JPH11249762A - マイクロプロセッサ装置 - Google Patents

マイクロプロセッサ装置

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Publication number
JPH11249762A
JPH11249762A JP10054582A JP5458298A JPH11249762A JP H11249762 A JPH11249762 A JP H11249762A JP 10054582 A JP10054582 A JP 10054582A JP 5458298 A JP5458298 A JP 5458298A JP H11249762 A JPH11249762 A JP H11249762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reset
voltage
microprocessor
time constant
self
Prior art date
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Pending
Application number
JP10054582A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kaneko
泰士 金子
Kazunari Tanaka
和成 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by NEC Home Electronics Ltd, Nippon Electric Co Ltd filed Critical NEC Home Electronics Ltd
Priority to JP10054582A priority Critical patent/JPH11249762A/ja
Publication of JPH11249762A publication Critical patent/JPH11249762A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自己リセット時にマイクロプロセッサが内蔵
メモリを確実に書き換えられるようにする。 【解決手段】 マイクロプロセッサ2が出力する自己リ
セット信号によりトリガされる時定数回路3が、所定の
時定数に従って端子電圧Vcを変化させるとともに、自
己リセット信号を帰還されてリセットされたマイクロプ
ロセッサ2の該リセット時点で端子電圧Vcの変化極性
を切り換えるようにし、ヒステリシス差ΔVhをもった
一対のしきい値電圧を有するヒステリシス付きコンパレ
ータ12が、時定数回路3の端子電圧Vcを変化極性に
対応するしきい値電圧VU,VLをもってしきい値判別
し、時間的に相い前後する一対のしきい値判別出力に挟
まれた期間をリセット期間とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自己リセット時に
マイクロプロセッサが内蔵メモリを確実に書き換えられ
るようにしたマイクロプロセッサ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のマイクロプロセッサ装置
の一例を示す概略回路構成図である。同図に示したマイ
クロプロセッサ装置1は、フラッシュROMを内蔵する
マイクロプロセッサ2が自己リセットと合わせ内蔵メモ
リの書き換えを行う構成になっている。マイクロプロセ
ッサ2の自己リセット信号出力端子2aは、プルアップ
抵抗Rpを介して電源Vccに吊られており、通常はハ
イレベルに保たれる。また、この自己リセット信号出力
端子2aには、電流制限抵抗Rrを介して電流作動型ス
イッチであるPNPトランジスタQ1のベースが接続し
てある。このトランジスタQ1は、エミッタが接地さ
れ、コレクタに時定数回路3とヒステリシスをもたない
コンパレータ4が接続してあり、コンパレータ4のしき
い値判別出力がマイクロプロセッサ2のリセット信号入
力端子2bに供給されるようになっている。時定数回路
3は、トランジスタQ1のエミッタと電源Vccの間に
分圧抵抗Rc,Rdを接続し、分圧抵抗Rc,Rdの接
続点とグラウンドとの間にコンデンサCを接続して構成
してある。コンパレータ4は、予め設定された基準電圧
Vrを基準に時定数回路3の端子電圧Vcをしきい値判
別し、ハイレベルのリセット信号をマイクロプロセッサ
2のリセット信号入力端子2bに供給する。
【0003】2cは、メモリ書き込み用電圧入力端子で
あり、電源Vccにコレクタが接続されたNPNトラン
ジスタQ2のエミッタが接続されており、トランジスタ
Q2が導通したときにメモリ書き込み用電圧Vppを供
給されて内蔵メモリの書き換えを可能にする。トランジ
スタQ2は、コレクタが電源Vccに接続され、ベース
がマイクロプロセッサ2の自己リセット信号出力端子2
aに接続されている。このため、マイクロプロセッサ2
の自己リセット信号出力端子2aの電圧がロウレベルか
らハイレベルに変化する立ち上がり電圧によりトリガさ
れ、内蔵メモリ書き込み用電圧Vppをマイクロプロセ
ッサ2のメモリ書き込み用電圧端子2cに供給する。
【0004】ここで、マイクロプロセッサ2が内蔵メモ
リの記憶内容を書き換える場合、書き換え命令に従って
自己リセット信号出力端子2aからロウレベルの自己リ
セット信号が出力される。その結果、電流制限抵抗Rr
を介してトランジスタQ1のベース電流が自己リセット
信号出力端子に向けて引き込まれる。この電流の引き込
みによりトランジスタQ1が導通し、時定数回路3の端
子電圧Vcは下がり始める。時定数回路3の端子電圧V
cが、図4(B)に示すコンパレータ4のしきい値電圧
Vr以下に降圧すると、同図(C)に示したように、コ
ンパレータ4の出力電圧はそれまでのハイレベルからロ
ウレベルに切り換わり、リセット信号入力端子2bがロ
ウレベルとなり、マイクロプロセッサ2はリセットされ
る。
【0005】上記リセットによりマイクロプロセッサ2
の自己リセット信号出力端子2aの出力電圧は不定とな
るが、プルアップ抵抗Rpを介して電源Vccから電源
電圧が供給されるため、自己リセット信号出力端子2a
の出力電圧はハイレベルをとる。その結果、トランジス
タのベースQ1から流出していた引き込み電流は消滅
し、リセット開始時点t1からτ時間が経過したとき
に、時刻t2においてトランジスタQ1は遮断状態とな
る。また、トランジスタQ1の遮断と同時にトランジス
タQ2は導通するため、この導通したトランジスタQ2
を介してマイクロプロセッサ2のメモリ書き込み用電圧
入力端子2cに対しメモリ書き込み用電圧Vppが供給
され始め、メモリ書き込み用電圧入力端子2cは、図4
(D)に示したように、右肩上がりに昇圧する。
【0006】トランジスタQ1が遮断状態となった後、
自己リセット信号出力端子2aの端子電圧もハイレベル
に復帰し、同時にまた時定数回路3内のコンデンサCは
それまでの放電を停止して充電を開始する。そして、コ
ンデンサCに対する充電の進行とともに、時刻t3にお
いて時定数回路3の端子電圧Vcがコンパレータ4に設
定されたしきい値電圧Vr以上となる。その結果、自己
リセット信号入力端子2aの端子電圧はロウレベルから
ハイレベルへと復帰し、マイクロプロセッサ2に対する
リセットは解除される。この場合、時刻t1からt3ま
でのリセット期間において、メモリ書き込み用電圧Vp
pは所定電圧にまで上昇し終えており、このため内蔵メ
モリの記憶内容は十分な余裕をもって書き換えることが
でき、マイクロプロセッサ2の自己リセットに併せ内蔵
メモリの書き換えが完了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のマイクロプ
ロセッサ装置1は、自己リセット信号出力端子2aから
ロウレベルの自己リセット信号を出力したときに、電流
制限抵抗Rrによる電流制限によって流出電流が十分に
確保できないことがある。こうした場合、トランジスタ
Q1を流れるエミッタ電流が少ないために、図5(B)
に示したように、時定数回路3内のコンデンサCからの
放電の進行が遅く、時定数回路3の端子電圧Vcがコン
パレータ4のしきい値電圧Vrを割り込み、コンパレー
タ出力によってマイクロプロセッサ2に対してリセット
がかけられても、時定数回路3の端子電圧Vcが十分に
下がり切らないうちに、時定数回路3内のコンデンサC
は放電から充電に切り換わってしまう。その結果、時定
数回路3の端子電圧Vcが時刻t3においてしきい値電
圧Vrを越えるにもさほど時間がかからず、マイクロプ
ロセッサ2に対するリセット開始時刻t1に続く時刻t
2においてメモリ書き込み用電圧Vppが上昇し始めて
いるにも拘わらず、メモリ書き込み用電圧Vppが定常
電圧に達する前にリセット期間が終了してしまい、リセ
ット期間中に内蔵メモリの書き換えが完了せず、書き換
えに失敗することがある等の課題があった。
【0008】本発明は、上記課題を解決したものであ
り、マイクロプロセッサに対する十分なリセット期間を
確保し、メモリ書き込み用電圧の確実な供給を果たすこ
とで、リセット時に内蔵メモリの確実な書き換えを約束
することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、自らが出力する自己リセット信号を帰還
されてリセットされ、該リセット時点から一定のリセッ
ト期間中に外部から供給されるメモリ書き込み電圧によ
って内蔵メモリの記憶内容を書き換えるマイクロプロセ
ッサと、前記自己リセット信号によりトリガされ、所定
の時定数に従って端子電圧を変化させるとともに、前記
リセット時点で前記端子電圧の変化極性を切り換える時
定数回路と、ヒステリシス差をもった一対のしきい値電
圧を有し、前記時定数回路の端子電圧を変化極性に対応
するしきい値電圧をもってしきい値判別し、時間的に相
い前後する一対のしきい値判別出力に挟まれた期間を前
記リセット期間とするヒステリシス付きコンパレータと
を具備することを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1,
2を参照して説明する。図1は、本発明のマイクロプロ
セッサ装置の一実施形態を示す概略回路構成図、図2
は、図1に示した回路各部の信号波形図である。
【0011】図1に示すマイクロプロセッサ装置11
は、時定数回路3の端子電圧Vcをしきい値判別してリ
セット信号を出力するコンパレータ12に、ヒステリシ
ス付きコンパレータを用いた点に特徴がある。このヒス
テリシス付きコンパレータ12には、例えばC−MOS
ICが用いられ、コンパレータ出力レベルがロウから
ハイに切り換わる下限しきい値電圧VLとハイからロウ
に切り換わる上限しきい値電圧VUとの間にヒステリシ
ス差ΔVhを有するものが用いられる。すなわち、VU
−VL=ΔVhであり、時定数回路3の端子電圧Vcを
変化極性に対応するしきい値電圧VL(端子電圧下降時
のしきい値判別用),VU(端子電圧上昇時のしきい値
判別用)をもってしきい値判別し、時間的に相い前後す
る一対のしきい値判別出力に挟まれた期間をリセット期
間とする。
【0012】ここで、マイクロプロセッサ2が自己リセ
ット信号出力端子2aから自己リセット信号を出力し、
時定数回路3の端子電圧Vcが降下し始めると、まず端
子電圧Vcがコンパレータ12の下限しきい値電圧VL
以下になった時点t1で、図2(A)に示したように、
マイクロプロセッサ2に対してリセットがかかる。さら
に、リセット後τ時間後に、時刻t2において時定数回
路3の端子電圧Vcは、降下から上昇に転ずる。この場
合、従来のヒステリシスをもたないコンパレータ4を用
いた回路と異なり、端子電圧Vcが下限しきい値電圧V
Lを越えても、コンパレータ出力はロウレベルからハイ
レベルに切り換わることはない。
【0013】何故なら、コンパレータ12の入力電圧が
上限しきい値電圧VUを越えるまでは、コンパレータ出
力レベルが切り換わることはないからである。すなわ
ち、コンパレータ出力がロウレベルからハイレベルに切
り換わるのは、時定数回路3の端子電圧Vcが下限しき
い値電圧VLからさらにヒステリシス電圧ΔVhだけ余
計に昇圧するのを待つ必要があり、端子電圧Vcが上限
しきい値電圧VUを越えるまでの時間、換言すればリセ
ット期間は十分に確保される。従って、メモリ書き込み
用電圧Vppが定常電圧に達する前にリセット期間が終
了してしまうといったことはなく、十分余裕をもって確
保されたリセット期間中に内蔵メモリの書き換えを完了
し、確実な書き換えを約束することができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マイクロプロセッサが出力する自己リセット信号により
トリガされる時定数回路が、所定の時定数に従って端子
電圧を変化させるとともに、自己リセット信号を帰還さ
れてリセットされたマイクロプロセッサの該リセット時
点で端子電圧の変化極性を切り換えるようにし、ヒステ
リシス差をもった一対のしきい値電圧を有するヒステリ
シス付きコンパレータが、時定数回路の端子電圧を変化
極性に対応するしきい値電圧をもってしきい値判別し、
時間的に相い前後する一対のしきい値判別出力に挟まれ
た期間をリセット期間とすることで、マイクロプロセッ
サがこのリセット期間中に外部から供給されるメモリ書
き込み電圧によって内蔵メモリの記憶内容を書き換える
構成としたから、コンパレータの一対のしきい値判別出
力に挟まれたリセット期間を十分に確保することがで
き、これにより例えばしきい値が単一のコンパレータを
用いる従来装置のように、リセット期間は十分に確保で
きず、メモリ書き込み用電圧が定常電圧に達する前にリ
セット期間が終了してしまうといったことはなく、十分
余裕をもって確保されたリセット期間中に内蔵メモリの
書き換えを完了し、確実な書き換えを約束することがで
きる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマイクロプロセッサ装置の一実施形態
を示す回路構成図である。
【図2】図1に示した回路各部の信号波形図である。
【図3】従来のマイクロプロセッサ装置の一例を示す回
路構成図である。
【図4】図3に示した回路各部の信号波形図である。
【図5】電流制限抵抗を絞ったときの図3に示した回路
各部の信号波形図である。
【符号の説明】
2 マイクロプロセッサ 3 時定数回路 11 マイクロプロセッサ装置 12 ヒステリシス付きコンパレータ Q1,Q2 トランジスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自らが出力する自己リセット信号を帰還
    されてリセットされ、該リセット時点から一定のリセッ
    ト期間中に外部から供給されるメモリ書き込み電圧によ
    って内蔵メモリの記憶内容を書き換えるマイクロプロセ
    ッサと、前記自己リセット信号によりトリガされ、所定
    の時定数に従って端子電圧を変化させるとともに、前記
    リセット時点で前記端子電圧の変化極性を切り換える時
    定数回路と、ヒステリシス差をもった一対のしきい値電
    圧を有し、前記時定数回路の端子電圧を変化極性に対応
    するしきい値電圧をもってしきい値判別し、時間的に相
    い前後する一対のしきい値判別出力に挟まれた期間を前
    記リセット期間とするヒステリシス付きコンパレータと
    を具備することを特徴とするマイクロプロセッサ装置。
JP10054582A 1998-03-06 1998-03-06 マイクロプロセッサ装置 Pending JPH11249762A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010106168A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Nippon Shokubai Co Ltd 制振材用エマルション及び制振材配合物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010106168A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Nippon Shokubai Co Ltd 制振材用エマルション及び制振材配合物

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040518