JP2005010036A - 外観検査装置 - Google Patents

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良治 野上
Kazuaki Yamada
和明 山田
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JTEKT Machine Systems Corp
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Abstract

【課題】暗く映る範囲を持つワークであっても外観検査が行えるようにする。
【解決手段】検査対象物Wの外観を検査するための外観検査装置1であって、搬送方向Aに並んだ複数の前記検査対象物Wを搬送する搬送部5と、搬送されている前記検査対象物Wに異なる照度で光を照射可能な照明部3と、前記照明部3による第1の照度での第1撮像と、第1の照度とは異なる第2の照度で前記第1撮像後に行う第2撮像と、が可能である撮像部2と、前記第1撮像及び第2撮像によって得られた画像に基づき、検査対象物の外観検査処理を行う処理部4と、を備えている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、検査対象物の外観検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コロやローラなどの円柱状のワークに照明をあて、ワークをその中心軸まわりに回転させながらカメラによってワークを撮像し、画像処理によってワーク外周面にある欠陥を検出する外観検出装置が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−98643号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の外観検査装置では、ワークの撮像範囲がフラットでなくクラウニング部などの傾斜面を持ち、この傾斜があまりにもきつい場合、カメラで撮像すると、傾斜面はワーク表面状態を検出できないほど暗く映る。したがって、傾斜がきつい場合、その傾斜面は外観検査を行うことができなかった。
一方、傾斜がきつい範囲が明るくなるまで照明の強度を上げれば、傾斜面の外観検査が可能となるが、傾斜が小さい範囲は照度が強すぎてカメラで得られた画像中では白飛びが生じて、傾斜が小さい範囲の外観検査が行うことができなくなる。
そこで、本発明の課題は、暗く映る範囲を持つワークであっても外観検査が行えるようにすることである。また、本発明の他の課題は、暗く映る範囲の外観検査が行えるようにしても検査サイクルタイムが大きくなるのを防止することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、検査対象物の外観を検査するための外観検査装置であって、搬送方向に並んだ複数の前記検査対象物を搬送する搬送部と、搬送されている前記検査対象物に異なる照度で光を照射可能な照明部と、前記照明部による第1の照度での第1撮像と、第1の照度とは異なる第2の照度で前記第1撮像後に行う第2撮像と、が可能である撮像部と、前記第1撮像及び第2撮像によって得られた画像に基づき、検査対象物の外観検査処理を行う処理部と、を備えていることを特徴とする。
【0006】
検査対象物が暗く映る範囲を持っていても、第1照度又は第2照度のいずれかを暗く映る範囲に適した照度とし、他方の照度を明るく映る範囲に適した照度としておくことで、検査対象物の全体を適切に撮像できる。また、搬送部によって複数の検査対象物が次々と搬送されているため、連続した効率のよい検査が可能であり、撮像回数を増やしても検査サイクルタイムの増大を防止することができる。
【0007】
前記撮像部は、搬送方向に複数の前記検査対象物を撮像可能な撮像範囲を有し、前記搬送部によって前記検査対象物が前記撮像範囲内を移動する間に、前記第1撮像及び前記第2撮像を行うのが好ましい。搬送部によって移動している検査対象物が、撮像部の撮像範囲内を移動する間に第1撮像及び第2撮像を行うことで、第1撮像及び第2撮像を共通の撮像部によって行うことができ、装置構成が簡素になる。
【0008】
前記撮像部は、第1撮像によって得られる画像中の検査対象物と、その後の第2撮像によって得られる画像中の検査対象物との間で、共通する検査対象物を複数含むように撮像を行うのが好ましい。この場合、1回の第1撮像と1回の第2撮像で複数の検査対象物の検査が可能となり、一つの検査対象物を検査するのに第1撮像及び第2撮像という複数回の撮像を行っても、全体として撮像回数を抑制して検査サイクルタイムの増大を防止できる。
【0009】
前記処理部は、第1撮像における画像取り込み処理と、第2撮像で取り込んだ画像に基づく外観検査処理と、を並列的に行うとともに、第2撮像における画像取り込み処理と、第1撮像で取り込んだ画像に基づく外観検査処理と、を並列的に行う、のが好ましい。
画像取り込み処理と外観検査処理とを並列的に行うことで、第1撮像と第2撮像を行っても処理時間の増大を防止できる。
【0010】
他の観点からみた本発明は、検査対象物の外観を検査するための外観検査装置であって、搬送方向に並んだ複数の前記検査対象物を搬送する搬送部と、搬送されている前記検査対象物を回転させる回転部と、搬送されている前記検査対象物に異なる照度で光を照射可能な照明部と、前記検査対象物が前記回転部によって少なくとも一回転する間において前記照明部による第1の照度で撮像する第1撮像と、前記第1撮像後に前記検査対象物が前記回転部によって少なくとも一回転する間において前記第1の照度とは異なる第2の照度で撮像する第2撮像と、が可能であって、前記第1撮像と前記第2撮像ではそれぞれ2個以上の前記検査対象物の画像を取り込む撮像部と、前記第1撮像及び第2撮像によって得られた画像に基づき、検査対象物の外観検査処理を行う処理部と、を備えていることを特徴とする外観検査装置である。
【0011】
他の観点からみた本発明においては、回転しながら搬送される検査対象物に対し照度が異なる第1撮像と第2撮像とが行われ、暗く映る範囲があっても適切に撮像できる。ここで、第1撮像と第2撮像は、それぞれ検査対象物が少なくとも一回転する間において行われるため、第1撮像及び第2撮像を行うと、少なくとも2回転分の時間が必要となるが、第1撮像及び第2撮像では、それぞれ2個以上の検査対象物の画像を取り込むため、全体としてサイクルタイムの増大が防止される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、外観検査装置1は、搬送されている検査対象物(以下、「ワーク」という)Wを撮像する撮像部2と、撮像部2による撮像範囲におけるワークWへ光を照射する照明部3と、撮像部2からの画像の取り込み処理及び画像処理等を行う処理部4と、を備えている。図2に示すように、検査対象であるワークWは、クラウニングコロ等の略円柱状の部品であり、円柱軸心方向Xの中間範囲にあって平面視において平坦な平坦部Waと、軸心方向Xの両端範囲にあるクラウニング部として形成された傾斜部Wbとを有している。
【0013】
また、外観検査装置1は、ワークWを撮像部2による撮像範囲へ送る搬送部5と、撮像範囲にあるワークWを回転させる回転部6と、を備えている。ワークWは、搬送部5及び回転部6によって、複数個が軸心方向Xに整列した状態で軸心方向Xの搬送方向Aに送られながら軸心回りに回転する。
【0014】
搬送部5は、回転部6の上流側に位置しており、ワークWを下流側の回転部6側へ送り出すものである。この搬送部5は、ワーク搬送ベルト8と、ワーク押出ローラ9とを具備しており、整列した複数のワークWの下側に配置された搬送ベルト8と、ワークWの上側に配置された押出ローラ9と、でワークWを挟み込むように配置されている。両者8,9の回転によって、軸心方向Xに整列したワークWは、撮像部2による撮像範囲へ向けて搬送方向A側へ送り出され、撮像範囲を通り抜ける。すなわち、この外観検査装置1は、スルーフィード方式となっている。なお、搬送部5は、左右からワークWを挟み込んで回転することによってワークWを送り出すものであってもよく、その具体的構成は限定されない。
【0015】
この搬送部5は、ワークWを止めることなくほぼ一定の速度で連続的に送る。したがって、ワークWが撮像部2の撮像範囲に来ても、ワークWは停止せず、常時移動して撮像範囲を通り抜ける。このため、ワークWは撮像範囲を次々に通過して効率よく検査をすることができる。
【0016】
回転部6は、搬送部5から送られてきたワークWを軸心X回りに回転させるものであり、軸心がワークWの軸心方向Xと同方向に向けられた一対のワーク回転ローラ10,10を備えている。一対の回転ローラ10,10は、水平方向に並置されており、同方向に回転駆動される。ワークWは、搬送部5によって一対の回転ローラ10,10上に押し出され、回転ローラ10,10の回転によって所定方向に回転する。また、回転ローラ10,10上に押し出されたワークWは、後方のワークWによって搬送方向Aに押されることで、回転ローラ10,10上を搬送方向Aに移動する。すなわち、ワークWは、回転部6において、軸心回りに回転しながら搬送方向Aに移動する。
【0017】
なお、本実施形態では、搬送部5と回転部とを別々の機構によって構成したが、ワークWの搬送機能と回転機能とを一体化した単一の機構によって構成してもよい。
【0018】
前記撮像部2は、回転しながら搬送されているワークWを撮像できるように、回転部6の上方に配置されている。この撮像部2は、ラインセンサカメラによって構成されており、走査方向がX方向に一致するように設けられ、ワークWの頂部付近のX方向の線画像を取得する走査を行う。X方向の走査は、繰り返し行われるため、ワークWの回転に伴い、撮像部2はワークWの周方向に異なる位置を走査する。したがって、ワークWが1回転するとワークW外周面を展開した2次元画像が得られる。なお、ワークWが回転とともにX方向へ移動しているために取得した画像はX方向へ傾いたものとなっているが、画像の座標変換などで必要に応じて傾きを補正すればよい。
【0019】
図3に示すように、撮像部2は、1度の撮像で搬送方向に並んだ複数のワークWの画像が取得できるように撮像範囲(X方向への走査範囲)Sが設定されている。撮像範囲は、1度の撮像において検査対象となるワークWの個数M(ここではM=2個;詳細は後述)よりも1個多い数(M+1=3個)乃至2個多い数(M+2=4個)のワークWを撮像可能に設定されているのが好ましい。なお、図3では、検査対象ワーク数M=2に対し、撮像範囲Sは、ワーク3個分より大きくワーク4個分よりもやや小さい長さに設定されており、3個のワークW全体を撮像可能となっている。
【0020】
前記照明部3は、前記撮像範囲Sに入るワークWをカバーするように光を照射可能となっている。この照明部3は、バー状に配列されたLEDなどから構成されており、平坦部Waに適した通常の照度である第1照度と、暗く映る範囲である傾斜部Wbに適するように第1照度よりも明るい第2照度と、を切り替えて光を照射可能になっている。ワークWを第1照度で照らして撮像すると、平坦部Waについては外観検査に適した画像が得られるが、傾斜部Wbは暗く映り外観検査に適した画像が得られない。また、ワークWを第2照度で照らして撮像すると、傾斜部Wbについては外観検査に適した画像が得られるが、平坦部Waは白飛びして外観検査に適した画像は得られない。なお、照明部3における第1照度と第2照度の切替は、処理部4からの指令によって自動的に行われる。
【0021】
外観検査装置1は、撮像部2による撮像タイミングや照明部3における照度の切替タイミングを取得するためのタイミング取得部としてワーク間検出部12を備えている。ワーク間検出部12は、撮像部2よりも搬送方向A後方側に配置されており、検出位置13を通過するワーク隙間部を検知するための接触センサや光センサなどで構成される。この検出位置13をワーク隙間部が通過すると、ワーク間検出部12は、処理部4に対してワーク間を検出したことを示す検出信号を出力する。ワーク間を検出することで、ワーク1個分の移動時間ごとのタイミングが得られ、ワークWの移動速度が変化しても、常にワーク1個分移動時間に相当するタイミングが得られる。なお、前記タイミングは、撮像部2によって得られた画像に基づいてワーク間位置を検出することで取得してもよい。
【0022】
以下、図3及び図4に基づき、ワークWの外観検査に関連した処理について説明する。図3では、ワークWは、搬送方向A(図3の右から左)へワークW1、ワークW2、ワークW3、ワークW4,・・の順番で撮像範囲Sに入ってくる。
撮像部2は、第1照度(通常の明るさ)によって平坦部Wa検査用の画像を取得するための第1撮像と、第2照度(強い明るさ)によって傾斜部Wb検査用の画像を取得するための第2撮像とを交互に行う。最初の第1撮像T1−1では、撮像範囲S内にワークW1及ワークW2が完全に入っている。次の第2撮像T2−1では、ワークが搬送方向Aに1個分ずれており、撮像範囲S内にワークW1、ワークW2及びワークW3が完全に入っている。さらに次の第1撮像T1−2では、ワークが搬送方向Aにさらに1個分ずれており、撮像範囲S内にワークW2、ワークW3、ワークW4が完全に入っている。
【0023】
第1撮像及び第2撮像は、ワーク間検出部12によって得られたタイミングで行われる。具体的には、ワーク間検出部12によって得られたタイミングに応じて、処理部4が撮像部2に撮像トリガ信号を送信することによって各撮像が開始される。つまり、最初の撮像トリガで第1撮像T1−1が開始され、次の撮像トリガで第2撮像T2−1が開始され、以後、撮像トリガ毎に第1撮像と第2撮像とが交互に繰り返される。
【0024】
ここで、ワークWの搬送方向Aへの移動速度と軸心Xまわりの回転速度とは、ワーク1個分の移動時間よりもワーク1回転に要する時間の方が小さくなるように設定されている。したがって、第1撮像開始後にワークが1回転して第1撮像が完了した後に第2撮像が行われることが保証され、また、第2撮像開始後にワークが1回転して第2撮像が完了した後に第1撮像が行われることが保証されている。
【0025】
撮像トリガはワーク1個分の移動時間毎に発生するため、図3に示すように、各撮像タイミングにおけるワークの位置は、ワーク1個分ずれているだけで揃っており、撮像範囲S内に完全に入っているワークは、第1位置P1、第2位置P2、第3位置P3のいずれかの位置に存在する。
【0026】
第1撮像及び第2撮像では、第1〜第3位置P1,P2,P3にあるすべてのワークが撮像されるが、処理部4は、第1撮像で得られた画像については、第1位置P1及び第2位置P2にあるワークを検査処理対象とし、第2撮像で得られた画像については、第2位置P2及び第3位置P3にあるワークを検査処理対象とする。以下では、第1位置P1及び第2位置を第1撮像検査対象範囲S1といい、第2位置P2及び第3位置P3を第2撮像検査対象範囲S2という。第1撮像検査対象範囲S1と第2撮像検査対象範囲S2とは、第2位置P2においてワーク1個分重複している。このように、一つの撮像部2によって得られた画像中に第1撮像検査対象範囲S1と第2撮像検査対象範囲S2が設定されているため、一つの撮像部2で足り、構成が簡素になっている。
【0027】
処理部4は、最初の第1撮像T1−1では、ワークW1及びワークW2の平坦部検査用の画像を取り込み、次の第1撮像T1−2では、ワークW3及びワークW4の平坦部検査用の画像を取り込む。また、処理部4は、最初の第2撮像T2−1では、ワークW1及びワークW2の傾斜部検査用の画像を取り込み、次の第2撮像T2−2(図3では図示せず)では、ワークW3及びW4の傾斜部検査用の画像を取り込む。
【0028】
図4は、処理部4における、画像取込処理と外観検査のための画像処理との処理タイミングを示している。処理部4は、第1撮像によって得た画像を取り込む第1バッファ(第1記憶部)B1と、第2撮像によって得た画像を取り込む第2バッファ(第2記憶部)B2と、を具備しており、第1バッファB1に関連する処理と、第2バッファB2に関連する処理とが、並列的に処理される。このように、複数のバッファ(記憶部)を備えていることで、複数の画像を並列的に処理でき、2回の撮像を行っても、サイクルタイムの増大が抑えられている。
【0029】
具体的には、最初の撮像トリガによって、最初の第1撮像T1−1が開始すると、撮像部2からの画像が第1バッファB1に取り込まれる。第1バッファB1への画像取込処理は、ワークWが少なくとも一回転する間行われ、ワークWが一回転することでワークW外周面全体の外観画像が得られる。
その後、次の撮像トリガが生じると、第2撮像T2−1が開始し、撮像部2からの画像が第2バッファB2に取り込まれる。この第2バッファB2への画像取込処理と並列的に、第1バッファB1に取り込まれた画像に対する外観検査処理(画像処理)F−1が行われる。第1バッファB1の画像に対する外観検査処理F−1では、画像の第1撮像検査対象範囲S1(位置P1,P2)のワークW1,W2の平坦部Waに対する外観検査処理を行う。外観検査処理は、画像処理によって画像中から傷などを抽出することによって行う。
【0030】
さらに次の撮像トリガが生じると、2回目の第1撮像T1−2が開始し、撮像部2からの画像が第1バッファB1に取り込まれる。この第1バッファB1への画像取込処理と並列的に、第2バッファB2に取り込まれた画像に対する外観検査処理(画像処理)C−1が行われる。第2バッファB2の画像に対する外観検査処理C−1では、画像の第2撮像検査対象範囲S2(位置P2,P3)のワークW1,W2の傾斜部Wbに対する外観検査処理を行う。第1撮像と第2撮像は異なるタイミングで行われているが、第1撮像検査対象範囲S1と第2撮像検査対象範囲S2に存在するワークW1,W2は共通のものであるため、第1撮像と第2撮像によって2つのワークW1,W2の平坦部Wa及び傾斜部Wbの画像が得られる。
【0031】
以上の処理によって2個分のワークW1,W2全体への外観検査処理F−1,C−1が完了する。傾斜部Wbの外観検査処理の後に、各ワークW1,W2が良品か否かの判定処理を行う。判定処理は、例えば、傷の数が許容範囲を超えるか否かによって行う。
以後、同様な並列処理が行われ、後続するワークW3,W4・・への外観検査が行われる。このように、画像取込処理と外観検査処理及び判定処理とが並列的に行われるため、サイクルタイムの増大が抑えられている。
【0032】
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、照明部に関しては、第1照度を傾斜部に適した照度とし、第2照度を平坦部に適した照度としてもよい。撮像部に関しては、ラインセンサカメラ以外のものであってもよく、例えば2次元画像が得られるカメラであってもよい。検査対象物に関しては、円柱状のものに限らず、単一照度では明るく映る範囲と暗く映る範囲が存在するものであればよい。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、検査対象物が暗く映る範囲を持っていても、第1照度又は第2照度のいずれかを暗く映る範囲に適した照度とし、他方の照度を明るく映る範囲に適した照度としておくことで、検査対象物の全体を適切に撮像できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】外観検査装置の模式図である。
【図2】検査対象物の側面図である。
【図3】撮像範囲を示す図である。
【図4】画像取込処理及び外観検査処理の並列タイムチャートである。
【符号の説明】
1 外観検査装置
2 撮像部
3 照明部
4 処理部
5 搬送部
6 回転部
A 搬送方向
W ワーク

Claims (5)

  1. 検査対象物の外観を検査するための外観検査装置であって、
    搬送方向に並んだ複数の前記検査対象物を搬送する搬送部と、
    搬送されている前記検査対象物に異なる照度で光を照射可能な照明部と、
    前記照明部による第1の照度での第1撮像と、第1の照度とは異なる第2の照度で前記第1撮像後に行う第2撮像と、が可能である撮像部と、
    前記第1撮像及び第2撮像によって得られた画像に基づき、検査対象物の外観検査処理を行う処理部と、
    を備えていることを特徴とする外観検査装置。
  2. 前記撮像部は、搬送方向に複数の前記検査対象物を撮像可能な撮像範囲を有し、前記搬送部によって前記検査対象物が前記撮像範囲内を移動する間に、前記第1撮像及び前記第2撮像を行うことを特徴とする請求項1記載の外観検査装置。
  3. 前記撮像部は、第1撮像によって得られる画像中の検査対象物と、その後の第2撮像によって得られる画像中の検査対象物との間で、共通する検査対象物を複数含むように撮像を行うものであることを特徴とする請求項1又は2記載の外観検査装置。
  4. 前記処理部は、第1撮像における画像取り込み処理と、第2撮像で取り込んだ画像に基づく外観検査処理と、を並列的に行うとともに、
    第2撮像における画像取り込み処理と、第1撮像で取り込んだ画像に基づく外観検査処理と、を並列的に行う、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の外観検査装置。
  5. 検査対象物の外観を検査するための外観検査装置であって、
    搬送方向に並んだ複数の前記検査対象物を搬送する搬送部と、
    搬送されている前記検査対象物を回転させる回転部と、
    搬送されている前記検査対象物に異なる照度で光を照射可能な照明部と、
    前記検査対象物が前記回転部によって少なくとも一回転する間において前記照明部による第1の照度で撮像する第1撮像と、前記第1撮像後に前記検査対象物が前記回転部によって少なくとも一回転する間において前記第1の照度とは異なる第2の照度で撮像する第2撮像と、が可能であって、前記第1撮像と前記第2撮像ではそれぞれ2個以上の前記検査対象物の画像を取り込む撮像部と、
    前記第1撮像及び第2撮像によって得られた画像に基づき、検査対象物の外観検査処理を行う処理部と、
    を備えていることを特徴とする外観検査装置。
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