JPH11242000A - セラミックス管の検査方法,その装置及び検査システム - Google Patents

セラミックス管の検査方法,その装置及び検査システム

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JPH11242000A
JPH11242000A JP16537298A JP16537298A JPH11242000A JP H11242000 A JPH11242000 A JP H11242000A JP 16537298 A JP16537298 A JP 16537298A JP 16537298 A JP16537298 A JP 16537298A JP H11242000 A JPH11242000 A JP H11242000A
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tube
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有底円筒状のセラミックス管に生じる欠陥な
どを高速かつ高感度に検査する。 【解決手段】 セラミックス管1の内部を光源6によっ
て照明し、その管壁の透過光を用いて、セラミックス管
1を回転させることにより、あるいは停止した状態で外
部からラインセンサ8,TVカメラ10によって円筒部
外表面1a,管底部外表面1bの画像を検出する。これ
ら画像は夫々ラインセンサ用画像処理装置12,TVカ
メラ用画像処理装置13で処理され、これら円筒部外表
面1a,管底部外表面1bでの欠陥が検出される。同様
に透過光を利用することにより、セラミックス管1の円
筒部内面や底部内面での欠陥検出を行なうことができ
る。かかる検査装置と、光を利用したセラミックス管1
の形状検査装置と内圧強度検査装置とで、かかる検査を
順次自動的に行なう検査システムが構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナトリウム硫黄電
池などに用いられるセラミックス管の欠陥や変形を光学
的に検出するとともに、低強度のセラミックス管を内圧
強度検査(機械的強度検査)によって排除するようにし
たセラミックス管の検査方法,その装置及び検査システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のかかるセラミックス管の検査方法
としては、例えば、特開平4−69552号公報や特開
平2−120641号公報,特開平4−291132号
公報,特開平4−366745号公報で開示されている
ように、セラミックス管の目視検査を簡便にする方法や
機械的強度試験による方法であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、目視検
査での欠陥検出感度は目の分解能(数100μm程度)
が限界であり、数100μmより小さい微小な欠陥を検
出することはできない。また、目視検査では、セラミッ
クス管の外周部(外表面)の欠陥検出は可能であるが、
セラミックス管の内周部(内表面)を検査するために
は、ミラーなどを管内部に挿入するなどしなければ、管
内周部の欠陥を検出することが困難であり、管外周部と
同様な感度で欠陥を検出することはできない。
【0004】図27はセラミックスを透過光で検査する
場合の欠陥検出の原理の説明図である。
【0005】同図において、セラミックスはセラミック
ス粒子300からなっており、このセラミックスの2つ
の表面をP面,Q面として、P面から光を照射すると、
この照射光はセラミックス粒子300の表面での反射と
セラミックス粒子300中の透過とを繰り返しながらQ
面から漏れ出てくる。光がセラミックス粒子300を透
過するときには、完全拡散の透過光となる。このとき、
セラミックスでの欠陥に応じてこの漏れ出てくる光のコ
ントラストが異なり、周囲よりも明るい場合には、クラ
ック欠陥や気泡欠陥と判断し、周囲よりも暗い場合に
は、異物欠陥と判断する。
【0006】ところで、セラミックスに生じているこれ
ら欠陥を検出する場合、クラック欠陥Aのように、その
開口部がセラミックスの光が漏れ出てくるQ面側に生じ
ている場合には、その検出がしやすいものであるが、ク
ラック欠陥Bのように、光を照射するセラミックスのP
面側にクラック開口部が生じている場合には、検出しに
くい。これは、クラック外周からの光がクラックを生じ
ていない部分に回り込み、周囲とのコントラストの変化
が小さくなるからである。このような現象は、異物欠陥
や気泡欠陥のようなセラミックス内部に生じている欠陥
についても、同様である。
【0007】セラミックス内部に生ずるこのような欠陥
は、光が漏れ出てくるQ面側の表面の浅い箇所に生じて
いる場合には、検出しやすいが、光を照射するP面側に
近い箇所に生じている場合(即ち、Q面から離れた箇所
に生じている場合)には、検出感度が低下する。
【0008】また、上記従来の機械的強度試験による方
法では、セラミックス管の外部あるいは内部から加圧し
た機械的負荷により、セラミックス管の破壊の有無を検
査するものであるが、破壊されない場合であっても、破
壊には至らない欠陥が存在していたり、また、加圧によ
る欠陥の成長により、セラミックス管の機械的強度を低
下させる虞もあり、機械的負荷検査のみでは、検査の信
頼性に欠けるという問題がある。
【0009】本発明の第1の目的は、かかる問題を解消
し、有底円筒状のセラミックス管の表面あるいは内部に
生じる各種欠陥を高速かつ高感度に検査することができ
るようにしたセラミックス管の検査方法,その装置及び
検査システムを提供することにある。
【0010】本発明の第2の目的は、かかる欠陥がセラ
ミックスの円筒部や底部(袋部)の外表面側あるいは内
表面側のいずれの部位に生じても、確実にその欠陥を検
出できるようにしたセラミックス管の検査方法,その装
置及び検査システムを提供することにある。
【0011】本発明の第3の目的は、変形や形状の偏り
などによる機械的強度不足のセラミックス管を検出して
排除することができるようにしたセラミックス管の検査
方法,その装置及び検査システムを提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるセラミックス管の検査方法及びその装
置は、セラミックス管の円筒部や底部(袋部)を照明
し、セラミックス管を透過した光を光学的に検出して画
像を得、その検出した画像に対して平滑化,2次微分,
2値化などの画像処理することにより、欠陥を検出す
る。
【0013】セラミックス管の円筒部外表面の画像検出
方法としては、セラミックス管の内表面側から光を照明
しながら、セラミックス管あるいは管表面側の検出系を
回転させて、該検出系により円筒部外表面を平面状に検
出し、また、セラミックス管の円筒部内表面の画像検出
方法としては、セラミックス管の内側に検出系を設け、
セラミックス管の外表面側から光を照明しながら、セラ
ミックス管を回転させて円筒部内表面を平面状に検出す
るか、あるいは、管内部をその円周状に検出するコーン
ミラー検出系を円筒部の長手方向に走査しながら、円筒
部内表面を連続的に検出する。また、セラミックス管の
底部(袋部)の外表面あるいは内表面の画像検出方法と
しては、セラミックス管の外側あるいは内側から照明
し、この底部の内表面または外表面の画像を検出する。
【0014】セラミックス管の検査装置としては、セラ
ミックス管の円筒部や底部(袋部)を夫々照明する手段
と、透過した照明光を夫々の表面側で光学的に検出して
画像を得る手段と、検出した該画像を平滑化,2次微
分,2値化などの処理をする画像処理手段とを具備す
る。
【0015】セラミックス管の円筒部外表面の画像検出
手段としては、セラミックス管の内表面側から光を照明
する手段と、セラミックス管の外表面側に設けられた検
出系と、セラミックス管あるいは検出系を回転させる手
段とを具備し、セラミックス管の円筒部内表面の画像検
出手段としては、セラミックス管の外表面側から光を照
明する手段と、セラミックス管の内表面側に設けられた
検出系と、セラミックス管を回転する手段とを具備する
か、あるいは、セラミックス管の外表面側からリング状
に光を照明する手段と、セラミックス管の内部を円周状
に検出するコーンミラー検出手段によりセラミックス管
の円筒部の長手方向に走査することにより、セラミック
ス管の円筒部内表面を連続的に検出する手段とを具備
し、また、セラミックス管の底部(袋部)の画像検出手
段としては、セラミックス管の外側または内側から照明
する手段と、底部(袋部)の内表面または外表面の画像
を検出手段とを具備する。
【0016】また、上記目的を達成するために、本発明
によるセラミックス管の検査システムは、セラミックス
管を保管する手段と、セラミックス管を保持して移動さ
せる手段と、セラミックス管を保管手段から移動手段に
移動または戻す手段と、セラミックス管の外観や形状,
内圧強度の各検査手段とからなり、自動的に一連の検査
を行なうようにする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1はセラミックス管について複数種
の検査を行なう本発明による検査システムの一実施形態
を示す概略斜視図であって、1はセラミックス管、20
0〜202は検査装置、203a〜203cはストッ
カ、204はコンベア、205はホルダ、206a,2
06bはロボット、207a,207bはアーム、20
8a,208bはチャック、209a,209bはモー
タ、210はボックス、211はロード部、212はア
ンローダ部である。また、図2はこの検査システムの動
作を示すフローチャートである。
【0018】図1において、コンベア204が、その移
動方向が矢印X方向となるように、配置されており、こ
のコンベア204に沿って3個の検査装置200,20
1,202が順次配列されている。ここで、検査装置2
00はセラミックス管1の形状検査装置とし、検査装置
201を外観検査(表面欠陥検査)装置とし、検査装置
202を機械的強度検査(内圧強度検査)装置とする。
この実施形態は、セラミックス管1の検査を検査装置2
00,201,202の順で自動的に行ない、かつ夫々
の検査装置200〜202で異なるセラミックス管1を
同時に検査することができるようにするものである。
【0019】前工程で焼結された各セラミックス管1は
(図2のステップ300)、夫々毎に管理番号を付され
て製造装置全体を統括制御する図示しないホストコンピ
ュータが認知できるようにされた後、ストッカ203a
のこの管理番号に対応した所定の位置に収納されること
により、この検査システムに運ばれる。
【0020】この検査システムでは、ロボット206a
により、このストッカ203aから、例えば、その配列
順あるいは管理番号順にセラミックス管1が1本づつ取
り出され、間欠移動するコンベア204上の複数のホル
ダ205のうちの最もストッカ203側にあるホルダ2
05に載置される。ここで、ロボット206aは、上下
方向(矢印Z方向)に移動可能なアーム207aと、そ
の先端に矢印Y方向に移動可能に設けられたチャック2
08aと、チャック208aを開閉するモータ209a
や送りネジ(図示せず)などを有しており、セラミック
ス管1の内径側をチャック208aで支えることによ
り、セラミックス管1を保持することができる構成をな
している。なお、他方のロボット206bも、同様の構
成をなして、セラミックス管1を保持することができ
る。
【0021】ホルダ205に載置されたセラミックス管
1は、コンベア204の間欠移動により、形状検査装置
200の前方所定位置まで搬送される。そこで、ロボッ
ト206aは、チャック208aでこのセラミックス管
1を再び保持し、アーム207aをY方向に移動させる
ことにより、このセラミックス管1を形状検査装置20
0のローダ部211に搬入する。これにより、形状検査
装置200でセラミックス管1の形状検査が行なわれる
(図2のステップ301)。
【0022】寸法や形状などに異常がないかどうかのか
かる形状検査が終了すると(図2のステップ302)、
セラミックス管1は形状検査装置200のアンローダ部
212に戻される。そこで、ロボット206aは形状検
査が終了したセラミックス管1を保持してコンベア20
4のホルダ205上に戻す。次に、コンベア204が所
定距離移動して停止すると、セラミックス管1は次の外
観検査装置201の前方の所定位置に達しており、上記
と同様にして、セラミックス管1がこの外観検査装置2
01に搬入されて外観検査が行なわれる(図2のステッ
プ303)。
【0023】欠陥があるかどうかのこの検査が終了する
と(図2のステップ304)、上記のようにして、セラ
ミックス管1はコンベア204上のホルダ205に戻さ
れ、次の内圧強度検査装置202に搬送されてその検査
が行なわれる(図2のステップ305)。これは、例え
ば、セラミックス管1が破壊されたかどうか(図2のス
テップ306)、破壊音があったかどうか(図2のステ
ップ307)を検査するものである。
【0024】このようにして、同じセラミックス管1に
対し、コンベア204とで間欠的に搬送されながら、ロ
ボット206aによる検査装置200〜201への搬
入,検査装置での検査及びロボット206aによる検査
装置からの搬出が繰り返される一連の動作が行なわれ、
検査装置200による形状検査,検査装置201による
外観検査(表面欠陥検査)及び検査装置202による内
圧強度検査が順次自動的に行なわれることになる。
【0025】また、夫々の検査装置200,201,2
02で夫々異なるセラミックス管1を同時に検査させる
ようにすることができ、このために、例えば、検査装置
200にセラミックス管1を挿入すると、ロボット20
6aは次のセラミックス管1をストッカ203aから取
り出してコンベア204上のホルダ205に載置し、コ
ンベア204を所定距離移動させて検査装置200の前
で待機させ、このとき検査されている先のセラミックス
管1の検査装置200での検査が終了すると、検査終了
したセラミックス管1をホルダ205に戻すとともに、
ホルダ205に待機していた次のセラミックス管1を検
査装置200に搬入するようにする。検査装置201,
202に対しても同様であり、このようにして、検査装
置200〜202夫々でセラミックス管1の検査を同時
に行なわせることができる。この場合、複数のロボット
206a,206bを用い、各検査装置200〜202
とコンベア204との間のセラミックス管1の搬入/搬
出を分担させる。
【0026】各検査装置200〜202によるセラミッ
クス管1の検査結果は、管理番号毎に整理されて逐次コ
ンピュータで保存され、また、いずれの検査でも合格し
たセラミックス管1はストッカ203bにロボット20
6bによって搬送されて収納され、また、いずれかの検
査装置での検査で不合格となったセラミックス管1は、
同様にして、ストッカ203cに搬送されて収納され
る。また、検査装置202での内圧強度検査で破壊した
セラミックス管1は、ロボット206bによってボック
ス210に排除される。
【0027】ストッカ203bは、全体に合格したセラ
ミックス管1を収納すると、次の工程に搬送されてセラ
ミック管1の次の工程での処理に供されるとともに、次
の空のステッカ203bが使用されることになる。ま
た、ストッカ203cに収納された不合格のセラミック
ス管1は、ボックス210に収納されたセラミックス管
1とともに、破砕され、セラミックス管製造のための原
料としてリサイクルされる。
【0028】なお、外観検査装置201や内圧強度検査
装置202の前段での検査の結果不合格品となったセラ
ミックス管1は、かかる検査装置201または202で
の検査を行なわずに、不合格品としてステッカ203c
に収納するようにすることもできる。従って、図2に示
すように、形状検査において、寸法や形状などに異常が
あった場合には(ステップ302)、不合格品として直
ちにステッカ203cに収納し、また、外観検査で欠陥
が検出された場合には(ステップ304)、不合格品と
して直ちにステッカ203cに収納する。
【0029】また、セラミックス管1は有底円筒状をな
しており、その底部は外部側に凸状の袋部をなしている
が、外観検査装置201では、かかるセラミックス管1
の円筒部外表面,円筒部内表面,底部外表面,底部内表
面などの全て表面の検査が実施される。
【0030】さらに、上記実施形態では、検査の順序は
上記のみに限定されるものではなく、任意の順序として
もよい。但し、破壊したセラミック管1の除去に要する
手間を考慮すると、内圧強度検査を最後の検査とするこ
とが望ましい。
【0031】次に、図1における各検査装置及びそこで
の検査方法の実施形態について説明する。なお、検査対
象となるセラミックス管1は、上記のように、有底円筒
状をなし、その底部は外部側に凸状の袋部をなしてい
る。
【0032】図3は本発明によるセラミックス管の検査
方法及びその装置の第1の実施形態を示す概略構成図で
あって、1はセラミックス管、1aは円筒部外表面、1
bは底部外表面、1eは底部内表面、2はホルダ、2a
は貫通穴、3はモータ、4はプーリ、5はベルト、6は
照明光源、7は検出レンズ、8はラインセンサ、9は検
出レンズ、10はTVカメラ、11は画像検出回路、1
2はラインセンサ用画像処理装置、13はTVカメラ用
画像処理装置、14はマイクロコンピュータ、15は座
標発生回路、16はモータコントローラである。
【0033】この第1の実施形態は、図1における外観
検査(表面欠陥検査)装置201に相当するものであっ
て、セラミック管1の円筒部及び底部(袋部)の外表面
を検査するものとする。
【0034】同図において、このセラミックス管の外観
検査装置は、セラミックス管1を保持するとともに貫通
穴2aが設けられているホルダ2と、このホルダ2を回
転するためのモータ3,プーリ4及びベルト5と、セラ
ミックス管1の内部表面をホルダ2の貫通穴2aを通し
て、あるいはセラミックス管1の内部に挿入されて照明
するための照明光源6と、セラミックス管1の円筒部外
表面1aを検出する検出レンズ7及びラインセンサ8
と、セラミックス管1の底部外表面1bを検出する検出
レンズ9及びTVカメラ10と、画像検出回路11と、
ラインセンサ用画像処理装置12と、TVカメラ用画像
処理装置13と、マイクロコンピュータ14と、座標発
生回路15と、モータコントローラ16とで基本的に構
成されている。
【0035】被検査物であるセラミックス管1は回転可
能なホルダ2上に保持されており、マイクロコンピュー
タ14の制御の下に、モータコントローラ16を介して
モータ3が回転することにより、プーリ4及びベルト5
を介してモータ3と同期して回転し、回転走査制御され
る。
【0036】かかる構成において、セラミックス管1の
円筒部外表面1aを検査する場合には、照明光源6をセ
ラミックス管1の開口部よりも外側に位置付け、この照
明光源6によって貫通穴2aを介しセラミックス管1の
内部を照明しながら、モータ3の回転駆動によってセラ
ミックス管1を回転させる。これにより、ラインセンサ
8によってセラミックス管1の円筒部外表面1aの画像
信号が得られる。この画像信号は、画像検出回路11で
A/D変換処理されて多値画像信号となり、ラインセン
サ用画像処理装置12に供給される。
【0037】このラインセンサ用画像処理装置12で
は、シェーディング補正回路12aにより、この多値画
像信号が処理されて照明むらやラインセンサ8の感度む
らがディジタル的に補正され、次に、平滑化回路12b
により、セラミックス管1の表面での微小凹凸によるノ
イズ成分を平均化するように、多値画像信号を滑らかに
する平滑化処理が行なわれ、次に、2次微分回路12c
により、セラミックス管1の欠陥部による明暗を強調す
るように、多値画像信号の2次微分処理が行なわれ、さ
らに、2値化回路12dにより、2次微分処理された多
値画像信号から欠陥部の画像を抽出する2値化処理が行
なわれる。このようにして得られた欠陥画像信号は、マ
イクロコンピュータ14に供給される。マイクロコンピ
ュータ14は、各座標位置毎に、欠陥がある場合には
「1」、欠陥がない場合には「0」と夫々判定する。
【0038】また、座標発生回路15では、画像検出回
路11を介して供給されるラインセンサ8の走査クロッ
クに基づいて、セラミックス管1の円筒部外表面1aの
長手方向の走査位置座標が作成され、マイクロコンピュ
ータ14に供給される。このマイクロコンピュータ14
では、また、モータ3の回転角制御パルスに基づくセラ
ミックス管1の円周方向の移動量がモータコントローラ
16から供給され、これらにより、マイクロコンピュー
タ14は、ラインセンサ8によるセラミックス管1上で
の実検査座標位置、即ち、その読取時点での実検査位置
が検出される。
【0039】セラミックス管1の底部外表面1bを検査
する場合には、照明光源6を上記の位置に位置決めして
もよいが、この照明光源6をホルダ2の貫通穴2aから
セラミックス管1の内部に挿入して底部内表面1eの近
傍に位置付け、この底部内表面1eを照明する。これに
より、照明光源6の照射光を効率良く使用することがで
きる。
【0040】また、セラミックス管1の底部外表面1b
の欠陥検査は、セラミックス管1が静止している状態で
行なわれる。かかる状態において、検出レンズ9とTV
カメラ10とによってこの底部外表面1bの多値画像信
号が得られる。この多値画像信号はTVカメラ用画像処
理装置13に供給され、シェーディング補正回路13
a,平滑化回路13b,2次微分回路13c及び2値化
回路13dによってラインセンサ用画像処理装置12と
同様な画像処理が行なわれて2値化された欠陥画像信号
が得られる。この欠陥画像信号はマイクロコンピュータ
14に供給され、各画素毎に欠陥の有無が判定される。
【0041】この第1の実施形態では、以上のようなセ
ラミックス管1の照明において、セラミックス管1の円
筒部内径にほぼ等しい照明の直径で平行光束を照射する
ことにより、セラミックス管1の円筒部外表面1a及び
底部外表面1bに均一な透過照明光が得られることにな
り、これにより、欠陥の明暗コントラストが大きくなる
効果もある。
【0042】図4は本発明によるセラミックス管の検査
方法及びその装置の第2の実施形態を示す概略構成図で
あって、1cは円筒部内表面、17はライン状照明光源
ユニット、18は密着型ラインセンサであり、図3に対
応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略す
る。
【0043】この第2の実施形態は、図1における外観
検査装置201に相当するものであって、セラミックス
管1の円筒部内表面を検査するものである。
【0044】同図において、この第2の実施形態は、上
記第1の実施形態での照明光源6と検出レンズ7,ライ
ンセンサ8からなる検出系の代わりに、ライン状照明光
源ユニット17と密着型ラインセンサ18を用いたもの
である。
【0045】セラミックス管1の円筒部の内部にその円
筒部内表面1cに対向して密着型ラインセンサ18を配
置し、これに対向して、ライン(直線)状照明光源17
をセラミックス管1の外側に配置する。ライン状照明光
源ユニット17は、例えば、蛍光灯あるいは高周波蛍光
管からなり、セラミックス管1の外側からその長手方向
ライン状に照明できるようにしている。密着型ラインセ
ンサ18は、機能的には、図3でのラインセンサ8と同
様なものである。かかる密着型ラインセンサ18は検出
素子と結像レンズが一体で配置されてなるものであっ
て、例えば、「テレビジョン学会技術報告ITEJ Technic
al report」Vol.13,No28,PP.13〜18,ED'89-26(May.198
9)や「テレビジョン学会技術報告ITEJ Technical repor
t」Vol.13,No48,PP.13〜18.IPU'89-3(Sep.1989)に開示
されているラインセンサを用いればよい。
【0046】かかる構成において、図3に示した第1の
実施形態でのセラミックス管1の円筒部外表面1aの検
査方法と同様の手法により、セラミックス管1の円筒部
内表面1cを検査できる。即ち、モータ3の駆動によっ
てセラミックス管1を回転させると、密着型ラインセン
サ18から得られる画像信号は画像検出回路11でA/
D変換処理されて多値画像信号となり、さらに、ライン
センサ用画像処理装置12でシェーディング補正,平滑
化,2次微分及び2値化の各画像処理が施されて欠陥画
像信号が得られ、マイクロコンピュータ14に供給され
る。
【0047】この第2の実施形態でも、図3に示した第
1の実施形態と同様に、実際の円筒部内表面1cの検査
においては、セラミックス管1が回転されながらその円
筒部内表面1cの全面が検査され、ラインセンサ用画像
処理装置12で2次微分処理されて2値化された各座標
位置毎の検査結果が、マイクロコンピュータ14によ
り、欠陥がある場合には「1」、欠陥がない場合には
「0」と夫々判定される。
【0048】図5は本発明によるセラミックス管検査方
法及びその装置の第3の実施形態を示す概略構成図であ
って、図3及び図4に対応する部分には同一符号をつけ
て重複する説明を省略する。
【0049】この第3の実施形態は、図1における外観
検査(表面欠陥検査)装置201に相当するものであっ
て、セラミックス管1の円筒部外表面を検査するものと
する。
【0050】図5において、ライン状照明光源ユニット
17をセラミックス管1内に挿入し、セラミックス管1
の円筒部内表面1cを管軸に沿って均一に照明する。こ
こで、ライン状照明光源ユニット17は、ホルダ2に対
する高さ(矢印Z方向)を調整することもできる。
【0051】かかる構成により、セラミックス管1の長
さが変更になっても、常にほぼ均一な照明が得られるの
で、種々の長さのセラミックス管1に対応可能となる
し、セラミックス管1の円筒部内表面1c全体にほぼ均
一で高輝度な照明を得ることができるので、検査の高速
化も可能となる。
【0052】図6は本発明によるセラミックス管検査方
法及びその装置の第4の実施形態の要部を示す概略構成
図であって、19は円筒レンズであり、図5に対応する
部分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0053】この第4の実施形態も、図1における外観
検査(表面欠陥検査)装置201に相当するものであっ
て、セラミックス管1の円筒部外表面を検査するものと
するが、肉厚が部分的に変化しているセラミックス管
に、特に、好適なものである。
【0054】図6において、検査対象となるセラミック
ス管1は、その開口側に肉厚のフランジ部1dを有する
ものとする。図5に示した第3の実施形態では、このよ
うなセラミックス管1を検査する場合、ライン状照明光
源ユニット17からの照明光の強度は一様であるから、
このフランジ部1dでの外表面の光強度は他の外表面よ
りも弱くなり、欠陥の検出精度が低下する。
【0055】これに対し、この第4の実施形態では、セ
ラミックス管1の円筒部の他の部分よりも肉厚が厚い部
位となっているフランジ部1dに、例えば、円筒レンズ
19などを用いることにより、ライン状照明光源ユニッ
ト17からの照明強度を部分的に調節し、この場合、フ
ランジ部1dの照明強度を高めて円筒部外表面全体にわ
たってほぼ均一な照明強度を得るようにする。これ以外
の構成は、図5に示した第3の実施形態と同様である。
【0056】このようにして、肉厚が変化するセラミッ
クス管1に対しても、円筒部外表面全体にわたってほぼ
均一で高輝度な照明光を得ることができるので、欠陥検
査の高速化が可能となる。
【0057】なお、図4〜図6に示した実施形態では、
セラミックス管1を回転させる代わりに、ライン状照明
光源ユニットやラインセンサをセラミックス管1の管軸
を中心に回転させるようにしてもよい。
【0058】図7は本発明によるセラミックス管の検査
方法及びその装置の第5の実施形態を示す概略構成図で
あって、16’はモータコントローラ、20はコーンミ
ラー検出部、20aはコーンミラー、20bは結像レン
ズ、21はTVカメラ、22は支持部材、23は駆動ガ
イド、24は送りネジ、25はモータであり、図4に対
応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略す
る。
【0059】この第5の実施形態も、図1における外観
検査装置201に相当するものであって、図4に示した
第2の実施形態のように、セラミックス管1の円筒部内
表面を検査するものである。
【0060】図7において、セラミックス管1の外側
に、図8に示すように、等間隔に複数個のライン状照明
光源ユニット17が配置されて、セラミックス管1の円
筒部外表面1a全体を均一に照明するようにしており、
また、セラミックス管1の内部には、これを保持するホ
ルダ2の貫通穴2aを通してコーンミラー検出部20が
挿入されている。このコーンミラー検出部20は、コー
ンミラー20aと結像レンズ20bとを内蔵したケース
がTVカメラ32cに取り付けられてなり、このケース
の先端部にコーンミラー20aが取り付けられており、
ケースは少なくともこのコーンミラー20aの部分で光
透過できるようにしており、この部分を透過入射した光
はコーンミラー20aで反射し、レンズ20bによって
TVカメラ21の撮像面で結像する。
【0061】TVカメラ21は送りネジ24に螺合した
駆動ガイド23に支持部材22を介して支持されてお
り、マイクロコンピュータ14の制御のもとにモータコ
ントローラ16’がモータ25を回転させると、その駆
動によって送りネジ24が回転し、駆動ガイド23がこ
の送りネジ24に沿って移動することにより、TVカメ
ラ21、従って、コーンミラー検出部20がセラミック
ス管1の内部でその管軸に沿う方向(矢印Y方向)に移
動する。
【0062】なお、かかるコーンミラー検出部20とし
ては、その一例が、例えば、「OPTRONICS(1991)」No.9,
PP102〜PP104に開示されている。
【0063】かかる構成において、ライン状照明光源ユ
ニット17からセラミックス管1を透過してきた照射光
がコーンミラー検出部20に入射し、コーンミラー検出
部20では、この入射光のうちのコーンミラー20aで
反射されたものがレンズ20bを介してTVカメラ21
に照射されることにより、セラミックス管1の円筒部内
表面1cのうちのコーンミラー20aで光が反射される
1周にわたるリング状の部分の画像がTVカメラ21の
撮像面に結像されて撮像される。
【0064】そこで、マイクロコンピュータ14がモー
タコントローラ16’を制御してモータ25を回転させ
ることにより、コーンミラー検出部20をセラミックス
管1の内部でステップ送りしながらこのセラミックス管
1の管軸に沿う方向に移動させると、その移動ととも
に、セラミックス管1の円筒部内表面1cのTVカメラ
21で撮像される部分が順次セラミックス管1の管軸に
沿う方向に移動し、最終的に円筒部内表面1c全体が撮
像されることになる。
【0065】TVカメラ21から順次得られるセラミッ
クス管1の円筒部内表面1cの部分的な画像の多値画像
信号はTVカメラ用画像処理装置13に供給され、図3
でのTVカメラ用画像処理装置13と同様の処理がなさ
れて欠陥が検出される。
【0066】以上のように、この第3の実施形態では、
先の第1,第2の実施形態のようなセラミックス管1の
回転を必要としないので、もろくて割れやすいセラミッ
クス管1を固定した状態で安定に検査することができ
る。
【0067】図9は本発明によるセラミックス管の検査
方法及びその装置の第6の実施形態を示す概略構成図で
あって、26はリング状照明光源ユニット、27は連結
ベースであり、図7に対応する部分には同一符号をつけ
て重複する説明を省略する。
【0068】この第6の実施形態も、図1における外観
検査装置201に相当するものであって、図4に示した
第2の実施形態のように、セラミックス管1の円筒部内
表面を検査するものである。
【0069】この第6の実施形態も、図7で示した第5
の実施形態と同様に、セラミックス管1の円筒部内表面
の検査を、もろくて割れやすいこのセラミックス管1を
固定した状態で安定に行なうことができるようにしたも
のであるが、照明光源ユニットとしてリング状のものを
用いる点で上記第5の実施形態と異なる。
【0070】図9において、セラミックス管1の外側
に、それを囲むように、リング状照明光源ユニット26
が配置されており、このリング状照明光源ユニット26
が駆動ガイド23と一体となった連結ベース27の一方
の端部に取り付けられている。また、この連結ベース2
7の他方の端部には、TVカメラ21とコーンミラー検
出部20とが支持部材22を介して取り付けられてい
る。
【0071】ここで、リング状照明光源ユニット26
は、コーンミラー検出部20での少なくともコーンミラ
ー20aが受光して反射可能な範囲を光照射領域として
いる。
【0072】かかる構成において、モータ25を回転さ
せると、リング状照明光源ユニット26とコーンミラー
検出部20とTVカメラ21とが一体となってセラミッ
クス管1の管軸に沿う方向にステップ状に移動し、先の
第5の実施形態と同様に、TVカメラ21によってセラ
ミックス管の円筒部内表面1cの画像が得られることに
なる。
【0073】この場合、リング状照明光源ユニット26
はセラミックス管1でのコーンミラー20aが少なくと
も受光可能な範囲のみを光照射するものであり、図7に
示した第5の実施形態に比べ、照明光学系を小型にし
て、この第5の実施形態と同様の効果が得られる。
【0074】図10は本発明によるセラミックス管の検
査方法及びその装置の第7の実施形態を示す概略構成図
であって、28は結像レンズ、29はマスク、30はリ
レーレンズであり、図9に対応する部分には同一符号を
つけて重複する説明を省略する。
【0075】この第7の実施形態も、図1における外観
検査装置201に相当するものであって、図9に示した
第6の実施形態のように、セラミックス管1の円筒部内
表面を検査するものである。
【0076】図10において、この第7の実施形態は、
図9に示した第6の実施形態とコーンミラー検出部20
の構成が異なるだけである。即ち、この第7の実施形態
では、コーンミラー検出部20に結像レンズ28,マス
ク29及びリレーレンズ30を用いたものである。セラ
ミックス管1の円筒部内表面1cの画像は、結像レンズ
28により、一旦マスク29上に結像され、リレーレン
ズ30によって再度TVカメラ21の撮像面に結像され
る。
【0077】ここで、マスク29は、図11に示すよう
に、リング状の透明部29aと遮光部29bとから構成
されており、コーンミラー20aで反射された画像が結
像レンズ28によってこの透明部9aに結像される。こ
れにより、TVカメラ21の撮像面上には、マスク29
の透明部29aを通過した光が、図12に示すように、
円環画像Sとして結像される。
【0078】図10におけるTVカメラ用画像処理装置
13は、この円環画像Sを円周方向にn等分割して、各
分割画像の中心輝度Iθi(i=1〜n)をその近傍の
画素の輝度から画素補間によって近似的に順次求め、こ
れらを直線変換して2次元画像とし、さらに2次微分,
2値化の処理を施して欠陥の抽出処理を行なう。
【0079】このように、この第7の実施形態では、T
Vカメラ21からの円環画像を画像処理するので、処理
対象となる画像情報量が大幅に低減でき、画像処理が簡
単化されて検査の高速化が可能となる。勿論、先の実施
形態のようにセラミックス管1を回転させる必要がない
というメリットも維持される。
【0080】図13は本発明によるセラミックス管の検
査方法及びその装置の第8の実施形態を示す概略構成図
であって、31はレンズ、32はリング状イメージファ
イバ、33はラインセンサであり、図9及び図3に対応
する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略す
る。
【0081】この第8の実施形態も、図1における外観
検査装置201に相当するものであって、図9に示した
第6の実施形態のように、セラミックス管1の円筒部内
表面を検査するものである。
【0082】図13において、コーンミラー検出部20
はレンズ31,リング状イメージファイバ32及びライ
ンセンサ33(例えば、CCDやTDIセンサなど)を
備えたものであり、リング状イメージファイバ32は、
入光側ファイバ束(入射面)がリング状に配列され、出
光側ファイバ束(出射面)が直線状に配列されてなるも
のであり、リング状の光情報をライン状の光情報として
ラインセンサ33に供給するものである。ラインセンサ
33の出力信号はラインセンサ用画像処理装置12で図
3に示した第1の実施形態と同様に処理され、マイクロ
コンピュータ14で欠陥の検出が行なわれる。
【0083】この第8の実施形態においても、セラミッ
クス管1を回転させる必要がないし、また、ラインセン
サ33を用いているので、画像処理がより一層簡単化で
きて検査の高速化が可能となる。
【0084】図14は本発明によるセラミックス管の検
査方法及びその装置の第9の実施形態を示す概略構成図
であって、20’はミラー検出部、34はミラー、35
はレンズ、36はラインセンサ、37は照明光源であ
り、前出図面に対応する部分には同一符号をつけて重複
する説明を省略する。
【0085】この第9の実施形態も、図1における外観
検査装置201に相当するものであって、図9に示した
第6の実施形態のように、セラミックス管1の円筒部内
表面を検査するものである。
【0086】図14において、この第9の実施形態にお
けるミラー検出部20’は、45゜に傾斜した設けられ
たミラー34とレンズ35とこのレンズ35の結像位置
に配置されたラインセンサ36とを備えており、上下方
向に移動可能な連結ベース27の下方端部に支持板23
を介して取り付けられている。また、セラミックス管1
は、図3で示した第1の実施形態のように回転可能なホ
ルダ2上に保持され、さらに、セラミックス管1の管壁
を介してミラー34と対向するようにして、連結ベース
27の上方端部に照明光源37が取り付けられている。
【0087】また、ホルダ2に取り付けられたセラミッ
クス管1は、図3で示した第1の実施形態のように、モ
ータ3の回転によって回転可能としている。
【0088】かかる構成により、セラミックス管1を一
定速度で回転させながら、セラミックス管1の円筒部に
おいて、その外表面1aから照明光源37によって光を
照射し、ミラー検出部20’において、セラミックス管
1の円筒部内表面1cからの光をミラー34で反射さ
せ、レンズ35でラインセンサ36上に結像させる。そ
して、セラミックス管1が1回転する毎にラインセンサ
36が検出するセラミックス管1の円筒部内表面1cの
幅分ずつ連結ベース27を移動させ、これにより、図1
3で示した第8の実施形態と同様、セラミックス管1の
円筒部内表面1c全体の画像が得られる。
【0089】このようにして、この第9の実施形態で
も、ラインセンサを用いた簡便な構成により、高速に欠
陥の検出を行なうことができる。
【0090】図15は本発明によるセラミックス管の検
査方法及びその装置の第10の実施形態を示す概略構成
図であって、37はTVカメラ、38は検出レンズ、3
9はエアー源、40はエアーバルブ、41はエアシリン
ダ、42は連結板、43はカメラホルダ、44は照明光
源であり、前出図面に対応する部分には同一符号をつけ
て重複する説明を省略する。
【0091】この第10の実施形態も、図1における外
観検査装置201に相当するものであって、セラミック
ス管1の底部(袋部)内表面を検査するものである。
【0092】図15において、カメラホルダ43に取り
付けられたTVカメラ37が、ホルダ2の貫通穴2aを
通してセラミックス管1の内部に挿入され、そこでその
底部内表面1eの方向に向けて配置される。また、セラ
ミックス管1の底部外表面1b側には、その底部外表面
1bを照明する照明光源44が設けられている。カメラ
ホルダ43は連結板42を介してエアーシリンダ41に
連結されており、エアシリンダ41の作動により、TV
カメラ37とこれに一体の検出レンズ38とがセラミッ
クス管1の内部で上下に、即ち、矢印Y方向に移動す
る。このエアーシリンダ41は、エアー源39からのエ
アー供給をエアーバルブ40で制御することにより、作
動する。このエアーバルブ40はマイクロコンピュータ
14によって制御される。
【0093】かかる構成において、マイクロコンピュー
タ14でエアーバルブ40を制御してエアーシリンダ4
1を作動させることにより、TVカメラ37と検出レン
ズ38とを移動させてTVカメラ37が底部内表面1e
全体を撮像できる所定の位置に設定する。そして、照明
光源44によってセラミックス管1の底部外表面1bを
照明することにより、その底部内表面1eをTVカメラ
37で撮像する。これにより、TVカメラ37から多値
画像信号が得られ、これをTVカメラ用画像処理装置1
3に供給することにより、図3でのTVカメラ用画像処
理装置13と同様の処理がなされて欠陥が検出される。
【0094】ところで、上記の欠陥検査方法及びその装
置の各実施形態は、セラミックス管1をホルダ2上に直
立にした状態で載置し、セラミックス管1を静止または
回転させてその表面の欠陥を検査するものであって、ホ
ルダ2上に安定に載置される場合には、比較的良好なも
のである。
【0095】一方、セラミックス管1は、原料となる粉
末を型に入れ、これを加圧成形した後、高温で焼き固め
て焼結体としたものであるが、かかる焼結体では、焼結
によって粉末の粒子間の水分が蒸発するため、収縮しな
がら焼き固まる。粉末の粒子間の水分量や粉末の充填密
度の斑の差などによって収縮の差が生じ、このため、セ
ラミックス管に変形が生ずる場合がある。このため、セ
ラミックス管の開口面の形状や管の長さにもよるが、セ
ラミックス管1をホルダ上に直立した状態で載置する
と、非常に不安定な状態となり、特に、回転させて欠陥
検出を行なう場合には、これが転倒して破損したり、破
損片が検査装置の摺動部分に嵌まり込むなどして、装置
が故障するなどの不具合が発生することが考えられる。
【0096】以下に、かかる問題を解消してセラミック
ス管1の表面の欠陥を検出できるようにしたセラミック
ス管の検査方法及びその装置の実施形態について説明す
る。
【0097】図16(a)は本発明によるセラミックス
管の検査方法及びその装置の第11の実施形態を示す概
略構成図であって、45a,45bはローラ、46は回
転軸、47a,47bは保持板、48は取付台、49
a,49bはプーリ、50はベルト、51はモータであ
り、図5に対応する部分には同一符号をつけて重複する
説明を省略する。
【0098】図16(b)は図16(a)の矢印A側に
見たセラミックス管1の取付状態を示す側面図であっ
て、52は回転体、53は押えアーム、54はアクチュ
エータ、55は電磁バルブであり、図16(a)に対応
する部分には同一符号をつけている。
【0099】この第11の実施形態も、図1における外
観検査装置201に相当するものであって、セラミック
ス管1の円筒部外表面を検査するものである。
【0100】図16(a)において、水平な取付台48
上に保持板47a,47aが取り付けられ、これら保持
板47a,47bに回転可能に水平な回転軸46が支持
されている。この回転軸46の両端部に夫々ローラ45
a,45bが固定されている。また、図示しないが、こ
のような構成でもって支持されて2つのローラを有する
回転軸が、さらに、回転軸46と同じ高さで平行に設け
られている。そして、これら4個のローラでセラミック
ス管1を水平に保持する。
【0101】図示する回転軸46の一方の先端部にプー
リ49aが固定され、また、取付台48にモータ51が
取り付けられてその回転軸にプーリ49bが固定され、
これらプーリ49a,49b間にベルト50が張架され
ている。従って、モータ51が回転すると、回転軸4
6、従って、ローラ45a,45bが回転し、これによ
り、セラミックス管1がその管軸を中心に回転する。
【0102】また、回転軸46に平行にライン状照明光
源ユニット17が設けられており、セラミックス管1が
4個のローラ45a,45b,……上に乗せられて欠陥
検査を行なうときには、このライン状照明光源ユニット
17がセラミックス管1内にその管軸に沿って挿入され
る。
【0103】また、図16(b)に示すように、アクチ
ュエータ54によって回動可能な押えアーム53の先端
部に回転体52が設けられ、電磁バルブ55によってエ
アーの流れを制御することにより、アクチュエータ54
を作動させ、検査しないときには、押えアーム53を破
線で示す状態にしておくが、検査するためにセラミック
ス管1を上記のようにして回転させるときには、押えア
ーム53を実線で示す状態にして、回転体52が回転し
ながらセラミックス管1をローラ45b,……に軽く押
さえ付けるようにする。これにより、セラミックス管1
の回転ぶれを抑制することができる。
【0104】なお、ローラ45a,45b,……や回転
体52としては、セラミックス管1の表面にダメージを
与えない材質のもの(例えば、ウレタンゴムなど)を用
いるとよい。
【0105】この第11の実施形態は、セラミックス管
1を水平に保持して欠陥検査をするものであり、その検
査方法は、図5に示した第3の実施形態と同様である。
【0106】図17(a)は本発明によるセラミックス
管の検査方法及びその装置の第12の実施形態を示す概
略構成図であって、13aはTVカメラ用画像処理装
置、56a〜56dは支持ブロック、57a〜57dは
アクチュエータ、58a〜58dはスイッチ、59はド
グ板、60,61a,61bはセンサであり、図9に対
応する部分には同一符号をつけて重複する説明を省略す
る。
【0107】図17(b),(c)は夫々図17(a)に
おける支持ブロック56a〜56dの具体例を示す側面
図であって、62a,62bは板バネであり、図17
(a)に対応する部分には同一符号をつけている。
【0108】この第12の実施形態も、図1における外
観検査装置201に相当するものであって、セラミック
ス管1の円筒部内表面を検査するものである。
【0109】図17(a)において、セラミックス管1
は、複数の支持ブロック56a〜56dによって水平に
保持される。これら支持ブロック56a〜56dは夫
々、アクチュエータ57a〜57dによって垂直方向
(矢印Z方向)に移動可能であって、高い方の第1の位
置と低い方の第2の位置とを取り得るようにしている。
これら第1の位置,第2の位置の高さとも、全ての支持
ブロック56a〜56dについて等しい。これら支持ブ
ロック56a〜56dは、第1の位置にあるとき、セラ
ミックス管1を支持し、第2の位置にあるとき、セラミ
ックス管1から離れる。なお、ここでは、支持ブロック
は4個使用しているものとするが、これに限定されるも
のではない。
【0110】支持ブロック56aは、図17(b)に示
すように、上面にくぼみ部が設けられ、このくぼみ部で
セラミックス管1の円筒部外表面を下側から支持する。
また、図17(c)に示すように、支持ブロック56a
を平行な板バネ62a,62bを介してアクチュエータ
52aに取り付けるようにしてもよく、これによると、
セラミックス管1のY方向の変位量を吸収することがで
き、長尺のセラミックス管1であっても、それに不必要
なストレスを与えないで済むことになる。以上のこと
は、他の支持ブロック56b,56c,……についても
同様である。
【0111】リング状照明光源ユニット26やTVカメ
ラ21が取り付けられた連結ベース27及び送りネジ2
4は水平に配置され、コーンミラー検出部20をセラミ
ックス管1の内部で、また、リング状照明光源ユニット
26をセラミックス管1の外側で夫々、セラミックス管
1の管軸に平行に移動させることができるようにしてい
る。
【0112】欠陥検査のために連結ベース27を水平に
移動させると、そのままでは、リング状照明光源ユニッ
ト26がいずれかの支持ブロックに衝突してしまう。こ
れを避けるために、各支持ブロック56a〜56d毎に
アクチュエータ57a〜57dが設けられ、衝突しそう
な支持ブロックをこれでもって上記の第2の位置に降下
させるようにする。図17(a)では、支持ブロック5
6bを降下させた状態を示している。
【0113】また、リング状照明光源ユニット26が衝
突しそうな支持ブロック56a〜56dを検知するため
に、スイッチ58a〜58dが配列され、これらスイッ
チ58a〜58dのいずれかを作動させるための手段と
して、駆動ガイド23にドグ板59が取り付けられてい
る。これらスイッチ58a〜58dは、支持ブロック5
6a〜56dと同じ間隔でこれと同じ配列方向に配列さ
れているが(即ち、スイッチ58a,58bの間隔は支
持ブロック56a,56bの間隔P1に等しく、以下、
スイッチ58b,58cの間隔は支持ブロック56b,
56cの間隔P2に、スイッチ58c,58dの間隔は
支持ブロック56c,56dの間隔P3に夫々等し
い、)、全体としてリング状照明光源ユニット26と駆
動ガイド23とのX方向のずれ分だけそのずれ方向にず
れている。
【0114】さらに、駆動ガイド23に設けられたドグ
板59の先端部がスイッチ58a〜58dのいずれかを
押圧し、これに応じてアクチュエータ57a〜57dの
うちの押圧されたスイッチに対応したアクチュエータが
作動し、これによって対応する支持ブロック(図17
(a)では、支持ブロック56b)が降下するのである
が、リング状照明光源ユニット26が通過し終わるまで
支持ブロックが上昇しないようにするために、ドグ板5
9の先頭部がスイッチ58a〜58dのうちの対応する
ものを押圧し続ける形状をなしている。従って、図17
(a)に示すように、ドグ板59がスイッチ58bを押
圧すると、その押圧期間アクチュエータ57bが作動
し、支持ブロック56bを上記第2の位置に降下させた
状態を維持する。
【0115】ここで、アクチュエータ57a〜57dと
しては、例えば、直動の空圧シリンダや電磁ソレノイド
などを用いることができる。
【0116】また、TVカメラ用画像処理装置13a
は、先の実施形態でのTVカメラ用画像処理装置13と
同様の処理を行なう。
【0117】なお、リング状照明光源ユニット26に支
持ブロック56a〜56dを検知可能にセンサ61a,
61bを設け、これらの検知出力によってリング状照明
光源ユニット26が支持ブロック56a〜56dのいず
れかに接近したことを検知し、これによって接近する支
持ブロックのアクチュエータを作動させるようにする手
段も設けることにより、万一スイッチ58a〜58dの
いずれかが故障しても、リング状照明光源ユニット26
の支持ブロックへの衝突を防止するようにすることもで
きるし、さらに、コーンミラー検出部20の端部外面に
距離センサ60を設け、この距離センサ60によるセラ
ミックス管1の底部内表面1eからの距離を測定し、そ
の測定距離から、リング状照明光源ユニット26が支持
ブロック56a〜56dのいずれかに接近したことを検
知し、これによって接近する支持ブロックのアクチュエ
ータを作動させるようにする手段も設けるようにしてよ
く、このようなことから、リング状照明光源ユニット2
6の支持ブロックへの衝突をより確実に防止することが
できて、検査装置の信頼性がより向上する。
【0118】以上説明した各実施形態は全て、セラミッ
クス管1の被検査面に接触することなく、その欠陥を検
査することが可能としている。そして、これら実施形態
を組み合わせることにより、セラミックス管1の全表面
1a〜1c,1eを非接触で連続的に検査することがで
きる。
【0119】図18は本発明によるセラミックス管の検
査方法及び装置の第13の実施形態を示す概略構成図で
あって、7a,7bは検出レンズ、8a,8bはライン
センサ、63は搬送コンベア、64は試料ホルダ、65
はモータ、66a,66bは回転ローラ、67a,67
bは搬送機構、68aは電磁バルブ、69は移動機構、
70〜72は電磁バルブ、73,74はアクチュエー
タ、75,76はモータ、77は試料ホルダ、78はモ
ータ、79a,79bは回転ローラであり、前出図面に
対応する部分には同一符号をつけている。
【0120】この第13の実施形態も、図1における外
観検査装置201に相当するものであるが、図3に示し
た第1の実施形態や図15に示した第10の実施形態,
図16で示した第11の実施形態,図17で示した第1
2の実施形態とを用いて順次の欠陥検査を自動的に実行
するようにしたものである。
【0121】図1に示した検査システムでは、ホルダ2
05に保持されてコンベア204上を移動してきたセラ
ミックス管1が、ロボット206aまたは206bによ
って外観検査装置201内に搬送される。
【0122】図18において、この外観検査装置201
内では、このセラミックス管1が搬送コンベア63上の
A点にある試料ホルダ64に載置される。搬送コンベア
63は、回転ローラ66a,66bによって移動可能に
保持されており、モータ65によって回転ローラ66a
が回転駆動されることにより、セラミックス管1を載置
した試料ホルダ64が−X方向(図中左方向)に移動し
て所定の位置B点で停止する。
【0123】次いで、セラミックス管1は、搬送機構6
7aによってY方向に搬送され、第1の検査ステーショ
ンST1に設置されている支持ブロック56(図17で
の支持ブロック56a〜56d)上に載置される。これ
とともに、モータ65によって搬送コンベア63がX方
向(図中右方向)に移動し、試料ホルダ64が再度A点
に戻って次のセラミックス管1が供給されるまで待機す
る。
【0124】搬送機構67aは、図19に示すように、
セラミックス管1を載置するフォーク67aと、このフ
ォーク67aとともにこのセラミックス管1を挟持して
保持するための押し板67bと、この押し板67bを送
りネジ67dを介してZ方向(図中上下方向)に移動さ
せるためのモータ67cと、これらフォーク67aや押
し板67bなどをY方向(図中左右方向)に移動するた
めの直動シリンダ67eと、これらフォーク67aや直
動シリンダ67eが取り付けられた上下ガイド67f
と、この上下ガイド67fを送りネジ67gを介してZ
方向に移動させるためのモータ67hとによって構成さ
れており、フォーク67aと押し板67bでセラミック
ス管1を挟持して、直動シリンダ67eの作動により、
このセラミックス管1を、図18において、B点から第
1の検査ステージST1に搬送し、モータ67hの作動
により、このセラミックス管1を支持ブロック56上に
載置する。
【0125】この第1の検査ステーションST1では、
モータ25が作動してコーンミラー検出部20が−X方
向に移動し、また、電磁バルブ70の作動によってスイ
ッチ58(図17でのスイッチ58a〜58d)によっ
てアクチュエータ57a〜57dを作動させてリング状
照明ユニット26と支持ブロック56a〜56dが衝突
しないように維持しながら、セラミックス管1の円筒部
内表面の検査が行なわれる。
【0126】第1の検査ステーションST1での検査が
終了すると、セラミックス管1は移動機構69で保持さ
れて第2の検査ステーションST2に移送される。移動
機構69は、図20に示すように、セラミックス管1を
載置するホルダ69cと、このセラミックス管1をホル
ダ69cに押えつけるための回転体69bと、この回転
体69bが取り付けられた押えアーム69eと、この押
えアーム69eを回動させるアクチュエータ69fと、
これらを搭載したベース69gと、このベース69gを
電磁バルブ69jの作動のもとに押えアーム69eを回
動させるアクチュエータ69fと、ベース69gをZ方
向(図中上下方向)に移動させるアクチュエータ69h
と、このアクチュエータ69hを搭載した駆動ガイド6
9iと、この駆動ガイド69iを送りネジ69dを介し
てY方向(図中左右方向)に移動させるためのモータ6
9aとから構成されている。
【0127】第1の検査ステーションST1での検査を
終えたセラミックス管1は、アクチュエータ69hの作
動によるベース69gの上昇により、支持ブロック56
(図18)からホルダ69cに移り、これと同時に、ア
クチュエータ69fの作動により、破線位置にある押え
アーム69eが回動して回転体69bがセラミックス管
1の外表面に押しつけられる。これにより、セラミック
ス管1はホルダ69cから外れないように保持される。
次に、モータ69aが回転して駆動ガイド69iが送り
ネジ69dに沿ってY方向に移動し、これにより、セラ
ミックス管1は第2の検査ステーションST2の所定の
位置に移動させられる。この所定の位置に達すると、ア
クチュエータ69fが作動して押えアーム69eが点線
位置に後退することにより、セラミックス管1への回転
体69bの押圧が解除され、次いで、アクチュエータ6
9hが作動してホルダ69cが下降し、セラミックス管
1がローラ45(図18、即ち、図16でのローラ45
a,45b)の上に水平に載置される。
【0128】以上の動作が行なわれている間、次のセラ
ミックス管1が搬送機構67aによってB点から第1の
検査ステーションST1に搬送され、支持ブロック56
上に載置されて第2の検査ステーションST2と並行し
て検査が行われる。
【0129】第2の検査ステーションST2では、底部
内表面,底部外表面,円筒部外表面の順でセラミックス
管1の検査を行なう構成になっている。
【0130】まず、セラミックス管1の底部内表面を検
査するときには、図15に示した第10の実施形態のよ
うに、底部外表面1bを照明光源44で照明し、電磁バ
ルブ70,71によってアクチュエータ73を作動させ
ることにより、検出レンズ38やTVカメラ37を−X
方向に移動させてこれらをセラミックス管1の内部に入
り込ませ、図15に示した状態にして検査を行なう。
【0131】底部外表面を検査する場合には、まず、モ
ータ75によって照明光源6とライン状照明光源ユニッ
ト17とを−Y方向に移動させてセラミックス管1の開
口部に対向させ、しかる後、電磁バルブ70〜72によ
ってアクチュエータ74を作動させることにより、照明
光源6とライン状照明光源ユニット17とをセラミック
ス管1の内部の底部内表面近傍までに挿入する。これと
ともに、モータ76を動作させて検出レンズ9とTVカ
メラ10とをセラミックス管1の底部外表面と対向する
位置まで移動させ、図3で説明したように、照明光源6
でセラミックス管1の底部内表面を照明するようにして
その底部外表面の検査を行なう。
【0132】次に、セラミックス管1の円筒部外表面を
検査する場合には、照明光源6を消灯して、図16で説
明したように、ライン状照明光源ユニット17でセラミ
ックス管1の円筒部内表面を照明し、検出レンズ7a,
7bを介してラインセンサ8a,8bでこの円筒部外表
面の画像を取り込む。このとき、モータ51によってセ
ラミックス管1をその管軸を中心に回転させる。なお、
ここでは、検出レンズ7aとラインセンサ8a、検出レ
ンズ7aとラインセンサ8aという2組の検出手段を用
い、セラミックス管1の管軸に沿う方向に分担して画像
の検出を行なっているが、図16に示したように、1組
の検出手段を用いるようにしてもよいし、3組以上の検
出手段を用いてもよく、セラミックス管1の長さや検出
倍率などに応じて検出手段の使用組数を決めることがで
きる。
【0133】第2の検査ステーションST2での以上の
検査が終了して一連の検査が完了すると、セラミックス
管1は、搬送機構67aと同様の構成をなす搬送機構6
7bにより、第2の検査ステーションST2から搬送さ
れてC点で待機していた試料ホルダ77に載置される。
この試料ホルダ77は搬送コンベア80に取り付けられ
ており、この搬送コンベア80は、回転ローラ79a,
79bによって移動可能に保持されている。モータ78
によって回転ローラ79aが回転駆動されることによ
り、セラミックス管1を載置した試料ホルダ77がX方
向(図中右方向)に移動してD点で停止する。このD点
にある外観検査済みのセラミックス管1は、図1におい
て、ロボット206aまたは206bによってコンベア
204上のホルダ205に載置されて次の検査工程に送
られる。
【0134】なお、セラミックス管1の供給,搬出の手
段は、その他の検査装置(形状検査装置200や機械的
強度検査装置202など)においても、同様な構成によ
り行なうことができる。
【0135】図21は図18に示した第13の実施形態
での信号処理部ブロックの一具体例の概略を示すブロッ
ク図であって、81はホストコンピュータ、82は表示
手段、83は出力手段、84〜91はモータコントロー
ラ、92はマイクロコンピュータであり、図16〜図2
0に対応する部分には同一符号をつけている。
【0136】同図において、欠陥検出処理及び全体のシ
ーケンス制御はマイクロコンピュータ92で行なわれ
る。このマイクロコンピュータ92は、先の実施形態で
示したマイクロコンピュータ14の機能も有している。
図示する各モータは夫々、モータコントローラ84〜9
1を介してマイクロコンピュータ92からの指令により
作動し、図示するアクチュエータやシリンダは、マイク
ロコンピュータ92からの指令に応じてリレーや電磁バ
ルブをオン,オフすることにより、駆動される。
【0137】また、各検査結果は、マイクロコンピュー
タ92で処理された後、表示手段82で表示されたり、
出力手段83でプリントアウトされるなどして確認する
ことができるようになっており、各セラミックス管の検
査情報は、マイクロコンピュータ92からホストコンピ
ュータ81に通信手段によって送られ、他の検査装置で
の検査結果とともに管理,保管される。
【0138】なお、図18において、各検査の順序は、
上記の順序に限られるものではなく、任意に設定可能で
ある。また、図18で説明した実施形態では、図3に示
した第1の実施形態や図15に示した第10の実施形
態,図16で示した第11の実施形態,図17で示した
第12の実施形態とを用いてセラミックス管1の外表面
全体,内表面全体の欠陥検査を行なうものであるが、他
の実施形態を組み合わせることにより、同様の欠陥検査
を行なうことができることはいうまでもない。
【0139】図22はセラミックス管1に生じる欠陥の
種類と画像処理手段による欠陥の検出結果を示したもの
である。
【0140】欠陥の種類としては、クラック(ひび割れ
状の亀裂)やピンホール(針状の穴が生じている),空
洞(セラミックス管の一部が気体の層になっている),
異物(金属がセラミックス管の壁内部に溶け込んだり、
表面に付着している)などがある。
【0141】透過照明をすると、同図(b)に示すよう
に、クラックやピンホール,空洞は、欠陥部分の肉厚が
正常部より薄くなっているため、正常部より明るく検出
される。また、異物欠陥は、光が透過しないために、暗
く検出される。
【0142】検出された画像は、セラミックス管の表面
の微小凹凸粒子によって高周波成分ノイズが画像信号に
生じるため、同図(c)に示すように、平滑化処理によ
って画像信号をスムージングして滑らかな波形の信号と
し、その後、同図(d)に示すように、2次微分処理に
よって画像強調を行なって欠陥部分を顕在化し、同図
(e)に示すように、2値化処理によって欠陥を検出す
る。
【0143】かかる方式によれば、欠陥検出感度に個人
差やばらつきが生じることなく、安定して欠陥を検出で
きるとともに、同図(d)に示した2値化閾値を可変す
るだけで、欠陥検出レベルを自由に変えることが可能で
ある。
【0144】以上説明した検査装置の実施形態は、セラ
ミックス管の欠陥検査に関するものであったが、次に、
セラミックス管の形状検査に関する実施形態について説
明する。
【0145】図23(a)は本発明によるセラミックス
管の検査方法及びその装置の第14の実施形態を示す概
略構成図であって、1は前出のセラミックス管、92
a,92bはローラ、93は回転軸、94はモータ、9
5はプーリ、96はベルト、97a,97bは変位セン
サ、98はレーザ光源、99はエリアセンサ、100は
連結板、101は駆動ガイド、102は送りネジ、10
3はモータ、104,105はモータコントローラ、1
06はマイクロコンピュータである。
【0146】また、図23(b)は図23(a)での矢
印A方向に見た要部側面図であり、図23(a)に対応
する部分には同一符号をつけている。
【0147】この第14の実施形態は、図1における形
状検査装置200に相当するものであって、セラミック
ス管1の円筒部の厚みやうねりの検査と、セラミックス
管1の円筒部の外径検査を行なうものである。
【0148】図23(a)において、両端部に夫々ロー
ラ92a,92bが取り付けられた回転軸93が2個互
いに平行に設けられ、これら4個のローラ上にセラミッ
クス管1が水平に載置されている。ここでは、一方の回
転軸93しか示していないが、このセラミックス管1の
開口側から見た図23(b)には、図示しない方の回転
軸に取り付けられたローラ92bが示されている。一方
の回転軸93はベルト96,プーリ95を介してモータ
94に連結されており、モータ94が回転することによ
り、4個のローラ92a,92bが回転してセラミック
管1がその管軸を中心に回転する。
【0149】連結板100には、1対の変位センサ97
a,97bが取り付けられ、一方の変位センサ97aが
セラミックス管1の外側に、他方の変位センサ97bが
セラミックス管1の内部に夫々、互いに向き合うように
して、配置されている。さらに詳細に説明すると、これ
ら変位センサ97a,97bは夫々セラミックス管1の
対向する表面までの距離を測定するものであるが、変位
センサ97aによるセラミックス管1の円筒部外表面1
aでの測定点と変位センサ97bによるセラミックス管
1の円筒部内表面1cでの測定点とがセラミックス管1
の同じ厚み方向にあって対向するように、これら変位セ
ンサ97a,97bが配置されている。
【0150】連結板100には、また、図23(b)か
ら明らかなように、レーザ光源98とエリアセンサ99
とがセラミックス管1を挟んで対向するように配置され
てなる外径センサが取り付けられている。
【0151】かかる連結板100は、モータ103によ
って回転駆動される送りネジ102に螺合した駆動ガイ
ド101に一体に設けられている。送りネジ102はセ
ラミックス管1の管軸に平行に(即ち、矢印Y方向に)
配置されており、モータ103が回転すると、連結板1
00、従って、変位センサ97a,97bやレーザ光源
98とエリアセンサ99とからなる外径センサがセラミ
ックス管1の管軸に平行に移動する。これにより、変位
センサ97a,97bの測定点を移動させることができ
る。
【0152】ここで、モータ94はモータコントローラ
105を介し、また、モータ103はモータコントロー
ラ104を介して夫々マイクロコンピュータ106によ
って回転制御される。また、変位センサ97a,97b
の出力信号や外径センサのエリアセンサ99の出力信号
は、ディジタル信号に変換された後、マイクロコンピュ
ータ106に供給される。
【0153】次に、この第14の実施形態の動作を説明
する。
【0154】変位センサ97a,97bは、例えば、レ
ーザ変位計であって、セラミックス管1の外周及び内周
の検査位置と変位センサとの間の距離が基準の値となる
ように位置設定され、かつ、このように位置設定された
ときのこれら変位センサ97a,97bの電気的出力値
がゼロとなるように、予め調整されている(これを、ゼ
ロリセットという)。変位センサ97a,97bによる
変位量の検出は、モータ94の回転によってセラミック
ス管1を任意の回転角度状態に固定し、かかる状態でモ
ータ103を回転駆動することにより、変位センサ97
a,97bをセラミックス管1の円筒長手方向に移動さ
せることによって行なわれる。変位センサ97a,97
bの出力信号はA/D変換されてマイクロコンピュータ
106に供給され、これら変位センサ97a,97bの
出力信号の変化からセラミックス管1の肉厚変動やうね
りなどによる変形量が算出される。
【0155】なお、変位センサ97a,97bによる変
位の検出は、必要に応じて、セラミックス管1の回転角
度位置を変更することにより、セラミックス管1の異な
る場所に対して順次行なわれる。
【0156】また、図23(b)において、外径センサ
は、レーザ光源98から平行レーザ光を出射し、これを
エリアセンサ99で検出する構成をなしており、セラミ
ックス管1がこの平行レーザ光を遮ったときの影の大き
さと位置とがエリアセンサ99で検出され、この検出結
果を表わす信号がディジタル信号に変換されてマイクロ
コンピュータ106に供給される。マイクロコンピュー
タ106では、このディジタル信号を演算処理すること
により、セラミックス管1の円筒部の外径寸法が算出さ
れる。
【0157】なお、上記外径センサを変位センサ97a
に近接して配置することにより、連結板100の移動と
ともに、セラミックス間1の管軸方向の外径寸法の変動
を検出することができる。
【0158】図24は本発明によるセラミックス管の検
査方法及びその装置の第15の実施形態を示す概略構成
図であって、107は変位センサ、108はセンサホル
ダ、109は送りネジ、110はモータ、111はモー
タコントローラであり、図23(a)に対応する部分に
は同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0159】この第15の実施形態は、図1における形
状検査装置200に相当するものであって、セラミック
ス管1の内部の深さを検査するものである。
【0160】図24において、図23(a)における変
位センサ97a,97bと同様の変位センサ107がセ
ンサホルダ108に保持されて、セラミックス管1の底
部内表面1eに向き合うように、配置されている。この
センサホルダ108は、モータ110の回転によって回
転する送りネジ109により、セラミックス管1の半径
方向(矢印Z方向)に変位可能であり、これにより、変
位センサ107を、セラミックス管1の内部において、
このZ方向に位置調整可能となっている。このモータ1
10は、マイクロコンピュータ106の制御のもとに、
モータコントローラ111によって回転駆動される。
【0161】また、このモータ110及び送りネジ10
9などは連結板100に取り付けられており、これによ
り、モータ103の回転によって変位センサ107がセ
ラミックス管1の内部をその管軸方向(矢印Y方向)に
移動可能となっている。
【0162】以上の構成以外は図23(a)に示した第
14の実施形態と同様であり、以下、この第15の実施
形態の動作について説明する。
【0163】まず、変位センサ107の測定点がセラミ
ックス管1のフランジ面(端面)1fになるように、モー
タ103,110を回転させて変位センサ107の位置
を調整し、そこで測定を行なってこのフランジ面1fの
Y方向の位置を求める。かかる位置設定の制御はマイク
ロコンピュータ106によって行なわれ、この求めた位
置(基準位置)のデータをマイクロコンピュータ106
に保持する。ここで、変位センサ107の位置とその測
定点(例えば、レーザ光の収束点)までの距離は一定であ
り、マイクロコンピュータ106は、変位センサ107
の出力信号から、その測定点がフランジ面1fに一致し
たことを検出することができ、このような状態になるよ
うに、モータコントローラ104,111を制御する。
【0164】次に、モータ103,110を回転させて
変位センサ107をセラミックス管1の内部で移動さ
せ、セラミックス管1の底部内表面1eの中心(セラミ
ックス管1内の最も深い位置)が測定点となるように、
変位センサ107を位置設定する。そして、マイクロコ
ンピュータ106は、上記の基準位置からかかる位置ま
で変位センサ107を送るのに要したモータ103の回
転数をモータコントローラ104から求め、この回転数
と送りネジ102のピッチとを用いて演算することによ
り、これら2つの位置間の距離、即ち、セラミックス管
1の内部の深さを算出する。
【0165】なお、この第15の実施形態では、セラミ
ックス管1を固定したホルダに載置するようにしてもよ
く、ローラ92a,92bやモータ94,プーリ95,
ベルト96,モータコントローラ105などを省略する
こともできる。
【0166】図25は本発明によるセラミックス管の検
査方法及びその装置の第16の実施形態を示す概略構成
図であって、112a,112bはレーザ光源、113
a,113bは外形センサであり、図23(a)に対応
する部分には同一符号をつけている。
【0167】この第16の実施形態は、図1における形
状検査装置200に相当するものであって、セラミック
ス管1の外形全長を検査するものである。
【0168】図25において、連結板109には、Y方
向両端部に夫々レーザ光源112a,112bが取り付
けられており、また、セラミックス管1を挟んでこれら
レーザ光源112a,112bに夫々対向するように、
図示しない手段を介して外形センサ113a,113b
が取り付けられている。ここで、これらレーザ光源11
2a,112b間の間隔と外形センサ113a,113
b間の間隔とは等しく、Lとしている。
【0169】これらレーザ光源112aと外径センサ1
13aとの間と、これらレーザ光源112bと外径セン
サ113bとの間とに同時にセラミックス管1の一部が
存在するように、モータ103を回転させてこれらレー
ザ光源112a,112b及び外形センサ113a,1
13bの位置調整を行なう。かかる調整は、レーザ光源
112a,112bから平行なレーザ光を出射し、これ
らを受光する外形センサ113a,113bの出力を監
視しながら、夫々の外形センサ113a,113bの一
部で受光せず、受光する状態がこれら外形センサ113
a,113bで同時に生ずるように、モータコントロー
ラ105を制御してモータ103を回転させる。
【0170】かかる状態に設定されると、マイクロコン
ピュータ106は、外形センサ113a,113bの出
力信号から、外径センサ113aでのセラミックス管1
の底部側によってレーザ光が遮断されで受光しない部分
の長さ(これをL1とする)と、外径センサ113bでの
セラミックス管1の開口側によってレーザ光が遮断され
で受光しない部分の長さ(これをL2とする)とを求め、
これら長さL1,L2と上記の間隔Lとを加算することに
より、セラミックス管1の外形全長を算出する。
【0171】なお、この第16の実施形態では、セラミ
ックス管1の底部側と開口側とを別々の光源でもって光
照射し、夫々に対応した外径センサで受光するようにし
ているが、セラミックス管1の全長よりも長いライン状
の光源と外径センサとを用い、セラミックス管1の全長
にわたって光照射するようにしてもよいし、光源と外径
センサとのいずれか一方を図25に示すように2つのも
のとし、他方をセラミックス管1の全長よりも長いライ
ン状のものを用いても良く、同様の効果が得られる。
【0172】以上のようにして、図23〜図25に示し
た第14〜第16の実施形態により、セラミックス管1
の円筒部の厚みやうねりの検査、セラミックス管の外形
や内部の深さ,外形全長の検査を行なうことができる
が、図1に示すシステムにおいて、これら全ての実施形
態を形状検査装置200として用いることにより、これ
ら全ての検査を行なうことができる。
【0173】図26は本発明によるセラミックス管の検
査方法及びその装置の第17の実施形態を示す概略構成
図であって、114は載物台、114aは段部、114
bはくぼみ部、115はホルダ、116は圧縮バネ、1
17は容器本体、117aは貫通穴、118は受け板、
118aは取付枠、119は上下機構部、120は送り
ネジ、121はモータ、122は支持枠、123は透視
窓、124はマイクロフォン、125は圧力センサ、1
26は弾性膨張体、127はタンク、128は加圧ポン
プ、129は電磁バルブ、130は圧力計、131はモ
ータコントローラ、132はマイクロコンピュータであ
る。
【0174】この第17の実施形態は、図1における機
械的強度(内圧強度)検査装置202に相当するもので
あって、セラミックス管1の機械的強度である内圧強度
を検査するものである。
【0175】図26において、載物台114は小径の段
部114aを有しており、この段部114aの中心部に
くぼみ部114bが設けられている。そして、このくぼ
み部114b内には、ホルダ115が圧縮バネ116で
保持されている。また、この載物台114の段部114
aでのくぼみ部114bの周囲に、セラミックス管1よ
りも若干短かい支持枠122が設けられている。
【0176】この載物台114に開口が対向するように
して、この載物台114の上方に容器本体117が、吊
り下げるなどして、設けられている。この容器本体11
7の内径は載物台114の段部114aの外形にほぼ等
しい(なお、容器本体117や段部114aの断面形状
としては、円形状,四角形状など任意であるが、ここで
は、円形状をなすものとして説明する)。この容器本体
117の内部上面の中央部に、セラミックス管1の開口
側外形にほぼ等しい内径の取付枠118aを有する受け
板118が設けられている。また、この受け板118の
中央部から容器本体117の上壁を貫通する貫通穴11
7aが設けられ、この貫通穴117aに流体を送るパイ
プが連結されているとともに、受け板118では、この
貫通穴117aを塞ぐように、弾性膨張体126が取り
付けられている。
【0177】また、この容器本体117の内部側面に
は、この容器本体117の内部を覗き見ることができる
ようにするための透視窓123が設けられているととも
に、セラミックス管1が破壊した際の容器本体117内
の圧力変動を検知するための圧力センサ125とセラミ
ックス管1の破壊音や亀裂音などの異常音を検知するた
めのマイクロフォン124とが所定個数、所定の位置に
配置されている。
【0178】載物台114は上下機構部119に取り付
けられている。この上下機構部119は送りネジ120
に取り付けられており、モータ121の回転によって送
りネジ120が回転すると、上下機構部119が上下移
動して載物台114を上下動させることができる。
【0179】タンク127には流体が収納されており、
マイクロコンピュータ132によって加圧ポンプ128
を制御することにより、タンク127の流体がパイプを
介して貫通穴117aから弾性膨張体126内に送りこ
まれ、これにより、この弾性膨張体126を膨張させる
ことができる。また、マイクロコンピュータ132が電
磁バルブ129を制御することにより、この弾性膨張体
126内の流体をタンク127に回収することができ
る。マイクロコンピュータ132は、圧力計130によ
って測定される流体の圧力や圧力センサ125,マイク
ロフォン124の出力信号に応じて加圧ポンプ128や
電磁バルブ129を制御する。
【0180】次に、この実施形態の動作について説明す
る。
【0181】まず、載物台114を降下させた状態でセ
ラミックス管1をその上に載置する。このとき、セラミ
ックス管1は、支持枠122によって転倒しないように
支承されて、圧縮バネ116によって上方に付勢されて
いるホルダ115上に位置決めされる。かかる状態で、
マイクロコンピュータ132の制御のもとに、モータコ
ントローラ131がモータ121を回転させると、送り
ネジ120が回転して上下機構部119が矢印Z方向に
上昇し、載物台114が容器本体117の方に移動して
いく。そして、載物台114の段部114aが容器本体
117の内側に嵌まり込んでいき、さらに載物台114
が上昇していくと、圧縮バネ116の付勢力により、セ
ラミックス管1のフランジ面1fが受け板118に押し
当てられてその取付枠118aに嵌まり込む。これによ
り、セラミックス管1は、位置決めされて容器本体11
7内に密閉されて収納されたことになり、これととも
に、容器本体117の上部に設けられた膨張,収縮自在
な弾性膨張体126がセラミックス管1の内部に挿入さ
れている。
【0182】このような状態で、その後、マイクロコン
ピュータ132からの指令により、加圧ポンプ128が
作動してタンク127内の流体が弾性膨張体126内に
送り込まれ、間接的にセラミック管1の内部を加圧す
る。圧力計130の値が決められた設定値に達すると、
この加圧は一旦停止され、この一定圧力の加圧状態が一
定時間(例えば、数十秒程度)保たれた後、電磁バルブ
129が解除されて流体がタンク127内に戻され、弾
性膨張体126が収縮する。かかる加圧検査中におい
て、容器本体117の内壁に設置されたマイクロフォン
124や圧力センサ125は、容器本体117外の音や
振動を受けず、密閉空間内の音や圧力変動のみを検知
し、これにより、セラミックス管1の破壊音や亀裂音、
破壊時の圧力変化を検知する。
【0183】かかる加圧検査によってセラミックス管1
が破壊した場合には、上下機構部119の下降後、載物
台114上の破片が自動的に除去される。亀裂音が検知
された場合には、セラミックス管1は欠陥品としてホス
トコンピュータに記録され、後工程で排除されることと
なるが、確認のために、再度外観検査(表面欠陥検査)
により欠陥個所をチエックすることも考えられる。
【0184】この第17の実施形態では、このように、
密閉空間内で内圧強度検査(機械的強度検査)を行な
い、密閉空間の外側からの音の影響がない状態でマイク
ロフォン124によって亀裂音などの異常音を検知する
ようにしているので、検出精度が高まり、機械的強度検
査の信頼性が高まる。
【0185】また、密閉空間の圧力変動を圧力センサ1
25によって検出するようにしているので、セラミック
ス管1が破壊して密閉空間内の空気が圧力変動すると、
これを確実に認知でき、機械的強度検査の信頼性がより
一層高まる。
【0186】さらに、容器本体117に透視窓123を
数か所に設け、それに高速TVカメラなどを設置して容
器本体117内の様子を撮像することにより、セラミッ
クス管1の破壊などの状況を可視化して解析することが
でき、外観検査の結果などと突き合わせることにより、
破壊の原因となる欠陥の形状寸法の解析なども可能とな
る。
【0187】さらにまた、弾性膨張体126を膨張させ
るために、流体を用いたが、エアーなどの気体であって
もよい。
【0188】以上説明した検査装置の実施形態を、図1
に示した検査システムにおいて、形状検査装置200,
外観検査(欠陥検査)装置201,内圧強度(機械的強
度検査)検査装置202として用いることにより、セラ
ミックス管の検査の信頼性をより向上させることができ
る。
【0189】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
セラミックス管に生じるクラック,ピンホール,気泡,
異物混入,異物付着などの欠陥が該セラミックス管の円
筒部や底部(袋部)のどの表面部位に生じても、確実に
検出可能となり、これにより、外観検査(表面欠陥検
査)の検査精度が高まってセラミックス管の品質の信頼
性が向上する。
【0190】また、本発明によれば、外観(表面欠陥)
や形状(寸法精度や変形),内圧強度(機械的強度)の
各検査を一連に組み合わせた構成とすることにより、不
良の見逃しを確実に防止することができて、セラミック
ス管の品質の信頼性がより一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるセラミックス管の検査システムの
一実施形態を示す概略斜視図である。
【図2】図1に示したシステムでの検査方法を示すフロ
ーチャートである。
【図3】本発明によるセラミックス管の検査方法及びそ
の装置の第1の実施形態を示す概略構成図である。
【図4】本発明によるセラミックス管の検査方法及びそ
の装置の第2の実施形態を示す概略構成図である。
【図5】本発明によるセラミックス管の検査方法及びそ
の装置の第3の実施形態を示す概略構成図である。
【図6】本発明によるセラミックス管の検査方法及びそ
の装置の第4の実施形態を示す概略構成図である。
【図7】本発明によるセラミックス管の検査方法及びそ
の装置の第5の実施形態を示す概略構成図である。
【図8】図7における照明光源手段の一具体例を示す概
略構成図である。
【図9】本発明によるセラミックス管の検査方法及びそ
の装置の第6の実施形態を示す概略構成図である。
【図10】本発明によるセラミックス管の検査方法及び
その装置の第7の実施形態を示す概略構成図である。
【図11】図10におけるマスクの一具体例を示す平面
図である。
【図12】図10におけるTVカメラに結像される画像
を示す図である。
【図13】本発明によるセラミックス管の検査方法及び
その装置の第8の実施形態を示す概略構成図である。
【図14】本発明によるセラミックス管の検査方法及び
その装置の第9の実施形態を示す概略構成図である。
【図15】本発明によるセラミックス管の検査方法及び
その装置の第10の実施形態を示す概略構成図である。
【図16】本発明によるセラミックス管の検査方法及び
その装置の第11の実施形態を示す概略構成図である。
【図17】本発明によるセラミックス管の検査方法及び
その装置の第12の実施形態を示す概略構成図である。
【図18】本発明によるセラミックス管の検査方法及び
その装置の第13の実施形態を示す概略構成図である。
【図19】図18における搬送機構の一具体例を示す概
略側面図である。
【図20】図18における移動機構の一具体例を示す概
略側面図である。
【図21】図18に示した第13の実施形態での信号処
理ブロックの一具体例を示すブロック図である。
【図22】セラミックスに生じる欠陥の種類と本発明に
よるセラミックス管の検査方法及びその装置でのかかる
欠陥の検出手法を示す説明図である。
【図23】本発明によるセラミックス管の検査方法及び
その装置の第14の実施形態を示す概略構成図である。
【図24】本発明によるセラミックス管の検査方法及び
その装置の第15の実施形態を示す概略構成図である。
【図25】本発明によるセラミックス管の検査方法及び
その装置の第16の実施形態を示す概略構成図である。
【図26】本発明によるセラミックス管の検査方法及び
その装置の第17の実施形態を示す概略構成図である。
【図27】セラミックス管の欠陥を透過光を用いて検査
する場合の原理説明図である。
【符号の説明】
1 セラミックス管 1a 円筒部外表面 1b 底部外表面 1c 円筒部内表面 1e 底部内表面 2 ホルダ 3 モータ 6 照明光源 8 ラインセンサ 10 TVカメラ 11 画像検出回路 12 ラインセンサ用画像処理装置 13 TVカメラ用画像処理装置 15 座標発生装置 17 ライン状照明光源ユニット 18 密着型ラインセンサ 19 円筒レンズ 20 コーンミラー検出部 20’ ミラー検出部 21 TVカメラ 23 駆動ガイド 25 モータ 26 リング状照明光源ユニット 29 マスク 32 リング状イメージファイバ 33,36 ラインセンサ 37 照明光源 37 TVカメラ 39 エアー源 41 エアシリンダ 44 照明光源 45a,45b ローラ 46 回転軸 51 モータ 13a TVカメラ用画像処理装置 56a〜56d 保持ブロック 57a〜57d アクチュエータ 58a〜58d スイッチ 59 ドグ板 61a,61b センサ 92a,92b ローラ 93 回転軸 94 モータ 97a,97b 変位センサ 98 レーザ光源 99 エリアセンサ 107 変位センサ 112a,112b レーザ光源 113a,113b 外形センサ 114 載物台 114a 段部 115 ホルダ 116 圧縮バネ 117 容器本体 117a 貫通穴 118 受け板 118a 取付枠 119 上下機構部 123 透視窓 124 マイクロフォン 125 圧力センサ 126 弾性膨張体 200 形状検査装置 201 外観検査装置 202 内圧強度検査装置 203a〜203c ストッカ 204 コンベア 205 ホルダ 206a,206b ロボット 208a,208b チャック 211 ロード部 212 アンローダ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二宮 隆典 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所生産技術研究所内 (72)発明者 渡辺 忍 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直立状態に設置された有底円筒状のセラ
    ミックス管をその管軸を中心に回転させながら、該セラ
    ミックス管の内表面に光照射し、 該セラミックス管の円筒部外表面の画像を検出し、 検出された該画像の画像信号毎に平滑化,2次微分など
    の画像処理を施すことにより、該円筒部外表面全体での
    欠陥を検出することを特徴とするセラミックス管の検査
    方法。
  2. 【請求項2】 直立状態に設置された有底円筒状のセラ
    ミックス管をその管軸を中心に回転させながら、該セラ
    ミックス管の底部内表面に光照射し、 該セラミックス管の底部外表面の画像を検出し、 検出された該画像の画像信号毎に平滑化,2次微分など
    の画像処理を施すことにより、該底部外表面全体での欠
    陥を検出することを特徴とするセラミックス管の検査方
    法。
  3. 【請求項3】 直立状態に設置された有底円筒状のセラ
    ミックス管をその管軸を中心に回転させながら、該セラ
    ミックス管の円筒部外表面を該管軸に沿って均一に光照
    射し、 該セラミックス管の円筒部内表面における該円筒部外表
    面の光照射部分に対向する部分の画像を検出し、 検出された該画像の画像信号に平滑化,2次微分などの
    画像処理を施すことにより、該円筒部内表面全体での欠
    陥を検出することを特徴とするセラミックス管の検査方
    法。
  4. 【請求項4】 直立状態に設置された有底円筒状のセラ
    ミックス管をその管軸を中心に回転させながら、該セラ
    ミックス管の円筒部内表面を該管軸に沿って均一に光照
    射し、 該セラミックス管の円筒部外表面における該光照射部分
    に対向する部分の画像を検出し、 検出された該画像の画像信号に平滑化,2次微分などの
    画像処理を施すことにより、該円筒部外表面全体での欠
    陥を検出することを特徴とするセラミックス管の検査方
    法。
  5. 【請求項5】 直立状態に設置された有底円筒状のセラ
    ミックス管をその管軸を中心に回転させながら、該セラ
    ミックス管の円筒部内表面を該管軸に沿って光照射する
    とともに、該光照射領域での光照射強度を、該セラミッ
    クス管の円筒部外表面における該光照射領域に対向する
    領域での透過光の強度が一様となるように、設定し、 該セラミックス管の円筒部外表面における該円筒部内表
    面の該光照射領域に対向する領域の画像を検出し、 検出された該画像の画像信号に平滑化,2次微分などの
    画像処理を施すことにより、該円筒部外表面全体での欠
    陥を検出することを特徴とするセラミックス管の検査方
    法。
  6. 【請求項6】 直立状態に設置された有底円筒状の該セ
    ラミックス管の円筒部外表面全体を均一な強度で光照射
    し、 該セラミックス管の円筒部内表面を、その管軸に沿って
    順次撮像位置を変えながら、撮像して該円筒部内表面の
    画像を検出し、 検出された該画像の画像信号に平滑化,2次微分などの
    画像処理を施すことにより、該円筒部内表面全体での欠
    陥を検出することを特徴とするセラミックス管の検査方
    法。
  7. 【請求項7】 直立状態に設置された有底円筒状のセラ
    ミックス管の円筒部外表面を、その管軸方向に光照射領
    域を変えながら、順次均一な強度で光照射し、 該光照射領域に対向する該セラミックス管の円筒部内表
    面での領域を撮像領域とし、該撮像領域の画像を検出
    し、 検出された該画像の画像信号に平滑化,2次微分などの
    画像処理を施すことにより、該円筒部内表面全体での欠
    陥を検出することを特徴とするセラミックス管の検査方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記撮像領域の画像を検出する手段は、 前記撮像領域からの光画像を反射するコーンミラーと、 該コンーンミラーからの光画像を結像させる第1のレン
    ズと、 該第1のレンズの結像位置に設けられ、結像された該光
    画像のみを通過させる光学マスクと、 該光学マスクを通過した該光画像を結像させる第2のレ
    ンズと、 該第2のレンズの結像位置に撮像面が設けられたTVカ
    メラとからなることを特徴とするセラミックス管の検査
    方法。
  9. 【請求項9】 請求項7において、 前記撮像領域の画像を検出する手段は、 前記撮像領域からの光画像を反射するコーンミラーと、 該コンーンミラーからの光画像を結像させるレンズと、 該レンズの結像位置に入射面が設けられ、該入射面が円
    環状をなし、出射面が直線状をなすリング状イメージフ
    ァイバと、 該リング状イメージファイバの該取捨面に対向して設け
    られたラインセンサとからなることを特徴とするセラミ
    ックス管の検査方法。
  10. 【請求項10】 直立状態に設置されて管軸を中心に回
    転する有底円筒状のセラミックス管の円筒部外表面を、
    その管軸方向に光照射領域を変えながら、順次一様な強
    度で光照射し、 該光照射領域に対向する該セラミックス管の円筒部内表
    面の領域を検出領域として、該検出領域の画像を検出
    し、 検出された該画像の画像信号に平滑化,2次微分などの
    画像処理を施すことにより、該円筒部内表面全体での欠
    陥を検出することを特徴とするセラミックス管の検査方
    法。
  11. 【請求項11】 直立状態に設置された有底円筒状のセ
    ラミックス管の底部外表面を光照射して、該セラミック
    ス管の底部内表面全体の画像を検出し、 検出された該画像の画像信号に平滑化,2次微分などの
    画像処理を施すことにより、該底部内表面全体での欠陥
    を検出することを特徴とするセラミックス管の検査方
    法。
  12. 【請求項12】 水平状態に設置された有底円筒状のセ
    ラミックス管をその管軸を中心に回転させながら、該セ
    ラミックス管の円筒部内表面を該管軸に沿って一様に光
    照射し、 該セラミックス管の円筒部外表面における該光照射部分
    に対向する部分の画像を検出し、 検出された該画像の画像信号に平滑化,2次微分などの
    画像処理を施すことにより、該円筒部内表面全体での欠
    陥を検出することを特徴とするセラミックス管の検査方
    法。
  13. 【請求項13】 水平状態に設置された有底円筒状のセ
    ラミックス管の円筒部外表面を、その管軸方向に光照射
    領域を変えながら、順次均一な強度で光照射し、 該光照射領域に対向する該セラミックス管の円筒部内表
    面での領域を撮像領域として、該撮像領域の画像を検出
    し、 検出された該画像の画像信号に平滑化,2次微分などの
    画像処理を施すことにより、該円筒部内表面全体での欠
    陥を検出することを特徴とするセラミックス管の検査方
    法。
  14. 【請求項14】 有底円筒状のセラミックス管を回転さ
    せながら、該セラミックス管の円筒部外表面側で第1の
    変位センサを該セラミックス管の管軸に平行に移動させ
    て順次該円筒部外表面までの距離を測定するとともに、
    該セラミックス管内で、該第1の変位センサと該セラミ
    ックス管の管壁を介して対向した位置関係を保ちなが
    ら、第2の変位センサを該セラミックス管の管軸に平行
    に移動させて順次該円筒部内表面までの距離を測定し、 該第1,第2の変位センサの測定出力を演算処理するこ
    とにより、該セラミックス管の円筒部での肉厚変動や該
    円筒部外表面,該円筒部内表面でのうねりの状態を検査
    するようにしたセラミックス管の検査方法。
  15. 【請求項15】 有底円筒状のセラミックス管を回転さ
    せながら、その管軸に垂直な一定の方向から該セラミッ
    クス管の外径を含む範囲にわたって光照射するととも
    に、該光照射位置を該セラミックス管の管軸に平行な方
    向に変化させ、 夫々の該光照射位置毎に該セラミックス管の外径によっ
    て遮光された部分の長さを検出することにより、該セラ
    ミックス管の管軸方向での外径の変化を求めることを特
    徴とするセラミックス管の検査方法。
  16. 【請求項16】 有底円筒状のセラミックス管の底部内
    表面での中心点を変位センサで検出し、 しかる後、該変位センサを該セラミックス管の開口端ま
    で移動させて該底部内表面での中心点までの距離を測定
    し、 測定した該距離を該セラミックス管内の深さとすること
    を特徴とするセラミックス管の検査方法。
  17. 【請求項17】 有底円筒状のセラミックス管を含み、
    該セラミックス管の全長を越える範囲にわたって均一な
    強度で光を照射し、 この照射光の該セラミックス管で遮られる部分の該セラ
    ミックス管の管軸方向の最大の長さを検出することによ
    り、該セラミックス管の全長を検査することを特徴とす
    るセラミックス管の検査方法。
  18. 【請求項18】 請求項17において、 前記光の照射範囲は、前記セラミックス管の底部を含む
    範囲と前記セラミックス管の開口端を含む範囲であるこ
    とを特徴とするセラミックス管の検査方法。
  19. 【請求項19】 有底円筒状のセラミックス管の内部に
    弾性膨張体を挿入して膨張させることにより、該セラミ
    ックス管に内圧を加え、 該セラミックス管が発生する異常音などを検知して該セ
    ラミックス管の内圧強度を検査することを特徴とするセ
    ラミックス管の検査方法。
  20. 【請求項20】 有底円筒状のセラミックス管を直立状
    態で支持してその管軸を中心に回転させるホルダと、 該セラミックス管の内表面を光照射する光源と、 照射された該光が透過する該セラミックス管の円筒部外
    表面の画像を検出する検出手段と、 該検出手段から出力される画像信号を平滑化,2次微分
    などの画像処理し、該円筒部外表面の欠陥を検出する画
    像処理手段とを備え、該セラミックス管の該円筒部外表
    面全体での欠陥を検出可能に構成したことを特徴とする
    セラミックス管の検査装置。
  21. 【請求項21】 有底円筒状のセラミックス管を直立状
    態で支持してその管軸を中心に回転させるホルダと、 該セラミックス管の底部内表面を光照射する光源と、 照射された該光が透過する該セラミックス管の底部外表
    面の画像を検出する検出手段と、 該検出手段から出力される画像信号を平滑化,2次微分
    などの画像処理し、該底部外表面の欠陥を検出する第2
    の画像処理手段とを備え、該セラミックス管の底部外表
    面全体での欠陥を検出可能に構成したことを特徴とする
    セラミックス管の検査装置。
  22. 【請求項22】 有底円筒状のセラミックス管を直立状
    態で保持してその管軸を中心に回転させるホルダと、 該セラミックス管の円筒部外表面をその管軸に沿って均
    一に光照射するライン状照明光源ユニットと、 該セラミックス管の円筒部内表面における該光照射部分
    に対向する部分の画像を検出する検出手段と、 該検出手段から出力される画像信号を平滑化,2次微分
    などの画像処理し、該円筒部内表面での欠陥を検出する
    画像処理手段とを備え、該円筒部内表面全体の欠陥を検
    出可能に構成したことを特徴とするセラミックス管の検
    査装置。
  23. 【請求項23】 有底円筒状のセラミックス管を直立状
    態で保持してその管軸を中心に回転させるホルダと、 該セラミックス管の円筒部内表面をその管軸に沿って均
    一に光照射するライン状照明光源ユニットと、 該セラミックス管の円筒部外表面における該光照射部分
    に対向する部分の画像を検出する検出手段と、 該検出手段から出力される画像信号を平滑化,2次微分
    などの画像処理し、該円筒部内表面の欠陥を検出する画
    像処理手段とを備え、該円筒部外表面全体での欠陥を検
    出可能に構成したことを特徴とするセラミックス管の検
    査装置。
  24. 【請求項24】 有底円筒状のセラミックス管を直立状
    態で保持してその管軸を中心に回転させるホルダと、 該セラミックス管の円筒部内表面を該管軸に沿って光照
    射するとともに、該光照射領域での光照射強度を、該光
    照射領域に対向する該セラミックス管の円筒部外表面の
    領域での透過光の強度が一様となるように、設定する光
    照射手段と、 該セラミックス管の円筒部外表面における該光照射領域
    に対向する領域の画像を検出する検出手段と、 該検出手段から出力される画像信号を平滑化,2次微分
    などの画像処理し、該円筒部内表面の欠陥を検出する画
    像処理手段とを備え、該円筒部外表面全体での欠陥を検
    出可能に構成したことを特徴とするセラミックス管の検
    査装置。
  25. 【請求項25】 請求項24において、 前記光照射手段は、 全体にわたって強度が均一な光を発生して前記セラミッ
    クス管の前記光照射領域を照射するライン状照明光源ユ
    ニットと、 前記セラミックス管の前記光照射領域内での肉厚が厚い
    部分での該光の照射強度を高める光学手段とを備えたこ
    とを特徴とするセラミックス管の検査装置。
  26. 【請求項26】 直立状態に設置された有底円筒状のセ
    ラミックス管の円筒部外表面全体を一様な強度で光照射
    する光照射手段と、 該セラミックス管の円筒部内表面の管軸に沿う一部の領
    域を撮像領域として、該撮像領域の画像を検出する検出
    手段と、 該検出手段を該セラミックス管の管軸に沿って順次移動
    させる移動手段と、 該移動手段による移動毎に該検出手段から順次出力され
    る画像信号を平滑化,2次微分などの画像処理し、該円
    筒部内表面の欠陥を検出する画像処理手段とを備え、該
    セラミックス管の円筒部内表面全体での欠陥を検出可能
    に構成したことを特徴とするセラミックス管の検査装
    置。
  27. 【請求項27】 請求項26において、 前記光照射手段は、前記セラミックス管の管軸に平行に
    伸延したライン状照明光源ユニットが、複数個、前記セ
    ラミックス管の円筒部外表面の周りに等間隔に配列され
    てなることを特徴とするセラミックス管の検査装置。
  28. 【請求項28】 有底円筒状のセラミックス管を直立状
    態に保持するホルダと、 該セラミックス管の円筒部外表面の管軸方向の一部のリ
    ング状の領域を光照射領域として、該光照射領域全体を
    一様な強度で光照射するリング状照明光源ユニットと、 該光照射領域に対向する該セラミックス管の円筒部内表
    面でのリング状の領域を撮像領域として、該撮像領域の
    画像を検出する検出手段と、 該リング状照明光源ユニットと該検出手段とを、これら
    相互間の位置関係を一定に保ちながら、該セラミックス
    管の管軸に沿って順次移動させる移動手段と、 該移動手段による移動毎に該検出手段から順次出力され
    る画像信号を平滑化,2次微分などの画像処理し、該円
    筒部内表面の欠陥を検出する画像処理手段とを備え、該
    セラミックス管の円筒部内表面での欠陥を検出可能に構
    成したことを特徴とするセラミックス管の検査装置。
  29. 【請求項29】 請求項28において、 前記検出手段は、 前記撮像領域の光画像を反射するコーンミラーと、 該コーンミラーで反射された該光画像を結像させる第1
    のレンズと、 該第1のレンズによって結像される該光画像のみを透過
    させるマスクと、 該マスクを透過した該光画像を再度結像する第2のレン
    ズと、 該第2のレンズの該結像面に撮像面が配置されたTVカ
    メラととからなるコーンミラー検出部であることを特徴
    とするセラミックス管の検査装置。
  30. 【請求項30】 請求項28において、 前記検出手段は、 前記撮像領域の光画像を反射するコーンミラーと、 該コーンミラーで反射された該光画像を結像させるレン
    ズと、 該レンズによる該光画像の結像面にリング状の入射面が
    配置され、出射面が直線状をなすリング状イメージファ
    イバと、 該リング状イメージファイバの該出射面からの出射光を
    受光し、前記画像信号を出力するラインセンサととから
    なるコーンミラー検出部であることを特徴とするセラミ
    ックス管の検査装置。
  31. 【請求項31】 有底円筒状のセラミックス管を直立状
    態で保持してその管軸を中心に回転させるホルダと、 一定方向から該セラミックス管の円筒部外表面の一部を
    光照射領域として光照射する光源と、 該光照射領域に対向する該セラミックス管の円筒部内表
    面の領域を検出領域として、該検出領域の画像を検出す
    る検出手段と、 該検出手段から出力される画像信号を平滑化,2次微分
    などの画像処理し、該円筒部内表面の欠陥を検出する画
    像処理手段とを備え、該セラミックス管の円筒部内表面
    全体での欠陥を検出可能に構成したことを特徴とするセ
    ラミックス管の検査装置。
  32. 【請求項32】 請求項31において、 前記検出手段は、 前記検出領域の光画像を反射するミラーと、 該ミラーで反射された該光画像を結像させるレンズと、 該レンズの該結像面に撮像面が配置されたTVカメラと
    とからなるミラー検出部であることを特徴とするセラミ
    ックス管の検査装置。
  33. 【請求項33】 直立状態に設置された有底円筒状のセ
    ラミックス管の底部外表面を光照射する光源と、 該底部外表面に対向する該セラミックス管の底部内表面
    全体の画像を検出する検出手段と、 該検出手段から出力される画像信号を平滑化,2次微分
    などの画像処理し、該円筒部外表面の欠陥を検出する画
    像処理手段とを備えたことを特徴とするセラミックス管
    の検査装置。
  34. 【請求項34】 水平状態に載置される有底円筒状のセ
    ラミックス管をその管軸を中心に回転させる回転保持手
    段と、 該セラミックス管の円筒部内表面の該管軸に沿う領域を
    光照射領域として、該光照射領域を一様に光照射するラ
    イン状照明光源ユニットと、 該セラミックス管の円筒部外表面における該光照射領域
    に対応する領域を検出領域として、該検出領域の画像を
    検出するラインセンサと、 該ラインセンサから出力される画像信号を平滑化,2次
    微分などの画像処理し、該円筒部外表面の欠陥を検出す
    る画像処理手段とを備え、該セラミックス管の円筒部外
    表面全体での欠陥を検出可能に構成したことを特徴とす
    るセラミックス管の検査装置。
  35. 【請求項35】 請求項34において、 前記回転保持手段は、水平でかつ互いに平行に配置され
    た2つの回転軸夫々にローラが複数個ずつ取り付けら
    れ、これら回転軸の一方をモータで回転駆動する構成を
    なしていることを特徴とするセラミックス管の検査装
    置。
  36. 【請求項36】 有底円筒状のセラミックス管が水平状
    態に載置される載置手段と、 該セラミックス管の円筒部外表面の管軸方向の一部のリ
    ング状の領域を光照射領域として、該光照射領域全体を
    一様な強度で光照射するリング状照明光源ユニットと、 該光照射領域に対向する該セラミックス管の円筒部内表
    面でのリング状の領域を撮像領域として、該撮像領域の
    画像を検出する検出手段と、 該リング状照明光源ユニットと該検出手段とを、これら
    相互間の位置関係を一定に保ちながら、該セラミックス
    管の管軸に沿って順次移動させる移動手段と、 該移動手段による移動毎に該検出手段から順次出力され
    る画像信号を平滑化,2次微分などの画像処理し、該円
    筒部内表面の欠陥を検出する画像処理手段とを備え、該
    セラミックス管の円筒部内表面全体での欠陥を検出可能
    に構成したことを特徴とするセラミックス管の検査装
    置。
  37. 【請求項37】 請求項36において、 前記載置手段は、 水平方向の1直線上に配列され、前記セラミックス管を
    水平に支持する複数の支持ブロックと、 該支持ブロック毎に設けられ、該支持ブロックを上下動
    させるアクチュエータと、 前記リング状照明光源ユニットの位置を検出する位置検
    出手段とを備え、該位置検出手段の検出出力に応じて、
    該支持ブロックのいずれかが配置されている位置を前記
    リング状照明光源ユニットが通過するとき、該アクチュ
    エータがその支持ブロックを降下させ、前記リング状照
    明光源ユニットと該支持ブロックとの衝突を防止するこ
    とができるように構成したことを特徴とするセラミック
    ス管の検査装置。
  38. 【請求項38】 請求項36または37において、 前記検出手段は、 前記撮像領域の光画像を反射するコーンミラーと、 該コーンミラーで反射した該光画像を結像させるレンズ
    と、 該レンズの該結像面に撮像面が配置されたTVカメラと
    とからなるコーンミラー検出部であることを特徴とする
    セラミックス管の検査装置。
  39. 【請求項39】 有底円筒状のセラミックス管をその管
    軸を中心に回転させる回転保持手段と、 該セラミックス管の外側を該管軸に沿って移動しなが
    ら、該セラミックス管の円筒部外表面までの距離を測定
    する第1の変位センサと、 該第1のセラミックス管の内側を該管軸に沿って移動
    し、該第1の変位センサによる該円筒部外表面での測定
    点に管壁を介して対向する該セラミックス管の円筒部内
    表面での点を測定点として、該円筒部内表面の該測定点
    までの距離を測定する第2の変位センサと、 該第1,第2の変位センサの測定出力を演算処理する画
    像処理手段とを備え、該セラミックス管の円筒部での肉
    厚変動や該円筒部外表面,該円筒部内表面でのうねりの
    状態を検査することを可能に構成したことを特徴とする
    セラミックス管の検査方法。
  40. 【請求項40】 有底円筒状のセラミックス管をその管
    軸を中心に回転させる回転保持手段と、 該セラミックス管の管軸に垂直な向きに配置され、該セ
    ラミックス管の外径を含む範囲にわたってその管軸に垂
    直な一定の方向から光照射するライン状照明光源ユニッ
    トと、 該ライン状照明光源ユニットと該セラミックス管を挟ん
    で対向し、該ライン状照明光源ユニットから照射された
    光を受光するラインセンサと、 該ラインセンサの出力信号を演算処理し、該ラインセン
    サが受光していない部分の長さから該セラミックス管の
    外径寸法を求める演算処理手段とを備え、該セラミック
    ス管の円筒部での管軸に沿う順次の外径寸法を検査する
    ことを可能に構成したことを特徴とするセラミックス管
    の検査方法。
  41. 【請求項41】 有底円筒状のセラミックス管をその管
    軸を中心に回転させる回転保持手段と、 該セラミックス管の管軸に平行な方向の底部内表面まで
    の距離を測定する変位センサと、 該変位センサを該セラミックス管の管軸方向及び該管軸
    に垂直な方向に移動させる移動手段と、 該回転保持手段と該移動手段とを制御し、該変位センサ
    の測定点を該底部内表面の中心点に設定する第1の制御
    手段と、 該第1の制御手段による制御の後、該変位センサを該管
    軸に沿って該セラミックス間の開口面まで移動制御する
    第2の制御手段と、 該第2の制御手段によって位置設定された該変位センサ
    の該底部内表面の中心点までの測定距離のデータを処理
    し、該セラミックス管の内部の深さを求める処理手段と
    を備えたことをことを特徴とするセラミックス管の検査
    装置。
  42. 【請求項42】 有底円筒状のセラミックス管の外側に
    その管軸に平行に配置され、該セラミックス管の全長を
    含む範囲にわたって均一な強度の光を照射するライン状
    の照明光源と、 該セラミックス管に関して該照明光源とは反対側に配置
    され、該照明光源からの該照射光を受光するラインセン
    サと、 該ラインセンサの出力信号を演算処理し、該ラインセン
    サでの該照射光が該セラミックス管によって遮光された
    領域での該セラミックス管の管軸方向の最大の長さを検
    出して該セラミックス管の全長とする処理手段とを備
    え、該セラミックス管の全長を検査可能に構成したこと
    を特徴とするセラミックス管の検査装置。
  43. 【請求項43】 有底円筒状のセラミックス管の外側に
    その管軸に平行に配置され、該セラミックス管の底部を
    含む範囲を均一な強度の光を照射するライン状の第1の
    照明光源と、 該セラミックス管の外側にその管軸に平行に、かつ該第
    1の照明光源とは該管軸方向に一定の距離Lだけ間隔を
    もって配置され、該セラミックス管の開口端を含む範囲
    を均一な強度の光を照射するライン状の第2の照明光源
    と、 該セラミックス管に関し該第1の照明光源とは反対側に
    該第1の照明光源と対向して配置され、該照明光源から
    の該照射光を受光する第2のラインセンサと、 該セラミックス管に関し該第2の照明光源とは反対側に
    該第2の照明光源と対向して配置され、該照明光源から
    の該照射光を受光する第2のラインセンサと、 該第1,第2のラインセンサの出力信号を演算処理し、
    該第1,第2のラインセンサでの該照射光が該セラミッ
    クス管によって遮光された領域での該セラミックス管の
    管軸方向の最大の長さL1,L2を夫々検出し、(L+
    L1+L2)を該セラミックス管の全長の寸法とする演
    算処理手段とを備え、該セラミックス管の全長寸法を検
    査可能に構成したことをセラミックス管の検査装置。
  44. 【請求項44】 容器本体と、 該容器本体内に有底円筒状のセラミックス管を固定した
    状態に取り付ける載物台と、 該容器本体に取り付けられ、該容器本体に該セラミック
    ス管が取り付けられるとともに、該セラミックス管内に
    挿入される弾性膨張体と、 該弾性膨張体を膨張させて該セラミックス管の内表面に
    内圧を与える膨張手段と、 該内圧に伴う該セラミックス管の物理的変化を検知する
    検知手段ととを備え、該セラミックス管の内圧強度を検
    査可能に構成したことを特徴とするセラミックス管の検
    査装置。
  45. 【請求項45】 請求項44において、 前記検知手段は、前記セラミックス管から発生する異常
    音を検知するマイクロフォンであることを特徴とするセ
    ラミックス管の検査装置。
  46. 【請求項46】 請求項20,23〜25,34,35
    のいずれか1つに記載のセラミックス管の検査装置と、
    請求項22,26〜32,36〜38のいずれか1つに
    記載のセラミックス管の検査装置と、請求項21に記載
    のセラミックス管の検査装置と、請求項33に記載のセ
    ラミックス管の検査装置との少なくともいずれか1つを
    含む外観検査部と、 請求項39〜43に記載のセラミックス管の検査装置の
    少なくともいずれか1つを含む形状検査部と、 請求項44,45のいずれか1つに記載のセラミックス
    管の検査装置からなる内圧強度検査部と、 該外観検査部、該形状検査部及び該内圧強度検査部の配
    列順に被検体としてのセラミック管を搬送して検査させ
    る搬送手段とを備え、該セラミックス管の外観検査と形
    状検査と内圧強度検査とを自動的に行なうことを可能に
    構成したことを特徴とするセラミックス管の検査システ
    ム。
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