JP2011143688A - タイヤ製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】台タイヤの幅方向中心と円環状トレッドの幅方向中心とを正確に一致させ、かつ、トレッドの波打ちやトレッド端部のめくれや変形を生じさせることなく円環状トレッドを台タイヤに精度良く組み付けることができるタイヤの製造装置を提供する。
【解決手段】台タイヤの外周面に円環状のトレッドを組み付けるタイヤ製造装置であって、台タイヤを固定するドラムと、円環状トレッドの内周面を保持し、円環状トレッドの幅方向に延長する複数の保持手段と、複数の保持手段が保持する円環状トレッドの各保持手段の所定位置に対する位置ズレ量を検出する検出手段とを備え、保持手段が当該保持手段によって保持される円環状トレッドの位置を移動させる搬送手段と備え、各搬送手段が前記検出手段の検出する位置ズレ量に基づいて円環状トレッドを各保持手段の所定位置に位置させるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤ製造装置に関し、特にあらかじめ円環状に形成されたトレッドを台タイヤに組み付けるタイヤ製造装置に関する。
タイヤ製造装置の一つとして、個別に製造されたタイヤの基台となる台タイヤと、タイヤのあらかじめ加硫された円環状トレッドとを複数のユニットにより、個別に保持しユニット同士を近接させることにより台タイヤの外周面にトレッドを組み付ける装置が知られている。
タイヤ製造装置の具体的な構成としては、機械本体から水平に延長し、モータの駆動により回転するドラムシャフトと、ドラムシャフトに設けられ、台タイヤ内に空気を注入可能に台タイヤを保持するリム組立て体と、上下2列に配置された複数のローラが突出する棒状体を円周上に均等に複数配置し、かつ棒状体が同期して拡縮するトレッド拡径手段と、トレッド押さえと、トレッド拡径手段とトレッド押さえをリム組立て体方向に移動させる移動機構とを備え、複数の棒状体に円環状トレッドの内径部分を拡径保持し、リム組立て体に台タイヤを固定し、トレッド拡径手段により拡径されたトレッドを台タイヤに対して所定の位置に移動させた後に、トレッドを接近させるように棒状体を台タイヤの周面に当接させ、トレッド押さえでトレッドを台タイヤに押し付け保持し、棒状体を引き抜くことで、台タイヤとトレッドとを一体化する。
また、他のタイヤ製造装置によれば前記棒状体を個別に進退させる構成を備え、棒状体を支持する支持部材に対して棒状体を進退自在とすることで台タイヤとトレッドとの間から棒状体を引き抜くことにより台タイヤとトレッドとを一体化させる構成である。
さらに、トレッド拡径装置には、棒状体の進退を制御するためのセンサが設けられ、トレッドを棒状体に配置するときに、センサを通過するトレッドの両端部を検出してトレッドの幅方向中心を計算し、各棒状体によりトレッドが保持されるそれぞれの位置を検出し、これに基づいて各棒状体を個別に進退させて、各棒状体の所定位置にあらかじめ設けられた位置決め部材にトレッドの端部が接触するようにしてトレッドをトレッド拡径装置に対して整列するようにさせている。
しかしながら、前者によれば、トレッド拡径手段に拡径されたトレッドが整列した状態で台タイヤに組み付けられないため、トレッドが台タイヤに対して幅方向に波打った状態や斜めに組み付けられて組み付け不良を起こす場合がある。また、後者によれば、トレッド拡径装置の棒状体に整列した状態でトレッドが保持されるが、トレッドを整列させるときにトレッドの端部を位置決め部材に接触させることで整列させているため、例えば、トレッドがウイングタイプの場合、つまり、トレッドの両端部が薄肉で成型されている場合には、位置決め部材に接触したときに薄肉のトレッド端部にめくれや変形が生じてしまい、台タイヤへの組み付けを行ったときに、このめくれや変形部分がそのままの状態で台タイヤに組み付けられ、タイヤの性能に影響を及ぼしてしまう場合がある。さらに、前者、後者ともトレッド押さえにより円環状トレッドを台タイヤに固定して、棒状体を引き抜くようにしているので、円環状トレッドと棒状体の摩擦により、トレッドが台タイヤに対して幅方向に波打った状態で組み付けられる組み付け不良を起こす場合がある。
特開昭50−158676号公報 US 4036677 US 6521071 B2
本発明は、上記課題を解決するため、台タイヤの幅方向中心と円環状トレッドの幅方向中心とを正確に一致させ、かつ、トレッドの波打ちやトレッド端部のめくれや変形を生じさせることなく円環状トレッドを台タイヤに精度良く組み付けることができるタイヤの製造装置を提供する。
本発明の第1の構成として、台タイヤの外周面に円環状のトレッドを組み付けるタイヤ製造装置であって、台タイヤを固定するドラムと、円環状トレッドの内周面を保持し、円環状トレッドの幅方向に延長する複数の保持手段と、複数の保持手段が保持する円環状トレッドの各保持手段の所定位置に対する位置ズレ量を検出する検出手段とを備え、保持手段が当該保持手段によって保持される円環状トレッドの位置を移動させる搬送手段を備え、各搬送手段が検出手段の検出する位置ズレ量に基づいて円環状トレッドを各保持手段の所定位置に位置させるように構成した。
本発明によれば、作業者が円環状トレッドを複数の保持手段に配設するだけで、円環状トレッドが各保持手段の所定位置に位置するので、円環状トレッドが幅方向に波打った状態で組み付けられる組み付け不良を防止できる。また、何れかの部位において円環状トレッドの幅方向中心を台タイヤの幅方向中心に一致させるだけで、台タイヤの幅方向中心と円環状トレッドの幅方向中心とを精度良く一致させることができる。
本発明の第2の構成として、所定位置が保持手段の延長方向の中心位置であるように構成した。
本発明によれば、保持手段に対して円環状トレッドが左右対称の位置に保持されるので、幅広の円環状トレッドであっても確実に保持することができ、かつ、台タイヤの幅方向中心に保持手段の延長方向中心を一致させることにより、台タイヤの幅方向中心と円環状トレッドの幅方向中心とを一致させることができる。
本発明の第3の構成として、保持手段がドラムの中心軸を中心とする同心円上に複数配置され、搬送手段が当該保持手段の延長方向に沿って掛け渡されるコンベアベルトであるように構成した。
本発明によれば、コンベアベルトがトレッドを保持するので、端部が薄厚の円環状トレッドであっても変形させることなく保持手段上を移動させ、トレッド端部のめくれや変形を生じさせることなく台タイヤに組み付けることができる。
本発明の第4の構成として、検出手段が撮像手段である構成とした。
本発明によれば、検出手段を撮像手段で構成したことにより、所定位置が円環状トレッドの周面に色彩としてペイントされたものであっても、立体的なトレッドパターンであっても所定位置を検出することができる。
本発明の第5の構成として、タイヤの製造装置は、複数の保持手段をドラムの半径方向に移動させる拡径手段を備える構成とした。
本発明によれば、円環状トレッドを複数の保持手段によりを周方向に拡径させて、台タイヤの周面の直径よりも大きな直径に拡径することができる。
本発明に係るタイヤ製造装置の全体概略図。 本発明に係る台タイヤ保持装置の側面図及び平面図。 本発明に係るトレッド拡径装置の側面図及び正面図。 本発明に係る保持手段の側面図及び平面図。 本発明に係る搬送手段に対するトレッド幅中心検出手段の配置を示す上面図。 本発明に係る制御装置のブロック図。 本発明に係る円環状トレッドを台タイヤに組み付ける作業工程図。
以下、発明の実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組合せのすべてが発明の解決手段に必須であるとは限らず、選択的に採用される構成を含むものである。
以下、本発明のタイヤ製造装置1について説明する。
図1は、タイヤ製造装置1の全体概略図であって、同図に示すようにタイヤ製造装置1は概略、台タイヤ10を固定する台タイヤ保持装置2と、台タイヤ10の外径よりも小さな内径であらかじめ加硫,成型された円環状トレッド(以下、トレッドと記す)11を拡径するトレッド拡径装置3と、台タイヤに組み付けられたトレッド11の表面を押圧する押圧装置4と、トレッド11を台タイヤ10に組み付ける制御を行う制御装置5とを備える。これら各装置は、搭載面が水平に形成された基台6上に搭載される。以下、各装置2乃至5について順を追って説明する。なお、円環状トレッドは、台タイヤの外径よりも小さな内径としたが、台タイヤの外径と同じ、若しくは大きくても良い。
図2(a)は、台タイヤ保持装置2の側面図を示し、図2(b)は台タイヤ保持装置2の平面図を示す。
台タイヤ保持装置2は、保持装置本体21と、保持装置本体21の内部から外部に水平方向に延長するドラムシャフト22と、ドラムシャフト22を回転させるドラムモータ24と、保持装置本体21に内蔵されるコンプレッサ25と、ドラムシャフト22の先端部に固着されるドラム23と、CCDカメラ27及び投光器28とからなる台タイヤ中心検出手段26を備える。
保持装置本体21は、基台6の長手方向Eの一側側に搭載され、ドラムシャフト22が長手方向Eに貫通する。ドラムシャフト22は、保持装置本体21に固定される図外の軸受けにより回転可能に支持される。ドラムシャフト22の先端にはドラム23が取り付けられ、他端にはプーリ29が取り付けられる。
ドラム23は、円筒状に形成されたホイールのようなもので、ホイールの径方向に放射状に分割された複数のドラムピースからなり、種々のタイヤサイズに対応可能なように各ドラムピースを径方向に拡縮させる拡縮機構を備える。拡縮機構としては、ドラムピースに取り付けられる図外のエアシリンダに対して空気を供給,排出することで各ドラムピースを径方向に移動させる機構が挙げられ、ドラム23は、台タイヤ10の内径部10aに沿った状態で台タイヤ10を回転不能に保持する。
また、ドラム23には、ドラム23の周面23aに内圧保持手段32を構成するシールリング34が取り付けられる。シールリング34は、帯状のゴム等からなる素材を円筒状に成型し、ドラム23の周面23aを包囲するように密着する。さらに、シールリング34には厚さ方向に貫通するバルブ35を備える。よって、ドラム23が拡径するとシールリング34が各ドラムピースの隙間を覆うように引き伸ばされた状態で台タイヤ10の内径部10aとシールリング34とが密着し、台タイヤ10の内部空間がシールリング34により塞がれて閉空間を形成し、バルブ35を介して台タイヤ10内に供給される空気の漏れを防止する。
ドラムモータ24は、モータ内部に減速機構を備えるギアードモータにより構成され、モータの回転力が減速された状態で出力される。ドラムモータ24の回転出力軸24aには、プーリ36が取り付けられる。プーリ36とドラムシャフト22に固定されたプーリ29には、ベルト38が掛け渡され、ベルト38を介してドラムモータ24の回転がドラムシャフト22に伝達される。
台タイヤ中心検出手段26は、CCDカメラ27と投光器28により構成され、保持装置本体21の上面から延長する支持柱39の先端に固定される。
CCDカメラ27は、撮像中心がドラム23の幅方向中心W1となるように固定され、投光器28は照射するスリット光がドラム23の幅方向に延長するように所定角度を以って支持柱39に固定される。
投光器28が照射するスリット光の幅は、台タイヤの幅よりも広くなるように設定され、後述の制御装置5がCCDカメラ27から出力された画像から台タイヤ10の幅Wを検出し、幅Wに基づいて台タイヤ10の幅方向中心W2の位置を検出する。
押圧装置4は、ステッチャーと呼ばれ、ドラム23に取り付けられた台タイヤ10の周面と対向する位置に配置される。図2(b)に示すように押圧装置4は、基台6に立設されるフレーム41と、フレーム41の側面から台タイヤ10の周面に対向するように突出する一対のアーム42,42と、アーム42,42により回転自在に保持されるローラ43とにより構成される。
フレーム41から突出するアーム42は、台タイヤ10の周面と対向し、図外の駆動機構により、台タイヤ10の幅方向及び径方向に移動する。
アーム42に保持されるローラ43は、回転自在にアーム42に保持され、台タイヤ10に組み付けられたトレッド11の表面と接触することにより回転し、トレッド11が台タイヤ10に対して押圧されることにより台タイヤ10に貼り付けられたときの歪みが除荷される。
図3(a)は、トレッド拡径装置3の側面図を示し、図3(b)は、トレッド拡径装置3の正面図を示す。
台タイヤ保持装置2のドラム23とトレッド拡径装置3との間には、図2に示すドラムシャフト22の回転する中心軸Aと平行な一対のレール8,8が基台6上に敷設される。トレッド拡径装置3は、レール8,8上をドラム23に対して近接又は離間する方向に移動可能な車輪9aを備えた台座9上に設置される。
トレッド拡径装置3は、拡径装置本体45と拡径手段46と保持手段47とトレッド幅中心検出手段48と移動手段49とにより構成される。
拡径装置本体45は、主たる構成として、回転主軸51と円板部52とトレッド回転モータ53とを備える。
回転主軸51は、拡径装置本体45の内部から外部へと水平に延長する軸体であって、中心軸Bがドラムシャフト22の中心軸Aと同軸となるように拡径装置本体45内に設けられた図外の軸受けにより支持される。つまり、トレッド拡径装置3の中心軸Bと台タイヤ保持装置2のドラムシャフト22の中心軸Aとは、軸心が一致する。
円板部52は、回転主軸51における台タイヤ保持装置2側に延長する端部に取り付けられる。
円板部52は、ドラム23と対向する平面状の取付面54aと、回転主軸51と接続するフランジ面54bとを有する円形盤であって、その直径が組み付け対象となるトレッド11よりも大きく形成される。取付面54aとフランジ面54bとは、互いに平行な面として形成され、回転主軸51の中心軸Bが直交するように、回転主軸51に対してフランジ面54bが取り付けられる。
拡径装置本体45内における回転主軸51の中間部には、プーリ61が取り付けられる。回転主軸51を回転させるトレッド回転モータ53は、拡径装置本体45内に内蔵され、台座9上に固定される。トレッド回転モータ53の回転出力軸には、プーリ62が取り付けられ、プーリ61とプーリ62とにベルト63が掛け渡され、トレッド回転モータ53の回転力がベルト63を介して回転主軸51に伝達される。
また、回転主軸51の他端部には、円板部52の回転角度を検出する回転角センサ65が取り付けられ、後述の制御装置5に回転角度を出力する。
円板部52の取付面54aには、複数の拡径手段46が取り付けられる。
拡径手段46は、リニアレール57とリニアレール57上をスライドするスライダ58とにより構成される。リニアレール57は、取付面54aの中心から放射状に延長するレール体であって、円板部52の周方向に沿って等しい間隔で敷設される。
リニアレール57は、リニアレール57の延長方向に延長する回転ボルトを備え、当該回転ボルトに対応するナットをスライダ58が有することにより、ボルトナット機構を構成し、リニアレール57の端部に取着された回転ボルトを回転させるサーボモータ66が駆動することにより、スライダ58がリニアレール57に沿って円板部52の径方向にスライド可能である。
なお、本例において、拡径手段を構成するリニアレール57及びスライダ58を10組としたがこの数に限らず、8組や12組としても良い。また、拡径手段をリニアレール57により構成したが、リンク機構等により構成しても良い。また、スライダ58には、保持手段47が取り付けられる。
図4(a)は、保持手段47の側面図を示し、図4(b)は、保持手段47の平面図を示す。
図4(a),(b)に示すように、保持手段47は一端がスライダ58に固定され、円板部52の取付面54aから突出するようにドラム23側へと延長する爪部55と、爪部55の延長方向に沿って掛け渡される搬送手段としてのコンベアベルト73とを備える。
爪部55は、スライダ58上からドラム23に向かって水平に延長する一対の長枠71,71と、長枠71,71の間において、長枠の延長方向に沿って所定間隔をもって回転可能に支持される複数のタイミングホイール72とを備える。長枠71,71は、取り付け対象たるトレッド11の幅よりも十分長い長さで形成され、複数のタイミングホイール72の回転軸72aを支持する複数の保持孔71aを有する。保持孔71aのうち、ドラム23と最も近い位置にある保持孔71aは、取り付けられるタイミングホイール72の一部が長枠71,71の先端から露出する位置に開設される。また、保持孔71aの中心は、長枠71,71の厚み方向の中心線Hよりも、一方にオフセットするように形成され、取り付けられるタイミングホイール72の一部が長枠71,71の上面から露出する。
タイミングホイール72は、保持孔71aで支持される回転軸72a周りを回転し、スライダ58側に位置するタイミングホイール72の回転軸72aにはサーボモータ74が直接接続される。タイミングホイール72の外周面72bには、周方向にギザ状の凹凸が形成される。
複数のタイミングホイール72には、搬送手段としてのコンベアベルト73が掛け渡される。
複数のタイミングホイール72にコンベアベルト73が掛け渡されると、コンベアベルト73におけるトレッド11の内周面と接する上面73Aが長枠71,71の上面よりも上方に位置し、長枠71,71の先端面よりもドラム23側に位置することとなる。よって、図1に示すように複数の爪部55に掛け渡されるトレッド11は、サーボモータ74の正転又は逆転駆動によりコンベアベルト73上を長枠71,71に接触することなくドラム23と近接する方向又はドラム23から離間する方向へ移動可能である。
また、爪部55の長枠71,71はスライダ58に固定されているため、複数の爪部55に掛け渡されたトレッド11が複数のスライダ58とともにリニアレール57に沿って円板の円形面56を法線方向Nに移動することで拡縮させることができる。
図5は、搬送手段に対するトレッド幅中心検出手段48の配置を示す上面図である。
トレッド幅中心検出手段48は、例えば、CCDカメラ75と投光器76とにより構成される。図3(a)に示すように、CCDカメラ75と投光器76は、拡径装置本体45から水平方向に延長されるアーム77の先端に取り付けられる。CCDカメラ75は、撮像中心W5が爪部55の延長方向の中心W3と一致するように配置される。また、投光器76は、爪部55の延長方向と平行な帯状光を爪部55で保持可能なトレッド11の最大幅MWよりも幅広の範囲にCCDカメラ75の下方から照射する。
上記構成により、トレッド11の幅方向中心W4に形成され、トレッド11の周方向に連続する凹凸や着色線、例えば白線を後述の制御装置5で検出するために、爪部55に掛け渡されたトレッド11の幅方向に照射された帯状光を撮像し、後述の制御装置5に撮像画像を出力する。
なお、トレッド幅中心検出手段48をCCDカメラ75と投光器76により構成したが、これに限定されず、例えば、検出する幅方向中心W4が立体的なトレッドパターンの一部のときには、2次元形状センサによりトレッド11の幅方向断面形状を検出し、幅方向断面からトレッド11の幅方向中心W4を検出すれば良い。
移動手段49は、サーボモータを内蔵するアクチュエータにより構成され、サーボモータの回転によりシリンダ49aからピストン49bが進退する。移動手段49は、シリンダ49aが基台6に固定され、ピストン49bが台座9の前縁部に固定される押圧板9bに固定され、後述の制御装置5からの進退信号によりピストン49bを進退させて、トレッド拡径装置3を台タイヤ保持装置2のドラム23に対して近接又は離間させる。
図6は、制御装置5のブロック図及び電気的接続を示す。
制御装置5は、記憶部15と制御部16と演算処理部17を備え、トレッド11と台タイヤ10との組み付けを制御する。制御装置5には、操作パネル、ドラム23の拡縮機構であるエアシリンダ、内圧保持手段32としてのコンプレッサ25、ドラムモータ24、トレッド拡径装置3のトレッド回転モータ53、拡径手段46のサーボモータ66、保持手段47のサーボモータ74、回転角センサ65、台タイヤ中心検出手段26のCCDカメラ27及び投光器28、トレッド幅中心検出手段48のCCDカメラ75及び投光器76、トレッド拡径装置3を台タイヤ保持装置2方向に近接又は離間させる移動手段49、台タイヤ10に組み付けられたトレッド11を押しならす押圧装置4が接続される。
記憶部15は、トレッド11の種類やサイズ、台タイヤの構造やサイズ、トレッド11と台タイヤ10との組合せパターンに関する情報をあらかじめ記憶する。制御部16は、トレッド11と台タイヤ10の組み付け全般を制御する。
演算処理部17は、台タイヤ中心検出手段26により検出される台タイヤ10の幅方向中心W2とトレッド11の幅方向中心W4とのズレ量を演算し、台タイヤ10の幅方向中心W2とトレッド11の幅方向中心W4とが一致するように移動手段49の移動量を計算する。また、トレッド拡径装置3が台タイヤ保持装置2から離間する速度に対応して、トレッド11を台タイヤ10に組み付けるときのコンベアベルト73の回転速度を算出する。
制御部16と接続される操作パネルは、組み付けを行うトレッド11と台タイヤ10の情報を選択的に入力可能なタッチパネル式等により構成され、作業員によりトレッド11と台タイヤ10の情報が入力される。
制御部16は、操作パネルから入力された台タイヤ10の情報に基づき、台タイヤ10のサイズに合うように、ドラム23の拡縮機構であるエアシリンダに対して保持信号を出力し、台タイヤ10の内径に沿うようにドラム23を拡縮動作させる。
また、制御部16は内圧保持手段32に対して、ドラム23に固定された台タイヤ10に所定の内圧となるようにコンプレッサ25からの空気を供給する内圧供給信号を出力する。
また、制御部16は、台タイヤ中心検出手段26のCCDカメラ27に対し、台タイヤ10をドラム23に設置する前に、ドラム23の幅方向中心W1を検出するゼロ点検出信号と、ドラム23に保持された台タイヤ10の幅方向中心W2を検出するための撮像を開始する旨の台タイヤ幅方向中心検出信号とを出力する。
そして、制御部16からのドラムモータ24に対する回転開始信号によってドラム23が回転するとCCDカメラ27から制御装置5に対して撮像画像が出力される。
また、制御部16は、トレッド回転モータ53に対してトレッド回転信号を出力する。
当該トレッド回転信号に基づいてトレッド回転モータ53が回転すると、複数の爪部55に掛け渡されたトレッド11が周方向に回転し、爪部55の延長方向の中心W3とトレッド11の幅方向中心W4との位置ズレ量がトレッド幅中心検出手段48によって検出される。
また、制御部16は、トレッド回転モータ53に対するトレッド回転信号の出力と同時にトレッド幅中心検出手段48のCCDカメラ75に対して撮像を開始する旨のトレッド幅中心検出信号を出力する。そして、CCDカメラは、当該信号によって撮像を開始し、制御装置5に対して撮像画像を出力する。
また、制御部16は、複数のスライダ58のサーボモータ66に対して拡径信号及び縮径信号を出力する。
サーボモータ66に対して拡径信号が出力されると、爪部55は円形面56の径方向外側へ徐々に移動し、複数の爪部55に掛け渡されたトレッド11の直径が台タイヤ10の直径よりも大径となるように拡径される。
一方、サーボモータ66に対して縮径信号が出力されると、爪部55は円形面56の径方向内側へ徐々に移動し、複数の爪部55に掛け渡されたトレッド11の直径が拡径された状態から、ドラム23の直径に近づくように縮径される。
なお、縮径信号は、台タイヤ10の幅方向中心W2とトレッド11の幅方向中心W4とが一致したときに、出力される信号である。
また、制御部16は、トレッド拡径装置3の爪部55のコンベアベルト73を駆動するサーボモータ74に対してセンタリング信号と組み付け信号とを出力する。
センタリング信号は、複数のサーボモータ74に対して個別に出力される信号であって、各爪部55に掛け渡されたトレッド11の幅方向中心W4を爪部55の延長方向の中心W3に調整するための信号である。
つまり、センタリング信号が出力されるとコンベアベルト73の上面73Aと接するトレッド11の内周面がコンベアベルト73の駆動方向(ドラム23と近接する方向又は離間する方向)に修正され、全てのサーボモータ74の動作が完了すると、トレッド11は各爪部55において互いに同一の位置に掛け渡された状態となる。
組み付け信号は、複数のサーボモータ66に対して一括して出力される信号であって、修正動作によって各爪部55に掛け渡されたトレッド11をその姿勢を維持したまま搬送するための信号である。組み付け信号は、台タイヤ10の幅方向中心W2とトレッド11の幅方向中心W4とが一致するようにトレッド11が配置されたときに出力され、当該信号に基づいてトレッド11を爪部55のコンベアベルト73から搬送して台タイヤ10の周面上に載置する。
また、制御部16は、移動手段49に対して位置合わせ信号、離間信号及び待機信号を出力する。位置合わせ信号は、トレッド拡径装置3、即ち、トレッド11を台タイヤ保持装置2のドラム23に対して近接させる信号であって、当該信号の出力によりトレッド拡径装置3がレール8上をドラム23の近接方向に移動する。
離間信号は、位置合わせ信号に基づいてトレッド拡径装置3が所定の位置(載置位置)まで移動した後に、トレッド11をドラム23の周面上に載置する際に出力される信号であって、当該信号の出力により、トレッド拡径装置3がレール8上をドラム23の離間方向に移動する。
また、制御部16は、押圧装置4に対して慣らし信号を出力する。慣らし信号は、台タイヤ10にトレッド11が組み付けられたときに、押圧装置4のローラ43をトレッド11方向に移動させてトレッド11を台タイヤ10に押圧して固定する信号である。
また、制御装置5には、台タイヤ中心検出手段26が撮像する撮像画像と、トレッド幅中心検出手段48が撮像する撮像画像とが入力される。さらに、トレッド幅中心検出手段48により撮像された爪部55の角度が回転角センサ65から入力される。
図7は、本発明のタイヤ製造装置1を用いて台タイヤ10にトレッド11を組み付ける際のフローを示す。
図7に示すように、台タイヤ10とトレッド11との組み付けは、まず、台タイヤ10をドラム23の周面上にセットし、トレッド11を複数の爪部55に掛け渡す。
次に、操作パネルから台タイヤ10のタイヤサイズ及びトレッド11種別等の情報を入力する。制御装置5は、ドラム23を拡径させて、コンプレッサ25に蓄えられた空気を台タイヤ10に供給する内圧供給信号をドラム23に出力して、台タイヤ10をドラム23に固定する。
次に、ドラム23を回転させて、台タイヤ10の表面をCCDカメラ27で連続的に撮像して台タイヤ10の幅方向中心W2が周方向にわたりドラム23の中心軸Aに対して直交するように取り付けられているかを確認する。もし、台タイヤ10の幅方向中心W2が周方向にわたりドラム23の中心軸Aに対して直交するように取り付けられていない場合には、再度、台タイヤ10をドラム23に固定し直す。
台タイヤ10の幅方向中心W2が周方向にわたりドラム23の中心軸Aに対して直交するように取り付けられた場合には、台タイヤ10の幅方向中心W2を記憶する。
一方、トレッド拡径装置3の爪部55に掛け渡されたトレッド11は、制御装置5からの拡径信号に基づいて、すべてのスライダ58が同期して径方向外側に移動し、トレッド11の直径が台タイヤ10の外径よりも大きくなるように拡径される。
次に、制御装置5は、トレッド回転モータ53にトレッド回転信号を出力して円板部52を回転させ、さらにCCDカメラ75にトレッド幅中心検出信号を出力して回転するトレッド11の表面を撮像する。CCDカメラ75により取得され、出力される撮像画像に基づき、制御装置5は、トレッド11のマーカーに相当する位置、つまり、トレッド11の幅方向中心W4を検出し、当該幅方向中心W4と各爪部55の延長方向の中心W3とのズレ量を演算して算出する。さらに、制御装置5、位置ズレ量が検出されたときの回転角センサ65により検出されるドラム23の角度と、位置ズレ量とを対応させて記憶し、ズレ量に対応した角度に位置する爪部55のサーボモータ74を駆動することでコンベアベルト73を回転させて、トレッド11の幅方向中心W4を爪部55の延長方向の中心W3に位置するように、各爪部55のコンベアベルト73を制御する。これにより、トレッド11が爪部55の延長方向の中心W3の位置に整列した状態で保持される。
以上の工程により、ドラム23に対する台タイヤ10のセット、及び、爪部55に対するトレッド11の保持が完了すると、以下の工程により台タイヤ10に対するトレッド11の組み付け動作が開始される。
トレッド11が爪部55に対して整列した状態で保持されると、制御装置5は移動手段49に位置合わせ信号を出力し、トレッド拡径装置3を台タイヤ保持装置2のドラム23に対して近接する方向に移動させ、トレッド11がドラム23上にセットされた台タイヤ10の周囲を囲繞する位置で停止させる。
次に、CCDカメラ27が、トレッド11の幅方向中心W4と台タイヤ10の幅方向中心W2とのズレ量を検出するために撮像を開始し、撮像画像を出力する。なお、台タイヤ10の幅方向中心W2は、最初の台タイヤ10の固定時に検出された位置を記憶しているので、実際は、トレッド11の幅方向中心W4のみを検出している。CCDカメラ27により取得されたトレッド11の表面の画像から、制御装置5は、トレッド11の幅方向中心W4を示す凹凸部を検出して、あらかじめ記憶している台タイヤ10の幅方向中心W2の位置とのズレ量を検出し、検出されたズレ量に基づいて移動手段49を駆動して台タイヤ10に対するトレッド11の位置を調節して、トレッド11の幅方向中心W4と台タイヤ10の幅方向中心W2とを一致させる。
次に、トレッド11の幅方向中心W4と台タイヤ10の幅方向中心W2とが一致すると、制御装置5は、サーボモータ66に縮径信号を出力して、爪部55の底部が台タイヤ10の周面と接する位置までスライダ58を中心方向に移動させる。
次に、制御装置5は、移動手段49に離間信号を出力してトレッド拡径装置3を後退させるとともに、爪部55のサーボモータ74に組み付け信号を出力して、トレッド拡径装置3の後退速度に対応させてトレッド11を台タイヤ10の周面上に載せるようにコンベアベルト73を回転させる。つまり、トレッド拡径装置3がドラム23から離間する速度と、コンベアベルト73がトレッド11を搬送する速度とが同じになるように爪部55のサーボモータ74に組み付け信号を出力する。これにより、トレッド11は、相対的に静止した状態で台タイヤ10に対して組み付けられる。
次に、トレッド11が爪部55から離間して、完全に台タイヤ10の周面上に載置されると、制御装置5は、移動手段49に待機信号を出力して、トレッド拡径装置3を所定の待機位置に移動させる。
次にトレッド11が組み付けられた台タイヤ10に異常がないか検査するため、ドラムモータ24に回転開始信号を出力し、さらに、CCDカメラ27により組み付けられたトレッド11の表面を周方向に撮像する。CCDカメラ27により撮像された撮像画像によって、トレッド11の幅方向中心W4の左右のブレ量と、トレッド11の幅方向中心W4と制御装置5にあらかじめ記憶された台タイヤ10の幅方向中心W2とのズレ量を制御装置5により検出し、ブレ量及びズレ量が所定の範囲内のときには正常と判定し、異常のときは、操作パネルにエラーを出力し、例えば作業員によりドラム23から取り外され廃棄される。
次に、組み付けが正常の場合には、押圧装置4に慣らし信号を出力して、ローラ43がトレッド表面に接触するように動作させて、組み付けられたタイヤが所定回数回転するまでローラ43をタイヤ幅方向に移動させてトレッド11を台タイヤ10になじませる。
以上の工程により、台タイヤ10に対するトレッド11の組み付けが完了する。
以上説明したように、本発明のタイヤ製造装置1によれば、基台6上に台タイヤ10を固定する台タイヤ保持装置2と台タイヤ保持装置2に対面する位置にトレッド拡径装置3とを配置し、基台6上に敷設されたレール8,8に沿ってトレッド拡径装置3が台タイヤ保持装置2に対して近接し、台タイヤ保持装置2に固定される台タイヤ10に対して、拡径されたトレッド11を配置することで、台タイヤ10とトレッド11とが一体化される。
特に、トレッド拡径装置3が、トレッド拡径装置3の爪部55に掛け渡されたトレッド11の幅方向中心W4を検出するトレッド幅中心検出手段48を備えたことにより、トレッド拡径装置3の各爪部55の延長方向の中心W3とトレッド11の幅方向中心W4とが一致するようにコンベアベルト73を個別に制御し、円板部52の円形面56と平行になるようにトレッド11を整列させることが可能となり、作業者はトレッド11を複数の爪部55に掛け渡すだけで済む。
また、トレッド11が円板部52の円形面56と平行に整列した状態で爪部55に保持されたことで、トレッド11を台タイヤ10に組み付ける際に、トレッド拡径装置3を移動させるだけで、台タイヤ10の幅方向中心W2とトレッド11の幅方向中心W4とを一致させることができる。
さらに、台タイヤ10にトレッド11を組み付けるときには、台タイヤ10の幅方向中心W2とトレッド11の幅方向中心W4とが一致するようにトレッド拡径装置3を移動させ、台タイヤ10の幅方向中心W2とトレッド11の幅方向中心W4とが一致した状態を保つように、爪部55を台タイヤ10に当接させた後に、トレッド拡径装置3を台タイヤ10から離間させ、この離間する速度と対応するように、各爪部55のコンベアベルト73の各サーボモータ74を同期させて駆動し、トレッド11がその場に静止しているようにコンベアベルト73の回転速度とピストン49bの収縮速度を同調させることにより、台タイヤ10の周面に対してトレッド11の一方の端縁から他方の端縁までを載置することができる。
なお、上記実施形態において、トレッド拡径装置3がドラム23から離間する速度と、コンベアベルト73がトレッド11を搬送する速度とが同じになるように爪部55のサーボモータ74に組み付け信号を出力させて、トレッド11が相対的に静止した状態で台タイヤ10に対して組み付けられるようにしたが、トレッド11が台タイヤ10に組み付けられるときのコンベアベルト73の回転速度に応じて、トレッド拡径装置3を台タイヤ保持装置2から離間させる速度を制御装置5により算出して、トレッド拡径装置3を後退させて、トレッド11が相対的に静止した状態で台タイヤ10に対して組み付けられるようにしても良い。
また、上記構成のタイヤ製造装置1に、さらに台タイヤ保持装置2とトレッド拡径装置3との間の距離を検出する装置間距離センサを設けても良い。
この場合、制御装置5の演算処理部17では、台タイヤ中心検出手段26により検出された台タイヤの幅方向中心W2とドラム23の幅方向中心W1とのズレ量を演算し、ドラム23の幅方向中心W1を組み付け原点として、装置間距離センサにより測定された台タイヤ保持装置2とトレッド拡径装置3との距離と、上記ズレ量を補正値として加えてトレッド拡径装置3の移動距離を算出して、台タイヤ10の幅方向中心W2とトレッド11の幅方向中心W4とが一致するように移動手段49に位置合わせ信号を出力する。台タイヤ10の幅方向中心W2とトレッド11の幅方向中心W4とが一致したときに、コンベアベルト73を駆動し、コンベアベルト73の移動速度に対応するように、移動手段49を台タイヤ10から離間するように離間信号を出力して移動させれば良い。
また、トレッド幅中心検出手段48の他の形態として、トレッド幅中心検出手段48を各爪部55に設けて、各爪部55に設けられたトレッド幅中心検出手段48と制御装置5とを接続してトレッド11の幅方向中心W4と爪部55の延長方向の中心W3のズレ量を個別に検出して、爪部55毎にトレッド11の幅方向中心W4と爪部55の延長方向の中心W3が一致するように各コンベアベルト73を駆動することにより、トレッド11を回転させることなく、爪部55毎にトレッド11の幅方向中心W4と爪部55の延長方向の中心W3を一致させることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能である。
1 タイヤ製造装置、2 台タイヤ保持装置、3 トレッド拡径装置、
4 押圧装置、5 制御装置、6 基台、8 レール、
9 台座、9a 車輪、9b 押圧板、10 台タイヤ、10a 内径部、
11 円環状トレッド、15 記憶部、16 制御部、17 演算処理部、
21 保持装置本体、22 ドラムシャフト、23 ドラム、23a 周面、
24 ドラムモータ、24a 回転出力軸、25 コンプレッサ、
26 台タイヤ中心検出手段、27 CCDカメラ、28 投光器、29 プーリ、
32 内圧保持手段、34 シールリング、35 バルブ、36 プーリ、
38 ベルト、39 支持柱、41 フレーム、42 アーム、43 ローラ、
45 拡径装置本体、46 拡径手段、47 保持手段、
48 トレッド幅中心検出手段、49 移動手段、49a シリンダ、
49b ピストン、51 回転主軸、52 円板部、53 トレッド回転モータ、
54a 取付面、54b フランジ面、55 爪部、57 リニアレール、
58 スライダ、61 プーリ、62 プーリ、63 ベルト、65 回転角センサ、
66 サーボモータ、71 長枠、71a 保持孔、
72 タイミングホイール、72a 回転軸、72b 外周面、
73 コンベアベルト、74 サーボモータ、75 CCDカメラ、76 投光器、
A;B 中心軸、W1;W2;W4 幅方向中心、W3 中心、H 中心線。

Claims (5)

  1. 台タイヤの外周面に円環状のトレッドを組み付けるタイヤ製造装置であって、
    前記台タイヤを固定するドラムと、
    前記円環状トレッドの内周面を保持し、前記円環状トレッドの幅方向に延長する複数の保持手段と、
    前記複数の保持手段が保持する円環状トレッドの各保持手段の所定位置に対する位置ズレ量を検出する検出手段とを備え、
    前記保持手段が当該保持手段によって保持される円環状トレッドの位置を移動させる搬送手段を備え、
    各搬送手段が前記検出手段の検出する位置ズレ量に基づいて円環状トレッドを各保持手段の所定位置に位置させることを特徴とするタイヤ製造装置。
  2. 前記所定位置が前記保持手段の延長方向の中心位置であることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ製造装置。
  3. 前記保持手段が前記ドラムの中心軸を中心とする同心円上に複数配置され、
    前記搬送手段が当該保持手段の延長方向に沿って掛け渡されるコンベアベルトであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のタイヤ製造装置。
  4. 前記検出手段は撮像手段であることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載のタイヤ製造装置。
  5. 前記タイヤの製造装置は、前記複数の保持手段を前記ドラムの半径方向に移動させる拡径手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4いずれかに記載のタイヤ製造装置。
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