JPH11249234A - 投射型映像表示装置 - Google Patents

投射型映像表示装置

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JPH11249234A
JPH11249234A JP10047643A JP4764398A JPH11249234A JP H11249234 A JPH11249234 A JP H11249234A JP 10047643 A JP10047643 A JP 10047643A JP 4764398 A JP4764398 A JP 4764398A JP H11249234 A JPH11249234 A JP H11249234A
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angle
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満夫 大久保
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3141Constructional details thereof
    • H04N9/3147Multi-projection systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/74Projection arrangements for image reproduction, e.g. using eidophor
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  • Projection Apparatus (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寸法が短い投射型映像表示装置を得る。 【解決手段】 本発明の投射型映像表示装置は、スクリ
ーン3に表示されるべき映像を投射する投射ユニット2
と、投射ユニット2を、投射ユニット2の下面側で支持
せず、横面側で支持し、投射ユニット2からスクリーン
3に投射される映像の画角を補正する画角補正機構5と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投射ユニットが出
力する映像を、スクリーンにこの背面から投射すること
によって映像を表示することができる投射型映像表示装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来のマルチプロジェクタを側
面から観た内観図である。ここで説明しているマルチプ
ロジェクタとは、投射型映像表示装置(リア投射型ビデ
オプロジェクタ)を上下左右に積み重ねることによっ
て、一つの大画面を表示させるものである。図10で
は、従来の投射型映像表示装置300を2つ上下に積み
重ねた場合を示している。図10において、13はキャ
ビネット(投射型映像表示装置本体)、2はキャビネッ
ト13内の後方に設けられ、出力映像を前方へ投射する
投射ユニット、3はキャビネット13の前面に設けられ
たスクリーン、50は投射ユニット2をキャビネット1
3の下面側において支持し、投射ユニット2の向きを調
節することによって投射ユニット2からスクリーン3に
投射される映像の画角を補正する画角補正機構(画角補
正機構装置)である。
【0003】図10に示すように、スクリーン3の背面
から直接映像を投射したのでは投射型映像表示装置の前
後方向Xの寸法が長くなる。そこで、前後方向Xの寸法
を短くするために考え出された投射型映像表示装置20
0を図11に示す。図11において、12はキャビネッ
ト(投射型映像表示装置本体)であり、投射ユニット
2、スクリーン3及び画角補正機構50は図10に示す
ものと全く同じである。
【0004】投射型映像表示装置200では、投射ユニ
ット2は出力映像を上方へ投射するようにキャビネット
12内の下方に設けられ、スクリーン3はキャビネット
12の上方の前面に設けられている。そして、反射ミラ
ー4がキャビネット12内の上方に新たに追加され、出
力映像を受けて、これをスクリーン3へ反射する。画角
補正機構50は図10に示すものと同様に投射ユニット
2をキャビネット12の下面側において支持する。
【0005】図12〜図14はスクリーン3に映った映
像を示す概念図であって、映像がスクリーン3に対して
ずれを起こした場合を示す。スクリーン3上のずれには
上下、左右、傾き、投射倍率、縦台形歪み、横台形歪み
という6種類のずれ、もしくはそれらの組み合わせによ
るずれがある。図12において51aはスクリーン3に
対して投射倍率が不正な映像である。51bはスクリー
ン3に対して傾いた映像である。51cはスクリーン3
に対して上下左右位置が不正な映像である。図13にお
いて51dは縦台形歪みが生じている場合の映像であ
る。図14において51eは横台形歪みが生じている場
合の映像である。
【0006】従来では、投射ユニット2には、スクリー
ン3上のずれを電気回路で補正しやすいブラウン管が適
用されることが主流であったが、近年では、映像のデジ
タル化の流れから、液晶デバイスやデジタルミラーデバ
イス(DMD)が適用されることが主流になりつつあ
る。これらは光路を電気的に補正できないため、投射ユ
ニット2では画角補正機構50が必須になっている。
【0007】図15は従来の画角補正機構50を示す外
観図である。図15において、50aは上下方向Yに移
動可能な上下移動板、50bは上下方向Yから眺めて回
転可能な水平回転移動板、50cは前後方向Xから眺め
て傾斜可能な左右傾斜移動板、50dは左右方向Zから
眺めて傾斜可能な前後傾斜移動板、50eは前後方向X
に移動可能な前後移動板、50fは左右方向Zに移動可
能な左右移動板である。
【0008】次に投射型映像表示装置200の動作につ
いて図11〜図15を用いて説明する。投射ユニット2
から投射された映像は反射ミラー4で反射されてスクリ
ーン3に映し出される。上下移動板50aを上下方向Y
に移動させることによって、スクリーン3上に映し出さ
れる映像51aを投射倍率について補正できる。水平回
転移動板50bを回転させることによって、スクリーン
3上に映し出される映像51bを傾きについて補正でき
る。左右傾斜移動板50cを傾斜させるとスクリーン3
上に映し出される映像51eを横台形歪みについて補正
できる。前後傾斜移動板50dを傾斜させるとスクリー
ン3上に映し出される映像51dを縦台形歪みについて
補正できる。前後移動板50e及び左右移動板50fを
それぞれ前後方向X及び左右方向Zに移動させるとスク
リーン3上に映し出される映像51cを上下左右位置に
ついて補正できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、図11
に示す従来の投射型映像表示装置200では、画角補正
機構50は、6枚もの移動板を含むため、上下方向Yの
寸法が長い。したがって、画角補正機構50を投射ユニ
ット2の下面側に納めようとすると、キャビネット12
の外形を下側に広げるなければならないため、ビデオプ
ロジェクタ本体の小型化が困難になるという問題点があ
った。
【0010】特にマルチプロジェクタでは、図11に示
すようにキャビネット12の下方に突出した突出部12
1が真下の投射型映像表示装置200に入り込むように
構成されている。真下の投射型映像表示装置200内に
は反射ミラー4がある。したがって、突出部121を下
側に広げようとすると、真下の投射型映像表示装置20
0内の反射ミラー4に沿って広げなければならず、その
結果、真上の投射型映像表示装置200の前後方向Xの
寸法を長くしなければならない。
【0011】この発明はこのような問題点を解消するた
めになされたのもので、前後方向の寸法が短い投射型映
像表示装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
課題解決手段は、スクリーンに表示されるべき映像を投
射する投射ユニットと、前記投射ユニットを、当該投射
ユニットの下面側で支持せず、横面側で支持し、当該投
射ユニットから前記スクリーンに投射される映像の画角
を補正する画角補正機構とを備える。
【0013】本発明の請求項2に係る課題解決手段にお
いて、前記画角補正機構は、前記投射ユニットの横面に
対向する側面、及び上面を含む機構本体と、前記横面及
び上面に設けられ、前記画角を補正するために前記投射
ユニットの向きを設定する向き設定部とを備える。
【0014】本発明の請求項3に係る課題解決手段にお
いて、前記機構本体は複数の移動板を備え、前記向き設
定部は前記複数の移動板間を位置調整自在に連結する連
結手段を含む。
【0015】本発明の請求項4に係る課題解決手段にお
いて、前記連結手段は、付勢手段の付勢力により前記移
動板を位置調整自在に挟み込む挟み機構を備える。
【0016】本発明の請求項5に係る課題解決手段にお
いて、前記連結手段は、くさびの嵌合力により前記移動
板を位置調整自在に嵌合係止するくさび機構を備える。
【0017】本発明の請求項6に係る課題解決手段にお
いて、前記連結手段は、リンクボールのリンク力により
前記移動板を位置調整自在に支持するリンクボール機構
を備える。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の原
理を説明するための図であって、図10に示す投射型映
像表示装置300内のスクリーン3及び投射ユニット2
と、図11に示す投射型映像表示装置200内のスクリ
ーン3、投射ユニット2及び反射ミラー4を重ね合わせ
たものを示す。
【0019】図1に示すように、反射ミラー4は単に出
力映像の向きを上下方向Yから前後方向Xへ変換してい
るだけである。投射ユニット2からスクリーン3までの
光が伝搬する距離をL3とし、投射ユニット2から反射
ミラー4までの光が伝搬する距離をL1とし、反射ミラ
ー4表面からスクリーン3までの光が伝搬する距離をL
2とする。この場合、 L3=L1+L2 … (式1) という関係が成り立つ。
【0020】投射型映像表示装置の前後方向Xの寸法を
短くしようとすれば、距離L2を短くすればよい。距離
L2を短くするためには距離L1を長くすればよい。
【0021】そこで、従来では図11に示すように画角
補正機構50が投射ユニット2の下面側を支持していた
が、本発明では、図2に示すように、画角補正機構5
(画角補正機構装置)は投射ユニット2の下面側を支持
せず、横面側を支持する。図11及び図2に示すそれぞ
れの投射ユニット2、スクリーン3及び反射ミラー4は
全く同じものである。また、図2において、11はキャ
ビネット(投射型映像表示装置本体)、111はキャビ
ネット11の下方に突出した突出部、112は内部を観
るための蓋112である。
【0022】キャビネット11の底部は、図2に示すよ
うに、階段形状になっている。この階段形状は、投射ユ
ニット2の横面に対向する側面及び上面によって構成さ
れる。画角補正機構5は、画角を補正するために投射ユ
ニット2の向きを設定する向き設定部5aと、キャビネ
ット11の底部の階段形状の部分を含む機構本体とを含
む。
【0023】実施の形態1による効果は次の通りであ
る。すなわち、図2に示す投射型映像表示装置100で
は、画角補正機構5が投射ユニット2の下面側を支持せ
ず、横面側を支持しているため、投射ユニット2をさら
に下方へ位置させることができ、図11に示す投射型映
像表示装置200と比較して距離L1を長くできる。距
離L1が長くなれば、距離L2が短くなるため、投射型
映像表示装置の前後方向Xの寸法を短くすることができ
る。図2に示す投射型映像表示装置100では、図11
に示す投射型映像表示装置200と比較して、上下方向
Yの寸法は同じであるが、前後方向Xの寸法が短い。
【0024】また、投射ユニット2の下面側からでな
く、横面側及び上面側から投射ユニットの向きを設定で
きるため、画角の補正が容易になる。
【0025】実施の形態2.図2に示す画角補正機構5
として、従来の画角補正機構50と同様の構造を採用す
ると、画角補正機構5の寸法が長くなるため、キャビネ
ット11の前後方向Xの寸法が長くなる。
【0026】図3は本発明の実施の形態2における投射
型映像表示装置の画角補正機構5を示す外観図である。
また、図3に示す画角補正機構5の左右方向Zから眺め
た断面を、図4に示す。図3及び図4において、56は
キャビネット11に対向し、投射ユニットを直接的に搭
載し、少なくとも3つの前後方向貫通穴562が設けら
れた移動板、52はキャビネット11に対向し、投射ユ
ニット2を間接的に搭載する移動板、54はキャビネッ
ト11に対向し、投射ユニット2を間接的に搭載し、上
下方向貫通穴542が設けられた移動板、51はキャビ
ネット11側に接続された一端、投射ユニット2側に接
続された他端をそれぞれ有する伸縮自在の少なくとも3
つの前後方向伸縮体(連結手段)、53はキャビネット
11側に接続された一端、投射ユニット2側に接続され
た他端をそれぞれ有する伸縮自在の少なくとも2つの上
下方向伸縮体(連結手段)である。移動板52,54,
56は画角補正機構5の機構本体に含まれる。
【0027】移動板52は、当該移動板52の一部であ
って、キャビネット11の底面と対向する突起部521
を有する。突起部521には少なくとも2つの上下方向
貫通穴522が設けられている。
【0028】前後方向伸縮体51は前後方向コイルバネ
511及び前後方向ネジ512は前後方向伸縮体51を
構成する。前後方向ネジ512は前後方向貫通穴562
及び前後方向コイルバネ511を貫通して移動板52に
ねじこまれる。前後方向ネジ512は所定方向に回すと
移動板52に入っていき、反対方向に回すと移動板52
から出る。前後方向コイルバネ511は適度な強度で移
動板52と移動板56との間を押し広げる。よって、前
後方向伸縮体51は、長さの調節が可能であり、移動板
56を移動板52に自在な間隔で連結する。3つの前後
方向伸縮体51の長さを調節することによって、投射ユ
ニット2を上下方向Yから眺めて略回転させたり前後方
向Xに移動させたり左右方向Zから眺めて傾斜させたり
できる。
【0029】上下方向コイルバネ531及び上下方向ネ
ジ532は上下方向伸縮体53を構成する。上下方向ネ
ジ532は上下方向貫通穴522及び上下方向コイルバ
ネ531を貫通して移動板54にねじこまれる。上下方
向ネジ532は所定方向に回すと移動板54に入ってい
き、反対方向に回すと移動板54から出る。上下方向コ
イルバネ531は適度な強度で移動板54と突起部52
1との間を押し広げる。よって、上下方向伸縮体53
は、長さの調節が可能であり、突起部521を移動板5
4に自在な間隔で連結する。2つの上下方向伸縮体53
の長さを調節することによって、投射ユニット2を上下
方向Yに移動させたり前後方向Xから眺めて傾斜させた
りできる。
【0030】移動板54には2つの上下方向貫通穴54
2が設けられている。上下方向ネジ552は上下方向貫
通穴542を貫通してキャビネット11にねじこまれ
る。上下方向ネジ552は所定方向に回すとキャビネッ
ト11に入っていき、反対方向に回すとキャビネット1
1から出る。上下方向貫通穴542は左右方向Zに長
い。よって、上下方向ネジ552を所定方向に回せば移
動板54をキャビネット11に固定でき、上下方向ネジ
552を反対方向に回せば、移動板54を左右方向Zに
動かすことができる。
【0031】以上のように、連結手段(前後方向伸縮体
51及び上下方向伸縮体53)は移動板間を位置調整自
在に連結する。
【0032】実施の形態2による効果は次の通りであ
る。すなわち、画角補正機構5は移動板が3つのため、
従来の画角補正機構50と比較して前後方向Xの寸法を
短くできる。よって、キャビネット11の前後方向Xの
寸法が長くなることを防ぐことができる。
【0033】また、画角補正機構5は、従来の画角補正
機構50と比較して、移動板が少ない等、部品点数が少
ないため、安価にすることができる。
【0034】また、画角補正機構5は従来の画角補正機
構50と同様に上下方向Yに移動可能、上下方向Yから
眺めて略回転可能、前後方向Xから眺めて傾斜可能、左
右方向Zから眺めて傾斜可能、前後方向Xに移動可能、
左右方向Zに移動可能である。よって、画角補正機構5
は従来の技術で説明した6種類のずれ若しくはそれらの
組み合わせによるずれを従来の画角補正機構50と同様
に補正できる。
【0035】また、マルチプロジェクタは投射型映像表
示装置を上下左右に積み重ねるため、投射型映像表示装
置の内部を観るための蓋112は図2のように投射型映
像表示装置100の背後にしか設けることができない。
この蓋112を開けて覗くと、前後方向ネジ512の頂
部が正面に見え、また、上下方向ネジ532の頂部が投
射ユニット2越しに、投射ユニット2上方に見えてい
る。したがって、前後方向ネジ512及び上下方向ネジ
532をドライバーで回すことが容易に行える。
【0036】実施の形態3.図5は本発明の実施の形態
3における投射型映像表示装置の画角補正機構5を示す
外観図である。また、図5に示す画角補正機構5の前後
方向Xから眺めた断面を、図6に示す。図5及び図6に
おいて、57はキャビネット11の底面上に設けられ、
突起部521を挟んでキャビネット11に固定する挟み
機構、573はキャビネット11の底面上に固定された
挟み機構本体、571は突起部521を上方へ押し上げ
るための上下方向板バネ、572は突起部521を下方
へ押し下げるための上下方向ネジ、その他の符号は図3
及び図4中の符号に対応している。上下方向板バネ57
1、上下方向ネジ572及び挟み機構本体573は挟み
機構57を構成し、挟み機構57は連結手段に含まれ
る。
【0037】上下方向ネジ572は挟み機構本体573
を貫通する。上下方向ネジ572は所定方向に回すと挟
み機構本体573に入っていき突起部521を押し下
げ、反対方向に回すと挟み機構本体573から出る。上
下方向板バネ571は適度な強度で突起部521を上方
へ押し上げる。よって、挟み機構57は突起部521を
挟み込み、突起部521をキャビネット11に自在な間
隔で連結する。したがって、上下方向ネジ572を所定
方向に回せば突起部521をキャビネット11に固定で
き、上下方向ネジ572を反対方向に回して移動板52
を例えば左右方向Zに動かすことができる。また、2つ
の上下方向ネジ572を回すことによって、投射ユニッ
ト2を上下方向Yに移動させたり前後方向Xから眺めて
傾斜させたりできる。
【0038】また、実施の形態2で説明したように、3
つの前後方向伸縮体51の長さを調節することによっ
て、投射ユニット2を上下方向Yから眺めて略回転させ
たり前後方向Xに移動させたり左右方向Zから眺めて傾
斜させたりできる。
【0039】以上のように、挟み機構57は付勢手段
(上下方向板バネ571)の付勢力により移動板を位置
調整自在に挟み込む。
【0040】実施の形態3による効果は次の通りであ
る。すなわち、画角補正機構5は移動板が2つのため、
従来の画角補正機構50と比較して前後方向Xの寸法を
短くできる。よって、キャビネット11の前後方向Xの
寸法が長くなることを防ぐことができる。
【0041】また、実施の形態3では、実施の形態2と
比較して、移動板54がない分だけ、投射ユニット2を
キャビネット11の下方へ位置させることができるた
め、さらに投射型映像表示装置100の投射型映像表示
装置の前後方向Xの寸法を短くすることができる。
【0042】また、画角補正機構5は、従来の画角補正
機構50と比較して、移動板が少ない等、部品点数が少
ないため、安価にすることができる。
【0043】また、画角補正機構5は従来の画角補正機
構50と同様に上下方向Yに移動可能、上下方向Yから
眺めて略回転可能、前後方向Xから眺めて傾斜可能、左
右方向Zから眺めて傾斜可能、前後方向Xに移動可能、
左右方向Zに移動可能である。よって、画角補正機構5
は従来の技術で説明した6種類のずれ若しくはそれらの
組み合わせによるずれを従来の画角補正機構50と同様
に補正できる。
【0044】また、マルチプロジェクタは投射型映像表
示装置を上下左右に積み重ねるため、投射型映像表示装
置の内部を観るための蓋112は図2のように投射型映
像表示装置100の背後にしか設けることができない。
この蓋112を開けて覗くと、前後方向ネジ512の頂
部が正面に見え、また、上下方向ネジ572の頂部が投
射ユニット2越しに、投射ユニット2上方に見えてい
る。したがって、前後方向ネジ512及び上下方向ネジ
572をドライバーで回すことが容易に行える。
【0045】実施の形態4.図7は本発明の実施の形態
2における投射型映像表示装置の画角補正機構5を示す
外観図である。図7において、58はキャビネット11
と突起部521との間に突起部521の左右方向Zの両
側からそれぞれ三角状のくさび581を自在に差し込め
るくさび機構、583はキャビネット11の底面に固定
されたくさび機構本体、582はくさび581を左右方
向Zへ移動させる左右方向ネジ、5211は突起部52
1に設けられ、移動板52が突出部111の底面へ落下
するのを防止するためのストッパー、その他の符号は図
3中の符号に対応している。くさび581、左右方向ネ
ジ582及びくさび機構本体583はくさび機構58を
構成し、くさび機構58は連結手段に含まれる。
【0046】左右方向ネジ582はくさび機構本体58
3を貫通する。左右方向ネジ582は所定方向に回すと
くさび機構本体583に入っていきくさび581がキャ
ビネット11の底面と突起部521との間に差し込まれ
ていき、反対方向に回すとくさび581がキャビネット
11の底面と突起部521との間から引き抜かれる。
【0047】2つのくさび581がキャビネット11の
底面と突起部521との間に差し込まれていくと投射ユ
ニット2は上下方向Yに移動する。
【0048】また、2つの左右方向ネジ582のうちど
ちらか一方を所定方向に回し、他方を反対方向に回し
て、両方のくさび581を右あるいは左へ移動させれ
ば、投射ユニット2を左右方向Zに動かすことができ
る。
【0049】さらには、2つの左右方向ネジ582のう
ちの一方を回すことによって投射ユニット2を前後方向
Xから眺めて傾斜させることもできる。
【0050】また、実施の形態2で説明したように、3
つの前後方向伸縮体51の長さを調節することによっ
て、投射ユニット2を上下方向Yから眺めて略回転させ
たり前後方向Xに移動させたり左右方向Zから眺めて傾
斜させたりできる。
【0051】以上のように、くさび機構58はくさび5
81の嵌合力により移動板を位置調整自在に嵌合係止す
る。
【0052】実施の形態4による効果は次の通りであ
る。すなわち、画角補正機構5は移動板が2つのため、
従来の画角補正機構50と比較して前後方向Xの寸法を
短くできる。よって、キャビネット11の前後方向Xの
寸法が長くなることを防ぐことができる。
【0053】また、実施の形態4では、実施の形態2と
比較して、移動板54がない分だけ、投射ユニット2を
キャビネット11の下方へ位置させることができるた
め、さらに投射型映像表示装置100の投射型映像表示
装置の前後方向Xの寸法を短くすることができる。
【0054】また、画角補正機構5は、従来の画角補正
機構50と比較して、移動板が少ない等、部品点数が少
ないため、安価にすることができる。
【0055】また、画角補正機構5は従来の画角補正機
構50と同様に上下方向Yに移動可能、上下方向Yから
眺めて略回転可能、前後方向Xから眺めて傾斜可能、左
右方向Zから眺めて傾斜可能、前後方向Xに移動可能、
左右方向Zに移動可能である。よって、画角補正機構5
は従来の技術で説明した6種類のずれ若しくはそれらの
組み合わせによるずれを補正できる。
【0056】また、マルチプロジェクタは投射型映像表
示装置を上下左右に積み重ねるため、投射型映像表示装
置の内部を観るための蓋112は図2のように投射型映
像表示装置100の背後にしか設けることができない。
この蓋112を開けて覗くと、前後方向ネジ512の頂
部が正面に見え、また、左右方向ネジ582の頂部が投
射ユニット2越しに、投射ユニット2上方に見えてい
る。したがって、前後方向ネジ512をドライバーで、
左右方向ネジ582は素手で回すことが容易に行える。
【0057】また、くさび581を用いて突起部521
を支えるため、実施の形態2及び3と比較して、投射ユ
ニット2を支えるのに充分な安定性を確保することがで
きるので、投射ユニット2が重い場合は特に有効であ
る。
【0058】実施の形態5.図8は本発明の実施の形態
5における投射型映像表示装置の画角補正機構5を示す
外観図である。図8における各符号は、図3中の各符号
に対応している。
【0059】図8に示す画角補正機構5の左右方向Zか
ら眺めた断面を、図9に示す。図9において、59はキ
ャビネット11に接続された一端、突起部521に接続
された他端を有するリンクボール機構、591はキャビ
ネット11の底面に接続された一端、突起部521に接
続された他端を有するリンクボール部材、592はキャ
ビネット11に設けられたキャビネット11の一端を受
けるリンクボール受け、その他の符号は図3中の符号に
対応している。リンクボール部材591及びリンクボー
ル受け592はリンクボール機構59を構成し、リンク
ボール機構59は連結手段に含まれる。
【0060】リンクボール受け592にはリンクボール
部材59がはめ込まれる。リンクボール受け592にお
けるキャビネット11とリンクボール部材59との摩擦
は適度にあり、リンクボール部材591は適度な強度で
キャビネット11に固定される。リンクボール受け59
2と接続されているリンクボール部材59の一端を中心
として、突起部521は自在に移動できる。よって、投
射ユニット2を上下方向Yから眺めて回転させたり前後
方向Xに移動させたり左右方向Zから眺めて傾斜させた
りできる。
【0061】また、実施の形態2で説明したように、3
つの前後方向伸縮体51の長さを調節することによっ
て、投射ユニット2を上下方向Yから眺めて略回転させ
たり前後方向Xに移動させたり左右方向Zから眺めて傾
斜させたりできる。さらに、上下方向ネジ552によっ
て、投射ユニット2を左右方向Zに移動することができ
る。
【0062】以上のように、リンクボール機構59はリ
ンクボールのリンク力により移動板を位置調整自在に支
持する。
【0063】実施の形態5による効果は次の通りであ
る。すなわち、画角補正機構5は移動板が2つのため、
従来の画角補正機構50と比較して前後方向Xの寸法を
短くできる。よって、キャビネット11の前後方向Xの
寸法が長くなることを防ぐことができる。
【0064】また、実施の形態5では、実施の形態2と
比較して、移動板54がない分だけ、投射ユニット2を
キャビネット11の下方へ位置させることができるた
め、さらに投射型映像表示装置100の投射型映像表示
装置の前後方向Xの寸法を短くすることができる。
【0065】また、画角補正機構5は、従来の画角補正
機構50と比較して、移動板が少ない等、部品点数が少
ないため、安価にすることができる。実施の形態5で
は、突起部521はキャビネット11に一点で支えられ
ているため、実施の形態2〜4と比較して非常に構成が
簡単である。
【0066】また、画角補正機構5は上下方向Yから眺
めて回転可能、前後方向Xから眺めて傾斜可能、左右方
向Zから眺めて傾斜可能、前後方向Xに移動可能、左右
方向Zに移動可能である。よって、上下、左右、傾き、
縦台形歪み、横台形歪みという従来の技術で説明した5
種類のずれ、もしくはそれらの組み合わせによるずれを
補正できる。
【0067】また、マルチプロジェクタは投射型映像表
示装置を上下左右に積み重ねるため、投射型映像表示装
置の内部を観るための蓋112は図2のように投射型映
像表示装置100の背後に設けられる。この蓋112を
開けて覗くと、前後方向コイルバネ511の頂部が正面
に見え、また、左右方向ネジ582の頂部が投射ユニッ
ト2越しに、投射ユニット2上方に見えている。
【0068】また、マルチプロジェクタは投射型映像表
示装置を上下左右に積み重ねるため、投射型映像表示装
置の内部を観るための蓋112は図2のように投射型映
像表示装置100の背後にしか設けることができない。
この蓋112を開けて覗くと、前後方向ネジ512の頂
部が正面に見えている。したがって、前後方向ネジ51
2をドライバーで回すことが容易に行える。また移動板
52を素手で持ってリンクボール受け592と接続され
ているリンクボール部材59の一端を中心として投射ユ
ニット2を容易に移動できる。
【0069】変形例.前後方向伸縮体51は、前後方向
コイルバネ511及び前後方向ネジ512によって構成
されるものを示したが、伸縮自在であれば他のものでよ
い。
【0070】実施の形態1〜5ではマルチプロジェクタ
に適用された投射型投影装置について説明したが、単体
で用いられる投射型投影装置に適用してもよい。
【0071】液晶デバイスやDMDのように光路を電気
的に補正できないデバイスが適用された投射ユニット2
を有する投射型映像表示装置には、画角補正機構が必要
なため特に有効である。
【0072】また、本発明では寸法が短い投射型映像表
示装置を得ることができるため、例えば監視制御室やシ
ョールーム等のような限られたスペースに大画面の映像
装置を配置しなければならない場所に適する。
【0073】
【発明の効果】本発明請求項1によると、投射ユニット
の下面側で支持せず、側面側で支持するため、投射ユニ
ットを下方へ配置することができる。これによって、投
射型映像表示装置の寸法を短くできるという効果を奏
す。
【0074】本発明請求項2によると、投射ユニットの
下面側からでなく、横面側及び上面側から投射ユニット
の向きを設定できるため、画角の補正が容易になるとい
う効果を奏す。
【0075】本発明請求項3によると、連結手段によっ
て、向き設定部を簡単な構成にすることができるという
効果を奏す。
【0076】本発明請求項4によると、挟み機構によっ
て、向き設定部を簡単な構成にすることができるという
効果を奏す。
【0077】本発明請求項5によると、くさび機構によ
って、向き設定部を簡単な構成にすることができるとい
う効果を奏す。
【0078】本発明請求項6によると、リンクボール機
構によって、向き設定部を簡単な構成にすることができ
るという効果を奏す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の投射型映像表示装置を説明するため
の概念図である。
【図2】 本発明の実施の形態1における投射型映像表
示装置を示す断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態2における投射型映像表
示装置の画角補正機構を示す外観図である。
【図4】 本発明の実施の形態2における投射型映像表
示装置の画角補正機構を示す断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態3における投射型映像表
示装置の画角補正機構を示す外観図である。
【図6】 本発明の実施の形態3における投射型映像表
示装置の画角補正機構を示す断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態4における投射型映像表
示装置の画角補正機構を示す外観図である。
【図8】 本発明の実施の形態5における投射型映像表
示装置の画角補正機構を示す外観図である。
【図9】 本発明の実施の形態5における投射型映像表
示装置の画角補正機構を示す断面図である。
【図10】 従来の投射型映像表示装置を示す断面図で
ある。
【図11】 従来の投射型映像表示装置を示す断面図で
ある。
【図12】 スクリーン上に映った映像の例を示す図で
ある。
【図13】 スクリーン上に映った映像の例を示す図で
ある。
【図14】 スクリーン上に映った映像の例を示す図で
ある。
【図15】 従来の投射型映像表示装置の画角補正機構
を示す外観図である。
【符号の説明】
2 投射ユニット、3 スクリーン、4 反射ミラー、
5 画角補正機構、5a 向き設定部、11 キャビネ
ット、51 前後方向伸縮体、52 移動板、521
突起部、53 上下方向伸縮体、54 移動板、511
前後方向コイルバネ、512 前後方向ネジ、531
上下方向コイルバネ、532 上下方向ネジ、58
くさび機構、59 リンクボール機構。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーンに表示されるべき映像を投射
    する投射ユニットと、 前記投射ユニットを、当該投射ユニットの下面側で支持
    せず、横面側で支持し、当該投射ユニットから前記スク
    リーンに投射される映像の画角を補正する画角補正機構
    と、を備えた投射型映像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記画角補正機構は、 前記投射ユニットの横面に対向する側面、及び上面を含
    む機構本体と、 前記横面及び上面に設けられ、前記画角を補正するため
    に前記投射ユニットの向きを設定する向き設定部と、を
    備えた請求項1記載の投射型映像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記機構本体は複数の移動板を備え、 前記向き設定部は前記複数の移動板間を位置調整自在に
    連結する連結手段を含む請求項2記載の投射型映像表示
    装置。
  4. 【請求項4】 前記連結手段は、 付勢手段の付勢力により前記移動板を位置調整自在に挟
    み込む挟み機構を備えた請求項3記載の投射型映像表示
    装置。
  5. 【請求項5】 前記連結手段は、 くさびの嵌合力により前記移動板を位置調整自在に嵌合
    係止するくさび機構を備えた請求項3記載の投射型映像
    表示装置。
  6. 【請求項6】 前記連結手段は、 リンクボールのリンク力により前記移動板を位置調整自
    在に支持するリンクボール機構を備えた請求項3記載の
    投射型映像表示装置。
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