして形成された半導体チップを複数個積層することに
より、マルチチップ半導体装置(垂直積層集積回路)を
形成することが可能となる。
【0080】なお、図8(i)の工程において、シリコ
ン基板41の裏面をCMP法により研磨する前に、図9
に示すように。溝51の空隙部をメッキ法やCVD法を
用いて充填用導電膜57にて完全に充填しても良い。充
填用導電膜57としては、例えば金属膜または不純物を
高濃度に含む多結晶シリコン膜を用いる。
【0081】また、本実施形態でも第1の実施形態と同
様な変形例が可能である。すなわち、配線材料としてC
u等の他の導電物質を用いても良い。また、本実施形態
では、配線構造が4層の多層配線層の場合について説明
したが、本発明は他の多層配線層を有する半導体チップ
にも適用可能である。すなわち、配線層数がN層の場合
(N≧2)には、(N−1)層目の配線の形成時に貫通
孔となる溝を形成し、導電膜を加工してN層目の最上層
の配線層となる導電膜を形成するときにこの導電膜で貫
通孔となる溝の内面を被覆するようにすれば良い。
【0082】以上述べたように本実施形態によれば、マ
ルチチップ半導体装置(垂直積層集積回路)用の半導体
チップの製造方法に関し、貫通孔56となる溝51の形
成工程を第3デュアルダマシン配線49の形成工程中に
挿入し、かつチップ間接続プラグ54bの形成工程を第
4デュアルダマシン配線54aの形成工程中に挿入する
ことにより、工程数および工程時間の増大を抑制できる
ようになる。
【0083】
【発明の効果】以上詳説したように本発明によれば、マ
ルチチップ半導体装置用の半導体チップの製造方法に関
し、配線層となる導電膜の一部を貫通孔を形成するため
のマスクパターンに利用することにより、マスクパター
ンとなる膜を別途形成することおよびマスクパターンを
別途除去することが不要になるので、工程数および工程
時間の増大を抑制できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るマルチチップ半
導体装置用の半導体チップの前半の製造方法を示す工程
断面図
【図2】本発明の第1の実施形態に係るマルチチップ半
導体装置用の半導体チップの後半の製造方法を示す工程
断面図
【図3】本発明の第2の実施形態に係るマルチチップ半
導体装置用の半導体チップの前半の製造方法を示す工程
断面図
【図4】本発明の第2の実施形態に係るマルチチップ半
導体装置用の半導体チップの後半の製造方法を示す工程
断面図
【図5】貫通孔の内部を充填する絶縁膜が表面保護膜と
して用いられた場合および層間絶縁膜として用いられた
場合の半導体チップの断面図
【図6】本発明の第3の実施形態に係るマルチチップ半
導体装置用の半導体チップの前半の製造方法を示す工程
断面図
【図7】本発明の第3の実施形態に係るマルチチップ半
導体装置用の半導体チップの中半の製造方法を示す工程
断面図
【図8】本発明の第3の実施形態に係るマルチチップ半
導体装置用の半導体チップの後半の製造方法を示す工程
断面図
【図9】第3の実施形態の変形例を説明するための断面
【図10】従来のマルチチップ半導体装置用の半導体チ
ップの製造方法を示す工程断面図
【符号の説明】
11…シリコン基板 12…層間絶縁膜 13…配線溝 14…AlCu合金膜(配線層) 15…フォトレジストパターン 16…貫通孔となる溝 17…絶縁膜 18…チップ間接続プラグ 19…貫通孔 21…シリコン基板 22…層間絶縁膜 23…通常の配線溝 24…貫通孔が形成される配線溝 25…AlCu合金膜 26…フォトレジストパターン 27…貫通孔となる溝 28…チップ間接続プラグ 29…絶縁膜 30…貫通孔 31…MOSトランジスタ 32…層間絶縁膜 33…配線層 41…シリコン基板 42…トランジスタ層 43…第1層間絶縁膜 44…第1デュアルダマシン配線 45…第2層間絶縁膜 46…第2デュアルダマシン配線 47…第3層間絶縁膜 48…配線溝および接続孔 49…AlCu合金膜(第3デュアルダマシン配線) 50…フォトレジストパターン 51…貫通孔となる溝 52…第4層間絶縁膜 53…配線溝および接続孔 54…AlCu合金膜 54a…第4デュアルダマシン配線 54b…チップ間接続プラグ 55…保護絶縁膜 56…貫通孔 57…充填用導電膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 圭一 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】素子が集積形成された半導体基板と、この
    半導体基板上に形成され、層間絶縁膜に配線層が埋め込
    まれた埋込み型配線構造とを具備してなる半導体チップ
    を複数積層してなり、かつ前記半導体チップ間の電気的
    接続を、前記半導体基板を貫通する貫通孔内に形成され
    たチップ間接続プラグにより行うマルチチップ半導体装
    置の製造方法であって、 前記層間絶縁膜に接続孔を形成する工程と、 この接続孔の内部を埋め込むように全面に導電膜を形成
    する工程と、 前記接続孔が存在しない領域上に前記貫通孔に対応した
    開口部を有するマスクパターンを前記導電膜上に形成す
    る工程と、 このマスクパターンをマスクにして前記導電膜をエッチ
    ングすることにより、前記マスクパターンのパターンを
    前記導電膜に転写する工程と、 この導電膜をマスクに用いて前記層間絶縁膜および前記
    半導体基板をエッチングすることにより、前記層間絶縁
    膜を貫通し、かつ前記半導体基板の途中の深さまで達し
    た前記貫通孔となる溝を形成する工程と、 前記接続孔の外部の前記導電膜を除去することにより、
    前記配線層を形成する工程と、 前記接続孔の外部の前記導電膜を除去する前または後に
    前記溝内に前記チップ間接続プラグを形成する工程と、 前記チップ間接続プラグが現れるまで、前記接続孔が形
    成された表面と反対側の表面から前記半導体基板を後退
    させることにより、前記貫通孔を形成する工程とを有す
    ることを特徴とするマルチチップ半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】素子が集積形成された半導体基板と、この
    半導体基板上に形成され、層間絶縁膜に配線層が埋め込
    まれた埋込み型配線構造をN(≧2)個積層してなる多
    層配線構造とを具備してなる半導体チップを複数積層し
    てなり、かつ前記半導体チップ間の電気的接続を、前記
    半導体基板を貫通する貫通孔内に形成されたチップ間接
    続プラグにより行うマルチチップ半導体装置の製造方法
    であって、 第1層目から第N−2層目までの前記埋込み型配線構造
    を形成する工程と、 前記第N−2層目の埋込み型配線構造の第N−2層目の
    層間絶縁膜上に第N−1層目の層間絶縁膜を形成する工
    程と、 前記第N−1層目の層間絶縁膜に第N−1層目の配線層
    を埋め込むための第N−1番目の接続孔を形成する工程
    と、 この第N−1番目の接続孔の内面を覆うように、第N−
    1番目の配線層となる導電膜を全面に形成する工程と、 前記貫通孔が存在しない領域上に前記貫通孔に対応した
    開口部を有するマスクパターンを前記導電膜上に形成す
    る工程と、 このマスクパターンをマスクにして前記導電膜をエッチ
    ングすることにより、前記マスクパターンのパターンを
    前記導電膜に転写する工程と、 この導電膜をマスクに用いて前記第N−1番目の層間絶
    縁膜から第1層目までの層間絶縁膜および前記半導体基
    板をエッチングすることにより、前記第N−1番目の層
    間絶縁膜から第1層目までの層間絶縁膜を貫通し、かつ
    前記半導体基板の途中の深さまで達した前記貫通孔とな
    る溝を形成する工程と、 前記第N−1番目の接続孔の外部の前記導電膜を除去す
    ることにより、前記第N−1番目の配線層を形成する工
    程と、 前記溝の内面を被覆するように第N番目の層間絶縁膜を
    全面に形成した後、このN番目の層間絶縁膜に第N番目
    の配線層を埋め込むための第N番目の接続孔を形成する
    工程と、 この第N番目の接続孔を埋込み、かつ前記溝内の前記第
    N番目の層間絶縁膜の表面を被覆するように、第N番目
    の配線層および前記チップ間接続プラグとなる導電膜を
    全面に形成する工程と、 前記第N番目の接続孔および前記溝の外部の前記導電膜
    を除去して、前記第N番目の配線層および前記チップ間
    接続プラグを形成する工程と、 前記チップ間接続プラグが現れるまで、前記溝が形成さ
    れた表面と反対側の表面から前記半導体基板を後退させ
    ることにより、前記貫通孔を形成する工程とを有するこ
    とを特徴とするマルチチップ半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】前記半導体基板はシリコン基板、前記導電
    膜はAlCu合金膜またはCu膜であることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載のマルチチップ半導体
    装置の製造方法。
  4. 【請求項4】前記接続孔の外部の前記導電膜をCMP法
    を用いて除去することを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載のマルチチップ半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】前記接続孔は、デュアルダマシン配線構造
    の配線溝およびヴィアホールであることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載のマルチチップ半導体装置
    の製造方法。
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