JPH11250469A - ディスク再生装置における光ピックアップのフォーカス制御方法及びフォーカス制御機構 - Google Patents

ディスク再生装置における光ピックアップのフォーカス制御方法及びフォーカス制御機構

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JPH11250469A
JPH11250469A JP5217598A JP5217598A JPH11250469A JP H11250469 A JPH11250469 A JP H11250469A JP 5217598 A JP5217598 A JP 5217598A JP 5217598 A JP5217598 A JP 5217598A JP H11250469 A JPH11250469 A JP H11250469A
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Yoshiaki Horiuchi
嘉明 堀内
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスク再生装置の光ピックアップの対物レ
ンズの合焦復帰時間の速いフォーカス制御方法及びフォ
ーカス制御機構を提供する。 【構成】 フォーカスサーチとフォーカスサーボの切り
換えを、フォーカスエラー信号FEのS字カーブの検出
を利用してフォーカスサーチ段階における光ピックアッ
プの対物レンズのディスクに対する対向速度をフォーカ
スエラー信号FEのS字カーブの出現の始より(t1の
時点であり、S字ピーク検出時点t2よりも早い時点で
ある)フォーカスサーチをOFFしてブレーキを加えて
減速させるとともに、フォーカスエラー信号FEのS字
カーブのピーク検出後(t2の時点後)のフォーカスエ
ラー信号FEの傾き変化点を検出した時点(t3の時点
であり、対物レンズが停止した時点)で前記ブレーキを
OFFしてフォーカスサーボをONするように速度制御
する構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主にオーディオ・
ビジュアル機器の分野に属し、特にコンパクトディスク
(以後略してCDと称する。)、ミニディスク(以後略
してMDと称する。)やデジタルビデオディスク(以後
略してDVDと称する。)等の光ディスクや光磁気ディ
スク等(本説明中ではこれらを総称してディスクとい
う。)のディスク再生装置における光ピックアップの対
物レンズのフォーカス制御方法と制御機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりディスク再生装置におけるディ
スクの記録情報を読み出す光ピックアップの対物レンズ
のフォーカス制御は、例えばCDについては、先ず対物
レンズを概ね許容規定±0.5mmの範囲で上下に往復
動させるフォーカスサーチと、次に、十分に合焦位置に
近づいた辺りで現れるフォーカスエラー信号(以後、F
Eとも略記する。)を利用して行われるフォーカスサー
ボとによって行われる。
【0003】上記フォーカスエラー信号は、光ピックア
ップにおける所謂シリンドリカルレンズを用いた非点収
差法またはプリズムを用いたフーコー法に従って、4つ
に分割された光センサの各RF信号出力をRFアンプ
(ヘッドアンプ)にて加減演算することで得られる誤差
信号であり、対物レンズをディスクとの合焦位置に移動
する過程で、合焦位置近辺の十数μmまでに近づくと出
現し始め、徐々にレベルが大きくなり、さらに近づくと
ピークとなり、その後は徐々にレベルが小さくなって、
合焦位置でゼロとなる。そして合焦位置を過ぎて徐々に
離れるに従い、今度は信号の極性が反対となって徐々に
レベルが大きくなり、逆向きのピークが現れ、該ピーク
を過ぎると徐々にレベルが小さくなって信号はゼロとな
る特性を示す。
【0004】上記フォーカスエラー信号の変化形態を一
般にS字カーブといい、前記フォーカスサーチの段階で
このフォーカスエラー信号のS字カーブのピークからピ
ークまでの間で対物レンズの速度(正確にはディスクと
の相対速度)をゼロにできれば、以後上記フォーカスエ
ラー信号を位相補償回路で補償した制御信号でフォーカ
スアクチュエータのドライバ回路を自動制御するフォー
カスサーボで合焦位置に制御できることになる。
【0005】従来は上記フォーカスサーチとフォーカス
サーボについての制御を下記(イ)または(ロ)の方式
によって行っていた。
【0006】(イ) 対物レンズがフォーカスサーチに
より合焦位置近辺にきた時点で速度抑制無しでフォーカ
スサーボに切り換える方式。
【0007】より詳細には、フォーカスサーチによって
上下動する光ピックアップの対物レンズがフォーカスサ
ーチで合焦位置近辺に近づいた状態で現れるフォーカス
エラー信号のS字カーブのピークを検出した後、または
ディスクから戻ってきた全光量を集めた強度信号が所定
レベルに達したことを検出した後、直ちにブレーキを掛
けずにフォーカスサーチをOFFしてフォーカスサーボ
をONする方法である。
【0008】(ロ) フォーカスサーチからフォーカス
サーボの切り換えの間に対物レンズの速度を抑制する方
式。
【0009】より詳細には、フォーカスサーチをOFF
しても慣性で動いている対物レンズを停止させるように
速度と反対方向にブレーキを掛けて停止させ、止まった
時点でフォーカスサーボをONする方法である。
【0010】畢竟、図7に示されるフォーカス制御機構
のブロック構成及び図8の制御方法を説明する図に示さ
れるように、光ピックアップ1をディスクに対して上下
に駆動するフォーカスアクチュエータ5のドライブ回路
4をRFアンプ2のフォーカスエラー信号FEを位相補
償回路3で補償した信号で自動制御するフォーカスサー
ボループを構成し、このON/OFFを選択スイッチS
WのフォーカスサーボON端子S1の選択にて行い、フ
ォーカスサーチ信号回路7で生成した交流波形(例えば
パルス波形)のフォーカスサーチ信号Fによって光ピッ
クアップ1をディスクに対して上下に大きく往復動する
ように前記ドライブ回路4を制御するフォーカスサーチ
のON/OFFを前記選択スイッチSWのフォーカスサ
ーチON端子S2の選択で行い、速度抑制信号回路8で
生成した速度抑制信号Yで光ピックアップ1の速度を減
速する(ブレーキを掛ける)方向に前記ドライブ回路4
を制御する速度抑制のON/OFFを前記選択スイッチ
SWの速度抑制ON端子S3の選択で行うのである。
【0011】上記選択スイッチSWの各ON端子S1,
S2,S3の切り換えタイミング制御は、フォーカスエ
ラー信号FEのS字カーブのピーク検出回路9の検出信
号Pと、前記S字カーブのピーク検出後のフォーカスエ
ラー信号FEの傾き変化点(換言すれば対物レンズが停
止した状態)を検出する傾き変化点検出回路10の検出
信号Gと、を入力して図8のタイミングに従って前記選
択スイッチSWの各ON端子(S1,S2,S3)を切
り換えるスイッチ切換タイミング発生回路11によって
行われる。なお、上記フォーカスサーチ信号回路7、速
度抑制信号回路8、ピーク検出回路9、傾き変化点検出
回路10及び選択スイッチSW等は制御用マイクロコン
ピュータ中もしくはフォーカス制御回路ユニット中に内
蔵されるのが通常である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】CDやMD、DVD等
を再生する携帯型のディスク再生装置には通常、音切れ
防止のためのショックプルーフメモリが備えられている
が、特にポータブルタイプの小型再生装置においては、
このショックプルーフメモリの負担を減らすために、外
因による衝撃で光ピックアップの対物レンズが大きく合
焦位置から外れた場合等に、フォーカスサーチを経てフ
ォーカスサーボがONして合焦位置に安定に復帰するま
でに要する合焦復帰時間の高速化が要請される。
【0013】上記合焦復帰時間を高速化するには、フォ
ーカスサーチにおける対物レンズのディスクへの対向速
度を大きくすればよいのであるが、前述の従来方法
(イ)のフォーカスエラー信号FEのS字カーブのピー
クを検出した時点で速度抑制無しでフォーカスサーチか
らフォーカスサーボに切り換える方式では、フォーカス
サーチがOFFしてフォーカスサーボがONになって
も、対物レンズがフォーカスサーチによる慣性力によっ
て直ちには止まらずにフォーカスサーボ可能エリアであ
るフォーカスエラー信号FEのS字カーブのピークから
ピークの数μmの間(以後P−P範囲と表記する。)を
過ぎてしまい、以後フォーカスサーボが働かなくなって
しまうという問題点がある。
【0014】蓋し、上記フォーカスエラー信号のS字カ
ーブのP−P範囲内では速度方向とフォーカスエラー信
号FEの変化がゼロクロスを挟んでリニアな関係にある
のでフォーカスサーボが可能になっているが、フォーカ
スエラー信号FEを検出できるエリアは検出方法や光学
系の設計にもよるが、たかだか±20μmほどの範囲で
ある。このため、フォーカスサーボをかける際には、該
フォーカスサーボが正常に働くように上記P−P範囲内
で対物レンズを充分に減速ないし止めてやる必要がある
のである。
【0015】而して、従来の(イ)の方式では、フォー
カスサーチ速度をフォーカスエラー信号のS字カーブの
数μm幅のP−P範囲内で停止してフォーカスサーボが
働く程度に遅い速度に設定にしなければならず、高速化
は困難である。
【0016】一方、前述の従来の(ロ)の方式では、図
8に示されるように、フォーカスエラー信号のS字カー
ブのピークを検出(t2の時点)した後、直ちにフォー
カスサーチをOFFするとともに慣性で動いている対物
レンズを停止させるように速度と反対方向にブレーキを
掛けて減速させ、停止した時点(t3の時点;速度の向
きが変わる時点であり、フォーカスエラー信号FEの傾
きのプラスからマイナスへ、またはマイナスからプラス
へ変化するピークが現れる時である。これは本来のS字
カーブのピークではなく、前記停止時点でのピークのフ
ォーカスエラー信号の大きさは本来のS字カーブのピー
クの大きさと比較して小さいので判別できる。)でフォ
ーカスサーボをONするように構成されているので、上
記(イ)の方法と比較すればフォーカスサーチ速度をよ
り速くすることができる。
【0017】しかしながら、図9に示されるように、ブ
レーキを掛けるタイミングがS字カーブのピーク検出時
点(t2)からなので、フォーカスサーチ速度を速くす
ると、ピーク検出時(t2)の後にブレーキを掛けても
たかだか数μmのP−P範囲内ではブレーキが充分に効
かないうちにt3の時点で逆極性のピークを過ぎてしま
いフォーカスサーボの制御可能範囲であるP−P範囲か
ら外れる虞れが大きい。
【0018】而して、上記従来の(ロ)の方法を以てし
てもフォーカスサーチ速度の高速化には未だ到達できな
いのである。
【0019】本発明は上記事情を考察してなされたもの
であり、ディスク再生装置のフォーカスエラー信号FE
のS字カーブの始まりを検出した時点(図8、図9のt
1の時点)で直ちにフォーカスサーチをOFFしてブレ
ーキを掛けて速度抑制を開始してブレーキ制御時間を早
く且つ長く効かせてP−P範囲内で対物レンズを確実に
停止させてフォーカスサーボを確実に働くようにしたデ
ィスク再生装置における光ピックアップのフォーカス制
御方法及びフォーカス制御機構を提供するものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、 (1)ディスクにレーザー光を照射してその反射光によ
って当該ディスクの情報を読み取るディスク再生装置に
おける光ピックアップの対物レンズのディスクに対する
フォーカス制御を、フォーカスエラー信号のS字カーブ
の検出によってフォーカスサーチとフォーカスサーボの
切り換えを行うようにした光ピックアップのフォーカス
制御方法において、光ピックアップの対物レンズのディ
スクに対する対向速度を、フォーカスエラー信号のS字
カーブの出現の始よりフォーカスサーチをOFFしてブ
レーキを加えて減速させるとともに、フォーカスエラー
信号のS字カーブのピーク検出後の傾き変化点を検出し
た時点で前記ブレーキを解除してフォーカスサーボをO
Nするように速度制御することを特徴とするディスク再
生装置における光ピックアップのフォーカス制御方法を
提供することにより上記課題を解決する。
【0021】(2)また、上記(1)記載のディスク再
生装置における光ピックアップのフォーカス制御方法に
おいて、フォーカスエラー信号のS字カーブのピーク検
出前に対物レンズがブレーキによって停止してフォーカ
スエラー信号の傾き変化点が検出された場合に、ブレー
キの加速度方向とは逆の合焦位置方向への加速度を加え
て再び加速させ、フォーカスエラー信号のS字カーブの
ピークを検出した時点で再度ブレーキを加えて減速さ
せ、フォーカスエラー信号のS字カーブのピーク検出後
のフォーカスエラー信号の傾き変化点を検出した時点で
ブレーキを解除してフォーカスサーボをONするように
速度制御することを特徴とするディスク再生装置におけ
る光ピックアップのフォーカス制御方法を提供すること
により上記課題を解決する。
【0022】(3)また、上記(1)記載のディスク再
生装置における光ピックアップのフォーカス制御方法に
おいて、フォーカスエラー信号のS字カーブのピーク検
出前に対物レンズが第1のブレーキによって停止してフ
ォーカスエラー信号の傾き変化点が検出された場合に、
第1のブレーキの加速度方向とは逆の合焦位置方向への
加速度を加えて再び加速させ、フォーカスエラー信号の
S字カーブのピークを検出した時点で前記第1のブレー
キとは異なる強度の第2のブレーキを加えて減速させ、
フォーカスエラー信号のS字カーブのピーク検出後のフ
ォーカスエラー信号の傾き変化点を検出した時点で前記
第2のブレーキを解除してフォーカスサーボをONする
ように速度制御することを特徴とするディスク再生装置
における光ピックアップのフォーカス制御方法を提供す
ることにより上記課題を解決する。
【0023】(4) さらに、光ピックアップの対物レ
ンズをディスクに対して上下に駆動するフォーカスアク
チュエータのドライブ回路と、RFアンプのフォーカス
エラー信号(FE)を位相補償回路で補償した信号で前
記ドライブ回路をフォーカスサーボするフォーカスサー
ボON端子(S1)と、フォーカスサーチ信号回路で生
成した交流波形のフォーカスサーチ信号(F)によって
前記対物レンズをディスクに対して上下に往復動するよ
うに前記ドライブ回路を制御するフォーカスサーチON
端子(S2)と、速度抑制信号回路で生成した速度抑制
信号(Y)で前記対物レンズの速度を減速する方向に前
記ドライブ回路を制御するブレーキON端子(S3)
と、からなる選択スイッチ(SW)と、フォーカスエラ
ー信号(FE)のS字カーブのピーク検出回路の検出信
号(P)と、前記S字カーブのピーク検出後のフォーカ
スエラー信号の傾き変化点を検出する傾き変化点検出回
路の検出信号(G)と、フォーカスエラー信号(FE)
のS字カーブ出現を検出する検出回路の検出信号(Z)
と、を入力して上記(1)に記載の光ピックアップのフ
ォーカス制御方法に従って前記選択スイッチ(SW)の
ON端子(S1,S2,S3)の切り換えタイミングを
発生させるスイッチ切換タイミング発生回路と、から構
成されていることを特徴とするディスク再生装置におけ
る光ピックアップのフォーカス制御機構、を提供するこ
とにより上記課題を解決する。
【0024】(5) また、光ピックアップの対物レン
ズをディスクに対して上下に駆動するフォーカスアクチ
ュエータのドライブ回路と、RFアンプのフォーカスエ
ラー信号(FE)を位相補償回路で補償した信号で前記
ドライブ回路をフォーカスサーボするフォーカスサーボ
ON端子(S1)と、フォーカスサーチ信号回路で生成
した交流波形のフォーカスサーチ信号(F)によって前
記対物レンズをディスクに対して上下に往復動するよう
に前記ドライブ回路を制御するフォーカスサーチON端
子(S2)と、速度抑制信号回路で生成した速度抑制信
号(Y)及びこれを極性反転回路で反転させた加速信号
(K)の何れかが第2選択スイッチ(SW2)で選択さ
れるとともに該速度抑制信号(Y)または加速信号
(K)によって前記対物レンズの速度を抑制または加速
する方向に前記ドライブ回路を制御するブレーキ/加速
ON端子(S3′)と、からなる第1選択スイッチ(S
W1)と、フォーカスエラー信号(FE)のS字カーブ
のピーク検出回路の検出信号(P)と、前記フォーカス
エラー信号(FE)の傾き変化点を検出する傾き変化点
検出回路の検出信号(G)と、フォーカスエラー信号
(FE)のS字カーブ出現を検出する検出回路の検出信
号(Z)と、を入力して上記(2)に記載の光ピックア
ップのフォーカス制御方法に従って前記第1選択スイッ
チ(SW1)の各ON端子(S1,S2,S3′)の切
り換えタイミング及び前記第2選択スイッチ(SW2)
の切り換えタイミングを発生させるスイッチ切換タイミ
ング発生回路と、から構成されていることを特徴とする
ディスク再生装置における光ピックアップのフォーカス
制御機構を提供することにより上記課題を解決する。
【0025】(6) また、光ピックアップの対物レン
ズをディスクに対して上下に駆動するフォーカスアクチ
ュエータのドライブ回路と、RFアンプのフォーカスエ
ラー信号(FE)を位相補償回路で補償した信号で前記
ドライブ回路をフォーカスサーボするフォーカスサーボ
ON端子(S1)と、フォーカスサーチ信号回路で生成
した交流波形のフォーカスサーチ信号(F)によって前
記対物レンズをディスクに対して上下に往復動するよう
に前記ドライブ回路を制御するフォーカスサーチON端
子(S2)と、第1速度抑制信号回路で生成した速度抑
制信号(Y1)で前記対物レンズの速度を減速する方向
に前記ドライブ回路を制御する第1のブレーキON端子
(S3)と、第2速度抑制信号回路で生成した速度抑制
信号(Y2)及びこれを極性反転回路で反転させた加速
信号(K)の何れかが第2選択スイッチ(SW2′)で
選択されるとともに該速度抑制信号(Y2)または加速
信号(K)によって前記対物レンズの速度を抑制または
加速する方向に前記ドライブ回路を制御する第2のブレ
ーキ/加速ON端子(S4)と、からなる第1選択スイ
ッチ(SW1′)と、フォーカスエラー信号(FE)の
S字カーブのピーク検出回路の検出信号(P)と、前記
フォーカスエラー信号(FE)の傾き変化点を検出する
傾き変化点検出回路の検出信号(G)と、フォーカスエ
ラー信号(FE)のS字カーブ出現を検出する検出回路
の検出信号(Z)と、を入力して上記(3)に記載の光
ピックアップのフォーカス制御方法に従って前記第1選
択スイッチ(SW1′)の各ON端子(S1,S2,S
3,S4)の切り換えタイミング及び前記第2選択スイ
ッチ(SW2)の切り換えタイミングを発生させるスイ
ッチ切換タイミング発生回路と、から構成されているこ
とを特徴とするディスク再生装置における光ピックアッ
プのフォーカス制御機構を提供することにより上記課題
を解決する。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の例を図面に
基づいて説明する。なお、本発明の対象であるディスク
再生装置及びその光ピックアップ構造はフォーカス制御
回路部分以外は公知であるので説明を省略する。
【0027】図1は本発明の請求項1に係わる光ディス
ク再生装置のフォーカス制御方法を説明するための図で
あり、図2はこれを実現する請求項4のフォーカス制御
機構の例を示すブロック図である。
【0028】図3は本発明の請求項2に係わる光ディス
ク再生装置のフォーカス制御方法を説明するための図で
あり、図4はこれを実現する請求項5のフォーカス制御
機構の例を示すブロック図である。
【0029】図5は本発明の請求項3に係わる光ディス
ク再生装置のフォーカス制御方法を説明するための図で
あり、図6はこれを実現する請求項6のフォーカス制御
機構の例を示すブロック図である。
【0030】ここに、図1、図3、図5における上段に
は当該フォーカス制御方法における対物レンズの焦点の
合焦位置からのずれ距離の時間変化を表すグラフ(縦軸
をずれ距離y、横軸を時間tとする)が示され、その下
に選択スイッチのタイミングを、その下にフォーカスエ
ラー信号FEの時間変化を、その下に速度制御の時間変
化を、各々時間軸tを合わせて対応させている。
【0031】図1において、本発明の請求項1に係わる
ディスク再生装置の光ピックアップのフォーカス制御方
法は、フォーカスサーチとフォーカスサーボの切り換え
をフォーカスエラー信号FEのS字カーブの検出を利用
して行う点は従来と同様であるが、フォーカスサーチ段
階における光ピックアップの対物レンズのディスクに対
する対向速度を、フォーカスエラー信号のFEのS字カ
ーブの出現の始より(t1の時点であり、ピーク検出時
点t2よりも早い時点である)フォーカスサーチをOF
Fして逆方向へブレーキを加えて減速させるとともに、
フォーカスエラー信号FEのS字カーブのピーク検出後
(t2の時点後)のフォーカスエラー信号FEの傾き変
化点を検出した時点(t3の時点であり、対物レンズが
停止した時点)で前記ブレーキを解除してフォーカスサ
ーボをONするように速度制御することを特徴とする。
【0032】即ち、フォーカスサーチはフォーカスエラ
ー信号FEのS字カーブ出現時t1までであり、t1の
時点から傾き変化点検出時t3までブレーキが掛けられ
ることになり、従来の(ロ)のフォーカス制御方法と比
較して(t2−t1)の時間だけ早く且つ長くブレーキ
を掛ける結果、より大きい速度抑制が実現できるので、
フォーカスサーチ段階の対向速度を大きく設定してもP
−P範囲内で充分な余裕をもって対物レンズを停止させ
ることができ、その結果、速やかにフォーカスサーボを
適正に働かせることができるのである。
【0033】なお、t2の時点でのフォーカスエラー信
号FEのS字ピークも傾き変化点であり、これと対物レ
ンズの速度方向が反転する時点(換言すれば、対物レン
ズが停止する時点)t3での傾き変化点との区別が重要
になるが、両者はFEの絶対値の強度が違うので両者の
検出の閾値を変えることで区別できるであろう。
【0034】次に、上記請求項1に係わるフォーカス制
御方法を実現する本発明の請求項2に係わるフォーカス
制御機構を図2に示す。
【0035】図2において、フォーカス制御機構30
は、前述の従来のフォーカス制御方法(ロ)を実現する
フォーカス制御機構20と同様に、光ピックアップ1の
対物レンズをディスクに対して上下に駆動するフォーカ
スアクチュエータ5のドライブ回路4と、RFアンプ2
のフォーカスエラー信号FEを位相補償回路3で補償し
た信号で前記ドライブ回路4をフォーカスサーボするフ
ォーカスサーボON端子S1と、フォーカスサーチ信号
回路7で生成した交流波形のフォーカスサーチ信号Fに
よって前記対物レンズをディスクに対して上下に往復動
するように前記ドライブ回路4を制御するフォーカスサ
ーチON端子S2と、速度抑制信号回路8で生成した速
度抑制信号Yで前記対物レンズの速度を減速する方向に
前記ドライブ回路4を制御するブレーキON端子S3
と、からなる選択スイッチSWと、フォーカスエラー信
号FEのS字カーブのピーク検出回路9の検出信号P
と、前記S字カーブのピーク検出後のフォーカスエラー
信号FEの傾き変化点を検出する傾き変化点検出回路1
0の検出信号Gと、新たに加えたフォーカスエラー信号
FEのS字カーブ出現を検出する検出回路21の検出信
号Zと、を入力して上記請求項1に記載の光ピックアッ
プのフォーカス制御方法に従って前記選択スイッチSW
の各ON端子S1,S2,S3の切り換えタイミングを
発生させるスイッチ切換タイミング発生回路22と、か
ら構成されている。
【0036】畢竟、フォーカスエラー信号FEのS字カ
ーブ出現を検出する検出回路21を加えてこの検出信号
Zを選択スイッチSWの切り換えタイミング制御に加え
たのである。前記検出回路21はフォーカスエラー信号
FEの電圧絶対値を基準値(ノイズを考慮してゼロより
も僅かに大きい数値とする。)と比較回路で比較して出
力される0/1のデジタル信号である。
【0037】ところで、上記本発明の請求項1の制御方
法及びこれを実現する請求項4の制御機構においては、
図3の上段に示されるように、フォーカスサーチ対向速
度が何らかの要因で低速になっている場合にブレーキが
効き過ぎて、フォーカスエラー信号FEの最初のS字カ
ーブのピークに到達する前に停止してしまう可能性があ
る。この場合にはP−P範囲内から外れた状態で傾き変
化点が検出されることになり、フォーカスサーボがON
してしまってフォーカスサーボが正常に働かない虞れが
でてくる。例えば、衝撃によって偶然フォーカスがS字
カーブの出現する範囲から僅かに外れたところにずれた
ようなケース(大きな衝撃で対物レンズが一旦大きく合
焦位置から外れても、偶然に合焦位置近くにまで反動で
戻ることが有り得る。)では、フォーカスサーチによっ
て合焦位置方向に加速されても高速になる以前にS字カ
ーブの出現範囲に入ってしまい、十分加速されていない
低速な状態でブレーキが掛かってしまいS字のピークに
至らずに直ぐに停止してしまう虞れが有る。
【0038】そこで、本発明の請求項2のフォーカス制
御方法では、図3に示されるように、前述の請求項1の
制御に加えて、フォーカスエラー信号FEのS字カーブ
のピーク検出(t2の時点)前に対物レンズがブレーキ
によって停止してフォーカスエラー信号FEの傾き変化
点(図中の小さなピーク)が検出された場合に(tsの
時点)、ブレーキの加速度方向とは逆の合焦位置方向へ
の加速度を加えて再び合焦位置方向へ加速させ、フォー
カスエラー信号FEのS字カーブのピークを検出した時
点t2で再度ブレーキを加えて減速させるとともにフォ
ーカスエラー信号FEの傾き変化点を検出した時点t3
(即ち停止時点)でブレーキを解除してフォーカスサー
ボをONするように速度制御する。
【0039】即ち、ts の時点で一旦S字ピークに至ら
ずに停止しても、この停止点が本来のフォーカスエラー
信号FEの傾き変化点でないことをFEの絶対値の比較
等から感知し、再び対物レンズを合焦位置方向に加速さ
せてS字ピークを通過するt2まで加速を行い、その後
従来の制御方法(ロ)同様にブレーキを掛けてフォーカ
スサーボに移行するのである。
【0040】次に、上記本発明の請求項2に係わるフォ
ーカス制御方法を実現するフォーカス制御機構を図4に
示す。
【0041】図4のフォーカス制御機構40において、
図2の制御機構30に新たに追加乃至変更されるもの
は、速度抑制信号回路8で生成した速度抑制信号YのO
N端子S3−α及び速度抑制信号Yを極性反転回路31
で反転させた加速信号KのON端子S3−βの何れかを
選択する第2選択スイッチSW2の追加と、このSW2
の出力YまたはKによって前記対物レンズの速度を抑制
または加速する方向に前記ドライブ回路4を制御するブ
レーキ/加速ON端子S3′を前記制御機構30の選択
スイッチSWのON端子S3に代えて加えた構成の第1
選択スイッチSW1への変更、及び検出信号P,G,Z
を入力として請求項2に記載の光ピックアップのフォー
カス制御方法に従って前記第1選択スイッチSW1の各
ON端子S1,S2,S3′の切り換えタイミングと前
記第2選択スイッチSW2の切り換えタイミングを発生
させるスイッチ切換タイミング発生回路33である。
【0042】畢竟、フォーカス制御機構40には、図4
に示されるように選択スイッチSW1、SW2の状態に
おいて、フォーカスエラー信号FEが出現したt1後の
ブレーキ(SW1=S3′、SW2=S3−α)をS字
ピーク前の傾き変化点ts 時点で解除して、再フォーカ
スサーチの加速を付加した制御(SW1=S3′、SW
2=S3−β)をS字ピーク検出時点t2まで行ってい
るが、これは高速フォーカス制御を実現するにつきフォ
ーカスサーボが確実に働く安全弁の役目を果たし、外か
らの衝撃等で光ピックアップの対物レンズの焦点がディ
スク記録面との合焦位置からどのように外れた場合でも
確実かつ高速でフォーカス制御が為されるようになって
いる。
【0043】なお、S字カーブの本来のピーク(t2の
時点)と速度が逆転することで現れる見かけ上のピーク
(ts の時点)とは、前述と同様にそれらのフォーカス
エラー信号FEの絶対値の大きさの閾値との比較、もし
くは反射光の信号強度の大小で判別され得る。
【0044】また、ts の時点からt2の時点まで加速
した場合に、そのts 時点での停止位置はS字ピークの
現れる位置の極めて近くなので(せいぜい数μm)、S
字ピークに到達するまでの時間(t2−ts )は短く、
t2時点の対向速度は以後P−P範囲内でブレーキによ
って停止させるに十分な遅い速度といえるので正常にフ
ォーカスサーボがONして働くことになる。
【0045】次に、図5に示される本発明の請求項3に
係わるフォーカス制御方法とこれを実現する図6に示さ
れる請求項6に係わるフォーカス制御機構は、上記請求
項2に係わるフォーカス制御方法をさらに細やかに制御
する制御方法及び制御機構である。
【0046】即ち、図3におけるフォーカス制御方法で
は速度抑制信号回路8は一つであって速度抑制信号Yの
みでt1〜ts間のブレーキとt2〜t3間のブレーキ
を同じ強度で掛けているが、明らかにt1時点までのフ
ォーカスサーチ段階の対物レンズの対向速度V0と、ts
時点で一旦停止した後のt1−ts間の加速が加わって
なるt2時点での対向速度V1とはその大きさが異なり
(通常はV1<V0)、ブレーキの強度を変えて当該ディ
スク再生装置に最も適合ように設定することが望まし
い。
【0047】而して、図6のフォーカス制御機構50に
おいては、第1選択スイッチSW1′には(第1)速度
抑制信号回路8で生成した速度抑制信号Y1で前記対物
レンズの速度を減速する方向に前記ドライブ回路を制御
するブレーキON端子S3と、第2速度抑制信号回路4
1で生成した速度抑制信号Y2及びこれを極性反転回路
で反転させた加速信号Kの何れかが第2選択スイッチS
W2′で選択されるとともに該速度抑制信号Y2または
加速信号Kによって前記対物レンズの速度を抑制または
加速する方向に前記ドライブ回路を制御するブレーキ/
加速ON端子S4と、が加わり、一方、S字カーブのピ
ーク検出回路の検出信号PとS字カーブの傾き変化点を
検出する傾き変化点検出回路10の検出信号GとS字カ
ーブ出現を検出する検出回路21の検出信号Zとを入力
して図5に示される前記第1選択スイッチSW1′の各
ON端子S1,S2,S3,S4の切り換えタイミング
と前記第2選択スイッチSW2′のON端子S4−α、
S4−βの切り換えタイミングを発生させるスイッチ切
換タイミング発生回路42とを備えた構成である。
【0048】上記構成によって図5の下段に示される速
度制御のように、始のt1からtsまでのブレーキと、
t2からt3までのブレーキの強度を変えて設定でき、
より細やかな制御が可能になることは言うまでもない。
【0049】念のために付言すれば、上記SW1′、S
W2′の切り換えタイミングは制御用マイクロコンピュ
ータにて行うことができ、各種信号の発生回路も既存の
ディスク再生装置で用いられているマイクロコンピュー
タの内部回路を利用することができる。
【0050】このように本発明は、ディスク再生装置の
フォーカスエラー信号FEのS字カーブの出現の始めt
1を検出して従来よりも早くブレーキを掛けて速度抑制
量を大きくすることに他に類を見ない発想が存し、ま
た、ブレーキの効き過ぎによる弊害を想定してこれを除
去する補償機能を付加することで、光ピックアップの対
物レンズの合焦復帰に要する時間の短縮が図れ、延いて
はディスク再生装置におけるショックプルーフメモリの
負担軽減という優れた効果を実現しているのである。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
及び4に係わるディスク再生装置における光ピックアッ
プのフォーカス制御方法及びフォーカス制御機構は、フ
ォーカスサーチ段階の速度を大きくできるので、対物レ
ンズのフォーカスが外れてからフォーカスサーボが正常
に復帰するまでに要する合焦復帰時間を短縮でき、延い
てはショックプルーフ付きのディスク再生装置のショッ
クプルーフメモリの負担を軽減して音切れ防止効果を向
上させることができる。
【0052】また、特に本発明の請求項2及び5に係わ
る制御方法及び制御機構は、フォーカスエラー信号FE
のS字カーブのピーク検出前に対物レンズがブレーキに
よって停止してフォーカスエラー信号FEの傾き変化点
が検出された場合に、ブレーキの加速度方向とは逆の合
焦位置方向への加速度を加えて再び合焦位置方向へ加速
させ、フォーカスエラー信号FEのS字カーブのピーク
を検出した時点で再度ブレーキを加えて減速させるとと
もにフォーカスエラー信号FEの傾き変化点を検出した
時点でブレーキを解除してフォーカスサーボをONする
ように速度制御する構成なので、上記場合を含めた如何
なる場合にも正常に光ピックアップのフォーカス制御が
できる。
【0053】さらに、本発明の請求項3及び6に係わる
制御方法及び制御機構は、S字カーブの出現の始の時点
からS字ピーク検出前のFEの傾き変化点検出時点まで
のブレーキと、S字ピーク検出時点からフォーカスエラ
ー信号の傾き変化点を検出した時点までのブレーキの強
度を変えて設定しているので、より細やかな最適の光ピ
ックアップのフォーカス制御ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1に係わる光ディスク再生装置
のフォーカス制御方法を説明するための図であり、対物
レンズの焦点の合焦位置からのずれ距離と時間変化を表
すグラフ(縦軸をずれ距離y、横軸を時間tとする)と
選択スイッチSWのタイミングとフォーカスエラー信号
FEの時間変化及び速度制御の時間変化とを時間軸tを
合わせて対応させた図である。
【図2】本発明の請求項1に係わる光ディスク再生装置
のフォーカス制御方法を実現する請求項4のフォーカス
制御機構例を表すブロック図である。
【図3】本発明の請求項2に係わる光ディスク再生装置
のフォーカス制御方法を説明するための時間軸対応図で
ある。
【図4】本発明の請求項2に係わる光ディスク再生装置
のフォーカス制御方法を実現する請求項5のフォーカス
制御機構例を表すブロック図である。
【図5】本発明の請求項3に係わる光ディスク再生装置
のフォーカス制御方法を説明するための時間軸対応図で
ある。
【図6】本発明の請求項3に係わる光ディスク再生装置
のフォーカス制御方法を実現する請求項6のフォーカス
制御機構例を表すブロック図である。
【図7】従来のフォーカスエラー信号のS字カーブを利
用したフォーカス制御機構のブロック構成図である。
【図8】従来のS字カーブを利用してブレーキを掛ける
フォーカス制御方法におけるフォーカスサーチ速度が比
較的低速の場合の時間軸対応図である。
【図9】同じく従来のS字カーブを利用してブレーキを
掛けるフォーカス制御方法におけるフォーカスサーチ速
度が高速の場合の時間軸対応図である。
【符号の説明】
1 光ピックアップ 2 RFアンプ 3 位相補償回路 4 ドライブ回路 5 フォーカスアクチュエータ 7 フォーカスサーチ信号回路 8 速度抑制信号回路 9 S字ピーク検出回路 10 FE傾き変化点検出回路 11、22、33、42 スイッチ切換タイミング発
生回路 15 第2の傾き変化点検出回路 21 S字カーブ出現検出回路 31 極性反転回路 41 第2速度抑制信号回路 F フォーカスサーチ信号 FE フォーカスエラー信号 K 加速信号 SW 選択スイッチ SW1、SW1′ 第1選択スイッチ SW2、SW2′ 第2選択スイッチ S1 フォーカスサーボON端子 S2 フォーカスサーチON端子 S3、S3-α (第1)速度抑制ON端子 S4-α 第2速度抑制ON端子 S3-β、S4-β 加速ON端子 S3′、S4 ブレーキ/加速ON端子 t 時間 t1 S字カーブの出現の始の時点 t2 S字ピーク検出時点 t3 フォーカスエラー信号の傾き変化点を検出した
時点 ts S字ピーク検出前のFEの傾き変化点検出時点 Y 速度抑制信号 Y1 第1速度抑制信号 Y2 第2速度抑制信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクにレーザー光を照射してその反
    射光によって当該ディスクの情報を読み取るディスク再
    生装置における光ピックアップの対物レンズのディスク
    に対するフォーカス制御を、フォーカスエラー信号のS
    字カーブの検出によってフォーカスサーチとフォーカス
    サーボの切り換えを行うようにした光ピックアップのフ
    ォーカス制御方法において、光ピックアップの対物レン
    ズのディスクに対する対向速度を、フォーカスエラー信
    号のS字カーブの出現の始よりフォーカスサーチをOF
    Fしてブレーキを加えて減速させるとともに、フォーカ
    スエラー信号のS字カーブのピーク検出後の傾き変化点
    を検出した時点で前記ブレーキを解除してフォーカスサ
    ーボをONするように速度制御することを特徴とするデ
    ィスク再生装置における光ピックアップのフォーカス制
    御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディスク再生装置におけ
    る光ピックアップのフォーカス制御方法において、フォ
    ーカスエラー信号のS字カーブのピーク検出前に対物レ
    ンズがブレーキによって停止してフォーカスエラー信号
    の傾き変化点が検出された場合に、ブレーキの加速度方
    向とは逆の合焦位置方向への加速度を加えて再び加速さ
    せ、フォーカスエラー信号のS字カーブのピークを検出
    した時点で再度ブレーキを加えて減速させ、フォーカス
    エラー信号のS字カーブのピーク検出後のフォーカスエ
    ラー信号の傾き変化点を検出した時点でブレーキを解除
    してフォーカスサーボをONするように速度制御するこ
    とを特徴とするディスク再生装置における光ピックアッ
    プのフォーカス制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のディスク再生装置におけ
    る光ピックアップのフォーカス制御方法において、フォ
    ーカスエラー信号のS字カーブのピーク検出前に対物レ
    ンズが第1のブレーキによって停止してフォーカスエラ
    ー信号の傾き変化点が検出された場合に、第1のブレー
    キの加速度方向とは逆の合焦位置方向への加速度を加え
    て再び加速させ、フォーカスエラー信号のS字カーブの
    ピークを検出した時点で前記第1のブレーキとは異なる
    強度の第2のブレーキを加えて減速させ、フォーカスエ
    ラー信号のS字カーブのピーク検出後のフォーカスエラ
    ー信号の傾き変化点を検出した時点で前記第2のブレー
    キを解除してフォーカスサーボをONするように速度制
    御することを特徴とするディスク再生装置における光ピ
    ックアップのフォーカス制御方法。
  4. 【請求項4】 光ピックアップの対物レンズをディスク
    に対して上下に駆動するフォーカスアクチュエータのド
    ライブ回路と、RFアンプのフォーカスエラー信号(F
    E)を位相補償回路で補償した信号で前記ドライブ回路
    をフォーカスサーボするフォーカスサーボON端子(S
    1)と、フォーカスサーチ信号回路で生成した交流波形
    のフォーカスサーチ信号(F)によって前記対物レンズ
    をディスクに対して上下に往復動するように前記ドライ
    ブ回路を制御するフォーカスサーチON端子(S2)
    と、速度抑制信号回路で生成した速度抑制信号(Y)で
    前記対物レンズの速度を減速する方向に前記ドライブ回
    路を制御するブレーキON端子(S3)と、からなる選
    択スイッチ(SW)と、フォーカスエラー信号(FE)
    のS字カーブのピーク検出回路の検出信号(P)と、前
    記S字カーブのピーク検出後のフォーカスエラー信号の
    傾き変化点を検出する傾き変化点検出回路の検出信号
    (G)と、フォーカスエラー信号(FE)のS字カーブ
    出現を検出する検出回路の検出信号(Z)と、を入力し
    て請求項1に記載の光ピックアップのフォーカス制御方
    法に従って前記選択スイッチ(SW)のON端子(S
    1,S2,S3)の切り換えタイミングを発生させるス
    イッチ切換タイミング発生回路と、から構成されている
    ことを特徴とするディスク再生装置における光ピックア
    ップのフォーカス制御機構。
  5. 【請求項5】 光ピックアップの対物レンズをディスク
    に対して上下に駆動するフォーカスアクチュエータのド
    ライブ回路と、RFアンプのフォーカスエラー信号(F
    E)を位相補償回路で補償した信号で前記ドライブ回路
    をフォーカスサーボするフォーカスサーボON端子(S
    1)と、フォーカスサーチ信号回路で生成した交流波形
    のフォーカスサーチ信号(F)によって前記対物レンズ
    をディスクに対して上下に往復動するように前記ドライ
    ブ回路を制御するフォーカスサーチON端子(S2)
    と、速度抑制信号回路で生成した速度抑制信号(Y)及
    びこれを極性反転回路で反転させた加速信号(K)の何
    れかが第2選択スイッチ(SW2)で選択されるととも
    に該速度抑制信号(Y)または加速信号(K)によって
    前記対物レンズの速度を抑制または加速する方向に前記
    ドライブ回路を制御するブレーキ/加速ON端子(S
    3′)と、からなる第1選択スイッチ(SW1)と、フ
    ォーカスエラー信号(FE)のS字カーブのピーク検出
    回路の検出信号(P)と、前記フォーカスエラー信号
    (FE)の傾き変化点を検出する傾き変化点検出回路の
    検出信号(G)と、フォーカスエラー信号(FE)のS
    字カーブ出現を検出する検出回路の検出信号(Z)と、
    を入力して請求項2に記載の光ピックアップのフォーカ
    ス制御方法に従って前記第1選択スイッチ(SW1)の
    各ON端子(S1,S2,S3′)の切り換えタイミン
    グ及び前記第2選択スイッチ(SW2)の切り換えタイ
    ミングを発生させるスイッチ切換タイミング発生回路
    と、から構成されていることを特徴とするディスク再生
    装置における光ピックアップのフォーカス制御機構。
  6. 【請求項6】 光ピックアップの対物レンズをディスク
    に対して上下に駆動するフォーカスアクチュエータのド
    ライブ回路と、RFアンプのフォーカスエラー信号(F
    E)を位相補償回路で補償した信号で前記ドライブ回路
    をフォーカスサーボするフォーカスサーボON端子(S
    1)と、フォーカスサーチ信号回路で生成した交流波形
    のフォーカスサーチ信号(F)によって前記対物レンズ
    をディスクに対して上下に往復動するように前記ドライ
    ブ回路を制御するフォーカスサーチON端子(S2)
    と、第1速度抑制信号回路で生成した速度抑制信号(Y
    1)で前記対物レンズの速度を減速する方向に前記ドラ
    イブ回路を制御する第1のブレーキON端子(S3)
    と、第2速度抑制信号回路で生成した速度抑制信号(Y
    2)及びこれを極性反転回路で反転させた加速信号
    (K)の何れかが第2選択スイッチ(SW2′)で選択
    されるとともに該速度抑制信号(Y2)または加速信号
    (K)によって前記対物レンズの速度を抑制または加速
    する方向に前記ドライブ回路を制御する第2のブレーキ
    /加速ON端子(S4)と、からなる第1選択スイッチ
    (SW1′)と、フォーカスエラー信号(FE)のS字
    カーブのピーク検出回路の検出信号(P)と、前記フォ
    ーカスエラー信号(FE)の傾き変化点を検出する傾き
    変化点検出回路の検出信号(G)と、フォーカスエラー
    信号(FE)のS字カーブ出現を検出する検出回路の検
    出信号(Z)と、を入力して請求項3に記載の光ピック
    アップのフォーカス制御方法に従って前記第1選択スイ
    ッチ(SW1′)の各ON端子(S1,S2,S3,S
    4)の切り換えタイミング及び前記第2選択スイッチ
    (SW2)の切り換えタイミングを発生させるスイッチ
    切換タイミング発生回路と、から構成されていることを
    特徴とするディスク再生装置における光ピックアップの
    フォーカス制御機構。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20040031391A (ko) * 2002-10-05 2004-04-13 삼성전자주식회사 틸트 디스크 판별 장치 및 방법
KR100813946B1 (ko) * 2001-09-01 2008-03-14 삼성전자주식회사 광정보저장매체의 기록 및 재생장치, 편향크기 산출 방법, 재생 시스템, 기록 및 재생 시스템

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