JP2014145670A - 筒状部材の検査装置及び検査方法 - Google Patents

筒状部材の検査装置及び検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】筒状部材の接合部を貫通する欠陥を検出し、接合部の検査の精度を向上させる。
【解決手段】検査装置40は、接合された帯状部材2Aからなる筒状部材2の接合部2Bを検査する。保持手段41が筒状部材2を外側から保持し、光照射手段43が筒状部材2の外側から接合部2Bに向かって光を照射する。撮像手段44は、光が照射された接合部2Bを筒状部材2Bの内側から撮像する。撮像手段44の撮像画像に基づいて、光が透過する接合部2Bの欠陥を検出する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、接合部を有する筒状部材を検査する筒状部材の検査装置と筒状部材の検査方法に関する。
生タイヤの成形工程では、ゴム等からなる帯状部材を成形ドラムに巻き付けた後、帯状部材の端部を接合することで筒状部材が製造される。その際、帯状部材の端部が突き合わせて(又は、重ね合わせて)接合されて、接合された帯状部材の端部からなる接合部が筒状部材に形成される。この接合部の品質を確保するため、筒状部材を製造する度に、接合部を検査することが行われている。これに対し、従来、成形ドラムに配置された筒状部材の外側から、接合部のラップ量を求める帯状部材の側長装置が知られている(特許文献1参照)。
ところが、この従来の側長装置では、接合部のラップ量は検査できるものの、筒状部材の接合部に発生する欠陥によっては、接合部の検査を容易に行えない虞がある。即ち、接合部を貫通する欠陥(例えば、孔や隙間)が発生したときには、ラップ量から接合部の欠陥を正確に把握するのは難しく、欠陥を精度よく検出するのは困難である。そのため、接合部の検査の精度をより向上させる観点から、改良の余地がある。特に、帯状部材を突合せ接合するときには、帯状部材のセット精度、帯状部材の端部の性状、帯状部材の収縮により、接合部を貫通する欠陥が発生し易くなる。そのため、このような筒状部材においては、接合部を貫通する欠陥を検出することが強く求められている。
国際公開第2006/019070号
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、接合された帯状部材からなる筒状部材の接合部を検査するときに、接合部を貫通する欠陥を検出できるようにして、接合部の検査の精度を向上させることである。
本発明は、接合された帯状部材からなる筒状部材の接合部を検査する筒状部材の検査装置であって、筒状部材を外側から保持する保持手段と、筒状部材の外側から接合部に向かって光を照射する光照射手段と、光が照射された接合部を筒状部材の内側から撮像する撮像手段と、撮像手段の撮像画像に基づいて、光が透過する接合部の欠陥を検出する欠陥検出手段と、を備えた筒状部材の検査装置である。
また、本発明は、接合された帯状部材からなる筒状部材の接合部を検査する筒状部材の検査方法であって、筒状部材を外側から保持する工程と、筒状部材の外側から接合部に向かって光を照射する工程と、撮像手段により、光が照射された接合部を筒状部材の内側から撮像する工程と、撮像手段の撮像画像に基づいて、光が透過する接合部の欠陥を検出する工程と、を有する筒状部材の検査方法である。
本発明によれば、接合された帯状部材からなる筒状部材の接合部を検査するときに、接合部を貫通する欠陥を検出でき、接合部の検査の精度を向上させることができる。
本実施形態のタイヤ製造装置を示す側面図である。 図1のW方向からみた搬送装置と筒状部材の検査装置の正面図である。 搬送装置と筒状部材の検査装置を図1に対応させて示す図である。 筒状部材の検査装置を図3のZ方向からみて示す平面図である。
本発明の筒状部材の検査装置及び検査方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態の筒状部材の検査装置(以下、単に検査装置という)では、接合された帯状部材からなる筒状部材の接合部を検査して、接合部の欠陥を検出する。以下では、検査装置を、生タイヤを製造するタイヤ製造装置に設けて、筒状部材の接合部をタイヤ製造装置内で検査する例を説明する。
図1は、本実施形態のタイヤ製造装置を示す側面図であり、タイヤ製造装置の概略構成を示している。
タイヤ製造装置1は、図示のように、筒状部材2を成形する第1の成形装置10と、筒状部材2を他の部材3に組み合わせる第2の成形装置20と、筒状部材2の搬送装置30と、検査装置40(図1では一部を点線で示す)と、制御装置4を備えている。タイヤ製造装置1は、制御装置4により制御されて、生タイヤの製造動作を実行する。
第1の成形装置10は、第1の成形ドラム11と、第1の成形ドラム11の駆動装置12と、第1の成形ドラム11の拡縮機構(図示せず)を有する。第1の成形ドラム11は、駆動装置12により駆動されて回転するとともに、所定の角度だけ回転して停止する。帯状部材2Aが、回転する第1の成形ドラム11の外周に一周巻き付けられて、筒状に配置される。また、帯状部材2Aの前端部と後端部が、第1の成形ドラム11の外周において対向して配置され、接合装置(図示せず)により接合される。なお、帯状部材2Aの前端部と後端部は、第1の成形ドラム11に巻き付けるときの帯状部材2Aの前方の端部と後方の端部である。
帯状部材2Aの接合により、帯状部材2Aを筒状(ここでは円筒状)に成形し、接合部2Bを有する筒状部材2(ここでは円筒状部材)を製造する。接合部2Bは、帯状部材2Aの端部同士が接合された部分であり、筒状部材2の所定位置に直線状に形成される。第1の成形装置10では、帯状部材2Aの端部を、重ね合わせずに突き合わせて接合し、第1の成形ドラム11の軸線方向に延びる接合部2Bを形成する。そのため、接合部2Bは、帯状部材2Aの端部を突合せ接合した突合せ接合部であり、筒状部材2は、突合せ接合された1つの帯状部材2Aからなる。
本実施形態の帯状部材2Aは、帯状のゴム部材からなるタイヤ構成部材であり、他のタイヤ構成部材と組み合わされて生タイヤの一部になる。ゴム部材は、ゴム(未加硫ゴム)のみからなる部材、又は、ゴムと他の部材からなる部材であり、筒状の状態で生タイヤ内に配置される。ここでは、帯状部材2Aは、補強コードをゴムで被覆した帯状のゴム被覆部材であり、カーカス部材(カーカスプライ)として使用される。並列した複数の補強コードが、帯状部材2Aの幅方向に沿って配置されて、ゴムにより被覆されている。第1の成形ドラム11の外周には他のタイヤ構成部材(インナーライナ部材等)を配置せずに、1つの帯状部材2A(カーカス部材)のみを第1の成形ドラム11に巻き付けて接合する。
第2の成形装置20は、第2の成形ドラム21と、第2の成形ドラム21の駆動装置22と、第2の成形ドラム21の拡縮機構(図示せず)を有する。第2の成形ドラム21は、駆動装置22により駆動されて回転するとともに、所定の角度だけ回転して停止する。一対のサイド部材3Aを第2の成形ドラム21に巻き付けた後、インナーライナ部材3Bを、第2の成形ドラム21及びサイド部材3Aに巻き付ける。これにより、一対のサイド部材3Aとインナーライナ部材3Bからなる内側部材3を成形する。内側部材3は、生タイヤの成形時に筒状部材2の内側に配置される部材であり、第2の成形ドラム21により筒状に成形される。
搬送装置30は、ガイドレール31と、ガイドレール31によりガイドされる移動部32と、筒状部材2を保持する環状の保持部33を有する。移動部32が、例えば、モータにより回転する回転体により、ガイドレール31に沿って移動して、搬送装置30が、筒状部材2の搬送経路Kに沿って移動する。搬送装置30の移動により、保持部33は、第1の成形ドラム11を収容する位置と、第2の成形ドラム21を収容する位置に移動する。その際、保持部33は、成形ドラム11、21の軸線方向に沿って移動する。成形ドラム11、21は、それぞれ移動する保持部33内に入り、保持部33の内側(内部空間)に配置される。
筒状部材2の製造後、搬送装置30が移動して、第1の成形ドラム11と筒状部材2が保持部33の内側に配置される。その状態で、保持部33により筒状部材2を保持した後、第1の成形ドラム11を縮小する。これにより、筒状部材2が、第1の成形ドラム11から取り外されて、保持部33により保持される。また、搬送装置30により、筒状部材2を、第1の成形ドラム11から第2の成形ドラム21まで搬送経路Kに沿って搬送し、第2の成形ドラム21に成形された内側部材3の外側に配置する。
次に、第2の成形ドラム21を僅かに拡大することで、内側部材3が筒状部材2に密着し、筒状部材2と内側部材3が組み合わされる。その後、保持部33による筒状部材2の保持を解除し、搬送装置30を第2の成形ドラム21から離す。筒状部材2と内側部材3に他のタイヤ構成部材を組み合わせて、生タイヤを成形し、生タイヤを加硫してタイヤを製造する。
この生タイヤの成形中に、検査装置40により、筒状部材2の接合部2Bを検査する。検査装置40は、搬送装置30により保持された筒状部材2の内側で、帯状部材2Aの接合部2Bを検査し、接合部2Bの欠陥を検出する。以下、搬送装置30と検査装置40について詳しく説明する。
図2は、図1のW方向からみた搬送装置30と検査装置40の正面図であり、ガイドレール31のみ断面で示している。図2では、筒状部材2を保持する搬送装置30を示す。
図3は、搬送装置30と検査装置40を図1に対応させて示す図である。図3では、搬送装置30の保持部33を図2のX−X方向からみて示し、検査装置40を図2のY方向からみて示す。
図4は、検査装置40を図3のZ方向からみて示す平面図である。
搬送装置30の保持部33は、図示のように、筒状の支持部材34と、複数の保持部材35と、保持部材35に設けられた吸着手段36と、保持部材35の変位手段37と、筒状部材2の検出センサ38を有する。支持部材34は、移動部32の上部に設置され、複数の保持部材35を半径方向に移動可能に支持する。検出センサ38は、支持部材34の内面(上部及び下部)に固定され、隣接する保持部材35の間を通して筒状部材2を検出する。この検出結果に基づいて、制御装置4(図1参照)が、保持部33内における筒状部材2の有無を判定する。
複数の保持部材35は、周方向に分割されたセグメント(図2参照)であり、支持部材34の内側に筒状に配置される。搬送装置30の移動により、筒状部材2は、複数の保持部材35の内側に配置される。各保持部材35は、筒状部材2の外周に対応して、なだらかに湾曲する円弧状に形成され、変位手段37により半径方向に変位する。変位手段37は、支持部材34に取り付けられたピストン・シリンダ機構からなり、保持部材35の外面に連結されている。変位手段37により、複数の保持部材35は、筒状部材2から離れた位置(拡大位置)と、筒状部材2に接近した位置(縮小位置)との間で変位する。
吸着手段36は、例えば、吸引装置に接続された複数の吸着パッドを有し、複数の保持部材35の内面に取り付けられる。筒状部材2を保持するときには、複数の保持部材35を、変位手段37により筒状部材2に接近させ、吸着手段36を筒状部材2の外周に接触させる。吸着手段36により筒状部材2の外周を吸着することで、筒状部材2を保持する。搬送装置30は、複数の保持部材35及び吸着手段36により保持した筒状部材2を、筒状の形状のまま搬送する。筒状部材2の保持を解除するときには、吸着手段36による筒状部材2の吸着を停止し、複数の保持部材35を筒状部材2から離す。
搬送装置30は、検査装置40の一部を構成し、搬送装置30外に設けられた検査装置40の一部と連動して接合部2Bの検査を行う。具体的には、保持部33は、検査装置40が備える筒状部材2の保持手段41であり、搬送装置30は、検査装置40が備える筒状部材2の搬送手段42である。保持手段41は、筒状部材2を外側から保持し、搬送手段42は、保持手段41により保持された筒状部材2を搬送経路Kに沿って搬送する。また、検査装置40は、光照射手段43と撮像手段44と移動手段50を備え、搬送経路Kで筒状部材2の接合部2Bを検査する。
光照射手段43は、LED(Light Emitting Diode)からなる棒状の発光手段であり、保持手段41(保持部33)の中心線に沿って、搬送手段42に設けられている。また、光照射手段43は、保持手段41の中心線よりも下側(ここでは斜め下側)に位置するように支持部材34の内面に固定され、隣接する保持部材35の間を通して、複数の保持部材35の内側に光を照射する。
保持手段41により筒状部材2を保持する前に、第1の成形ドラム11を回転させて、接合部2Bを光照射手段43に対応する所定位置(斜め下方位置)に配置する。その状態で、筒状部材2を保持手段41により保持することで、接合部2Bを、光照射手段43により照射された光が当たる位置に配置する。光照射手段43は、搬送経路Kにおいて、筒状部材2の外側から、搬送途中の筒状部材2の接合部2Bに向かって光を照射する。光は接合部2Bの全体に照射され、接合部2Bを貫通する欠陥(例えば、孔や隙間)が発生したときには、光が接合部2Bの欠陥を透過して筒状部材2の内側に漏れる。
撮像手段44は、移動手段50により、搬送経路Kの内外に移動するとともに、筒状部材2の中心に対応する搬送経路K内の位置に配置される。その状態で、搬送手段42が筒状部材2を撮像手段44に向かって搬送することで、撮像手段44が筒状部材2の内側に入る。また、筒状部材2の搬送に伴い、撮像手段44が接合部2Bに沿って相対移動する。従って、搬送手段42は、検査装置40が備える相対移動手段46であり、撮像手段44を筒状部材2の内側で接合部2Bに沿って相対移動する。
撮像手段44は、画像を撮影するデジタルカメラ又はデジタルビデオカメラからなり、保持手段41により保持された筒状部材2の内側(ここでは筒状部材2の中心)に配置される。筒状部材2の接合部2Bは、撮像手段44と光照射手段43の間に位置するように保持手段41に保持されている。撮像手段44は、光照射手段43により光が照射された接合部2Bを筒状部材2の内側から撮像して、接合部2Bの全体の画像を取得する。その際、撮像手段44は、搬送経路Kにおいて、相対移動しつつ、搬送途中の筒状部材2の接合部2Bを順次撮像して、接合部2Bの全体を撮像する。接合部2Bを貫通する欠陥が発生したときには、欠陥を透過した光が、撮像手段44により、接合部2B内に撮像される。
また、撮像手段44は、接合部2B及び光照射手段43の位置に対応して配置された撮像部45を有する。撮像部45は、筒状部材2の内側で水平方向よりも下側(ここでは斜め下側)に向けて配置された状態で、接合部2Bを撮像する。これに対応して、保持手段41は、接合部2Bが撮像部45の撮像方向に位置するように筒状部材2を保持する。撮像手段44は、筒状部材2の中心から、筒状部材2の半径方向外側に位置する接合部2Bを撮像する。
撮像手段44が撮像した画像(撮像画像)は、コンピュータを備える制御装置4(図1参照)に送信される。制御装置4(コンピュータ)は、所定のプログラムに基づいて撮像画像を解析することで、接合部2Bにおける欠陥の有無を判定して、接合部2Bの欠陥を検出する。その際、制御装置4は、撮像画像の接合部2Bを透過する光に基づいて、欠陥の有無の判定と欠陥の検出を行う。
制御装置4の行う処理に関しては、例えば、撮像画像の画素毎の輝度値(輝度の検出値)と所定の輝度の基準値を比較し、画素の輝度値が基準値よりも大きいか否かを判定する。この判定結果に基づいて、基準値よりも輝度値が大きい高輝度の画素を判別し、この高輝度の画素が所定数以上集合しているときに、接合部2Bに光が透過する欠陥が発生したと判定する。これにより、接合部2Bの欠陥を検出するとともに、高輝度の画素が集合した部分を欠陥の発生位置と判定する。制御装置4は、欠陥を検出したときに、オペレータに欠陥の発生を報知し、欠陥の発生位置をモニターに表示する。
このように、制御装置4は、検査装置40の一部を構成し、検査装置40が備える機能実現手段として、上記した各処理を行う手段(比較手段、判定手段、判別手段、欠陥検出手段、報知手段等)を有する。検査装置40は、欠陥検出手段47等により筒状部材2の接合部2Bを検査する。欠陥検出手段47は、撮像手段44の撮像画像に基づいて、光が透過する接合部2Bの欠陥を検出する。
撮像手段44の移動手段50(図2〜図4参照)は、支柱51と、L字状の可動部材60と、可動部材60の支持手段52と、固定部材53と、駆動手段54を有する。支柱51は、搬送手段42の側方に、かつ、搬送手段42から離れた位置に設置される。支持手段52は、支柱51の上端部に固定され、固定部材53は、支柱51の中間部に固定される。
可動部材60は、支持手段52に連結された直線状の連結部61と、連結部61の先端部から突出する直線状の突出部62からなる。支持手段52は、連結部61の基端部63側の部分に取り付けられた回転軸52Aを有し、連結部61を回転可能に支持する。突出部62は、連結部61に対して屈曲する方向に突出し、搬送経路Kに沿って水平に配置される。撮像手段44は、突出部62の先端部に取り付けられ、所定方向に向けて配置される。
駆動手段54は、上方に向けて配置されたピストン・シリンダ機構からなり、連結部61の基端部63と固定部材53に回転可能に連結される。連結部61の基端部63は、駆動手段54により押し上げられ、又は、引き下ろされて、回転軸52Aを中心にして上下方向に移動する。
駆動手段54により基端部63が一方側(図2では上側)に移動すると、連結部61が回転軸52Aを中心に回転して、突出部62が下方に移動する。これにより、可動部材60の全体と撮像手段44が搬送経路K外に移動し、撮像手段44が、搬送手段42による筒状部材2の搬送を妨げない第1の位置P1(図2に二点鎖線で示す位置)に配置される。その状態から、駆動手段54により基端部63が他方側(図2では下側)に移動すると、連結部61が回転軸52Aを中心に回転して、突出部62が上方に移動する。これにより、可動部材60の一部と撮像手段44が搬送経路K内に移動し、撮像手段44が、接合部2Bを撮像する第2の位置P2(図2に実線で示す位置)に配置される。この第2の位置P2は、搬送経路K内に設定された筒状部材2の内側に対応する位置である。移動手段50は、撮像手段44を搬送経路K外の第1の位置P1と搬送経路K内の第2の位置P2に移動し、撮像手段44を搬送経路K外、又は、搬送経路K内に配置する。
次に、検査装置40により、筒状部材2の接合部2Bを検査する手順を説明する。
まず、第1の成形ドラム11(図1参照)に筒状部材2を成形し、保持手段41により、筒状部材2を外側から保持する。また、移動手段50(図2、図3参照)により、可動部材60と撮像手段44を移動させて、撮像手段44を、接合部2Bを撮像する第2の位置P2に配置する。その状態で、外側から保持した筒状部材2を、搬送手段42により、搬送経路Kに沿って撮像手段44側(第2の成形ドラム21側)へ搬送して、搬送経路Kで接合部2Bを検査する。
接合部2Bの検査時には、光照射手段43により、搬送途中の筒状部材2の外側から接合部2Bに向かって光を照射する。また、搬送手段42による筒状部材2の搬送に伴い、筒状部材2が撮像手段44に接近し、撮像手段44と可動部材60の突出部62が筒状部材2内に挿入される。続いて、搬送手段42(相対移動手段46)により、撮像手段44を、筒状部材2の内側で接合部2Bに沿って相対移動する。この相対移動する撮像手段44により、搬送途中の筒状部材2の内側で接合部2Bを撮像する。
撮像手段44により、光が照射された接合部2Bを筒状部材2の内側から撮像して、撮像画像を制御装置4により解析する。制御装置4では、欠陥検出手段47により、撮像手段44による撮像画像に基づいて、光が透過する接合部2Bの欠陥を検出する。これにより、接合された帯状部材2Aからなる筒状部材2の接合部2Bを検査する。
接合部2Bの検査が終了した後、搬送手段42により、筒状部材2を、検査中の搬送方向の反対方向に搬送して、撮像手段44と可動部材60の突出部62を筒状部材2から出す。次に、移動手段50により、可動部材60と撮像手段44を移動させて、撮像手段44を搬送経路K外の第1の位置P1に配置する。その後、搬送手段42により、筒状部材2を第2の成形ドラム21まで搬送する。
以上説明したように、本実施形態では、光が照射された接合部2Bの撮像画像に基づいて、光が透過する接合部2Bの欠陥を検出するため、接合部2Bを貫通する欠陥を精度よく検出できる。また、接合部2Bを容易に検査できるとともに、接合部2Bの検査精度を向上させることができる。撮像手段44が接合部2Bに沿って相対移動しつつ接合部2Bを撮像することで、接合部2Bの全体を正確に撮像できる。撮像手段44の撮像部45を水平方向よりも下側に向けることで、撮像部45にゴミ等が付着するのを抑制できるため、画質の低下を防止できる。その結果、接合部2Bの検査精度の低下を防止できる。
筒状部材2の搬送経路Kで接合部2Bを検査するため、接合部2Bを、筒状部材2の搬送途中において簡便に検査できる。撮像手段44を、搬送経路K外の第1の位置P1と搬送経路K内の第2の位置P2に移動することで、筒状部材2の搬送と接合部2Bの検査を円滑に行うことができる。
なお、光照射手段43を筒状部材2の内側に、かつ、撮像手段44を筒状部材2の外側に設けるときには、保持手段41が障害となり、撮像手段44による接合部2Bの撮像が困難になることがある。また、保持手段41により光が遮られることで、接合部2Bを透過する光を正確に撮像できない虞もある。これに対し、本実施形態では、接合部2Bを筒状部材2の内側から撮像するため、接合部2Bを透過する光を容易かつ正確に撮像できる。その結果、接合部2Bの検査精度を確実に向上できる。
光照射手段43は、筒状部材2の外側において、上記と異なる位置に配置するようにしてもよい。ここでは、検出センサ38を支持部材34の上部と下部に配置したため、光照射手段43を支持部材34の斜め下方部に配置している。これに対し、検出センサ38の位置を変更して、光照射手段43を支持部材34の下部(又は上部)に配置してもよい。ただし、光照射手段43を保持部材35に取り付けると、光照射手段43と保持部材35が不安定になる虞があるため、光照射手段43は、支持部材34に取り付けるのが望ましい。
光照射手段43の位置に対応して、撮像手段44を、筒状部材2の内側において、上記と異なる位置に配置するようにしてもよい。また、撮像手段44を筒状部材2の内側で移動させることで、撮像手段44を接合部2Bに沿って移動させるようにしてもよい。この場合には、例えば、撮像手段44の移動機構を、撮像手段44と可動部材60の間に設け、移動機構により撮像手段44を移動する。検査装置40を本実施形態とは反対向きに配置して、筒状部材2の接合部2Bを検査するようにしてもよい。即ち、検査装置40を、図3に示す状態に対して左右対称に構成し、図3に示す位置の反対側から搬送装置30(保持手段41)に向かって配置するようにしてもよい。
以上、帯状部材2Aがカーカス部材である場合を例に採り説明したが、帯状部材2Aは、カーカス部材以外の部材であってもよい。本実施形態の検査装置40(検査方法)によれば、様々な帯状部材2Aからなる筒状部材2を精度よく検査できる。
1・・・タイヤ製造装置、2・・・筒状部材、2A・・・帯状部材、2B・・・接合部、3・・・内側部材、3A・・・サイド部材、3B・・・インナーライナ部材、4・・・制御装置、10・・・第1の成形装置、11・・・第1の成形ドラム、12・・・駆動装置、20・・・第2の成形装置、21・・・第2の成形ドラム、22・・・駆動装置、30・・・搬送装置、31・・・ガイドレール、32・・・移動部、33・・・保持部、34・・・支持部材、35・・・保持部材、36・・・吸着手段、37・・・変位手段、38・・・検出センサ、40・・・筒状部材の検査装置、41・・・保持手段、42・・・搬送手段、43・・・光照射手段、44・・・撮像手段、45・・・撮像部、46・・・相対移動手段、47・・・欠陥検出手段、50・・・移動手段、51・・・支柱、52・・・支持手段、52A・・・回転軸、53・・・固定部材、54・・・駆動手段、60・・・可動部材、61・・・連結部、62・・・突出部、63・・・基端部、K・・・搬送経路。

Claims (8)

  1. 接合された帯状部材からなる筒状部材の接合部を検査する筒状部材の検査装置であって、
    筒状部材を外側から保持する保持手段と、
    筒状部材の外側から接合部に向かって光を照射する光照射手段と、
    光が照射された接合部を筒状部材の内側から撮像する撮像手段と、
    撮像手段の撮像画像に基づいて、光が透過する接合部の欠陥を検出する欠陥検出手段と、
    を備えた筒状部材の検査装置。
  2. 請求項1に記載された筒状部材の検査装置において、
    撮像手段を筒状部材の内側で接合部に沿って相対移動する相対移動手段を備え、
    撮像手段が、相対移動しつつ接合部を撮像する筒状部材の検査装置。
  3. 請求項1又は2に記載された筒状部材の検査装置において、
    撮像手段が、水平方向よりも下側に向けて配置された状態で接合部を撮像する撮像部を有する筒状部材の検査装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載された筒状部材の検査装置において、
    保持手段により保持された筒状部材を搬送経路に沿って搬送する搬送手段を備え、搬送経路で接合部を検査する筒状部材の検査装置。
  5. 請求項4に記載された筒状部材の検査装置において、
    撮像手段を、筒状部材の搬送を妨げない搬送経路外の位置と、接合部を撮像する搬送経路内の位置に移動する移動手段を備えた筒状部材の検査装置。
  6. 接合された帯状部材からなる筒状部材の接合部を検査する筒状部材の検査方法であって、
    筒状部材を外側から保持する工程と、
    筒状部材の外側から接合部に向かって光を照射する工程と、
    撮像手段により、光が照射された接合部を筒状部材の内側から撮像する工程と、
    撮像手段の撮像画像に基づいて、光が透過する接合部の欠陥を検出する工程と、
    を有する筒状部材の検査方法。
  7. 請求項6に記載された筒状部材の検査方法において、
    前記撮像する工程が、撮像手段を筒状部材の内側で接合部に沿って相対移動する工程と、相対移動する撮像手段により接合部を撮像する工程と、を有する筒状部材の検査方法。
  8. 請求項6又は7に記載された筒状部材の検査方法において、
    外側から保持した筒状部材を搬送経路に沿って搬送する工程を有し、搬送経路で接合部を検査する筒状部材の検査方法。
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