JP2697439B2 - アクセス制御装置 - Google Patents

アクセス制御装置

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JP2697439B2
JP2697439B2 JP3340017A JP34001791A JP2697439B2 JP 2697439 B2 JP2697439 B2 JP 2697439B2 JP 3340017 A JP3340017 A JP 3340017A JP 34001791 A JP34001791 A JP 34001791A JP 2697439 B2 JP2697439 B2 JP 2697439B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクドライブ等
のサーボ回路に係わり、特に1ビームプッシュプル方式
のトラック誤差検出方式を採用した装置に好適なサーボ
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に、光ディスク装置の概要について
述べる。光ピックアップは、半導体レーザからのレーザ
光を集光して、ディスク媒体上の目標の位置に照射し、
情報を記録、再生するものであって、光学系と駆動系か
ら構成されている。前記光学系は、前記ディスク媒体面
上にレーザ光を集光させたり、レーザ光スポットとディ
スク媒体上の目標位置とのずれを検出したりする機構で
あり、半導体レーザ、レンズ類、ビームスプリッタ、フ
ォトダイオード等から構成される。
【0003】前記駆動系は、対物レンズを前記光ディス
クの面振れに追従させるフォーカシング制御及びトラッ
ク振れに追従させるトラッキング制御を行って、ディス
ク媒体上の目標位置とレーザ光スポット(或いは光ビー
ム)との位置関係を一定に維持するための駆動機構であ
り、主にマグネット、コイル、支持部材から構成されて
いる。その他前記駆動系には、前記光ピックアップ全体
を前記光ディスクの半径方向の目標位置へ移動させるた
めのシーク制御系の駆動機構も含まれている。
【0004】従来の光ディスク装置のアクセス制御系の
概要を以下に図4を基に説明する。図4は、従来のアク
セス制御装置の第1の例を示す図である。図4に於いて
スライダ18は、レール19に誘導されて前記光ディス
ク10の半径方向に動くようになっており、スライダ駆
動回路9によつて駆動される粗動モータ21によって駆
動される。
【0005】所定トラック上の所定セクタへ光ピックア
ップが移動する(又は移動させる)ことをアクセス動作
と言う。このアクセス動作の内、目標トラックの近傍ま
でディスクの半径方向に光ピックアップが移動すること
をシーク動作と言う。前記シーク動作は、前記光ピック
アップが移動する距離が大きい場合粗シークと呼ばれ、
移動する距離が1乃至数百トラック分の場合精細シーク
と呼ばれる。
【0006】図4に於いて、光ピックアップ2は全体が
前記スライダ18に固定されており、前記粗シーク動作
は、マイクロプロセッサ(以下、MPUと表す。)12
からの指示により行われ、前記粗動モータ21によって
前記スライダ18を移動させて前記レーザ光ビーム(あ
るいは光スポット)を目標トラック近傍まで移動する。
前記精細シーク動作は、前記スライダ18を停止させ、
前記レーザ光ビームをトラックジャンプと呼ばれる動作
により1乃至数百トラック離れたトラックへ移動させる
動作のことである。
【0007】図4に於いて、対物レンズ3Lは、ばね材
でトラッキングアクチュエータ3に接続されており、前
記トラッキングアクチュエータ3によって制御されて動
くようになっている。前記レーザ光ビームは、前記対物
レンズ3L等を通過して前記光ディスク媒体10の記録
面で反射し、ビームスプリッタ(図示せず)、集光レン
ズ(図示せず)等を介してフォトダイオード23に入射
する。前記フォトダイオード23は4分割フォトダイオ
ードであり、このダイオードの複数の出力を用いて光ス
ポットのトラック中心からの(ディスクの径方向の)位
置ずれが、1ビームプッシュプル方式によりトラック誤
差検出回路4によってトラック誤差信号TEとして検出
される。
【0008】このトラツク誤差検出回路4の出力TEに
応じてトラッキング制御回路13とブレーキ回路13B
が制御される。スライダノーマル制御回路14は、光ピ
ックアップ2がスパイラル状トラックの上を移動するの
に伴いスライダ駆動回路9を制御してスライダ18を移
動させる。
【0009】対物レンズ3Lの位置はレンズ位置センサ
6によって検出され、記録又は再生時に前記検出出力を
0にするように制御するスライダノーマル制御回路14
に入力されている。前記トラッキング制御回路13、後
述のブレーキ回路13B、トラックジャンプ制御回路1
3Aの出力端子はスイッチ15Aの入力端子62、6
4、63にそれそれ接続されている。このスイッチ15
Aの出力端子61の信号によって、前記トラッキングア
クチュエータ3を駆動するトラッキング駆動回路5が制
御される。
【0010】前記スライダ18の位置は、リニアエンコ
ーダ20によって検出され、その出力信号はスライダを
停止させるためのスライダ位置制御回路17、スライダ
の移送速度を制御するスライダ速度制御回路8、前記ス
ライダノーマル制御回路14にそれぞれ印加されてお
り、これらの3つの回路の出力端子はスイツチ16Aの
入力端子66、67、68にそれぞれ接続されている。
このスイッチ16Aの出力端子65の信号によって、前
記粗動モータ21を駆動するスライダ駆動回路9が制御
される。
【0011】前記スイツチ15A、16Aの接続関係
は、前記MPU12により制御される。例えば粗シーク
時には、端子65は端子67と接続されて前記スライダ
18が高速に移送され、目標位置に到達したときに、前
記端子65は端子66と接続され、前記スライダ18は
短時間で停止され、前記端子61は端子64と接続され
る。精細シーク時には、端子65は端子68と、端子6
1は端子63とそれぞれ接続され、トラッキング制御時
には、端子65は端子68と、端子61は端子62とそ
れぞれ接続される。
【0012】ところで前記アクセス動作の順序は次の通
りである。 step 1 回転制御 ディスクを含む回転系を目標の回転数にする。 step 2 フォーカス引き込み 対物レンズを制御し光ビームのビームウェストをディス
クの記録面まで持っていくいわゆるフォーカス引き込み
動作をする。 step 3 フォーカシング レーザのビームウェスト付近又は対物レンズの焦点深度
内に常に記録面があるようにフォーカシングする。
【0013】step 4 トラック引き込み 光ビームが照射されているディスク上の領域のアドレス
を読むために、トラッキング制御回路13によりビーム
のトラック引き込み動作をする。 step 5 トラッキング 光ビームがトラック中心に照射されるように制御する。 step 6 シーク 現在のトラックのアドレスを読み取り、目標トラックの
アドレスとの距離(大きさ)が所定値以上のとき、この
距離に応じて光ビームを移動するシーク動作をする。こ
の動作は、スライダ速度制御回路8、スライダ位置制御
回路17により行われる。前記距離が所定値に満たない
ときは次のトラックジャンプを行う。
【0014】step 7 トラックジャンプ シーク制御系によって移動され到達した場所で、再び前
記トラッキング制御回路13によりトラック引き込み動
作とトラッキング動作をして、アドレス情報を読み取
る。 step 8 再実行 光ビームの照射位置が目標アドレスと一致していない時
は、再度目標アドレスに到達するための動作をする。即
ち、トラッキング誤差信号のゼロクロス点から光ビーム
がトラックをまたぐ回数をカウントし、1トラックずつ
でなく連続的に光ビームを動かして目標トラックへ到達
すると言う動作、いわゆるトラックジャンプ動作をす
る。この動作モードはトラックジャンプ制御回路13A
によって行われる。
【0015】ところで前記コンパクトディスク(CD)
等の偏心を有するディスクのドライブ装置に於いて、偏
心等によるトラック振れが大きい場合は、上記のste
p4、step5に於いて安定にトラッキングがかから
ないと言う問題点がある。図6は、トラック誤差信号の
一例を示す図である。図6では、前記のような場合に於
いて、トラックの径方向の相対速度が大きい、即ちトラ
ック誤差信号TEの周波数が高く周期T2が短い時に、
トラッキング制御をONしてもトラッキングがかからな
いことを示している。
【0016】このトラッキングがかからない原因は、光
スポットを径方向に移動中のトラックに追従させるため
には、径方向にレーザビームを急加速する必要が生じる
が、これが不可能であるからである。前記の問題を解決
するための従来技術について以下に説明する。図4は、
従来のアクセス制御装置の第1の例を示す図である。図
4に示すアクセス制御装置の特徴は、ブレーキ回路13
Bを使用していることであるが、このブレーキ回路13
Bには光スポットの移動方向(厳密には光スポットとト
ラックとの相対速度の向き)を検出するために、前記ト
ラック誤差信号TEと90゜の位相差を有する信号が必
要である。例えば、ディスクに記録された情報を記録再
生ヘッドによって読みとることにより得られる再生RF
信号の振幅は、前記トラック誤差信号TEと90゜の位
相差を有する。ところがライトワンス(WO) CD−
ROMディスクの書き込み前の状態では、情報が記録さ
れていないために再生RF信号が得られず、前記90゜
の位相差を有する信号を作ることが不可能であり、ブレ
ーキ回路は利用できない。
【0017】次に従来のアクセス制御装置の第2の例に
ついての説明をする。この第2の例に於いては、第1の
例で採用されたブレーキ回路のような特別の回路は採用
されていない。図5は、従来の第2例に於けるトラック
誤差信号を示す図である。図5に於いて、光スポットに
対するトラックの相対速度が所定値以下(図では周期T
1が所定値以上)になったことが、時間t1で検出され
その時トラッキングをONするものである。この方法
は、相対速度が所定値以下になるまでの回転待ち時間を
要し、アクセスに時間がかかると言う問題点がある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のトラッキング制御の方法では、シーク後、トラッキン
グ制御をOFFからONに切り替えるとき、トラッキン
グが安定にかからないという問題があった。またトラッ
クの光スボットに対する相対速度が所定値以下になった
時にトラッキングする方式はアクセス時間が長くなると
いう問題があった。本発明は上記の問題を解決すべく成
されたもので、トラッキング制御開始時のトラッキング
引き込みの安定性を向上し、アクセスタイムを短縮する
ことを目的とし、特にWO CD−ROMの末記録領域
のような再生RF信号を得られないディスク、或いは前
記トラック誤差信号と90゜の位相差を持った信号の得
られないディスクに於いて、トラッキング制御開始時の
トラッキング引き込みの安定性を向上し、アクセスタイ
ムを短縮することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】同心円状又はスパイラル
状の情報記録用トラックを有する情報記録ディスク媒体
を使用し、前記ディスク媒体上で情報の記録再生を行う
記録再生ヘッドと、前記記録再生ヘッドの記録再生位置
が前記トラックに追従するよう制御するトラッキングア
クチュエータと、前記記録再生位置のトラック中心から
のずれを検出するトラック誤差検出回路と、前記トラッ
キングアクチュエータを駆動するトラッキング駆動回路
とを備えたディスク装置に使用され、前記記録再生ヘッ
ドを所要のトラックへ移動させるアクセス制御装置に於
いて、前記記録再生位置の前記トラックに対する相対速
度を検出する相対速度検出回路と、前記相対速度の基準
値として目標トラックと現在のトラックとの距離に応じ
た値を出力する基準速度信号発生手段と、トラッキング
制御への移行時に前記相対速度検出回路の出力と前記基
準速度信号の差に応じて制御された後に前記トラック誤
差信号に応じて制御されるようにしたトラッキング駆動
回路とを有するようにしたアクセス制御装置である。
【0020】
【作用】シーク制御からトラッキング制御への移行時に
於いて、トラックと光スポットの相対位置を示すトラッ
キング誤差信号TEの周波数が電圧に変換され、これが
光スポットのトラックに対する相対速度として検出さ
れ、目標トラックまでの距離の減少に伴い次第に速度が
減少するような基準速度がマイクロプロセッサより出力
され、この基準速度と前記相対速度との差がとられ、こ
の差信号がゼロになるように前記差信号に応じてトラッ
キングアクチュエータが制御されているので、光スポッ
トが目標トラックに到達した時に常に0に近い一定の相
対速度になっており、シーク制御からトラッキング制御
への切り替えが確実に行われ、安定なトラッキングが行
われる。
【0021】トラッキングアクチュエータがスライダに
よって移送され、トラッキング制御がOFFの状態から
ONの状態になる時、或いはディスク回転スタート、フ
ォーカスON後初めてトラッキングをかける時に、数ト
ラックずれた所を目標位置として速度制御をかけること
により、目標トラックで安定にトラッキングがかかるよ
うになっている。
【0022】
【実施例】本発明の位置制御移行方式をWRITE O
NCE CD−ROM ディスクドライブについて実施
した例を図1乃至図3を基に説明する。図1は、本案の
アクセス制御装置の機構及び回路構成を示す図である。
図2は、本案のアクセス制御装置の要部のブロック図で
ある。図1、図2に於いて、従来技術の説明で用いた図
4と対応する要素には同一符号を付し、説明を省略す
る。またアクセス制御のシーケンスについてもすでに概
要を述べたので、ここでは説明を省略する。
【0023】ディスク上の目標アドレスにデータを記録
再生するまでのアクセス制御系の動作シーケンスは、 step 1 回転制御 step 2 フォーカス引き込み step 3 フォーカシング step 4 トラック引き込み step 5 トラッキング step 6 シーク step 7 トラックジャンプ step 8 再実行 であることは既に述べた通りである。
【0024】図1に於いて、上記step4からste
p5への移行時に、トラック誤差検出回路4の出力信号
TEから、トラックに対する光スポットの相対速度が相
対速度検出回路1によって検出され相対速度信号V2が
加算点Sに印加される。またMPU12では、目標トラ
ックと光スポットの距離に応じて取るべき相対速度の値
が計算されデジタル/アナログコンバータ(以下、DA
Cと記す。)24を介して基準速度信号V1が加算点S
に印加される。
【0025】前記加算点Sでは、前記信号V1とV2の
差信号が出力され、この差信号によってトラッキング駆
動回路5が制御され、トラッキングアクチュエータ3が
制御される。STEP6におけるシーク動作によって光
スポットが移動した後もSTEP4、STEP5が行わ
れる。この場合、前記光スポットとトラックとの相対速
度の制御を前記差信号に応じて行うことにより、前記相
対速度は最初は大きいが次第に小さくなって、ゼロに近
い一定値とされ、この時点でトラッキング制御がONさ
れれば、極めて安定したトラッキング動作が開始され
る。相次第に小さくなっての作が開始される。
【0026】図2は、本案のアクセス制御装置の要部の
ブロック図である。以下、図2を用いて、本案のアクセ
ス制御装置の一実施例につきその要部を詳細に説明す
る。図2の鎖線で囲んだ部分は、前記相対速度信号V2
を所定の値に制御する相対速度制御部VCである。この
相対速度制御部VCの役目は、精細シークに於いて、光
スポットが目標のトラックに到達した時に、トラックに
対するレーザビームの径方向の相対速度が、ゼロに近い
所定値になるように速度制御を行うことである。この速
度制御が行われることによってトラッキング制御に切り
替わった直後のトラッキング制御が安定する。
【0027】図3は、トラッキング移行時の各部の信号
波形を示す図である。以下、図2、図3を併せて説明す
る。図2、図3に於いて、前記相対速度信号V2はトラ
ック誤差信号TEの周波数を相対速度検出回路1によっ
て電圧に変換したものであり、光スポットとトラックと
の径方向の相対速度に比例した信号である。トラックカ
ウント回路11では前記トラック誤差信号TEが入力さ
れており、このトラツク誤差信号TEの零クロス点で発
生したパルスTCが出力され、この信号TCが前記MP
U12に印加されている。
【0028】また前記パルスTCでMPU12に割り込
みがかけられ、その度にMPU12は目標トラックまで
の距離が1/2トラック減少したと認識し、MPU 1
2のROM内の次データをロードし基準速度V1を更新
する。そしてその新データが前記DAC24を介して加
算点Sに印加される。従って基準速度V1は前記パルス
TCに同期して変化する。
【0029】前記ROM内のデータは光スポットのトラ
ックに対する径方向の相対速度の制御目標値として機能
し、その値は、目標トラックまでの残りの距離がトラッ
ク誤差信号TEのゼロクロスを用いて分割され、この分
割された各領域での速度のデータとして使われている。
その値は残りトラックの減少に応じて減少し、残りトラ
ックがゼロで前記相対速度は略ゼロになっている。この
基準速度データは予め用意されているものである。
【0030】トラッキング駆動回路5の入力に接続され
たスイッチ15の出力端子51から供給されるトラッキ
ング駆動信号TDにより、光スポットのトラックに対す
るディスク径方向の速度は、図3に示すTAの領域では
加速され、TBの領域では減速され、前記基準信号V1
に追従するように動作する。光スポットが目標トラック
の1/2トラック手前に到達して所定時間te経過後
に、MPU12からの切り換え信号C1により、スイッ
チ15の端子51の接続が端子53側から端子52側へ
切り替えられ、トラッキング制御に切り替わる。従って
前記相対速度V2がゼロに近い所定値(略ゼロ)になっ
た状態でトラッキング制御に切り替わりトラッキング制
御は安定にかかる。
【0031】本発明のアクセス制御装置では、アクチュ
エータによるトラックシーク時のトラック誤差信号の周
波数を電圧に変換し、これを光スポットのトラックに対
する相対速度V2とし、MPUより出力される目標トラ
ックまでの残りトラックに応じて減少する基準速度V1
と前記相対速度V2の差がとられ、これをトラッキング
駆動回路5の制御信号TDとしている。これによれば、
光スポットが目標トラックに到達したときに前記相対速
度は常に0に近い一定の速度になっており、速度制御か
らトラッキング制御へ切り替わった後のトラッキングが
安定する。以上光ディスク装置を例にして、本発明の説
明をしたが、光ディスクに限定されるものではなく、磁
気ディスク装置に於いても本発明は有効である。
【0032】
【発明の効果】本発明のアクセス制御装置によれば、W
O CD−ROMの末記録領域のような再生RF信号が
得られないディスク、或いはトラック誤差信号と90゜
の位相差を持つ信号の得られないディスクに於いて、ト
ラッキング制御開始時のトラッキング引き込みの安定性
を向上し、トラックの相対速度が低下するまで回転待ち
する必要がないのでアクセスタイムが短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案のアクセス制御装置の機構及び回路構成を
示す図である。
【図2】本案のアクセス制御装置の要部のブロック図で
ある。
【図3】トラッキング移行時の各部の信号波形を示す図
である。
【図4】従来のアクセス制御装置の第1の例を示す図で
ある。
【図5】従来の第2例に於けるトラック誤差信号を示す
図である。
【図6】トラック誤差信号の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 相対速度検出回路 2 光ピックアップ(記録再生ヘッド) 3 トラッキングアクチュエータ 3L 対物レンズ 4 トラック誤差検出回路 5 トラッキング駆動回路 6 レンズ位置センサ 8 スライダ速度制御回路 9 スライダ駆動回路 10 光ディスク(情報記録ディスク媒体) 11 トラックカウント回路 12 マイクロプロセッサ 13 トラッキング制御回路13A トラックジャン
プ制御回路 13B ブレーキ回路 14 スライダノーマル制御回路 17 スライダ位置制御回路 18 スライダ 19 レール 20 リニアエンコーダ 21 粗動モータ 22 RF検出回路 23 フォトダイオード 24 デジタル/アナログ変換器(DAC) S 加算点 VC 相対速度制御部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同心円状又はスパイラル状の情報記録用ト
    ラックを有する情報記録ディスク媒体を使用し、前記デ
    ィスク媒体上で情報の記録再生を行う記録再生ヘッド
    と、前記記録再生ヘッドの記録再生位置がトラックに追
    従するよう制御するトラッキングアクチュエータと、前
    記記録再生位置のトラック中心からのずれを検出するト
    ラック誤差検出回路と、前記トラッキングアクチュエー
    タを駆動するトラッキング駆動回路とを備えたディスク
    装置に使用され、前記記録再生ヘッドを所要のトラック
    へ移動させるアクセス制御装置に於いて、前記記録再生
    位置の前記トラックに対する相対速度を検出する相対速
    度検出回路と、前記相対速度の基準値として目標トラッ
    クと現在のトラックとの距離に応じた値を出力する基準
    速度信号発生手段と、シーク制御からトラッキング制御
    への移行時に前記相対速度検出回路の出力と前記基準速
    度信号の差に応じて制御された後に前記トラック誤差信
    号に応じて制御されるようにしたトラッキング駆動回路
    とを有することを特徴とするアクセス制御装置。
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