JP4266887B2 - 果菜類の検査装置 - Google Patents
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Description
紫外光照射手段により検査対象物に対して紫外光を照射し、紫外光が照射された検査対象物からの光を光量検出手段によって計測し、その光量検出手段の計測結果に基づいて品質判定手段が検査対象物の表面における腐敗部の有無や大きさ等を判定するようにしたものがあった。説明を加えると、打ち傷や擦り傷等をうけて腐敗したような果菜類の表面部における腐敗部には果菜類の果汁が多く存在するが、果菜類の果汁は蛍光物質を析出するので、照射手段によって果菜類に対して紫外光を照射すると、そのような腐敗した部分では蛍光物質が青白く蛍光して光をすることになる。そこで、光量検出手段にて果菜類からの光を検出して、腐敗部の有無や大きさ等を判定するようにしているのである(例えば、特許文献2参照。)(以下、第2の従来例という)。
説明を加えると、本出願人は、この第2の従来例による検査方法によって果菜類の検査を行う実験を行ったところ、その実験の結果、腐敗した部分の有無や大きさを精度よく検査することができないものであった。このことについて検討を加えると、例えば、水腐れ等によって腐敗している部分においては、打ち傷や擦り傷のように内部から果汁が多く漏出していることは少なく、上記したような蛍光物質の量が少ないものと考えられ、このような検査対象物に対して、第2の従来例による検査方法のように紫外光を照射しても、蛍光物質が青白く蛍光して放射される光の量が小さく、このような光を精度よく計測することが難しいからであると考えられる。
従って、第2の従来例による検査装置においては、果菜類の表面部に発生した水腐れ等の腐敗部を検出することができないおそれがある。
図1に、果菜類の検査装置が示されている。この検査装置は、果菜類の一例としての温州ミカン(以下、単にミカンと称する)Mを検査対象物とするものであり、その検査対象物としてのミカンMの全表面のうちの一部の表面部分に検査用光を投射し、その検査用光が検査対象物を透過した後に検査対象物の全表面のうちの前記一部の表面部分を除く他の表面部分から外方に放出される透過光の単位表面部分毎の強さを計測し、その計測結果により検査対象物の単位表面部分が腐敗しているか否かを判別する果菜類の検査方法を実施することができる構成となっている。
すなわち、この検査装置は、ミカンMが搬送コンベア5により搬送方向に沿って一列状に並ぶ状態で載置搬送される構成となっており、この搬送コンベア5は、搬送幅方向両側部に搬送方向に沿って回動自在に無端状の回動チェーン7,8が巻回されており、これらの回動チェーン7,8にわたって架設支持される支軸9に回動自在にローラ10が枢支されている。このローラ10は、左右両側が大径で且つ略截頭円錐形状に形成され、左右中央部が小径に形成されており、ミカンMを載置し易い形状になっている。そして、このようなローラ10が回動チェーン7、8に所定ピッチをあけて多数取り付けられており、前後のローラ10の夫々によって1個のミカンMを載置することができるように前記各ローラ10の取り付け間隔が設定され、前記各回動チェーン7、8が電動モータ11によって設定速度で回動駆動されることによって、ミカンMを搬送方向に沿って一列状に並ぶ状態で載置搬送する構成となっている。従って、回動チェーン7、8に取り付けられた前後2個のローラ10により、ミカンMを載置支持する搬送用載置部12が構成され、この搬送載置部12は前後のローラ10の間を通して上下方向に沿って光が透過可能な構成となっている。又、搬送コンベア5の搬送速度に対応する速度である電動モータ11の回転速度を検出するロータリーエンコーダEが設けられている。
(1)上記実施形態では、前記姿勢変更手段として、ミカンMを載置する搬送コンベア5における各ローラに位置固定で摺接してローラが同時に同一方向に回動して、ミカンMを搬送方向に対してほぼ直交する水平横軸芯周りで自転させる構成の摺接板にて構成されるものを例示したが、このような構成に代えて次のように構成するものでもよい。
又、上記実施形態では、前記光量計測手段として、複数の検査対象物から放出される透過光の単位表面部分毎の強さを1つのCCDカメラにて計測するようにしたが、複数の検査対象物に対して複数のCCDカメラを備えて各別に計測するように構成するものでもよい。
2 光量計測手段
3 判別手段
4 支持手段
5 搬送コンベア
6 姿勢変更手段
9 支軸
10 ローラ
16 摺接体
M 検査対象物
Claims (3)
- 検査対象物の全表面のうちの一部の表面部分に検査用光を投射する投光手段と、
前記検査用光が検査対象物を透過した後に検査対象物の全表面のうちの前記一部の表面部分を除く他の表面部分から外方に放出される透過光の単位表面部分毎の強さを計測する光量計測手段とを備えて構成され、
検査対象物を支持する支持手段が、検査対象物を載置した状態で搬送方向に沿って検査対象物を連続的に載置搬送する搬送コンベアを備えて構成され、
前記搬送コンベアが、搬送幅方向の軸心周りで回動自在に枢支された複数のローラを所定ピッチを開けて搬送方向に並設し、隣り合う前記ローラの間に検査対象物を載置して搬送するように構成され、
前記ローラは、その搬送幅方向での両側部が、横外側が大径な略截頭円錐形状に構成され、その搬送幅方向での中央部が、前記両側部よりも小径で、載置した検査対象物との間に隙間を形成可能な形状に構成されており、
前記投光手段が、隣り合う前記ローラの間を通して前記ローラの下側から検査対象物に前記検査用光を投射するように構成されると共に、前記光量計測手段が、前記搬送コンベアの上方側に位置させて配備され、
前記支持手段が、前記検査用光を投射する投射用表面部分及び前記透過光の計測対象となる計測用表面部分を異ならせるように、前記投光手段及び前記光量計測手段に対する検査対象物の姿勢を変化させるように構成され、
前記投光手段が、前記搬送コンベアにて搬送される検査対象物に前記検査用光の投射を異なる投射用表面部分について順次行い、及び、前記光量計測手段が、前記搬送コンベアにて搬送される検査対象物から放出される前記透過光の単位表面部分毎の強さの計測を異なる計測用表面部分について順次行うように構成され、
異なる前記計測用表面部分についての前記光量計測手段の計測結果の夫々に対して、検査対象物の単位表面部分が腐敗しているか否かを判別する判別手段を備えて構成されている果菜類の検査装置。 - 前記支持手段が、前記搬送コンベアにて載置搬送される検査対象物を自転させて前記投光手段及び前記光量計測手段に対する検査対象物の姿勢を変化させる姿勢変更手段を備えて構成され、
前記姿勢変更手段が、前記ローラの横外側に突設した支軸に摺接して前記ローラを摩擦作用により自転させる摺接体を備えて構成されている請求項1記載の果菜類の検査装置。 - 前記搬送コンベアが、複数の検査対象物を搬送方向に沿って一列状に並ぶ状態で連続的に載置搬送するように構成され、
前記光量計測手段が、前記搬送コンベアにて搬送される複数の検査対象物から放出される前記透過光の単位表面部分毎の強さを二次元の画像情報として計測するように構成されている請求項1又は2記載の果菜類の検査装置。
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