JPH0832907A - マルチスクリーンディスプレイ - Google Patents

マルチスクリーンディスプレイ

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Publication number
JPH0832907A
JPH0832907A JP6158926A JP15892694A JPH0832907A JP H0832907 A JPH0832907 A JP H0832907A JP 6158926 A JP6158926 A JP 6158926A JP 15892694 A JP15892694 A JP 15892694A JP H0832907 A JPH0832907 A JP H0832907A
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JP
Japan
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front side
cabinets
cabinet
screen display
back side
Prior art date
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JP6158926A
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English (en)
Inventor
Keizo Furuya
恵三 古屋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミラーを用いて薄型化を行うとともに、光学
的位置の微調整が行われた状態の複数のユニットに分解
できるようにし、しかも分解して輸送,保管する作業及
び据付ける作業が安全かつ容易に行えるようにする。 【構成】 マルチスクリーンディスプレイ7を複数のデ
ィスプレイユニット70で構成し、各ディスプレイユニ
ット70をミラー74を用いて薄型化する構造とするこ
とができる一方、各ディスプレイユニット70を、スク
リーン75と取付け姿勢を変えることが可能なミラー7
4とを備えた正面側キャビネット71と、投写ユニット
72と取付け姿勢を変えることが可能なシャーシ73と
を備えた背面側キャビネット81との、2つに分解可能
な構成としたので、各ディスプレイユニット70の輸
送,保管及び据付けが容易となる一方、光学的位置の微
調整が行われた状態の1つのディスプレイユニット70
を容易に構成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスクリーンの背面から映
像光を投射して映像表示を行うマルチスクリーンディス
プレイに係り、特に輸送及び据付作業を容易にするとと
もに薄型化を可能にしたマルチスクリーンディスプレイ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マルチスクリーンディスプレイに
は、投射ユニットからの映像光をスクリーンの正面から
投射する正面投射式のものと、映像光をスクリーンの背
面から投射する背面投射式のものとがあるが、周囲の光
の影響が少ない背面式のマルチスクリーンディスプレイ
が一般的に普及してきている。このような背面式のマル
チスクリーンディスプレイは、スクリーンを縦横に分割
して複数の領域を設定し、複数の投写ユニットからの映
像光をそれぞれ複数の領域に投写することにより、個別
の複数の映像を表示したり、一つの映像を複数に分割し
て表示したりすることができる。
【0003】また、マルチスクリーンディスプレイは、
輸送、組立て及び設置作業の効率化を計るために、投写
ユニット、シャーシ、スクリーン及びキャビネットを一
体化したマルチスクリーンディスプレイユニットを複数
縦横に接続して組み立てるようにしたものが実用化され
ている。
【0004】図13はこのようなマルチスクリーンディ
スプレイユニットを示す断面図である。
【0005】図13において、マルチスクリーンディス
プレイユニット121は、キャビネット122の内部に
投写ユニット123とシャーシ124を収納し、キャビ
ネット122の正面側にスクリーン125を取付けた構
造になっている。
【0006】さらに詳細に説明すると、キャビネット1
22は、正面側が開口し、背面側が閉塞した箱状に形成
されている。
【0007】キャビネット122の背面パネルの内側に
は、映像光を投写する投写ユニット123が取付けられ
ている。
【0008】投写ユニット123は、そのフレーム12
6にブラウン管127と投写レンズ128を取付けた構
造になっている。
【0009】キャビネット122の内部の投写ユニット
123の下方には、シャーシ124が設けられている。
このシャーシ124には、前記ブラウン管127の画面
に映像を表示するための回路が搭載されている。
【0010】投写レンズ128は、ブラウン管127か
らの映像光をスクリーン125に投写して結像するよう
になっている。
【0011】このような構造により、ブラウン管127
の映像がスクリーン125の正面側に表示される。
【0012】図14は図13のマルチスクリーンディス
プレイユニット121を複数用いたマルチスクリーンデ
ィスプレイを示す斜視図である。
【0013】マルチスクリーンディスプレイ120は、
マルチスクリーンディスプレイユニット121を上下2
段、左右2段に配列して組み立てられる。これにより、
マルチスクリーンディスプレイユニット121のスクリ
ーン125は、同一平面上で、上下2段、左右2段に配
列されることになる。
【0014】このような従来のマルチスクリーンディス
プレイでは、工場で図13の状態に組み立てて、ピント
調整等の光学的位置の微調整を行っておけば、設置場所
における微調整を簡略化することができ、据付作業の簡
略化が可能となる。
【0015】しかしながらこのような従来のマルチスク
リーンディスプレイでは、投写ユニットからの映像光を
直接スクリーンに投写する構造のため、奥行きを長く設
定しなければならず、マルチスクリーンディスプレイの
薄型化を困難にしていた。このため、据付を行う場合、
分解して輸送する場合及び倉庫等に収納する場合のスペ
ースの大きく取らなければならなかった。
【0016】このことに対応して、ミラーを用いて薄型
化を可能にしたマルチスクリーンディスプレイが開発さ
れている。
【0017】図15はこのような従来のミラーを用いた
マルチスクリーンディスプレイを示す断面図である。
【0018】図15において、マルチスクリーンディス
プレイ130は、キャビネット131の内部に上下2
段、左右2段の投写ユニット141,142,143,
144とシャーシ151,152,153,154とミ
ラー161,162,163,164を収納し、キャビ
ネット131の正面側に上下2段、左右2段のスクリー
ン171,172,173,174を取付けた構造にな
っている。
【0019】さらに詳細に説明すると、キャビネット1
31の正面パネル132の上側には、上下2段、左右2
段の開口181,182,183,184が設けられた
箱状に形成されている。
【0020】キャビネット131の背面パネル133の
内面の中間部には、左右の上側取付け部191,192
が設けられている。
【0021】左右の取付け部191,192には、左上
及び右上の投写ユニット141,142が光軸を真上か
ら正面側にA度(25度程度)傾斜した状態で取付けら
れている。
【0022】キャビネット131の背面パネル133の
左右の取付け部191,192の上側には、左上及び右
上のシャーシ151,152が左右に並べて設けられて
いる。
【0023】背面パネル133の左右の取付け部19
1,192の下側には、左下及び右下のシャーシ15
3,154が左右に並べて設けられている。
【0024】キャビネット131の底面パネル134の
内側の背面寄りには、左右の下側取付け部193,19
4が設けられている。
【0025】左右の下側取付け部193,194には、
左下及び右下の投写ユニット143,144が光軸を真
上に向けた状態で取付けられている。
【0026】投写ユニット141,142,143,1
44は、そのフレーム136にブラウン管137と投写
レンズ138を取付けた構造になっいる。投写レンズ1
38は、ブラウン管137からの映像光を投写するよう
になっている。
【0027】シャーシ151,152,153,154
には、それぞれ投写ユニット141,142,143,
144のブラウン管137の画面に映像を表示するため
の回路が搭載されている。
【0028】キャビネット131の内側における投写ユ
ニット141,142の上側には、それぞれミラー16
1,162が反射面を水平面から正面側に向けてB度
(32.5度)傾けた状態で配置されている。
【0029】キャビネット131の内側における投写ユ
ニット143,144の上側には、それぞれミラー16
3,164が反射面を水平面から正面側に向けてC度
(45度)傾けた状態で配置されている。
【0030】投写ユニット141,142,143,1
44からの映像光は、それぞれミラー161,162,
163,164により反射され、それぞれスクリーン1
71,172,173,174に投写され結像するよう
になっている。
【0031】キャビネット131の正面パネル132の
内側の隣合う開口181,182,183,184の間
には、隣の光学ユニットからの光り漏れを防止するため
の遮光板135が設けられている。
【0032】このような構造により、2段積みのマルチ
スクリーンディスプレイの奥行き短くすることができる
が、上の段のミラー161,162の角度Bと下の段の
ミラーの角度Cの間に(B<C)の関係が成り立つた
め、投写ユニット(スクリーン)の上下の段数を3段、
4段と殖やしていった場合には、ミラー及び投写ユニッ
トの傾きが水平に近づくことになり、奥行きが長くなる
ため、3段積み以上のマルチスクリーンディスプレイに
は適さない。また、分解して輸送する場合には、設置場
所において光学的位置の微調整を行わなければならず、
据付作業に時間と手間を要する。
【0033】ここで、図15の場合よりも若干奥行きを
長くとり、ミラー及び投写ユニットの傾きを揃える方法
も考えられるが、これでも、図15の場合と同様に分解
して輸送する場合には、設置場所において光学的位置の
微調整を行わなければならず、据付作業に時間と手間を
要する。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来のミラー
を用いて薄型化を可能にしたマルチスクリーンディスプ
レイでは、分解して輸送する場合には、設置場所におい
て光学的位置の微調整を行わなければならず、据付作業
に時間と手間を要する。
【0035】そこで本発明は、ミラーを用いて薄型化を
行うとともに、光学的位置の微調整が行われた状態の複
数のユニットに分解できるようにしたマルチスクリーン
ディスプレイの提供を目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】本発明による請求項1記
載のマルチスクリーンディスプレイは、正面側が開口
し、背面側が閉塞し、正面側から背面側に向けて折曲し
た箱状に形成され、正面側の開口が上下と左右の内少な
くとも一方に配列されて組み立てられる複数のキャビネ
ットと、これら複数のキャビネットの正面側にそれぞれ
取付けられる複数のスクリーンと、前記複数のキャビネ
ットの内部の背面側にそれぞれ配置され、映像光を投写
する複数の投写ユニットと、前記複数のキャビネットの
内部にそれぞれ配置され、前記複数の投写ユニットから
の映像光をそれぞれ反射して前記複数のスクリーンにそ
れぞれ結像させる複数のミラーとを具備したことを特徴
とする。
【0037】本発明による請求項2記載のマルチスクリ
ーンディスプレイは、正面側及び背面側が開口した箱状
に形成され、正面側の開口が上下と左右の内少なくとも
一方に配列されて組み立てられる複数の正面側キャビネ
ットと、これら複数の正面側キャビネットの正面側にそ
れぞれ取付けられる複数のスクリーンと、正面側が開口
し、背面側が閉塞し、それぞれ前記複数の正面側キャビ
ネットと同じ断面の箱状に形成され、それぞれ該複数の
正面側キャビネットの背面側に断面を揃えて取付けるこ
とができるとともに、それぞれ該複数の正面側キャビネ
ットの背面側に断面をずらして取付けることができる複
数の背面側キャビネットと、これら複数の背面側キャビ
ネットの内部にそれぞれ配置され、映像光を投写する複
数の投写ユニットと、前記複数の正面側キャビネットの
内部にそれぞれ配置され、前記複数の背面側キャビネッ
トが該複数の正面側キャビネットの背面側に断面をずら
して取付けられた状態で、前記複数の投写ユニットから
の映像光をそれぞれ反射して前記複数のスクリーンにそ
れぞれ結像させる複数のミラーとを具備したことを特徴
とする。
【0038】本発明による請求項3記載のマルチスクリ
ーンディスプレイは、正面側及び背面側が開口した箱状
に形成され、正面側の開口が上下と左右の内少なくとも
一方に配列されて組み立てられる複数の正面側キャビネ
ットと、これら複数の正面側キャビネットの正面側にそ
れぞれ取付けられる複数のスクリーンと、正面側が開口
し、背面側が閉塞し、それぞれ前記複数の正面側キャビ
ネットと同じ断面の箱状に形成され、それぞれ該複数の
正面側キャビネットの背面側に断面を揃えて取付けるこ
とができるとともに、それぞれ該複数の正面側キャビネ
ットの背面側に断面をずらして取付けることができる複
数の背面側キャビネットと、これら複数の背面側キャビ
ネットの内部にそれぞれ配置され、映像光を投写する複
数の投写ユニットと、前記複数の正面側キャビネットの
内部に揺動可能に取付けられ、前記複数の背面側キャビ
ネットが該複数の正面側キャビネットの背面側に断面を
揃えて取付けられた状態で正面側に揺動され、該複数の
背面側キャビネットが該複数の正面側キャビネットの背
面側に断面をずらして取付けた状態で背面側に揺動され
て前記複数の投写ユニットからの映像光をそれぞれ反射
して前記複数のスクリーンにそれぞれ結像させる複数の
ミラーとを具備したことを特徴とする。
【0039】本発明による請求項4記載のマルチスクリ
ーンディスプレイは、正面側及び背面側が開口した箱状
に形成され、正面側の開口が上下と左右の内少なくとも
一方に配列されて組み立てられる複数の正面側キャビネ
ットと、これら複数の正面側キャビネットの正面側にそ
れぞれ取付けられる複数のスクリーンと、正面側が開口
し、背面側が閉塞し、それぞれ前記複数の正面側キャビ
ネットと同じ断面の箱状に形成され、それぞれ該複数の
正面側キャビネットの背面側に断面を揃えて取付けるこ
とができるとともに、それぞれ該複数の正面側キャビネ
ットの背面側に断面をずらして取付けることができる複
数の背面側キャビネットと、これら複数の背面側キャビ
ネットの内部にそれぞれ配置され、映像光を投写する複
数の投写ユニットと、前記複数の正面側キャビネットの
内部に揺動可能に取付けられ、前記複数の背面側キャビ
ネットが該複数の正面側キャビネットの背面側に断面を
揃えて取付けられた状態で正面側に揺動され、該複数の
背面側キャビネットが該複数の正面側キャビネットの背
面側に断面をずらして取付けた状態で背面側に揺動され
て前記複数の投写ユニットからの映像光をそれぞれ反射
して前記複数のスクリーンにそれぞれ結像させる複数の
ミラーと、前記複数の背面側キャビネットの内部の投写
管より正面側に揺動可能に取付けられ、該複数の背面側
キャビネットが前記複数の正面側キャビネットの背面側
に断面を揃えて取付けられた状態で背面側に揺動され、
該複数の背面側キャビネットが該複数の正面側キャビネ
ットの背面側に断面をずらして取付けられた状態で正面
側に揺動されて該複数の背面側キャビネットの開口から
それぞれ突出するシャーシとを具備したことを特徴とす
る。
【0040】本発明による請求項5記載のマルチスクリ
ーンディスプレイは、正面側及び背面側が開口した箱状
に形成され、正面側の開口が上下と左右の内少なくとも
一方に配列されて組み立てられる複数の正面側キャビネ
ットと、これら複数の正面側キャビネットの正面側にそ
れぞれ取付けられる複数のスクリーンと、正面側が開口
し背面側が閉塞した箱状に形成され、正面側をそれぞれ
前記複数の正面側キャビネットの背面側の開口に挿入す
ることができるとともに、それぞれ該複数の正面側キャ
ビネットの背面側に正面側から見た中心をずらして取付
けることができる複数の背面側キャビネットと、これら
複数の背面側キャビネットの前記複数の正面側キャビネ
ットの背面側の開口への挿入をそれぞれ所定位置で停止
させる複数のストッパと、前記複数の背面側キャビネッ
トの内部にそれぞれ配置され、映像光を投写する複数の
投写ユニットと、前記複数の正面側キャビネットの内部
に揺動可能に取付けられ、前記複数の背面側キャビネッ
トの正面側が該複数の正面側キャビネットの背面側の開
口に挿入された状態で正面側に揺動され、該複数の背面
側キャビネットを該複数の正面側キャビネットの背面側
に正面側から見た中心をずらして取付けた状態で背面側
に揺動されて前記複数の投写ユニットからの映像光をそ
れぞれ反射して前記複数のスクリーンにそれぞれ結像さ
せる複数のミラーと、前記複数の背面側キャビネットの
内部の投写管より正面側に揺動可能に取付けられ、該複
数の背面側キャビネットの正面側が前記複数の正面側キ
ャビネットの背面側の開口に挿入された状態で背面側に
揺動され、該背面側キャビネットを該複数の正面側キャ
ビネットの背面側に正面側から見た中心をずらして取付
けた状態で正面側に揺動されて該複数の背面側キャビネ
ットの開口からそれぞれ突出するシャーシとを具備した
ことを特徴とする。
【0041】
【作用】この様な請求項1記載の構成によれば、複数の
ミラーが複数の投写ユニットからの映像光をそれぞれ反
射して複数のスクリーンにそれぞれ結像させる構造なの
で、ミラーを用いて薄型化を行うことができるととも
に、それぞれ1つのキャビネットとスクリーンと投写ユ
ニットとミラーとにより光学的位置の微調整が行われた
状態の1つのユニットを構成しているので、光学的位置
の微調整が行われた状態の複数のユニットに分解でき
る。
【0042】この様な請求項2記載の構成によれば、複
数のミラーが複数の投写ユニットからの映像光をそれぞ
れ反射して複数のスクリーンにそれぞれ結像させる構造
なので、ミラーを用いて薄型化を行うことができるとと
もに、それぞれ1つの正面側キャビネットと背面側キャ
ビネットとスクリーンと投写ユニットとミラーとにより
光学的位置の微調整が行われた状態の1つのユニット構
成できるので、光学的位置の微調整が行われた状態の複
数のユニットに分解できる。
【0043】この様な請求項3記載の構成によれば、複
数のミラーが複数の投写ユニットからの映像光をそれぞ
れ反射して複数のスクリーンにそれぞれ結像させる構造
なので、ミラーを用いて薄型化を行うことができるとと
もに、それぞれ1つの正面側キャビネットと背面側キャ
ビネットとスクリーンと投写ユニットとミラーとにより
光学的位置の微調整が行われた状態の1つのユニット構
成できるので、光学的位置の微調整が行われた状態の複
数のユニットに分解できる。
【0044】この様な請求項4記載の構成によれば、複
数のミラーが複数の投写ユニットからの映像光をそれぞ
れ反射して複数のスクリーンにそれぞれ結像させる構造
なので、ミラーを用いて薄型化を行うことができるとと
もに、それぞれ1つの正面側キャビネットと背面側キャ
ビネットとスクリーンと投写ユニットとミラーとシャー
シとにより光学的位置の微調整が行われた状態の1つの
ユニット構成できるので、光学的位置の微調整が行われ
た状態の複数のユニットに分解できる。
【0045】この様な請求項5記載の構成によれば、複
数のミラーが複数の投写ユニットからの映像光をそれぞ
れ反射して複数のスクリーンにそれぞれ結像させる構造
なので、ミラーを用いて薄型化を行うことができるとと
もに、それぞれ1つの正面側キャビネットと背面側キャ
ビネットとストッパとスクリーンと投写ユニットとミラ
ーとシャーシとにより光学的位置の微調整が行われた状
態の1つのユニット構成できるので、光学的位置の微調
整が行われた状態の複数のユニットに分解できる。
【0046】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0047】図1は本発明に係るマルチスクリーンディ
スプレイの一実施例を示す斜視図である。
【0048】図1において、マルチスクリーンディスプ
レイ1は、9個のマルチスクリーンディスプレイユニッ
ト10を上下3段、左右3段に配列し、このように配列
したマルチスクリーンディスプレイユニット10の正面
側を台座20に乗せて組み立てられる。
【0049】マルチスクリーンディスプレイユニット1
0は、キャビネット11の内部に投写ユニット12とシ
ャーシ13とミラー14とを収納し、キャビネット11
の正面側にスクリーン15を取付けた構造になってい
る。
【0050】さらに詳細に説明すると、キャビネット1
1は、正面側が開口し、背面側が閉塞し正面側から背面
側に向けて向けて折曲した箱状に形成され、正面側の開
口16が上下3段、左右3段に配列されて組み立てられ
る。
【0051】キャビネット11の正面側の開口16に
は、スクリーン15が取付けられている。
【0052】キャビネット11の内部の背面側には、映
像光を投写する投写ユニット12が配置されている。
【0053】キャビネット11の内部の上側には、投写
ユニット12からの映像光を反射してスクリーン15に
結像させるミラー14が設けられている。
【0054】図2は図1のマルチスクリーンディスプレ
イユニット10の断面図である。
【0055】図2において、マルチスクリーンディスプ
レイユニット10のキャビネット11は、正面側にスク
リーンが取付けられる開口16が設けられている。キャ
ビネット11は、正面側端部から位置Dまでの正面部1
7の上面パネル及び下面パネルが水平となり、位置Dで
25度下方に向けて折曲げられ、位置Dから位置Eまで
の中間部18の上面パネル及び底面パネルが水平から正
面側を上にして25度傾き、距離Eで25度上方に向け
て折曲げられ、距離Eから背面までの背面部19の上面
パネル及び下面パネルが水平となる。
【0056】背面部19の背面パネルの内面には、シャ
ーシ13が取付けられている。
【0057】背面部19の底面パネルの内面には、取付
け部21が設けられている。
【0058】取付け部21には、投写ユニット12が光
軸を真上から正面側にF度(25度程度)傾斜した状態
で取付けられている。
【0059】投写ユニット12は、そのフレーム22に
ブラウン管23と投写レンズ24を取付けた構造になっ
いる。投写レンズ24は、ブラウン管23からの映像光
を投写するようになっている。
【0060】シャーシ13には、投写ユニット12のブ
ラウン管23の画面に映像を表示するための回路が搭載
されている。
【0061】キャビネット11の中間部18の内側にお
ける投写ユニット12の上側には、ミラー14が反射面
を水平面から正面側に向けてG度(32.5度)傾けた
状態で配置されている。
【0062】投写ユニット21からの映像光は、ミラー
14により反射され、スクリーン15に投写され結像す
る。
【0063】キャビネット11の正面部17は、板状の
台座20の上に載置され、投写ユニット21の背面部1
9は、直接地面または床に配置される。これにより、ス
クリーン15の板面を地面または床に対して垂直にする
ことができる。
【0064】図3はマルチスクリーンディスプレイと従
来の構造によるマルチスクリーンディスプレイとを比較
して示す説明図である。
【0065】図3に示すように、実線に図1のマルチス
クリーンディスプレイ1を示し、破線に図13の従来例
と同じ構造のマルチスクリーンディスプレイユニット2
5を上下3段、左右3段に配列したマルチスクリーンデ
ィスプレイ2を示している。
【0066】マルチスクリーンディスプレイ1は、マル
チスクリーンディスプレイユニット10が投写ユニット
からの映像光をミラーにより反射してスクリーンに投写
して結像する構造なので、従来のミラーを用いないマル
チスクリーンディスプレイ2よりも奥行が短い。
【0067】このように本実施例は、従来の複数のユニ
ットに分解できるマルチスクリーンディスプレイよりも
奥行きを短縮することができるとともに、キャビネット
11と投写ユニット12とシャーシ13とミラー14と
スクリーン15とにより、光学的位置の微調整を行った
状態のマルチスクリーンディスプレイユニットを構成で
きるので、光学的位置の微調整を行った複数のマルチス
クリーンディスプレイユニットに分解でき、これによ
り、据付を行う場合、分解して輸送する場合及び倉庫等
に収納する場合のスペースの増大を防止できるととも
に、据付作業における作業時間及び手間の増大を防止で
きる。
【0068】図4は本発明に係るマルチスクリーンディ
スプレイの他の実施例を示す断面図である。
【0069】図4において、マルチスクリーンディスプ
レイ3は、4個のマルチスクリーンディスプレイユニッ
ト30を上下2段、左右2段に配列し、このように配列
したマルチスクリーンディスプレイユニット30の正面
側を台座40に乗せて組み立てられる。
【0070】マルチスクリーンディスプレイユニット3
0は、正面側キャビネット31と背面側キャビネット4
1とで形成する内部に投写ユニット32とシャーシ33
とミラー34とを収納し、正面側キャビネット31の正
面側にスクリーン35を取付けた構造になっている。
【0071】正面側キャビネット31は、正面側及び背
面側が開口した箱状に形成され、正面側の開口36が上
下2段、左右2段に配列されて組み立てられる。
【0072】正面側キャビネット31の正面側の開口3
6には、スクリーン35が取付けられる。
【0073】背面側キャビネット41は、正面側が開口
し、背面側が閉塞し、正面側キャビネット31と同じ断
面の箱状に形成され、正面側キャビネット31の背面側
に断面を台座40分下方にずらして捩子止め嵌合等の接
続固定手段により取付けられている。正面側キャビネッ
ト31の背面側の開口の上方には、隣の投写ユニット3
2や外部からの光漏れを防止するための遮光板37が形
成されている。また、背面側キャビネット41は、輸送
の際や収納の際に捩子止め嵌合等の接続固定手段により
正面側キャビネット31の背面側に断面を揃えて取付け
ることができる。
【0074】背面側キャビネット41の背面パネルの内
面には、シャーシ33が取付けられている。背面側キャ
ビネット41の底面パネルの内面には、取付け部38が
設けられている。取付け部38には、投写ユニット32
が光軸を真上から正面側に傾斜した状態で取付けられて
いる。
【0075】投写ユニット32は、そのフレーム42に
ブラウン管43と投写レンズ44を取付けた構造になっ
いる。投写レンズ44は、ブラウン管43からの映像光
を投写するようになっている。
【0076】シャーシ33には、投写ユニット32のブ
ラウン管43の画面に映像を表示するための回路が搭載
されている。
【0077】正面側キャビネット31の内部の上側に
は、ミラー34が反射面を水平面から正面側に向けて傾
けた状態で配置されている。ミラー34は、正面側キャ
ビネット31の背面側の開口から背面側キャビネット4
1に突出し、投写ユニット32の上側に位置する。
【0078】投写ユニット32からの映像光は、ミラー
34により反射され、スクリーン35に投写され結像す
る。
【0079】正面側キャビネット31は、中空の箱状に
形成された台座40の上に載置され、背面側キャビネッ
ト41は、直接地面または床に配置される。これによ
り、スクリーン35の板面を地面または床に対して垂直
にすることができる。
【0080】図5は図4のマルチスクリーンディスプレ
イユニット30の輸送または収納状態を示す断面図であ
る。
【0081】図5において、背面側キャビネット41
は、正面側キャビネット31の背面側に断面を揃えて取
付けている。これにより、マルチスクリーンディスプレ
イユニット30は、6面体の箱状になっている。
【0082】この状態では、正面側キャビネット31の
背面側の開口から背面側キャビネット41に突出したミ
ラー34は、投写ユニット32の正面側の下側に位置す
る。
【0083】このような実施例によれば、図1の実施例
と同様の効果があるとともに、輸送時に投写ユニットを
6面体の箱状にすることができるので、トラックに積み
込みだり、積み出したりする場合の作業性が図1の実施
例よりも向上する。また、据付作業を行う場合先に複数
の正面側キャビネット31を隙間無く組立ててから、背
面側キャビネット41を正面側キャビネット31に取付
ければよく、マルチスクリーンディスプレイユニット3
0を2分割して作業できるので、一度に運ぶ重量がマル
チスクリーンディスプレイユニット30の半分程度とな
り、高所への積上げが容易になり、安全かつ容易に据付
作業性ができる。ここで、輸送及び設置に際して正面側
キャビネット31と背面側キャビネット41の取付け及
び取外しを行うが、正面側キャビネット31と背面側キ
ャビネット41の間の接触面が大きいので、十分な精度
を維持できる。
【0084】図6は本発明に係るマルチスクリーンディ
スプレイのもう一つの他の実施例を示す断面図である。
【0085】図6において、マルチスクリーンディスプ
レイ5は、4個のマルチスクリーンディスプレイユニッ
ト50を上下2段、左右2段に配列し、このように配列
したマルチスクリーンディスプレイユニット50の正面
側を中空の台座60に乗せて組み立てられる。
【0086】マルチスクリーンディスプレイユニット5
0は、正面側キャビネット51と背面側キャビネット6
1とで形成する内部に投写ユニット52とシャーシ53
とミラー54とを収納し、正面側キャビネット51の正
面側の開口56にスクリーン55を取付けた構造になっ
ている。
【0087】背面側キャビネット61は、正面側が開口
し、背面側が閉塞し、正面側キャビネット51と同じ断
面の箱状に形成され、正面側キャビネット51の背面側
に断面を台座60分下方にずらして捩子止め嵌合等の接
続固定手段により取付けられている。最上段に位置する
正面側キャビネット51の背面側の開口の上方には、隣
の投写ユニット52や外部からの光り漏れを防止するた
めの遮光板57が取付けられている。この遮光板57
は、輸送の際や収納の際に取外しが可能になっている。
また、背面側キャビネット61は、輸送の際や収納の際
に捩子止め嵌合等の接続固定手段により正面側キャビネ
ット51の背面側に断面を揃えて取付けることができ
る。
【0088】背面側キャビネット61の背面パネルの内
面には、シャーシ53が取付けられている。
【0089】背面側キャビネット61の底面パネルの内
面には、取付け部58が設けられている。取付け部58
には、投写ユニット52が光軸を真上から正面側に傾斜
した状態で取付けられている。
【0090】シャーシ53には、投写ユニット52のブ
ラウン管63の画面に映像を表示するための回路が搭載
されている。
【0091】正面側キャビネット51の内部の上側に
は、ミラー54が反射面を水平面から正面側に向けて傾
けた状態で揺動可能に取付けられいる。ミラー54は、
背面側キャビネット61が正面側キャビネット51の背
面側に断面を揃えて取付けられた状態で正面側に揺動さ
れ、背面側キャビネット61が正面側キャビネット51
の背面側に断面をずらして取付けられた状態で背面側に
揺動されて前記投写ユニット52からの映像光を反射し
てスクリーン55に結像させる。
【0092】図6の状態では、ミラー54は、正面側キ
ャビネット51の背面側の開口から背面側キャビネット
61に突出し、投写ユニット52の上側に位置する。
【0093】図7は図6のマルチスクリーンディスプレ
イユニット50の輸送または収納状態を示す断面図であ
る。
【0094】図7において、背面側キャビネット61
は、正面側キャビネット51の背面側に断面を揃えて取
付けている。これにより、マルチスクリーンディスプレ
イユニット50は、6面体の箱状になっている。
【0095】この状態では、ミラー54は、正面側に揺
動され、投写ユニット52から離れた状態になってい
る。
【0096】このような実施例によれば、図1の実施例
と同様の効果があるとともに、輸送または収納状態にお
いて、ミラー54は、正面側に揺動されるので、、設計
の自由度が向上し、さらにマルチスクリーンディスプレ
イ及びマルチスクリーンディスプレイユニットの奥行き
を短縮できる。
【0097】図8は本発明に係るマルチスクリーンディ
スプレイのさらにもう一つの他の実施例を示す断面図で
ある。
【0098】図8において、マルチスクリーンディスプ
レイ7は、4個のマルチスクリーンディスプレイユニッ
ト70を上下2段、左右2段に配列し、このように配列
したマルチスクリーンディスプレイユニット70の正面
側を背面側が開口した中空の台座80に乗せて組み立て
られる。
【0099】マルチスクリーンディスプレイユニット7
0の正面側キャビネット71の正面側の開口76には、
スクリーン75が取付けられる。
【0100】マルチスクリーンディスプレイユニット7
0の背面側キャビネット81は、正面側が開口し、背面
側が閉塞し、正面側キャビネット71と同じ断面の箱状
に形成され、正面側キャビネット71の背面側に断面を
台座80分下方にずらして捩子止め嵌合等の接続固定手
段により取付けられている。最上段に位置する正面側キ
ャビネット71の背面側の開口の上方には、遮光板77
が取付けられている。この遮光板77は、輸送の際や収
納の際に取外しが可能になっている。また、背面側キャ
ビネット81は、輸送や収納の際に捩子止め嵌合等の接
続固定手段により正面側キャビネット71の背面側に断
面を揃えて取付けることができる。
【0101】背面側キャビネット81の背面パネルの下
側には、取付け部78が設けられている。取付け部78
には、投写ユニット72が光軸を真上から正面側に傾斜
した状態で取付けられている。
【0102】背面側キャビネット81の内部の下側に
は、シャーシ73が揺動可能に取付けられいる。シャー
シ73は、背面側キャビネット81が正面側キャビネッ
ト71の背面側に断面を揃えて取付けられた状態で背面
側に揺動され、背面側キャビネット81が正面側キャビ
ネット71の背面側に断面をずらして取付けられた状態
で正面側に水平状態となまるまで揺動されて背面側キャ
ビネット81の開口から突出する。
【0103】図8のマルチスクリーンディスプレイ7に
組立てられた状態では、シャーシ73は、正面側に揺動
されて背面側キャビネット81の開口から突出する。背
面側キャビネット81の開口から突出したシャーシ73
は、上の段の場合、下の段の正面側キャビネット71に
挿入され、下の段の場合、台座80に挿入される。シャ
ーシ73は、投写ユニット72のブラウン管83の画面
に映像を表示するための回路が搭載されている。
【0104】正面側キャビネット71の内部の上側に
は、ミラー74が揺動可能に取付けられいる。ミラー7
4は、正面側キャビネット71の背面側キャビネット8
1が正面側キャビネット71の背面側に断面を揃えて取
付けられた状態で正面側に揺動され、背面側キャビネッ
ト81が正面側キャビネット71の背面側に断面をずら
して取付られた状態で背面側に揺動されて投写ユニット
72からの映像光を反射してスクリーン75に結像させ
る。
【0105】図8のマルチスクリーンディスプレイ7に
組立てられた状態では、ミラー74は、正面側キャビネ
ット71の背面側の開口から背面側キャビネット81に
突出し、投写ユニット72の上側に位置する。
【0106】図9は図8のマルチスクリーンディスプレ
イユニット70の輸送または収納状態を示す断面図であ
る。
【0107】図9において、背面側キャビネット81
は、正面側キャビネット71の背面側に断面を揃えて取
付けている。これにより、マルチスクリーンディスプレ
イユニット70は、6面体の箱状になっている。
【0108】この状態では、ミラー74は正面側に揺動
され、シャーシ73は背面側に揺動されている。ここ
で、シャーシ73は、投写ユニット72に近接すること
になるが、この場合にはシャーシ73及び投写ユニット
72には電源が供給されていないので、問題ない。
【0109】このような実施例によれば、図6の実施例
と同様の効果があるとともに、図8のマルチスクリーン
ディスプレイに組立てられた状態では、シャーシ73が
正面側に揺動されて背面側キャビネット81の開口から
突出して投写ユニット72より離れるので、シャーシ7
3と投写ユニット72の加熱を防止できるとともに、輸
送または収納状態において、図6の実施例よりも投写ユ
ニット72を背面側キャビネット81の背面パネル寄り
に設けることができるので、さらにマルチスクリーンデ
ィスプレイ及びマルチスクリーンディスプレイユニット
の奥行きを短縮できる。
【0110】図10は本発明に係るマルチスクリーンデ
ィスプレイのさらにさらにもう一つの他の実施例を示す
断面図である。
【0111】図10において、マルチスクリーンディス
プレイ9は、4個のマルチスクリーンディスプレイユニ
ット90を上下2段、左右2段に配列し、このように配
列したマルチスクリーンディスプレイユニット90の正
面側を背面側が開口した中空の台座100に乗せて組み
立てられる。
【0112】正面側キャビネット91の正面側の開口9
6には、スクリーン95が取付けられる。
【0113】背面側キャビネット101は、正面側が開
口し、背面側が閉塞し、正面側キャビネット91の背面
側の開口に挿入することができるように、正面側の外周
が正面側キャビネット91の背面側の開口の内周と同じ
もしくは小さく形成されている。正面側キャビネット9
1の内側には、背面側キャビネット101の前記正面側
キャビネット91の背面側の開口への挿入を停止させる
ストッパ102が設けられている。
【0114】ここで、図10のマルチスクリーンディス
プレイ9を組み立てた状態の場合、背面側キャビネット
101は、正面側キャビネット91の背面側に正面側か
ら見た中心を台座100分下方にずらして取付けてい
る。
【0115】正面側キャビネット91の背面側に断面を
最上段に位置する正面側キャビネット91の背面側の開
口の上方には、遮光板97が取付けられている。この遮
光板97は、輸送の際や収納の際に取外しが可能になっ
ている。
【0116】上段の背面側キャビネット101と下段の
背面側キャビネット101との間には、背面側キャビネ
ット101を安定化するためのスペーサ103が設けら
れている。
【0117】背面側キャビネット101の背面パネルの
下側には、取付け部98が設けられている。取付け部9
8には、投写ユニット92が取付けられている。
【0118】背面側キャビネット101の内部の下側に
は、シャーシ93が揺動可能に取付けられいる。シャー
シ93は、背面側キャビネット101の正面側が正面側
キャビネット91の背面側の開口に挿入された状態で背
面側に揺動され、背面側キャビネット101を正面側キ
ャビネット91の背面側に中心をずらして取付けた状態
で正面側に仰角が20度程度になるまで揺動されて背面
側キャビネット101の開口から突出する。
【0119】背面側キャビネット101の開口から突出
したシャーシ93は、上の段の場合、下の段の正面側キ
ャビネット91に挿入され、下の段の場合、台座100
に挿入される。シャーシ93は、投写ユニット92のブ
ラウン管103の画面に映像を表示するための回路が搭
載されている。
【0120】正面側キャビネット91の内部の上側に
は、ミラー94が揺動可能に取付けられいる。ミラー9
4は、背面側キャビネット101の正面側が正面側キャ
ビネット91の背面側の開口に挿入された状態で正面側
に揺動され、背面側キャビネット101を正面側キャビ
ネット91の背面側に中心をずらして取付けた状態で背
面側に揺動されて前記投写ユニット92からの映像光を
反射してスクリーン95に結像させる。
【0121】図10のマルチスクリーンディスプレイ9
を組立てられた状態では、ミラー94は、正面側キャビ
ネット91の背面側の開口から背面側キャビネット10
1に突出し、投写ユニット92の上側に位置する。
【0122】図11は図10のマルチスクリーンディス
プレイユニット90の輸送または収納状態を示す断面図
である。
【0123】図11において、背面側キャビネット10
1は、正面側が正面側キャビネット91の背面側の開口
にストッパ102と接触する位置まで挿入されている。
これにより、マルチスクリーンディスプレイユニット9
0は、箱状になっている。
【0124】この状態では、ミラー94は正面側に揺動
され、シャーシ93は背面側に揺動されている。
【0125】このような実施例によれば、図8の実施例
と同様の効果があるとともに、輸送または収納状態にお
いて、背面側キャビネット101の正面側を正面側キャ
ビネット91の背面側の開口にストッパの位置まで挿入
するので、図6の実施例よりも奥行きを短縮できるとと
もに。
【0126】図12は図11の実施例の変形例を示すマ
ルチスクリーンディスプレイユニットの輸送または収納
状態を示す断面図であり、図11の実施例と同じ構成要
素には同じ符号を付して説明を省略している。
【0127】図12において、本変形例のマルチスクリ
ーンディスプレイユニット110では、正面側キャビネ
ット91の背面側の開口への背面側キャビネット101
の挿入を停止させるストッパ113を、正面側キャビネ
ット91の内側に設けずに、背面側キャビネット101
の外側に設けている。これ以外の構成は図10及び図1
1に示した実施例と同様である。
【0128】このような変形例でも、図10及び図11
に示した実施例と同様の効果が得られる。
【0129】尚、図1の実施例では、縦3段、横3段の
計9つのマルチスクリーンディスプレイユニットでマル
チスクリーンディスプレイを構成し、図4乃至図11に
示した実施例では、縦2段、横2段の計4つのマルチス
クリーンディスプレイユニットでマルチスクリーンディ
スプレイを構成したが、マルチスクリーンディスプレイ
ユニットの段数は他の組合わせを用いてもよい。また、
図1乃至図12に示した実施例及び変形例では、マルチ
スクリーンディスプレイユニットのミラーをキャビネッ
ト内部の上側に設け、キャビネットの背面側を下方にず
らすようにしたが、ミラーを設ける位置と、キャビネッ
トの背面側をずらす方向は、他の組合わせ、例えばミラ
ーをキャビネット内部の下側に設け、キャビネットの背
面側を上方にずらすようにしてもよい。さらに、図9乃
至図12に示した実施例及び変形例では、前記正面側キ
ャビネット91の背面側の開口への背面側キャビネット
101の挿入を停止させるストッパ113を、正面側キ
ャビネット91の内側と背面側キャビネット101の外
側との一方に設けたが、両方に設けてもよい。
【0130】
【発明の効果】以上述べた様にこの発明によれば、ミラ
ーを用いてマルチスクリーンディスプレイの薄型化を行
うとともに、マルチスクリーンディスプレイ光学的位置
の微調整が行なわれた状態の複数のユニットに分解でき
るので、据付を行う場合、分解して輸送する場合及び倉
庫等に収納する場合のスペースの増大を防止できるとと
もに、据付作業における作業時間及び手間の増大を防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマルチスクリーンディスプレイの
一実施例を示す斜視図。
【図2】図1のマルチスクリーンディスプレイユニット
の断面図。
【図3】図1のマルチスクリーンディスプレイと従来の
構造によるマルチスクリーンディスプレイとを比較して
示す説明図。
【図4】本発明に係るマルチスクリーンディスプレイの
他の実施例を示す断面図。
【図5】図4のマルチスクリーンディスプレイユニット
の輸送または収納状態を示す断面図。
【図6】本発明に係るマルチスクリーンディスプレイの
もう一つの他の実施例を示す断面図。
【図7】図6のマルチスクリーンディスプレイユニット
の輸送または収納状態を示す断面図。
【図8】本発明に係るマルチスクリーンディスプレイの
さらにもう一つの他の実施例を示す断面図。
【図9】図8のマルチスクリーンディスプレイユニット
の輸送または収納状態を示す断面図。
【図10】本発明に係るマルチスクリーンディスプレイ
のさらにさらにもう一つの他の実施例を示す断面図。
【図11】図10のマルチスクリーンディスプレイユニ
ットの輸送または収納状態を示す断面図。
【図12】図11の実施例の変形例を示すマルチスクリ
ーンディスプレイユニットの輸送または収納状態を示す
断面図。
【図13】従来のマルチスクリーンディスプレイユニッ
トを示す断面図。
【図14】図13のマルチスクリーンディスプレイユニ
ットを複数用いたマルチスクリーンディスプレイを示す
斜視図。
【図15】従来のミラーを用いたマルチスクリーンディ
スプレイを示す断面図。
【符号の説明】
1 マルチスクリーンディスプレイ 10 マルチスクリーンディスプレイユニット 11 キャビネット 12 投写ユニット 13 シャーシ 14 ミラー 15 スクリーン 16 開口
【手続補正書】
【提出日】平成7年5月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 マルチスクリーンディスプレイ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスクリーンの背面から映
像光を投射して映像表示を行うマルチスクリーンディス
プレイに係り、特に輸送及び据付作業を容易にするとと
もに薄型化を可能にしたマルチスクリーンディスプレイ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マルチスクリーンディスプレイに
は、投射ユニットからの映像光をスクリーンの正面から
投射する正面投射式のものと、映像光をスクリーンの背
面から投射する背面投射式のものとがあるが、周囲の光
の影響が少ない背面式のマルチスクリーンディスプレイ
が一般的に普及してきている。このような背面式のマル
チスクリーンディスプレイは、スクリーンを縦横に分割
して複数の領域を設定し、複数の投写ユニットからの映
像光をそれぞれ複数の領域に投写することにより、個別
の複数の映像を表示したり、一つの映像を複数に分割し
て表示したりすることができる。
【0003】また、マルチスクリーンディスプレイは、
輸送、組立て及び設置作業の効率化を計るために、投写
ユニット、シャーシ、スクリーン及びキャビネットを一
体化したマルチスクリーンディスプレイユニットを複数
縦横に接続して組み立てるようにしたものが実用化され
ている。
【0004】図10はこのようなマルチスクリーンディ
スプレイユニットを示す断面図である。
【0005】図10において、マルチスクリーンディス
プレイユニット121は、キャビネット122の内部に
投写ユニット123とシャーシ124を収納し、キャビ
ネット122の正面側にスクリーン125を取付けた構
造になっている。
【0006】さらに詳細に説明すると、キャビネット1
22は、正面が開口し、背面が閉塞した箱状に形成され
ている。
【0007】キャビネット122の背面パネルの内部に
は、映像光を投写する投写ユニット123が取付けられ
ている。
【0008】投写ユニット123は、そのフレーム12
6にブラウン管127と投写レンズ128を取付けた構
造になっている。
【0009】キャビネット122の内部の投写ユニット
123の下方には、シャーシ124が設けられている。
このシャーシ124には、前記ブラウン管127の画面
に映像を表示するための回路が搭載されている。
【0010】投写レンズ128は、ブラウン管127か
らの映像光をスクリーン125に投写して結像するよう
になっている。
【0011】このような構造により、ブラウン管127
の映像がスクリーン125の正面に表示される。
【0012】図11は図10のマルチスクリーンディス
プレイユニット121を複数用いたマルチスクリーンデ
ィスプレイを示す斜視図である。
【0013】マルチスクリーンディスプレイ120は、
マルチスクリーンディスプレイユニット121を上下2
段、左右2段に配列して組み立てられる。これにより、
マルチスクリーンディスプレイユニット121のスクリ
ーン125は、同一平面上で、上下2段、左右2段に配
列されることになる。
【0014】このような従来のマルチスクリーンディス
プレイでは、工場で図10の状態に組み立てて、ピント
調整等の光学的位置の微調整を行っておけば、設置場所
における微調整を簡略化することができ、据付作業の簡
略化が可能となる。
【0015】しかしながら、このような従来のマルチス
クリーンディスプレイでは、投写ユニットからの映像光
を直接スクリーンに投写する構造のため、奥行きを長く
設定しなければならず、マルチスクリーンディスプレイ
の薄型化を困難にしていた。このため、据付を行う場
合、分解して輸送する場合及び倉庫等に収納する場合の
スペースを大きく取らなければならなかった。
【0016】このことに対応して、ミラーを用いて薄型
化を可能にしたマルチスクリーンディスプレイが開発さ
れている。
【0017】図12はこのような従来のミラーを用いた
マルチスクリーンディスプレイを示す断面図である。
【0018】図12において、マルチスクリーンディス
プレイ130は、キャビネット131の内部に上下2
段、左右2段の投写ユニット141,142,143,
144とシャーシ151,152,153,154とミ
ラー161,162,163,164を収納し、キャビ
ネット131の正面側に上下2段、左右2段のスクリー
ン171,172,173,174を取付けた構造にな
っている。
【0019】さらに詳細に説明すると、キャビネット1
31は箱状に形成され、その正面パネル132の上側に
は、上下2段、左右2段の開口181,182,18
3,184が設けられている。
【0020】キャビネット131の背面パネル133の
内面の中間部には、左右の上側取付け部191,192
が設けられている。
【0021】左右の取付け部191,192には、左上
及び右上の投写ユニット141,142が光軸を真上か
ら正面側にA度(25度程度)傾斜した状態で取付けら
れている。
【0022】キャビネット131の背面パネル133の
左右の取付け部191,192の上側には、左上及び右
上のシャーシ151,152が左右に並べて設けられて
いる。
【0023】背面パネル133の左右の取付け部19
1,192の下側には、左下及び右下のシャーシ15
3,154が左右に並べて設けられている。
【0024】キャビネット131の底面パネル134の
内側の背面寄りには、左右の下側取付け部193,19
4が設けられている。
【0025】左右の下側取付け部193,194には、
左下及び右下の投写ユニット143,144が光軸を真
上に向けた状態で取付けられている。
【0026】投写ユニット141,142,143,1
44は、そのフレーム136にブラウン管137と投写
レンズ138を取付けた構造になっいる。投写レンズ1
38は、ブラウン管137からの映像光を投写するよう
になっている。
【0027】シャーシ151,152,153,154
には、それぞれ投写ユニット141,142,143,
144のブラウン管137の画面に映像を表示するため
の回路が搭載されている。
【0028】キャビネット131の内側における投写ユ
ニット141,142の上側には、それぞれミラー16
1,162が反射面を水平面から正面側に向けてB度
(32.5度)傾けた状態で配置されている。
【0029】キャビネット131の内側における投写ユ
ニット143,144の上側には、それぞれミラー16
3,164が反射面を水平面から正面側に向けてC度
(45度)傾けた状態で配置されている。
【0030】投写ユニット141,142,143,1
44からの映像光は、それぞれミラー161,162,
163,164により反射され、それぞれスクリーン1
71,172,173,174に投写され結像するよう
になっている。
【0031】キャビネット131の正面パネル132の
開口181,182,183,184間の互い隣合う部
分には、隣の光学ユニットからの光り漏れを防止するた
めの遮光板135が設けられている。
【0032】このような構造により、2段積みのマルチ
スクリーンディスプレイの奥行きを短くすることができ
るが、上の段のミラー161,162の角度Bと下の段
のミラーの角度Cの間に(B<C)の関係が成り立つた
め、投写ユニット(スクリーン)の上下の段数を3段、
4段と殖やしていった場合には、ミラー及び投写ユニッ
トの傾きが水平に近づくことになり、奥行きが長くなる
ため、3段積み以上のマルチスクリーンディスプレイに
は適さない。また、分解して輸送する場合には、設置場
所において光学的位置の微調整を行わなければならず、
据付作業に時間と手間を要する。
【0033】ここで、図12の場合よりも若干奥行きを
長くとり、ミラー及び投写ユニットの傾きを揃える方法
も考えられるが、これでも、図12の場合と同様に分解
して輸送する場合には、設置場所において光学的位置の
微調整を行わなければならず、据付作業に時間と手間を
要する。
【0034】これらの対策として、マルチスクリーンデ
ィスプレイを複数のユニットで構成し、各ユニットをミ
ラーを用いて奥行きを短くすることにより、マルチスク
リーンディスプレイ全体の奥行きを短くしたものが考え
られている。その一例として、実開平5−55673号
公報に示されるマルチスクリーン装置が提案されてい
る。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来のミラー
を用いて薄型化を可能にしたマルチスクリーンディスプ
レイでは、分解して輸送する場合には、設置場所におい
て光学的位置の微調整を行わなければならず、据付作業
に時間と手間を要する。また、実開平5−55673号
公報に記載されているような、マルチスクリーンディス
プレイを複数のユニットで構成し、各ユニットをミラー
を用いて奥行きを短くするものでは、据え付け時に各ユ
ニットごとに積み重ねる作業や、輸送時及び保管時の作
業が不便であり、かつ危険である。
【0036】そこで、本発明は、ミラーを用いて薄型化
を行うとともに、光学的位置の微調整が行われた状態の
複数のユニットに分解できるようにし、しかも各ユニッ
トに分解して輸送,保管する作業及び据付ける作業が安
全かつ容易に行えるマルチスクリーンディスプレイの提
供を目的とする。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明による請求項1記
載のマルチスクリーンディスプレイは、正面と背面とが
開口した箱状に形成され、前記正面側開口の少なくとも
その一辺を隣接して配置する複数の正面側キャビネット
と、これら複数の正面側キャビネットの正面側にそれぞ
れ取付けられる複数のスクリーンと、正面が開口し、対
向する背面を閉塞して、それぞれ前記複数の正面側キャ
ビネットと同じ断面の箱状に形成され、該複数の正面側
キャビネットの背面側にその正面を揃えたりずらしたり
して取付けることができる複数の背面側キャビネット
と、これら複数の背面側キャビネットの内部にそれぞれ
配置され、映像光を投写する複数の投写ユニットと、前
記複数の正面側キャビネットの内部に取付け姿勢を変え
られるように取付けられ、前記複数の背面側キャビネッ
トが該複数の正面側キャビネットの背面に前記正面を揃
えて取付けられた状態で正面側に姿勢を変えられ、該複
数の背面側キャビネットが該複数の正面側キャビネット
の背面に前記正面をずらして取付けられた状態で背面側
に姿勢を変えられて前記複数の投写ユニットからの映像
光をそれぞれ反射して前記複数のスクリーンにそれぞれ
結像させる複数のミラーと、前記複数の背面側キャビネ
ットの内部に投写ユニットより正面側に取付け姿勢を変
えられるように取付けられ、該複数の背面側キャビネッ
トが前記複数の正面側キャビネットの背面に前記正面を
揃えて取付けられた状態で背面側に姿勢を変えられ、該
複数の背面側キャビネットが該複数の正面側キャビネッ
トの背面に前記正面をずらして取付けられた状態で正面
側に姿勢を変えられて該複数の背面側キャビネットの開
口からそれぞれ突出する複数のシャーシとを具備したこ
とを特徴とする。
【0038】本発明による請求項2記載のマルチスクリ
ーンディスプレイは、正面と背面とが開口した箱状に形
成され、前記正面側開口の少なくともその一辺を隣接し
て配置する複数の正面側キャビネットと、これら複数の
正面側キャビネットの正面側にそれぞれ取付けられる複
数のスクリーンと、正面が開口し、対向する背面を閉塞
して、それぞれ前記複数の正面側キャビネットと同じ断
面の箱状に形成され、該複数の正面側キャビネットの背
面側にその正面を揃えたりずらしたりして取付けること
ができる複数の背面側キャビネットと、これら複数の背
面側キャビネットの内部にそれぞれ配置され、映像光を
投写する複数の投写ユニットと、前記複数の正面側キャ
ビネットの内部に取付け姿勢を変えられるように取付け
られ、前記複数の背面側キャビネットが該複数の正面側
キャビネットの背面に前記正面を揃えて取付けられた状
態で正面側に姿勢を変えられ、該複数の背面側キャビネ
ットが該複数の正面側キャビネットの背面に前記正面を
ずらして取付けられた状態で背面側に姿勢を変えられて
前記複数の投写ユニットからの映像光をそれぞれ反射し
て前記複数のスクリーンにそれぞれ結像させる複数のミ
ラーとを具備したことを特徴とする。
【0039】本発明による請求項3記載のマルチスクリ
ーンディスプレイは、正面と背面とが開口した箱状に形
成され、前記正面側開口の少なくともその一辺を隣接し
て配置する複数の正面側キャビネットと、これら複数の
正面側キャビネットの正面側にそれぞれ取付けられる複
数のスクリーンと、正面が開口し、対向する背面を閉塞
して、それぞれ前記複数の正面側キャビネットと同じ断
面の箱状に形成され、該複数の正面側キャビネットの背
面側にその正面を揃えたりずらしたりして取付けること
ができる複数の背面側キャビネットと、これら複数の背
面側キャビネットの内部にそれぞれ配置され、映像光を
投写する複数の投写ユニットと、前記複数の正面側キャ
ビネットの内部にそれぞれ配置され、前記複数の背面側
キャビネットが該複数の正面側キャビネットの背面に前
記正面をずらして取付けられた状態で、前記複数の投写
ユニットからの映像光をそれぞれ反射して前記複数のス
クリーンにそれぞれ結像させる複数のミラーとを具備し
たことを特徴とする。
【0040】本発明による請求項4記載のマルチスクリ
ーンディスプレイは、正面と背面とが開口した箱状に形
成され、前記正面側開口の少なくともその一辺を隣接し
て配置する複数の正面側キャビネットと、これら複数の
正面側キャビネットの正面側にそれぞれ取付けられる複
数のスクリーンと、正面が開口し背面が閉塞した箱状に
形成され、正面側をそれぞれ前記複数の正面側キャビネ
ットの背面側開口に挿入することができるとともに、そ
れぞれ該複数の正面側キャビネットの背面側にその正面
側から見た中心をずらして取付けることができる複数の
背面側キャビネットと、これら複数の背面側キャビネッ
トの前記複数の正面側キャビネットの背面側開口への挿
入をそれぞれ所定位置で停止させる複数のストッパと、
前記複数の背面側キャビネットの内部にそれぞれ配置さ
れ、映像光を投写する複数の投写ユニットと、前記複数
の正面側キャビネットの内部に取付け姿勢を変えられる
ように取付けられ、前記複数の背面側キャビネットの正
面側が該複数の正面側キャビネットの背面側開口に挿入
された状態で正面側に姿勢を変えられ、該複数の背面側
キャビネットが該複数の正面側キャビネットの背面側に
その正面側から見た中心をずらして取付けられた状態で
背面側に姿勢を変えられて前記複数の投写ユニットから
の映像光をそれぞれ反射して前記複数のスクリーンにそ
れぞれ結像させる複数のミラーと、前記複数の背面側キ
ャビネットの内部に投写ユニットより正面側に取付け姿
勢を変えられるように取付けられ、該複数の背面側キャ
ビネットの正面側が前記複数の正面側キャビネットの背
面側開口に挿入された状態で背面側に姿勢を変えられ、
該背面側キャビネットが該複数の正面側キャビネットの
背面側にその正面側から見た中心をずらして取付けられ
た状態で正面側に姿勢を変えられて該複数の背面側キャ
ビネットの開口からそれぞれ突出する複数のシャーシと
を具備したことを特徴とする。
【0041】
【作用】この様な請求項1記載の構成によれば、複数の
マルチスクリーンディスプレイユニットで構成し、各マ
ルチスクリーンディスプレイユニットにおいて、ミラー
が投写ユニットからの映像光を反射してスクリーンに結
像させる構造なので、各マルチスクリーンディスプレイ
ユニットをミラーを用いて薄型化することができる一
方、各マルチスクリーンディスプレイユニットを、スク
リーンと取付け姿勢を変えることが可能なミラーとを備
えた正面側キャビネットと、投写ユニットと取付け姿勢
を変えることが可能なシャーシとを備えた背面側キャビ
ネットとの、2つに分解可能な構成としたので、各マル
チスクリーンディスプレイユニットをさらに2つに分解
して輸送,保管及び据付けることができ、しかも光学的
位置の微調整が行われた状態の1つのマルチスクリーン
ディスプレイユニットを容易に構成できる。
【0042】この様な請求項2記載の構成によれば、複
数のマルチスクリーンディスプレイユニットで構成し、
各マルチスクリーンディスプレイユニットにおいて、ミ
ラーが投写ユニットからの映像光を反射してスクリーン
に結像させる構造なので、各マルチスクリーンディスプ
レイユニットをミラーを用いて薄型化することができる
一方、各マルチスクリーンディスプレイユニットを、ス
クリーンと取付け姿勢を変えることが可能なミラーとを
備えた正面側キャビネットと、投写ユニットとシャーシ
とを備えた背面側キャビネットとの、2つに分解可能な
構成としたので、各マルチスクリーンディスプレイユニ
ットをさらに2つに分解して輸送,保管及び据付けるこ
とができ、しかも光学的位置の微調整が行われた状態の
1つのマルチスクリーンディスプレイユニットを容易に
構成できる。
【0043】この様な請求項3記載の構成によれば、複
数のマルチスクリーンディスプレイユニットで構成し、
各マルチスクリーンディスプレイユニットにおいて、ミ
ラーが投写ユニットからの映像光を反射してスクリーン
に結像させる構造なので、各マルチスクリーンディスプ
レイユニットをミラーを用いて薄型化することができる
一方、各マルチスクリーンディスプレイユニットを、ス
クリーンとミラーとを備えた正面側キャビネットと、投
写ユニットとシャーシとを備えた背面側キャビネットと
の、2つに分解可能な構成としたので、各マルチスクリ
ーンディスプレイユニットをさらに2つに分解して輸
送,保管及び据付けることができ、しかも光学的位置の
微調整が行われた状態の1つのマルチスクリーンディス
プレイユニットを容易に構成できる。
【0044】この様な請求項4記載の構成によれば、複
数のマルチスクリーンディスプレイユニットで構成し、
各マルチスクリーンディスプレイユニットにおいて、ミ
ラーが投写ユニットからの映像光を反射してスクリーン
に結像させる構造なので、各マルチスクリーンディスプ
レイユニットをミラーを用いて薄型化することができる
一方、各マルチスクリーンディスプレイユニットを、ス
クリーンと取付け姿勢を変えることが可能なミラーとを
備えた正面側キャビネットと、投写ユニットと取付け姿
勢を変えることが可能なシャーシとを備えた背面側キャ
ビネットとの、2つに分解可能な構成としたので、各マ
ルチスクリーンディスプレイユニットをさらに2つに分
解して輸送,保管及び据付けることができ、しかも光学
的位置の微調整が行われた状態の1つのマルチスクリー
ンディスプレイユニットを容易に構成できる。さらに、
正面側キャビネットに対してストッパを用いて背面側キ
ャビネットの一部を挿入できる構造としたので、各マル
チスクリーンディスプレイユニットを輸送,保管すると
きに、奥行きをより一層短縮することができる。
【0045】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0046】図1は本発明に係るマルチスクリーンディ
スプレイの一実施例を示す断面図である。
【0047】図1において、マルチスクリーンディスプ
レイ7は、例えば4個のマルチスクリーンディスプレイ
ユニット70を上下2段、左右2段に配列し、このよう
に配列したマルチスクリーンディスプレイユニット70
の正面側を背面が開口した中空の台座80に乗せて組み
立てられる。
【0048】マルチスクリーンディスプレイユニット7
0の正面側キャビネット71は、正面と背面とが開口し
た箱状に形成されている。
【0049】マルチスクリーンディスプレイユニット7
0の正面側キャビネット71の正面側の開口76には、
スクリーン75が取付けられる。
【0050】マルチスクリーンディスプレイユニット7
0の背面側キャビネット81は、正面が開口し、対向す
る背面を閉塞し、正面側キャビネット71と同じ断面の
箱状に形成され、正面側キャビネット71の背面にその
正面を台座80の分下方にずらして捩子止め嵌合等の接
続固定手段により取付けられている。最上段に位置する
正面側キャビネット71の背面側開口の上方には、遮光
板77が取付けられている。この遮光板77は、輸送の
際や収納の際に取外しが可能になっている。また、背面
側キャビネット81は、輸送や収納の際に捩子止め嵌合
等の接続固定手段により図2に示すように正面側キャビ
ネット71の背面にその正面を揃えて取付けることがで
きる。
【0051】背面側キャビネット81の背面パネルの下
側には、取付け部78が設けられている。取付け部78
には、投写ユニット72が光軸を真上から正面側に傾斜
した状態で取付けられている。
【0052】背面側キャビネット81の内部の下側に
は、シャーシ73が取付け姿勢を変えられるように取付
けられている。シャーシ73は、背面側キャビネット8
1が正面側キャビネット71の背面側にその正面を揃え
て取付けられた状態では図2に示すように背面側に姿勢
を変えられ、背面側キャビネット81が正面側キャビネ
ット71の背面側にその正面をずらして取付けられた状
態では図1に示すように正面側に水平状態となまるまで
姿勢を変えられて背面側キャビネット81の開口から突
出する。
【0053】図1のマルチスクリーンディスプレイ7に
組立てられた状態では、シャーシ73は、正面側に姿勢
を変えられて背面側キャビネット81の開口から突出す
る。背面側キャビネット81の開口から突出したシャー
シ73は、上の段の場合、下の段の正面側キャビネット
71に挿入され、下の段の場合、台座80に挿入され
る。シャーシ73は、投写ユニット72のブラウン管8
3の画面に映像を表示するための回路が搭載されてい
る。
【0054】正面側キャビネット71の内部の上側に
は、ミラー74が取付け姿勢を変えられるように取付け
られている。ミラー74は、正面側キャビネット71の
背面側キャビネット81が正面側キャビネット71の背
面側にその正面を揃えて取付けられた状態では図2に示
すように正面側に姿勢を変えられ、背面側キャビネット
81が正面側キャビネット71の背面側にその正面をず
らして取付られた状態では図1に示すように背面側に姿
勢を変えられて投写ユニット72からの映像光を反射し
てスクリーン75に結像させる。
【0055】図1のマルチスクリーンディスプレイ7に
組立てられた状態では、ミラー74は、正面側キャビネ
ット71の背面側の開口から背面側キャビネット81に
突出し、投写ユニット72の上側に位置する。
【0056】図2は図1のマルチスクリーンディスプレ
イユニット70の輸送または収納状態を示す断面図であ
る。
【0057】図2において、背面側キャビネット81
は、正面側キャビネット71の背面側にその正面を揃え
て取付けられている。これにより、マルチスクリーンデ
ィスプレイユニット70は、6面体の箱状になってい
る。
【0058】この状態では、ミラー74は正面側に姿勢
を変えられ、シャーシ73は背面側に姿勢を変えられて
いる。ここで、シャーシ73は、投写ユニット72に近
接することになるが、この場合にはシャーシ73及び投
写ユニット72には電源が供給されていないので、問題
ない。
【0059】このような実施例によれば、輸送時に投写
ユニットを6面体の箱状にすることができるので、トラ
ックに積み込んだり、積み出したりする場合の作業性が
従来例よりも向上する。また、据付作業を行う場合先に
複数の正面側キャビネット31を隙間無く組立ててか
ら、背面側キャビネット81を正面側キャビネット71
に取付ければよく、マルチスクリーンディスプレイユニ
ット70を2分割して作業できるので、一度に運ぶ重量
がマルチスクリーンディスプレイユニット70の半分程
度となり、高所への積上げが容易になり、安全かつ容易
に据付け作業ができる。ここで、輸送及び設置に際して
正面側キャビネット71と背面側キャビネット81の取
付け及び取外しを行うが、正面側キャビネット71と背
面側キャビネット81の間の接触面が大きいので、十分
な精度を維持できる。さらに、輸送または収納状態にお
いて、ミラー74は正面側に姿勢を変えられ、かつシャ
ーシ73は背面側に姿勢を変えられるので、マルチスク
リーンディスプレイ及びマルチスクリーンディスプレイ
ユニットの奥行きを短縮できるとともに、図1のマルチ
スクリーンディスプレイに組立てられた状態では、シャ
ーシ73が正面側に姿勢を変えられて背面側キャビネッ
ト81の開口から突出して投写ユニット72より離れる
ので、シャーシ73と投写ユニット72の加熱を防止で
きる。さらに、背面側キャビネット81の開口側(正面
側)にシャーシ73を収納可能に配設し、投写ユニット
72を背面側キャビネット81の背面パネル寄りに設け
ることができるので、シャーシ73を背面側キャビネッ
ト81の背面パネル寄りに設けた場合に比べ、輸送また
は収納状態において、マルチスクリーンディスプレイ及
びマルチスクリーンディスプレイユニットの奥行きを短
縮できる。
【0060】図3は本発明に係るマルチスクリーンディ
スプレイの他の実施例を示す断面図である。
【0061】図3において、マルチスクリーンディスプ
レイ5は、例えば4個のマルチスクリーンディスプレイ
ユニット50を上下2段、左右2段に配列し、このよう
に配列したマルチスクリーンディスプレイユニット50
の正面側を中空の台座60に乗せて組み立てられる。
【0062】マルチスクリーンディスプレイユニット5
0は、正面側キャビネット51と背面側キャビネット6
1とで形成する内部に投写ユニット52とシャーシ53
とミラー54とを収納している。正面側キャビネット5
1は、正面と背面とが開口した箱状に形成されている。
正面側キャビネット51の正面側の開口56にスクリー
ン55を取付けた構造になっている。
【0063】背面側キャビネット61は、正面が開口
し、対向する背面を閉塞し、正面側キャビネット51と
同じ断面の箱状に形成され、正面側キャビネット51の
背面側にその正面を台座60の分下方にずらして捩子止
め嵌合等の接続固定手段により取付けられている。最上
段に位置する正面側キャビネット51の背面側開口の上
方には、隣の投写ユニット52や外部からの光漏れを防
止するための遮光板57が取付けられている。この遮光
板57は、輸送の際や収納の際に取外しが可能になって
いる。また、背面側キャビネット61は、輸送の際や収
納の際に捩子止め嵌合等の接続固定手段により図4に示
すように正面側キャビネット51の背面側にその正面を
揃えて取付けることができる。
【0064】背面側キャビネット61の背面パネルの内
面には、シャーシ53が取付けられている。
【0065】背面側キャビネット61の底面パネルの内
面には、取付け部58が設けられている。取付け部58
には、投写ユニット52が光軸を真上から正面側に傾斜
した状態で取付けられている。
【0066】シャーシ53には、投写ユニット52のブ
ラウン管63の画面に映像を表示するための回路が搭載
されている。
【0067】正面側キャビネット51の内部の上側に
は、ミラー54が反射面を水平面から正面側に向けて傾
けた状態で取付け姿勢を変えられるように取付けられい
る。ミラー54は、図4に示すように背面側キャビネッ
ト61が正面側キャビネット51の背面側にその正面を
揃えて取付けられた状態で正面側に姿勢を変えられ、図
3に示すように背面側キャビネット61が正面側キャビ
ネット51の背面側にその正面をずらして取付けられた
状態で背面側に姿勢を変えられて前記投写ユニット52
からの映像光を反射してスクリーン55に結像させる。
【0068】図3の状態では、ミラー54は、正面側キ
ャビネット51の背面側の開口から背面側キャビネット
61に突出し、投写ユニット52の上側に位置する。
【0069】図4は図3のマルチスクリーンディスプレ
イユニット50の輸送または収納状態を示す断面図であ
る。
【0070】図4において、背面側キャビネット61
は、正面側キャビネット51の背面側にその正面を揃え
て取付けられている。これにより、マルチスクリーンデ
ィスプレイユニット50は、6面体の箱状になってい
る。
【0071】この状態では、ミラー54は、正面側に姿
勢を変えられ、投写ユニット52から離れた状態になっ
ている。
【0072】このような実施例によれば、図1の実施例
と同様にマルチスクリーンディスプレイユニット50を
2分割して作業できるので、一度に運ぶ重量がマルチス
クリーンディスプレイユニット50の半分程度となり、
高所への積上げが容易になり、安全かつ容易に据付け作
業ができる効果があるとともに、輸送または収納状態に
おいて、ミラー54は、正面側に姿勢を変えられ、かつ
投写ユニット52がその先端部分を背面側キャビネット
61の開口から前方へ突き出して固定されているので、
マルチスクリーンディスプレイ及びマルチスクリーンデ
ィスプレイユニットの奥行きを短縮できる。
【0073】図5は本発明に係るマルチスクリーンディ
スプレイのもう一つの他の実施例を示す断面図である。
【0074】図5において、マルチスクリーンディスプ
レイ3は、例えば4個のマルチスクリーンディスプレイ
ユニット30を上下2段、左右2段に配列し、このよう
に配列したマルチスクリーンディスプレイユニット30
の正面側を台座40に乗せて組み立てられる。
【0075】マルチスクリーンディスプレイユニット3
0は、正面側キャビネット31と背面側キャビネット4
1とで形成する内部に投写ユニット32とシャーシ33
とミラー34とを収納している。
【0076】正面側キャビネット31は、正面と背面と
が開口した箱状に形成され、正面側の開口36が上下2
段、左右2段に配列されて組み立てられる。
【0077】正面側キャビネット31の正面側の開口3
6には、スクリーン35が取付けられる。
【0078】背面側キャビネット41は、正面が開口
し、対向する背面を閉塞し、正面側キャビネット31と
同じ断面の箱状に形成され、正面側キャビネット31の
背面側にその正面を台座40の分下方にずらして捩子止
め嵌合等の接続固定手段により取付けられている。正面
側キャビネット31の背面側開口の上方には、隣の投写
ユニット32や外部からの光漏れを防止するための遮光
板37が形成されている。また、背面側キャビネット4
1は、輸送の際や収納の際に捩子止め嵌合等の接続固定
手段により図6に示すように正面側キャビネット31の
背面側にその正面を揃えて取付けることができる。
【0079】背面側キャビネット41の背面パネルの内
面には、シャーシ33が取付けられている。背面側キャ
ビネット41の底面パネルの内面には、取付け部38が
設けられている。取付け部38には、投写ユニット32
が光軸を真上から正面側に傾斜した状態で取付けられて
いる。
【0080】投写ユニット32は、そのフレーム42に
ブラウン管43と投写レンズ44を取付けた構造になっ
いる。投写レンズ44は、ブラウン管43からの映像光
を投写するようになっている。
【0081】シャーシ33には、投写ユニット32のブ
ラウン管43の画面に映像を表示するための回路が搭載
されている。
【0082】正面側キャビネット31の内部の上側に
は、ミラー34が反射面を水平面から正面側に向けて傾
けた状態で配置されている。ミラー34は、正面側キャ
ビネット31の背面側開口から背面側キャビネット41
に突出し、投写ユニット32の上側に位置する。
【0083】投写ユニット32からの映像光は、ミラー
34により反射され、スクリーン35に投写され結像す
る。
【0084】正面側キャビネット31は、中空の箱状に
形成された台座40の上に載置され、背面側キャビネッ
ト41は、直接地面または床に配置される。これによ
り、スクリーン35の板面を地面または床に対して垂直
にすることができる。
【0085】図6は図5のマルチスクリーンディスプレ
イユニット30の輸送または収納状態を示す断面図であ
る。
【0086】図6において、背面側キャビネット41
は、正面側キャビネット31の背面側にその正面を揃え
て取付けている。これにより、マルチスクリーンディス
プレイユニット30は、6面体の箱状になっている。
【0087】この状態では、正面側キャビネット31の
背面側開口から背面側キャビネット41に突出したミラ
ー34は、投写ユニット32の正面側の下側に位置す
る。
【0088】このような実施例によれば、図1の実施例
と同様にマルチスクリーンディスプレイユニット30を
2分割して作業できるので、一度に運ぶ重量がマルチス
クリーンディスプレイユニット30の半分程度となり、
高所への積上げが容易になり、安全かつ容易に据付け作
業ができる効果があるとともに、図1の実施例とは異な
り、ミラー34を正面側キャビネット31内に固定的に
取り付け、かつシャーシ33を背面側キャビネット41
の背面パネル内面に固定的に取り付けたので、輸送また
は収納状態において、ミラー34及びシャーシ33の姿
勢を変える必要がない。
【0089】図7は本発明に係るマルチスクリーンディ
スプレイのさらにもう一つの他の実施例を示す断面図で
ある。
【0090】図7において、マルチスクリーンディスプ
レイ9は、例えば4個のマルチスクリーンディスプレイ
ユニット90を上下2段、左右2段に配列し、このよう
に配列したマルチスクリーンディスプレイユニット90
の正面側を背面側が開口した中空の台座100に乗せて
組み立てられる。
【0091】正面側キャビネット91は、正面と背面と
が開口した箱状に形成されている。
【0092】正面側キャビネット91の正面側の開口9
6には、スクリーン95が取付けられる。
【0093】背面側キャビネット101は、正面が開口
し、対向する背面を閉塞し、正面側キャビネット91の
背面側の開口に挿入することができるように、正面側の
外周が正面側キャビネット91の背面側の開口の内周と
同じもしくは小さく形成されている。正面側キャビネッ
ト91の内側には、背面側キャビネット101の前記正
面側キャビネット91の背面側の開口への挿入を停止さ
せるストッパ102が設けられている。
【0094】ここで、図10のマルチスクリーンディス
プレイ9を組み立てた状態の場合、背面側キャビネット
101は、正面側キャビネット91の背面側にその正面
側から見た中心を台座100の分下方にずらして取付け
ている。
【0095】最上段に位置する正面側キャビネット91
の背面側の開口の上方には、遮光板97が取付けられて
いる。この遮光板97は、輸送の際や収納の際に取外し
が可能になっている。
【0096】上段の背面側キャビネット101と下段の
背面側キャビネット101との間には、背面側キャビネ
ット101を安定化するためのスペーサ103が設けら
れている。
【0097】背面側キャビネット101の背面パネルの
下側には、取付け部98が設けられている。取付け部9
8には、投写ユニット92が取付けられている。
【0098】背面側キャビネット101の内部の下側に
は、シャーシ93が取付け姿勢を変えられるように取付
けられいる。シャーシ93は、背面側キャビネット10
1の正面側が正面側キャビネット91の背面側の開口に
挿入された状態では図8に示すように背面側に姿勢を変
えられ、背面側キャビネット101を正面側キャビネッ
ト91の背面側に中心をずらして取付けた状態では図7
に示すように正面側に仰角が20度程度になるまで姿勢
を変えられて背面側キャビネット101の開口から突出
する。
【0099】背面側キャビネット101の開口から突出
したシャーシ93は、上の段の場合、下の段の正面側キ
ャビネット91に挿入され、下の段の場合、台座100
に挿入される。シャーシ93は、投写ユニット92のブ
ラウン管103の画面に映像を表示するための回路が搭
載されている。
【0100】正面側キャビネット91の内部の上側に
は、ミラー94が取付け姿勢を変えられるように取付け
られている。ミラー94は、背面側キャビネット101
の正面側が正面側キャビネット91の背面側の開口に挿
入された状態では図8に示すように正面側に姿勢を変え
られ、背面側キャビネット101を正面側キャビネット
91の背面側に中心をずらして取付けた状態では図7に
示すように背面側に姿勢を変えられて前記投写ユニット
92からの映像光を反射してスクリーン95に結像させ
る。
【0101】図7のマルチスクリーンディスプレイ9を
組立てられた状態では、ミラー94は、正面側キャビネ
ット91の背面側の開口から背面側キャビネット101
に突出し、投写ユニット92の上側に位置する。
【0102】図8は図7のマルチスクリーンディスプレ
イユニット90の輸送または収納状態を示す断面図であ
る。
【0103】図8において、背面側キャビネット101
は、正面側が正面側キャビネット91の背面側の開口に
ストッパ102と接触する位置まで挿入されている。こ
れにより、マルチスクリーンディスプレイユニット90
は、箱状になっている。
【0104】この状態では、ミラー94は正面側に姿勢
を変えられ、シャーシ93は背面側に姿勢を変えられて
いる。
【0105】このような実施例によれば、図1の実施例
と同様の効果があるとともに、輸送または収納状態にお
いて、背面側キャビネット101の正面側を正面側キャ
ビネット91の背面側の開口にストッパの位置まで挿入
するので、奥行きをより一層短縮できる。
【0106】図9は図8の実施例の変形例を示すマルチ
スクリーンディスプレイユニットの輸送または収納状態
を示す断面図であり、図8の実施例と同じ構成要素には
同じ符号を付して説明を省略している。
【0107】図9において、本変形例のマルチスクリー
ンディスプレイユニット110では、正面側キャビネッ
ト91の背面側の開口への背面側キャビネット101の
挿入を停止させるストッパ113を、正面側キャビネッ
ト91の内側に設けずに、背面側キャビネット101の
外側に設けている。これ以外の構成は図7及び図8に示
した実施例と同様である。
【0108】このような変形例でも、図7及び図8に示
した実施例と同様の効果が得られる。
【0109】尚、図1乃至図8に示した実施例では、縦
2段、横2段の計4つのマルチスクリーンディスプレイ
ユニットでマルチスクリーンディスプレイを構成した
が、マルチスクリーンディスプレイユニットの段数は他
の組合わせを用いてもよい。また、図1乃至図9に示し
た実施例及び変形例では、マルチスクリーンディスプレ
イユニットのミラーをキャビネット内部の上側に設け、
キャビネットの背面側を下方にずらすようにしたが、ミ
ラーを設ける位置と、キャビネットの背面側をずらす方
向は、他の組合わせ、例えばミラーをキャビネット内部
の下側に設け、キャビネットの背面側を上方にずらすよ
うにしてもよい。さらに、図7乃至図9に示した実施例
及び変形例では、前記正面側キャビネット91の背面側
の開口への背面側キャビネット101の挿入を停止させ
るストッパ103,又は113を、正面側キャビネット
91の内側又は背面側キャビネット101の外側との一
方に設けたが、両方に設けてもよい。
【0110】
【発明の効果】以上述べた様にこの発明によれば、ミラ
ーを用いてマルチスクリーンディスプレイの薄型化を行
うとともに、光学的位置の微調整が行われた状態の複数
のユニットに分解できるようにし、しかも分解して輸
送,保管する作業及び据付ける作業が安全かつ容易に行
え、作業時間及び手間の増大を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマルチスクリーンディスプレイの
一実施例を示す断面図。
【図2】図2のマルチスクリーンディスプレイユニット
の輸送または収納状態を示す断面図。
【図3】本発明に係るマルチスクリーンディスプレイの
他の実施例を示す断面図。
【図4】図3のマルチスクリーンディスプレイユニット
の輸送または収納状態を示す断面図。
【図5】本発明に係るマルチスクリーンディスプレイの
もう一つの他の実施例を示す断面図。
【図6】図5のマルチスクリーンディスプレイユニット
の輸送または収納状態を示す断面図。
【図7】本発明に係るマルチスクリーンディスプレイの
さらにもう一つの他の実施例を示す断面図。
【図8】図7のマルチスクリーンディスプレイユニット
の輸送または収納状態を示す断面図。
【図9】図8の実施例の変形例を示すマルチスクリーン
ディスプレイユニットの輸送または収納状態を示す断面
図。
【図10】従来のマルチスクリーンディスプレイユニッ
トを示す断面図。
【図11】図10のマルチスクリーンディスプレイユニ
ットを複数用いたマルチスクリーンディスプレイを示す
斜視図。
【図12】従来のミラーを用いたマルチスクリーンディ
スプレイを示す断面図。
【符号の説明】 3,5,7,9…マルチスクリーンディスプレイ 30,50,70,90,110…マルチスクリーンデ
ィスプレイユニット 31,51,71,91…正面側キャビネット 32,52,72,92…投写ユニット 33,53,73,93…シャーシ 34,54,74,94…ミラー 35,55,75,95…スクリーン 36,56,76,96…開口 41,61,81,101…正面側キャビネット 102,113…ストッパ
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面側が開口し、背面側が閉塞し、正面
    側から背面側に向けて折曲した箱状に形成され、正面側
    の開口が上下と左右の内少なくとも一方に配列されて組
    み立てられる複数のキャビネットと、 これら複数のキャビネットの正面側にそれぞれ取付けら
    れる複数のスクリーンと、 前記複数のキャビネットの内部の背面側にそれぞれ配置
    され、映像光を投写する複数の投写ユニットと、 前記複数のキャビネットの内部にそれぞれ配置され、前
    記複数の投写ユニットからの映像光をそれぞれ反射して
    前記複数のスクリーンにそれぞれ結像させる複数のミラ
    ーとを具備したことを特徴とするマルチスクリーンディ
    スプレイ。
  2. 【請求項2】 正面側及び背面側が開口した箱状に形成
    され、正面側の開口が上下と左右の内少なくとも一方に
    配列されて組み立てられる複数の正面側キャビネット
    と、 これら複数の正面側キャビネットの正面側にそれぞれ取
    付けられる複数のスクリーンと、 正面側が開口し、背面側が閉塞し、それぞれ前記複数の
    正面側キャビネットと同じ断面の箱状に形成され、それ
    ぞれ該複数の正面側キャビネットの背面側に断面を揃え
    て取付けることができるとともに、それぞれ該複数の正
    面側キャビネットの背面側に断面をずらして取付けるこ
    とができる複数の背面側キャビネットと、 これら複数の背面側キャビネットの内部にそれぞれ配置
    され、映像光を投写する複数の投写ユニットと、 前記複数の正面側キャビネットの内部にそれぞれ配置さ
    れ、前記複数の背面側キャビネットが該複数の正面側キ
    ャビネットの背面側に断面をずらして取付けられた状態
    で、前記複数の投写ユニットからの映像光をそれぞれ反
    射して前記複数のスクリーンにそれぞれ結像させる複数
    のミラーとを具備したことを特徴とするマルチスクリー
    ンディスプレイ。
  3. 【請求項3】 正面側及び背面側が開口した箱状に形成
    され、正面側の開口が上下と左右の内少なくとも一方に
    配列されて組み立てられる複数の正面側キャビネット
    と、 これら複数の正面側キャビネットの正面側にそれぞれ取
    付けられる複数のスクリーンと、 正面側が開口し、背面側が閉塞し、それぞれ前記複数の
    正面側キャビネットと同じ断面の箱状に形成され、それ
    ぞれ該複数の正面側キャビネットの背面側に断面を揃え
    て取付けることができるとともに、それぞれ該複数の正
    面側キャビネットの背面側に断面をずらして取付けるこ
    とができる複数の背面側キャビネットと、 これら複数の背面側キャビネットの内部にそれぞれ配置
    され、映像光を投写する複数の投写ユニットと、 前記複数の正面側キャビネットの内部に揺動可能に取付
    けられ、前記複数の背面側キャビネットが該複数の正面
    側キャビネットの背面側に断面を揃えて取付けられた状
    態で正面側に揺動され、該複数の背面側キャビネットが
    該複数の正面側キャビネットの背面側に断面をずらして
    取付けた状態で背面側に揺動されて前記複数の投写ユニ
    ットからの映像光をそれぞれ反射して前記複数のスクリ
    ーンにそれぞれ結像させる複数のミラーとを具備したこ
    とを特徴とするマルチスクリーンディスプレイ。
  4. 【請求項4】 正面側及び背面側が開口した箱状に形成
    され、正面側の開口が上下と左右の内少なくとも一方に
    配列されて組み立てられる複数の正面側キャビネット
    と、 これら複数の正面側キャビネットの正面側にそれぞれ取
    付けられる複数のスクリーンと、 正面側が開口し、背面側が閉塞し、それぞれ前記複数の
    正面側キャビネットと同じ断面の箱状に形成され、それ
    ぞれ該複数の正面側キャビネットの背面側に断面を揃え
    て取付けることができるとともに、それぞれ該複数の正
    面側キャビネットの背面側に断面をずらして取付けるこ
    とができる複数の背面側キャビネットと、 これら複数の背面側キャビネットの内部にそれぞれ配置
    され、映像光を投写する複数の投写ユニットと、 前記複数の正面側キャビネットの内部に揺動可能に取付
    けられ、前記複数の背面側キャビネットが該複数の正面
    側キャビネットの背面側に断面を揃えて取付けられた状
    態で正面側に揺動され、該複数の背面側キャビネットが
    該複数の正面側キャビネットの背面側に断面をずらして
    取付けた状態で背面側に揺動されて前記複数の投写ユニ
    ットからの映像光をそれぞれ反射して前記複数のスクリ
    ーンにそれぞれ結像させる複数のミラーと、 前記複数の背面側キャビネットの内部の投写管より正面
    側に揺動可能に取付けられ、該複数の背面側キャビネッ
    トが前記複数の正面側キャビネットの背面側に断面を揃
    えて取付けられた状態で背面側に揺動され、該複数の背
    面側キャビネットが該複数の正面側キャビネットの背面
    側に断面をずらして取付けられた状態で正面側に揺動さ
    れて該複数の背面側キャビネットの開口からそれぞれ突
    出するシャーシとを具備したことを特徴とするマルチス
    クリーンディスプレイ。
  5. 【請求項5】 正面側及び背面側が開口した箱状に形成
    され、正面側の開口が上下と左右の内少なくとも一方に
    配列されて組み立てられる複数の正面側キャビネット
    と、 これら複数の正面側キャビネットの正面側にそれぞれ取
    付けられる複数のスクリーンと、 正面側が開口し背面側が閉塞した箱状に形成され、正面
    側をそれぞれ前記複数の正面側キャビネットの背面側の
    開口に挿入することができるとともに、それぞれ該複数
    の正面側キャビネットの背面側に正面側から見た中心を
    ずらして取付けることができる複数の背面側キャビネッ
    トと、 これら複数の背面側キャビネットの前記複数の正面側キ
    ャビネットの背面側の開口への挿入をそれぞれ所定位置
    で停止させる複数のストッパと、 前記複数の背面側キャビネットの内部にそれぞれ配置さ
    れ、映像光を投写する複数の投写ユニットと、 前記複数の正面側キャビネットの内部に揺動可能に取付
    けられ、前記複数の背面側キャビネットの正面側が該複
    数の正面側キャビネットの背面側の開口に挿入された状
    態で正面側に揺動され、該複数の背面側キャビネットを
    該複数の正面側キャビネットの背面側に正面側から見た
    中心をずらして取付けた状態で背面側に揺動されて前記
    複数の投写ユニットからの映像光をそれぞれ反射して前
    記複数のスクリーンにそれぞれ結像させる複数のミラー
    と、 前記複数の背面側キャビネットの内部の投写管より正面
    側に揺動可能に取付けられ、該複数の背面側キャビネッ
    トの正面側が前記複数の正面側キャビネットの背面側の
    開口に挿入された状態で背面側に揺動され、該背面側キ
    ャビネットを該複数の正面側キャビネットの背面側に正
    面側から見た中心をずらして取付けた状態で正面側に揺
    動されて該複数の背面側キャビネットの開口からそれぞ
    れ突出するシャーシとを具備したことを特徴とするマル
    チスクリーンディスプレイ。
JP6158926A 1993-10-21 1994-07-11 マルチスクリーンディスプレイ Pending JPH0832907A (ja)

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JP6158926A JPH0832907A (ja) 1994-07-11 1994-07-11 マルチスクリーンディスプレイ
KR1019940026937A KR0164245B1 (ko) 1993-10-21 1994-10-21 멀티스크린 디스플레이 및 그 조립 방법

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